JP7261821B2 - 皮革様シート - Google Patents

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Description

本発明は、皮革様シートの外観に関する。詳しくは、太陽光,蛍光灯,白熱電球等の光源から光を照射した場合に、それぞれ異なった色に認識されやすい皮革様シートに関する。
鞄や衣料や靴等の表皮材として、天然皮革に似せた人工皮革等の皮革様シートが知られている。具体的には、例えば、繊維基材と、繊維基材に積層された樹脂層を含む銀付皮革様シートや、繊維基材の表層の繊維を立毛処理した立毛面を有する立毛人工皮革が知られている。
同じ物体であっても、照明する光の波長スペクトルにより色の見え方が異なる特性として、演色性が知られている。演色性は、例えば、同じ白色光源であっても、太陽光に照明されたときと、白色蛍光灯に照明されたときでは、人に色が異なるように認識される特性である。一般的に、光源の種類による依存性が低い、すなわち、光源の種類を変更しても、人に認識される色が変化しにくい物体は、演色性が良いと評価される。
演色性の良い皮革様シートとして、例えば、下記特許文献1は、表面に0.3dtex以下の極細ポリエステル繊維からなるスエード調の立毛を有し、かつ5種類以上の染料を用いて染色されたスエード調人工皮革であり、該スエード調の立毛を有する面で測定されるF6光源とD65光源での色差ΔEが1.2以下であることを特徴とするスエード調人工皮革を開示する。そして、このようなスエード調人工皮革は、標準光源(太陽光源)下と、白色蛍光灯光源下で見える色の見え方の差が小さいことを開示する。
また、色変化する物体として、例えば、下記特許文献2は、ホルミウム、プラセオジム、ネオジム及びエルビウムから選ばれる少なくとも1種の希土類元素酸化物の微粒子を含有するセラミック原料を、所定形状に形成した後に焼成することによって製造され、外部光源の種類に応じて可逆的に変色することを特徴とする演色性セラミック製品を開示する。
特開2007-239111号公報 特開2002-255673号公報
特許文献1に開示された、光源の種類を変更しても人に認識される色が変化しにくい演色性に優れた皮革様シートは知られていた。一方、光源の種類を変更した場合に人に認識される色が顕著に変化する、意匠性に優れた皮革様シートは知られていなかった。また、特許文献2に開示された技術では、皮革様シートを着色することは困難であった。
本発明は、太陽光をイメージしたD65光源の照明と蛍光灯の三波長型昼白色をイメージしたF10光源の照明とを用いた場合に、互いに顕著に異なった色に認識される、新規な意匠性を有する皮革様シートを提供することを目的とする。
物体の色の表色手法として、光の三原色(RGB)の混色理論に基づく、国際照明委員会(CIE)において定められた三刺激値XYZが広く採用されている。Xは赤成分(R)を示し、Yは緑成分(G)を示し、Zは青成分(B)を示す。各成分が大きいほど、その混色量が大きいことを意味する。三刺激値XYZは、等色関数(x(λ),y(λ),z(λ))と照明光の分光分布S(λ)と物体の分光反射率R(λ)との積を波長に対して積分することにより求められる。等色関数(x(λ),y(λ),z(λ))は、人の眼が光を受けた場合に光の、赤,緑,青の成分による錐体の応答特性(分光応答度)を表す。国際照明委員会(CIE)においては、等色関数は2°視野の場合と10°視野の場合が採用されている(図4参照)。
また、照明光の分光分布S(λ)は、例えば、JIS Z 8720:2012「測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源」において、標準の光AとD65の標準光源の他、F6,F8,F10等の補助イルミナントが規定されている(図5参照)。D65は相関色温度が6504Kの昼光色をイメージした光源であり、F10は広く用いられている蛍光灯の三波長型昼白色をイメージした相関色温度が5000Kの光源であり、何れも白色光である。一般に、F10は高演色性光源とされ、F6光源に比べてD65光源との色差が出にくい光源である。本発明は、F6光源よりも演色性の良い高演色性光源F10を使用した場合においても、D65光源の照明を使用したときの色と顕著に異なった色として認識される皮革様シートである。
また、等色関数(x(λ),y(λ),z(λ))と照明光の分光分布S(λ)との積は、物体の分光反射率R(λ)に対する重価係数と称される。図2にD65光源及びF10光源の重価係数を示す。
