JP7265296B1 - 測定表示システム、測定表示方法、及び測定表示プログラム - Google Patents

測定表示システム、測定表示方法、及び測定表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、測定表示システム、測定表示方法、及び測定表示プログラムに関する。【解決手段】 測定表示システム1は、受信部と、表示処理部と、記憶部と、を備える。記憶部は測定対象に関する対象3Dモデルを格納する。受信部は実測値と、実測値が測定された場所の座標情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、対象3Dモデルに対応付けて記憶部へ格納する。表示処理部は、座標情報を利用して、実測値関連情報に基づく実測値3Dモデルを、対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 株式会社コルクによって令和4年3月3日にhttps://kolcx.com/等のウェブサイトにて公開された
本発明は、測定表示システム、測定表示方法、及び測定表示プログラムに関する。
従来から大規模な施工現場では、その現場における完成状態を視覚化するために施工対象である橋梁や建築物などを含んだ3Dモデルを作成することが多い。そして昨今では、この3Dモデルと共に現場における進捗状況や測定結果等を表示するための様々な工夫が行われている。
例えば特許文献1及び特許文献2には、3次元の画像を画面に表示させる表示処理部と、第1測定結果及び第2測定結果を取得する取得部と、を備えることで、コンクリート構造物を示す3次元画像に、コンクリート構造物の内部や外部の状態を示す画像データ等を重ねて表示する技術が開示されている。
特開2020-154466号公報 特開2020-154467号公報
上記のように特許文献1または特許文献2の技術を利用することで、3次元画像と共に構造物の対象部分における所定状態(表面状態、内部や外部の状態)を表示することができる。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の技術は、3次元画像の対象部分に画像データを重ね合わせるものであり、例えば現場において測定された実測値などを3次元画像と共に視覚的に把握することは困難である。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて行われたものであって、その目的は、測定対象の3Dモデルと共に実測値を効果的に表示できる新規な技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、測定対象の実測値を表示する測定表示システムであって、
前記測定表示システムは、受信部と、表示処理部と、記憶部と、を備え、
前記記憶部は、前記測定対象に関する対象3Dモデルを格納し、
前記受信部は、前記実測値と、前記実測値が測定された場所の座標情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、前記対象3Dモデルに対応付けて前記記憶部へ格納し、
前記表示処理部は、前記座標情報を利用して、前記実測値関連情報に基づく実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信する。
また、本発明は、測定対象の実測値を表示する測定表示システムが実行する測定表示方法であって、
前記測定表示システムは、受信部と、表示処理部と、記憶部と、を備え、
前記記憶部が、前記測定対象に関する対象3Dモデルを格納するステップと、
前記受信部が、前記実測値と、前記実測値が測定された場所の座標情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、前記対象3Dモデルに対応付けて前記記憶部へ格納するステップと、
前記表示処理部が、前記座標情報を利用して、前記実測値関連情報に基づく実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信するステップと、を含む。
また、本発明は、測定対象の実測値を表示する測定表示プログラムであって、
コンピュータを、受信部と、表示処理部と、記憶部と、として機能させ、
前記記憶部は、前記測定対象に関する対象3Dモデルを格納し、
前記受信部は、前記実測値と、前記実測値が測定された場所の座標情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、前記対象3Dモデルに対応付けて前記記憶部へ格納し、
前記表示処理部は、前記座標情報を利用して、前記実測値関連情報に基づく実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信する。
このような構成とすることで、3Dモデルと共に実測値を効果的に表示することができる。
本発明の好ましい形態では、前記実測値関連情報は、前記実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報を更に含み、
前記表示処理部は、前記ベクトル情報に基づいて前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する。
