JP7272881B2 - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、積層セラミックコンデンサ及びその製造方法に関する。
積層セラミックコンデンサ(Multi-Layer Ceramic Capacitor:MLCC)の製造に用いられる温度補償用途のセラミック材料としては、常誘電性のペロブスカイト型酸化物(Ba, Sr, Ca)(Zr, Ti)O3からなる主剤に添加剤を加えたものが使用されている(特許文献1)。そのような材料の誘電率は、概ね30~40程度である。近年では、製品小型化のために、積層セラミックコンデンサの誘電体層の薄層化が進展している (特許文献2)。
特開2015-195352号公報 特開2017-28254号公報
温度補償用途の材料の誘電率は、高誘電率系の材料よりも小さい。そのため、温度補償用途の積層セラミックコンデンサの小型化のためには、誘電体層をさらに薄層化する必要がある。しかし、誘電体層を薄層化すると、高電圧をかけたときに誘電体層によって絶縁されている内部電極間に電流が流れる現象(絶縁破壊)が生じやすくなる。そのため、誘電体層に用いる材料の絶縁信頼性を向上させる必要がある。
また、積層セラミックコンデンサの内部電極にNi(ニッケル)を用いる場合には、内部電極層と誘電体層とが積層した積層体を、還元雰囲気下で焼成する必要がある。しかし、誘電体層の材料が主に(Ba, Sr, Ca)(Zr, Ti)O3を含む場合、その材料に含まれるTiイオンは還元雰囲気の影響を受けて導電性を示してしまう性質がある。そのため、誘電体層に用いる材料の絶縁信頼性をさらに向上させる必要がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、より絶縁信頼性の高い温度補償用途の積層セラミックコンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1]誘電体層と内部電極層が交互に積層された積層体と、前記積層体上に設けられた、前記内部電極が接続された少なくとも2つの外部電極とを備えた積層セラミックコンデンサであって、
前記誘電体層は、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを主成分とする第1の相と、ジルコン酸バリウムを主成分とする第2の相とを含み、
前記内部電極層に挟まれた1つの前記誘電体層の断面において、以下の手順(1)~(4)によって求められる平均接触数Nが1.0以上であることを特徴とする、積層セラミックコンデンサ。
(1)前記断面を基準長さRLだけ切り出す。ただし、RLは30μm以上であり、前記誘電体層と前記内部電極層とが積層する方向に直交する方向の長さである。
(2)上記(1)で切り出された断面に、3μm以上の間隔を空けて、前記誘電体層と前記内部電極層とが積層する方向に平行な線分を10本以上引く。
(3)上記(2)で引いた10本以上の線分と、前記第1の相と前記第2の相との境界が接触する箇所の合計数を数える。
(4)上記(3)で得た合計数を、前記線分の本数で除することにより、平均接触数Nを算出する。
[2]前記平均接触数Nが2.0以上である、[1]に記載の積層セラミックコンデンサ。
[3]前記誘電体層の厚さは、2~10μmである、[1]又は[2]に記載の積層セラミックコンデンサ。
[4]前記誘電体層に含まれるストロンチウムとカルシウムの合計のモル数と、前記誘電体層に含まれるバリウムのモル数との比率は、97:3~3:97である、[1]から[3]のうちいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
[5]前記誘電体層に含まれるストロンチウムとカルシウムの合計のモル数と、前記誘電体層に含まれるバリウムのモル数との比率は、97:3~77:23である、[1]から[4]のうちいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
[6]平均粒径(d50)が50~200nmであるチタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを含む第1の材料と、平均粒径 (d50)が50~200nmであるジルコン酸バリウムを含む第2の材料を、(ストロンチウムとカルシウムの合計のモル数):(バリウムのモル数)が97:3~3:97となる比率で混合して混合物を得る工程と、
前記混合物からグリーンシートを成形する工程と、
前記グリーンシートに内部電極層を印刷する工程と、
印刷後の前記グリーンシートを切断した後、その切断したグリーンシートを積層して積層物を得る工程と、
前記積層物をカットして積層体チップを得る工程と、
