JP7269775B2 - 在庫管理システム及び在庫管理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、在庫管理システム及び在庫管理方法に関する。
特許文献1には、原子力プラントに異常予兆が発生した場合に原子力プラントの保全作業を効率よく行うことができるプラント保全支援システムが開示されている。特許文献1に記載のプラント保全支援システムは、異常予兆の検知結果に基づいて異常予兆設備に対する保全作業の実施時期を設定し、必要な部品を手配するように構成されている。
特開2017-62208号公報
ところで、ガスタービン等のプラントには、プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品が使用されている。
この点、上記特許文献1には、異常予兆の検知結果に基づいて交換が必要な部品を手配する部品管理システムは記載されているが、プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品について、プラントの点検時に不足しないように在庫部品を管理するための構成については記載されていない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を、プラントの点検時に不足しないように補充可能な在庫部品の在庫管理システム及び在庫管理方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る在庫管理システムは、
少なくとも1つのプラントの在庫部品を管理するための在庫管理システムであって、
対象プラントの運転時間を含む運転データ情報に基づいて、前記対象プラントの次回の点検時に交換すべき部品の種別及び数量を含む点検推奨情報を決定するように構成された点検推奨情報決定部と、
前記対象プラントの前記在庫部品の少なくとも一つの種別について、前記在庫部品の数量が前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、補充推奨情報を出力するように構成された補充推奨情報出力部と、
を備える。
上記(1)に記載の在庫管理システムによれば、対象プラントの運転時間を含む運転データ情報を考慮して点検推奨情報が決定されるため、対象プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を、次回の点検時に不足しないように補充推奨情報に基づいて補充することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の在庫管理システムにおいて、
前記対象プラントの在庫部品を前記対象プラントのユーザーが管理するための在庫管理DBから前記対象プラントの前記在庫部品の種別及び数量を含む在庫情報を取得するように構成された在庫情報取得部を更に備える。
上記(2)に記載の在庫管理システムによれば、対象プラントのユーザーが所有している在庫部品の種別及び数量を考慮して、点検推奨情報や補充推奨情報を決定することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の在庫管理システムにおいて、
前記補充推奨情報は、前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対する前記対象プラントの在庫部品の数量の不足分を示す情報を含む。
上記(3)に記載の在庫管理システムによれば、点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対する対象プラントの在庫部品の数量の不足分を補充推奨情報に基づいて補充することにより、対象プラントの次回の点検に必要な部品を適切に確保することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の在庫管理システムにおいて、
前記対象プラントの前記補充推奨情報と、少なくとも1つの他プラントの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、前記他プラントから前記対象プラントに送付する在庫部品の種別及び数量を決定するように構成された送付数量決定部を更に備える。
上記(4)に記載の在庫管理システムによれば、送付数量決定部が決定した在庫部品の種別及び数量を他プラントから対象プラントに送付することにより、対象プラントの在庫部品の不足分を、部品メーカーに在庫がなくとも速やかに対象プラントが取得することができる。また、プラント間で在庫部品を融通可能とすることにより、プラントに必要な在庫部品の数量を低減することができ、プラントにおける在庫部品の保管スペースを他の用途に有効活用することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)の何れかに記載の在庫管理システムにおいて、
前記対象プラントについての前記補充推奨情報が示す前記対象プラントの前記在庫部品の数量の前記不足分と、前記他プラントについての補充推奨情報が示す前記他プラントの前記在庫部品の数量の不足分とを集約した数量で、前記在庫部品の納期及び費用の見積もりを依頼するように構成された見積依頼部を更に備える。
上記(5)に記載の在庫管理システムによれば、対象プラントの在庫部品の数量の不足分と他プラントの在庫部品の数量の不足分を集約した数量で見積依頼することにより、対象プラントの在庫部品の数量の不足分と他プラントの在庫部品の数量の不足分とを別々に見積依頼する場合と比較して、ボリュームディスカウントの適用を受けやすくなり、在庫部品の購入費用を削減することが容易となる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の在庫管理システムにおいて、
