JP7268404B2 - 凝縮水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、凝縮水処理装置、特に車両に搭載される凝縮水処理装置に関する。
従来、内燃機関の吸気に含まれる水分が凝縮し、吸気通路に凝縮水が生成され、その凝縮水が滞留することが知られている。特に、低圧排気循環装置および吸気冷却装置(インタークーラ)を備える内燃機関では、排気ガスが吸気通路に循環される。循環された排気ガスが吸気冷却装置によって冷却されることで凝縮水が生成され、生成された凝縮水が吸気冷却装置の下流に滞留する。
また、凝縮水を処理するための凝縮水処理装置が知られている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。特許文献1の凝縮水処理装置は、凝縮水貯蔵タンクと排気通路とを連通するバイパス通路を備える。凝縮水処理装置は、内燃機関の停止後に電動過給機を駆動することで、凝縮水貯蔵タンク内の凝縮水を、バイパス通路を介して排気通路に排出させる。これにより、凝縮水が排気通路で処理される。また、特許文献2の凝縮水処理装置では、吸気通路に付着した凝縮水を内燃機関に均等に分配して内燃機関で燃焼させ、凝縮水処理装置が凝縮水を処理する。
特開2014-74356号公報 特開2018-168783号公報
しかし、特許文献1の凝縮水処理装置では、凝縮水を排気通路に排出するため、排気通路に凝縮水が付着するという問題がある。また、凝縮水には排気ガス成分などが含まれるため、これら成分が排気ガスに含まれて排出されると排気浄化性能が損なうという問題がある。一方、特許文献2の凝縮水処理装置のように、凝縮水を内燃機関で燃焼させて処理する場合、凝縮水が処理可能な内燃機関の運転状態でなければ、内燃機関の排気浄化性能および出力性能を損なう原因となる。
本発明の課題は、内燃機関の排気浄化性能および出力性能を損なうことなく、凝縮水を処理できる凝縮水処理装置を提供することにある。
本発明に係る凝縮水処理装置は、車両に搭載される内燃機関の凝縮水を処理する装置である。凝縮水処理装置は、算出部と、指示部と、制御部と、を備える。算出部は、内燃機関の吸気通路に生成された凝縮水量を算出する。指示部は、内燃機関の停止を指示する。制御部は、指示部が内燃機関の停止を指示した場合に、算出部で算出した凝縮水量が所定量以上の場合は、内燃機関を所定期間運転させ、凝縮水を内燃機関で燃焼させて処理する。
この凝縮水処理装置では、指示部から内燃機関を停止する指示があった場合に、凝縮水量が所定量以上であれば、凝縮水を内燃機関で燃焼させて処理する。すなわち、内燃機関の出力が要求されていない状態で、内燃機関を運転し凝縮水を燃焼させることができる。内燃機関に出力が要求されていなければ、内燃機関を、凝縮水を燃焼させるために最適な運転状態にできる。この結果、内燃機関の出力性能、排気浄化性能を損なうことなく、凝縮水を処理できる。
凝縮水処理装置は、内燃機関に吸入される吸気を冷却する吸気冷却装置をさらに備えてもよい。制御部は、凝縮水を処理する場合に、吸気冷却装置の出口温度が所定温度範囲となるように制御してもよい。
この構成によれば、凝縮水が生成されやすい吸気冷却装置の出口温度を、凝縮水が蒸発しやすい温度に管理することができる。これにより、凝縮水が蒸発しやすい状態を維持できる。この結果、内燃機関に凝縮水を吸入しやすくなり、凝縮水を燃焼させやすくなる。
指示部は、内燃機関を自動で停止させる自動停止指示を行ってもよい。制御部は、停止が自動停止か否か判断し、停止が自動停止と判断した場合は、算出された凝縮水量が第1所定量よりも多いか否かを判断してもよい。制御部は、凝縮水量が第1所定量よりも多い場合、凝縮水を処理してもよい。制御部は、停止が自動停止と異なる場合は、第1所定量よりも小さい第2所定量の場合に凝縮水を処理してもよい。
内燃機関が自動停止する場合は、内燃機関が再始動する場合も内燃機関が十分に温められた温度状態となる。このため、温度差が発生し難く、吸気通路内での凝縮水の生成が抑制されやすい。このような状況であれば、内燃機関の運転を減らすることが好ましい。これにより燃料消費量が削減できる。一方、内燃機関が自動停止と異なる停止(例えばキーオフ指示による停止)をする場合は、内燃機関が次回冷態状態で始動するか否か判断ができない。蓄積した凝縮水量が多い場合、次回始動が困難になることもある。
