JP2015198491A - 充電装置 - Google Patents

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政樹 並木
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治久 藤澤
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利夫 溝口
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晃洋 小林
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Abstract

【課題】 互いに連結可能な充電装置を提供する。【解決手段】 充電装置は、2次電池を含む電池パックが装着される電池装着部と、電池パックを充電する充電回路と、を有し、商用電源からの電力によって充電電流を生成して電池パックを充電する。充電装置は、他の充電装置を接続可能な接続部を有し、接続部に他の充電装置が接続されると、充電回路と他の充電装置の充電回路とが並列接続される。この状態で、電池装着部に単一の電池パックが装着されると、電池パックに対し、充電装置の台数分に応じた充電電流が供給される。【選択図】図3

Description

本発明は、ニッケル・カドミウム電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の2次電池を充電する充電装置に関する。
建築や電気工事の現場で使用されるコードレス電動工具は、1回の作業量や頻度、負荷の大きさが過酷であり、電池を充電する回数が増えてしまう。電力がなくなった場合、電池を専用の充電器で充電しなければならないため、一時的に作業を中断しなければならない。
そこで、継続して作業を行うために、複数の電池を用意し、充電しながら電動工具を使用する。この場合、複数の電池を同時に充電する必要があるが、一般的な充電器は1台につき一つの電池しか充電できないので、電池の個数だけ充電器を用意して使用する場合は、同数のコンセントを占有してしまう。
そこで、例えば特許文献1は、一つの直流電源に対し複数の電池を接続し、充電する電池を順番に切り替えながら充電する方法を提案する。
特開平5−207667号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるように、一つの電源で複数の電池を順次切り替えながら充電すると、充電器を複数同時に使用して充電する場合に比べて電池の充電時間が長くなる傾向がある。また、特許文献1のような装置では、充電する電池が一つだけの場合でも、比較的大きな充電器を使用せざるを得ないことになる。また、特許文献1の構成では、一つの電池への出力を増加することができないため、一つの電池のみを充電する場合に充電時間を短縮することができない。
本発明の目的は、携帯性を損なうことなく電池の急速充電を可能にする充電装置を提供することである。
本発明の充電装置は、2次電池を含む電池パックが装着される電池装着部と、前記電池パックを充電する充電回路と、を有し、商用電源からの電力によって充電電流を生成して前記電池パックを充電する充電装置であって、他の充電装置を接続可能な接続部を有し、前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記充電回路と前記他の充電装置の充電回路とが並列接続されることを特徴とする。
上記構成によれば、少なくとも2台の充電装置を接続することにより各充電装置の充電回路が並列接続されるので、電池パックに対し、各充電装置からの充電電流を重畳して供給可能となる。
好ましくは、前記接続部に前記他の充電装置が接続され、且つ前記電池装着部に前記電池パックが装着されると、前記電池パックは前記充電装置から出力される充電電流及び前記他の充電装置から出力される充電電流で充電されることを特徴とする。上記構成により、電池パックに対し、充電装置の台数に応じた充電電流を供給して電池パックを充電できる。
好ましくは、前記接続部には、前記他の充電装置と電気的に接続される端子部が設けられ、前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記充電電流が流れる充電経路が形成されることを特徴とする。上記構成により、端子部を介して接続された複数の充電装置の間に充電経路が形成されるので、電池パックを急速で充電できる。
