JP7275085B2 - 熱交換器および排煙処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、排煙処理装置などで使用される熱交換器、熱交換器を備える排煙処理装置に関するものである。
火力発電設備などに設けられる排煙処理装置は、熱回収装置と、電気集塵装置と、脱硫装置と、再加熱装置などから構成される。排煙処理装置にて、ボイラから排出される排ガスは、電気集塵装置により含有するばいじんが除去され、脱硫装置により含有する亜硫酸ガスが除去される。このとき、熱回収装置は、排ガスから熱を回収する。再加熱装置は、熱回収装置が回収した熱により脱硫後の排ガスを再加熱し、白煙の排出を抑制する。
再加熱装置は、排ガス通路に配置される複数の伝熱管を有する。再加熱装置は、複数の伝熱管内に高温の熱媒体を流動させ、熱媒体と排ガス通路を流れる排ガスとの間で熱交換することで、排ガスを加熱して昇温する。再加熱装置は、完全向流方式として、排ガス通路を流れる排ガスの流れ方向に対向するように、伝熱管内に熱媒体を流動させる。すなわち、排ガス通路を流れる排ガスの流れ方向と、伝熱管内を流れる熱媒体の流れ方向とを逆方向にすることで、温度差を最も効率良く利用して熱交換を行う。
ところが、再加熱装置に流入する排ガスは、腐食性不純物含有ミストが含まれる。そのため、再加熱装置の入口側に配置される伝熱管は、腐食性不純物含有ミストの付着と蒸発の事象が繰り返し生じている。すると、伝熱管に対して、腐食性不純物の濃縮と乾湿が繰り返し行われることで、早期腐食してしまうおそれがある。このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された熱交換器は、高温予熱向流方式であって、高温加熱部および低温加熱部より排ガスの流れ方向の上流側に予熱部を設けることで、再加熱装置の入口側における排ガスの温度を上昇させ、伝熱管の早期腐食を抑制するものである。
特許第6632198号公報
上述した完全向流方式の再加熱装置は、排ガスの流れ方向に沿って低温加熱部、中温加熱部、高温加熱部が配置され、排ガスの流れ方向に対向して、高温加熱部、中温加熱部、低温加熱部の順に熱媒体が流れる。一方、高温予熱向流方式の再加熱装置は、排ガスの流れ方向に沿って高温予熱部、低温加熱部、高温加熱部が配置され、高温予熱部、高温加熱部、低温加熱部の順に熱媒体を流すと共に、高温予熱部では、排ガスの流れ方向に沿って熱媒体が流れ、高温加熱部および低温加熱部では、排ガスの流れ方向に対向して熱媒体が流れる。完全向流方式の再加熱装置は、熱交換性能が高いが、耐腐食性能が十分ではない。一方、高温予熱向流方式の再加熱装置は、耐腐食性能が十分ではあるが、熱交換性能が低くなる。そのため、熱交換性能および耐腐食性能の両立を図った再加熱装置が望まれている。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、熱交換性能および耐腐食性能の両立を図る熱交換器および排煙処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の熱交換器は、排ガス通路に排ガスの流れ方向に沿って配置される第1伝熱管を有する第1熱交換部と、前記第1熱交換部より前記排ガスの流れ方向の上流側の前記排ガス通路に前記排ガスの流れ方向に沿って配置される第2伝熱管を有する第2熱交換部と、前記第2熱交換部より前記排ガスの流れ方向の上流側の前記排ガス通路に前記排ガスの流れ方向に沿って配置される第3伝熱管を有する第3熱交換部と、熱媒体を前記第1熱交換部、前記第2熱交換部、前記第3熱交換部の順に流す第1供給形態と前記熱媒体を前記第3熱交換部、前記第1熱交換部、前記第2熱交換部の順に流す第2供給形態とに切り替え可能な切替装置と、を備える。
また、本開示の熱交換器は、排ガス通路に排ガスの流れ方向に沿って配置される第1伝熱管を有する第1熱交換部と、前記第1熱交換部より前記排ガスの流れ方向の上流側の前記排ガス通路に前記排ガスの流れ方向に沿って配置される第2伝熱管を有する第2熱交換部と、前記第2熱交換部の熱媒体を前記排ガスの流れ方向に沿って流す第3供給形態と前記第2熱交換部の前記熱媒体を前記排ガスの流れ方向に対向して流す第4供給形態とに切り替え可能な切替装置と、を備える。
また、本開示の排煙処理装置は、排ガスの熱の一部を回収する熱回収装置と、熱回収後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、集塵後の前記排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、脱硫後の前記排ガスを再加熱する前記熱交換器が適用される再加熱器と、を備える。
本開示の熱交換器および排煙処理装置によれば、熱交換性能および耐腐食性能の両立を図ることができる。
図1は、本実施形態の排煙処理装置を表す概略構成図である。 図2は、本実施形態の熱交換器としての再加熱装置を表す概略構成図である。 図3は、再加熱装置を表す概略平面図である。 図4は、再加熱装置を表す概略正面図である。 図5は、再加熱装置の変形例を表す概略正面図である。 図6は、完全向流方式に切り替えた再加熱装置を表す概略図である。 図7は、高温予熱向流方式に切り替えた再加熱装置を表す概略図である。 図8は、高温予熱並流方式に切り替えた再加熱装置を表す概略図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[排煙処理装置]
図1は、本実施形態の排煙処理装置を表す概略構成図である。
本実施形態において、図1に示すように、排煙処理装置100は、各種の発電プラントや工場などにて、ボイラ111から排出される排ガス(排煙)Gが煙突112から放出される過程で、排ガスGに含まれるばいじんや硫黄酸化物(SOx)を除去するものである。
排煙処理装置100は、熱回収装置101と、電気集塵装置102と、送風装置(誘引通風機)103と、脱硫装置104と、再加熱装置105と、送風装置(脱硫通風機)106とを備える。送風装置103,106が駆動することで、ボイラ111から排出される排ガスGは、熱回収装置101、電気集塵装置102、脱硫装置104、再加熱装置105を通って煙突112に送られる。なお、熱回収装置101の上流側に脱硝装置を設けてもよい。