この構成によれば、第1所定量は第2所定量より大きい。すなわち、同一の凝縮水量が蓄積している場合、第1所定量まで凝縮水を処理する時間は、第2所定量まで凝縮水を処理する時間よりも短い。これにより、内燃機関が自動停止する場合は、内燃機関が自動停止と異なる停止をする場合に比べて、凝縮水を処理するために必要な燃料消費を削減できる。一方、内燃機関が自動停止と異なる停止をする場合は、吸気通路内に蓄積された凝縮水量を、自動停止する場合に比べて減らすことで、次回内燃機関を始動する場合に、安定して始動できる。
凝縮水処理装置は、車両の外気温度を検知する外気温度検知部をさらに備えてもよい。制御部は、指示部から内燃機関の停止を指示された場合に、外気温度を取得し、外気温度に応じて第2所定量を可変させてもよい。
この構成によれば、内燃機関の停止時の外気温度に応じて、第2所定量を可変することできる。すなわち、内燃機関の停止時の外気温度から、次回内燃機関が始動する場合の内燃機関の温度を推定し、この温度に応じて吸気通路に滞留する凝縮水量を調整できる。これにより、内燃機関が次回始動する場合に、安定して始動できる。
凝縮水処理装置は、蓄電池と、充電率検知部と、をさらに備えてもよい。蓄電池は、車両に電力を供給する。充電率検知部は、蓄電池の充電率を検知する。制御部は、充電率に応じて内燃機関の運転状態を可変させてもよい。
この構成によれば、蓄電池の充電率が低いほど、内燃機関を高出力で運転することができる。すなわち、蓄電池の充電率が低いほど、単位時間あたりの凝縮水を燃焼させる量を多くすることができる。これにより、短時間で凝縮水の処理が完了するとともに、この間に充電することができる。この結果、短時間で燃料消費も無駄にすることなく、凝縮水が処理できる。
制御部は、凝縮水を処理する場合に、蓄電池を充電してもよい。
この構成によれば、凝縮水を処理する場合に発生する内燃機関の出力によって充電することができる。これにより、燃料消費が無駄になることを回避できる。
本発明に係る凝縮水処理装置は、内燃機関の出力性能、排気浄化性能を損なうことなく、凝縮水を処理できる。
本発明の凝縮水処理装置のシステム図。 本発明の凝縮水処理装置を車両に搭載した場合の図。 本発明の凝縮水処理装置の内燃機関が自動停止する場合のフローチャート。 本発明の凝縮水処理装置の内燃機関がキーオフによる停止をする場合のフローチャート。 本発明の凝縮水処理装置の吸気冷却装置の温度管理のフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、凝縮水処理装置1は、内燃機関2と、吸気通路4と、排気通路6と、過給機8と、低圧排気循環装置10と、吸気冷却装置(インタークーラ(以下、ICと記すことがある))12と、第1水冷装置14と、第2水冷装置16と、発電機18と、蓄電池20と、を備える。また、凝縮水処理装置1は、算出部22と、指示部24と、制御部26と、外気温度検知部28と、充電率検知部30と、を備える。本実施形態では、算出部22と、指示部24および制御部26は、ECU(Electrоnic Control Unit)32に記録されたソフトウェアによって実現される機能構成である。
内燃機関2は、シリンダヘッド202と、複数の気筒Nが配置されるシリンダブロック204と、気筒N内を摺動するピストン206と、燃料噴射装置208と、インテークマニホールド210と、エキゾーストマニホールド212と、スロットルバルブ214と、を有する。内燃機関2は、ピストン206、シリンダヘッド202、および気筒Nで、燃焼室216を形成する。また、燃料噴射装置208は、燃焼室216に直接燃料を噴射する。インテークマニホールド210は、内燃機関2の各吸気ポート(図示せず)に空気を供給する。スロットルバルブ214は、インテークマニホールド210に供給する吸気量を調整する。スロットルバルブ214は、ECU32に電気的に接続される。
本実施形態では、内燃機関2は、直噴ガソリンエンジンを用いて説明するが、これに限定されるものではなく、ディーゼルエンジンでもよい。図2に示すように、内燃機関2は、車両Cの前方に位置するエンジンルーム内に収められる。本実施形態では、車両Cは、内燃機関2で発電した電力を、蓄電池20(図1参照)を介して駆動用モータ(図示せず)に供給するハイブリッド車両である。なお、本実施形態では、図2の矢印Fが示す方向を車両前方と称し、反対を車両後方と称する。
吸気通路4は、図1に示すように、内燃機関2のスロットルバルブ214を介してインテークマニホールド210に接続され、内燃機関2の複数の気筒Nに吸気を供給する。吸気通路4は、エアクリーナ402を有する。エアクリーナ402は、内燃機関2に吸入する空気中の埃を濾過する。なお、本実施形態では、吸気通路4のエアクリーナ402側を、吸気通路の上流と称し、内燃機関2側を下流と称する。
