JP7260891B2 - コードレス半田ごて、半田ごてセット及び半田ごてシステム - Google Patents

コードレス半田ごて、半田ごてセット及び半田ごてシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7260891B2
JP7260891B2 JP2018149334A JP2018149334A JP7260891B2 JP 7260891 B2 JP7260891 B2 JP 7260891B2 JP 2018149334 A JP2018149334 A JP 2018149334A JP 2018149334 A JP2018149334 A JP 2018149334A JP 7260891 B2 JP7260891 B2 JP 7260891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
soldering iron
unit
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018149334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019063866A (ja
Inventor
巧知 寺岡
健太 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakko Corp
Original Assignee
Hakko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakko Corp filed Critical Hakko Corp
Publication of JP2019063866A publication Critical patent/JP2019063866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7260891B2 publication Critical patent/JP7260891B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/02Soldering irons; Bits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/02Soldering irons; Bits
    • B23K3/03Soldering irons; Bits electrically heated
    • B23K3/0323Battery-powered soldering irons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/02Soldering irons; Bits
    • B23K3/03Soldering irons; Bits electrically heated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/02Soldering irons; Bits
    • B23K3/03Soldering irons; Bits electrically heated
    • B23K3/033Soldering irons; Bits electrically heated comprising means for controlling or selecting the temperature or power
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/08Auxiliary devices therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、半田を溶融することができるコードレス半田ごて、コードレス半田ごてを有する半田ごてセット及び半田ごてシステムに関する。
半田ごては一般的に、外部電源に接続されたコードを通じて電力を受け半田を溶融する。しかしながら、半田ごてのコードは半田溶融作業に悪影響を与えることもある。たとえば隣り合って作業する2名の作業者のうち一方の半田ごてのコードが、他方の作業者の作業領域に入り込み半田溶融作業を邪魔することもある。したがって、外部電源に接続されることなく半田を溶融することができる様々なコードレス半田ごてが開発されている(特許文献1乃至6を参照)。
実開平4-47866号公報 国際公開第2005/084865号 特開2006-192505号公報 特開2006-26744号公報 特開2007-307594号公報 実開平2-81761号公報
コードレス半田ごては半田溶融作業の間外部電源からの電力の供給を受けないので、バッテリがコードレス半田ごてに搭載される。したがって、コードレス半田ごては外部電源からコードを通じて電力を受ける一般的な半田ごてよりも大きくなりやすく且つ重くなりやすい。大型のコードレス半田ごてはこて先を半田溶融作業を行う作業者の視野から隠すことがあるので、作業効率を低下させることもある。重いコードレス半田ごては、コードレス半田ごてを保持する作業者の疲労を促進する。これらの課題を解消するため、半田を溶融するための機能以外の機能は従来のコードレス半田ごてから排除されている。
従来のコードレス半田ごてから排除されている機能として、こて先の温度のフィードバック制御が挙げられる。目標温度を表す情報をコードレス半田ごてに入力することは、精度のよいフィードバック制御に必要とされる。情報を手動式に入力するための入力操作部の追加は、コードレス半田ごての大型化及び重量の増加に帰結する。したがって従来のコードレス半田ごては、目標温度を表す情報を手動式に入力するための入力操作部を有していない。従来のコードレス半田ごてに関してフィードバック制御がなされないので、こて先の温度変動は大きくなる。したがって、従来のコードレス半田ごては不適切なこて先温度の下で半田を溶融する高いリスクを有している。
本発明は精度のよいフィードバック制御を可能にするコード半田ごて、コードレス半田ごてを有する半田ごてセット及び半田ごてシステムを提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るコードレス半田ごては、半田を溶融することができる。コードレス半田ごては、前記半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、電力が入力されるように形成された電力入力部と、前記電力入力部に入力された電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部から前記加熱部へ電力を供給する電力供給経路を形成している第1給電ラインと、前記蓄電部を経由することなく前記電力入力部から前記加熱部への電力供給経路を形成している第2給電ラインと、を有している給電部と、を備える。前記給電部は、電力を蓄えるように形成された蓄電部を含む。前記こて部は、前記こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を受信するように形成された受信部と、前記受信部が受信した前記目標通知信号に基づき前記こて先の前記温度をフィードバック制御するように形成された加熱制御部とを含む。前記コードレス半田ごては、前記第1給電ラインの電圧レベルと前記第2給電ラインの電圧レベルとを比較して、より高い電圧レベルの給電ラインを前記加熱部への電力供給経路として選択する選択部を更に備えている。
上記の構成によれば作業者が目標温度を表す情報を手入力するための入力操作部をコードレス半田ごてが有さなくとも、コードレス半田ごての受信部は目標温度を表す目標通知信号を受信することができる。したがってコードレス半田ごては、従来のコードレス半田ごてと同等の大きさ及び重量を有することができる。加熱制御部は受信部が受信した目標通知信号が表す目標温度を用いてこて先の温度をフィードバック制御することができるので、こて先の温度は従来のコードレス半田ごてよりも目標温度に安定的に維持される。
給電部は電力を蓄える蓄電部を有するので、コードレス半田ごてが外部電源に接続されていなくても、電力は蓄電部から加熱部へ供給される。したがって作業者は、蓄電部から加熱部への電力供給下でこて先を溶融し半田を溶融することができる。また、選択部が第1給電ラインを選択すると、電力は、第1給電ラインを通じてこて部に供給される。したがって、電力入力部が外部電源から電気的に切り離された後において、蓄電部に蓄えられた電力は、第1給電ラインを通じて加熱部に供給され、こて先の加熱に利用される。選択部が蓄電部を経由することなく電力入力部からこて部への電力供給経路を形成する第2給電ラインを選択することができるので、第2給電ラインが充電期間において選択されると、電力が蓄電部だけでなくこて部へも供給され、こて先の温度が目標温度に維持される。加えて、作業者は、コードを外部電源と電力入力部とに接続し、加熱部に電力を供給することもできる。この場合、蓄電部に蓄電された電力が少なくても、こて先の温度を目標温度に維持するのに充分な電力が第2給電ラインを通じて加熱部に供給される。
上記の構成に関して前記受信部は、前記目標通知信号を無線式に受信してもよい。
上記の構成によれば受信部は目標通知信号を無線式に受信することができるので、作業者が目標通知信号をコードレス半田ごてへ伝達するための配線作業を行うことなく、受信部は目標通知信号を受信することができる。
本発明の他の局面に係る半田ごてセットは、半田を溶融するコードレス半田ごてと、前記コードレス半田ごてを支持するように形成された支持台とを備える。前記コードレス半田ごては、前記半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、電力を前記こて部へ供給する給電部と、を有している。前記給電部は、電力を蓄えるように形成された蓄電部と、電力が入力されるように形成された電力入力部と、前記蓄電部から前記こて部への電力供給経路を形成している第1給電ラインと、前記蓄電部を経由することなく前記電力入力部から前記こて部への電力供給経路を形成している第2給電ラインと、を含んでいる。前記こて部は、前記こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を受信するように形成された受信部と、前記受信部が受信した前記目標通知信号に基づき前記こて先の前記温度をフィードバック制御するように形成された加熱制御部と、を含んでいる。前記こて部又は前記給電部は、前記第1給電ライン及び前記第2給電ラインのうち一方を、前記こて部への電力供給経路として選択するように形成された選択部を含んでいる。前記支持台は、電力を前記給電部に出力するように形成された出力接点部を含む。前記電力入力部は前記こて先の突出方向に向いた主入力部と、前記主入力部とは異なる位置に配置された副入力部とを含む。前記出力接点部は、前記こて先が前記支持台に向くように支持された前記コードレス半田ごての前記主入力部に接触する。前記副入力部は、電力を伝達する電力ケーブルに連結可能である。
上記の構成によれば電力入力部の主入力部はこて先の突出方向に向いているので、こて先が支持台に向くように支持されたコードレス半田ごての主入力部は支持台に対向し支持台の出力接点部に接触することができる。この結果外部電源からの電力は、主入力部及び出力接点部の接触部位から第1給電ラインを通じて蓄電部へ供給される。したがってコードレス半田ごてが支持台に支持されている間に、蓄電部は電力を蓄えることができる。この間電力は第2給電ラインを通じてこて部にも供給されるので、こて先の温度は目標温度に維持される。
作業者は、主入力部とは異なる位置に配置された副入力部と外部電源とにコードを接続することができる。蓄電部の蓄電量が少ないときも、コードレス半田ごては有線式に電力の供給を受けることができるので、作業者は蓄電部への充電を待つことなく半田を溶融することもできる。
上記の構成に関して、前記副入力部は前記主入力部とは反対方向を向く位置に配置されていてもよい。
上記の構成によれば副入力部は主入力部とは反対方向に向いているので、こて先の突出方向とも反対方向に向く。したがって副入力部と外部電源とに接続されたコードは、こて先に接触しにくくなる。すなわち作業者は副入力部と外部電源とに接続されたコードに妨げられることなく、第2供給ラインを通じた電力供給下で半田を効率的に溶融することができる。
上記の構成に関して、前記支持台は前記こて先が収容される凹空間を形成している凹壁を有するスタンドを含んでもよい。
上記の構成によれば支持台はこて先が収容される凹空間を形成する凹壁を含むので、支持台によって支持されたコードレス半田ごてのこて先は凹壁によって囲まれる。したがって凹壁は作業者が支持台によって支持されたコードレス半田ごてのこて先に接触することを防ぐことができる。すなわち、半田ごてセットは高い安全性を有する。