好ましくは、前記接続部は、前記電池装着部に装着される前記電池パックの電池側装着部と同形状の前記電池側装着部を有することを特徴とする。
好ましくは、外枠となるケースと、前記ケース内に収容される冷却ファンと、前記ケースに形成され空気が通る通気孔と、をさらに有し、前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記通気孔は、前記他の充電器の通気孔と対向して位置することを特徴とする。当該構成により、充電中の電池パック及び充電回路を効率良く冷却できる。
好ましくは、前記商用電源からの電力が入力される入力部をさらに有し、前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記入力部と前記他の充電装置の入力部とが共通化されることを特徴とする。当該構成により、電力の入力ラインを共通にして、電池パックを充電できる。
さらに、本発明の充電装置は、2次電池を含む電池パックが装着される電池装着部と、前記電池パックの充電を制御する充電制御手段と、を有する充電装置であって、前記充電制御手段は、電力が入力される電力入力部と、前記電池パックを充電する充電電力が出力される充電電力出力部と、前記電力の少なくとも一部を出力可能な電力出力部と、を有し、前記電力出力部は、他の充電装置の電力入力部と電気的に接続可能であり、前記電力出力部が前記他の充電装置の電力入力部と電気的に接続されると、前記充電電力出力部は、前記他の充電装置の充電電力出力部と電気的に接続するように構成され、前記電池パックは、前記充電電力出力部からの充電電力と前記他の充電装置からの充電電力とにより充電されることを特徴とする。
上記構成によれば、少なくとも2台の充電装置を電力出力部と電力入力部との接続によって連結できる。このように連結された複数の充電装置のうち、1の充電装置の電池装着部に電池パックが装着された場合に、電池パックに対し、当該電池パックが装着された充電装置から供給される充電電力に加え、電池パックが装着されていない充電装置からもそれぞれ充電電力が供給される。すなわち、単一の充電装置からの充電電力量よりも多くなる、充電装置の個数に応じた充電電力が電池パックに供給されるので、電池パックを急速に充電できる。
好ましくは、前記電池装着部に前記電池パックが装着されると、前記充電電力出力部から前記電池パックに前記充電電力が供給され、前記電力出力部に前記他の充電装置の電力入力部が接続されると共に、前記電池装着部に前記電池パックが装着されていないときは、前記充電電力出力部は、前記他の充電制御手段に前記充電電力を供給可能とすることを特徴とする。
好ましくは、前記制御手段は、前記電力出力部に前記他の充電装置の電力入力部が接続されると、前記他の充電装置の充電制御手段から出力される信号を受け取るように構成された信号入力部と、前記信号入力部で受け取った入力信号の値を閾値と比較する比較部と、を有し、前記閾値は前記充電電力出力部への前記充電電力の出力に関する値であり、前記入力信号が前記閾値以上のときは、前記充電電力出力部に前記充電電力を供給可能とし、前記入力信号が前記閾値よりも小さいときは、前記充電電力出力部への前記充電電力の供給は行わないことを特徴とする。
上記構成によれば、他の充電装置が接続された場合は、他の充電装置から入力される信号と閾値との大小により、充電電力を充電電力出力部に供給するか否かを設定することができる。充電装置の電力出力側に接続される他の充電装置から出力される信号に応じて充電電力出力部に対する充電電力の供給の有無を設定して、電池パックに対する充電電力の過剰供給を回避できる。
好ましくは、前記充電制御手段は、前記入力信号が前記閾値以上のときは、前記信号よりも所定値だけ小さい信号を出力することを特徴とする。当該構成によれば、電力入力部が第3の充電装置の電力出力部と接続される場合に、充電装置は、電力出力部に他の充電装置が接続されたことを第3の充電装置に通知することができる。
好ましくは、前記電池装着部と前記電力出力部とは、互いに近接して設けられていることを特徴とする。当該構成によれば、電力出力部に他の充電装置の電力入力部が接続されると、電池装着部は他の充電装置に覆われるため、電池装着部への電池パックの装着を回避するので、他の充電装置の充電電力出力部への充電電力の供給を妨げない。