前記点検推奨情報決定部は、前記運転データ情報及びBOM情報に基づいて、前記点検推奨情報を決定するように構成される。
上記(6)に記載の在庫管理システムによれば、運転データ情報が示す対象プラントの運転時間と、BOM情報が示す対象プラントの製品の部品表とを考慮して、対象プラントの次回の点検時に交換すべき部品の種別及び数量を決定することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかに記載の在庫管理システムにおいて、
前記在庫部品の識別情報を検出するための検出装置と、
前記検出装置によって検出した前記識別情報と前記検出装置によって検出した前記識別情報の個数とに基づいて、前記対象プラントの在庫部品を前記対象プラントのサプライヤーが管理するための在庫管理DBを更新するように構成された在庫管理DB更新部と、
を更に備える。
上記(7)に記載の在庫管理システムによれば、検出装置によって検出した識別情報と検出装置によって検出した識別情報の個数とを考慮して、在庫部品の種別及び数量を良好な精度で管理することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)に記載の在庫管理システムにおいて、
前記対象プラントの未使用の在庫部品の所有権を、前記対象プラントに部品を供給するサプライヤーに属する所有権として管理するように構成された所有権管理部を更に備える。
上記(8)に記載の在庫管理システムによれば、対象プラントのユーザーは、対象プラントに部品の保管場所を用意するだけで部品の資産管理(償却等)が不要となり、部品の廃棄やリサイクルは部品のサプライヤー側が行うことができるため、費用の節約が可能となる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)に記載の在庫管理システムにおいて、
前記所有権管理部は、前記対象プラントの前記未使用の在庫部品の識別情報が前記検出装置によって検出されたことを条件として、前記未使用の在庫部品の所有権を前記サプライヤーから前記プラントのユーザーに移転する移転処理を実行するように構成される。
上記(9)に記載の在庫管理システムによれば、対象プラントで在庫部品の識別情報を検出装置で検出することにより、サプライヤーからプラントのユーザーへの所有権の移転をスムーズに行うことができる。
(10)本発明の少なくとも一実施形態に係る在庫管理方法は、
少なくとも1つのプラントにおける在庫部品を管理するための在庫管理方法であって、
対象プラントの運転時間を含む運転データ情報に基づいて、前記対象プラントの次回の点検時に交換すべき部品の種別及び数量を含む点検推奨情報を決定するステップと、
前記対象プラントの前記在庫部品の少なくとも一つの種別について、前記在庫部品の数量が前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、補充推奨情報を出力するステップと、
を備える。
上記(9)に記載の在庫管理方法によれば、対象プラントの運転時間を含む運転データ情報を考慮して点検推奨情報が決定されるため、対象プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を、次回の点検時に不足しないように補充推奨情報に基づいて補充することができる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を、プラントの点検時に不足しないように補充可能な在庫部品の在庫管理システム及び在庫管理方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る在庫管理システム2の概念図である。 図1に示した在庫管理システム2の概略的なハードウェア構成を示すブロック図である。 図2に示した制御部6の機能的な構成を示すブロック図である。 在庫管理システム2における在庫管理のフローの一部を示す図である。 在庫管理システム2における在庫管理のフローの一部を示す図である。 在庫管理システム2における在庫管理のフローの一部を示す図である。 在庫管理システム2における在庫管理のフローの一部を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る在庫管理システム2の概念図である。
図1に示す在庫管理システム2は、複数のプラント4(4A~4E)の倉庫に保管されている在庫部品について、在庫部品の種別(部品名)毎に、個数、納品日、所在プラント及び所在地域といった情報を管理するシステムである。在庫管理システム2は、プラント4のユーザー側ではなくプラント4に部品を供給するサプライヤー側でプラント4の倉庫に保管されている在庫部品の数的情報及び場所的情報等を管理する。在庫管理システム2は、各プラント4の運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を、各プラントの点検時頭に不足しないように管理する。
プラント4A~4Eの種類は、特に限定されないが、例えばガスタービンを用いたコンバインドサイクル発電プラント等、プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を備えるプラントである。プラント4A~4Eがガスタービンを含むプラントである場合には、在庫部品の種別は、例えばタービン翼、ボルト、ワッシャー及びフィルター等が、プラントの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な消耗部品として挙げられる。
