JP7278438B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本開示は、画像読取装置に関する。
一般的に、コピー機、イメージスキャナ、ファクシミリ等に用いられる画像読取装置は、複数の撮像素子を走査方向に配列されたラインセンサと、走査方向に配列された複数の光学部品とを備えている。画像読取装置では、複数の光学部品が読取対象からの反射光を対応する位置の撮像素子上に結像させ、各撮像素子が結像した反射光を光電変換する。これにより、読取対象の画像データを生成する。
このような画像読取装置では、特に光路を形成する光学部品と、光路を通過した光が結像する撮像素子とに、高い位置精度が求められる。そこで、位置精度を高めるため、複数の光学部品を保持する筐体は一体型で製造され、複数の撮像素子を実装する基板と複数の光学部品とが、位置精度を確保して組み合わされる。これら基板、光学品等の部品の間の位置精度を確保する方法として、部品加工精度の向上、組立精度の向上、部品間の線膨張差に起因する相対的位置変化の抑制が挙げられる。
特許文献1には、要求される組立精度が高い部品と組立精度が低い部品とを別々の筐体に分離して取り付けた画像読取装置が開示されている。この画像読取装置では、要求される組立精度が高い部品を取り付ける筐体を平板形状とすることで、筐体の機械加工を容易にし、部品加工精度および組立精度が高められている。
特開2013-219703号公報
複数の光学部品を保持する筐体を一体型で製造する場合、基板に実装された複数の撮像素子と同じ位置関係で複数の光学部品を保持し、かつ、保持する光学部品同士の位置精度を満たす筐体が製造されなければならない。このため、筐体は、光学部品と撮像素子との位置精度を満たすために、高い精度で加工することが求められる。また、筐体が保持するすべての光学部品と対応する撮像素子との位置がずれない状態に、画像読取装置を組み立てなければならない。このため、筐体は、光学部品と撮像素子との位置精度を満たすため、高い組立精度が求められる。特許文献1に記載の画像読取装置は、部品加工精度および組立精度を高めることはできるが、部品間の線膨張差に起因する部品間の相対位置にずれが生じる課題は解決できない。
本開示は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、画像読取装置において、光学部品と撮像素子の位置精度を確保することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る画像読取装置は、主走査方向に配列された複数の撮像素子および、主走査方向に配列され、一つ以上の撮像素子が実装された複数の基板部品を有する基板と、主走査方向に配列され、読取対象からの反射光をそれぞれの撮像素子の上に結像させる複数の光学部品および、主走査方向に配列され、一つ以上の光学部品を保持する複数の筐体部品を有する筐体と、を備える。複数の筐体部品は、主走査方向の互いの間に第一のクリアランスを有し、複数の基板部品は、主走査方向の互いの間に第二のクリアランスを有する。それぞれの筐体部品とそれぞれの基板部品は、光学部品が反射光を撮像素子の上に結像する位置で基板に互いに固定される。また、それぞれの筐体部品とそれぞれの基板部品は、主走査方向へ互いにずれて配列されることにより、主走査方向に隣り合う2つの筐体部品が同じ基板部品に支持されると共に、主走査方向に隣り合う2つの基板部品が同じ筐体部品を支持し、第一のクリアランスと第二のクリアランスは、主走査方向にずれて配列されている。
この開示によれば、複数の筐体部品が、主走査方向の互いの間に第一のクリアランスを有し、それぞれの筐体部品は、光学部品が反射光を撮像素子の上に結像する位置で基板に固定されている。このため、筐体部品の位置が基板の伸縮に追従する。その結果、線膨張差に起因する光学部品と撮像素子との相対位置の変化を抑制することができ、光学部品と撮像素子の位置精度を確保できる。
本開示の実施の形態1に係る画像読取装置の斜視図 実施の形態1に係る画像読取装置の展開斜視図 実施の形態1に係る画像読取装置の図1に示すIII-III切断線の断面図 実施の形態1に係る画像読取装置のカバーを取り外した状態の平面図 図4AのIVB部の部分拡大図 図4Bの部分拡大図における筐体部品の分割線を示す図 実施の形態1に係る画像読取装置の筐体および基板の相対位置を示す模式図 実施の形態1に係る画像読取装置の図1に示すVIA-VIA切断線方向の断面図 図6AのVIB部の部分拡大図 本開示の実施の形態2に係る画像読取装置の展開斜視図 実施の形態2に係る画像読取装置の筐体および基板の相対位置を示す模式図 本開示の実施の形態3に係る画像読取装置の展開斜視図 実施の形態3に係る画像読取装置の筐体および基板の相対位置を示す模式図
以下に、本開示を実施するための形態に係る画像読取装置について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。図中の直交座標系XYZは、ラインセンサの長手方向である主走査方向をX軸、読取面に対して画像読取装置を相対移動させる副走査方向をY軸、X-Y平面に直交する高さ方向をZ軸とする。また、複数の同一部品については、図中、代表して1つの部品に符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る画像読取装置1の斜視図である。図2は、画像読取装置1の展開斜視図である。なお、図2では、部品の固定、遮光等に用いるネジ、テープ、基板16a、16bおよび24に実装される電子部品等は図示を省略する。
画像読取装置1は、複数のレンズ11、レンズ11と同数のレンズ12、レンズ11とレンズ12とを保持する筐体13、筐体13のレンズ11が露出している面を覆うカバー14を備える。また、画像読取装置1は、光源15を実装した基板16aおよび16b、基板16aおよび16bを保持する筐体壁部17aおよび17b、光源15の光を読取面に照射する導光体18aおよび18b、導光体18aおよび18bを保持する筐体壁部19aおよび19bを備える。さらに、画像読取装置1は、画像読取装置1を周辺機器に取り付けるブラケット20aおよび20b、基板16aおよび16bの熱をブラケット20aおよび20bに放熱する放熱シート21aおよび21b、光源15の対向面に設け導光体18aおよび18bの位置決めをするクッション22aおよび22b、レンズ11および12と同数の撮像素子23を実装した基板24を備える。
レンズ11とレンズ12と撮像素子23とは1対1対1で対応する。レンズ11とレンズ12と撮像素子23とはそれぞれ、2列の千鳥状でX軸方向に配列される。すなわち、レンズ11とレンズ12と撮像素子23はそれぞれ、一定のピッチで並べられた2つの列を形成し、それら列がX軸方向に半ピッチだけ互いにずれている。これにより、撮像素子23は、基板24上にラインセンサを構成する。
