JP4627855B2 - 測量図面作成装置の動作方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測量現場において測定機器を使用してデータ収集をするシステムと装置に関する。更に、本発明はその収集したデータを利用して地形図を完成させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地形・平面・縦横断測量方法は、測量現場において地形・平面・縦横図面作成等に必要なデータであるXYZ座標等の位置情報を、既存のトータルステーションやGPS観測機器を用いて記録し、その後、専用プログラム(CADシステム含む)が組み込まれた専用、あるいは既存のモバイル型コンピュータに記録したXYZ座標データを、再度結線情報や地目情報を付加して入力し図面に展開していく、という一連のCAD作業を現場で実施していた。
このような、測量方法による地形・平面・縦横断図面作成作業は、地形・平面・縦横断測量から図面完成までの作業全体時間の9割を現場で実施するものであり、現場に長時間コンピュータやプリンタを持ち込んでCADによる図面作成を行わなければならないという問題や、CAD熟練者の付き添いが必要という問題、そして気象などによる現場環境の悪化にともなう作業遅延という問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この地形・平面・縦横断測量方法においては、地形・平面・縦横断測量から図面完成までの作業全体時間の9割を現場で実施するものであり、現場に長時間コンピュータやプリンタを持ち込んでCADによる図面作成を行わなければならないので、その準備作業や、CAD熟練者の手配作業、そして気象条件などによる現場環境の悪化や、日照時間による現場作業時間の制限にともなう作業遅延により、測量現場での測量作業からCAD図面完成までの全体の作業時間も必然的に長くなっていた。
【0004】
そこで本発明は、測量現場での作業時間を削減するために、測量現場での情報収集内容を簡素化した測量図面作成装置の動作方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の測量図面作成装置の動作方法は、測量現場から採取した測定データが入力されるデータ入力部と、前記データ入力部で入力された前記測定データを処理する処理手段と、前記処理手段で処理されたデータを記憶するデータベース部とを備え、前記測量現場において、測点を測定機器により測定するとともに、前記測定機器による測定結果を電子野帳に記憶し、前記測量現場とは異なる作業現場において、前記電子野帳に記憶した測定データを読み込んで測量図面を作成する測量図面作成装置の動作方法であって、前記測定データとして、構造物を区分する点名情報と、位置を示すXYZ座標データと、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報とを前記測点毎に有し、前記処理手段が、前記点名情報について、実名に変換するか否かを判断するステップと、前記点名情報を前記実名に変換する場合にはあらかじめ記憶させた定義ファイルに基づいて変換するステップと、変換された前記実名を前記測点の関係情報として追加して、前記データベース部に格納するステップと、前記XYZ座標データを、前記データベース部に追加するステップと、前記結線情報について、結線を行う記号か否かの判別を行い、結線の必要があるときは結線データを生成した後に、前記結線データを前記データベース部に追加するステップとを実行することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の測量図面作成装置の動作方法において、前記結線情報として、測点毎に入力した記号又はコードを用いたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の測量図面作成装置の動作方法において、前記結線情報として、次の測点への結線を行うことを示す記号と、次の測点への結線を行わないことを示す記号を用いたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の測量図面作成装置の動作方法において、前記電子野帳に記憶した測定データを、情報通信機器を用いて転送することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による測量図面作成装置の動作方法は、測定データとして、構造物を区分する点名情報と、位置を示すXYZ座標データと、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報とを測点毎に有し、処理手段が、点名情報について、実名に変換するか否かを判断するステップと、点名情報を実名に変換する場合にはあらかじめ記憶させた定義ファイルに基づいて変換するステップと、変換された実名を測点の関係情報として追加して、データベース部に格納するステップと、XYZ座標データを、データベース部に追加するステップと、結線情報について、結線を行う記号か否かの判別を行い、結線の必要があるときは結線データを生成した後に、結線データをデータベース部に追加するステップとを実行するものである。