このような構成とすることで、様々な測定に対応した表示処理を行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記表示処理部は、それぞれの前記ベクトル情報に基づいて、前記伸長方向が異なる複数の前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する。
このような構成とすることで、ユーザは複数種類の測定結果を同一画面で簡単に確認することができる。
本発明の好ましい形態では、前記実測値関連情報は、前記実測値3Dモデルの形状に関する情報と、所定条件に基づいて前記実測値ごとに前記実測値3Dモデルの色彩を定める複数の色彩情報と、を含んだ凡例情報を有し、
前記表示処理部は、前記凡例情報に基づいて前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する。
このような構成とすることで、実測値をより視覚的に表示処理することができる。
本発明の好ましい形態では、前記実測値関連情報には、前記測定対象に関する計画値が含まれ、
前記表示処理部は、前記計画値に基づく計画値3Dモデルを前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する。
このような構成とすることで、ユーザは計画値に基づいた進捗状況を把握することができる。
本発明の好ましい形態では、前記表示処理部は、前記計画値3Dモデルと、前記実測値3Dモデルと、を対応させて表示処理する。
このような構成とすることで、ユーザはより適切な進捗状況を把握することができる。
本発明によれば、所定の表示処理を実行することで、測定表示システムに係る新規な技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るシステム構成のブロック図を示す。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び端末のハードウェア構成の一例の概略図を示す。 本発明の一実施形態に係る測定表示システムの処理手順のフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に係る測定表示システムの記憶部に格納されるデータ(各情報)の一例を示す。 本発明の一実施形態に係るJSON形式の凡例情報の一例を示す。 本発明の一実施形態に係る測定表示システムにおける表示処理結果の一例を示す。 本発明の一実施形態に係る測定表示システムにおける表示処理結果の一例を示す。 本発明の一実施形態に係る測定表示システムにおける表示処理結果の一例を示す。
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
例えば、本実施形態では測定表示システムの構成、動作等について説明するが、実行される方法、装置、コンピュータプログラム等によっても、同様の作用効果を奏することができる。本実施形態におけるプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記録媒体として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらハードウェア資源によって具体的に実現され得るソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含み得る。本実施形態において「情報」とは、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行され得る。
広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)及びメモリ(Memory)等を適宜組み合わせることによって実現される回路である。即ち、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等を含むものである。
<システム構成>
図1は、一実施形態のシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように、測定表示システム1は、情報処理装置10及びデータベースDBを備える。測定表示システム1は、ネットワークNWを介して複数のユーザ端末2(図1では符号2(a)~2(c))、及び測定端末3と通信可能に構成されている。
情報処理装置10は、サーバとして動作し、ユーザ端末2はユーザが現場における測定結果(実測値)や3Dモデルなどを閲覧する際に使用する端末であり、測定端末3は現場において測定対象の実測値を測定する端末である。
ネットワークNWは、本実施形態では、IP(Internet Protocol)ネットワークであるが、通信プロトコルの種類に制限はなく、更に、ネットワークの種類、規模にも制限はない。
なお、情報処理装置10として、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能である。また、後述の機能構成要素を複数のコンピュータに実現させ、測定表示システム1を構成することも可能である。
