JP7279616B2 - インシュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関を搭載した車両の排気管の周辺部材が、排気管の高熱にさらされないように、排気管の一部を覆って遮熱するインシュレータに関する。
内燃機関を搭載した車両の排気管は、高温・高圧の排気ガスにより、非常に高温となる。また、当該排気管は、車両の下面に露出するように配置され、車体フレーム等の周囲の部材との干渉の回避等、種々の目的にて単数または複数の屈曲部が形成されている。屈曲部では、排気ガスの流れ方向が変えられるが、特に外周部では高温・高圧の排気ガスが衝突するので、さらに高温となり易い。このため、排気管の屈曲部の周囲には、周辺部材が高熱にさらされないように、遮熱を目的とした筒状のインシュレータが設けられている場合がある。
例えば内燃機関としてディーゼルエンジンを搭載した車両の中には、窒素酸化物(NOx)を浄化するために、排気経路に選択還元触媒(SCR:Selective Catalytic Reduction)を有し、排気管内に尿素水を噴射する尿素水添加弁を排気管に備えているものもある。尿素水添加弁は排気管の屈曲部の外周側に設けられるが、沸点が約140[℃]の液体の尿素水が供給されているので、排気管の高熱にさらされないように、尿素水添加弁の周囲の排気管には、遮熱のための筒状のインシュレータが設けられている。
インシュレータは、排気管の屈曲部と当該屈曲部の周囲の排気管を覆う筒状の形状を有しており、排気管とインシュレータとの間には隙間が存在する。また排気管は車両の下面に露出するように配置されているので、車両が跳ね上げた雨水等が、排気管とインシュレータとの間の隙間に浸入し易い。浸入した雨水等がインシュレータ内に溜まって排水されない場合、インシュレータや排気管を腐食させる可能性や、排気管の高温部に付着して熱衝撃を排気管に加えて排気管に亀裂を発生させる可能性があるので、好ましくない。
例えば特許文献1には、コンバータ等の排気部材を覆う筒状のインシュレータが開示されている。排気部材は排気の流れ方向を変える屈曲部を有しており、インシュレータは屈曲部と当該屈曲部の周囲を覆う筒状の形状を有している。また排気部材とインシュレータとの間には、アルミナファイバーやグラスウール等のマットが充填されており、排気部材に対するインシュレータの位置が保持されている。
特開2019-94852号公報
特許文献1に記載のインシュレータは、排気部材との間の隙間にアルミナファイバーやグラスウール等のマットが充填されているが、この隙間に雨水等が浸入する可能性がある。しかし、筒状のインシュレータの側面に排水用の開口部が設けられておらず、インシュレータ内に雨水等が溜まって排水されない可能性があるので好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、排気管の一部を覆う筒状のインシュレータにおいて、内部に浸入した雨水等を適切に排水して、排気管及びインシュレータの腐食や亀裂等の発生を防止することができるインシュレータを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、車両に搭載された内燃機関の排気管の一部を覆うインシュレータであって、前記排気管には、内部を流れる排気の流れ方向が変えられた単数または複数の屈曲部が形成されており、前記インシュレータは、前記排気管の少なくとも1つの前記屈曲部と、当該屈曲部から所定距離だけ前記車両の前方側の前記排気管と、を周方向に覆う筒状の形状を有し、覆った個所の前記排気管からの熱を遮断しており、前記インシュレータに覆われている個所の前記排気管と、前記インシュレータとの間は、前記排気管の長手方向において少なくとも一部の個所が接触することなく空洞部とされており、前記車両の前記排気管に取り付けられた前記インシュレータにおける前記屈曲部よりも前記車両の前方側の内壁には、前記インシュレータの内壁面における最も低い位置となるインシュレータ内壁最下部が形成されており、前記インシュレータ内壁最下部には、前記インシュレータの内壁面から外壁面へ貫通するとともに前記屈曲部よりも前記車両の前方側に配置された開口部が形成されている、インシュレータである。