本実施の形態によれば、測定データとして、測点毎に次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報を含んでいるため、XYZ座標データと結線情報とから構造物に関する線図を作図することができる。従って、測量現場においては、作図にともなう作業を行うことなく、構造物を区分する点名情報と、位置を示すXYZ座標データと、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報とを入力するだけでよく、例えば事務所のように、測量現場とは異なる作業現場において作図にともなう作業を行えるため、測量現場における作業時間を短縮することができ、例えば気象条件や日照時間に左右されることなく作図作業を効率的に行うことができる。
【0007】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による測量図面作成装置の動作方法において、結線情報として、測点毎に入力した記号又はコードを用いたものである。本実施の形態によれば、結線情報として記号又はコードを用いることで測量現場における入力作業を更に軽減することができる。また、結線情報を測点毎に入力することで、線図作成を確実に行わせることができる。
【0008】
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態による測量図面作成装置の動作方法において、結線情報として、次の測点への結線を行うことを示す記号と、次の測点への結線を行わないことを示す記号を用いたものである。本実施の形態によれば、結線情報を、次の測点までの結線を行うか否かの情報とするとともに記号化することで作業現場での入力作業を軽減することができる。
【0009】
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による測量図面作成装置の動作方法において、電子野帳に記憶した測定データを、情報通信機器を用いて転送するものである。本実施の形態によれば、測定データを例えばインターネットや移動体通信網を利用して転送することができ、所定の区間の測量終了毎に、又はリアルタイムに、測量データを測量現場とは異なる作業現場に送ることが可能となる。また、測量作業を複数に分割して同時に行いながら、これらの測定データを例えば事務所において受信して作図作業を進めることもできる。
【0010】
【実施例】
以下本発明の一実施例による地形図等の測量図面作成装置について説明する。
図1は、本実施例による地形図等の測量図面作成装置の概略構成を説明するための概念図である。
同図に示すように、本実施例による地形図等の測量図面作成装置は、測量現場において用いる測定機器2と、測量現場とは異なる作業現場(事務所)において用いるパーソナルコンピュータ9とからなり、必要に応じて、表示装置16、プリンタ装置17、又はXYプロッタ装置18などの出力装置、及び入力装置19を備えている。測定機器2は、測点1のXYZ座標を測定する測量機能と、電子野帳3を備えている。電子野帳3は、測点1毎のXYZ座標データ4とともに、測点1毎に入力される点名情報5及び結線情報6を記憶する。なお、電子野帳3は、データ記憶部7Aに記憶した測定データ(XYZ座標データ4、点名情報5、結線情報6)を外部に出力するためのデータ出力部7Bを備えている。
パーソナルコンピュータ9は、電子野帳3に記憶した測定データ(XYZ座標データ4、点名情報5、結線情報6)を読み込んで測量図面を作成する地形図等の測量図面作成プログラムを備えている。
パーソナルコンピュータ9のデータ入力部10へ入力される測定データとしては、構造物を区分する地目属性情報(点名情報5)と、座標データ等の位置を示す位置情報(XYZ座標データ4)と、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報6とを含んでおり、測点1毎のこれらの測定データは、データ出力部7Bから通信手段8を介して入力される。データ入力部10から取り込まれるデータは、測量現場から採取した測定データ(XYZ座標データ4、点名情報5、結線情報6)を結合羅列したものである。測定データ(XYZ座標データ4、点名情報5、結線情報6)はデータベース部11に記憶された後に、DXFフォーマットデータ生成部12と測量共通フォーマットデータ生成部13に送り込まれる。結線情報6がレイアー構造に組み込まれているため自動的にDXFフォーマットデータは生成され、測量共通フォーマットデータと共にデータファイル保存部14で保存され、作画命令があれば作画処理部15でCADデータに処理され表示装置16に出力される。ここで、図1における通信手段8には、測点機器2を事務所に持ち帰りRS232CやUSBをはじめとする直接ケーブル接続、ブルートゥースをはじめとする無線接続、IrDAをはじめとする赤外線通信接続、10BASE−Tなどネットワーク接続、また遠隔地からインターネット接続や無線接続、衛星通信接続などさまざまな通信手段を用いることができる。
