JP7262944B2 - クライアント装置、制御方法、およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターオブジェクトを管理し、表示するクライアント装置、制御方法、およびそのプログラムに関する。
画像形成装置に対して出力指示を送信するための各種ドライバー(印刷ドライバー、ファックス送信ドライバー、スキャンドライバー等)を統合して仮想デバイスオブジェクトとし、その仮想デバイスオブジェクトを介して画像形成装置への指示をユーザーから受け付ける技術がある。ここで仮想デバイスオブジェクトとはプリンターキューと関連付き、プリンターキューを選択するためにOSのデスクトップ上に表示されるオブジェクトである。
特許文献1では、印刷用プリンターキューとファックス送信用プリンターキューにより構成される仮想デバイスオブジェクトを提供する。その仮想デバイスオブジェクトに対して文書データをドラックアンドドロップすることで、画像形成装置への出力指示(印刷またはファックス送信等)を送信できる。
特開2013-168030
特許文献1の場合、一つの仮想デバイスオブジェクトに対して1つの印刷用のプリンターキューと1つのファックス送信用のプリンターキューしか有さない。そのため、例えば、印刷用のプリンターキューの中でも、特定の設定専用の(例えばよく使う印刷設定に特化した)プリンターキューを、その設定内容に応じて複数登録したい場合、特許文献1の方法では、設定内容の種類に応じて仮想デバイスオブジェクトを複数登録しなければならない。その結果、OSのデスクトップ上に複数の仮想デバイスオブジェクトが表示され、デスクトップの表示領域を占有してしまう。
本発明は、デスクトップの表示領域を有効活用し、且つ設定内容に応じた複数のプリンターオブジェクトを使用することを目的とする。
本発明のクライアント装置は、少なくとも第1の機能と第2の機能とを備える第1の画像形成装置に対してジョブを送信することによりドキュメントの出力処理を実行させるクライアント装置であって、前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第1の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第1の機能に関するキューと、前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第2の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第2の機能に関するキューとが関連付けられた仮想デバイスオブジェクトを、前記クライアント装置のデスクトップ上に表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段で表示された仮想デバイスオブジェクトに対して第1のユーザー操作を受け付けた場合、前記第1の機能と前記第2の機能とを含む複数の機能の中からユーザー所望の1つの機能を選択するための出力メニューを表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける第2のユーザー操作に基づいて前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合、当該選択した1つの機能に関連付けられている複数のキューの中からユーザー所望の1つのキューを選択するためのキュー選択画面を表示する第3の表示手段と、前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記第3の表示手段で表示されたキュー選択画面における第3のユーザー操作に基づいて選択した1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる一方、前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して1つのキューだけが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記キュー選択画面を表示することなく、当該選択された1つの機能に関して前記仮想デバイスオブジェクトに関連づけられている1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる実行手段と、を有する
本発明により、デスクトップの表示領域を有効活用し、且つ設定内容に応じた複数のプリンターオブジェクトを使用することができる。
情報処理システムの構成を示す図である。 クライアント装置のハードウェア構成を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 仮想デバイスアプリケーションのソフトウェア構成を示す図である。 OSにおけるプリンターオブジェクト管理画面を示す図である。 仮想デバイスオブジェクトの構成を示すイメージ図である。 仮想デバイスオブジェクトの表示の一例を示す図である。 プリンターキューの設定処理手順を示すフロー図である。 仮想デバイスアプリケーションの出力処理手順を示すフロー図である。 プリンターキュー使用状況を保持するテーブルの一例を示す図である。 仮想デバイスアプリケーションのプリンターキュー監視処理を示すフロー図である。 仮想デバイスアプリケーションの出力処理手順を示すフロー図である。 OSにおけるプリンターキューの管理画面を示す図である。 エラーメッセージの一例を示す図である。 プリンターキュー監視処理の詳細を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
[実施例1]
<システム構成>
図1は、情報処理システムの全体図である。LAN(Local Area Network)103には、クライアント装置100、画像形成装置2台(MFP-A101、MFP-B102)が互いに通信可能に接続されている。なお、以下の説明において、MFP-A101またはMFP-B102で特に問わない場合は、「画像形成装置」と記載する。
クライアント装置100はOSと、特定の機能処理を実行する各種のアプリケーションがインストールされ、例えばPC、携帯端末等が挙げられる。ここで、特定の機能処理とは、文書処理、表計算処理、プレゼンテーション処理、画像処理、図形処理等が含まれ、各アプリケーションはそれぞれ独自のデータ構造を備える。また、クライアント装置100には、MFP-A101やMFP-B102への印刷やファックス送信を実行するためのドライバー及び仮想デバイスアプリケーション410(後述)がインストールされている。MFP-A101とMFP-B102は、印刷機能、FAX機能、コピー機能、スキャナ機能、ファイル送信機能等を備え、クライアント装置100からの指示により印刷やファックス送信を実行する画像形成装置である。
