JP7285788B2 - シアメノシドi甘味料入り組成物及びその使用 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年5月19日に出願されたその全体が本明細書中に援用される米国仮特許出願第62/508,719号に対する優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、シアメノシドIを含有する甘味料組成物及び甘味料入り組成物(例えば、飲料など)、並びにその調製方法に関する。また本発明は、シアメノシドIを用いて甘味料入り組成物に糖様の香味及び経時的プロファイルを提供する方法にも関する。
発明の背景
スクロース、フルクトース及びグルコースなどの天然のカロリー糖は、飲料、食品、医薬品、及び口腔衛生/美容製品に好ましい味を提供するために用いられる。特にスクロースは消費者に好まれる味を付与する。スクロースは優れた甘味特性を提供するが、カロリーがある。
消費者需要を満たすために低カロリー及び無カロリー甘味料を含有する製品が導入されている。しかしながら、この種類の甘味料は、消費者を失望させ続けている点で天然のカロリー糖とは異なる。味ベースでは、ノンカロリー又は低カロリー甘味料は、糖とは異なる経時的プロファイル、最大応答、香味プロファイル、口あたり、及び/又は適応挙動を示す。具体的には、ノンカロリー又は低カロリー甘味料は、甘味の立ち上がりの遅れ、残存する甘味の後味、苦味、金属的な味、渋味、清涼味及び/又は甘草様の味を示す。供給源ベースでは、多くのノンカロリー又は低カロリー甘味料は合成化学物質である。スクロースのような味がする天然のノンカロリー又は低カロリー甘味料で甘味付与された製品への願望は依然として高いままである。
ステビア抽出物及びモンクフルーツ抽出物からの特定の化合物を含む、天然源から同定された特定の化合物は、甘味料として提唱されている。しかしながら、これらの化合物は予測できない味特性を有することが知られており、多くは、味プロファイルが好ましくないために甘味料入り製品において使用できない。
スクロースと同様の経時的及び香味プロファイルを提供する天然のカロリー低下又はノンカロリー甘味料で甘味付与された飲料などの製品を開発することが依然としてさらに必要とされている。
発明の概要
シアメノシドIを含む飲料又は飲料製品、及びその製造方法が本明細書において提供される。有利に、飲料/飲料製品は、糖様の香味及び経時的プロファイルを有する。
一実施形態では、飲料は、液体マトリックスと、唯一の甘味料としてのシアメノシドIとを含む。
別の実施形態では、飲料は液体マトリックス、シアメノシドI及び少なくとも1つの付加的な甘味料を含み、ここで、少なくとも1つの付加的な甘味料は非炭水化物甘味料ではない。
別の実施形態では、飲料は液体マトリックス及びシアメノシドIを含み、ここで、飲料は別のモグロシド化合物を含有しない。特に、特定の実施形態では、飲料はモグロシドVを含有しない。
さらに別の実施形態では、飲料は液体マトリックス及びシアメノシドIを含み、ここで、飲料は、甘味付与可能な量の別のモグロシド化合物を含有しない。特に、特定の実施形態では、飲料は、甘味付与可能な量のモグロシドVを含有しない。
さらなる実施形態では、飲料は、液体マトリックスと、約100ppm~約500ppmのシアメノシドI、より具体的には、約300ppm~約400ppmのシアメノシドIとを含む。
さらなる実施形態では、飲料は液体マトリックス及びシアメノシドIを含み、ここで、シアメノシドIは、飲料中に存在する場合、少なくとも約5度ブリックスのスクロース、より具体的には少なくとも約7度ブリックスのスクロース、さらにより具体的には少なくとも約10度ブリックスのスクロースの甘味当量を提供するために有効な量で存在する。
シアメノシドIの供給源は異なり得る。一実施形態では、シアメノシドIは合成又は生合成される。別の実施形態では、シアメノシドIは果実から抽出されない。別の実施形態では、シアメノシドIは果実から抽出される。
シアメノシドIの純度は異なり得る。一実施形態では、シアメノシドIは少なくとも約80%純粋であり、又はより具体的には、少なくとも約90%純粋であり、又はより具体的には、約95%純粋である。
飲料は異なり得る。一実施形態では、飲料は酸性飲料である。特定の実施形態では、飲料は約4のpHを有する。一実施形態では、飲料は約4未満のpHを有する。
一実施形態では、飲料は炭酸飲料である。特定の実施形態では、飲料はコーラである。別の特定の実施形態では、飲料はシトラス飲料である。特定の他の実施形態では、飲料は非発泡性飲料、すなわち非炭酸飲料である。
別の実施形態では、飲料はさらに、少なくとも約500ppmのリン酸を含む。さらなる実施形態では、飲料はさらに、約500ppm未満の量のクエン酸を含む。
飲料のカロリー含量は異なり得る。一実施形態では、飲料はフルカロリー、低カロリー又は無カロリーである。
一実施形態では、飲料はさらに、少なくとも約10%の果実ジュース、又はより具体的には、少なくとも約40%の果実ジュースを含む。
本発明の飲料は、有利な味特性を有する。一実施形態では、飲料は、同じ量のラカンカ(Lo Han Guo)(LHG)抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少ない甘草風味を有する。
別の実施形態では、飲料は、同じ量のLHG抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少ない苦い風味を有する。
さらなる実施形態では、飲料は、同じ量のLHG抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも良好な口あたりを有する。
またさらなる実施形態では、飲料は、少なくとも250ppmのReb M、より具体的には、少なくとも250ppmの少なくとも75%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。ある実施形態では、飲料は、約290ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約290ppmの少なくとも80%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。甘味はスクロース当量単位で測定され得る。
特定の実施形態では、飲料は、約250ppmのReb M、より具体的には80%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
飲料は、1つ又は複数の添加剤、1つ又は複数の機能性成分又はこれらの組合せを含有し得る。
甘味料入り飲料の調製方法も本明細書において提供される。一実施形態では、甘味料入り飲料を調製するための方法は、甘味付与可能な飲料及びシアメノシドIを混ぜ合わせて甘味料入り飲料を提供することを含み、ここで、シアメノシドIは、甘味付与可能な飲料に添加されるただ1つの甘味料である。
一実施形態では、甘味料入り飲料を調製するための方法は、甘味付与可能な飲料をシアメノシドIと混ぜ合わせて甘味料入り飲料を提供することを含み、ここで、シアメノシドIは、約100ppm~約500ppm、又はより具体的には、約300ppm~約400ppmのシアメノシドIの量を提供するように、甘味付与可能な飲料に添加される。
別の実施形態では、甘味料入り飲料を調製するための方法は、甘味付与可能な飲料をシアメノシドIと混ぜ合わせて甘味料入り飲料を提供することを含み、ここで、甘味料入り飲料は、少なくとも約5、又はより具体的には、少なくとも約7、又はより具体的には、少なくとも約10若しくはそれ以上のブリックスを有する。
本方法は、さらに、甘味付与可能な飲料又は甘味料入り飲料に1つ又は複数の添加剤及び/又は機能性成分を添加することを含み得る。
図面の簡単な説明
添付図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれる。図面は本発明の実施形態を図解しており、記載と共に、本発明の実施形態の原理を説明するのに役立つ。
シアメノシドIの化学構造を示す。
発明の詳細な説明
本発明は、シアメノシドIを含む甘味料組成物及び甘味料入り組成物、並びにその調製方法を提供する。またそれは、シアメノシドIを用いてより糖様の香味及び経時的プロファイルを有する甘味料組成物及び甘味料入り組成物を提供する方法にも及ぶ。
定義
本明細書で使用される場合、「シアメノシドI」という用語は、図1に示される化学構造を有する化合物を指す。化学式C549224及び分子量1125.29を有する。シアメノシドIは、本明細書に記載される適切な方法によって調製することができる。
本明細書で使用される場合、「モグロシド」又は「モグロシド化合物」という用語は化合物を指し、ククルビタン誘導体の配糖体を構成する。これらは、特定の植物、例えば、ウリ類つる植物のラカンカ(luo han guo)(シライチア・グロスベノリイ(Siraitia grosvenorii))の果実において見出される。或いは、これらは合成又は生合成され得る。
本明細書で使用される場合、「ラカンカ」又は「LHG」という用語は、ウリ科(Curcubitaceae)の一員であるシライチア・グロスベノリイ(Siraitia grosvenori)の果実を指す。果実の甘味は、トリテルペン配糖体(サポニン)のグループであるモグロシドによって増大される。5つの異なるモグロシドはIからVまで番号が付けられ、主成分はモグロシドV(分子量1287.5)である。ラカンカ果実からモグロシドを単離するために種々の抽出技術が使用される。
本明細書で使用される場合、組成物の「経時的プロファイル」という用語は、人による組成物の味見において経時的に認知される甘味の強度を意味する。
「甘味料」という用語は、本明細書で使用される場合、単独で消費されたときに甘味を生じる消耗製品を指す。
「甘味料組成物」という用語は、本明細書で使用される場合、少なくとも1つの甘味成分を、少なくとも1つの他の物質、例えば、別の甘味料又は添加剤などと組み合わせて含有する組成物を意味する。
「甘味付与可能な組成物」という用語は、本明細書で使用される場合、口の中に入れられ、そして続いて口から排出される物質と、飲む、食べる、飲み込む、又は他の形で摂取され、且つ一般的に許容できる範囲で使用される場合に人又は動物が消費するのに安全である物質とを含む、人又は動物の口と接触される物質を意味する。飲料は、例示的な甘味付与可能な組成物である。
「甘味料入り組成物」という用語は、本明細書で使用される場合、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料)及び甘味料又は甘味料組成物の両方を含有する物質を意味する。シアメノシドI又はシアメノシドIを含む甘味料組成物を甘味付与可能な組成物に添加し、それにより、甘味料入り組成物を提供することができる。甘味料入り飲料は、甘味料入り組成物の一種である。飲料は、甘味料又は甘味料組成物が添加される前は甘くなくてもよいし、或いは甘味料又は甘味料組成物の添加前に天然に甘くてもよい(例えば、ジュース)。
「甘味強度」という用語は、本明細書で一般的に使用される場合、任意の認知可能な甘味を指す。例えば、本開示の組成物は、少なくとも1つの甘味調節剤を使用することなく、少なくとも1つの甘味料を含む組成物よりもわずかに甘いこともある。
「甘味認識閾値濃度」という用語は、本明細書で一般的に使用される場合、人の味覚が認知できる甘味化合物の最低既知濃度である。甘味認識閾値レベルは特定の化合物に対して特異的であり、温度、マトリックス、成分及び/又は香味系に基づいて変化する。本明細書に記載される甘味認識閾値濃度測定値及び5%スクロース当量測定値は、室温において水中で決定した。
本明細書で使用される場合、「未満」という用語は、ゼロよりも大きい値を想定する。
「甘草」という用語は、本明細書で一般的に使用される場合、甘味料又は甘味料入り組成物の甘味、半甘味、苦味、及び/又は芳香族味を指す。
本明細書で使用される場合、甘味料組成物に関して「唯一の甘味料」という用語は、全ての他の化合物が最終甘味料組成物中にその甘味閾値よりも低い濃度で存在することを意味する。ある実施形態では、任意の閾値において甘味食品添加物であることが知られている付加的な化合物は甘味料組成物中に全く含まれない。他の実施形態では、甘味食品添加物であることが知られている化合物は、閾値よりも低いレベルで甘味料組成物中に含まれ得る。閾値は、甘いことが認知される化合物の最低濃度を測定する。
本明細書で使用される場合、甘味料入り組成物に関して「唯一の甘味料」という用語は、甘味料入り組成物にただ1つの甘味料が添加されていることを意味する。甘味料入り組成物は、1つの甘味料の添加の前は甘くなくてもよいし、或いは1つの甘味料の添加前に天然に甘くてもよい(例えば、ジュース)。
「苦い」又は「苦味」という用語は、本明細書で使用される場合、苦味物質の検出後に得られる認知又は味覚を指す。以下の属性は苦味に寄与する:渋味、苦い渋味、金属的な味、苦い金属的な味、並びに異味(off-taste)、後味及び望ましくない味(冷凍焼け及び厚紙の味を含むがこれらに限定されない)、及び/又はこれらの任意の組合せ。当該技術分野では、「異味」という用語は、多くの場合、「苦味」と同義であることが注意される。
「口あたり」という用語は、口の中での消耗品の物理的及び化学的相互作用を含む。本明細書では、特に、「口あたり」という用語は、消耗品の本体及び食感、例えばその粘度に関連する口の中で経験される充足感覚を指す。
