JP7278314B2 - 対向ターゲット式スパッタリング装置及びスパッタリング方法 - Google Patents

対向ターゲット式スパッタリング装置及びスパッタリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、対向ターゲット式スパッタリング装置及びスパッタリング方法に関する。
ディスプレイパネルや太陽電池等の金属電極配線、半導体層、その他の薄膜等は、スパッタリングによって成膜されることがある。スパッタリング装置としては、マグネトロン式スパッタリング装置、対向ターゲット式スパッタリング装置等が知られている。マグネトロン式スパッタリング装置の場合、基板とターゲットとが対向するように配置されるため、成膜中に高い運動エネルギーを有する粒子が基板表面に衝突することによる膜質の低下が生じやすい。また、ターゲット表面に形成される高密度プラズマ内の電子が基板に流れることなどでジュール熱が発生し、基板温度が高まることも膜質の低下の要因となる。特に有機膜上に薄膜を形成する場合は、低い温度で成膜できることが強く望まれる。一方、対向ターゲット式スパッタリング装置は、通常、一対のターゲットが対向配置され、基板はその側方に設置される構造を有する(特許文献1~3参照)。対向ターゲット式スパッタリング装置の場合、成膜中に高い運動エネルギーを有する粒子が基板表面に衝突することが抑制され、また、高密度プラズマも対向ターゲット間に形成される磁場により対向ターゲット間に拘束されるため、高品質の薄膜を比較的低温で形成することができるとされている。
特開2008-156743号公報 特開2020-2441号公報 国際公開第2015/162778号
大型の基板に対してスパッタリングを行う際、基板を移動させながらスパッタリングを行うことが一般的である。一方、近年、微細なパターンを有する薄膜等に対する高い精度が求められている。基板を移動させながらスパッタリングを行う方法においては、基板表面を被覆した所定形状のパターンを有するマスクのずれ等が生じやすく、高い精度への要求に十分に対応できない場合がある。これに対し、基板を固定し、ターゲット側を移動させながらスパッタリングを行うことが考えられる。しかし、対向ターゲット式スパッタリング装置は、他のスパッタリング装置と比べて構造が複雑であり、さらに移動可能な構造にした場合、より構造が複雑になる。スパッタリング装置は、通常、真空中でスパッタリングを行えるように、真空チャンバ内に基板、ターゲット等を配置した構造となっているが、複雑化した構造を真空チャンバ内に設けた場合、メンテナンス等に支障をきたす。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、高精度の成膜が可能であり、且つメンテナンスが容易な対向ターゲット式スパッタリング装置、及びこのような対向ターゲット式スパッタリング装置を用いたスパッタリング方法を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、真空チャンバと、上記真空チャンバ内に配置され、基板を保持する基板保持部と、上記真空チャンバ内に配置され、対向する少なくとも一対のターゲットを有するターゲット部と、上記真空チャンバ内に配置され、上記ターゲット部を上記基板と平行に往復移動させるためのガイドと、上記真空チャンバ内に配置され、上記ターゲット部及び上記ガイドが載置された可動台と、上記真空チャンバ外の電源から上記少なくとも一対のターゲットを印加するための配線及び上記真空チャンバ外から上記少なくとも一対のターゲットを冷却する冷媒を供給するための冷媒管が通された第1のベローズとを備え、少なくとも上記ターゲット部が上記真空チャンバ外へ引き出し可能に構成されている、対向ターゲット式スパッタリング装置である。
上記真空チャンバが着脱可能な側壁部を有し、上記第1のベローズの一端は上記側壁部に固定されていることが好ましい。
当該対向ターゲット式スパッタリング装置は、上記第1のベローズと連動して伸縮し且つ上記第1のベローズが受ける大気圧による力の方向とは反対の方向から大気圧による力を受けるように設けられた第2のベローズをさらに備えることが好ましい。なお、第2のベローズが第1のベローズと連動して伸縮するとは、第1のベローズが伸びるときに縮み且つ縮むときに伸びること、及び第1のベローズが伸びるときに伸び且つ縮むときに縮むことの双方を含む意味である。