上記の構成に関して前記給電部は、前記電力入力部から前記蓄電部への電力供給経路を形成している充電ラインを含んでもよい。前記電力入力部は電力が入力され且つ前記充電ラインの始点を形成している充電接点と、前記第2給電ラインの始点を形成している給電接点とを含んでもよい。電力は、前記充電接点及び前記給電接点に同時に入力されてもよい。前記充電接点に入力された電力が前記充電ラインを通じて前記蓄電部に供給されている間、前記選択部は前記給電部から前記こて部への前記電力供給経路として前記第2給電ラインを選択し、前記給電接点に入力された電力は前記第2給電ラインを通じて前記こて部へ供給されてもよい。
上記の構成によれば充電ラインは電力入力部から蓄電部への電力供給経路を形成しているので、第1給電ライン及び充電ラインは蓄電部を経由して電力入力部からこて部へ電力を供給するための電力供給経路を形成することができる。電力が充電ラインの始点を形成している充電接点に入力されると、蓄電部は電力の供給を受けることができる。この間電力が第2給電ラインの始点を形成している給電接点にも入力され且つ選択部が給電部からこて部への電力供給経路として第2給電ラインを選択するので、こて部も第2給電ラインを通じて電力供給を受けることができる。したがってコードレス半田ごてが充電されている間も、こて先の温度は目標温度に維持される。加えて蓄電部に蓄えられた電力がこの間こて先の昇温に用いられないので、コードレス半田ごては効率的に充電される。
本発明の更に他の局面に係る半田ごてシステムは上述のコードレス半田ごてと、前記目標温度の入力を受ける入力インターフェースと、前記入力インターフェースを通じて入力された前記目標温度を表す前記目標通知信号を前記受信部へ送信するように形成された送信部とを有する制御ステーションとを備える。
上記の構成によれば制御ステーションは目標温度の入力を受ける入力インターフェースを有するので、作業者は入力インターフェースに目標温度を入力することができる。入力インターフェースは制御ステーションの一部でありコードレス半田ごての一部ではないので、コードレス半田ごては従来のコードレス半田ごてと同等の大きさ及び重量を有することができる。
入力インターフェースを通じて入力された目標温度を表す目標通知信号は制御ステーションの送信部から半田ごての受信部へ送信されるので、半田ごての加熱制御部は受信部が受信した目標通知信号が表す目標温度を用いてこて先の温度をフィードバック制御することができる。したがってこて先の温度は、従来のコードレス半田ごてよりも安定的に目標温度に維持される。
本発明の更に他の局面に係る半田ごてシステムは、半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、前記こて部へ電力を供給する給電部と、を有しているコードレス半田ごてと、前記コードレス半田ごてから分離されているとともに電力を出力するように形成された制御ステーションと、前記コードレス半田ごてを支持するように形成されているとともに前記給電部へ電力を伝達可能に形成された支持台と、前記支持台及び前記制御ステーションを一体的に保持するように形成された保持部材と、前記制御ステーションから前記支持台へ電力を中継するように前記制御ステーション及び前記支持台に電気的に接続可能に形成された中継ケーブルと、を備えている前記給電部は、電力を蓄えるするように形成された蓄電部を含んでいる。前記こて部は、前記こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を受信するように形成された受信部と、前記受信部が受信した前記目標通知信号に基づき前記こて先の前記温度をフィードバック制御するように形成された加熱制御部と、を含んでいる。前記制御ステーションは、前記目標温度の入力を受ける入力インターフェースと、前記入力インターフェースを通じて入力された前記目標温度を表す前記目標通知信号を前記受信部へ送信するように形成された送信部と、を含んでいる。前記保持部材は前記中継ケーブルを保持するように形成されていてもよい。
上記の構成によれば、中継ケーブルは保持部材によって保持されるので整然と配線される。中継ケーブルが制御ステーション及び支持台に電気的に接続されると、電力は制御ステーションから支持台へ供給される。
上記の構成に関して、前記中継ケーブルは前記制御ステーション及び前記支持台に電気的に接続可能に形成された一対のコネクタと、前記一対のコネクタ間で延設されたケーブル線とを含んでもよい。前記一対のコネクタは前記支持台から露出していてもよい。前記ケーブル線は前記保持部材内で延設されていてもよい。
上記の構成によれば、ケーブル線は保持部材に内蔵されているので作業者がケーブル線に接触するリスクは低くなる。ケーブル線とは異なり一対のコネクタは保持部材から露出しているので、作業者は一対のコネクタを制御ステーション及び支持台に接続し制御ステーションから支持台への電力供給経路を形成することができる。
上記の構成に関して、前記保持部材には前記制御ステーション及び前記支持台が嵌め込まれる一対の凹部が形成されていてもよい。前記一対の凹部は形状及び大きさにおいて等しくてもよい。
上記の構成によれば一対の凹部は形状及び大きさにおいて等しいので、制御ステーション及び支持台のレイアウトは変更可能である。したがって、支持台及び制御ステーションの配置レイアウトは作業者の作業しやすさを考慮して決定されてもよい。
上記の構成に関して、前記一対の凹部は形状及び大きさにおいて等しくてもよい。前記一対のコネクタは前記一対の凹部内で前記保持部材の外面上に現れているとともに、形状、大きさ及び前記一対の凹部に対する相対的な位置関係において等しくてもよい。
上記の構成によれば一対のコネクタの形状、大きさ及び一対の凹部に対する相対的な位置関係が等しいので、一対の凹部に制御ステーション及び支持台が嵌め込まれたときに得られる2つの配置レイアウトのいずれの下においても保持部材は制御ステーションと支持台とに電気的に接続される。
上記の構成に関して半田ごてシステムは、前記給電部と代替可能に形成された予備の給電部を更に備えてもよい。前記給電部は前記こて部から分離可能に形成されていてもよい。前記保持部材は、前記予備の給電部を保持するように形成されているとともに前記保持部材によって保持された前記制御ステーションから前記保持部材によって保持された前記予備の給電部へ電力を伝達可能に形成されていてもよい。
上記の構成によれば保持部材は予備の給電部を保持することができるので、支持台、制御ステーション及び予備の給電部といった半田付け作業に必要とされる物一式は保持部材によって保持される。半田付け作業に必要とされる物が分散して配置されることなく保持部材の周囲に配置されるので、作業者は保持部材の周囲で半田付け作業に必要な物を見つけ出すことができる。したがって、半田付け作業は効率的に行われる。
半田付け作業の間において、保持部材によって保持された予備の給電部は保持部材を通じて制御ステーションから電力を受け取ることができる。予備の給電部へ電力を充電する機能は予備の給電部を保持する保持部材によって得られるので、保持部材とは別に電力を充電するための充電ケーブルが配線される必要はない。したがって保持部材の周囲は整然とした環境に整えられる。
保持部材によって保持された予備の給電器に十分な電力が蓄えられる一方でこて部に取り付けられた給電部が蓄えている電力が少なくなるならば、作業者は給電部をこて部から分離し予備の給電器をこて部に取り付けることができる。その後作業者は予備の給電部を用いて、半田付け作業を継続することができる。
本発明の更に他の局面に係る半田ごてシステムは上述のコードレス半田ごてと、前記目標温度の入力を受けるように形成された入力インターフェースと前記入力インターフェースを通じて入力された前記目標温度を表す前記目標通知信号を前記受信部へ送信するように形成された送信部とを有する制御ステーションと、前記電力入力部に電気的に接続され前記蓄電部を充電するように形成された充電ステーションとを備える。
上記の構成によれば制御ステーションは目標温度の入力を受ける入力インターフェースを有するので、フィードバック制御に用いられる目標温度の設定は制御ステーションによって変更される。一方充電ステーションは入力インターフェース及び送信部を有さず且つ蓄電部を充電するので、蓄電部に電力を蓄えるために専ら利用される。したがってフィードバック制御の設定を変更する権限を有する者のみが制御ステーションを管理するならば、権限を有さない作業者は自身の判断によってはフィードバック制御の設定を変更することができない。たとえば作業者は自身の判断では、半田の溶融期間を短縮するために過度に高い温度に設定することはできない。したがって、権限を有する者が設定した適切な温度設定が維持される。作業者は充電ステーションを用いて蓄電部に電力を蓄えることができるので、一定のフィードバック制御設定の下で長期間に亘って半田溶融作業を継続することができる。
本発明の更に他の局面に係るコードレス半田ごては、半田を溶融することができる。コードレス半田ごては前記半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、電力を前記こて部へ供給するように形成された給電部とを備える。前記給電部は、電力を蓄えるように形成された蓄電部と、電力が入力されるように形成された電力入力部と、前記蓄電部から前記加熱部への電力供給経路を形成している第1給電ラインと、前記蓄電部を経由することなく前記電力入力部から前記加熱部への電力供給経路を形成している第2給電ラインとを含む。前記コードレス半田ごては、前記第1給電ラインの電圧レベルと前記第2給電ラインの電圧レベルとを比較して、より高い電圧レベルの給電ラインを、前記加熱部への前記電力供給経路として選択するように形成された選択部を更に備えている。
上記の構成によれば、選択部が第1給電ラインを選択すると、電力は、第1給電ラインを通じて加熱部に供給される。したがって、電力入力部が外部電源から切り離された後において、蓄電部に蓄えられた電力は、第1給電ラインを通じて加熱部に供給され、こて先の加熱に利用される。選択部が蓄電部を経由することなく電力入力部からこて部への電力供給経路を形成する第2給電ラインを選択することができるので、第2給電ラインが充電期間において選択されると、電力が蓄電部だけでなく加熱部へも供給され、こて先の温度が目標温度に維持される。加えて、作業者は、コードを外部電源と電力入力部とに接続し、加熱部に電力を供給することもできる。この場合、蓄電部に蓄電された電力が少なくても、こて先の温度を目標温度に維持するのに充分な電力が第2給電ラインを通じて加熱部に供給される。
本発明の更に他の局面に係る半田ごてセットは、上述のコードレス半田ごてと、前記コードレス半田ごてを支持するように形成された支持台と、を備えている。前記支持台は、電力を前記給電部に出力するように形成された出力接点部を含んでいる。前記電力入力部は、前記こて先の突出方向に向いた主入力部と、前記主入力部とは異なる位置に配置された副入力部と、を含んでいる。前記出力接点部は、前記こて先が前記支持台に向くように支持された前記コードレス半田ごての前記主入力部に接触する。前記副入力部は、電力を伝達する電力ケーブルに連結可能である。
上記の構成において、前記副入力部は、前記主入力部とは反対方向を向く位置に配置されていてもよい。
上記の構成において、前記支持台は、前記こて先が収容される凹空間を形成する凹壁を有するスタンドを含んでいてもよい。
上記の構成において、前記給電部は、前記電力入力部から前記蓄電部への電力供給経路を形成している充電ラインを含んでいてもよい。前記電力入力部は電力が入力され且つ前記充電ラインの始点を形成している充電接点と、前記第2給電ラインの始点を形成している給電接点と、を含んでいてもよい。電力は、前記充電接点及び前記給電接点に同時に入力されてもよい。前記充電接点に入力された電力が前記充電ラインを通じて前記蓄電部に供給されている間、前記選択部は前記給電部から前記こて部への電力供給経路として前記第2給電ラインを選択し、前記給電接点に入力された電力は前記第2給電ラインを通じて前記こて部へ供給されてもよい。
上述のコード半田ごて、コードレス半田ごてを有する半田ごてセット及び半田ごてシステムは精度のよいフィードバック制御の下で、こて先を加熱し半田を溶融することができる。
第1実施形態の半田ごてシステムの概略的な機能構成を表すブロック図である。 図1に示される半田ごてシステムの概略的な斜視図である。 図2に示される半田ごてシステムの支持台の概略的な斜視図である。 図2に示される半田ごてシステムの支持台の概略的な斜視図である。 図2に示される半田ごてシステムの半田ごての概略的な斜視図である。 図2に示される半田ごてシステムの半田ごての概略的な斜視図である。 図4A及び図4Bに示される半田ごての給電部の概略的な底面図である。 図4A及び図4Bに示される半田ごてのこて部の概略的な斜視図である。 半田ごてシステムの保持部材の概略的な斜視図である。 半田ごてシステムの概略的な背面図である。 半田ごてシステムの保持部材の概略的な斜視図である。 第2実施形態の半田ごてシステムの概略的な斜視図である。
<第1実施形態>
こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す情報がコードレス半田ごてから物理的に分離された制御ステーションから無線通信を通じてコードレス半田ごてに入力されるならば、コードレス半田ごては目標温度の手入力に用いられる入力操作部を有さなくてもよい。この場合コードレス半田ごては、従来の半田ごてと同様の大きさ及び重量を有することができ且つフィードバック制御の下でこて先の温度を目標温度に精度よく維持することができる。第1実施形態において、制御ステーションから無線式に目標温度を表す情報を受け取るコードレス半田ごてを有する半田ごてシステムが説明される。