吸気温度センサ(外気温度検知部)28は、エアクリーナ402の下流に備えられ、車両Cの吸気温度(外気温度)が計測される。また、エアクリーナ402の下流には、湿度センサ29が備えられ、吸気の湿度が計測される。吸気温度センサ(外気温度検知部)28および湿度センサ29は、ECU32に電気的に接続される。
排気通路6は、内燃機関2のエキゾーストマニホールド212に接続され、内燃機関2の排気を排出する。本実施形態では、排気通路6のエキゾーストマニホールド212側を排気通路の上流と称し、反対側を下流と称する。後述する過給機8のタービン下流には、排気ガスを浄化する排気浄化触媒602が設けられる。排気浄化触媒602の上流および下流には、排気ガス中の酸素濃度を計測する空燃比センサ604aおよび604bが設けられる。空燃比センサ604aおよび604bはECU32に電気的に接続される。
過給機8は、内燃機関2の排気ガスを利用して内燃機関2に吸い込まれる吸気を加圧する装置である。過給機8は、図示しないタービンと、タービンと同軸上に配置されたコンプレッサと、タービンに流入する排気ガスの量を調整するウェストゲートバルブを有する。タービンは、排気通路6の排気浄化触媒602の上流に配置される。コンプレッサは、吸気通路4のエアクリーナ402の下流に配置される。
低圧排気循環装置10は、内燃機関2から排出される排気ガスを、吸気通路4に循環する循環装置である。低圧排気循環装置10は、排気循環通路102と、排気循環バルブ104と、排気循環ガス冷却部106と、差圧センサ108と、排気循環ガス温度センサ110と、を有する。排気循環通路102は、排気通路6のタービン下流と、吸気通路4のコンプレッサ上流に接続される。
排気循環バルブ104は、排気循環通路102上の吸気通路4との接続部近傍に配置され、吸気通路4に供給する排気循環ガスの量を調整する。差圧センサ108は、排気循環バルブ104の上流および下流の圧力を計測する。排気循環ガス温度センサ110は、排気循環通路102の排気循環ガス冷却部106よりも吸気通路4側に配置され、排気循環ガスの温度を計測する。排気循環バルブ104、差圧センサ108、および排気循環ガス温度センサ110は、ECU32と電気的に接続される。排気循環ガス冷却部106は、排気循環通路102に流れる排気循環ガスを冷却する。本実施形態では、排気循環ガス冷却部106は、後述する第1水冷装置14の冷却水が供給され熱交換によって排気循環ガスを冷却する。
吸気冷却装置12は、過給機8によって過給された吸気を冷却する装置である。本実施形態では、吸気冷却装置12は、水冷式のインタークーラであり、インタークーラ内部に冷却水が通る通路が設けることで、過給した吸気の熱を冷却水によって熱交換し冷却する。吸気冷却装置12は、吸気通路4の過給機8の下流で、スロットルバルブ214の上流に配置される。
図2に示すように、吸気冷却装置12は、内燃機関2の上方に配置され、車両Cの後方に設けられた過給機8から、上方を向けられた第1吸気通路4aに接続される。また、吸気冷却装置12は、車両Cの前方に設けれたインテークマニホールド210から、上方へ向けて延設された第2吸気通路4bに接続される。図1に示すように、吸気冷却装置12は、温度センサ1204を有する。温度センサ1204は、吸気冷却装置12の温度を計測する。温度センサ1204は、ECU32と電気的に接続される。
第1水冷装置14は、内燃機関2を冷却するための装置である。第1水冷装置14は、第1水路1402と、第1ラジエタ1404と、第1ウォータポンプ1406と、第1ファン1408aと、第2ファン1408bと、第1水温センサ1410と、を有する。
第1水路1402は、内燃機関2のシリンダヘッド202から第1ラジエタ1404、および排気循環ガス冷却部106を経由(図示せず)して、内燃機関2のシリンダブロック204へと戻る水路である。第1ラジエタ1404は、第1水路1402に設けられ、内燃機関2のエンジン冷却水路(図1第1水路1402の破線参照)などを通過し熱せられた冷却水を冷却する。また、図2に示すように、第1ラジエタ1404は車両Cの前方に設けられ、車両Cの前方からの外気が当たることで、外気と冷却水との間で熱交換を行い、冷却水を冷却する。第1ファン1408aおよび第2ファン1408bは、第1ラジエタ1404の車両Cの後方に設けれ、車両Cの前方の外気を引き込む。本実施形態では、第1ファン1408aおよび第2ファン1408bは、モータによって駆動される電動ファンであり、ECU32と電気的に接続される(図1参照)。