在庫管理システム2は、後述するように、在庫部品を所在地域(プラント4の所在地域)内の複数のプラント間で融通できるように構成されている。例えば、図1に示す例では、在庫管理システム2は、地域Aのプラント4A~4Cの間で必要な在庫部品を融通するとともに、地域Bのプラント4D及び4Eの間で必要な在庫部品を融通するように構成されている。
図2は、図1に示した在庫管理システム2の概略的なハードウェア構成を示すブロック図である。
プラント4A~4Eの各倉庫には、各プラント4内の製品の定期点検や修理に必要な複数の在庫部品が保管されている。各在庫部品又は複数の在庫部品を包装する個装には、在庫部品の識別情報を記憶した識別情報記憶部としての非接触電子タグ20が付されている。複数の在庫部品を包装する個装に付された非接触電子タグ20には、個装内の在庫部品の個数等の情報も更新可能に保存されている。以降で説明する実施形態では、非接触電子タグ20としてRFID(Radio Frequency Identifier)タグを用いる場合を例示する。なお、他の実施形態では、識別情報記憶部として、例えばQRコード(登録商標)等の2次元コードやバーコード(1次元コード)を在庫部品に付してもよい。
図2に示すように、在庫管理システム2は、制御部6、記憶部8、リーダー10(検出装置)、重量計12、通信インターフェース(通信I/F)14、表示部16及び操作受付部18を備える。これらのハードウェアの各々は、バス19を介して通信可能に接続されている。
制御部6は、記憶部8からプログラムやデータを読み出して処理を実行する演算装置であり、例えばCPUによって構成される。
記憶部8は、例えばRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成される。記憶部8は、各種制御処理を実行するためのプログラム、各種データ等を記憶する。記憶部8は、各プラント4A~4Eの在庫部品の種別毎に個数、納品日、所在プラント及び所在地域といった情報を記憶する在庫管理DB24(各プラント4の在庫部品をプラント4のサプライヤーが管理するための在庫管理DB)と、各プラント4A~4Eで使用される製品の部品表を示すBOM情報を記憶するBOM情報DB26とを含む。
リーダー10は、複数の部品(在庫部品又は搬送中の部品)の識別情報及び検出した識別情報の個数を部品に付された非接触電子タグ20から一括で検出可能に構成される。本実施形態では、リーダー10は、複数のRFIDタグから非接触で識別情報及びその個数を一括で読み取り可能なRFIDリーダーである。リーダー10は、例えばプラント4A~4Eの各々においてドローンに搭載されてプラント内を飛行しながら在庫部品の識別情報を読み取るように構成されてもよいし、ハンディリーダーとして構成されて作業員が手作業で在庫部品の識別情報及びその個数を読み取ってもよいし、各プラントまでの行程途中又は各プラントの倉庫等に設けられた関門に定置センサとして設置されて関門を通る部品の識別情報及びその個数情報を読み取ってもよい。
重量計12は、例えばプラント4A~4Eの各々までの行程途中又はプラント4A~4Eの各々の倉庫等の関門に設置され、関門を通る在庫部品の重量を測定可能に構成される。
通信インターフェース14は、各プラント4A~4Eの運転状態を監視するプラント監視サーバ28から各プラント4A~4Eの運転時間(各プラント4A~4Eの累積稼働時間)を含む運転データ情報を受信可能に構成されている。また、通信インターフェース14は、各プラント4A~4EのユーザーがシステムDB30や在庫部品を管理するための在庫管理DB32を所有する場合に、これらのDBと通信可能に構成されている。
表示部16は、例えばディスプレイ等であり、在庫管理システム2の処理結果を表示する。操作受付部18は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、在庫管理システム2を操作する操作員が各種操作を入力するのに用いられる。
次に、図3を用いて制御部6の機能的な構成を説明する。
図3に示すように、制御部6は、在庫情報取得部34、点検推奨情報決定部36、補充推奨情報出力部38、送付数量決定部40、新規手配数量決定部41、補充推奨情報集約部42、見積依頼部44、部品手配部46、重量判定部48、在庫管理DB更新部50、所有権管理部52及び取り出し数量集約部54を含む。制御部6におけるこれらの機能的な構成は、例えば、記憶部8に保持されるプログラムを制御部6を構成するCPUが実行することにより構成される。
在庫情報取得部34は、在庫管理システム2の運用開始に際し、プラント4A~4Eの各々について、在庫部品を管理するための在庫管理DB24が在庫管理システム2の外部に既に存在する場合に、該在庫管理DB24から各プラント4の在庫部品の種別及び数量を含む在庫情報を取得するように構成されている。例えば、在庫情報取得部34は、プラント4Aの在庫部品を管理するための在庫管理DB24が在庫管理システム2の外部に既に存在する場合に、該在庫管理DB24からプラント4Aの在庫部品の種別及び数量を含む在庫情報を取得するように構成される。
