JP7263158B2 - 船体制御装置、船体制御方法、および、船体制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、船体の姿勢を制御する技術に関する。
特許文献1には、船体を一定の方向に向けて保持する船体用制御装置が記載されている。
特開2013-151241号公報
しかしながら、特許文献1に記載の船体用制御装置のような従来の構成では、大掛かりな構成を必要とする。
したがって、本発明の目的は、大掛かりな構成を用いることなく、船体の方位および推力を自動で制御する技術を提供することにある。
この発明の船体制御装置は、舵制御部、センサ、および、オートパイロット制御部を備える。舵制御部は、船舶の舵角を制御する。センサは、船舶の船体方位を計測する。オートパイロット制御部は、舵制御部に舵角指令を出力する。オートパイロット制御部は、偏角算出部、および、舵角指令設定部を備える。偏角算出部は、船体方位を用いて、船舶の目標方位に対する船舶の船尾を前方とした偏角を算出する。舵角指令設定部は、偏角の大きさが第1閾値未満のときに現状の舵角を維持し、第1閾値以上のときに一意の切り返し用舵角に変更する舵角指令を設定する。
この構成では、偏角と偏角の大きさに対する閾値とを用いて、船体制御のための舵角と推進力とが設定される。
この発明によれば、大掛かりな構成を用いることなく、船体の方位および推力を自動で制御できる。
(A)は、本発明の実施形態に係る船体制御装置の構成を示す機能ブロック図であり、(B)は、オートパイロット制御部における一部の構成を示す機能ブロック図である。 (A)は、偏角ψと舵角指令ηdとの関係を示す図であり、(B)は、偏角ψとスロットル開度DGとの関係を示す図である。 船舶の姿勢の遷移を示す図である。 舵角制御方法を示すフローチャートである。 推進力制御方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る船体制御装置、船体制御方法、および、船体制御プログラムについて、図を参照して説明する。図1(A)は、本発明の実施形態に係る船体制御装置の構成を示す機能ブロック図である。図1(B)は、オートパイロット制御部の一部の構成を示す機能ブロック図である。
図1(A)に示すように、船体制御装置10は、本体101、リモコンレバー102、推進力制御部50、および、舵制御部60を備える。本体101は、AP制御部20、AP操作部21、表示部30、および、センサ40を備える。リモコンレバー102は、操作レバー200、および、操作状態検出部201を備える。
AP制御部20、AP操作部21、表示部30、および、センサ40は、船舶用のデータ通信ネットワーク100によって互いに接続する。AP制御部20、リモコンレバー102、および、推進力制御部50は、例えば、推進力用通信網(CAN等)を介して接続する。AP制御部20と舵制御部60とは、アナログ電圧またはデータ通信を介して接続する。
推進力発生部91は、推進力制御部50に接続する。舵制御部60は、舵92に接続する。推進力発生部91および舵92は、例えば、船外機90に備えられている。推進力発生部91および舵92は、例えば、船内機、船内外機他、各種の推進器等に備えられていてもよい。
(本体101の構成)
AP制御部20は、例えば、CPU等の演算処理装置と記憶部とによって構成される。記憶部は、AP制御部20で実行するプログラムを記憶する。また、記憶部は、CPUの演算時に利用される。AP制御部20が、本発明の「オートパイロット制御部」に対応する。AP制御部20は、船体制御に関する指令を、推進力制御部50および舵制御部60に出力する。
概略的には、AP制御部20は、目標方位から偏角を算出する。AP制御部20は、偏角を用いて、舵角指令および推進力指令を設定する。AP制御部20は、推進力指令を、推進力制御部50に出力する。AP制御部20は、舵角指令を、舵制御部60に出力する。
AP操作部21は、例えば、タッチパネル、物理的なボタンやスイッチによって実現される。AP操作部21は、オートパイロット制御に関連する操作入力を受け付ける。AP操作部21は、操作内容をAP制御部20に出力する。
表示部30は、例えば、液晶パネル等によって実現される。表示部30は、AP制御部20から入力された通常のオートパイロットの航行に関連する情報を表示する。なお、表示部30は、省略することも可能であるが、あることが好ましく、表示部30があることによって、ユーザは航行状態を容易に把握できる。