次に、第2の発明は、上記第1の発明に係るインシュレータであって、前記インシュレータに形成されている前記開口部は、前記車両に対する左右方向よりも前後方向のほうが長くなるように形成されている、インシュレータである。
次に、第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係るインシュレータであって、前記インシュレータは、前記排気管の長手方向に沿って半割状に分割された第1インシュレータと第2インシュレータが接合されて前記筒状とされており、前記開口部は、前記第1インシュレータと前記第2インシュレータとの境界部に形成されている、インシュレータである。
第1の発明によれば、流れ方向が変えられた排気ガスの衝突によって高温となり易い屈曲部よりも車両の前方側にインシュレータ内壁最下部を設け、当該インシュレータ内壁最下部に開口部が設けられている。このため、インシュレータ内に浸入した雨水等が、より高温となり易い屈曲部に達する前に排水されるので、排気管及びインシュレータの腐食や亀裂等の発生を適切に防止できる。また、高温となり易い屈曲部よりも車両の前方側に開口部が形成されていることで、開口部から屈曲部へと走行風を導入することが可能となり、屈曲部に熱がこもることを防止できる。
第2の発明によれば、車両の左右方向よりも前後方向のほうが長くなるように開口部を形成することで、車両の走行時において、開口部からインシュレータ内へとより多くの走行風を導入できるので、より高温になり易い屈曲部の冷却を促進することができる。
第3の発明によれば、インシュレータの中央部に孔をあけて開口部を形成する必要がなく、インシュレータの縁部に切欠き部を設けることで開口部を形成することができるので、より容易に開口部を形成することができる。
本発明のインシュレータを備えた内燃機関システムの構成の例を説明する図である。 内燃機関、排気管、尿素水添加弁等の車両への組み付け状態の例を示す斜視図である。 図2における尿素水添加弁の周囲をIII方向から見た下面図である。 図2における脳疎水添加弁の周囲をIV方向から見た左側面図である。 第1の実施の形態の第1インシュレータと第2インシュレータの外観、及び排気管への取り付けを説明する図である。 第1の実施の形態のインシュレータの場合の図4におけるA-A断面図である。 第1の実施の形態のインシュレータの場合の図4におけるB-B断面図である。 第2の実施の形態の第1インシュレータと第2インシュレータの外観、及び排気管への取り付けを説明する図である。 第2の実施の形態のインシュレータの場合の図4におけるA-A断面図である。 第2の実施の形態のインシュレータの場合の図4におけるB-B断面図である。
以下、本発明のインシュレータ90の実施の形態について、図面を用いて説明する。本実施の形態の説明では、車両に搭載された内燃機関10の排気ガスを浄化するために排気管内に尿素水を添加(噴射)する尿素水添加弁61の周囲の排気管を覆うインシュレータを例として説明する。なお、図中に前後方向、左右方向、上下方向が記載されている場合、上下方向は鉛直上方に向かう方向及び下方に向かう方向を示しており、前後方向は内燃機関10を搭載した車両の前後方向を示し、左右方向は内燃機関10を搭載した車両の左右方向を示している。
●[内燃機関システム1の全体構成(図1)]
図1を用いて、本発明に係るインシュレータ90を備えた内燃機関システム1(内燃機関を搭載した車両の内燃機関システム1)の全体構成について説明する。なお図1における内燃機関10は、内燃機関の1つの例としてディーゼルエンジンである。ここで、内燃機関10は、排気ガスと一緒に、粒子状物質(PM)、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を排出する。以下、図1に示す内燃機関システム1を、吸気側から排気側に向かって順に説明する。
