JP7281867B2 - 水素を豊富に含有した皮膚塗布剤 - Google Patents

水素を豊富に含有した皮膚塗布剤 Download PDF

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Description

本発明は、美容用や医薬用途の製剤に関する。
酸素分子が不対電子を捕獲することにより、スーパーオキシドアニオンラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素と変化することがわかっている。これらは活性酸素とよばれ、通常の酸素とは異なる性質を有している。活性酸素はいずれも強い酸化力を有しており、一部は、細胞、特に細胞内に存在するDNAや細胞膜を損傷させることがわかっている。DNAが傷つけられた細胞は正常な細胞と同じ働きを維持することができなくなる。そのため、活性酸素は、癌や生活習慣病などの様々な病気や、老化の原因ではないかと考えられており、様々な研究が進められている。
ヒトを含む好気性生物は、生命維持に必要なエネルギーを得るために、ミトコンドリアで絶えず酸素を消費しているが、これらの酸素の一部が活性酸素に変換される。特に、喫煙や激しいスポーツ、強いストレスにさらされた際に活性酸素の発生量が増大する。
生体内にはペルオキシダーゼなどの活性酸素を無害化するための酵素が存在しているが、酵素を十分に準備できない場合や大量の活性酸素が発生した場合は、活性酸素が細胞を傷つけることを防止することができない。そこで、外部から活性酸素を消滅させるべく、様々な抗酸化物質が開発されており、その中でも近年着目されているのが、水素である。
水素分子は、既存添加物名簿収載品目リストにも収録されていることからもわかるように、ヒトが摂取しても安全と考えられている。水素分子は、通常の温度では特殊な触媒の助けなしに酸素と反応することはなく、高温環境であっても水素が一定濃度以上存在しない場合は反応しないが、文献1に記載のとおり、活性酸素であるヒドロキシルラジカルに対しては、抗酸化物質として反応し、活性酸素を選択的に除去することができる。
ところで、人の見た目に最も大きな影響を与えるのは皮膚である。人は、加齢とともに、シワやたるみ、シミが多い肌となっていく。その原因の一つと考えられるのが、活性酸素による皮膚細胞のDNAや細胞膜の損傷、および、皮脂過酸化である。
そこで、活性酸素を除去すべく、抗酸化物質である水素を皮膚に対して供給することが考えられ、水素を吸着させた多孔質シリカ微粒子を始めとする水素発生剤に油脂を加えたクリームを製造し、これを皮膚に塗布することで水素のもつ抗酸化機能を最大限活かすことが試みられている。
Ohsawa I, Ishikawa M, Takahashi K, Watanabe M, Nishimaki K, Yamagata K, Katsura K, Katayama Y, Asoh S, Ohta S. Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals. Nat Med. 2007; 13(6): 688-94. 日本医大加齢科学
特開2011-168355号公報
水素発生剤の多くは水と反応することで水素を発生させている。そのため、クリームに混在する微量な水分や大気中の水分と接触によって、製造、流通、在庫保管の各段階において、水素が発生することは避けられない。水素は非常に小さい粒子であり、プラスティック等を容易にすり抜けるため、この反応はどんどん進行していく。これを防ぐために、水素発生剤を増量することで対処されているが、水素蒸散に追い付かず、また、水素発生剤は高価であるのでクリーム自体の最終販売価格も高値にとどまっていた。
これに加えて、クリームやスティック、液状といった商品の形態、夏用や冬用といった気温との関係によって油脂の種類を複数採用することは行われているものの、水素発生剤と水分を隔離するという観点からの最適となる油脂を複数選択するという技術的思想が従来存在していなかった。クリームを使用する際に、水素発生剤と皮膚表面や大気中の水分が一気に反応してしまう課題もあった。