「モグロシド」という用語は、本明細書で使用される場合、トリテルペン配糖体を指し、当該技術分野において認識されており、モグロシド抽出物の主成分及び微量成分を含むことが意図される。モグロシドは、特定の植物、例えばラカンカの果実において見出される。
「ppm」という用語は、本明細書で使用される場合、100万分の1を意味し、重量に関するパラメータである。100万分の1はマイクログラム/グラムを表し、従って、10ppmで存在する成分は、凝集混合物1グラム当たり特定の成分が10マイクログラムで存在する。
「高甘味度甘味料」という用語は、合成又は人工高甘味度甘味料及び天然高甘味度甘味料を意味する。
「天然高甘味度甘味料」、「NHPS」、「NHPS組成物」及び「天然高甘味度甘味料組成物」という用語は本明細書では互換的に使用されており、天然に見出される任意の甘味料を指し、これらは、未加工形態、抽出形態、精製形態、又は任意の他の形態において、単独又はその組合せでよく、特徴的に、スクロース、フルクトース、又はグルコースよりも高い甘味度を有するが、カロリーがより低いか又は全くない。
「香味プロファイル」又は「味プロファイル」という用語は、本明細書で一般的に使用される場合、甘味料又は甘味料入り組成物の種々の香味/味属性の強度を指す。例示的な香味/味属性は、甘味強度、苦味強度、塩味強度、甘草強度、清涼強度、及び甘草強度である。所与の甘味料又は甘味料入り組成物の香味プロファイルの決定方法は、当該技術分野において知られている。「経時的プロファイル」という用語は、本明細書で一般的に使用される場合、時間と共に所与の甘味料又は甘味料入り組成物が誘発する検出スクロース当量を指す。ほとんどの甘味料の経時的プロファイルは一定ではなく、類似もしていない。最初に、検出スクロース当量は最大応答レベルまで急上昇し、次に時間と共に漸減する。漸減がより長いと、化合物又は甘味料入り組成物の甘味の残存(すなわち、後味)の検出が大きくなる。
シアメノシドI
シアメノシドIは、シライチア・シアメンシス(Siraitia siamensis)から最初に単離され(Kasai, R. et al., Agric. Biol. Chem. 1989, 53, 3347-3349)、その後シライチア・グロスベノリイ(Siraitia grosvenorii)(ラカンカ)から単離された(Matsumoto, K. et al, Chem. Pharm. Bull. 1990, 38, 2030-2032)モグロシドである。
4つの主要な化合物のモグロシドV、モグロシドIV、シアメノシドI、及び11-オキソモグロシドVは、シライチア・グロスベノリイ(Siraitia grosvenorii)の果実から同定されており、これらは果実の甘味に関与する。モグロシドVは、乾燥果実の約0.57%(w/w)において、これらの4つの化合物のうち最も豊富であり、次にモグロシドIV及びシアメノシドIであり、これらはそれぞれ4つのグルコース部分を含有する。11-オキソモグロシドVは、C-11にヒドロキシルの代わりにケトン基を有する。例えば、Takemoto, et al., Yakugaku Zasshi, 103, 1151-1154; 1155-1166; 1167-1173, (1983);Kasai, et al., Agric. Biol. Chem. 53, 3347-3349 (1989);Matsumoto, Chem. Pharm. Bull. 38, 2030-2032 (1990);及びPrakash, et al., J. Carbohydrate Chem. 30, 16-26 (2011)を参照されたい。
本発明で使用するためのシアメノシドIは、合成、生合成又は抽出を含むがこれらに限定されない、任意の適切な手段によって調製することができる。
シアメノシドを含むモグロシドの合成方法は、当該技術分野で知られている。一例として、参照によって本明細書中に援用される米国特許出願公開第2014/0308698号には、シアメノシドIを含むモグロシドの酵素合成方法が記載されている。
他の実施形態では、シアメノシドIは果実から抽出される。
ラカンカ果実からモグロシドを単離するために種々の抽出技術が使用される。結果として、通常30~65%w/wの総モグロシドを含有するラカンカ粉末抽出物が調製されており、それらの材料のモグロシドV含量は、18~55%も異なり得る。低純度のモグロシド混合物から高度に精製されたモグロシド混合物を調製する方法は、当該技術分野で知られている。参照によって本明細書中に援用される米国特許第9101162号は一例を提供する。
ある実施形態では、シアメノシドIは果実から抽出されない。
甘味料組成物
シアメノシドIは精製された形態で提供されてもよいし、或いはシアメノシドI及び1つ又は複数の付加的な成分を含有する混合物の成分として提供されてもよく、ここで、混合物は、甘味付与可能な組成物に甘味付与する際に使用するのに適しており、すなわち、甘味料組成物である。
一実施形態では、シアメノシドIは混合物の成分として提供される。特定の実施形態では、混合物はLHG抽出物である。特定の他の実施形態では、シアメノシドは、例えば、バイオリアクターを用いる発酵などにより、代替の出発材料の酵素的変換から得られる。特定の他の実施形態では、シアメノシドは、LHG抽出物の酵素的変換又は微生物変換から得られる。
組成物は、乾燥ベースで約5重量%~約99重量%、例えば、約10%~約99%、約20%~約99%、約30%~約99%、約40%~約99%、約50%~約99%、約60%~約99%、約70%~約99%、約80%~約99%及び約90%~約99%などの範囲である量のシアメノシドIを含有し得る。またさらなる実施形態では、組成物は、乾燥ベースで約80重量%よりも多い、約90重量%よりも多い、又は約95重量%よりも多い量、例えば、約91%よりも多い、約92%よりも多い、約93%よりも多い、約94%よりも多い、約95%よりも多い、約96%よりも多い、約97%よりも多い、約98%よりも多い及び約99%よりも多い量のシアメノシドIを含有する。
一実施形態では、シアメノシドIは、モグロシドVを含むがこれに限定されない他のモグロシドの非存在下で提供される。別の実施形態では、シアメノシドIは、甘味付与量の他のモグロシドの非存在下で提供される。
一実施形態では、シアメノシドIは甘味料組成物中の唯一の甘味料であり、すなわち、シアメノシドIは、検出可能な甘味を提供する甘味料組成物中に存在するただ1つの化合物である。特定の実施形態では、シアメノシドは、他のモグロシドが存在しないか、又は甘味付与量で存在しない甘味料組成物中に存在する。さらなる実施形態では、シアメノシドは、希少糖を含まないか、又は甘味付与量の希少糖を含まない甘味料組成物中に存在する。
ある実施形態では、シアメノシドIは、糖アルコールを含まないか、又は甘味付与量の糖アルコールを含まない甘味料組成物中に存在する。ある実施形態では、シアメノシドは、アルロースを含まないか、又は甘味付与量のアルロースを含まない甘味料組成物中に存在する。他の実施形態では、シアメノシドは、エリスリトールを含まないか、又は甘味付与量のエリスリトールを含まない甘味料組成物中に存在する。
別の実施形態では、シアメノシドIは、甘味料組成物中に存在する2つ以上の甘味料化合物のうちの1つである。1つ又は複数の付加的な甘味料は、任意のタイプの甘味料、例えば、天然、非天然、又は合成甘味料であり得る。一実施形態では、付加的な甘味料は非炭水化物甘味料ではない。
ある実施形態では、付加的な甘味料は炭水化物甘味料であり得る。適切な炭水化物甘味料の非限定的な例としては、スクロース、フルクトース、グルコース、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、タガトース、トレハロース、ガラクトース、ラムノース、シクロデキストリン(例えば、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、及びγ-シクロデキストリン)、リブロース、トレオース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、イドース、ラクトース、マルトース、転化糖、イソトレハロース、ネオトレハロース、パラチノース又はイソマルツロース、エリトロース、デオキシリボース、グロース、イドース、タロース、エリトルロース、キシルロース、プシコース、ツラノース、セロビオース、グルコサミン、マンノサミン、フコース、フクロース、グルクロン酸、グルコン酸、グルコノラクトン、アベクオース、ガラクトサミン、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオースなど)、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオースなど)、ガラクトオリゴ糖、ソルボース、ケトトリオース(デヒドロキシアセトン(dehydroxyacetone))、アルドトリオース(グリセルアルデヒド)、ニゲロオリゴ糖、フラクトオリゴ糖(ケストース、ニストースなど)、マルトテトラオース、マルトトリオール、四糖、マンナンオリゴ糖、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオースなど)、デキストリン、ラクツロース、メリビオース、ラフィノース、ラムノース、リボース、異性化液糖、例えば、高フルクトースコーン/デンプンシロップ(HFCS/HFSS)(例えば、HFCS55、HFCS42、又はHFCS90)、カップリングシュガー、大豆オリゴ糖、グルコースシロップ、並びにこれらの組合せが挙げられる。適用可能な場合には、D配置又はL配置を使用することができる。他の実施形態では、付加的な甘味料は、グルコース、フルクトース、スクロース、及びこれらの組合せからなる群から選択される炭水化物甘味料である。別の実施形態では、付加的な甘味料は、D-アロース、D-プシコース、L-リボース、D-タガトース、L-グルコース、L-フコース、L-アルビノース(Arbinose)、ツラノース、及びこれらの組合せから選択される炭水化物甘味料である。
一実施形態では、シアメノシドI及び炭水化物甘味料は、例えば、約0.001:14~約1:0.01、例えば、約0.06:6などの任意の重量比で甘味料組成物中に存在し得る。別の実施形態では、炭水化物は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約100ppm~約140,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。特定の実施形態では、炭水化物甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約100ppm~約1000ppm、約500ppm~約2000ppm、約1000ppm~約10,000ppm、約5,000ppm~約15,000ppm、約10,000ppm~約20,000ppm、約20,000ppm~約40,000ppm、約40,000ppm~約60,000ppm、約60,000ppm~約80,000ppm、約80,000ppm~約100,000ppm、約100,000ppm~約120,000ppm、約120,00ppm~約140,000pmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。また別の特定の実施形態では、炭水化物甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約100ppmよりも高い、約250ppmよりも高い、約500ppmよりも高い、約750ppmよりも高い、約1000ppmよりも高い、約2500ppmよりも高い、約5000ppmよりも高い、約10,000ppmよりも高い、約25,000ppmよりも高い、約50,000ppmよりも高い、約100,000ppmよりも高い、又は約125,000よりも高い濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
さらに他の実施形態では、少なくとも1つの付加的な甘味料は、天然抽出から直接得られない。このような甘味料は、特徴的に、スクロース、フルクトース、又はグルコースよりも高い甘味度を有するが、カロリーがより低い。本開示の実施形態に適したこのような甘味料の非限定的な例としては、スクラロース、アセスルファムカリウム、アセスルファム酸及びその塩、アスパルテーム、アリテーム、サッカリン及びその塩、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、シクラメート、シクラム酸及びその塩、ネオテーム、アドバンテーム、グルコシル化ステビオール配糖体(GSG)、並びにこれらの組合せが挙げられる。天然抽出から直接得られない少なくとも1つの甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約0.3ppm~約3,500ppmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。一実施形態では、天然抽出から直接得られない少なくとも1つの甘味料は、甘味料入り飲料中に存在する場合、約0.5ppm~約3,000ppm、約1.0ppm~約2,500ppm、約5.0ppm~約2,000ppm、約10ppm~約1,500ppm、約50ppm~約1000ppm、約100ppm~約800ppm、又は約400ppm~約600ppmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。別の実施形態、少なくとも1つの実施形態では、天然抽出から直接得られない少なくとも1つの甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約0.3ppmよりも高い、約0.5ppmよりも高い、約1.0ppmよりも高い、約5.0ppmよりも高い、約10ppmよりも高い、約20ppmよりも高い、約50ppmよりも高い、約100ppmよりも高い、約250ppmよりも高い、約500ppmよりも高い、又は約1000ppmよりも高い濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