センサ40は、自船の位置や船体方位等の計測データを計測する。自船の位置は、自船が留まりたい位置(定点位置)や自船が移動したい経路(移動経路)に対する自船の位置の検出に用いられる。船体方位は、偏角の算出に用いられる。例えば、センサ40は、GNSS(例えば、GPS)の測位信号を利用した測位センサ、慣性センサ(加速度センサや角速度センサ等)、磁気センサ等によって実現される。なお、船体方位からは、すくなくとも船尾方位SAが得られればよい。船尾方位SAとは、船尾の向く方位である。
また、センサ40は、船体制御装置10が装備された船舶に対する外乱を計測する。具体的には、外乱は、例えば、潮流や風向、風速等である。外乱は、目標方位の決定等に用いられる。なお、外乱を用いずに位置だけで目標方位を設定する場合は、外乱を計測するセンサは、省略することも可能である。
センサ40は、計測データを、AP制御部20に出力する。
推進力制御部50は、例えば、所定の電子回路によって実現される。推進力制御部50は、AP制御部20からの推進力指令に応じて、推進力制御信号を生成し、推進力発生部91に出力する。推進力発生部91は、例えば、船舶用のエンジンである。この場合、推進力制御信号は、エンジンのスロットの開放量(開度)およびシフトの設定値(シフトF(フォワード)/シフトN(ニュートラル)/シフトR(リバース))を規定する信号である。なお、推進力制御部50は、手動航行モード時には、リモコンレバー102の操作状態検出部201からの操作状態に応じて、推進力制御信号を生成し、推進力発生部91に出力する。
舵制御部60は、例えば、所定の電子回路と、舵92の舵角に対する物理的な制御機構によって実現される。舵制御部60は、AP制御部20からの舵角指令に応じて、舵92の舵角を制御する。
(リモコンレバー102の構成)
操作レバー200は、ユーザからの手動航行時の操作を受け付ける。操作状態検出部201は、センサ等によって実現される。操作状態検出部201は、操作レバー200の操作状態を検出する。操作状態検出部201は、検出した操作レバーの操作状態(角度)を、推進力制御部50に出力する。AP制御部20は、この操作状態を受信する。
このような構成において、船体制御装置10のAP制御部20は、自動姿勢制御モード時に、次に示す船体制御を実行する。
図1(B)に示すように、AP制御部20は、目標方位設定部221、偏角算出部222、舵角指令設定部223、および、推進力指令設定部224を備える。
目標方位設定部221は、目標方位TAを設定する。目標方位TAは、船舶の船尾が向く方向によって設定される。目標方位TAは、例えば外乱DSの到来方向、ユーザによるAP操作部21からの目標位置と船舶の位置との位置関係によって設定される。
偏角算出部222には、目標方位TAと船尾方位SAとが入力される。偏角算出部222は、目標方位TAと船尾方位SAとの差によって、偏角ψを算出する。
舵角指令設定部223は、偏角ψに基づいて、舵角指令を設定する。概略的には、舵角指令設定部223は、偏角ψと舵角制御用の閾値THdとを比較し、この比較結果に基づいて、舵角指令ηdを設定する。舵角指令ηdは、舵92に設定する舵角である。
推進力指令設定部224は、偏角ψに基づいて、推進力指令を設定する。概略的には、推進力指令設定部224は、偏角ψと推進力制御用の閾値THsとを比較し、この比較結果に基づいて、推進力指令を設定する。推進力指令は、例えば、スロットル開度DGである。
図2(A)は、偏角ψと舵角指令ηdとの関係を示す図である。図2(B)は、偏角ψとスロットル開度DGとの関係を示す図である。なお、図2(A)、図2(B)では、偏角ψは、目標方位TAと船尾方位SAとが一致するときを0°とし、船尾が左舷側に傾くときに偏角ψは正値となり、船尾が右舷側に傾くときに偏角ψは負値となるように設定する。
(舵角の制御:図2(A)参照)
実際の制御時において、初期状態の偏角ψは、任意の値となるが、説明を分かり易くするため、初期状態として偏角ψが0°であるとする。
A:最初に左舷側に傾く場合
舵角指令設定部223は、船尾が左舷側に傾き、偏角ψが閾値THd1未満の間は、舵角指令ηd0を設定する。舵角指令ηd0は、偏角ψを0°にする指令である。すなわち、舵角指令設定部223は、現状の舵角を維持する。