ボイラ111は、2つの排ガス通路121a,121bが設けられる。排ガス通路121aは、熱回収装置101aと電気集塵装置102aと送風装置103aが設けられ、排ガス通路121bは、熱回収装置101bと電気集塵装置102bと送風装置103bが設けられる。2つの排ガス通路121a,121bは、下流側が排ガス通路121cに合流する。排ガス通路121cは、脱硫装置104と再加熱装置105が設けられる。排ガス通路121cは、下流側が2つの排ガス通路121d,121eに分岐する。排ガス通路121dは、送風装置106aが設けられ、排ガス通路121eは、送風装置106bが設けられる。2つの排ガス通路121d,121eは、下流側が排ガス通路121fに合流する。排ガス通路121fは、煙突112に連結される。また、排ガス通路121cにおける脱硫装置104の上流側と排ガス通路121fとを連結する排ガス通路121gが設けられる。排ガス通路121gは、開閉弁122が設けられる。
熱回収装置101(101a,101b)は、ボイラ111から排出された排ガスG(例えば、約140℃)と熱媒体(水や蒸気など)との間で熱交換することで、排ガスGから熱を回収する。熱回収装置101で熱回収された排ガスG(例えば、約90℃)は、電気集塵装置102(102a,102b)に導入される。電気集塵装置102は、排ガスGからばいじんを除去する。
電気集塵装置102でばいじんが除去された排ガスGは、脱硫装置104に導入される。脱硫装置104は、石灰石(CaCO)により、排ガスG中の硫黄酸化物を吸収除去し、副生成物として石膏(CaSO.2HO)を生成する。脱硫装置104は、ミストエリミネータ123を有する。ミストエリミネータ123は、脱硫後の排ガスGからミストを除去する。
脱硫装置104により脱硫処理された排ガスG(例えば、約50℃)は、ガスガスヒータの再加熱装置105に導入される。再加熱装置105は、熱回収装置101との間で熱媒体を循環する過程で、熱回収装置101により回収された熱により排ガスGを再加熱する。熱回収装置101と再加熱装置105とは、第1熱媒体循環ラインL11および第2熱媒体循環ラインL12により連結される。第1熱媒体循環ラインL11は、循環ポンプ131が設けられる。循環ポンプ131を駆動することで、再加熱装置105の熱媒体を第1熱媒体循環ラインL11により熱回収装置101に戻す。第2熱媒体循環ラインL12は、ヒータ132が設けられる。循環ポンプ131により熱回収装置101の熱媒体を第2熱媒体循環ラインL12により再加熱装置105に供給する。この過程で、必要に応じてヒータ132を作動することで、熱媒体を加熱する。
排ガスGは、脱硫装置104で脱硫処理されることで温度が低下し、低温のままでは拡散しにくく白煙になるおそれがある。再加熱装置105は、拡散および白煙低減を目的として排ガスGを再加熱することで昇温(例えば、約90℃)させ、煙突112から大気に放出する。
[再加熱装置の構成]
図2は、本実施形態の熱交換器としての再加熱装置を表す概略構成図である。本実施形態では、本発明の熱交換器を、上述した排煙処理装置100における再加熱装置105に適用して説明する。
図2に示すように、再加熱装置105は、完全向流方式と、高温予熱向流方式と、高温予熱並流方式とに切り替え可能な熱交換器である。
再加熱装置105は、第1熱交換部11と、第2熱交換部12と、第3熱交換部13とを備える。第1熱交換部11は、高温加熱部として機能する。第2熱交換部12は、中温加熱部または低温加熱部として機能する。第3熱交換部13は、低温加熱部または高温予熱部として機能する。第1熱交換部11と第2熱交換部12と第3熱交換部13は、排ガス通路121cに配置される。
第1熱交換部11は、複数の第1伝熱管21を有する。第1伝熱管21は、排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される。第1伝熱管21は、排ガスGの流れ方向の下流側に位置する端部21aが第1ヘッダ22に連結され、排ガスGの流れ方向の上流側に位置する端部21bが第2ヘッダ23に連結される。
第2熱交換部12は、第1熱交換部11より排ガスGの流れ方向の上流側に配置される。第2熱交換部12は、複数の第2伝熱管31を有する。第2伝熱管31は、排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される。第2伝熱管31は、排ガスGの流れ方向の下流側に位置する端部31aが第1ヘッダ32に連結され、排ガスGの流れ方向の上流側に位置する端部31bが共通ヘッダ51に連結される。
第3熱交換部13は、第2熱交換部12より排ガスGの流れ方向の上流側に配置される。第3熱交換部13は、複数の第3伝熱管41を有する。第3伝熱管41は、排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される。第3伝熱管41は、排ガスGの流れ方向の下流側に位置する端部41aと、排ガスGの流れ方向の上流側に位置する端部41bとが共通ヘッダ51に連結される。
共通ヘッダ51は、2枚の第1仕切板52,53により第1室54と第2室55と第3室56に区画される。第2伝熱管31は、端部31bが共通ヘッダ51の第1室54に連通する。第3伝熱管41は、端部41aが共通ヘッダ51の第2室55に連通し、端部41bが共通ヘッダ51の第3室56に連通する。
また、再加熱装置105は、熱媒体の流れを切り替える切替装置60を有する。切替装置60は、第1開閉装置61と、第2開閉装置62と、第3開閉装置63とを有する。制御装置64は、第1開閉装置61と第2開閉装置62と第3開閉装置63を制御可能である。
すなわち、再加熱装置105は、切替装置60により完全向流方式(第1供給形態)と、高温予熱向流方式(第2供給形態)または高温予熱並流方式(第2供給形態)との間で切り替え可能である。また、再加熱装置105は、切替装置60により高温予熱向流方式(第3供給形態)と、高温予熱並流方式(第4供給形態)との間で切り替え可能である。
ここで、第1供給形態である完全向流方式の再加熱装置105は、熱媒体を第1熱交換部11、第2熱交換部12、第3熱交換部13の順に流す。このとき、第2熱交換部12は、中温加熱部として機能し、第3熱交換部13は、低温加熱部として機能する。そして、熱媒体は、排ガスGの流れ方向に対向して流れる。また、第2供給形態とである高温予熱向流方式および高温予熱並流方式の再加熱装置105は、熱媒体を第3熱交換部13、第1熱交換部11、第2熱交換部12の順に流す。このとき、第2熱交換部12は、低温加熱部として機能し、第3熱交換部13は、高温予熱部として機能する。そして、第2供給形態および第3供給形態である高温予熱向流方式の再加熱装置105は、第1熱交換部11および第2熱交換部12にて、熱媒体が排ガスGの流れ方向に対向して流れ、第3熱交換部13にて、熱媒体が排ガスGの流れ方向に沿って流れる。一方、第2供給形態および第4供給形態である高温予熱並流方式の再加熱装置105は、第1熱交換部11にて、熱媒体が排ガスGの流れ方向に対向して流れ、第2熱交換部12および第3熱交換部13にて、熱媒体が排ガスGの流れ方向に沿って流れる。
