JP7269574B2 - アンモニア充填システム - Google Patents

アンモニア充填システム Download PDF

Info

Publication number
JP7269574B2
JP7269574B2 JP2020543930A JP2020543930A JP7269574B2 JP 7269574 B2 JP7269574 B2 JP 7269574B2 JP 2020543930 A JP2020543930 A JP 2020543930A JP 2020543930 A JP2020543930 A JP 2020543930A JP 7269574 B2 JP7269574 B2 JP 7269574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat pipe
ammonia
filling system
supply line
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020543930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021515170A (ja
Inventor
ジェム・オミュル
アフメト・ビルゲ・ウイグル
ハサン・ギュルギュチュ・イシク
イルハミ・ホルズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tusas Turk Havacilik Ve Uzay Sanayii AS
Gazi Universitesi
Original Assignee
Tusas Turk Havacilik Ve Uzay Sanayii AS
Gazi Universitesi
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tusas Turk Havacilik Ve Uzay Sanayii AS, Gazi Universitesi filed Critical Tusas Turk Havacilik Ve Uzay Sanayii AS
Publication of JP2021515170A publication Critical patent/JP2021515170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7269574B2 publication Critical patent/JP7269574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0283Means for filling or sealing heat pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/06Control arrangements therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0241Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes the tubes being flexible
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0266Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with separate evaporating and condensing chambers connected by at least one conduit; Loop-type heat pipes; with multiple or common evaporating or condensing chambers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

本発明は、熱移動のために宇宙機及び/又は航空機で利用されるヒートパイプにアンモニアを充填することを可能にする充填システムに関する。
ヒートパイプは、生じた熱を移動するために宇宙機及び/又は航空機で利用される。これらのヒートパイプでは、流体を用いて熱供給が行われる、ここで、アンモニアは、これらの流体の中で主流の流体である。宇宙機及び/又は航空機での熱移動のために利用されるヒートパイプにアンモニアを充填する動作は、高精度に行われる。ヒートパイプ内のアンモニアの量は、ヒートパイプによって可能になる熱移動に影響を与える。したがって、ヒートパイプにアンモニアを充填する動作を正確及び省エネルギー方式の両方で行うことは重要である。
このような典型的な充填システムは、公表された特許出願US 4881580 A号に開示されており、ここで、該文書は、ヒートパイプ及び同様の密閉キャリア(closed carrier)のための充填及び排出動作の両方を行うシステムに言及している。ここで、純粋な流体として、水、アンモニア、アルコール、及びハロゲン系炭化水素がヒートパイプ内で使用されてもよい。適切な量で選択された純粋な流体は、弁を介してヒートパイプに制御可能に充填される。しかしながら、宇宙機及び/又は航空機のために要求される高精度の充填動作を提供すること及び充填動作中に所望のエネルギー効率を得ることは可能ではない。