閾値THd1は、船尾が左舷側において所定角度傾いた状態の角度によって規定される。閾値THd1は、例えば、船舶の大きさ、形状や、舵角の船体制御への影響度、外乱の船舶への影響度等によって、適宜設定可能である。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd1になると、舵角指令ηd1を設定する。舵角指令ηd1は、舵92の舵角を、一意の切り返し用舵角、例えば、船体の右舷側への最大舵角とするものである。なお、この場合、最大舵角に限るものではなく、船体の方位を大きく変化させることができるような所定の舵角を超える大舵角であってもよい。そして、この大舵角は、ユーザ、船体の特性等によって適宜設定可能である。舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd1以上である間は、偏角ψの大きさによらず、舵角指令ηd1を設定する。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd1以上から閾値THd1未満になり、閾値THd2(負値)よりも大きな間は、舵角指令ηd1を維持する。
閾値THd2は、船尾が右舷側において所定角度傾いた状態の角度によって規定される。閾値THd2は、例えば、船舶の大きさ、形状や、舵角の船体制御への影響度、外乱の船舶への影響度等によって、適宜設定可能である。閾値THd2は、例えば、閾値THd1に対して、符号が逆であり、絶対値が同じである。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd2になると、舵角指令ηd2を設定する。舵角指令ηd2は、舵92の舵角を、船体の左舷側への最大舵角とするものである。舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd2以下である間は、偏角ψの大きさによらず、舵角指令ηd2を設定する。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd2以下から閾値THd2よりも大きくなり、閾値THd1未満の間は、舵角指令ηd2を維持する。
以下、舵角指令設定部223は、偏角ψの大きさおよび変化に応じて、上述の制御を適宜行う。
B:最初に右舷側に傾く場合
一方、舵角指令設定部223は、船尾が右舷側から傾き始めた場合は、次の制御を行う。
舵角指令設定部223は、船尾が右舷側に傾き、偏角ψが閾値THd2より大きな間は、上述の最初に左舷側に傾く場合と同様に、現状の舵角を維持する。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd2になると、舵角指令ηd2を設定する。舵角指令ηd2は、舵92の舵角を、一意の切り返し用舵角、例えば、船体の左舷側への最大舵角とするものである。なお、この場合、最大舵角に限るものではなく、船体の方位を大きく変化させることができるような所定の舵角を超える大舵角であってもよい。そして、この大舵角は、ユーザ、船体の特性等によって適宜設定可能である。舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd2以下である間は、偏角ψの大きさによらず、舵角指令ηd2を設定する。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd2以下から閾値THd2よりも大きくになり、閾値THd1未満の間は、舵角指令ηd2を維持する。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd1になると、舵角指令ηd1を設定する。舵角指令ηd1は、舵92の舵角を、船体の右舷側への最大舵角とするものである。舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd1以上である間は、偏角ψの大きさによらず、舵角指令ηd1を設定する。
舵角指令設定部223は、偏角ψが閾値THd1以上から閾値THd1未満になり、閾値THd2より大きな間は、舵角指令ηd1を維持する。
以下、舵角指令設定部223は、偏角ψの大きさおよび変化に応じて、上述の制御を適宜行う。
(推進力の制御:図2(B)参照)
A:左舷に傾く場合
推進力指令設定部224は、スロットル開度DGが0°である状態から、船尾が左舷側に傾き、偏角ψが閾値THs1p(正値)未満の間は、スロットル開度DGを0に維持する。また、推進力指令設定部224は、クラッチのシフトをニュートラル(シフトN)とする。
