JP7286936B2 - コイル装置、パルストランスおよび電子部品 - Google Patents

コイル装置、パルストランスおよび電子部品 Download PDF

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Description

本発明は、たとえばパルストランスなどとして用いられるコイル装置および電子部品に関する。
パルストランスなどとして用いられるコイル装置としては、特許文献1に示すコイル装置が知られている。この従来のコイル装置では、実装面を有する端子電極に対して、コイルを形成するワイヤの端部が熱圧着により継線されている。
しかしながら、特許文献1に記載の従来のコイル装置では、ワイヤを被覆している被膜の一部が熱圧着の際に被膜カスとして端子電極の実装面に残るおそれがある。その結果、コイル装置を基板に実装するとき、端子電極の実装面と基板とを接続するハンダなどの接続部材にボイドなどが発生し、ボイドからクラックが発生して接続信頼性を低下させるおそれがある。
また、熱圧着による継線時の熱の影響で、電極端子の実装面でのSn層が溶けて少なくなり、その結果、ハンダなどの接続部材と端子電極との密着性が悪くなり、接合強度が低下するおそれがある。このような不都合は、コイル装置以外で、ワイヤのリードが接続される端子電極を有するその他の電子部品でも生じるおそれがある。
特開2018-78155号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、接合強度が高く、しかも接合信頼性が高いコイル装置、パルストランスおよび電子部品を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るコイル装置は、
巻芯部と鍔部とを有するコア部材と、
前記巻芯部に巻回されるワイヤと、
前記鍔部に具備され、前記ワイヤのリードが接続された端子電極と、を有するコイル装置であって、
前記リードが接続された前記端子電極の表面に、接合容易化層がストライプ状に形成されている。
本発明に係るコイル装置では、ワイヤのリードが接続された端子電極の表面に接合容易化層がストライプ状に形成されている。接合容易化層は、たとえばSn層などで構成され、ハンダなどの接続部材との密着性を向上させる最表面層である。そのため、コイル装置を基板に実装する際に、端子電極とハンダなどの接続部材との密着性が良好となり、接合強度(固着強度)が向上する。
ストライプ状の接合容易化層は、たとえばワイヤのリードが接続された端子電極の表面をレーザ照射することで得られる。すなわち、好ましくは、前記ストライプ状の接合容易化層は、レーザ痕として端子電極の表面に表れている。レーザ照射により、ワイヤのリードを端子電極に熱圧着した際に生じていた被膜カスは、ほとんど取り除かれている。そのため、コイル装置を基板に実装するとき、端子電極の実装面と基板とを接続するハンダなどの接続部材にボイドなどが発生し難く、クラックの発生が抑制され、接続信頼性が向上する。
前記接合容易化層のストライプの長手方向と前記リードの長手方向とは、一致していてもよい。この場合には、レーザの主走査方向がリードの長手方向と一致し、リードの長手方向に沿って付着している被膜カスは、効率的に取り除かれる。また、前記接合容易化層は、前記リードの両側に形成されていてもよい。この場合には、リードの両側に沿って付着している被膜カスは、効率的に取り除かれる。
前記端子電極の表面に、前記接合容易化層の下の下地層のストライプパターンが露出していてもよい。下地層は、たとえば、Ni,AgまたはCuの層である。この場合でも、ワイヤのリードを端子電極に熱圧着した際に生じていた被膜カスは、ほとんど取り除かれている。
また、本発明の第2の観点に係るコイル装置は、
巻芯部と鍔部とを有するコア部材と、
前記巻芯部に巻回されるワイヤと、
前記鍔部に具備され、前記ワイヤのリードが接続された端子電極と、を有するコイル装置であって、
前記リードが接続された前記端子電極の表面にストライプ状のレーザ痕が形成されている。
本発明の第2の観点に係るコイル装置では、リードが接続された前記端子電極の表面にストライプ状のレーザ痕が形成されている。すなわち、レーザ照射により、ワイヤのリードを端子電極に熱圧着した際に生じていた被膜カスは、ほとんど取り除かれている。そのため、コイル装置を基板に実装するとき、端子電極の実装面と基板とを接続するハンダなどの接続部材にボイドなどが発生し難く、クラックの発生が抑制され、接続信頼性が向上する。
