JP7268697B2 - 負荷軽減装置、負荷軽減方法及び負荷軽減プログラム - Google Patents

負荷軽減装置、負荷軽減方法及び負荷軽減プログラム Download PDF

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Description

本発明は、負荷軽減装置、負荷軽減方法及び負荷軽減プログラムに関するものである。
危険等を伴う環境で作業を行う作業者は、安全性を確保するために防護衣を装着することが望まれる。ところが、安全性を担保するための防護衣は一般的に重い。このため、防護衣を装着した状態での動作が困難になる。これに対して、例えば特許文献1には、防護衣を有する動作補助装置が開示されている。特許文献1では、駆動部から動力で装着者の動作がアシストされると共に、防護衣の重量がフレームで支持される。このため、防護衣を装着した状態における装着者の負荷を軽減することができる。
特開2013-13499号公報
ところで、防護衣は身体を覆うため内部に熱が溜まりやすい。この防護衣の内部の熱は装着者のストレスになり、長時間の作業を困難なものとする。例えば、特許文献1では、防護衣の内部に冷却袋及び冷却用熱交換器が設置された構成が開示されている。このような特許文献1によれば、冷却袋に冷却液が流れることで装着者に冷たさを感じさせることができる。しかしながら、冷却用熱交換器が防護衣の内部に配置されていることから、熱を防護衣の外部に放出することができない。このため、防護衣の内部の熱が溜まることを防止することはできない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、防護衣を装着した作業の負荷を軽減可能であると共に防護衣の内部に熱が溜まることを抑止可能とする負荷軽減装置、負荷軽減方法及び負荷軽減プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様である負荷軽減装置は、上記課題を解決するための手段として、身体へ装着可能なフレームと、上記フレームに付与する動力を生成するアクチュエータと、上記フレームに支持されて上記身体を覆う防護衣と、上記防護衣の内部に配置されて上記防護衣の内部の熱を受ける受熱部と、少なくとも一部が上記防護衣の外部に露出されて配置されると共に上記防護衣の外部にて放熱する放熱部と、上記受熱部で受けた熱を上記放熱部に伝達する伝熱部とを備えるという構成を採用する。
本発明の一態様である負荷軽減方法は、上記課題を解決するための手段として、身体へ装着可能でかつアクチュエータから動力が付与されるフレームに身体を覆う防護衣を支持させ、上記防護衣の内部に配置された受熱部から、上記防護衣の外部に少なくとも一部が露出されて配置された放熱部に伝熱部を介して伝熱することで、上記防護衣の内部の熱を上記防護衣の外部に放熱するという構成を採用する。
本発明の一態様である負荷軽減プログラムは、上記課題を解決するための手段として、負荷軽減装置が、身体へ装着可能なフレームと、上記フレームに付与する動力を生成するアクチュエータと、上記フレームに支持されて上記身体を覆う防護衣と、上記防護衣の内部に配置されて上記防護衣の内部の熱を受ける受熱部と、少なくとも一部が上記防護衣の外部に露出されて配置されると共に上記防護衣の外部にて放熱する放熱部と、上記受熱部で受けた熱を上記放熱部に伝達する伝熱部と、上記アクチュエータを制御する制御部とを備え、上記制御部に、上記受熱部から上記放熱部までの熱伝導状態を制御させるという構成を採用する。
本発明によれば、防護衣を装着した作業の負荷を軽減可能であると共に防護衣の内部に熱が溜まることを抑止することが可能となる。
装着者に装着された状態の本発明の第1実施形態におけるパワードスーツの概略構成を示す模式図である。 装着者に装着されていない状態の本発明の第1実施形態におけるパワードスーツの概略構成を示す模式図である。 装着者に装着された状態の本発明の第1実施形態のパワードスーツの概略構成を模式的に示す正面図である。 装着者に装着された状態の本発明の第1実施形態のパワードスーツの概略構成を模式的に示す背面図である。 本発明の第1実施形態におけるパワードスーツの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態におけるパワードスーツの処理フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のパワードスーツの概略構成を模式的に示す背面図である。 本発明の第3実施形態のパワードスーツの概略構成を模式的に示す背面図である。 本発明の第4実施形態のパワードスーツが備える複数の受熱部を含む模式図である。 本発明の第4実施形態のパワードスーツが備える複数の受熱部及び複数のフレキシブルヒートパイプのうち1つを示す模式図である。 本発明の第5実施形態のパワードスーツの概略構成を模式的に示す背面図である。 本発明の第5実施形態におけるパワードスーツの機能ブロック図である。 本発明の第5実施形態におけるパワードスーツの処理フローの一例を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態におけるパワードスーツの概略構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る負荷軽減装置、負荷軽減方法及び負荷軽減プログラムの一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、装着者Xに装着された状態の本実施形態のパワードスーツ100の概略構成を示す模式図である。また、図2は、装着者Xの装着されていない状態の本実施形態のパワードスーツ100の概略構成を示す模式図である。本実施形態のパワードスーツ100は、装着者Xが着るように装着することが可能なスーツ型の負荷軽減装置である。
なお、以下の説明においては、パワードスーツ100を装着した装着者Xが向く方向をパワードスーツ100の前方、パワードスーツ100を装着した装着者Xが向く方向と反対方向をパワードスーツ100の後方とする。
図1及び図2に示すように本実施形態のパワードスーツ100は、フレーム1と、下肢バンド2と、腰バンド3と、防護衣4と、股関節アクチュエータ5(アクチュエータ)と、膝関節アクチュエータ6(アクチュエータ)と、受熱部7と、放熱部8と、足裏荷重センサ9と、靴裏荷重センサ10と、電源部11と、制御部12とを備えている。
フレーム1は、パワードスーツ100の骨格部を形成する強度部材であり、装着者Xの身体へ装着可能である。フレーム1は、下肢バンド2、腰バンド3、防護衣4、股関節アクチュエータ5、膝関節アクチュエータ6、受熱部7、放熱部8、足裏荷重センサ9、靴裏荷重センサ10、電源部11及び制御部12を支持する。このフレーム1は、図1及び図2に示すように、腰フレーム1aと、下肢上部フレーム1bと、下肢下部フレーム1cと、背側フレーム1dと、肩フレーム1eとを備えている。