そのため、使用時において水素発生剤を水から隔離し続けることができず、クリームを使用する際に、水素発生剤と皮膚表面や大気中の水分が一気に反応してしまう課題もあった。水素は非常に小さく、かつ軽量であるため、水素発生剤が水との反応により水素が発生した後はクリームを構成する油脂などで閉じ込めておくことはできず、発生した水素はすぐに蒸散してしまう。その結果、皮膚へ水素が供給されるのはクリームを用いた一瞬のみとなり、水素のもつ優れた抗酸化能力を肌へ持続的に作用させることができていなかった。
本発明は、水と反応することで水素を発生させる水素発生剤と、油脂及び脱湿剤を備えた水素含有クリームであって、上記油脂は低い融点を持つ油脂及び高い融点を持つ油脂から構成されることを特徴とする水素含有クリームを提供する。
保管時にあっては、脱湿剤が水素含有クリーム容器内の水分を吸収することで水素発生剤が反応することを抑制するとともに、高い融点をもつ油脂によって水素発生剤を物理的に包み込むことによっても水分との接触を抑制することが可能となる。そのため、高価な水素発生剤を増量せずとも使用時に十分な水素を供給することが可能となる。
使用時にあっては、高い融点をもつ油脂内に水素発生剤が分散することによって、水分と一気に反応するのではなく、油脂内に閉じ込められた水素発生剤が時間をかけて反応していくため、水素の肌への供給を長期化することが可能となる。さらに、低い融点をもつ油脂が肌の熱によって融解し、脱湿剤や水素発生剤の粒状感を感じさせないばかりか、肌に自然に広がり、ベタづかない使用感を得ることができる。また、本発明における高融点油脂と低融点油脂の併用によって水素蒸散防止と皮膚親和性の双方に有効となる。
以下、本発明の水素豊富塗布剤1について説明する。水素豊富塗布剤1は、水素発生剤2、油脂3を基本成分としているが、さらなる効果を得るために脱湿剤4、脱酸素剤5、抗活性酸素剤6を備えるとなおよい。
水素発生剤2は、水と反応することで水素を発生させるものであればよく、その原理は問わない。水素化カルシウムCaH2、水素化マグネシウムMgH2といった化合物をはじめ、水素吸蔵多孔質シリカ微粒子や水素吸蔵多孔質サンゴカルシウム微粒子といった、その構造内の無数の独立閉鎖空洞に水素を閉じ込めておき、水によって空洞が開口し破壊されることで水素を放出するものであってもよい。さらに、マグネシウムMgのように、触媒として水に作用して水素を発生させるものでもよい。また、これらの水素発生剤2をどれか1つ用いることも、2つ以上を併用してもよい。併用する場合は、使用時において一定量以上の水素を持続的に放出するよう分量を調整すればさらによいが、水素豊富塗布剤1の全量を100重量%とした際に、水素化マグネシウムを2から15重量%、水素吸蔵多孔質シリカ微粒子を1から8重量%ほど配合すると、水素発生の立ち上がりの速さ、持続性ともに良好な結果を得ることができる。
油脂3は、高融点油脂3aと低融点油脂3bにより構成される。高融点油脂3aは、融点が37℃以上の無水油脂である。この性質を満たし、化粧品として使用が許可されているなど人体にとって安全な油脂であればよく、ラノリン/ワセリン、ミネラルオイル・ラード、ビーフオイル、大豆バター、ITOHWAX- J530、ITOHWAX-J630、Licowax PE 520、ITOHWAX-J500、マイクロクリスタリンワックス/Hi-Mic-2095、Licowax PED 522、セレシンワックス1728A、セレシンワックス1023b、ヒマシ硬化油A、マイクロクリスタリンワックスW445、マイクロクリスタリンワック/Hi-Mic-1080、カルナバ蝋、イボタ蝋、ヒマシ硬化油、マイクロクリスタリンワックス/Hi-Mic-1070、Licowax S 79から85、マイクロクリスタリンワックスW835、モンタン蝋、晒モンタン蝋、ITOHWAX-J50、ココナッツワックス、ヒマワリワックス、12ヒドロキシステアリン酸、ライスワックス、パラフィンワックス / HNP-10、パラフィンワックス / HNP-9、12ヒドロキシステアリン酸B、キャンデリラ蝋、松脂、マイクロクリスタリンワックス/Hi-Mic-1045、菜種極度硬化油(水添ナタネ種子油)、パラフィン155F、水添ホホバ油、大豆極度硬化油(水添ダイズ油)、パラフィン150F、晒蜜蝋、パラフィンワックスSP-3040、パラフィン145F、蜜蝋、パラフィンワックスSP-0145、牛脂極度硬化油、セレシンワックス、ハイエルシン菜種極度硬化油(水添ナタネ種子油)、コメ極度硬化油、パラフィン140F、パラフィンワックスSP-1039、パラフィンワックスSP-3035、セレシンワックス140、パラフィンワックス WAX PW 135、豚脂極度硬化油、パーム極度硬化油(水添パーム油)、パラフィン135F、パラフィン135F、クロラータム、パームステアリン酸、セレシンワックス130、パラフィン130F、牛脂硬化油54、ヒマワリバター、モリンガバター、ワセリン、木蝋、白蝋、パラフィン125F、牛脂硬化油、HOITOHWAX-E210、鯨蝋スパムアセチ、パラフィン120F、パームバター、綿実硬化油48、パーム硬化油48、オーガニックパームステアリン、パラフィン115F、ラード(豚脂)硬化油44、アーモンドバター、ヘンプシードバター、パームオレイン硬化油44、米硬化油43、パーム硬化油42 / スプレー硬化油、コーヒーバター、マカダミアバター、マカダミアナッツバター、大豆硬化油42、ホホババター、アサイーバター、アボカドバター、アルガンバター、オリーブバター、オレンジバター、カモミールバター、クランベリーバター、ザクロバター、タンジェリンバター、ツクシバター(ホーステールバター)、パンプキンシードバター、ピスタチオバター、ブラジルナッツバター、ブルーベリーバター、抹茶グリーンティーバター、モノイバター、ライムバター、ラベンダーバター、レモンバター、ココナッツバター、コクムバター、馬油、タートル油(アオウミガメ)、ミンク油、卵黄油などが好適である。これらの油脂を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いても良いが、ベタつき感なく肌になじむ油脂を提供するためにも組み合わせて用いたほうが好ましいことがある。
低融点油脂3bは、融点が37℃未満の無水油脂である。この性質を満たし、化粧品として使用が許可されているなど人体にとって安全な油脂であればよく、スクワラン、スクワレン、パーム油、グリセリン、ビタミンE、トコフェロール、トコトリエノール、アボカド油、ひまし油、オリーブ油、パーム油、ホホバオイル、ココナッツ油、つばき油、ローズヒップ油、キャノーラ油、月見草油、米油、グレープシード油、スイートアーモンド油、アプリコットカーネル油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ココアバター、小麦胚芽油、ごま油、シアバター、綿実油、大豆油、茶の実油、小麦胚芽油、ニーム油、牛乳バター、ひまわり油、マンゴバター、コクムバター、シアバター、綿実硬化油36、やし硬化油36、オーガニックパームショートニング36、フルイランSP、水素添加馬油、サラソウジュバター、菜種硬化油、大豆硬化油34、アロエバター、カカオ脂、やし硬化油、ムルムルバター、魚硬化油32、米硬化油30、オーストリッチオイル、ツクマバター、クパスバター、バターオイル、オーガニックパームオレイン、バーシック油(杏・桃の種油)、ビタミンA、レチノール、レチナール、レチノイン酸、パルミトイルレチノール、ビタミンD、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ビタミンK、フィロキノン、パルミトレイン酸、オレイン酸などが好適である。これらの油脂を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いても良いが、ベタつき感なく肌になじむ油脂を提供するためにも組み合わせて用いたほうが好ましいことがある。
