JP7282533B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の制御基板を備える情報処理装置、情報処理装置の制御方法に関する。
従来から、コントローラボードと、コントローラボードに接続された操作部ボードと、を備えた画像形成装置が知られている。ここで、コントローラボードは、物理媒体上に画像形成するための制御を行うCPUなどを備えた制御基板である。また、操作部ボードは、LCDパネル、ブザー、LED、物理キーなどの操作手段や、これらを制御するための専用CPUを備えた制御基板である。
このような操作部ボードは、画像形成装置の状態に関する情報をサービスマンやユーザへ報知したり、サービスマンやユーザからの操作を受け付けて画像形成装置へ操作情報を送信したりするために用いられる。
操作部ボードの機能としては、特に、画像形成装置が故障した場合、故障に関する情報をサービスマンに適切に報知することが重要である。例えば、特許文献1には、コントローラ部に異常の発生個所を検知するための自己診断部を備え、異常が検知されたとき、コントローラ部から操作部へ異常の発生を伝達する画像印刷装置が開示されている。
特開2016-218553号公報
このように故障を検知する自己診断部を有する画像形成装置においては、自己診断部をソフトウェアで実装することができれば、機能拡張性や流用性を高めることができる。しかし、自己診断部が正常に動作していなければ、故障を検知することはできない。
そのため、自己診断部をソフトウェアによって実装する場合、メモリやプログラムを格納しているストレージなど、多くのハードウェア部品が正常に動作していることが前提となる。また、コントローラボードと操作部ボードとの間の通信が正常に行われなければ、サービスマンに故障を報知することができない。
これに対して、代替手段として、コントローラボードとは別に、故障を検知し、報知を行う専用ハードウェアを搭載することが考えられる。別体の専用ハードウェアであれば、コントローラボードの状態に関わらず、サービスマンに故障を報知することがきる。しかし、新たなハードウェアを追加した場合、画像形成装置のコストが上昇するというデメリットも生じる。
本発明は、自己診断部をソフトウェアで実装しながら、新たなハードウェアを追加する
ことなく、コントローラを備える制御基板の一部や、コントローラを備える制御基板と操作部を備える制御基板との間の通信・制御に発生した故障を検知できる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、情報処理装置であって、第1の制御基板と、第2の制御基板と、前記第1の制御基板と第2の制御基板とを通信可能に接続する通信線と、前記第1の制御基板は、第1のプログラムを記憶する第1の記憶手段と、前記第1のプログラムを実行する第1の実行手段と、を有し、前記第1のプログラムは、前記第1の実行手段を、前記第1の制御基板から前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1の信号を送信し、次に前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1のコマンドを送信する第1の送信手段と前記第1の制御基板が、前記第1のコマンドを送信した後、第1の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の制御基板の状態を通知する第1の通知手段として機能させ、前記第2の制御基板は、第2のプログラムを記憶する第2の記憶手段と、前記第2のプログラムを実行する第2の実行手段と、を有し、前記第2のプログラムは、前記第2の実行手段を、前記通信線を介して前記第2の制御基板から前記第1のコマンドへの応答を前記第1の制御基板に送信する第2の送信手段と、前記第2の制御基板が、前記第1の制御基板から送信された前記第1の信号を受信した後、前記第2の制御基板が、前記第1の所定の期間とは異なる第2の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の制御基板の状態を通知する第2の通知手段として機能させ、前記第1の送信手段は、前記通信線を介して前記第2の制御基板をリセットするためのリセット信号を前記第1の信号として送信する、ことを特徴とする。
また、別の発明は、情報処理装置であって、第1の制御基板と、第2の制御基板と、前記第1の制御基板と前記第2の制御基板とを通信可能に接続する通信線と、前記第1の制御基板は、前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1の信号を送信し、次に前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1のコマンドを送信する第1の送信手段と、前記第2の制御基板は、前記通信線を介して前記第1のコマンドへの応答を前記第1の制御基板に送信する第2の送信手段と、前記第2の制御基板が、前記第1の制御基板から送信された前記第1の信号を受信した後、前記第2の制御基板が、第1の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の制御基板の状態を通知する第1の通知手段と、前記第1の制御基板が、前記第1のコマンドを送信した後、前記第1の所定の期間とは異なる第2の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の制御基板の状態を通知する第2の通知手段と、を有し、前記第1の信号は、前記第2の制御基板をリセットするためのリセット信号であることを特徴とする。
本発明によれば、自己診断部をソフトウェアで実装しながら、新たなハードウェアを追加することなく、コントローラを備える制御基板の一部や、コントローラを備える制御基板と操作部を備える制御基板との間の通信・制御に発生した故障を検知することができる。
画像形成装置のハードウェア構成図である。 初期プログラム、メインプログラム及び操作部プログラムのソフトウェアブロック図である。 初期プログラムが実行する処理を示すフローチャートである。 UI制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 操作部制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、以下の実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものであるとは限らない。
< 実施例1 >
図1は、本発明の一実施形態である情報処理装置の一形態である画像形成装置100のハードウェアの構成図である。
画像形成装置100 は、コントローラボード110、操作部ボード150、電源ユニット部170、スキャナエンジン191、プリンタエンジン192を有する。
コントローラボード110は、プリント機能やスキャン機能などの画像形成装置100が有する各種機能を実行するための制御を行う制御基板である。操作部ボード150は、ユーザから画像形成装置100に対する操作を受け付けたり、ユーザに画像形成装置100 からの情報を報知したりするための制御基板である。
プリンタエンジン192は、コントローラボード110からの要求に従い、コントローラボード110が形成した印刷画像データを物理媒体上に印刷するためのユニットである。
スキャナエンジン191は、コントローラボード110からの要求に従い、画像形成装置100に装填された物理媒体上の画像を読み取こんだ読込画像データを、コントローラボード110へ送信するためのユニットである。
電源ユニット部170は、コントローラボード110、操作部ボード150、スキャナエンジン191、プリンタエンジン192に電力を供給するためのユニットである。
コントローラボード110と操作部ボード150とは、通信束線181によって接続され、相互に情報の送受信をすることができる。本実施例では、通信束線181は以下の5種類の信号線を有している。
(1)UART送信線(TX)123とUART受信線(RX)153を接続する、TX-RX信号線。
TX-RX信号線は、コントローラボード110が制御コマンドを送信し、操作部ボード150が当該制御コマンドを受信するための信号線である。また、コントローラボード110が制御コマンド応答を送信し、操作部ボード150が当該制御コマンド応答を受信するための信号線でもある。
(2)UART受信線(RX)125とUART送信線(TX)154を接続する、RX-TX信号線。
RX-TX信号線は、操作部ボード150が制御コマンドを送信し、コントローラボード110が当該制御コマンドを受信するための信号線である。また、操作部ボード150が制御コマンド応答を送信し、コントローラボード110が当該制御コマンド応答を受信するための信号線でもある。
(3)表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC))135と表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC))164とを接続する、表示画像データ信号線。
(4)リセット信号線(/PNL_RST)126とリセット信号線(/PNL_RST)152とを接続する、リセット信号線。
(5)タッチセンサー信号線(TOUCH)127とタッチセンサー信号線(TOUCH)167とを接続する、タッチセンサー信号線。
なお、本実施例では、コントローラボード110上の信号線と、操作部ボード150上の信号線は電気的に接続される。また、両信号線には、同一の信号がほぼ同時に流れるものもある。