<クライアント装置100のハードウェア構成>
図2は、図1に示したクライアント装置100のハードウェア構成図の一例である。クライアント装置100は、キーボードやポインティングデバイスなどのユーザー操作を受け付ける入力デバイス205、視覚的な出力情報フィードバックを提供する表示部202、各種プログラムや実行情報を保管する記憶デバイスであるRAM203,HDD(ハードディスクドライブ)、FDD(フレキシブルディスクドライブ)などの外部メモリ206,ROM204を備える。
また、クライアント装置100は、外部機器との通信を行うインタフェースデバイスI/O207と、プログラム実行を行うCPU201を備える。クライアント装置100は、I/O207を介してMFP-A101、MFP-B102等の周辺機器に対し、有線/無線を問わずに接続する。
<ハードウェア構成(画像形成装置)>
図3は、MFP-A101及びMFP-B102のハードウェア構成図の一例を示す。なお本実施例では、スキャナ機能、印刷機能、ファクス送信機能を有する画像形成装置(MFP:Multi-Function Peripheral)の例に説明する。また、以下の説明において、MFP-A101を例に挙げて説明するが、MFP-B102も同様の構成である。
I/O301は、LAN103などの通信媒介を介してクライアント装置100と接続する。I/O301は、複数の接続形態に対応するために複数個が搭載されていてもよい。MFP-A101は、I/O301を通して、画像形成装置を一意に識別するためのデバイスIDやスキャンイメージをクライアント装置100に送信する。また、MFP-A101は、クライアント装置100から各種の制御コマンドを受信して処理を行う。
I/F制御部302は、MFP-A101を識別するためのデバイスIDを発行する制御を行う。RAM303は一次記憶装置であり、I/O301で取得した制御コマンドなどの外部データや、スキャナエンジン313で読み取られたイメージを格納する。さらにRAM303は、プリンタコントローラ310で展開され、プリンタエンジン306に送信される前のイメージを格納する。
RAM303の割り当て管理は、RAM制御部304が行う。画像データ調歩回路305は、プリンタコントローラ310やスキャナエンジン313によって取り込まれ、RAM制御部304で展開されたイメージを、プリンタエンジン306の回転にあわせて出力する。プリンタエンジン306とは、紙などの出力メディアに対してイメージを現像する装置である。
メインコントローラ308は、エンジンI/F307によりプリンタエンジン306の各種制御を行い、MFP-A101を制御する。例えばメインコントローラ308は、スキャナコントローラ309、プリンタコントローラ310、ファクスコントローラ311に対して、I/O301を介してクライアント装置100から受信した制御言語の適切な振り分け処理を行う。さらに、メインコントローラ308は、各コントローラ309~311やユーザインタフェース312からの指示を受け付けて、プリンタエンジン306やスキャナエンジン313を制御する。メインコントローラ308は、各コントローラ間の制御インタフェースを統一することにより、一つの周辺機器で複数種類の制御コマンドを処理可能とする。また、現在搭載されている拡張コントローラのデバイスIDを各コントローラより取得し、管理するのもメインコントローラ308が行う。
スキャナコントローラ309は、クライアント装置100より受信したスキャン制御コマンドをメインコントローラ308が解釈可能な実行命令に分解する。また、スキャナコントローラ309は、スキャナエンジン313で読み取ったイメージをスキャン制御コマンドに変更する。
プリンタコントローラ310は、クライアント装置100より受信したページ記述言語をメインコントローラ308が解釈可能なページ記述言語の展開イメージなどを含む実行命令に分解する。展開イメージはプリンタエンジン306に送信され、紙などの出力メディアに印刷される。
ファクスコントローラ311は、クライアント装置100より受信したファクス制御言語をイメージに展開し不図示の公衆回線、又はインターネットを介して他のファクス装置やIP-FAXへ転送する。ユーザインタフェース312は、メインコントローラ308の各種設定や、スキャナ機能、印刷機能、ファクス送信機能をMFP-A101で実行する際に、ユーザー操作による入出力を受け付ける。スキャナエンジン313は、メインコントローラ308の指示により光学装置(不図示)を用いてイメージを読み取り、電気信号に変換してメインコントローラ308に送信する。
<仮想デバイスアプリケーション410のソフトウェア構成図>
図4は、クライアント装置100が有する仮想デバイスアプリケーション410のソフトウェア構成の一例を示す図である。仮想デバイスアプリケーション410は、OSで管理された複数のプリンターキューを1つの仮想デバイスオブジェクトでまとめて表示し、仮想デバイスオブジェクトに対するユーザー操作に応じて出力を制御するアプリケーションである。
仮想デバイスアプリケーション410は、出力制御部411、出力管理部412、オブジェクト管理部413、入力管理部414、画面表示管理部415、情報取得部416を有する。
出力制御部411は画像形成装置に出力を指示する。具体的に出力制御部411は入力管理部414を介して、ユーザー操作により出力指示を受信すると、その出力指示に基づいてOSに、プリンターキューに対する出力指示を送信する。出力指示を受信したOSは、プリンターキューに設定されているドライバーを呼び出し、画像形成装置に出力指示を送信したり、ユーザーが出力設定するための画面であるGUI(Graphical User Interface)を表示する。出力指示が印刷指示である場合は印刷用プリンタードライバー、出力指示がファックス送信である場合はファックス送信用プリンタードライバーに対し、出力制御部411は出力指示を送信する。
出力指示を受信したドライバーは、出力指示で指定された文書データを、画像形成装置で解釈可能な出力指示情報に変換する。出力指示情報のデータ形式としては、印刷の場合はPDL(Page Description Language)形式、ファックス送信の場合はラスタ形式等が挙げられる。そして、ドライバーは変換した出力指示情報を、ネットワーク103を介して画像形成装置に送信する。