腰フレーム1aは、装着者Xの腰周りに配置される部位であり、装着者Xの腰を背面側から囲うように形成されている。下肢上部フレーム1b及び下肢下部フレーム1cは、装着者Xの右脚用と左脚用とに2つずつ設けられている。下肢上部フレーム1bは、装着者Xの上腿に対して装着される部位である。下肢上部フレーム1bの上端は、腰フレーム1aに接続されている。フレーム1は、腰フレーム1aと下肢上部フレーム1bとの接続箇所に設けられた股関節部1gを有している。下肢上部フレーム1bは、股関節部1gを介して腰フレーム1aと接続されることで、腰フレーム1aに対して回動可能とされている。
下肢下部フレーム1cは、装着者Xの下腿及び足に装着される部位である。下肢下部フレーム1cの上端は、下肢上部フレーム1bの下端に接続されている。フレーム1は、下肢上部フレーム1bと下肢下部フレーム1cとの接続箇所に設けられた膝関節部1hを有している。下肢下部フレーム1cは、膝関節部1hを介して下肢上部フレーム1bと接続されることで、下肢上部フレーム1bに対して回動可能とされている。
また、下肢下部フレーム1cの下端には、装着者Xの足を載置する足載置部1c1が設けられている。この足載置部1c1は、水平方向に向けて突出するように設けられた板状の部位である。このような足載置部1c1が設けられた下肢下部フレーム1cは、下端が屈曲されたL字形状に形成されている。なお、下肢下部フレーム1cには、足載置部1c1を回動可能とするための足関節部を設けても良い。この場合には、足関節部に対して足関節アクチュエータを設置しても良い。
背側フレーム1dは、装着者Xの背中に装着される部位である。背側フレーム1dの下端は、腰フレーム1aと接続されている。つまり、背側フレーム1dは、腰フレーム1aに対して立設されている。背側フレーム1dは、例えば、装着者Xの腰から装着者Xの肩に至る高さ寸法で形成されている。
肩フレーム1eは、背側フレーム1dの上端から水平方向に延伸して設けられた部位である。この肩フレーム1eは、防護衣4の後述する頭部防護部4a及び上半身防護部4bが着脱可能に設けられている。つまり、肩フレーム1eには、頭部防護部4a及び上半身防護部4bが固定されている。
図3は、装着者Xに装着された状態の本実施形態のパワードスーツ100の概略構成を模式的に示す正面図である。また、図4は、装着者Xに装着された状態の本実施形態のパワードスーツ100の概略構成を模式的に示す背面図である。これらの図に示すように、肩フレーム1eには、フレーム1と防護衣4とを接続する防護衣接続部13が設けられている。この防護衣接続部13は、防護衣4が直接的に接続される防護衣マウント部13aと、肩フレーム1eに設けられたフレームマウント部13bと、防護衣マウント部13aとフレームマウント部13bとの間に介挿される振動吸収部13cとを有している。振動吸収部13cは、フレーム1から伝達される振動を吸収する部材であり、例えば樹脂等の弾性体で形成されている。このような振動吸収部13cを用いることで、フレーム1から防護衣4に振動が伝達することを抑止することができる。
本実施形態においては、このようなフレーム1に対して防護衣4の内部に配置された受熱部7が接続されている。また、後述するようにフレーム1には放熱部8も接続されている。このようなフレーム1は、受熱部7で受けた防護衣4の内部の熱を放熱部8に伝達する。つまり、本実施形態においては、受熱部7で受けた熱を放熱部8に伝達する伝熱部がフレーム1を用いて形成されている。なお、フレーム1の全体が伝熱部として機能しても良いが、必ずしもその必要はない。つまり、フレーム1の少なくとも一部が伝熱部を形成するようにしても良い。
下肢バンド2は、フレーム1と装着者Xの下肢とを結束するバンド部材である。本実施形態において下肢バンド2は、下肢上部フレーム1bと下肢下部フレーム1cとの各々に対して設けられている。下肢上部フレーム1bに設けられた下肢バンド2は、下肢上部フレーム1bと装着者Xの上腿とを結束する。また、下肢下部フレーム1cに設けられた下肢バンド2は、下肢下部フレーム1cと装着者Xの下腿とを結束する。腰バンド3は、フレーム1と装着者Xの腰とを結束するバンド部材である。本実施形態において腰バンド3は、腰フレーム1aに設けられている。
防護衣4は、図1~図4において仮想線にて示されている。この防護衣4は、フレーム1に支持されて装着者Xの身体の全体を覆う衣服状の部位であり、外部環境から装着者Xの身体を隔離して保護する。つまり、防護衣4の材質は、外部環境から装着者Xの身体を保護可能な材質で形成されている。本実施形態において防護衣4は、3つのパーツで形成されており、頭部防護部4aと、上半身防護部4bと、下半身防護部4cとを有している。
頭部防護部4aは、身体の頭部を覆う部位であり、防護衣接続部13を介して肩フレーム1eに接続されることで肩フレーム1eに載置されている。この頭部防護部4aには、装着者Xの視界を確保するための窓部が設けられている。上半身防護部4bは、頭部防護部4aで覆われる部位を除いた身体の上半身を覆う部位である。この上半身防護部4bは、防護衣接続部13を介して肩フレーム1eに接続されている。下半身防護部4cは、身体の下半身を覆う部位である。この下半身防護部4cは、例えば上半身防護部4bに接続されている。また、下半身防護部4cは、腰フレーム1aに接続されるようにしても良い。
このような防護衣4の重量に基づく荷重は、外骨格を構成するフレーム1を介して地面Mに伝達される。このため、装着者Xが防護衣4から受ける荷重が減少し、装着者Xへの負荷が軽減される。
股関節アクチュエータ5は、フレーム1の股関節部1gに設けられたアクチュエータである。股関節アクチュエータ5は、腰フレーム1aと左脚用の下肢上部フレーム1bとの接続部に設けられた股関節部1g、及び、腰フレーム1aと右脚用の下肢上部フレーム1bとの接続部に設けられた股関節部1gの各々に設けられている。
膝関節アクチュエータ6は、フレーム1の膝関節部1hに設けられたアクチュエータである。膝関節アクチュエータ6は、左脚用の下肢上部フレーム1bと下肢下部フレーム1cとの接続部に設けられた膝関節部1h、及び、右脚用の下肢上部フレーム1bと下肢下部フレーム1cとの接続部に設けられた膝関節部1hの各々に設けられている。
これらの股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6は、制御部12の制御の下に、装着者Xの動作に伴うフレーム1の姿勢変更をアシストするトルクを発生する。このような股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6は、フレーム1に付与する動力を生成する。これらの股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6が発生させるトルクにアシストされることで、装着者Xは小さな力でフレーム1を姿勢変更することが可能となる。
受熱部7は、防護衣4の内部に複数配置されている。本実施形態において受熱部7は、可撓性を有する金属材からなる帯状に形成されている。複数の受熱部7のうち、フレーム1のいずれかの部位に接続されている。なお、受熱部7は、帯状の形状に限定されるものではなく、また可撓性を有することに限定されるものではない。