また、レーザ痕がストライブ状に形成されているため、レーザにより除去されなかった最表面のSn層などの接合容易化層がストライプ状に残され、ハンダなどの接続部材との密着性を向上させる。そのため、コイル装置を基板に実装する際に、端子電極とハンダなどの接続部材との密着性が良好となり、接合強度(固着強度)が向上する。
端子電極は、実装部に連続して形成される設置部をさらに有してもよい。端子電極の設置部を鍔部に固定することで、端子電極の実装部は、鍔部に対して固定する必要がなくなり、実装後のコイル装置の耐熱衝撃特性などが向上する。また、端子電極の実装部を鍔部に接着固定しないことにより、コイル装置の実装面のコプラナリティ(平面度)を向上させることができる。
好ましくは、端子電極の実装部の巻芯部側の縁部と、鍔部の巻芯部側の内側面との間には、鍔部の外周面が露出している露出面が形成してある。さらに好ましくは、前記露出面は、面取りしてある。このように構成することで、ワイヤの端部が継線部の巻芯部側の縁部に当接する角度を大きくすることが可能になり、ワイヤの端部に対するダメージを低減することができる。
前記鍔部に具備される複数の前記端子電極の内の一つは、他の端子電極の継線部の幅よりも広い幅の幅広継線部を有し、当該幅広継線部には、二本以上のワイヤの端が、前記鍔部の外周方向に並んで接続されてもよい。
本発明に係るパルストランスは、上記したいずれかのコイル装置を有する。
また、本発明に係る電子部品は、
リードが外部に引き出されている素子本体と、
前記素子本体の外面に具備される端子電極と、を有する電子部品であって、
前記リードが接続された前記端子電極の表面に、接合容易化層がストライプ状に形成されている。あるいは、リードが接続された前記端子電極の表面にストライプ状のレーザ痕が形成されている。
本発明に係る電子部品では、リードが接続された端子電極の表面に接合容易化層がストライプ状に形成されている。ストライプ状の接合容易化層は、たとえばワイヤのリードが接続された端子電極の表面をレーザ照射することで得られる。すなわち、好ましくは、前記ストライプ状の接合容易化層は、レーザ痕として端子電極の表面に表れている。レーザ照射により、ワイヤのリードを端子電極に熱圧着した際に生じていた被膜カスは、ほとんど取り除かれている。そのため、コイル装置を基板に実装するとき、端子電極の実装面と基板とを接続するハンダなどの接続部材にボイドなどが発生し難く、クラックの発生が抑制され、接続信頼性が向上する。
また、レーザ痕がストライブ状に形成されているため、レーザにより除去されなかった最表面のSn層などの接合容易化層がストライプ状に残され、ハンダなどの接続部材との密着性を向上させる。そのため、コイル装置を基板に実装する際に、端子電極とハンダなどの接続部材との密着性が良好となり、接合強度(固着強度)が向上する。
図1は本発明の一実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図2Aは図1のIIの部分の部分平面図であって、端子電極にワイヤのリードを配置した状態を示す図である。 図2Bは図1のIIの部分の部分平面図であって、端子電極にワイヤを熱圧着した状態を示す図である。 図2Cは図1のIIの部分の部分平面図であって、ワイヤを熱圧着した端子電極にレーザーを照射した状態を示す図である。 図3Aは図2Bに対応し、端子電極にワイヤを熱圧着した状態を示す写真である。 図3Bは図2Cに対応し、ワイヤを熱圧着した端子電極にレーザーを照射した状態を示す写真である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、コイル装置1は、たとえばパルストランスとして用いられる表面実装型のコイル部品である。コイル装置1は、ドラム型のコア部材としてドラムコア10と、コイル部30と、端子電極51~56とを有する。
コイル装置1は、図1においてZ軸方向の上面が、コイル装置1を基板などに実装するときの実装面となる。なお、以下の説明では、コイル装置1のコイル部30の巻軸と平行な軸をX軸、コイル装置1の高さ方向に平行な軸をZ軸、X軸およびZ軸に略垂直な軸をY軸とする。
コイル装置1は、その外形寸法は特に限定されないが、たとえばX軸長さが2.0~6.0mmで、Y軸幅が2.0~6.0mmで、Z軸高さが1.0~4.0mmである。