点検推奨情報決定部36は、プラント4A~4Eの各々について、プラント監視サーバ28から取得したプラント4A~4Eの運転時間(各プラント4A~4Cの累積稼働時間)を含む運転データ情報と、プラント4A~4EのBOM情報に基づいて、プラント4A~4Eの次回の定期点検時に交換すべき部品の種別及び数量を含む点検推奨情報を決定するように構成されている。例えば、点検推奨情報決定部36は、プラント監視サーバ28から受信したプラント4Aの運転時間を含む運転データ情報と、プラント4AのBOM情報とに基づいて、プラント4Aの次回の定期点検時に交換すべき部品の種別及び数量を含む点検推奨情報を決定するように構成される。点検推奨情報は、プラント4A~4Eの次回の定期点検時に交換すべき部品の種別及び数量とともに、プラント4A~4Eの次回の定期点検の時期も含む。
補充推奨情報出力部38は、プラント4A~4Eの在庫部品の少なくとも一つの種別について、在庫部品の数量が点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、在庫部品の数量が不足しているプラントについて補充推奨情報を出力するように構成されている。例えば、補充推奨情報出力部38は、プラント4Aの在庫部品の少なくとも一つの種別について、在庫部品の数量が点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、プラント4Aについて補充推奨情報を出力するように構成される。補充推奨情報は、点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対する対象プラントの在庫部品の数量の不足分を示す情報と、該不足分をいつまでに取得する必要があるかを示す時期的情報とを含む。
送付数量決定部40は、プラント4A~4Eのうち在庫部品が不足している対象プラントの補充推奨情報と、対象プラントと同一地域に属する他プラントの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報と、に基づいて、他プラントから対象プラントに送付する在庫部品の種別及び数量を決定するように構成されている。例えば、送付数量決定部40は、プラント4Aの補充推奨情報と、プラントAと同一地域に属する他プラントであるプラント4B,4Cの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、プラント4B,4Cの各々からプラント4Aに送付する在庫部品の種別及び数量を決定する。また、例えば、送付数量決定部40は、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の不足分をプラント4Bの在庫部品によってプラント4Aの次回点検時までに補うことができる場合に、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の不足分に相当する在庫部品の種別及び数量をプラントBからプラント4Aに送付する在庫部品の種別及び数量として決定する。
新規手配数量決定部41は、プラント4A~4Eのうちの在庫部品が不足している対象プラントの補充推奨情報と、対象プラントと同じ地域に属する他プラントの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、対象プラント向けに部品メーカーから新規に手配する必要がある部品の種別及び数量を決定するように構成されている。例えば、新規手配数量決定部41は、プラントAの補充推奨情報と、プラントAと同一地域に属する他プラントであるプラント4B,4Cの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、対象プラント4A向けに部品メーカーから新規に手配する必要がある部品の種別及び数量を決定する。また、例えば、新規手配数量決定部41は、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の数量の不足分のうち、プラント4B,4Cの在庫部品で補えない数量を、プラント4A向けに部品メーカーから新規に手配する必要がある部品の数量として算出する。
補充推奨情報集約部42は、複数のプラント4A~4Eの補充推奨情報を地域毎に集約するように構成されている。例えば、補充推奨情報集約部42は、プラント4Aの補充推奨情報と、プラント4Bの補充推奨情報と、プラント4Cの補充推奨情報とに基づいて、プラント4Aの補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対するプラント4Aの在庫部品の数量の不足分と、プラント4Bの補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対するプラント4Bの在庫部品の数量の不足分と、プラント4Cの補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対するプラント4Cの在庫部品の数量の不足分と、を集約(合計)する。
見積依頼部44は、同一地域に属する複数のプラント4について、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分を集約した合計数量で、部品メーカーに部品の費用及び納期の見積もりを依頼するように構成されている。例えば、見積依頼部44は、プラント4Aの補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対するプラント4Aの在庫部品の数量の不足分と、プラント4Bの補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対するプラント4Bの在庫部品の数量の不足分と、プラント4Cの補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対するプラント4Cの在庫部品の数量の不足分と、を集約した合計数量で、部品メーカーに部品の費用及び納期の見積もりを依頼する。