本実施形態においては、上述のようにフレーム1が伝熱部として機能する。つまり、受熱部7は、防護衣4の内部に配置されて、伝熱部に接続されている。このような受熱部7は、防護衣4の内部の熱を受け、受けた熱を伝熱部であるフレーム1に伝達する。
なお、図1~図4に示すように、本実施形態においては、防護衣4のうち、上半身防護部4bと下半身防護部4cとの内部に受熱部7が配置されている。上半身防護部4bの内部に配置された受熱部7は、背側フレーム1dあるいは肩フレーム1eに接続されている。また、下半身防護部4cの内部に配置された受熱部7は、下肢上部フレーム1bあるいは下肢下部フレーム1cに接続されている。なお、頭部防護部4aの内部にも受熱部7を配置しても良い。この場合には、頭部防護部4aの内部に配置された受熱部7をフレーム1の一部と接続可能な構成とする。
放熱部8は、背側フレーム1dに固定されており、一部が防護衣4の外部に露出された部位である。本実施形態においては、背側フレーム1dに対して2つの放熱部8が設けられている。ただし、放熱部8の設置数は変更可能である。本実施形態において各々の放熱部8は、基部8aと、複数のフィン8bとを有している。
基部8aは、背側フレーム1dに対して直接的に固定された板状の部位であり、複数のフィン8bを支持する。この板状の基部8aは、上半身防護部4bを貫通するように設けられており、フィン8bの設置面が防護衣4の外部に露出されている。なお、基部8aと上半身防護部4bとの境界部は、必要に応じて密着されている。複数のフィン8bは、基部8aから背側フレーム1dと反対側に突出して設けられており、防護衣4の外部に露出されている。
このように本実施形態においては、放熱部8のうち、基部8aの背側フレーム1dと反対側の部位と、フィン8bの全体とが防護衣4の外部に露出されている。放熱部8は、背側フレーム1dを介して受熱部7から熱が伝達され、伝達された熱を防護衣4の外部に放出する。つまり、本実施形態においては、防護衣4の内部の熱が、受熱部7及びフレーム1を介して放熱部8に伝達され、放熱部8から防護衣4の外部に放出される。したがって、防護衣4の内部の熱が、防護衣4の内部に籠る(溜まる)ことが防止される。
足裏荷重センサ9は、フレーム1の足載置部1c1の上面に設置されており、装着者Xの足から受ける荷重を計測して出力するセンサである。靴裏荷重センサ10は、フレーム1の足載置部1c1の下面に設置されており、フレーム1から受ける荷重を計測して出力するセンサである。
電源部11は、腰バンド3に搭載されており、股関節アクチュエータ5、膝関節アクチュエータ6、及び制御部12等に給電を行う。また、制御部12も腰バンド3に搭載されている。なお、電源部11及び制御部12の設置箇所は、腰バンド3に限定されるものではなく、フレーム1の一部であっても良い。
図5は、本実施形態のパワードスーツ100の機能ブロック図である。この図に示すように、本実施形態のパワードスーツ100は、さらに、股関節センサ14と、膝関節センサ15とを備えている。これらの股関節センサ14及び膝関節センサ15は、図1及び図2においては図示が省略されている。
股関節センサ14は、フレーム1の股関節部1gに設けられており、例えば股関節部1gの状態(腰フレーム1aに対する下肢上部フレーム1bの角度等)を検出して、腰フレーム1aに対する下肢上部フレーム1bの角度を示す関節角度情報等を出力する。なお、本実施形態において股関節センサ14は、2つの股関節部1gの各々に対して設けられており、合計で2つ設けられている。
膝関節センサ15は、フレーム1の膝関節部1hに設けられており、例えば膝関節部1hの状態(下肢上部フレーム1bに対する下肢下部フレーム1cの角度等)を検出して、下肢上部フレーム1bに対する下肢下部フレーム1cの角度を示す関節角度情報等を出力する。なお、本実施形態において膝関節センサ15は、2つの膝関節部1hの各々に対して設けられており、合計で2つ設けられている。
なお、足関節部及び足関節アクチュエータが備えられている場合には、足関節部の状態(足関節部の角度)を検出して関節角度情報等を出力する足関節センサが設けられることが好ましい。
制御部12は、演算処理装置、記憶装置及び各種インターフェイス等のハードウェアを備える電子ユニットである。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)からなり、各種演算処理を行う。記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなり、各種データ等を記憶する。
図5に示すように制御部12は、記憶部12aと、統合制御部12bと、情報取得部12cと、アクチュエータ制御部12dとを機能部として有している。これらの機能部は、制御部12に含まれる演算処理装置等のハードウェアが記憶部12aに記憶された負荷軽減プログラムP等に基づいて動作することで実現される。
記憶部12aは、演算処理を行うための基準となる基準情報や、統合制御部12bで算出された算出値等の各種データを記憶する。また、記憶部12aは、パワードスーツ100を動作させるための各種プログラムを記憶している。本実施形態においては、記憶部12aには、負荷軽減プログラムPが記憶されている。この負荷軽減プログラムPは、制御部12に、アクチュエータ(股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6)を制御させるプログラムである。
統合制御部12bは、パワードスーツ100の動作を統合的に制御し、図5に示すように、動作推定部12eと、トルク制御部12fとを有している。動作推定部12eは、股関節センサ14及び膝関節センサ15から得られた関節角度情報と、記憶部12aに記憶された動作基準情報とに基づいて装着者Xの動作を推定する。トルク制御部12fは、股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6のトルク目標値を算出する。また、トルク制御部12fは、算出したトルク目標値を出力する。
このような統合制御部12bでは、荷重センサ(足裏荷重センサ9及び靴裏荷重センサ10)から得られる荷重情報と、記憶部12aに記憶された動作基準情報とに基づいて、股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6のトルク目標値を算出して出力する。
情報取得部12cは、各種センサ(足裏荷重センサ9、靴裏荷重センサ10、股関節センサ14、及び膝関節センサ15)から情報を取得する。アクチュエータ制御部12dは、トルク制御部12fから出力されたトルク目標値に基づいて股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6の制御を行う。なお、足関節アクチュエータが設けられている場合には、アクチュエータ制御部12dは、足関節アクチュエータの制御も行う。