ドラムコア10は、コイル部30が巻回されている巻芯部11(図1においてコイル部30の内部に位置する棒状部分)と、巻芯部11のX軸方向の両端に設けられる1対の鍔部12,12とを有する。巻芯部11の断面形状は、本実施形態では略四角形であるが、その他の多角形あるいは円形または楕円形でもよく特に限定されない。図1に示すように、2個の鍔部12,12の外形形状は、ともに同一形状の略直方体であるが、これらは相互に形状またはサイズが異なっていてもよい。
ドラムコア10は、磁性体で構成され、たとえば、比較的透磁率の高い磁性材料、たとえばNi-Zn系フェライトや、Mn-Zn系フェライト、あるいは金属磁性体などの磁性粉体を含む。
2個の鍔部12,12は、X軸方向に所定の間隔を空けて、互いに略平行になるように配置されている。巻芯部11のX軸方向の両端は、一対の鍔部12,12の対向する内側面13,13の各Y軸方向の中央部に接続している。鍔部12,12の実装側面20,20は、凹凸の無い平らな面に構成されている。
鍔部12,12のそれぞれにおいて、一方の鍔部12の実装側面20には、3つの第1~第3端子電極51~53が形成されており、他方の鍔部12の実装側面20には、3つの第4~第6端子電極54~56が配置してある。
ドラムコア10の巻芯部11には、コイル部30が形成されている。本実施形態において、コイル部30は、巻芯部11に巻回された4本のワイヤ31~34により構成されており、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32とがパルストランスとしての一次コイルを構成し、第3ワイヤ33と第4ワイヤ34とが二次コイルを構成している。一次コイルを形成する第1ワイヤ31と第2ワイヤ32とは逆方向に巻回してあり、二次コイルを形成する第3ワイヤ33と第4ワイヤ34とは逆方向に巻回してある。
このように巻回された4本のワイヤ31~34の各端部31a~34a,31b~34bは、ドラムコア10の鍔部12,12に配置された端子電極51~56に、それぞれ熱圧着により継線されている。
具体的には、第1ワイヤ31の一方の端部31aは第1端子電極51に継線され、第2ワイヤ32の一方の端部32aは第2端子電極52に継線され、第3ワイヤ33と第4ワイヤ34の一方の端部33a,34aはともに第3端子電極53に継線される。
また、第1ワイヤ31と第2ワイヤ32の他方の端部31b,32bはともに第6端子電極56に継線され、第3ワイヤ33の他方の端部33bは第5端子電極55に継線され、第4ワイヤ34の他方の端部34bは第4端子電極54に継線される。
ワイヤ31~34を、このような構成で巻回し、端子電極51~56に継線することにより、第1端子電極51と第2端子電極52とが一次コイル側端子(入力側端子)となり、第4端子電極54と第5端子電極55とが二次コイル側端子(出力側端子)となる。また、第3端子電極53および第6端子電極56は、それぞれ、一次コイル側(入力側)および二次コイル側(出力側)の中間タップとなる。
端子電極54~56について、図1に示すように、端子電極51~56の巻芯部11側の縁部67と、鍔部12の巻芯部11側の内側面13との間には、鍔部12の外周面が露出した露出面23a~23cが形成してあり、露出面23a~23cは、面取りしてある。このように構成することで、ワイヤ31~34の端部が実装部65の巻芯部11側の縁部67に当接する角度を大きくすることが可能になり、ワイヤ31~34の引出端部(リード)に対するダメージを低減することができる。
各ワイヤ31~34は、被覆導線で構成してあり、たとえば、銅(Cu)などの良導体からなる芯材を、イミド変成ポリウレタンなどからなる絶縁材で覆い、さらに最表面をポリエステルなどの薄い樹脂膜で覆っている。ただし、ワイヤ31~34の芯材や被膜材の材質はこれに限られない。
また、各ワイヤ31~34の線径、巻回数、巻線方法、コイル部30における巻回されるワイヤの層数などは、求められるコイル装置1の特性に応じてワイヤごとに決定してよい。本実施形態においては、各ワイヤ31~34の線径および巻回数は同じであり、同じ方向に巻かれる一対のワイヤ31および33(または32および34)毎に巻回してあり、コイル部30においては、たとえば4本のワイヤが2層に巻回されている。
端子電極51~56は、それぞれ金属板状の端子部材を折曲成形で一体に成形してある。端子部材は、たとえば銅、銅合金などの金属、あるいはその他の導電板で構成してある。