部品手配部46は、プラント4A~4Eの各々の部品の手配計画を確定するように構成されている。すなわち、プラント4A~4Eの各々について、次回の定期点検時に交換すべき部品のうち在庫が不足している部品の種別及び不足数量を示すリストと、各部品の手配先と、各部品の納期とを確定する。
重量判定部48は、プラント4A~4Eの各々について、上記関門に設置された重量計12により測定した部品の総重量が、リーダー10で検出した識別情報及び識別情報の個数から推定される重量よりも少ないか否かを判定するように構成されている。
在庫管理DB更新部50は、プラント4A~4Eの各々について、リーダー10で検出した非接触電子タグ20の識別情報及び検出した識別情報の個数に基づいて、在庫管理システム2の在庫管理DB24を更新するように構成されている。
所有権管理部52は、プラント4A~4Eの各々について、未使用の在庫部品の所有権を、プラント4A~4Eに部品を供給するサプライヤーに属する所有権として管理するように構成されている。例えば、所有権管理部52は、プラント4Aの未使用の在庫部品の所有権を、プラント4Aに部品を供給するサプライヤーに属する所有権として管理する。
また、所有権管理部52は、プラント4A~4Eの未使用の在庫部品の識別情報がリーダー10によって検出されたことを条件として、当該未使用の在庫部品の所有権をサプライヤーからプラントのユーザーに移転する移転処理を実行するように構成される。例えば、所有権管理部52は、プラント4Aの未使用の在庫部品の識別情報がリーダー10によって検出されたことを条件として、当該未使用の在庫部品の所有権をサプライヤーからプラントのユーザーに移転する移転処理を実行する。したがって、例えばプラント4Aの点検時に使用するためにプラント4A内でリーダー10によって識別情報を検出された在庫部品は、プラント4Aに在庫部品を供給するサプライヤーの資産から、プラント4Aのユーザーの資産となる。
取り出し数量集約部54は、在庫部品の種別毎に、プラント4Aで在庫部品を収容する必要部品取り出し箱から取り出された在庫部品の数量と、プラント4Bで必要部品取り出し箱から取り出された在庫部品の数量と、プラント4Cで必要部品取り出し箱から取り出された在庫部品の数量を集約する。各プラントで必要部品取り出し箱から取り出された在庫部品の種別毎の数量は、リーダー10で検出した在庫部品の識別情報及び検出した識別情報の個数に基づいて決定される。
上記在庫管理システム2では、プラント4A~4Eに部品を供給するサプライヤーからプラント4A~4Eまで、流通途中の倉庫の在庫部品も含めて在庫情報をサプライヤー側の在庫管理システム2により管理する。
また、在庫管理システム2は、プラント監視サーバ28から定期点検や故障等のメンテナンス情報を受けて、倉庫(工場)からプラント4(客先)までに保管されている在庫部品の種別及び数量を含む部品情報を収集し、作業に必要な部品を手配し準備する。
在庫管理システム2では、定期点検や修理に必要な部品について、個々の部品又は複数部品を包装する個装に個数等の情報を更新可能な非接触電子タグ20が付されて、個装の場合には非接触電子タグ20に部品の個数も更新可能に保存される。
在庫管理システム2によれば、定期点検時だけでなく故障やトラブル等で突発的に交換又は補修が必要になる部品を、複数のプラント4間で融通可能となり、故障やトラブルへの対応をタイムリーに行うことができる。このため、プラント4の稼働停止時間の短縮に寄与することができる。
また、プラント4のユーザー側は、保管場所を用意するだけで、資産管理(償却等)が不要となり、交換部品の廃棄やリサイクルもサプライヤー側で行うため、費用の節約が可能となる。また、プラント4のユーザーへの消耗品の売却だけでなく、メンテナンス作業とのパック(セット)管理も可能となる。
次に、図4~図7を用いて、在庫管理システム2における在庫管理のフローを説明する。図4~図7では、プラント4A~4Eのうち、プラント4Aを対象プラントとした在庫管理のフローの一例を示している。なお、図4~図7に示すフローは、便宜的に一連のフローとして示しているが、必ずしも一連である必要はなく、例えば図4~図5に示すフローを一連の独立したフローとし、該フローとは別に、図6及び図7に示すフローを一連の独立したフローとしてもよい。
図4に示すように、まず、S101にて、在庫管理システム2はプラント4AのシステムDB30と連携し、S102にて、在庫情報取得部34は、プラント4Aの在庫部品を管理するための既存の在庫管理DB32(在庫管理システム2の外部に設けられた在庫管理DB)からプラント4Aの在庫部品の種別及び数量を含む在庫情報を取得し、該在庫情報に基づいて在庫管理システム2の在庫管理DB24を在庫管理DB更新部50が更新する。
次に、S103にて、点検推奨情報決定部36は、プラント4Aの運転時間を含む運転データ情報に基づいて、プラント4Aの次回の点検時期と、プラント4Aの次回の点検時に交換すべき部品の種別及び数量と、を含む点検推奨情報を決定する。
次に、S104にて、補充推奨情報出力部38は、プラント4Aの在庫部品の種別毎に、在庫部品の数量が点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対して不足しているか否かを確認する。そして、プラント4Aの在庫部品の各種別について、在庫部品の数量が点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、S105にて、補充推奨情報出力部38は、プラント4Aに対する補充推奨情報を出力する。ここでの補充推奨情報は、点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分を示す情報(手配が必要な部品の種別及び数量)と、該不足分をいつまでに取得する必要があるかを示す時期的情報(部品の納期)とを含む。在庫部品の数量が点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対して不足していない場合には、S113に移行する。