筐体13は、X軸方向に分割されている。すなわち、筐体13は、X軸方向に配列された複数の部品によって構成されている。詳細には、筐体13は、X軸方向の端部それぞれに配置される2つの筐体部品13aとこれらの間に配置される複数の筐体部品13bとで構成される。
光源15は、基板16aおよび16bに実装され、導光体18aおよび18bの端面に対向する。光源15は、光を発し、その光を導光体18aおよび18bに入射させる。導光体18aおよび18bは、入射した光を導光体18aおよび18bの内部を伝搬させて読取対象の読取面に照射する。
レンズ11および12には、その読取面からの反射光が入射し、通過する。そして、レンズ11および12は、撮像素子23の上に像を結ばせる。撮像素子23は、像を結んだ反射光を光電変換して信号を生成する。
続いて、上述した部品が形成する光路について図3を用いて説明する。あわせて、画像読取装置1が読取対象の画像データを生成する方法も説明する。図3は、画像読取装置1の図1に示すIII-III切断線の断面図である。
光源15が光を発すると、その光は、導光体18aおよび18bに入射する。導光体18aおよび18bの面30aおよび面30bにはプリズムが形成されているので、導光体18aおよび18bに入射した光は、その内部を伝搬した後、それら面30aおよび面30bによって反射される。反射した光は、導光体18aおよび18bから出射して、読取対象25の読取面を照射する。
読取面に光が照射されると、読取面は、その光を反射する。その反射光は、レンズ11、アパーチャA、および、レンズ12を通過して撮像素子23の上に結像する。ここで、アパーチャAは、筐体部品13bと一体形成されており、レンズ11を介して入射した光を選択的に通過させて撮像素子23に到達させる光学部品である。このとき、読取面からの反射光うち、各レンズ11の位置に到達した一部の反射光が、各レンズ11に入射する。各撮像素子23は、結像した一部の反射光を光電変換して信号を生成する。各撮像素子23が生成した信号は、図示しない信号処理基板によって合成され、読取対象の画像データが生成される。
このような光路を形成する各部品は高い位置精度で筐体13に組み込まれている。各部品の位置精度を保つため、筐体13は、筐体部品13aと13bで構成されている。続いて、筐体部品13aと13bの構成、筐体部品13aと13bとの間および筐体部品13b同士の間の形状について、図4A-図4Cを用いて説明する。図4Aは、実施の形態1に係る画像読取装置1のカバー14を取り外した状態の平面図である。図4Bは、図4AのIVB部の部分拡大図である。図4Cは、図4Bの部分拡大図における筐体部品13aおよび13bの分割線を示す図である。
筐体部品13aは、レンズ11を4つずつ保持している。図示していないが、筐体部品13aは、レンズ11に対応するレンズ12を4つずつ保持している。これに対して、筐体部品13bは、レンズ11を2つずつ保持している。図示していないが、筐体部品13bは、レンズ11に対応するレンズ12を2つずつ保持している。なお、筐体部品13aおよび13bが保持するレンズ11および12の数は、これらの数に限らず、必要とされる位置精度に合わせて保持数を決定すればよい。
筐体部品13aと13bは、X軸方向に配列され、その間には、温度変化に起因する相対位置のずれを防ぐため、クリアランスLが設けられている。
クリアランスLは、副走査方向にクランク状に折れ曲がっている。詳細には、クリアランスLは、主走査方向と副走査方向とに垂直な方向から視たときに、すなわちZ軸方向視で、クランク状に形成されている。同様に、筐体部品13b同士の間にも、副走査方向にクランク状のクリアランスLが設けられている。図4Cに示す破線BLは、筐体13を筐体部品13aおよび筐体部品13bに分割する部分を示す分割線を示している。
図4Cに示すように、筐体部品13aと13bとの間、および、筐体部品13b同士の間にはそれぞれ、分割線に沿ってクリアランスLが設けられている。このようなクリアランスLは、主走査方向と副走査方向に垂直な方向、すなわち、Z軸方向へ延在し、筐体13の読取面側からその反対の基板24まで達している。
続いて、筐体13および基板24の相対位置について図5を用いて説明する。図5は、筐体13および基板24の相対位置を示す模式図である。図5に示す例では、筐体部品13aおよび13bは、それぞれレンズ11および12を2つずつ保持している。
筐体部品13aおよび13bは、それらの間にクリアランスLが設けられてX軸方向に配列されている。即ち、筐体部品13aと筐体部品13bとの間、筐体部品13bと筐体部品13bとの間は、クリアランスLが設けられる結果、X軸方向に不連続である。
これに対して、基板24は、基板部品に分割されておらず、X軸方向に連続している。筐体部品13aおよび13bは、撮像素子23を基準とした位置に配置され、基板24に接着されることにより、基板24に固定されている。具体的には、筐体部品13aおよび13bは、レンズ11および12を通過した光が結像する位置を撮像素子23がある位置に合わされた状態で、基板24に固定されている。これにより、筐体部品13aおよび13bは筐体13を形成している。
このように、X軸方向に不連続な筐体13が、同方向に連続する基板24に固定されている。筐体13と基板24は、線膨張率が異なる材料で形成されているため、仮に、筐体13と基板24の両方がX軸方向に連続するのであれば、筐体13と基板24は、温度変化に起因して位置ずれしてしまう。
しかし、筐体13は、X軸方向に不連続である。詳細には、筐体部品13aと筐体部品13bとの間と、筐体部品13b同士の間とにクリアランスLが設けられている。その結果、基板24の伸縮に筐体部品13aおよび13bの位置が追従する。これにより、画像読取装置1は、基板24と筐体13との線膨張差によって生じる撮像素子23とレンズ11および12とのX軸方向の相対位置のずれを抑制することができる。
また、筐体部品13aおよび13bは、基板24との線膨張差に起因する相対位置のずれが抑制されているので、保持するレンズ11および12の位置精度だけを満たして製造することができる。この場合、筐体部品13aおよび13bは、一体型の筐体を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度を緩和できる。
さらに、1つの筐体部品13aまたは13bの基板24に対する組立精度は他の筐体部品13aまたは13bの基板24に対する組立精度に影響を与えない。このため、筐体部品13aおよび13bは、一体型の筐体を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な組立精度を緩和できる。
画像読取装置1では、筐体13のレンズ11が露出している面を覆うカバー14も、部品の位置精度を保つ構造を備える。続いて、カバー14について図6Aおよび図6Bを用いて説明する。図6Aは、画像読取装置1の図1に示すVIA-VIA切断線の断面図である。図6Bは、図6AのVIB部の部分拡大図である。