第2熱媒体循環ライン(第1供給ライン)L12は、上流側の端部が熱回収装置(熱媒体供給部)101に接続され、下流側の端部が第1熱交換部11の第1ヘッダ22に接続される。第1熱媒体循環ライン(第1排出ライン)L11は、下流側の端部が熱回収装置(熱媒体排出部)101に接続され、上流側の端部が第3熱交換部13に連結される共通ヘッダ51の第3室56に接続される。第2熱媒体循環ラインL12と第1熱媒体循環ラインL11は、供給ライン(第2供給ライン)L21により接続される。第2熱媒体循環ラインL12と第3熱交換部13に連結される共通ヘッダ51の第2室55は、供給ライン(第3供給ライン)L22により接続される。
第1熱交換部11の第2ヘッダ23と第2熱交換部12の第1ヘッダ32は、接続ライン(第1接続ライン)L23によりに接続される。第2熱交換部12に連結される共通ヘッダ51の第1室54と第1熱媒体循環ラインL11は、排出ライン(第2排出ライン)L24により接続される。第1熱交換部11の第2ヘッダ23と第2熱交換部12に連結される共通ヘッダ51の第1室54は、接続ライン(第2接続ライン)L25により接続される。接続ラインL25は、実際には、接続ラインL23と排出ラインL24とを接続する。第2熱交換部12の第1ヘッダ32と第1熱媒体循環ラインL11は、接続ラインL26により接続される。接続ラインL26は、実際には、接続ラインL23と排出ラインL24とを接続する。そして、供給ラインL22と排出ラインL24は、接続ラインL27により接続される。
第2熱媒体循環ラインL12は、供給ラインL21の接続部と供給ラインL22の接続部との間に開閉弁71が設けられる。供給ラインL21は、開閉弁72が設けられ、供給ラインL22は、開閉弁73が設けられる。第1開閉装置61は、開閉弁71,72,73により構成される。
第1熱媒体循環ラインL11は、排出ラインL24の接続部より第3熱交換部13側に開閉弁74が設けられる。排出ラインL24は、接続ラインL27の接続部と第1熱媒体循環ラインL11の接続部の間に開閉弁75が設けられる。接続ラインL27は、開閉弁76が設けられる。第2開閉装置62は、開閉弁74,75,76により構成される。
接続ラインL23は、接続ラインL25の接続部と接続ラインL26の接続部の間に開閉弁77が設けられる。排出ラインL24は、接続ラインL25の接続部と接続ラインL26の接続部の間に開閉弁78が設けられる。接続ラインL25は、開閉弁79が設けられる。接続ラインL26は、開閉弁80が設けられる。第3開閉装置63は、開閉弁77,78,79,80により構成される。
また、第1熱媒体循環ラインL11は、循環ポンプ131とドレンタンク133が設けられ、第2熱媒体循環ラインL12は、ヒータ132が設けられる。そして、蒸気供給源(図示略)からヒータ132、ドレンタンク133に対して蒸気ラインL13が設けられ、ドレンタンク133に蒸気ドレンラインL14が設けられる。そして、蒸気ラインL13は、開閉弁134が設けられる。
図3は、再加熱装置を表す概略平面図、図4は、再加熱装置を表す概略正面図である。
再加熱装置105は、第1バンドル81と、第2バンドル82とを備える。第1熱交換部11により第1バンドル81が構成され、第2熱交換部12および第3熱交換部13により第2バンドル82が構成される。第1ヘッダ22は、第1バンドル81における排ガスGの流れ方向の下流側に固定され、第2ヘッダ23は、第1バンドル81における排ガスGの流れ方向の上流側に固定される。第1ヘッダ32は、第2バンドル82における排ガスGの流れ方向の下流側に固定され、共通ヘッダ51は、第2バンドル82における排ガスGの流れ方向の上流側に固定される。
第1ヘッダ22は、内部に連通するフランジ接手24が取付けられ、第2ヘッダ23は、内部に連通するフランジ接手25が取付けられる。第1ヘッダ32は、内部に連通するフランジ接手34が取付けられる。共通ヘッダ51は、2枚の第1仕切板52,53により第1室54と第2室55と第3室56に区画される。共通ヘッダ51は、第1室54に連通するフランジ接手57が取付けられ、第2室55に連通するフランジ接手58が取付けられ、第3室56に連通するフランジ接手59が取付けられる。
第2熱媒体循環ラインL12を構成する配管の端部は、フランジ接手24を介して第1ヘッダ22に連結される。接続ラインL23を構成する配管の一端部は、フランジ接手25を介して第2ヘッダ23に連結される。接続ラインL23を構成する配管の他端部は、フランジ接手34を介して第1ヘッダ32に連結される。排出ラインL24を構成する配管の端部は、フランジ接手57を介して共通ヘッダ51(第1室54)に連結される。供給ラインL22を構成する配管の端部は、フランジ接手58を介して共通ヘッダ51(第2室55)に連結される。第1熱媒体循環ラインL11を構成する配管の端部は、フランジ接手59を介して共通ヘッダ51(第3室56)に連結される。
上述したように、第1熱交換部11は、第1伝熱管21を有し、第2熱交換部12は、第2伝熱管31を有し、第3熱交換部13は、第3伝熱管41を有する。ここで、第1伝熱管21と第2伝熱管31と第3伝熱管41は、円筒管の外周面にらせん形状をなすフィンが固定されたフィンチューブであるが、フィンがらせん形状をなすフィンチューブに限定されるものではなく、また、フィンのないチューブであってもよい。そして、第1伝熱管21および第2伝熱管31は、炭素鋼(耐硫酸鋼)で製作することが好ましく、第3伝熱管41は、ステンレス鋼で製作することが好ましい。すなわち、ステンレスは、伝熱性能が良くないものの、耐食性に優れており、更なる耐食性向上を図る必要がある場合には、ステンレス鋼が好ましい。
なお、再加熱装置105における各ヘッダ22,23,32,51の構成は、上述した構成に限定されるものではない。図5は、再加熱装置の変形例を表す概略正面図である。
再加熱装置の変形例において、図5に示すように、第1ヘッダ22は、長手方向における中間位置に第2仕切板91が固定されることで、内部が2つの空間部22a,22bに区画される。第2ヘッダ23は、長手方向における中間位置に第2仕切板92が固定されることで、内部が2つの空間部23a,23bに区画される。第1ヘッダ32は、長手方向における中間位置に第2仕切板93が固定されることで、内部が2つの空間部32a,32bに区画される。共通ヘッダ51は、長手方向における中間位置に第2仕切板94が固定されることで、第1室54と第2室55と第3室56が2つの空間部54a,54b,55a,55b,56a,56bに区画される。なお、第2仕切板91,92,93,94による空間部の区画個数は、2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
