JP7275821B2 - インクジェット記録装置および皺処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置および皺処理方法に関する。
特許文献1には、印字時にヘッド擦れが発生しないようにするための発明として、「インクを吐出するヘッドを用い、記録材料上に画像を形成するインクジェット記録方法において、前記記録材料が原紙の両面をポリオレフィン樹脂で被覆された支持体上に無機微粒子及び親水性バインダーからなる少なくとも1層のインク受容層を有するインクジェット記録材料であって、前記記録材料上における画像空白部分にカールを矯正するための補助液を吐出する事を特徴とするインクジェット記録方法」が開示されている。
特開2004-243602号公報(請求項1)
インクジェット記録装置が記録材に画像形成した後に紫外線照射などによってインクを硬くすると、画像形成した記録材に皺が発生する場合があり、画像品質劣化を招く。特に、所定の皺発生条件を満たすことで記録材の余白領域に皺が発生することがわかってきた。特許文献1には、皺の発生については、記載も示唆も無い。
上記事情に鑑みて、本発明では、記録材の非画像領域に皺が発生することを防止することを目的とする。
本発明の上記の目的は、下記の手段によって達成される。
(1):記録材にインクを吐出し画像形成するインクジェット記録装置であって、前記記録材にてインクが付着した領域のインク付着量と前記記録材の余白領域の面積に応じて、前記記録材の非画像領域に皺が発生するか否かを判定する判定部と、前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記非画像領域のうち印画領域の周縁から所定量だけ外側に離れた領域に印画する皺防止処理部と、を備える、ことを特徴とするインクジェット記録装置。
(2):前記判定部は、画像データおよび環境の少なくとも何れかに基づいて前記皺が発生するか否かを判定する、ことを特徴とする(1)に記載のインクジェット記録装置。
(3):前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺防止処理部は、前記非画像領域に印画する、ことを特徴とする(1)または(2)に記載のインクジェット記録装置。
(4):前記皺防止処理部は、前記非画像領域のうち余白領域に、インクジェットヘッドの状態を確認するためのチェックチャートを印画する、ことを特徴とする(3)に記載のインクジェット記録装置。
(5):前記皺防止処理部は、前記非画像領域のうち余白領域に、使用頻度の低いインクで印画する、ことを特徴とする(3)に記載のインクジェット記録装置。
(6):前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺の発生の可能性を通知する出力処理部、をさらに備える、ことを特徴とする(1)から(5)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(7):前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺防止処理部は、画像形成を中断する、ことを特徴とする(1),(2),(4),(5)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(8):前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺防止処理部は、当該閾値を下回るように前記インク付着量を低減させる、ことを特徴とする(1)から(8)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(9):前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、インクジェットヘッドのギャップを前記皺の高さ以上に拡げるヘッド位置調整部、をさらに備える、ことを特徴とする(1)から(5)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(10):前記皺防止処理部は、前記記録材厚さに基づいて前記閾値を変更する、ことを特徴とする(3)から(9)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(11):両面印刷のときに、前記皺防止処理部による前記非画像領域への印画を行う、ことを特徴とする(1)から(10)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(12):前記インクは、紫外線照射で硬化するインクである、ことを特徴とする(1)から(11)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(13):前記インクは、白色、透明、または、前記記録材と同色である、ことを特徴とする(1)から(12)の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
(14):記録材にインクを吐出し画像形成するインクジェット記録装置における皺処理方法であって、前記記録材にてインクが付着した領域のインク付着量と前記記録材の余白領域の面積に応じて、前記インクジェット記録装置は、前記記録材の非画像領域に皺が発生するか否かを判定するステップと、前記皺が発生すると判定した場合、前記非画像領域のうち印画領域の周縁から所定量だけ外側に離れた領域に印画するステップと、を実行する、ことを特徴とする皺処理方法。
本発明によれば、記録材の非画像領域に皺が発生することを防止することができる。
本実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す概略構成図である。 記録材側から見たヘッドユニットの構成を示す平面図である。 インクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。 インクジェット記録装置が備えるハードウェア構成例を示すブロック図である。 インクジェット記録装置の制御部の機能構成例を示すブロック図である。 インク付着量の差による皺の発生の説明図である。 インク付着量の差と皺高さとの関係を示すグラフである。 皺の発生に対する余白領域面積の影響の説明図である。 余白幅が10mmである記録材の模式図である。 余白幅が50mmである記録材の模式図である。 余白領域の幅を加味した、インク付着量と皺高さとの関係を示すグラフである。 印画方式の選択を含む印画処理のフローチャートである。 皺発生に関する警告表示の画面例である。 余白印画処理のフローチャートである。 2×2の画像が印刷される記録材に余白印画処理を実行した場合の説明図である。 チェックパターンの例である。 余白印画するパターンの例である。 余白印画するパターンの例である。 余白印画するパターンの例である。 余白印画するパターンの例である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