さらに他の実施形態では、付加的な甘味料は天然高甘味度甘味料であり得る。適切な天然高甘味度甘味料には、レバウジオシドA、レバウジオシドB、レバウジオシドC、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドF、レバウジオシドI、レバウジオシドH、レバウジオシドL、レバウジオシドK、レバウジオシドJ、レバウジオシドM、レバウジオシドN、レバウジオシドO、ズルコシドA、ズルコシドB、ルブソシド、ステビア、ステビオシド、モグロシドIV、モグロシドV、ラカンカ、ミラクリン、モナチン及びその塩(モナチンSS、RR、RS、SR)、クルクリン、グリチルリチン酸及びその塩、タウマチン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、ヘルナンズルチン、フィロズルチン、グリシフィリン、フロリジン、トリロバチン、バイユノシド、オスラジン、ポリポドシドA、プテロカリオシドA、プテロカリオシドB、ムクロジオシド、フロミソシドI、ペリアンドリンI、アブルソシドA、ステビオールビオシド及びシクロカリオシドIが含まれるが、これらに限定されない。天然高甘味度甘味料は、純粋な化合物として、或いは抽出物の一部として提供され得る。例えば、レバウジオシドAは、唯一の化合物として、或いはステビア抽出物の一部として提供され得る。天然高甘味度甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約0.1ppm~約3,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。一実施形態では、天然高甘味度甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約0.5ppm~約2500ppm、約1.0ppm~約2000ppm、約5ppm~約1500ppm、約10ppm~約1000ppm、又は約25ppm~約500ppmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。一実施形態では、天然高甘味度甘味料は、甘味料入り組成物(例えば、飲料など)中に存在する場合、約0.1ppm、約0.5ppm、約1.0ppm、約2.5ppm、約5.0ppm、約10ppm、約20ppm、約25ppm、約50ppm、約75ppm、約100ppm、約200ppm、約500ppm、約1000ppm、約2000ppm、又は約300ppmよりも高い濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
一実施形態では、シアメノシドI及び天然高甘味度甘味料は、例えば、約0.1:10、約0.5:5、又は約1:3などの任意の重量比で甘味料組成物中に存在し得る。別の実施形態では、シアメノシドI及び天然高甘味度甘味料は、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、又は約1:5の重量比で甘味料組成物中に存在し得る。
さらに他の実施形態では、付加的な甘味料は、化学的又は酵素的に修飾された天然高甘味度甘味料であり得る。修飾された天然高甘味度甘味料には、1~50のグリコシド残基を含有するグルコシル-、ガラクトシル-、フルクトシル-誘導体などのグリコシル化天然高甘味度甘味料が含まれる。グリコシル化天然高甘味度甘味料は、トランスグリコシル化活性を有する種々の酵素により触媒される酵素トランスグリコシル化反応によって調製され得る。
甘味料組成物が2つ以上の甘味料を含有する場合、甘味料は併用されたときに相乗効果を示し、それぞれの甘味料単独の場合と比較して改善された香味及び経時的プロファイルを有し得る。「相乗的」又は「相乗効果」という用語は、特定の甘味料を単独で又は別々に用いて得られる効果の総和よりも大きい、2つ以上の甘味料の併用で達成される効果(例えば、香味、経時的プロファイル)を指す。有利に、2つ以上の甘味料間のこのような相乗効果は一方又は両方の甘味料をより小さい用量で使用できるようにするか、或いは同じ量でより大きい効果を提供する。相乗効果の量又は程度は異なり得る。
基準溶液中のスクロースの量は、度ブリックス(°Bx)で記載され得る。1度ブリックスは溶液100グラム中1グラムのスクロースであり、重量による百分率(%w/w)(厳密に言えば質量による)として溶液の強度を表す。一実施形態では、甘味料組成物は、甘味料入り組成物(例えば、飲料)中に存在する場合、少なくとも約5度ブリックス、例えば、少なくとも約5度ブリックス、少なくとも約6度ブリックス、少なくとも約7度ブリックス、少なくとも約8度ブリックス、少なくとも約9度ブリックス、少なくとも約10度ブリックス、少なくとも約11度ブリックス、少なくとも約12度ブリックス、少なくとも約13度ブリックス、少なくとも約14度ブリックス若しくは少なくとも約15度ブリックス、又はそれ以上などの糖の甘味当量を提供するのに有効な量のシアメノシドIを含有する。別の実施形態では、甘味料組成物は、甘味料入り組成物(例えば、飲料)中に存在する場合、約5度ブリックス、例えば、約5度ブリックス、約6度ブリックス、約7度ブリックス、約8度ブリックス、約9度ブリックス、約10度ブリックス、約11度ブリックス、約12度ブリックス、約13度ブリックス、約14度ブリックス、約15度ブリックス又はそれ以上などの糖の甘味当量を提供するのに有効な量のシアメノシドIを含有する。
特定の実施形態では、甘味料組成物は、甘味料入り組成物(例えば、飲料)中に存在する場合、約3~約15度ブリックス、例えば、約4~約14度ブリックス、約5~約13度ブリックス、約6~約12度ブリックス、約7~約11度ブリックス又は約8~約10度ブリックスなどの糖の甘味当量を提供するのに有効な量のシアメノシドIを含有する。
また非スクロース甘味料の甘味は、非スクロース甘味料のスクロース当量を決定することによって、スクロース基準に対して測定することができる。通常、味覚パネリストは、1~15%のスクロース(w/v)を含有する基準スクロース溶液の甘味を検出する訓練を受ける。次に、一連の希釈度の他の非スクロース甘味料が味見され、所与のパーセントのスクロース基準と同等に甘い非スクロース甘味料の濃度が決定される。例えば、1%の甘味料溶液が10%のスクロース溶液と同等に甘ければ、その甘味料はスクロースの10倍強力であるといわれる。
一実施形態では、シアメノシドIは、甘味料入り組成物中に存在する場合、約10%(w/v)よりも大きいスクロース当量、例えば、約11%よりも大きい、約12%よりも大きい、約13%よりも大きい、又は約14%よりも大きいスクロース当量などを提供するのに有効な量で存在する。一実施形態では、シアメノシドIは、飲料又は飲料製品中に存在する場合、約10%(w/v)よりも大きいスクロース当量、例えば、約11%よりも大きい、約12%よりも大きい、約13%よりも大きい、又は約14%よりも大きいスクロース当量などを提供するのに有効な量で存在する。
甘味料組成物中のシアメノシドIの量は異なり得る。一実施形態では、甘味料組成物が甘味料入り組成物(例えば、飲料)中に存在する場合、シアメノシドIは、所望の甘味を付与する任意の量で甘味料組成物中に存在する。例えば、シアメノシドIは、甘味料入り組成物(例えば、飲料)中に存在する場合、約1ppm~約10,000ppm、例えば、約1ppm~約4,000ppm、約1ppm~約3,000ppm、約1ppm~約2,000ppm、約1ppm~約1,000ppmなどのシアメノシドI濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
特定の実施形態では、甘味料組成物が甘味付与可能な組成物(例えば、飲料)に添加される場合、シアメノシドIは、約100ppm~約700ppm、より具体的には、約100ppm~約500ppm、さらにより具体的には、約100ppm、約150ppm、約200ppm、約250ppm、約300ppm、約350ppm、約400ppm、約450ppm、約500ppm、約550ppm、約600ppm、約650ppm若しくは約700ppm又はそれ以上のシアメノシドI濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
一実施形態では、甘味料組成物が甘味付与可能な組成物に添加される場合、シアメノシドIは、約300ppm~約400ppm、又はさらにより具体的には、約300ppm、約320ppm、約340ppm、約360ppm、約380ppm若しくは約400ppmのシアメノシドI濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
例示的な実施形態では、甘味料組成物が甘味付与可能な組成物(例えば、飲料)に添加される場合、シアメノシドIは、約325ppm、約350ppm、又は約375ppmのシアメノシドI濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
甘味料組成物は、所望のカロリー含量を提供するようにカスタマイズすることができる。例えば、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料など)に添加されたときに所望の甘味を付与し、一人分8オンス当たり約120カロリーを有するように、甘味料組成物は「フルカロリー」であってもよい。或いは、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料など)に添加されたときに所望の甘味を付与し、一人分8オンス当たり約60カロリー未満を有するように、甘味料組成物は「中カロリー」であってもよい。他の実施形態では、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料など)に添加されたときに所望の甘味を付与し、一人分8オンス当たり40カロリー未満を有するように、甘味料組成物は「低カロリー」であってもよい。さらに他の実施形態では、甘味付与可能な組成物(例えば、飲料など)に添加されたときに所望の甘味を付与し、一人分8オンス当たり5カロリー未満を有するように、甘味料組成物は「ゼロカロリー」であってもよい。
シアメノシドI及び任意選択的に他の甘味料に加えて、甘味料組成物は、任意選択的に、1つ又は複数の付加的な添加剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、炭水化物、ポリオール、アミノ酸及びその対応する塩、ポリアミノ酸及びその対応する塩、糖酸及びその対応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機酸塩及び有機塩基塩を含む有機塩、無機塩、苦味化合物、香味料及び香味成分、渋味化合物、タンパク質又はタンパク質加水分解物、界面活性剤、乳化剤、増量剤、ガム、酸化防止剤、着色剤、フラボノイド、アルコール、ポリマー、並びにこれらの組合せを含むがこれらに限定されない添加剤を含有する。いくつかの実施形態では、添加剤は、甘味料の経時的及び香味プロファイルを改善して、スクロースと同様の味を有する甘味料組成物を提供するように作用する。
甘味料入り組成物
シアメノシドI又はシアメノシドIを含む甘味料組成物は、例えば、医薬組成物、食用ゲルミックス及び組成物、歯科用組成物、食料品(糖菓、調味料、チューインガム、穀類組成物、焼成食品(baked goods)、乳製品、及び卓上用甘味料組成物)、飲料及び飲料製品などの任意の既知の食用材料(本明細書中では「甘味付与可能な組成物」とも呼ばれる)中に取り込むことができる。
本明細書で開示される甘味料入り組成物は、飲料、すなわち、そのまま飲める液体配合物、飲料濃縮物などを含む。ある実施形態では、飲料濃縮物は初期容積の液体(例えば、水)を用いて調製され、これに付加的な成分が添加される。フルストレングス(full strength)飲料組成物は、さらなる容積の液体(例えば、水)を濃縮物に添加することによって飲料濃縮物から形成することができる。
一実施形態では、甘味料入り組成物は、甘味付与可能な組成物(例えば、甘味付与可能な飲料)及びシアメノシドIを含む。別の実施形態では、甘味料入り組成物は、シアメノシドIを含む甘味料組成物を含む。ある実施形態では、組成物は、任意選択的に、添加剤、甘味料、機能性成分、及びこれらの組合せを含むことができる。一実施形態では、甘味料入り組成物は、甘味付与可能な組成物と、唯一の甘味料としてのシアメノシドIとを含む。別の実施形態では、シアメノシドIは混合物の一部として提供される。ある実施形態では、シアメノシドIは、モンクフルーツ抽出物に由来しない。ある実施形態では、シアメノシドIは、組成物中の認知される甘味の少なくとも20%又は少なくとも30%又は少なくとも40%又は少なくとも50%又は少なくとも60%又は少なくとも70%を提供するために有効である。