水素豊富塗布剤1を様々な商品形態で提供するためには高融点油脂3aと低融点油脂3bの割合を変化させればよいが、水素発生剤2を空気中や肌に存在する水分から隔離するために、肌温等で溶融することのない高融点油脂3aを最低でも35重量%以上配分させた油脂を用いることが好ましいことが発明者の実験によって判明した。当該重量%以上であれば、あとは商品形態によって自由に配分を変更することが可能である。ミルク液状の皮膚用乳液として提供する場合は高融点油脂3aを35から45重量%、低融点油脂3bを55から65重量%として両者をあわせて100重量%としたものを油脂3として用いる。皮膚用ペーストやクリーム、ゲル製剤として提供する場合は、高融点油脂3aを45から65重量%、低融点油脂3bを35から55重量%として両者をあわせて100重量%としたものを油脂3として用いる。皮膚用スィンレア(薄膜)や口紅スティック棒状で提供する場合は高融点油脂3aを65から75重量%、低融点油脂3bを25から35重量%として両者をあわせて100重量%としたものを油脂3として用いる。
クリーム状として良好な油脂3の組み合わせとして、油脂3の全量を100重量%とした際に、高融点油脂3aとしてラノリンを15から20重量%、ミネラルオイルを30から35重量%、低融点油脂3bとしてスクワランを15から20重量%、グリセリンを20から25重量%の組み合わせや、高融点油脂3aとして、ラノリン、ワセリン、ミネラルオイル、パラフィン、ヒマシ硬化油・蜜蝋・馬油・卵黄油から成る群から一つ、または、二つ以上を選んで計50から60重量とし、低融点油脂3bとして、スクワラン、パーム油、グリセリン、つばき油、水素添加馬油から成る群から一つ、または、二つ以上を選んで計40から50重量%の組み合わせなどが考えられる。いずれの場合もベタつき感なく肌ににじみ、かつ、水素発生剤2を使用時まで保護し、使用時に十分な水素発生量を確保することができる。なお、油脂3の組み合わせはこれに限定されるものではなく、上記に上げた様々な油脂から自在に組み合わせることが可能である。
脱湿剤4は、水素豊富塗布剤1内に水分を呼び込ませないことで、水素発生剤2が水に反応することを防止するために用いられる。水素豊富塗布剤1を用いた際に、肌にザラつき感を与えないために、80メッシュ以上の規格の微粒子(mm換算で粒子のサイズが約0.18mm以下)である、シリカゲル、シリカゲルB型、塩化カルシウム、ゼオライトが好ましい。これらの脱湿度剤を単独で用いても良いし、複数を組み合わせて用いても良い。分量は、水素豊富塗布剤1の全量を100重量%とした場合において、0.01ら2重量%を、水素豊富塗布剤1の全体に均等となるよう配合すればよい。
水素豊富塗布剤1が酸素により酸化してしまうことを防止するために、脱酸素剤5を配合してもよい。水素豊富塗布剤1を用いた際に、肌にザラつき感を与えないために、100メッシュ以上の規格の微粒子(mm換算で粒子のサイズが約0.148mm以下)である、エージレス(三菱瓦斯化学株式会社製)、オキシーター(上野製薬株式会社製)・モデュラン(日本化薬フードテクノ株式会社製)・セキュール(ニッソーファイン株式会社製)・サンソカット(アイリス・ファインプロダクツ株式会社製)、ウエルパック(タイセイ株式会社製)・エバーフレッシュ(鳥繁産業株式会社製)・キーピット(ドレンシー株式会社製)・ケプロン(ケプロン株式会社製)・サンソレス(博洋株式会社製)・タモツ(大江化学工業株式会社製)・バイタロン(常盤産業株式会社製)・ワンダーキープ(パウダーテック株式会社製)・鮮度保持剤C(凸版印刷株式会社製)が好適である。とくにエージレスが最適である。これらの脱酸素剤を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いても良い。分量は、水素豊富塗布剤1の全量を100重量%とした場合において、0.005から1.7重量%を、水素豊富塗布剤1の全体に均等となるよう配合すればよい。
