JP7261878B2 - スケジュール調整方法及びスケジュール調整プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

スケジュール調整方法及びスケジュール調整プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、利用者のスケジュールを調整する技術に関する。
近年、すべての人々の生活の質が向上し、いきいきと働き活躍できる社会の実現に向け、働き方改革、交通行動の工夫やシェアオフィス、サテライトオフィス、コワーキングスペース(以下、「シェアオフィス等」と表記)の普及が行われており、多様なワークスタイルが認められる社会的な潮流がある。他方で、情報銀行やPDS(パーソナルデータストア)など、個人の情報を管理、収集、活用する枠組みや技術の整備が進んでいる。
働き方改革の実現に向けて効率的に業務を推進するためのツールとして、スケジュールを管理または調整する特許文献1がある。特許文献1には、スケジュールの作成または追加時に、移動時間、重要度を考慮して、自身の予定や会議参加者の予定を調整することで、最適なスケジュールを提案する技術が開示されている。
交通行動の工夫としては、道路混雑の緩和を目的とした特許文献2がある。特許文献2には、道路通行予約を行い、予約結果から混雑度を予測し、予測した混雑度を料金に反映させ、混雑を混和する技術が開示されている。
特開2013-3877号公報 WO13/018656号公報
しかしながら、特許文献1では、スケジュール調整の際に、交通行動の工夫やシェアオフィス等の利用による自由時間の創出について考慮されていない。また、特許文献2では、混雑時間帯を避けるための動機付けのみで、混雑を避ける方法が提示されていない。すなわち、就業中のスケジュールは効率化されても通勤混雑の緩和は行われないという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、混雑時間帯における通勤を回避して自由時間を創出できるスケジュール調整を行うことを課題とする。
本発明は、上記背景技術及び課題に鑑み、その一例を挙げるならば、ネットワークに接続された端末装置とスケジュール調整サーバと外部サービスプロバイダから構成されるスケジュール調整システムのスケジュール調整方法であって、端末装置からの利用者の情報、及び、外部サービスプロバイダからの過去の混雑状況をもとに、スケジュール調整サーバは利用者の通勤時間帯における混雑状況を把握し、利用者が混雑している状態で通勤しようとしている場合で、かつ、外部サービスプロバイダからのシェアオフィス情報をもとに通勤前の場所付近のシェアオフィスに空室がある場合に、スケジュール調整サーバは混雑状況調整処理を行う。
本明細書において開示される主題の、少なくとも一つの実施の詳細は、添付されている図面と以下の記述の中で述べられる。開示される主題のその他の特徴、態様、効果は、以下の開示、図面、請求項により明らかにされる。
本発明によれば、混雑時間帯における通勤を回避して自由時間を創出できるスケジュール調整を行うことが可能なスケジュール調整方法及びスケジュール調整プログラムを提供できる。
実施例におけるスケジュール調整システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 実施例におけるスケジュール調整サーバ102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施例における情報銀行103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施例におけるスケジュール調整システムの処理手順の一例を示すシーケンスである。 実施例におけるスケジュール調整サーバの利用者情報保持部に保持される利用者基本情報、利用者スケジュール、実施場所情報の内容の一例を示す図である。 実施例におけるスケジュール調整サーバの外部サービス情報保持部に保持される運行情報、ダイヤ情報、シェアオフィス情報、過去の混雑情報の内容の一例を示す図である。 実施例におけるスケジュール調整サーバの混雑情報保持部に保管される混雑情報の内容例の一例を示す図である。 実施例における、スケジュール調整サーバの混雑状況把握処理の一例を示すフロー図である。 実施例における、スケジュール調整サーバのスケジュール調整処理の一例を示すフロー図である。 実施例におけるスケジュール調整システムのスケジュールの調整前後のイメージの一例を示す概念図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。なお、全図を通じて同一の構成、処理には同一の符号を付し、その重複説明は省略する。
本実施例では、各利用者のスケジュールをもとに、利用者が通勤混雑を避けて通勤できるようにスケジュールを調整するシステムについて説明する。
図1は、本実施例におけるスケジュール調整システムの全体構成を示すブロック図である。図1において、スケジュール調整システムは、インターネット等のネットワーク105に接続された、複数台の端末装置101と、スケジュール調整サーバ102と、情報銀行103と、外部サービスプロバイダ104から構成されるサービスシステムである。
端末装置101は、利用者ごとに保持する装置で、一般的なコンピュータにより実現でき、図は省略するが、演算部、通信部、記憶部、入出力部、位置情報取得部からなる。通信部は、インターネット等のネットワークとの通信を行うことができる。位置情報取得部は、利用者の位置情報を取得するものであり、端末装置101で動作するアプリケーション等で構成される。利用者は、端末装置にインストールされたWebブラウザ及びアプリケーション並びにアドオンを使用して、スケジュール調整システムと情報をやり取りしたり、情報銀行及び外部サービスプロバイダが提供する各種のサービスを利用することができる。