図1に、本実施の形態のインクジェット記録装置の構成を示す。図1は、インクジェット記録装置の全体構成を示す概略構成図である。
図1に示すインクジェット記録装置1は、インクジェットヘッドに設けたノズルからインクを吐出することで記録材に画像を形成(記録)するものである。このインクジェット記録装置1は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のインクを重ね合わせるカラーインクジェット記録装置である。
インクジェット記録装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30と、湿度計測部29と、制御部40とを有している。そして、インクジェット記録装置1は、端末装置2(図3参照)から入力された画像データを記録材Pに形成する。
給紙部10は、給紙トレー11と、記録材供給部12とを有している。給紙トレー11は、記録材の一例を示す記録材Pを載置可能に設けられた板状の部材である。給紙トレー11は、載置された記録材Pの枚数に応じて上下方向に移動可能に設けられている。そして、給紙トレー11に載置された複数の記録材Pのうち上下方向の最上部の記録材Pは、記録材供給部12により搬送される位置で保持される。
記録材供給部12は、複数(本例では、2つ)のローラ121、122と、搬送ベルト123とを有している。搬送ベルト123は、長手方向の両端が接続された無端状に形成されている。搬送ベルト123は、ローラ121、122に張架されている。そして、ローラ121、122のうち一方のローラが回転駆動することで、搬送ベルト123は、2つのローラ121、122の間を循環移動する。これにより、搬送ベルト123に載置された記録材Pが搬送される。
また、記録材供給部12は、ローラ121、122を回転駆動する不図示の駆動部や、給紙トレー11に載置された最上部の記録材Pを搬送ベルト123に受け渡す供給装置を有している。そして、記録材供給部12は、搬送ベルト123に載置された記録材Pを画像形成部20に向けて搬送し、画像形成部20に給紙する。
画像形成部20は、画像形成ドラム21と、受け渡しユニット22と、加熱部23と、ヘッドユニット24と、定着部25と、画像読取部26と、記録材排出部27と、記録材反転部28とを有している。
画像形成ドラム21は、円筒状に形成されている。画像形成ドラム21は、不図示の駆動モータにより反時計回りに回転する。画像形成ドラム21の外周面には、給紙部10から供給された記録材Pが担持される。そして、画像形成ドラム21は、回転駆動することで記録材Pを排紙部30に向けて搬送する。また、画像形成ドラム21の外周面には、加熱部23、ヘッドユニット24、定着部25及び画像読取部26が対向して配置されている。
受け渡しユニット22は、給紙部10の記録材供給部12と画像形成ドラム21との間に介在する位置に設けられている。受け渡しユニット22は、爪部221と、円筒状の受け渡しドラム222等を有している。爪部221は、記録材供給部12により搬送された記録材Pの一端を担持する。受け渡しドラム222は、爪部221に担持された記録材Pを画像形成ドラム21に向けて誘導する。これにより、記録材Pは、受け渡しユニット22を介して記録材供給部12から画像形成ドラム21の外周面に受け渡される。
受け渡しドラム222における記録材Pの搬送方向の下流側には、加熱部23が配置されている。加熱部23は、例えば電熱線等を有し、通電に応じて発熱する。加熱部23は、制御部40による制御により、画像形成ドラム21に担持されて加熱部23の近傍を通過する記録材Pが所定の温度となるように発熱を行う。
また、加熱部23の近傍には、不図示の温度センサーが設けられている。温度センサーは、加熱部23付近の温度を検知する。そして、制御部40は、温度センサーが検知した温度情報に基づいて、加熱部23の温度を制御する。
加熱部23における記録材Pの搬送方向の下流側には、ヘッドユニット24が設けられている。ヘッドユニット24は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)に応じて4つ設けられている。4つのヘッドユニット24は、記録材Pの搬送方向に対して上流側から、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順に配置されている。
ヘッドユニット24は、記録材Pの搬送方向と直交する方向(幅方向)において記録材Pの全体を覆う長さ(幅)に設定されている。すなわち、インクジェット記録装置1は、ワンパス方式のラインヘッド型インクジェット記録装置である。4つのヘッドユニット24は、それぞれ吐出するインクの色が異なるのみで、互いに同一の構成を有している。
図2は、ヘッドユニット24を記録材側から見た状態を示す平面図である。
図2に示すように、ヘッドユニット24は、複数(本例では、16個)のインクジェットヘッド242を有している。そして、2つのインクジェットヘッド242が1組となって、1つのインクジェットモジュール243を構成している。そのため、本例のヘッドユニット24には、8つのインクジェットモジュール243が設けられている。
8つのインクジェットモジュール243は、記録材Pの搬送方向に沿って2列並べられている。そして、一列のインクジェットモジュール243は、記録材Pの搬送方向と直交する方向(幅方向)に沿って4つ並べて配置されている。また、8つのインクジェットモジュール243は、2列のインクジェットモジュール243が記録材Pの搬送方向に沿って互い違い千鳥状に配置されている。
なお、インクジェットモジュール243の数及び配置は、上述したものに限定されるものではなく、4以上のインクジェットモジュール243を配置してもよい。
また、インクジェットヘッド242は、複数のノズル244を有している。そして、インクジェットヘッド242は、ノズル244からインクを記録材Pに向けて吐出する。これにより、画像形成ドラム21に担持された記録材Pに画像が形成される。
図1に戻って、4つのヘッドユニット24における搬送方向の下流側には、定着部25が配置されている。定着部25としては、例えば、低圧水銀ランプ等の紫外線を照射する蛍光管が適用される。そして、定着部25は、紫外線を画像形成ドラム21により搬送された記録材Pに向けて照射し、記録材P状に吐出されたインクを硬化させる。これにより、定着部25は、記録材Pに形成された画像を定着させる。
紫外線を発する蛍光管としては、低圧水銀ランプの他、数百Pa~1MPa程度の動作圧力を有する水銀ランプ、殺菌灯として利用可能な光源、冷陰極管、紫外線レーザー光源、メタルハライドランプ、発光ダイオードなどが挙げられる。これらの中で、紫外線をより高照度で照射可能であって消費電力の少ない光源(例えば発光ダイオード等)がより望ましい。
