JP7277748B2 - 鉄道車両用台車および鉄道車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両用台車および鉄道車両に関する。
鉄道車両においては、車体の振動を抑制して、乗り心地を良くすることが要求される。そこで、従来、鉄道車両の乗り心地を改善するために、鉄道車両用台車に空気ばねが設けられている。
例えば、特許文献1に開示された台車枠は、一対の側梁部材および一対の横梁部材を備えている。一対の横梁部材は、一対の側梁部材を貫通するように設けられている。一対の側梁部材よりも車幅方向外側において一対の横梁部材の両端部を接続するように、一対のまくらばね受けが設けられ、その一対のまくらばね受け上にそれぞれ、車体の底部を支持する空気ばねが設けられている。
特開2011-255754号公報
上記のような台車枠において、車体の振動を抑制するためには、空気ばねの剛性を低くすることが考えられる。これにより、台車枠から車体に振動が伝達されることを抑制でき、車体の振動を抑制することができる。
しかしながら、空気ばねの剛性を低くすると、鉄道車両が曲線区間を通過する際に、遠心力で車体が外側に大きく傾斜してしまい、車体を適切な角度で傾斜させることが難しくなる。この問題は、乗客が増えることによってより顕著になる。
そこで、本発明は、鉄道車両の乗り心地を良くするとともに、鉄道車両が曲線区間を通過する際に車体を適切な角度に維持することができる鉄道車両用台車および鉄道車両を提供することを目的としている。
本発明は、下記の鉄道車両用台車および鉄道車両を要旨とする。
(1)前後方向に延びる一対の側梁および一対の側梁を連結するように車幅方向に延びる横梁を備えた台車枠と、
前記車幅方向において前記台車枠の中心よりも一方側および他方側にそれぞれ設けられかつ車体を支持する一対の空気ばねと、を備えた鉄道車両用台車であって、
前記一対の空気ばねにそれぞれ対応して設けられる一対の補助空気室と、
前記一対の補助空気室にそれぞれ対応して設けられる一対の弁装置と、を有し、
前記一対の補助空気室はそれぞれ、
前記空気ばねに連通する第1空気室と、
第2空気室と、
前記第1空気室と前記第2空気室とを接続する接続部と、を備え、
前記一対の弁装置はそれぞれ、前記接続部を開閉可能に設けられ、前記空気ばねおよび前記第1空気室内の空気圧が所定の値以下の場合に前記接続部を開状態にし、前記空気ばねおよび前記第1空気室内の空気圧が前記所定の値を超えることにより前記接続部を閉状態にし、
前記接続部が開状態のときに前記接続部を介して前記第1空気室と前記第2空気室とが連通し、前記接続部が閉状態のときに前記第1空気室と前記第2空気室との連通が遮断される、鉄道車両用台車。
(2)前記第1空気室の少なくとも一部は、前記側梁および前記横梁のうちの一方に設けられ、前記第2空気室の少なくとも一部は、前記側梁および前記横梁のうちの他方に設けられる、上記(1)に記載の鉄道車両用台車。
(3)前記台車枠と前記車体との間に設けられるボルスタをさらに備え、
前記第1空気室は、前記ボルスタおよび前記台車枠のうちの一方に設けられ、前記第2空気室は、前記ボルスタおよび前記台車枠のうちの他方に設けられる、上記(1)に記載の鉄道車両用台車。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の鉄道車両用台車を備えた鉄道車両。
本発明によれば、鉄道車両の乗り心地が向上するとともに、鉄道車両が曲線区間を通過する際に車体の過度な傾斜を防止することが可能になる。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用台車を模式的に示す平面図である。 図2は、鉄道車両を模式的に示した正面図である。 図3は、通路形成部材の内部構造を説明するための図である。 図4は、鉄道車両を模式的に示した正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用台車および鉄道車両について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鉄道車両用台車10(以下、台車10と略記する。)を模式的に示す平面図(上方から見た図)である。また、図2は、台車10および台車10に支持された車体36を備えた鉄道車両100を模式的に示した正面図である。なお、図2は、後述する補助空気室24の構成を説明するための図であり、図2においては、補助空気室24およびその周辺の構造を断面図で模式的に示している。