吸入空気流量検出装置31は、例えば吸気流量センサであり、内燃機関10の吸気通路11に設けられて内燃機関10が吸入した空気の流量に応じた検出信号を制御装置50に出力する。アクセル開度検出装置33(例えば、アクセル開度センサ)は、運転者が操作するアクセルの開度(すなわち、運転者の要求負荷)に応じた検出信号を制御装置50に出力する。回転検出装置34は、例えば回転センサであり、内燃機関10のクランクシャフトの回転数(すなわち、エンジン回転数)に応じた検出信号を制御装置50に出力する。
インジェクタ14A~14Dは、図示省略した燃料配管が接続されて内燃機関10のシリンダ毎に設けられており、制御装置50からの駆動信号に応じて各シリンダ内に、所定のタイミングで所定量の燃料を噴射する。
排気管12における内燃機関10から下流側には、制御装置50から駆動される燃料添加弁28が設けられている。燃料添加弁28は、内燃機関10の排気ガスを浄化するために排気ガスに反応させる燃料(反応液)を排気ガス中に噴射する排気管12に設けられている液体添加弁である。なお、排気管12、12A、12Bにて排気経路が形成されている。
燃料添加弁28から排気ガス中に噴射された燃料は、第1酸化触媒42によって排気ガス中に残った酸素との酸化反応が生じて燃焼し、その発熱により排気ガス温度が上昇する。この高温になった排気ガスによりDPF43の床温が上昇して、所定温度以上(例えば、590[℃]以上)になると、DPF43内に堆積した粒子状物質(PM)が燃焼焼却され、DPF43の捕集機能が回復(再生)される。
排気管12における燃料添加弁28の下流には、排気温度検出装置36A、第1酸化触媒42(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)、排気温度検出装置36B、粒子状物質除去フィルタであるDPF43(DPF:Diesel Particulate Filter)、差圧センサ35が設けられている。
排気温度検出装置36Aは、例えば排気温度センサであり、第1酸化触媒42の上流側の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。排気温度検出装置36Bは、例えば排気温度センサであり、第1酸化触媒42の下流側(かつDPF43の上流側)の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。
第1酸化触媒42は、所定の温度下で多数の貫通孔に排気ガスを通すことにより、排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を酸化して除去する。DPF43は、流入する排気ガスを多孔質材料に通すことで粒子状物質(PM)を捕集し、粒子状物質(PM)が除去された排気ガスを下流側へと流出させる。
差圧センサ35は、第1酸化触媒42の下流側、かつ、DPF43の上流側の排気圧力(排気管内圧力)と、DPF43の下流側の排気管内圧力と、の差圧(圧力差)に応じた検出信号を制御装置50に出力する。
DPF43の下流側には排気管12Aが接続され、排気管12Aには、排気温度検出装置36C、NOxセンサ37A、尿素水添加弁61、インシュレータ90、尿素水分散装置64が設けられている。
排気温度検出装置36Cは、例えば排気温度センサであり、DPF43の下流側の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。NOxセンサ37Aは、SCR46の上流側の排気ガス中のNOxの濃度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。
インシュレータ90は、尿素水添加弁61の上流側(この場合、車両の前方側)の排気管12Aの一部を覆う筒状の遮熱部材であり、尿素水添加弁61に対する排気管12Aの熱を遮断する。なお、インシュレータ90の詳細については後述する。
尿素水分散装置64は、尿素水添加弁61とSCR46の間に配置されており、尿素水添加弁61から噴射された尿素水が衝突される衝突板(不図示)を有し、衝突板に衝突した尿素水を排気管内に均一に分散させて微粒化する。微粒化された尿素水は、排気ガスの熱によってアンモニアガスに改質され、排気ガス中に均一となるように混合されてSCR46に到達する。