カバー14には、図示している側面に2個の穴と、図示していない反対側の側面に2個の穴の、合計4個の穴26が形成されている。それらの穴26には、筐体部品13aの側面に設けられた爪27が嵌められる。これにより、カバー14が筐体13に組み付けられる。
カバー14の穴26と筐体部品13aの爪27との間には、X軸方向にクリアランスMが設けられている。カバー14は、レンズ11の保護、および、レンズ11と導光体18aおよび18bとの間を遮ることを目的として、画像読取装置1に設けられている。従って、カバー14は、他の部品に比べて要求される位置精度が低く、クリアランスMを設けても要求される位置精度を満たす。そこで、カバー14の穴26と筐体部品13aの爪27との間にクリアランスMが設けられている。これにより、カバー14は、筐体部品13aの位置が基板24の伸縮に追従することを妨げない。
次に、画像読取装置1の製造方法について説明する。まず、以下の方法で製造した各部品を用意する。
レンズ11および12、導光体18aおよび18bは、例えば熱可塑性樹脂である透明のポリカーボネートを射出成形することにより製造される。また、筐体部品13aと13b、筐体壁部19aおよび19bは、例えば熱可塑性樹脂である黒色のポリカーボネートを射出成形することにより製造される。なお、筐体壁部19aおよび19bの材料である熱可塑性樹脂の色は、部品周辺の光を吸収する色であれば黒以外であってもよい。さらに、筐体壁部17aおよび17bは、例えば熱可塑性樹脂である白色のポリカーボネートを射出成形することにより製造される。なお、筐体壁部17aおよび17bを形成する熱可塑性樹脂の色は、部品周辺の光を反射する色であれば白以外であってもよい。
カバー14、ブラケット20aおよび20bは、例えばアルミ板金をプレス加工して製造される。また、放熱シート21aおよび21bはアクリル樹脂系の熱伝導シートを決められた大きさに切断して製造される。クッション22aおよび22bは発泡ゴム部材を決められた大きさに切断して製造される。さらに、基板16aおよび16bは、例えばガラスエポキシ板に銅箔を積層した積層板を用いて製造される。基板16aおよび16bの積層板上には、半田、接着剤等によって光源15を含む電子部品が固定される。基板24は、例えばガラスエポキシ板に銅箔を積層した積層板を用いて製造される。基板24の積層板上には、半田、接着剤等によって撮像素子23を含む電子部品が固定される。
次に、これらの部品を組み合わせて画像読取装置1を作成する。その画像読取装置1の組立では、まず、筐体部品13aおよび13bそれぞれに、レンズ11および12を位置決めして接着する。このとき、筐体部品13aおよび13bとレンズ11および12それぞれに互いに嵌合する嵌合部位が設けられ、これら嵌合部位が嵌合することにより、筐体部品13aおよび13bにレンズ11および12が位置決めされてもよい。また、位置決め装置が画像処理により部品形状を認識して部品を配置する場合、その位置決め装置が筐体部品13aおよび13bにレンズ11および12の形状を認識して位置決めをしてもよい。また、画像処理によって位置決めをする場合、筐体部品13aおよび13bのアパーチャAを基準に、レンズ11および12を位置決めするとよい。これにより、レンズ11および12を高精度に位置決めすることができる。
次に、基板24に対し、筐体部品13aおよび13bを位置決めし、位置決めされた筐体部品13aおよび13bを基板24に接着する。このとき、筐体部品13aおよび13bと基板24それぞれに嵌合部位が設けられ、この嵌合部位が嵌合することにより、基板24に筐体部品13aおよび13bが位置決めされてもよい。また、上述した位置決め装置が基板24に筐体部品13aおよび13bを位置決めしてもよい。この場合は、基板24の撮像素子23を基準に、筐体部品13aおよび13bに搭載されたレンズ11またはレンズ12を位置決めするとよい。その結果、筐体部品13aおよび13bが位置決めされるとよい。この場合、高精度に位置決めすることができる。例えば、カメラが筐体部品13aおよび13bを撮像し、撮像された画像を画像処理することにより、筐体部品13aおよび13bに搭載されたレンズ11の位置と撮像素子23の位置を認識し、認識した位置に基づいて位置決めすればよい。これにより、筐体部品13aおよび13bは、位置決めされ、図4に示すように、クリアランスLを設けた状態で基板24に接着される。
次に、基板24に接着された筐体13にカバー14を取り付ける。このとき、カバー14の穴26に、筐体部品13aの側面に設けた爪27を嵌める。次に、基板16aおよび16bと、筐体壁部17aおよび17bと、導光体18aおよび18bと、筐体壁部19aおよび19bとを組み合わせる。さらに、組み合わせたそれら部品を基板24に組み付ける。さらに、ブラケット20aおよび20b、放熱シート21aおよび21b、クッション22aおよび22bを組み付ける。以上の工程により、画像読取装置1が完成する。
画像読取装置1では、上述したように、筐体部品13aおよび13bは、熱可塑性樹脂で形成されている。これに対して、基板24は、ガラスエポキシ板と銅箔で形成されている。このため、筐体13と基板24はそれぞれの線膨張係数が異なっている。その結果、環境の温度が変化することにより、基板24が伸縮して、筐体部品13aおよび13bとの位置関係にずれが生じるおそれがある。
しかし、図5に示すように、筐体13は、筐体部品13aおよび13bによって形成されている。そして、筐体部品13aおよび13bは、X軸方向に互いの間にクリアランスLを設けて基板24に接着されている。これにより、使用環境の温度が変化した際の基板24の伸縮に筐体部品13aおよび13bの位置が追従する。その結果、撮像素子23に対するアパーチャA、レンズ11、レンズ12のX軸方向への相対位置のずれが抑制されている。
相対位置のずれを抑制するため、筐体部品13aおよび13bをそれぞれ基板24に接着するときの、図5に示す接着位置Nは、好ましくは筐体部品13aおよび13bそれぞれの基板24に対向する面の中心を含む領域に設けられる。このときの接着面積は、接着強度が確保できる面積とする。これにより、使用環境の温度が変化した際のレンズ11および12と、撮像素子23との相対位置のずれが平均化される。
また、相対位置のずれを抑制するため、クリアランスLは、好ましくは、環境の温度が変化した際の基板24に対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差以上の幅を有する。ここで、幅とは、筐体部品13aと13bが隣り合う方向のクリアランスLの大きさのことであり、図5に示す例では、X軸方向のクリアランスLの大きさのことである。