前記積層体チップを、水素を含む還元ガス雰囲気中で、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを主成分とする第1の相と、ジルコン酸バリウムを主成分とする第2の相との境界が残るような条件で焼成する工程と、
前記積層体チップに、外部電極を形成する工程と、
を含む積層セラミックコンデンサの製造方法。
[7]前記積層体チップを焼成する条件は、温度1220~1280℃であり、時間3~5分である、[6]に記載の製造方法。
[8]前記第1の材料の平均粒径(d50)/前記第2の材料の平均粒径(d50)の値が0.8~1.2である、[6]または[7]に記載の製造方法。
本発明によれば、より絶縁信頼性の高い温度補償用途の積層セラミックコンデンサ及びその製造方法を提供することができる。
積層セラミックコンデンサの斜視図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサの、側面に平行な断面の模式図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサの、端面に平行な断面の模式図である。 図2に示す積層セラミックコンデンサのA部の拡大図である。 積層セラミックコンデンサの製造方法の一例を示すフローシートである。 チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムとジルコン酸バリウムをモル比率77:23で混合した材料を用いて製造した積層セラミックコンデンサの電圧印加特性を示す。 比較例としてチタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムのみを用いて製造した積層セラミックコンデンサの電圧印加特性を示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る積層セラミックコンデンサ及びその製造方法について説明する。
図1は、本実施形態の積層セラミックコンデンサ10の斜視図である。
図1に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、略直方体の素体16を備えている。素体16は、6つの面を備えている。本明細書では、素体16の左右の面を端面12a、12bと呼び、上下の面を主面12c、12dと呼び、残りの一対の面を側面12e、12fと呼ぶ。図1において、左右方向は、内部電極層が外部電極14に交互に引き出される方向である。上下方向は、内部電極層と誘電体層とが交互に積層される方向である。
図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10の、側面12e、12fに平行な断面の模式図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10の、端面12a、12bに平行な断面の模式図である。
図2、3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、規格で定められたチップ寸法及び形状(例えば1.0×0.5×0.5mmの略直方体)を有する素体16と、素体16の端面12a、12bに形成される一対の外部電極14とを備える。
素体16は、複数の誘電体層17と内部電極層18とが交互に積層された積層体20と、積層体20の上下の面に形成された一対のカバー層22とを備えている。さらに、素体16は、積層体20(の内部電極層18)が外部に露出しないようにこれをカバーして一対の側面12e、12fを形成するサイドマージン24を備えている(図3参照)。
素体16の内部には、複数の内部電極層18が誘電体層17を介して積層されている。複数の内部電極層18の端部は、素体16の左右の端面12a、12bに交互に引き出されて2つの外部電極14に電気的に接続している。
誘電体層17は、その主成分として、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウム((Sr1-xCax)(Zr1-yTiy)O3、(xは0または1ではなく、yは0または1ではない))と、ジルコン酸バリウムBaZrO3を含む。これら2つの主成分の領域は、断面から見たとき異なる相として観察される。なお誘電体層17は、これら以外の他の材料を含んでもよい。例えば、誘電体層17は、焼成促進剤として原料に添加されることのあるSi, Mn等を含んでもよい。
誘電体層17に含まれるストロンチウムとカルシウムの合計のモル数と、誘電体層17に含まれるバリウムのモル数との比率は、97:3~3:97であることが好ましく、97:3~77:23であることがより好ましい(ただし、ストロンチウムとカルシウムとバリウムのモル数の合計を100とする)。