尿素水添加弁61は、排気管12AのDPF43の下流側、且つ、尿素水分散装置64及びSCR46の上流側に配置されて、尿素水供給管62、尿素水ポンプ63を介して尿素水タンク65に連結され、尿素水分散装置64に向けて排気ガス中に尿素水(還元剤溶液)を噴射(吐出、添加)する。また、尿素水添加弁61は、噴射する尿素水の沸点が約135~140[℃]であり、部分的に耐熱性が低いため、冷却のために空冷フィン61A(図3参照)を備えている。尿素水添加弁61は、制御装置50から駆動され、内燃機関10の排気ガスを浄化するために排気ガスに反応させる尿素水(反応液)を排気ガス中に噴射する排気管12A(排気経路)に設けられている液体添加弁である。
尿素水ポンプ63は、制御装置50から駆動される電動ポンプである。尿素水タンク65内には、尿素水タンク65内に貯留されている尿素水67の残量(水位)に応じた検出信号を制御装置50に出力するレベルゲージ(残量検出装置)68が設けられている。また、尿素水タンク65内には、尿素水タンク65内に貯留されている尿素水67の濃度に応じた検出信号を制御装置50に出力する濃度センサ69が設けられている。
尿素水分散装置64の下流側には、SCR46、排気管12B、第2酸化触媒47が設けられており、排気管12Bには排気温度検出装置36D、NOxセンサ37B、が設けられている。
選択還元触媒(SCR:Selective Catalytic Reduction)であるSCR46は、尿素水添加弁61及び尿素水分散装置64を介して排気ガス中に分散された尿素水を用いて排気ガス中のNOxを還元して除去する触媒である。
排気温度検出装置36Dは、例えば、排気温度センサであり、SCR46の下流側の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。Noxセンサ37Bは、SCR46の下流側の排気ガスのNOxの濃度に応じた検出信号を制御装置50に出力する。
第2酸化触媒47は、SCR46の下流側に設けられており、SCR46での還元に使用されずに残った尿素水を酸化して除去する触媒である。
制御装置50は、CPU、RAM、ROM、タイマ、EEPROM等を備えた公知のものである。CPUは、ROMに記憶された各種プログラムやマップに基づいて、種々の演算処理を実行する。また、RAMは、CPUでの演算結果や各検出装置から入力されたデータ等を一時的に記憶し、EEPROMは、例えば、内燃機関10の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する。
そして、制御装置50は、入力された検出信号に基づいて内燃機関10の運転状態を検出することができる。また、制御装置50は、検出した内燃機関10の運転状態や、アクセル開度検出装置33からの検出信号に基づいた運転者からの要求に応じて、各インジェクタ14A~14Dから内燃機関10のシリンダ内に噴射する燃料量や、燃料添加弁28から添加(噴射)する未燃燃料量、尿素水添加弁61から添加(噴射)する尿素水添加量を制御する制御信号を出力する。
●[排気管12A、尿素水添加弁61等の車両への組み付け状態の例(図2~図4)]
図2は、内燃機関10、排気管12A、尿素水添加弁61等の車両への組み付け状態の例を示す斜視図である。図3は、図2における尿素水添加弁61の周囲をIII方向から見た下面図である。図4は、図2における尿素水添加弁61の周囲をIV方向から見た左側面図である。
図2に示すように、本実施の形態にて説明する車両では、右前車輪T1(及び図示省略した左前車輪)の前方に内燃機関10が搭載されている。また図2では、図1に示す排気管12、燃料添加弁28、第1酸化触媒42、DPF43の記載を省略しているが、尿素水添加弁61が取り付けられた排気管12Aは、内燃機関10から後方及び下方に引き出され、排気管12Aの端部にSCR46が接続されている。また図2に示すように、排気管12Aの一部には、インシュレータ90が取り付けられている。
図3及び図4に示すように、車両には略前後方向に延びる車体フレーム81、略左右方向に延びる車体フレーム82、83が設けられており、排気管12Aは、車体フレーム81、82、83と干渉しないように配置されている。