当該対向ターゲット式スパッタリング装置は、上記可動台に載置された、上記ターゲット部を往復移動させる動力であるモータをさらに備えることが好ましい。
当該対向ターゲット式スパッタリング装置は、上記真空チャンバ内に配置されたヒータをさらに備えることが好ましい。
上記課題を解決するためになされた別の本発明は、当該対向ターゲット式スパッタリング装置を用い、上記ターゲット部を移動させながらスパッタリングを行う工程を備えるスパッタリング方法である。
本発明によれば、高精度の成膜が可能であり、且つメンテナンスが容易な対向ターゲット式スパッタリング装置、及びこのような対向ターゲット式スパッタリング装置を用いたスパッタリング方法を提供することができる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る対向ターゲット式スパッタリング装置を示す側面視における模式的断面図である。 図2は、図1の対向ターゲット式スパッタリング装置に備わるターゲット部を示す模式図である。 図3は、図1の対向ターゲット式スパッタリング装置の一部(真空チャンバの内部等)の平面視における模式的断面図である。 図4は、図1の対向ターゲット式スパッタリング装置において、ターゲット部が移動した状態を示す模式的断面図である。 図5は、図4の対向ターゲット式スパッタリング装置において、ターゲット部等を引き出した状態を示す模式的断面図である。 図6は、本発明の第二の実施形態に係る対向ターゲット式スパッタリング装置を示す側面視における模式的断面図である。 図7は、本発明の第三の実施形態に係る対向ターゲット式スパッタリング装置を示す平面視における模式的断面図である。 図8は、本発明の第四の実施形態に係る対向ターゲット式スパッタリング装置を示す平面視における模式的断面図である。
以下、適宜図面を参照にしつつ、本発明の一実施形態に係る対向ターゲット式スパッタリング装置(以下、単に「スパッタリング装置」ともいう。)及びスパッタリング方法について詳説する。
<スパッタリング装置:第一の実施形態>
本発明の第一の実施形態に係る図1のスパッタリング装置10は、真空チャンバ11、基板保持部12、ターゲット部13、第1のガイド14、第1の可動台15、及び第1のベローズ16を備える。スパッタリング装置10は、第2のガイド17、第2の可動台18、及び固定台19をさらに備える。
真空チャンバ11は、固定台19に載置されている。真空チャンバ11は、着脱可能な側壁部20を有する。使用時においては、真空チャンバ11内の真空度を保てるように、側壁部20は、真空チャンバ11の本体に対して密着し、ロック(固定)されている。真空チャンバ11は、着脱可能な側壁部20を有すること以外は、従来のスパッタリング装置に用いられる従来公知の真空チャンバと同様のものであってよい。真空チャンバ11には、開閉可能な窓部等が設けられていてもよい。真空チャンバ11は、例えば内部が10-3Pa以上10Pa以下の間での真空状態を維持できるように構成されたものであってよい。真空チャンバ11には、真空チャンバ11内の気体を排出させて、内部の圧力を低下させる真空ポンプ、真空チャンバ11内に一定の気体を注入して、真空チャンバ内の圧力を上昇させるベンティング手段などが備えられていてよい。
真空チャンバ11内の上面には、基板Sを保持するための基板保持部12が配置されている。基板保持部12は、例えば平面視で第1の可動台15とほぼ重なるような位置に設けられていてよい。基板保持部12は、例えば基板Sを水平に且つ着脱可能に保持するように構成されていてよい。基板保持部12は、従来公知のスパッタリング装置に備わる基板保持部と同様のものとすることができるが、本実施形態のスパッタリング装置10において、基板保持部12はスパッタリング時に基板Sが平行移動可能には構成されていない。なお、基板Sにおいて、ターゲット部13と対向する側の面(図1における下面)には、所定形状のパターンを有するスパッタリング用のマスク(図示しない)が被覆されていてよい。
ターゲット部13は、真空チャンバ11内に配置されている。ターゲット部13は、対向する一対のターゲットを有する。このターゲット部13の構造は、従来公知の対向ターゲット式スパッタリング装置のターゲット部と同様であり、例えば、上記特許文献1~3に記載された構造のものを用いることができる。ターゲット部13の構造について、以下図2を参照に概説する。