なお、定着部25としては紫外線を照射するものに限定されるものではなく、インクの性質に応じてインクを硬化させる性質を有するエネルギー線を照射するものであればよく、光源もエネルギー線の波長などに応じて置換される。また、定着部25としては、紫外線等の光を照射するものに限定されるものではない。定着部25としては、例えば、記録材に熱を与えることでインクを乾燥させたり、インクに化学的な変化を起こさせる液体を付与させたりするもの等その他各種の方法を適用できるものである。
また、定着部25における搬送方向の下流側には、画像読取部26が配置されている。画像読取部26は、複数の検出素子が記録材Pの搬送方向と直交する方向(幅方向)に沿って並べられたインラインセンサで構成されており、ヘッドユニット24及び定着部25により記録材Pに形成された画像を読み取る。読み取った画像のデータは、制御部40に送られる。なお、画像読取部26を構成する検出素子の間隔は、インクジェットヘッド242のノズル244の間隔よりも広く設定されている。すなわち、画像読取部26の分解能は、ヘッドユニット24の解像度よりも粗く設定されている。
また、画像読取部26の搬送方向の下流側には、記録材排出部27と、記録材反転部28が設けられている。記録材排出部27は、画像形成ドラム21により搬送された記録材Pを排紙部30に向けて搬送する。
記録材排出部27は、円筒状の分離ドラム271と、排出ベルト272とを有している。分離ドラム271は、画像形成ドラム21に担持された記録材Pを画像形成ドラム21の外周面から分離させる。そして、分離ドラム271は、記録材Pを排出ベルト272又は記録材反転部28に記録材Pを誘導する。
分離ドラム271は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、記録材Pを排出ベルト272に誘導する。また、分離ドラム271は、片面画像形成におけるフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、記録材Pを記録材反転部28に誘導する。
排出ベルト272は、記録材供給部12の搬送ベルト123と同様に、無端状に形成されている。排出ベルト272は、複数のローラにより回転可能に支持されている。排出ベルト272は、分離ドラム271による受け渡された記録材Pを排紙部30に送り出す。
記録材反転部28は、複数の反転ローラ281、282と、反転ベルト283とを有している。フェースダウン排紙を行う場合、記録材反転部28は、分離ドラム271により誘導された記録材Pの表裏を反転し、記録材排出部27に搬送する。これにより、記録材Pは、記録材排出部27による画像が形成された面が上下方向の下方を向いた状態で排紙部30に搬送される。
また、両面画像形成を行う場合、記録材反転部28は、分離ドラム271により誘導された記録材Pの表裏を反転し、再び画像形成ドラム21の外周面に搬送する。これにより、記録材Pは、画像形成ドラム21により搬送され、再び加熱部23、ヘッドユニット24、定着部25及び画像読取部26を通過する。
排紙部30は、記録材排出部27により画像形成部20から送り出された記録材Pを格納する。排紙部30は、平板状の排紙トレー31を有している。そして、排紙部30は、排紙トレー31上に画像が形成された記録材Pを載置する。
また、インクジェット記録装置1は、自装置内に湿度計測部29を備える。湿度計測部29は、インクジェット記録装置1の内部、即ち記録材の周囲(環境)の湿度を検知する。
[インクジェット記録装置の制御系]
次に、インクジェット記録装置1の制御系の構成について図3を参照して説明する。
図3は、インクジェット記録装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、インクジェット記録装置1は、制御部40を備えている。制御部40は、例えばCPU(Central Processing Unit)41と、CPU41の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)42と、CPU41が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)43と、を有する。さらに、制御部40は、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)等からなる記憶部44を有している。記憶部44には、画像読取部26が読み取った画像のデータ、ノズル244の吐出不良を検出するためのテストチャートや、ノズル244の吐出不良検出動作を行うための情報が格納される。
また、インクジェット記録装置1は、画像形成ドラム21、記録材排出部27や記録材反転部28等の搬送系の駆動を行う搬送駆動部51と、操作表示部52と、入出力インターフェース53とを有している。
制御部40のCPU41は、加熱部23、ヘッドユニット24、定着部25、画像読取部26、湿度計測部29、RAM42、ROM43、記憶部44にそれぞれシステムバス54を介して接続され、装置全体を制御する。また、CPU41は、搬送駆動部51、操作表示部52、入出力インターフェース53にそれぞれシステムバス54を介して接続されている。
操作表示部52は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部52は、ユーザーに対する指示メニュー、ノズル244の吐出検出動作に関する情報や取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部52は、複数のキーを備え、ユーザーのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける入力部としての役割を持つ。
入出力インターフェース53は、PC(パーソナルコンピュータ)や、ファクシミリ装置等の端末装置2に接続されている。そして、入出力インターフェース53は、端末装置2から画像データを受信する。入出力インターフェース53は、受信した画像データを制御部40に出力する。そして、制御部40は、入出力インターフェース53から受信した画像データを画像処理する。また、制御部40は、受信した画像データに対し、必要に応じて、シェーディング補正、画像濃度調整、画像圧縮等の画像処理を行う。
また、ヘッドユニット24は、制御部40によって画像処理された画像データを受け取り、画像データに基づいて記録材P上に所定の画像を形成する。具体的には、ヘッドユニット24は、ヘッド駆動部241を駆動することで、インクジェットヘッド242からインクを所定の位置に吐出させる。
ヘッドユニット24により記録材Pに形成された画像は、画像読取部26によって読み取られ、その画像データが制御部40に送られる。また、ノズル244の吐出不良動作を行う際、制御部40は、画像読取部26から送られた画像データに基づいて吐出不良が生じているノズル244を判別する。そして、制御部40は、例えば、吐出不良が発生したノズル244に隣接するノズル244からのインクの吐出量を増やすことで、ヘッドユニット24の補正処理を行う。