排気管には、内部を流れる排気の流れ方向を変える単数または複数の屈曲部が形成されており、図3に示すように、本実施の形態にて説明する排気管12Aには、第1屈曲部12A1、第2屈曲部12A2が形成されている。そして尿素水添加弁61は、第2屈曲部12A2の外周側に取り付けられて、第2屈曲部12A2よりも下流側の排気管の軸方向に沿って(尿素水分散装置64(図1参照)に向けて)尿素水を噴射する。なお、第2屈曲部12A2の温度は、第1屈曲部12A1の温度よりも低くなる。またインシュレータ90は、図3に示すように、第1屈曲部12A1の位置の排気管12Aと、第1屈曲部12A1から所定距離L1だけ車両の前方側の排気管12Aを、周方向に覆う筒状の形状を有している。所定距離L1は、種々の実験やシミュレーション等にて、尿素水添加弁61に排気管12Aの熱の影響が及ばない適切な距離に設定されている。このようにインシュレータ90は、排気管12Aの少なくとも1つの屈曲部と、当該屈曲部から所定距離L1だけ車両の前方側の排気管12Aと、を周方向に覆う筒状の形状を有している。
また図4に示すように、インシュレータ90における第1屈曲部12A1よりも車両の前方側の内壁には、インシュレータ内壁面94における最も低い位置となるインシュレータ内壁最下部94Aが、あえて形成されている。そしてインシュレータ内壁最下部94Aには、インシュレータ90の内壁面から外壁面へと貫通するとともに第1屈曲部12A1よりも車両の前方側に配置された開口部93が形成されている。また図3及び図4に示すように、開口部93は、車両の左右方向よりも前後方向の方が長くなるように形成されている。
●[第1の実施の形態のインシュレータ90Aの詳細(図5~図7)]
次に図5~図7を用いて、第1の実施の形態のインシュレータ90Aについて説明する。図5は、排気管12Aに対して第1インシュレータ91と第2インシュレータ92を溶接等にて接合してインシュレータ90Aを構成する例を説明する分解斜視図である。また図4に示すインシュレータ90が第1の実施の形態のインシュレータ90Aである場合のA-A断面図が図6であり、B-B断面図が図7である。
図5に示すように、インシュレータ90Aは、排気管12Aの長手方向に沿って半割状に分割された金属製の第1インシュレータ91と、金属製の第2インシュレータ92とが接合されて筒状とされている。第1インシュレータ91におけるインシュレータ内壁最下部94Aに相当する位置の縁部には第1開口部93A(切欠き部)が形成されており、第2インシュレータ92におけるインシュレータ内壁最下部94Aに相当する位置の縁部には第2開口部93B(切欠き部)が形成されている。第1開口部93Aの位置と第2開口部93Bの位置は一致しており、第1インシュレータ91と第2インシュレータ92が筒状となるように接合されると、第1開口部93Aと第2開口部93Bにて開口部93が形成される。なお、第1開口部93Aと第2開口部93Bは、少なくとも一方が形成されていればよい。以上より、第1インシュレータ91と第2インシュレータ92の境界部95(図3参照)に開口部93が形成される。
図5に示すように、排気管12Aには、径方向外方に突出するブラケット12AA~12AGが溶接等にて設けられている。また第1インシュレータ91には、ブラケット12AA~12AGのそれぞれに対応する位置に、径方向外方に突出する接合部91A~91Gが設けられている。同様に第2インシュレータ92には、ブラケット12AA~12AGのそれぞれに対応する位置に、径方向外方に突出する接合部92A~92Gが設けられている。
そして図6に示すように、例えば排気管12Aのブラケット12AAは、第1インシュレータ91の接合部91Aと第2インシュレータ92の接合部92Aに挟まれてスポット溶接等にて溶接され、ブラケット12AEは、第1インシュレータ91の接合部91Eと第2インシュレータ92の接合部92Eに挟まれてスポット溶接等にて溶接される。以降、対応するブラケットと接合部が溶接される。これにより、排気管12Aに対して、第1インシュレータ91と第2インシュレータ92とが位置決め固定され、筒状のインシュレータ90Aが形成される。
