JP7280817B2 - 金型、及び成形装置 - Google Patents

金型、及び成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7280817B2
JP7280817B2 JP2019232035A JP2019232035A JP7280817B2 JP 7280817 B2 JP7280817 B2 JP 7280817B2 JP 2019232035 A JP2019232035 A JP 2019232035A JP 2019232035 A JP2019232035 A JP 2019232035A JP 7280817 B2 JP7280817 B2 JP 7280817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molding
cooling
slits
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019232035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021098221A (ja
Inventor
清正 鴻上
啓 山内
昂 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2019232035A priority Critical patent/JP7280817B2/ja
Publication of JP2021098221A publication Critical patent/JP2021098221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7280817B2 publication Critical patent/JP7280817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

本発明は、金型、及び成形装置に関する。
従来、加熱された金属材料の成形に用いられる金型が知られている。例えば、下記特許文献1には、互いに対になる下型及び上型を有する成形金型と、成形金型の間に保持された金属パイプ材料内に気体を供給する気体供給部と、通電加熱によって当該金属パイプ材料を加熱する加熱部と、を備える成形装置が開示されている。このような成形装置に用いられる金型には、加熱された金属パイプを成形時に冷却するために、水を流すための流路が形成されている。
特開2009-220141号公報
上記従来技術のような金型では、流路は金型内部を延びるように形成されている。このような流路を形成するには、金型の側面から真っ直ぐな穴を形成しなくてはならない。このような製造上の制約から流路の設計の自由度が低下する場合があった。また、流路をメンテナンスする際には、成形金型の内部に清掃器具を挿入しなくてはならず、十分なメンテナンスが行えない可能性があった。以上より、金型の冷却性能に影響が及ぼされる場合があった。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、本発明の目的は、冷却性能を向上できる金型、及び成形装置を提供することである。
本発明の一態様に係る金型は、加熱された金属材料の成形に用いられる金型であって、金型内部には、冷却媒体を流通させる流路が形成され、金属材料を成形する成形面を有する第1の部材と、成形面と反対側で第1の部材を支持する第2の部材と、で分割され、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方には、分割面に沿って延びると共に、当該分割面において開口するスリットが形成され、スリットは、第1の部材及び第2の部材を接合することで、流路の少なくとも一部を構成する。
このような金型は、金属材料を成形する成形面を有する第1の部材と、成形面と反対側で第1の部材を支持する第2の部材と、で分割される。また、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方には、分割面に沿って延びると共に、当該分割面において開口するスリットが形成される。このスリットは、第1の部材及び第2の部材を接合することで、流路の少なくとも一部を構成する。このように、流路が、分割面において開口するスリットで形成されるため、流路の製造やメンテナンスが容易となる。このように、流路の製造が容易になることで、冷却効率の良い流路の設計が可能となり、メンテナンスが不十分となることで冷却効率が低下することを抑制することができる。以上より、金型の冷却効率を向上できる。
第1の部材の材質は、第2の部材の材質に比して、成形に対する耐久性が高くてよい。例えば、金型全体を耐久性の高い材質で構成するとコストが高くなるが、成形面を有する第1の部材だけを耐久性の高い材質で構成することで、成形の性能を向上しつつ、金型のコストを抑制できる。
成形面は、長手方向に延びる形状を有し、スリットは、長手方向に対する直交方向に延び、長手方向に複数並べられていてよい。これにより、スリット間のピッチを調整し易くなるので、金属材料の冷却の均一性を向上できる。
スリットは、第2の部材の分割面に形成され、第1の部材の分割面は、平滑面として形成されてよい。冷却媒体と接触する第1の部材の分割面が平滑面であることにより、当該分割面の掃除を行い易くなる。このように、金属材料の冷却において重要となる第1の部材のメンテナンス性を高めることで、異物除去などの管理により冷却効率を維持することができる。