[端末装置及びインクジェット記録装置のハードウェア構成]
図4は、インクジェット記録装置が備えるハードウェア構成例を示すブロック図である。インクジェット記録装置の機能、使用目的に合わせて装置内の各部は取捨選択される。ここでは、上述したインクジェット記録装置に接続された端末装置2のハードウェア構成例を説明する。
端末装置2は、制御部60、表示部65、操作部66、不揮発性ストレージ67、通信インターフェース68を備える。端末装置2内の各部は、バス64を介して接続されている。
制御部60は、CPU61、ROM62、及びRAM63によって構成される。制御部60は、端末装置2内の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。
CPU61は、例えば操作部66を通じて行われるユーザーの入力操作に応じて、プリンタードライバーを動作して印刷ジョブを生成する。CPU61は、制御部の一例であり、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM62(記録材の一例)から読み出して実行する。なお、CPU61に代えて、MPU(Micro Processing Unit)等の他の演算装置を演算部として用いてもよい。
ROM62は、不揮発性メモリの一例として用いられ、CPU61が動作するために必要なプログラムやデータ等を記憶している。
RAM63は、揮発性メモリの一例として用いられ、CPU61が行う各処理に必要な情報(データ)を一時的に記憶する。
表示部65は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、制御部60で行われる処理の結果等を表示する。操作部66には、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネル等が用いられ、ユーザーが所定の操作を行い、指示を入力することが可能である。
不揮発性ストレージ67は、記録媒体の一例であり、CPU61が各部を制御するためのプログラム、OS等のプログラム、及びデータを記憶する。不揮発性ストレージ67としては、例えば、HDD、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。
通信インターフェース68は、例えばNIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して通信相手の装置との接続を確立し、各種データの送受信を実行する。
次に、インクジェット記録装置1のハードウェア構成について説明する。インクジェット記録装置1のハードウェア構成は、図4に示したハードウェア構成と同様である。インクジェット記録装置1のCPU61は、端末装置2から印刷ジョブを受信すると、処理対象のページ(現ページ)に対して、後記の各種印画処理を実行する。
[インクジェット記録装置の制御部の機能構成]
次に、インクジェット記録装置の制御部40の機能構成について説明する。図5は、制御部40の機能構成例を示すブロック図である。端末装置2の制御部60も同様の構成である。制御部40は、画像データ取得部71と、判定部72と、出力処理部73と、皺防止処理部74と、ヘッド位置調整部77と、閾値記憶部78とを備える。
画像データ取得部71は、受信した印刷ジョブから、画像データと出力設定を取得する。この出力設定から、画像形成に用いられる記録材Pの種類、記録材Pの印画領域(画像形成領域)と余白領域、および、片面印刷か両面印刷かを指定する印刷モードなどを取得することができる。しかし、出力設定の事項はこれらに限定されない。
なお、印画領域とは、記録材Pの全領域のうち、画像データに基づくインクの吐出がなされ得る領域をいう。画像データの内容次第では、インクが吐出されない印画領域部分が存在する可能性がある。
また、余白領域とは、記録材Pの全領域のうち、印画領域を除く部分である。本実施形態では、説明の便宜上、余白領域には印画を行わない画像データについて説明する。
判定部72は、取得した画像データに基づいて、余白領域に皺が発生するか否かを判定する。判定部72は、画像データから、印画領域の画素ごとのインク付着量を検出することができる。判定部72によるインク付着量の検出は、画素ごとに行うことができるが、これに限定されず、例えば、所定の単位面積ごとに行うこともできる。画像データで設定される、余白領域のインク付着量は0となる。判定部72は、印画領域に対して検出したインク付着量が、余白領域に皺が発生する条件となる皺発生条件を満たすか否かを判定する。皺発生条件の詳細は後記する。
出力処理部73は、判定部72の判定結果に基づいて、皺が発生する可能性がある旨の警告を操作表示部52に表示する。また、出力処理部73は、皺の発生の可能性に対してユーザーが採り得る選択肢を操作表示部52に表示する。
皺防止処理部74は、皺の発生を防止するために、余白領域を印画する(余白印画)。皺防止処理部74は、余白印画領域設定部75と、余白インク付着量算出部76とを備える。
余白印画領域設定部75は、余白印画を実行する場合、余白領域のうちインクを吐出する領域を余白印画領域として設定する。余白印画領域の詳細は後記する。
余白インク付着量算出部76は、余白印画を実行する場合、余白印画領域に吐出するインクのインク付着量を余白インク付着量として算出する。余白インク付着量の算出の詳細は後記する。
ヘッド位置調整部77は、判定部72の判定結果に基づいて、ヘッドユニット24を駆動してインクジェットヘッド242(図1参照)の位置を調整して、インクジェットヘッド242と記録材Pとが接触しないように、画像形成ドラム21からインクジェットヘッド242までの距離を大きくする。これにより、インクジェットヘッド242と画像形成ドラム21とのギャップを大きくし、皺が発生した場合にも、記録材Pとインクジェットヘッド242との接触(いわゆるヘッドアタック)を回避し、画像形成不良の発生の抑制やインクジェットヘッド242の保護を行う。
閾値記憶部78は、判定部72の判定に用いられる皺発生条件を満たす任意の閾値を記憶する。閾値は、例えば、インク付着量の差、対象領域の面積、記録材Pの厚さ、環境湿度、記録材Pの目方向、対象領域の位置等、といった皺発生条件の各種構成要素に応じて設定することができるが、これらに限定されない。
[皺発生条件の詳細]
判定部72が用いる皺発生条件の構成要素について説明する。
(インク付着量の差)
図6に示すように、画像形成においては、記録材Pにインク82,83を付着させた後、紫外線照射等によってインク82,83を硬化して画像を固定化する。このとき、記録材Pに付着したインク82,83が硬化することで、インク82,83が収縮する。そして、インク82,83の収縮に合わせて、記録材Pにも収縮する方向の応力が発生する。