ここで図6を用いて、プリンターキューとドライバーとの関係を示す。図6は仮想デバイスアプリケーション410において構成される仮想デバイスオブジェクトを模式的に示す図である。仮想デバイスオブジェクト501は、プリンターオブジェクトである複数のプリンターキューと関連付く、デスクトップ上のUIである。本実施例における仮想デバイスオブジェクト501はプリンターキュー以外にも、PDF変換機能などの画像形成装置に送信されることなく実行される機能等とも関連付き、一つのUIとして実現する。
図6では、仮想デバイスオブジェクトに関連付くプリンターキューとして、印刷用プリンターキュー502とファックス送信用プリンターキュー503を一例に挙げている。
印刷用プリンターキュー502が出力指示を受信すると、印刷用プリンターキュー502に対応付けられている印刷用デバイスドライバー504へ出力指示が送信される。その出力指示には、印刷対象となるファイルと印刷設定とが含まれる。プリンターキューとデバイスドライバーとの関係は、ファックス送信の場合も同様である。
1つの仮想デバイスオブジェクトに設定する印刷用プリンターキュー502またはファックス送信用プリンターキュー503は、1つのMFPへの出力に対応するものとする。つまり、本実施例では、MFP-A101とMFP-B102を例に説明しているため、図6で示したような仮想デバイスオブジェクト501は2つ存在することになる。また、図6では、印刷用プリンターキュー502が3つ、ファックス送信用プリンターキュー503が3つである場合を例示した。しかし、MFP-A101の場合は後述の図5より、印刷用プリンターキュー502が3つ、ファックス送信用プリンターキュー503で1つの仮想デバイスオブジェクト501が構成されることになる。
図4の説明に戻る。出力管理部412は画像形成装置と通信し、画像形成装置のステータス情報や実行ジョブのステータス情報を取得する。また、出力管理部412は、プリンターキューが実行しOSによって処理されるスプール処理におけるジョブ情報を取得する。
出力管理部412が取得したジョブ情報(「処理中」、「完了」などのジョブの進行状況を示すステータス等)を、仮想デバイスオブジェクト501のGUI(後述)に反映、表示される。
オブジェクト管理部413は仮想デバイスオブジェクト501の構成情報を生成し、管理する。仮想デバイスオブジェクト501の構成情報とは、仮想デバイスオブジェクト501の名称や、設定等の情報である。情報取得部416により取得したプリンターキューの情報を基に、オブジェクト管理部413は仮想デバイスオブジェクト501の構成情報を生成する。生成された構成情報はオブジェクト管理部413により、外部メモリ206に保存された設定ファイルに書き込まれたり、読み込まれたりする。
入力管理部414は、画面表示管理部415により表示された仮想デバイスアプリケーション410のGUIを介して、入力デバイス205に対するユーザー操作を検知し、ユーザーの操作情報を取得する。
画面表示管理部415は、仮想デバイスアプリケーション410のGUIの表示やGUIに対するユーザー操作を受けつけるなどの画面表示制御を行う。
情報取得部416は、OSにより管理されるプリンターキューに関する情報、プリンタードライバーに関する情報や対応付けられる画像形成装置のアドレス情報等の情報を取得する。
<OSのプリンターオブジェクト管理画面>
図5はOSのプリンターオブジェクト管理画面の一例である。
プリンターオブジェクト管理画面400には、OSに登録済みのプリンターキューのプリンターオブジェクトが表示されている。印刷用デバイスドライバー504、またはファックス送信用デバイスドライバー505をOSに登録すると、登録されたドライバーを介して画像形成装置に出力するためのプリンターキューが登録される。ドライバーを登録された直後の管理画面1300の一例を図13に示す。図13には、MFP-Aのプリンターオブジェクト1301とMFP―Bのプリンターオブジェクト1302が表示されている。ユーザー操作によって、プリンターオブジェクトに対して特定の印刷設定を設定し、それを独立したプリンターオブジェクトとして登録した結果が、図5である。図5では、登録されたプリンターキューのプリンターオブジェクト401~408が示されている。印刷設定毎に、プリンターオブジェクト401~408を設定する操作について一般的に知られている方法であるため、説明を省略する。
例えば、プリンターオブジェクト401は、名称が「MFP―A (Print) 自動カラー」であり、MFP-A101において自動カラーモードで印刷を実行するためのプリンターオブジェクトである。一方、プリンターオブジェクト406は、名称が「MFP―B(Fax)」であり、MFP―B102でファックスを実行するためのプリンターオブジェクトである。このように、各プリンターオブジェクトには異なる設定内容が設定されている。それにより、例えばフルカラーで印刷する場合はプリンターオブジェクト401を使用するなど、用途に応じて使用するプリンターオブジェクトを使い分けられ、印刷を実行する度に印刷設定を行う手間が無くなる。
<仮想デバイスアプリケーションの出力実行時の表示UI>
図7では、デスクトップ上に表示されるMFP-A101の仮想デバイスオブジェクト600)と、MFP-B102の仮想デバイスオブジェクト609とが、仮想デバイスアプリケーション410によって表示されている様子を示す。以後、説明の都合上、仮想デバイスオブジェクト600を例に説明するが、仮想デバイスオブジェクト609の場合も同様である。
仮想デバイスアプリケーション410は、クライアント装置100のOSが起動している間、常駐プログラムとして動作し、仮想デバイスオブジェクト600を表示する。仮想デバイスオブジェクト600が使用されない場合は仮想デバイスオブジェクト600を閉じて表示せず、使用する際に再度表示される形態でもよい。表示されている仮想デバイスオブジェクト600の一例を、図7(a)に示す。
仮想デバイスオブジェクト600には、ステータスアイコン601、画像602、名前603が含まれる。ステータスアイコン601は、MFP-A101のステータス(印刷可能、エラー、ワーニングの発生など)を示すアイコンであり、MFP-A101のステータスに対応したアイコンで表示される。