ユーザ端末2として、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ、ウェアラブルデバイス等を利用することができる。ユーザ端末2は、ウェブブラウザアプリケーションを記憶している。本実施形態では、後述する測定表示システム1の機能をユーザ端末2において実施するために、情報処理装置10において測定表示プログラムを起動させ、このウェブブラウザアプリケーションンを介して各情報の閲覧や入力等を行う。
測定端末3は、杭打ち深さ、転圧回数、路面の凹凸度合い、漏水量、水位、荷重、傾斜量、設計誤差、測定対象の強度測定など、を測定できる機器であり、現場に応じて複数種類の測定端末3を適宜使い分けることができる。また、測定端末3では測定を行わずに別の計測機器から測定結果を収集し、収集した測定結果を送信する構成にしても良い。
<ハードウェア構成>
図2(a)は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、ハードウェア構成として、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、を備える。
制御部11は、CPU等の1又は2以上のプロセッサを含み、本発明に係る測定表示プログラム、OS、その他のアプリケーションを実行することで、情報処理装置10の動作処理全体を制御する。
記憶部12は、HDD、SSD、ROM、RAM等であって、本発明に係る測定表示プログラム及び、制御部11がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部11が、記憶部12に記憶されている測定表示プログラムに基づき、処理を実行することによって、後述する機能構成が実現される。
通信部13は、ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報処理装置10を動作させるために必要な入力や、動作結果に係る出力を行う。
図2(b)は端末90(図1におけるユーザ端末2)のハードウェア構成の一例を示す図である。端末90は、ハードウェア構成として、制御部91と、記憶部92と、通信部93と、入力部94と、出力部95と、を備える。
端末90の制御部91は、CPU等の1以上のプロセッサを含み、端末90の動作処理全体を制御する。端末90の記憶部92は、HDD、SSD、ROM、RAM等であって、上述のウェブブラウザアプリケーション並びに、制御部91がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。
端末90の通信部93は、ネットワークとの通信を制御する。端末90の入力部94は、タッチパネル、マウス及びキーボード等であって、ユーザによる操作要求を制御部91に入力する。端末90の出力部95は、ディスプレイ等であって、制御部91の処理の結果等を表示する。
図2(c)は測定端末3のハードウェア構成の一例を示す図である。測定端末3は、ハードウェア構成として、制御部3aと、計測部3bと、記憶部3cと、通信部3dと、入力部3eと、出力部3fと、を備える。
測定端末3の制御部3aは、CPU等の1以上のプロセッサを含み、測定端末3の動作処理全体を制御する。計測部3bは、現場における杭打ち深さや転圧回数などを計測するためのセンサーなどを含んで構成されている。記憶部3cは、HDD、SSD、ROM、RAM等であって、制御部3aが処理を実行する際に利用するデータ、計測部3bによって取得した測定結果等を記憶する。通信部3dはネットワークとの通信を制御する。入力部3eはタッチパネル等であって、現場における操作要求などが入力される。出力部3fはディスプレイ等であって、制御部4aの処理の結果等を表示する。
<機能構成>
図2(a)に示すように、情報処理装置10は、機能構成として、受信部101、表示処理部102、座標調整処理部103を備える。これらは、ソフトウェア(記憶部12に記憶されている)による情報処理が、ハードウェア(制御部11等)によって具体的に実現されたものである。
受信部101は、測定対象に関する測定情報を受け付ける。本実施形態における受信部101は、実測値と、実測値が測定された場所(測定点)の座標情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、測定対象に関する対象3Dモデルに対応付けて記憶部12へ格納する。また、受信部101は、ユーザ端末(または測定端末3)から実測値を表示するための設定に関する凡例情報を受信する。
表示処理部102は、測定対象に関する対象3Dモデルや現場で測定された実測値などを表示処理する。本実施形態では、座標情報を利用して実測値関連情報に基づく実測値3Dモデルを対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果をユーザ端末2などへ送信する。
座標調整処理部103は、対象3Dモデルの空間内における実測値3Dモデルの表示位置等を調整処理する。例えば、実測値関連情報に含まれる座標情報がローカル座標系である場合に、このローカル座標系を対象3Dモデルが採用する座標系に変換し、対象3Dモデルの空間内における実測値の表示位置を調整する。
<データベースDB>
図1のデータベースDBは、測定対象に関する対象3Dモデル、実測値や測定点の座標情報などを含んだ測定情報、実測値に関する実測値3Dモデルの形状や色分け条件などの情報を含んだ凡例情報、などを格納する。これらの一部又は全部は、記憶部12等に格納されてもよいし、これらの一部が別のデータベース等に格納されてもよい。