インク付着量が多いほどインクが付着した記録材Pの領域に発生する応力が大きくなる。インクが付着した記録材Pの領域は、印画領域に相当する。よって、インク付着量の多いインク82が付着した印画領域については大きな応力が発生し、インク付着量の少ないインク83が付着した印画領域については小さな応力が発生する。また、記録材Pにおいて、インクが付着しない余白領域81では応力が発生しない。図6では発生する応力を白抜き矢印で表示し、白抜き矢印の大きさが応力の大きさを表している。
インク付着量に差がある記録材Pの領域境界では、応力に差があるため皺が発生する。インク82が付着し大きな応力が発生する印画領域と、インクなしで応力が発生しない余白領域81との境界では、インク82に起因する大きな応力に等しい応力差は大きいため、皺が発生する。皺は、印画領域と余白領域81との境界を起点とし、余白領域81の自由端、つまり、記録材Pの縁部に向かって延在する線状を呈することが多いが、皺の発生位置や形状はさまざまであり、一概に特定できない。図6には、皺が発生する可能性のある領域となる皺発生領域Wを示している。皺発生領域Wの幅は、余白領域81の幅と略同等として扱うことができる。
一方、インク83が付着し小さな応力が発生する印画領域と、インクなしで応力が発生しない余白領域81との境界では、インク83に起因する小さな応力に等しい応力差は小さいため、皺は発生しない。なお、インク82が付着し大きな応力が発生する印画領域と、インク83が付着し小さな応力が発生する印画領域との境界では、インク82,83に起因する応力の応力差が小さくなるため皺は発生しない(図示略)。
このように、隣接する領域の境界において、インク付着量の差が大きいほど、皺が発生しやすくなる。特に、余白領域と、印画領域の外縁に近い領域との境界において、当該領域のインク付着量が大きいほど、皺が発生しやすくなる。よって、閾値記憶部78が記憶する閾値として、印画領域の外縁に近い領域のインク付着量を基に皺発生条件を満たす閾値を設定することができる。
なお、隣接する領域間のインク付着量の差と、発生する皺高さ(mm)との関係は、図7のグラフに示すとおりになる。図7のグラフによれば、隣接する領域間のインク付着量の差が大きいほど、両領域の境界での応力差が大きくなるため、皺が高くなるといえる。図7に示す実線89は、記録材Pに許容される皺高さの上限(約0.9mm)である。実線89が示す上限は、インクジェットヘッド242(図2)の記録材Pからの高さ位置であり、皺の発生による記録材Pとインクジェットヘッド242との接触(ヘッドアタック)を防ぐことができる値となる。
図7のグラフによれば、余白領域に隣接する、印画領域の外縁に近い領域については、所定量を超えるインク付着量が付着する場合にインクジェットヘッド242に皺が接触する可能性があると判断することができる。インクジェットヘッド242への皺の接触は、主に両面印刷の最初の面(表面)を印刷して皺が発生した場合に裏面の印刷を行うときに起こり得る。
(対象領域の面積)
インクの硬化収縮によって発生する応力は、対象領域の面積の大きさに応じて変化する。インク付着量に関する条件が同じであれば、互いに隣接する、インク付着量の少ない領域とインク付着量の多い領域とについて、インク付着量の少ない領域の面積が大きいほど、インクの硬化収縮によって発生する応力が大きくなる。即ち、インク付着量の多い領域に隣接する、インク付着量の少ない領域の面積が大きいほど、領域境界から皺が発生しやすくなる。前記「インク付着量の少ない領域」がインク無しの余白領域である場合、余白領域の面積が大きいほど、余白領域と印画領域の外縁に近い領域との境界から皺が発生しやすくなる。
図8に示すように、記録材Pにおいて、インク82の硬化収縮による応力(図面では白抜き矢印で表示)は、インク82が付着した領域に隣接する2つの余白領域84,85に対して、ほぼ同じ大きさとなる。このため、インクの硬化収縮によって発生する応力差のみを考慮すると、インク82が付着した領域と余白領域84との境界で発生する応力差と、インク82が付着した領域と余白領域85との境界で発生する応力差とは同程度となる。
しかし、余白領域85は、面積が小さいため、インク82の応力に起因する、インク82が付着した領域の収縮に追従することができる。その結果、インク82が付着した領域と余白領域85との境界で皺が発生しない。一方、余白領域84は、面積が大きいため、インク82の応力に起因する、インク82が付着した領域の収縮に追従しきれない。その結果、インク82が付着した領域と余白領域84との境界から皺が発生する。図8には、皺が発生する可能性のある領域となる皺発生領域Wを示している。皺発生領域Wの幅は、余白領域84の幅と略同等として扱うことができる。
このように、インク付着量の少ない領域の面積、または、インク無しの余白領域の面積に応じて皺の発生しやすさが変化する。よって、閾値記憶部78が記憶する閾値として、余白領域の面積(幅)を基に皺発生条件を満たす閾値を設定することができる。
余白幅が10mmである余白領域85を有する記録材P(図9)、および、余白幅が50mmである余白領域84を有する記録材P(図10)について、インク82のインク付着量と、発生する皺高さ(mm)との関係は、図11のグラフに示すとおりになる。図11のグラフによれば、インク82のインク付着量が同じであれば、余白幅が大きいほど、インク82が付着した領域の収縮に追従しきれなくなるため、皺が高くなるといえる。
なお、インクの無い余白領域84,85を、インク付着量がインク82のインク付着量よりも少ない小インク領域に変更した場合であっても同様であり、つまり、小インク領域の面積が小さいほど、インク82が付着した領域の収縮に追従しきれなくなるため、皺が高くなるといえる。この場合、図11のグラフの横軸は、インク82のインク付着量ではなく、インク82のインク付着量と小インク領域のインク付着量との差になる。
また、図11のグラフによれば、余白幅が10mmであれば、インク82のインク付着量がどれほど多くても、皺高さが、実線89が示す上限を下回る。このため、余白幅を充分小さくすれば、インク付着量に依らず、皺の発生による記録材Pとインクジェットヘッド242との接触(ヘッドアタック)を確実に防ぐことができる。
(記録材の厚さ)
記録材Pの厚さが小さいほど、記録材Pの剛性が小さくなり、皺が発生する可能性が高くなる。このため、閾値記憶部78が記憶する閾値として、記録材Pの厚さに応じた、皺発生条件を満たす閾値を設定することができる。
(環境)
環境中の湿度が高い程、記録材Pに皺が発生しやすい。このため、インクジェット記録装置1に設けた湿度計測部29によって湿度を測定し、環境中の湿度が高い場合には皺の発生条件を満たす閾値を下げる必要がある。従って、例えば、閾値記憶部78が記憶する閾値として、環境中の湿度に応じた、皺発生条件を満たす閾値を設定することができる。
また、インクジェット記録装置1が環境温度を計測する温度計測部(図示せず)を備え、環境温度に応じて閾値を変更してもよい。
(記録材の目方向)