本発明による充填システムは、チャンバーと、熱移動のために使用され、チャンバーに沿って延びる少なくとも1つのヒートパイプと、純粋なアンモニアを飽和蒸気として室温で貯蔵することができる少なくとも1つのアンモニア管と、アンモニア管からヒートパイプにアンモニアを移動することが可能で、ヒートパイプが取り外し可能に係合される少なくとも1つの供給ラインと、供給ライン上に配置され、アンモニアの流れを制御させる少なくとも1つの弁と、供給ライン上に配置され、真空引き及び/又は封止評価(sealing assessment)のために使用される少なくとも1つの検出器と、ヒートパイプの温度を上昇させる少なくとも1つの加熱器と、ヒートパイプを冷却する少なくとも1つの冷却器と、を含む。
本発明による充填システムは、供給ラインに接続されたヒートパイプの端部領域を所定の温度値より高く維持するための少なくとも1つの付加的な加熱器を含む。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、ヒートパイプが冷却されている間に、供給ラインに接続されたヒートパイプの領域に熱を提供する付加的な加熱器を有する。ヒートパイプにアンモニアを充填している間、ヒートパイプは冷却器によって冷却される。これは、ヒートパイプ内のアンモニアを液化すること及びヒートパイプにアンモニアを充填することを提供する。ヒートパイプが冷却されている間、付加的な加熱器によって、アンモニアの導入が起こるヒートパイプの端部に熱が提供される。ヒートパイプにアンモニアを充填する動作中、アンモニアの導入が起こるヒートパイプの端部でアンモニアが液化するのが防止される。これは、より効果的な方法でヒートパイプにアンモニアを充填することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、熱風を噴射する付加的な加熱器を有する。付加的な加熱器は、ヒートパイプ及び供給ラインの接続領域に熱風を噴射する。これは、簡便かつ効果的な方式で、該領域の温度値を所定の温度値より高く維持することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、検出器によってヒートパイプのための封止評価を処理する工程、供給ラインによってアンモニア管から所定量のアンモニアをヒートパイプに充填する工程、加熱器によってヒートパイプの温度を上昇させる工程、真空引きによってヒートパイプ内のアンモニアをヒートパイプから除去している間に検出器によって封止制御(seal control)を行う工程、供給ラインによってアンモニア管からヒートパイプにアンモニアを装填する工程、ヒートパイプ内のアンモニアを液化するために冷却器によってヒートパイプを冷却する工程、及びヒートパイプを冷却する動作中に供給ラインに接続されたヒートパイプの端部に付加的な加熱器によって熱を提供する工程と、を含む。
本発明のある実施形態では、充填システムは、ヒートパイプ及び供給ラインを接続することが可能な管継手接続特性(tube-fitting connection feature)を有する接続部材を含む。好ましくは、管状接続部は、ナットによって締め付けられた口輪(ferrule)を介して互いに堅固に接続される。これのおかげで、高圧値下の接続点で安全に封止が提供される。したがって、ヒートパイプにアンモニアを充填することがより効果的な方法で行われる。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、接続部材の温度を所定の特定の温度値より高く維持する付加的な加熱器を有する。これは、接続領域でのアンモニアの液化を防止し、それによって効果的な方法で、ヒートパイプにアンモニアを充填させる。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、ヒートパイプの端部からヒートパイプ及び供給ラインの接続部に向かってヒートパイプを局所的に冷却する冷却器を含む。冷却器は、ヒートパイプ内のアンモニアを冷却して、アンモニアを液相に変える。ヒートパイプ及び供給ラインの接続部から離れた位置でヒートパイプは、冷却され始める。ヒートパイプにアンモニアを充填する前に、ヒートパイプ及び供給ラインの接続部でアンモニアが液化するのが防止される。これは、ヒートパイプにアンモニアを効果的な方法で充填させる。
本発明の別の実施形態では、冷却器は、二酸化炭素の固相であるドライアイスである。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、ヒートパイプ又は供給ライン上に配置され、アンモニアのヒートパイプへの移動又はヒートパイプからの除去をさせる弁と、ヒートパイプの重量を測定する少なくとも1つの重量測定装置と、を含む。重量を測定することによって、ヒートパイプが所望量充填されているか否かが検出される。もしもヒートパイプに多量のアンモニアが存在するならば、弁によって送出され、もしもヒートパイプに不足量のアンモニアが存在するならば、弁によってアンモニアは、ヒートパイプに加えられる。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、供給ライン又はヒートパイプ上に配置され、温度を測定する少なくとも1つの熱計と、アンモニア管又は供給ライン上に配置され、アンモニア管から供給ラインに所定量のアンモニアを供給することを可能にする少なくとも1つの調節器と、を含む。これは、ヒートパイプにアンモニアを制御可能に充填することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、重量データを介して弁の動作を制御する制御部を含む。これは、ヒートパイプにアンモニアを制御可能に充填することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システムは、温度情報に応じて調節器の動作を調整する制御部を有する。温度データに応じて、調節器から供給ラインに供給されるアンモニアの流量が調整される。