以下、図3~8を参照して、測定表示システムの説明及び各機能構成要素による処理内容について説明する。
<測定表示システムの概要>
本実施形態に係る測定表示システムは、施工現場等で測定された実測値及び凡例情報に基づいて、測定対象に関する対象3Dモデルの空間内に実測値に関する実測値3Dモデルを表示するものである。つまり、本実施形態では、対象3Dモデルと実測値3Dモデルとを3次元的に統合して表示処理することで、ユーザが直感的に現場の進捗状況や測定結果を把握することができる。
<各種情報の取得>
図3は、一実施形態に係る測定表示システムの処理手順を示すフローチャートである。
S201において、情報処理装置10の受信部101は、測定対象に関する対象3Dモデルの情報を記憶部12へ格納する。
本実施形態のおける対象3Dモデルは、橋や道路などのインフラ整備に関する構造物である。この他にも例えばビルや大規模施設などの建築物、土木工事などに関連する測定対象を対象3Dモデルとすることができる。
S202において、受信部101は測定端末3から測定対象に関する測定情報を受信する。測定端末3は、現場において測定対象の実測値を測定しており、受信部101はこの実測値を含んだ情報を測定情報として受信する。なお、本実施形態における受信部101は測定端末から測定情報を受信しているが、測定情報は別の端末や測定機器等から受信することもできる。
測定情報は、少なくとも実測値と、実測値が測定された場所(測定点)の座標情報と、を含んでいる。なお、本明細書では、この測定情報と、後述する実測値の表示設定に関する凡例情報と、を含んだ情報のことを総称して実測値関連情報とも呼ぶ。
測定情報は図4(a)に示すように、測定情報が重ねて表示される対象3Dモデルを示すグループID、現場における作業(工事や測定)の種別等に関する作業ID、現場における実測値、測定点の座標を示す座標情報、実測値に関する実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報、R1やR2などのラベルの情報、測定点における計画値、直径、などの情報を含んで測定IDで管理される。
例えば、同じグループIDに対して2つの作業IDが紐づいている場合、2種類の作業(杭打ち工事と変位量の測定等)に関する実測値3Dモデルが対象3Dモデルの空間内に表示処理される。
S203において、受信部101はユーザ端末2(または測定端末3)から凡例情報を受信する。凡例情報は、実測値を実測値3Dモデルとして表現するための設定に関する情報である。図4(b)に示すように凡例情報は、円柱や矢印などの3Dモデルの形状に関する情報、3Dモデルの色分け条件に関する情報、などを含んで凡例設定IDで管理される。
図5に示すように、凡例情報としてJSON形式のデータを利用することもできる。凡例情報にJSON形式のデータを利用することで、実測値3Dモデルに新たな条件や設定等を簡単に追加することができる。
図5に示すJSON形式の凡例情報では、実測値3Dモデルの形状を「円柱形状(円柱グラフ)」、凡例のタイトルを「杭打ちの進捗率」、色分けの条件(及びラベル)を「未着手は赤色、施工中は紫色、完了は緑色」として指定し、この色分けの条件については「計画値と実行値の割合で色分けを判定」することとしている。
<表示処理>
S204において、情報処理装置10の表示処理部102は実測値に関する実測値3Dモデルを表示処理する。表示処理部102は、実測値関連情報に基づいて実測値3Dモデルを表示処理する。具体的に表示処理部102は、測定情報における実測値を、凡例情報における形状に関する情報や色分け条件等に基づいて3次元的な実測値3Dモデルとして表示処理する。
そしてS205において、表示処理部102は、測定対象に関する対象3Dモデルの空間内に、実測値3Dモデルを表示処理する。本実施形態では、この対象3Dモデルの空間内に実測値3Dモデルが統合された状態(重ね合わされた状態)のことを統合3Dモデルとも呼ぶ。
図6に本発明の一実施形態に係る測定表示システムにおける表示処理結果の一例を示す。詳細は後述するが、同図に示すように表示処理部102は、統合3DモデルW10の空間内に(または対象3DモデルW20に重ね合わせて)実測値3DモデルW30を表示処理する。
ここで、対象3Dモデルと実測値3Dモデルとの位置関係について説明する。上述のように、表示処理部102は、対象3Dモデルの空間内に実測値3Dモデルを表示処理する。
本実施形態における対象3Dモデルは、一般的な地図における座標系に基づいて測定対象を3次元的に表現するものである。具体的には、対象3Dモデルは国土交通省で定義されている19の平面直角座標系(公共座標系とも言う)に基づく座標情報によって測定対象を3次元的に表現している。
また、図4(a)に示したように測定情報には、座標情報(測定点の座標x,y,z)が含まれている。本実施形態では、この測定情報に含まれる座標情報が平面直角座標系で示される。つまり、対象3Dモデルに含まれる座標情報と、実測値3Dモデルに含まれる座標情報は、いずれも平面直角座標系(同一の座標系)が利用されている。
そして、表示処理部102は、対象3Dモデルの座標情報と実測値3Dモデルの座標系とに基づいて、対象3Dモデルの空間内に実測値3Dモデルを重ね合わせることで統合3Dモデルを表示処理する。