記録材Pは、目方向と平行な方向の皺が発生しやすい。このため、隣接する対象領域間の境界線の方向が、記録材Pの目方向と直交する方向の場合には、記録材Pの目方向と平行な方向に皺が発生しやすい。即ち、隣接する対象領域間の境界線の方向が、記録材Pの目方向と直交する方向と平行に近づく程、記録材の目方向と平行な方向の皺が発生しやすくなる。従って、例えば、閾値記憶部78が記憶する閾値として、隣接する対象領域間の境界線の方向と記録材の目方向とに応じた、皺発生条件を満たす閾値を設定することができる。
(対象領域の位置)
記録材Pの端に近い程、皺が発生しやすい。例えば、記録材Pの縁端部に近い対象領域において皺が発生しやすく、記録材Pの中央に近い対象領域において皺が発生しにくい。よって、余白領域は、基本的に皺が発生しやすい領域といえる。従って、例えば、閾値記憶部78が記憶する閾値として、記録材Pの縁端部に近い対象領域において閾値を低くし、記録材の中央に近い対象領域において閾値を高くするとよい。
[処理]
次に、インクジェット記録装置1および端末装置2が実行する処理について説明する。ここでは、インクジェット記録装置1の処理として説明するが、端末装置2についても適用される。図12に、印画方式の決定を含む印画処理のフローチャートを示す。インクジェット記録装置1のCPU41がROM43に記憶されたプログラムを実行することにより、本フローチャートの処理が実現される。
まず、制御部40の画像データ取得部71は、印画対象の画像データおよび印刷ジョブを取得する(ステップS1)。印刷ジョブの出力設定から、例えば、画像形成に用いられる記録材Pの種類および厚さを取得することができる。記録材Pの種類は、例えば、ユーザーが入力したものや、インクジェット記録装置1が備える紙種検知センサ(図示せず)が検出したものとすることができるが、これらに限定されない。また、記録材Pの厚さは、例えば、ユーザーが入力したものや、インクジェット記録装置1が備える紙厚検知センサ(図示せず)が検出したものとすることができるが、これらに限定されない。また、印刷ジョブの出力設定から、記録材Pの印画領域および余白領域を取得することができる。また、印刷ジョブの出力設定から、各種印刷モードを取得することができる。印刷モードは、例えば、片面/両面印刷、ページ集約、ステープル、カラー/白黒を指定することができるが、これらに限定されない。
次に、制御部40の判定部72は、画像データ取得部71が取得した画像データに基づいて、印画領域のインク付着量が閾値を超えるか否かを判定する(ステップS2)。画像データを解析すれば、印画領域に付着されるインクの色およびインク付着量を画素ごとに特定することができる。判定部72の判定の対象となる印画領域は、例えば、印画領域全体でもよいし、余白領域に隣接する、印画領域の外縁に近い領域でもよいが、これらに限定されない。判定部72の判定に用いられる閾値は、閾値記憶部78が記憶する閾値である。画像データ取得部71が取得した画像データや印刷ジョブに基づいて、すでに説明した皺発生条件の各種構成要素に対して閾値は適宜変更することができる。
印画領域のインク付着量が閾値を超えない場合(ステップS2でNo)、制御部40は通常印画処理を実行する(ステップS8)。通常印画処理は、後記する余白印画処理(ステップS6)やその他の処理(ステップS7)以外の印画処理であり、画像データおよび印刷ジョブにそのまま従う印画処理である。制御部40は、通常印画処理を実行した後、図12の処理を終了する。
印画領域のインク付着量が閾値を超える場合(ステップS2でYes)、制御部40の判定部72は、画像データ取得部71が取得した印刷ジョブの出力設定において、両面印刷モードであるか否かを判定する(ステップS3)。両面印刷は、片面印刷と比較して、印画領域のインク付着量がおよそ2倍になる印刷である。このため、すでに説明した余白領域での皺発生は、両面印刷を行う場合に特に発生しやすい現象といえる。さらに、最初の面(表面)の印刷で皺が発生すると、その裏面の印刷時にヘッドアタックによりインクジェットヘッド242が損傷するおそれがある。
そこで、両面印刷を行う場合に限り、余白領域に発生する皺の対策処理を適用することができ、図12の処理では適用する。ただし、余白領域に発生する皺の対策処理は、両面印刷以外の印刷に適用することを妨げない。両面印刷モードでない場合(ステップS3でNo)、制御部40は通常印画処理を実行する(ステップS8)。制御部40は、通常印画処理を実行した後、図12の処理を終了する。
両面印刷モードである場合(ステップS3でYes)、制御部40の出力処理部73は、操作表示部52から警告表示をする(ステップS4)。図13に示すように、警告表示は、例えば、皺発生の可能性を示したり、皺発生の可能性に対してユーザーが採り得る選択肢を提示したりする表示とすることができるが、これらに限定されない。
制御部40は、警告表示に対して余白印画の指示があったか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、制御部40は、図13に示す警告表示に対して、ユーザーが「Yes」のボタン52aをクリックしたか否かを判定する。余白印画の指示があった場合(ステップS5でYes)、制御部40の皺防止処理部74は、余白印画処理を実行する(ステップS6)。余白印画処理の詳細は後記する。皺防止処理部74は、余白印画処理を実行した後、図12の処理を終了する。
一方、余白印画の指示が無かった場合(ステップS5でNo)、具体的には、図13に示す警告表示に対して、ユーザーが「No」のボタン52bをクリックした場合、制御部40の皺防止処理部74およびヘッド位置調整部77は、その他の処理を実行する(ステップS7)。その他の処理は、例えば、印画処理の中断、画像データに応じたインク付着量の変更、画像形成ドラム21からインクジェットヘッド242までのギャップの変更であるが、これらに限定されない。
印画処理の中断は、皺防止処理部74が実行する処理であり、ユーザーが操作表示部52から選択可能な処理である。印画処理の中断により、皺の発生を回避することができる。
画像データに応じたインク付着量の変更は、皺発生を回避できる程度に、つまり、閾値を下回るようにインク付着量を低減させることをいう。インク付着量の低減対象となる領域は、例えば、印画領域全体でもよいし、余白領域に隣接する、印画領域の外縁に近い領域のみでもよいが、これらに限定されない。画像データに応じたインク付着量の変更は、皺防止処理部74が実行する処理であり、ユーザーが操作表示部52から選択可能な処理である。
画像形成ドラム21からインクジェットヘッド242までのギャップの変更は、発生が予測される皺の高さ以上にインクジェットヘッド242のギャップを拡げることをいう。画像形成ドラム21からインクジェットヘッド242までの距離の変更は、ヘッド位置調整部77が実行する処理であり、ユーザーが操作表示部52から選択可能な処理である。
制御部40は、その他の処理を実行した後、図12の処理を終了する。
図12の処理によれば、皺の発生予測に適した印画方式をユーザーに選択させることができる。
