JP7276198B2 - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack

Description

この明細書による開示は、表示装置及び表示装置の製造方法に関する。
特許文献1に開示の表示装置では、表示画面に画像を表示する表示器と、投光性を有し、表示画面に対して光学接着された状態で表示画面を被覆するカバー部材とが設けられている。こうしたカバー部材は、表示器及び制御回路部を収容する樹脂製のケースの周壁部に固定されている。
特開2018-194674号公報
しかしながら、特許文献1の表示装置では、制御回路部の異常が推定される等して、制御回路部が確認又は交換される場合、カバー部材のケースからの分離作業及びケースへの固定作業が伴うこととなる。こうした分離作業及び固定作業にてカバー部材に加わった応力によって、表示器とカバー部材との光学接着の状態が悪化し、カバー部材を通して視認される表示画面の画像における表示ムラが発生することが懸念される。
この明細書の開示による目的のひとつは、カバー部材を通して視認される表示画面の画像における表示ムラの発生が抑制された表示装置及び表示装置の製造方法を提供することにある。
ここに開示された態様のひとつは、表示を行なう表示装置であって、
表示画面(12)に画像を表示する表示器(11)と、透光性を有し、表示画面に対して光学接着された状態で表示画面を被覆するカバー部材(21)とが一体化された表示ユニット(DU)と、
表示器を制御する制御回路部(31)と、
金属材料により形成され表示ユニットよりも高い剛性をもつ本体部(42)と、表示ユニットを保持する第1保持面部(49)と、第1保持面部とは本体部を挟んだ反対側において、制御回路部を保持する第2保持面部(53)と、を有し、本体部において第1保持面部及び第2保持面部の間に配置される区画部(43)が第1保持面部及び第2保持面部に生じる変形の影響を相互に低減する剛性保持部材(41)と、を備える。
このような態様によると、剛性保持部材において、第1保持面部と第2保持面部とは、高い剛性をもつ本体部を挟むように配置される。したがって、表示ユニットの第1保持面部による保持状態とは独立して、制御回路部の第2保持面部への組み付け又は取り外しを実施することができる。そして、制御回路部の第2保持面部への組み付け又は取り外しにて応力が仮に発生したとしても、当該応力は本体部に吸収され、第1保持面部に保持される表示ユニットへ影響し難い。したがって、表示器とカバー部材との間の光学接着の状態を良好に保つことができる。以上により、カバー部材を通して視認される表示画面の画像における表示ムラの発生を抑制することができる。
また、開示された態様の他のひとつは、表示を行なう表示装置の製造方法であって、
表示画面(12)に画像を形成する表示器(11)と、透光性を有して表示画面を被覆するカバー部材(21)と、表示器及びカバー部材よりも高い剛性を有して表示器及びカバー部材に対する保持を行なう剛性保持部材(41)とが組み合わされたユニットであって、表示器とカバー部材との間が光学接着され、表示器及びカバー部材と剛性保持部材との間が接着された養生ユニット(CU)を形成する形成工程(S10)と、
養生ユニットを養生し、接着に用いられた接着剤を硬化させる養生工程(S20)と、
養生工程を経た養生ユニットに対し、追加の部品(32,36)を組み付ける組付工程(S30)と、を含む。
このような態様によると、養生ユニットが養生される。この養生ユニットは、剛性保持部材が、互いに光学接着された表示器及びカバー部材を接着して保持する保持形態となっている。剛性保持部材がもつ剛性を利用した安定的保持形態により、表示器とカバー部材との間の光学接着の状態が良好となるように、養生を実施することができる。
そして、追加の部品を組み付ける組付工程と、養生ユニットを養生する養生工程とは、分離された工程となる。故に、例えば組み付け作業中の養生による待ち時間の発生を抑制すること、養生ユニットを養生に適した環境に保管すること等が実現可能となる。以上により、表示画面の画像における表示ムラの発生が抑制された表示装置を、効率的に製造することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