図1は、第1実施形態の半田ごてシステム100の概略的な機能構成を表すブロック図である。図1を参照して、半田ごてシステム100が説明される。
半田ごてシステム100はコードレス半田ごて(以下、「半田ごて200」と称される)と、制御ステーション300とを備える。半田ごて200は、半田を溶融するために用いられる。制御ステーション300は、半田ごて200の温度の設定や温度設定の変更のために主に用いられる。
半田ごて200は、制御ステーション300から物理的に分離されている。半田ごて200は制御ステーション300と無線通信を行い、半田ごて200内で実行されるフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を制御ステーション300から受け取ることができる。この結果半田ごて200は、半田ごて200の温度を目標温度に維持するための精度のよい温度制御を行うことができる。半田ごて200と制御ステーション300との間の無線通信は、NFC(Near Field Communication)を含むRFIDであってもよい。この場合作業者は半田ごて200を制御ステーション300に近づけるだけで、目標温度を半田ごて200に入力することができる。代替的に半田ごて200と制御ステーション300との間の無線通信は、Wi-Fi(登録商標)通信であってもよいし、Bluetooth(登録商標)通信であってもよい。これらの場合、半田ごて200と制御ステーション300との間での双方向通信が実行される。本実施形態の原理は、半田ごて200と制御ステーション300との間の無線通信の特定の形式に限定されない。
制御ステーション300は、入力インターフェース310と目標信号生成部320と送信部330と電源部340とを含む。作業者は入力インターフェース310を操作し、目標温度を入力することができる。入力インターフェース310は、目標温度を入力するためのボタンやダイヤルを有してもよい。加えて入力インターフェース310は、設定された目標温度を表示するディスプレイを有してもよい。代替的に入力インターフェース310は、目標温度の入力機能と目標温度の表示機能とを兼ね備えるタッチパネルであってもよい。本実施形態の原理は、入力インターフェース310として用いられる特定の装置に限定されない。
入力インターフェース310が受け付けた目標温度を表す目標データは、目標信号生成部320へ出力される。目標信号生成部320は、目標データに応じて電気信号を生成する。電気信号は目標信号として、目標信号生成部320から送信部330へ出力される。送信部330は、目標信号として出力された電気信号を無線信号に変換し目標通知信号を生成する。目標通知信号は、送信部330から半田ごて200へ送信される。半田ごて200は、目標通知信号が表す目標温度を用いて精度のよいフィードバック制御を実行する。目標信号生成部320又は送信部330は、目標データを一時的に保持する。入力インターフェース310が新たな目標データを受け付けると、目標信号生成部320又は送信部330によって保持された目標データが更新される。目標信号生成部320は信号生成機能を有するマイクロコンピュータであってもよいし、目標信号を生成するように設計された信号生成回路であってもよい。本実施形態の原理は、目標信号生成部320の特定の構造に限定されない。
電源部340は外部電源EPSに接続され、半田ごて200への電力供給を担う。電源部340はコンバータ341と充電回路342とを含む。コンバータ341は、外部電源EPSから出力された交流電圧を直流電圧に変換する。充電回路342は、半田ごて200への充電を制御する。半田ごて200が充電されるとき、コンバータ341は外部電源EPSから供給された電力の一部を半田ごて200に充電回路342を通じて供給する。加えて外部電源EPSから供給された電力の他のもう一部は、コンバータ341から半田ごて200に直接的に供給される。半田ごて200は、充電回路342を通じて受け取った電力を蓄えることができる。半田ごて200は蓄えられた電力を用いて、半田を溶融する。コンバータ341から半田ごて200に直接的に供給された電力は、半田ごて200の充電の間の半田ごて200の温度の維持に利用される。
半田ごて200はこて部210と給電部220とを含む。給電部220は電力を、電源部340を通じて外部電源EPSから受け取る。半田ごて200が充電されている間、給電部220は充電回路342を通じて受け取った電力を蓄えることができる。半田ごて200の充電の後、給電部220に蓄えられた電力はこて部210に供給される。こて部210は、給電部220から受け取った電力を用いて半田を溶融する。半田ごて200が充電されている間、給電部220は電力をコンバータ341から直接的に受け取ることもできる。コンバータ341から給電部200に直接的に供給された電力は、半田ごて200が充電されている間の温度維持に利用される。
給電部220は蓄電部221と電力入力部222とを含む。コンバータ341による変換処理を受けた電力は、電力入力部222に入力される。すなわち、外部電源EPSからの電力は電源部340を介して、電力入力部222に入力される。電力入力部222に入力された電力の一部(すなわち、充電回路342を通じて供給された電力)は、蓄電部221に供給される。この結果、蓄電部221は電力を蓄えることができる。半田ごて200が充電されていないとき、蓄電部221内に蓄えられた電力はこて部210に供給される。コンバータ341から電力入力部222に直接的に入力された電力は蓄電部221を経由することなく、電力入力部222からこて部210に直接的に供給される。こて部210の温度は、電力入力部222から直接的に供給された電力によって所定の目標温度に維持される。コンバータ341を電力入力部222に電気的に接続するコードが必要になるけれども、蓄電部221が電力を全く蓄えていないとき或いは蓄電部221の蓄電量が非常に少ないときにも、こて部210は半田を溶融するのに充分な電力を受け取ることができる。蓄電部221は、市販の蓄電器であってもよい。本実施形態の原理は、蓄電部221に用いられる特定の蓄電器に限定されない。
電力入力部222は第1接点部223と第2接点部224とを含む。第1接点部223は、蓄電部221に電気的に接続されている。第1接点部223から蓄電部221へ電力を供給するための充電ライン及び蓄電部221からこて部210へ電力を供給するための第1給電ラインが給電部220に形成されている。蓄電部221を経由することなく、電力を第2接点部224からこて部210へ直接的に伝達する第2給電ラインも給電部220に形成されている。第1給電ライン及び第2給電ラインは、給電部220からこて部210への電力供給のために選択的に利用される。
こて部210は、こて先211と加熱部212と電力調整部213と選択部214と受信部215と加熱制御部216とを含む。選択部214は、第1給電ラインの電圧レベルを第2給電ラインの電圧レベルを比較する。第1給電ラインの電圧レベルが第2給電ラインの電圧レベルよりも高いならば、選択部214は第1給電ラインを給電部220からこて部210への電力供給経路として選択する。第1給電ラインの電圧レベルが第2給電ラインの電圧レベルよりも低いならば、選択部214は第2給電ラインを給電部220からこて部210への電力供給経路として選択する。作業者が半田ごて200を制御ステーション300から物理的に分離しているとき、第2給電ラインの電圧レベルは略ゼロである一方で第1給電ラインの電圧レベルは蓄電部221の蓄電量に応じた値を有する。この場合選択部214は第1給電ラインを、給電部220からこて部210への電力供給経路として選択する。電力入力部222が電源部340を介して外部電源EPSに電気的に接続されているとき、コンバータ341が生成した直流電圧は第2給電ラインに直接的に印加されるので、第2給電ラインの電圧レベルは蓄電部221及び充電回路342を経由する第1給電ラインの電圧レベルよりも高くなる。この場合選択部214は第2給電ラインを、給電部220からこて部210への電力供給経路として選択する。選択部214は、電力供給経路を切り替えるように設計された一般的なスイッチング回路であってもよい。本実施形態の原理は、選択部214の特定の構造に限定されない。
電力は第1給電ライン及び第2給電ラインの一方と選択部214とを通じて、電力調整部213へ供給される。電力調整部213は加熱制御部216によって実行されるフィードバック制御下で、加熱部212への電力供給を調整する。こて先211の温度が目標通知信号によって表される目標温度から下回っているならば、電力調整部213は電力を加熱部212へ供給する。こて先211の温度が目標通知信号によって表される目標温度を上回っているならば、電力調整部213は加熱部212への電力供給を停止する。電力調整部213は、加熱部212への電力供給経路を開いたり閉じたりするように設計された一般的なスイッチング回路であってもよい。本実施形態の原理は、電力調整部213の特定の構造に限定されない。
加熱部212は、電力調整部213を通じた電力供給下で発熱するヒータである。加熱部212は、こて先211の近くに配置されこて先211を加熱する。作業者は、半田をこて先211にあてがい半田を溶融することができる。一般的な半田ごてに採用されている構造が、加熱部212及びこて先211に適用可能である。本実施形態の原理は、加熱部212及びこて先211の特定の構造に限定されない。
加熱制御部216は、温度検出部217と制御信号生成部218とを含む。温度検出部217は、こて先211の温度を検出する。こて先211の温度を表す検出信号は、温度検出部217から制御信号生成部218へ出力される。温度検出部217は、熱電対であってもよいし、他の温度センサであってもよい。本実施形態の原理は、温度検出部217として用いられる特定の検出素子に限定されない。
加熱制御部216が実行するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号は、制御ステーション300の送信部330からこて部210の受信部215へ送信される。受信部215は、無線信号として受け取った目標通知信号を電気信号に変換する。電気信号は、受信部215から制御信号生成部218へ出力される。この結果制御信号生成部218はこて先211の温度を表す情報だけでなく、制御ステーション300に入力された目標温度を表す情報をも取得することができる。制御信号生成部218は、目標温度を表す情報を一時的に保持する。次の目標通知信号が制御ステーション300から送信されると、制御信号生成部218が保持する目標温度の情報は更新される。
目標温度からこて先211の温度を差し引いた差分値が所定の閾値を上回っているならば、制御信号生成部218は電力調整部213から加熱部212への電力供給を指示する制御信号を生成する。電力調整部213は制御信号に応じて、電力調整部213から加熱部212への電力供給経路を開く。この結果電力が加熱部212に供給され、加熱部212の発熱量が増大する。一方上述の差分値が閾値以下であるならば、制御信号生成部218は制御信号を生成しない。この場合電力調整部213は、電力調整部213から加熱部212への電力供給経路を閉じる。電力は加熱部212に供給されないので、加熱部212の発熱量は徐々に低下する。加熱部212の発熱量の増減に応じて、こて先211の温度も増減する。したがって加熱制御部216は、こて先211の温度を目標温度に維持するためのフィードバック制御を実行することができる。受信部215は、RFIDタグであってもよい。この場合、RFIDリーダ・ライタが送信部330として用いられる。作業者がこて部210に受信部215として組み込まれたRFIDタグを制御ステーション300に送信部330として組み込まれたRFIDリーダ・ライタに近づけるだけで、加熱制御部216は目標温度を表す情報を取得することができる。送信部330及び受信部215として用いられる通信素子は、制御ステーション300と半田ごて200との間の通信形式に適合するように決定される。したがって本実施形態の原理は、送信部330及び受信部215として用いられる特定の通信素子に限定されない。制御信号生成部218は信号生成機能を有するマイクロコンピュータであってもよいし、電力供給を指示する制御信号を生成するように設計された信号生成回路であってもよい。本実施形態の原理は、制御信号生成部218の特定の構造に限定されない。
図2は、半田ごてシステム100の概略的な斜視図である。図1及び図2を参照して、半田ごてシステム100が更に説明される。
図2は半田ごて200及び制御ステーション300に加えて、半田ごて200を支持するように形成された支持台400を示す。半田ごて200及び支持台400は、半田ごてセット500を形成する。