なお、図示しないが、第1ヘッダ22の各空間部22a,22bに連通するフランジ接手24を設け、第2ヘッダ23の各空間部23a,23bに連通するフランジ接手25を設ける必要がある。また、第1ヘッダ32の各空間部32a,32bに連通するフランジ接手34を設け、共通ヘッダ51の各空間部54a,54b,55a,55b,56a,56bに連通するフランジ接手57,58,59を設ける必要がある。また、各フランジ接手24,25,34,57,58,59に接続されるラインに開閉弁を設ける必要がある。
この構成により、例えば、第1ヘッダ22の空間部22aと第2ヘッダ23の空間部23aとの間に配置される複数の第1伝熱管21(図3参照)のリーク検査や止水処理を実施するとき、空間部22a,23aに接続されるラインの開閉弁を閉止する。すると、熱媒体は、第1ヘッダ22の空間部22bと第2ヘッダ23の空間部23bとの間に配置される複数の第1伝熱管21には熱媒体が流れ、第1ヘッダ22の空間部22aと第2ヘッダ23の空間部23aとの間に配置される複数の第1伝熱管21には熱媒体が流れない。第1熱交換部11は、一部の第1伝熱管21のリーク検査や止水処理を実施するときであっても、残りの第1伝熱管21を用いて排ガスGを加熱することができる。なお、第2熱交換部12および第3熱交換部13も同様の構成をなし、同様の作用効果を奏することができる。
[再加熱装置の作動]
図6は、完全向流方式に切り替えた再加熱装置を表す概略図、図7は、高温予熱向流方式に切り替えた再加熱装置を表す概略図、図8は、高温予熱並流方式に切り替えた再加熱装置を表す概略図である。
図2に示すように、熱回収装置101(101a,101b)は、排ガスG(例えば、約140℃)と熱媒体(例えば、約80℃)との間で熱交換することで、排ガスGから熱を回収する。熱が回収された排ガスG(例えば、約90℃)は、電気集塵装置102および脱硫装置104(いずれも図1参照)を通って再加熱装置105に流れる。一方、熱を回収した熱媒体(例えば、約120℃)は、第2熱媒体循環ラインL12により再加熱装置105に送られる。
制御装置64は、第1開閉装置61と第2開閉装置62と第3開閉装置63を制御することで、再加熱装置105を、完全向流方式と高温予熱向流方式と高温予熱並流方式との間で切り替えることができる。
図6に示すように、完全向流方式の再加熱装置105では、第1開閉装置61により開閉弁71を開放して開閉弁72,73を閉止し、第2開閉装置62により開閉弁74,76を開放して開閉弁75を閉止し、第3開閉装置63により開閉弁77,78を開放して開閉弁79,80を閉止する。このとき、第1熱交換部11は、高温加熱部として機能し、第2熱交換部12は、中温加熱部として機能し、第3熱交換部13は、低温加熱部として機能する。
すると、熱回収装置101(図2参照)で熱を回収した熱媒体(例えば、約120℃)は、第2熱媒体循環ラインL12から直接第1熱交換部11の複数の第1伝熱管21の端部21aに供給される。第1熱交換部11は、熱媒体が端部21aから端部21bに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と逆方向になる。
第1熱交換部11で熱交換した熱媒体(例えば、約110℃)は、第1伝熱管21から接続ラインL23を通って第2熱交換部12の複数の第2伝熱管31の端部31aに供給される。第2熱交換部12は、熱媒体が端部31aから端部31bに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と逆方向になる。
第2熱交換部12で熱交換した熱媒体(例えば、約90℃)は、第2伝熱管31から排出ラインL24の一部、接続ラインL27、供給ラインL22の一部を通って第3熱交換部13の複数の第3伝熱管41の端部41aに供給される。第3熱交換部13は、熱媒体が端部41aから端部41bに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と逆方向になる。
その後、第3熱交換部13で熱交換した熱媒体(例えば、約80℃)は、第3伝熱管41から第1熱媒体循環ラインL11に排出され、第1熱媒体循環ラインL11により熱回収装置101に送られる。一方、再加熱装置105Aで加熱された排ガスG(例えば、約90℃)は、煙突112(図1参照)で処理される。
図7に示すように、高温予熱向流方式の再加熱装置105では、第1開閉装置61により開閉弁72,73を開放して開閉弁71を閉止し、第2開閉装置62により開閉弁75を開放し、開閉弁74,76を閉止し、第3開閉装置63により開閉弁77,78を開放し、開閉弁79,80を閉止する。このとき、第1熱交換部11は、高温加熱部として機能し、第2熱交換部12は、低温加熱部として機能し、第3熱交換部13は、高温予熱部として機能する。
すると、熱回収装置101(図2参照)で熱を回収した熱媒体(例えば、約120℃)は、第2熱媒体循環ラインL12から直接第3熱交換部13の複数の第3伝熱管41の端部41bに供給される。第3熱交換部13は、熱媒体が端部41bから端部41aに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と同方向になる。
熱回収装置101で熱回収された熱媒体は、第2熱媒体循環ラインL12の一部、供給ラインL21、第1熱媒体循環ラインL11から直接複数の第3伝熱管41における排ガスGの上流の端部41bに供給される。そして、熱媒体は、排ガスGの流れ方向と同方向に流れる。そのため、第3熱交換部13は、排ガスGの流れ方向の上流側に位置する第3伝熱管41の温度が上昇しやすくなり、排ガスGに同伴する腐食性不純物含有ミストの蒸発が促進される。すると、第3伝熱管41への腐食性不純物の付着が抑制され、早期腐食が抑制される。
第3熱交換部13で熱交換した熱媒体(例えば、約110℃)は、第3伝熱管41から供給ラインL22および第2熱媒体循環ラインL12の一部を通って第1熱交換部11の複数の第1伝熱管21の端部21aに供給される。第1熱交換部11は、熱媒体が端部21aから端部21bに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と逆方向になる。