外部サービスプロバイダ104は、一般的なサーバ装置により実現でき、サテライトオフィス等の空き情報の確認及び予約の管理、過去の混雑情報の提供、スケジュール管理など、利用者及び他のサービスに対して各種のサービスを提供している。
図2は、本実施例におけるスケジュール調整サーバ102のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、スケジュール調整サーバ102は、一般的なサーバ装置により実現でき、混雑状況を把握したり、混雑状況に応じてスケジュールを調整する演算部201と、混雑状況や利用者情報、外部サービスから取得した情報を記憶する記憶部202と、端末装置101及び情報銀行103及び外部サービスプロバイダ104とネットワーク105を介して情報をやり取りする通信部203と、サーバ管理者からの入力を受け付ける入出力部204からなり、各部はBUS等により接続されている。
演算部201は、利用者の情報と外部サービスプロバイダ104から取得した情報から混雑状況を計算する混雑状況把握処理部205と、把握した混雑状況と利用者のスケジュール及び意向とを元に混雑を避けられるように調整する混雑調整処理部206を有する。
記憶部202は、混雑状況把握処理部205の処理結果である混雑情報を履歴も含めて保持する混雑情報保持部207と、住所や主な通勤手段などの利用者の基本的な情報、利用者のスケジュール、スケジュールが実施される場所の情報を保持する利用者情報保持部208と、外部サービスプロバイダ104から取得した過去の混雑状況やシェアオフィスサービスの所在や空き情報等を保持する外部サービス情報保持部209を有する。
通信部203は、演算部201で処理された結果を、インターネット等のネットワークを介して、端末装置101、情報銀行103、外部サービスプロバイダ104に送信したり、演算部201での処理に必要な情報や記憶部202に保持しておく情報を端末装置101、情報銀行103、外部サービスプロバイダ104から受信する。
図3は、本実施例における、情報銀行103のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報銀行103は、一般的なサーバ装置により実現でき、パーソナルデータを管理する演算部301と、パーソナルデータを保持する記憶部302と、端末装置101及びスケジュール調整サーバ102及び外部サービスプロバイダ104とネットワーク105を介して情報をやり取りする通信部303と、情報銀行103の管理者からの入力を受け付ける入出力部304からなり、各部はBUS等により接続されている。
演算部301は、端末装置101を用いて利用者とパーソナルデータをやり取りしたり、利用者との契約に基づいてスケジュール調整サーバ102及び外部サービスプロバイダ104とパーソナルデータをやり取りする情報連携部305と、利用者との契約に基づいて、アクセス制御や情報収集期間の制御や情報の削除等を行うパーソナルデータ管理部306を有する。
記憶部302は、情報連携部305の処理の結果得られたパーソナルデータを保持するパーソナルデータ保持部307を有する。
通信部303は、演算部301で処理された結果を、インターネット等のネットワークを介して、端末装置101、スケジュール調整サーバ102、外部サービスプロバイダ104に送信したり、演算部301での処理に必要な情報や記憶部302に保持しておく情報を端末装置101、スケジュール調整サーバ102、外部サービスプロバイダ104から受信する。
なお、演算部201及び演算部301で実行される各種のプログラム、またはその一部を、「部」、「ユニット」、「手段」、「機能」、「モジュール」等と呼称する場合がある。また、本実施例の構成は、CPU、メモリ、外部記憶装置等からなる単体のコンピュータで構成してもよいし、あるいは、入力装置、出力装置、処理装置、記憶装置の任意の部分がネットワークで接続された、複数のコンピュータで構成されてもよい。
上記構成において、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、演算部201及び演算部301の処理を実現できる。すなわち、通信部203及び303は、CPUが通信装置を利用することにより実現できる。入出力部204及び304は、CPUが入力装置や出力装置を利用することにより実現される。また、記憶部202及び302は、CPUがメモリや外部記憶装置を利用することにより実現される。また演算部201及び301は、CPUのプロセスとして実現される。
これらのプログラムは、あらかじめ上記コンピュータのメモリまたは外部記憶装置に格納されていてもよいし、必要な時に、上記コンピュータが利用可能な着脱可能な記憶媒体から、または通信媒体(ネットワーク105など、またはそれらの上の伝搬する搬送波やデジタル信号など)を介して他の装置から、導入されてもよい。
また、記憶部202及び記憶部302で記憶するデータの大きさやフォーマット等に応じてRDB(Relational Database)やファイルサーバ、KVS(Key-Value Store)等、それぞれ異なる記憶方式を備えた複数の記憶部により構成されていてもよい。また記憶されているデータと同等のデータの一部または全部は、インターネット等のネットワーク105に接続されたその他の複数のサーバから、または、着脱可能な記憶媒体により、提供されていてもよい。
また、図2及び図3に示す各構成要素は、物理的に分離している必要はなく、一つの構成要素が他を兼ねてもよい。