表示装置の正面斜視図である。 表示装置の分解斜視図である。 表示ユニットの分解斜視図である。 表示ユニット及び金属保持体の模式的な断面図である。 回路カバーを取り除いた状態の表示装置の背面斜視図である。 表示装置の背面斜視図である。 表示装置の製造方法を示すフローチャートである。 第2接着工程を説明する図である。 養生工程による金属保持体の加熱を説明する図である。 基板組付工程を説明する図である。 カバー組付工程を説明する図である。 第2実施形態の養生ユニットの背面斜視図である。 第2実施形態の金属保持体の正面斜視図である。 養生工程による硬化促進要素の供給を説明する図である。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態による図1の表示装置10は、車両に搭載されるように構成されている。例えば表示装置10は、車両の状態を表示する車両用メータ、各種情報を表示するCID(センターインフォメーションディスプレイ)等として用いられる。表示装置10は、ユーザが着座する座席と対向するインスツルメントパネルに設置され、ユーザへ向けて表示を行なう。
このような表示装置10は、図2に示すように、表示器11、カバーレンズ21、制御回路部31及び金属保持体41等を含む構成である。
表示器11は、図3にも示すように、表示画面12に画像を表示する。表示器11は、外周矩形状かつ板状(例えば平板状)に形成されている。特に本実施形態の表示器11は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)を用いたTFT液晶表示器となっている。表示器11は、液晶パネル及びバックライトが遮光性のパネルケース13に収容されて形成されている。パネルケース13の開口部から外部に露出される液晶パネルの表示画面12は、長手方向及び短手方向を有する外周矩形状に形成されている。また表示画面12は、平坦な平面状に形成されている。表示画面12とはバックライトを挟んだ反対側のパネルケース背面14も、平坦な平面状に形成されている。またパネルケース13からは、1つ以上のフレキシブルケーブル16が延出されている。
カバーレンズ21は、表示画面12を保護すると共に、表示画面12に表示される画像の視認性及び表示装置10の外観の見栄えを向上させる。カバーレンズ21は、例えば合成樹脂ないしガラスにより、可視光に対して透光性を有する板状(例えば平面状)に形成されている。本実施形態のカバーレンズ21において、ユーザが視認する視認側を向くおもて面、及び視認側とは反対側を向く裏面は、平坦な平面状に形成されている。カバーレンズ21は、透光性を有していれば、例えばスモーク調に着色されて可視光の透過率が例えば30%程度に設定されていてもよい。またカバーレンズ21において表示画面12に重ならない部分(例えば後述する露出部23)は、遮光性に形成されていてもよい。
図4に示すように、表示画面12とカバーレンズ21との間には、光学透明樹脂(Optical Clear Resin,OCR)により、均一的な厚みを有する光学接着層OBLが形成されている。光学透明樹脂としては、例えば可視光に対して透光性を有するアクリル系樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等が採用され得る。表示画面12とカバーレンズ21との間が光学的な媒質で満たされた状態となることで、太陽光等の外光の視認性への影響低減だけでなく、異物の侵入防止、結露の防止、耐久性向上等の種々の効果を得ることができる。
こうしてカバーレンズ21は、表示画面12に対して光学接着された状態で表示画面12を被覆している。光学接着は、オブティカルボンディングとも称される。カバーレンズ21は、カバーレンズうら面において表示器11と対向して光学接着されている対向部22によって表示画面12の全面を覆う。一方、カバーレンズ21は、表示画面12ないし表示器11のサイズよりも大きく形成されることで、対向部22から張り出して表示画面12を長手方向に挟んだ両側に、表示器11に対してカバーレンズうら面を露出させた露出部23を形成している。ここで光学透明樹脂は、対向部22と表示器11との間の空間の範囲内に留まって形成されることにより、露出部23上に漏出することが規制されている。
図2に示すように、表示器11とカバーレンズ21とが一体化された表示ユニットDUが構成されている。なお、表示ユニットDUは、表示器11又はカバーレンズ21において、ユーザによる接触操作を検出素子が内蔵されることによって、タッチパネルとして機能していてもよい。
制御回路部31は、回路基板32及び回路カバー36を含み、表示器11を制御するように構成されている。回路基板32は、図5に示すように、例えばエポキシ樹脂等により形成された板状(詳細には平板状)のリジッド基板に、制御回路33、接続端子34等が実装された構成である。例えば回路基板32は、表示器11よりも一回り小さなサイズに形成されている。制御回路33は、例えばプロセッサ、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータを主体として含む構成である。接続端子34にフレキシブルケーブル16が接続されることで、制御回路33は、表示器11と電気的に接続されている。