S106にて、送付数量決定部40は、プラント4Aの補充推奨情報と、他プラントとしてのプラント4B,4Cの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、プラント4B,4Cの各々からプラント4Aに送付する在庫部品の種別及び数量を決定する。例えば、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の不足分をプラント4Bの在庫部品によってプラント4Aの次回点検時までに補うことができる場合に、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の不足分に相当する在庫部品の種別及び数量をプラントBからプラント4Aに送付する在庫部品の種別及び数量として決定する。
次に、S107にて、新規手配数量決定部41は、プラント4Aの補充推奨情報と、他プラントとしてのプラント4B,4Cの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、部品メーカーから新規に手配する必要がある部品の種別及び数量を決定する。例えば、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の数量の不足分のうち、プラント4B,4Cの在庫部品で補えない数量を部品メーカーから新規に手配する必要がある部品の数量として決定する。
次に、S108にて、補充推奨情報集約部42は、プラント4Aの補充推奨情報と、プラント4Bの補充推奨情報と、プラント4Cの補充推奨情報とに基づいて、プラント4Aについての、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分と、プラント4Bについての、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分と、プラント4Cについての、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分と、を集約(合計)する。
次に、S109にて、見積依頼部44は、プラント4Aについての、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分と、プラント4Bについての、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分と、プラント4Cについての、補充推奨情報が示す交換すべき部品の数量に対する在庫部品の数量の不足分と、を集約した合計数量で、部品メーカーに部品の費用及び納期の見積もりを依頼する。そして、S110にて、部品手配部46は、部品の手配計画を確定する。すなわち、プラント4Aの補充推奨情報が示す在庫部品の不足分のリストと、各部品の手配先と、各部品の手配数量とを確定する。
次に、S111にて、手配計画に基づきプラント4B,4Cから部品を取得して受入れを行い、S112にて、手配計画に基づき部品メーカーから部品を取得して受入れを行う。そして、プラント4B,4C及び部品メーカーから取得した部品に非接触電子タグが付されていない場合には、S113にて、該取得した部品に非接触電子タグを貼り付ける。
S114にて、プラント4Aまでの行程途中又は倉庫等に設置された関門で、取得した部品に付された非接触電子タグの識別情報と、検出した識別情報の数(取得した部品の数)とをリーダー10で検出する。そして、S115にて、プラント4Aまでの行程途中又は倉庫等に設置された関門で、重量計12により取得した部品の総重量を測定し、測定した部品の総重量が、S114で検出した識別情報及び識別情報の個数から推定される重量よりも少ないか否かを重量判定部48が判定する。S115で測定した部品の総重量がS114で検出した識別情報及び識別情報の個数から推定される重量以上である場合には、S117にて、在庫管理DB更新部50は、プラント4Aに送付された部品に付された非接触電子タグ20の識別情報の検出結果に基づいて、在庫管理システム2の在庫管理DB24を更新する。S115で測定した部品の総重量がS114で検出した識別情報及び識別情報の個数から推定される重量よりも少ない場合には、リーダー10が健全に動作していない可能性があるため、S116にて、リーダー10の動作の健全性をチェックしてから在庫管理システム2の在庫管理DB24を更新する。そして、S118にて、プラント4Aの倉庫で取得した部品を管理する。
次に、図6及び図7を用いて、図4及び図5に示したフローの続きを説明する。ただし、図6に示すフローと図4及び図5に示したフローとは、必ずしも連続して行う必要はない。
まず、S119にて、プラント4Aが故障等により強制停止したか否かを判定する。S119にてプラント4Aが強制停止していない場合には、後述するS124に移行する。S119にてプラント4Aが強制停止した場合には、S120にて、プラント4Aの緊急点検と復旧に必要な部品リストを作成する。