水素豊富塗布剤1が活性酸素により劣化してしまうことを防止するために、抗活性酸素剤6を配合してもよい。抗活性酸素剤6としては、ビタミンC、アスコルビン酸-6-O-パルミチン酸エステル、アスコルビン酸-2-O-α-D-グルコシド、アスコルビン酸-2-O-リン酸エステル、APPS(アスコルビン酸-2-O-リン酸エステル-6-O-パルミチン酸エステル)、VCIP(アスコルビン酸-2,3,5,6-O-イソパルミチン酸テトラエステル)、ビタミンE、トコフェロール、トコトリエノール、小麦胚芽油、ビタミンA、レチノール、レチナール、レチノイン酸、パルミトイルレチノール、パルミトレイン酸、オレイン酸が好適である。これらの抗活性酸素剤を単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いても良い。分量は、水素豊富塗布剤1の全量を100重量%とした場合において、0.01から0.3重量%を、水素豊富塗布剤1の全体に均等となるよう配合すればよい。
水素豊富塗布剤1には、本発明の効果を損なわない範囲で任意成分を1種単独または複数を組み合わせて適量を配合することができる。任意成分としては、その他の薬剤、増粘剤、キレート剤、防腐剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、高分子エマルジョン、水溶性高分子化合物、色素、香料などが考えられる。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例に制限されるものではない。
水素発生剤2として水素化マグネシウムを13.5重量%及び水素吸蔵多孔質シリカ微粒子6.0重量%、高融点油脂3aとしてラノリンを15重量%及びミネラルオイルを30重量%、低融点油脂3bとしてスクワランを15重量%及びグリセリンを20重量%、除湿剤4として100メッシュ微粒子シリカゲルを0.3重量%、抗酸化剤として100メッシュ脱酸素剤エージレス0.2重量%を均一分散した化粧品・皮膚防護向けの水素豊富塗布剤1を作成した。上述の数値は水素発生剤2の全量に対しての重量%である。なお、油脂3の全量を100重量%とした際の値は、高融点油脂3aが57重量%、低融点油脂3bが43重量%である。
この水素豊富塗布剤1122 グラムをフラスコ内に投入した後、水H2O、230 mLで満たしワーリング ブレンダーで穏やかに撹拌した状態とし、溶存水素濃度を計測した結果を表1に示した。計測には共栄電子研究所製の隔膜ポーラロ電極式の溶存水素濃度計である「KM2100DH型」を用いた。KM2100DH型は、溶存水素を計測する際によく用いられているトラストレックス社製溶存水素濃度計ENH-100と比較して極めて精度に優れており、データ信頼性が高い。
Figure 0007281867000001
15分経過時において682(parts per billion)の水素の発生が確認でき、30分経過時において941ppbと非常に優れた立ち上がりを示した。なお、通常の水道水の溶存水素濃度は20ppb未満である。90分経過時に最大の985ppbとなった後はゆるやかに減少していくが、4時間経過時であっても958ppbを記録し、十分な持続性を備えていることが確認できた。従来の固体水素製剤では溶存水素濃度1000ppbを超えるものは少なく、水素発生剤を大量に含有したものに限られていた。だが、本発明の水素塗布剤1は圧倒的に少ない水素発生剤しか含有しないにもかかわらず溶存水素濃度1000ppbに迫る値を示した。官能評価としても、ベタツキ感がなく肌によくなじむこと、および、ピリピリ感も刺激感もないことが確認できた。
比較例
比較例として、水素発生剤2として水素化マグネシウムを13.5重量%及び水素吸蔵多孔質シリカ微粒子6.0重量%、低融点油脂3bとしてスクワランを15重量%及びグリセリン20重量%に賦形剤として乳糖45.5重量%を均一分散した塗布剤を作成した。この塗布剤122 グラムをフラスコ内に投入した後、水H2O、230 mLで満たしワーリングブレンダーで穏やかに撹拌しで満たした状態とし、溶存水素濃度を計測した結果を表2に示した。計測は実施例と同じくKM2100DH型を用いた。
Figure 0007281867000002
30分経過時において5ppb、60分経過時において10ppbと時間の経過にともない溶存水素濃度は上昇していき、240分経過時にいたるまで徐々に上昇していくも100ppbを超えることはできなかった。本発明の水素塗布剤1が1000ppbに迫る値を示しているため、比較例との差は40倍にも及ぶ。両者の水素発生剤2は同じ含量であるにも関わらず、この様な圧倒的な違いが発生した原因は低融点油脂成分に加えて高融点油脂成分を配合することによる効果、除湿剤及び脱酸素剤を配合することによる保管時の劣化の抑制が大きく寄与しているものと考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載される。