制御回路33は、表示画面12に表示される画像を描画する描画機能、及びバックライトの輝度を制御する輝度制御機能を有する。表示ユニットDUがタッチパネル機能を有する場合、制御回路33は、ユーザの接触操作に対する検出信号を処理し、検出情報として車両システム(例えばHMI制御装置)へ向けて出力する機能をさらに有する。
回路カバー36は、図6に示すように、回路基板32を保護する。回路カバー36は、回路基板32が装置10の外部にむき出しになることを抑制すべく、回路基板32を物理的に覆う。また、本実施形態の回路カバー36は、金属により形成されることで、制御回路33を電磁気的に保護する。回路カバー36は、金属保持体41よりも、高い剛性を要求されない。このため回路カバー36は、金属保持体41よりも薄い板状に形成されている。本実施形態では、さらに回路カバー36に対して小型のファン37が取り付けられている。
金属保持体41は、図2に示すように、例えばマグネシウム、アルミニウム等のヤング率が30GPa以上の金属材料により形成されている。金属保持体41は、表示ユニットDUよりも十分に高い剛性を有する。ここでいう剛性は、静的な3点曲げ試験において曲げ強さを測定することにより数値的に比較可能である。また金属保持体41は、表示ユニットDUよりも高い熱伝導性を有する。熱伝導性は、熱線法を用いた熱伝導率の測定によって数値的に比較可能である。
金属保持体41は、本体部42と、金属保持体41の表面構造として形成された第1保持面部49及び第2保持面部53とを有する。金属保持体41は、第1保持面部49側に表示ユニットDUを保持し、第2保持面部53側に制御回路部31を保持する構成である。
本体部42は、区画部43、フレーム部46及び対車両結合部48等を含む構成である。区画部43は、第1保持面部49と第2保持面部53との間に挟まれるように、本体部42の内周部に配置され、板状(詳細には平板状)に形成されている。区画部43は、第1保持面部49と第2保持面部53との間を、弾性的な干渉性(換言すると変形の影響)を相互に低減させるように区画する。区画部43は、表示器11のサイズ及び表示器11の外周形状に合わせて、外周矩形状に形成されている。
また、区画部43には、挿通開口44が設けられている。挿通開口44は、表示器11と回路基板32との間の電気的接続を図るために、フレキシブルケーブル16を挿通可能に形成されている。本実施形態のように区画部43及びフレーム部46によって金属保持体41に十分な剛性が確保されている場合には、挿通開口44は、フレキシブルケーブル16の断面積(フレキシブルケーブル16が複数の場合には合計の断面積)よりも十分に大きなサイズに形成される。こうした挿通開口44のサイズ設定により、表示装置10の軽量化を図ることができる。特に本実施形態の挿通開口44は、矩形状に形成されている。
フレーム部46は、区画部43の外周を全周囲む枠状に形成されている。フレーム部46は、板状の区画部43に対して、区画部43表面の垂直方向両側に張り出して形成された張出部位47a,47bを有する。このうち第1保持面部49側の張出部位47aは、区画部43表面(後述する表示器接着面50)との間に表示器11の厚みを少し上回る程度の寸法をもつ段差を形成している。一方、第2保持面部53側の張出部位47bは、回路基板32を外周側から囲むような壁状に形成されることで、回路基板32を収容する収容室を区画部43と共に構成している。フレーム部46の形成によって、金属保持体41の剛性は大幅に高まる。
対車両結合部48は、本体部42において、フレーム部46の外側に突起状に複数(例えば2つ)設けられた結合突起を含んで構成されている。各結合突起は、車両のインスツルメントパネルに対して、例えばネジによる締結によって結合するための貫通孔を有する。
第1保持面部49は、図2,4に示すように、互いに段差を形成した状態の表示器接着面50及びカバー接着面51を組み合わせた構成である。表示器接着面50は、区画部43の表面構造として、表示器11と対向するように配置され、平坦な平面状に形成されている。本実施形態において表示器接着面50は、矩形状の挿通開口44の4辺のうち、フレキシブルケーブル16を近接して配線させる1辺を除いた3辺を囲むように設けられている。表示器接着面50とパネルケース背面14との間には、非光学的な接着剤による表示器接着層DBLが形成されている。表示器接着層DBLに用いられる接着剤は、光学透明樹脂のような光学特性に対する制約が実質ない分、光学透明樹脂よりも接着力が大きな材料が採用される。表示器接着層DBLに用いられる接着剤には、例えばウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤等が採用され得る。こうして表示器11は、表示器接着層DBLにより保持されている。