第1熱交換部11で熱交換した熱媒体(例えば、約95℃)は、第1伝熱管21から接続ラインL23を通って第2熱交換部12の複数の第2伝熱管31の端部31aに供給される。第2熱交換部12は、熱媒体が端部31aから端部31bに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と逆方向になる。
第2熱交換部12で熱交換した熱媒体(例えば、約80℃)は、第2伝熱管31から排出ラインL24を通って第1熱媒体循環ラインL11に排出され、第1熱媒体循環ラインL11により熱回収装置101に送られる。一方、再加熱装置105Aで加熱された排ガスG(例えば、約90℃)は、煙突112(図1参照)で処理される。
図8に示すように、高温予熱並流方式の再加熱装置105では、第1開閉装置61により開閉弁72,73を開放して開閉弁71を閉止し、第2開閉装置62により開閉弁75を開放し、開閉弁74,76を閉止し、第3開閉装置63により開閉弁79,80を開放し、開閉弁77,78を閉止する。このとき、第1熱交換部11は、高温加熱部として機能し、第2熱交換部12は、低温加熱部として機能し、第3熱交換部13は、高温予熱部として機能する。
すると、熱回収装置101(図2参照)で熱を回収した熱媒体(例えば、約120℃)は、第2熱媒体循環ラインL12から直接第3熱交換部13の複数の第3伝熱管41の端部41bに供給される。第3熱交換部13は、熱媒体が端部41bから端部41aに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と同方向になる。
熱回収装置101で熱回収された熱媒体は、第2熱媒体循環ラインL12の一部、供給ラインL21、第1熱媒体循環ラインL11から直接複数の第3伝熱管41における排ガスGの上流の端部41bに供給される。そして、熱媒体は、排ガスGの流れ方向と同方向に流れる。そのため、第3熱交換部13は、排ガスGの流れ方向の上流側に位置する第3伝熱管41の温度が上昇しやすくなり、排ガスGに同伴する腐食性不純物含有ミストの蒸発が促進される。すると、第3伝熱管41への腐食性不純物の付着が抑制され、早期腐食が抑制される。
第3熱交換部13で熱交換した熱媒体(例えば、約110℃)は、第3伝熱管41から供給ラインL22および第2熱媒体循環ラインL12の一部を通って第1熱交換部11の複数の第1伝熱管21の端部21aに供給される。第1熱交換部11は、熱媒体が端部21aから端部21bに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と逆方向になる。
第1熱交換部11で熱交換した熱媒体(例えば、約950℃)は、第1伝熱管21から接続ラインL23の一部、接続ラインL25、排出ラインL24の一部を通って第2熱交換部12の複数の第2伝熱管31の端部31bに供給される。第2熱交換部12は、熱媒体が端部31bから端部31aに流れるとき、排ガス通路121cを流れる排ガスGとの間で熱交換することで、排ガスGを加熱する。このとき、熱媒体の流れ方向は、排ガスGの流れ方向と同方向になる。
第1熱交換部11で熱交換した熱媒体は、接続ラインL23の一部、接続ラインL25、排出ラインL24の一部から複数の第2伝熱管31における排ガスGの上流側の端部31bに供給される。そして、熱媒体は、排ガスGの流れ方向と同方向に流れる。そのため、第2熱交換部12は、排ガスGの流れ方向の上流側に位置する第2伝熱管31の温度が上昇しやすくなり、排ガスGに同伴する腐食性不純物含有ミストの蒸発が促進される。すると、第2伝熱管31への腐食性不純物の付着が抑制され、早期腐食が抑制される。
第2熱交換部12で熱交換した熱媒体(例えば、約80℃)は、第2伝熱管31から接続ラインL23の一部、接続ラインL26、排出ラインL24の一部を通って第1熱媒体循環ラインL11に排出され、第1熱媒体循環ラインL11により熱回収装置101に送られる。一方、再加熱装置105Aで加熱された排ガスG(例えば、約90℃)は、煙突112(図1参照)で処理される。
また、図2に示すように、制御装置64は、再加熱装置105(第3熱交換部13)に到達する前の排ガスGの温度に基づいて切替装置60を制御する。具体的に、制御装置64は、排ガスGの温度が予め設定された第1切替温度を下回ると、切替装置60を制御し、再加熱装置105を完全向流方式から高温予熱向流方式または高温予熱並流方式に切り替える。また、制御装置64は、排ガスGの温度が予め設定された第2切替温度を下回ると、高温予熱向流方式から高温予熱並流方式に切り替える。ここで、第2切替温度は、第1切替温度より低温である。
完全向流方式の再加熱装置105は、排ガスGの流れ方向に対向するように、熱媒体が第1熱交換部11、第2熱交換部12、第3熱交換部13の順に流れるため、熱媒体により効率良く排ガスGを加熱することができる。しかし、完全向流方式の再加熱装置105は、第3熱交換部13における排ガスGの流れ方向の上流側の第3伝熱管41の温度が低温となり、腐食が発生しやすい。一方、高温予熱向流方式の再加熱装置105は、熱媒体が第3熱交換部13、第1熱交換部11、第2熱交換部12の順に流れるため、熱媒体による排ガスGの加熱効率が若干低下する。しかし、第3熱交換部13における排ガスGの流れ方向の上流側の第3伝熱管41の温度が高温となり、腐食が発生しにくい。また、高温予熱並流方式の再加熱装置105は、熱媒体が第3熱交換部13、第1熱交換部11、第2熱交換部12の順に流れ、且つ、第2熱交換部12で排ガスGの流れ方向に沿って熱媒体が流れるため、第2熱交換部12における排ガスGの流れ方向の上流側の第2伝熱管31の温度が高温となり、腐食が発生しにくい。
図1に示すように、ボイラ111からの排ガスG排ガスG(例えば、約140℃)は、熱回収装置101で熱回収され、温度が低下した排ガスG(例えば、約90℃)が電気集塵装置102に導入される。電気集塵装置102は、排ガスGの温度が高いと、排ガスGからばいじんを効率良く除去することができない。例えば、再加熱装置105の加熱効率が低下すると、ヒータ132を必要以上に作動して再加熱装置105に供給する熱媒体の温度を上昇させる。なお、蒸気の投入を必要としない場合であっても、再加熱装置105の性能が低下すると、再加熱装置105において熱媒温度が低下しないため、再加熱装置105から排出される熱媒温度が上昇する。すると、再加熱装置105から排出される熱媒体の温度も上昇し、熱回収装置101に戻される熱媒体の温度も上昇する。その結果、熱回収装置101における排ガスGの熱回収量が低下し、熱回収装置101から電気集塵装置102に導入される排ガスGの温度が上昇し、電気集塵装置102の集塵効率が低下してしまう。