例えば、表示画像データは、表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC))135と表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC))164上に流れる。リセット信号は、リセット信号線(/PNL_RST)126と、リセット信号線(/PNL_RST)152上に流れる。タッチセンサー信号は、タッチセンサー信号線(TOUCH)127と、タッチセンサー信号線(TOUCH)167上に流れる。
なお、本実施例においては、説明を簡潔にするため、適宜、同一の識別子を用いて説明する。
電源ユニット部170とコントローラボード110とは、シーソースイッチ信号線182、電力制御線183、電力線184によって接続されている。
シーソースイッチ信号線182は、電源ユニットシーソースイッチ171が押下されると、そのイベントを操作イベントとして電源ユニット部170からコントローラボード110へ送信するための信号線である。電力制御線183は、操作部ボード150、スキャナエンジン191、プリンタエンジン192への電力供給をコントローラボード110から制御するための信号線である。電力線184は、電源ユニット部170からコントローラボード110に電力供給をするための信号線である。
コントローラボード110とスキャナエンジン191との間、及び、コントローラボード110とプリンタエンジン192との間には、それぞれ、相互に情報を送受信するための信号線が備えられている。
次に、コントローラボード110の詳細について説明する。
コントローラボード110は、CPU111、RAM112、ROM113、ストレージ114、LED115などのハードウェア部品を有する。また、コントローラボード110は、コントローラボード操作部I/F120、UART121、LCDC131、表示画像バッファ132を有する。更に、コントローラボード110は、スキャナエンジンI/F141、プリンタエンジンI/F142、ネットワークI/F143、電源I/F149を備える。
CPU111は、画像形成装置100の機能を実現するための、中央演算処理装置である。例えば、CPU111は、操作部ボード150上の操作部LCDパネル162に表示される表示画像データをRAM112上に格納する。また、CPU111は、スキャナエンジン191において物理媒体から読み込んだ読込画像データを、必要に応じて、種々のデータ圧縮処理を施したり、ファイルフォーマット変換をしたりした後、ストレージ114上に格納する。更に、CPU111は、プリンタエンジン192を用いて物理媒体上に印刷する印刷画像データをRAM112上に格納する。
RAM112は、CPU111がプログラムを実行する際に、一時的に情報を格納するための揮発記憶領域である。
ROM113は、ユーザが画像形成装置100の電源を投入した際、CPU111が初期化処理を実行するための初期プログラム200を格納するための不揮発記憶領域である。
ストレージ114は、CPU111が画像形成装置としての機能を実現するためのメインプログラム220を格納する不揮発記憶領域である。また、ストレージ114は、CPU111が処理した結果を格納するための不揮発記憶領域でもある。ストレージ114は、具体的には、ハードディスクやスリッドステートディスクなどによって構成することができる。また、ストレージ114は複数個のストレージから構成されていてもよい。
LED115は、CPU111が画像形成装置100に関する情報を報知するための報知手段である。例えば、電源ユニット部170からコントローラボード110に電力線184を介して電力供給がなされている間、LED115を常に点灯することにより報知してもよい。
本実施例では、LED115は、5Vの通電があることを報知するための、LED(5V)116と、24Vの通電があることを報知するためのLED(24V)117を有する。更に、LED115は、操作部間の通信にエラーが発生したことを報知するための操作部間通信エラーLED118を有する。
UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)121は、操作部I/F120を介してUART受信線(RX)125からデータを受信する。UART121は、受信したデータを通信プロトコルに応じて変換し、UART受信線(RX)124を介してCPU111へ送信する。
ここで、「通信プロトコルに応じて変換」するとは、具体的には、送受信するべきデータに対して、データのビット長、パリティビット、ストップビットを付与したり、削除したりすることで、通信中のデータ欠損を検出したり、補充したりすることを意味する。なお、通信プロトコルに応じた変換処理に関しては、UART通信を行うための公知技術の範囲内にとどまるため、詳細な説明は省略する。
ここで、表1に、UART121を介して送信される制御コマンドの例を示す。
例えば、コントローラボード110は、初期化コマンドとして、0X0001を操作部ボード150に送信する。操作部ボード150は当該初期化コマンドを受信・処理すると、初期化コマンド応答として、0XFF01をコントローラボード150に送信する。
このような制御コマンドの送信と、当該制御コマンド応答の受信のペアによって、コントローラボード110と操作部ボード150との間の通信が実現される。
表1に示される各制御コマンドについて説明する。
初期化コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、操作部ボード150への電力供給の直後に初期化処理を要求するためのコマンドである。
画面表示コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、LCDパネル162に表示画像データを表示することを要求するためのコマンドである。
画面節電コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、LCDパネル162での表示画像データ表示を停止することを要求するためのコマンドである。
終了コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、操作部ボード150への電力停止の直前に終了処理を要求するためのコマンドである。
LED点灯コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、LED157の点灯を要求するためのコマンドである。LED157が複数個のLEDからなる場合、LED毎に制御できるように、コマンドの一部にLEDの位置を意味する情報(識別子)を埋め込んでもよい。
LED消灯コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、LED157の消灯を要求するためのコマンドである。LED157が複数個のLEDからなる場合、LED毎に制御できるように、コマンドの一部にLEDの位置を意味する情報(識別子)を埋め込んでもよい。
ブザー鳴動コマンドは、コントローラボード110が操作部ボード150に対して、ブザー156の鳴動を要求するためのコマンドである。
物理キー押下コマンドは、操作部ボード150がコントローラボード110に対して、物理キー155が押下されたことを通知するためのコマンドである。物理キー155が複数の物理キーを有する場合には、物理キーを識別するための情報(識別子)を埋め込んでもよい。
表示可能状態通知コマンドは、操作部ボード150がコントローラボード110に対して、LCDパネル162での表示画像データの表示が開始できたことを通知するためのコマンドである。
コマンドエラー応答は、コントローラボード110が現在の状態で想定していない制御コマンドを受信した場合のコマンド応答である。
Figure 0007282533000001
ここでは、送信側が1コマンドを送信すると、それに対応して、受信側が1コマンド応答を送信する通信形態でのコマンド例を示した。ただし、本発明においては、例えばコマンド実行の結果を送信側が把握する必要がない場合には、コマンド応答を省略する形態を取ることもできる。
また、本実施例では、16bit固定長の形式であるコマンドの例について説明した。ただし、扱うべきコマンドの種別が多ければ、32bit固定長の形式でコマンドを設計してもよい。あるいは、コマンドの長さを可変長としてもよい。本発明においては、コマンドの形式に制約はなく、自由に形式を選択することができる。
コントローラボード110の詳細についての説明に戻る。
LCDC(LCD Controller)131は、CPU111がRAM112上に形成した表示画像データを、操作部ボード150へ送信するためのチップである。LCDC131は、RAM112上に格納された表示画像データをコントローラボードLCDC制御線133を介して受信する。LCDC131は、受信した表示画像データを、表示画像データ信号線134を介して、表示画像バッファ132に一時格納する。LCDC131は、設定された時間間隔で、表示画像データ信号線134を介して表示画像バッファ132に格納した表示画像データを読み出す。更に、LCDC131は、読み出した表示画像データを、表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC)135、コントローラボード操作部I/F120を介して、操作部ボード150へ送信する。
表示画像バッファ132は、LCDC131が操作部ボード150へ送信する表示画像データを一時格納するための揮発記憶領域である。CPU111は、コントローラボード表示画像バッファ制御線136を介して、表示画像バッファ132の電源を制御することができる。