図1および図2を参照して、台車10は、台車枠12、複数の車輪14、複数の車軸16、および一対の空気ばね18を備えている。台車枠12は、台車10の前後方向(鉄道車両の進行方向)に延びる一対の側梁20と、一対の側梁20を連結するように台車10の車幅方向に延びる横梁22と、一対の空気ばね18にそれぞれ対応して設けられる一対の補助空気室24(図2参照)と、一対の補助空気室24にそれぞれ対応して設けられる一対の通路形成部材44(図2参照)と、一対の補助空気室24にそれぞれ対応して設けられる一対の弁装置46(図2参照)とを備えている。なお、図1においては、図面が煩雑になることを避けるために、通路形成部材44および弁装置46の図示を省略している。
図1を参照して、一対の側梁20の前端部には、一対の車輪14の回転軸となる車軸16が回転可能に支持される。同様に、一対の側梁20の後端部には、一対の車輪14の回転軸となる車軸16が回転可能に支持される。
横梁22は、一対の側梁20に接合される。本実施形態では、横梁22は、一対のパイプ部材26と、一対の外側連結部材28と、一対の内側連結部材30とを含む。一対のパイプ部材26はそれぞれ、一対の側梁20を貫通するように車幅方向に延びている。一対の外側連結部材28は、一対の側梁20よりも車幅方向外側において一対のパイプ部材26を連結している。一対の内側連結部材30はそれぞれ、一対の側梁20よりも車幅方向内側において一対のパイプ部材26を連結している。
図2を参照して、台車枠12は、複数の弾性部材32を介して車軸16に支持されている。図1および図2を参照して、一対の空気ばね18は、台車枠12において車幅方向の両端部に設けられている。具体的には、一方の空気ばね18は、車幅方向において台車枠12の中心よりも一方側に設けられ、他方の空気ばね18は、車幅方向において台車枠12の中心よりも他方側に設けられている。図2を参照して、本実施形態では、各空気ばね18は、受け座34を介して側梁20および外側連結部材28に支持されている。本実施形態では、一対の空気ばね18によって、車体36が支持される。すなわち、車体36は、一対の空気ばね18を介して台車枠12に支持される。なお、図2に示した例では、一対の空気ばね18が車体36の底部を支持しているが、後述するように、一対の空気ばね18がボルスタを介して車体36を支持してもよい。
図2を参照して、各補助空気室24は、第1空気室40と、第2空気室42と、接続部45とを含む。本実施形態では、一対の側梁20、横梁22、一対の外側連結部材28および一対の内側連結部材30はそれぞれ、内部に空洞部を有している。本実施形態では、台車枠12の上記空洞部内を区画することによって、第1空気室40および第2空気室42が形成されている。本実施形態では、第1空気室40の少なくとも一部は、側梁20および横梁22のうちの一方に設けられ、第2空気室42の少なくとも一部は、側梁20および横梁22のうちの他方に設けられる。より具体的には、本実施形態では、第1空気室40は、側梁20および横梁22の内部に設けられ、第2空気室42は、横梁22の内部に設けられている。第1空気室40は、空気ばね18の内部空間に連通している。
図3は、通路形成部材44の内部構造を説明するための図である。なお、図3において、(a)は、接続部45が開状態となっている場合の通路形成部材44を示す概略断面図であり、(b)は、接続部45が閉状態となっている場合の通路形成部材44を示す概略断面図である。
図2を参照して、一対の通路形成部材44はそれぞれ、一方のパイプ部材26に設けられている。図2および図3を参照して、通路形成部材44内には、第1通路44a、第2通路44b、開口部44c、調整室44dおよび開放室44eが形成されている。
第1通路44aは第1空気室40に連通し、第2通路44bは、第2空気室42に連通している。開口部44cは、第1通路44aと第2通路44bとを接続する部分である。調整室44dは、第1通路44aの上方に設けられ、開放室44eは、第1通路44aと調整室44dとの間に設けられている。本実施形態では、第1通路44a、第2通路44bおよび開口部44cは、第1空気室40と第2空気室42とを連通させる接続部45として機能する。
本実施形態では、弁装置46は、締め切り弁として構成され、通路形成部材44内に設けられている。図3を参照して、弁装置46は、本体部50と、可撓部52と、可撓部54と、付勢部材56とを有している。