次に、S121にてプラント4Aの在庫部品の種別及び数量の確認を行い、S120で作成した部品リストの部品の数量に対するプラント4Aの在庫部品の数量の不足分について、S122にて、プラント4B,4Cから融通可能な部品を取得して受入を行い、該部品に付された非接触電子タグ20の識別情報及び検出された識別情報の個数をリーダー10により検出する。そして、S123にて、プラント4Aの緊急点検と復旧に必要な部品リストが示す部品の数量の不足分のうち、プラント4B,4Cの在庫部品で補えない数量を部品メーカーから新規に取得して受入を行い、該部品に付された非接触電子タグ20の識別情報及び検出された識別情報の個数をリーダー10により検出する。
そして、S124にて、S122でプラント4B,4Cから受け入れた部品と、S123で部品メーカーから受け入れた部品とを必要部品取り出し箱に格納し、S125にて、プラント4Aの開放点検を実施する。例えばプラント4Aがガスタービンである場合には、ガスタービンのケーシングを開放してロータの点検等を実施する。S125では、必要部品取り出し箱に格納された在庫部品を取り出して、在庫部品に付された非接触電子タグ20の識別情報及び検出された識別情報の個数をリーダー10により検出する。これにより、所有権管理部52は、プラント4Aの在庫部品のうちプラント4Aの点検時にリーダー10によって識別情報を検出された在庫部品の所有権を、プラント4Aに在庫部品を供給するサプライヤーからプラント4Aのユーザーに移転する移転処理を実行する。したがって、S125では、リーダー10によって識別情報を検出された在庫部品は、プラント4Aに在庫部品を供給するサプライヤーの資産から、プラント4Aの資産となる。
次に、S126にて、必要部品取り出し箱から取り出した在庫部品の総重量を、重量計12により測定し、測定した在庫部品の総重量が、S125で検出した部品の数量及び種別に対応する重量よりも少ないか否かを重量判定部48が判定する。S126で測定した部品の総重量がS125で検出した識別情報及び識別情報の個数から推定される重量以上である場合には、S128にて、在庫管理DB更新部50は、S125で検出した非接触電子タグ20の識別情報及び識別情報の個数の検出結果に基づいて、在庫管理システム2の在庫管理DB24を更新する。
S126で測定した部品の総重量がS125で検出した識別情報及び識別情報の個数から推定される重量よりも少ない場合には、リーダー10が健全に動作していない可能性があるため、S127にてリーダー10の動作の健全性をチェックしてから、S128にて在庫管理システム2の在庫管理DB24を更新する。そして、S129にて、S125で検出した部品の種別及び数量を含む情報を、プラント4A側のシステムDB30に送信し、S130にて、未使用部品をプラント4A内の倉庫に保管して、プラント4Aの敷地内で管理する。
そして、S131にて、取り出し数量集約部54は、S125で必要部品取り出し箱から取り出された在庫部品の数量と、プラント4B、4Cで必要部品取り出し箱から取り出された在庫部品の数量とを集約し、S132にて、S131で集約した数量に応じて、プラント4A~4Cで必要部品取り出し箱から取り出した部品の補修、廃棄又はリサイクルを実施する。
上記在庫管理システム2によれば、対象プラント4Aの運転時間を含む運転データ情報を考慮して点検推奨情報が決定されるため、対象プラント4Aの運転時間に基づくタイミングで交換が必要な部品を、次回の点検時に不足しないように補充推奨情報に基づいて補充することができる。
また、点検推奨情報における交換すべき部品の数量に対する対象プラント4Aの在庫部品の数量の不足分を補充推奨情報に基づいて補充することにより、対象プラント4Aの次回の点検に必要な部品を適切に確保することができる。
また、送付数量決定部40が決定した在庫部品の種別及び数量を他プラント4B,4Cから対象プラント4Aに送付することにより、対象プラント4Aの在庫部品の不足分を、部品メーカーに在庫がなくとも速やかに対象プラント4Aが取得することができる。また、複数のプラント4A~4C間で在庫部品を融通可能とすることにより、各プラント4に必要な在庫部品の数量を低減することができ、プラント4A~4Cにおける在庫部品の保管スペースを他の用途に有効活用することができる。
また、対象プラント4Aの在庫部品の数量の不足分と他プラント4B,4Cの在庫部品の数量の不足分を集約した数量で見積依頼することにより、対象プラント4Aの在庫部品の数量の不足分と他プラント4B,4Cの在庫部品の数量の不足分とを別々に見積依頼する場合と比較して、ボリュームディスカウントの適用を受けやすくなり、在庫部品の購入費用を削減することが容易となる。
また、リーダー10によって検出した識別情報とリーダー10によって検出した識別情報の個数とを考慮して、在庫部品の種別及び数量を良好な精度で管理することができる。
また、対象プラント4Aのユーザーは、対象プラント4Aに部品の保管場所を用意するだけで部品の資産管理(償却等)が不要となり、部品の廃棄やリサイクルは部品のサプライヤー側が行うことができるため、費用の節約が可能となる。
また、対象プラント4Aで在庫部品の識別情報をリーダー10で検出することにより、サプライヤーから対象プラント4Aのユーザーへの所有権の移転を適切且つスムーズに行うことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した実施形態では、在庫管理システムは、複数のプラントの在庫部品を管理する場合を例示したが、他の実施形態では、在庫管理システムは、1つのプラントの在庫部品を管理するように構成されていてもよい。すなわち、在庫管理システムは、少なくとも1つのプラントの在庫部品を管理するように構成されていればよい。
2 在庫管理システム
4(4A,4B,4C,4D,4E) プラント
6 制御部