カバー接着面51は、フレーム部46の表面構造として、カバーレンズうら面の露出部23と対向するように配置され、平坦な平面状に形成されている。特に本実施形態では、表示画面12の長手方向を挟んだ両側に露出部23が形成されていることに対応して、カバー接着面51は表示器11を長手方向に挟んだ両側に分割されて設けられている。カバー接着面51と露出部23との間には、表示器接着層DBLと共通の接着剤によるカバー接着層CBLが形成されている。こうしてカバーレンズ21は、カバー接着層CBLにより保持されている。
ここで両接着層DBL,CBLは、流動性をもつゲル状の硬化前の接着剤を例えば第1保持面部49に塗布し、当該接着剤を硬化させることにより形成される。このため、両接着層DBL,CBLは、両面テープによる接着の場合とは異なり、シート状構造物を含まないシートレス構造となっている。
両接着層DBL,CBLの厚みは、同等であっても異なっていてもよい。但し、本実施形態のように流動性をもつ接着剤が採用された両接着層DBL,CBLでは、これら厚みは、通常、上述の段差、光学接着層等の製造誤差を吸収する程度に、異なる厚みとされる。また通常、両接着層DBL,CBLの厚みは、光学接着層OBLよりも小さくされる。以上により第1保持面部49は、表示器11及びカバーレンズ21の両方と接着されることで、表示ユニットDUを安定的に保持している。
第2保持面部53は、図5に示すように、第1保持面部49とは本体部42を挟んだ反対側に配置されている。第2保持面部53は、制御回路部31のうち回路基板32を保持する基板保持部として、複数(例えば4つ)の締結台座54を有している。各締結台座54は、回路基板32においてネジを挿通するための挿通孔32aが設けられた位置に、個別対応して配置されている。挿通孔32aに挿通されたネジが締結台座54に締結される。
また第2保持面部53は、制御回路部31のうち回路カバー36を保持するカバー保持部として、回路基板32との干渉を避けた位置に、複数(例えば4つ)の締結台座55を有している。各締結台座55は、回路カバー36においてネジを挿通するための挿通孔36aが設けられた位置に、個別対応して配置されている。挿通孔36aに挿通されたネジが締結台座55に締結される。なお、図5,6,10,11においてネジの図示は省略されている。
こうした表示装置10の製造方法について、図7のフローチャートを用いて、以下に詳細に説明する。表示装置10の製造方法には、形成工程S10、養生工程S20、組付工程S30及び検査工程S40が含まれる。各工程S10~40は、製造作業者又は製造装置による作業に基づき進められる。
形成工程S10は、後の養生工程S20にて養生を実施するための養生ユニットCUを形成する工程である。形成工程S10には、第1接着工程S11及び第2接着工程S12が含まれる。
第1接着工程S11は、表示器11の表示画面12とカバーレンズ21との間を光学透明樹脂により光学接着する工程である。まず、表示画面12及びカバーレンズ21の対向部22のうち少なくとも一方に、硬化前のゲル状の光学透明樹脂を塗布する。次に、表示画面12と対向部22とを対向させた姿勢にて、表示器11とカバーレンズ21とを貼り合わせる。この際に、光学透明樹脂がカバーレンズ21の露出部23上に露出することを抑制するために、型枠等の治具が用いられてもよい。第2接着工程S12を実施するまでに、表示画面12と対向部22との間の光学透明樹脂を硬化させることが好ましい。こうして、表示器11とカバーレンズ21とが一体化された表示ユニットDUが形成される。
第1接着工程S11後の第2接着工程S12は、図8に示すように、表示ユニットDUと金属保持体41とを光学透明樹脂よりも接着力が大きな接着剤により接着する工程である。まず、表示器11のパネルケース背面14及び金属保持体41の表示器接着面50のうち少なくとも一方に硬化前のゲル状の接着剤を塗布する。並行して、カバーレンズ21の露出部23及び金属保持体41のカバー接着面51のうち少なくとも一方に硬化前のゲル状の接着剤を塗布する。次に、表示器11と金属保持体41の第1保持面部49とを対向させた姿勢にて、表示ユニットDUと金属保持体41とを貼り合わせる。ここで、フレキシブルケーブル16を金属保持体41の挿通開口44に挿通させるか、後工程にて挿通可能な状態にしておくべきである。
こうした貼り合わせでは、例えば製造誤差により、第1保持面部49に形成された段差の寸法と、パネルケース背面14と露出部23との間に形成された段差の寸法とにずれが生じていたとしても、硬化前にて流動性をもつ接着剤が流動して表示器接着層DBL及びカバー接着層CBLの厚みが自動的に調整される。そして、パネルケース背面14及び露出部23のうち一方が金属保持体41から浮く自体が回避され、表示器11及びカバーレンズ21の両方が金属保持体41に対して安定的に保持される状態が実現される。