図6は、本実施形態のパワードスーツ100の処理フロー(負荷軽減方法)の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、まず、関節角度情報の取得が行われる(ステップS1)。ステップS1では、制御部12の情報取得部12cが、股関節センサ14及び膝関節センサ15から関節角度情報を取得する。続いて、荷重情報の取得が行われる(ステップS2)。ステップS2では、情報取得部12cが足裏荷重センサ9及び靴裏荷重センサ10から荷重情報を取得する。
続いて、動作推定が行われる(ステップS3)。ステップS3では、動作推定部12eが、ステップS1で得られた関節角度情報と、記憶部12aに記憶された動作基準情報とに基づいて装着者Xの動作を推定する。続いて、トルク目標値の算出が行われる(ステップS4)。ステップS4では、トルク制御部12fが、ステップS1で得られた動作推定情報に基づいて、股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6のトルク目標を算出する。
続いて、ステップS4で算出されたトルク目標値が出力される(ステップS5)。ステップS5では、トルク制御部12fから出力されたトルク目標値が股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6に入力される。股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6にトルク目標値が入力されることで、股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6で目標値に応じたトルクが生成され、フレーム1に動力が付与される。ステップS5が完了すると、ステップS1に戻る。すなわち、本実施形態においては、ステップS1~ステップS5が繰り返し行われる。
以上のような本実施形態のパワードスーツ100は、身体へ装着可能なフレーム1と、
フレーム1に付与する動力を生成するアクチュエータ(股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6)と、フレーム1に支持されて身体を覆う防護衣4とを備えている。また、パワードスーツ100は、防護衣4の内部に配置されて防護衣4の内部の熱を受ける受熱部7と、少なくとも一部が防護衣4の外部に露出されて配置されると共に防護衣4の外部にて放熱する放熱部8と、受熱部7で受けた熱を放熱部8に伝達する伝熱部(本実施形態ではフレーム1)とを備えている。
このような本実施形態のパワードスーツ100によれば、防護衣4の重量がフレーム1で支えられると共にアクチュエータ(股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6)にて装着者Xの動作がアシストされる。また、防護衣4の内部の熱が、受熱部7及びフレーム1を介して放熱部8に伝達され、放熱部8から防護衣4の外部に放出される。このため、防護衣4の内部の熱が、防護衣4の内部に籠る(溜まる)ことが防止される。したがって、本実施形態のパワードスーツ100によれば、防護衣4を装着した作業の負荷を軽減可能であると共に防護衣4の内部に熱が溜まることを抑止することが可能となる。
また、本実施形態のパワードスーツ100においては、伝熱部が、フレーム1の少なくとも一部を用いて形成されている。このため、フレーム1と別に伝熱部を設置する必要がなく、パワードスーツ100を小型かつ軽量なものとすることが可能になる。
また、本実施形態のパワードスーツ100においては、防護衣4が、身体の頭部を覆う頭部防護部4aを有している。また、フレーム1は、頭部防護部4aが載置される肩フレーム1eを有している。このような本実施形態のパワードスーツ100によれば、頭部防護部4aを装着者Xが支持することなく、安定的にフレーム1で支持することが可能となる。
また、本実施形態のパワードスーツ100においては、防護衣4が、頭部防護部4aで覆われる部位を除いた身体の上半身を覆う上半身防護部4bを有している。また、上半身防護部4bが肩フレーム1eに固定されている。このような本実施形態のパワードスーツ100によれば、上半身防護部4bが肩フレーム1eで支持される。このため、装着者Xが上半身防護部4bを支持する必要がなく、上半身防護部4bを安定的にフレーム1で支持することが可能となる。
また、本実施形態のパワードスーツ100においては、防護衣4とフレーム1との間に介挿されると共に振動を吸収する振動吸収部13cを備えている。このような本実施形態のパワードスーツ100によれば、フレーム1の振動が防護衣4に伝達されることが抑止される。したがって、防護衣4がフレーム1から伝達される振動により震えることを抑止し、装着者Xに不快感を与えることを抑止することが可能となる。
また、本実施形態のパワードスーツ100においては、放熱部8が、防護衣4の外部に配置される複数のフィン8bを有している。このため、フィン8bを有していない場合と比較して、放熱部8と外気との接触面積を増大させることができ、放熱効率を高めることが可能となる。
また、本実施形態の負荷軽減方法は、身体へ装着可能でかつアクチュエータ(股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6)から動力が付与されるフレーム1に身体を覆う防護衣4を支持させ、防護衣4の内部に配置された受熱部7から、防護衣4の外部に少なくとも一部が露出されて配置された放熱部8に伝熱部(本実施形態ではフレーム1)を介して伝熱することで、防護衣4の内部の熱を防護衣4の外部に放熱する。このため、本実施形態の負荷軽減方法によれば、防護衣4の重量がフレーム1で支えられると共にアクチュエータ(股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6)にて装着者Xの動作がアシストされる。また、防護衣4の内部の熱が、受熱部7及びフレーム1を介して放熱部8に伝達され、放熱部8から防護衣4の外部に放出される。このため、防護衣4の内部の熱が、防護衣4の内部に籠る(溜まる)ことが防止される。したがって、本実施形態の負荷軽減方法によれば、防護衣4を装着した作業の負荷を軽減可能であると共に防護衣4の内部に熱が溜まることを抑止することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図7は、本実施形態のパワードスーツ200の概略構成を模式的に示す背面図である。この図に示すように、本実施形態のパワードスーツ200は、放熱部8に対して空気流を噴き付け可能なファン20を備えている。ファン20は、各々の放熱部8に対して設けられている。つまり、本実施形態においては、2つのファン20が設けられている。なお、ファン20の設置数は変更可能である。
このような本実施形態のパワードスーツ200によれば、放熱部8における放熱効果を高めることができ、防護衣4の内部に熱が溜まることをさらに抑止することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図8は、本実施形態のパワードスーツ300の概略構成を模式的に示す背面図である。この図に示すように、本実施形態のパワードスーツ300は、受熱部7から放熱部8に熱を伝達するヒートパイプ30(伝熱部)と、放熱部8に対して空気流を噴き付け可能なファン31とを備えている。ファン31を設置することで、放熱部8の放熱効率を高めることが可能である。ただし、ファン31を備えない構成を採用することも可能である。