詳細には、クリアランスLは、好ましくは、環境の温度が変化した際の基板24に対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差のうちの最も大きい線膨張差の値以上の幅を有する。以下、最も大きい線膨張差の値のことを単に最大値という。つまり、クリアランスLは、製造時の環境の温度から使用環境の温度へ、温度がどのように変化した場合であっても、筐体部品13bと筐体部品13b、および、筐体部品13b同士が接触しない幅に形成されることが好ましい。基板24に対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差の最大値は、例えば予め実験を行って計測して求めてもよいし、シミュレーションで算出してもよい。
また、クリアランスLは、より好ましくは、基板24に対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差の最大値に、筐体部品13aおよび13bにおける外形寸法ばらつきによる誤差と、基板24に撮像素子23を実装した時の位置ばらつきによる誤差と、筐体部品13aおよび13bと基板24とを組み合わせた時の位置ばらつきによる誤差とを加えた値以上の幅を有する。これにより、画像読取装置1は、筐体部品13aおよび13bにおける外形寸法精度、基板24に撮像素子23を実装する時の位置精度、画像読取装置1を組み立てる時の筐体部品13aおよび13bと基板24の位置精度を緩和することができる。その結果、画像読取装置1の製造コストの低減、生産性の向上などの効果が得られる。
また、画像読取装置1では、クリアランスLを図4に示すクランク形状に形成している。これにより、レンズ11および12からの漏光および周囲からの入光が抑制されている。
さらに、筐体13を一体に形成した場合、アパーチャA同士に高い位置精度が要求される。また、筐体13の成形金型費用の高額化および立上げ期間の長期間化、成形時間の長時間化、歩留まりの低下、品質管理方法の高度化等の様々な課題が生じる。しかし、画像読取装置1では、筐体13がX軸方向に配列された複数の筐体部品13aおよび13bで構成されている。このため、画像読取装置1では、これらの課題は生じない。
なお、筐体部品13bの配置数は、増減してもよい。これにより、筐体13のX軸方向の長さを変化させることができる。その結果、画像読取装置1の短尺もしくは長尺な他機種との筐体部品13bの共用も可能となる。これにより、筐体13の成形コストおよび金型費用の削減、画像読取装置1の機種ラインナップの拡充等の効果が得られる。カバー14は、レンズ11および12からの漏光、光路外からの入光の抑制、レンズ11の保護等を目的として筐体13に取り付けているが、これらが問題にならない場合にはなくてもよい。
また、本実施の形態では、筐体13がX軸方向に複数に分割されたが、筐体13はこれに限られない。レンズ11とレンズ12と撮像素子23とがそれぞれ、複数列でX軸方向に配列される場合、筐体13は、Y軸方向に、列に対応して複数に分割されてもよい。筐体部品13aおよび13bが、筐体13をY軸方向に、列に対応して複数に分割した形状を有し、それらの間にクリアランスLを有することにより、レンズ11および12の撮像素子23に対するY軸方向の相対位置の変化を抑制することができる。従って、筐体13がY軸方向だけでなく、Y軸方向にも、複数に分割された場合、そのように分割された筐体13は、レンズ11および12の撮像素子23に対するX軸方向およびY軸方向の相対位置の変化を抑制することができる。
なお、クリアランスLは、本明細書でいうところの第一のクリアランスの一例である。
以上説明したように、実施の形態1に係る画像読取装置1によれば、それぞれレンズ11および12を保持し、主走査方向に配列された複数の筐体部品13aおよび13bが、互いの間にクリアランスLを有する。さらに、筐体部品13aおよび13bそれぞれは、レンズ11および12を透過した光が撮像素子23の上に結像する位置で、基板24に固定されている。このため、筐体部品13aおよび13bの位置が基板24の伸縮に追従することができる。その結果、画像読取装置1は、線膨張差によるレンズ11および12と撮像素子23との相対位置変化を抑制することができ、位置精度を確保できる。
また、画像読取装置1は、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度および組立精度を緩和することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、筐体13をX軸方向に、複数に分割した形状を有する筐体部品13aおよび13bを、X軸方向に連続する基板24に接着している。実施の形態2では、X軸方向に連続する筐体28に、基板29をX軸方向に、複数に分割した形状を有する基板部品29aおよび29bを接着する。
図7は、本開示の実施の形態2に係る画像読取装置1の展開斜視図である。なお、部品の固定、遮光等に用いるネジ、テープ、基板16a、16b、および29に実装される電子部品等は図示を省略する。
画像読取装置1は、複数のレンズ11、レンズ11と同数のレンズ12、レンズ11とレンズ12とを保持する筐体28、筐体28のレンズ11が露出している面を覆うカバー14を備える。また、画像読取装置1は、光源15を搭載した基板16aおよび16b、基板16aおよび16bを保持する筐体壁部17aおよび17b、光源15の光を読取面に照射する導光体18aおよび18bを備える。さらに、画像読取装置1は、画像読取装置1を周辺機器に取り付けるブラケット20aおよび20b、基板16aおよび16bの熱をブラケット20aおよび20bに放熱する放熱シート21aおよび21b、光源15の対向面に設け導光体18aおよび18bを位置決めするクッション22aおよび22b、レンズ11と同数の撮像素子23を実装した基板29を備える。
レンズ11とレンズ12と撮像素子23とは、実施の形態1と同様に、1対1対1で対応する。レンズ11とレンズ12と撮像素子23とはそれぞれ、実施の形態1と同様に配列されている。すなわち、2列の千鳥状でX軸方向に配列される。
これに対して、基板29は、X軸方向に複数に分割されている。換言すると、基板29は、X軸方向に配列した複数の部品によって構成されている。詳細には、基板29は、X軸方向の端部それぞれに配置される2つの基板部品29aとこれらの間に配置される複数の基板部品29bとで構成される。基板部品29aおよび29bそれぞれには、撮像素子23が搭載されている。そして、撮像素子23はX方向に配列されて、基板29上にラインセンサを形成している。基板部品29aおよび29bそれぞれは、図示しない信号処理基板に接続されている。基板部品29aおよび29bに搭載された撮像素子23が反射光を光電変換すると、信号処理基板は、光電変換によって得られた信号を合成する。基板29は、レンズ11および12と位置合わせされた状態で筐体28に固定されている。
なお、基板部品29aおよび29bに搭載する撮像素子23の数量は、レンズ11および12との必要な相対位置精度に合わせて決定すればよい。その他の画像読取装置1の構成は、実施の形態1と同様である。