所定の照明光の分光分布S(λ)を用いたとき、その重価係数と各物体の色の分光反射率R(λ)との積を波長に対して積分することにより物体の色の三刺激値XYZが求められる。すなわち、重価係数に分光反射率R(λ)を乗じてさらに波長に対して積分することにより、所定の分光分布S(λ)の照明光の下において、物体表面で反射された光が目に入って人に認知される色を表現する、三刺激値XYZが求められる。一般的に演色性が良いとは、照明光の分光分布S(λ)によらず、人に認知される色が変化しにくい特性を意味し、演色性がわるいとは、照明光の分光分布S(λ)により、人に認知される色が変化しやすい特性を意味する。
本発明者らは、等色関数(x(λ),y(λ),z(λ))と照明光の分光分布S(λ)との積である重価係数のスペクトルを検討し、物体の分光反射率R(λ)を調整することにより、太陽光をイメージしたD65光源の分光分布S(λ)D65を蛍光灯の三波長型昼白色をイメージしたF10光源の分光分布S(λ)F10に変えたときに、三刺激値XYZが変化して、人に認識させる色を顕著に変化させる手段の利用を見出した。
すなわち、本発明の一局面は、D65光源の照明によるL*値,C*値及びh値をL* D65 * D65及びhD65とし、F10光源の照明によるL*値,C*値及びh値をL* F10 * F10及びhF10とした場合、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有する皮革様シートである。L* D65が30~95であり、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有する場合には、光源を変更したときに皮革様シートの色の変化が明確に識別できる。
また、皮革様シートは、分光反射率R(λ)の520~540nm,550~570nm,及び590~610nmの各波長範囲のそれぞれにおいて、最大反射率をRmax、最小反射率をRminとしたとき、少なくとも1つの波長範囲で、(1-Rmax)/(1-Rmin)≦0.8を満たす表面を有することが好ましい。このような場合、分光反射率R(λ)と重価係数との積の波長に対する積分値から算出される三刺激値XYZが、D65光源により照明された場合とF10光源により照明された場合とで変化し、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面が得られやすくなる点から好ましい。
また、皮革様シートは、表面樹脂層を備える銀付皮革様シートであり、表面樹脂層にカラーフィルター色素を含ませることにより、上述したような表面樹脂層の色が変化する銀付皮革様シートが得られやすくなる点から好ましい。
また、表面が立毛処理された、繊維基材を含む立毛皮革様シートであり、繊維基材にカラーフィルター色素を含ませることにより、立毛処理された表面の色が変化する立毛皮革様シートが得られやすくなる点から好ましい。
本発明によれば、太陽光をイメージしたD65光源の照明と蛍光灯の三波長型昼白色をイメージしたF10光源の照明とを用いた場合に、互いに顕著に異なった色に認識される、新規な意匠性を有する皮革様シートが得られる。
図1は、実施形態の銀付人工皮革の断面模式図である。 図2は、D65光源及びF10光源の重価係数である。 図3は、実施例で用いた色材(山田化学工業(株)製のFDB-001、FDG-005、及びFDR-002)の吸光スペクトルである。 図4は、2°視野の場合と10°視野の場合の等色関数(x(λ),y(λ),z(λ))である。 図5は、JIS Z 8720:2012「測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源」に基づく、標準光源AとD65、補助光源F6,F8,F10の分光分布S(λ)である。 図6は、実施例1~6及び比較例1~5で得られた銀付人工皮革の表面の分光反射率R(λ)である。
はじめに、L*値,C*値及びh値について説明する。L*値,C*値及びh値はそれぞれ、JIS Z 8781-4:2013「測色-第4部:CIE1976L***色空間」に規定される明度,彩度,色相角度を表す値であり、CIE1976明度指数,CIELAB1976abクロマおよびCIELAB1976ab色相角として定義される。L**h表色系は、L***表色系の色度(L*,a*,b*)から変換される。L***表色系による色度は、分光光度計により測定することができる。
明度L*値は、L***表色系の明度L*値である。また、彩度C*値は、L***表色系のa*とb*の値から、C*=[(a*2+(b*21/2、の式から求められる。また、色相角度h値は、h=tan-1[(b*)/(a*)]、の式から求められる。