本体部50は、軸部50aと、軸部50aの上端部に設けられたフランジ部50bと、軸部50aの下端部に設けられたフランジ部50cと、軸部50aの上下方向における略中央部に設けられたフランジ部50dとを有している。また、本体部50内には、第1通路44aと調整室44dとを連通させるように、内部通路50eが形成されている。本実施形態では、本体部50は、可撓部52,54を介して通路形成部材44の内壁に取り付けられている。
可撓部52は、弾性変形可能な材料(例えば、ゴム)からなる。可撓部52は、環形状を有し、フランジ部50bの外周部と通路形成部材44の内壁とを接続するように設けられている。フランジ部50bおよび可撓部52は、第1ダイアフラム58として機能する。本実施形態では、第1ダイアフラム58は、調整室44dと開放室44eとの隔壁としても機能する。
可撓部54は、弾性変形可能な材料(例えば、ゴム)からなる。可撓部54は、環形状を有し、フランジ部50dの外周部と通路形成部材44の内壁とを接続するように設けられている。フランジ部50dおよび可撓部54は、第2ダイアフラム60として機能する。本実施形態では、第2ダイアフラム60は、第1通路44aと開放室44eとの隔壁としても機能する。図3(a)に一点鎖線の矢印で示すように、本実施形態では、本体部50の内部通路50eを介して、第1通路44aと調整室44dとの間を空気が流通することができる。なお、開放室44eは、通路形成部材44の外部に連通している。
フランジ部50cは、第1通路44a内に設けられている。後述するように、フランジ部50cは、開口部44cを開閉する弁体として機能する。付勢部材56は、開口部44cを通りかつフランジ部50cを下方から支持するように設けられている。付勢部材56は、例えばコイルばねであり、フランジ部50cを上方に向かって付勢している。
本実施形態では、上述したように、軸部50aの内部通路50eを介して、第1通路44aと調整室44dとの間を空気が流通できる。このため、第1通路44a内の空気圧と調整室44d内の空気圧とは等しい。また、本実施形態では、上方から見た場合に、第1ダイアフラム58の面積は、第2ダイアフラム60の面積よりも大きい。このため、調整室44d内の空気が第1ダイアフラム58を下方へ押す力は、第1通路44a内の空気が第2ダイアフラム60を上方へ押す力よりも大きい。
上記の点に関して、本実施形態では、付勢部材56がフランジ部50cを上方に付勢している。このため、調整室44d内の空気が第1ダイアフラム58を下方へ押す力と第1通路44a内の空気が第2ダイアフラム60を上方へ押す力との差が小さい場合(第1通路44a内および調整室44d内の空気圧が小さい場合)には、フランジ部50c(本体部50)は、開口部44cよりも上方に離れた位置で付勢部材56に支持される。この場合、接続部45を介して、第1空気室40と第2空気室42との間を空気が流通することができる。すなわち、接続部45は開状態となる。
一方、調整室44d内の空気が第1ダイアフラム58を下方へ押す力と第1通路44a内の空気が第2ダイアフラム60を上方へ押す力との差が大きくなると(第1通路44a内および調整室44d内の空気圧が大きくなると)、フランジ部50cは付勢部材56を圧縮しつつ下方に移動する。そして、第1通路44a内および調整室44d内の空気圧(すなわち、第1空気室40内の空気圧)が所定の値を超えることによって、図3(b)に示すように、フランジ部50cによって開口部44cが塞がれる。これにより、第1空気室40と第2空気室42との間の空気の流通が遮断される。すなわち、接続部45は閉状態となる。
上記のように、本実施形態では、弁装置46のフランジ部50c(本体部50)は、空気圧に応じて上下方向に移動する。これにより、フランジ部50cが、接続部45(開口部44c)を開閉する。具体的には、図2を参照して、車体36から空気ばね18に付与される荷重が小さく、空気ばね18、第1空気室40、第1通路44aおよび調整室44d内の空気圧が所定の値以下の場合には、フランジ部50cは開口部44cから上方に離れており、接続部45は開状態になる。一方、図4を参照して、車体36から空気ばね18に付与される荷重が大きくなり、空気ばね18、第1空気室40、第1通路44aおよび調整室44d内の空気圧が所定の値を超えると、フランジ部50cは、開口部44cを塞ぎ、接続部45は閉状態になる。