図4は、本実施例におけるスケジュール調整システムの処理手順を示すシーケンスである。すなわち、スケジュール調整システムが利用者から情報を取得して混雑状況を把握し、混雑を避けるようにスケジュールを調整する一連の処理の流れを示している。
図4において、まず利用者は自身の端末装置101を用いて、情報銀行103に自身の情報を登録したり、どのサービスに自身の情報の使用を許可するか等の設定を行い、情報銀行103は、パーソナルデータ保持部307に情報を記憶する(S401)。なお、ステップS401は、利用者が新たなサービスの利用を開始したタイミングなど利用者が希望する任意のタイミングで実施してよい。
次に、利用者は自身の端末装置101を用いて、外部サービスプロバイダ104が提供するパーソナルデータを用いたサービスを利用する(S402)。外部サービスプロバイダは様々なサービスを提供しており、例えば、スケジュール共有サービスや、ルート案内サービスなどがある。なお、ステップS402は利用者が外部サービスの利用を希望する任意のタイミングで実施してよい。
次に、外部サービスプロバイダ104は、サービスの利用履歴や、サービス利用時に利用者が入力した情報や保存した情報を情報銀行103に提供し、情報銀行103はパーソナルデータ保持部307に提供されたデータを記憶する(S403)。なお、ステップS403は、日時、週次、情報変更があったタイミングなど、情報銀行103と外部サービスプロバイダ104と利用者の間で取り決めたタイミングで実施してよい。
次に、情報銀行103は、パーソナルデータ保持部307に保持しているパーソナルデータのうち、スケジュール調整に必要な、後述する利用者基本情報501及び利用者スケジュール502及び実施場所情報503をスケジュール調整サーバ102に送信し、スケジュール調整サーバ102は、利用者情報保持部208に受信した情報を記憶する(S404)。なお、利用者基本情報501、利用者スケジュール502、実施場所情報503の各情報はスケジュール調整サーバ102が端末装置101を経由して利用者から直接入手してもよい。また、情報銀行103の利用者ではあるが、スケジュール調整システムの利用者ではない場合でも、スケジュール調整システムへの情報提供を許可している利用者の情報を情報銀行103から取得することができる。なお、ステップS404は日次、週次、情報変更があったタイミングや利用者からの要求があったタイミングなどで実施してよい。
次に、スケジュール調整サーバ102は、外部サービスプロバイダ104から過去の混雑情報605を取得し、外部サービス情報保持部209に記憶する(S405)。
次に、スケジュール調整サーバ102は、記憶部202の利用者情報保持部208に記憶されている、利用者基本情報501、利用者スケジュール502、実施場所情報503の各情報及び過去の混雑情報605の情報をもとに、後述する図8に示す処理を実施して混雑情報701を作成し、混雑情報保持部207に記憶する。(S406)。なおステップS406は日次や週次、利用者スケジュールの更新が行われたタイミングなどで実施してもよい。
次に、スケジュール調整サーバ102は、外部サービスプロバイダ104から施設の場所や空室状況を含む、後述するシェアオフィス情報603を取得し、外部サービス情報保持部209に記憶する(S407)。なお、ステップS407は、日次、週次、情報変更があったタイミングや、利用者からの要求があったタイミングなどで実施してもよい。また、取得する情報は追加や変更があった情報のみとしてもよい。
次に、スケジュール調整サーバ102は、記憶部202に保持されている情報を用いて、後述する図9のステップS901からステップS908に示す処理を行い、利用者ごとに、混雑調整内容として、シェアオフィス等で勤務する時間帯及び新たな通勤時間を決定する。(S408)なお、ステップS408は日次、週次、利用者からの要求があったタイミング、事前に利用者が設定したタイミング、混雑情報701の混雑率が一定の値を超えたまたは下回ったタイミング等で実施してもよい。
次に、スケジュール調整サーバ102はシェアオフィス等で勤務する時間帯及び新たな通勤時間を端末装置101を使用して利用者に提示する(S409)。なお、利用者に提示する方法は、専用のアプリまたはWebブラウザまたは他のサービスのアプリやWebブラウザへのアドオン等を利用することができる。
次に、端末装置101を使用する利用者は、提示されたスケジュールの承認または拒否を決定し、その結果をスケジュール調整サーバ102に送信する(S410)。なお、本処理は利用者の状況に合わせて、週末や予定を変更したタイミング、業務の合間など、任意のタイミングで行ってよい。なお、利用者がスケジュール調整サーバ102に結果を送信する方法は、専用のアプリまたはWebブラウザまたは他のサービスのアプリやWebブラウザへのアドオン等を利用することができる。
次に、スケジュール調整サーバ102は、利用者が示した、承認または拒否の結果をもとに、後述する図9のステップS911またはS912の処理を行い、後述する利用者スケジュール502及びシェアオフィス情報603を更新する(S411)。
最後に、スケジュール調整サーバ102は、外部サービスプロバイダ104及び情報銀行103にシェアオフィスの使用有無、スケジュールの変更内容を送信する(S412、S413)。情報銀行103および外部サービスプロバイダ104は受信した情報を記憶する。
次に、図5を用いて、本実施例におけるスケジュール調整サーバ102の利用者情報保持部208が保持する情報のデータ構造について説明する。図5に示した、利用者基本情報501と、利用者スケジュール502と、実施場所情報503は、ある一人の利用者についての利用者情報の構造例である。データベース上には、これらの情報が少なくとも利用者の人数分存在することとなる。また、各設定項目は情報銀行103から自動的に取得されてもよいし、利用者が端末装置101からスケジュール調整サーバ102にアクセスして個別に設定してもよい。