画像602はMFP-A101を示す画像、名前603は名称を示し、画像602及び名前603は予め、ユーザーによって設定、変更する事ができる。ドキュメント611はデスクトップ610上に置かれている文書データの一例である。ドキュメント611はデスクトップ610以外の任意の場所に格納されていてもよい。
仮想デバイスオブジェクト600はファイルに対するユーザー操作を受け付け、そのユーザー操作に応じて各種出力処理を実行する。本実施例ではユーザー操作として、ドラッグアンドドロップ操作を例に説明する。ドキュメント611を仮想デバイスオブジェクト600上へドラッグしている様子を次の図7(b)に示す。図7(b)は、仮想デバイスアプリケーション410の出力実行時の様子を示している。出力メニュー604は、ドラッグ操作によりドキュメント611を仮想デバイスオブジェクト600上に移動させた結果、表示される。出力メニュー604には、印刷を実行する「印刷」、印刷プレビューとその印刷設定を表示する「印刷設定」、ファックス送信を実行する「ファックス送信」、PDFへファイルを変換する「PDF変換」などの機能が表示されている。ユーザー操作により、所望の機能表示上にドキュメント611をドロップすることで、仮想デバイスアプリケーション410は該当の機能表示に対応する処理を実行する。
例えば、「印刷」にドキュメント611をドロップした場合、仮想デバイスオブジェクト501に設定されている印刷用プリンターキュー502を使用し出力処理が実行される。また、「ファックス送信」へファイルをドロップする場合はファックス送信用プリンターキュー503を使用しファックス送信を実行する。ここで、印刷やファックス送信の出力設定はプリンターキューとして予め設定されている印刷設定を使用してもよく、印刷設定のためのUI(不図示)を表示する構成でも良い。また、出力メニュー604に記載された「PDF変換」機能と、「印刷設定」機能についてはプリンターキューを用いずに実行される機能であるため、本実施例では説明は省略する。
図7(c)は仮想デバイスオブジェクト600に複数の印刷用プリンターキュー502が設定されている場合に、印刷用プリンターキュー502を選択する選択画面605を表示した様子を示す。
選択画面605は、仮想デバイスオブジェクト600に対して設定されている印刷用プリンターキュー502を一覧607に表示でき、その中から使用する印刷用プリンターキュー502を選択できる。仮想デバイスアプリケーション410は、選択された印刷用プリンターキュー502を用いて印刷を実行する。今回は、仮想デバイスオブジェクト600に対して、複数の印刷用プリンターオブジェクト「MFP―A(Print)自動カラー」、「MFP―A(Print)自動2色カラー」、「MFP―A(Print)白黒」が設定されているものとする。各印刷用プリンターキューは、図5で示したプリンターオブジェクト401、403、404に対応する。
仮想デバイスオブジェクト609の場合は不図示であるが、一覧は複数の印刷用プリンターオブジェクト「MFP-B(Print)」、「MFP-B(Print)コピー」を含み、各印刷プリンターオブジェクトは図4で示したプリンターオブジェクト405、407に対応する。
<仮想デバイスオブジェクトへのプリンターキューの設定処理フロー>
仮想デバイスオブジェクト501に対してプリンターキューを設定する設定処理を、図8を用いて説明する。各ステップは、CPU201がROM204、外部メモリ206に記憶された仮想デバイスアプリケーション410、ドライバー等をRAM203にロードして実行されることで実現する。また、図8の処理は、仮想デバイスアプリケーション410が起動指示を受信することをきっかけに開始される。
まず、情報取得部416は、OSに登録されている全てのプリンターキューの一覧情報を取得する(S701)。情報取得部416が取得する一覧情報には、プリンターキューの名称が少なくとも含まれる。
オブジェクト管理部413は、取得したプリンターキューの一覧情報のうち、1つのプリンターキューを処理対象として選択する(S702)。オブジェクト管理部413は情報取得部416に対して、S702で処理対象としたプリンターキューのプリンターキュー情報を取得する取得要求を送信し、プリンターキュー情報を取得する(S703)。プリンターキュー情報とは、プリンターキューの出力の種類(印刷、ファックス送信等)と、プリンターキューの出力先デバイスのアドレス情報を少なくとも含む情報のことである。
オブジェクト管理部413が出力の種類を取得する際には具体的に、ドライバーのインターフェース(IF)を介して、印刷かファックス送信かを判定する。IFは、ドライバーのSDK(Software Development Kit)として外部連携用に提供されているため、オブジェクト管理部413はSDKを介して出力種類を判定することができる。オブジェクト管理部413が出力先デバイスのアドレス情報を取得する際には、プリンターキューの出力ポート情報を参照して、出力先デバイスのアドレス情報を取得する。
オブジェクト管理部413は、S703で取得したプリンターキュー情報を参照し、同一のアドレス情報を設定された仮想デバイスオブジェクトがデスクトップ上に存在するかを判定する(S704)。存在すると判定された場合はS706の処理に進む。存在しないと判定された場合は、オブジェクト管理部413は新規の仮想デバイスオブジェクトを作成する(S705)。
S704で同一のアドレス情報を設定された仮想デバイスオブジェクトが存在すると判定された場合、オブジェクト管理部413は処理対象のプリンターキューを、仮想デバイスオブジェクト501のプリンターキューとして設定する(S706)。存在しないと判定された場合は、新規の仮想デバイスオブジェクトを作成した(S705)後に、S706の処理を実行する。
オブジェクト管理部413は、S701で取得したプリンターキュー一覧のすべてのプリンターキューを処理したか否かを判定(S707)し、未処理のプリンターキューが存在する場合はS702に戻り、すべてのプリンターキューを処理し終わるまで、S702~S706の処理を繰り返す。すべてのプリンターキューが処理済みである場合は本処理を終了する。
以上が図8の処理である。本処理により、仮想デバイスアプリケーション410が初回起動時に、1つの仮想デバイスオブジェクトに対して複数のプリンターキューを設定することができる。
<出力実行処理フロー>
図9を用いて、仮想デバイスオブジェクト501の出力実行時の処理を説明する。
まず画面表示管理部415は、仮想デバイスオブジェクト501の出力メニュー604に対するファイルのドロップ操作を検知し、出力制御部411に対してドロップ情報を送信する(S801)。ドロップ情報とは、ドロップ操作を介して出力制御部411に対して送信される情報であり、出力の種類を特定する情報を含む。