続いて、筐体28および基板29の相対位置について図8を用いて説明する。図8は、画像読取装置1の筐体28および基板29の相対位置を示す模式図である。
基板部品29aおよび29bは、それらの間にクリアランスOが設けられてX軸方向に配列されている。即ち、基板部品29aと基板部品29bの間と、基板部品29bと基板部品29bの間は、クリアランスOが設けられている結果、X軸方向に不連続である。そして、基板部品29aおよび29bは、レンズ11および12を基準とした位置に配置され、X軸方向に連続する筐体28に接着されている。これにより、基板部品29aおよび29bは、筐体28に固定されている。具体的には、レンズ11および12を通過した光が結像する位置に撮像素子23が配置された状態で、基板部品29aおよび29bが筐体28に固定されている。これにより、基板部品29aおよび29bは、基板29を形成している。
画像読取装置1では、基板部品29aと基板部品29bとの間と、基板部品29b同士の間とにクリアランスOが設けられることにより、使用環境の温度が変化した際の筐体28の伸縮に基板部品29aおよび29bの位置が追従する。これにより、画像読取装置1は、筐体28と基板29との線膨張差によって生じる撮像素子23とレンズ11および12とのX軸方向の相対位置のずれを抑制することができる。
また、筐体28との線膨張差に起因する相対位置のずれが抑制されているので、基板部品29aおよび29bは、実装する撮像素子23の位置精度だけを満たして製造されていればよい。この場合、基板部品29aおよび29bは、一体型の基板を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度を緩和できる。
さらに、1つの基板部品29aまたは29bの筐体28に対する組立精度は他の基板部品29aまたは29bの筐体28に対する組立精度に影響を与えないので、基板部品29aおよび29bは、一体型の基板を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な組立精度を緩和できる。
相対位置のずれが抑制するため、基板部品29aおよび29bの、筐体28との接着位置Pは、好ましくは基板部品29aおよび29bそれぞれの筐体28に対向する面の中心を含む領域に設けられる。このときの接着面積は、接着強度が確保できる面積とする。これにより、使用環境の温度が変化した際のレンズ11および12と、撮像素子23との相対位置のずれが平均化される。
また、相対位置のずれを抑制するため、クリアランスOは、好ましくは、環境の温度が変化した際の筐体28に対する基板部品29aおよび29bの線膨張差以上の幅を有する。ここで、幅とは、基板部品29aと29bが隣り合う方向のクリアランスOの大きさのことであり、図8に示すX軸方向のクリアランスOの大きさのことである。
詳細には、クリアランスOは、好ましくは、環境の温度が変化した際の筐体28に対する基板部品29aおよび29bの線膨張差のうちの最大値以上の幅とする。つまり、クリアランスOは、製造時の環境の温度から使用環境の温度へ、温度が変化した場合であっても、基板部品29aおよび29b、および、基板部品29b同士が接触しない幅に形成されることが好ましい。筐体28に対する基板部品29aおよび29bの線膨張差の最大値は、例えば予め実験を行って計測することにより求めてもよいし、シミュレーションで算出してもよい。
クリアランスOは、より好ましくは、筐体28に対する基板部品29aおよび29bの線膨張差の最大値に、基板部品29aおよび29bにおける外形寸法ばらつきによる誤差と、基板24に撮像素子23を実装した時の位置ばらつきによる誤差と、基板部品29aおよび29bと筐体28とを組み合わせた時の位置ばらつきによる誤差とを加えた幅以上の幅を有する。これにより、画像読取装置1は、基板部品29aおよび29bにおける外形寸法精度、基板29に撮像素子23を実装する時の位置精度、画像読取装置1を組み立てる時の筐体28と基板部品29aおよび29bの位置精度を緩和することができる。その結果、画像読取装置1の製造コストの低減、生産性の向上などの効果が得られる。
なお、基板部品29bの配置数は、増減してもよい。これにより、基板29のX軸方向の長さを変化させることができる。その結果、画像読取装置1の短尺もしくは長尺な他機種と基板部品29bを共用することも可能となり、画像読取装置1の製造コストの削減、機種ラインナップの拡充等の効果が得られる。
また、本実施の形態では、基板29がX軸方向に複数に分割されているが、基板29はこれに限られない。レンズ11とレンズ12と撮像素子23とがそれぞれ、複数列でX軸方向に配列される場合、基板29はY軸方向に、列に対応して複数に分割されてもよい。基板部品29aおよび29bは、基板29をY軸方向に、列に対応して複数に分割した形状を有し、それらの間にクリアランスOを有することにより、レンズ11および12の撮像素子23に対するY軸方向の相対位置の変化を抑制することができる。従って、基板29がY軸方向だけでなく、X軸方向にも、複数に分割された場合、そのように分割された基板29は、レンズ11および12の撮像素子23に対するX軸方向およびY軸方向の相対位置の変化を抑制することができる。
なお、クリアランスOは、本明細書でいうところの第二のクリアランスの一例である。
以上説明したように、実施の形態2に係る画像読取装置1によれば、それぞれ撮像素子23が実装され、主走査方向に配列された複数の基板部品29aおよび29bが、互いの間にクリアランスOを有する。さらに、基板部品29aおよび29bそれぞれは、撮像素子23の上にレンズ11および12を透過した光が結像する位置で、筐体28に固定されている。このため、基板部品29aおよび29bの位置が筐体28の伸縮に追従することができる。その結果、画像読取装置1は、線膨張差によるレンズ11および12と撮像素子23との相対位置変化を抑制することができ、位置精度を確保できる。
また、画像読取装置1は、実施の形態1と同様に、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度および組立精度を緩和することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る画像読取装置1は、実施の形態1と実施の形態2とを複合させた装置である。すなわち、実施の形態3に係る画像読取装置1は、筐体部品13aおよび13bで構成される筐体13と、基板部品29aおよび29bで構成される基板29とを備える。筐体部品13aおよび13bと基板部品29aおよび29bは、交互に接着されて互いに固定されている。
図9は、本開示の実施の形態3に係る画像読取装置1の展開斜視図である。なお、部品の固定、遮光等に用いるネジ、テープ、基板16a、16bおよび29に実装される電子部品等は図示を省略する。