本実施形態では、各端子電極51~56は、それぞれ同じサイズと形状を有し、それぞれが、実装部65と、設置部66とを有する。ただし、二つのワイヤの端部がそれぞれ接続される端子電極53および56の実装部65は、他の端子電極51,52,54,55の実装部65に比較して、Y軸方向の幅を大きくしてもよい。
設置部66は、実装部65のX軸方向の一方側で、実装部65の端部からZ軸の下方に折り曲げられるように連続的に形成してある。
設置部66のZ軸方向の高さz1は、ドラムコア10の鍔部12のZ軸方向の高さz0と同等またはそれより短いことが好ましく、z1/z0は、好ましくは、0.2~1である。設置部66のY軸方向の幅は、本実施形態では、実装部65の軸方向の幅と同じであるが、実装部65の軸方向の幅より大きくてもよいし、小さくてもよい。
実装部65のX軸方向長さx1は、ドラムコア10の鍔部12のX軸方向の幅x0との関係で決定される。すなわち、端子電極の実装部65の巻芯部側の縁部67と、鍔部12の巻芯部側の内側面13との間に、実装側面20の一部(鍔部12の外周面の一部)が露出している露出面23a~23cが形成されるように、実装部65のX軸方向長さx1が決定される。
したがって、実装部65のX軸方向長さx1は、ドラムコア10の鍔部12の実装側面20のX軸方向幅x0と同等以下であることが好ましく、x1/x0は、好ましくは、1/3~10/10、さらに好ましくは、7/10~9.5/10である。端子電極51~56を構成する端子部材の板厚は特に限定されないが、好ましくは、50~100μmである。端子電極51~56を構成する端子部材の設置部66は、鍔部12,12の外側面14,14にそれぞれ接着などの手段で接合してある。
端子部材の実装部65は、鍔部12のZ軸方向の上面である実装側面20に対して接着されずに自由に移動可能であることが好ましい。実装部65を、鍔部12,12の実装側面20,20に接着固定しないことにより、コイル装置1の実装面のコプラナリティ(平面度)を向上させることができる。また、コイル装置1を基板などに実装した時の基板の歪みや振動などに対する耐性が向上し、実装信頼性を向上させることができる。
本実施形態において、実装部65は、実装側面20上に密着して配置してある。後工程で実装部65にワイヤ31~34の端部31a~34a,31b~34bを熱圧着することから、実装部65は実装側面20に密着してあることが好ましいが、多少隙間があってもよい。実装部65と実装側面20との間に隙間があることで、実装部65の弾性変形範囲が大きくなり、コイル装置1の基板などへの実装後の耐熱衝撃特性などが一層向上する可能性がある。また、隙間があることで、コイル装置1の実装面のコプラナリティ(平面度)を一層向上させることもできる。
図2Cに示すように、本実施形態では、ワイヤ31~34のリード(端部)31a~34a,31b~34bのいずれかがそれぞれ熱圧着により接合してある端子電極51~56の実装部65の表面には、ワイヤ31~34の芯線材料が露出している芯線露呈部75が表れる。また、端子電極51~56の実装部65の表面には、ストライプ状のレーザ痕71が形成してある。これらのレーザ痕71により、端子電極52の最表面層70がストライプ状に露呈し、実装部65の表面には、ストライプ状のSn層(接合容易化層)70aが形成してある。
本実施形態では、端子電極51~56の実装部65の表面では、接合容易化層としてのSn層70aのストライプの長手方向とリード31a~34a,31b~34bの長手方向(X軸方向)とは、一致している。また、端子電極51~56の実装部65の表面では、ストライプ状のSn層70aは、リード31a~34a,31b~34bのY軸方向の両側に形成されている。また、端子電極51~56の実装部65の表面には、Sn層70aの下の下地層73のストライプパターンが露出していてもよい。下地層は、たとえば、Ni,AgまたはCuの層である。
レーザ痕71のY軸方向のピッチ(レーザ光の走査ピッチに対応)sは、ワイヤ31~34の線径dとの関係で決定されるのが好ましく、本実施形態において、s/dは、1/1/10~3/1であり、好ましくは、1/3~1/1である。ワイヤ31~34の線径dは、好ましくは、30~80μmである。
このような構成のコイル部品1を製造する際は、まず、ドラムコア10に端子電極51~56を設置する。各端子電極51~56は、対応する端子部材の実装部65を実装側面20上に配置し、設置部66を接着剤により鍔部12,12の外側面14,14に接着することにより形成される。