そのため、本実施形態では、図2に示すように、再加熱装置105に到達する前の排ガスGの温度、つまり、熱回収装置101から排出されて電気集塵装置102に導入される排ガスGの温度に基づいて切替装置60を制御し、再加熱装置105を完全向流方式と高温予熱向流方式と高温予熱並流方式との間で切り替える。この場合、熱回収装置101の出口部、または、電気集塵装置102の入口部に温度センサを配置する。
例えば、夏は、外気温度が高いことから、熱回収装置101から排出されて電気集塵装置102に導入される排ガスGの温度を高精度に維持する必要があり、再加熱装置105を完全向流方式に切り替えて使用することが好ましい。一方、冬は、外気温度が低いことから、熱回収装置101から排出されて電気集塵装置102に導入される排ガスGの温度を維持することが容易であり、再加熱装置105を高温予熱向流方式に切り替えて使用する。そして、厳冬では、外気温度が更に低いことから、再加熱装置105を高温予熱並流方式に切り替えて使用する。
具体的に、制御装置64は、切替装置60により再加熱装置105を完全向流方式に切り替えて運転しているとき、排ガスGの温度が第1切替温度を下回ると、切替装置60により再加熱装置105を高温予熱向流方式に切り替える。その後、制御装置64は、排ガスGの温度が第1切替温度を超えると、切替装置60により再加熱装置105を完全向流方式に切り替える。また、制御装置64は、切替装置60により再加熱装置105を高温予熱向流方式に切り替えて運転しているとき、排ガスGの温度が第2切替温度を下回ると、再加熱装置105を高温予熱並流方式に切り替える。なお、第1切替温度および第2切替温度の具体的な温度は、再加熱装置105の状態や排煙処理装置100の状態などに応じて設定される。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係る熱交換器は、排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される第1伝熱管21を有する第1熱交換部11と、第1熱交換部11より排ガスGの流れ方向の上流側の排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される第2伝熱管31を有する第2熱交換部12と、第2熱交換部12より排ガスGの流れ方向の上流側の排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される第3伝熱管41を有する第3熱交換部13と、熱媒体を第1熱交換部11、第2熱交換部12、第3熱交換部13の順に流す完全向流方式(第1供給形態)と熱媒体を第3熱交換部13、第1熱交換部11、第2熱交換部12の順に流す高温予熱向流方式または高温予熱並流方式(第2供給形態)とに切り替え可能な切替装置60と、を備える。
第1の態様に係る熱交換器は、必要に応じて切替装置60により再加熱装置105を完全向流方式と高温予熱向流方式または高温予熱並流方式との間で切り替えることができる。そのため、高い熱交換性能が求められる環境では、再加熱装置105を完全向流方式に切り替え、耐腐食性能が求められる環境では、高温予熱向流方式または高温予熱並流方式に切り替える。その結果、熱交換性能および耐腐食性能の両立を図ることができる。
第2の態様に係る熱交換器は、熱回収装置(熱媒体供給部)101の熱媒体を第1伝熱管21における排ガスGの流れ方向における下流側の端部21aに供給する第2熱媒体循環ライン(第1供給ライン)L12と、熱回収装置101熱媒体を第3伝熱管41における排ガスGの流れ方向における上流側の端部41bに供給する供給ライン(第2供給ライン)L21と、第3伝熱管41の熱媒体を第1伝熱管21における排ガスGの流れ方向における下流側の端部21aに供給する供給ライン(第3供給ライン)L22とを有し、切替装置60は、完全向流方式にて、第2熱媒体循環ラインL12を開放し、供給ラインL21,L22を閉止する一方、高温予熱向流方式および高温予熱並流方式にて、第2熱媒体循環ラインL12を閉止し、供給ラインL21,L22を開放する第1開閉装置61を有する。これにより、第1開閉装置61により容易に完全向流方式と高温予熱向流方式および高温予熱並流方式とを切り替えることができる。
第3の態様に係る熱交換器は、第3伝熱管41の熱媒体を排ガスGの流れ方向における上流側の端部41bから熱回収装置(熱媒体排出部)101に排出する第1熱媒体循環ライン(第1排出ライン)L11と、第1伝熱管21から第2伝熱管31に送られた熱媒体を熱回収装置101に排出する排出ライン(第2排出ライン)L24とを有し、切替装置60は、完全向流方式にて、第2熱媒体循環ラインL12を開放し、排出ラインL24を閉止する一方、完全向流方式と高温予熱向流方式および高温予熱並流方式にて、第2熱媒体循環ラインL12を閉止し、排出ラインL24を開放する第2開閉装置62を有する。これにより、第2開閉装置62により容易に完全向流方式と高温予熱向流方式および高温予熱並流方式とを切り替えることができる。
第4の態様に係る熱交換器は、第3熱交換部13に到達する前の排ガスGの温度に基づいて切替装置60を制御する制御装置64を有する。これにより、制御装置64は、第3熱交換部13に到達する前の排ガスGの温度に応じて切替装置60により再加熱装置105を完全向流方式と高温予熱向流方式または高温予熱並流方式との間で切り替えることができ、切り替えを効率的に行うことができる。なお、制御装置64は、第3熱交換部13に到達する前の排ガスGの温度だけでなく、熱媒体の温度や使用する蒸気の量などを総合的に判断して切替装置60を制御するように構成してもよい。
第5の態様に係る熱交換器は、制御装置64は、第3熱交換部13に到達する前の排ガスGの温度が予め設定された第1切替温度を下回ると、完全向流方式から高温予熱向流方式または高温予熱並流方式に切り替える。これにより、例えば、高い熱交換性能が求められる冬季では、再加熱装置105を完全向流方式に切り替え、耐腐食性能が求められる夏季環境では、高温予熱向流方式または高温予熱並流方式に切り替えることができる。
第6の態様に係る熱交換器は、切替装置60は、第2熱交換部12にて、熱媒体を排ガスGの流れ方向に対向して流す高温予熱向流方式(第3供給形態)と、熱媒体を排ガスGの流れ方向に沿って流す高温予熱並流方式(第4供給形態)とに切り替え可能である。これにより、耐腐食性能が求められる環境に応じて高温予熱向流方式と高温予熱並流方式との間で切り替えることができる。