図1に示すように、第1ウォータポンプ1406は、第1水路1402上、または、内燃機関2のエンジン冷却水路上のいずれかの場所に設けられ、第1水路1402の冷却水を循環させる。本実施形態では、第1ウォータポンプ1406は内燃機関2のクランクシャフトから動力を得て回転する機械式ポンプである。しかし、第1ウォータポンプ1406は、電動式のポンプであってもよい。第1水温センサ1410は、第1水路1402上に設けられ、第1水路1402の冷却水温度を計測する。第1水温センサ1410は、ECU32と電気的に接続される。
第2水冷装置16は、吸気冷却装置12を冷却するための装置である。第2水冷装置16は、第2水路1602と、第2ラジエタ1604と、第2ウォータポンプ1606と、第2水温センサ1608と、を有する。
第2水路1602は、吸気冷却装置12から第2ラジエタ1604を経由して、吸気冷却装置12へと戻る水路である。第2ラジエタ1604は、第2水路1602に設けられ、吸気冷却装置12を通過し熱せられた冷却水を冷却する。また、図2に示すように、第2ラジエタ1604は、車両Cの第1ラジエタ1404よりも前方に設けられ、車両Cの前方からの外気が当たることで、外気と冷却水との間で熱交換を行い、冷却水を冷却する。なお、第2水路1602は、過給機8を経由し冷却してもよい。
図1に示すように、第2ウォータポンプ1606は、第2水路1602に設けられ、第2水路1602の冷却水を循環させる電動式のポンプである。第2水温センサ1608は、第2水路1602上に設けられ、第2水路1602の冷却水温度を計測する。第2水温センサ1608は、ECU32と電気的に接続される。
発電機18は、内燃機関2のクランクシャフトに接続され、内燃機関2によって駆動されることで発電する。本実施形態では、発電機18は車両Cの駆動用電池を充電する、または、図示しない車両Cの駆動用モータに電力を供給するジェネレータである。しかし、発電機18は、車両Cの補助バッテリを充電するオルタネータであってもよい。また、発電機18は、発電するとともに内燃機関2を始動させる回転電機(モータ・ジェネレータ)であってもよい。
蓄電池20は、発電機18で発電された電力を蓄えるとともに、車両Cに電力を供給する。蓄電池20は、リチウムイオン電池、ニッカド電池などからなり、発電機18と電気的に接続される。本実施形態では、蓄電池20は、車両Cの駆動用電池であり、図示しない車両Cの駆動用モータと電気的に接続され、駆動用モータに電力を供給する。しかし、蓄電池20は、補助バッテリであってもよく、この場合は、内燃機関2に駆動されるオルタネータと電気的に接続される。
充電率検知部30は、蓄電池20に設けられる。本実施形態では、充電率検知部30は、蓄電池20の端子電圧を検知することで、蓄電池20の充電率をECU32で算出する。なお、充電率は、充電率検知部30で検出した電圧に基づいてECU32で推定してもよい。
次にECU32に記録されるソフトウェアによって実現される機能構成について説明する。ECU32は、実際には、演算装置と、メモリと、入出力バッファ等とを含むマイクロコンピュータによって構成される。ECU32は、各センサおよび各種装置からの信号、ならびにメモリに格納されたマップおよびプログラムに基づいて、凝縮水処理装置1が、所望の運転状態となるように各種装置を制御する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
算出部22は、算出部22は、各種装置を制御するために必要な演算を行うソフトウェアによって実現される機能構成である。算出部22は、少なくとも、内燃機関2の吸気通路4に生成された凝縮水量を算出する。より具体的には、算出部22は、吸入空気量および湿度センサ29で検出した湿度から、吸気中に含まれる水分量を算出する。また、算出部22は、差圧センサ108で検出した差圧から、排気循環ガス量を算出し、排気循環ガスに含まれる水分量を算出する。一方で、算出部22は、吸気冷却装置12の温度センサ1204の温度から、吸気冷却装置12における出口付近におけるIC出口温度Ticを取得し、温度変化を算出する。
吸気に含まれる水分量、および排気循環ガスに含まれる水分量に対し、吸気冷却装置12の出口付近における温度が露点温度を下回った場合、これら水分は凝縮水として生成され吸気冷却装置12の出口付近に滞留する。すなわち、算出部22は、内燃機関2の運転中に露点温度を下回った時間を算出することによって、吸気通路4の吸気冷却装置12の出口付近に生成された凝縮水推定積算量Vrを算出できる。この凝縮水推定積算量Vrが、算出部22で算出された凝縮水量の一例である。