制御ステーション300は、ステーション筐体350を含む。入力インターフェース310は、ステーション筐体350の外面に現れる。目標信号生成部320、送信部330及び電源部340は、ステーション筐体350内に配置されている。入力インターフェース310は、増加ボタン351と減少ボタン352と決定ボタン353とディスプレイ354とを含む。ディスプレイ354には、現在設定されている目標温度がデジタル表示される。作業者が増加ボタン351を押すと、ディスプレイ354に映し出される数値(すなわち、目標温度)は増加する。作業者が減少ボタン352を押すと、ディスプレイ354に映し出される数値は減少する。作業者は増加ボタン351及び/又は減少ボタン352を操作し、目標温度を所望の値に設定する。その後作業者は、決定ボタン353を押す。この結果、目標温度を表す目標データは入力インターフェース310から目標信号生成部320へ出力される。
外部電源EPSから延びる電力ケーブル(図示せず)が差し込まれる差込口(図示せず)は、ステーション筐体350の外面に現れている。外部電源EPSからの電力は電力ケーブルを通じて、入力インターフェース310、目標信号生成部320、送信部330及び電源部340に供給される。
コンバータ341によって直流化された電力を支持台400に中継する中継ケーブル(図示せず)が、ステーション筐体350から支持台400へ延びる。支持台400が半田ごて200を支持している間、半田ごて200はコンバータ341及び充電回路342を通じて支持台400に供給された電力によって充電される。この間半田ごて200のこて先211に対する加熱は、コンバータ341を通じて充電回路342を経由することなく支持台400に供給された電力を用いて継続される。
給電部220は、バッテリ筐体225と接点カバー226と主入力部(図示せず)と副入力部(図示せず)とを含む。蓄電部221は、バッテリ筐体225内に収容されている。第1給電ライン及び第2給電ラインは、バッテリ筐体225内で形成されている。主入力部及び副入力部は、電力入力部222としてそれぞれ利用可能である。主入力部は支持台400に押しつけられ、支持台400から電力を受け取るために利用される。副入力部は主入力部とは反対側に位置し、図2において接点カバー226によって隠されている。副入力部は、制御ステーション300から延びる中継ケーブルとの接続に利用される。蓄電部221に蓄えられた電力量が不十分であり且つ半田の溶融作業が即時になされる必要があるならば、作業者は中継ケーブルを副入力部に差し込み半田溶融作業を行うことができる。副入力部は、バッテリ筐体225の外面に形成された凹部(図示せず)内に配置されている。接点カバー226は、副入力部が配置された凹部を塞ぐ閉位置と凹部を開放する開位置との間で回動するようにバッテリ筐体225に取り付けられている。接点カバー226が閉位置にあるとき、副入力部は接点カバー226によって保護される。作業者は接点カバー226を閉位置から開位置へ回動し、バッテリ筐体225から延びる中継ケーブルを副入力部に接続することができる。
こて部210は、握持部231と台座部232と加熱ロッド233とを含む。握持部231は、作業者によって握持される筒状の部位である。加熱部212、電力調整部213、選択部214、受信部215及び制御信号生成部218は握持部231又は台座部232内に配置されている。加熱部212は、加熱ロッド233が突出した握持部231の先端部の近傍に配置されている。電力調整部213、選択部214、受信部215及び制御信号生成部218は加熱部212よりも先端部から離れた位置(すなわち、先端部とは反対の基端部の近く)に配置されている。電力調整部213、選択部214、受信部215及び制御信号生成部218が加熱部212から受ける熱量が低減されるので、これらの故障や誤作動のリスクは低減される。
こて先211は、加熱ロッド233の先端を形成している。加熱ロッド233は、こて先211の近くまで中空である。温度検出部217は加熱ロッド233内に配置され、こて先211の温度を検出する。加熱部212は、加熱ロッド233を加熱する。こて先211は、加熱ロッド233内の熱伝導によって加熱される。
台座部232は、握持部231の基端部の近くで握持部231に一体的に形成された板状の部位である。台座部232は、バッテリ筐体225を支持している。作業者は、バッテリ筐体225を台座部232から分離することができる。作業者は給電部220とこて部210とを個別に点検及び修繕することができるので、半田ごて200の点検及び修繕は容易化される。しかしながらバッテリ筐体225は、台座部232と一体化されてもよい。この場合、半田ごて200は頑健な筐体構造を有することができる。
図3A及び図3Bは、支持台400の概略的な斜視図である。図1乃至図3Bを参照して、支持台400が説明される。「前」、「後」、「左」及び「鉛直」といった方向を表す用語が、以下の説明において用いられる。これらの用語は、説明の明瞭化のみを目的として用いられる。したがって、本実施形態の原理はこれらの用語によっては何ら限定されない。
支持台400は、ベース板410とスタンド420と後筐体部430と2つの支持ピン441,442と4つの接点451~454とを含む。円形の凹部411が、ベース板410の上面から凹設されている。こて先211に付着した半田を除去するための除去具(たとえば、スポンジ)が凹部411に嵌め込まれる(図示せず)。したがって作業者は半田ごて200を載置するためだけでなく、半田ごて200の清浄にも支持台400を利用することができる。
スタンド420は、2つの側壁421,422と後壁423と上筐体部424とを含む。側壁421,422及び後壁423は、凹部411の後方でベース板410から立設されている。側壁422は、側壁421の左方に配置されている。後壁423は、側壁421,422の後縁の間で立設されている。この結果、後方に凹没した凹空間425がスタンド420に形成されている。図2に示されるようにこて先211は、凹空間425内に収容される。すなわち側壁421,422及び後壁423は、こて先211が収容される凹空間425を形成する凹壁として用いられている。半田ごて200が支持台400に支持されている間、凹壁は作業者がこて先211に接触することを防ぐ。したがって作業者はこて先211を高温に保ったまま、半田ごて200を支持台400に安全に載置することができる。こて先211が半田ごて200の充電の間も第2給電ラインを通じた電力供給下で高温に維持されているので、作業者は支持台400から半田ごて200を取り上げた直後に半田ごて200を用いて半田を溶融することができる。したがって、作業者は半田を効率的に溶融することができる。
上筐体部424は、側壁421,422及び後壁423の上部に一体化されている。上筐体部424は、支持ピン441,442及び接点451~454が取り付けられた前面426を含む。支持ピン441,442は前面426から前方に突出し、半田ごて200を支持している。接点451~454は、半田ごて200が支持台400に支持されている間に半田ごて200の上述の主入力部に接続される出力接点部450を形成している。
上筐体部424の内部空間は、後壁423の後面に一体化された後筐体部430の内部空間に連通している。図3Bに示されるように後筐体部430の後面には、制御ステーション300から延びる上述の中継ケーブル(図示せず)が差し込まれる差込口431が形成されている。差込口431の電気接点と接点451~454とを結ぶ電力線は、後筐体部430及び上筐体部424の内部空間内で配線されている。したがって半田ごて200が支持台400に支持されている間において、外部電源EPSからの電力は制御ステーション300、中継ケーブル、差込口431の電気接点、後筐体部430及び上筐体部424内で配線された電力線及び出力接点部450を通じて給電部220へ供給される。
図4A及び図4Bは、半田ごて200の概略的な斜視図である。図1乃至図3A、図4A及び図4Bを参照して、半田ごて200が説明される。
バッテリ筐体225は、上筐体部241と下筐体部242と中間筐体部243とを含む。下筐体部242は上筐体部241の下方に配置され、台座部232に連結されている。上筐体部241と下筐体部242との間に配置された中間筐体部243は、上筐体部241及び下筐体部242それぞれよりも幅狭である。したがって上筐体部241、下筐体部242及び中間筐体部243は、2つの凹溝244,245を形成している。支持ピン441,442は、凹溝244,245に挿入されている。この結果上筐体部241は支持ピン441,442に引っかかり、半田ごて200は支持台400によって支持される。
バッテリ筐体225の上筐体部241は、半田ごて200が支持台400によって支持されている間において支持台400の上筐体部424の前面426に対向する対向面246を含む。上述の主入力部227は、2つの充電接点251,252及び2つの給電接点253,254を含む。充電接点251,252及び給電接点253,254は、対向面246に取り付けられている。充電接点251,252は、第1接点部223を形成している。給電接点253,254は、第2接点部224を形成している。
図2に示されるように半田ごて200が支持台400によって支持されている間、こて先211は後方に突出する。こて先211と同様に半田ごて200が支持台400によって支持されている間、充電接点251,252及び給電接点253,254も後方に向く。したがって、バッテリ筐体225に取り付けられた充電接点251,252及び給電接点253,254は、支持台400の接点451~454にそれぞれ連結される。充電接点251,252及び給電接点253,254は突起として形成されている一方で、接点451~454は楕円形状の突出領域に凹設された凹部として形成されている。充電接点251,252及び給電接点253,254は、接点451~454に対して相補的である。したがって半田ごて200が支持台400に載置されると、充電接点251,252及び給電接点253,254は接点451~454に挿入され主入力部227と出力接点部450との間の電気的接続が形成される。
図2に示されるように支持ピン441,442の先端は、支持ピン441,442の基端よりも高い。したがって半田ごて200に作用する重力の分力は、充電接点251,252及び給電接点253,254を接点451~454に押しつける方向に作用する。したがって半田ごて200に作用する重力の分力は、主入力部227と出力接点部450との間の電気的接続を維持することに貢献する。
図4Aに示されるように、主入力部227は磁石255を含む。磁石255は、略鉛直方向に並んだ充電接点251,252と略鉛直方向に並んだ給電接点253,254との間に配置されている。
図3Aに示されるように、出力接点部450は磁石455を含む。磁石455は、略鉛直方向に並んだ接点451,452の組と略鉛直方向に並んだ接点453,454の組との間に配置されている。
半田ごて200が支持台400によって支持されている間、主入力部227の磁石255は出力接点部450の磁石455に磁気的に吸着される。磁石255の表面は充電接点251,252及び給電接点253,254の先端と略面一である一方で磁石455の表面は接点451,452の組及び接点453,454の組が形成されている2つの楕円形の突出領域の前面よりも後方に位置するので、磁石255,455間の吸着は接点451~454への充電接点251,252及び給電接点253,254の挿入を妨げない。半田ごて200に作用する重力の分力と同様に磁石255,455間の磁気的な吸引力も、主入力部227と出力接点部450との間の電気的接続を維持することに貢献する。
主入力部227は、対向面246に凹設された矩形状の凹部247内に配置されている。所定のカバー部材(図示せず)が、対向面246の凹部247を覆ってもよい。この結果、充電接点251,252及び給電接点253,254が異物と接触するリスクは低減される。
図4Bに示されるように、バッテリ筐体225の上筐体部241は半田ごて200の基端の一部を形成する基端面248を含む。対向面246とは反対に半田ごて200が支持台400によって支持されている間、基端面248は前方に向く。
図2とは異なり、接点カバー226は図4Bに示されるバッテリ筐体225から除去されている。したがって、基端面248に形成された矩形状の凹部249が図4Bに示されている。主入力部227と同様に凹部249内に配置された上述の副入力部228は、2つの充電接点261,262と2つの給電接点263,264と磁石265とを含む。副入力部228の構造は、主入力部227に略等しい。したがって、主入力部227に関する構造的な説明は、副入力部228に援用される。しかしながら半田ごて200が支持台400によって支持されている間、主入力部227とは反対に基端面248は前方に向く。作業者は半田ごて200を支持台400から取り外し、制御ステーション300から延びる上述の中継ケーブルを電力ケーブルとして副入力部228に接続することができる。このとき中継ケーブルの端部は、基端面248に形成された凹部249に差し込まれる。この結果外部電源EPSからの電力は制御ステーション300を通じて、副入力部228に入力される。副入力部228に接続された中継ケーブルは加熱ロッド233とは逆方向に延びるので、その後の半田溶融作業を邪魔しない。
図5は、給電部220の概略的な底面図である。図1、図4A乃至図5を参照し、給電部220が説明される。