内部電極層18の主成分は、例えば、ニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、及びこれらの合金からなる群から選択される少なくとも1種を含む金属材料である。
外部電極14の主成分は、例えば、ニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、スズ、及びこれらの合金からなる群から選択される少なくとも1種を含む金属材料である。外部電極14は、金属材料からなる下地電極の上に、電解ニッケルめっき層を形成したものであってもよい。さらに、その電解ニッケルめっき層の上に、電解スズめっき層を形成してもよい。
積層セラミックコンデンサ10に要求される静電容量や耐圧性能等に応じて、内部電極層18及び誘電体層17の厚さが所定の範囲に設定される。また、積層体20の積層数は、例えば、数百~千程度に設定される。
積層体20の周囲に形成されたカバー層22及びサイドマージン24は、誘電体層17及び内部電極層18を、外部の湿気や異物による汚染から保護する役割を有している。
1つの誘電体層17の厚さは、2~10μmであることが好ましく、2~5μmであるとさらに好ましい。誘電体層17の厚さがこの範囲にある場合、誘電体層17の厚さが十分に小さいため、誘電体層17の積層数を増やすことができる。その結果、積層体20の寸法を大きくすることなく、積層セラミックコンデンサ10の容量を増大させることができる。
本実施形態の積層セラミックコンデンサ10において、カバー層22の厚さ、サイドマージン24の厚さ及び内部電極層18の厚さは特に制限されるものではないが、カバー層22の厚さは通常4~50μmであり、サイドマージン24の厚さは通常4~50μmであり、内部電極層18の厚さは通常0.26~1.00μmである。
図4は、図2のA部の拡大図であり、上下2つの内部電極層18に挟まれた1つの誘電体層17の断面を模式的に示している。
図4に示すように、誘電体層17は、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを主成分とする第1の相P1と、ジルコン酸バリウムを主成分とする第2の相P2とを含む。第1の相P1と第2の相P2は互いにほとんど固溶しておらず、第1の相P1と第2の相P2の境界Bは明瞭に識別することができる。
誘電体層17の断面は、反射電子像によって試料の組成を同定することのできる機能を備えた走査型電子顕微鏡(SEM)によって観察することができる。走査型電子顕微鏡を用いた場合、第1の相P1は、例えば灰色の部分として観察される。第2の相P2は、例えば白色の部分として観察される。第1の相P1と第2の相P2のコントラストの差異は大きいため、第1の相P1と第2の相P2の境界Bは明瞭に識別することができる。誘電体層17の断面は、走査型電子顕微鏡以外にも、例えば、エネルギー分散型X線分析(EDS)装置によって観察することができる。
誘電体層17の断面において、第1の相P1と第2の相P2の間に、大きさが概ね50nm以下の第3の相が形成されていても良い。第3の相は、例えば、一方の相に含まれる元素が、他方の相にわずかに拡散することで形成される。第1の相P1と第2の相P2の間にそのような第3の相が形成された場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
本実施形態の積層セラミックコンデンサ10は、上下2つの内部電極層18に挟まれた1つの誘電体層17の断面において、以下の手順(1)~(4)によって求められる平均接触数Nが1.0以上であることを特徴とする。
(1)誘電体層17の断面を基準長さRLだけ切り出す。ただし、RLは30μm以上であり、誘電体層17と内部電極層18とが積層する方向に直交する方向(図4において左右方向)の長さである。
(2)上記(1)で切り出された断面に、3μm以上の間隔を空けて、誘電体層17と内部電極層18とが積層する方向(図4において上下方向)に平行な線分を10本以上引く。図4では、このような条件を満たす10本の線分L1~L10を等間隔に引いている。
なお、図4に示すように、内部電極層18に途切れている箇所18a、18bが存在する場合には、このような箇所18a、18bを避けるようにして線分L1~L10を引くのが好ましい。このような箇所18a、18bは、内部電極層18に例えば孔が空いているときに観察される。
(3)上記(2)で引いた10本以上の線分と、第1の相P1と第2の相P2との境界Bが接触する箇所の合計数を数える。以下、合計数の求め方を、図4を例にとって具体的に説明する。