以上の形成工程S10により、表示器11とカバーレンズ21と金属保持体41とが組み合わされたユニットであって、表示器11とカバーレンズ21との間が光学接着され、表示ユニットDUと金属保持体41との間が接着された養生ユニットCUが形成される。
形成工程S10後の養生工程S20は、養生ユニットCUを養生する工程である。すなわち、養生ユニットCUを、適切な温度及び適切な湿度に保って所定時間放置し、接着剤を良好な状態に硬化させる。この際に養生ユニットCUは、第2保持面部53を下方に向けた姿勢にて設置台に裁置されることが好ましい。本実施形態の接着剤は、熱硬化性を有している。これに対し、養生工程S20では、図9に示すように、ヒータHTを用いて金属保持体41を適切な温度に加熱する。そうすると、金属保持体41の高い熱伝導性により接着剤に熱を効率的に伝えることができ、接着剤が硬化されて表示器接着層DBL及びカバー接着層CBLを良好な状態に形成することができる。
第1接着工程S11において光学透明樹脂の硬化が不十分な場合には、光学透明樹脂も良好な状態に硬化させることができる。熱硬化性を有する光学透明樹脂に対し、金属保持体41を介して熱を伝達することによって、光学透明樹脂が硬化されて光学接着層OBLを形成してもよい。
養生工程S20後の組付工程S30は、養生工程S20を経た養生ユニットCUに対し、追加の部品を組み付ける工程である。ここで追加の部品は、安定的な保持状態が実現された表示ユニットDUへの影響が少ない第2保持面部53側に組み付けられる。本実施形態において追加の部品は、回路基板32及び回路カバー36である。組付工程S30には、基板組付工程S31及びカバー組付工程S32が含まれる。
基板組付工程S31は、図10に示すように、第2保持面部53に対して回路基板32を組み付ける工程である。まず、金属保持体41の各締結台座54の位置に、回路基板32において対応する挿通孔32aを合わせた姿勢にて、それぞれネジを挿通孔32aに挿通させ、当該ネジを締結台座54に締結する。次に、表示器11から延出されたフレキシブルケーブル16を、回路基板32に保持された接続端子34に接続する。ネジの締結とケーブルの接続との順番は、作業性を鑑みて適宜変更されてよい。この結果、回路基板32は確認又は交換可能に組み付けられる。
基板組付工程S31後のカバー組付工程S32は、図11に示すように、第2保持面部53に対して回路カバー36を組み付ける工程である。まず、金属保持体41の各締結台座55の位置に、回路カバー36において対応する挿通孔36aを合わせた姿勢にて、それぞれネジを挿通孔36aに挿通させ、当該ネジを締結台座55に締結する。この結果、回路カバー36は回路基板32を被覆するように組み付けられる。
こうして表示装置10は組み上がる。制御回路部31の組み付けの際、第2保持面部53側にてネジを締め付ける作業が伴うものの、これらによる応力の影響は、高い剛性を有する金属保持体41によって変形少なく吸収され、第1保持面部49側へ及び難い。
組付工程S30後の検査工程S40は、組み上がった表示装置10を検査する工程である。検査には、外装の検査、画像表示の検査等が含まれる。検査工程S40において表示装置10が規格に適合する場合、表示装置10は完成品として認められる。検査工程S40において回路基板32に異常があることが判明した場合、第2保持面部53に対して回路カバー36及び回路基板32を分離し、回路基板32を交換する。回路基板32の交換の際、第2保持面部53側にてネジを外す作業及びネジを再度締め付ける作業が伴うものの、これらによる応力の影響は、高い剛性を有する金属保持体41によって変形少なく吸収され、第1保持面部49側へ及び難い。したがって、回路基板32だけを簡単に交換することができ、回路基板32を交換しても、表示ユニットDUにおける光学接着の状態は良好に保たれる。
なお、第1実施形態においてカバーレンズ21が「カバー部材」に相当し、金属保持体41が「剛性保持部材」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態の表示装置10によると、金属保持体41において、第1保持面部49と第2保持面部53とは、高い剛性をもつ本体部42を挟むように配置される。したがって、表示ユニットDUの第1保持面部49による保持状態とは独立して、制御回路部31の第2保持面部53への組み付け又は取り外しを実施することができる。そして、制御回路部31の第2保持面部53への組み付け又は取り外しにて応力が仮に発生したとしても、当該応力は本体部42に吸収され、第1保持面部49に保持される表示ユニットDUへ影響し難い。したがって、表示器11とカバーレンズ21と間の光学接着の状態を良好に保つことができる。以上により、カバーレンズ21を通して視認される表示画面12の画像における表示ムラの発生を抑制することができる。