明度L*値は、0(暗)~99(明)の範囲で表される。彩度C*値は、0(くすんだ)~99(鮮やか)の範囲で表される。また、h値(色相角度)は0~360°の範囲で表され、例えば、0~59°は赤~黄色、60~119°は黄色~緑、120~179°は緑~水色、180~239°は水色~青、240~299°は青~紫、300~360°は紫~赤の範囲を表す。
本実施形態の皮革様シートは、D65光源の照明によるL*値,C*値及びh値をL* D65,C* D65及びhD65とし、F10光源の照明によるL*値,C*値及びh値をL* F10 * F10及びhF10とした場合、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有する。
物体のL***表色系による色度(L*,a*,b*)は、光源の分光分布S(λ)により変化する。本実施形態の皮革様シートは、分光分布S(λ)D65を示すD65光源を選択してL***表色系による色度(L* D65,a* D65,b* D65)を測色し、分光分布S(λ)F10を示すF10光源を選択してL***表色系による色度(L* F10,a* F10,b* F10)を測色し、それぞれ、L**h表色系に換算して、(L* D65,C* D65,hD65)、(L* F10,C* F10,hF10)を算出したときに、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たすような表面を得るように調整されたものである。このような表面を有する皮革様シートによれば、太陽光下で見た場合と、白色蛍光灯下で見た場合とにおいて、人に認識される色が顕著に変化する皮革様シートが得られる。
本実施形態の皮革様シートの表面は、L* D65は30~95であり、33~93、さらには、35~90、である。このようなL* D65の範囲であることにより、D65光源を選択した場合とF10光源を選択した場合とにおいて、彩度や色相の変化が人に認識されやすくなる。L* D65が95を超える場合には、表面が明るくなりすぎて人が色の変化を顕著に認識することが困難になる。また、L* D65が30未満の場合には、表面が暗くなりすぎて人が色の変化を顕著に認識することが困難になる。
また、本実施形態の皮革様シートの表面は、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7の場合、さらには、|ΔC|≧10、とくには、|ΔC|≧12、であることが好ましい。このような|ΔC|の範囲であることにより、D65光源を選択した場合と、F10光源を選択した場合とにおいて、彩度が変化することにより、人に色の変化を顕著に認識させることができる。
また、本実施形態の皮革様シートの表面は、|Δh°|= |hF10-hD65|≧7°の場合、さらには、|Δh°|≧10°、とくには、|Δh°|≧12°、であることが好ましい。このような|Δh°|の範囲であることにより、D65光源を選択した場合と、F10光源を選択した場合とにおいて、色相が変化することにより、人に色の変化を顕著に認識させることができる。
また、本実施形態の皮革様シートの表面は、D65光源とF10光源との場合において、三刺激値XYZが変化することにより、比較的大きい色差ΔECMCを示すことが好ましい。具体的には、例えば、ΔECMC≧4、さらには、ΔECMC≧5、とくには、ΔECMC≧8であることが好ましい。なお、色差ΔECMCは、JIS Z 8730:2009「色の表示方法-物体色の色差」付属書A A.2に記載のCMC(l:c)色差式によって表され、l=c=1である。
本発明における、皮革様シートとは、人工皮革や合成皮革のような疑似皮革である。また、それらの表面は、繊維基材の表面に銀面調の表面樹脂層を積層した銀付皮革様シートであっても、繊維基材の表面の繊維を起毛したスエード調やヌバック調である立毛皮革様シートであってもよい。そして、本発明に係る皮革様シートは、銀付皮革様シートの表面樹脂層や、立毛銀付皮革様シートの立毛面の着色において、色材を含有させることにより、皮革様シートの表面の分光反射率R(λ)が調整されている。そして、上述したような、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有する皮革様シートを製造する。
一例として、図1は、銀付皮革様シートである銀付人工皮革10の層構成を説明する模式断面図である。銀付人工皮革10は、繊維基材1と、繊維基材1に積層された樹脂層2とを備える。