スリットは、成形面の形状に沿って延びてよい。これにより、金属材料の冷却の均一性を向上できる。
スリットの直交方向の両端には、それぞれのスリットに対して冷却媒体を供給する供給ジャケット部と、それぞれのスリットから冷却媒体を回収する回収ジャケット部と、が設けられてよい。これにより、各ジャケットを用いて、各スリットに供給される冷却媒体の均一性を向上できる。
スリットによる流路単路の断面積は、供給ジャケット部及び回収ジャケット部の断面積よりも小さくてよい。これにより、スリットによる流路における冷却媒体の速度を早くすることができる。
金型は、長手方向において互いに異なる位置に、第1のピッチで複数のスリットが並べられる第1の領域と、第1のピッチと異なる第2のピッチで複数のスリットが並べられる第2の領域と、を有してよい。これにより、金属材料側の要求に応じて、長手方向における冷却能力を調整し易くなる。
第1の部材の厚みは、第2の部材の厚みに比して薄くてよい。温度変化し易い第1の部材の厚みを薄くすることで、膨張による金型全体としての寸法変化を抑制できる。
本発明に係る成形装置は、上述の金型を備える。
本発明によれば、冷却性能を向上できる金型、及び成形装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る金型を備える成形装置の概略図である。 ブロー成形時における金属パイプ材料及び成形金型の状態を示す拡大断面図である。 金型の平面図である。 第1の部材を取り除いた状態を示す金型の平面図である。 図3に示すV-V線に沿った断面図である。 図5に示すVI-VI線に沿った断面図である。 流路の拡大図である。 変形例に係る金型を示す断面図である。 図8に示すIX-IX線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る金型11,12を備える成形装置1の概略図である。図1に示すように、成形装置1は、ブロー成形によって中空形状を有する金属パイプを成形する装置である。本実施形態では、成形装置1は、水平面上に設置される。成形装置1は、成形金型2と、駆動機構3と、保持部4と、加熱部5と、流体供給部6と、冷却部7と、制御部8と、を備える。なお、本明細書において、金属パイプは、成形装置1での成形完了後の中空物品を指し、金属パイプ材料40(金属材料)は、成形装置1での成形完了前の中空物品を指す。金属パイプ材料40は、焼入れ可能な鋼種のパイプ材料である。また、水平方向のうち、成形時において金属パイプ材料40が延びる方向を「長手方向」と称し、長手方向と直交する方向を「幅方向」と称する場合がある。
成形金型2は、金属パイプ材料40を金属パイプに成形する型であり、上下方向に互いに対向する下側の金型11及び上側の金型12を備える。下側の金型11及び上側の金型12は、鋼鉄製ブロックで構成される。下側の金型11及び上側の金型12のそれぞれには、金属パイプ材料40が収容される凹部が設けられる。下側の金型11と上側の金型12は、互いに密接した状態(型閉状態)で、各々の凹部が金属パイプ材料を成形すべき目標形状の空間を形成する。従って、各々の凹部の表面が成形金型2の成形面となる。下側の金型11は、ダイホルダ等を介して基台13に固定される。上側の金型12は、ダイホルダ等を介して駆動機構3のスライドに固定される。
駆動機構3は、下側の金型11及び上側の金型12の少なくとも一方を移動させる機構である。図1では、駆動機構3は、上側の金型12のみを移動させる構成を有する。駆動機構3は、下側の金型11及び上側の金型12同士が合わさるように上側の金型12を移動させるスライド21と、上記スライド21を上側へ引き上げる力を発生させるアクチュエータとしての引き戻しシリンダ22と、スライド21を下降加圧する駆動源としてのメインシリンダ23と、メインシリンダ23に駆動力を付与する駆動源24と、を備えている。
保持部4は、下側の金型11及び上側の金型12の間に配置される金属パイプ材料40を保持する機構である。保持部4は、成形金型2の長手方向における一端側にて金属パイプ材料40を保持する下側電極26及び上側電極27と、成形金型2の長手方向における他端側にて金属パイプ材料40を保持する下側電極26及び上側電極27と、を備える。長手方向の両側の下側電極26及び上側電極27は、金属パイプ材料40の端部付近を上下方向から挟み込むことによって、当該金属パイプ材料40を保持する。なお、下側電極26の上面及び上側電極27の下面には、金属パイプ材料40の外周面に対応する形状を有する溝部が形成される。下側電極26及び上側電極27には、図示されない駆動機構が設けられており、それぞれ独立して上下方向へ移動することができる。
加熱部5は、金属パイプ材料40を加熱する。加熱部5は、金属パイプ材料40へ通電することで当該金属パイプ材料40を加熱する機構である。加熱部5は、下側の金型11及び上側の金型12の間にて、下側の金型11及び上側の金型12から金属パイプ材料40が離間した状態にて、当該金属パイプ材料40を加熱する。加熱部5は、上述の長手方向の両側の下側電極26及び上側電極27と、これらの電極26,27を介して金属パイプ材料へ電流を流す電源28と、を備える。なお、加熱部は、成形装置1の前工程に配置し、外部で加熱をするものであっても良い。