別の実施形態では、シアメノシドIは、約100ppm~700ppmのシアメノシドI、又はより具体的には、約100ppm~約500ppm、さらにより具体的には、約100ppm、約150ppm、約200ppm、約250ppm、約300ppm、約350ppm、約400ppm、約450ppm、約500ppm、約550ppm、約600ppm、約650ppm若しくは約700ppm又はそれ以上の量で甘味料入り組成物中に存在する。
一実施形態では、シアメノシドIは、約300ppm~約400ppm、より具体的には、約300ppm、約320ppm、約340ppm、約360ppm、約380ppm若しくは約400ppm又はそれ以上の量で甘味料入り組成物中に存在する。
別の実施形態では、シアメノシドIは、約325ppm、約350ppm又は約375ppmの量で甘味料入り組成物中に存在する。
本明細書において記載される甘味料、添加剤及び機能性成分はどれも、本発明の甘味料入り組成物中で使用することができる。特定の実施形態では、甘味付与可能な組成物は飲料である。
飲料及び飲料製品
一実施形態では、甘味料入り組成物は飲料又は飲料製品である。「飲料製品」は、本明細書で使用される場合、そのまま飲める飲料、飲料濃縮物、飲料シロップ、又は粉末飲料である。適切なそのまま飲める飲料は、炭酸飲料及び非炭酸飲料を含む。炭酸飲料には、冷凍炭酸飲料、強化発泡性飲料、コーラ、果実フレーバーの発泡性飲料(例えば、レモン-ライム、オレンジ、ブドウ、イチゴ及びパイナップル)、ジンジャーエール、ソフトドリンク及びルートビアが含まれるが、これらに限定されない。非炭酸飲料には、果実ジュース、果実フレーバーのジュース、ジュース飲料、ネクター、野菜ジュース、野菜フレーバーのジュース、スポーツドリンク、エネルギードリンク、強化ウォーター飲料、ビタミン強化水、ニアウォーター飲料(例えば、天然又は合成香味料を含む水)、ココナッツ水、茶タイプの飲料(例えば、紅茶、緑茶、ルイボス茶(red tea)、ウーロン茶)、コーヒー、ココアドリンク、乳成分を含有する飲料(例えば、乳飲料、乳成分を含有するコーヒー、カフェオレ、ミルクティ、フルーツミルク飲料)、穀類抽出物を含有する飲料及びスムージーが含まれるが、これらに限定されない。
ある実施形態では、飲料は、少なくともある程度のスクロースを除去するように修飾されたジュース飲料である。ある実施形態では、このようなジュースは、非修飾ジュース中の少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%又はそれ以上のスクロースを除去するように修飾され得る。ある実施形態では、修飾は、このようなジュースをろ過してスクロースを除去することによって行われる。ある実施形態では、ジュース中のスクロースは、本明細書に記載される甘味付与組成物を提供する前に、フルクトース及びグルコースに分解される。
飲料濃縮物及び飲料シロップは、初期容積の液体マトリックス(例えば、水)及び所望の飲料成分を用いて調製される。次に、フルストレングス飲料は、さらなる容積の水を添加することによって調製される。粉末飲料は、液体マトリックスを存在させずに飲料成分の全てを乾燥混合することによって調製される。次に、フルストレングス飲料は、全容積の水の添加によって調製される。
飲料は、マトリックス、すなわち成分(本発明の組成物を含む)が溶解される基本成分を含む。一実施形態では、飲料はマトリックスとして飲料品質の水を含み、例えば、脱イオン水、蒸留水、逆浸透水、炭素処理水、精製水、脱塩水、及びこれらの組合せなどを使用することができる。付加的な適切なマトリックスには、リン酸、リン酸緩衝液、クエン酸、クエン酸緩衝液及び炭素処理水が含まれるが、これらに限定されない。
飲料又は飲料製品はさらに、少なくとも1つの付加的な甘味料を含むことができる。天然、非天然、又は合成甘味料を含む本明細書において詳述される甘味料はどれも使用することができる。
一実施形態では、飲料又は飲料製品は、甘味料成分の一部としての希少糖、又は飲料に別個に添加された希少糖を含む。適切な希少糖には、アルロース、ソルボース、リキソース、リブロース、キシロース、キシルロース、D-アロース、L-リボース、D-タガトース、L-グルコース、L-フコース、L-アラビノース、ツラノース、及びこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。希少糖は、約0.5%~約3.0%の量、例えば、約0.5%~約2.5%、約0.5%~約2.0%、約0.5%~約1.5%、約0.5%~約1.0%、約1.0%~約3.0%、約1.0%~約2.5%、約1.0%~約2.0%、約1.0%~約1.5%、約2.0%~約3.0%及び約2.0%~約2.5%の量などで飲料中に存在することができる。特定の実施形態では、希少糖はアルロースである。
飲料又は飲料製品は、炭水化物、ポリオール、アミノ酸及びその対応する塩、ポリアミノ酸及びその対応する塩、糖酸及びその対応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機酸塩及び有機塩基塩を含む有機塩、無機塩、苦味化合物、カフェイン、香味料及び香味成分、渋味化合物、タンパク質又はタンパク質加水分解物、界面活性剤、乳化剤、増量剤、ジュース、乳製品、穀類及び他の植物抽出物、フラボノイド、アルコール、ポリマー、並びにこれらの組合せを含むがこれらに限定されない添加剤を含有することができる。本明細書に記載される任意の適切な添加剤を使用することができる。
飲料又は飲料製品は、上記で詳述した1つ又は複数の機能性成分を含有することができる。機能性成分には、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、保存料、グルコサミン、ポリフェノール、及びこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。本明細書に記載される任意の適切な機能性成分を使用することができる。
例えば、飲料などの甘味料入り組成物のpHは甘味料の味に実質的に影響を与えない、又は悪影響を与えないことが企図される。飲料のpH範囲の非限定的な例は、約1.8~約10であり得る。一実施形態では、飲料のpHは約4である。別の実施形態では、飲料のpHは約4未満である。特定の実施形態では、飲料のpHは約3.8未満、約3.6未満、約3.4未満、約3.2未満、約3.0未満、約2.8未満、約2.6未満、約2.4未満、又は約2.2未満である。別の実施形態では、飲料のpHは約3.8、約3.6、約3.4、約3.2、約3.0、約2.8、約2.6、約2.4若しくは約2.2又はそれ以下である。
飲料の滴定可能な酸性度は、例えば、飲料の約0.01~約1.0重量%の範囲であり得る。
一実施形態では、発泡性飲料製品は、飲料の約0.01~約1.0重量%、例えば、飲料の約0.05%~約0.25重量%などの酸性度を有する。
発泡性飲料製品の炭酸化は、0~約2%(w/w)、例えば、約0.1~約1.0%(w/w)の二酸化炭素又はその等価物を有する。
飲料はカフェインを含有していても含有しなくてもよい。
飲料の温度は、例えば、約4℃~約100℃、例えば、約4℃~約25℃などの範囲であり得る。
飲料のカロリー含量は異なり得る。飲料は、一人分8オンス当たり最高約120カロリーを有するフルカロリー飲料であり得る。飲料は、一人分8オンス当たり最高約60カロリーを有する中カロリー飲料であり得る。飲料は、一人分8オンス当たり最高約40カロリーを有する低カロリー飲料であり得る。飲料は、一人分8オンス当たり約5カロリー未満を有するゼロカロリーであり得る。
特定の実施形態では、甘味料入り組成物はコーラ飲料である。一実施形態では、コーラ飲料はカフェインをさらに含む。コーラ飲料は、低カロリー、中カロリー又はゼロカロリー飲料であり得る。
特定の実施形態では、甘味料入り組成物はシトラス飲料である。
いくつかの実施形態では、コーラ飲料は、アルロース及び/又はエリスリトールをさらに含む。
飲料は、任意選択的に、本明細書に記載されるように、添加剤、機能性成分、及びこれらの組合せを含み得る。上記の添加剤及び/又は機能性成分はどれも消耗品中に存在することができる。
飲料又は飲料製品はさらに1つ又は複数の他の添加剤を含み得る。いくつかの実施形態では、飲料又は飲料製品は、炭水化物、ポリオール、アミノ酸及びその対応する塩、ポリアミノ酸及びその対応する塩、糖酸及びその対応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機酸塩及び有機塩基塩を含む有機塩、無機塩、苦味化合物、香味料及び香味成分、渋味化合物、タンパク質又はタンパク質加水分解物、界面活性剤、乳化剤、増量剤、ガム、酸化防止剤、着色剤、フラボノイド、アルコール、ポリマー、並びにこれらの組合せを含むがこれらに限定されない添加剤を含有する。いくつかの実施形態では、添加剤は、経時的及び香味プロファイルを改善して、スクロースと同様の味を提供するように作用する。
一実施形態では、消耗品はさらに1つ又は複数のポリオールを含む。「ポリオール」という用語は、本明細書で使用される場合、2個以上のヒドロキシル基を含有する分子を指す。ポリオールは、2、3、及び4個のヒドロキシル基をそれぞれ含有する、ジオール、トリオール、又はテトラオールであり得る。またポリオールは、5、6、又は7個のヒドロキシル基をそれぞれ含有する、ペンタオール、ヘキサオール、ヘプタオールなどの5個以上のヒドロキシル基を含有することもできる。さらに、ポリオールは、炭水化物の還元形態である糖アルコール、多価アルコール、又はポリアルコールであってもよく、ここで、カルボニル基(アルデヒド又はケトン、還元糖)は、第1級又は第2級ヒドロキシル基に還元されている。
いくつかの実施形態におけるポリオールの非限定的な例としては、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、イソマルト、プロピレングリコール、グリセロール(グリセリン)、トレイトール、ガラクチトール、パラチノース、還元イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲンチオオリゴ糖、還元マルトースシロップ、還元グルコースシロップ、及び糖アルコール、又は味に悪影響を与えない還元可能な任意の他の炭水化物が挙げられる。
適切なアミノ酸添加剤には、アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、テアニン、システイン、シスチン、アラニン、バリン、チロシン、ロイシン、アラビノース、トランス-4-ヒドロキシプロリン、イソロイシン、アスパラギン、セリン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、メチオニン、カルニチン、アミノ酪酸(α-、β-、及び/又はδ-異性体)、グルタミン、ヒドロキシプロリン、タウリン、ノルバリン、サルコシン、及びこれらの塩形態、例えば、ナトリウム塩又はカリウム塩又は酸塩などが含まれるが、これらに限定されない。またアミノ酸添加剤はD配置又はL配置であり、同一又は異なるアミノ酸のモノ-、ジ-、又はトリ-形態であり得る。さらに、アミノ酸は、適切な場合にはα-、β-、γ-及び/又はδ-異性体であり得る。上記のアミノ酸及びその対応する塩(例えば、そのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩又は他のアルカリ若しくはアルカリ土類金属塩、又は酸塩)の組合せも、いくつかの実施形態では適切な添加剤である。アミノ酸は天然又は合成であり得る。またアミノ酸は修飾されていてもよい。修飾アミノ酸は、少なくとも1つの原子が付加、除去、置換されているか、又はこれらの組合せである任意のアミノ酸(例えば、N-アルキルアミノ酸、N-アシルアミノ酸、又はN-メチルアミノ酸)を指す。修飾アミノ酸の非限定的な例としては、トリメチルグリシン、N-メチル-グリシン、及びN-メチル-アラニンなどのアミノ酸誘導体が挙げられる。本明細書で使用される場合、修飾アミノ酸は、修飾及び非修飾アミノ酸の両方を包含する。本明細書で使用される場合、アミノ酸は、グルタチオン及びL-アラニル-L-グルタミンなどのペプチド及びポリペプチド(例えば、ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド、及びペンタペプチド)の両方も包含する。適切なアミノ酸添加剤には、ポリ-L-アスパラギン酸、ポリ-L-リジン(例えば、ポリ-L-α-リジン又はポリ-L-ε-リジン)、ポリ-L-オルニチン(例えば、ポリ-L-α-オルニチン又はポリ-L-ε-オルニチン)、ポリ-L-アルギニン、アミノ酸の他の高分子形態、並びにこれらの塩形態(例えば、カルシウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、又はマグネシウム塩、例えば、L-グルタミン酸モノナトリウム塩)が含まれる。またポリアミノ酸添加剤は、D配置又はL配置であり得る。さらに、ポリアミノ酸は、適切な場合にはα-、β-、γ-、δ-、及びε-異性体であり得る。上記のポリアミノ酸及びその対応する塩(例えば、そのナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩又は他のアルカリ若しくはアルカリ土類金属塩、又は酸塩)の組合せも、いくつかの実施形態では適切な添加剤である。また本明細書に記載されるポリアミノ酸は、異なるアミノ酸のコポリマーも含み得る。ポリアミノ酸は天然又は合成であり得る。またポリアミノ酸は、少なくとも1つの原子が付加、除去、置換されているか、又はこれらの組合せであるように修飾されていてもよい(例えば、N-アルキルポリアミノ酸又はN-アシルポリアミノ酸)。本明細書で使用される場合、ポリアミノ酸は、修飾及び非修飾ポリアミノ酸の両方を包含する。例えば、修飾ポリアミノ酸には、種々の分子量(MW)のポリアミノ酸、例えば、1,500のMW、6,000のMW、25,200のMW、63,000のMW、83,000のMW、又は300,000のMWを有するポリ-L-α-リジンなどが含まれるが、これらに限定されない。