給電部220の下筐体部242は、こて部210の台座部232の上面に対向している下面270を含む。給電部220は、下面270に配置された4つの接点271~274を含む。接点271は、図4A及び図4Bを参照して説明された充電接点251,261と電気的に接続される。接点272は、図4A及び図4Bを参照して説明された充電接点252,262と電気的に接続される。充電接点251,252,261,262は、図1に示される充電ラインの始端を形成している。図1を参照して説明された蓄電部221は、充電ライン及び第1給電ラインによって形成された電力供給経路上に配置されている。接点271,272は、第1給電ラインの終端を形成している。
接点273は、図4A及び図4Bを参照して説明された給電接点253,263と電気的に接続される。接点274は、図4A及び図4Bを参照して説明された給電接点254,264と電気的に接続される。給電接点253,254,263,264は、図1に示される第2給電ラインの始端を形成している。接点273,274は、第2給電ラインの終端を形成している。
図6は、こて部210の概略的な斜視図である。図1、図2、図4A、図5及び図6を参照して、こて部210が説明される。
こて部210の台座部232の上面280は上述の如く、給電部220の下筐体部242の下面270に対向している。こて部210は、上面280に配置された4つの接点281~284を含む。こて部210の接点281は、給電部220の接点271に接触している。こて部210の接点282は、給電部220の接点272に接触している。こて部210の接点283は、給電部220の接点273に接触している。こて部210の接点284は、給電部220の接点274に接触している。
図1を参照して説明された選択部214は、接点281,282間の電位差を接点283,284間の電位差と比較する。接点281,282間の電位差が接点283,284間の電位差よりも大きいならば、第2給電ラインに電気的接続がないことになるため、選択部214は電力調整部213を第1給電ラインに電気的に接続する一方で電力調整部213と第2給電ラインとの間の電気的接続を遮断する。接点281,282間の電位差が接点283,284間の電位差よりも小さいならば、選択部214は電力調整部213を第2給電ラインに電気的に接続する一方で電力調整部213と第1給電ラインとの間の電気的接続を遮断する。
図2に示されるように半田ごて200が支持台400によって支持されている間、外部電源EPSからの電力は制御ステーション300及び支持台400を通じて主入力部227に入力される。この結果、外部電源EPSからの電力は蓄電部221に蓄えられる。この間制御ステーション300から延びる中継ケーブル(図示せず)が支持台400に接続されているので、副入力部228への電力の入力はない。半田ごて200が支持台400によって支持されている間、接点281,282間の電位差は接点283,284間の電位差よりも小さくなる。したがって選択部214は、第2給電ラインを電力調整部213及び加熱部212への電力供給経路として設定する。
作業者が半田ごて200を支持台400から取り外し制御ステーション300から延びる中継ケーブルを副入力部228へ接続すると、外部電源EPSからの電力は副入力部228を通じて蓄電部221及び選択部214に供給される。この場合も接点281,282間の電位差は、接点283,284間の電位差よりも小さくなる。したがって選択部214は、第2給電ラインを電力調整部213及び加熱部212への電力供給経路として設定する。
外部電源EPSから半田ごて200への電力供給がないとき、蓄電器221は蓄電量に応じた電圧を第1給電ラインに印加する一方で第2給電ラインの電圧は略ゼロになる。したがって接点281,282間の電位差は、接点283,284間の電位差よりも大きくなる。この場合、選択部214は第1給電ラインを電力調整部213及び加熱部212への電力供給経路として設定する。
図2に示されるように、こて部210は電源ボタン290を含む。作業者は、電源ボタン290を操作しこて先211を加熱するか否かを選択することができる。作業者が電源ボタン290を操作しこて先211の加熱を要求すると、こて部210は上述の如く動作する。作業者が電源ボタン290を操作しこて先211の非加熱を選択すると、給電部220からの電力供給を停止してもよい。この間半田ごて200が充電されるならば、充電ラインを通じた蓄電部221への充電のみが行われることになる。
支持台400上に載置された半田ごて200は支持台400を介して制御ステーション300から電力の供給を受けることができる。このとき、支持台400は制御ステーション300と中継ケーブルによって接続されている。中継ケーブルに作業者が接触しないように中継ケーブルは整然と配線されることが好ましい。中継ケーブル710を整然と配線するために用いられる保持部材700が図7に示されている。図7は保持部材700の概略的な斜視図である。保持部材700、半田ごて200及び制御ステーション300によって形成された半田ごてシステム101の概略的な背面図が図8に示されている。保持部材700が図1、図2、図3B、図7及び図8を参照して説明される。
保持部材700は全体的に直方体形状のブロックである。保持部材700は中空である。保持部材700は略五角柱状の中央部721と、中央部721の右方に位置する右側部分722と、中央部721の左方に位置する左側部分730と、を含む。中央部721は左右対称の形状を有している。中央部721は前方に尖った略三角柱状の前部722と、前部722の後方に形成された矩形柱状の後部723とを含む。後部723の上面にはバッテリ筐体225の上筐体部241の先端部位(基端面248とは反対側の部位)と相補的な凹部724が形成されている。凹部724には予備の給電部(図示せず)の先端部位は嵌め込まれる。予備の給電部に対して給電部220(図1を参照)に関する説明が援用される。予備の給電部の蓄電部へ充電するための接点部715が凹部724内に形成されている。
凹部724が形成された後部723と一体的に右側部分722が形成されている。右側部分722は中央部721から右方に延設された右方延設部725と、右方延設部725の右端に形成された右脚部726とを含む。右方延設部725は側面視において後方に開口した略C型の断面を有している。右方延設部725には前後方向に右方延設部725を貫通する略矩形状の貫通孔727が形成されている。
右方延設部725は中央部721及び右脚部726よりも高さ方向及び前後方向において小さな寸法を有する。右方延設部725の下方に空間728が形成されるように中央部721及び右脚部726は右方延設部275の左端及び右端から下方に突出している。
右方延設部725は中央部721及び右脚部726よりも前後方向において小さな寸法を有し、且つ、右方延設部725の後縁は中央部721及び右脚部726の後端と面一である。したがって、右方延設部725の前面から中央部721の前部722及び右脚部726は前方に突出している。したがって、右方延設部725の前面、中央部721の前部722の右面及び右脚部726の左面は後方に凹設された凹部729を形成している。
右方延設部725及び右脚部276を有する右側部分722と左右対称的な関係が得られるように左側部分730が形成されている。右方延設部725に対称的な部位は以下の説明において「左方延設部731」と称される。左方延設部731には右方延設部725の貫通孔727と対称的な貫通孔732が形成されている。貫通孔732は貫通孔727と形状及び大きさにおいて等しい。左方延設部731の左側に配置された部位は以下の説明において「左脚部733」と称される。左脚部733は右脚部276と対称的に形成されている。したがって、左脚部733の右面、左方延設部731及び中央部721の前部722の左面は後方に凹設された凹部734を形成している。加えて、左方延設部731の下方に空間735が形成されている。空間735及び凹部734は形状及び大きさにおいて空間728及び凹部729と略等しい。
空間735,728は中継ケーブル710及び充電ケーブル716,717を制御ステーション300(及び支持台400)に接続するために利用される。中継ケーブル710の両端部を形成している2つのコネクタ711,712及び2つの充電ケーブル716,717のコネクタ713,714が空間728,735に配置されている。すなわち、中継ケーブル710及び充電ケーブル716,717のコネクタ711~714は保持部材700から露出している。一方、中継ケーブル710のコネクタ711,712の間で延設されたケーブル線の大部分は保持部材700内で配線されている。したがって中継ケーブル710は保持部材700によって保持されている。中継ケーブル710のケーブル線と同様に、2つの充電ケーブル716,717のケーブル線も保持部材700内で配線され、保持部材700によって保持されている。2つの充電ケーブル716,717それぞれのケーブル線の一端部は保持部材700の上面に形成された凹部724内の接点部715に接続されている。2つの充電ケーブル716,717それぞれのケーブル線の他端部はコネクタ713,714に接続されている。
充電ケーブル716,717は接点部715への電力の伝達に用いられる一方で、中継ケーブル710は制御ステーション300及び支持台400との電気的な接続に利用される。制御ステーション300及び支持台400は図8に示されるように保持部材700によって一体的に保持される。
保持部材700は凹部729,734の周囲において制御ステーション300及び支持台400の後部と嵌合可能な形状を有している。すなわち制御ステーション300及び支持台400の後部は中央部721、右脚部726及び左脚部733と嵌合する。制御ステーション300及び支持台400の後部が保持部材700の凹部729,734に嵌め込まれると、保持部材700は制御ステーション300及び支持台400を一体的に保持することができる。制御ステーション300の後部は図8に示されるレイアウトの下では右側の凹部734に嵌め込まれている一方で支持台400の後部は右側の凹部729に嵌め込まれている。凹部729,734は左右対称に形成されているので、これらの凹部729,734は形状及び大きさにおいて等しい。したがって、左側の凹部729に制御ステーション300の後部が嵌め込まれている一方で支持台400の後部は右側の凹部734に嵌め込まれてもよい。
制御ステーション300が外部電源EPS(図1を参照)から電力供給を受ける受電部360が制御ステーション300の背面に形成されている。外部電源EPSから延設されたメインケーブル(図示せず)は受電部360に接続される。受電部360は、左側の貫通孔732内で露出している。したがって、貫通孔732を通じてメインケーブルは受電部360に接続される。
受電部360の下方には制御ステーション300の後部に形成された2つの差込口361,362が形成されている。差込口361は差込口362の上側に形成されている。差込口361,362は支持台400の後部に形成された差込口431と形状、大きさ及び構造において等しく、4つの電気的接点と磁石とを備える。差込口361は高さ位置においても支持台400の差込口431に略一致している。差込口361,362は貫通孔732の下方に形成された空間735内に露出している。空間735を利用して作業者は中継ケーブル710のコネクタ712を上側の差込口361に接続し、充電ケーブル717のコネクタ714を下側の差込口362に接続することができる。このとき凹部724内の接点部715に予備の給電部が接続されているならば電力が制御ステーション300から予備の給電部の蓄電部に供給される。
制御ステーション300の左方に支持台400が配置されている。支持台400の差込口431が右側の空間728に露出している。差込口431には中継ケーブル710のコネクタ711が差し込まれる。中継ケーブル710を通じて電力が制御ステーション300から支持台400に供給される。その後電力は支持台400の内部配線を通じて差込口431から出力接点部450(図3Bを参照)に伝えられる。この結果、出力接点部450に電気的に接続された半田ごて200に電力が供給される。
半田ごて200を支持する支持台400は制御ステーション300の図8において右側に描かれている。しかしながら、制御ステーション300が支持台400の右側に配置されてもよい。この場合、制御ステーション300の受電部360は右側の貫通孔727に露出する。このとき、貫通孔727を通じて制御ステーション300は外部電源EPSに接続される。制御ステーション300の差込口361,362は右側の空間728に現れる。差込口361には中継ケーブル710のコネクタ711が取り付けられる一方で、差込口362には充電ケーブル716のコネクタ713が取り付けられる。
充電ケーブル716,717のうち一方及び中継ケーブル710は制御ステーション300が左側に配置され且つ支持台400が右側に配置されるレイアウトにおいても予備の給電部及び支持台400への電力供給に利用される。同様に制御ステーション300が右側に配置され且つ支持台400が左側に配置されるレイアウト(すなわち、図8に示されるレイアウト)においても予備の給電部及び支持台400は制御ステーション300から電力供給を受けることができる。したがって、これらのレイアウトのうち一方が作業者の作業のしやすさを考慮して選択されてもよい。