流体供給部6は、下側の金型11及び上側の金型12の間に保持された金属パイプ材料40内に高圧の流体を供給するための機構である。流体供給部6は、加熱部5で加熱されることで高温状態となった金属パイプ材料40に高圧の流体を供給して、金属パイプ材料40を膨張させる。流体供給部6は、成形金型2の長手方向の両端側に設けられる。流体供給部6は、金属パイプ材料40の端部の開口部から当該金属パイプ材料40の内部へ流体を供給するノズル31と、ノズル31を金属パイプ材料40の開口部に対して進退移動させる駆動機構32と、ノズル31を介して金属パイプ材料40内へ高圧の流体を供給する供給源33と、を備える。駆動機構32は、流体供給時及び排気時にはノズル31を金属パイプ材料40の端部にシール性を確保した状態で密着させ、その他の時にはノズル31を金属パイプ材料40の端部から離間させる。なお、流体供給部6は、流体として、高圧の空気や不活性ガスなどの気体を供給してよい。また、流体供給部6は、金属パイプ材料40を上下方向へ移動する機構を有する保持部4とともに、加熱部5を含めて同一装置としても良い。
冷却部7は、成形金型2を冷却する機構である。冷却部7は、成形金型2を冷却することで、膨張した金属パイプ材料40が成形金型2の成形面と接触したときに、金属パイプ材料40を急速に冷却することができる。冷却部7は、下側の金型11及び上側の金型12の内部に形成された流路36と、流路36へ冷却水を供給して循環させる水循環機構37と、を備える。
制御部8は、成形装置1全体を制御する装置である。制御部8は、駆動機構3、保持部4、加熱部5、流体供給部6、及び冷却部7を制御する。制御部8は、金属パイプ材料40を成形金型2で成形する動作を繰り返し行う。
具体的に、制御部8は、例えば、ロボットアーム等の搬送装置からの搬送タイミングを制御して、開いた状態の下側の金型11及び上側の金型12の間に金属パイプ材料40を配置する。あるいは、制御部8は、作業者が手動で下側の金型11及び上側の金型12の間に金属パイプ材料40を配置することを待機してよい。また、制御部8は、長手方向の両側の下側電極26で金属パイプ材料40を支持し、その後に上側電極27を降ろして当該金属パイプ材料40を挟むように、保持部4のアクチュエータ等を制御する。また、制御部8は、加熱部5を制御して、金属パイプ材料40を通電加熱する。これにより、金属パイプ材料40に軸方向の電流が流れ、金属パイプ材料40自身の電気抵抗により、金属パイプ材料40自体がジュール熱によって発熱する。
制御部8は、駆動機構3を制御して上側の金型12を降ろして下側の金型11に近接させ、成形金型2の型閉を行う。その一方、制御部8は、流体供給部6を制御して、ノズル31で金属パイプ材料40の両端の開口部をシールすると共に、流体を供給する。これにより、加熱により軟化した金属パイプ材料40が膨張して成形金型2の成形面と接触する。そして、金属パイプ材料40は、成形金型2の成形面の形状に沿うように成形される。なお、フランジ付きの金属パイプを形成する場合、下側の金型11と上側の金型12との間の隙間に金属パイプ材料40の一部を進入させた後、更に型閉を行って、当該進入部を押しつぶしてフランジ部とする。金属パイプ材料40が成形面に接触すると、冷却部7で冷却された成形金型2で急冷されることによって、金属パイプ材料40の焼き入れが実施される。
図2を参照して、成形装置1の成形の手順について説明する。図2(a)に示すように、制御部8は、成形金型2を型閉すると共に、流体供給部6で金属パイプ材料40に流体を供給することで、ブロー成形を行う(一次ブロー)。一次ブローでは、制御部8は、メインキャビティ部MCでパイプ部43を成形すると共に、フランジ部44に対応する部分をサブキャビティ部SCへ進入させる。そして、図2(b)に示すように、制御部8は、成形金型2を更に型閉することで、サブキャビティ部SCに進入した部分を更に潰すことで、フランジ部44を成形する。次に、制御部8は、上側の金型12を上昇させて金属パイプ材料40から離間させることで、型開を行う。これにより、金属パイプ41が成形される。
次に、図3~図6を参照して、金型11の詳細な構成について説明する。なお、以降の説明においては、下側の金型11について説明するが、上側の金型12についても同趣旨の説明が成り立つため、説明を省略する。図3は、金型11の平面図である。図4は、第1の部材50を取り除いた状態を示す金型11の平面図である。図5は、図3に示すV-V線に沿った断面図である。図6は、図5に示すVI-VI線に沿った断面図である。
なお、本実施形態においては、成形装置1は、二本の金属パイプ材料40を同時に成形することができる。従って、図3に示すように、金型11は、互いに並列に並べられた二本の金属パイプ材料40を成形する成形面47を有する(図2も参照)。なお、並べられる金属パイプ材料40の本数は限定されず、一本であっても、三本以上であってもよい。成形面47は、金属パイプ材料40の長手方向と対応するように、長手方向に沿って延びる形状を有している。以降の説明においては、成形面47の長手方向をX軸方向とし、長手方向と直交する水平方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする場合がある。また、長手方向における一方側をX軸方向の正側と、長手方向と直交する方向の一方側をY軸方向の正側とし、上側をZ軸方向における正側とする。
図4及び図5に示すように、金型11は、X軸方向において、正側から順に三つのユニットU1,U2,U3に分割されている。ユニットU2は、金型11のX軸方向における中央位置に対応するユニットである。ユニットU1,U3は、X軸方向における両端側のユニットである。各ユニットU1,U2,U3は、それぞれ冷却領域E1(第1の領域)、冷却領域E2(第2の領域)、及び冷却領域E3(第3の領域)を有している。冷却領域E1,E2,E3は、それぞれOリングが配置されるシール溝部90によって、平面視において全周を取り囲まれている。なお、ユニットU1,U2,U3及び冷却領域E1,E2,E3では、特段の説明が無い限り、同趣旨の説明が成り立つものとする。なお、実施形態では、金型11をユニットU1,U2,U3による三分割の構造としているが、冷却領域も含め一様冷却を目指すため、金型11を一つのユニットとしてもよい。