また、フローピーディスク、CD−R/RWディスク、シリコンメモリーなど持ち運び可能なメモリーに、測定データを格納して事務所に持ち帰り入力することができる。
また、作画処理部15で作成されたCADデータは、プリンタ装置17、XYプロッタ装置18などの出力装置に出力できる。
また、追加情報20として、各測点で撮影したデジタルカメラの画像情報や、その他の既知情報(例えば、地籍データ、電気電話水道ガス等の台帳データ、マンホール)を入力装置19から入力し、データベース部11で測定データと共にデータベース化しておいて、表示装置16、プリンタ装置17、XYプロッタ装置18に出力した時に、各測点で撮影したデジタルカメラの画像や各種既知情報を参照して修正や、欠落線部分の補完をする。
なお、本実施例による測量図面作成装置において、電子野帳に記憶した測定データを用いて測量図面を作成するプログラムは、市販のコンピュータにダウンロードして利用することができるように、プログラムのみ単独で記憶媒体に格納しておく。
また、パーソナルコンピュータ9にダウンロードして利用するプログラムは、座標データ等の位置を示す位置情報と、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報とを含む、複数の測点に関する測定データを用いて測量図面を作成する地形図等の測量図面作成方法であるので、このプログラムが導入されたコンピュータを使用して、位置情報と結線情報とから構造物に関する線図を作図すれば、測量現場においては、作図にともなう作業を行うことなく、位置情報と結線情報を入力するだけでよく、例えば事務所のように、測量現場とは異なる作業現場において作図にともなう作業を行うことができる。
また、地形図等の測量図面作成方法を行うプログラムが導入されたコンピュータ9を使用して、位置情報と結線情報とから構造物に関する線図を作成し表示する方法は、測定データを作図用データに変換するステップと、作図用データを用いて線図を作成するステップと、作成した線図を表示するステップとを有した作図方法とする。
このように本実施例によれば、測量現場では電子野帳を使用して位置情報と結線情報を記録し、その記録データは測量現場とは異なる作業現場、例えば事務所にあるコンピュータ上のアプリケーションを使用して、位置情報と結線情報とから構造物に関する線図を作図することができる。また結線情報として、測点毎に入力した記号又はコードを用いることにより簡素化入力を図ることができる。
【0011】
次に、図2から図6を用いて本実施例による地形図等の測量図面作成装置の利用方法について説明する。
図2は測量現場における作業手順を示すフロー、図3は測量現場とは異なる作業現場(例えば事務所)におけるデータ処理の流れを示すフロー、図4は測量現場で入力された測定データの具体的入力データを示す画面表示図、図5は同測定データの一部を示す一覧図、図6は図5に示す測定データによって作図した場合のイメージ図である。
図2において、測量をスタートすると、まずステップS1で測点を決定する。次に測定者は、測点装置2を操作し、ステップ2でXYZ座標データ4を取得し、ステップS3で点名情報5を入力する。この点名情報5は、測点毎に、構造物を区分する地目属性情報を意味するものであり、測定者が任意に決定できるものではあるが、一連の測量作業中(図2から図3までの作業フローが終了するまで)は共通定義で入力する。次にステップS4では、今の測点が連続した線の途中か、あるいは終点なのかを区別する記号を入力する。この記号も、測定者が任意に決定できるものではあるが、一連の測量作業中(図2から図3までの作業フローが終了するまで)は共通定義で入力する。例えば連続した線の途中ならステップS5で「A」を入力し、終点ならステップS6で「B」を入力する。ただし、スタート測点は常にAである。次にステップS7では、測定データ(XYZ座標データ、点名情報、結線情報)を保存する。そして、ステップS8では、次の測点があればステップ1に戻り測定を繰り返す。次の測点が無い場合は、測量を終了する。
このように本実施例によれば、結線情報として、次の測点への結線を行うことを示す記号「A」と、次の測点への結線を行わないことを示す記号「B」を用いることにより簡素化入力を図ることができる。