図5において、(a)利用者基本情報501は、[住所]、[主な通勤手段]、[自宅最寄り駅]、[勤務先最寄駅]、[通勤経路]、[勤務形態]、[標準通勤時間]、[標準乗車時間]、[定期的な予定]、[スケジュール変更の意向]の項目が含まれる。
[住所]の項目は利用者の住所が設定される項目であり、例えば、市区町村や町域、丁目番地、建物名、号室などが設定される。なお、郵便番号や都道府県名が設定されていてもよい。
[主な通勤手段]は通勤に使用する交通手段が設定される。例えば、電車、バス、などの公共交通機関や、自家用車、徒歩、自転車などの項目が設定できる。
[自宅最寄り駅]、[勤務先最寄り駅]、[通勤経路]は、[主な通勤手段]で電車やバスなどの公共交通機関を選択した場合に設定する項目であり、駅名、路線名を設定する。なお、複数の勤務先がある場合は、勤務先ごとに設定することができる。また、主な通勤手段として自家用車、徒歩、自転車などを選択した場合には、[勤務先最寄り駅]ではなく、勤務先住所を設定したり、[通勤経路]として道路のルートを設定することができる。
[勤務形態]は、フレックスやシフトタイム、裁量勤務、などの勤務形態を設定することができる。なお、フレックスの場合はコアタイムを設定したり、シフト勤務の場合は、2交代、3交代、交代ごとの時間を設定することができる。
[標準通勤時間]は利用者が通勤する時間のうち、出張や半日休日、遅参、早退などの標準ではない時間を除いた、標準的な時間を設定する。図では、通勤に一時間かかることとし、往路を7:30~8:30、復路を17:30~18:30とした場合の例を示している。なお、シフトタイム制で複数の標準通勤時間がある場合には、複数登録してもよい。
[標準乗車時間]は[標準通勤時間]として利用者が通勤している時間のうち、電車やバスに乗車している時間である。
[定期的な予定]は、利用者が日次、週次、月次で実施する定期的な予定について、予定の名称と、時間と、繰り返しの類型とを設定する。この予定は業務に関する予定でもよいし、個人的な予定でもよい。業務に関するものとしては、朝礼、定例会議、夕礼などが考えられる。個人的な定期的な予定としては保育園の送り迎えや、趣味の習い事(フィットネス、料理教室など)、介護などの予定などが考えられる。
[スケジュール変更の意向]は、通勤混雑が予想されて通勤時間を変更する際に、通勤時間を前倒しにしたい、後ろ倒しにしたいなど、利用者の意向を設定する項目である。
なお、[主な通勤手段]、[自宅最寄り駅]、[勤務先最寄り駅]、[通勤経路]、[勤務形態]は、サーバ管理者が事前に設定した値から利用者が選択することで設定できるようになっていてもよい。
図5において、(b)利用者スケジュール502は、[実施期間(開始/終了日次)][スケジュール名][実施場所名]の項目が含まれる。
[実施期間(開始/終了日次)]はスケジュールごとに日付及び時間を設定する。
[スケジュール名]は利用者が入力したスケジュールの名称が設定される。なお、通勤やフィットネスなど、利用者基本情報501から推測可能な定期的なスケジュールはシステムが自動的に入力してもよい。
[実施場所名]は利用者が入力したスケジュールの実施場所の名称が設定される。例では、会議室の名称である「会議室A」及びスポーツジムの名称である「Aスポーツジム」が例示されている。なお、[スケジュール名]が「通勤」の場合など、実施場所がない場合は設定されない。
図5において、(c)実施場所情報503は、[実施場所名][住所]の項目が含まれる。
[実施場所名]は利用者スケジュール502で設定された実施場所名が設定される。
[住所]は実施場所名の所在地が設定される。例えば、市区町村や町域、丁目番地、建物名、号室などが設定される。なお、郵便番号や都道府県名が設定されていてもよい。なお、利用者の保持する端末装置101の位置情報取得部から取得された緯度経度情報が入力されていてもよい。
次に、図6を用いて、本実施例におけるスケジュール調整サーバ102の外部サービス情報保持部209が保持する情報のデータ構造について説明する。図6に示した通り、外部サービス情報保持部209には、運行情報601、運行計画情報602(以下、運行計画をダイヤという)、シェアオフィス情報603、空室状況604、過去の混雑情報605の情報が保持される。
図6において、(a)運行情報601は、[列車番号][定員][ダイヤへのリンク][路線名]の項目が含まれる。
[列車番号]の項目は運行する列車を区別するための情報が設定される。図では「0001A」「0003B」と記しているが、他の数字や記号を用いてよく、鉄道各社ごとに異なる形式で設定されてもよい。
[定員]は列車ごとの定員が設定される。定員は、車両編成や座席、立席の配置方法に応じて設定される。
[ダイヤへのリンク]は当該列車がどのダイヤ情報602に基づいて運行するかの参照である。
[路線名]は、当該列車がどの路線を走行するかの情報が設定される。なお、直通運転により、複数の路線を走る場合は、複数の路線が設定されてもよい。
図6において、(b)ダイヤ情報602は、[駅名][到着時刻][発車時刻]の項目が含まれる。ダイヤ情報602は、ある1つの列車についてのデータ構造例である。データベース上には、これらのデータが少なくとも列車数分存在することとなる。なお、ダイヤ情報602は列車ごとにユニークな識別子を持ち、運行情報601において[ダイヤへのリンク]として一つの識別子を設定することで、列車ごとのダイヤ情報を参照することができる。
[駅名]は、当該列車の到着、または、出発、通過等に関わる駅名である。