出力制御部411は取得したドロップ情報に基づいて、該当の出力の種類が設定されたプリントキューが存在するかを判定する(S1401)。具体的に出力制御部411は、オブジェクト管理部413を介して、仮想デバイスオブジェクト501に設定されているプリンターキューのプリンターキュー情報を取得することで判定する。判定した結果、該当のプリンターキューが設定されていると判定された場合はS802に進み、判定されなかった場合はS1402に進む。
画面表示管理部415は、ユーザーに対しエラーメッセージを表示する(S1402)。その際に表示されるエラーメッセージの一例を図14に示す。例えば、S801において、出力メニュー604の「印刷」に対してドロップ操作が実行され、印刷機能が設定されたプリンターキューが存在しない場合、該当のプリンターキューが存在しないために印刷が実行できない旨を示すメッセージ(図14)が表示される。
本実施例では該当のプリンターキューが存在しなくても、出力メニュー604の表示は変更しない形態を示したが、その形態に限定されない。例えば、予め取得したプリンターキューの情報に基づいて、出力メニュー604から該当の機能を非表示にしたり、グレーアウトする形態等も考えられる。
出力制御部411はS801で受信したドロップ情報を参照し、出力の種類が印刷であるかを判定する(S802)。出力の種類は、出力メニュー604におけるドロップ先で判断される。出力の種類が印刷であると判定された場合にS803へ進み、印刷でないと判定された場合は、S804へ進む。
S804で出力の種類が印刷でないと判定された場合、出力制御部411は出力の種類がファックス送信であるか判定する(S804)。ファックス送信であると判定された場合はS805へ進み、ファックス送信でないと判定された場合は出力処理を実行する(S810)。ファックス送信でないと判定された場合の出力処理とは、PDFなどのフォーマットへのファイル変換処理などの、印刷やファックス送信以外の出力処理である。
また、S802とS804の処理の順序は逆でもよく、設定内容によって処理内容や順序、工程数を変えてもよい。
S802において出力の種類が印刷であると判定された場合、出力制御部411はオブジェクト管理部413を介して、仮想デバイスオブジェクト501に設定されているプリンターキューのうち、印刷用プリンターキュー502の情報を取得する(S803)。ここで取得するプリンターキューの情報とは、後述の選択画面605を表示する際にも用いる情報(プリンターキューの名称等)を含む。
S804において出力の種類がファックス送信であると判定された場合、出力制御部411はオブジェクト管理部413を介して、仮想デバイスオブジェクト501に設定されているプリンターキューのうち、ファックス送信用プリンターキュー503を取得する。
印刷用プリンターキュー502の情報(S803)、またはファックス送信用プリンターキュー503の情報(S805)を取得した後、出力制御部411は、取得したプリンターキューが複数かを判定する(S806)。複数であると判定された場合はS807へ進み、複数でないと判断された場合は後述の選択画面を表示することなく、S809に進む。
S806でプリンターキューが複数であると判定された場合、出力制御部411は画面表示管理部415に指示し、S803またはS805で取得した複数のプリンターキューの情報を用いて、プリンターキューを選択するための選択画面を表示する(S807)。その際に表示される選択画面605の一例は図7(c)に示した通りである。選択画面605を介して、ユーザーによるプリンターキューの選択操作を受け付ける(S808)。
S806でプリンターキューが複数でないと判定された後、またはS808でユーザー操作を受け付けた後、出力制御部411はプリンターキューを、出力で使用するプリンターキューとして設定する(S809)。出力制御部411は、設定したプリンターキューを用いて出力処理を実行する(S810)。
図9の処理により、仮想デバイスオブジェクト501に設定されている印刷用プリンターキュー502またはファックス送信用プリンターキュー503の数に応じて選択画面605を表示し、選択画面605におけるユーザー操作に応じて出力処理を実行できる。
本実施例により、一つの仮想デバイスオブジェクトに対して複数のプリンターキューを設定する事ができる。その結果、デスクトップの表示領域を有効活用し、選択したプリンターキューの設定内容に応じた出力処理を実行することができる。
[実施例2]
同一の画像形成装置に対して登録されている複数のプリンターオブジェクトすべてをユーザーが使用しているとは限らない。例えば、ドライバーの再登録やPDLが異なるドライバーの登録を実行した結果、元々存在していたプリンターキューが使われなくなる形態などが考えられる。そうした使われなくなったプリンターキューを、選択の候補として選択画面605に毎回表示するのは、ユーザーが誤って未使用のプリンターキューを選択してしまうなどの操作性を低下させる原因となる。
本実施例は、仮想デバイスオブジェクト501のプリンターキューの使用状況によって使用、不使用を判断し、使用しているプリンターキューのみを候補として選択画面605に表示する形態を説明する。なお、特に明示していない構成及び処理は、すべて実施例1と同じものとする。
<プリンターキュー使用状況テーブル>
図10は、仮想デバイスオブジェクト501に設定されているプリンターキューの使用状況を管理するテーブルである、プリンターキュー使用状況テーブル900の一例である。プリンターキュー使用状況テーブル900は項目として、仮想デバイス901、プリンターキュー902、使用回数903、使用開始時刻904、不使用905を含む。
仮想デバイス901は、仮想デバイスアプリケーション410で作成済みの仮想デバイスオブジェクト501を示す。プリンターキュー902は仮想デバイス901に設定されているプリンターキューを示す。
使用回数903はプリンターキュー902で実行し、画像形成装置にジョブを送信した回数である。使用開始時刻904は仮想デバイス901を生成した後に、そのプリンターキューに対し、初めてジョブが送信された時刻である。後述の処理によって、使用開始時刻904は更新、または設定される。