本実施形態においては、放熱部8が上記第1実施形態よりも上方に配置されており、このような放熱部8がヒートパイプ30及びフレーム1を介して受熱部7に接続されている。ヒートパイプ30は、内部に作動液が封入されており、作動液の移動により効率的に熱を移動させる伝熱部である。
このように本実施形態のパワードスーツ300によれば、受熱部7から放熱部8へ熱を伝える伝熱部が、フレーム1及びヒートパイプ30を用いて形成されている。ヒートパイプ30を設置することで、フレーム1が設けられていない箇所においても熱を伝えることが可能となる。このため、放熱部8の設置箇所の自由度が向上する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図9は、本実施形態の受熱部7を含む模式図である。この図に示すように、本実施形態においては、複数の受熱部7が設けられている。また、各々の受熱部7がフレーム1から離間されており、フレキシブルヒートパイプ41(ヒートパイプ)を介して放熱部8に熱を伝達する。
受熱部7には複数のフィン7aが設けられている。このようにフィン7aが設けられることで、受熱部7の受熱効率を高めることが可能となる。ただし、受熱部7にフィン7aを設けない構成とすることも可能である。
フレキシブルヒートパイプ41は、受熱部7と放熱部8とを接続しており、受熱部7で受けた熱を放熱部8に伝達する。フレキシブルヒートパイプ41は、各々の受熱部7に対して設けられている。複数のフレキシブルヒートパイプ41は、背側フレーム1dにおいて1つに束ねられている。
これらのフレキシブルヒートパイプ41は、内部に作動液が封入されており、作動液の移動により効率的に熱を移動させる伝熱部である。図10は、1つの受熱部7と1つのフレキシブルヒートパイプ41を示す模式図である。この図に示すように、本実施形態において放熱部8は、防護衣4の外部に配置されている。各々のフレキシブルヒートパイプ41は、防護衣4を貫通して放熱部8と接続されている。
このような本実施形態のパワードスーツにおいては、伝熱部がフレキシブルヒートパイプ41で形成されており、フレキシブルヒートパイプ41を介して受熱部7で受けた熱が放熱部8に伝達される。このような本実施形態のパワードスーツによれば、フレーム1を伝熱部として用いることなく、受熱部7で受けた熱を放熱部8に伝えることが可能となる。
なお、本実施形態においては、例えば、放熱部8に空気流を噴き付けるファンが別途設置されるようにしても良い。ファンを設置することで、放熱部8における放熱効率を高めることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図11は、本実施形態のパワードスーツ400の概略構成を模式的に示す背面図である。また、図12は、本実施形態のパワードスーツ400の機能ブロック図である。これらの図に示すように、本実施形態のパワードスーツ400は、表示部50と、排気弁51と、酸素供給部52と、ファン53と、フィン駆動部54とを備えている。
表示部50は、頭部防護部4aに設けられていると共に情報表示を行う。この表示部50は、制御部12の制御の下に、装着者Xに対して提供する情報を表示する。なお、無線等で制御部12と接続された表示部を防護衣4の外部に設置するようにしても良い。
排気弁51は、防護衣4の一部として設けられており、本実施形態では上半身防護部4bの肩部に設けられている。この排気弁51は、防護衣4の内部から外部に向けて排気が可能な弁構造である。排気弁51は、制御部12の制御の下に弁体を開放することで、防護衣4の内部の空気を防護衣4の外部に排気する。
酸素供給部52は、防護衣4の内部に配置されている。酸素供給部52は圧縮空気が収容された容器と、容器の入口に設けられた弁構造とを有している。酸素供給部52の弁構造は、制御部12が開閉可能に形成されている。このような酸素供給部52は、制御部12の制御の下に、防護衣4の内部に空気(酸素)を供給する。
ファン53は、放熱部8に対して空気流を噴き付け可能とされており、制御部12の制御の下に、回転数を変更可能とされている。つまり、ファン53から放熱部8に噴き付けられる空気の流速は、制御部12を用いて変更可能とされている。
また、本実施形態において、放熱部8は、基部8aに対する角度及び基部8aからの突出量が可変である複数のフィン8cを備えている。また、本実施形態のパワードスーツ400は、図12に示すように、フィン8cの角度及び突出量を調整するためにフィン8cを駆動するフィン駆動部54を備えている。フィン駆動部54は、制御部12の制御の下に、フィン8cの角度及び突出量を調整する。
また、図12に示すように、本実施形態のパワードスーツ400は、防護衣4の内部の状態(物理量)あるいは防護衣4の外部の状態(物理量)を検出するためのセンサを備えている。具体的には、上記センサとして、防護衣4の内外の温度を検出する温度センサ61と、防護衣4の内外の湿度を検出する湿度センサ62と、防護衣4の内外の圧力を検出する気圧センサ63と、防護衣4の内外の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ64と、防護衣4の内外の化学物質を検出する化学物質センサ65と、防護衣4の内外の放射線量を検出する放射線センサ66と、装着者Xのバイタルサイン(心拍数、体温、呼吸数等)を検出するバイタルセンサ67とを備えている。なお、これらのセンサは一例であって、これらのセンサのうちいずれかあるいは異なる物理量を検出するセンサを備えても良い。これらのセンサは、制御部12と接続されており、検出値を出力する。
また、本実施形態において制御部12は、機能部として、統合制御部12bに含まれる身体負荷予測部12gと、環境予測部12hと、環境制御部12iと、リスク算出部12jとを有している。また、制御部12は、統合制御部と接続された弁制御部12kと、温度制御部12mとを有している。
本実施形態において統合制御部12bは、動作推定部12eにおいて、股関節センサ14、膝関節センサ15、足裏荷重センサ9及び靴裏荷重センサ10から得る情報、および記憶部にある装着者Xの動作毎の基本情報等に基づき、装着者Xの姿勢や動作状態を推定する。動作状態推定結果は、時系列データとして記憶部12aに蓄積される。
また、統合制御部12bは、トルク制御部12fにおいて、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果に基づき、各アクチュエータ(股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6)のトルク、トルク印加タイミングを制御する。
また、統合制御部12bは、環境予測部12hにおいて、温度センサ61等の各センサから得る情報、記憶部12aにある環境基本情報、動作状態推定結果の時系列データ等に基づき、近未来の防護衣4内の環境状態を予測する。環境状態及び環境状態の予測結果は、時系列データとして記憶部に蓄積される。