線分L1は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに6箇所で接触している。
線分L2は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに7箇所で接触している。
線分L3は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに8箇所で接触している。
線分L4は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに6箇所で接触している。
線分L5は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに8箇所で接触している。
線分L6は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに8箇所で接触している。
線分L7は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに6箇所で接触している。
線分L8は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに4箇所で接触している。
線分L9は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに5箇所で接触している。
線分L10は、第1の相P1と第2の相P2との境界Bに6箇所で接触している。
したがって、接触箇所の合計数は、64である。
(4)上記(3)で得た合計数を、前記線分の本数で除することにより、平均接触数Nを算出する。
図4を例にとって説明すると、接触箇所の合計数は64であり、線分の本数は10本なので、平均接触数N=64/10=6.4となる。
本実施形態の積層セラミックコンデンサ10において、上記手順(1)~(4)によって求められる平均接触数Nは、2.0以上であることが好ましく、3.0以上であることがより好ましい。平均接触数Nが大きくなると、積層セラミックコンデンサ10の絶縁信頼性がより高くなる。
なお、平均接触数Nは、積層体20に含まれる複数の誘電体層17のうち、どの誘電体層17の断面で算出してもよい。すなわち、カバー層22に近い誘電体層17の断面で、平均接触数Nを算出してもよい。サイドマージン24に近い誘電体層17の断面で、平均接触数N算出してもよい。積層体20の中心部付近の誘電体層17の断面で、平均接触数Nを算出してもよい。積層体20に含まれるいずれかの誘電体層17の断面において算出した平均接触数Nが1.0以上であれば、本発明の範囲に含まれる。
次に、上記のように構成された本実施形態の積層セラミックコンデンサ10の作用効果について説明する。
本実施形態の積層セラミックコンデンサ10によれば、誘電体層17は、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを主成分とする第1の相P1と、ジルコン酸バリウムを主成分とする第2の相P2を含む。チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムは、温度補償用途の誘電体材料として一般的な材料である。ジルコン酸バリウムは、耐還元性に優れる材料であり、還元雰囲気下で焼成された場合でも絶縁信頼性が低下しにくい性質を持つ。このように誘電率が同程度だが電子的な性質の異なる2種類の材料を混合することによって、温度補償用途の誘電体材料(常誘電体)として性質を維持しつつ、誘電体材料の絶縁信頼性を向上させることができる。
本実施形態の積層セラミックコンデンサ10によれば、上下2つの内部電極層18に挟まれた1つの誘電体層17の断面を見たときに、一方の内部電極層から他方の内部電極層に向かう経路上には、第1の相P1と第2の相P2の境界部が平均的に1つ以上存在する。すなわち、誘電体層17の断面を見たときに、一方の内部電極層から他方の内部電極層に向かう経路上には、絶縁信頼性の高い第2の相P2が平均的に1つ以上存在している。このため、一方の内部電極層から他方の内部電極層に向かって電流が流れにくくなる。その結果、高い電圧をかけた場合であっても絶縁破壊が生じにくくなるため、積層セラミックコンデンサ10の絶縁信頼性を飛躍的に向上させることできる。
また、本実施形態の積層セラミックコンデンサ10によれば、後述するように、第1の相P1と第2の相P2が互いに固溶しない条件で素体16を焼成するため、焼成時に誘電体層17に含まれる材料の粒成長反応が進まない。このため、焼成時の誘電体層17の総体積変化が少なくなり、焼成後の残留応力が低くなる。その結果、積層セラミックコンデンサ10の機械的信頼性を向上させることができる。