閾値THs1pは、船尾が左舷側において所定角度傾いた状態の角度によって規定される。閾値THs1pは、閾値THd1よりも大きい。閾値THs1pは、上述の舵角制御において、閾値THd1に基づく大舵角の舵角指令に対応した転舵が完了する角度によって決められている。これにより、転舵の完了後に推進力を与えることができ、船体制御は、安定する。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs1pになると、スロットル開度DG0に設定する。スロットル開度DG0は、所謂アイドリング状態に対応し、スロットル開度は最低開度(開度の下限値)であり、クラッチのシフトをリバース(シフトR)とする。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs1p以上であり、閾値THs2p以下の間は、偏角ψの大きさに応じたスロットル開度DGpに調整する。具体的には、推進力指令設定部224は、偏角ψの絶対値の大きさに比例してスロットル開度DGpを大きくする。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs2pよりも大きな間は、閾値THs2pでのスロットル開度である最大開度DGmxに設定する。なお、最大開度DGmxは、船体制御時に安全の確保が可能な範囲における最大の開度である。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs2p以上から閾値THs2p未満になり、閾値THs1pよりも大きな間は、偏角ψの大きさに応じたスロットル開度DGpに調整する。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs1p以下になり、閾値THd1よりも大きな間は、スロットル開度DG0を設定する。すなわち、推進力指令設定部224は、スロットル開度を最低開度として、シフトのリバース(シフトR)を維持する。閾値THd1は、上述の舵角指令に対する閾値である。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THd1になると、クラッチのシフトをニュートラル(シフトN)として、スロットル開度DGを0とする。推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THd1以下で0°の間では、シフトのニュートラル(シフトN)とスロットル開度DGを0に維持する。
この後、船舶が右舷に傾くときは、推進力指令設定部224は、次に示す、右舷に傾く場合の制御を行う。
B:右舷に傾く場合
推進力指令設定部224は、船尾が右舷側に傾き、偏角ψが閾値TH2d(負値)よりも大きな間は、クラッチのシフトをフォワード(シフトF)として、スロットル開度DG0に設定する。スロットル開度DG0は、最低開度(開度の下限値)である。このような制御を行うことによって、船体の回頭の勢いを抑制できる。
推進力指令設定部224は、船尾がさらに右舷側に傾き、偏角ψが閾値TH2d(負値)以下になると、閾値THs1m以上の間、クラッチのシフトをニュートラル(シフトN)にして、スロットル開度DGを0にする。
閾値THs1mは、船尾が右舷側において所定角度傾いた状態の角度によって規定される。閾値THs1mは、閾値THd2よりも小さい。閾値THs1mは、閾値THs1pと同様に、上述の舵角制御において、閾値THd1に基づく大舵角の舵角指令に対応した転舵が完了する角度によって決められている。これにより、転舵の完了後に推進力を与えることができ、船体制御は、安定する。閾値THs1mは、例えば、閾値THs1pに対して、符号が逆であり、絶対値が同じである。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs1mになると、スロットル開度DG0に設定する。スロットル開度DG0は、所謂アイドリング状態に対応し、最低開度(開度の下限値)であり、クラッチのシフトをリバース(シフトR)とする。
推進力指令設定部224は、偏角φが閾値THs1m以下であり、閾値THs2m以上の間は、偏角ψの大きさに応じたスロットル開度DGpに調整する。具体的には、推進力指令設定部224は、偏角ψの絶対値の大きさに比例してスロットル開度DGpを大きくする。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs2m未満の間は、閾値THs2mでのスロットル開度である最大開度DGmxに設定する。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs2m以下から閾値THs2mよりも大きくなり、閾値THs1mよりも小さな間は、偏角ψの大きさに応じたスロットル開度DGpに調整する。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THs1m以上になり、閾値THd2よりも小さな間は、スロットル開度DG0を設定する。すなわち、推進力指令設定部224は、スロットル開度を最低開度として、シフトのリバース(シフトR)を維持する。閾値THd2は、上述の舵角指令に対する閾値である。