[付記1]
水と反応して水素を発生させる水素発生剤と、
融点が37度以上である高融点油脂及び融点が37度未満である低融点油脂からなる油脂を備えた皮膚用塗布剤。
[付記2]
付記1に記載の皮膚用塗布剤であって、
前記油脂は、前記高融点油脂が35重量%以上、前記低融点油脂が65%重量%未満の両者をあわせて100%重量%となるよう均等配合されたことを特徴とする皮膚用塗布剤。
[付記3]
付記1、2に記載の皮膚用塗布剤であって、
前記水素発生剤は、水素化カルシウム・水素化マグネシウム・マグネシウム・水素吸蔵多孔質シリカ微粒子・水素吸蔵多孔質サンゴカルシウム微粒子から成る群から一つ、または、二つ以上から構成されることを特徴とする皮膚用塗布剤。
[付記4]
付記1乃至3に記載の皮膚用塗布剤であって、
前記高融点油脂は、ラノリン/ワセリン、ミネラルオイル・ラード、ビーフオイル、大豆バター、ITOHWAX- J530、ITOHWAX-J630、Licowax PE 520、ITOHWAX-J500、マイクロクリスタリンワックス/Hi-Mic-2095、Licowax PED 522、セレシンワックス1728A、セレシンワックス1023b、ヒマシ硬化油A、マイクロクリスタリンワックスW445、マイクロクリスタリンワック/Hi-Mic-1080、カルナバ蝋、イボタ蝋、ヒマシ硬化油、マイクロクリスタリンワックス/Hi-Mic-1070、Licowax S 79から85、マイクロクリスタリンワックスW835、モンタン蝋、晒モンタン蝋、ITOHWAX-J50、ココナッツワックス、ヒマワリワックス、12ヒドロキシステアリン酸、ライスワックス、パラフィンワックス / HNP-10、パラフィンワックス / HNP-9、12ヒドロキシステアリン酸B、キャンデリラ蝋、松脂、マイクロクリスタリンワックス/Hi-Mic-1045、菜種極度硬化油(水添ナタネ種子油)、パラフィン155F、水添ホホバ油、大豆極度硬化油(水添ダイズ油)、パラフィン150F、晒蜜蝋、パラフィンワックスSP-3040、パラフィン145F、蜜蝋、パラフィンワックスSP-0145、牛脂極度硬化油、セレシンワックス、ハイエルシン菜種極度硬化油(水添ナタネ種子油)、コメ極度硬化油、パラフィン140F、パラフィンワックスSP-1039、パラフィンワックスSP-3035、セレシンワックス140、パラフィンワックス WAX PW 135、豚脂極度硬化油、パーム極度硬化油(水添パーム油)、パラフィン135F、パラフィン135F、クロラータム、パームステアリン酸、セレシンワックス130、パラフィン130F、牛脂硬化油54、ヒマワリバター、モリンガバター、ワセリン、木蝋、白蝋、パラフィン125F、牛脂硬化油、HOITOHWAX-E210、鯨蝋スパムアセチ、パラフィン120F、パームバター、綿実硬化油48、パーム硬化油48、オーガニックパームステアリン、パラフィン115F、ラード(豚脂)硬化油44、アーモンドバター、ヘンプシードバター、パームオレイン硬化油44、米硬化油43、パーム硬化油42 / スプレー硬化油、コーヒーバター、マカダミアバター、マカダミアナッツバター、大豆硬化油42、ホホババター、アサイーバター、アボカドバター、アルガンバター、オリーブバター、オレンジバター、カモミールバター、クランベリーバター、ザクロバター、タンジェリンバター、ツクシバター(ホーステールバター)、パンプキンシードバター、ピスタチオバター、ブラジルナッツバター、ブルーベリーバター、抹茶グリーンティーバター、モノイバター、ライムバター、ラベンダーバター、レモンバター、ココナッツバター、コクムバター、馬油、タートル油(アオウミガメ)、ミンク油、卵黄油から成る群から一つ、または、二つ以上の組み合わせから構成され、