ターゲット部13は、一対のケース21(21a、21b)と、各ケース21内に配置されるターゲット22(22a、22b)、磁石23(23a~23d)等とを備える。ケース21は、互いに対向する部分が開放された箱型形状を有する。一対のターゲット22は、互いに対向するように配置されている。ターゲット22の材質としては、金属、合金、酸化物等、特に限定されない。また、一方のターゲット22aと他方のターゲット22bとで材質が異なっていてもよい。4つの磁石23のうちの2つの磁石23a、23bは、一方のケース21aにおけるターゲット22aの裏面側に配置されている。残りの2つの磁石23c、23dは、他方のケース21bにおけるターゲット22bの裏面側に配置されている。各磁石23は、一対のターゲット22の間に磁場を発生させるためのものであり、一対のターゲット22を介して互いに異なる極性が向き合うように配置されている。
さらにターゲット部13には、各ターゲット22a、22bがカソード電極となるように、電源装置40によりマイナス電圧又はパルス電圧を印加するための配線24、及び各ターゲット22a、22b等を冷却するための冷媒を供給するための冷媒管25が設けられている。上記冷媒としては、水を好適に用いることができる。
さらにターゲット部13には、一対のターゲット22の間にガスを噴射させるためのガス供給手段(図示しない)が設けられていてよい。ガス供給手段は、例えばガス供給管とガス噴射ノズルとを有していてよい。例えば、ガス供給管により、真空チャンバ11外からガスが供給され、ガス供給管と連結したガス噴射ノズルにより、一対のターゲット22の間にガスが噴射されるように構成されていてよい。上記ガスとしては、アルゴンガス等の不活性ガスが挙げられる。反応性スパッタリングを行う場合は、アルゴンガス等と共に酸素、窒素等の反応性ガスを用いることができる。
図1、3等に示すように、第1のガイド14は、真空チャンバ11内に配置されている。なお、図3は、スパッタリング装置10の各構成の平面視における配置等を説明するために、一部(真空チャンバの内部等)のみを示した模式的断面図である。第1のガイド14は、ターゲット部13を基板Sと平行に往復移動させるための案内機器である。すなわち、第1のガイド14は、ターゲット部13の移動方向を制御(案内)する機器である。第1のガイド14は、直線状のレール26と、このレール26上に転動体を介して配置される可動部27(スライダ)とを有するレール案内方式のものであってよい。可動部27上にターゲット部13が載置される。ターゲット部13を安定して往復移動させるために、レール26は平行に2本配置される。上記構造を有する第1のガイド14の一例として、転動体にボール、円筒コロ等が用いられたリニアガイド等と称されるものであってよい。リニアガイドは、摩擦及び振動が小さいなどの利点を有する。摩擦が小さいことで、省エネルギーでターゲット部13を移動させることができる。また、振動が小さいことで、安定性高くスパッタリングを行うことができる。リニアガイドとしては、THK製のLMガイド(登録商標)、日本トムソン製のリニアウェイ等の市販品を用いることができる。第1のガイド14としては、ボールスプライン等の他の直動案内機器を用いることもできる。
第1の可動台15は、真空チャンバ11内に配置されている。第1の可動台15には、ターゲット部13及び第1のガイド14が載置されている。すなわち、第1の可動台15上に第1のガイド14が設けられ、この第1のガイド14上にターゲット部13が設けられる。
第1の可動台15には、真空チャンバ11における着脱可能な側壁部20から離れた側の端部に、一対の車輪28が設けられている。後述する引き出しの際に、安定して引き出すことができるように、側壁部20側には車輪は設けられていない。なお、第1の可動台15は、スパッタリングを行っている際に移動するものではない。車輪28には、通常時に移動しないようにストッパ付き車輪を用いることもできる。