樹脂層2は、後述するような色材を含有させることにより、表面の分光反射率R(λ)が調整されている。樹脂層2は、単層であっても、樹脂表皮層,樹脂中間層,及び接着層を含むような複数層から構成される層であってもよい。樹脂層2の厚さは、特に限定されないが、例えば、10~300μm、さらには30~200μm程度であることが好ましい。また、樹脂層2は、発泡性であっても、非発泡性であっても、それらの組み合わせであってもよい。樹脂層2を形成するための樹脂としては、従来知られた、人工皮革や合成皮革の銀面を形成するために用いられているポリウレタン等の各種高分子弾性体等の樹脂が特に限定なく用いられる。
また、繊維基材1としては、不織布,織物,編物,またはそれらにポリウレタン等の高分子弾性体を含浸付与された基材等、従来知られた、人工皮革や合成皮革に用いられている繊維基材が特に限定なく用いられる。繊維基材の厚さも特に限定されないが、例えば、300~3000μm、さらには500~1500μm程度であることが好ましい。また、繊維基材を形成する繊維の種類も特に限定されず、例えば、ナイロン系繊維,ポリエステル系繊維,ポリオレフィン系繊維,ポリウレタン系繊維等,とくに限定されない。また、繊維基材を形成する繊維の繊度も特に限定されない。
分光反射率R(λ)を調整するための色材としては、D65光源を選択した場合と、F10光源を選択した場合とにおいて、重価係数(X,Y,Z)と分光反射率R(λ)との積の波長に対する積分値から求められる三刺激値XYZを変化させることにより、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面に調色できるものが選択される。以下、図2を参照して、詳しく説明する。
三刺激値XYZの赤みXに影響を与える、図2(a)の重価係数Xにおいては、D65光源は約400~490nmと、約520~690nmにそれぞれ、一つずつブロードな連続ピークを有する。一方、F10光源は約450nmにピークトップを有する1つのピークと、約540nm,約580nm,約590nm及び約620nmにそれぞれピークトップを有する不連続ピークを4つ有する。
また、三刺激値XYZの緑みYに影響を与える、図2(b)の重価係数Yにおいては、D65光源は約430~680nmに一つのブロードな連続ピークを有する。一方、F10光源は第1領域の約485nmにピークトップを有する1つのピークと、約540nm、約580nm、約590nm及び約620nmにそれぞれピークトップを有する不連続ピークを4つ有する。
また、三刺激値XYZの青みZに影響を与える、図2(c)の重価係数Zにおいては、D65光源は約460nmを極大とするブロードな連続ピークを有する。一方、F10光源は約450nmにピークトップを有し、約460nmにショルダを有するピークを有する。
上述したように、三刺激値XYZは、重価係数(X,Y,Z)と分光反射率R(λ)との積を波長に対して積分することにより求められる。そのために、重価係数(X,Y,Z)の各ピークに乗じられる分光反射率R(λ)が変化すれば、重価係数(X,Y,Z)と分光反射率R(λ)との積の波長に対する積分値が変化する。とくに、重価係数X及び重価係数Yは、重価係数Zに比べて、D65光源とF10光源との場合において、スペクトル形状が大きく異なるために、各ピークに乗じられる分光反射率R(λ)のピーク形状やピーク波長を調整することにより、重価係数X及び重価係数Yの各ピークの寄与度を顕著に変化させることができる。その結果、重価係数(X,Y)と分光反射率R(λ)との積の波長に対する積分値を大きく変化させることができる。
具体的には、図2(a)を参照して、D65光源の重価係数XとF10光源の重価係数Xとを比較する。D65光源のブロードな連続ピークに重なる、F10光源のピークトップ540nmのピークのピークスタート付近である530nm付近、ピークトップ540nmのピークのピークエンド付近である560nm付近、またはピークトップ590nmのピークとピークトップ620nmのピークの谷である600nm付近においては、D65の相対分光分布がF10の相対分光分布よりも顕著に大きい。そのために、D65の相対分光分布がF10の相対分光分布よりも顕著に大きいこれらの波長領域において、乗じられる分光反射率R(λ)を大きくするように調整した場合、D65光源による重価係数Xと分光反射率R(λ)との積の波長に対する積算値は、F10光源による重価係数Xと分光反射率R(λ)との積の波長に対する積算値に対して大きくなりやすくなる。その結果、D65光源とF10光源とを切り替えた場合において、重価係数Xと分光反射率R(λ)との積の波長に対する積分値である、三刺激値のXが大きく変化する。