また、測点毎に記号又はコードで区分された結線情報を用いて測点間の結線を行うか否かを判断し、結線を行う必要のある測点間に結線を行うことで構造物に関する線図を作成すれば、測量現場での作業は、結線情報として記号又はコードを用いればよいので、測量現場における入力作業を更に軽減することができる。
【0012】
測量現場での作業は、ここまでで、次に事務所での図面作成作業となる。図3に示すように、ステップ7で保存したデータは、ステップ9でデータ入力される。
図4は、ステップ9でパーソナルコンピュータ9に入力されたデータを示している。
図3に示す処理は、測量現場とは異なる作業現場(例えば事務所)で行われるものである。点名情報5は、実名に変換するか否かをステップ10で判断し、実名に変換する場合にはステップ11においてあらかじめ記憶させた定義ファイルに基づいて変換され、ステップ12で測点の関係情報として追加され、ステップ21でデータベースに格納される。なお、点名情報5は、実名に変換しない場合には、入力されたデータをそのままステップ21でデータベースに格納する。XYZ座標データ4は、ステップ21でデータベースに追加される。結線情報6は、ステップ14において、結線情報が存在するか否かが判断され、存在する場合にはステップ15で結線を行う記号か否かの判別がなされ、結線の必要があるときはステップ16で結線データを生成した後に、この結線データをステップ21でデータベースに追加する。ステップ14で結線情報が無い場合は、ステップ17で追加情報の有無を判別し、有ればステップ18で情報記入する。無い場合はステップ19に進み空欄扱いとなる。ここで追加情報とは、例えば各測点で撮影したデジタルカメラの画像情報や、その他の既知情報(例えば、地籍データ、電気電話水道ガス等の台帳データ、マンホール)であり、ステップ20でリンクコードを生成した後にステップ21でデータベースに追加される。このように処理された測定データ(XYZ座標データ4、点名情報5、結線情報6)はステップ21でデータベース化され、次にステップ22で各種測量フォーマット(例えばSIMAフォーマットやAPAフォーマット)へ変換し、
又はステップ23ではDXFフォーマットデータが生成される。各データはステップ24で保存されステップ25で作図される。
ここで、ステップ18における追加情報は、ステップ25で作図後、各測点で撮影したデジタルカメラの画像や各種既知情報を参照して修正や、欠落線部分の補完をするのに利用する。
【0013】
図5は、7つの測点の情報を示している。第1の測点及び第2の測点で点名情報として入力された「IU」は、「石積上」であることを示している。また第3の測点で点名情報として入力された「IS」は、「石積上」であることを示している。同様に、第4の測点で点名情報として入力された「ISBU」は「石積下ブロック積上」を、第5の測点で点名情報として入力された「BU」は「ブロック積上」を、第6の測点で点名情報として入力された「BO」は「ブロックゼロ」を、第7の測点で点名情報として入力された「Y」は「標高単点」を示している。結線情報として入力された「A」は結線を行うことを、「B」は結線の終了を、結線情報欄が空白は結線を行わないことを示している。
図6は、図5に示す測定データをもとに作図したイメージ図である。同図に示すように、第1の測点では結線情報として「A」が入力されているので第2の測点までの結線を作図する。第2の測点では結線情報として「B」が入力されているので第3の測点までの結線は作図しない。また、第3、第4、及び第5の測点では結線情報として「A」が入力されているのでそれぞれ次の測点までの結線を作図する。また、第6の測点では結線情報として「B」が入力されているので第7の測点までの結線は作図しない。また、第7の測点では結線情報が入力されていないので結線は作図しない。なお、図6では各測点に点名情報を、入力した記号によって表示した場合を示しているが、これらの記号の代わりに実名に変換後の文字を表示させてもよく、また点名情報の表示を行わなくてもよい。この点名情報を表示させる場合には、上記測点及び結線の表示とは異なるレイヤーを用いて表示させることがより好ましい。
なお、本実施例による地形図等の測量図面作成装置の測量現場とは異なる作業現場(例えば事務所)におけるデータ処理の流れを示した図3の説明では、各測定データ(XYZ座標データ4、点名情報5、結線情報6)を処理する機能を、それぞれ別ステップで説明したが、同一ステップでの処理としてもよく、また更に他の機能が追加されてもよい。また、必ずしも全ての機能を備えている必要はない。