また、統合制御部12bは、身体負荷予測部12gにおいて、装着者Xのバイタルセンサから得る情報、温度センサ61等のセンサから得る情報、および記憶部12aにある動作状態推定結果の時系列データ、環境状態および環境状態の予測結果、身体負荷算出のための基本情報に基づき、近未来の装着者Xの身体負荷を予測する。身体負荷及び身体負荷の予測結果は、時系列データとして記憶部に蓄積される。
また、統合制御部12bは、環境制御部12iにおいて、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果に基づき、各弁(排気弁51及び酸素供給部52)の開閉時間、タイミング、及び各ファン53の回転数、フィン角度、フィン長さ等の制御を行う。
また、統合制御部12bは、リスク算出部12jにおいて、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果、トルク制御情報、環境制御情報、及び記憶部12aから取得する活動リスク算出基本情報に基づき、活動を継続する上でのリスクを算出する。
弁制御部12kは、防護衣4内の環境予測情報、身体負荷予測情報に基づき、環境制御部12iの制御の下で、防護衣4内の気体を任意のタイミングで排気する排気弁51、酸素供給部52の弁構造の開閉の制御を行う。これらの開閉制御においては、開閉時に防護衣4の外部から気体が内部に入り込まないように、防護衣4の内部、及び外部の気圧情報を考慮する。温度制御部12mは、環境制御部12iの制御の下で、ファン53の回転数、フィン8cの角度、及び長さ(突出量)を制御する。
このように、本実施形態においては、股関節アクチュエータ5及び膝関節アクチュエータ6の制御を行う制御部12が、ファン53の回転数、フィン8cの角度、及び長さ(突出量)を制御することで、受熱部7から放熱部8までの熱伝導状態を制御する。つまり、本実施形態において負荷軽減プログラムPは、制御部12に、受熱部7から放熱部8までの熱伝導状態を制御させる。
また、本実施形態では、環境予測情報、身体負荷予測情報に基づき、環境制御部12iは、排気弁51や酸素供給部52の弁、ファン53の回転数、フィン8cの角度、及び長さを制御することで、防護衣4の内部の環境状態を制御する。熱伝導状態に加えて、防護衣4の内部の温度、湿度、気圧、酸素濃度、化学物質の濃度等といった防護衣4の内部の環境状態を先回りして最適に制御する。つまり、負荷軽減プログラムPは、防護衣4の内部の環境状態を制御部12に最適に制御させる。
図13は、本実施形態のパワードスーツ400の処理フローの一例を示すフローチャートである。図13に示すように、本実施形態のパワードスーツ400では、関節角度情報、および荷重情報が取得され、時系列データとして記憶部12aに蓄積される(ステップS11)。続いて、防護衣4の内側および外側の環境情報が取得され、時系列データとして記憶部12aに蓄積される(ステップS12)。
続いて、装着者Xのバイタル情報が取得され、時系列データとして記憶部12aに蓄積される(ステップS13)。続いて、ステップS11で取得された関節角度情報、及び記憶部12aから取得された動作基本情報から、装着者Xの動作状態が推定される(ステップS14)。動作状態推定結果は、時系列データとして記憶部12aに蓄積される。
続いて、ステップS12で取得された環境情報、及び記憶部12aから取得された環境基本情報、動作状態推定結果の時系列データ等に基づき、近未来の防護衣4の内部の環境状態が予測される(ステップS15)。環境状態の予測結果は、時系列データとして記憶部12aに蓄積される。
続いて、ステップS13で取得された装着者Xのバイタル情報、及び記憶部12aから取得される動作状態推定結果の時系列データ、環境状態及び環境状態の予測結果、身体負荷算出のための身体基本情報に基づき、近未来の装着者の身体負荷が予測される(ステップS16)。身体負荷の予測結果は、時系列データとして記憶部に蓄積される。
続いて、トルク制御部12fが、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果に基づき、各アクチュエータのトルク、トルク印加タイミングの目標値を算出する(ステップS17)。また、環境制御部12iが、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果、及びステップS17で算出されたトルク、トルク印加タイミングの目標値に基づき、各ファン回転数、フィン角度、フィン長さの目標値を算出する(ステップS18)。
続いて、環境制御部12iが、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果、及びステップS17で算出されたトルク、トルク印加タイミングの目標値に基づき、各弁の開閉時間、タイミングの目標値を算出する(ステップS19)。
続いて、リスク算出部12jが、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果、ステップS17で算出されたトルク、トルク印加タイミングの目標値、ステップS18で算出された各弁の開閉時間、タイミング、及び各ファン回転数、フィン角度、フィン長さの目標値、及び記憶部から取得する活動リスク算出基本情報に基づき、活動を継続する上でのリスク、警告を算出する(ステップS20)。活動リスク算出結果は、時系列データとして記憶部12aに蓄積される。
続いて、ステップS20で算出したリスク、動作推定結果、環境予測結果、身体負荷予測結果を表示部50に表示させる(ステップS21)。また、ステップS17で算出された各アクチュエータのトルク、トルク印加タイミングの目標値が各アクチュエータの制御値として出力される(ステップS22)。また、ステップS18で算出された各ファン回転数、フィン角度、フィン長さの目標値がファン53及びフィン駆動部54の制御値として出力される(ステップS23)。また、ステップS19で算出された各弁の開閉時間、タイミングの目標値が排気弁51及び酸素供給部52の制御値として出力される(ステップS24)。装着者XはステップS20で表示されたリスク、警告を確認後、活動を継続するか否かを判断する。
以上のような本実施形態のパワードスーツ400では、頭部防護部4aに設けられると共に情報表示を行う表示部50を備えている。このため、本実施形態のパワードスーツ400によれば、装着者Xに対して活動を継続するか否かの判断を行うための情報等を視覚的に提供することが可能となる。
また、本実施形態のパワードスーツ400においては、防護衣4の内部の状態あるいは防護衣4の外部の状態を検出するセンサを備えている。また、センサの検出結果が表示部50にて表示可能である。このため、装着者Xに対して、防護衣4の内部の状態あるいは外部の状態を示す情報を視覚的に提供することが可能となる。