また、第1実施形態によると、第1保持面部49は、表示器11と接着された状態により表示器11を保持する表示器接着面50と、露出部23と接着された状態によりカバーレンズ21を保持するカバー接着面51とを、互いに段差を形成した状態にて有する。したがって、表示器11に対して、カバーレンズ21の露出部23が張り出して、表示器11とカバーレンズ21との間に段差が生じた光学接着形態の表示ユニットDUに対しても、金属保持体41は、表示器11及びカバーレンズ21の両方を安定的に保持することが可能となる。故に、表示器11とカバーレンズ21と間の光学接着の状態を良好に保つことができる。
また、第1実施形態によると、光学透明樹脂は、対向部22と表示画面12との間の空間の範囲内に留まって配置されている。光学透明樹脂が露出部23とカバー接着面51との間に漏出することが規制されていることで、金属保持体41のカバー接着面51による露出部23を介したカバーレンズ21の保持が、光学透明樹脂により阻害されることは抑制される。表示装置10の外装を構成することによって比較的外力を受けやすいカバーレンズ21保持の安定性が高くなるので、表示器11とカバーレンズ21と間の光学接着の状態を良好に保つことができる。
また、第1実施形態によると、カバー接着層CBLは、光学接着層OBLが表示画面12と対向部22との間を光学接着する接着力よりも大きな接着力によって、露出部23とカバー接着面51との間を接着している。大きな接着力により、カバーレンズ21保持の安定性はさらに高まるので、表示器11とカバーレンズ21と間の光学接着の状態を良好に保つことができる。
また、第1実施形態によると、表示器接着層DBLの厚みとカバー接着層CBLの厚みとが互いに異なるので、表示器接着面50とカバー接着面51との間の段差の寸法と、表示器11とカバーレンズ21との間の段差の寸法との寸法差を吸収することができる。故に、金属保持体41に対する表示器11の密着度と、金属保持体41に対するカバーレンズ21の密着度とを両方同時に高めることができる。金属保持体41が表示器11及びカバーレンズ21の両方を安定的に保持することが可能となるので、表示器11とカバーレンズ21と間の光学接着の状態を良好に保つことができる。
また、第1実施形態によると、本体部42に第1保持面部49と第2保持面部53との間を貫通して設けられた挿通開口44は、表示ユニットDUから延出され、制御回路部31に電気的に接続されたフレキシブルケーブル16を挿通している。故に、本体部42の外周部を迂回してフレキシブルケーブル16を配線する必要が低減される。また、挿通開口44の体積分、表示装置10を軽量化することができる。
第1実施形態の製造方法によると、養生ユニットCUが養生される。この養生ユニットCUは、金属保持体41が、互いに光学接着された表示器11及びカバーレンズ21を接着して保持する保持形態となっている。金属保持体41がもつ剛性を利用した安定的保持形態により、表示器11とカバーレンズ21との間の光学接着の状態が良好となるように、養生を実施することができる。
そして、追加の部品としての回路基板32及び回路カバー36を組み付ける組付工程S30と、養生ユニットCUを養生する養生工程S20とは、分離された工程となる。故に、例えば組み付け作業中の養生による待ち時間の発生を抑制すること、養生ユニットCUを養生に適した環境に保管すること等が実現可能となる。以上により、表示画面12の画像における表示ムラの発生が抑制された表示装置10を、効率的に製造することができる。
また、第1実施形態によると、養生工程S20では、金属保持体41が加熱される。高い熱伝導性をもつ金属保持体41を加熱することにより、金属保持体41による表示器11及びカバーレンズ21の接着を良好に促進することができる。
(第2実施形態)
図12~14に示すように、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の金属保持体41において区画部43は、図12,13に示すように、さらに複数の硬化促進孔45を有する。各硬化促進孔45は、挿通開口44に対して十分小さなサイズの丸孔となっている。各硬化促進孔45は、第1保持面部49のうち表示器接着面50とパネルケース背面14との間に形成された表示器接着層DBLに到達するように、第1保持面部49と第2保持面部53との間を貫通して開けられている。各硬化促進孔45は、養生工程S20において用いられる。
第2実施形態における表示装置10の製造方法は、養生工程S20の詳細部分を除いて第1実施形態と同様である。図14に示すように、養生工程S20では、ヒータHTによる金属保持体41の加熱に代えて、表示器接着層DBLの硬化を促進する硬化促進要素AEを、各硬化促進孔45を通じて供給する。硬化促進要素AEは、接着剤ないし表示器接着層DBLの硬化を促進する要素であって、接着剤の性質に応じて、さらには養生ユニットCUを保管する部屋の環境に応じて、選定される。