図4~図6に示すように、金型11内部には、冷却媒体(水)を流通させる流路60が形成される。流路60は、複数の冷却部61(スリットによる流路)と、供給ジャケット部62と、回収ジャケット部63と、供給連通部64(図5及び図6参照)と、排出連通部66(図6参照)と、を備える。また、金型11を支持するダイホルダ91には、供給部67(図5及び図6参照)と、排出部68,69(図6参照)と、が形成される。なお、複数の冷却部61と、供給ジャケット部62と、回収ジャケット部63と、供給連通部64と、排出連通部66とは、ユニットU1,U2,U3及び冷却領域E1,E2,E3に対して、個別の流路として設けられている。一方、供給部67、及び排出部68,69は、ユニットU1,U2,U3及び冷却領域E1,E2,E3に対する共通の流路として設けられている。
冷却部61は、金型11を冷却する部分として主に機能する部分である。冷却部61は、Y軸方向に延びるように形成される。複数の冷却部61は、X軸方向に並ぶように配置される。供給ジャケット部62は、それぞれの冷却部61に対して冷却媒体を供給する部分である。供給ジャケット部62は、それぞれの冷却部61のY軸方向の負側の端部に連結されるように、X軸方向に延びている。回収ジャケット部63は、それぞれの冷却部61から冷却媒体を回収する部分である(図4及び図6参照)。回収ジャケット部63は、それぞれの冷却部61のY軸方向の正側の端部に連結されるように、X軸方向に延びている。
供給連通部64は、供給ジャケット部62と供給部67とを連結することで、供給部67から供給ジャケット部62へ冷却媒体を供給する部分である。供給連通部64は、供給ジャケット部62に対して一個以上設けられ、Z軸方向の負側へ延びる。排出連通部66は、回収ジャケット部63と排出部68とを連結することで、排出部68へ回収ジャケット部63から冷却媒体を排出する部分である(図4及び図6参照)。排出連通部66は、回収ジャケット部63に対して一個以上設けられ、Z軸方向の負側へ延びる。
供給部67は、ダイホルダ91にて、X軸方向に延びている(図5及び図6参照)。供給部67のX軸方向の正側の端部は、ダイホルダ91から開口している。当該開口には、冷却媒体を供給するノズル(不図示)が挿入される。供給部67は、各ユニットU1,U2,U3の供給連通部64に対して、冷却媒体を分配する。排出部68は、ダイホルダ91にて、X軸方向に延びている(図6参照)。排出部69は、排出部68のX軸方向の正側の端部からY軸方向の正側へ延び、ダイホルダ91から開口している。当該開口には、冷却媒体を排出するノズル(不図示)が挿入される。排出部68,69は、各ユニットU1,U2,U3の排出連通部66からの冷却媒体を共通して排出する。
金型11は、金属パイプ材料40を成形する成形面47を有する第1の部材50と、成形面47と反対側で第1の部材50を支持する第2の部材51と、で分割される。第1の部材50は、Z軸方向の負側に分割面50aを有する。第2の部材51は、Z軸方向の正側に分割面51aを有する。第1の部材50と第2の部材51とは、互いの分割面50a,51aが接触するように重ね合わせられた状態で、ボルト(あるいはネジ)止めすることによって接合される。ボルト(あるいはネジ)を外すことで、第1の部材50は、第2の部材51から取り除くことができる(図7参照)。なお、本実施形態では、分割面50a,51aは、XY平面と平行に広がる平面によって構成される。
第1の部材50の厚みは、第2の部材51の厚みに比して薄い。ここでの厚みとは、Z軸方向の負側の寸法である。なお、第1の部材50のZ軸方向の正側の面は、成形面47の形状に応じて、湾曲するように形成されている。よって、第1の部材50の厚みは、場所によって異なる。成形面47は、ユニットU2の位置にて最もZ軸方向の負側へ窪むため、ユニットU2での分割面50aは、他のユニットU1,U3の分割面50aよりZ軸方向の負側に配置される。
第1の部材50の材質は、第2の部材51の材質に比して、成形に対する耐久性が高い。第1の部材50の材料は、第2の部材51の材質に比して、硬質な材料、耐摩耗性が高い高級材料が用いられる。
第2の部材51には、分割面51aに沿って延びると共に、当該分割面51aにおいて開口するスリット53が形成される。スリット53は、第1の部材50及び第2の部材51を接合することで、流路60の一部である冷却部61を構成する。第1の部材50の分割面50aは、スリットが形成されることなく平滑面として形成される。これにより、スリット53は、冷却部61の底面61a及び側面61bを規定し、第1の部材50の分割面50aは、冷却部61の上面61cを規定する(図7(b)参照)。すなわち、スリット53の開口を第1の部材50で塞ぐことで、断面矩形状の流路である冷却部61が形成される。