また図7に示すように、インシュレータ内壁最下部94Aに形成された開口部93は、第1インシュレータ91の縁部に例えば切欠き部として形成された第1開口部93Aと、第2インシュレータ92の縁部に例えば切欠き部として形成された第2開口部93Bと、が合わせられて形成されている。
また図6及び図7に示すように、インシュレータ90Aに覆われている個所の排気管12Aと、インシュレータ90Aとの間には、排気管12Aの長手方向において少なくとも一部の個所が接触することなく空洞部91K、92Kとされている。車両の走行時における走行風は、インシュレータ90Aの車両の前方側の先端の空洞部91K、92Kから流入し、インシュレータ90Aの車両の後方側の先端の空洞部91K、92Kから流出され、排気管12Aの冷却を促進する。
以上に説明したように、開口部93は、インシュレータ内壁最下部94Aに形成されており(図4、図7参照)、インシュレータ90A内に浸入した雨水等を適切に排水することができるので、排気管12A及びインシュレータ90Aの腐食を防止できる。また開口部93は、より高温となり易い屈曲部(この場合、第1屈曲部12A1)よりも車両の前方側に設けられており、雨水等が屈曲部(高温部)に到達する前に排水することができるので、熱衝撃による排気管12Aの亀裂の発生を防止することができる。また開口部93は、高温となり易い屈曲部(この場合、第1屈曲部12A1)よりも車両の前方側に設けられているので、開口部から屈曲部へと走行風を導入して、屈曲部に熱がこもることを防止できる。また開口部93は、車両に対する左右方向よりも前後方向に長くなるように形成されているので、より多くの走行風をインシュレータ90A内に導入して第1屈曲部12A1の冷却を促進できる。
●[第2の実施の形態のインシュレータ90Bの詳細(図8~図10)]
次に図8~図10を用いて、第2の実施の形態のインシュレータ90Bについて説明する。第2の実施の形態のインシュレータ90B(図8~図10)は、第1の実施の形態のインシュレータ90A(図5~図7)に対して、排気管12Aへの取り付け構造が異なる。以下、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。なお図8は、排気管12Aに対して第1インシュレータ91Zと第2インシュレータ92Zを溶接等にて接合してインシュレータ90Bを構成する例を説明する分解斜視図である。また図4に示すインシュレータ90が第2の実施の形態のインシュレータ90Bである場合のA-A断面図が図9であり、B-B断面図が図10である。
図8に示すように、インシュレータ90Bは、排気管12Aの長手方向に沿って半割状に分割された金属製の第1インシュレータ91Zと、金属製の第2インシュレータ92Zとが接合されて筒状とされている。なお、インシュレータ内壁最下部94Aに相当する位置の縁部に第1開口部93C、第2開口部93Dが形成されている点は、第1の実施の形態と同じである。
第1インシュレータ91Zにおける排気管12Aの長手方向に沿う縁部には、図8及び図9に示すように、第2インシュレータ92Zの側に折り曲げられて縁部に沿って延びるジョックル部91ZA、91ZBが形成されている。なお、第1インシュレータ91Zにおける第1開口部93Cの周囲にはジョックル部91ZBは形成されていない。同様に、第2インシュレータ92Zにおける排気管12Aの長手方向に沿う縁部には、図8及び図9に示すように、第1インシュレータ91Zの側に折り曲げられて縁部に沿って延びるジョックル部92ZA、92ZBが形成されている。なお、第2インシュレータ92Zにおける第2開口部93Dの周囲にはジョックル部92ZBは形成されていない。
そして図9に示すように、第1インシュレータ91Zのジョックル部91ZAの外周側に第2インシュレータ92Zのジョックル部92ZAが配置され、第1インシュレータ91Zのジョックル部91ZBの外周側に第2インシュレータ92Zのジョックル部92ZBが配置されて、第1インシュレータ91Zのジョックル部が第2インシュレータ92Zのジョックル部で挟み込まれている。そして外部に露出しているジョックル部91ZAとジョックル部92ZAとの境界部が溶接部91ZYにて溶接されている。同様に外部に露出しているジョックル部91ZBとジョックル部92ZBとの境界部が溶接部92ZYにて溶接されている。