同様に、図2(b)を参照して、D65光源の重価係数YとF10光源の重価係数Yとを比較する。D65光源のブロードな連続ピークに重なる、F10光源のピークトップ540nmのピークのピークスタート付近である530nm付近、ピークトップ540nmのピークのピークエンド付近である560nm付近、またはピークトップ590nmのピークとピークトップ620nmのピークの谷である600nm付近の波長においては、D65の相対分光分布がF10の相対分光強度よりも顕著に大きい。そのために、D65の相対分光分布がF10の相対分光分布よりも顕著に大きいこれらの波長領域において、乗じられる分光反射率R(λ)を大きくするように調整した場合、D65光源による重価係数Yと分光反射率R(λ)との積の波長に対する積算値は、F10光源による重価係数Yと分光反射率R(λ)との積の波長に対する積算値に対して大きくなりやすくなる。その結果、D65光源とF10光源とを切り替えた場合において、重価係数Yと分光反射率R(λ)との積の波長に対する積分値である、三刺激値のYが大きく変化する。
上述のように、樹脂層の表面の分光反射率R(λ)を調整することによれば、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たすように調色できる。
このような分光反射率R(λ)としては、F10光源のピークトップ540nmのピークのピークスタート付近である530nm付近(520~540nm),F10光源のピークトップ540nmのピークのピークエンド付近である560nm付近(550~570nm),及びピークトップ590nmのピークとピークトップ620nmのピークの谷である600nm付近(590~610nm)の各波長範囲における最大反射率をRmax、最小反射率をRminとしたとき、少なくとも1つの波長範囲で、(1-Rmax)/(1-Rmin)≦0.8,さらには、(1-Rmax)/(1-Rmin)≦0.7を満たす表面を有するように調整することにより、分光反射率R(λ)を重価係数に乗じた積の波長に対する積分値が、D65光源とF10光源とで大きく変化させやすい点から好ましい。
上述のような分光反射率R(λ)を調整するために用いられる色材としては、例えば、380~780nmの可視光域において、吸光度の極大吸収波長ピークであって、380~780nmの範囲の積分値の50%以上のピーク面積を占め、半値幅が小さい(好ましくは、半値幅が70nm以下)ピークを有する色素(以下、カラーフィルター色素とも称する)を少なくとも1種含有する色材であることが好ましい。
カラーフィルター色素の具体例としては、例えば、何れも山田化学工業(株)製の、FDB-001(極大吸収波長420nm),FDB-002(極大吸収波長431nm),FDB-003(極大吸収波長437nm),FDB-004(極大吸収波長445nm),FDB-005(極大吸収波長452nm),FDB-006(極大吸収波長473nm),FDB-0017(極大吸収波長496nm)等の波長380~500nm付近の青色光を吸収する色素;FDG-001(極大吸収波長503nm),FDG-002(極大吸収波長525nm),FDG-003(極大吸収波長547nm),FDG-004(極大吸収波長578nm),FDG-005(極大吸収波長583nm),FDG-006(極大吸収波長585nm),FDG-007(極大吸収波長594nm)等の波長500~600nm付近の緑色光を吸収する色素;FDR-001(極大吸収波長609nm),FDR-002(極大吸収波長680nm),FDR-003(極大吸収波長695nm),FDR-004(極大吸収波長716nm),FDR-005(極大吸収波長725nm)等の波長600~780nm付近の赤色光を吸収する色素等が挙げられる。一例として、図3に、FDB-001,FDG-005,FDR-002のそれぞれの、クロロホルム中での吸光度のスペクトルを示す。
また、色材中には、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面が得られる限り、カラーフィルター色素以外のその他の色素を必要に応じて配合してもよい。
上記カラーフィルター色素及びその他の色素は、それぞれ単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
樹脂層に色材を配合する場合、その配合比は、目的とする色に応じて、適宜調整されるが、好ましくは、樹脂層中に含有される樹脂に対する比率としては、0.001~0.8、さらには、0.005~0.6、とくには、0.01~0.5であることが好ましい。