本実施例では、コントローラボード110は、RAM112とは別の不揮発記憶領域として保持する形態として記載している。ただし、本発明を実施する上では、例えば、RAM112上のメモリの一部を表示画像バッファとして割り当てて実現することもできる。
スキャナエンジンI/F141は、スキャナエンジン191に対して制御要求を発行したり、スキャナエンジン191から情報を取得したりするための、インターフェースである。
プリンタエンジンI/F142は、プリンタエンジン192に対して制御要求を発行したり、プリンタエンジン192から情報を取得したりするための、インターフェースである。
ネットワークI/F143は、画像形成装置100がネットワークに接続された外部装置から指示を受け付けたり、あるいは、画像形成装置100が外部装置へ情報を提供したりするためのインターフェースである。例えば、画像形成装置100は、ネットワークI/F143を介して、外部に存在するホストPCから印刷データを受信したり、ホストPCからの要求に応じてWebページ形式で画像形成装置100の状態を通知したりすることができる。
電源I/F149は、コントローラボード110を動作するために必要な電力を電源ユニット部170から電力供給線184を介して受け取るためのインターフェースである。
次に、操作部ボード150の詳細について説明する。
操作部ボード150は、マイコン151、物理キー155、ブザー156、LED157などのハードウェア部品を備える。また、操作部ボード150は、操作部コントローラボードI/F161、操作部LCDパネル162、操作部タッチセンサー163、操作部ボード電源I/F179を備える。
マイコン151は、操作部ボード150の機能を実現するための、中央演算処理装置である。本実施例では、マイコン151は、操作部ボード150を制御する操作部プログラム250や一時的な情報を格納するための不揮発記憶領域を備えている。
マイコン151には、操作部ボード150上の各ハードウェア部品の制御を行うために、複数の信号線が接続されている。具体的には、マイコン151には、リセット要求を受信するためのリセット信号線(/PNL_RST)152、コントローラボード150との通信を行うためのUART受信線(RX)153、UART送信線(TX)154、が接続されている。また、マイコン151には、物理キー155が押下されたことを検知するための信号線、ブザー156やLED157を制御するための信号線が接続されている。更に、マイコン151には、操作部LCDパネル162の、電源を制御するための操作部LCDパネル電源信号線(/LCD_PON)160やバックライトを制御するためのバックライト制御信号線(LCD_PWM)159が接続されている。
物理キー155は、ユーザが画像形成装置100に対して行った操作を読み取るためのデバイスである。例えば、物理キー155はキーマトリックスを用いて構成され、押下状態によりユーザの操作を読み取ることができる。
操作部ボード150は、押下されたキーの種類と状態をUART送信線(TX)154を介して制御コマンドとして送信する。これにより、物理キー155に対するユーザの操作がコントローラボード110に送信される。
ブザー156は、コントローラボード110からUART受信線(RX)153を介して受信した制御コマンドに従ってON/OFFされることにより、ユーザに情報を報知するためのデバイスである。
LED157は、コントローラボード110からUART受信線(RX)153を介して受信した制御コマンドに従って、点灯、消灯、点滅されることにより、ユーザに情報を報知するためのデバイスである。本実施例では、LED157は、エラーを報知するためのLEDである、エラーLED158を備えている。
操作部コントローラボードI/F161は、コントローラボード操作部I/F120との通信を行うためのインターフェースである。
操作部LCDパネル162は、表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC))164を介して受信した表示画像データを、表示するためのデバイスである。マイコン151は、操作部LCDパネル電源信号線(/LCD_PON)160を介して、操作部LCDパネル162への電源供給を制御する。また、マイコン151は、バックライト制御信号線(LCD_PWM)159を介して、操作部LCDパネル162のバックライトを制御する。
操作部タッチセンサー163は、ユーザが画像形成装置100に対して行った操作を受け付けるためのデバイスである。操作部タッチセンサー163は、押下された位置や強度の情報を検知し、タッチセンサー信号線(TOUCH)167を介して操作部コントローラボードI/F161に伝達することにより、ユーザが行った操作をコントローラボード110に送信する。
操作部ボード電源I/F179は、操作部ボード150を動作するのに必要な電力を電源ユニット部170から受け取るためのインターフェースである。
最後に、電源ユニット部170の詳細について説明する。
電源ユニット部170は、電源ユニットシーソースイッチ171と、電源供給部172を備える。電源ユニットシーソースイッチ171は、ユーザが画像形成装置100の電源投入あるいは電源切断を指示するための入力手段である。電源供給部172は、コンセントから供給された電力を、コントローラボード110、操作部ボード、スキャナエンジン191、プリンタエンジン192に供給するためのユニットである。
コントローラボード110は、コントローラボード電源I/F149を介して、電源供給部172から電力を供給される。また、操作部ボード150は、操作部ボード電源I/F179を介して、電源供給部172から電力を供給される。
ここで、操作部ボード150とコントローラボード110の電力状態の遷移を簡単に説明する。
本実施例においては、電力状態は、電源遮断状態、画面節電状態と、画面表示状態の3状態に分けられる。なお、電源遮断状態における電力消費は、画面節電状態における電力消費より小さい。また、画面節電状態における電力消費は、画面表示状態における電力消費より小さい。
電源遮断状態とは、操作部ボード150に電力供給がされていない状態である。具体的には、画像形成装置100の電源プラグがコンセントに接続されていない、あるいは、接続されていても電源ユニットシーソースイッチ171がOFFである状態などである。
画面節電状態とは、操作部ボード150に電力供給がなされ、操作部マイコン151は動作しているが、LCDパネル162には電力供給されていない状態である。
画面表示状態とは、操作部ボード150に電力供給がなされ、操作部マイコン151は動作し、かつ、操作部LCDパネル162に電力供給されており、表示画像データが表示されている状態である
操作部ボード150とコントローラボード110が電源遮断状態にあって、画像形成装置100において電源投入イベントが発生すると、操作部ボード150とコントローラボード110は画面節電状態へ移行する。操作部ボード150とコントローラボード110が画面節電状態にあって、画像形成装置100において画面表示イベントが発生すると、操作部ボード150とコントローラボード110は画面表示状態へ移行する。
操作部ボード150とコントローラボード110が画面表示状態にあって、画像形成装置100において画面節電イベントが発生すると、操作部ボード150とコントローラボード110は画面節電状態へ移行する。操作部ボード150とコントローラボード110が画面節電状態にあって、画像形成装置100において電源切断イベントが発生すると、操作部ボード150とコントローラボード110は電源遮断状態へ移行する。
なお、画像形成装置100に電源が投入されると、操作部ボード150とコントローラボード110は電源遮断状態から画面節電状態へ移行する。コントローラボード110は、表示画像データを形成すると、操作部ボード150に画面表示コマンドを送信する。操作部ボード150は画面表示コマンドを受信すると、画面節電状態から画面表示状態に移行し、画面表示を開始する。コントローラボード110も、画面節電状態から画面表示状態に移行する。
なお、厳密には、コントローラボード110が操作部ボード150へ状態遷移のためのコマンドを送信してから、コマンド応答を受信するまでの間、コントローラボード110と操作部ボード150の電力状態は一致しない区間が存在する。この一連の流れについては、図4及び図5を用いて後述する。
図2は、コントローラボード110上で実行される初期プログラム200及びメインプログラム220と、操作部ボード150上で実行される操作部プログラム250を説明するためのソフトウェアブロック図である。
初期プログラム200は、画像形成装置100に電源が投入された直後に実行されるプログラムである。初期プログラム200は、ROM実行部201と、RAM実行部202に分けられる。
ROM実行部201は、RAM実行部202を起動するための初期化処理部である。ROM実行部201は、コントローラROM113から読み取ることのできるデータと、CPU111のレジスタを用いて、RAM112を用いることなく、初期化プログラム200を実行する。
RAM実行部202は、コントローラRAM112が初期化された後に、メインプログラム220を起動するための初期化処理部である。RAM実行部202は、ROM113から読み取ることのできるデータと、CPU111のレジスタに加えて、RAM112上のメモリやストレージ114上の情報を利用して、実行される。
なお、初期プログラム200の動作の詳細は、図3を用いて後述する。
メインプログラム220は、デバイス制御部221、電源制御部222、UI制御部223、を備える。更に、メインプログラム220は、ネットワーク制御部241、スキャナエンジン制御部242、プリンタエンジン制御部243を備える。