画像読取装置1は、複数のレンズ11、レンズ11と同数のレンズ12、レンズ11とレンズ12とを保持する筐体13、筐体13のレンズ11が露出している面を覆うカバー14を備える。また、画像読取装置1は、光源15を実装した基板16aおよび16b、基板16aおよび16bを保持する筐体壁部17aおよび17b、光源15の光を読取面に照射する導光体18aおよび18b、導光体18aおよび18bを保持する筐体壁部19aおよび19bを備える。さらに、画像読取装置1は、画像読取装置1を周辺機器に取り付けるブラケット20aおよび20b、基板16aおよび16bの熱をブラケット20aおよび20bに放熱する放熱シート21aおよび21b、光源15の対向面に設け導光体18aおよび18bの位置決めをするクッション22aおよび22b、レンズ11と同数の撮像素子23を実装した基板29を備える。
レンズ11とレンズ12と撮像素子23とは、実施の形態1および2と同様に、1対1対1で対応する。レンズ11とレンズ12と撮像素子23とはそれぞれ、実施の形態1および2と同様に、2列の千鳥状でX軸方向に配列される。
筐体13は、実施の形態1と同様に、X軸方向に配列された複数の部品によって構成されている。詳細には、筐体13は、X軸方向の端部それぞれに配置される2つの筐体部品13aとこれらの間に配置される複数の筐体部品13bとによって構成されている。
また、基板29は、実施の形態2と同様に、X軸方向に配列した複数の部品によって構成されている。詳細には、基板29は、X軸方向の端部それぞれに配置される2つの基板部品29aとこれらの間に配置される複数の基板部品29bとによって構成される。基板部品29aおよび29bにそれぞれには、X方向に配列された複数の撮像素子23が搭載され、基板29上にラインセンサが形成されている。基板部品29aおよび29bそれぞれは、撮像素子23が反射光を光電変換した信号を合成する、図示しない信号処理基板に接続されている。なお、その他の画像読取装置1の構成は、実施の形態1および2と同様である。
このような筐体13と基板29は、レンズ11および12と位置合わせされた状態で互いに固定されている。続いて、筐体13および基板29の相対位置について図10を用いて説明する。図10は、画像読取装置1の筐体13および基板29の相対位置を示す模式図である。なお、図10に示す例では、筐体部品13aおよび13bそれぞれがレンズ11および12を2つずつ保持している。
筐体部品13aおよび13bは、これらの間にクリアランスLを設けてX軸方向に配列されている。また、基板部品29aおよび29bも同様に、これらの間にクリアランスOを設けてX軸方向に配列されている。即ち、筐体部品13aと筐体部品13bとの間、筐体部品13bと筐体部品13bとの間、基板部品29aと基板部品29bとの間、基板部品29bと基板部品29bとの間は、それぞれX軸方向に不連続である。
図10では、筐体部品13aおよび13bが一つずつしか図示されていないが、筐体部品13aおよび13bは、図9に示すように、X軸方向に配列されている。また、基板部品29aおよび29bも同様に、図10では、一つずつしか図示されていないが、図9に示すように、X軸方向に配列されている。これらの列では、クリアランスLとクリアランスOがX軸方向にずらされて並べられている。すなわち、これらの列では、X軸方向に向かって、クリアランスLとクリアランスOが交互に配列されている。
さらに、筐体部品13aおよび13bと、基板部品29aおよび29bとは、レンズ11および12を基準とした位置に配置されている。または撮像素子23を基準とした位置に配置されている。そして、筐体部品13aおよび13bと、基板部品29aおよび29bとが、互いに接着されている。詳細には、筐体部品13aが基板部品29aおよび29bに接着されて、筐体部品13bが基板部品29bおよびその隣にある29bに接着されている。換言すると、レンズ11および12を通った光が結像する位置に撮像素子23がある位置が合わされ、その状態で筐体部品13aおよび13bと基板部品29aおよび29bとが互いに接着されている。その結果、筐体13と基板29とが形成されている。
画像読取装置1では、筐体部品13aと筐体部品13bとの間と、筐体部品13b同士の間とにクリアランスLが設けられることにより、使用環境の温度が変化した際の基板部品29aおよび29bの伸縮に筐体部品13aおよび13bの位置が追従する。また、基板部品29aと基板部品29bとの間と、基板部品29b同士の間とにクリアランスOが設けられることにより、使用環境の温度が変化した際の筐体部品13aおよび13bの伸縮に基板部品29aおよび29bの位置が追従する。これにより、画像読取装置1は、筐体13と基板29との線膨張差によって生じる撮像素子23とレンズ11および12とのX軸方向の相対位置のずれを抑制することができる。なお、X軸方向のすべての箇所において筐体13と基板29とのいずれか一方はX軸方向に連続させるため、クリアランスLとクリアランスOとは、位置をずらして設けられている。
前述したように、筐体部品13aおよび13bは、保持するレンズ11および12の位置精度だけを満たして製造されていればよい。この場合、筐体部品13aおよび13bは、一体型の筐体を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度を緩和できる。
また、基板部品29aおよび29bは、実装する撮像素子23の位置精度だけを満たして製造されていればよい。この場合、基板部品29aおよび29bは、一体型の基板を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度を緩和できる。
1つの筐体部品13aまたは13bの基板部品29aまたは29bに対する組立精度は他の筐体部品13aまたは13bの基板部品29aまたは29bに対する組立精度に影響を与えないので、筐体部品13aおよび13bは、一体型の筐体を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な組立精度を緩和できる。
また、1つの基板部品29aまたは29bの筐体部品13aまたは13bに対する組立精度は他の基板部品29aまたは29bの筐体部品13aまたは13bに対する組立精度に影響を与えないので、基板部品29aおよび29bは、一体型の基板を用いて画像読取装置を製造する場合と比べて、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な組立精度を緩和できる。
実施の形態1と同様に、接着位置Nは、好ましくは筐体部品13aおよび13bそれぞれの基板29に対向する面の中心を含む領域に設けられる。このとき、接着面積は、接着強度が確保できる面積とする。また、実施の形態2と同様に、基板部品29aおよび29bそれぞれの筐体13に対向する面の中心を含む領域に設けられる、図8に示す接着位置Pで接着してもよい。このときの接着面積も接着強度が確保できる面積とする。これにより、使用環境の温度が変化した際のレンズ11および12と、撮像素子23の相対位置のずれが平均化される。ただし、接着位置Nのうち、基板29のクリアランスOと重複する部分は接着されない。また、接着位置Pのうち、基板29のクリアランスLと重複する部分は接着されない。