推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THd2になると、クラッチのシフトをニュートラル(シフトN)とする。推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値THd2以上で0°の間では、シフトのニュートラル(シフトN)を維持する。
なお、この後、船舶が左舷に傾くときは、推進力指令設定部224は、偏角ψが閾値TH1d(正値)よりも小さな間は、クラッチのシフトをフォワード(シフトF)として、スロットル開度DG0に設定する。スロットル開度DG0は、最低開度(開度の下限値)である。このような制御を行うことによって、船体の回頭の勢いを抑制できる。
そして、推進力指令設定部224は、上述の左舷に傾く場合の制御を行う。
(状態遷移の説明)
図3は、船舶(船体)の姿勢の遷移を示す図である。図3におけるST1―ST12は、各状態を示す。図3において、1は船体を示し、2は船首を示し、3は船尾を示す。なお、船尾方位SAは、状態ST1および状態ST2には図示しているが、状態ST3-ST12においては図示を省略している。船尾方位SAは、図3における船舶1の船首船尾方位に平行な中心線CL1に平行で、且つ、船尾3の向く方向である。
以下では、船舶が最初に左舷側に傾く場合を説明するが、右舷側に傾く場合であっても、AP制御部20は、同様に、船体制御を行うことができる。
まず、状態ST1では、船尾方位SAと目標方位TAが同じ(偏角ψ=0°)であり、AP制御部20は、スロットル開度を0(スロットルオフ(SLoff))とし、舵角指令ηd=0°とする。
状態ST2では、船舶1が左舷側に傾く。そして、偏角ψが閾値THd1に達すると、AP制御部20は、スロットルオフ(SLoff)のまま、舵角指令ηd1を設定する。これにより、舵角は、徐々に、舵角指令ηd1に応じた舵角η1となる。
状態ST3では、船舶1がさらに左舷側に傾く。そして、舵角η1になり、偏角ψが閾値THs1pに達すると、AP制御部20は、スロットル開度DG0を設定する。言い換えれば、AP制御部20は、シフトをリバースに切り替え、スロットル開度を、0から最低開度にする。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd1を維持する。そして、この制御によって、船舶1が左舷側に傾く速度は低下させることが可能になる。
状態ST4では、船舶1がさらに左舷側に傾く。そして、AP制御部20は、偏角ψの絶対値の大きさに応じたスロットル開度DGpを設定する。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd1を維持する。この制御によって、船舶1が左舷側に傾く状態はとめられ、船尾方位SAが目標方位TAに近づくようになる。
状態ST5では、船尾方位SAが目標方位TAに近づき、偏角ψが閾値THs1pに達すると、AP制御部20は、スロットル開度DG0を設定する。言い換えれば、AP制御部20は、スロットル開度を最低開度にして、シフトのリバース状態を維持する。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd1を維持する。これにより、船尾方位SAが目標方位TAに近づく速度を低下させることができる。
状態ST6では、船尾方位SAが目標方位TAにさらに近づき、偏角ψが閾値THd1に達すると、AP制御部20は、スロットルオフ(SLoff)状態に制御する。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd1を維持する。これにより、船尾方位SAが目標方位TAに近づく速度を低下させることができ、船尾方位SAが目標方位TAをオーバーして、船舶1が右舷側に傾いてしまうことを抑制できる。
状態ST7では、船尾方位SAと目標方位TAとが一致する。この状態では、AP制御部20は、スロットルオフ(SLoff)状態を維持し、且つ、舵角指令ηd1を維持する。
状態ST8では、船舶1は右舷側に傾く。そして、偏角ψが閾値THd2よりも大きい間は、AP制御部20は、シフトをフォワード(シフトF)にして、スロットル開度DG0に設定する。これにより、船舶1の回頭の勢いを抑制できる。