デバイス制御部221は、画像形成装置100全体を制御するための制御部である。デバイス制御部221は、画像形成装置100が実行するべき処理をスケジューリングするなどの処理を担う。
電源制御部222は、画像形成装置100の電力を制御するための制御部である。
UI制御部223は、コントローラボード110と操作部ボード150との間での情報交換を制御するための制御部である。なお、UI制御部223の動作の詳細については、図4を用いて後述する。
ネットワーク制御部241は、画像形成装置100とネットワークを介して接続された外部装置からの通信を、通信手段であるネットワークI/F143を介して受信するための制御部である。なお、本発明において、通信手段は、有線ネットワークである必要はなく、各種無線ネットワークなどを用いて実現することもできる。
スキャナエンジン制御部242は、スキャナエンジンI/F141を介して、スキャナエンジン191を制御するための制御部である。
プリンタエンジン制御部243は、プリンタエンジンI/F142を介して、プリンタエンジン192を制御するための制御部である。
操作部ボード150上で実行される操作部プログラム250は、操作部制御部251を備える。
操作部プログラム250の動作の詳細については、図5を用いて後述する。
なお、メインプログラム220は、PDL(Page Description Language)データを解釈するためのPDLインタプリタ部を備えていてもよい。また、メインプログラム220は、PDLデータを解釈した結果に基づいて印刷画像データを形成するためのRIP(Raster Image Processor)部を備えていてもよい。
あるいは、近年では、アプリケーションを追加することで機能を拡張することができる画像形成装置も知られている。ただし、これらの画像形成装置の拡張性については、公知の技術の範囲内であることから、詳細な説明は省略する。
図3は、初期プログラム200が実行する処理を示すフローチャートである。
図3のフローチャートにおいて、S311からS326までの処理は、ROM実行部201により実行される。また、S331からS362までの処理は、RAM実行部202により実行される。
ROM実行部201は、コントローラボード110上の各ハードウェア部品(ペリフェラル)を初期化する(S311)。これは、起動処理中における各ハードウェア部品の状態を一律にすることにより、コントローラボード110の状態管理をしやくするためである。
ROM実行部201は、コントローラボード110上での割り込みや入力を制御するために、IOMUXを初期化する(S312)。ここで、IOMUX(IO Multiple Xing)とは、それぞれのGPIO(General Purpose Input/Output)に割り当てられた入力と出力を組み替える機能である。例えば、同様に設計されたコントローラボード110を複数製品で使用する場合、IOMUXによってGPIOの割り当てを組み替えることによって、ハードウェアの変更を最小にしながら、必要な機能を実現することができる。
ROM実行部201は、LED115上のLED(5V)116を点灯させる(S313)。具体的には、ROM実行部201は、S312で有効にしたGPIOを利用して、LEDに通電することにより、LED(5V)116を点灯させる。ROM実行部201がS313の処理まで実行できている場合には、コントローラボード110には電源ユニット部170から5V電源が供給されているため、LED116(5V)が点灯することにより、正常動作していることが報知される。
ROM実行部201は、コントローラボード110上のクロック設定を行う(S314)。コントローラボード110上には、様々な周波数で動作するべきハードウェアが存在している。これらを制御するために、ROM実行部201はクロック設定を行う。
ROM実行部201は、RAM112を初期化し、アクセス可能な状態とする(S315)。
ROM実行部201は、コントローラボードLCDC131に関するレジスタを制御し、LCDC131を停止する(S316)。画像形成装置100に電源を投入した直後は、LCDC131の初期化は行われず、表示画像データの送信もされない。しかし、初期化処理の完了後におけるLCDC131の状態を確実に一意にすることで、状態管理をしやすくするために行う。
ROM実行部201は、表示画像バッファ132に関するレジスタを制御し、表示画像バッファ132を無効化する(S317)。表示画像バッファの無効化についても、前述したLCDC131の停止処理と同様、初期化処理の完了後の表示画像バッファ132の状態を確実に一意にし、状態管理をしやすくするために行う。
ROM実行部201は、/PNL_RSTをHigh(OFF)に設定し、マイコン151のリセット状態を解除する(S322)。最初の/PNL_RSTをHigh(OFF)に設定する処理は、/PNL_RSTの初期状態がHigh(OFF)であっても、Low(ON)であっても、確実にマイコン151をリセットするために実行する。
その後、ROM実行部201は、50msの待機をする(S323)。
ここで、CPU111がマイコン151のリセット状態を制御する工程は、実際には以下のとおりである。
まず、CPU111がリセット信号線(/PNL_RST)126を制御する。リセット信号(/PNL_RST)126の状態が変化すると、通信束線181のリセット信号線を介して、リセット信号線(/PNL_RST)152の状態が変化する。これにより、リセット信号線(PNL_RST)152の状態が変化することで、マイコン151のリセット状態が制御される。
しかし、すべてのについて同様の説明を行うと煩雑となるため、以下では、これらの工程についての説明は省略する。
ここで、ROM実行部201が/PNL_RST126を設定後、50msの待機をする理由は2つある。1つは、ROM実行部201が/PNL_RST126を制御してから、通信束線181を介して/PNL_RST152に反映されるまでにわずかに時間を要するためである。もう1つは、信号をHighからLow、あるいは、LowからHighに変化させようとしても、どちらでもない区間が少なからず存在するためである。
これらの影響を確実に回避するために、50msの待機をする。以下の、/PNL_RSTの制御に係る50msの待機についても同様の理由である。
ROM実行部201は、/PNL_RSTをLow(ON)に設定することで、マイコン151をリセット状態にする(S324)。
その後、ROM実行部201は、50msの待機をする(S325)。ROM実行部201は、/PNL_RSTをHigh(OFF)にセットすることで、マイコン151のリセット状態を解除する(S326)。
以上、S322からS326までの処理により、ROM実行部201は、操作部ボード150のマイコン151のリセット制御を行う。
そして、このリセット制御をトリガーとして、RAM実行部202によって実行される以下の故障検知のシーケンスを開始する。
まず、RAM実行部202は、割り込み設定を初期化する(S331)。割り込み設定の初期化についても、前述したLCDC131の停止処理と同様、初期化処理の完了後の状態を確実に一意にし、状態管理をしやすくするために行う。
RAM実行部202は、UART121を初期化する(S332)。これにより、RAM実行部202は、操作部ボード150上で動作する操作部制御部251と通信することが可能になる。
RAM実行部202は、ストレージ114を初期化する(S333)。ここで、ストレージ114にアクセスが可能になるように、RAM実行部202は、必要なクロック設定などを行い、ストレージ114内に保持されたデータを参照できる状態に移行する。
RAM実行部202は、電力制御線183を介して24V電源を有効にする(S334)。
RAM実行部202は、24V通電が行われているか否かを確認する(S335)。
RAM実行部202は、24V通電が正常に行われているか否かによって、以下のとおり、処理を切り替える(S336)。
24V通電が正常に行われている場合(S336:Y)、RAM実行部202は、LED115上のLED(24V)117を点灯させる(S337)。具体的には、RAM実行部202は、S312で有効にしたGPIO(General Purpose Input/Output)を利用して、LEDに通電することにより、24V通電を示すLED(24V)117を点灯させる。
一方、24V通電が正常に行われていない場合は(S336:N)、LED(24V)117は点灯されない。
RAM実行部202は、操作部制御部251に対して初期化コマンド(1)を送信する(S341)。
RAM実行部202は、操作部制御部251から初期化コマンド応答(2)を受信する(S342)。なお、操作部制御部251からUI制御部223への初期化コマンド応答を送信は、後述の図5のフローチャートのS506において行われる。
これにより、RAM実行部202は、操作部制御部251との通信を確立し、初期化処理が完了できたことを検知する。なお、初期コマンド応答(2)の受信において、一定時間(ここでは、5秒)内に応答が受信できなかった場合、RAM実行部202は、タイムアウトが発生したものと判断する。
なお、S341においてRAM実行部202が操作部制御部251に対して初期化コマンド(1)を送信すると、後述の図5のフローチャートのS503において、操作部制御部251はUI制御部223から初期化コマンド(1)を受信する。
RAM実行部202は、タイムアウトが発生したかに応じて、処理を切り替える(S343)。
タイムアウトが発生した場合、RAM実行部202は、操作部間通信エラーLED118を点灯させる制御を行う(S344)。これにより、コントローラボード110と操作部ボード150との間の通信が失敗したことが報知される。