[到着時刻]は当該列車が当該駅に到着する時刻である。なお、通過等で到着時刻がない場合、例えば「*」等、データがないことを示すマークが入力される。
[発車時刻]は当該列車が当該駅を発車する時刻が設定される。発車時刻には通過時刻を含んでもよい。なお、図6(b)には設けていないが、発車時刻とは別に通過時刻のデータを有してもよい。図6(b)のダイヤ情報602では、A駅始発の列車が8:00:00に発車し、B駅8:02:00に到着し、B駅を8:02:50に発車することが示されている。なお、601および602では「・・・」として省略しているが、実際には、当該列車の到着、または、出発、通過等に係る駅の情報を示す行が存在している。
図6において、(c)シェアオフィス情報603は、[シェアオフィス名][住所][空室状況へのリンク][予約サイトURL]の項目が含まれる。
[シェアオフィス名]の項目はシェアオフィスの名称が設定される。例えば、「シェアオフィスA」や「シェアオフィスB」などが設定される。
[住所]の項目は当該シェアオフィスの所在地が設定される項目であり、例えば、市区町村や町域、丁目番地、建物名、号室などが設定される。なお、郵便番号や都道府県名が設定されていてもよい。
[空室状況へのリンク]の項目は当該シェアオフィスにおける各スペースの空室状況への参照が設定される。
[予約サイトURL]の項目は当該シェアオフィスの予約サイトのURLが設定される。
なお、当該シェアオフィスがAPIを公開している場合はAPIの情報を保持してもよい。
図6において、(d)空室状況604には、[スペースID][空室日時][スペース類型]の項目が含まれる。空室状況はある1つのシェアオフィスについての構造例である。データベース上には、これらのデータが少なくともシェアオフィスの数分存在することとなる。なお、空室状況はシェアオフィスごとにユニークな識別子を持ち、シェアオフィス情報603において[空室状況へのリンク]として一つの識別子を設定することで、シェアオフィスごとの空室状況を参照することができる。
[スペースID]は、あるシェアオフィス等において、予約が可能な場所それぞれにつけられたユニークな識別子である。例えば、座席の一つ一つや、個室の一つ一つにスペースIDがつけられる。なお、スペースIDはシェアオフィス等を提供する各社で異なっていてもよい。
[空室日時]は当該スペースIDの座席または個室が空いており、使用可能な日次のリストである。例えば、図6(d)においては、ROOM1が2018/12/1の7:00から9:00と13:00から17:00時間は空室であり、予約可能であることを示している。
[スペース類型]は当該スペースIDのスペースが個室または共有スペースまたは会議室など、どのような性質の部屋かが設定されている。
図6において、(e)過去の混雑情報605は、[路線名][区間][ピーク時の混雑率][ピーク時間帯]の項目が含まれる。これらの情報により、区間ごとの混雑率と混雑が発生した時間帯を取得することができる。
[路線名]は、混雑情報が示される路線の名称が設定される。
[区間]は、混雑率の計測対象とした駅の区間を設定する。区間の設定方法は調査方法や調査会社によって異なる場合が想定され、隣り合う二つの駅で設定されてもよいし、複数の駅をまたいで設定されてもよい。
[ピーク時の混雑率]は、当該路線における当該区間のピーク時の混雑率を示したものである。
[ピーク時間帯]は当該路線における当該区間において、[ピーク時の混雑率]となる時間帯を設定する。
次に、図7を用いて、本実施例におけるスケジュール調整サーバ102の混雑情報保持部207が保持する情報のデータ構造について説明する。図7に示した通り、混雑情報保持部207には、混雑情報701の情報が保持される。
図7において、混雑情報701は[路線名][列車番号][区間][混雑率][発車時刻][到着時刻][変更履歴]の項目が含まれる。この混雑情報は利用者のスケジュールに基づいて作成されるため、日付ごとに異なるものが作成される。混雑情報701の例では、ある1日分の混雑情報が示されているが、混雑情報保持部には、事前に設定された日付分、例えば1か月分の混雑情報が保持される。
[路線名]は、当該列車がどの路線を走行するかの情報が設定される。なお、直通運転により、複数の路線を走る場合は、複数の路線が設定されてもよい。
[列車番号]の項目は運行する列車を区別するための情報が設定される。例では「0001A」「0002C」と記しているが、他の数字や記号を用いてよく、鉄道各社ごとに異なる形式で設定されてもよい。
[区間]は混雑率の計算対象とした駅の区間を設定する。なお、原則として、区間はある駅を出発してから次に停車する駅までの区間を設定する。例えば各駅停車の列車であれば隣り合う駅が設定され、急行や特急列車であれば、複数の駅をまたいだ駅が設定される。なお、急行や特急列車かどうかは、ダイヤ情報602において通過駅があるかどうかで判断できる。
[混雑率]は当該路線における当該区間の混雑率を示したものである。
[発車時刻]は当該列車が当該区間の発車駅を発車する時刻が設定される。
[到着時刻]は当該列車が当該区間の到着駅に到着する時刻が設定される。
[変更履歴]は、混雑情報が変更された履歴情報を保持する。図7の一列目では、2019/3/18に混雑率が198であったことが示されている。なお、混雑情報の変更は一日に複数回行われてもよく、その場合、変更履歴には時間も加えて設定する。
次に図8に、本実施例における、スケジュール調整サーバ102の混雑状況把握処理部205がステップS406において、利用者基本情報501、利用者スケジュール502、実施場所情報503の各種情報及び運行情報601、ダイヤ情報602、過去の混雑情報605をもとに混雑情報を作成する処理を示す。