第7の態様に係る熱交換器は、第1伝熱管21の熱媒体を第1伝熱管21における排ガスGの流れ方向における上流側の端部21bから第2伝熱管31における排ガスGの流れ方向における下流側の端部31aに供給する接続ライン(第1接続ライン)L23と、第1伝熱管21の熱媒体を第1伝熱管21における排ガスGの流れ方向における上流側の端部21bから第2伝熱管31における排ガスGの流れ方向における上流側の端部31bに供給する接続ライン(第2接続ライン)L23,L25とを有し、切替装置60は、高温予熱向流方式にて、接続ラインL23を開放し、接続ラインL23,L25とを閉止する一方、高温予熱並流方式にて、接続ラインL23を閉止し、接続ラインL23,L24,L25とを開放する第3開閉装置63を有する。これにより、第3開閉装置63により容易に高温予熱向流方式と高温予熱並流方式とを切り替えることができる。
第8の態様に係る熱交換器は、再加熱装置105に到達する前の排ガスGの温度に基づいて切替装置60を制御する制御装置64を有し、制御装置64は、再加熱装置105に到達する前の排ガスGの温度が予め設定された第2切替温度を下回ると、再加熱装置105を高温予熱向流方式から高温予熱並流方式に切り替える。これにより、耐腐食性能が求められる環境では、高温予熱向流方式に切り替え、高い耐腐食性能が求められる環境では、高温予熱並流方式に切り替えることができる。
第9の態様に係る熱交換器は、第3伝熱管41における排ガスGの流れ方向における上流側の端部41bが連通する第1室54と、第3伝熱管41における排ガスGの流れ方向における下流側の端部41aが連通する第2室55と、第2伝熱管31における排ガスGの流れ方向における上流側の端部31bが連通する第3室56とを有する共通ヘッダ51が設けられる。これにより、共通ヘッダ51の小型化を図ることができる。
第10の態様に係る熱交換器は、第2熱交換部12と第3熱交換部13は、共通の第2バンドル82として構成され、共通ヘッダ51は、第2バンドル82に固定される。これにより、第2バンドル82の小型化を図ることができる。
第11の態様に係る熱交換器は、各ヘッダ22,23,32,51は、内部を複数の空間部22a,22b,23a,23b,32a,32b,54a,54b,55a,55b,56a,56bに区画する第2仕切板91,92,93,94が設けられる。これにより、例えば、一部の伝熱管21,31,41のリーク検査や止水処理を実施するときであっても、残りの伝熱管21,31,41を用いて排ガスGを加熱することができる。
第12の態様に係る熱交換器は、第3伝熱管41は、ステンレス鋼により形成される。これにより、第3伝熱管41の腐食を抑制して耐久性の向上を図ることができる。
第13の態様に係る熱交換器は、排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される第1伝熱管21を有する第1熱交換部11と、第1熱交換部11より排ガスGの流れ方向の上流側の排ガス通路121cに排ガスGの流れ方向に沿って配置される第2伝熱管31を有する第2熱交換部12と、第2熱交換部12の熱媒体を排ガスGの流れ方向に対向して流す完全向流方式または高温予熱向流方式(第3供給形態)と第2熱交換部12の熱媒体を排ガスGの流れ方向に沿って流す高温予熱並流方式または中温予熱方式(第4供給形態)とに切り替え可能な切替装置と、を備える。
第13の態様に係る熱交換器は、上述した実施形態の再加熱装置105から、第3熱交換部13をなくし、第1熱交換部11と第2熱交換部12とで構成した中温予熱方式の再加熱装置(熱交換器)である。この中温予熱方式の再加熱装置であっても、切替装置により第2熱交換部12の熱媒体流れを切り替えることで、熱交換性能および耐腐食性能の両立を図ることができる。
第14の態様に係る排煙処理装置は、排ガスGの熱の一部を回収する熱回収装置101と、熱回収後の排ガスGに含まれるばいじんを除去する電気集塵装置102と、集塵後の排ガスGに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置104と、脱硫後の排ガスGを再加熱する再加熱装置105とを備える。これにより、再加熱装置105にて、高い熱交換性能が求められる環境では、再加熱装置105を完全向流方式に切り替え、耐腐食性能が求められる環境では、高温予熱向流方式または高温予熱並流方式に切り替える。その結果、熱交換性能および耐腐食性能の両立を図ることができる。
なお、上述した実施形態にて、再加熱装置105は、第1熱交換部11と第2熱交換部12と第3熱交換部13を備える。この場合、第1伝熱管21、第2伝熱管31、第3伝熱管41の長さや本数は、使用形態に応じて適宜設定すればよいものである。
また、上述した実施形態にて、再加熱装置105が第1バンドル81と第2バンドル82とを備え、第1熱交換部11により第1バンドル81を構成し、第2熱交換部12および第3熱交換部13により第2バンドル82を構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、第1熱交換部11と第2熱交換部12と第3熱交換部13をそれぞれ個別のバンドルにより構成してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の熱交換器を排煙処理装置100の再加熱装置105に適用して説明したが、別の熱交換装置に適用してもよい。
11 第1熱交換部
12 第2熱交換部
13 第3熱交換部
21 第1伝熱管
21a,21b 端部
22 第1ヘッダ
23 第2ヘッダ
24,25 フランジ接手
31 第2伝熱管
31a,31b 端部
32 第1ヘッダ
34 フランジ接手
41 第3伝熱管
41a,41b 端部
51 共通ヘッダ
52,53 第1仕切板
54 第1室
55 第2室
56 第3室
57,58,59 フランジ接手
60 切替装置
61 第1開閉装置
62 第2開閉装置
63 第3開閉装置
64 制御装置
71,72,73,74,75,76,77,78,79,80 開閉弁
81 第1バンドル
82 第2バンドル
91,92,93,94 第2仕切板
100 排煙処理装置
101,101a,101b 熱回収装置(熱媒体供給部、熱媒体排出部)
102,102a,102b 電気集塵装置
103,103a,103b 送風装置
104 脱硫装置
105 再加熱装置(熱交換器)
106,106a,106b 送風装置
111 ボイラ
112 煙突
121a,121b,121c,121d,121e,121f,121g 排ガス通路
122 開閉弁
123 ミストエリミネータ
131 循環ポンプ
132 ヒータ
133 ドレンタンク
134 開閉弁
L11 第1熱媒体循環ライン(第1排出ライン)
L12 第2熱媒体循環ライン(第1供給ライン)
L13 蒸気ライン
L14 蒸気ドレンライン
L21 供給ライン(第2供給ライン)
L22 供給ライン(第3供給ライン)