図7及び図8を参照して説明された保持部材700内において中継ケーブル710及び充電ケーブル716,717それぞれのケーブル線が配置されている。しかしながら、中継ケーブル710及び充電ケーブル716,717のケーブル線は保持部材の背面に沿って配線されてもよい。この場合、保持部材は保持部材の背面に沿って配線されたこれらのケーブル線を保持するように形成されたフック状の部位を有することが好ましい。ケーブル線がフック状の部位によって保持されるので、ケーブル線は保持部材の周囲で散らからない。
保持部材700は左右に並べられた制御ステーション300及び支持台400を一体的に保持するように形成されている。しかしながら、保持部材は前後方向(あるいは他の方向)に並べられた制御ステーション300及び支持台400を一体的に保持するように形成されてもよい。
保持部材700によって維持された制御ステーション300及び支持台400のレイアウトは変更可能である。しかしながら、制御ステーション300及び支持台400が単一のレイアウトの下でのみ保持部材によって一体的に保持されるように保持部材が形成されてもよい。
保持部材700に対して中継ケーブル710及び充電ケーブル716,717のコネクタ711~714は別異の部材として形成され、保持部材700によって形成された空間728,735内で自由に動くことができる。しかしながら、コネクタは保持部材と一体化されてもよい。コネクタと一体化された保持部材700Aが図7及び図9を参照して説明される。図9は保持部材700Aの概略的な斜視図である。
保持部材700Aは図7を参照して説明された保持部材700と同様に中央部721、右脚部726及び左脚部733を備える。保持部材700Aは中央部721及び右脚部726の間に形成された右方延設部725Aと、中央部721及び左脚部733の間に形成された左方延設部731Aとを更に含む。右方延設部725A、中央部721及び右脚部726は図7を参照して説明された凹部729を形成している。図7を参照して説明された凹部734が左方延設部731A、中央部721及び左脚部733によって形成されている。これらの凹部734,729に制御ステーション300及び支持台400が嵌め込まれ、保持部材700Aは制御ステーション300及び支持台400を一体的に保持することができる。
保持部材700Aの右方延設部725A及び左方延設部731Aの上部には貫通孔727,732がそれぞれ形成されている。貫通孔727,732が形成された右方延設部725A及び左方延設部731Aの上部の構造は図7を参照して説明された右方延設部725及び左方延設部731とそれぞれ共通している。
右方延設部725A及び左方延設部731Aの下部は、図7を参照して説明された右方延設部725及び左方延設部731の下方の空間728,735に相当する領域に形成されている。したがって、右方延設部725A及び左方延設部731Aは中央部721、右脚部726及び左脚部733と同じ高さを有している。
右方延設部725A及び左方延設部731Aは貫通孔727,732の下方において広い前面を有している。右方延設部725Aの前面には図7を参照して説明された中継ケーブル710のコネクタ711と機能的に共通するコネクタ711Aが取り付けられている。コネクタ711Aの下方には図7を参照して説明された充電ケーブル716のコネクタ713と機能的に共通するコネクタ713Aが取り付けられている。これらのコネクタ711A,713Aは右方延設部725Aの前面から前方に突出している。コネクタ711Aは支持台400及び制御ステーション300の差込口431,361の電気的接点に電気的に接続されるように形成されている。すなわち、コネクタ711Aは、差込口431,361と等しい高さ位置に形成され、差込口431,361と相補的な形状及び大きさを有している。コネクタ711Aの下方のコネクタ713Aは、制御ステーション300の差込口362の電気的接点に電気的に接続されるように形成されている。すなわち、コネクタ713Aは、差込口362と等しい高さ位置に形成され、差込口362と相補的な形状及び大きさを有している。
コネクタ711A,713Aと左右対称な位置で左方延設部731Aの前面に2つのコネクタ712A,714Aが取り付けられている。保持部材700Aの左側の凹部734に対するコネクタ712Aの相対的な位置は保持部材700Aの右側の凹部729に対するコネクタ711Aの相対的な位置に一致している。相対的な位置関係だけでなく、コネクタ712Aは構造、形状及び大きさにおいてもコネクタ711Aと一致している。したがって、コネクタ712Aは支持台400及び制御ステーション300の差込口431,361の電気的接点に電気的に接続されるように形成されている。コネクタ712Aの下方のコネクタ714Aと保持部材700Aの左側の凹部734との相対的な位置関係は、コネクタ713Aと保持部材700Aの右側の凹部729との相対的な位置関係に等しい。コネクタ714Aは構造、形状及び大きさにおいてもコネクタ713Aと一致している。したがって、コネクタ714Aは制御ステーション300の差込口362の電気的接点に電気的に接続されるように形成されている。
コネクタ711A~714A及び接点部715が保持部材700Aの外表面上に現れる一方で、保持部材700A内では3本のケーブル線(図示せず)が配線されている。3本のケーブル線のうち1つはコネクタ713Aと接点部715とを電気的に接続するように形成されている。加えてコネクタ713A及び接点部715の電気的な接続経路とは独立して、複数のケーブル線のうち他のもう1つはコネクタ714Aと接点部715とを電気的に接続するように形成されている。残りのケーブル線はコネクタ713A,714Aと接点部715との間の電気的な接続経路とは独立して、コネクタ711A,712Aを電気的に接続するように形成されている。
コネクタ712A,714Aが左側の凹部734に嵌め込まれた制御ステーション300の差込口361,362に嵌め込まれているとき、作業者は支持台400を右側の凹部729に嵌め込みコネクタ711Aを支持台400の差込口431に差し込むことができる。この結果制御ステーション300から出力された電力はコネクタ712A、ケーブル線及びコネクタ711Aを通じて支持台400の差込口431に入力される。差込口431は支持台400内で配線された電力線を通じて出力接点部450に電気的に接続されているので、制御ステーション300から出力された電力は最終的に支持台400によって支持され出力接点部450に電気的に接続された半田ごて200に供給される。このとき予備の給電部が中央部721の凹部724に嵌め込まれているならば、制御ステーション300の差込口362に差し込まれたコネクタ714A、保持部材700A内のケーブル線及び接点部715を通じて、電力が制御ステーション300から予備の給電部へ供給される。
制御ステーション300が右側の凹部729に嵌め込まれ且つ支持台400が左側の凹部734に嵌め込まれるように制御ステーション300及び支持台400のレイアウトが変更されてもよい。この場合、制御ステーション300の差込口361,362にコネクタ711A,713Aに差し込まれる一方で支持台400の差込口431にコネクタ712Aが差し込まれる。この結果電力は制御ステーション300から支持台400によって支持された半田ごて200及び中央部721の凹部724に嵌め込まれた予備の給電部に供給される。
電力をコネクタ711A,712Aの間、コネクタ713Aと接点部715との間及びコネクタ714Aと接点部715との間で伝達する電力伝達部としてケーブル線が用いられている。ケーブル線に代えて基板上に形成された電気回路が用いられてもよい。
<第2実施形態>
半田ごてシステムは、コードレス半田ごてを充電するために専ら用いられる充電ステーションを有してもよい。第1実施形態に説明されたように制御ステーションは目標温度を変更するための機能を有する一方で、充電ステーションは目標温度の変更機能を有さない。この場合権限を付された管理者のみが制御ステーションにアクセスできる一方で、権限を付されていない作業者は充電ステーションにのみアクセスすることができるように、半田ごてシステムは利用されてもよい。権限を付されていない作業者は目標温度の設定を勝手に変更することはできないので、半田を溶融する作業は作業者間で均一化される。第2実施形態において、充電ステーションを有する半田ごてシステムが説明される。
図10は、第2実施形態の半田ごてシステム100Aの概略的な斜視図である。図1及び図10を参照して、半田ごてシステム100Aが説明される。
第1実施形態と同様に半田ごてシステム100Aは、半田ごて200と制御ステーション300と支持台400とを備える。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第1実施形態に関連して説明されたように制御ステーション300は目標温度を設定する機能と、目標温度を半田ごて200に通知する機能と、外部電源EPSからの電力を直流化する機能とを有する。しかしながら本実施形態に関して制御ステーション300は、外部電源EPSからの電力を直流化する機能を有さなくてもよい。すなわち制御ステーション300は、目標温度の設定及び目標温度の通知に専ら利用されてもよい。この場合、制御ステーション300は電源部340を有さなくてもよい。
入力インターフェース310は、所定のパスワードを受け付けてもよい。入力インターフェース310は、入力されたパスワードの認証処理を実行してもよい。入力されたパスワードが正しいならば(たとえば、入力されたパスワードが、予め設定された認証パスワードに一致するならば)、入力インターフェース310はその後目標温度の入力を許容してもよい。この場合認証パスワードを知る管理者のみが目標温度を変更することができる一方で、認証パスワードを知らない作業者は目標温度を勝手に変更することはできない。制御ステーション300が管理者のみが入室することができる管理室に配置されているならば、上述のパスワード処理機能は入力インターフェース310に必要とされない。この場合作業者は管理者の監視下で半田ごて200を制御ステーション300に近づけ、半田ごて200内の目標温度の設定をRFID通信下で変更することができる。本実施形態の原理は、目標温度の設定変更を特定の者に制限するための特定の技術に限定されない。
半田ごてシステム100Aは、充電ステーション600を更に備える。充電ステーション600は図1を参照して説明された電源部340を内蔵する一方で、制御ステーション300とは異なり入力インターフェース310、目標信号生成部320及び送信部330を有さない。充電ステーション600は支持台400とともに、半田を溶融する作業が行われる作業室に置かれる。作業室内で作業をする作業者は電力ケーブル(図示せず)を用いて、充電ステーション600を作業室内の外部電源EPSに接続する。外部電源EPSからの電力は充電ステーション600によって直流化される。作業者は、充電ステーション600から延びる中継ケーブル(図示せず)を支持台400に接続する。直流化された電力は中継ケーブルを通じて、支持台400及び半田ごて200へ順次供給される。この結果直流化された電力の一部は充電ラインを通じて蓄電部221に供給され、蓄電部221が充電される。この間直流化された電力の他のもう一部は、第2給電ラインを通じてこて部210に供給される。
本実施形態に関して、電源部340は充電ステーション600に内蔵されている。しかしながら、電源部340は支持台400に内蔵されてもよい。この結果、支持台400は充電ステーションとして機能することができる。
上述の実施形態に関して、外部電源EPSから供給される電力は交流である。しかしながら、外部電源EPSとして直流電源が用いられてもよい。この場合、直流電源からの電力は支持台400又は半田ごて200に直接的に入力されてもよい。直流電源が用いられるならば、コンバータ341は必要とされない。
上述の実施形態に関して、選択部214はこて部210の一部として設計されている。しかしながら、選択部214は給電部220の一部として設計されてもよい。
上述の実施形態に関して、目標通知信号は無線信号として送信部330から受信部215へ伝達されている。しかしながら、目標通知信号は無線信号でなくてもよい。たとえば、送信部330は上述の中継ケーブルに含まれる信号伝達用の信号線に電気的に接続されるように制御ステーション300のステーション筐体350に形成されたコネクタ部であってもよい。この場合、目標通知信号を伝達するための信号伝達経路は支持台400内にも形成される。支持台400は信号伝達経路の終端としてコネクタ部を有することができる。たとえば、支持台400のコネクタ部は、上部筐体424の前面426に配置されてもよい。この場合受信部215は、半田ごて200が支持台400に置かれたときに上部筐体424の前面426に配置されたコネクタ部と接続されるコネクタ部であってもよい。この結果半田ごて200が充電されている間に、目標通知信号は制御ステーション300から半田ごて200へ伝達される。
上述の実施形態に関して、副入力部228は主入力部227とは反対方向に向いている。しかしながら、副入力部228は他の位置に配置されてもよい。設計者は、中継ケーブルが加熱ロッド233に干渉しにくくなるような様々な位置に副入力部228を配置することができる。したがって、上述の実施形態の原理は副入力部228の特定の位置に限定されない。