また、本実施例の装置は、一般的な陸上での土木建築に用いる汎用CAD、専用CAD、GISシステム等により、地図データ、地籍データ、電気電話ガス水道等の配管データ、大規模河川等の地目データ、縦横断面図の生成、修正、追加を目的としたものであるが、その他古墳発掘のベースとなる平面図作成や、橋梁ダム等の既存構造物の調査、地核変動による地形変化の調査、船舶の外観構造調査等、大量の測定データが必要な測量にも適用できる。
【0014】
図7は、本発明の地形図等の測量図面作成装置において、電子野帳に記憶した測定データを、情報通信機器を用いて転送する場合の一例としてインターネット50を利用した形態を示すものである。測点1を測点機器2で測定しながら、測定データを例えばインターネット50や移動体通信網を利用して端末装置9に転送することを想定しており、所定の区間の測量終了毎に、又はリアルタイムに、測定データを測量現場とは異なる作業現場に送ることが可能となる。
【0015】
また、図8は図7の転送形態を使って、測量作業を複数に分割して同時に行いながら、これらの測定データを例えば事務所において受信して作図作業を進める形態を示している。
【0016】
図9は、本発明の地形図等の測量図面作成装置において、電子野帳に記憶した測定データを、情報通信機器を用いて転送する場合の一例としてインターネット50とアプリケーションサーバー51を利用した形態を説明するものである。測点1を測点機器2で測定しながら、測定データを例えばインターネット50や移動体通信網を利用してアプリケーションサーバー51に転送する。アプリケーションサーバー50は図3に示した処理を実行し、処理結果を保存しておく。ユーザー(本発明の場合は事務所の図面作成者)は任意に作図用のデータを取り寄せることを想定しており、所定の区間の測量終了毎のコンピュータ負荷を軽減するのに有効であり、共通フォーマット化された作図用データが送られてくるので、一般的なCADがあれば、いずれの場所からでも作業の継続が図れる。
【0017】
また、図10は図9の転送形態を使って、測量作業を複数に分割して同時に行いながら、これらの作図用データを、例えば事務所において受信して作図作業を進める形態を示している。
なお、上記各実施例では、インターネットと移動体通信網を利用する場合で説明したが、移動体通信網は従来の有線通信網であってもよい。
また、本実施例では、事務所側コンピュータが1台の場合で説明したが、複数台のコンピュータで、同時に別の場所で作図用データを受信して作図作業やチェック作業を進めるものであってもよい。
【0018】
図11は、本発明の一実施による電子野帳の入力表示画面を示す構成図である。
本実施例による電子野帳100の入力表示画面には、構造物を区分する地目属性情報入力欄(点名情報入力欄)5Aと、座標データ等の位置を示すXYZ座標データ情報入力欄Aと、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報入力欄6Aとを備えている。そして、測点毎にそれぞれの入力欄に点名情報5とXYZ座標データ4と結線情報6とを入力し、1測点での測定完了毎に登録キー102を押して作業を進めていく。また、結線情報入力欄6Aに入力するための専用入力キー101と、点名情報入力欄5Aに入力するための専用入力キー103を備えており、入力作業を軽減するとともに、入力間違いを少なくすることができる。
また、本実施例においては、結線情報入力欄6Aに入力するための専用入力キー101を備えているが、結線情報入力欄6Aへの入力を補助するためのHELP表示のみでもよく、結線情報入力欄6Aへの入力は、測定者がHELP表示を参照して記号またはコードを入力するものであってもよい。
また、専用入力キー103は、点名情報入力欄5Aへの入力を補助するためのHELP表示のみでもよく、点名情報入力欄5Aへの入力は、測定者がHELP表示を参照して記号またはコードを入力するものであってもよい。
【0019】
図12は、本発明の他の実施例による電子野帳の入力表示画面を示す構成図である。なお、上記実施例と同一機能を有する構成には同一符号を付して説明を省略する。
本実施例では、あらかじめ電子野帳200内のメモリー204に記憶され、作業指示表示欄202に表示される文字命令情報又はスピーカー203から出力する音声命令情報によって作業指示を行う。また、地目属性情報入力欄(点名情報入力欄)5Aと、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報入力欄6Aへの入力はマイク201を用いて音声で行う。これによれば、測量現場や測量作業に不慣れな作業者にも取り扱い容易であり、誤操作や入力間違いを少なくすることができる。
また、本実施例においては、音声命令情報はスピーカー203からの音声指示によるもので説明したが、その他にイヤホンやヘッドホンなど直接的に人体耳部に付けるものであってもよい。