なお、端子電極51~56の形成方法は、端子部材を設置する方法に限定されず、印刷または塗布された導電膜の焼付け処理、メッキ処理などにより形成してもよい。そのような方法でも、本実施形態と同様の端子電極を実装側面20,20に形成可能であると共に、実装側面20,20に露出面23a~23cを形成することも可能である。
ドラムコア10の鍔部のそれぞれに端子電極51~53および54~56を装着した後、次に、ドラムコア10を巻線機にセットし、ワイヤ31~34を所定の順序でドラムコア10の巻芯部11に巻回する。
巻線に際しては、ワイヤ31~34の端部31a~34aおよび31b~34bを、端子電極51~56の実装部65に熱圧着により固定する。たとえば、第2端子電極52の実装部65への第2ワイヤ32の端部32aの継線においては、図2Aに示すように、図示せぬ巻線機により引っ張られたワイヤ32の途中が第2端子電極52の実装部65に配置された状態で、上方より図示せぬヒータをワイヤ32および実装部65に圧接させて加熱する。
熱圧着により、ワイヤ32の被膜材は溶融あるいは剥離され、導体であるワイヤ32の芯材が露出し、ワイヤ32は端子電極52の実装部65に圧着されて電気的に接続される。
それぞれ3個の端子電極51~53または54~56が配置される鍔部12,12においては、一方の鍔部12について、それぞれ幅広の1つのヒータを用いて熱圧着してもよいし、単一のヒータで、熱圧着する位置を変えて4本のワイヤ31~34の熱圧着を行ってもよい。
また、幅広の1つのヒーターにより、同じ方向に巻回してあるワイヤ32および34の端部を、同時的に熱圧着することもできる。したがって、コイル装置1においては、ワイヤ31~34の端部31a~34a,31b~34bを端子電極51~56に熱圧着する工程を容易にすることもできると共に、製造装置を簡単にすることも可能である。
ワイヤ31~34の両端部31a~34a,31b~34bの端子電極51~56への熱圧着が終了した後、ワイヤ端部31a~34a,31b~34bの継線部分から先の不要部分を切断する。たとえば、第2端子電極52に圧着された第2ワイヤにおいては、図2Aに示すように、ワイヤ32の圧着部分(端部32a)より先の不要部分32cを、上方より降下させた図示せぬワイヤカッターにより切断し除外する。
ワイヤ31~34(図1参照)の両端部31a~34a,31b~34bの端子電極51~56への熱圧着、および、不要部分の切断が終了した後、端子電極51~56に対して、レーザによる表面処理を行う。
ワイヤ31~34の端部(リード)31a~34a,31b~34bが接続された端子電極51~56の表面には、たとえば、第2ワイヤ32を継線した第2端子電極52について、図2Bに示すように、ワイヤ32の被膜材(絶縁材)として使用されていた絶縁樹脂(ポリウレタンなど)の被膜カス78が残っている。被膜カス78が残っている箇所では、端子電極52の最表面層70が表面に露呈していない。最表面層70は、ハンダなどの接続部材との密着性を向上させる材料の層、すなわち、接合容易化層である。具体的には、たとえばハンダとの密着性に優れたSn層であるが、本実施形態ではSn層に限定されない。
図2Bにおいて、第2端子電極52の実装部65のワイヤ32のリード32aの位置には芯線露呈部75が形成されている。芯線露呈部75は、ワイヤ32の被膜材が溶融あるいは剥離され、導体であるワイヤ32の芯材(本実施形態ではCu)が露出した部分である。
端子電極52(51~56)の図2Bに示すような表面に、レーザー光を照射し、被膜カス78を消し飛ばし、端子電極52の表面に最表面層であるSn層を露呈させる。
レーザによる表面処理は、レーザ光を、ワイヤ32のリード32aの長手方向(X軸方向)に沿って所定のピッチで走査することにより行う。なお、レーザ光の走査方向(主走査方向)は、ワイヤ32のリード32aの長手方向に垂直な方向でもよいし、斜め方向でもよいが、ワイヤ32のリード32aの長手方向(X軸方向)が好ましい。
端子電極51~56(図1参照)の表面に対して、レーザ光による表面処理を施した結果、たとえば、第2ワイヤ32を継線した第2端子電極52について図2Cに示すように、ほとんどの被膜カス78が消し飛ばされ、端子電極52の表面にはストライプ状のレーザ痕71が形成される。このレーザ痕71により、端子電極52の最表面層70がストライプ状に露呈し、ストライプ状のSn層70aが形成される。