上述の実施形態の原理は、半田溶融作業が行われる様々な作業現場に好適に利用される。
100,100A,101・・・・・・・・・・・・・半田ごてシステム
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・半田ごて(コードレス半田ごて)
210・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こて部
211・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こて先
212・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加熱部
214・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・選択部
215・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・受信部
216・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加熱制御部
220・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・給電部
221・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蓄電部
222・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電力入力部
223・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1接点部
224・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2接点部
227・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主入力部
228・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・副入力部
251,252,261,262・・・・・・・・・・充電接点
253,254,263,264・・・・・・・・・・給電接点
300・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御ステーション
310・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・入力インターフェース
330・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・送信部
400・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持台
420・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタンド
421,422・・・・・・・・・・・・・・・・・・側壁(凹壁)
423・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後壁(凹壁)
425・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・凹空間
450・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出力接点部
500・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・半田ごてセット
600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充電ステーション
700,700A・・・・・・・・・・・・・・・・・保持部材
710・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中継ケーブル
711,711A,712,712A・・・・・・・・コネクタ
729,734・・・・・・・・・・・・・・・・・・凹部
EPS・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外部電源

Claims (18)

  1. 半田を溶融するコードレス半田ごてであって、
    前記半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、
    電力が入力されるように形成された電力入力部と、前記電力入力部に入力された電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部から前記加熱部へ電力を供給する電力供給経路を形成している第1給電ラインと、前記蓄電部を経由することなく前記電力入力部から前記加熱部への電力供給経路を形成している第2給電ラインと、を有している給電部と、を備え、
    前記こて部は、前記こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を受信するように形成された受信部と、前記受信部が受信した前記目標通知信号に基づき前記こて先の前記温度をフィードバック制御するように形成された加熱制御部と、を含み、
    前記コードレス半田ごては、前記第1給電ラインの電圧レベルと前記第2給電ラインの電圧レベルとを比較して、より高い電圧レベルの給電ラインを前記加熱部への電力供給経路として選択する選択部を更に備えている、コードレス半田ごて。
  2. 前記受信部は、前記目標通知信号を無線式に受信する
    請求項1に記載のコードレス半田ごて。
  3. 半田を溶融するコードレス半田ごてと、
    前記コードレス半田ごてを支持するように形成された支持台と、を備え、
    前記コードレス半田ごては、前記半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、電力を前記こて部へ供給する給電部と、を有し、
    前記給電部は、電力を蓄えるように形成された蓄電部と、電力が入力されるように形成された電力入力部と、前記蓄電部から前記こて部への電力供給経路を形成している第1給電ラインと、前記蓄電部を経由することなく前記電力入力部から前記こて部への電力供給経路を形成している第2給電ラインと、を含み、
    前記こて部は、前記こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を受信するように形成された受信部と、前記受信部が受信した前記目標通知信号に基づき前記こて先の前記温度をフィードバック制御するように形成された加熱制御部と、を含み、
    前記こて部又は前記給電部は、前記第1給電ライン及び前記第2給電ラインのうち一方を、前記こて部への電力供給経路として選択するように形成された選択部を含み、
    前記支持台は、電力を前記給電部に出力するように形成された出力接点部を含み、
    前記電力入力部は、前記こて先の突出方向に向いた主入力部と、前記主入力部とは異なる位置に配置された副入力部と、を含み、
    前記出力接点部は、前記こて先が前記支持台に向くように支持された前記コードレス半田ごての前記主入力部に接触し、
    前記副入力部は、電力を伝達する電力ケーブルに連結可能である
    半田ごてセット。
  4. 前記副入力部は、前記主入力部とは反対方向を向く位置に配置されている
    請求項3に記載の半田ごてセット。
  5. 前記支持台は、前記こて先が収容される凹空間を形成する凹壁を有するスタンドを含む
    請求項3又は4に記載の半田ごてセット。
  6. 前記給電部は、前記電力入力部から前記蓄電部への電力供給経路を形成している充電ラインを含み、
    前記電力入力部は電力が入力され且つ前記充電ラインの始点を形成している充電接点と、前記第2給電ラインの始点を形成している給電接点とを含み、
    電力は、前記充電接点及び前記給電接点に同時に入力され、
    前記充電接点に入力された電力が前記充電ラインを通じて前記蓄電部に供給されている間、前記選択部は前記給電部から前記こて部への電力供給経路として前記第2給電ラインを選択し、前記給電接点に入力された電力は前記第2給電ラインを通じて前記こて部へ供給される
    請求項3乃至5のいずれか1項に記載の半田ごてセット。
  7. 請求項1又は2に記載のコードレス半田ごてと、
    前記コードレス半田ごてから分離された制御ステーションと、を備え、
    前記制御ステーションは前記目標温度の入力を受ける入力インターフェースと、前記入力インターフェースを通じて入力された前記目標温度を表す前記目標通知信号を前記受信部へ送信するように形成された送信部とを含む
    半田ごてシステム。
  8. 半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、前記こて部へ電力を供給する給電部と、を有しているコードレス半田ごてと、
    前記コードレス半田ごてから分離されているとともに電力を出力するように形成された制御ステーションと、
    前記コードレス半田ごてを支持するように形成されているとともに前記給電部へ電力を伝達可能に形成された支持台と、
    前記支持台及び前記制御ステーションを一体的に保持するように形成された保持部材と、
    前記制御ステーションから前記支持台へ電力を中継するように前記制御ステーション及び前記支持台に電気的に接続可能に形成された中継ケーブルと、を備え、
    前記給電部は、電力を蓄えるように形成された蓄電部を含み、
    前記こて部は、前記こて先の温度に対するフィードバック制御に用いられる目標温度を表す目標通知信号を受信するように形成された受信部と、前記受信部が受信した前記目標通知信号に基づき前記こて先の前記温度をフィードバック制御するように形成された加熱制御部と、を含み、
    前記制御ステーションは、前記目標温度の入力を受ける入力インターフェースと、前記入力インターフェースを通じて入力された前記目標温度を表す前記目標通知信号を前記受信部へ送信するように形成された送信部と、を含み、
    前記保持部材は、前記中継ケーブルを保持するように形成されている、半田ごてシステム。
  9. 前記中継ケーブルは前記制御ステーション及び前記支持台に電気的に接続可能に形成された一対のコネクタと、前記一対のコネクタ間で延設されたケーブル線とを含み、
    前記一対のコネクタは前記支持台から露出し、
    前記ケーブル線は前記保持部材内で延設されている
    請求項8に記載の半田ごてシステム。
  10. 前記保持部材には前記制御ステーション及び前記支持台が嵌め込まれる一対の凹部が形成され、
    前記一対の凹部は形状及び大きさにおいて等しい
    請求項9に記載の半田ごてシステム。
  11. 前記一対の凹部は形状及び大きさにおいて等しく、
    前記一対のコネクタは前記一対の凹部内で前記保持部材の外面上に現れているとともに、形状、大きさ及び前記一対の凹部に対する相対的な位置関係において等しい
    請求項10に記載の半田ごてシステム。
  12. 前記給電部と代替可能に形成された予備の給電部を更に備え、
    前記給電部は前記こて部から分離可能に形成され、
    前記保持部材は、前記予備の給電部を保持するように形成されているとともに前記保持部材によって保持された前記制御ステーションから前記保持部材によって保持された前記予備の給電部へ電力を伝達可能に形成されている
    請求項8乃至11のいずれか1項に記載の半田ごてシステム。
  13. 請求項1又は2に記載のコードレス半田ごてと、
    前記コードレス半田ごてから分離された制御ステーションと、
    前記電力入力部に電気的に接続され、前記蓄電部を充電するように形成された充電ステーションと、を備え、
    前記制御ステーションは前記目標温度の入力を受けるように形成された入力インターフェースと、前記入力インターフェースを通じて入力された前記目標温度を表す前記目標通知信号を前記受信部へ送信するように形成された送信部と、を有する
    半田ごてシステム。
  14. 半田を溶融するコードレス半田ごてであって、
    前記半田を溶融するこて先を加熱するように形成された加熱部を有するこて部と、
    電力を前記こて部へ供給するように形成された給電部と、を備え、
    前記給電部は、電力を蓄えるように形成された蓄電部と、電力が入力されるように形成された電力入力部と、前記蓄電部から前記加熱部への電力供給経路を形成している第1給電ラインと、前記蓄電部を経由することなく前記電力入力部から前記加熱部への電力供給経路を形成している第2給電ラインと、を含み、
    前記コードレス半田ごては、前記第1給電ラインの電圧レベルと前記第2給電ラインの電圧レベルとを比較して、より高い電圧レベルの給電ラインを前記加熱部への電力供給経路として選択するように形成された選択部を更に備えている、コードレス半田ごて。
  15. 請求項14に記載のコードレス半田ごてと、