クリアランスLは、好ましくは、環境の温度が変化した際の基板部品29aおよび29bに対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差以上の幅を有する。詳細には、クリアランスLは、好ましくは、それら線膨張差のうちの最大値以上の幅を有する。
また、クリアランスOは、好ましくは、それら線膨張差以上の幅を有する。詳細には、クリアランスOは、好ましくは、それら線膨張差の最大値以上の幅を有する。
つまり、クリアランスLおよびOは、製造時の環境の温度から使用環境の温度が変化した場合であっても、筐体部品13aと筐体部品13b、筐体部品13b同士、基板部品29aと基板部品29b、および、基板部品29b同士が接触しない幅に形成されることが好ましい。
なお、基板部品29aおよび29bに対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差の最大値と、筐体部品13aおよび13bに対する基板部品29aおよび29bの線膨張差の最大値とは、例えば予め実験を行って計測して求めてもよいし、シミュレーションで算出してもよい。
また、クリアランスLは、より好ましくは、基板部品29aおよび29bに対する筐体部品13aおよび13bの線膨張差に、筐体部品13aおよび13bにおける外形寸法ばらつきによる誤差と、基板24に撮像素子23を実装した時の位置ばらつきによる誤差と、画像読取装置1を組み立てた時の筐体部品13aおよび13bと基板29の位置ばらつきによる誤差とを加えた値以上の幅を有する。
さらに、クリアランスOは、より好ましくは、筐体部品13aおよび13bに対する基板部品29aおよび29bの線膨張差に、基板部品29aおよび29bにおける外形寸法ばらつきによる誤差と、基板29に撮像素子23を実装した時の位置ばらつきによる誤差と、画像読取装置1を組み立てた時の基板部品29aおよび29bと筐体13の位置ばらつきによる誤差とを加えた値以上の幅を有する。
このようなクリアランスLおよびOが形成されることにより、画像読取装置1は、筐体部品13aおよび13bにおける外形寸法精度、基板部品29aおよび29bにおける外形寸法精度、基板29に撮像素子23を実装する時の位置精度、筐体部品13aおよび13bと基板部品29aおよび29bと組み合わせる時の位置精度を緩和することができる。その結果、画像読取装置1の製造コストの低減、生産性の向上などの効果が得られる。
なお、本実施の形態では、筐体13および基板29がX軸方向に、複数に分割されているが、筐体13および基板29は、これに限られない。レンズ11とレンズ12と撮像素子23とがそれぞれ、複数列でX軸方向に配列される場合、筐体13および基板29がY軸方向に、列に対応して複数に分割されてもよい。筐体部品13aおよび13bが、筐体13をY軸方向に、列に対応して複数に分割した形状を有し、それらの間にクリアランスLを有するとよい。この場合、基板部品29aおよび29bが、基板29をY軸方向に、列に対応して複数に分割した形状を有し、それらの間にクリアランスOを有するとよい。このような形態であれば、レンズ11および12の撮像素子23に対するY軸方向の相対位置の変化を抑制することができる。従って、筐体13および基板29をY軸方向だけでなく、X軸方向にも複数に分割した場合、そのように分割された筐体13および基板29は、レンズ11および12の撮像素子23に対するX軸方向およびY軸方向の両方向の相対位置の変化を抑制することができる。
また、筐体部品13bおよび基板部品29bの配置数は、実施の形態1および2と同様に、増減してもよく、その場合、筐体13および基板29のX軸方向の長さを変化させることができ、その結果、画像読取装置1の短尺もしくは長尺な他機種との筐体部品13bおよび基板部品29bの共用も可能となり、画像読取装置1の製造コストの削減、機種ラインナップの拡充等の効果が得られる。
以上説明したように、実施の形態3に係る画像読取装置1によれば、それぞれ複数のレンズ11および12を保持し、主走査方向に配列された複数の筐体部品13aおよび13bが互いの間にクリアランスLを有する。さらに、それぞれ撮像素子23が実装され、主走査方向に配列された複数の基板部品29aおよび29bが互いの間にクリアランスOを有する。また、筐体部品13aおよび13bと基板部品29aおよび29bが、レンズ11および12を透過した光が撮像素子23の上に結像する位置で、互いに固定されている。このため、画像読取装置1では、基板部品29aおよび29bの伸縮に筐体部品13aおよび13bの位置が追従し、かつ筐体部品13aおよび13bの伸縮に基板部品29aおよび29bの位置が追従する。その結果、画像読取装置1は、線膨張差によるレンズ11および12と撮像素子23との相対位置変化を抑制することができ、位置精度を確保できる。
また、画像読取装置1は、レンズ11および12と撮像素子23との位置精度に対して必要な部品加工精度および組立精度を緩和することができる。
以上、実施の形態1~3を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、上記の実施の形態1~3では、レンズ11および12と撮像素子23とを2列の千鳥状でX軸方向に配列しているが、これに限らない。例えば、レンズ11および12と撮像素子23それぞれの配列は、直線状でもよいし、1列でも3列以上でもよい。
上記の実施の形態1および3では、筐体壁部19aおよび19bは、X軸方向に連続する部材であるが、筐体壁部19aおよび19bは、筐体13と同様に、X軸方向に分割されてもよい。そして、筐体壁部19aおよび19bを分割することにより得られた部品の数を増減させることにより、筐体壁部19aおよび19bのX軸方向の長さを変化させることができ、画像読取装置1の短尺もしくは長尺な他機種との部品の共用が可能となる。また、筐体壁部19aおよび19bをX軸方向に分割して得られた部品をそれぞれ対応する位置の筐体部品13aおよび13bと一体化させてもよい。これにより、筐体13の成形コストおよび金型費用の削減、画像読取装置1の機種ラインナップの拡充等、様々な効果が得られる。さらに、筐体13を筐体部品13aおよび13bの2種類の部品で形成しているがこれに限らない。筐体13をどのような種類の部品で形成するかは、生産性、他機種との部品の共通化等を考慮して決定すればよい。