本発明のある実施形態では、ヒートパイプは、熱移動のために宇宙機及び/又は航空機で利用される。宇宙機及び/又は航空機では熱移動が高精度に行われる。充填システムのおかげで、ヒートパイプは高精度の効果的な方法でアンモニアが充填される。
本発明による充填システムは、アンモニア気体の純度を乱すことなく、ヒートパイプにアンモニアを充填することを可能にする。そのうえ、1つのシステムは、充填及び気体排出の両方の動作を行うことができ、それによって製造コストの削減を行うことができる。加えて、本発明によるシステム及び方法は、室内条件で気相であるアンモニアを所望量でヒートパイプに充填することができる。
<発明の目的>
本発明の目的は、宇宙機及び/又は航空機に提供されたヒートパイプにアンモニアを充填することを可能にする充填システムを提供することである。
本発明の別の目的は、純粋なアンモニア気体の、その純度を乱すことなくヒートパイプに充填することを可能にする充填システムを提供することである;
本発明のさらなる目的は、室内条件で気相であるアンモニア気体を所望量ヒートパイプに充填することが可能な低コストの充填システムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、ヒートパイプの熱移動容量を所望の水準に維持する充填システムを提供することである。
本発明の目的を達成するために実現される充填システムは添付図面に示される、図中:
図1-充填システムの透視図。 図2-充填システムの上面透視図。 図3-熱計及び調節器の図。
図面に示されている全ての部品には個々に参照番号が付されていて、これらの番号の対応する用語は以下のように列挙される:
1.充填システム
2.チャンバー
3.ヒートパイプ
4.アンモニア管
5.供給ライン
6.弁
7.検出器
8.加熱器
9.冷却器
10.付加的な加熱器
11.接続部材
12.重量測定装置
13.熱計
14.調節器
15.制御部
<発明の説明>
充填システム(1)は、チャンバー(2)と、熱移動のために使用され、チャンバー(2)に沿って延びる少なくとも1つのヒートパイプ(3)と、純粋なアンモニアを飽和蒸気として室温で貯蔵することができる少なくとも1つのアンモニア管(4)と、アンモニア管(4)からヒートパイプ(3)にアンモニアを供給することが可能で、ヒートパイプ(3)が取り外し可能に係合される少なくとも1つの供給ライン(5)と、供給ライン(5)上に配置され、アンモニアの流れを制御させる少なくとも1つの弁(6)と、供給ライン(5)上に配置され、封止制御を提供する少なくとも1つの検出器(7)と、ヒートパイプ(3)を加熱する少なくとも1つの加熱器(8)と、ヒートパイプ(3)を冷却する少なくとも1つの冷却器(9)と、を含む。
本発明の充填システム(1)は、供給ライン(5)に接続されたヒートパイプ(5)の端部を所定の温度値より高く維持するための少なくとも1つの付加的な加熱器(10)を含む(図1及び図2)。
本発明の充填システム(1)は、ほぼ気相のアンモニアが存在するアンモニア管(4)からアンモニアを供給ライン(5)に供給する。アンモニアは、少なくとも1つの弁(6)によって、供給ライン(5)からヒートパイプ(3)に制御可能に供給され得る。ヒートパイプ(3)にほぼ気相で供給され、ヒートパイプ(3)を冷却するとすぐに、ヒートパイプ(3)内でアンモニアが液化し、それによって、ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填する動作を行う。ヒートパイプ(3)にアンモニアを適切に導入することができるために、付加的な加熱器(10)によって、アンモニアの導入が起こるヒートパイプ(3)の端部が加熱される。これは、供給ライン(5)に接続され、アンモニアの導入が起こるヒートパイプ(3)の端部でアンモニアに起因する閉塞を回避する。したがって、ヒートパイプ(3)は、効果的な方法でアンモニアが充填される。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、ヒートパイプ(3)が冷却されている間に、供給ライン(5)に接続されたヒートパイプ(3)の端部に熱を提供する付加的な加熱器(10)を有する。ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填している間に、冷却器(9)によってヒートパイプ(3)は冷却される。これは、ヒートパイプ(3)内のアンモニアが液化し、ヒートパイプ(3)にアンモニアが充填されることを提供する。ヒートパイプ(3)が冷却されている間に、付加的な加熱器(10)によって、アンモニアの導入が起こるヒートパイプ(3)の端部が加熱される。ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填する動作中に、アンモニアの導入が起こるヒートパイプ(3)の端部でアンモニアが液化するのが防止される。これは、より効果的な方法で、ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、熱風を吹きつける付加的な加熱器(10)を有する。付加的な加熱器(10)は、ヒートパイプ(3)及び供給ライン(5)との接続領域に熱風を吹きつける。これは、簡便及び効果的な方式で、該領域の温度値を所定の温度値より高く維持することを可能にする。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、ヒートパイプ(3)が加熱器(8)によって加熱されている間に、封止制御を行う検出器(7)及び、ヒートパイプ(3)がアンモニアを充填されている間に、ヒートパイプ(3)内のアンモニアを液化させるためにヒートパイプ(3)を冷却する冷却器(9)と、を含む。充填システム(1)の動作方法(M)は、検出器(7)によってヒートパイプ(3)のための封止制御を行う工程と、供給ライン(5)によってヒートパイプ(3)にアンモニア管(4)からアンモニアの所定量を充填する工程と、加熱器(8)によってヒートパイプ(3)を加熱する工程と、真空引きによってヒートパイプ(3)内のアンモニアをヒートパイプ(3)から除去している間に検出器(7)によって封止制御を行う工程と、供給ライン(5)によってアンモニア管(4)からアンモニアをヒートパイプ(3)に充填する工程と、ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填している間に、ヒートパイプ(3)内のアンモニアを液化するために、冷却器(9)によってヒートパイプ(3)を冷却する工程、及びヒートパイプ(3)の冷却動作中に、付加的な加熱器(10)によってヒートパイプ(3)の端部を加熱する工程と、を含む。好ましくは、ヘリウム気体を検出することができる検出器(7)によって、供給ライン(5)及びヒートパイプ(3)は、好ましくは、ヘリウム気体が充填されて、検出器(7)によって封止制御が提供される。封止制御後、ヒートパイプ(3)に所定量のアンモニア気体が移動される。加熱器(8)を介してヒートパイプ(3)を加熱することによって、ヒートパイプ(3)内のアンモニアは、ほぼ気相に変えられ、真空引きされ、送り出される。該アンモニアがヒートパイプ(3)から真空引きされている間、検出器(7)によって封止制御が繰り返される。漏れが検出されない場合、ヒートパイプ(3)は、アンモニア管(4)から供給ライン(5)によって、アンモニアが充填される。ヒートパイプ(3)は、冷却されて、ヒートパイプ(3)内のアンモニアを液化する。ヒートパイプ(3)にアンモニアを導入している間、アンモニアが液化しないように、供給ライン(5)に接続されたヒートパイプ(3)の端部が付加的な加熱器(10)によって加熱される。これは、効果的な方法でヒートパイプ(3)にアンモニアを充填することを提供する。
本発明のある実施形態では、充填システム(1)は、ヒートパイプ(3)及び供給ライン(5)を接続することが可能な管継手接続特性を有する接続部材(11)を含む。好ましくは、管式の接続部は、漏れがないように、ナットによって締め付けられた口輪を介して互いに堅固に接続される。これのおかげで、高圧値下の接続点で安全に封止が提供される。したがって、より効果的な方法で、ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填することが行われる。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、接続部材(11)の温度を所定の温度値より高く維持する付加的な加熱器(10)を有する。これは、接続領域でのアンモニアの液化を防止し、それによってヒートパイプ(3)にアンモニアを効果的な方法で充填させる。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、ヒートパイプ(3)の端部からヒートパイプ(3)及び供給ライン(5)の接続部に向かって徐々にヒートパイプ(3)を冷却する冷却器(9)を含む。冷却器(9)は、ヒートパイプ(3)内のアンモニアを冷却して、アンモニアを液相に変える。ヒートパイプ(3)及び供給ライン(5)の接続部から離れた位置でヒートパイプ(3)は、冷却され始める。ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填する前に、ヒートパイプ(3)及び供給ライン(5)の接続部でアンモニアが液化するのが防止される。これは、ヒートパイプ(3)にアンモニアを効果的な方法で充填させる。