図3に示されるように、第1の可動台15には、ターゲット部13を往復移動させる動力であるモータ29がさらに載置されている。具体的にモータ29は、一対のレール26間に設けられる。また、ターゲット部13の裏面には、下向きに歯が設けられたラック30が、一対のレール26と平行かつこれらの間に設けられている。このラック30は、モータ29に取り付けられたピニオン31と対をなし、ラックアンドピニオンを構成している。このため、モータ29の回転により、ターゲット部13は、第1のガイド14(レール26)に沿って移動できる。
ここで、ターゲット部13を往復移動させるためのモータ等は、真空チャンバ11外に設置することも可能である。しかしこの場合、モータ等の動力をボールネジ等により真空チャンバ11内に伝える構造とする必要があり、真空チャンバ11内の気密性が低下しやすい。このため、モータは真空チャンバ11内に設置することが望ましいが、真空環境で使用できるモータとしては、大型のものは少なくあるいはコスト高となり、小型のモータを用いた場合に出力に限界がある。このため、特に真空チャンバ11内にモータ29を配置した場合は、第1のガイド14として低摩擦でターゲット部13を移動させることができるリニアガイド等を採用することが好ましい。
図1、2に示すように、スパッタリング装置10においては、真空チャンバ11外の電源から一対のターゲット22を印加するための配線24及び真空チャンバ11外から一対のターゲット22を冷却する冷媒を供給するための冷媒管25が設けられている。配線24及び冷媒管25は、配管32内を通され、大気圧下でターゲット部13に接続されるように構成されている。なお、真空下に露出するように配線24を配置すると、異常放電が生じやすくなるリスクがある。また、真空下に露出するように冷媒管25を配置すると、冷媒の漏れによる真空度の低下や、ガス組成の変化を引き起こすリスクがある。このため、スパッタリング装置10においては、配線24及び冷媒管25は、配管32内を通され、大気圧下でターゲット部13に接続されるように構成されている。同様に、ガス供給管(図示しない)も、配管32内を通され、真空チャンバ11外から大気圧下でターゲット部13に接続されている。配管32は、剛性の管である。配管32の一端は、ターゲット部13に結合し、他端は第1のベローズ16に結合している。
スパッタリング装置10においては、第1のベローズ16によって、配線24、冷媒管25及びガス供給管(図示しない)を大気圧下に配置したまま、ターゲット部13が真空チャンバ11内を往復移動できるように構成されている。ベローズとは、伸縮可能な蛇腹構造を有する管(伸縮管)である。第1のベローズ16には、内部に配線24、冷媒管25及びガス供給管(図示しない)が通された配管32が通されており、第1のベローズ16は、真空チャンバ11の外に設けられている。具体的に第1のベローズ16の一端16aは、真空チャンバ11の側壁部20の外面に密着して固定され、第1のベローズ16の他端16bは、配管32の先端に密着して固定されている。また、図3に示されるように、平面視において、第1のベローズ16及び配管32は、第1のガイド14のレール26と平行に配置されている。
ターゲット部13が第1のガイド14に沿って往復移動する際、ターゲット部13に連接した配管32も同様に往復移動し、これに伴って第1のベローズ16は伸縮する。具体的には、図1の状態において、第1のベローズ16の左端16bは配管32の左端に固定されているため、ターゲット部13が左に移動した場合、配管32も共に左に移動することにより、第1のベローズ16は伸びる(図1→図4)。逆に、図4の状態において、ターゲット部13が右に移動した場合、第1のベローズ16は縮む(図4→図1)。また、このように配管32が真空チャンバ11の内外を移動した場合も、第1のベローズ16によって、真空チャンバ11内の真空度は十分に保たれる。
また、スパッタリング装置10には、直線状に第1のベローズ16が伸縮できるように配置された第2のガイド17が備えられている。第2のガイド17は、従来公知の直動案内機器を用いることができる。また、この第2のガイド17は、第2の可動台18の上に載置されている。
第2の可動台18は天板33を有する。この天板33は、固定台19の上に載っている。第2の可動台18は、一対の車輪34を有する。第2の可動台18には車輪34が設けられているが、天板33が固定台18に載っていることなどにより、通常は移動せず、固定されている。また、車輪34には、通常時に移動しないようにストッパ付き車輪を用いることもできる。