適切な糖酸添加剤には、アルドン酸、ウロン酸、アルダル酸、アルギン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルカル酸、ガラクタル酸、ガラクツロン酸、及びこれらの塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩又は他の生理学的に許容可能な塩)、並びにこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。
適切なヌクレオチド添加剤には、イノシン一リン酸(「IMP」)、グアノシン一リン酸(「GMP」)、アデノシン一リン酸(「AMP」)、シトシン一リン酸(CMP)、ウラシル一リン酸(UMP)、イノシン二リン酸、グアノシン二リン酸、アデノシン二リン酸、シトシン二リン酸、ウラシル二リン酸、イノシン三リン酸、グアノシン三リン酸、アデノシン三リン酸、シトシン三リン酸、ウラシル三リン酸、これらのアルカリ又はアルカリ土類金属塩、及びこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。また本明細書に記載されるヌクレオチドは、ヌクレオチド関連添加剤、例えば、ヌクレオシド又は核酸塩基(例えば、グアニン、シトシン、アデニン、チミン、ウラシル)なども含み得る。
適切な有機酸添加剤には、-COOH部分を含む任意の化合物、例えば、C2~C30カルボン酸、置換ヒドロキシルC2~C30カルボン酸、酪酸(エチルエステル)、置換酪酸(エチルエステル)、安息香酸、置換安息香酸(例えば、2,4-ジヒドロキシ安息香酸)、置換ケイ皮酸、ヒドロキシ酸、置換ヒドロキシ安息香酸、アニス酸 置換シクロヘキシルカルボン酸、タンニン酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、イソクエン酸、グルコン酸、グルコヘプトン酸、アジピン酸、ヒドロキシクエン酸、リンゴ酸、フルーツ酸(fruitaric acid)(リンゴ酸、フマル酸、及び酒石酸のブレンド)、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、クロロゲン酸、サリチル酸、クレアチン、カフェイン酸、胆汁酸、酢酸、アスコルビン酸、アルギン酸、エリトルビン酸、ポリグルタミン酸、グルコノデルタラクトン、及びこれらのアルカリ又はアルカリ土類金属塩誘導体などが含まれる。加えて、有機酸添加剤は、D配置又はL配置のいずれかであり得る。
適切な有機酸添加剤の塩には、全ての有機酸のナトリウム塩、カルシウム塩、カリウム塩、及びマグネシウム塩、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸(例えば、乳酸ナトリウム)、アルギン酸(例えば、アルギン酸ナトリウム)、アスコルビン酸(例えば、アスコルビン酸ナトリウム)、安息香酸(例えば、安息香酸ナトリウム又は安息香酸カリウム)、ソルビン酸及びアジピン酸の塩などが含まれるが、これらに限定されない。記載される有機酸添加剤の例は、任意選択的に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、カルボキシル、アシル、アシルオキシ、アミノ、アミド、カルボキシル誘導体、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、スルホ、チオール、イミン、スルホニル、スルフェニル、スルフィニル、スルファミル、カルボキサルコキシ(carboxalkoxy)、カルボキサミド、ホスホニル、ホスフィニル、ホスホリル、ホスフィノ、チオエステル、チオエーテル、酸無水物、オキシイミノ、ヒドラジノ、カルバミル、ホスホル(phosphor)又はホスホナト(phosphonato)から選択される少なくとも1つの基によって置換され得る。特定の実施形態では、有機酸添加剤は、例えば飲料などの消耗品中に存在する場合、約10ppm~約5,000ppmの濃度を提供するのに有効な量で甘味料組成物中に存在する。
適切な無機酸添加剤には、リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、塩酸、硫酸、炭酸、リン酸二水素ナトリウム、及びこれらのアルカリ又はアルカリ土類金属塩(例えば、イノシトール6リン酸Mg/Ca)が含まれるが、これらに限定されない。
適切な苦味化合物添加剤には、カフェイン、キニーネ、尿素、ビターオレンジ油、ナリンギン、カシア、及びこれらの塩が含まれるが、これらに限定されない。
適切な香味料及び香味成分添加剤には、バニリン、バニラ抽出物、マンゴー抽出物、シナモン、シトラス、ココナッツ、ショウガ、ビリジフロロール、アーモンド、メントール(ミントなしのメントールを含む)、ブドウ皮抽出物、及びブドウ種子抽出物が含まれるが、これらに限定されない。「香味料」及び「香味成分」は同義であり、天然若しくは合成物質又はこれらの組合せを含むことができる。また香味料は、香味を付与する任意の他の物質も含み、一般的に許容可能な範囲で使用される場合に人又は動物にとって安全である天然又は非天然(合成)物質を含み得る。独占所有権のある香味料の非限定的な例としては、DoehlerTMNatural Flavoring Sweetness Enhancer K14323(DoehlerTM, Darmstadt, Germany)、SymriseTMNatural Flavor Mask for Sweeteners 161453 and 164126(SymriseTM, Holzminden, Germany)、Natural AdvantageTMBitterness Blockers 1, 2, 9 and 10(Natural AdvantageTM, Freehold, New Jersey, U.S.A.)、並びにSucramaskTM(Creative Research Management, Stockton, California, U.S.A.)が挙げられる。
適切なポリマー添加剤には、キトサン、ペクチン、ペクチン酸、ペクチニン酸、ポリウロン酸、ポリガラクツロン酸、デンプン、食品親水コロイド又はその粗抽出物(例えば、アカシアセネガルガム(FibergumTM)、アカシアセイヤルガム、カラギーナン)、ポリ-L-リジン(例えば、ポリ-L-α-リジン又はポリ-L-ε-リジン)、ポリ-L-オルニチン(例えば、ポリ-L-α-オルニチン又はポリ-L-ε-オルニチン)、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ(エチレングリコールメチルエーテル)、ポリアルギニン、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、ポリエチレンイミン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、及びポリエチレングリコールアルギニン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム及びその塩、並びに他のカチオン性ポリマー及びアニオン性ポリマーが含まれるが、これらに限定されない。
適切なタンパク質又はタンパク質加水分解物添加剤には、ウシ血清アルブミン(BSA)、乳清タンパク質(90%インスタント乳清タンパク質単離物、34%乳清タンパク質、50%加水分解乳清タンパク質、及び80%乳清タンパク質濃縮物などのその画分又は濃縮物を含む)、可溶性米タンパク質、大豆タンパク質、タンパク質単離物、タンパク質加水分解物、タンパク質加水分解物の反応生成物、糖タンパク質、及び/又はアミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、セリン、スレオニン、アスパラギン、グルタミン、アルギニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、ノルバリン、メチオニン、プロリン、チロシン、ヒドロキシプロリンなど)を含有するプロテオグリカン、コラーゲン(例えば、ゼラチン)、部分加水分解コラーゲン(例えば、加水分解魚コラーゲン)、並びにコラーゲン加水分解物(例えば、ブタコラーゲン加水分解物)が含まれるが、これらに限定されない。
適切な界面活性剤添加剤には、ポリソルベート(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)、ポリソルベート20、ポリソルベート60)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホスクシナート又はジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム(塩化ヘキサデシルピリジニウム)、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、コール酸ナトリウム、カルバモイル、塩化コリン、グリココール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸ナトリウム、ラウリン酸アルギナート(lauric arginate)、ステアロイルラクチル酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、レシチン、スクロースオレイン酸エステル、スクロースステアリン酸エステル、スクロースパルミチン酸エステル、スクロースラウリン酸エステル、及び他の乳化剤などが含まれるが、これらに限定されない。
適切なフラボノイド添加剤は、フラボノール、フラボン、フラバノン、フラバン-3-オール、イソフラボン、又はアントシアニジンに分類される。フラボノイド添加剤の非限定的な例としては、カテキン(例えば、PolyphenonTM60、PolyphenonTM30、及びPolyphenonTM25(Mitsui Norin Co., Ltd.,日本)などの緑茶抽出物)、ポリフェノール、ルチン(例えば、酵素修飾ルチンSanmelinTMAO(San-fi Gen F.F.I., Inc.,大阪,日本))、ネオヘスペリジン、ナリンギン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコンなどが挙げられるが、これらに限定されない。
適切なアルコール添加剤にはエタノールが含まれるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、アルコール添加剤は、約625ppm~約10,000ppmの濃度で消耗品中に存在する。
適切な渋味化合物添加剤には、タンニン酸、塩化ユウロピウム(EuCl)、塩化ガドリニウム(GdCl)、塩化テルビウム(TbCl)、ミョウバン、タンニン酸、及びポリフェノール(例えば、茶ポリフェノール)が含まれるが、これらに限定されない。渋味添加剤は、約10ppm~約5,000ppmの濃度で甘味料入り組成物中に存在する。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約250ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも75%のReb M(すなわち、Reb Mは、少なくとも75%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも75重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。甘味はスクロース当量単位で測定され得る。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約400ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約400ppmの少なくとも75%のReb M(すなわち、Reb Mは、少なくとも75%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも75重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。甘味はスクロース当量単位で測定され得る。
一実施形態では、飲料は、約250ppmの少なくとも80%のReb M(すなわち、Reb Mは、少なくとも80%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも80重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約290ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約290ppmの少なくとも80%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約400ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約290ppmの少なくとも80%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