また、本実施例の電子野帳200内のメモリー204は、脱着して持ち運び可能な形態とすることが好ましいが、電子野帳200内部に内蔵されるものであってもよい。また、書き換え可能であり、更に複数作業が記憶可能であり、内容の書き換えは、電子野帳200で書き換えることも、外部の書き換え装置で書き換えることができるものであってもよい。このように文字命令情報又は音声命令情報が格納されたメモリーを、書き換え可能な媒体とすることにより誤った指示の訂正や指示の追加、削除が可能な電子野帳を提供することができる。
なお、図11と図12を使って説明した電子野帳は、必ずしも全ての機能を備えている必要はない。
【0020】
図13及び図14は、本実施例による測量図面作成装置用マニュアルの要部を示す構成図である。
本実施例による測量図面作成装置用マニュアルは、測量現場において測点を測点装置2により測定するとともに、測点装置2による測定結果を電子野帳3に記憶し、測量現場とは異なる作業現場において、電子野帳3に記憶した測定データを読み込んで測量図面を作成する地形図等の測量図面作成装置を利用するためのマニュアルである。
図13に示す測量図面作成装置用マニュアルでは、電子野帳3への入力方法を表示している。電子野帳3の入力表示画面とともに、点名情報入力方法説明欄5Bと結線情報入力方法説明欄6Bとが表示されている。点名情報入力方法説明欄5Bでは、点名を測点毎に入力すること、点名の入力記号は使用者が任意に設定できることを表示している。一方、結線情報入力方法説明欄6Bでは、測点毎に、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報を入力し記憶させること、結線情報として使用する入力記号は使用者が任意に設定できること、及び結線情報が次の測点への結線を行うことを示す入力と次の測点への結線を行わないことを示す入力であることを表示している。このようにマニュアルに表示された内容に基づいて測定データを入力することで、例え使用する測定機種が異なっても、上記実施例で示した測量図面作成装置を利用することができる。
【0021】
図13に示す測量図面作成装置用マニュアルでは、測量図面を作成する地形図等の測量図面作成プログラムを備えたパーソナルコンピュータ9での設定方法を表示している。パーソナルコンピュータ9での設定表示画面とともに、結線情報変更方法説明欄6Cが表示されている。結線情報変更方法説明欄6Cでは、初期設定での記号説明と、この記号は使用者が任意に設定できることを表示している。このように結線情報について、使用者が任意に変更できるようにすることで、使用者独自の使いやすい記号を用いて作業を行うことができる。
【0022】
なお、上記実施例では、結線情報として結線を行う記号「A」と結線を行わない記号「B」を用い、また空欄とすることでも結線を行わない場合で説明したが、結線を行う場合と行わない場合を、入力と非入力に区分してもよい。また、記号の代わりに機械が判別するコードを用いてもよい。例えば点名入力やXYZ座標入力などの他の入力表示を色表示とし、結線の始まりは赤、終わりは青とし、入力時にはこの色反転で結線を行うか否かを入力するものである。また上記実施例では点名入力欄と結線情報入力欄とを別機能として説明したが、点名入力欄を用いて結線情報を入力することもできる。この場合には、例えば点名入力記号の冒頭又は末尾に「A」又は「B」表示を付加することで実現することができる。また結線情報を、メモ欄などのその他の入力欄を利用して入力してもよい。
また、上記実施例における結線情報、点名情報、及びXYZ座標データの入力は、選択による場合を含み、また必ずしも人為的な操作入力の場合に限られるものではない。例えばXYZ座標データにあっては、GPSを利用する場合には、受信したデータから分析される位置データが自動入力される。
なお、上記実施例では、電子野帳には測定順に測定データを記憶し、この測定順序を維持したままパーソナルコンピュータに読み込む場合で説明したが、測定点毎に、その測定順序、又は結線を行う場合に利用可能な結線順序等の順序情報を入力、又は自動付与することで、この順序情報と結線情報とから作図を行う方法であってもよい。
【0023】
【発明の効果】
上記実施例の説明から明らかなように、本発明によれば、測量現場での作業時間を削減するために、測量現場での情報収集内容を簡素化した測量図面作成装置を提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で採取した必要最低限の測定データだけで測量図面を作成するプログラムを提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で採取した必要最低限の測定データだけで測量図面を作成するプログラムを格納した媒体を提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で採取した必要最低限の測定データだけで測量図面を作成するプログラムをコンピュータ上で使用するためのマニュアルを提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で必要最低限のデータを正確かつ迅速に測定し記録する電子野帳を提供することができる。