なお、吸気中の水分の露点温度は、吸気冷却装置12の吸気出口付近における温度と吸気の湿度と関連づけてマップ化してECU32に記憶してもよい。また、排気循環ガス中の露点温度は、吸気冷却装置12の吸気出口付近における温度と排気循環ガス量と関連づけてマップ化してECU32に記憶してもよい。これにより、マップ上の露点温度を下回った時間と、吸入空気量および排気循環ガス量から容易に凝縮水推定積算量Vrを算出できる。
指示部24は、内燃機関2の制御に関する指示を受け取り、制御部26へ送信するソフトウェアによって実現される機能構成である。指示部24は、内燃機関2の自動停止条件が成立した場合に、制御部26へ自動停止指示を送信する。また、指示部24は、イグニッションスイッチがオフ(キーオフ)された場合に、制御部26へ内燃機関2を停止させる指示を送信する。指示部24は、このほか各種装置を制御するために必要な指示を、制御部26へ送信する。
制御部26は、各種装置を制御するためのソフトウェアによって実現される機能構成である。制御部26は、各種センサの値を取得するとともに、算出部22の算出結果、指示部24の指示に従って、各種装置を制御する。
次に、図3から図5のフローチャートを用いて本発明の制御部26の制御手順について説明する。
<自動停止時のフローチャート>
図3に示すように、制御部26は、指示部24から内燃機関2の停止指示を受けたか否かを判断する(S1)。制御部26は指示部24から内燃機関2の停止指示を受けたと判断した場合(S1 Yes)は、停止が自動停止か否か判断する(S2)。すなわち、指示部24が、内燃機関2を自動で停止させる自動停止指示を行った否かを判断する。ここで、指示部24が内燃機関2を自動で停止する場合とは、車両Cの駆動用モータによって車両Cを走行させる場合、または、車両Cが停止中の場合などであり、かつ、内燃機関2および排気浄化触媒602が暖機完了している場合などである。すなわち、内燃機関2を停止させる種々の条件が成立した場合である。また、指示部24は、これら条件が成立しなくなった場合、内燃機関2を再始動するように制御部26に指示する。すなわち、内燃機関2は、自動停止から再始動する場合は、暖機を行わない。
制御部26は、停止が自動停止と判断した場合(S2 Yes)は、算出部22で算出した凝縮水推定積算量Vrが第1所定量V1以上か否かを判断する(S3)。制御部26は、凝縮水推定積算量Vrが第1所定量V1以上の場合と判断した場合(S3 Yes)は、充電率検知部30から充電率(SOC:State of Charge)を取得し、充電率が所定充電率B1以下か否か判断する(S4)。
制御部26は、充電率が所定充電率B1以下と判断した場合(S4 Yes)は、凝縮水を内燃機関2で燃焼させて処理する高負荷の凝縮水パージ運転(S5)を、短時間で行う。このとき、制御部26は、排気循環バルブ104を閉じ、排気循環を停止する(S5)。これにより、排気循環ガスに含まれる水分によって凝縮水が生成されることを抑制する。また、制御部26は、第1ファン1408aおよび第2ファン1408bの回転制御を行うことで、吸気冷却装置12の吸気出口付近のIC出口温度Ticが所定温度範囲となるように吸気冷却装置12の温度管理を行う(S5および図5参照)。これにより、凝縮水の蒸発を促す。さらに、制御部26は、凝縮水パージ運転中に発電機18で発電し、発電した電力を蓄電池20に充電するチャージモードにする(S5)。これにより、凝縮水パージ運転中の燃料消費を有効に利用できる。
ここで、内燃機関2を高負荷で運転するとは、発電機18による負荷を高く設定し、内燃機関2のエンジン回転数がアイドル回転数よりも高い回転数で運転することである。内燃機関2を高負荷で運転することで、単位時間あたりの内燃機関2で燃焼できる凝縮水の量が増加する。これにより、短時間で凝縮水が処理できる。また、発電機18の負荷を上げて発電量を増加させるため、単位時間あたりに蓄電池20を充電できる電力が増加する。これにより、蓄電池20を素早く充電できる。
制御部26は、指示部24から内燃機関2を自動で再始動させる指示がないと判断した場合(S6 No)は、第1所定時間T1が経過すると(S7 Yes)、処理をスタート(S1)に戻す。制御部26は、第1所定時間T1が経過していないと判断した場合(S7 No)は、凝縮水パージ運転(S5)を継続する。また、制御部26は、内燃機関2の停止指示がないと判断した場合(S1 No)、凝縮水推定積算量Vrが第1所定量V1よりも小さいと判断した場合(S3 No)、および再始動指示があったと判断した場合(S6 Yes)は、処理をスタートに戻す。