以上、本発明に係る皮革様シートとして、銀付皮革様シートである銀付人工皮革を例示して詳しく説明した。本発明に係る皮革様シートは、銀付皮革様シートに限られず、繊維基材の表面の繊維を起毛したスエード調やヌバック調である立毛皮革様シートであってもよい。立毛皮革様シートの場合、立毛面が、L* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面になる。このような表面は、繊維基材に上述した色材を高分子弾性体等のバインダで固定したりすることにより調整することができる。
以上説明した、本実施形態の皮革様シートは、鞄や衣料や靴等の表皮材として好ましく用いられる
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明の範囲はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
はじめに、本実施例で用いた色素について以下にまとめて示す。
・FDB-001(極大吸収波長420nm、半値幅25μmのカラーフィルター色素、溶解色赤、山田化学工業(株)製)
・FDG-005(極大吸収波長583nm、半値幅18μmのカラーフィルター色素、溶解色紫、山田化学工業(株)製)
・FDR-002(極大吸収波長680nm、半値幅27μmのカラーフィルター色素、溶解色青、山田化学工業(株)製)
・PBk-7(カーボンブラック、大日精化工業(株)製)
・PY-73(C.I. Pigment Yellow 73)
・PY-42(C.I. Pigment Yellow 42)
・PY-3(C.I. Pigment Yellow 3)
・PG-7(C.I. Pigment Green 7)
また、実施例で用いた評価方法を以下にまとめて示す。
〈測色〉
分光光度計((株)日立ハイテクノロジーズ製:U-3010)を用いて、銀付人工皮革の表面の反射スペクトルを測定した。そして、得られた反射スペクトルからJISZ 8781に準拠して、視野角10°での2種類の光源(D65,F10)におけるL***表色系の座標値をそれぞれ算出した。そして、明度L*値(L* D65,* F10),彩度C*値(C* D65,* F10),色相角度h値(hD65,F10),及びそれらの色差成分である、|ΔC|,|Δh°|,ΔECMC(l=c=1)を求めた。なお、値は、試験片から平均的な位置を万遍なく選択して測定された3点の平均値である。
〈視覚評価〉
銀付人工皮革から10cm角の試験片を切り出した。そして、試験片を標準光源ボックス(x-lite社製 GretagMacbeth SpetraLight III)内のD65標準光源下及びF10光源三波長型昼白色蛍光灯下でそれぞれ目視で観察し、以下の基準で判定した。
3級:2つの光源下で色相や彩度が大きく変化した。
2級:2つの光源下で色相や彩度の差が視認できる程度に変化した。
1級:ほとんど変わらなかった。
[実施例1]
繊度0.08デシテックスのPET系の長繊維の不織布にポリウレタン/長繊維の質量比が12/88になるようにポリウレタンを含浸させた、厚み0.6mmの繊維基材を準備した。そして、繊維基材に以下に説明するようにして、銀面調の樹脂層を積層した。
無黄変ポリカーボネート系ポリウレタンを含有する30質量%ポリウレタンDMF/MEK(1:1)溶液に、表1に示す割合で、色素FDB-001,FDG-005及びFDR-002を混合した色素を分散させた樹脂液を調製した。なお、樹脂液の固形分中には、色素がポリウレタン1に対して色素0.1になる質量比で配合されていた。剥離紙上に、調製されたポリウレタン層を形成する樹脂液を塗布した後、120℃で2分間乾燥することにより、厚さ30μmのポリウレタン表皮層を形成した。
次に、剥離紙上に形成された表皮ポリウレタン層の表面に上述したものと同じポリウレタンDMF/MEK(1:1)溶液を塗布した後、120℃で2分間乾燥することにより、厚さ30μmのポリウレタン中間層の皮膜を形成した。
そして、剥離紙上に形成されたポリウレタン層の皮膜の表面に接着層形成用のポリウレタン溶液をDry厚さ60μm相当の量で塗布した後、80℃で1分間乾燥することにより半乾燥状態とした。
このようにして形成された、離型紙上の半乾燥状態の接着層を繊維基材のスライス面に接触させて載置し、ロールで圧着した。そして、50℃で3日間熟成した後、剥離紙を剥離することにより青色系の銀付人工皮革が得られた。
そして、青色系の銀付人工皮革の表面を上述した方法により評価した。結果を下記表1に示す。また、図6に、得られた銀付人工皮革の表面の分光反射率R(λ)を示す。
Figure 0007261821000001
[実施例2~6,比較例1~4]
実施例1において、色素の配合組成を表1に示したように変更した以外は同様にして銀付人工皮革を得、評価した。結果を表1に示す。また、図6に、得られた銀付人工皮革の表面の分光反射率R(λ)を示す。
[比較例5]