不使用905は、使用回数903及び使用開始時刻904に基づいて後述の処理を実行した結果、設定される設定値であり、プリンターキュー902が不使用であるかどうかを示す。例えば、プリンターキュー902が不使用であると判定された場合の設定値は「TRUE」であり、不使用でないと判定された場合の設定値は「FALSE」となる。
例えば、仮想デバイス901「MFP-A」に設定されたプリンターキュー902の一つ「MFP―A(Print)自動カラー」の使用回数903は「6」回であり、そのプリンターキューの使用開始時刻904は「2017/10/13 3:24PM」である。そして不使用905の設定値「FALSE」であることから、プリンターキュー「MFP―A(Print)自動カラー」は使用されていることがわかる。
使用開始時刻904や使用回数903によっては後述の処理により、これらの不使用905の設定値「FALSE」が「TRUE」に設定されることがある。
<プリンターオブジェクトの監視処理フロー>
図11と図12、図15を用いて、各プリンターキューの使用の有無を判断する処理を説明する。図11は、仮想デバイスオブジェクト501に設定された各プリンターキューの使用状況を監視する監視処理の一例を示すフロー図である。本処理は仮想デバイスアプリケーション410の起動をきっかけに開始される。OSによって処理されるスプール処理を監視し、ジョブのスプール処理を検知すると、画像形成装置に転送されたジョブを1回とし、使用回数903(図10)をインクリメントする。
仮想デバイスアプリケーション410が起動すると、オブジェクト管理部413は各仮想デバイスオブジェクト501に設定されているプリンターキューの情報を参照し、設定されているプリンターキューが複数存在するか否かを判断する(S1001)。S1001で複数でないと判定された場合、そのまま処理を終了する。プリンターキューが複数でないと判定された後でも監視処理を開始してもよいが、プリンターキューが単数であれば監視しなくても「使用中である」と見なして、本実施例のように処理を終了してもよい。
S1001で複数であると判定された場合、オブジェクト管理部413はプリンターキューの使用開始時刻904(図10)を確認し、使用開始時刻が設定されているかを確認する(S1002)。S1002で使用開始時刻が設定されていることが確認された場合、S1004に進む。S1002で使用開始時刻が設定されていることが確認されなかった場合、オブジェクト管理部413は現在時刻(プリンターキューが複数存在することが確認された時刻)を使用開始時刻904として設定する(S1003)。S1003においてプリンターキューの使用開始時刻が設定された後、オブジェクト管理部413は出力管理部412へ指示し、各プリンターキューのジョブ実行(スプール処理)の監視を開始する(S1004)。各プリンターキューの監視処理については、図15で詳細に説明する。
図15を用いて、プリンターキューの監視処理について説明する。プリンターキューにおけるジョブの実行を検知し、オブジェクト管理部413は出力管理部412よりジョブ実行(スプール処理)の通知を受け付け、ジョブのスプール情報を取得する(S1005)。スプール情報とは、ジョブのステータス(経過状況)やジョブの実行時刻、ジョブの実行ユーザー名等を含む情報のことである。
オブジェクト管理部413はスプール情報に含まれるジョブのステータスを参照し、ステータスが「転送済み」であるかを判定する(S1006)。ステータス「転送済み」は、ジョブが画像形成装置に転送されたことを示す。「転送済み」以外のステータス(例えば、「転送待ち」、「転送中」、「キャンセル中」等)の場合に本処理を終了する。
S1006でジョブのステータスが「転送済み」であると判定された場合、オブジェクト管理部413はプリンターキューの使用回数(図9の使用回数903)をインクリメントする(S1007)。
オブジェクト管理部413は仮想デバイスオブジェクト501に設定されている各プリンターキューの使用開始時刻904のうち、最も古い時刻と現在時刻を比較し(S1008)、比較した結果、その差分が一定の値(例えば、10日間など任意で良い)を超えていると判断する場合はS1009へ進む。超えていないと判断された場合は、本処理を終了する。ここで比較処理が実行されるプリンターキューは、S1005においてジョブの実行が検知されたプリンターキュー以外のプリンターキューであるものとする。ジョブが実行された段階で、使用開始時刻が未設定のプリンターキューに対しては使用開始時刻が設定されるからである。
オブジェクト管理部413は、S1008において現在時刻との差が一定の値を越えていると判定されたプリンターキューの使用回数903を参照し、使用回数が「0」回のプリンターキューが存在するかを判断する(S1009)。存在しないと判定された場合は本処理を終了し、存在すると判定された場合はS1010の処理に進む。オブジェクト管理部413は、プリンターキューの不使用905を「TRUE」に設定する(S1010)。S1008とS1009の順序については逆でもよい。また、S1008の処理により、登録されたばかりでまだ一度も使用されていないプリンターキューを選択画面から除外しないようにしている。以上がプリンターキューの監視処理である。
図15では、S1009の処理を設けることによって、一度でも使用されたことのあるプリンターキューは選択画面に残している。しかし、その形態に限らず、S1008において、プリンターキューが一定期間以上使用されていないと判断した場合に、該当のプリンターキューの情報を選択画面から削除する形態であってもよい。つまり、使用されていないプリンターキュー、または使用されたことはあるものの一定期間以上使用されていないプリンターキューの不使用905を「TRUE」にできればよく、そのための条件については特に限定しない。
<出力実行処理フロー>
図12は、仮想デバイスアプリケーション410の仮想デバイスオブジェクト501の出力実行時の処理を示すフローチャートである。本処理は、出力メニュー604へのファイルのドロップ操作が検知されることで開始する。尚、実施例1の図9で示した処理については同じ符番を振り、詳細な説明を省略する。
ファイルのドロップ操作を検知し、その出力の種類に応じて仮想デバイスオブジェクト501に設定されているプリンターキューの情報を取得し(S801~S805)、プリンターキューが複数であると判定された後(S806)、オブジェクト管理部413は設定されているプリンターキューの情報に基づいて、「不使用」として指定されているかを判断する(S1101)。具体的には、図11のS1010で設定されたような、不使用905の設定値が「TRUE」であるかを判断する。