第2の部材51には、分割面51aに沿って延びると共に、当該分割面51aにおいて開口するジャケット溝54が形成される。ジャケット溝54は、第1の部材50及び第2の部材51を接合することで、流路60の一部である供給ジャケット部62及び回収ジャケット部63を構成する。第1の部材50の分割面50aは、スリットが形成されることなく平滑面として形成される。これにより、ジャケット溝54は、供給ジャケット部62の底面62a及び側面62bを規定し、第1の部材50の分割面50aは、供給ジャケット部62の上面62cを規定する(図7(a)参照)。すなわち、ジャケット溝54の開口を第1の部材50で塞ぐことで、断面矩形状の流路である供給ジャケット部62が形成される。回収ジャケット部63も同様である。
図4に示すように、スリット53及びジャケット溝54の配置は、上述で説明した冷却部61、供給ジャケット部62、及び回収ジャケット部63の配置と同趣旨である。すなわち、スリット53は、Y軸方向に延び、X軸方向に複数並べられている。複数のスリット53のY軸方向の両端には、それぞれのスリット53に対して供給ジャケット部62のジャケット溝54と、回収ジャケット部63のジャケット溝54と、が形成される。なお、各ユニットU1,U2,U3に形成されるスリット53及びジャケット溝54は、各冷却領域E1,E2,E3を取り囲むシール溝部90の範囲内に配置される。
金型11は、X軸方向において互いに異なる位置に、冷却領域E1,E2,E3を有する。そして、冷却領域E1,E3では、第1のピッチP1で複数のスリット53が並べられる。冷却領域E2では、第1のピッチP1よりも短い第2のピッチP2で複数のスリット53が並べられる。これにより、冷却領域E2のスリット53の方が、冷却領域E1,E3のスリット53よりも密に形成される。
スリット53による冷却部61単路の断面積は、ジャケット溝54による供給ジャケット部62及び回収ジャケット部63の断面積よりも小さい。具体的には、図7に示すように、スリット53の幅寸法W1は、ジャケット溝54の幅寸法W2よりも狭い。また、スリット53の高さ寸法H1は、ジャケット溝54の高さ寸法H2よりも低い。
次に、本実施形態に係る金型11の作用・効果について説明する。
金型11では、金型冷却用のスリット53は、第2の部材51の分割面51aにて開口しているため、当該分割面51aがスリット53の加工面となる。従って、当該分割面51aの分割面51aより上位部分である第1の部材50のみを高級材質(硬質の材質、耐摩耗性の材質)を使用することが可能である。量産用金型の場合、金型補修、金型交換頻度が多くなる傾向にあるため、本実施形態に係る金型11では、メンテナンス時のラインニングコストを抑えることができるというメリットがある。
第1の部材50は、成形面47を有しているため、冷却が必要な冷却要部となる。この第1の部材50は、スリット53の加工面である分割面51aから分離することができる。そのため、冷却効率を低下させる主な原因として挙げられる、接液部の錆や不純物の堆積問題に対し、第1の部材50を第2の部材51から解体して、接液部(図7(b)の上面61c)の手入れを行うことができる。一方、従来構造のように、単純に金型にきり穴を開けるのみで流路を構成する場合は、流路の手入れは長尺ワイヤブラシとファイバースコープによる施工確認を併用する必要があり、作業の難易度が高いという問題がある。これに比して、本実施形態の金型11では、手入れの作業が極めて簡単になる。
前述のように、冷却要部である第1の部材50がスリット53の加工面である分割面51aから分離することができるため、接液部自体の防錆処理を容易に行うことができる。例えば、ハードクロムメッキ処理や無電解Niメッキ処理を接液部に対して施してよい。このとき、抜熱効率を低下させないように、なるべく薄いメッキ厚さ(例えば30μm以下)であることが好ましい。特に金型11においては荷重受時の金型変形によるメッキ剥がれの懸念があるため、無電解Niメッキ処理が有利となる。
スリット53の加工面を分割面51aとしており、更にスリット53は金属パイプ材料40の長手方向と直行方向に配置されている。スリット53のピッチを等ピッチに配置することにより、その区間は長手方向に対して均一冷却性を確保することができる。
スリット53単体に着目すると、スリット53による冷却部61のみ流速を大きくし、レイノルズ数を大きくすることで、冷却部61で集中的に抜熱効率を高めている。スリット53の両端にはジャケット部62,63を配置しており、ジャケット部62,63までの経路での流速は低速に設定している。従って、大きく圧損が発生するスリット53は極力短い距離とすることが望ましく、そのため、長手方向に対して、直交する方向に配置している。
供給ジャケット部62に十分な水量を供給できる環境では、抜熱量はスリット53の密度に比例するため、成形時に金型強度が十分に確保できる範囲で、極力スリット53の本数を増やすことで、冷却効率の高いスリット53での接液面積を確保することができる。そのため、十分なスリット53の本数を有する金型11においては、成形回数を増加しても金型平均温度の増加量を小さくすることができる。
STAF用の成形装置1は、ピラーやバンパー形状のように長尺形状をしているものを対象とすることが多く、それにより金型11自体も長尺形状をしている。一般にスチール材料の変形は、材料1m当たり100℃の温度上昇で約1mmの膨張が発生する。STAF用の成形装置1で使用する金型11は長いもので約2mとなる。2mの金型平均温度が、成形開始後に50℃上昇したとすれば、金属パイプ材料40の基準穴間距離は約2mmの変化がある。例えば、金属パイプ材料40の基準穴間距離精度が設計値に対して±0.5mmの場合、許容絶対量は1mmである。金型平均温度変化を20℃と仮定すると、0.4mmの距離変化が発生する。許容量の40%が温度変化によるバラつき範囲となる。よって、金型平均温度上昇は現実的には極力ゼロに近づけることが望まれる。金型平均温度が大気温度付近の時において、成形サイクルから算出する平均入熱量以上の冷却能力を有していることが望まれる。