8 記憶部
10 リーダー
12 重量計
14 通信インターフェース
16 表示部
18 操作受付部
19 バス
20 非接触電子タグ
24 在庫管理DB(サプライヤー側)
26 BOM情報DB
28 プラント監視サーバ
30 システムDB
32 在庫管理DB(ユーザー側)
34 在庫情報取得部
36 点検推奨情報決定部
38 補充推奨情報出力部
40 送付数量決定部
41 新規手配数量決定部
42 補充推奨情報集約部
44 見積依頼部
46 部品手配部
48 重量判定部
50 在庫管理DB更新部
52 所有権管理部
54 取り出し数量集約部

Claims (7)

  1. 複数のプラントの在庫部品を管理するための在庫管理システムであって、
    前記複数のプラントのうち対象プラントの運転時間を含む運転データ情報に基づいて、前記対象プラントの次回の点検時に交換すべき部品の種別及び数量を含む点検推奨情報を決定するように構成された点検推奨情報決定部と、
    前記対象プラントの前記在庫部品の少なくとも一つの種別について、前記在庫部品の数量が前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、補充推奨情報を出力するように構成された補充推奨情報出力部と、
    各々の前記プラントの在庫部品の個数、所在プラント及び所在地域を前記在庫部品の種別毎に記憶する在庫管理DBと、
    を備え
    前記補充推奨情報は、前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対する前記対象プラントの在庫部品の数量の不足分を示す情報を含み、
    各々の前記プラントの未使用の在庫部品の所有権を、各々の前記プラントに部品を供給するサプライヤーに属する所有権として管理するように構成された所有権管理部と、
    前記対象プラントの前記補充推奨情報と、前記在庫管理DBから取得される前記対象プラントと同一地域に属する少なくとも1つの他プラントの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報とに基づいて、前記所有権が前記サプライヤーに属する前記未使用の在庫部品のうち前記対象プラントに送付すべき在庫部品の種別及び数量を決定するように構成された送付数量決定部と、
    を更に備える、在庫管理システム。
  2. 前記対象プラントの在庫部品を前記対象プラントのユーザーが管理するためのユーザー側在庫管理DBから前記対象プラントの前記在庫部品の種別及び数量を含む在庫情報を取得するように構成された在庫情報取得部を更に備える、請求項1に記載の在庫管理システム。
  3. 前記対象プラントについての前記補充推奨情報が示す前記対象プラントの前記在庫部品の数量の前記不足分と、前記他プラントについての補充推奨情報が示す前記他プラントの前記在庫部品の数量の不足分とを集約した数量で、前記在庫部品の納期及び費用の見積もりを依頼するように構成された見積依頼部を更に備える、請求項1又は2に記載の在庫管理システム。
  4. 前記点検推奨情報決定部は、前記運転データ情報及びBOM情報に基づいて、前記点検推奨情報を決定するように構成された、請求項1乃至の何れか1項に記載の在庫管理システム。
  5. 前記在庫部品の識別情報を検出するための検出装置と、
    前記検出装置によって検出した前記識別情報と前記検出装置によって検出した前記識別情報の個数とに基づいて、前記対象プラントの在庫部品を前記対象プラントのサプライヤーが管理するための前記在庫管理DBを更新するように構成された在庫管理DB更新部と、
    を更に備える、請求項1乃至の何れか1項に記載の在庫管理システム。
  6. 前記所有権管理部は、前記対象プラントの前記未使用の在庫部品の識別情報が前記検出装置によって検出されたことを条件として、前記未使用の在庫部品の所有権を前記サプライヤーから前記プラントのユーザーに移転する移転処理を実行するように構成された、請求項に記載の在庫管理システム。
  7. 複数のプラントにおける在庫部品を管理するための在庫管理方法であって、
    前記複数のプラントのうち対象プラントの運転時間を含む運転データ情報に基づいて、前記対象プラントの次回の点検時に交換すべき部品の種別及び数量を含む点検推奨情報を決定するステップと、
    前記対象プラントの前記在庫部品の少なくとも一つの種別について、前記在庫部品の数量が前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対して不足している場合に、前記点検推奨情報における前記交換すべき部品の数量に対する前記対象プラントの在庫部品の数量の不足分を示す情報を含む補充推奨情報を出力するステップと、
    各々の前記プラントの在庫部品の個数、所在プラント及び所在地域を前記在庫部品の種別毎に記憶する在庫管理DBから前記対象プラントと同一地域に属する少なくとも1つの他プラントの在庫部品の種別及び数量を含む他プラント在庫情報を取得するステップと、
    各々の前記プラントの未使用の在庫部品の所有権を、各々の前記プラントに部品を供給するサプライヤーに属する所有権として管理するステップと、
    前記対象プラントの前記補充推奨情報と、前記在庫管理DBから取得される前記他プラント在庫情報とに基づいて、前記所有権が前記サプライヤーに属する前記未使用の在庫部品のうち前記対象プラントに送付すべき在庫部品の種別及び数量を決定するステップ
    を備える、在庫管理方法。
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