JP7262101B2 - 自動センターポンチング機 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 1.平成30年10月4日のビジネスフェア2018に出展したことによる公開
本発明は、ワークにポンチマークを打刻する自動センターポンチング機に関する。
従来、自動的にポンチ作業を行なうことを目的として、実用新案登録第3056010号公報に、テーブル上に載置されたワークに対し、X-Y直交ロボットによってX軸Y軸方向に移動しながらZ軸方向にポンチを動作させ、ワークの任意の位置にポンチ打刻をする装置が開示されている。
また、ワークに対して刻印用ツールを自動的に押し付け状態に保持することを目的として、特開昭63-93575号公報に、エア圧によって下降するピストンと、打撃ロッドと、ピストン及び打撃ロッドを上方向に付勢するそれぞれのスプリングを備えるエアハンマ装置が開示されている。
実用新案登録第3056010号公報 特開昭63-93575号公報
しかし、特許文献1に開示されている装置では、ポンチの上下方向の駆動についてその名称を「ポンチ打刻用クランク部」とするとともに、明細書には「クランク部にあるモータが駆動することによりクランクが回転し、符号10のバネ圧によりポンチを下に押しやりポンチングする(明細書段落番号「0024」)」としか記載されておらず、その構成が明確でない。
また、特許文献2に開示されている装置では、ピストン及び打撃ロッドの戻りにスプリングを用いているため、スプリングの反発力の分、打撃力が弱くなるとともに、部品点数が増加して構成が複雑となる。また、スプリングの折損等のトラブル発生時にその内部を分解せずに目視することが困難である。ここで、スプリングを用いない構成も考えられるが、係る場合、ピストン及び打撃ロッドを個別に駆動するためのエア機構が必要となり、やはり構成が複雑となる。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、懸下部によってポンチを吊り下げてポンチをハンマの動きに連動させることで、装置の構成を簡素で効率がよいものにするとともに、トラブル発生時の対処を容易にする自動センターポンチング機を提供することを目的とする。
本発明の自動センターポンチング機は、
ワークを載置させるテーブルと、
前記ワークにポンチマークを打刻するポンチと、
前記ポンチを上下方向にスライド可能に支持するZ軸用直動案内機構と、
前記ポンチに打撃を与えるハンマと、
前記ハンマを上下方向に駆動するハンマ駆動機構と、
前記ハンマが上昇しているときは前記ポンチを前記ハンマによって前記ワークから浮かせた状態で吊り下げ、前記ハンマが下降しているときは前記ポンチに対する前記ハンマの打撃を妨げない懸下部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の自動センターポンチング機によれば、懸下部によって、ハンマが上昇しているときはポンチをワークから浮かせた状態で吊り下げている。また、懸下部は、ハンマが下降しているときはポンチに対するハンマの打撃を妨げない。これにより、ハンマが下降を始めたときにポンチも自重によって下降を始める。次に、ハンマがさらに下降することによりポンチをワークに当接させつつ、ハンマによってポンチを打撃することができる。さらに、打撃後にハンマが上昇すると、ハンマに引き上げられてポンチも上昇しワークから浮いた状態に戻る。これらの繰り返しで、ワークにポンチマークを打刻することができる。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例は、
前記ポンチ、前記Z軸用直動案内機構、前記ハンマ、前記ハンマ駆動機構、前記懸下部を備えるポンチング部を、前記テーブルの水平方向に移動可能に支持する水平軸用案内機構と、
前記ポンチング部を前記テーブルの任意の位置に移動させる水平軸用駆動機構と、
をさらに備えることを特徴とする。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例によれば、ポンチング部を水平軸用案内機構及び水平軸用駆動機構によって自由に移動させることができるため、ワークの任意の位置にポンチマークを打刻することができる。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例は、
前記懸下部が、
上下方向に渡されるロッドと、
前記ハンマ側又は前記ポンチ側の一方に設けられ前記ロッドの一端を固定するロッド固定部と、
前記ハンマ側又は前記ポンチ側の他方に設けられ前記ロッドを摺動可能に貫通させる貫通孔と、