一実施形態では、飲料は、約250ppmの少なくとも80%のReb M(すなわち、Reb Mは、少なくとも80%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも90重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約290ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約290ppmの少なくとも90%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約400ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約290ppmの少なくとも90%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は約400ppm未満であり、飲料は、少なくとも約250ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも75%のreb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は約400ppm未満であり、飲料は、少なくとも約400ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも75%のreb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は約400ppm未満であり、飲料は、少なくとも約250ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも80%のreb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は約400ppm未満であり、飲料は、少なくとも約400ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも80%のreb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は約400ppm未満であり、飲料は、少なくとも約250ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも90%のreb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は約400ppm未満であり、飲料は、少なくとも約400ppmのReb M、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも90%のreb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は、約500ppm未満、約475ppm未満、約450ppm未満、約400ppm未満、約380ppm未満、約350ppm未満、又は約300ppm未満である。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされるReb Mの濃度よりも約5%低く、より具体的には、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされるReb Mの濃度よりも約10%低く、約15%低く、約20%低く、約25%低く、又は約30%低い。
特定の実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされるReb Mの濃度よりも約5%低く、より具体的には、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされる少なくとも75%のReb M(例えば、RebM80、RebM90、RebM95)の濃度よりも約10%低く、約15%低く、約20%低く、約25%低く、又は約30%低い。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約250ppmのReb A、より具体的には、少なくとも約250ppmの少なくとも75%のReb A(すなわち、Reb Mは、少なくとも75%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも75重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。甘味はスクロース当量単位で測定され得る。
ある実施形態では、飲料は、少なくとも約400ppmのReb A、より具体的には、少なくとも約400ppmの少なくとも75%のReb A(すなわち、Reb Aは、少なくとも75%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも75重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。甘味はスクロース当量単位で測定され得る。
一実施形態では、飲料は、約250ppmの少なくとも80%のReb A(すなわち、Reb Mは、少なくとも80%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも80重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
一実施形態では、飲料は、約400ppmの少なくとも80%のReb A(すなわち、Reb Mは、少なくとも80%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも80重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
別の実施形態では、飲料は、約250ppmの少なくとも90%のReb A(すなわち、Reb Mは、少なくとも80%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも80重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
別の実施形態では、飲料は、約400ppmの少なくとも90%のReb A(すなわち、Reb Mは、少なくとも80%の純度を有する/混合物(例えば、ステビオール配糖体混合物又はステビア抽出物)の少なくとも80重量%を構成する)で甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
ある実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされるRebAの濃度よりも約5%低く、より具体的には、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされるRebAの濃度よりも約10%低く、約15%低く、約20%低く、約25%低く、又は約30%低い。
特定の実施形態では、飲料は、シアメノシドIと、少なくとも1つの他の甘味料(例えば、天然高甘味度甘味料)とのブレンドを含み、ここで、全ブレンド濃度は、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされるReb Aの濃度よりも約5%低く、より具体的には、同じ甘味を有する飲料を提供するために必要とされる少なくとも75%のReb A(例えば、RebA80、RebA90、RebA95)の濃度よりも約10%低く、約15%低く、約20%低く、約25%低く、又は約30%低い。
経時的及び/又は香味プロファイルを改善するための方法
甘味付与可能な組成物により糖様の経時的プロファイル、香味プロファイル、又はその両方を付与するための方法は、甘味付与可能な組成物をシアメノシドI又は本発明の甘味料組成物、すなわち、シアメノシドIを含有する甘味料組成物と混ぜ合わせることを含む。
本方法はさらに、他の甘味料、添加剤、機能性成分、及びこれらの組合せの添加を含むことができる。本明細書において詳述される任意の甘味料、添加剤又は機能性成分を使用することができる。
本明細書で使用される場合、「糖様」の特徴はスクロースと類似する任意の特徴を含み、最大応答、香味プロファイル、経時的プロファイル、適応挙動、口あたり、濃度/応答関数、味物質/及び香味/甘味相互作用、空間パターン選択性、並びに温度効果が含まれるが、これらに限定されない。
甘味料の香味プロファイルは、表示される味属性全ての相対強度の定量的なプロファイルである。このようなプロファイルは、多くの場合、ヒストグラム又はレーダープロットとしてプロットされる。
これらの特徴は、スクロースの味がシアメノシドIの味とは異なる尺度である。しかしながら、これらのうち香味プロファイル及び経時的プロファイルは特に重要である。甘味食品又は飲料の1回の味見において、スクロースについて観察されるものと、シアメノシドIについて観察されるものとの間で(1)甘味料の香味プロファイルを構成する属性の違い、並びに(2)甘味料の経時的プロファイルを構成する甘味の立ち上がり及び消散の速度の違いは顕著であり得る。
特徴がより糖様であるかどうかは熟練した官能パネルによって決定され、糖を含む組成物及びシアメノシドIを含む組成物(添加剤を含む場合及び含まない場合の両方)が味見され、甘味料組成物(添加剤を含む場合及び含まない場合の両方)の特徴と、糖を含む組成物の特徴との類似性に関してその印象が提供される。組成物がより糖様の味を有するかどうかを決定するための適切な手順は、本明細書において以下で記載される実施形態において記載される。
特定の実施形態では、査定者の一団は、甘味の残存の低減を測定するために用いられる。簡単に記載すると、査定者の一団(通常、8~12人)は、甘味の認知を評価し、サンプルを最初に口に入れたときから吐き出した3分後までのいくつかの時点で甘味を測定するように訓練される。統計分析を用いて、添加剤を含有するサンプルと、添加剤を含有しないサンプルとの間で結果が比較される。サンプルが口からなくなった後に測定された時点のスコアの低下は、甘味の認知の低下があったことを示す。
査定者の一団は、当業者に周知の手順を用いて訓練され得る。特定の実施形態では、査定者の一団は、SpectrumTMDescriptive Analysis Method((Meilgaard et al, Sensory Evaluation Techniques, 3rd edition, Chapter 11)を用いて訓練され得る。望ましくは、訓練の焦点は、基本的な味、特に甘味の認識及び測定であるべきである。結果の正確さ及び再現性を保証するために、各査定者は、甘味の残存の低減の測定をサンプル1つにつき約3回~約5回繰り返し、各繰返し及び/又は各サンプルの間に少なくとも5分間の休憩を取り、口をきれいにするために水で十分に洗浄しなければならない。
一般に、甘味の測定方法は、10mLのサンプルを口に入れ、サンプルを口の中に5秒間保持して、サンプルを口の中で静かに回し、5秒で認知した甘味強度を採点し、サンプルを吐き出し(サンプルを吐き出した後に飲み込まない)、一口分の水で洗浄して(例えば、マウスウォッシュの場合のように口の中で水を激しく動かす)、洗浄水を吐き出し、洗浄水を吐き出した直後に認知した甘味強度を採点し、45秒間待ち、この45秒間待っている間に、甘味強度が最大に認知された時点を識別し、その時点の甘味強度を採点し(口を普通に動かし、必要であれば飲み込む)、さらに10秒後の甘味強度を採点し、さらに60秒後(洗浄してから累計で120秒後)の甘味強度を採点し、またさらに60秒後(洗浄してから累計で180秒後)の甘味強度を採点することを含む。サンプル間に5分間の休憩を取り、口をきれいにするために水で十分に洗浄する。
特定の実施形態では、本発明の飲料は有利な味特性を有する。一実施形態では、飲料は、同じ量のLGH抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少ない甘草風味を有する。
特定の実施形態では、飲料は、同じ量のLHG抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少なくとも約5%少ない甘草風味、又はより具体的には、少なくとも約10%、少なくとも約15%若しくは少なくとも約20%少ない甘草風味を有する。
別の実施形態では、飲料は、同じ量のLHG抽出物又は同じ量のモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少ない苦い風味を有する。
特定の実施形態では、飲料は、同じ量のLHG抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少なくとも約5%少ない苦い風味、又はより具体的には、少なくとも約10%、少なくとも約15%若しくは少なくとも約20%少ない苦い風味を有する。
さらなる実施形態では、飲料は、同じ量のLHG抽出物又は同じ量のモグロシドVで甘味付与された飲料よりも良好な口あたりを有する。
特定の実施形態では、飲料の口あたりは、同じ量のLHG抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料の口あたりと比べて少なくとも約5%改善され、又はより具体的には、少なくとも約10%、少なくとも約15%、若しくは少なくとも約20%口あたりが改善される。