状態ST9では、船舶1はさらに右舷側に傾く。そして、偏角ψが閾値THd2に達すると、AP制御部20は、スロットルオフ(SLoff)にして、舵角指令ηd1を舵角指令ηd2に切り替えるように設定する。これにより、舵角は、徐々に、舵角指令ηd2に応じた舵角η2となる。
状態ST10では、船舶1がさらに右舷側に傾く。そして、舵角η2になり、偏角ψが閾値THs1mに達すると、AP制御部20は、スロットル開度DG0を設定する。言い換えれば、AP制御部20は、シフトをリバース(シフトR)にして、スロットル開度を、0から最低開度にする。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd2を維持する。そして、この制御によって、船舶1が右舷側に傾く速度は低下させることが可能になる。
状態ST11では、船舶1がさらに右舷側に傾く。そして、AP制御部20は、偏角ψの絶対値の大きさに応じたスロットル開度DGpを設定する。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd2を維持する。この制御によって、船舶1が右舷側に傾く状態はとめられ、船尾方位SAが目標方位TAに近づくようになる。
状態ST12では、船尾方位SAが目標方位TAに近づき、偏角ψが閾値THs1mに達すると、AP制御部20は、スロットル開度DG0を設定する。言い換えれば、AP制御部20は、スロットル開度を最低開度して、シフトのリバース状態を維持する。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd2を維持する。これにより、船尾方位SAが目標方位TAに近づく速度を低下させることができる。
状態ST13では、船尾方位SAが目標方位TAにさらに近づき、偏角ψが閾値THd2に達すると、AP制御部20は、スロットルオフ(SLoff)状態に制御する。この際、AP制御部20は、舵角指令ηd2を維持する。これにより、船尾方位SAが目標方位TAに近づく速度を低下させることができ、船尾方位SAが目標方位TAをオーバーして、船舶1が左舷側に傾いてしまうことを抑制できる。
以下、再度左舷側に傾くと、上述の状態ST8と同様に、シフトをフォワードに切り替えて、スロットル開度DG0(最低開度)の制御を行い、さらに、上述の各状態に応じた制御を行うことによって、AP制御部20は、船尾方位SAを目標方位TAに一致させるように逐次制御できる。そして、この構成および制御を用いることで、船体制御装置10は、1舵、1推進力の簡素な構成であっても、船尾方位SAを目標方位TAに一致させる船体制御を安定して行うことができる。
(船体制御方法および船体制御プログラムの説明)
上述の説明では、舵角および推進力の制御をそれぞれ個別の機能部で行う態様を示した。しかしながら、AP制御部20を、CPU等の演算処理装置と記憶部に記憶された船体制御プログラムによって実現する場合や、プログラマブルIC(本願の演算処理装置の一種に含まれる。)によって実現する場合には、船体制御方法および船体制御プログラムとして、次のフローに示す方法を適用すればよい。なお、以下に示す舵角指令および推進力指令は、上述のものであり、詳細な説明は省略する。
(舵角制御方法)
図4は、舵角制御方法を示すフローチャートである。
AP制御部20は、舵角指令ηd0(=0°)を設定する(S101)。AP制御部20は、偏角ψが閾値THd1以上であれば(S102:YES)、舵角指令ηd1を設定する(S103)。
AP制御部20は、偏角ψが閾値THd1未満であり(S102:NO)、閾値THd2以下であれば(S104:YES)、舵角指令ηd2を設定する(S105)。
AP制御部20は、偏角ψが閾値THd1未満であり(S102:NO)、閾値THd2よりも大きければ(S104:NO)、現在の舵角指令を維持する。
(推進力制御方法)
図5は、推進力制御方法を示すフローチャートである。図5において、FLGe=1およびFLGe=-1は、シフトをニュートラル(シフトN)に設定し、スロットル開度が0の制御である。FLGe=1’およびFLGe=-1’は、シフトをフォワード(シフトF)に設定し、スロットル開度DG0の制御(アイドリング制御)である。FLGe=2およびFLGe=-2は、シフトをニュートラル(シフトN)に設定し、スロットル開度が0の制御である。FLGe=2’およびFLGe=-2’は、シフトをリバース(シフトR)に設定し、スロットル開度DG0の制御(アイドリング制御)である。FLGe=3およびFLGe=-3は、シフトをリバース(シフトR)に設定し、スロットル開度DGpの制御、すなわち、偏角ψの絶対値を定数倍して、最低開度を加算した開度の制御である。