好ましくは、前記充電制御手段及び前記電池パックを冷却するように構成された冷却ファンと、前記冷却ファンの風路とをさらに有し、前記電力出力部に前記他の充電装置の電力入力部が接続されると共に、前記電池装着部に前記電池パックが装着されていないとき、前記冷却ファンは回転されて前記他の充電装置に向けて送風することを特徴とする。
上記構成によれば、他の充電装置で電池パックを充電する場合に、単一の充電装置の冷却ファンによって生じた送風よりも多量の風で他の充電装置及び電池パックを冷却することができる。
好ましくは、前記電力出力部を前記他の充電装置の電力入力部に接続するとき、前記電力出力部は、外部に露出しないことを特徴とする。当該構成により、比較的高電圧が印加されている電力出力部が露出しないので、ユーザの電力出力部への接触を防止できる。
本発明によれば、連結された複数の充電装置のうちの一の充電装置にのみ電池パックを装着すると、電池パックに充電装置の台数分に応じた電流を供給して急速充電できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の第1の実施の形態である充電装置を示す図。 図1に示す充電装置の電池装着部及び電力出力部を示す図。 連結された2台の充電装置を示す図。 4台の充電装置を連結した場合のブロック図。 2台の充電装置を連結した場合のブロック図。 第1の実施の形態の充電装置の動作を説明するフローチャート。 充電電流の供給の有無を設定する閾値と充電制御部に入力される信号との関係を示す図。 本発明の第2の実施の形態である充電装置を示す図。 図8に示す充電装置の連結構造部を示す図。 (a)は、図8に示す充電装置の電力入力部の側面図及び底面図、(b)は、図8に示す充電装置の電力出力部の側面図及び上面図。 電池パックを充電するために、図8に示す充電装置の2台を連結する場合の全体図。 図8に示す充電装置の2台を連結した場合の全体図。 図11及び図12に示す充電装置を2台連結したときのブロック図。 本発明の第3の実施の形態である充電装置を示す図。 図14に示す充電装置の4台を連結した場合の全体図。 図14に示す充電装置の2台を連結して単一の電池パックを充電するときの図。 図14に示す充電装置の3台を連結したときのブロック図。 第3の実施の形態の充電装置の動作を説明するフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について図1から図7を参照して説明する。
図1に、本発明の第1の実施の形態である充電装置1を示す。本実施の形態においては、充電装置1において電池パック4が装着される面が向いている方向を上方向として方向を規定する。第1の実施の形態の充電装置は、少なくとも2台以上を縦方向に連結して単一の電池パック4を充電可能とする。
充電装置1は、主に、一体としてケース本体を構成する上ケース2及び下ケース3と、充電制御部5と、冷却ファン6とから構成され、電池パック4を充電可能とする。ケース本体には、上ケース2側に設けられた電池装着部9と、下ケース3側に設けられた連結部21と、冷却ファン6と外気とを連通させる通気口(空気吐出口7、空気流入口11)とが設けられている。
電池パック4は、ケース内部に2次電池からなる素電池の複数からなる電池組(不図示)と、各種センサ及び制御部(不図示)と、電池組に対する充放電を行うための一対の充放電端子12と、電池パック4を充電のために充電装置1に装着する電池側装着部(不図示)とを有する。また、電池パック4のケースには、ケース内部に風路を形成するための空気流入口10と空気吐出口8が設けられている。
電池装着部9には、図2に示すように、充電対象となる電池パック4を装着するための対をなすレール24、24が設けられている。さらに、電池装着部9には、レール24、24の間に、一対の充電端子15、15と、接続確認入力端子17と、電池パック4の温度検出に用いられる電池温度検出端子19と、電池パック4の種類の識別に用いられる電池識別端子20とが設けられている。充電端子15、15は、電池装着部9に装着される電池パック4の充放電端子12の間隔と同一の間隔を介して配置され、電池パック4が装着されると、電池パック4の充放電端子12と電気的に接続されて、電池パック4を充電する充電電流を供給する。