またさらなる実施形態では、飲料は、290ppmの少なくとも80%のReb Mで甘味付与された飲料と同じ甘味を有する。
食用ゲルミックス及び食用ゲル組成物
一実施形態では、甘味料入り組成物は食用ゲル又は食用ゲルミックスである。食用ゲルは、食べることができるゲルである。特定の実施形態で使用するための食用ゲル組成物の非限定的な例としては、ゲルデザート、プディング、ゼリー、ペースト、トライフル、アスピック、マシュマロ、グミキャンディなどが挙げられる。食用ゲルミックスは一般に粉末又は顆粒状の固体であり、これに流体が添加されて食用ゲル組成物が形成され得る。特定の実施形態で使用するための流体の非限定的な例としては、水、乳製品流体、乳製品類似流体、ジュース、アルコール、アルコール飲料、及びこれらの組合せが挙げられる。特定の実施形態で使用され得る乳製品流体の非限定的な例としては、乳、発酵乳、クリーム、流体乳清、及びこれらの混合物が挙げられる。特定の実施形態で使用され得る乳製品類似流体の非限定的な例としては、例えば、豆乳及び非乳製品のコーヒー用クリームが挙げられる。
糖菓
一実施形態では、甘味料入り組成物は糖菓である。本明細書で言及される場合、「糖菓」は、砂糖菓子、キャンディ、菓子類、又は類似の用語を意味することができる。糖菓は一般に、ベース組成物成分及び甘味料成分を含有する。本発明の特定の実施形態によると、糖菓は、ヨーグルト、ゼリー、飲用ゼリー、プディング、ババロア、ブラマンジェ、ケーキ、ブラウニー、ムースなどのデザート、ティータイム又は食後に食べる甘味食品;冷凍食品;冷たい糖菓、例えば、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスなどのアイスクリームのタイプ、及びシャーベット、デザートアイスなどのアイス糖菓;一般的な糖菓、例えば、クラッカー、ビスケット、あんこの入った丸パン、ハルバ、アルファフォールなどの焼いた糖菓又は蒸した糖菓;餅及び米菓;卓上用製品;チューインガム、ハードキャンディー、ソフトキャンディー、ミント、ヌガーキャンディー、ゼリービーンズ、ファッジ、トフィー、タフィー、スイスミルクタブレット、リコリスキャンディー、チョコレート、ゼラチンキャンディー、マシュマロ、マジパン、ディヴィニティー(divinity)、綿菓子などの一般的な砂糖菓子;果実フレーバーのソース、チョコレートソースなどを含むソース;食用ゲル;バタークリーム、穀粉ペースト、ホイップクリームなどを含むクリーム;イチゴジャム、マーマレードなどを含むジャム;並びに甘いパンなどを含むパン又は他のデンプン製品、そしてこれらの組合せであり得る。
調味料組成物
一実施形態では、甘味料入り組成物は調味料組成物である。調味料は、本明細書で使用される場合、食品又は飲料の香味を増強又は改善するために使用される組成物である。調味料の非限定的な例としては、ケチャップ;カラシ;バーベキューソース;バター;チリソース;チャツネ;カクテルソース;カレー;ディップ;フィッシュソース;西洋ワサビ;ホットソース;ゼリー、ジャム、マーマレード、又は保存食品;マヨネーズ;ピーナツバター;薬味;レムラード;サラダドレッシング、サルサ;ザワークラウト;醤油;ステーキソース;シロップ;タルタルソース;及びウースターソースが挙げられる。調味料ベースは、一般的に、様々な成分の混合物を含み、その非限定的な例としては、媒体(例えば、水及び酢);スパイス又はシーズニング(例えば、塩、コショウ、ニンニク、カラシ種子、タマネギ、パプリカ、ターメリック、及びこれらの組合せ);果実、野菜、又はその製品(例えば、トマト又はトマトベースの製品(ペースト、ピューレ)、果実ジュース、果実ジュースピール、及びこれらの組合せ);油又は油エマルション、特に植物油;増粘剤(例えば、キサンタンガム、食物デンプン、他の親水コロイド、及びこれらの組合せ);並びに乳化剤(例えば、卵黄固形分、タンパク質、アラビアガム、イナゴマメガム、グァーガム、カラヤガム、トラガカントガム、カラギーナン、ペクチン、アルギン酸のプロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリソルベート、及びこれらの組合せ)が挙げられる。調味料ベースのレシピ及び調味料の製造方法は当業者によく知られている。
チューインガム組成物
一実施形態では、甘味料入り組成物はチューインガム組成物である。チューインガム組成物は、一般的に、水溶性部分と、水に不溶性のチュアブルガムベース部分とを含む。水溶性部分は噛んでいる間の一定期間にわたって香味剤の一部と共に消散するが、不溶性ガムベース部分は口の中に残る。不溶性ガムベースは、一般的に、ガムがチューインガム、風船ガム、又は機能性ガムとみなされるかどうかを決定する。
香味剤は、チューインガム組成物の不溶性ガムベース又は可溶性部分のいずれかにおいて使用され得る。このような香味剤は、天然又は人工香味料であり得る。特定の実施形態では、香味剤は、植物又は果実に由来する油、ペパーミント油、スペアミント油、他のミント油、クローブ油、シナモン油、ウィンターグリーン、ベイ、タイム、セダーリーフ、ナツメグ、オールスパイス、セージ、メース、及びアーモンドの油などの精油を含む。別の特定の実施形態では、香味剤は、リンゴ、バナナ、メロン、セイヨウナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、及びこれらの混合物などの植物抽出物又は果実エッセンスを含む。さらに別の特定の実施形態では、香味剤は、レモン、ライム、オレンジ、タンジェリン、グレープフルーツ、シトロン、又はキンカンの抽出物、エッセンス、又は油などのシトラスフレーバーを含む。
穀類組成物
一実施形態では、甘味料入り組成物は穀類組成物である。穀類組成物は、通常、主食又は軽食のいずれかとして食べられる。特定の実施形態で使用するための穀類組成物の非限定的な例としては、インスタント穀類及びホットシリアルが挙げられる。インスタント穀類は、消費者がさらなる加工(すなわち、調理)を行うことなく食べることができる穀類である。インスタント穀類の例としては、朝食用シリアル及びスナックバーが挙げられる。朝食用シリアルは通常、細切り状、フレーク状、パフ状、又は押出された形態を生じるように加工される。朝食用シリアルは一般的に冷たいままで食べられ、乳及び/又は果実と混ぜられることが多い。スナックバーには、例えば、エネルギーバー、餅、グラノーラバー、及び栄養バーが含まれる。ホットシリアルは一般的に、食べる前に通常乳又は水のいずれかで調理される。ホットシリアルの非限定的な例としては、粗びき穀類(grits)、ポリッジ、ポレンタ、米、及びロールドオートが挙げられる。
穀類組成物は一般的に、少なくとも1つの穀類成分を含む。本明細書で使用される場合、「穀類成分」という用語は、全粒又は部分粒、種子全体又は一部、及びイネ科植物(grass)全体又は一部などの材料を示す。特定の実施形態で使用するための穀類成分の非限定的な例としては、トウモロコシ、小麦、米、大麦、ふすま、ふすま胚乳、ブルグア、ソガム(soghum)、雑穀、オート麦、ライ麦、ライ小麦、ソバ(buchwheat)、フォニオ、キノア、マメ、大豆、アマランス、テフ、スペルト、及びカニワ(kaniwa)が挙げられる。
焼成食品
一実施形態では、甘味料入り組成物は焼成食品である。「焼成食品」は、本明細書で使用される場合、食べられる状態になったもの、並びに焼く状態になっており、食べる前に準備を必要とする製品、穀粉、及びミックスを含む。焼成食品の非限定的な例としては、ケーキ、クラッカー、クッキー、ブラウニー、マフィン、ロールケーキ、ベーグル、ドーナツ、シュトルーデル、ペストリー、クロワッサン、ビスケット、パン、パン製品、及び丸バンが挙げられる。
本発明の特定の実施形態に従う焼成食品は、一般的に、甘味料、水、脂肪及び膨張剤の組合せを含む。本発明の多数の実施形態に従って作られる焼成食品は、生地又はバッター(batter)を作るために穀粉も含有する。
本発明の特定の実施形態によると、膨張剤は、化学膨張剤又は酵母膨張剤を含み得る。本発明の特定の実施形態で使用するのに適した化学膨張剤の非限定的な例としては、ベーキングソーダ(例えば、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、又は重炭酸アルミニウム)、ベーキング酸(例えば、リン酸アルミニウムナトリウム、リン酸一カルシウム、又はリン酸二カルシウム)、及びこれらの組合せが挙げられる。
乳製品
一実施形態では、甘味料入り組成物は乳製品である。本発明における使用に適した乳製品及び乳製品の製造方法は、当業者によく知られている。乳製品は、本明細書で使用される場合、乳又は乳から製造される食料品を含む。本発明の実施形態における使用に適した乳製品の非限定的な例としては、乳、ミルククリーム、サワークリーム、クレームフレーシュ、バターミルク、発酵バターミルク、粉乳、コンデンスミルク、エバミルク、バター、チーズ、カテージチーズ、クリームチーズ、ヨーグルト、アイスクリーム、フローズンカスタード、フローズンヨーグルト、ジェラート、フラー(vla)、ピーマ(piima)、フィールミョルク、カイマック、ケフィア、ヴィーリ、クミス、アイラグ、アイスミルク、カゼイン、アイラン、ラッシー、コア(khoa)、又はこれらの組合せが挙げられる。乳製品は、従来の手段によって製造することもできるし、或いはろ過又はさらに修飾して味特性を調整することもできる。ある実施形態では、乳製品は液体乳製品であってもよく、そこから炭水化物糖の1つ又は複数(ラクトース又はその分解生成物のガラクトース又はグルコース)がこのような加工の前の乳と比較して低減されるか、或いは実質的に除去されて、本明細書に記載される甘味付与組成物が補充される。炭水化物の低減は、未加工の乳と比べて約5%又は約10%又は約20%又は約50%又は約70%又はそれ以上であり得る。
本発明の特定の実施形態によると、乳製品組成物は他の添加剤も含み得る。適切な添加剤の非限定的な例としては、チョコレート、イチゴ、及びバナナなどの甘味料及び香味料が挙げられる。本明細書で提供される乳製品組成物の特定の実施形態は、乳の栄養組成を改善するためにビタミン(例えば、ビタミンD)及びミネラル(例えば、カルシウム)などの付加的な栄養サプリメントも含み得る。
卓上用甘味料組成物
一実施形態では、甘味料入り組成物は卓上用甘味料である。卓上用甘味料はさらに、少なくとも1つの増量剤、添加剤、固化防止剤、機能性成分又はこれらの組合せを含むことができる。
適切な「増量剤」には、マルトデキストリン(10DE、18DE、又は5DE)、コーンシロップ固体(20又は36DE)、スクロース、フルクトース、グルコース、転化糖、ソルビトール、キシロース、リブロース、マンノース、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、イソマルト、マルトース、タガトース、ラクトース、イヌリン、グリセロール、プロピレングリコール、ポリオール、ポリデキストロース、フラクトオリゴ糖、セルロース及びセルロース誘導体など、並びにこれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。さらに、本発明のさらに他の実施形態によると、グラニュー糖(スクロース)又は他のカロリー甘味料、例えば、結晶性フルクトース、他の炭水化物、又は糖アルコールなどは、カロリーをあまり追加することなく良好な含量均一性を提供することから、増量剤として使用することができる。
本明細書で使用される場合、「固化防止剤」及び「流動剤」という語句は、含量均一性及び均一な溶解に役立つ任意の組成物を指す。特定の実施形態によると、固化防止剤の非限定的な例としては、酒石クリーム、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、微結晶性セルロース(Avicel、FMC BioPolymer, Philadelphia, Pennsylvania)、及びリン酸三カルシウムが挙げられる。一実施形態では、固化防止剤は、卓上用甘味料組成物の約0.001~約3重量%の量で卓上用甘味料組成物中に存在する。
卓上用甘味料組成物は、当該技術分野で既知の任意の形態で包装することができる。非限定的な形態としては、粉末形態、顆粒状形態、パケット、錠剤、小袋、ペレット、キューブ、固体、及び液体が挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態では、卓上用甘味料組成物は、乾燥ブレンドを含む1回分(規定量)のパケットである。乾燥ブレンド配合物は、一般的に、粉末又は顆粒を含み得る。卓上用甘味料組成物は任意のサイズのパケットに入れることができるが、従来の規定量の卓上用甘味料パケットの例示的で非限定的な例は約2.5インチ×1.5インチであり、ティースプーン2杯分のグラニュー糖(約8g)に相当する甘味を有する約1グラムの甘味料組成物を保持する。特定の実施形態では、乾燥ブレンド卓上用甘味料配合物は、約1%(w/w)~約10%(w/w)の量の甘味料を含有し得る。