次に、余白印画処理(図12のステップS6)の詳細を、図14を参照して説明する。ここでは、図15に示す、4(=2×2)枚の画像が印画される記録材Pの場合について説明する。4枚の画像はそれぞれ、4つの印画領域Gに印画される。また、説明の便宜上、余白領域のうち余白印画領域Yにインクが付着されることを踏まえた説明をする場合がある。
まず、皺防止処理部74の余白印画領域設定部75は、4つの印画領域Gの各々の周縁から外側に距離aの空白領域Aを設定する(ステップS11)。距離aは、印画領域Gを明確にしたり、印画領域Gと余白印画領域Yの境界でのコンタミ(目的の色と異なる色のインクが混入すること)を防止したりする目的のために設定される値である。よって、これらの目的に関わらず、a=0としてもよい。
なお、aの値は、すでに説明した対象領域の面積に関する皺発生条件を満たさないように十分小さな値として設定することが好ましい。また、2つの印画領域の各々に対応する空白領域Aが部分的に重複するため、結果的に、aよりも大きな距離を持つ空白領域が形成される場合がある。しかし、この場合の空白領域は、2つの印画領域の間に存在し、2つの印画領域に発生することになる応力の差が小さいため、皺が発生することは無い。
次に、皺防止処理部74の余白印画領域設定部75は、記録材Pの周縁から内側に距離bの空白領域Bを設定する(ステップS12)。距離bは、余白印画処理による記録材Pの印刷が、実質的な縁なし印画となることを踏まえ、プラテン(図示せず)や搬送ベルト(例:排出ベルト272)にインクが付着してプラテンや搬送ベルトを汚し、搬送不良を誘因することを防止する目的のために設定される値である。また、距離bは、記録材Pの搬送精度やインクの着弾精度などから適宜設定することが好ましい。よって、上記の事情を考慮して目的を実現できるのであれば、b=0としてもよい。
なお、bの値は、すでに説明した対象領域の面積に関する皺発生条件を満たさないように十分小さな値として設定することが好ましい。
次に、皺防止処理部74の余白印画領域設定部75は、記録材Pの全領域Sに対し、余白印画領域Yを設定する(ステップS13)。つまり、余白印画領域Yは、記録材Pの全領域Sから、印画領域Gと空白領域A,Bを除いた領域となる。
次に、皺防止処理部74の余白インク付着量算出部76は、印画領域Gの画像のインク付着量の平均値を算出する(ステップS14)。具体的には、余白インク付着量算出部76は、図12のステップS1で取得した画像データに基づいて、4つの画像の各々について、例えば、画素ごとのインク付着量を求め、印画領域全体に対してインク付着量の平均値を算出することができる。
次に、皺防止処理部74の余白インク付着量算出部76は、算出した平均値に基づいて、余白印画領域Yの余白インク付着量を算出する(ステップS15)。例えば、余白インク付着量は、平均値と同じ値にすることができる。また、インク量を低減する目的、記録材Pの厚さ、印画する画像などを考慮して、皺発生条件を満たさないように、余白インク付着量を、平均値よりも小さい値にすることができる。
次に、皺防止処理部74は、印画領域G、空白領域A,B、余白印画領域Yの各々に対する設定に基づいて、記録材Pの全領域Sを対象にした、余白印画を含む画像を新たに作成する(ステップS16)。
最後に、皺防止処理部74は、新たに作成した画像について印画を実行する(ステップS17)。
図14の余白印画処理によれば、余白領域に皺が発生することを防ぐことができる。
なお、図14の余白印画処理では、余白印画領域Yのどの部分領域であっても同じ余白インク付着量を用いることとして説明した。しかし、例えば、1ライン(図15の横軸)ごとに印画領域の濃度を平均化し、その結果から余白インク付着量を決定してもよい。この場合、余白印画領域Yは、搬送方向に関して余白インク付着量が異なることになる。また、皺の大きさが印画領域と余白領域の境界におけるインク付着量の差(実質的に、印画領域のインク付着量に相当)の影響を受けやすいことを踏まえ、印画領域の外縁に近い領域のインク付着量から余白インク付着量を算出してもよい。また、記録材Pの外縁に近いほど余白印画領域Yのインク付着量を低減することで、インクの使用量を節約してもよい。
(余白印画の例)
対象領域の面積に関する皺発生条件(図8参照)を考慮すれば、余白印画領域Yの全体にインクを付着させる必要は無い。よって、例えば、所定空白面積を超えないチェックパターンで余白印画を行ってもよい。また、ヘッドユニット24(図2)の状態を確認するためのチェックチャート(ノズル欠チャートともいう)で余白印画を行ってもよい。チェックチャートは、例えば、図16に示すように、画像データから印画される画像91の下方において色別(YMCK)にインクが吐出され、欠位置を特定する画像92(92Y,92M,92C,92K)である。チェックチャートの位置は、画像91の下方に限らず、例えば、上方、左右でもよい。また、いわゆるラダーパターンチャートで余白印刷を行ってもよい。また、使用頻度の低いヘッドユニット24(図2)からインクを吐出するために行われるパージで余白印画を行ってもよい。
その他、所定空白面積を超えないように余白印画するパターンの例として、例えば、図17に示すように四角のパターン93を画像91の周囲に複数並べたものとすることができる。また、図18に示すように楕円のパターン94を画像91の周囲に複数並べたものとすることができる。また、図19に示すように直交する線分のパターン95を連続させて画像91の周囲に複数並べたものとすることができる。また、図20に示すように三角のパターン96を画像91の周囲に複数並べたものとすることができる。
余白印画領域Yに吐出するインクは、例えば透明のインクであってもよいし、記録材Pの色と同色のインクであってもよい。また、記録材Pを製品として出荷する際に、余白領域をカットする場合には、余白印画領域Yに吐出するインクは、任意の色であってもよい。また、元々白色であった記録材Pが時間変化で黄ばんでいた等の事情を考慮して、余白印画領域Yに吐出するインクは、白色であってもよい。
印画領域内に印画される画像が、例えば、一部分の円孤が切り欠かれた円環のように、円環の中空部に所定面積分の空白領域が存在し、当該空白領域が円環の切り欠き部を介して、自由端を有する余白領域に連続する場合、対象領域の面積に関する皺発生条件(図8参照)によって当該空白領域に皺が発生する可能性がある。この場合、例えば、当該空白領域に透明のインクまたは記録材Pと同じ色のインクを付着させることで、皺発生条件を満たさないようにすることができる。余白領域は、自由端を有し、かつ、所定面積以上に亘ってインクの吐出が無い領域である非画像領域の例となる。また、印画領域内で所定面積を有し、余白領域に連続する空白領域も、非画像領域の例となる。ただし、非画像領域は、これらに限定されない。
本実施形態によれば、記録材の非画像領域に皺が発生することを予測し、非画像領域に印画することで、皺を発生させない画像形成を実行することができる。
したがって、記録材の非画像領域に皺が発生することを防止することができる。