RAM実行部202は、LCDC131に関するレジスタを制御し、LCDC131を初期化する(S345)。LCDC131の初期化では、例えば、RAM112上の読み出すべきデータが格納されているアドレスや、表示画像データの幅・高さ・色震度・フォーマットの設定をする。なお、LCDC131の初期化処理を実行した段階では、LCDC131はまだ表示画像データの送信を開始しない。
RAM実行部202は、RAM112上に起動画面を意味する表示画像データを生成する(S350)。
RAM実行部202は、コントローラボード表示画像バッファ132に関するレジスタを制御し、コントローラボード表示画像バッファ132を有効化する(S351)。
RAM実行部202は、LCDC131に関するレジスタを制御し、LCDC131を有効化する(S352)。これにより、LCDC131は、表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC)135に対して、表示画像データの送信を開始する。
RAM実行部202は、操作部制御部251に対して画面表示コマンド(3)を送信する(S353)。
RAM実行部202は、操作部制御部251から画面表示コマンド応答(4)を受信する(S354)。
これにより、RAM実行部202は、操作部制御部251に対して画面表示準備を要求する。
以上の処理により、LCDC131は、操作部LCDパネル162に、表示画像データを送信する。操作部LCDパネル162には、S350で生成した起動画面が表示される。
RAM実行部202は、ストレージ114から、メインプログラム220を読み出し、RAM112上に展開する(S361)。
そして、RAM実行部202は、RAM112上に展開したメインプログラム220の実行を開始する(S362)。
以上の図3のフローチャートに示した処理によって、RAM実行部202は、メインプログラム220を起動する。
図4は、メインプログラム220のUI制御部223が実行するUI制御処理のフローチャートである。
なお、本実施例においては、UI制御部223は、RAM112上の特定メモリ上で電力制御状態を管理する。以下の説明で、「UI制御部223の状態をある状態に設定する」という記載は、RAM112上の特定メモリ上で管理されている電力制御状態を意味するメモリ内容を変更することを意味する。また、「UI制御部223の状態に応じて処理を切り替える」という記載は、RAM112上の特定メモリ上で管理されている電力制御状態を意味するメモリ内容に応じて処理を切り替えることを意味する。
UI制御部223は、UI制御部223の状態を画面表示状態に設定する(S401)。この処理は、デバイス制御部301が、電源投入イベントを検知し、マイコン151を含む操作部ボード150に電力供給を行った後に、UI制御部223を起動することによって開始される。
UI制御部223は、操作イベントを受け付けるための操作イベントの受付処理を実行する(S402)。操作イベントは、画像形成装置100に備わっている様々なセンサーによりユーザの操作が検知されたタイミングで発行される。
例えば、操作部制御部251は、物理キーの押下を検知すると、UI制御223へ操作イベントとして通知する。そして、UI制御部223は、操作部制御部251へ物理キーの操作コマンド応答を送信するスレッドを動かす。UI制御部223は、各種割り込みに対応する割り込み関数を登録しておき、割り込み関数の中でUI制御部223に操作イベントとして通知してもよい。
また、電源制御部221は、電源ユニットシーソースイッチ171の押下を検知すると、UI制御部223へ操作イベントとして通知する。操作部制御部251は、操作部タッチセンサー163への操作を検知すると、UI制御部223に操作イベントとして通知する。
スキャナエンジン191やプリンタエンジン192に対して行われた操作が操作イベントとしてUI制御部223に通知されることもある。例えば、スキャナエンジン制御部242は、スキャナエンジン191に備えられた圧板(不図示)が開閉されたことを検知すると、UI制御部223へ操作イベントとして通知する。同様に、プリンタエンジン制御部243は、プリンタエンジン192に備えられたトナー交換用ドア(不図示)が開閉されたことを検知すると、UI制御部223へ操作イベントとして通知する。
デバイス制御部221から操作イベントが発行されると、UI制御部223は操作イベントを受信する(S403)。
UI制御部223は、UI制御部223の状態と、受信した操作イベントに応じて、以下のように処理を切り替える(S404)。
UI制御部223の状態が画面節電状態であり、かつ、画面表示イベントを受信した場合(S404:a)、UI制御部223は以下の処理を実行する。
まず、UI制御部223は、コントローラボード表示画像バッファ132に関するレジスタを制御し、コントローラボード表示画像バッファ132を有効化する(S421)。
UI制御部223は、LCDC131に関するレジスタを制御し、LCDC131を有効化する(S422)。これにより、LCDC131は、表示画像データ信号線(LVDS_DATA(LCDC)135に対して、表示画像データの送信を開始する。
UI制御部223は、操作部制御部251に対して画面表示を要求するために、画面表示コマンド(3)を送信する(S423)。
UI制御部223は、操作部制御部251から画面表示コマンド応答(4)を受信する(S424)。
UI制御部223は、画像形成装置100の状態を画面表示状態に設定する(S425)。
以上のとおり、UI制御部223は、画面節電状態において画面表示イベントを受信した場合、画面節電状態から画面表示状態へ移行する処理を実行する。
受信したイベントに対する処理が完了したら、S403に戻る。そして、UI制御部223は、再び新たなイベントを受信すると、処理を繰り返す。
また、UI制御部223の状態が画面表示状態であり、かつ、画面節電イベントを受信した場合(S404:b)、UI制御部223は以下の処理を実行する。
UI制御部223は、操作部制御部251に対して画面節電コマンド(5)を送信する(S431)。
UI制御部223は、操作部制御部251から画面節電コマンド応答(6)を受信する(S432)。
これにより、UI制御部223は、操作部制御部251が画面節電処理を完了したことを検知する。
UI制御部223は、LCDC131に関するレジスタを制御し、LCDC131を無効化する(S433)。これにより、LCDC131から表示画像データが送信されなくなる。
UI制御部223は、コントローラボード表示画像バッファ132に関するレジスタを制御し、コントローラボード表示画像バッファ132を無効化する(S434)。これは、画面節電状態における消費電力を削減するために、画面表示を行わない場合には表示画像バッファ132への電力供給を停止するためである。
UI制御部223は、画像形成装置100の状態を画面節電状態に設定する(S435)。
以上のとおり、UI制御部223は、画面表示状態において画面節電イベントを受信した場合、画面表示状態から画面節電状態へ移行する処理を実行する。
受信したイベントに対する処理が完了したら、S403に戻る。そして、UI制御部223は、再び新たなイベントを受信すると、処理を繰り返す。
また、UI制御部223の状態が画面節電状態であり、かつ、電源切断イベントを受信した場合(S404:c)、UI制御部223は、下記処理を実行する。
UI制御部223は、操作部制御部251に対して電源切断コマンド(5)を送信する(S441)。
UI制御部223は、操作部制御部251から電源切断コマンド応答(6)を受信する(S442)。
UI制御部223は、画像形成装置100の状態を電源遮断状態に設定する(S443)。
以上のとおり、UI制御部223は、画面節電状態において電源切断イベントを受信した場合、画面節電状態から電源遮断状態へ移行する処理を実行する。
受信したイベントに対する処理が完了したら、S403に戻る。そして、UI制御部223は、再び新たなイベントを受信すると、処理を繰り返す。
UI制御部223は、操作イベントを受信した場合(S404:d)、受信時に画像形成装置100上で動作し画面表示しているアプリケーション(不図示)に対して、操作イベントを通知する(S451)。
例えば、コピー機能やFAX機能のアプリケーションが動作している場合、当該アプリケーションに操作イベントを送信することにより、種々のアプリケーションに各種の設定を実行する。
受信したイベントに対する処理が完了したら、S403に戻る。そして、UI制御部223は、再び新たなイベントを受信すると、処理を繰り返す。
なお、上記のS404のaからd以外のイベント受信した場合(S404:e)、UI制御部223は、S403に戻り、UI制御部223は、新たなイベントの受信に備える。
図5は、操作部プログラム250の操作部制御部251が実行する、操作部ボードの制御処理のフローチャートである。
操作部制御部251は、操作部ボード150の状態を電源遮断状態に設定する(S501)。
操作部制御部251は、操作部LCDパネル電源信号線(/LCD_PON)160を制御し、操作部LCDパネル162に対して電力供給を停止する(S502)。
操作部制御部251は、RAM実行部202から初期化コマンド(1)を、一定時間(ここでは、60秒)のタイムアウト時間を設定して、受信する(S503)。
ここで、60秒以内に初期化コマンド(1)を受信できたか否かにより、処理を切り替える(S580)。
操作部制御部251は、60秒以内に初期化コマンド(1)を受信できなかった場合(S580:Y)、エラーLEDを点灯させる(S581)。これにより、初期化コマンド(1)の受信が一定時間内に行われなかったことをユーザへ報知する。