また図8及び図9に示すように、インシュレータ90Bにおける車両の前方側の端部は、第1インシュレータ91Zと排気管12Aが接触しており、第2インシュレータ92Zと排気管12Aが接触している(接触するようにインシュレータ90Bの内径が調整されている)。そして当該接触部が、溶接部91ZX、92ZX(図8、図9参照)にて溶接されている。同様に、インシュレータ90Bにおける車両の後方側の端部も、第1インシュレータ91Zと排気管12Aが接触しており、第2インシュレータ92Zと排気管12Aが接触している。そして当該接触部が、溶接部91ZV、92ZV(図8参照)にて溶接されている。以上に説明した溶接部91ZY、92ZY、91ZX、92ZX、91ZV、92ZVにて、排気管12Aに対して第1インシュレータ91Zと第2インシュレータ92Zとが位置決めされて固定され、筒状のインシュレータ90Bが形成される。
また図10に示すように、インシュレータ内壁最下部94Aに形成された開口部93は、第1インシュレータ91Zの縁部に例えば切欠き部として形成された第1開口部93Cと、第2インシュレータ92Zの縁部に例えば切欠き部として形成された第2開口部93Dと、が合わせられて形成されている。
また図9及び図10に示すように、インシュレータ90Bに覆われている個所の排気管12Aと、インシュレータ90Bとの間には、排気管12Aの長手方向において少なくとも一部の個所が接触することなく空洞部91ZK、92ZKとされている。車両の走行時における走行風は、インシュレータ90Bの車両の前方側の先端の空洞部91ZK、92ZKから流入し、インシュレータ90Bの車両の後方側の先端の空洞部91ZK、92ZKから流出され、排気管12Aの冷却を促進する。
以上に説明したように、開口部93は、インシュレータ内壁最下部94Aに形成されており(図4、図10参照)、インシュレータ90B内に浸入した雨水等を適切に排水することができるので、排気管12A及びインシュレータ90Bの腐食を防止できる。また開口部93は、より高温となり易い屈曲部(この場合、第1屈曲部12A1)よりも車両の前方側に設けられており、雨水等が屈曲部(高温部)に到達する前に排水することができるので、熱衝撃による排気管12Aの亀裂の発生を防止することができる。また開口部93は、高温となり易い屈曲部(この場合、第1屈曲部12A1)よりも車両の前方側に設けられているので、開口部から屈曲部へと走行風を導入して、屈曲部に熱がこもることを防止できる。また開口部93は、車両に対する左右方向よりも前後方向に長くなるように形成されているので、より多くの走行風をインシュレータ90B内に導入して第1屈曲部12A1の冷却を促進できる。
また第2の実施の形態のインシュレータ90Bは、第1の実施の形態のインシュレータ90Aと比較して径方向外方に突出する接合部91A~91G、92A~92G(図5参照)を有していないので、車両に排気管(インシュレータを取り付けた排気管)を取り付ける作業者が、より安全に作業することができる。
本発明のインシュレータ90A、90Bは、本実施の形態で説明した構成、構造、外観等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態にて説明した開口部93は、車両の左右方向よりも前後方向のほうが長い例を説明したが、車両の前後方向よりも左右方向のほうが長くなるように形成されていてもよい。また本実施の形態にて説明した開口部93は、第1インシュレータの縁部と第2インシュレータの縁部に形成された例を説明したが、第1インシュレータの縁部、または第2インシュレータの縁部、の少なくとも一方に形成されていてもよい。また開口部93は、インシュレータ内壁最下部であれば、第1インシュレータの縁部、または第2インシュレータの縁部でなく、第1インシュレータの縁部よりも内側(または第2インシュレータの縁部よりも内側)に、貫通孔として形成されていてもよい。