このように、レーザ光による端子電極51~56(図1参照)の表面処理により、端子電極51~56には、接合容易化層70aがストライプ状に形成される。換言すれば、端子電極51~56の表面においては、図2Cに示すように、レーザ痕71として、接合容易化層70aが形成される。その結果、表面処理後の端子電極51~56の表面には、被膜カス78の主な残存成分である炭素(C)がほとんど検出されない。
また、端子電極51~56の表面の一部には、図2Cに例示するように、ストライプ状の下地層(下地層のストライプパターン)73が露呈・形成されてもよい。下地層73は、端子電極51~56の最表面層70(Sn層)と端子電極51~56の基材との間にメッキなどにより形成され、Ag、NiあるいはCuなどの層である。
このように、端子電極51~56には、図2Aに示すように、リード32aは実装部65のY方向の略中央部に配置されて端子電極51~56に圧着され、図2Cに示すように、実装部65の全面(芯線露呈部75も含む)に、レーザによる表面処理が施され、芯線露呈部75のY方向の両側にストライプ状の接合容易化層70aが形成される。
レーザの種類や強度(波長、ピーク強度、パルス幅など)は、被膜カス78を消し飛ばすことが可能な程度に決定され、端子電極51~56の表面のSn層70をストライプ状に残す程度に弱い程度が好ましい。
図3Aは、図2Bに対応し、端子電極51~56を構成する端子部材にワイヤを熱圧着した状態を示す写真である。図3Aに示すように、端子部材にワイヤのリードを熱圧着した後には、ワイヤの芯材が露呈した芯線露呈部75の周囲に、ワイヤの被膜材(絶縁材)の被膜カス78が残り、端子部材の最表面層であるSn層70を覆っている。
図3Bは、図2Cに対応し、ワイヤを熱圧着した後の端子部材の表面(図3A参照)を、レーザにより表面処理した後の状態を示す写真である。図3Bに示すように、端子部材の表面は、被膜カス78がほぼ消し飛ばされ、ストライプ状のレーザ痕71が形成され、このレーザ痕71によるストライプ状のSn層70aが形成された状態となっている。ストライプ状のSn層70aは、端子電極の表面を、電子顕微鏡などで分析することで観察することもできる。また、下地層73のストライプパターンも、同様な方法で観察することができる。また、端子電極の表面に、炭素(被膜カス)がほとんど存在しないことも、同様な方法で観察することができる。
本実施形態のコイル装置1においては、図2Cに示すように、ワイヤ32(31~34)のリード32a(31a~34a,31b~34b)が接続された端子電極52(51~56)の表面にストライプ状の接合容易化層70aが形成されている。そのため、コイル装置1(図1参照)を回路基板(図示省略)などに実装するとき、端子電極51~56の実装部65と基板などとを接続するハンダなどの接続部材との密着性が良好となり、接合強度(固着強度)が向上する。
また、リード31a~34a,31b~34bを熱圧着した後の端子電極51~56の実装部65の表面を、レーザにより表面処理している。このため、図2Cに示すように、ストライプ状の接合容易化層70aは、端子電極52(51~56)の実装部65の表面にレーザ痕71と共に表れる。そのため、ワイヤ32(31~34)のリード32a(31a~34a,31b~34b)を端子電極52(51~56)の実装部65に熱圧着する際に生じる被膜カス78は、レーザによりほとんど取り除かれている。その結果、コイル装置1を回路基板などに実装するとき、端子電極51~56の実装面65と基板などとを接続するハンダなどの接続部材にボイドなどが発生するおそれが少なくなり、クラックの発生が抑制され、接続信頼性が向上する。
また、本実施形態のコイル装置1においては、図2Cに示すように、接合容易化層としてのSn層70aのストライプの長手方向とリード32a(31a~34a,31b~34b)の長手方向とが一致している。すなわち、レーザの主走査方向がリード32a(31a~34a,31b~34b)の長手方向と一致し、リード32a(31a~34a,31b~34b)の長手方向に沿って付着している被膜カスは、効率的に取り除かれている。また、接合容易化層としてのSn層70aは、リード32aのY軸方向の両側に形成されている。このため、リード32a(31a~34a,31b~34b)のY軸方向の両側に沿って付着している被膜カスは、効率的に取り除かれている。