前記ロッドの他端が前記貫通孔から抜けないようにするロッド止め部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例によれば、固定部に固定されたロッド、貫通孔、ロッド止め部によってポンチを吊り下げている。このため、簡素ながら信頼性の高い装置とすることができる。また、固定部をポンチ側に設ける構成では、ロッドの重さもポンチに加えることができ、ハンマ下降時における速やかなポンチの下降を促進させることができる。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例は、
前記ロッドが前記貫通孔に接触しないよう遊嵌されていることを特徴とする。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例によれば、ロッドが貫通孔に接触しないよう遊嵌されているため、ロッドと貫通孔との接触によるダストの発生がなく、当該場所に対する給油等のメンテナンスも不要となる。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例は、
前記ハンマが前記Z軸用直動案内機構にスライド可能に支持されていることを特徴とする。
本発明の自動センターポンチング機の好ましい例によれば、ハンマとポンチとが同じZ軸用直動案内機構にスライド可能に支持されているため、ハンマとポンチが同軸上で動く。また、ハンマによるポンチへの打撃の際、ハンマの軸がぶれることがない。これらにより、ハンマの打撃を確実にポンチに伝えることができる。
以上、説明したように、本発明の自動センターポンチング機によれば、懸下部によってポンチを吊り下げてポンチをハンマの動きに連動させることで、装置の構成を簡素で効率がよいものにするとともに、トラブル発生時の対処を容易にすることができる。
本発明の一実施形態に係る自動センターポンチング機の正面図である。 図1に示す自動センターポンチング機の平面図である。 ポンチング部の拡大図である。 ポンチング部の右側面拡大図である。 ハンマ及びポンチが下降する状態を説明する図である。 ハンマがさらに下降しポンチがワークに当接した状態を説明する図である。 ハンマがさらに下降しハンマがポンチを打撃する状態を説明する図である。
以下、本発明の自動センターポンチング機の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1ないし図4に示すように、本実施形態の自動センターポンチング機1は、架台10と、テーブル20と、水平軸用案内機構30と、水平軸用駆動機構40と、ポンチング部50と、ワーク押え部80と、制御部90とを備える。
架台10は、本実施形態の自動センターポンチング機1の各構成を配置して支持するためのもので、4本の脚部11、キャスター12等を備える。
テーブル20は、その平らな上面にワーク2が載置されるものであり、左奥側にワーク2を当接させるための突き当てを備える。この突き当ては、ワーク2の左右方向の動きを規制するX軸用突き当て22と、奥行き方向の動きを規制するY軸用突き当て21の2つを備える。
水平軸用案内機構30は、ポンチング部50を、テーブル20の水平方向に移動可能に支持するもので、Y軸用案内機構31とX軸用案内機構32とを備える。また、水平軸用駆動機構40は、ポンチング部50を任意の位置に移動させるもので、Y軸用駆動機構41とX軸用駆動機構42とを備える。
Y軸用案内機構31は、架台10の上面かつテーブル20の左右の脇に、奥行き方向であるY軸方向に沿って設けられる1対の直動案内機構を備える。この直動案内機構としては、レール34a,34bとレールに沿って移動可能なキャリッジ36とを備える公知のものを採用することができる。Y軸用駆動機構41は、図1及び図2における左側の直動案内機構の近傍に設けられ、Y軸用案内機構31に支持されたX軸用案内機構32及びX軸用駆動機構42を任意の位置に移動可能とする。Y軸用駆動機構41としては、ボールねじと軸受、又は直動型モータ等の公知のアクチュエータを採用することができる(X軸用駆動機構42も同様。)。
X軸用案内機構32は、橋形部33と、1対の直動案内機構とを備える。橋形部33は、上記1対のY軸用の直動案内機構のキャリッジ36上に門形に渡されるものである。この橋形部33の左側が、ブラケット37等によってY軸用駆動機構41に接続されている。このX軸用の1対の直動案内機構は、1対のレール35とキャリッジ38とを備え、橋形部33の上下に1本ずつ、水平かつ左右方向に沿って配置される。X軸用駆動機構42は、橋形部33の上端近傍に設けられ、X軸用案内機構32に支持されたポンチング部50を任意の位置に移動可能とする。