    前記コードレス半田ごてを支持するように形成された支持台と、を備え、
    前記支持台は、電力を前記給電部に出力するように形成された出力接点部を含み、
    前記電力入力部は、前記こて先の突出方向に向いた主入力部と、前記主入力部とは異なる位置に配置された副入力部と、を含み、
    前記出力接点部は、前記こて先が前記支持台に向くように支持された前記コードレス半田ごての前記主入力部に接触し、
    前記副入力部は、電力を伝達する電力ケーブルに連結可能である、半田ごてセット。
  16. 前記副入力部は、前記主入力部とは反対方向を向く位置に配置されている、請求項15に記載の半田ごてセット。
  17. 前記支持台は、前記こて先が収容される凹空間を形成する凹壁を有するスタンドを含む、請求項15又は16に記載の半田ごてセット。
  18. 前記給電部は、前記電力入力部から前記蓄電部への電力供給経路を形成している充電ラインを含み、
    前記電力入力部は電力が入力され且つ前記充電ラインの始点を形成している充電接点と、前記第2給電ラインの始点を形成している給電接点と、を含み、
    電力は、前記充電接点及び前記給電接点に同時に入力され、
    前記充電接点に入力された電力が前記充電ラインを通じて前記蓄電部に供給されている間、前記選択部は前記給電部から前記こて部への電力供給経路として前記第2給電ラインを選択し、前記給電接点に入力された電力は前記第2給電ラインを通じて前記こて部へ供給される、請求項15乃至17のいずれか1項に記載の半田ごてセット。
JP2018149334A 2017-09-28 2018-08-08 コードレス半田ごて、半田ごてセット及び半田ごてシステム Active JP7260891B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017188044 2017-09-28
JP2017188044 2017-09-28
US201762566676P 2017-10-02 2017-10-02
US62/566,676 2017-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019063866A JP2019063866A (ja) 2019-04-25
JP7260891B2 true JP7260891B2 (ja) 2023-04-19

Family

ID=65919793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018149334A Active JP7260891B2 (ja) 2017-09-28 2018-08-08 コードレス半田ごて、半田ごてセット及び半田ごてシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11059118B2 (ja)
JP (1) JP7260891B2 (ja)
CN (1) CN109570679B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112188944B (zh) * 2018-04-02 2022-07-01 艾沛克斯品牌公司 智能焊接端头
US10751823B2 (en) * 2018-09-25 2020-08-25 Ok International, Inc. Smart soldering iron tip and method of authenticating same
US10751822B2 (en) * 2018-09-25 2020-08-25 Ok International, Inc. Smart soldering iron tip and method of authenticating same
US11858106B2 (en) 2019-08-08 2024-01-02 Black & Decker Inc. Power tools and power tools platform
JP7316876B2 (ja) * 2019-08-13 2023-07-28 グラフテック株式会社 ヒートプレス機
US11517971B2 (en) * 2020-05-12 2022-12-06 Hakko Corporation Support stand for heating tools
DE102020130464B4 (de) * 2020-11-18 2024-02-01 Ersa Gmbh Lötspitzenbaugruppe für ein elektrisches Lötgerät, insbesondere für einen Lötkolben, Lötgerät und Lötsystem
USD973739S1 (en) * 2021-04-26 2022-12-27 JBC Soldering S.L. Soldering iron
USD969892S1 (en) * 2021-04-26 2022-11-15 JBC Soldering S.L. Soldering station
USD978939S1 (en) * 2021-05-18 2023-02-21 JBC Soldering S.L. Soldering paste dispenser
USD980886S1 (en) * 2021-07-30 2023-03-14 JBC Soldering S.L. Soldering station
USD1009109S1 (en) * 2021-10-21 2023-12-26 JBC Soldering S.L. Soldering station
USD1004653S1 (en) * 2023-03-14 2023-11-14 Meihua Li Soldering station
USD998666S1 (en) * 2023-04-17 2023-09-12 Guangzhou e-Design Intelligent Technology Co., Ltd. Cordless soldering station
USD1005357S1 (en) * 2023-07-17 2023-11-21 Dongguan Mingqing Technology Co., Ltd. Welding station

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205425A (ja) 2004-01-20 2005-08-04 Toshiba Home Technology Corp 加熱溶解装置
WO2005084865A1 (ja) 2004-03-10 2005-09-15 Hakko Corporation コードレス式電気はんだ加熱器具およびその保持台
WO2015063884A1 (ja) 2013-10-30 2015-05-07 株式会社日立製作所 生産管理システム、及び生産管理方法
JP2015160245A (ja) 2014-02-28 2015-09-07 白光株式会社 給電ユニット、制御ユニット、管理装置、および給電制御装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613102Y2 (ja) * 1977-09-01 1981-03-26
JPH02104177U (ja) * 1989-01-25 1990-08-20
US4999480A (en) * 1989-03-03 1991-03-12 Soldering Tool Reconditioning, Inc. Holder with automatic timed shut-off for large tipped electric soldering irons
US5886561A (en) * 1996-11-18 1999-03-23 Waferscale Integration, Inc. Backup battery switch
US20050247692A1 (en) * 1999-08-18 2005-11-10 Grigore Axinte Cordless soldering tool
CN2616328Y (zh) * 2002-02-21 2004-05-19 张录 充热式无绳电烙铁
CN1820886A (zh) * 2004-10-13 2006-08-23 亥伯龙创新公司 无线焊接工具
US20080169910A1 (en) * 2007-01-05 2008-07-17 Powercast Corporation Implementation of a wireless power transmitter and method
KR101569386B1 (ko) * 2013-04-08 2015-11-16 주식회사 샤플라이 충전식 무선인두장치
CN104076698A (zh) * 2013-08-14 2014-10-01 苏州天趣信息科技有限公司 一种烙铁电源控制系统及其时控系统
US20170173719A1 (en) * 2014-08-04 2017-06-22 Ok International, Inc. Variable temperature controlled soldering iron

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205425A (ja) 2004-01-20 2005-08-04 Toshiba Home Technology Corp 加熱溶解装置
WO2005084865A1 (ja) 2004-03-10 2005-09-15 Hakko Corporation コードレス式電気はんだ加熱器具およびその保持台
WO2015063884A1 (ja) 2013-10-30 2015-05-07 株式会社日立製作所 生産管理システム、及び生産管理方法
JP2015160245A (ja) 2014-02-28 2015-09-07 白光株式会社 給電ユニット、制御ユニット、管理装置、および給電制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190134730A1 (en) 2019-05-09
CN109570679B (zh) 2021-11-02
JP2019063866A (ja) 2019-04-25
US11059118B2 (en) 2021-07-13
CN109570679A (zh) 2019-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7260891B2 (ja) コードレス半田ごて、半田ごてセット及び半田ごてシステム
JP6180853B2 (ja) 保温ジャケット
CA3073407C (en) Wireless power supply and speed controller for tattoo machine
US11350491B2 (en) Electrically heated garment
US7041936B2 (en) Method for connecting several welding devices and corresponding welding device
CN104874882B (zh) 供电单元、控制单元、管理装置及供电控制装置
CN110461201B (zh) 包括抽吸器具和插接模块的系统
AU2019228005B2 (en) Power system for mobile workstation
CN105720413B (zh) 用于将插件连接到母线通道的接口装置和方法
US20140361740A1 (en) Battery System for a Power Tool, As Well As Battery Holder Therefor, Charger, and Charging System
CN211907879U (zh) 电池连接器及电气系统
CN104520960B (zh) 具有多个连接区域的开关装置
JP2024024039A (ja) 衣服
JP2014057407A (ja) 充放電ケーブル
KR20070030211A (ko) 납땜 인두
JP2018163802A (ja) 充電器及び充電制御方法
JP2024050852A (ja) 電池パック、機器本体、衣服、及び電気機器
US4096428A (en) Instrument supporting transformer unit
JP3741614B2 (ja) 複数電池充電装置
JP2008046970A (ja) ワイヤレスusbアダプタおよびデータ処理装置
JP2018201273A (ja) キャビネット
CN104685754A (zh) 用于电子设备的充电系统和连接器
JP6400798B2 (ja) 保温ジャケット
JP2015198491A (ja) 充電装置
JP2017519645A (ja) 加熱可能なピンセットおよびこのピンセットの充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7260891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150