また、本発明によれば、古墳発掘のベースとなる平面図作成や、橋梁ダム等の既存構造物の調査、地核変動による地形変化の調査、船舶の外観構造調査等、大量の測定データが必要な測量においても、現場作業時間を最低限におさえる効率的な測量作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による地形図等の測量図面作成装置の概略構成を説明するための概念図
【図2】 本実施例による測量現場での作業フローチャート
【図3】 本実施例による測量現場とは異なる作業現場において作図をする場合のデータ処理フローチャート
【図4】 本実施例による測量現場で入力された測定データの具体的入力データを示す画面表示図
【図5】 同測定データの一部を示す一覧図
【図6】 図5に示す測定データによって作図した場合のイメージ図
【図7】 本実施例によるインターネットを使った通信構成図
【図8】 本実施例によるインターネットを使った通信構成図
【図9】 本実施例によるインターネットとアプリケーションサーバーを使った通信構成図
【図10】 本実施例によるインターネットとアプリケーションサーバーを使った通信構成図
【図11】 本発明の一実施による電子野帳の入力表示画面を示す構成図
【図12】 本発明の他の実施による電子野帳の入力表示画面を示す構成図
【図13】 本実施例による測量図面作成装置用マニュアルの要部を示す構成図
【図14】 本実施例による測量図面作成装置用マニュアルの要部を示す構成図
【符号の説明】
1 測点
2 測点装置
3 電子野帳
4 XYZ座標データ
4A XYZ座標データ入力欄
5 点名情報
5A 点名情報入力欄
5B 点名情報入力方法説明欄
6 結線情報
6A 結線情報入力欄
6B 結線情報入力方法説明欄
6C 結線情報変更方法説明欄
7 データ出力部
8 通信手段
9 パーソナルコンピュータ
10 データ入力部
11 データベース部
12 DXFフォーマットデータ生成部
13 測量共通フォーマットデータ生成部
14 データファイル保存部
15 作画処理部
16 表示装置
17 プリンタ装置
18 XYプロッタ装置
19 入力装置
20 追加情報
50 インターネット
51 アプリケーションサーバー
100 電子野帳
101 結線情報入力キー
102 登録キー
103 点名入力キー
200 電子野帳
201 マイク
202 作業指示表示欄
203 スピーカー
204 メモリー

Claims (4)

  1. 測量現場から採取した測定データが入力されるデータ入力部と、前記データ入力部で入力された前記測定データを処理する処理手段と、前記処理手段で処理されたデータを記憶するデータベース部とを備え、前記測量現場において、測点を測定機器により測定するとともに、前記測定機器による測定結果を電子野帳に記憶し、前記測量現場とは異なる作業現場において、前記電子野帳に記憶した測定データを読み込んで測量図面を作成する測量図面作成装置の動作方法であって、
    前記測定データとして、
    構造物を区分する点名情報と、位置を示すXYZ座標データと、次の測点への結線を行うか否かを判別する結線情報とを前記測点毎に有し、
    前記処理手段が、
    前記点名情報について、実名に変換するか否かを判断するステップと、
    前記点名情報を前記実名に変換する場合にはあらかじめ記憶させた定義ファイルに基づいて変換するステップと、
    変換された前記実名を前記測点の関係情報として追加して、前記データベース部に格納するステップと、
    前記XYZ座標データを、前記データベース部に追加するステップと、
    前記結線情報について、結線を行う記号か否かの判別を行い、結線の必要があるときは結線データを生成した後に、前記結線データを前記データベース部に追加するステップと
    を実行することを特徴とする測量図面作成装置の動作方法。
  2. 前記結線情報として、測点毎に入力した記号又はコードを用いたことを特徴とする請求項1に記載の測量図面作成装置の動作方法。
  3. 前記結線情報として、次の測点への結線を行うことを示す記号と、次の測点への結線を行わないことを示す記号を用いたことを特徴とする請求項1に記載測量図面作成装置の動作方法。
  4. 前記電子野帳に記憶した測定データを、情報通信機器を用いて転送することを特徴とする請求項1に記載の測量図面作成装置の動作方法。
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