また、本実施形態のコイル装置1においては、端子電極51~56の実装部65の巻芯部11側の縁部67と、鍔部12の巻芯部11側の内側面13との間には、鍔部12の外周面が露出している露出面23a~23cが形成してあり、露出面23a~23cは、面取りしてある。このように構成することで、ワイヤ31~34の端部が実装部65の巻芯部11側の縁部67に当接する角度を大きくすることが可能になり、ワイヤ31~34の引出端部(リード)に対するダメージを低減することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
上述した実施形態では、一対の鍔部12,12の実装側面20と反対側の面には、これらの鍔部12,12を磁気的に連絡する板状のコアが接合されていないが、板状のコアを接着などの手段で接合してもよい。
また、上述した実施形態では、入力側および出力側それぞれの中間タップとして第3端子電極53および第6端子電極56を形成しているが、用途によっては中間タップを省略してもよい。その場合には、第3端子電極53および第6端子電極56は不要となると共に、2本のワイヤによりコイル装置(パルストランス)を構成可能になる。さらに、上述した実施形態では、端子電極51~56は、ドラムコア10とは別の金属板部材として、鍔部12に取り付けたが、電極ペーストの焼き付け、メッキ、蒸着などの方法で、鍔部の外表面に直接に形成してもよい。
また、上述した実施形態では、LANケーブルなどを介したパルス信号の伝送に使用するパルストランスとして好適な装置として本発明を説明したが、本発明の用途はこれに限られない。本発明は、たとえばコモンモードフィルタなど他のコイル装置にも適用可能であると共に、熱圧着または熱圧着以外の方法によりワイヤのリードを端子電極に継線する全ての電子部品に適用可能である。
1…コイル装置
10…ドラムコア(コア部材)
11…巻芯部
12…鍔部
13…内側面
14…外側面
20…実装側面
23a~23c…露出面
30…コイル部
31~34…ワイヤ
31a~34a,31b~34b…端部(リード)
32c…不要部分
51~56…端子電極
65…実装部
66…設置部
67…継線部の縁部
70…最表面層(Sn層)
70a…ストライプ状のSn層
71…レーザ痕
73…下地層
75…芯線露呈部
78…被膜カス

Claims (8)

  1. 巻芯部と鍔部とを有するコア部材と、
    前記巻芯部に巻回されるワイヤと、
    前記鍔部に具備され、前記ワイヤのリードが接続された端子電極と、を有するコイル装置であって、
    前記端子電極は、金属製板状部材で構成されており、
    記端子電極の前記リードが接続された位置以外の前記端子電極の実装部の表面に、接合容易化層がストライプ状に形成されているコイル装置。
  2. 前記ストライプ状の前記接合容易化層は、レーザ痕として前記端子電極の表面に表れている請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記接合容易化層のストライプの長手方向と前記リードの長手方向が一致している請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記接合容易化層は、前記リードの両側に形成されている請求項3に記載のコイル装置。
  5. 前記端子電極の表面に、前記接合容易化層の下の下地層のストライプパターンが露出している請求項1~4のいずれかに記載のコイル装置。
  6. 巻芯部と鍔部とを有するコア部材と、
    前記巻芯部に巻回されるワイヤと、
    前記鍔部に具備され、前記ワイヤのリードが接続された端子電極と、を有するコイル装置であって、
    前記端子電極は、前記鍔部の凹凸の無い平らな外表面に直接に形成されており、
    記端子電極の前記リードが接続された位置以外の前記端子電極の実装部の表面にストライプ状のレーザ痕が形成されているコイル装置。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載のコイル装置を有するパルストランス。
  8. リードが外部に引き出されている素子本体と、
    前記素子本体の外面に具備される端子電極と、を有する電子部品であって、
    前記端子電極は、金属製板状部材で構成されており、
    記端子電極の前記リードが接続された位置以外の前記端子電極の実装部の表面に、接合容易化層がストライプ状に形成されている電子部品。
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