一方、制御部26は、充電率(SOC)が所定充電率B1より大きいと判断した場合(S4 No)は、通常の凝縮水パージ運転(S8)を行う。このとき、制御部26は、S8では、S5と同様に、排気循環バルブ104を閉じ、排気循環を停止する。また、吸気冷却装置12の温度管理を行う(S8および図5参照)。しかし、制御部26は、通常の凝縮水パージ運転では、内燃機関2に無負荷、または、発電機18が蓄電池20をわずかに充電できる程度の負荷をかけて運転する。すなわち、制御部26は、通常の凝縮水パージ運転では、高負荷で凝縮水パージ運転を行うよりもエンジン回転数が低い運転を行う。これにより、凝縮水パージ運転中の車両Cの乗員に違和感を与えることを抑制できる。
制御部26は、指示部24から内燃機関2を自動で再始動させる指示がないと判断した場合(S9 No)は、第2所定時間T2が経過すると(S10 Yes)、処理をスタートに戻す。制御部26は、第2所定時間T2が経過していない場合は(S10 No)、通常の凝縮水パージ運転(S8)を継続する。ここで、通常の凝縮水パージ運転では、高負荷で凝縮水パージ運転を行うよりも、単位時間あたりに燃焼できる凝縮水量が少ない。すなわち、第2所定時間T2は第1所定時間T1よりも長くなる。制御部26は、再始動指示があった場合は(S9 Yes)、処理をスタートに戻す。
このように、制御部26は、充電率に応じて内燃機関2の運転状態を可変させることで、凝縮水パージ運転中の燃料消費を有効利用と、乗員に違和感を与えることを抑制することを両立できる。
<キーオフ時のフローチャート>
次に、指示部24が、自動停止と異なるキーオフによって内燃機関2を停止させる場合の、制御部26の制御フローについて説明する。図3に示すように、制御部26は、自動停止と異なる場合は(S2 No)、図4に示すキーオフ(S11)へ処理を進める。
図4に示すように、キーオフによって内燃機関2が停止されると、制御部26は、指示部24から内燃機関2の停止指示を受けた場合の、外気温度Tоを取得する。制御部26は、外気温度Tоを取得すると、外気温度Tоが第1所定外気温度Tо1以上か否かを判断する(S101)。制御部26は、外気温度Toが第1所定外気温度Tо1以上と判断した場合(S101 Yes)は、凝縮水推定積算量Vrが第2所定量V2以上か否かを判断する(S102)。ここで第1所定外気温度To1は、例えば内燃機関2が次回始動時に、温帯始動となる温度である。また、第2所定量V2は、第1所定量V1よりも小さい。内燃機関2をキーオフ状態から始動させるときは、キーオフ状態の継続時間によっては内燃機関2が冷え、暖機を要することもある。このとき、凝縮水が内燃機関2に流入すると、内燃機関2の始動を安定して行えないこともある。このため、第2所定量V2を第1所定量V1よりも小さくすることで、キーオフによる内燃機関2の停止時おいて、自動停止時よりも吸気通路4に滞留した凝縮水を減らすことができる。
制御部26は、凝縮水推定積算量Vrが第2所定量V2以上と判断した場合(S102 Yes)は、凝縮水パージ運転(S103)を行う。このときの凝縮水パージ運転は図3のS8と同様であるため、説明を省略する。一方、制御部26は、凝縮水推定積算量Vrが第2所定量V2以下と判断した場合(S102 No)は、処理をスタートに戻す。制御部26は、凝縮水パージ運転は第3所定時間T3が経過する(S104 Yes)と、処理をスタートに戻す。制御部26は、第3所定時間T3が経過していないと判断した場合(S104 No)は、凝縮水パージ運転(S103)を継続する。
制御部26は、外気温度Toが第1所定外気温度Tо1より小さいと判断した場合(S101 No)は、外気温度Toが第1所定外気温度To1より小さく第2所定外気温度To2以上か否かを判断する(S105)。制御部26は、外気温度Toが第1所定外気温度To1より小さく第2所定外気温度To2以上と判断した場合(S105 Yes)は、凝縮水推定積算量Vrが第3所定量V3以上か否かを判断する(S106)。ここで、第2所定外気温度To2は、例えば内燃機関2が次回始動時に、冷間始動となる温度である。また、第3所定量V3は第2所定量V2よりも小さい値である。すなわち、第1所定外気温度To1よりも小さく第2所定外気温度To2以上の場合は、凝縮水が生成されやすい温度範囲となる。このような状況でキーオフによって内燃機関2が停止した場合は、吸気冷却装置12に残った吸気から凝縮水が生成されやすい。このため、第3所定量V3を第2所定量V2よりも小さくすることで、この温度領域での内燃機関2の停止時において、吸気通路4に滞留した凝縮水を減らすことができる。この結果、キーオフ後に内燃機関2を始動する場合に始動動作が安定する。