一方、操作部制御部251は、60秒以内に初期化コマンド(1)を受信した場合(S580:N)、バックライト制御信号線(LCD_PWM)159を制御し、操作部LCDパネル162のバックライトを消灯する(S504)。
なお、RAM実行部202から操作部制御部251への初期化コマンド(1)の送信は、前述の図3のフローチャートのS341において行われる。
操作部制御部251は、RAM実行部202へ初期化コマンド応答(2)を送信する(S506)。
なお、操作部制御部251がRAM実行部202へ初期化コマンド応答(2)を送信すると、前述の図3のフローチャートのS342において、RAM実行部202は初期化コマンド応答(2)を受信する。
操作部制御部251は、操作部ボード150の状態を画面節電状態に設定する(S507)。
以上により、操作部制御部251は、電源遮断状態から画面節電状態へ移行する処理を実行する。
操作部制御部251は、UI制御部223から制御コマンドを受信する(S508)。
操作部制御部251は、操作部ボード150の状態と、受信した制御コマンドの種別に応じて処理を切り替える(S509)。
制御コマンドを一定時間受信できなかった場合(S509:a)、操作部制御部251は、タイムアウトが発生したとみなす。
そして、操作部制御部251は物理キー制御処理を実行する(S599)。すなわち、操作部制御部251は、物理キー155の押下状態を検知し、その制御処理を実行する。
物理キー制御処理としては、具体的には、操作部制御部251は、操作部物理キー155の押下状態をキーマトリックスを用いて検出し、押下状態の変化を検知する。押下状態の変化を検知した場合、操作部制御部251は、UI制御部223へ、物理キー押下コマンド(15)を送信する。更に、操作部制御部251は、UI制御部223から、物理キー押下コマンド応答(16)を受信する。
押下状態の変化を検知しなかった場合は、操作部制御部251は、物理キー押下コマンド(15)の送信や物理キー押下コマンド応答(16)の受信は行わずに、すぐに次の処理を実行する。なお、物理キー押下状態の検知処理については、本発明の本質に関わる部分ではないため、説明は省略する。
物理キー制御処理の後、S508に戻り、操作部制御部251は、再び新たな制御コマンドを受信し、処理を繰り返す。
また、操作部ボード150の状態と、受信した制御コマンドの組み合わせとが想定外のものであった場合(S509:b)、操作部制御部251は、コマンドエラー応答の送信をする(S510)。
そして、受信した制御コマンドに対する処理が完了したら、操作部制御部251は物理キー制御処理を実行する(S599)。
物理キー制御処理の後、S508に戻り、操作部制御部251は、再び新たな制御コマンドを受信し、処理を繰り返す。
また、操作部ボード150の状態が画面節電状態であり、かつ、画面表示コマンド(3)を受信した場合(S509:c)、操作部制御部251は、以下の処理を実行する。
操作部制御部251は、操作部LCDパネル電源信号線(/LCD_PON)160を制御し、操作部LCDパネル162に対して電力供給を開始する(S511)。
操作部制御部251は、バックライト制御信号線(LCD_PWM)159を制御し、操作部LCDパネル162のバックライトを点灯する(S512)。
操作部制御部251は、UI制御部223へ画面表示コマンド応答(4)を送信する(S514)。
操作部制御部251は、操作部ボード150の状態を画面表示状態に設定する(S515)。
以上により、操作部制御部251は、画面節電状態から画面表示状態へ移行する処理を実行する。
そして、受信した制御コマンドに対する処理が完了したら、操作部制御部251は物理キー制御処理を実行する(S599)。
物理キー制御処理の後、S508に戻り、操作部制御部251は、再び新たな制御コマンドを受信し、処理を繰り返す。
また、操作部ボード150の状態が画面表示状態であり、かつ、電源節電コマンド(5)を受信した場合(S509:d)、操作部制御部251は、以下の処理を実行する。
操作部制御部251は、バックライト制御信号線(LCD_PWM)159を制御し、操作部LCDパネル162のバックライトを消灯する(S541)。
その後、操作部制御部251は、1msの待機をする(S542)。
操作部制御部251は、操作部LCDパネル電源信号線(/LCD_PON)160を制御し、操作部LCDパネル162に対して電力供給を停止する(S545)。
操作部制御部251は、UI制御部223に対して画面節電コマンド応答(6)を送信する(S546)。
操作部制御部251は、操作部ボード150の状態を画面節電状態に設定する(S547)。
以上により、操作部制御部251は、画面表示状態から画面節電状態へ移行する処理を実行する。
そして、受信した制御コマンドに対する処理が完了したら、操作部制御部251は物理キー制御処理を実行する(S599)。
物理キー制御処理の後、S508に戻り、操作部制御部251は、再び新たな制御コマンドを受信し、処理を繰り返す。
また、LED点灯コマンド(9)やLED消灯コマンド(11)などのLED制御コマンドを受信した場合(S509:e)、操作部制御部251は、以下の処理を実行する。
操作部制御部251は、LED点灯コマンド(9)又はLED消灯コマンド(11)に記載されたLED制御指示に従って、LED157を制御する(S551)。
操作部制御部251は、UI制御部223に対してLED点灯コマンド応答(10)又はLED消灯コマンド応答(12)を送信する(S552)。
そして、受信した制御コマンドに対する処理が完了したら、操作部制御部251は物理キー制御処理を実行する(S599)。
物理キー制御処理の後、S508に戻り、操作部制御部251は、再び新たな制御コマンドを受信し、処理を繰り返す。
また、ブザー鳴動コマンド(13)を受信した場合(S509:f)、操作部制御部251は、以下の処理を実行する。
操作部制御部251は、ブザー鳴動コマンド(13)に記載されたブザー制御指示に従って、操作部ブザー156を制御する(S561)。
操作部制御部251は、UI制御部223に対してブザー鳴動コマンド応答(14)を送信する(S562)。
そして、受信した制御コマンドに対する処理が完了したら、操作部制御部251は物理キー制御処理を実行する(S599)。
物理キー制御処理の後、S508に戻り、操作部制御部251は、再び新たな制御コマンドを受信し、処理を繰り返す。
また、操作部ボード150の状態が節電状態であり、かつ、終了コマンド(7)を受信した場合(S509:g)、操作部制御部251は、以下の処理を実行する。
操作部制御部251は、UI制御部223に対して終了コマンド応答(8)を送信する(S571)。
操作部制御部251は、操作部ボード150の状態を電源遮断状態に設定する(S572)。
以上により、操作部制御部251は、画面節電状態から電源遮断状態へ移行する処理を実行する。
なお、操作部ボード150の状態が節電状態であり、かつ、終了コマンド(7)を受信した場合(S509:g)場合のみ、操作部制御部251は操作部ボードの制御処理を終了し、以後は新しい制御コマンドを受信しない。
ここで、コントローラボード110と操作部ボード150の電力状態の遷移についての説明を補足する。
例えば、コントローラボード110と操作部ボード150が画面節電状態であり、かつ、画面表示イベントを受信したケースを考える。この場合、電力状態の遷移は以下のとおりである。
(1)UI制御部223は、操作部制御部251に対して画面表示コマンドを送信する(S423)。
(2)操作部制御部251は、画面表示コマンドを受信すると(S508)、UI制御部223に対して画面表示コマンド応答を送信する(S514)。操作部制御部251は、更に、操作部ボード150の状態を画面表示状態に移行する(S515)。
(3)UI制御部223は、画面表示コマンド応答を受信すると(S424)、コントローラボード110の状態を画面表示状態にする(S425)。
すなわち、操作部制御部251は、画面表示コマンド応答を送信すると(S514)、自動的に操作部ボード150の状態を画面表示状態に移行する(S515)。
しかし、UI制御部223は、画面表示コマンド応答の受信が完了してから、画面表示状態に移行する(S425)
このため、コントローラボード110と操作部ボード150の電力状態が一致しない区間が存在する。ただし、この区間は非常に短い時間であるため、実質的には、コントローラボード110と操作部ボード150の電力状態は同期しているとみなすことができる。
ここで、表2を用いて、本実施例の効果について説明する。表2は、コントローラボード110と操作部ボード150を構成するハードウェア部品の状態と、これらの状態に基づいた報知情報をまとめたものである。なお、“-”で示した部分は、正常であっても異常であっても、結果が同じであることを示している。
なお、表2に示した、各状態と報知情報の組み合わせは、本実施例における一例である。例えば、LEDの点滅間隔を分けたり、点滅の代わりに点灯をさせたりしてもよい。また、複数色を表現できるLEDを採用し、色によって報知する情報量を増やすこともできる。更に、LEDの代わりに、例えば、ブザーやメロディーICなど、光以外の方法によってエラー状態を報知する形態を採用することもできる。
Figure 0007282533000002
操作部ボードの状態としては、ROM、/PNL_RST、RAM/ストレージ、TX、RXが対象となる。
ROMは、コントローラボードROM113の状態である。すなわち、初期化プログラム200内のROM実行部201が正常に実行できるか否かを表す。
/PNL_RSTは、リセット信号線(/PNL_RST)126やリセット信号線(/PNL_RST)152の通信線状態である。