図2および図3(a)を参照して、接続部45が開状態の場合には、接続部45を介して第1空気室40と第2空気室42とが連通する。したがって、第1空気室40および第2空気室42が空気ばね18に連通する。一方、接続部45が閉状態の場合には、第1空気室40と第2空気室42との連通が遮断される。すなわち、第2空気室42と空気ばね18との連通が遮断される。この場合、第1空気室40および第2空気室42が連通している場合に比べて、実質的に補助空気室の容量が小さくなる。これにより、接続部45が閉状態の場合には、接続部45が開状態の場合に比べて空気ばね18の剛性が高くなる。
以上のように、本実施形態では、各空気ばね18が車体36から受ける荷重に応じて、各空気ばね18の剛性を調整することができる。例えば、鉄道車両100が曲線区間を通過する際に、車体36が車幅方向において一方側に傾いたとする。このとき、車体36から車幅方向において一方側の空気ばね18に与えられる荷重が大きくなることによって、空気ばね18および第1空気室40内の空気圧が所定の値を超えると、フランジ部50cが開口部44cを塞ぎ、接続部45が閉状態になる。これにより、車幅方向において一方側の空気ばね18の剛性が高くなり、車体36が傾き過ぎることを抑制できる。なお、上記所定の値は、鉄道車両100の構造等に応じて、弁装置46の構成を調整することによって予め設定することができる。
このように、本実施形態においては、通常時の空気ばね18の剛性を低く設定した場合でも、空気ばね18に大きな荷重が与えられた場合には、空気ばね18の剛性を高くすることができる。これにより、通常時の鉄道車両100の乗り心地を向上させつつ、鉄道車両100が曲線区間を通過する際に車体36を適切な角度で維持することが可能になる。
なお、本実施形態では、鉄道車両100の乗客が多くなった場合、鉄道車両100が直線区間を走行している状態においても接続部45が閉状態となり、空気ばね18の剛性が高くなることが考えられる。しかし、乗客が多い場合には、車体36の重量(乗客を含む重量)が大きくなるので、空気ばね18の剛性が高くなったとしても、車体36に大きな振動が発生することを抑制できる。したがって、空気ばね18の剛性が高くなったとしても、乗り心地が悪化することを抑制できる。
なお、上述の実施形態では、一方のパイプ部材26に一対の通路形成部材44および一対の弁装置46を設ける場合について説明したが、各空気ばね18に対応するように弁装置46が設けられていればよい。したがって、一方のパイプ部材26に一方の通路形成部材44および一方の弁装置46が設けられ、他方のパイプ部材26に他方の通路形成部材44および他方の弁装置46が設けられていてもよい。また、通路形成部材44および弁装置46の数は上述の例に限定されず、一方の空気ばね18に対応するように複数の通路形成部材44および複数の弁装置46が設けられ、他方の空気ばね18に対応するように複数の通路形成部材44および複数の弁装置46が設けられてもよい。
なお、弁装置の構成は上述の例に限定されず、空気ばねおよび第1空気室内の空気圧に応じて接続部を開閉することができる構成であればよい。したがって、例えば、弁装置として電磁弁を用いてもよい。この場合、例えば、空気ばね内または第1空気室内の空気圧を検出する検出器を設け、検出器によって検出された空気圧に基づいて、接続部を開状態および閉状態にするプランジャ(弁体)を移動させてもよい。また、詳細な説明は省略するが、弁装置として、モータを利用した電動弁を用いてもよい。また、弁装置の位置も、上述の例に限定されず、弁装置は、第1空気室と第2空気室との接続部を開閉できる位置に設けられていればよい。
また、上述の実施形態では、補助空気室24が第1空気室40および第2空気室42を有する場合について説明したが、補助空気室24が3つ以上の空気室を有していてもよい。この場合、各空気室を接続する接続部にそれぞれ弁装置を設けてもよい。
また、補助空気室(上述の実施形態では第1空気室40、第2空気室42および接続部45)が形成される位置は上述の例に限定されない。したがって、第1空気室および第2空気室が、側梁20および横梁22の内部において、図2に示した第1空気室40および第2空気室42とは異なる位置に形成されてもよい。例えば、第1空気室が横梁22の内部に形成されてもよく、第2空気室が側梁20の内部に形成されてもよい。また、側梁20および横梁22の外部に、第1空気室および第2空気室の一方または両方が形成されてもよい。したがって、例えば、台車枠12の外部に第1空気室および第2空気室の一方または両方が形成されてもよい。また、接続部の位置も上述の例に限定されず、例えば、接続部が、側梁20および横梁22の外部に形成されてもよい。