すなわち、対象3Dモデルと実測値3Dモデルは同一の座標系で示されることから、対象3Dモデルの各座標位置に実測値3Dモデルの測定点の座標位置を重ね合わせることで、対象3Dモデルにおける測定点を正確に表現することができる。
このように本実施形態では、対象3Dモデルと実測値3Dモデルのそれぞれの座標情報に基づいて対象3Dモデルの空間内に実測値3Dモデルを表示処理しているので、従来よりも適切な位置に実測値を表現することが出来る。その結果、ユーザは簡単且つ適切に実測値の情報を把握することができる。
<ベクトル情報>
本実施形態における測定情報には、実測値に関する実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報が含まれている。すなわち、本実施形態では、複数の方向に対して実測値3Dモデルを表示することができる。
具体的には、測定情報(または実測値関連情報)は、実測値に関する実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報を含む。そして表示処理部102は、ベクトル情報に基づいて実測値3Dモデルを対象3Dモデルの空間内に表示処理する。
例えば複数の作業(例えば杭打ち深さの測定と測定対象の強度測定等)においてそれぞれ異なる伸長方向のベクトル情報を有している場合、対象3Dモデルの空間内容にそれぞれの作業(作業ID)ごとに異なる座標位置、及び異なる方向(例えば杭打ち深さの測定はz方向、強度測定はy方向など)へ実測値3Dモデルが表示処理される。
本実施形態では、測定情報に含まれた座標に実測値3Dモデルの基端が配置されると共に、ベクトル情報で特定される方向(伸長方向)に向けて、実測値3Dモデルの他端が配置される。
例えば図6では橋の路面に対して上方向へ実測値3Dモデルが表示されているが、この方向に限らず、路面に対して並行な方向へ実測値3Dモデルを表示することもできる。また、上方向へ表示される実測値3Dモデルと横方向へ表示される実測値3Dモデルを同時に、すなわち複数のベクトル方向へ実測値3Dモデルを表示することもできる。表示処理部102は、それぞれのベクトル情報に基づいて、測定軸の方向が異なる複数の実測値3Dモデルを対象3Dモデルの空間内に表示処理する。
<座標調整処理>
対象3Dモデルの座標系と実測値3Dモデルの座標系とが異なる座標系である場合の処理について説明する。例えば、対象3Dモデルの座標系が平面直角座標系とは異なる座標系である場合、あるいは実測値3Dモデルの座標系が平面直角座標系とは異なる座標系である場合、すなわち、いずれか一方の座標系が国土交通省で定義されている平面直角座標系ではないこともあり得る。
そこで本実施形態では、対象3Dモデル及び実測値3Dモデルのいずれか一方の座標系がローカル座標系である場合には、座標調整処理を行うことができる。情報処理装置10の座標調整処理部103は、実測値3Dモデルの座標系が公共座標系であるか他のローカル座標系であるかを判定処理する。そして、実測値3Dモデルの座標系がローカル座標系である場合(公共座標系ではない場合)、ローカル座標系を公共座標系に変換して座標調整処理を行う。
<表示例>
図6に本発明の一実施形態に係る測定表示システムにおける表示処理結果の一例を示す。図6は、ユーザ端末2の表示画面に統合3DモデルW10が表示された表示処理結果の一例である。
図6に示すように、橋梁を含んで表現された対象3DモデルW20の空間内に実測値3DモデルW30が重ねて表示されている。実測値3DモデルW30は座標情報に基づく位置に表示されている。また実測値3DモデルW30にはラベルが付されている。本実施形態では実測値3Dモデルと共にラベルや数値情報(実測値)も3次元的に表示されている。
図6の統合3DモデルW10における左上部分には、凡例情報に基づく設定情報W40が表示される。この設定情報W40の設定条件に基づいて、実測値3DモデルW30はそれぞれ色分けされている。
すなわち、凡例情報は実測値3Dモデルの形状に関する情報と、所定条件に基づいて実測値ごとに実測値3Dモデルの色彩を定める複数の色彩情報と、を含んでおり、表示処理部102は、凡例情報に基づいて統合3DモデルW10を表示処理する。
図7は、本測定表示システムにおける表示処理結果の別の例を示す。図7(a)は転圧回数などを四角形タイル形状で表示処理し、図7(b)は転圧回数などを円形タイル形状で表示処理した一例である。このように本実施形態では凡例情報を利用して実測値を様々な形状で表示処理することができる。
また、図8(a)は水位などの変位量を直方体形状(直方体グラフ)で表示処理し、図8(b)は杭打ち深さなどを円柱形状(円柱グラフ)で表示処理した一例である。図8(a)に示すように本表示処理結果では、実測値3DモデルW30と共に、測定対象の計画値が計画値3DモデルW50として3次元的に表示されている。
すなわち、実測値関連情報(または測定情報)には測定対象に関する計画値が含まれ、表示処理部102は、計画値に基づく計画値3Dモデルを含んだ統合3Dモデルを表示処理する。さらに表示処理部102は、計画値3Dモデルと、実測値3Dモデルと、を対応させた統合3Dモデルを表示処理する。