スパッタリング装置10は、第1の可動台15に載置されたターゲット部13等を真空チャンバ11外へ引き出し可能に構成されている。具体的には、真空チャンバ11の側壁部20のロックを解除することにより、第1の可動台15及び第2の可動台18を、この側壁部20等と共に、第1の可動台15が真空チャンバ11の外へ出る方向(図1、4等における左方向)へ移動させることができる(図5参照)。このとき、第1の可動台15に載置された第1のガイド14、ターゲット部13、モータ29、ラック30及びピニオン31などは、真空チャンバ11の外へ引き出される。なお、これらの一部は、真空チャンバ11の中へ残っていてもよい。
スパッタリング装置10は、真空チャンバ11内に配置されたヒータ35をさらに備える。ヒータ35は、第1の可動台15には載置されておらず、固定されている。ヒータ35は、例えばターゲット部13が真空チャンバ11内において最も奥(図1等における右側)に位置したときにターゲット部13と対向する場所に配置されている。
(スパッタリング方法)
本発明の一実施形態にかかるスパッタリング方法は、スパッタリング装置10を用い、ターゲット部13を移動させながらスパッタリングを行う工程を備える。このとき、基板Sは、基板保持部12によって固定されている。また、基板Sのターゲット部13と対向する側の面には、所定パターンの皮膜を形成するためのマスクが配置されている。ターゲット部13は、モータ29を動力とし、第1のガイド14に沿って基板Sと平行に往復移動する。当該スパッタリング方法は、スパッタリング装置10を用い、基板Sを固定し、ターゲット部13を移動させながらスパッタリングを行うこと以外は、従来公知の対向ターゲット式スパッタリング装置を用いたスパッタリングと同様に行うことができる。
具体的には、真空チャンバ11内を減圧し、ガス供給手段(図示しない)を通じて、ターゲット部13の一対のターゲット22間にガス(アルゴンガスなど)を供給する。一対のターゲット22には、マイナス電圧又はパルス電圧を印加する。また、ターゲット部13の温度上昇を抑制するために、ターゲット部13には冷媒管25を通じて冷媒が供給される。また、スパッタリングを行う前には、予めヒータ35を作動させておき、ターゲット部13を十分に加熱しておく。ヒータ35は、真空チャンバ11内に配置された防着板(図示しない)等をあわせて加熱するように構成されていてもよい。なお、スパッタリングを行っているときは、ターゲット部13等の温度上昇を抑制するため、ヒータ35は切っておく。
マイナス電圧又はパルス電圧の印加により発生するプラズマは、磁石23により形成された磁場によって、一対のターゲット22間に拘束される。この際、プラズマ内の電子は一対のターゲット22間の空間で磁場の作用により磁力線を中心軸として回動する。同時に、プラズマ内の電子は、一対のターゲット22に印加されたマイナス電圧又はパルス電圧により、一対のターゲット22を反射電極として往復運動する。従って、電子は、一対のターゲット22間に拘束されて高密度プラズマを維持させる。
プラズマ内で形成されたイオン、あるいは印加されたマイナス電圧又はパルス電圧により形成されたイオンは一対のターゲット22への印加電圧により加速する。イオンの加速及び衝突により、一方のターゲット22から飛び出したターゲット物質粒子の中で高いエネルギーを有する粒子は、概ね反対側のターゲット22に到達する。
このように、高いエネルギーを有する粒子は、一対のターゲット22間の空間を往復することとなる。このため、ターゲット部13から離間し、かつ一対のターゲット22の対向面と垂直をなすように配置された基板Sには、高いエネルギーを有する粒子は到達し難い。また、比較的低いエネルギーを有するターゲット物質粒子は拡散により基板Sの表面に付着し、皮膜を形成することとなる。
(利点)
スパッタリング装置10によれば、ターゲット部13を往復移動させながらスパッタリングを行うことができるため、比較的大型の基板Sに対しても成膜が可能であり、基板Sを固定しているため、高精度の成膜が可能である。