本発明の別の実施形態では、冷却器(9)はドライアイスである。これは、ヒートパイプ(2)の所望の領域又は全領域を冷却することを可能にする。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、ヒートパイプ(3)又は供給ライン(5)上に配置され、アンモニアのヒートパイプ(3)への移動又はヒートパイプ(3)からの除去をさせる弁(6)と、ヒートパイプ(3)の重量を測定する少なくとも1つの重量測定装置(12)と、を含む。重量を測定することにより、ヒートパイプ(3)が所望量充填されているか否かが検出される。もしもヒートパイプ(3)に多量のアンモニアが存在するならば、弁(6)によって送出され、もしもヒートパイプ(3)に不足量のアンモニアが存在するならば、弁(6)によってアンモニアは、ヒートパイプ(3)に加えられる。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、供給ライン(5)又はヒートパイプ(3)上に配置されて温度を測定する少なくとも1つの熱計(13)と、アンモニア管(4)又は供給ライン(5)上に配置され、所望量のアンモニアをアンモニア管(4)から供給ライン(5)に供給することを可能にする少なくとも1つの調節器(14)と、を含む(図3)。これは、ヒートパイプ(3)にアンモニアを制御可能に充填することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、重量データに応じて弁(6)の動作を制御する制御部(15)を含む。これは、ヒートパイプにアンモニアを制御可能に充填することを提供する。
本発明の別の実施形態では、充填システム(1)は、温度情報に応じて調節器(14)の動作を調整する制御部(15)を有する。温度データに応じて、調節器(14)から供給ライン(5)に供給されるアンモニアの流量が調整される。
本発明のある実施形態では、ヒートパイプ(3)は、熱移動のために宇宙機及び/又は航空機で利用される。宇宙機及び/又は航空機では熱移動が高精度で行われる。充填システム(1)のおかげで、ヒートパイプ(3)に効果的な方法で高精度にアンモニアが充填される。
本発明による充填システムは、アンモニア気体の純度を乱すことなく、ヒートパイプ(3)にアンモニアを充填することを可能にする。そのうえ、1つのシステムは、充填及び気体排出の両方の動作を行うことができ、それによって製造コストを削減する。加えて、本発明による充填システム(1)及び方法は、室内条件で気相であるアンモニアを所望量でヒートパイプ(3)に充填することができ、それによってヒートパイプ(3)の熱移動容量を所望の水準で得る。

Claims (13)

  1. チャンバー(2)と、熱移動のために使用され、チャンバー(2)に沿って延びる少なくとも1つのヒートパイプ(3)と、純粋なアンモニアを飽和蒸気として室温で貯蔵することができる少なくとも1つのアンモニア管(4)と、アンモニア管(4)からヒートパイプ(3)にアンモニアを供給することが可能で、ヒートパイプ(3)が取り外し可能に係合される少なくとも1つの供給ライン(5)と、供給ライン(5)上に配置され、アンモニアの流れを制御させる少なくとも1つの弁(6)と、供給ライン(5)上に配置され、封止制御を提供する少なくとも1つの検出器(7)と、ヒートパイプ(3)を加熱する少なくとも1つの加熱器(8)と、ヒートパイプ(3)を冷却する少なくとも1つの冷却器(9)と、を含む充填システム(1)であって、前記ヒートパイプ(3)が冷却されている間に、供給ライン(5)に接続されたヒートパイプ(3)の端部の温度を所定の温度値より高く維持するための少なくとも1つの付加的な加熱器(10)を含むことを特徴とする、充填システム(1)。
  2. 前記充填システム(1)が、熱風を吹きつける付加的な加熱器(10)を有することを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  3. 前記充填システム(1)が、前記加熱器(8)によって前記ヒートパイプ(3)が加熱されている間に、封止制御を行う検出器(7)と、該ヒートパイプ(3)にアンモニアが充填されている間に、該ヒートパイプ(3)内のアンモニアを液化させるために、該ヒートパイプ(3)を冷却する冷却器(9)と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  4. 前記充填システム(1)が、前記ヒートパイプ(3)及び前記供給ライン(5)を接続することが可能な管継手接続特性を有する接続部材(11)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  5. 前記充填システム(1)が、前記接続部材(11)の温度を所定の温度値より高く維持する付加的な加熱器(10)を有することを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  6. 前記充填システム(1)が、前記ヒートパイプ(3)の端部から該ヒートパイプ(3)及び前記供給ライン(5)の接続部に向かって徐々に該ヒートパイプ(3)を冷却する冷却器(9)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  7. 前記充填システム(1)が、ドライアイスの冷却器(9)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  8. 前記充填システム(1)が、前記ヒートパイプ(3)又は前記供給ライン(5)上に配置され、アンモニアの該ヒートパイプ(3)への移動又は該ヒートパイプ(3)からの除去をさせる弁(6)と、該ヒートパイプ(3)の重量を測定する少なくとも1つの重量測定装置(12)と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  9. 