図8において、まず、すべての利用者の利用者基本情報501の、通勤情報である、[主な通勤手段]と[通勤経路]と[標準乗車時間]と、利用者スケジュール502のスケジュール名が「通勤」のスケジュールを取得する(S801)なお、本ステップで取得するスケジュールの範囲は混雑情報を計算したい期間分でよく、例えば、1週間分や1か月分を取得する。
次に、運行情報601とダイヤ情報602とを取得し、[主な通勤手段]が「電車」の利用者の[標準乗車時間]と[経路情報]とを比較して、すべての利用者について、乗車する列車の[列車番号]およびダイヤ情報602のうち乗車する区間を特定する(S802)。
次に、ダイヤ情報602のすべてのダイヤについて、ステップS803からステップS805の処理を行う。すなわち、ステップS803において、駅と駅の間の乗車人数を計算する。次に、ステップS804において、ステップS803で求めた乗車人数を列車ごとの[定員]で除算し、混雑率を計算する。なお、システムが稼働してから間もないなど、実際の乗車人数より、スケジュール調整システムの利用者が少ない場合、過去の混雑率を一定の割合で反映する。反映の方法としては、過去の乗車人数の情報が取得できる場合は、スケジュール調整システムの利用者と過去の乗車人数との割合を求めて、求めた割合に応じて混雑率を増加させることができる。また、実際の乗車人数の情報が得られなかった場合でも例えば、3割など一定の割合で反映することもできる。次に、ステップS805において、ステップS804で計算した混雑率を混雑情報保持部に追加する。
なお、本処理は、日次または利用者のスケジュールが変更されたタイミングで行われる。また、すべての計算を都度行う必要はなく、必要に応じて差分の計算を行う。
次に、図9に、本実施例における、スケジュール調整サーバ102の混雑調整処理部206が図4のステップS408からステップS413において、利用者基本情報501、利用者スケジュール502、実施場所情報503の各種情報及び運行情報601、ダイヤ情報602、シェアオフィス情報603、空室状況604をもとに混雑を調整する処理を示す。
図9において、まず、調整対象の利用者の利用者情報保持部208に保持されている利用者基本情報501の[主な通勤手段]と[通勤経路]と[標準乗車時間]と、利用者スケジュール502を取得する(S901)。
次に、混雑情報保持部207に保持されている混雑情報を取得する(S902)。
次に、調整対象の利用者の[標準乗車時間]と[通勤経路]と混雑情報とを比較して、乗車する列車が停車する駅間の混雑率をすべて取得する。次に、取得した混雑率が閾値を上回っているかどうかを判定する(S903)。例えば、閾値を混雑率100パーセントとした場合、各駅の混雑率が一つでも100パーセントを超えている場合に、混雑率が閾値を上回ったと判定する。なお、閾値は路線や利用者の意向によって変更することができる。また、混雑率と閾値との比較の前に、乗車する列車が停車する駅間の混雑率を平均化し、平均化した混雑率と閾値を比較してもよい。
混雑率が閾値を上回っていない場合は、混雑調整処理は不要なので本処理は終了する。混雑率が閾値を上回っていた場合、利用者スケジュール502を参照して、通勤予定を混雑時間帯以外に変更可能かどうかを判定する(S904)。例えば、7時半から8時半の間に通勤を予定しており、当日の予定が10時から12時の会議の場合、10時までは予定がないため、通勤時間を9時から10時の間に変更可能だと判定する。なお、判定の際に、変更先の通勤時間の混雑率を再度確認し、変更先の通勤時間において、混雑率が閾値を下回ることを確認する。例えば、9時から開始する会議がある場合に、7時半から8時半の通勤時間を8時から9時に変更することが考えられるが、この場合、変更しても混雑率が閾値を下回らないことが考えらえる。このような場合は通勤予定を変更できないと判定し、本処理は終了する。なお、この例では後ろ倒しする場合を示したが、利用者の意向として、図5(a)利用者基本情報501の[定期的な予定]、[スケジュール変更の意向]の項目を参照し、通勤時間の前倒しを希望している場合は、通勤時間帯を前倒ししてもよい。
次に、通勤予定を混雑時間帯以外に変更可能と判断した場合は、外部サービス情報保持部209から通勤時間候補とシェアオフィス利用時間候補を取得する(S905)。この候補は、シェアオフィスが空いていないことを考慮し、複数の候補を取得する。まず、利用者スケジュール502及び、利用者基本情報501の[勤務形態]を参照し、通勤時間候補の一番後ろ倒し可能な時間を取得する。例えば、通常7時半から8時半の間に通勤しているが、フレックス勤務でコアタイムが10時からの場合は、通勤時間の最大の後ろ倒し時間は9時から10時となる。次に、7時半から9時までの間について、30分刻みで通勤した場合に混雑率が閾値を下回る時間帯を抽出する。例えば、7時半から8時半、8時から9時で通勤した場合は混雑率が閾値を超えるが、8時半から9時半で通勤した場合と、9時から10時で通勤した場合に混雑率が閾値を下回る場合、通勤時間候補として、8時半から9時半と、9時から10時を取得する。次に、通勤時間候補に対応するシェアオフィス利用時間候補を取得する。シェアオフィス利用時間は、当初予定していた通勤時間から、通勤時間候補までの時間とする。例えば、当初予定していた通勤時間を7時半から8時半とし、通勤時間候補を8時半から9時半と、9時から10時とした場合、シェアオフィス利用時間候補は、7時半から8時半と、7時半から9時となる。なお、通勤時間候補とシェアオフィス利用時間候補を取得する際に、30分刻みではなく、10分刻みまたは15分刻みなど任意に設定してよい。