「TRUE」であると判断された場合、S803またはS805で取得したプリンターキューの情報から、該当のプリンターキューの情報を削除する(S1102)。「TRUE」であると判断されなかった場合はS807の処理に進む。
オブジェクト管理部413は、S1102の処理の結果残ったプリンターキューが複数であるかを判断する(S1103)。複数であると判断された場合はS807の処理に進み、選択画面605を表示する。複数であると判断されなかった場合はS809の処理に進み、残ったプリンターキューを出力に使用するプリンターキューとして設定する。以上が図12の処理である。
以上の実施例により、同一の画像形成装置を使用するプリンターキューが複数設定されている場合に、ユーザーが使用していないプリンターキューを選択画面に表示しないようにすることで、利便性が向上させることができる。
今回は、使用回数(ゼロであるか否か)と、使用開始時刻を条件として、使用されていないプリンターキューを特定したが、使用されていないプリンターキューの特定する際の条件はこの形態に限定されない。例えば、ゼロ以外のある特定の使用回数を閾値にしたり、最終使用時刻を管理する形態等も考えられる。
[その他の実施例]
上記の実施例では、図7で示したデスクトップの一例として、仮想デバイスオブジェクト600がプリンターキュー以外にも、PDF変換機能などの画像形成装置に送信されることなく実行される機能等とも関連づいている形態を示した。しかし、その形態に限定されず、ドキュメントをドラッグアンドドロップする前の段階(図7(a))から、出力メニュー604を表示させている形態でもよい。また、プリンターキューとは紐付かない機能(PDF変換等)を出力メニュー604に含めない形態でもよい。さらに、出力メニュー604のように画像形成装置の機能別に表示することなく、仮想デバイスオブジェクト600にドキュメントをドロップ操作した際に、機能の異なるプリンターキューが混在した選択画面605を表示する形態でもよい。つまり、複数のプリンターキューが紐づいた仮想デバイスオブジェクトの表示形態は、図7で示した形態に依らない。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
410 仮想デバイスアプリケーション
501 仮想デバイスオブジェクト
502 印刷用プリンターキュー
503 ファックス送信用プリンターキュー
600、609 仮想デバイスオブジェクト
605 選択画面

Claims (9)

  1. 少なくとも第1の機能と第2の機能とを備える第1の画像形成装置に対してジョブを送信することによりドキュメントの出力処理を実行させるクライアント装置であって、
    前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第1の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第1の機能に関するキューと、前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第2の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第2の機能に関するキューとが関連付けられた仮想デバイスオブジェクトを、前記クライアント装置のデスクトップ上に表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段で表示された仮想デバイスオブジェクトに対して第1のユーザー操作を受け付けた場合、前記第1の機能と前記第2の機能とを含む複数の機能の中からユーザー所望の1つの機能を選択するための出力メニューを表示する第2の表示手段と、
    前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける第2のユーザー操作に基づいて前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合、当該選択した1つの機能に関連付けられている複数のキューの中からユーザー所望の1つのキューを選択するためのキュー選択画面を表示する第3の表示手段と、
    前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記第3の表示手段で表示されたキュー選択画面における第3のユーザー操作に基づいて選択した1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる一方、
    前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して1つのキューだけが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記キュー選択画面を表示することなく、当該選択された1つの機能に関して前記仮想デバイスオブジェクトに関連づけられている1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる実行手段と、
    を有するクライアント装置。
  2. 前記第1の画像形成装置が備える前記第1の機能は印刷機能であり、
    前記第1の画像形成装置が備える前記第2の機能はファクス送信機能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  3. 前記仮想デバイスオブジェクトに対して関連付けられている少なくとも1つの前記第1の機能に関するキューのそれぞれには、前記第1の画像形成装置の前記第1の機能を用いて前記ドキュメントの出力処理を実行させる際の設定内容が個別に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  4. 前記仮想デバイスオブジェクトに対して関連付けられている少なくとも1つの前記第2の機能に関するキューのそれぞれには、前記第1の画像形成装置の前記第2の機能を用いて前記ドキュメントの出力処理を実行させる際の設定内容が個別に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  5. 前記クライアント装置は
    前記クライアント装置のOSに登録されている印刷機能に関する複数のキューとファクス送信機能に関する複数のキューとの中から、前記第1の画像形成装置のアドレス情報と同じアドレス情報が出力先として設定されている印刷機能に関する全てのキューと、前記第1の画像形成装置のアドレス情報と同じアドレス情報が出力先として設定されているファクス送信機能に関する全てのキューとを、前記仮想デバイスオブジェクトに関連づけるように設定する設定手段を更に有することを特徴とする請求項に記載のクライアント装置。