本実施の形態の説明では、尿素水添加弁61の周囲の屈曲部と、当該屈曲部よりも車両の前方側に設けたインシュレータの例を説明したが、排気管の少なくとも1つの屈曲部と、その屈曲部よりも所定距離だけ車両の前方側の排気管と、を周方向に覆う筒状形状を有する、種々のインシュレータに適用することができる。また本実施の形態にて説明したインシュレータは、種々の内燃機関(ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等)を搭載した種々の車両(一般車両、産業車両等)に適用され得る。
1 内燃機関システム
10 内燃機関
11 吸気通路
12、12A、12B 排気管
12A1 第1屈曲部
12A2 第2屈曲部
12AA~12AG ブラケット
28 燃料添加弁(液体添加弁)
31 吸入空気流量検出装置
33 アクセル開度検出装置
34 回転検出装置
35 差圧センサ
36A~36D 排気温度検出装置
37A、37B NOxセンサ
42 第1酸化触媒
43 DPF(粒子状物質除去フィルタ)
46 SCR(選択還元触媒)
47 第2酸化触媒
50 制御装置
61 尿素水添加弁(液体添加弁)
61A 空冷フィン
62 尿素水供給管
63 尿素水ポンプ
64 尿素水分散装置
65 尿素水タンク
67 尿素水
68 レベルゲージ
69 濃度センサ
81、82、83 車体フレーム
90、90A、90B インシュレータ
91、91Z 第1インシュレータ
91A~91G 接合部
91K、92K、91ZK、92ZK 空洞部
91ZA、91ZB ジョックル部
91ZY、92ZY、91ZX、92ZX、91ZV、92ZV 溶接部
92、92Z 第2インシュレータ
92A~92G 接合部
92ZA、92ZB ジョックル部
93 開口部
93A、93C 第1開口部
93B、93D 第2開口部
94 インシュレータ内壁面
94A インシュレータ内壁最下部
95 境界部

Claims (3)

  1. 車両に搭載された内燃機関の排気管の一部を覆うインシュレータであって、
    前記排気管には、内部を流れる排気の流れ方向が変えられた単数または複数の屈曲部が形成されており、
    前記インシュレータは、前記排気管の少なくとも1つの前記屈曲部であって前記排気管内に尿素水を噴射する尿素水添加弁に対して排気の上流側に形成された前記屈曲部であるとともに流れ方向を変えられた排気の衝突によって高温となるように屈曲させた前記屈曲部と、当該屈曲部から所定距離だけ前記車両の前方側の前記排気管と、を周方向に覆う筒状の形状を有し、覆った個所の前記排気管からの熱を遮断しており、
    前記インシュレータに覆われている個所の前記排気管と、前記インシュレータとの間は、前記排気管の長手方向において少なくとも一部の個所が接触することなく空洞部とされており、
    前記車両の前記排気管に取り付けられた前記インシュレータにおける前記屈曲部よりも前記車両の前方側の内壁には、前記インシュレータの内壁面における最も低い位置となるインシュレータ内壁最下部が形成されており、
    前記インシュレータ内壁最下部には、前記インシュレータの内壁面から外壁面へ貫通するとともに前記屈曲部よりも前記車両の前方側に配置された開口部が形成されている、
    インシュレータ。
  2. 請求項1に記載のインシュレータであって、
    前記インシュレータに形成されている前記開口部は、前記車両に対する左右方向よりも前後方向のほうが長くなるように形成されている、
    インシュレータ。
  3. 請求項1または2に記載のインシュレータであって、
    前記インシュレータは、前記排気管の長手方向に沿って半割状に分割された第1インシュレータと第2インシュレータが接合されて前記筒状とされており、
    前記開口部は、前記第1インシュレータと前記第2インシュレータとの境界部に形成されている、
    インシュレータ。
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