また、真空チャンバ11外の電源から一対のターゲット22を印加するための配線24及び真空チャンバ11外から一対のターゲット22を冷却する冷媒を供給するための冷媒管25等が、真空環境に晒されることなく設けられているため、真空チャンバ11内での異常放電や、冷媒の漏れの発生などが抑制され、安定性の高い成膜が可能となる。そして、配線24及び冷媒管25は、第1のベローズ16を通して真空チャンバ11内のターゲット部13と連結した構造となっており、ターゲット部13が往復移動するにも拘らず、第1のベローズ16等によって、真空チャンバ11内の真空度は維持できる。
さらに、第1のガイド14としてガイドレールなどを用いた場合は、ターゲット部13の往復移動の際の振動が特に抑えられるため、異常放電等の発生が抑制され、安定性の高い成膜が可能となる。
また、真空チャンバ11内に設けられたヒータ35により、事前にターゲット部13を加熱しておくことができるため、スパッタリング装置10の立ち上がり時間が短縮できる。
このように、スパッタリング装置10は、安定性の高い、高精度の成膜が可能である。そして、第1の可動台15に載置されたターゲット部13等を真空チャンバ11外へ引き出すことができるため、真空チャンバ11内に様々な器具が配置されており、複雑な構造となっているにも拘らず、これらのメンテナンスが容易となる。
<スパッタリング装置:第二の実施形態>
本発明の第二の実施形態に係る図6のスパッタリング装置110は、真空チャンバ11、基板保持部12、ターゲット部13、第1のガイド14、第1の可動台15、及び第1のベローズ116を備える。スパッタリング装置110は、真空チャンバ11の一部である着脱可能な側壁部120と一体となった第2の可動台118、及び固定台19をさらに備える。図6において、図1等のスパッタリング装置10と共通する構成の一部(配線24等)は省略している。
図6のスパッタリング装置110は、図1等のスパッタリング装置10に対して、第1のベローズ116が真空チャンバ11内に配置されている点が特徴的に異なる。第1のベローズ116には、スパッタリング装置10と同様に、真空チャンバ11外の電源から一対のターゲットを印加するための配線(図示しない)、真空チャンバ11外から一対のターゲットを冷却する冷媒を供給するための冷媒管(図示しない)、真空チャンバ11外から一対のターゲット間にガスを供給するためのガス供給管(図示しない)等が通されている。その他、図6のスパッタリング装置110において具体的に示していない構造は、スパッタリング装置10の構造が適宜採用される。
スパッタリング装置110によれば、第1のベローズ116が真空チャンバ11内に配置されているため、コンパクトな構造とすることができる。また、スパッタリング装置110は、スパッタリング装置10と同様、ターゲット部13を往復移動させながらスパッタリングを行うことができ、第1の可動台15に載置されたターゲット部13等を真空チャンバ11外へ引き出すことができる。
<スパッタリング装置:第三の実施形態>
本発明の第三の実施形態に係る図7のスパッタリング装置210は、真空チャンバ11、ターゲット部13、第1のガイド14、第1の可動台15、第1のベローズ16、第2のベローズ36、及び配管132を備える。図7において、図1等のスパッタリング装置10と共通する構成の一部(配線24等)は省略している。
図7のスパッタリング装置210は、図1、3等のスパッタリング装置10に対して、第2のベローズ36をさらに備える点が特徴的に異なる。スパッタリング装置210においては、配線(図示しない)等が通された配管132が、真空チャンバ11の左右の側壁部を貫通するように設けられている。そして、第2のベローズ36は、第1のベローズ16が伸びるときに縮み且つ縮むときに伸びるように、第1のベローズ16とは逆向きに一直線状に設けられている。第2のベローズ36の一端36aは、真空チャンバ11の外面に密着して固定され、第2のベローズ36の他端36bは、配管132の先端に密着して固定されている。第2のベローズ36は、ターゲット部13等の真空チャンバ11外への引き出しが容易になるように、取り外し可能に設けられていてよい。また、第2のベローズ36に対しても、直線状に第2のベローズ36が伸縮できるように配置されたガイドが備えられていてよい。その他、図7のスパッタリング装置210において具体的に示していない構造は、スパッタリング装置10の構造が適宜採用される。