  6. 前記出力メニューは、前記第1の機能と、前記第2の機能と、前記ドキュメントを所定のファイル形式に変換する変換機能とを含む複数の機能の中から、ユーザー所望の1つの機能を選択するための出力メニューであることを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  7. 前記第1のユーザー操作は、前記表示された仮想デバイスオブジェクト上に前記ドキュメントをドラッグする操作であり、
    前記第2のユーザー操作は、前記表示された出力メニューに含まれる前記複数の機能のうちのユーザー所望の1つの機能に、前記ドラッグされたドキュメントをドロップする操作である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のクライアント装置。
  8. 少なくとも第1の機能と第2の機能とを備える第1の画像形成装置に対してジョブを送信することによりドキュメントの出力処理を実行させるように、ライアント装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第1の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第1の機能に関するキューと、前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第2の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第2の機能に関するキューとが関連付けられた仮想デバイスオブジェクトを、前記クライアント装置のデスクトップ上に表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段で表示された仮想デバイスオブジェクトに対して第1のユーザー操作を受け付けた場合、前記第1の機能と前記第2の機能とを含む複数の機能の中からユーザー所望の1つの機能を選択するための出力メニューを表示する第2の表示手段と、
    前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける第2のユーザー操作に基づいて前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合、当該選択した1つの機能に関連付けられている複数のキューの中からユーザー所望の1つのキューを選択するためのキュー選択画面を表示する第3の表示手段と、
    前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記第3の表示手段で表示されたキュー選択画面における第3のユーザー操作に基づいて選択した1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる一方、
    前記第2の表示手段で表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して1つのキューだけが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記キュー選択画面を表示することなく、当該選択した1つの機能に関して前記仮想デバイスオブジェクトに関連づけられている1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる実行手段として、
    前記クライアント装置のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 少なくとも第1の機能と第2の機能とを備える第1の画像形成装置に対してジョブを送信することによりドキュメントの出力処理を実行させるクライアント装置の制御方法であって、
    前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第1の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第1の機能に関するキューと、前記クライアント装置のOSにインストールされた前記第1の画像形成装置の第2の機能用のドライバーに対応付けられた少なくとも1つの前記第2の機能に関するキューとが関連付けられた仮想デバイスオブジェクトを、前記クライアント装置のデスクトップ上に表示する第1の表示ステップと、
    前記第1の表示ステップで表示された仮想デバイスオブジェクトに対して第1のユーザー操作を受け付けた場合、前記第1の機能と前記第2の機能とを含む複数の機能の中からユーザー所望の1つの機能を選択するための出力メニューを表示する第2の表示ステップと、
    前記第2の表示ステップで表示された出力メニューにおける第2のユーザー操作に基づいて前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合、当該選択した1つの機能に関連付けられている複数のキューの中からユーザー所望の1つのキューを選択するためのキュー選択画面を表示する第3の表示ステップと、
    前記第2の表示ステップで表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して複数のキューが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記第3の表示ステップで表示されたキュー選択画面における第3のユーザー操作に基づいて選択した1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる一方、
    前記第2の表示ステップで表示された出力メニューにおける前記第2のユーザー操作に基づき前記複数の機能の中から選択した1つの機能に関して1つのキューだけが前記仮想デバイスオブジェクトに関連付けられている場合は、前記キュー選択画面を表示することなく、当該選択した1つの機能に関して前記仮想デバイスオブジェクトに関連づけられている1つのキューを用いて、前記第1の画像形成装置に前記ドキュメントの出力処理を実行させる実行ステップと、
    を有するクライアント装置の制御方法。
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