STAF用の成形装置1において、金型11の高さ方向の寸法は厚いもので300mm程度が採用される。前述のように、金型平均温度により高さ方向の寸法も変化する。STAF用の成形装置1による膨張成形においては、一次ブロー時(図2参照)に位置制御により金型位置を特定の位置に静止した状態で、昇熱の金属パイプ材料40の膨張を上下の金型11,12のエッジ部で支持させ、その状態で上側の金型12を下側の金型11に閉塞することで、金属パイプ材料40を半径方向にはみ出させてフランジ部44を形成する工程がある。その一次ブロー位置における金型11,12のエッジ位置も、金型平均温度上昇に伴って膨張によって隙間が狭くなる方向に変化する。従って、金型平均温度上昇量が大きい場合は、金属パイプ材料40を半径方向にはみ出させる時に、金型11,12のエッジ支持間の円周距離が短くなるため、形成されるフランジ部44の長さが短くなる。このことから、フランジ長さ安定化のために、スリット53の密度を大きくし、十分な冷却を行うことで、金型平均温度上昇量を小さくすることで、フランジ長さの安定化が図れる。
スリット53の加工面である分割面51aは、防熱層のような働きをする。スリット53の加工面である分割面51aよりも下側の第2の部材51に熱を移動させないことが理想である。その環境で、分割面51aよりも上面側(昇熱の金属パイプ材料40から接触抜熱を行う側)の第1の部材50の入熱を冷却水に移動できれば、第1の部材50側の熱膨張のみの影響にとどめることができる。第1の部材50の厚さを、成形時の強度に影響がない範囲で出来るだけ薄くすることで、前述の厚さ方向の変形量を小さくすることができる。
以上より、本実施形態に係る金型11は、金属パイプ材料40を成形する成形面47を有する第1の部材50と、成形面47と反対側で第1の部材50を支持する第2の部材51と、で分割される。また、第2の部材51には、分割面51aに沿って延びると共に、当該分割面51aにおいて開口するスリット53が形成される。このスリット53は、第1の部材50及び第2の部材51を接合することで、流路60の少なくとも一部である冷却部61を構成する。このように、冷却部61が、分割面51aにおいて開口するスリット53で形成されるため、冷却部61の製造やメンテナンスが容易となる。このように、冷却部61の製造が容易になることで、冷却効率の良い流路の設計が可能となり、メンテナンスが不十分となることで冷却効率が低下することを抑制することができる。以上より、金型11の冷却効率を向上できる。
第1の部材50の材質は、第2の部材51の材質に比して、成形に対する耐久性が高い。例えば、金型11全体を耐久性の高い材質で構成するとコストが高くなるが、成形面47を有する第1の部材50だけを耐久性の高い材質で構成することで、成形の性能を向上しつつ、金型11のコストを抑制できる。
スリット53は、第2の部材51の分割面51aに形成され、第1の部材50の分割面50aは、平滑面として形成される。冷却媒体と接触する第1の部材50の分割面50aが平滑面であることにより、当該分割面50aの掃除を行い易くなる。このように、金属パイプ材料40の冷却において重要となる第1の部材50のメンテナンス性を高めることで、異物除去などの管理により冷却効率を維持することができる。
成形面47は、長手方向に延びる形状を有し、スリット53は、長手方向に対する直交方向に延び、長手方向に複数並べられる。これにより、スリット53間のピッチを調整し易くなるので、金属パイプ材料40の冷却の均一性を向上できる。
スリット53の直交方向の両端には、それぞれのスリット53に対して冷却媒体を供給する供給ジャケット部62と、それぞれのスリット53から冷却媒体を回収する回収ジャケット部63と、が設けられる。これにより、各ジャケット部62,63を用いて、各スリット53に供給される冷却媒体の均一性を向上できる。
スリット53による冷却部61単路の断面積は、供給ジャケット部62及び回収ジャケット部63の断面積よりも小さい。これにより、冷却部61における冷却媒体の速度を早くすることができる。
金型11は、長手方向において互いに異なる位置に、第1のピッチP1で複数のスリット53が並べられる冷却領域E1,E3と、第1のピッチP1と異なる第2のピッチP2で複数のスリット53が並べられる冷却領域E2と、を有する。これにより、金属パイプ材料40側の要求に応じて、長手方向における冷却能力を調整し易くなる。
第1の部材50の厚みは、第2の部材51の厚みに比して薄い。温度変化し易い第1の部材50の厚みを薄くすることで、膨張による金型全体としての寸法変化を抑制できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図8及び図9に示す金型111を採用してもよい。図8は、金型111の断面図であり、図5に対応するものである。図9は、図8のIX-IX線に沿った断面図である。金型111では、分割面50a,51a、及びスリット53が、成形面47の形状に沿って延びる。これにより、金属材料の冷却の均一性を向上できる。
具体的には、図8に示すように、Y軸方向から見たときに、分割面50a、51aは、成形面47の長手方向に対する湾曲形状に対応するように、全体的に湾曲した形状となる。それに伴って、スリット53による冷却部61のX軸方向への配列も、全体的に湾曲した状態で配列される。ジャケット部62,63も、全体的に湾曲した状態で延びる。また、図9に示すように、分割面50a,51aは、成形面47の横断面形状に対応するように、当該成形面47の箇所だけZ軸方向の負側へ突出するような形状となる。また、スリット53による冷却部61も、成形面47の形状に沿って延びるように形成され、成形面47の箇所だけZ軸方向の負側へ突出するような形状となる。