前記低融点油脂は、スクワラン、スクワレン、パーム油、グリセリン、ビタミンE、トコフェロール、トコトリエノール、アボカド油、ひまし油、オリーブ油、パーム油、ホホバオイル、ココナッツ油、つばき油、ローズヒップ油、キャノーラ油、月見草油、米油、グレープシード油、スイートアーモンド油、アプリコットカーネル油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ココアバター、小麦胚芽油、ごま油、シアバター、綿実油、大豆油、茶の実油、小麦胚芽油、ニーム油、牛乳バター、ひまわり油、マンゴバター、コクムバター、シアバター、綿実硬化油36、やし硬化油36、オーガニックパームショートニング36、フルイランSP、水素添加馬油、サラソウジュバター、菜種硬化油、大豆硬化油34、アロエバター、カカオ脂、やし硬化油、ムルムルバター、魚硬化油32、米硬化油30、オーストリッチオイル、ツクマバター、クパスバター、バターオイル、オーガニックパームオレイン、バーシック油(杏・桃の種油)、ビタミンA、レチノール、レチナール、レチノイン酸、パルミトイルレチノール、ビタミンD、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ビタミンK、フィロキノン、パルミトレイン酸、オレイン酸から成る群から一つ、または、二つ以上の組み合わせから構成されることを特徴とする皮膚用塗布剤。[付記5]
付記1乃至4に記載の皮膚用塗布剤であって、
除湿剤として、80メッシュ以上の微細なシリカゲル、シリカゲルB型、塩化カルシウム、ゼオライトから成る群から一つ、または、二つ以上を皮膚用塗布剤の全量に対して0.01から2.00重量%備えていることを特徴とする皮膚用塗布剤。
[付記6]
付記1乃至5に記載の皮膚用塗布剤であって、
さらに120メッシュ以上の微細な脱酸素剤を備えていることを特徴とする皮膚用塗布剤。
[付記7]
付記1乃至6に記載の皮膚用塗布剤であって、
さらにビタミンC、アスコルビン酸-6-O-パルミチン酸エステル、アスコルビン酸-2-O-α-D-グルコシド、アスコルビン酸-2-O-リン酸エステル、APPS(アスコルビン酸-2-O-リン酸エステル-6-O-パルミチン酸エステル)、VCIP(アスコルビン酸-2,3,5,6-O-イソパルミチン酸テトラエステル)、ビタミンE、トコフェロール、トコトリエノール、小麦胚芽油、ビタミンA、レチノール、レチナール、レチノイン酸、パルミトイルレチノール、パルミトレイン酸、オレイン酸から成る群から一つ、または、二つ以上を皮膚用塗布剤の全量に対して0.01から0.30重量%備えていることを特徴とする皮膚用塗布剤。
[付記8]
付記1に記載の皮膚用塗布剤であって、
前記油脂は、ラノリン、ワセリン、ミネラルオイル、パラフィン、ヒマシ硬化油、蜜蝋、馬油、卵黄油から成る群から一つ、または、二つ以上の組み合わせから構成される高融点油脂を50から60重量%、
スクワラン・パーム油・グリセリン・つばき油・水素添加馬油から成る群から一つ、または、二つ以上の組み合わせから構成される低融点油脂を40から50重量%
の両者を組み合わせて100重量%となるよう均等配合した油脂であることを特徴とする皮膚用塗布剤。
1 水素豊富塗布剤
2 水素発生剤
3 油脂
3a 高融点油脂
3b 低融点油脂
4 脱湿剤
5 脱酸素剤
6 抗活性酸素剤


Claims (2)

  1. 水素化マグネシウムからなる水素発生剤と、
    蜜蝋、ラノリンからなる高融点油脂と、
    パーム油、スクワランからなる低融点油脂と、
    アスコルビン酸-2-O-リン酸エステル-6-O-パルミチン酸エステルからなる抗活性酸素剤と
    を備えた皮膚用塗布剤。
  2. 水素化マグネシウムからなる水素発生剤と、
    蜜蝋、ラノリンからなる高融点油脂と、
    パーム油、スクワランからなる低融点油脂と、
    アスコルビン酸-2-O-リン酸エステル-6-O-パルミチン酸エステルからなる抗活性酸素剤と
    100メッシュ以上の規格である脱酸素剤と
    を備えた皮膚用塗布剤。
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