また、本実施形態のパワードスーツ400においては、ファン53が、空気流の流速を変更可能である。このため、ファン53で生成される空気の流速を調整することが可能となり、効率的な放熱が可能となる。また、放熱部8のフィン8cは、フィン8cを支持する基部8aに対する角度及び基部8aからの突出量が可変である。このため、受熱部7から放熱部8までの熱伝導状態を調整することができ、防護衣4の内部の環境を装着者Xに対して快適なものとすることが可能となる。
さらに、本実施形態のパワードスーツ400においては、フィン8cの角度及び突出量の両方を制御する制御部12を備えている。このため、自動的に、受熱部7から放熱部8までの熱伝導状態を調整することができる。
また、本実施形態のパワードスーツ400は、防護衣4が、防護衣4の内部から外部に向けて排気が可能な排気弁51を有している。また、本実施形態のパワードスーツ400は、防護衣4の内部に酸素を供給可能な酸素供給部52を備えている。このため、防護衣4の内部に新鮮な酸素を供給可能であると共に、防護衣4の内部の不要な気体を防護衣4の外部に排気することが可能となる。
また、本実施形態の負荷軽減プログラムPは、制御部12に、受熱部7から放熱部8までの熱伝導状態を制御させる。このような本実施形態の負荷軽減プログラムPによれば、防護衣4を装着した作業の負荷を軽減可能であると共に防護衣4の内部に熱が溜まることを抑止することが可能となる。
また、負荷軽減プログラムPは、防護衣4の内部の環境状態を制御部12に最適に制御させる。熱伝導状態に加えて、防護衣4の内部の温度、湿度、気圧、酸素濃度、化学物質の濃度等といった防護衣4の内部の環境状態を先回りして最適に制御することが可能になる。
(第6実施形態)
図14は、本実施形態における負荷軽減装置500の概略構成図である。この図に示すように、負荷軽減装置500は、身体へ装着可能なフレーム501と、フレーム501に付与する動力を生成するアクチュエータ503とを備えている。また、負荷軽減装置500は、フレーム501に支持されて身体を覆う防護衣502と、防護衣502の内部に配置されて防護衣502の内部の熱を受ける受熱部504と、少なくとも一部が防護衣502の外部に露出されて配置されると共に防護衣502の外部にて放熱する放熱部505と、受熱部504で受けた熱を放熱部505に伝達する伝熱部506とを備えている。
このような本実施形態の負荷軽減装置500によれば、防護衣502の重量がフレーム501で支えられると共にアクチュエータ503にて装着者Xの動作がアシストされる。また、防護衣502の内部の熱が、受熱部504及び伝熱部506を介して放熱部505に伝達され、放熱部505から防護衣502の外部に放出される。このため、防護衣502の内部の熱が、防護衣502の内部に籠る(溜まる)ことが防止される。したがって、本実施形態の負荷軽減装置500によれば、防護衣502を装着した作業の負荷を軽減可能であると共に防護衣502の内部に熱が溜まることを抑止することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、パワードスーツが下半身の動作を支援するタイプである例に説明した。しかしながら、パワードスーツは腕等の上肢の動作を支援するタイプのもの、さらには全身の動作を支援するタイプのもの、でも良い。
また、上記実施形態においては、着るように装着して防護衣が全身を覆うパワードスーツに本発明の負荷軽減装置を適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、装着者の下肢のみや上肢のみに装着されて装着者の身体の一部を覆う防護衣を備える負荷軽減装置に本発明を適用することも可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
身体へ装着可能なフレームと、
前記フレームに付与する動力を生成するアクチュエータと、
前記フレームに支持されて前記身体を覆う防護衣と、
前記防護衣の内部に配置されて前記防護衣の内部の熱を受ける受熱部と、
少なくとも一部が前記防護衣の外部に露出されて配置されると共に前記防護衣の外部にて放熱する放熱部と、
前記受熱部で受けた熱を前記放熱部に伝達する伝熱部と
を備えることを特徴とする負荷軽減装置。
(付記2)
前記伝熱部は、前記フレームの少なくとも一部を用いて形成されていることを特徴とする付記1記載の負荷軽減装置。
(付記3)
前記伝熱部は、ヒートパイプを用いて形成されていることを特徴とする付記1記載の負荷軽減装置。
(付記4)
前記防護衣は、身体の頭部を覆う頭部防護部を有し、
前記フレームは、前記頭部防護部が載置される支持フレームを有する
ことを特徴とする付記1~3いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
(付記5)
前記頭部防護部に設けられると共に情報表示を行う表示部を備えることを特徴とする付記4記載の負荷軽減装置。
(付記6)
前記防護衣の内部の状態あるいは前記防護衣の外部の状態を検出するセンサを備え、
前記センサの検出結果が前記表示部にて表示可能である
ことを特徴とする付記5記載の負荷軽減装置。
(付記7)
前記防護衣は、前記頭部防護部で覆われる部位を除いた身体の上半身を覆う上半身防護部を有し、
前記上半身防護部が前記支持フレームに固定されている
ことを特徴とする付記4~6いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
(付記8)
前記防護衣と前記フレームとの間に介挿されると共に振動を吸収する振動吸収部を備えることを特徴とする付記1~7いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
(付記9)
前記放熱部に向けて空気流を噴き付け可能なファンを備えることを特徴とする付記1~8いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
(付記10)
前記ファンは、前記空気流の流速を変更可能であることを特徴とする付記9記載の負荷軽減装置。
(付記11)
前記放熱部は、前記防護衣の外部に配置される複数のフィンを有することを特徴とする付記1~10いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
(付記12)
前記フィンは、前記フィンを支持する基部に対する角度及び前記基部からの突出量の少なくとも一方が可変であることを特徴とする付記11記載の負荷軽減装置。
(付記13)
前記角度及び前記突出量のいずれかあるいは両方を制御する制御部を備えることを特徴とする付記12記載の負荷軽減装置。
(付記14)
前記防護衣は、前記防護衣の内部から外部に向けて排気が可能な排気弁を有することを特徴とする付記1~13いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
(付記15)
前記防護衣の内部に酸素を供給可能な酸素供給部を備えることを特徴とする付記14記載の負荷軽減装置。
(付記16)
身体へ装着可能でかつアクチュエータから動力が付与されるフレームに身体を覆う防護衣を支持させ、前記防護衣の内部に配置された受熱部から、前記防護衣の外部に少なくとも一部が露出されて配置された放熱部に伝熱部を介して伝熱することで、前記防護衣の内部の熱を前記防護衣の外部に放熱することを特徴とする負荷軽減方法。