以上のように、スリット53の加工面を分割面51aとしているため、成形面47と等間隔に近い位置にスリット53を配置することが可能となる。従って、成形面47の円周方向に対して均一冷却性を確保することができる。このような形状の流路は、金型にきり穴を設ける方法では、形成することができない。
なお、上述の実施形態では、STAF用の成形装置において採用される金型を例にして説明を行った。しかし、本発明に係る金型が採用される成形装置の種類は特に限定されず、ホットスタンピングの成形装置、その他の成形装置などであってもよい。
上述の実施形態では、冷却部61は、下側の分割面51aのスリット53と、上側の分割面50aの平滑面の組み合わせで形成されていた。これに代えて、冷却部61は、下側の分割面51aのスリット53と、上側の分割面50aのスリットの組み合わせで形成されてもよい。あるいは、冷却部61は、下側の分割面51aの平滑面と、上側の分割面50aのスリットの組み合わせで形成されてもよい。また、これらの何れかのパターンの組み合わせで冷却部61を形成する場合、金型11中の全ての冷却部61が同じパターンでなくともよく、パターンが混在していてもよい。
1…成形装置、11,12,111…金型、40…金属パイプ材料(金属材料)、47…成形面、50…第1の部材、51…第2の部材、53…スリット、60…流路、61…冷却部(スリットによる流路)、62…供給ジャケット部、63…回収ジャケット部、E1,E3…冷却領域(第1の領域)、E2…冷却領域(第2の領域)。

Claims (12)

  1. 加熱された金属材料の成形に用いられる金型であって、
    金型内部には、冷却媒体を流通させる流路が形成され、
    前記金属材料を成形する成形面を有する第1の部材と、前記成形面と反対側で前記第1の部材を支持する第2の部材と、で分割され、
    前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方には、分割面に沿って延びると共に、当該分割面において開口するスリットが形成され、
    前記スリットは、前記第1の部材及び前記第2の部材を接合することで、前記流路の少なくとも一部を構成し、
    前記成形面は、長手方向に延びる形状を有し、
    前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記長手方向において複数のユニットに分割され、
    前記複数のユニットのそれぞれは、互いに冷却能力を異なるものとすることが可能な冷却領域を有する、金型。
  2. 前記第1の部材の材質は、前記第2の部材の材質に比して、成形に対する耐久性が高い、請求項1に記載された金型。
  3. 複数のスリットの前記長手方向に対する直交方向の両端には、それぞれの前記スリットに対して前記冷却媒体を供給する供給ジャケット部と、それぞれの前記スリットから前記冷却媒体を回収する回収ジャケット部と、が設けられる、請求項1又は2に記載の金型。
  4. 前記スリットは、前記第2の部材の分割面に形成される、請求項1~3の何れか一項に記載の金型。
  5. 前記第1の部材の分割面は、平滑面として形成される、請求項4に記載の金型。
  6. 前記スリットは、前記成形面の形状に沿って延びる、請求項1~5の何れか一項に記載の金型。
  7. 記スリットは、前記長手方向に対する直交方向に延び、前記長手方向に複数並べられている、請求項1~6の何れか一項に記載の金型。
  8. 前記スリットによる前記流路単路の断面積は、前記供給ジャケット部及び前記回収ジャケット部の断面積よりも小さい、請求項3に記載の金型。
  9. 前記金型は、互いに異なる前記ユニットに、
    第1のピッチで複数の前記スリットが並べられる前記冷却領域としての第1の領域と、
    前記第1のピッチと異なる第2のピッチで複数の前記スリットが並べられる前記冷却領域としての第2の領域と、を有する、請求項7又は8に記載の金型。
  10. 前記第1の部材の厚みは、前記第2の部材の厚みに比して薄い、請求項1~9の何れか一項に記載の金型。
  11. 前記金属材料は、金属パイプ材料である、請求項1~10の何れか一項に記載の金型。
  12. 請求項1~11の何れか一項に記載の金型を備える成形装置。
JP2019232035A 2019-12-23 2019-12-23 金型、及び成形装置 Active JP7280817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019232035A JP7280817B2 (ja) 2019-12-23 2019-12-23 金型、及び成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019232035A JP7280817B2 (ja) 2019-12-23 2019-12-23 金型、及び成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021098221A JP2021098221A (ja) 2021-07-01
JP7280817B2 true JP7280817B2 (ja) 2023-05-24

Family