繊度0.08デシテックスのPET系の長繊維の不織布にポリウレタン/長繊維の質量比が12/88になるようにポリウレタンを含浸させた、厚み0.6mm、目付330g/cm3の繊維基材を含み、表面が立毛処理されたスエード調人工皮革の基布を準備した。そして、その基布を、80℃の熱水中に20分間湯通しして熱水になじませると共に生地をリラックスさせた後、高圧液流染色機((株)日阪製作所サーキュラー染色機))を用いて下記条件でグレーに染色した。このようにして、染色されたスエード調人工皮革を得た。そして、実施例1と同様にしてスエード調人工皮革を評価した。結果を表1に示す。
(染色条件)
染料液:
・Disperse Yellow 163(分散染料)2.55%owf
・Disperse Red 86(分散染料)1.50%owf
・Disperse BLUE 60(分散染料)1.92%owf
・「AL」(均染剤)(日本化薬(株)製)2.0g/dm
・「ニューバッファーK」(pH調節剤)(ミテジマ化学(株)製)1.8g/dm
・「H867」(金属イオン封鎖剤)(一方社油脂工業(株)製)0.5g/dm
染色温度:120℃
染色時間:40分間
浴比:1:20
表1を参照すれば、本発明に係るL* D65が30~95であり、且つ、|ΔC|=|C* F10-C* D65| ≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有する実施例1~6で得られた銀付人工皮革は、何れも視覚評価において、人に色相や彩度の変化を認識させた。一方、L* D65が95を超える比較例1及びL* D65が30未満の比較例2、|ΔC|<7及び|Δh°|<7°である比較例3及び比較例4は、何れも視覚評価において、人に色相や彩度の変化を認識させなかった。
また、比較例5で得られたスエード調人工皮革は、L* D65=42.70、|ΔC|=0.23、|Δh°|=5.59°、ΔECMC=0.54であった。そして、視覚評価において、人に色相や彩度の変化を認識させなかった。また、D65光源とF10光源に比べて低演色性光源であるF6光源との色差を測定したところ、それぞれ|ΔCF6-D65|=|C* F6-C* D65|=0.44、|Δh°F6-D65|=|hF6-hD65|=28.35、ΔECMC F6-D65=2.48であった。
1 繊維基材
2 表面樹脂層
10 銀付皮革様シート

Claims (3)

  1. 表面樹脂層を備える銀付皮革様シートであり、
    前記表面樹脂層が、380~780nmの可視光域において、吸光度の極大吸収波長ピークであって、380~780nmの範囲の積分値の50%以上のピーク面積を占め、半値幅が70nm以下のピークを有するカラーフィルター色素を含み、
    65光源の照明によるL*値,C*値及びh値をL* D65,* D65及びhD65とし、F10光源の照明によるL*値,C*値及びh値をL* F10,* F10及びhF10とした場合、
    * D65が30~95であり、且つ、
    |ΔC|=|C* F10-C* D65|≧7、及び|Δh°|=|hF10-hD65|≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有することを特徴とする皮革様シート。
  2. 表面が立毛処理された、繊維基材を含む立毛皮革様シートであり、
    前記繊維基材は、380~780nmの可視光域において、吸光度の極大吸収波長ピークであって、380~780nmの範囲の積分値の50%以上のピーク面積を占め、半値幅が70nm以下のピークを有するカラーフィルター色素を含み、
    D65光源の照明によるL * 値,C * 値及びh値をL * D65, * D65 及びh D65 とし、F10光源の照明によるL * 値,C * 値及びh値をL * F10, * F10 及びh F10 とした場合、
    * D65 が30~95であり、且つ、
    |ΔC|=|C * F10 -C * D65 |≧7、及び|Δh°|=|h F10 -h D65 |≧7°の条件から選ばれる少なくとも一方を満たす表面を有することを特徴とする皮革様シート。
  3. 分光反射率R(λ)の520~540nm,550~570nm,及び590~610nmの各波長範囲における最大反射率をRmax、最小反射率をRminとしたとき、少なくとも1つの前記波長範囲で、
    (1-Rmax)/(1-Rmin)≦0.8
    を満たす前記表面を有する、請求項1または請求項2に記載の皮革様シート。
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