RAM/ストレージは、コントローラボードRAM112やストレージ114の状態である。すなわち、初期化プログラム200内のRAM実行部202が正常に実行できるか否かを表す。また、メインプログラム220がストレージ114から読み出して、RAM112上への展開することが、正常に実行できたか否かを表す。
TXは、UART送信線(TX)122、UART送信線(TX)123、及びUART受信線(RX)153の状態である。
RXは、UART受信線(RX)124、UART受信線(RX)125、及びUART送信線(TX)154の状態である。
報知情報は、大きく分けると、コントローラボード110上の報知手段により提供される報知情報と、操作部ボード150上の報知手段により提供される報知情報がある。
コントローラボード110上の報知手段としては、操作部間通信エラーLED118が含まれる。操作部間通信エラーLED118は、コントローラボード110と操作部ボード150との間の通信が正常に実行できないことを報知するための報知手段である。
操作部ボード150上の報知手段には、LCDパネル162とエラーLED158が含まれる。
LCDパネル162は、表示画像データを表示することによって、正常に画面表示ができる状態であることを報知するための報知手段である。エラーLED158は、コントローラボード110と操作部ボード150との間の通信が正常に実行できないことを報知するための報知手段である。
表2の各状態について説明する。
No.1は、すべての部品が正常な状態である場合である。
この場合、操作部間通信エラーLED118は消灯、操作部LCD162には表示画像データが表示され、操作部エラーLED158は消灯している。
No.2は、RXに異常が発生している場合である。
この場合、RAM実行部202は、S342で初期化コマンド応答を受信できず、タイムアウトするため、S344で操作部間通信エラーLED118が点滅される。
また、RAM実行部202は、S354で画面表示コマンド応答を受信できず、後続する処理を実行できなくなるため、LCDパネル162には何も表示されない。
No.3は、TXに異常が発生している場合である。
この場合、RAM実行部202は、S341で初期化コマンドを送信する。しかし、TXに異常が発生していると、操作部制御部251は、S503で初期化コマンド受信ができず、タイムアウトするため、S581でエラーLED158が点滅される。その結果、操作部制御部251はS506での初期化コマンド応答を送信しない。
また、RAM実行部202は、S342で初期化コマンド応答を受信できず、タイムアウトするため、S344で操作部間通信エラーLED118が点滅される。
また、RAM実行部202は、S354で画面表示コマンド応答を受信できず、後続する処理が実行できなくなるため、LCDパネル162には何も表示されない。
No.4は、RAM/ストレージに異常が発生している場合である。
この場合、ROM実行部201は、S315でRAM112の初期化する。しかし、RAM実行部202を正常に起動・動作できなかった場合、RAM実行部202の処理は実行されないため、RAM実行部202はS341で初期化コマンドを送信できない。そのため、操作部制御部251は、S503で初期化コマンドを受信できず、タイムアウトとみなして、S581でエラーLED158が点滅される。
No.5は、/PNL_RSTに異常が発生している場合である。
この場合、ROM実行部が、S322、S324、S326でリセット信号を制御しても、操作部ボード150へ通知されないため、操作部制御部251は、S501以後の処理を実行できない。そのため、RAM実行部202は、S341で初期化コマンドを送信するが、S342で初期化コマンド応答を受信する際に必ずタイムアウトが発生するため、S344で操作部間通信エラーLED118が点滅される。
No.6は、/PNL_RSTとRAM/ストレージの両方に異常が発生している場合である。
この場合、ROM実行部201が、S322、S324、S326でリセット信号を制御するが、RAM実行部202に異常が発生しているため、操作部制御部251は、S501以後の処理が実行できない。
また、ROM実行部201はS315でRAM112を初期化する。しかし、RAM実行部202が正常に起動・動作できなかった場合、S341での初期化コマンドの送信や、S342での初期化コマンド応答の受信ができない。そのため、操作部間通信エラーLED118は、S344で点滅することなく、消灯状態となり、エラーLED158も消灯状態となる。
No.7は、ROM113に格納されている初期プログラム200の内容が破損している場合、又は、ROM113自体が故障をし、初期プログラム200の起動に失敗した場合である。
この場合、ROM実行部201が起動しないことから、RAM実行部202も起動しない。また、操作部プログラム250も起動しない。そのため、電源投入していないのと同じ状況となる。
なお、No.6とNo.7とでは、報知情報が一致している。しかし、これらの場合では、ROMとRAM/ストレージのいずれかが故障しており、コントローラボード110自体を交換しなければならないため、報知情報が同じでも、実運用上の問題は発生しない。
以上のとおり、本実施例によれば、コントローラボード110上のRAM113やストレージ114に異常が発生しても、操作部ボード150上の報知手段によって、発生した異常をユーザやサービスマンへ報知することができる。この際、コントローラボード110とは独立して動作する自己診断部を設けることなく、ソフトウェアによって実現することができるため、自己診断機能を実現する際のハードウェアのコストを増加させずに済ませることができる。
また、本実施例によれば、故障を検知するために、特別なハードウェアや配線を追加することなく、ソフトウェアのシーケンスの変更により実現することができる。すなわち、従来、画面表示に通常用いられる信号線に故障が発生した場合、故障の発生をコントローラボードから操作部ボードに通知するためには、信号線とは別の信号線を備えることが必要であった。
これに対して、本実施例では、画面表示に通常用いられる信号線のみを用い、別の信号線を用いることなく、故障の検知や報知を実現することができる。これにより、ハードウェアのコスト増をもたらすことなく、故障の検知や報知を実現することができる。
また、本実施例では、コントローラボード110側のみが故障の検知をするのではなく、操作部ボード150側でも故障を検知することができる。すなわち、従来、コントローラボード側で故障を検知し、コントローラボードが操作部ボードで故障の発生を通知することにより、操作部ボード側で表示を行うことが一般的であった。しかし、このような形態では、コントローラボードと操作部ボードとの間の通信などにおいて故障が発生した場合、ユーザへ報知する手段が失われてしまう。
これに対して、本実施例では、操作部ボード150が、コントローラボード110とは独立して、故障を検知する機能を有する。さらに、本実施例では、故障を検知するボードのそれぞれが故障を報知する手段を備えている。このため、コントローラボード110が完全な正常起動をしない状態であっても、故障を報知することができる。
また、本実施例では、故障検知手段が、ROM実行部201と、RAM実行部202との連携によって実現される。従来は、ROM実行部201が、コントローラボード上に実装された各種ハードウェア部品の初期化処理を実行し、また、RAM実行部202が、故障の有無を判断するような複雑なプログラムを実行することが一般的であった。
これに対して、本実施例では、ROM実行部201が操作部制御部251により故障検知を開始するトリガーとしての役割も担う。これにより、RAM実行部202に動作できない異常が発生したとしても、ROM実行部201が動作可能であれば、その範囲で異常を報知することができる。
<実施例2>
実施例1では、コントローラボード110による操作部マイコン151のリセット制御をトリガーとして、初期化コマンドの送信や、初期化コマンド応答の受信などからなる、故障検知のための一連のシーケンスを実行した。
しかし、操作部マイコン151に対するリセット制御以外にも、別の手段をトリガーとして、実施例1のような一連のシーケンスを実行することもできる。
例えば、操作部ボード150への電力供給の開始をトリガーとして、一連のシーケンスを実行することもできる。また、操作部マイコン150に対するリセット制御する信号線以外をトリガーとして、一連のシーケンスを実行することもできる。
また、コントローラボード110が操作部ボード150へのリセット制御をした後、操作部ボード150が初期化コマンドを送信し、コントローラボード110が初期化コマンド応答を送信することにより、一連のシーケンスを実行することもできる。
すなわち、操作部ボード150へのリセット制御を行った後の制御コマンドの送受信は、コントローラボード110と操作部ボード150のどちらが主体となっても、実行することができる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述の実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
100 画像形成装置
110 コントローラボード
150 操作部ボード
181 通信束線
201 ROM実行部
202 RAM実行部

Claims (16)

  1. 情報処理装置であって、
    第1の制御基板と、
    第2の制御基板と、
    前記第1の制御基板と第2の制御基板とを通信可能に接続する通信線と、
    前記第1の制御基板は、第1のプログラムを記憶する第1の記憶手段と、前記第1のプログラムを実行する第1の実行手段と、を有し、