前記充填システム(1)が、前記供給ライン(5)又は前記ヒートパイプ(3)上に配置され、温度を測定する少なくとも1つの熱計(13)と、前記アンモニア管(4)又は該供給ライン(5)上に配置され、該アンモニア管(4)から該供給ライン(5)に所望量のアンモニアを供給することを可能にする少なくとも1つの調節器(14)と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  10. 前記充填システム(1)が、重量データに応じて前記弁(6)の動作を制御する少なくとも1つの制御部(15)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  11. 前記充填システム(1)が、温度情報に応じて前記調節器(14)の動作を調整する制御部(15)を有することを特徴とする、請求項10に記載の充填システム(1)。
  12. 前記充填システム(1)が、熱移動のために宇宙機及び/又は航空機で利用されるヒートパイプ(3)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
  13. 前記充填システム(1)が、ヘリウム気体を検出することができる検出器(7)含むことを特徴とする、請求項1に記載の充填システム(1)。
JP2020543930A 2018-02-14 2019-02-12 アンモニア充填システム Active JP7269574B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TR201802075 2018-02-14
TR2018/02075 2018-02-14
PCT/TR2019/050089 WO2019160518A2 (en) 2018-02-14 2019-02-12 An ammonia filling system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021515170A JP2021515170A (ja) 2021-06-17
JP7269574B2 true JP7269574B2 (ja) 2023-05-09

Family

ID=67619615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020543930A Active JP7269574B2 (ja) 2018-02-14 2019-02-12 アンモニア充填システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11796257B2 (ja)
JP (1) JP7269574B2 (ja)
WO (1) WO2019160518A2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110949715B (zh) * 2019-12-21 2020-11-17 西安交通大学 一种高精度液态金属钠定量灌装装置及方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003329380A (ja) 2002-05-09 2003-11-19 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートパイプの製造方法及び製造装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854358B2 (ja) * 1977-06-28 1983-12-03 株式会社神戸製鋼所 ヒ−トパイプの製作方法
SU885748A1 (ru) 1980-03-10 1981-11-30 Ордена Трудового Красного Знамени Институт Тепло-И Массообмена Им.А.В.Лыкова Ан Бсср Способ заправки тепловой трубы теплоносителем
JPS5976877U (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 三菱電機株式会社 ヒ−トパイプ作動液充填装置
JPS59153461U (ja) * 1983-03-29 1984-10-15 三菱電機株式会社 ヒ−トパイプ作動液充填装置
JPS6287787A (ja) * 1985-10-14 1987-04-22 Fujikura Ltd 低沸点作動流体の注入方法
US4881580A (en) 1986-02-03 1989-11-21 Hughes Aircraft Company Fixture adapted for evacuating and filling heat pipes and similar closed vessels
JPH0942871A (ja) * 1995-08-01 1997-02-14 Mitsubishi Cable Ind Ltd ヒートパイプの作動液注入方法
US7430803B2 (en) 2004-12-28 2008-10-07 Jia-Hao Li Gas removing apparatus for removing non-condensate gas from a heat pipe and method for the same