ポンチング部50は、X軸用案内機構32のキャリッジ38に支持されるもので、シリンダベース51と、ハンマ駆動機構52と、ハンマ54と、ポンチベース60と、Z軸用直動案内機構61と、ポンチ63と、懸下部70とを備える。なお、ポンチング部50の動作に必要な配管、配線等は、略チェーン状に構成されて湾曲可能なケーブル・ホース支持案内装置15に収納される。
シリンダベース51は、X軸用案内機構32のキャリッジ38に支持される板状部材で、ポンチング部50の各構成要素が取付けられるものである。このシリンダベース51の一部は、平面視でL字状になって奥側に延伸され、X軸用駆動機構42に接続される(図2参照)。
ハンマ駆動機構52は、シリンダベース51の上部かつ前面に設けられるもので、ハンマ54を上下方向に駆動するものである。本実施形態では、このハンマ駆動機構52に空気圧シリンダ52を用いている。また、この空気圧シリンダ52の動作速度向上のため、空気圧シリンダ52の排気には、急速排気弁(図示せず)を採用している。ハンマ54は、空気圧シリンダ52のシリンダロッド53の先端に、フローティングコネクタ56を介して設けられる直方体又は円筒形をなす金属製の塊である。このハンマ54は、後述するZ軸用直動案内機構61のレール62にキャリッジ64aによって上下方向へスライド可能に支持され、下降時にその先端55で、ポンチ当て66を介してポンチ63を打撃する。なお、ハンマ駆動機構52には、本実施形態のような空気圧シリンダ52以外にも、ソレノイド等の公知のアクチュエータを用いることができる。
Z軸用直動案内機構61は、1本の直動案内機構が用いられ、レール62とキャリッジ64a,64bとを備える。レール62は、シリンダベース51のうちハンマ駆動機構52の下側に、上下方向に沿って配置される。キャリッジ64a,64bは、該レール62に係合された状態で上下方向に摺動可能とされるとともに、ハンマ54及びポンチベース60を支持する。ポンチベース60は、板状部材であり、ポンチを前面から押されるポンチ押え65とともに、ワーク2にポンチマークを打刻するためのポンチ63を支持する。このようにしてポンチ63は、Z軸用直動案内機構61によって上下方向にスライド可能に支持される。なお、上下方向に移動可能なポンチ63とハンマ54とは、Z軸用直動案内機構61によって同軸上に支持される。
懸下部70は、ポンチ63をハンマ54に吊り下げるもので、ロッド71と、ロッド固定部73と、貫通孔77と、ロッド止め部78とを備える。ロッド71は、上下方向に渡される棒状部材である。ロッド固定部73は、ロッド71の一端を固定するもので、本実施形態では、ポンチベース60の側方に張り出されており、雌ねじ76が設けられたブロック材74を備える。この雌ねじ76にロッド71の一端に設けられた雄ねじ72が螺着され、これらのブロック材74、雌ねじ76、及びロッド71の一端に設けられた雄ねじ72でロッド固定部73が構成される。
貫通孔77は、ロッド71を摺動可能に貫通させるものであり、本実施形態では、ハンマ54の側方に張り出されたブロック材75に設けられている。この貫通孔77は、ロッド71のうちロッド固定部73とロッド止め部78との間に位置する。また、貫通孔77は、ロッド71に対して隙間ばめとして貫通孔77の内面とロッド71とを摺動させることができるが、本実施形態では、貫通孔77の径d1をロッド71の径d2に対して1mm~2mm程度大きくしている。このように貫通孔77を大きく構成することでロッド71が遊嵌され、貫通孔77の内面とロッド71とが接触することがなくなる。
ロッド止め部78は、ロッド71の他端が貫通孔77から抜けるのを防止するもので、貫通孔77の径より大きな環状部材等が、ロッド71の他端又は他端近傍に螺着又は締まりばめ等の方法で装着されることで構成される。なお、本実施形態では、ロッド固定部73がポンチ63側に設けられ、貫通孔77及びロッド止め部78がハンマ54側に設けられているが、これを逆にして、ロッド固定部73をハンマ54側、貫通孔77及びロッド止め部78をポンチ63側に設けてもよい。なお、ロッド71の長さ及びロッド止め部78の位置を調整することで、ワーク2をテーブル20に載置させずに空打ちをしてもハンマ54の下降時にポンチ63がテーブル20に接触せず、かつ、ワーク2の厚さが増加してもハンマ54の上昇時にはポンチ63とワーク2との間に隙間を設けて対応させることができる。