AP制御部20は、偏角ψが0°以上、閾値THd1未満であれば(S201:YES)、ステップS202に移行し、偏角ψが0°以上、閾値THd1未満でなければ(S201:NO)、ステップS205に移行する。
AP制御部20は、ステップS202において、FLGe=-1の状態であれば(S202:YES)、FLGe=1’の制御を行い(S203)、FLGe=-1の状態でなければ(S202:NO)、FLGe=1の制御を行い(S204)、ステップS201に戻す。
AP制御部20は、ステップS205において、偏角ψが0°未満、閾値THd2よりも大きければ(S205:YES)、ステップS206に移行し、偏角ψが0°未満、閾値THd2よりも大きくなければ(S205:NO)、ステップS209に移行する。
AP制御部20は、ステップS206において、FLGe=1の状態であれば(S206:YES)、FLGe=-1’の制御を行い(S207)、FLGe=-1の状態でなければ(S206:NO)、FLGe=1の制御を行い(S208)、ステップS201に戻す。
AP制御部20は、ステップS209において、偏角ψが閾値THd1よりも大きく、閾値THs1p未満であれば(S209:YES)、ステップS210に移行し、偏角ψが閾値THd1よりも大きく、閾値THs1p未満でなければ(S209:NO)、ステップS213に移行する。
AP制御部20は、ステップS210において、FLGe=3の状態であれば(S210:YES)、FLGe=2’の制御を行い(S211)、FLGe=3の状態でなければ(S210:NO)、FLGe=2の制御を行い(S212)、ステップS201に戻す。
AP制御部20は、ステップS213において、偏角ψが閾値THs1mよりも大きく、閾値TH2d未満であれば(S213:YES)、ステップS214に移行し、偏角ψが閾値THs1mよりも大きく、閾値TH2d未満でなければ(S213:NO)、ステップS217に移行する。
AP制御部20は、ステップS214において、FLGe=-3の状態であれば(S214:YES)、FLGe=-2’の制御を行い(S215)、FLGe=-3の状態でなければ(S214:NO)、FLGe=-2の制御を行い(S216)、ステップS201に戻す。
AP制御部20は、ステップS217において、偏角ψが閾値THs1p以上であれば(S217:YES)、FLGe=3の制御を行い(S218)、ステップS201に戻す。
AP制御部20は、ステップS217において、偏角ψが閾値THs1p以上でなければ(S217:NO)、ステップS219に移行する。
AP制御部20は、ステップS219において、偏角ψが閾値THs1p以下であれば(S219:YES)、FLGe=-3の制御を行い(S220)、ステップS201に戻す。AP制御部20は、ステップS219において、偏角ψが閾値THs1p以下でなければ(S219:NO)、ステップS201に戻す。
なお、上述の偏角ψが小さい時にシフトをフォワードに切り替える制御は、省略することも可能である。しかしながら、この制御を行うことによって、上述のように、船舶の船体の回頭の勢いを抑制できるので、この制御を行うことが好ましい。
1:船舶
2:船首
3:船尾
10:船体制御装置
20:AP制御部
21:AP操作部
30:表示部
40:センサ
50:推進力制御部
60:舵制御部
90:船外機
91:推進力発生部
92:舵
100:データ通信ネットワーク
101:本体
102:リモコンレバー
200:操作レバー
201:操作状態検出部
221:目標方位設定部
222:偏角算出部
223:舵角指令設定部
224:推進力指令設定部

Claims (10)

  1. 船舶の舵角を制御する舵制御部と、
    前記船舶の推進力を制御する推進力制御部と、
    前記船舶の船体方位を計測するセンサと、
    前記舵制御部に舵角指令を出力し、前記推進力制御部に推進力指令を出力するオートパイロット制御部と、
    を備え、
    前記オートパイロット制御部は、
    前記船体方位を用いて、前記船舶の目標方位に対する前記船舶の船尾を前方とした偏角を算出する偏角算出部と、
    前記偏角の大きさについて第1閾値と第2閾値とを設定し、前記第2閾値の絶対値を前記第1閾値の絶対値よりも大きく設定し、