CN100437001C (zh) * 2005-05-13 2008-11-26 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 真空充液装置和真空充液方法
GB201005861D0 (en) * 2010-04-08 2010-05-26 S & P Coil Products Ltd A method an an apoparatus for constructing a heat pipe
EP2395309A1 (en) 2010-06-08 2011-12-14 Thermal Corp. Heat pipe
TW201202648A (en) * 2010-07-14 2012-01-16 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Heat pipe manufacturing method
US20170356319A1 (en) 2016-06-09 2017-12-14 General Electric Company Exhaust Gas Heat Exchange for Ammonia Evaporation Using a Heat Pipe

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003329380A (ja) 2002-05-09 2003-11-19 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートパイプの製造方法及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11796257B2 (en) 2023-10-24
WO2019160518A2 (en) 2019-08-22
WO2019160518A3 (en) 2020-03-26
JP2021515170A (ja) 2021-06-17
US20210010756A1 (en) 2021-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1942979B (zh) 低温电缆的循环冷却系统
EP2000753B1 (en) System and method for separating components of a fluid coolant for cooling a structure
JP2004527712A5 (ja)
TW200306402A (en) Loop heat pipe method and apparatus
JP7269574B2 (ja) アンモニア充填システム
KR20140037073A (ko) 극저온 냉각 장치 및 방법
JP2018158596A (ja) 宇宙環境試験装置の温度制御方法および宇宙環境試験装置
JP7185886B2 (ja) アンモニア充填システム
US5398426A (en) Process and apparatus for desiccation
JP2001507435A (ja) 加圧下で容器を充填する方法および装置
JP3720160B2 (ja) 低温液化ガスの気化方法及び設備
JP2000095198A (ja) 温度コントロールベースプレート及びその制御方法
TW202319697A (zh) 用於加熱液體之方法、系統及設備
Narayanan et al. Line chilldown and flow boiling heat transfer characteristics of stainless steel tubes
US9589687B2 (en) Controlling the temperature of uranium material in a uranium enrichment facility
Khrustalev et al. Temperature control with two parallel small loop heat pipes for GLM program
Iwata et al. Experimental study of temperature controllable oscillating heat pipe in space thermal environment
JP6600334B2 (ja) 宇宙環境試験装置、及び宇宙環境試験装置の運転方法
RU2603690C1 (ru) Система термостабилизации приборного отсека космического аппарата
JPH08128596A (ja) ガス蒸発装置及びガス供給方法
JP2006194337A (ja) 窒素供給システム
JP7076742B2 (ja) 昇温脱離分析法における液体窒素を用いた冷却機構付低温式昇温炉
JP4964462B2 (ja) 高圧ガス供給装置および高圧ガス供給方法
CN115931967A (zh) 一种铣槽式再生冷却通道两相传热实验系统及实验方法
KR200193873Y1 (ko) 일체형 열 전달 튜브세트의 열전달장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7269574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150