制御部26は、凝縮水推定積算量Vrが第3所定量V3以上と判断した場合(S106 Yes)は、凝縮水パージ運転を行う(S107)。このときの凝縮水パージ運転も図3のS8と同様であるため、説明を省略する。一方、制御部26は、凝縮水推定積算量Vrが第3所定量V3以下と判断した場合(S106 No)は、処理をスタートに戻す。制御部26は、凝縮水パージ運転が第4所定時間T4経過したと判断すると(S108 Yes)、処理をスタートに戻す。制御部26は、第4所定時間T4が経過していない判断した場合(S108 No)は、凝縮水パージ運転(S107)を継続する。
制御部26は、外気温度Toが第2所定外気温度Tо2より小さいと判断した場合(S105 No)は、凝縮水パージ運転を行う(S109)。ここで、第2所定外気温度To2よりも小さい温度は、例えば内燃機関2が次回始動時に、極冷間始動となる温度である。このような温度領域では、吸気冷却装置12の凝縮水が凍結することがある。凝縮水がスロットルバルブ214に付着した状態で凍結すると、内燃機関2の始動不良の原因となる。このため、制御部26は、この温度領域では、凝縮水推定積算量Vrに関わらず凝縮水パージ運転をする。制御部26は、凝縮水パージ運転は第5所定時間T5が経過したと判断した場合(S110 Yes)は、処理をスタートに戻す。制御部26は、第5所定時間T5が経過していないと判断した場合(S110 No)は、凝縮水パージ運転(S109)を継続する。なお、第3所定時間T3から第5所定時間T5は、同一時間であってもよいし、凝縮水推定積算量Vrに応じて各所定時間を可変させてもよい。
このように制御部26は、外気温度Tоに応じて第2所定量V2を第3所定量V3に可変させることで、キーオフ状態から内燃機関2を始動させる場合に、凝縮水によって始動安定性が損なわれることを抑制する。
<吸気冷却装置の温度管理のフローチャート>
次に、吸気冷却装置12の温度管理処理の制御手順について説明する。
図5に示すように、吸気冷却装置12の温度管理処理では、制御部26は、凝縮水パージ運転中か否かを判断する(S201)。制御部26は、凝縮水パージ運転中あると判断した場合(S201 Yes)は、吸気冷却装置12のIC出口温度Ticが第1所定温度Tic1以下か否か判断する(S202)。制御部26は、IC出口温度Ticが第1所定温度Tic1以下であると判断した場合(S202 Yes)は、第1ファン1408aおよび第2ファン1408bの回転抑制を行い、IC出口温度Ticが上昇するようにファン抑制制御(S203)を行う。より具体的には、第1ファン1408aおよび第2ファン1408bの回転数を抑制するか、または、第1ファン1408a、および第2ファン1408bのいずれか一方だけを回転させる。いずれにせよ、制御部26は、吸気冷却装置12によって吸気が冷却されないように、第1ファン1408a、および第2ファン1408bの少なくともいずれかを制御する。
制御部26は、IC出口温度Ticが第1所定温度Tic1以下ではないと判断した場合(S202 No)、および、ファン抑制制御(S203)が開始された場合はIC出口温度Ticが第2所定温度Tic2以上か否か判断する(S204)。ここで、第2所定温度Tic2は、第1所定温度Tic1よりも高い温度である。制御部26は、IC出口温度Ticが第2所定温度Tic2以上であると判断した場合(S204 Yes)は、ファン抑制制御を解除し(S205)、再び第1ファン1408aおよび第2ファン1408bを回転させて吸気冷却装置12を水冷する。これにより、制御部26は、過度に温まった吸気によって内燃機関2の出力性能、排気浄化性能が損なうことを抑制する。
制御部26は、IC出口温度Ticが第2所定温度Tic2未満であると判断した場合(S204 No)は、S202の前に処理を戻す。また、制御部26は、ファン抑制制御が解除された場合、および、凝縮水パージ運転中でない場合は(S201 No)、スタートに処理を戻す。
以上説明した通り、本発明に係る凝縮水処理装置1は、内燃機関2の出力性能、排気浄化性能を損なうことなく、凝縮水を処理できる。また、本発明に係る凝縮水処理装置1であれば、凝縮水量が所定量を超えた場合は、燃焼させて処理する。これにより、図2に示すように、内燃機関2の上方に吸気冷却装置12を配置する構造であっても、凝縮水が内燃機関2に流れ込み、内燃機関2の出力性能、および排気浄化性能を損なうことを抑制できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)本実施形態では、凝縮水パージ運転時間を第1所定時間T1から第5所定時間T5としたタイマー制御を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。凝縮水パージ運転時間は、凝縮水推定積算量Vrなどに基づいて設定すればよく、凝縮水の推定積算量Vrなどから凝縮水パージ運転時間を算出してもよい。すなわち、凝縮水パージ運転は所定期間行われればよい。