例えば、接着剤が紫外線に対する光硬化性を有する場合には、硬化促進要素AEは、紫外線である。また例えば、接着剤が熱硬化性を有する場合には、硬化促進要素AEは、接着剤ないし表示器接着層DBLに熱を付与するための温風である。また例えば、養生ユニットCUを保管する部屋が乾燥し過ぎている場合には、硬化促進要素AEとして蒸気が採用され、接着剤ないし表示器接着層DBLの急激な乾燥を抑制し、安定的な硬化促進を図る。
こうした硬化促進要素AEは、全ての硬化促進孔45に同時かつ同量供給されなくてもよく、硬化の状態を見極めて、一部の硬化促進孔45のみに供給されてもよい。なお、第2実施形態の表示器接着層DBL及びカバー接着層CBLは、「非光学接着層」に相当する。
以上説明した第2実施形態によると、本体部42は、非光学接着層としての表示器接着層DBLへ到達するように、第1保持面部49と第2保持面部53との間を貫通して開けられた硬化促進孔45を有する。硬化促進孔45を通じて表示器接着層DBLへダイレクトに硬化作用を及ぼすことができるので、表示ユニットDUと第1保持面部49との間の接着の状態を良好なものとすることができる。金属保持体41が表示ユニットDUを安定的に保持することが可能となるので、表示器11とカバーレンズ21と間の光学接着の状態を良好に保つことができる。
また、第2実施形態によると、養生工程S20では、硬化促進孔45を通じて、表示器接着層DBLの硬化を促進させる硬化促進要素AEが供給される。表示器接着層DBLがダイレクトに硬化促進要素AEによる硬化作用を受けるので、表示器接着層DBLの硬化を良好に促進することができる。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、回路基板32及び回路カバー36のうち少なくとも一方は、締結以外の態様(例えば接着、係合、嵌合等)により第2保持面部53に対して保持されていてもよい。
変形例2としては、第2保持面部53が制御回路部31を保持している限り、回路基板32が第2保持面部53に直接的に保持されていなくてもよい。例えば回路基板32が回路カバー36等の媒介部品を介して第2保持面部53に間接的に保持されていてもよい。
変形例3としては、回路カバー36が設けられず、回路基板32が装置10の外部にむき出しになっていてもよい。
変形例4としては、表示器11とカバーレンズ21との間の光学接着は、液状光学透明性接着剤(LOCA)を用いて実現されてもよく、光学粘着テープ(OCA)を用いて実現されてもよい。
変形例5としては、表示ユニットDUと金属保持体41との間の接着は、両面テープを用いて実現されてもよい。
変形例6としては、表示器11には、液晶表示器以外の表示器が採用されてもよい。例えばOLEDディスプレイ、マイクロLEDを配列したマイクロLED式の表示器等が採用されてもよい。
変形例7としては、表示画面12、カバーレンズ21のおもて面及びうら面は、一部又は全部を曲面状に形成した構成であってもよい。
変形例8としては、剛性保持部材は、表示ユニットDUよりも十分に高い剛性を有していればよく、金属以外のセラミック、炭素繊維強化プラスチック等の材料により形成されてもよい。また、剛性保持部材は、複数の材料を複合的に組み合わせた構成であってもよい。
第2実施形態に関する変形例9としては、硬化促進孔45は、カバー接着層CBLに到達するように設けられてもよい。表示器接着層DBLに到達する硬化促進孔45及びカバー接着層CBLに到達する硬化促進孔45が両方設けられてもよい。
変形例10としては、第1保持面部49は、表示器11及びカバーレンズ21のうち一方のみと接着されていてもよい。この場合に、第1保持面部49は、2つの面による段差構造を有していなくてもよい。表示器11及びカバーレンズ21のうち第1保持面部49と接着されていない部品の保持を安定化させるために、係合構造、嵌合構造等の金属保持体41等への構造の追加がされてもよく、フレーム部材等の部品が追加されてもよい。
変形例11としては、表示装置10は、車両に搭載されず、車両以外の産業用機器又は家庭用機器に搭載されてもよい。また表示装置10は、タブレット端末、スマートフォン等の情報端末として用いられてもよい。
10:表示装置、11:表示器、12:表示画面、21:カバーレンズ(カバー部材)、31:制御回路部、32:回路基板(追加の部品)、36:回路カバー(追加の部品)、41:金属保持体(剛性保持部材)、42:本体部、49:第1保持面部、53:第2保持面部、CU:養生ユニット、DU:表示ユニット

Claims (10)

  1. 表示を行なう表示装置であって、