上記の実施の形態1~3では、撮像素子23上に読取対象からの光を結像する光学部品としてレンズが用いられているが、光学部品は、これに限らない。光学部品は、ミラーのみであってもよいし、レンズとミラーが併用された光学部品であってもよい。また、レンズ11、レンズ12、導光体18aおよび18b、筐体13、筐体壁部17aおよび17b、筐体壁部19aおよび19b、ならびに、筐体28は、熱可塑性のポリカーボネートが射出成形されることにより、製造されているが、それらの材料、製造方法は、これに限定されず、他の材料および製造方法が用いられてもよい。また、カバー14はアルミ板金をプレス加工することにより、製造されたがこれに限定せず、カバー14は他の材料および製造方法が用いられてもよい。さらに、基板16aおよび16b、基板24ならびに基板29は、ガラスエポキシ板に銅箔を積層した積層板が用いられているが、これに限定せず、他の材料が用いられてもよい。
上記の実施の形態1~3ではそれぞれ、筐体13と基板24、筐体28と基板29、筐体13と基板29を接着して互いに固定しているが、これに限らず他の固定手段が用いられてもよい。
上記の実施の形態2では、基板29を基板部品29aおよび29bの2種類の部品で形成しているがこれに限らない。基板29をどのような種類の部品で形成するかは、生産性、他機種との部品の共通化等を考慮して決定すればよい。また、筐体28は、実施の形態1における筐体壁部19aおよび19bを一体形成したがこれに限らず、別に形成してもよい。なお、クリアランスOからの漏光、入光の抑制が必要である場合は、柔軟性のある部材、例えば、樹脂フィルムで封止すればよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本出願は、2019年9月11日に出願された日本国特許出願特願2019-165581号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2019-165581号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1 画像読取装置、11,12 レンズ、13,28 筐体、13a,13b 筐体部品、14 カバー、15 光源、16a,16b 基板、17a,17b,19a,19b 筐体壁部、18a、18b 導光体、20a,20b ブラケット、21a,21b 放熱シート、22a,22b クッション、23 撮像素子、24,29 基板、25 読取対象、26 穴、27 爪、29a,29b 基板部品、30a,30b 面、A アパーチャ、BL 破線、L,M,O クリアランス、N,P 接着位置。

Claims (13)

  1. 主走査方向に配列された複数の撮像素子および、前記主走査方向に配列され、一つ以上の前記撮像素子が実装された複数の基板部品を有する基板と、
    前記主走査方向に配列され、読取対象からの反射光をそれぞれの前記撮像素子の上に結像させる複数の光学部品および、前記主走査方向に配列され、一つ以上の前記光学部品を保持する複数の筐体部品を有する筐体と、
    を備え、
    複数の前記筐体部品は、前記主走査方向の互いの間に第一のクリアランスを有し、
    複数の前記基板部品は、前記主走査方向の互いの間に第二のクリアランスを有し、
    それぞれの前記筐体部品とそれぞれの前記基板部品は、前記光学部品が前記反射光を前記撮像素子の上に結像する位置で互いに固定され、かつ、前記主走査方向へ互いにずれて配列されることにより、前記主走査方向に隣り合う2つの前記筐体部品が同じ前記基板部品に支持されると共に、前記主走査方向に隣り合う2つの前記基板部品が同じ前記筐体部品を支持し、
    前記第一のクリアランスと前記第二のクリアランスは、前記主走査方向にずれて配列されている画像読取装置。
  2. 前記筐体部品は、前記基板に対向する面を有し、該面の前記主走査方向の中心を含む領域で前記基板に固定される請求項に記載の画像読取装置。
  3. 複数の前記筐体部品は、前記主走査方向および前記主走査方向に直交する副走査方向の両方向に、もしくは、いずれか一方向に配列された請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第一のクリアランスの前記主走査方向の幅は、前記主走査方向の、環境の温度の変化に対する前記基板と前記筐体部品の線膨張差の最大値以上である請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第一のクリアランスは、前記主走査方向と前記主走査方向に直交する副走査方向とに垂直な方向から視たとき、クランク状である請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 主走査方向に配列された複数の撮像素子および、前記主走査方向に配列され、一つ以上の前記撮像素子が実装された複数の基板部品を有する基板と、
    前記主走査方向に配列され、読取対象からの反射光をそれぞれの前記撮像素子の上に結像させる複数の光学部品を保持する筐体と、
    を備え、
    複数の前記基板部品は、前記主走査方向の互いの間に第二のクリアランスを有し、それぞれの前記基板部品は、前記撮像素子の上に前記光学部品が前記反射光を結像する位置で前記筐体に固定され、
    複数の前記基板部品は、前記筐体に対向する面を有し、該面の前記主走査方向の中心を含む領域で前記筐体に固定される画像読取装置。
  7. 複数の前記基板部品は、前記筐体に対向する面を有し、該面の前記主走査方向の中心を含む領域で前記筐体に固定される請求項に記載の画像読取装置。
  8. 複数の前記基板部品は、前記主走査方向および前記主走査方向に直交する副走査方向の両方向に、もしくは、いずれか一方向に配列された請求項およびのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記第二のクリアランスの前記走査方向の幅は、前記主走査方向の、環境の温度の変化に対する前記筐体と前記基板部品の線膨張差の最大値以上である請求項からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記筐体部品及び前記光学部品の前記読取対象の側の面と、前記筐体部品の側面とを覆い、前記側面を覆う部分に穴が形成されたカバーを備え、
    前記筐体部品は、前記側面に設けられ、前記カバーの前記穴に嵌められた爪を有し、前記穴と前記爪との間には、前記走査方向に第三のクリアランスが設けられている請求項1からおよびのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記光学部品はレンズを含む請求項1から1のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 前記光学部品はミラーを含む請求項1から1のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  13. 前記筐体は、前記光学部品を介して入射した光を選択的に通過させて前記撮像素子に到達させるアパーチャを有する請求項1から1のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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