また卓上用甘味料組成物は液体の形態で具体化されてもよく、ここで、本発明の組成物は液体キャリアと混ぜ合わせられる。液体卓上用甘味料のためのキャリアの適切な非限定的な例としては、水、アルコール、ポリオール、水中に溶解したグリセリン塩基又はクエン酸塩基、及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書に記載されるか又は当該技術分野において既知の形態のいずれかのための卓上用甘味料組成物の甘味当量は、所望の甘味プロファイルを得るために変更され得る。例えば、卓上用甘味料組成物は、同量の標準的な糖に匹敵する甘味を含むことができる。別の実施形態では、卓上用甘味料組成物は、同量の糖の100倍までの甘味を含むことができる。別の実施形態では、卓上用甘味料組成物は、同量の糖の90倍、80倍、70倍、60倍、50倍、40倍、30倍、20倍、10倍、9倍、8倍、7倍、6倍、5倍、4倍、3倍、及び2倍までの甘味を含むことができる。
送達系
シアメノシドI及びシアメノシドIを含む甘味料組成物は、取扱いの容易さ及び溶解速度が改善された種々の送達系に配合することもできる。適切な送達系の非限定的な例は、糖又はポリオールと共結晶化された甘味料組成物、凝集甘味料組成物、圧縮甘味料組成物、乾燥甘味料組成物、粒子甘味料組成物、球形化甘味料組成物、顆粒状甘味料組成物、及び液体甘味料組成物を含む。
実施例
実施例1:シアメノシドIを含有する飲料の官能評価
シアメノシドIの官能評価は、本明細書において詳述されるように、種々の飲料中において完了させた。
模擬飲料:
500ppmのシアメノシドIをクエン酸緩衝液(pH3.2)及びリン酸緩衝液(pH2.6)中で別々に味見し、RebM90(少なくとも90%の純度を有するRebM)及び種々の他の甘味料の等価溶液に対して比較した。
RebM90溶液は最も甘く、モグロシドV溶液は最も甘くなかった。500ppmのモグロシドVは、約7ブリックスSEを有した。従って、全ての他の甘味料の用量を基準の500ppmのモグロシドVに調整した。推定される濃度は以下に示される。
Figure 0007285788000001
飲料マトリックス
発泡性マトリックス及び非発泡性マトリックスの両方を含む6個の飲料(液体)マトリックス中で、上記で指名された甘味料の盲目評価を行った。6個の飲料マトリックスのうち、4個は、カロリー低下マトリックスであり、2個は、ダイエットマトリックスであった。RebM90は対照としての役割を果たした。7~10人の内部チームメンバーが盲検的にサンプルを評価した。結果は以下に提供される。
Figure 0007285788000002
ベンチ評価結果:
Figure 0007285788000003
シアメノシドIは、評価した全てのマトリックス中で一貫して性能が良かった。
実施例2:シアメノシドI及びRebM90のブレンドを含有する飲料の官能評価
クエン酸緩衝液マトリックス(pH3.2)中の220ppmのシアメノシドIを160ppmのRebM90とブレンドし、クエン酸緩衝液マトリックス中に470ppmのRebM90単独のものと比較した。両方の溶液の甘味強度は非常に類似していた。特に、ブレンドは10%のスクロース当量(SE)を生じた。重要なことに、全ブレンド濃度は380ppmであり、これは、RebM90単独の場合よりも90ppm少ない(-20%)。
パネルからの官能評価は、ブレンドを含む飲料の味品質が改善された(苦味がかなり少なく、且つ甘味の残存が少ないことを含む)ことを示した。
実施例3:シアメノシドI及びRebM95のブレンドを含有する飲料の官能評価
模擬飲料
以下の成分(グラム単位)を順に用いて酸性模擬飲料(100グラム)を作った:
a)Reb-Mを含む酸性模擬飲料
Figure 0007285788000004
b)A95(レバウジオシドD及びMのステビアブレンド)を含む酸性模擬飲料
Figure 0007285788000005
c)A95及びReb-Mを含む酸性模擬飲料
Figure 0007285788000006
官能テイスティング及び結果
4人の熟練したパネリストが飲料を盲検的にベンチテイスティングした(bench tasted)。サンプル間に口に入れて口蓋を洗浄するために、各パネリストに温かいボトル入りの水及び無塩クラッカーを与えた。疲労を避けるために各セッションにおいて最大3つのサンプルを味見した。
模擬飲料
a)Reb-Mを含む模擬飲料
第1のセッションは、Reb-Mを含む飲料のテイスティングで構成され、詳細は以下の表に示される。結果は、120ppmのReb-M及び360ppmのCC-00351(シアメノシドI)のブレンドが最もすっきりしており、且つ最も甘いが、CC-00351は最も甘くなく、且つ最も酸っぱかったことを示す。
Figure 0007285788000007
b)A95を含む模擬飲料
第2のセッションは、A95を含む飲料のテイスティングで構成され、結果は以下に示される。全てのパネリストは、味見したA95(120ppm)+シアメノシドI(360ppm)からなるブレンドが最良であり、その次はA95単独のものであることに合意した。A95(240ppm)及びシアメノシドI(240ppm)を含むブレンドは最も甘くなく、且つ最も酸っぱかった。
Figure 0007285788000008
c)A95及びReb-Mを含む模擬飲料
第3のセッションは、Reb-M単独及びA95単独のものを対照として用いて、同様の割合の2つのブレンド、Reb-M+シアメノシドI対A95+シアメノシドIを評価することで構成された。以下の表における結果は、Reb-M+シアメノシドIのブレンドがそのすっきりして丸みのある味のためにパネリストに最も好まれることを示す。A95+シアメノシドIのブレンドは、最も酸っぱく、且つ最も甘くないことが見出されたので、最も好ましくなかった。
Figure 0007285788000009
シアメノシドIは、1:3の割合のReb-Mとのブレンドにおいて性能が良い。
炭酸飲料中での官能評価
a)レモン-ライムフレーバーの炭酸飲料
以下の表は、完成飲料中の成分及びその量を示す。
Figure 0007285788000010
成分をろ水に溶解させてシロップ(6.5倍濃縮)を構成し、次に適切なシロップ量を秤量し、1部のシロップ+5.5部の炭酸水の比率を用いて炭酸水を添加することにより、最終飲料を作った。完成飲料中の標的炭酸化容積は3.8%のCOであった。高Reb-M含量を有するサンプル(#1及び#2)の場合、シロップ水を約47℃に加熱して、Reb-Mの溶解を可能にしてから、周囲温度まで冷却した後、残りの成分を添加した。最終飲料を300mlのガラスボトルに充填し、次に35℃で3日間エージングした後に冷却し、冷やした状態で提供した(4℃)。
4人の熟練したパネリストが飲料を盲検的にベンチテイスティングした。サンプル間に口に入れて口蓋を洗浄するために、各パネリストに温かいボトル入りの水及び無塩クラッカーを与えた。疲労を避けるために各セッションにおいて最大3つのサンプルを味見した。
以下の表からの結果は、Reb-M単独のもの及び360ppmのReb-M及び120ppmのシアメノシドIのブレンドがパネリストにより同様に好まれ(1.8のスコア)、非常によりすっきりした味プロファイルを有したことを示す。シアメノシドI単独のものは最も好ましくなく、甘味の残存が多く、甘味が低下し、金属的な後味を有した。
Figure 0007285788000011
シアメノシドIはReb-Mとのブレンドにおいてより性能が良く、10ブリックス当量の最大甘味強度を達成し得る。
b)コーラフレーバーの炭酸飲料
以下の表は、完成飲料中の成分及びその量を示す。
Figure 0007285788000012
成分をろ水に溶解させてシロップ(6.5倍濃縮)を構成し、次に適切なシロップ量を秤量し、1部のシロップ+5.5部の炭酸水の比率を用いて炭酸水を添加することにより、最終飲料を作った。完成飲料中の標的炭酸化容積は3.8%COであった。高Reb-M含量を有するサンプル(#1及び#2)の場合、シロップ水を約47℃に加熱して、Reb-Mの溶解を可能にしてから、周囲温度まで冷却した後、残りの成分を添加した。最終飲料を300mlのガラスボトルに充填し、次に35℃で3日間エージングした後に冷却し、冷やした状態で提供した(4℃)。
4人の熟練したパネリストが飲料を盲検的にベンチテイスティングした。サンプル間に口に入れて口蓋を洗浄するために、各パネリストに温かいボトル入りの水及び無塩クラッカーを与えた。疲労を避けるために各セッションにおいて最大3つのサンプルを味見した。
以下の表からの結果は、Reb-M単独のもの及び360ppmのReb-M及び120ppmのシアメノシドIのブレンドがパネリストにより同様に好まれ(2.4のスコア)、非常によりすっきりした味プロファイルを有したことを示す。シアメノシドI単独のものは最も好ましくなく、金属的な風味、苦い後味及び甘味の低下を有した。
Figure 0007285788000013
両方のフレーバーの炭酸飲料(レモンライム及びコーラ)は、Reb-M単独のものに匹敵する、シアメノシドI及びReb-Mのブレンドの良好な性能を示した。Reb-MとのブレンドにおけるシアメノシドIは、利用可能な種々の手段を用いて改善の余地のある飲料用途での良好な可能性を示した。
実施例4:シアメノシドI及びRebA95のブレンドを含有する飲料の官能評価
クエン酸緩衝液(pH3.2)中の30ppmのシアメノシドIを470ppmのRebM95とブレンドし、クエン酸緩衝液中に600ppmのRebA単独のものと比較した。両方の溶液の甘味強度は非常に類似していた。特に、ブレンドは8%のスクロース当量(SE)を生じた。重要なことに、全ブレンド濃度は500ppmであり、これは、RebM95単独の場合よりも100ppm少ない(約16%)。
パネルからの官能評価は、RebA95単独のものと比べて、ブレンドを含む飲料の味品質が改善された(甘味の残存が少なく、苦味がかなり少ないことを含む)ことを示した。
実施例5:コーラ飲料用途におけるシアメノシドIの官能評価
コーラタイプの発泡性飲料中の600ppmのシアメノシドIを、同じマトリックス中の470ppmのRebM90と比較し、同じ10%のスクロース当量(SE)と、苦味の低下、甘味の残存及びすっきりした仕上がりを有する同様の味プロファイルとが提供された。
実施例6:レモン/ライム飲料用途におけるシアメノシドIの官能評価
レモン/ライム発泡性飲料中の600ppmのシアメノシドを、同じマトリックス中の470ppmのRebM90と比較し、同じ10%のSE及び味プロファイルが提供された。

Claims (15)

  1. 液体マトリックス、シアメノシドI及びレバウジオシドMを含む飲料であって、シアメノシドIが100~700ppmの量で存在し、少なくとも90%の純度を有するレバウジオシドMが、100~400ppmの量で存在する、飲料。
  2. 前記シアメノシドIが100ppm~500ppmの量で存在する、請求項1に記載の飲料。
  3. 前記シアメノシドIが少なくとも80%純粋である、請求項1~2のいずれか一項に記載の飲料。
  4. 前記飲料がフルカロリー、低カロリー又は無カロリーである、請求項1~3のいずれか一項に記載の飲料。
  5. 少なくとも10%の果実ジュースをさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料。
  6. (i)前記飲料がシアメノシドIと同じ量のラカンカ(LHG)抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少ない甘草風味を有する、及び/又は、(ii)前記飲料がシアメノシドIと同じ量のラカンカ(LHG)抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも少ない苦い風味を有する、及び/又は、(iii)前記飲料がシアメノシドIと同じ量のLHG抽出物又はモグロシドVで甘味付与された飲料よりも良好な口あたりを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料。
  7. 前記飲料が、1つ又は複数の付加的な甘味料をさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の飲料。
  8. 前記飲料が、グリコシル化ステビオール配糖体などの1つ又は複数のステビアベースのフレーバーをさらに含む、請求項1~のいずれか一項に記載の飲料。
  9. 前記飲料が1つ又は複数の希少糖をさらに含む、請求項1~のいずれか一項に記載の飲料。
  10. 前記付加的な希少糖が、リボース、5-ケトフルクトース、D-アロース、D-プシコース(アルロース)、L-リボース、D-タガトース、L-グルコース、L-フコース、L-アラビノース、D-ツラノース、又はこれらの組合せから選択される、請求項に記載の飲料。
  11. 前記飲料が1つ又は複数の糖アルコールをさらに含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の飲料。
  12. 前記付加的な糖アルコールが、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール又はこれらの組合せから選択される、請求項11に記載の飲料。
  13. 前記飲料が炭酸飲料である、請求項1~12のいずれか一項に記載の飲料。
  14. 前記飲料が非炭酸飲料である、請求項1~13のいずれか一項に記載の飲料。
  15. 甘味付与可能な飲料をシアメノシドI及びレバウジオシドMと混ぜ合わせて甘味料入り飲料を提供することを含む、甘味料入り飲料を調製する調製方法であって、シアメノシドIが、100ppm~700ppmの量で前記甘味料入り飲料中に存在し、少なくとも90%の純度を有するレバウジオシドMが、100~400ppmの量で前記甘味料入り飲料中に存在する、方法。
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