    前記偏角の大きさが第1閾値未満のときに現状の舵角を維持し、前記第1閾値以上のときに一意の切り返し用舵角に変更する前記舵角指令を設定する舵角指令設定部と、
    前記偏角の大きさが第2閾値未満のときに推進力を0にし、前記第2閾値以上のときに前記偏角の大きさに応じた推進力を与える前記推進力指令を設定して、前記推進力制御部に出力する推進力指令設定部と、
    を備える、
    船体制御装置。
  2. 請求項1に記載の船体制御装置であって、
    前記推進力指令設定部は、
    前記偏角の大きさが前記第2閾値よりも大きな第3閾値以上のときに、前記第3閾値のときと同じ推進力を与える前記推進力指令を設定する、
    船体制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の船体制御装置であって、
    前記推進力指令設定部は、
    前記偏角の大きさが小さくなるときに、前記偏角が前記第2閾値から前記第1閾値との間にあるとき、前記推進力制御部におけるクラッチのシフトをリバースに設定し、前記第1閾値未満にあるときに、前記クラッチのシフトをニュートラルに設定する、前記推進力指令を設定する、
    船体制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の船体制御装置であって、
    前記推進力指令設定部は、
    前記偏角の大きさが0と前記第1閾値との間にあるとき、前記推進力制御部におけるクラッチのシフトをフォワードに設定し、推進力を決定するスロットル開度をアイドリング状態に制御する、
    船体制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の船体制御装置であって、
    前記第2閾値は、前記第1閾値よりも大きい、
    船体制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の船体制御装置であって、
    前記切り返し用角は、前記舵角が取れる最大舵角である、
    船体制御装置。
  7. 船舶の船体方位を計測し、
    前記船体方位を用いて、前記船舶の目標方位に対する前記船舶の船尾を前方とした偏角を算出し、
    前記偏角の大きさについて第1閾値と第2閾値とを設定し、前記第2閾値の絶対値を前記第1閾値の絶対値よりも大きく設定し、
    前記偏角の大きさが第1閾値未満のときに現状の舵角を維持し、前記第1閾値以上のときに一意の切り返し用舵角に変更する舵角指令を設定し、
    前記偏角の大きさが第2閾値未満のときに推進力を0にし、前記第2閾値以上のときに前記偏角の大きさに応じた推進力を与える推進力指令を設定し、
    前記舵角指令を用いて、前記船舶の舵角を制御し、
    前記推進力指令を用いて、前記船舶の推進力を制御する、
    船体制御方法。
  8. 請求項7に記載の船体制御方法であって、
    前記偏角の大きさが0と前記第1閾値との間にあるとき、前記推進力のためのクラッチのシフトをフォワードに設定し、推進力を決定するスロットル開度をアイドリング状態に制御する、
    船体制御方法。
  9. 船舶の船体方位を計測し、
    前記船体方位を用いて、前記船舶の目標方位に対する前記船舶の船尾を前方とした偏角を算出し、
    前記偏角の大きさについて第1閾値と第2閾値とを設定し、前記第2閾値の絶対値を前記第1閾値の絶対値よりも大きく、
    前記偏角の大きさが第1閾値未満のときに現状の舵角を維持し、前記第1閾値以上のときに一意の切り返し用舵角に変更する舵角指令を設定し、
    前記偏角の大きさが第2閾値未満のときに推進力を0にし、前記第2閾値以上のときに前記偏角の大きさに応じた推進力を与える推進力指令を設定し、
    前記舵角指令を用いて、前記船舶の舵角を制御し、
    前記推進力指令を用いて、前記船舶の推進力を制御する、
    処理を、演算処理装置に実行させる船体制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の船体制御プログラムであって、
    前記偏角の大きさが0と前記第1閾値との間にあるとき、前記推進力のためのクラッチのシフトをフォワードに設定し、推進力を決定するスロットル開度をアイドリング状態に制御する、
    処理を、前記演算処理装置に実行させる船体制御プログラム。
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