図1、3等のスパッタリング装置10の場合、配管32が引き出される方向にターゲット部32が移動するとき(図1→図4)、真空チャンバ11内外の圧力差により生じる力が作用し、モータ29への負荷が大きい。具体的に図1、3等のスパッタリング装置10の場合、真空チャンバ11内が真空であり、真空チャンバ11外が大気圧であるため、第1のベローズ16は、縮む方向(図1における右方向)に大気圧による力を受けている。これに対し、図7のスパッタリング装置210の場合、第1のベローズ16が伸びるときに第2のベローズ36は縮み、且つ第1のベローズ16が縮むときに第2のベローズ36は伸びるように、逆向きに2つのベローズが配置されている。すなわち、第1のベローズ16が受ける大気圧による力の方向(図7における右方向)とは反対の方向(図7における左方向)から大気圧による力を受けるように第2のベローズ36が配置されている。これにより、2つのベローズが受ける真空チャンバ11内外の圧力差により生じる力(大気圧による力)が打ち消し合うため、モータ29への負荷が小さく、モータ29の小型化や省エネルギー化も可能となる。
<スパッタリング装置:第四の実施形態>
本発明の第四の実施形態に係る図8のスパッタリング装置310は、図7のスパッタリング装置210と対比して、配管132に替えて、一体化した2つの配管32a、32bを用い、第1のベローズ16と第2のベローズ36とが一直線状に配置されていない点が特徴的に異なる。配管32a及びこの配管aが通された第1のベローズ16と、配管b及びこの配管bが通された第2のベローズ36とは、平行に配置されている。なお、この変更に伴い、図8における真空チャンバ11の外観形状も、図7における真空チャンバ11の外観形状から変更されている。その他、図8のスパッタリング装置310において具体的に示していない構造は、スパッタリング装置10の構造が適宜採用される。
スパッタリング装置310においても、第2のベローズ36は、第1のベローズ16が伸びるときに縮み且つ縮むときに伸びるように、第1のベローズ16とは逆向きに設けられている。すなわち、第1のベローズ16が受ける大気圧による力の方向(図8における右方向)とは反対の方向(図8における左方向)から大気圧による力を受けるように第2のベローズ36が配置されている。これにより、スパッタリング装置210と同様の効果が得られる。また、図8のスパッタリング装置310は、第1のベローズ16と第2のベローズ36とを一直線状に配置していないため、図7のスパッタリング装置210と比較して比較的コンパクトな構造とすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲でその構成を変更することもできる。例えば、各実施形態では、ターゲット部が一対のターゲットを有する構成であるが、ターゲット部は二対以上のターゲットを有していてもよい。また、ターゲット部を往復移動させる動力もモータに限定されるものではなく、モータ等の動力は真空チャンバの外に配置されていてもよい。その他、構成部品の個数に関し、例えばターゲット部が備える磁石の個数や、ガイドであるレールの本数等も、上述した実施形態の個数に限定されるものではない。また、スパッタリング装置が2つのベローズを備える場合、第1のベローズを真空チャンバ内に配置し、第2のベローズを真空チャンバ外に配置して、第1のベローズが伸びるときに第2のベローズも伸び、第1のベローズが縮むときに第2のベローズも縮むように構成されていてもよい。
本発明の対向ターゲット式スパッタリング装置及びスパッタリング方法は、ディスプレイパネル、太陽電池、有機EL装置等における金属電極配線、半導体層、その他の薄膜等の成膜に好適に用いることができる。
10、110、210、310 スパッタリング装置
11 真空チャンバ
12 基板保持部
13 ターゲット部
14 第1のガイド
15 第1の可動台
16、116 第1のベローズ
16a 第1のベローズの一端(右端)
16b 第1のベローズの他端(左端)
17 第2のガイド
18、118 第2の可動台
19 固定台
20、120 側壁部
21(21a、21b) ケース
22(22a、22b) ターゲット
23(23a~23d) 磁石
24 配線
25 冷媒管
26 レール
27 可動部
28、34 車輪
29 モータ
30 ラック
31 ピニオン
32、132、32a、32b 配管