次に、上記のように構成された本実施形態の積層セラミックコンデンサ10の製造方法の一例について、図5のフローシートを参照しながら説明する。
(原料粉末調製工程:S10)
まず、誘電体層を形成するための原料粉末を調製する。具体的には、平均粒径(d50)が50~200nmであるチタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを含む第1の材料と、平均粒径 (d50)が50~200nmであるジルコン酸バリウムを含む第2の材料を、(ストロンチウムとカルシウムの合計のモル数):(バリウムのモル数)が97:3~3:97、好ましくは97:3~77:23となる比率で混合する。ここでいう平均粒径は、球相当径の体積基準のメジアン径(d50)を意味する。平均粒径は、例えば、レーザの回折および散乱を用いた方法を用いて測定することができる。
第1の材料の平均粒径(d50)/第2の材料の平均粒径(d50)の値は、0.8~1.2であることが好ましい。つまり、一方の材料の平均粒径(d50)に対して、他方の材料の平均粒径(d50)が、80~120%の範囲内であることが好ましい。第1の材料と第2の材料の平均粒径がこのような条件を満たす場合、第1の材料と第2の材料をより均一に混合することができる。その結果、より絶縁信頼性の高い積層セラミックコンデンサを製造することができる。
第1の材料と第2の材料とを混合した粉末に、焼成助剤として例えばMn及びSiを添加してもよい。Mn及びSiは、それぞれ酸化物の形態で添加することができる。Mn及びSnの配合量は、第1の材料と第2の材料の合計量を100mol%としたときに、それぞれ0.1mol%~5.0mol%の範囲内であることが好ましい。
(スラリー調製工程:S12)
ステップS10で調製した原料粉末に、分散剤、バインダ、及び有機溶剤を加えて混合することでスラリーを調製する。分散剤としては、例えば、ポリカルボン酸アンモニウムを使用できる。バインダとしては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂やポリビニルアセタール樹脂を使用できる。有機溶剤としては、例えば、エタノール及び/又はトルエンを使用できる。スラリー中に原料粉末を均一に分散させるために、例えばビーズミルを使用してスラリーを混合してもよい。
(グリーンシート成形工程:S14)
PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどのキャリアフィルム上に、ステップS12で調製したスラリーを、ドクターブレード法でシート状に塗布して乾燥させることでグリーンシートを成形する。グリーンシートの厚さは、好ましくは、0.4~15μmである。
(内部電極印刷工程:S16)
複数枚のグリーンシートのうち、内部電極層18を形成するためのグリーンシートの上に、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、あるいはグラビア印刷法などによって、導電ペーストを塗布して所定のパターンを形成する。これにより、グリーンシートの上に、内部電極層18を形成するためのパターンが印刷される。導電ペーストの主成分は、例えばNiやCuなどである。
(積層・カット工程:S18)
パターンが印刷されたグリーンシートと、パターンが印刷されていないグリーンシートを、ハンドリングしやすい大きさに切断する。その後、パターンが印刷されたグリーンシートと、パターンが印刷されていないカバー層用のグリーンシートを、所定の順序で、複数枚積み重ねる。パターンが印刷されていないグリーンシートは、最上面、最下面にそれぞれ複数枚積み重ねる。なお、パターンが印刷された複数枚のグリーンシートについては、内部電極層が交互に外部電極に引き出されるように、交互にその位置をずらしながら積み重ねる。複数枚のグリーンシートを積み重ねて得られた積層物を、製品1個のサイズにカットして、積層体チップを得る。なお、カットは、押切り、ブレードダイシングなどの公知の方法で行うことができる。
(バレル研磨工程:S20)
ステップS18で得られた積層体チップを、バレル研磨する。このような研磨によって、素体16と外部電極14との密着を強固にすることができる。また、素体16の角部の欠けを防止することができる。
(外部電極形成工程:S22)
ステップS20で研磨した積層体チップの内部電極層が引き出された両端面に、焼成後に外部電極の下地を形成する導電ペーストを塗布して乾燥させる。このようなペーストとしては、例えば、Niを含む導電ペーストを用いることができる。
(焼成工程:S24)