ワーク押え部80は、Y軸用案内機構31のうち左側の直動案内機構のレール34aに配置されるものであり、保持機能付きキャリッジ81と、ワーク当接部82とを備える。保持機能付きキャリッジ81は、通常はバネ等の力でレール34aを保持してレール34aに対して移動しないようにされており、空気圧又はレバー操作等の外力によって該保持を解除すると、レール34aに沿って移動可能なように構成される。そして、テーブル20の上を奥行き方向であるY軸方向に移動させて、ワーク当接部82によってワーク2をY軸用突き当て21に押さえつけた状態で、保持機能付きキャリッジ81によってレール34aを保持してワーク2を固定するのである。なお、ワーク押え部80の動作に必要な配管、配線等は、ケーブル・ホース支持案内装置16に収納される。
制御部90は、上述の水平軸用駆動機構40及びポンチング部50等を制御するもので、タッチパネル91、プログラマブルコントローラ(図示せず)等を備える。そして、タッチパネル91からワーク2に対してポンチ63を打刻する任意の座標を入力して、プログラマブルコントローラによって水平軸用駆動機構40及びポンチング部50等を制御し動作させる。また、本実施形態の自動センターポンチング機1は、周囲を囲う枠体13、安全性を高めるためのエリアセンサ14、その他動作に必要な構成要素を備える。
次に、図3ないし図7を参照して、本実施形態の自動センターポンチング機1の動作を説明する。図3はポンチング部50及び懸下部70の拡大図、図4はポンチング部50の側面拡大図である。また、図5はハンマ54及びポンチ63が下降を始めた状態を説明する図、図6はハンマ54がさらに下降しポンチ63がワーク2に当接した状態を説明する図、図7はハンマ54がさらに下降してハンマ54がポンチ63を打撃する状態を説明する図である。
先ず、図3及び図4の状態で水平軸用案内機構30及び水平軸用駆動機構40によって、ポンチング部50をテーブル20(ワーク2)の任意の位置に移動させる(図1及び図2参照)。このとき、ハンマ54は上昇した状態であり、ポンチ63も懸下部70によって吊り下げられて上昇し、ポンチ63とワーク2とが干渉することがない。
次に、図5に示すように、ハンマ54が下降を始めると(図中のシリンダロッド53の長さL参照。図6、図7についても同様。)、懸下部70によって吊り下げられるとともに、Z軸用直動案内機構61に支持されたポンチベース60及びポンチ63も自重で下降を始める。このとき、本実施形態ではロッド固定部73がポンチ63側に設けられており、ロッド71の重さもポンチ63側に加えられる。これにより、ポンチ63の速やかな下降が期待できる。
次に、図6に示すように、ハンマ54がさらに下降すると、ポンチ63はワーク2に当接される。このとき、ポンチ63及びポンチベース60はこれ以上下降することはないが、ハンマ54はさらに下降するため、貫通孔77はロッド71の中程までスライドする。ここで、本実施形態の自動センターポンチング機1では、貫通孔77とロッド71が遊嵌されており、貫通孔77の内面とロッド71とが接触しない。このため、貫通孔77がロッド71に対して相対的に移動してもダストの発生がなく、ロッド71等への給油等のメンテナンスも不要となる。一方、貫通孔77とロッド71とが隙間ばめされて、貫通孔77の内面とロッド71とが摺動する形態では、ハンマ54を高速で下降させたとき、摺動による摩擦でポンチ63を下降させようとする力が働くため、ポンチ63がワーク2に浮いた状態で元の位置に残ることを防止することができる。また、ポンチ63がワーク2に当接されたときの僅かな跳ね返りを、摺動による摩擦で低減させる効果が期待できる。
次に、図7に示すように、ハンマ54がさらに下降すると、ハンマ54の先端55で、ポンチ当て66を介してポンチ63を打撃する。この打撃の衝撃で、ワーク2にポンチマークが打刻される。このとき、貫通孔77はさらにスライドして、図6のときより相対的にロッド71の下側に位置する。次に、ハンマ54が上昇すると、図6、図5、図3と図4の状態に順に戻っていく。そして、ポンチング部50は、水平軸用案内機構30及び水平軸用駆動機構40によって次の打刻位置に移動され、打刻を繰り返す。
以上、説明したように、本実施形態の自動センターポンチング機1によれば、懸下部70によってポンチ63をハンマ54に吊り下げることで、ポンチ63をハンマ54に連動させている。これにより、装置を簡易な構成とすることができ、故障等の少ない装置とすることができるとともに、懸下部70がシリンダ等に収納されずに露出されており点検等が容易である。また、ポンチ63やハンマ54を元の位置に戻すためのスプリング等が介在しないため、ハンマ54とポンチ63の動作を妨げるものがなく、ハンマ駆動機構52の駆動力を略全て利用することができ、効率の良い装置とすることができる。また、スプリング等がないため、ハンマ駆動機構52には汎用品のアクチュエータを用いることができ、装置の設計製造が容易となる。さらに、ポンチ63を懸下部70で吊り下げるという構成から、ワーク2の厚さに幅広く対応させることができ、ワーク2の厚さが変動しても、ポンチ63やハンマ54の下降端及び上昇端を調整する必要がない。理論的には懸下部70のロッド71における貫通孔77のスライド可能な距離に近い寸法の、ワーク2の厚さに対応させることができる。