次に外部サービス情報保持部209に保存されている、シェアオフィス情報603と空室状況604とを取得する(S906)。なお取得の際は、往路の通勤時間を前倒す場合で、勤務先が開所してない場合に最寄駅付近、または、出張先付近のシェアオフィス等の情報を取得し、往路の通勤時間を後ろ倒す場合は、自宅の最寄り駅付近のシェアオフィス等の情報を取得する。また、復路の通勤時間を前倒す場合は、自宅の最寄り駅付近または、就業後の予定の実施場所の付近のシェアオフィス等の情報を取得し、復路の通勤時間を後ろ倒す場合は、基本的には勤務先で就業することとし、出張の予定がある場合にシェアオフィス等の情報を取得する。なお、シェアオフィスの空室状況について、外部サービス情報保持部209から取得することとしているが、外部サービスプロバイダ104から最新の情報を取得してもよい。
次に、取得したシェアオフィス情報603と空室状況604と、シェアオフィス利用時間候補を比較し、当該時間にシェアオフィスが空いているかを確認する(S907)。
シェアオフィスが空いていない場合は、混雑調整処理は不可なので本処理は終了する。シェアオフィスが空いている場合は、利用者にスケジュールの変更候補として、シェアオフィスが空いていたシェアオフィス利用時間候補と、それに対応する通勤時間候補とを提示する(S908)。この時、候補が複数ある場合は複数提示することとする。なお、事前に、シェアオフィス利用時間の利用意向について利用者に確認して、シェアオフィス利用時間が最大になる候補やシェアオフィス利用時間が利用者が希望する時間になる候補、シェアオフィス利用時間が最小になる候補を優先的に提示してもよい。
次に、利用者が承認したかを判断し(S909)、承認されなけば本処理は終了し、承認された場合は、利用者が承認した通勤時間候補とシェアオフィス利用時間について、シェアオフィスの利用予約を行い、スケジュールを変更し、外部サービス情報保持部209に保持されている空室状況604の空室状況を更新する(S910)。なお、シェアオフィスの利用予約は外部サービスプロバイダ104に対して行い、スケジュールの調整結果として、確定した通勤時間とシェアオフィス利用時間を情報銀行103に送信する。以上でスケジュール調整処理を終了する。
なお、上記までに説明した通勤時間の変更処理をすべての利用者に対して実施すると、混雑率が減少する列車と、混雑率が増加する列車とが生じると想定される。そのため、以下では、混雑率が変更され、新たに閾値を超えた場合の処理について説明する。なお、この処理は日次等のバッチ処理で行うことが想定される。
すなわち、図9のステップS902までの処理が行われたのち、混雑情報701の変更履歴を取得し、混雑率が上昇し、かつ閾値を超えた列車及び区間および日付と出発時間と到着時間とを特定する。次に、すべての利用者の利用者基本情報501を参照して、当該区間を利用する利用者を特定し、特定した利用者の利用者スケジュール502を取得して、閾値を超えた日付の通勤時間帯が、閾値を超えた出発時間と到着時間と重なるかどうかを判定する。重なっている場合に、利用者スケジュールの更新が行われたタイミングで混雑率が変更されるので、ステップS904以降の処理を実施する。
次に図10を用いて、本実施例におけるスケジュール調整結果を利用者に提示する画面の一例を示す。図10に示す通り、利用者には調整前と調整後のスケジュールを提示する。図10では、調整前のスケジュールとして、7時半から8時半の間に通勤して、10時から12時の間に会議を行い、17時半から18時半の間に通勤し、18時半からフィットネスするスケジュールが示されている。
調整後のスケジュールは、7時半から9時までシェアオフィスで勤務し、9時から10時の間に通勤し、10時から12時の間に会議を行い、15時から16時の間に通勤し、16時から18時半の間にシェアオフィスで勤務し、18時半からフィットネスするスケジュールが示されている。
以上のように、本実施例によれば、すべての利用者のスケジュールをもとに、通勤混雑を予測して、混雑時間帯はシェアオフィス等で就業して通勤混雑を避けることができ、自由時間を創出できるスケジュール調整を行うことが可能なスケジュール調整装置及びスケジュール調整プログラムを提供できる。これにより、利用者の生活の質が向上する効果が期待できる。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
101:端末装置、102:スケジュール調整サーバ、103:情報銀行、104:外部サービスプロバイダ、105:インターネット等のネットワーク、201:演算部、202:記憶部、203:通信部、204:入出力部、205:混雑状況把握処理部、206:混雑調整処理部、207:混雑情報保持部、208:利用者情報保持部、209:外部サービス情報保持部、301:演算部、302:記憶部、303:通信部、304:入出力部、305:情報連携部、306:パーソナルデータ管理部、307:パーソナルデータ保持部、501:利用者基本情報、502:利用者スケジュール、503:実施場所情報、601:運行情報、602:ダイヤ情報、603:シェアオフィス情報、604:空室状況、605:過去の混雑情報、701:混雑情報。

Claims (15)

  1. ネットワークに接続された端末装置とスケジュール調整サーバと外部サービスプロバイダから構成されるスケジュール調整システムのスケジュール調整方法であって、
    前記端末装置からの利用者の情報、及び、前記外部サービスプロバイダからの過去の混雑状況をもとに、前記スケジュール調整サーバは利用者の通勤時間帯における混雑状況を把握し、
    利用者が混雑している状態で通勤しようとしている場合で、かつ、前記外部サービスプロバイダからのシェアオフィス情報をもとに通勤前の場所付近のシェアオフィスに空室がある場合に、前記スケジュール調整サーバは前記シェアオフィスで勤務する時間及び新たな通勤時間を決定し混雑状況調整処理を行うことを特徴とするスケジュール調整方法。