ステップS22で導電ペーストを塗布した積層体チップを、水素を含む還元ガス雰囲気下で焼成する。これにより、セラミックスからなる誘電体層と内部電極層とが一体化した素体16が得られる。焼成は、第1の相P1と第2の相P2が互いにほとんど固溶せず、第1の相P1と第2の相P2の境界が残るような条件で行う。例えば、焼成炉の内部温度が1220~1280℃の条件で、3分~5分間の焼成を行う。このような条件で焼成すれば、誘電体層17の断面を観察したときに第1の相P1と第2の相P2の境界が明瞭に残った素体16を得ることができる。
(めっき工程:S26)
ステップS24で得られた素体の両端面に形成された外部電極の表面に、Cu、Ni、Snの順番で電解めっき層を形成する。具体的には、ステップS24で得られた複数の素体を、めっき液とともにバレルに収容する。次に、バレルを回転させつつ、めっき液に通電を行う。これにより、素体の両端面に形成された外部電極の表面に、めっき層を形成することができる。Niめっきは、外部電極のはんだ耐熱性を向上させる目的で形成される。Snめっきは、外部電極のはんだ濡れ性を高める目的で形成される。
なお、素体の焼成前にその両端面に外部電極の下地を形成するための導電ペーストを塗布する例を説明したが、本発明はこのような態様に限定されない。例えば、素体を焼成した後、素体の両端面に外部電極を形成するための導電ペースト(例えばCuペースト)を塗布し、その焼き付けを行ってもよい。
以上の工程により、本実施形態の積層セラミックコンデンサ10を製造することができる。
以下、本発明のさらに具体的な実施例について説明する。
まず、誘電体層を形成するための以下の2種類の材料を準備した。
第1の材料:Sr0.3Ca0.7Zr0.97Ti0.03O3
第2の材料:BaZrO3
上記2種類の材料の平均粒径(d50)を100±20nmに調整した後、これら2種類の材料を以下の表1に示す比率で混合した。さらに、混合した材料に、Mn:2mol%と、Si:3mol%をそれぞれ酸化物の形態で添加した(ただし、SrとCaとBaの合計を100mol%とする)。なおこのような材料比率は、積層セラミックコンデンサ製品をICP分析した結果と整合することが確認された。またこのような材料比率は、積層セラミックコンデンサ製品の誘電体層の断面を面分析によって定量分析した結果と整合することが確認された。
準備した材料を用いて、上記で説明した製造方法に従い、積層セラミックコンデンサを製造した。実施例1~4、及び、比較例1、2では、1つの誘電体層の厚みを9.2μmに調整した。実施例5~8、及び、比較例3、4では、1つの誘電体層の厚みを2.5μmに調整した。なお、誘電体層の厚みは、グリーンシートの厚みを変化させることで調整した。
製造した積層セラミックコンデンサの断面を研磨した後、その断面を走査型電子顕微鏡で10000倍に拡大して撮影した。撮影した画像を用いて、平均接触数Nを算出した。以下の表1に、平均接触数Nの算出結果を示す。なお、すべての実施例及び比較例において、平均接触数Nの算出には、積層体の内部のほぼ同じ位置にある誘電体層の断面を用いた。
つぎに、製造された積層セラミックコンデンサの外部電極間に電圧を印加することによって、積層セラミックコンデンサの電圧印加特性を調べた。図6に、第1の材料と第2の材料をモル比率77:23で混合した材料を用いて製造した積層セラミックコンデンサの電圧印加特性を示す。図7に、比較例として、第1の材料のみを用いて製造した積層セラミックコンデンサの電圧印加特性を示す。図6及び図7において、横軸は、誘電体層の厚さ当たりの印加電圧[V/μm]を示す。縦軸は、抵抗[Ω]を示す。なお、図6及び図7において、積層体チップを焼成する際の温度は、1230℃、1250℃、1270℃の3つに変化させた。外部電極間に電圧を印加した際の抵抗は、室温で測定した。
つぎに、製造された積層セラミックコンデンサの外部電極間に電圧を印加することによって、積層セラミックコンデンサの絶縁信頼性を評価した。具体的には、積層セラミックコンデンサの外部電極間に印加する電圧を次第に増加させることによって、絶縁破壊が生じたときの電圧値を測定した。それぞれ絶縁破壊した電圧値を誘電体層の平均厚さで割り、誘電体層1μm当たりの電圧値で表わすことで誘電体層の絶縁信頼性を比較できるようにした。
絶縁破壊が生じたときの電圧値が150V/μm以上である場合、絶縁信頼性に優れている(○)と評価した。
絶縁破壊が生じたときの電圧値が150V/μm未満である場合、絶縁信頼性に優れていない(×)と評価した。
絶縁信頼性の評価結果を、以下の表1に示す。
Figure 0007272881000001