ID=76540603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019232035A Active JP7280817B2 (ja) 2019-12-23 2019-12-23 金型、及び成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7280817B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543697A (ja) 2006-07-17 2009-12-10 マグナ インターナショナル インク ホットスタンプダイ装置
JP2013099774A (ja) 2011-11-07 2013-05-23 Hyundai Motor Co Ltd ホットスタンピング成型用金型
JP2013119119A (ja) 2011-12-07 2013-06-17 Hyundai Motor Co Ltd ホットスタンピング成形用金型及びその製作方法
JP2019118957A (ja) 2017-12-29 2019-07-22 エムエス オートテック カンパニー リミテッドMs Autotech Co.,Ltd. ホットスタンピング金型装置
JP2019177390A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 マツダ株式会社 熱間プレス加工方法及び加工装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60174891A (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 Toshiba Corp 成型用金型の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543697A (ja) 2006-07-17 2009-12-10 マグナ インターナショナル インク ホットスタンプダイ装置
JP2013099774A (ja) 2011-11-07 2013-05-23 Hyundai Motor Co Ltd ホットスタンピング成型用金型
JP2013119119A (ja) 2011-12-07 2013-06-17 Hyundai Motor Co Ltd ホットスタンピング成形用金型及びその製作方法
JP2019118957A (ja) 2017-12-29 2019-07-22 エムエス オートテック カンパニー リミテッドMs Autotech Co.,Ltd. ホットスタンピング金型装置
JP2019177390A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 マツダ株式会社 熱間プレス加工方法及び加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021098221A (ja) 2021-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819858B2 (ja) 熱成形プレス
US8291741B2 (en) Forming tool comprising cooling duct bores branched within tool elements
JP4295825B2 (ja) 湾曲焼入れ断面材要素の製造方法およびこの方法を実施するためのダイ工具
JP6240564B2 (ja) 成形装置及び成形装置の部品の交換方法
US20150336151A1 (en) Modular hot forming tool
JP7280817B2 (ja) 金型、及び成形装置
CN101486063B (zh) 一种热冲压成形模具
JP2010179317A (ja) 熱間プレス成形方法及び装置
KR101581940B1 (ko) 냉각성능이 향상된 핫스템핑 금형
US11311928B2 (en) Hot press machine
JP5758542B2 (ja) スラグ排出ドアの製造方法
KR20090067765A (ko) 냉각 구조를 갖는 금형
JP2008023920A (ja) 金型コア、金型コアの製造方法、パターン転写金型
WO2021186863A1 (ja) 成形装置、及び成形方法
JP6323428B2 (ja) 熱間プレス加工装置
KR20090066027A (ko) 금형조립체의 냉각장치
KR100815771B1 (ko) 포밍 공법용 열간 프레스 금형
CN201371200Y (zh) 一种热冲压成形模具
US11198171B2 (en) Hot press machine
KR102702822B1 (ko) Pcb 냉각장치 및 그 제조방법
KR102162559B1 (ko) 3d 프린터용 냉매 접촉식 냉각지그
CN113423518B (zh) 用于在热冲压工具中使用空气间隙来形成定制回火特性的方法和系统
JP2011218401A (ja) 連続鋳造用鋳型の補修方法及び補修された連続鋳造用鋳型
KR20230161745A (ko) Pcb 냉각장치 및 그 제조방법
JP2010064412A (ja) 熱板装置及び熱転写プレス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7280817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150