また、図2および図4に示した例では、外側連結部材28において空気ばね18と第1空気室40とが連通しているが、空気ばね18が設けられる位置は上述の例に限定されない。例えば、側梁20において空気ばね18と第1空気室40とが連通するように空気ばね18が設けられてもよく、パイプ部材26において空気ばね18と第1空気室40とが連通するように空気ばね18が設けられてもよい。
上述の実施形態では、ボルスタレス台車に本発明を適用する場合について説明したが、ボルスタを備えた台車に本発明を適用してもよい。この場合、ボルスタに補助空気室の一部または全部を設けてもよい。具体的には、例えば、ボルスタおよび台車枠のうちの一方に第1空気室を設け、ボルスタおよび台車枠のうちの他方に第2空気室を設けてもよい。なお、ボルスタと車体との間に一対の空気ばねが設けられるダイレクトマウント方式の台車に本発明を適用する場合には、ボルスタに第1空気室、通路形成部材、弁装置および第2空気室を設けてもよく、ボルスタに第1空気室を設け、台車枠に第2空気室を設け、ボルスタと台車枠との間に通路形成部材および弁装置を設けてもよい。また、例えば、ボルスタと台車枠との間に一対の空気ばねが設けられるインダイレクトマウント方式の台車に本発明を適用する場合には、ボルスタおよび台車枠のうちのいずれか一方に第1空気室、通路形成部材、弁装置および第2空気室を設けてもよく、ボルスタに第1空気室を設け、台車枠に第2空気室を設け、ボルスタと台車枠との間に通路形成部材および弁装置を設けてもよく、台車枠に第1空気室を設け、ボルスタに第2空気室を設け、ボルスタと台車枠との間に通路形成部材および弁装置を設けてもよい。
本発明によれば、鉄道車両の乗り心地が向上するとともに、鉄道車両が曲線区間を通過する際に車体を適切な角度で維持することが可能になる。したがって、本発明は、種々の鉄道車両において好適に利用できる。
10 鉄道車両用台車
12 台車枠
14 車輪
16 車軸
18 空気ばね
20 側梁
22 横梁
24 補助空気室
26 パイプ部材
28 外側連結部材
30 内側連結部材
32 弾性部材
34 受け座
36 車体
40 第1空気室
42 第2空気室
45 接続部
46 弁装置
50 本体部
52,54 可撓部
56 付勢部材

Claims (4)

  1. 前後方向に延びる一対の側梁および一対の側梁を連結するように車幅方向に延びる横梁を備えた台車枠と、
    前記車幅方向において前記台車枠の中心よりも一方側および他方側にそれぞれ設けられかつ車体を支持する一対の空気ばねと、を備えた鉄道車両用台車であって、
    前記一対の空気ばねにそれぞれ対応して設けられる一対の補助空気室と、
    前記一対の補助空気室にそれぞれ対応して設けられる一対の弁装置と、を有し、
    前記一対の補助空気室はそれぞれ、
    前記空気ばねに連通する第1空気室と、
    第2空気室と、
    前記第1空気室と前記第2空気室とを接続する接続部と、を備え、
    前記一対の弁装置はそれぞれ、前記接続部を開閉可能に設けられ、前記空気ばねおよび第1空気室内の空気圧が所定の値以下の場合に前記接続部を開状態にし、前記空気ばねおよび第1空気室内の空気圧が前記所定の値を超えることにより前記接続部を閉状態にし、
    前記接続部が開状態のときに前記接続部を介して前記第1空気室と前記第2空気室とが連通し、前記接続部が閉状態のときに前記第1空気室と前記第2空気室との連通が遮断される、鉄道車両用台車。
  2. 前記第1空気室の少なくとも一部は、前記側梁および前記横梁のうちの一方に設けられ、前記第2空気室の少なくとも一部は、前記側梁および前記横梁のうちの他方に設けられる、請求項1に記載の鉄道車両用台車。
  3. 前記台車枠と前記車体との間に設けられるボルスタをさらに備え、
    前記第1空気室は、前記ボルスタおよび前記台車枠のうちの一方に設けられ、前記第2空気室は、前記ボルスタおよび前記台車枠のうちの他方に設けられる、請求項1に記載の鉄道車両用台車。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の鉄道車両用台車を備えた鉄道車両。
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