  2. 請求項1に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況の把握は、前記スケジュール調整システムの利用者全員のスケジュールと通勤情報をもとに混雑率を算出し混雑状況を把握することを特徴とするスケジュール調整方法。
  3. 請求項2に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記スケジュール調整システムの利用者が少ない場合には、前記過去の混雑状況を一定の割合で前記混雑率に反映することを特徴とすることを特徴とするスケジュール調整方法。
  4. 請求項2に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理は、前記混雑率が閾値より大きい場合に、前記シェアオフィスで勤務する時間及び新たな通勤時間を決定し前記シェアオフィスで勤務するようにスケジュールを調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  5. 請求項4に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理は、前記シェアオフィスがシェアオフィス利用時間候補の時間に空いているかを確認してスケジュールを調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  6. 請求項4に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理により、前記混雑率が変更され、該変更された混雑率が前記閾値を上回った場合に、該当する利用者のスケジュールを調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  7. 請求項4に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理は、前記利用者のスケジュール変更の意向をもとに、スケジュール調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  8. 混雑を避けるようにスケジュールを調整するスケジュール調整サーバのスケジュール調整方法であって、
    利用者及び過去の混雑状況の情報を取得し、該利用者及び過去の混雑状況の情報をもとに、利用者の通勤時間帯における混雑状況を把握し、シェアオフィス情報を取得し、利用者が混雑している状態で通勤しようとしている場合で、かつ、前記シェアオフィス情報をもとに通勤前の場所付近のシェアオフィスに空室がある場合に、前記シェアオフィスで勤務する時間及び新たな通勤時間を決定し混雑状況調整処理を行うことを特徴とするスケジュール調整方法。
  9. 請求項8に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況の把握は、前記スケジュール調整サーバの利用者全員のスケジュールと通勤情報をもとに混雑率を算出し混雑状況を把握することを特徴とするスケジュール調整方法。
  10. 請求項9に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記スケジュール調整サーバの利用者が少ない場合には、前記過去の混雑状況を一定の割合で前記混雑率に反映することを特徴とすることを特徴とするスケジュール調整方法。
  11. 請求項9に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理は、前記混雑率が閾値より大きい場合に、前記シェアオフィスで勤務する時間及び新たな通勤時間を決定し前記シェアオフィスで勤務するようにスケジュールを調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  12. 請求項11に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理は、前記シェアオフィスがシェアオフィス利用時間候補の時間に空いているかを確認してスケジュールを調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  13. 請求項11に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理により、前記混雑率が変更され、該変更された混雑率が前記閾値を上回った場合に、該当する利用者のスケジュールを調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  14. 請求項11に記載のスケジュール調整方法であって、
    前記混雑状況調整処理は、前記利用者のスケジュール変更の意向をもとに、スケジュール調整することを特徴とするスケジュール調整方法。
  15. 混雑を避けるようにスケジュールを調整するスケジュール調整サーバにおけるスケジュール調整プログラムを格納した記憶媒体であって、
    演算部を、
    利用者及び過去の混雑状況の情報を取得し、
    該利用者及び過去の混雑状況の情報をもとに、利用者の通勤時間帯における混雑状況を把握し、
    シェアオフィス情報を取得し、
    利用者が混雑している状態で通勤しようとしている場合で、かつ、前記シェアオフィス情報をもとに通勤前の場所付近のシェアオフィスに空室がある場合に、前記シェアオフィスで勤務する時間及び新たな通勤時間を決定し混雑状況調整処理を行うように機能させることを特徴とするスケジュール調整プログラムを格納した記憶媒体。
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