    前記第1のプログラムは、
    前記第1の実行手段を、
    前記第1の制御基板から前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1の信号を送信し、次に前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1のコマンドを送信する第1の送信手段と
    前記第1の制御基板が、前記第1のコマンドを送信した後、第1の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の制御基板の状態を通知する第1の通知手段として機能させ、
    前記第2の制御基板は、第2のプログラムを記憶する第2の記憶手段と、前記第2のプログラムを実行する第2の実行手段と、を有し、
    前記第2のプログラムは、
    前記第2の実行手段を、前記通信線を介して前記第2の制御基板から前記第1のコマンドへの応答を前記第1の制御基板に送信する第2の送信手段と、
    前記第2の制御基板が、前記第1の制御基板から送信された前記第1の信号を受信した後、前記第2の制御基板が、前記第1の所定の期間とは異なる第2の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の制御基板の状態を通知する第2の通知手段として機能させ、
    前記第1の送信手段は、前記通信線を介して前記第2の制御基板をリセットするためのリセット信号を前記第1の信号として送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 情報処理装置であって、
    第1の制御基板と、
    第2の制御基板と、
    前記第1の制御基板と前記第2の制御基板とを通信可能に接続する通信線と、
    前記第1の制御基板が、前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1の信号を送信し、次に前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1のコマンドを送信する第1の送信手段と、
    前記第2の制御基板が、前記通信線を介して前記第1のコマンドへの応答を前記第1の制御基板に送信する第2の送信手段と、
    前記第2の制御基板が、前記第1の制御基板から送信された前記第1の信号を受信した後、前記第2の制御基板が、第1の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の制御基板の状態を通知する第1の通知手段と、
    前記第1の制御基板が、前記第1のコマンドを送信した後、前記第1の所定の期間とは異なる第2の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の制御基板の状態を通知する第2の通知手段と、を有し、
    前記第1の信号は、前記第2の制御基板をリセットするためのリセット信号である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 表示部をさらに備え、
    前記第2の制御基板は、前記表示部の画面上に画像を表示させるコントローラを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の制御基板は、前記通信線を介して前記第2の制御基板に表示データを送信し、
    前記コントローラは、受信した前記表示データに基づいて前記表示部の画面上に画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 第1の発光部をさらに備え、
    前記第2の制御基板は、前記第1の信号を受信した後、前記第2の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の知手段は、前記第1の発光部を第1の発光状態にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の発光状態は点滅状態である
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 第2の発光部をさらに備え、
    前記第1の制御基板は、前記第1のコマンドを送信した後、前記第1の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の知手段は、前記第2の発光部を第2の発光状態にする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の発光状態は点滅状態である
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の送信手段がリセット信号を送信し、その後、前記第1のコマンドとして初期化コマンドを送信する
    ことを特徴とする請求項又は2に記載の情報処理装置。
  10. 表示部と、
    前記表示部の画面上のユーザ操作を検出するように構成された検出手段をさらに備え、
    前記通信線は、前記検出手段によって検出された前記ユーザ操作に関する情報を前記第1の制御基板に送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1の通知手段は、前記第1の制御基板の状態として音を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  12. 前記第2の通知手段は、前記第2の制御基板の状態として音を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  13. 記録媒体上に画像を印刷するように構成されたプリンタ部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  14. 文書の画像をスキャンするように構成されたスキャナ部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  15. 情報処理装置の制御方法であって、
    情報処理装置は、
    第1の制御基板と、
    第2の制御基板と、
    前記第1の制御基板と第2の制御基板とを通信可能に接続する通信線と、
    前記第1の制御基板は、第1のプログラムを記憶する第1の記憶手段と、前記第1のプログラムを実行する第1の実行手段と、を有し、
    前記第1の実行手段は、前記第1のプログラムを実行して、
    前記第1の制御基板から前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1の信号を送信し、次に前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1のコマンドを送信する第1の送信工程と
    前記第1の制御基板が、前記第1のコマンドを送信した後、第1の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の制御基板の状態を通知する第1の通知工程を実行し、
    前記第2の制御基板は、第2のプログラムを記憶する第2の記憶手段と、前記第2のプログラムを実行する第2の実行手段と、を有し、
    前記第2の実行手段は、前記第2のプログラムを実行して、
    前記通信線を介して前記第2の制御基板から前記第1のコマンドへの応答を前記第1の制御基板に送信する第2の送信工程と、
    前記第2の制御基板が、前記第1の制御基板から送信された前記第1の信号を受信した後、前記第2の制御基板が、前記第1の所定の期間とは異なる第2の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の制御基板の状態を通知する第2の通知工程を実行し、
    前記第1の送信工程において、前記通信線を介して前記第2の制御基板をリセットするためのリセット信号を前記第1の信号として送信する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  16. 情報処理装置の制御方法であって、
    情報処理装置は、
    第1の制御基板と、
    第2の制御基板と、
    前記第1の制御基板と前記第2の制御基板とを通信可能に接続する通信線とを有し
    前記制御方法は、
    前記第1の制御基板が、前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1の信号を送信し、次に前記通信線を介して前記第2の制御基板に第1のコマンドを送信する第1の送信工程と、
    前記第2の制御基板が、前記通信線を介して前記第1のコマンドへの応答を前記第1の制御基板に送信する第2の送信工程と、
    前記第2の制御基板が、前記第1の制御基板から送信された前記第1の信号を受信した後、前記第2の制御基板が、第1の所定の期間内に前記第1のコマンドを受信しない場合、前記第1の制御基板の状態を通知する第1の通知工程と、
    前記第1の制御基板が、前記第1のコマンドを送信した後、前記第1の所定の期間とは異なる第2の所定の期間内に前記第1のコマンドに対する応答を受信しない場合、前記第2の制御基板の状態を通知する第2の通知工程と、を有し、
    前記第1の信号は、前記第2の制御基板をリセットするためのリセット信号である
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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