図6に示すように、第1の材料(Sr0.3Ca0.7Zr0.97Ti0.03O3)と第2の材料(BaZrO3)をモル比率77:23で混合した材料を用いて製造された積層セラミックコンデンサは、印加電圧100V/μm近傍において絶縁破壊が起きておらず、絶縁信頼性に優れていた。これに対して、図7に示すように、第1の材料(Sr0.3Ca0.7Zr0.97Ti0.03O3)のみを用いて製造された積層セラミックコンデンサは、印加電圧100V/μm近傍において絶縁破壊が生じており、絶縁信頼性に優れていなかった。
表1に示す結果から分かる通り、平均接触数Nが1.0以上である実施例1~8の積層セラミックコンデンサは、印加電圧が150V/μm以上でも絶縁破壊が起きておらず、絶縁信頼性に優れていた。これに対して、平均接触数Nが1.0未満である比較例1~4の積層セラミックコンデンサは、印加電圧が150V/μm未満において絶縁破壊が生じており、絶縁信頼性に優れていなかった。
10 積層セラミックコンデンサ
14 外部電極
16 素体
17 誘電体層
18 内部電極層
20 積層体
RL 基準長さ
L1~L10 線分
P1 第1の相
P2 第2の相

Claims (8)

  1. 誘電体層と内部電極層が交互に積層された積層体と、前記積層体上に設けられた、前記内部電極が接続された少なくとも2つの外部電極とを備えた積層セラミックコンデンサであって、
    前記誘電体層は、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを主成分とする第1の相と、ジルコン酸バリウムを主成分とする第2の相とを含み、
    前記内部電極層に挟まれた1つの前記誘電体層の断面において、以下の手順(1)~(4)によって求められる平均接触数Nが1.0以上であることを特徴とする、積層セラミックコンデンサ。
    (1)前記断面を基準長さRLだけ切り出す。ただし、RLは30μm以上であり、前記誘電体層と前記内部電極層とが積層する方向に直交する方向の長さである。
    (2)上記(1)で切り出された断面に、3μm以上の間隔を空けて、前記誘電体層と前記内部電極層とが積層する方向に平行な線分を10本以上引く。
    (3)上記(2)で引いた10本以上の線分と、前記第1の相と前記第2の相との境界が接触する箇所の合計数を数える。
    (4)上記(3)で得た合計数を、前記線分の本数で除することにより、平均接触数Nを算出する。
  2. 前記平均接触数Nが2.0以上である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記誘電体層の厚さは、2~10μmである、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記誘電体層に含まれるストロンチウムとカルシウムの合計のモル数と、前記誘電体層に含まれるバリウムのモル数との比率は、97:3~3:97である、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記誘電体層に含まれるストロンチウムとカルシウムの合計のモル数と、前記誘電体層に含まれるバリウムのモル数との比率は、97:3~77:23である、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  6. 平均粒径(d50)が50~200nmであるチタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを含む第1の材料と、平均粒径 (d50)が50~200nmであるジルコン酸バリウムを含む第2の材料を、(ストロンチウムとカルシウムの合計のモル数):(バリウムのモル数)が97:3~3:97となる比率で混合して混合物を得る工程と、
    前記混合物からグリーンシートを成形する工程と、
    前記グリーンシートに内部電極層を印刷する工程と、
    印刷後の前記グリーンシートを切断した後、その切断したグリーンシートを積層して積層物を得る工程と、
    前記積層物をカットして積層体チップを得る工程と、
    前記積層体チップを、水素を含む還元ガス雰囲気中で、チタン酸ジルコン酸ストロンチウムカルシウムを主成分とする第1の相と、ジルコン酸バリウムを主成分とする第2の相との境界が残るような条件で焼成する工程と、
    前記積層体チップに、外部電極を形成する工程と、
    を含む積層セラミックコンデンサの製造方法。
  7. 前記積層体チップを焼成する条件は、温度1220~1280℃であり、時間3~5分である、請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記第1の材料の平均粒径(d50)/前記第2の材料の平均粒径(d50)の値が0.8~1.2である、請求項6または請求項7に記載の製造方法。
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