なお、上述の自動センターポンチング機1は、本発明の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲においてその構成を適宜変更することができる。例えば、水平軸用案内機構30及び水平軸用駆動機構40を設けない構成として、ポンチマークの打刻毎にワーク2を取り替える、又はワーク2を移動させる構成としてもよい。また、懸下部70は、例えば、ロッド71の代わりにチェーン又はワイヤ等で吊り下げる構成としてもよい。さらに、ロッド71自体を伸縮性を有するものとして、ロッド71の両端にロッド固定部73を設けてもよい。
1・・自動センターポンチング機、2・・ワーク、
10・・架台、11・・脚部、12・・キャスター、13・・枠体、14・・エリアセンサ、15,16・・ケーブル・ホース支持案内装置、
20・・テーブル、21・・Y軸用突き当て、22・・X軸用突き当て、
30・・水平軸用案内機構、31・・Y軸用案内機構、32・・X軸用案内機構、33・・橋形部、34a,34b,35・・レール、36・・キャリッジ(Y軸用)、37・・ブラケット、38・・キャリッジ(X軸用)
40・・水平軸用駆動機構、41・・Y軸用駆動機構、42・・X軸用駆動機構、
50・・ポンチング部、51・・シリンダベース、52・・ハンマ駆動機構(空気圧シリンダ)、53・・シリンダロッド、54・・ハンマ、55・・先端、56・・フローティングコネクタ、
60・・ポンチベース、61・・Z軸用直動案内機構、62・・レール、63・・ポンチ、64a,64b・・キャリッジ(Z軸用)、65・・ポンチ押え、66・・ポンチ当て、
70・・懸下部、71・ロッド、72・・雄ねじ、73・・ロッド固定部、74,75・・ブロック材、76・・雌ねじ、77・・貫通孔、78・・ロッド止め部、
80・・ワーク押え部、81・・保持機能付きキャリッジ、82・・ワーク当接部、
90・・制御部、91・・タッチパネル、
d1,d2・・径、長さ・・L、

Claims (4)

  1. ワークを載置させるテーブルと、
    前記ワークにポンチマークを打刻するポンチと、
    前記ポンチを上下方向にスライド可能に支持するZ軸用直動案内機構と、
    前記ポンチに打撃を与えるハンマと、
    前記ハンマを上下方向に駆動するハンマ駆動機構と、
    前記ハンマが上昇しているときは前記ポンチを前記ハンマによって前記ワークから浮かせた状態で吊り下げ、前記ハンマが下降しているときは前記ポンチに対する前記ハンマの打撃を妨げない懸下部と、を備え、
    前記懸下部が、
    上下方向に渡されるロッドと、
    前記ハンマ側又は前記ポンチ側の一方に設けられ前記ロッドの一端を固定するロッド固定部と、
    前記ハンマ側又は前記ポンチ側の他方に設けられ前記ロッドを摺動可能に貫通させる貫通孔と、
    前記ロッドの他端が前記貫通孔から抜けないようにするロッド止め部と、を備えることを特徴とする自動センターポンチング機。
  2. 前記ロッドが前記貫通孔に接触しないよう遊嵌されていることを特徴とする請求項に記載の自動センターポンチング機。
  3. ワークを載置させるテーブルと、
    前記ワークにポンチマークを打刻するポンチと、
    前記ポンチを上下方向にスライド可能に支持するZ軸用直動案内機構と、
    前記ポンチに打撃を与えるハンマと、
    前記ハンマを上下方向に駆動するハンマ駆動機構と、
    前記ハンマが上昇しているときは前記ポンチを前記ハンマによって前記ワークから浮かせた状態で吊り下げ、前記ハンマが下降しているときは前記ポンチに対する前記ハンマの打撃を妨げない懸下部と、を備え、
    前記ハンマが前記Z軸用直動案内機構にスライド可能に支持されていることを特徴とする自動センターポンチング機。
  4. 前記ポンチ、前記Z軸用直動案内機構、前記ハンマ、前記ハンマ駆動機構、前記懸下部を備えるポンチング部を、前記テーブルの水平方向に移動可能に支持する水平軸用案内機構と、
    前記ポンチング部を前記テーブルの任意の位置に移動させる水平軸用駆動機構と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動センターポンチング機。
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