具体的に図8(a)では、直方体形状の計画値3DモデルW50に重ねて、計画値3DモデルW50よりも外径の大きい直方体形状の実測値3DモデルW30が表示処理されている。また、計画値3DモデルW50と実測値3DモデルW30を重ねて表示できるように(W50とW30を区別できるように)、計画値3DモデルW50と実測値3DモデルW30とは異なる色で表示処理されている。このような表示処理を行うことで、ユーザはより適切な進捗状況を把握することができる。
以上のように本発明に係る測定表示システム1によれば、実測値と、実測値が測定された場所に関する座標情報等を含んだ実測値関連情報を利用して所定条件の表示処理を実行することで、対象3Dモデルの空間内に実測値3Dモデルを表示処理することができる。その結果、対象3Dモデルと共に実測値を正確な位置に効果的に表示でき、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では主に大規模な施工現場などを対象として説明したが、中小規模の工事現場やその他の構造物や建築物に本測定表示システム1を利用する場合も本発明と同様の効果を得ることができる。
1 測定表示システム
2 ユーザ端末
3 測定端末
3a 制御部
3b 計測部
3c 記憶部
3d 通信部
3e 入力部
3f 出力部
10 情報処理装置
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
90 端末(端末2)
91 制御部
92 記憶部
93 通信部
94 入力部
95 出力部
101 受信部
102 表示処理部
NW ネットワーク
W10 統合3Dモデル
W20 対象3Dモデル
W30 実測値3Dモデル
W40 設定情報
W50 計画値3Dモデル

Claims (7)

  1. 測定対象の実測値を表示する測定表示システムであって、
    前記測定表示システムは、受信部と、表示処理部と、記憶部と、を備え、
    前記記憶部は、前記測定対象に関する対象3Dモデルを格納し、
    前記受信部は、前記実測値と、前記実測値が測定された場所の座標情報と、実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、前記対象3Dモデルに対応付けて前記記憶部へ格納し、
    前記表示処理部は、前記座標情報と、前記ベクトル情報と、を利用して、前記実測値関連情報に基づく前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信する、
    測定表示システム。
  2. 前記表示処理部は、それぞれの前記ベクトル情報に基づいて、前記伸長方向が異なる複数の前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する、
    請求項1に記載の測定表示システム。
  3. 前記実測値関連情報は、前記実測値3Dモデルの形状に関する情報と、所定条件に基づいて前記実測値ごとに前記実測値3Dモデルの色彩を定める複数の色彩情報と、を含んだ凡例情報を有し、
    前記表示処理部は、前記凡例情報に基づいて前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する、
    請求項1または請求項2に記載の測定表示システム。
  4. 前記実測値関連情報には、前記測定対象に関する計画値が含まれ、
    前記表示処理部は、前記計画値に基づく計画値3Dモデルを前記対象3Dモデルの空間内に表示処理する、
    請求項3に記載の測定表示システム。
  5. 前記表示処理部は、前記計画値3Dモデルと、前記実測値3Dモデルと、を対応させて表示処理する、
    請求項4に記載の測定表示システム。
  6. 測定対象の実測値を表示する測定表示システムが実行する測定表示方法であって、
    前記測定表示システムは、受信部と、表示処理部と、記憶部と、を備え、
    前記記憶部が、前記測定対象に関する対象3Dモデルを格納するステップと、
    前記受信部が、前記実測値と、前記実測値が測定された場所の座標情報と、実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、前記対象3Dモデルに対応付けて前記記憶部へ格納するステップと、
    前記表示処理部が、前記座標情報と、前記ベクトル情報と、を利用して、前記実測値関連情報に基づく前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信するステップと、を含む、
    測定表示方法。
  7. 測定対象の実測値を表示する測定表示プログラムであって、
    コンピュータを、受信部と、表示処理部と、記憶部と、として機能させ、
    前記記憶部は、前記測定対象に関する対象3Dモデルを格納し、
    前記受信部は、前記実測値と、前記実測値が測定された場所の座標情報と、実測値3Dモデルの伸長方向を示すベクトル情報と、を含んだ実測値関連情報を受信し、前記対象3Dモデルに対応付けて前記記憶部へ格納し、
    前記表示処理部は、前記座標情報と、前記ベクトル情報と、を利用して、前記実測値関連情報に基づく前記実測値3Dモデルを、前記対象3Dモデルの空間内に表示処理し、その表示処理の結果を送信する、
    測定表示プログラム。
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