L23 接続ライン(第1接続ライン、第2接続ライン)
L24 排出ライン(第2接続ライン、第2排出ライン)
L25 接続ライン(第1接続ライン)
L26,L27 接続ライン
G 排ガス

Claims (14)

  1. 排ガス通路に排ガスの流れ方向に沿って配置される第1伝熱管を有する第1熱交換部と、
    前記第1熱交換部より前記排ガスの流れ方向の上流側の前記排ガス通路に前記排ガスの流れ方向に沿って配置される第2伝熱管を有する第2熱交換部と、
    前記第2熱交換部より前記排ガスの流れ方向の上流側の前記排ガス通路に前記排ガスの流れ方向に沿って配置される第3伝熱管を有する第3熱交換部と、
    熱媒体を前記第1熱交換部、前記第2熱交換部、前記第3熱交換部の順に流す第1供給形態と前記熱媒体を前記第3熱交換部、前記第1熱交換部、前記第2熱交換部の順に流す第2供給形態とに切り替え可能な切替装置と、
    を備える熱交換器。
  2. 熱媒体供給部の前記熱媒体を前記第1伝熱管における前記排ガスの流れ方向における下流側の端部に供給する第1供給ラインと、前記熱媒体供給部の前記熱媒体を前記第3伝熱管における前記排ガスの流れ方向における上流側の端部に供給する第2供給ラインと、前記第3伝熱管の前記熱媒体を前記第1伝熱管における前記排ガスの流れ方向における下流側の端部に供給する第3供給ラインとを有し、
    前記切替装置は、前記第1供給形態にて、前記第1供給ラインを開放し、前記第2供給ラインおよび前記第3供給ラインを閉止する一方、前記第2供給形態にて、前記第1供給ラインを閉止し、前記第2供給ラインおよび前記第3供給ラインを開放する第1開閉装置を有する、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第3伝熱管の前記熱媒体を前記排ガスの流れ方向における上流側の端部から熱媒体排出部に排出する第1排出ラインと、前記第1伝熱管から前記第2伝熱管に送られた前記熱媒体を前記熱媒体排出部に排出する第2排出ラインとを有し、
    前記切替装置は、前記第1供給形態にて、前記第1排出ラインを開放し、前記第2排出ラインを閉止する一方、前記第2供給形態にて、前記第1排出ラインを閉止し、前記第2排出ラインを開放する第2開閉装置を有する、
    請求項2に記載の熱交換器。
  4. 少なくとも前記第3熱交換部に到達する前の前記排ガスの温度に基づいて前記切替装置を制御する制御装置を有する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記制御装置は、前記第3熱交換部に到達する前の前記排ガスの温度が予め設定された第1切替温度を下回ると、前記第1供給形態から前記第2供給形態に切り替える、
    請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記切替装置は、前記第2供給形態に切り替えられたとき、前記第2熱交換部にて、前記熱媒体を前記排ガスの流れ方向に対向して流す第3供給形態と、前記熱媒体を前記排ガスの流れ方向に沿って流す第4供給形態とに切り替え可能である、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱交換器。
  7. 前記第1伝熱管の前記熱媒体を前記第1伝熱管における前記排ガスの流れ方向における上流側の端部から前記第2伝熱管における前記排ガスの流れ方向における下流側の端部に供給する第1接続ラインと、前記第1伝熱管の前記熱媒体を前記第1伝熱管における前記排ガスの流れ方向における上流側の端部から前記第2伝熱管における前記排ガスの流れ方向における上流側の端部に供給する第2接続ラインとを有し、
    前記切替装置は、前記第3供給形態にて、前記第1接続ラインを開放し、前記第2接続ラインを閉止する一方、前記第4供給形態にて、前記第1接続ラインを閉止し、前記第2接続ラインを開放する第3開閉装置を有する、
    請求項6に記載の熱交換器。
  8. 前記第3熱交換部に到達する前の前記排ガスの温度に基づいて前記切替装置を制御する制御装置を有し、前記制御装置は、前記第3熱交換部に到達する前の前記排ガスの温度が予め設定された第2切替温度を下回ると、前記第3供給形態から前記第4供給形態に切り替える、
    請求項6または請求項7に記載の熱交換器。
  9. 前記第3伝熱管における前記排ガスの流れ方向における上流側の端部が連通する第1室と、前記第3伝熱管における前記排ガスの流れ方向における下流側の端部が連通する第2室と、前記第2伝熱管における前記排ガスの流れ方向における上流側の端部が連通する第3室とを有するヘッダが設けられる、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の熱交換器。
  10. 前記第2熱交換部と前記第3熱交換部は、共通のバンドルとして構成され、前記ヘッダは、前記バンドルに固定される、
    請求項9に記載の熱交換器。
  11. 前記ヘッダは、前記第1室と前記第2室と前記第3室を複数の空間部に区画する仕切板が設けられる、
    請求項9または請求項10に記載の熱交換器。
  12. 前記第3伝熱管は、ステンレス鋼により形成される、
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の熱交換器。
  13. 排ガス通路に排ガスの流れ方向に沿って配置される第1伝熱管を有する第1熱交換部と、
    前記第1熱交換部より前記排ガスの流れ方向の上流側の前記排ガス通路に前記排ガスの流れ方向に沿って配置される第2伝熱管を有する第2熱交換部と、
    前記第1熱交換部から前記第2熱交換部に供給された熱媒体を、前記第2熱交換部で前記排ガスの流れ方向に対向して流す第3供給形態と、前記第2熱交換部で前記排ガスの流れ方向に沿って流す第4供給形態とに切り替え可能な切替装置と、
    を備える熱交換器。
  14. 排ガスの熱の一部を回収する熱回収装置と、
    熱回収後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、
    集塵後の前記排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、
    脱硫後の前記排ガスを再加熱する請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の熱交換器が適用される再加熱器と、
    を備える排煙処理装置。
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