33 天板
35 ヒータ
36 第2のベローズ
36a 第2のベローズの一端
36b 第2のベローズの他端
40 電源装置
S 基板

Claims (6)

  1. 真空チャンバと、
    上記真空チャンバ内に配置され、基板を保持する基板保持部と、
    上記真空チャンバ内に配置され、対向する少なくとも一対のターゲットを有するターゲット部と、
    上記真空チャンバ内に配置され、上記ターゲット部を上記基板と平行に往復移動させるためのガイドと、
    上記真空チャンバ内に配置され、上記ターゲット部及び上記ガイドが載置された可動台と、
    上記真空チャンバ外の電源から上記少なくとも一対のターゲットを印加するための配線及び上記真空チャンバ外から上記少なくとも一対のターゲットを冷却する冷媒を供給するための冷媒管が通された配管と、
    上記配管が通され、上記真空チャンバの外に配置された第1のベローズと
    を備え、
    上記真空チャンバがロック及びその解除により着脱可能な側壁部を有し、
    上記第1のベローズの一端は上記側壁部に固定され、上記第1のベローズの他端は上記配管の一端に固定され、上記配管の他端は上記ターゲット部に結合しており、
    上記ターゲット部が上記ガイドに沿って往復移動する際、上記ターゲット部に連接した上記配管も同様に往復移動し、これに伴って上記ベローズは伸縮し、
    上記真空チャンバの上記側壁部のロックを解除し、上記側壁部と共に上記可動台を上記真空チャンバの外へ出る方向へ移動させることにより、少なくとも上記ターゲット部が上記真空チャンバ外へ引き出し可能に構成されている、対向ターゲット式スパッタリング装置。
  2. 真空チャンバと、
    上記真空チャンバ内に配置され、基板を保持する基板保持部と、
    上記真空チャンバ内に配置され、対向する少なくとも一対のターゲットを有するターゲット部と、
    上記真空チャンバ内に配置され、上記ターゲット部を上記基板と平行に往復移動させるためのガイドと、
    上記真空チャンバ内に配置され、上記ターゲット部及び上記ガイドが載置された可動台と、
    上記真空チャンバ外の電源から上記少なくとも一対のターゲットを印加するための配線及び上記真空チャンバ外から上記少なくとも一対のターゲットを冷却する冷媒を供給するための冷媒管が通され、上記真空チャンバ内に配置された第1のベローズと
    を備え、
    上記真空チャンバがロック及びその解除により着脱可能な側壁部を有し、
    上記第1のベローズの一端は上記側壁部に固定され、上記第1のベローズの他端は上記ターゲット部に結合しており、
    上記ターゲット部が上記ガイドに沿って往復移動する際、上記ターゲット部の往復移動に伴って上記ベローズは伸縮し、
    上記真空チャンバの上記側壁部のロックを解除し、上記側壁部と共に上記可動台を上記真空チャンバの外へ出る方向へ移動させることにより、少なくとも上記ターゲット部が上記真空チャンバ外へ引き出し可能に構成されている、対向ターゲット式スパッタリング装置。
  3. 上記第1のベローズと連動して伸縮し且つ上記第1のベローズが受ける大気圧による力の方向とは反対の方向から大気圧による力を受けるように設けられた第2のベローズをさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の対向ターゲット式スパッタリング装置。
  4. 上記可動台に載置された、上記ターゲット部を往復移動させる動力であるモータをさらに備える、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の対向ターゲット式スパッタリング装置。
  5. 上記真空チャンバ内に配置されたヒータをさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の対向ターゲット式スパッタリング装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の対向ターゲット式スパッタリング装置を用い、上記ターゲット部を移動させながらスパッタリングを行う工程を備えるスパッタリング方法。
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