(b)本実施形態では、吸気冷却装置12の温度を管理する制御の一例として、第1ファン1408aおよび第2ファン1408bの回転抑制をあげたが、本発明はこれに限定されるものではない。吸気冷却装置12の温度を管理するために、第2ウォータポンプ1606の回転を抑制し、あるいは、停止することで、吸気冷却装置12に流れる冷却水の流れを抑制して、吸気冷却装置12の温度を制御してもよい。
(c)本実施形態では、制御部26が、外気温度Toに応じて第2所定量V2を可変させる一例として、外気温度Toが、第1所定外気温度To1未満かつ第2所定外気温度Tо2以上の場合に、第2所定量V2から第3所定量V3へ可変させる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。制御部26は、外気温度Toと、外気温度Tоに対応する所定量をより細かく可変させてもよい。また、第1所定外気温度To1よりも、凝縮水が生成され難い温度領域では第2所定量V2よりも多い所定量に可変させてもよい。
(d)本実施形態では、制御部26が、充電率(SOC)に応じて内燃機関2の運転状態を可変させる一例として、充電率に応じて、高負荷の凝縮水パージ運転から通常の凝縮水パージ運転とに可変させる例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。制御部26は、充電率に応じて、中負荷の凝縮水パージ運転など、充電率に応じた種々の運転状態に可変させればよい。
1:凝縮水処理装置,2:内燃機関,4:吸気通路,12:吸気冷却装置
20:蓄電池,22:算出部,24:指示部,26:制御部
28:外気温度検知部,30:充電率検知部,B1:充電率,
Vr:凝縮水推定積算量(凝縮水量),C:車両,Tic:IC出口温度,
To:外気温度,V1:第1所定値
V2:第2所定値

Claims (6)

  1. 車両に搭載される内燃機関の凝縮水を処理する凝縮水処理装置であって、
    前記内燃機関の吸気通路に生成された凝縮水量を算出する算出部と、
    前記内燃機関の停止を指示する指示部と、
    前記指示部が前記内燃機関の停止を指示した場合に、前記算出部で算出した前記凝縮水量が所定量以上の場合は、前記内燃機関を所定期間運転させ、前記凝縮水を前記内燃機関で燃焼させて処理する制御部と、
    を備える、凝縮水処理装置。
  2. 前記内燃機関に吸入される吸気を冷却する吸気冷却装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記凝縮水を処理する場合に、前記吸気冷却装置の出口温度が所定温度範囲となるように制御する、
    請求項1に記載の凝縮水処理装置。
  3. 前記指示部は、前記内燃機関を自動で停止させる自動停止指示を行い、
    前記制御部は、前記停止が自動停止か否か判断し、前記停止が自動停止と判断した場合は、算出された前記凝縮水量が第1所定量以上か否かを判断し、前記凝縮水量が前記第1所定量以上の場合に、前記凝縮水を処理し、前記停止が自動停止と異なる場合に、前記第1所定量よりも小さい第2所定量以上の場合に前記凝縮水を処理する、
    請求項1または2に記載の凝縮水処理装置。
  4. 前記車両の外気温度を検知する外気温度検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記指示部から前記内燃機関の停止を指示された場合に、前記外気温度を取得し、前記外気温度に応じて前記第2所定量を可変させる、請求項3に記載の凝縮水処理装置。
  5. 前記車両に電力を供給する蓄電池と、
    前記蓄電池の充電率を検知する充電率検知部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記充電率に応じて前記内燃機関の運転状態を可変させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の凝縮水処理装置。
  6. 前記制御部は、前記凝縮水を処理する場合に、前記蓄電池を充電する、
    請求項5に記載の凝縮水処理装置。

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