    表示画面(12)に画像を表示する表示器(11)と、透光性を有し、前記表示画面に対して光学接着された状態で前記表示画面を被覆するカバー部材(21)とが一体化された表示ユニット(DU)と、
    前記表示器を制御する制御回路部(31)と、
    金属材料により形成され前記表示ユニットよりも高い剛性をもつ本体部(42)と、前記表示ユニットを保持する第1保持面部(49)と、前記第1保持面部とは前記本体部を挟んだ反対側において、前記制御回路部を保持する第2保持面部(53)と、を有し、前記本体部において前記第1保持面部及び前記第2保持面部の間に配置される区画部(43)が前記第1保持面部及び前記第2保持面部に生じる変形の影響を相互に低減する剛性保持部材(41)と、を備える表示装置。
  2. 前記カバー部材は、前記表示器と対向して光学接着されている対向部(22)と、前記対向部から張り出して、前記表示器に対して面を露出させた露出部(23)と、を有し、
    前記第1保持面部は、前記表示器と接着された状態により前記表示器を保持する表示器接着面(50)と、前記露出部と接着された状態により前記カバー部材を保持するカバー接着面(51)とを、互いに段差を形成した状態にて有する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示画面と前記対向部との間を光学接着するように形成された光学透明樹脂による光学接着層(OBL)を、さらに備え、
    前記光学透明樹脂は、前記露出部と前記カバー接着面との間に漏出することが規制され、前記対向部と前記表示画面との間の空間の範囲内に留まって配置されている請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記露出部と前記カバー接着面との間を接着するように形成されたカバー接着層(CBL)と、をさらに備え、
    前記カバー接着層は、前記光学接着層が前記表示画面と前記対向部との間を光学接着する接着力よりも大きな接着力によって、前記露出部と前記カバー接着面との間を接着している請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記表示器と前記表示器接着面との間を接着するように形成された表示器接着層(DBL)と、
    前記露出部と前記カバー接着面との間を接着するように形成されたカバー接着層と、をさらに備え、
    前記表示器接着層の厚みと前記カバー接着層の厚みとは、互いに異なる請求項2又は3に記載の表示装置。
  6. 前記本体部は、前記第1保持面部と前記第2保持面部との間を貫通し、前記表示ユニットから延出され、前記制御回路部に電気的に接続されたフレキシブルケーブル(16)を挿通する挿通開口(44)を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記表示ユニットと前記第1保持面部との間を接着するように形成された非光学接着層(CBL,DBL)を、さらに備え、
    前記本体部は、前記非光学接着層へ到達するように、前記第1保持面部と前記第2保持面部との間を貫通して開けられた孔(45)を有する請求項1又は2に記載の表示装置。
  8. 表示を行なう表示装置の製造方法であって、
    表示画面(12)に画像を形成する表示器(11)と、透光性を有して前記表示画面を被覆するカバー部材(21)と、前記表示器及び前記カバー部材よりも高い剛性を有して前記表示器及び前記カバー部材に対する保持を行なう剛性保持部材(41)とが組み合わされたユニットであって、前記表示器と前記カバー部材との間が光学接着され、前記表示器及び前記カバー部材と前記剛性保持部材との間が接着された養生ユニット(CU)を形成する形成工程(S10)と、
    前記養生ユニットを養生し、接着に用いられた接着剤を硬化させる養生工程(S20)と、
    前記養生工程を経た前記養生ユニットに対し、追加の部品(32,36)を組み付ける組付工程(S30)と、を含む表示装置の製造方法。
  9. 前記剛性保持部材は、前記表示器及び前記カバー部材よりも高い熱伝導性をもち、
    前記養生工程は、前記剛性保持部材を加熱することを含む請求項8に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記剛性保持部材は、前記表示器との表示器接着層(DBL)及び前記カバー部材との接着層(CBL)のうち少なくとも一方の接着層へ到達する硬化促進孔(45)を有し、
    前記養生工程は、前記硬化促進孔を通じて、前記少なくとも一方の接着層の硬化を促進させる硬化促進要素(AE)を供給することを含む請求項8又は9に記載の表示装置の製造方法。
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