特に、皺発生の判定を、画像データおよび環境の少なくとも何れかに基づいて行うことで、非画像領域における皺発生の予測の精度を向上させることができる。
また、皺発生が予測されるときは、チェックチャートを印画したり、パージで印画したりすることで、インク付着量の差に関する皺発生条件を満たさないようにすることができる。
また、皺発生が予測されるときは、その可能性を通知したり、画像形成を中断することで、皺発生を未然に防ぐことができる。
また、皺発生が予測されるときは、印画領域のインク付着量を低減させることで、インク付着量の差に関する皺発生条件を満たさないようにすることができる。
また、皺発生が予測されるときは、(特に裏面の印刷時に)インクジェットヘッドのギャップを拡げることで、ヘッドアタックを回避することができる。
また、皺発生の予測を、記録材の厚さに基づいて行うことで、任意の記録材に本実施形態を適用することができる。
また、両面印刷に本実施形態を適用することで、両面印刷の画像品質劣化を防ぐことができるとともに、本実施形態を適用しない片面印刷などの余白印刷に要するインクの使用量を節約することができる。
また、紫外線照射で硬化するインクを用いた場合に本実施形態を適用することで、当該インクを用いた画像の画像品質劣化を防ぐことができる。
また、白色、透明、または、記録材と同色のインクを用いた場合に本実施形態を適用することで、当該インクを用いた画像の画像品質劣化を防ぐことができる。
≪変形例≫
(a):余白領域のうち、印画領域の外縁に隣接する部分余白領域において、印画領域の外縁から遠ざかるほど余白インク付着量を低減させるようにインクを付着させるような余白印刷を行ってもよい。部分余白領域の幅は、余白幅よりも十分に小さい。余白インク付着量は、インク付着量の差に関する皺発生条件(図6参照)を回避できるように、皺を誘因するインク付着量差を構成しないインク付着量となる。よって、余白印画の対象となる面積を相当小さくすることができ、インクを節約に資する。
(b):本実施形態では、余白領域には印画を行わない画像データについて説明したが、余白領域に印画を行う画像データについて本発明を適用することを妨げない。例えば、余白領域としてのヘッダーまたはフッダーにページ番号やロゴ等を印画する画像データについて本発明を適用することができる。
(c):本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
(d):本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
(e):その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 インクジェット記録装置
2 端末装置
10 給紙部
20 画像形成部
24 ヘッドユニット
29 湿度計測部
30 排紙部
40,60 制御部
52 操作表示部
71 画像データ取得部
72 判定部
73 出力処理部
74 皺防止処理部
75 余白印画領域設定部
76 余白インク付着量算出部
77 ヘッド位置調整部
78 閾値記憶部
P 記録材

Claims (14)

  1. 記録材にインクを吐出し画像形成するインクジェット記録装置であって、
    前記記録材にてインクが付着した領域のインク付着量と前記記録材の余白領域の面積に応じて、前記記録材の非画像領域に皺が発生するか否かを判定する判定部と、
    前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記非画像領域のうち印画領域の周縁から所定量だけ外側に離れた領域に印画する皺防止処理部と、を備える、
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記判定部は、画像データおよび環境の少なくとも何れかに基づいて前記皺が発生するか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺防止処理部は、前記非画像領域に印画する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記皺防止処理部は、前記非画像領域のうち余白領域に、インクジェットヘッドの状態を確認するためのチェックチャートを印画する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記皺防止処理部は、前記非画像領域のうち余白領域に、使用頻度の低いインクで印画する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺の発生の可能性を通知する出力処理部、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺防止処理部は、画像形成を中断する、
    ことを特徴とする請求項1,2,4,5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、前記皺防止処理部は、当該閾値を下回るように前記インク付着量を低減させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記記録材の印画領域のインク付着量が閾値を超えて前記皺が発生すると前記判定部が判定した場合、インクジェットヘッドのギャップを前記皺の高さ以上に拡げるヘッド位置調整部、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記皺防止処理部は、前記記録材の厚さに基づいて前記閾値を変更する、
    ことを特徴とする請求項3から請求項9の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 両面印刷のときに、前記皺防止処理部による前記非画像領域への印画行う、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記インクは、紫外線照射で硬化するインクである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記インクは、白色、透明、または、前記記録材と同色である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  14. 記録材にインクを吐出し画像形成するインクジェット記録装置における皺処理方法であって、
    前記インクジェット記録装置は、
    前記記録材にてインクが付着した領域のインク付着量と前記記録材の余白領域の面積に応じて、前記記録材の非画像領域に皺が発生するか否かを判定するステップと、
    前記皺が発生すると判定した場合、前記非画像領域のうち印画領域の周縁から所定量だけ外側に離れた領域に印画するステップと、を実行する、
    ことを特徴とする皺処理方法。
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