(付記17)
負荷軽減装置が、
身体へ装着可能なフレームと、
前記フレームに付与する動力を生成するアクチュエータと、
前記フレームに支持されて前記身体を覆う防護衣と、
前記防護衣の内部に配置されて前記防護衣の内部の熱を受ける受熱部と、
少なくとも一部が前記防護衣の外部に露出されて配置されると共に前記防護衣の外部にて放熱する放熱部と、
前記受熱部で受けた熱を前記放熱部に伝達する伝熱部と、
前記アクチュエータを制御する制御部と
を備え、
前記制御部に、前記受熱部から前記放熱部までの熱伝導状態を制御させる
ことを特徴とする負荷軽減プログラム。
(付記18)
前記防護衣の内部の環境状態に基づいて、前記防護衣の内部の環境を制御部に制御させることを特徴とする付記17記載の負荷軽減プログラム。
1 フレーム
1a 腰フレーム
1b 下肢上部フレーム
1c 下肢下部フレーム
1c1 足載置部
1d 背側フレーム
1e 肩フレーム(支持フレーム)
1g 股関節部
1h 膝関節部
2 下肢バンド
3 腰バンド
4 防護衣
4a 頭部防護部
4b 上半身防護部
4c 下半身防護部
5 股関節アクチュエータ
6 膝関節アクチュエータ
7 受熱部
7a フィン
8 放熱部
8a 基部
8b フィン
8c フィン
9 足裏荷重センサ
10 靴裏荷重センサ
11 電源部
12 制御部
12a 記憶部
12b 統合制御部
12c 情報取得部
12d アクチュエータ制御部
12e 動作推定部
12f トルク制御部
12g 身体負荷予測部
12h 環境予測部
12i 環境制御部
12j リスク算出部
12k 弁制御部
12m 温度制御部
13 防護衣接続部
13a 防護衣マウント部
13b フレームマウント部
13c 振動吸収部
14 股関節センサ
15 膝関節センサ
20 ファン
30 ヒートパイプ
31 ファン
41 フレキシブルヒートパイプ(ヒートパイプ)
50 表示部
51 排気弁
52 酸素供給部
53 ファン
54 フィン駆動部
61 温度センサ
62 湿度センサ
63 気圧センサ
64 酸素濃度センサ
65 化学物質センサ
66 放射線センサ
67 バイタルセンサ
100 パワードスーツ(負荷軽減装置)
200 パワードスーツ(負荷軽減装置)
300 パワードスーツ(負荷軽減装置)
400 パワードスーツ(負荷軽減装置)
500 負荷軽減装置
501 フレーム
502 防護衣
503 アクチュエータ
504 受熱部
505 放熱部
506 伝熱部
M 地面
P 負荷軽減プログラム
X 装着者

Claims (10)

  1. 身体へ装着可能なフレームと、
    前記フレームに付与する動力を生成するアクチュエータと、
    前記フレームに支持されて前記身体を覆う防護衣と、
    前記防護衣の内部に配置されて前記防護衣の内部の熱を受ける受熱部と、
    少なくとも一部が前記防護衣の外部に露出されて配置されると共に前記防護衣の外部にて放熱する放熱部と、
    前記受熱部で受けた熱を前記放熱部に伝達する伝熱部と
    を備え
    前記放熱部は、前記防護衣の外部に配置される複数のフィンを有し、
    前記フィンは、前記フィンを支持する基部に対する角度及び前記基部からの突出量の少なくとも一方が可変であり、
    前記防護衣内の環境状態の予測の結果である環境予測結果、及び、身体負荷の予測の結果である身体負荷予測結果に基づいて、前記フィンの制御を行う環境制御部を更に備える
    ことを特徴とする負荷軽減装置。
  2. 前記伝熱部は、前記フレームの少なくとも一部を用いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の負荷軽減装置。
  3. 前記伝熱部は、ヒートパイプを用いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の負荷軽減装置。
  4. 前記防護衣は、身体の頭部を覆う頭部防護部を有し、
    前記フレームは、前記頭部防護部が載置される支持フレームを有する
    ことを特徴とする請求項1~3いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
  5. 前記頭部防護部に設けられると共に情報表示を行う表示部を備えることを特徴とする請求項4記載の負荷軽減装置。
  6. 前記防護衣の内部の状態あるいは前記防護衣の外部の状態を検出するセンサを備え、
    前記センサの検出結果が前記表示部にて表示可能である
    ことを特徴とする請求項5記載の負荷軽減装置。
  7. 前記防護衣は、前記頭部防護部で覆われる部位を除いた身体の上半身を覆う上半身防護部を有し、
    前記上半身防護部が前記支持フレームに固定されている
    ことを特徴とする請求項4~6いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
  8. 前記防護衣と前記フレームとの間に介挿されると共に振動を吸収する振動吸収部を備えることを特徴とする請求項1~7いずれか一項に記載の負荷軽減装置。
  9. 身体へ装着可能でかつアクチュエータから動力が付与されるフレームに身体を覆う防護衣を支持させ、前記防護衣の内部に配置された受熱部から、前記防護衣の外部に少なくとも一部が露出されて配置された放熱部に伝熱部を介して伝熱することで、前記防護衣の内部の熱を前記防護衣の外部に放熱し
    前記放熱部は、前記防護衣の外部に配置される複数のフィンを有し、
    前記フィンは、前記フィンを支持する基部に対する角度及び前記基部からの突出量の少なくとも一方が可変であり、
    前記防護衣内の環境状態の予測の結果である環境予測結果、及び、身体負荷の予測の結果である身体負荷予測結果に基づいて、前記フィンの制御を行う
    ことを特徴とする負荷軽減方法。
  10. 負荷軽減装置が、
    身体へ装着可能なフレームと、
    前記フレームに付与する動力を生成するアクチュエータと、
    前記フレームに支持されて前記身体を覆う防護衣と、
    前記防護衣の内部に配置されて前記防護衣の内部の熱を受ける受熱部と、
    少なくとも一部が前記防護衣の外部に露出されて配置されると共に前記防護衣の外部にて放熱する放熱部と、
    前記受熱部で受けた熱を前記放熱部に伝達する伝熱部と、
    前記アクチュエータを制御する制御部と
    を備え、
    前記放熱部は、前記防護衣の外部に配置される複数のフィンを有し、
    前記フィンは、前記フィンを支持する基部に対する角度及び前記基部からの突出量の少なくとも一方が可変であり、
    前記制御部に、前記受熱部から前記放熱部までの熱伝導状態を制御させると共に、前記防護衣内の環境状態の予測の結果である環境予測結果、及び、身体負荷の予測の結果である身体負荷予測結果に基づいて、前記フィンを制御させる
    ことを特徴とする負荷軽減プログラム。
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