連結部21には、接続部の一例として、一対の電流中継端子22,22と、接続確認出力端子23とが設けられている。電流中継端子22,22は、電池装着部9aの充電端子15,15と同一の距離を介して配置され、電池装着部9の対応する充電端子15,15とそれぞれ電気的に接続されて、充電電流を電池パック4に向けて供給する充電電力出力部を構成する。さらに、連結部21における電流中継端子22、22及び接続確認出力端子23の配置は、電池装着部9の充電端子15、15及び接続確認入力端子17の配置と同一であり、他の充電装置1の電池装着部9と連結可能な形状に構成されている。当該構成により、連結部21は、他の充電装置1の電池装着部9と連結されると、電流中継端子22は、他の充電装置1の充電端子と電気的に接続され、接続確認出力端子23は、他の充電装置1の接続確認入力端子17と電気的に接続される。なお、充電端子15及び電力中継端子22は、端子部の一例である。
また、下ケース3には、電力入力部14が設けられ、上ケース2には、電力出力部13が設けられ、電力入力部14と電力出力部13とは直に接続されている。電力入力部14には、一対のAC端子16,16が設けられ、例えば電源コード100がAC端子16,16に接続されることにより、外部から商用電源などの交流電力が供給される。電力出力部13にも、一対のAC端子18,18が設けられ、他の充電装置1の電力入力部13と電気的に接続可能に構成されているので、他の充電装置1の電力入力部13が接続される場合は、他の充電装置1に対して交流電力が供給可能となる。
充電制御部5は、基板にマイコンが実装された充電回路を有する。マイコンは、電池装着部9の充電端子15、15、接続確認入力端子17、電池温度検出端子19及び電池識別端子20と、連結部21の接続確認出力端子23とにそれぞれ電気的に接続されているので、充電制御部5の充電回路は、電池パック4の充電を制御する。
詳細には、充電制御部5のマイコンは、電池パック4の電池装着部9への装着を検出し、電池識別端子20を介して得られる電池パック4の情報に応じて充電条件を設定する。この充電条件に基づいて、充電制御部5は、電力入力部14に入力される交流電力から電池パック4を充電する充電電流を生成し、充電端子15を介して充電電流を電池パック4に供給する。また、充電制御部5は、電池パック4の充電中は、電池パック4の電池電圧を監視するとともに、電池パック4のセンサによって温度を検知して、電池温度検出端子19を介して送られてくる信号も使用して電池パック4の充電を制御する。このように、充電制御部5は、充電電力出力部の一例としての機能を有する。
なお、電力入力部と、充電制御部と、電力出力部とは、充電制御手段を構成する。
また、図3に示すように、充電装置1は、他の充電装置1と連結可能である。なお、以下の本実施の形態の説明において、同一のアルファベットの添え字が付された構成要素は、当該アルファベットの添え字が付された充電装置に含まれるものであり、同一の数字は、同一の構成要件を示すものとする。
充電装置1bの電池装着部9bと充電装置1aの連結部21aとを対向させて連結すると、充電装置1bの電力出力部13bが充電装置1aの電力入力部14aに電気的に接続されるとともに、充電装置1bの充電端子15aが充電装置1aの電流中継端子22bに電気的に接続される。さらに、充電装置1bの接続確認入力端子17bも、充電装置1aの接続確認出力端子23aに電気的に接続される。なお、電池装着部及び連結部は、充電装置の接続部を構成する。
上記のように充電装置1bを他の充電装置1aと連結する場合、下位の充電装置1bの充電制御部5bは、接続確認入力端子17bと他の充電装置1aの接続確認出力端子23aとの接続により、詳細を後述する方法によって他の充電装置1aの連結を検知する。従って、本実施の形態では、充電装置1bの電池装着部9bに、他の充電装置1aの連結部21aを連結することによって、縦方向に順次複数の充電装置1a,1bを連結でき、見かけ上単一の装置として電池パック4の充電を可能とする充電システムを構成できる。この場合、電池パック4の充電は、最下位の充電装置1bの電力入力部14bに電源コード100を接続し、最上位の充電装置1bの電池装着部9bに電池パック4を装着することにより、電池パック4の充電を行うことができる。更に、充電装置1bと他の充電装置1aとを連結すると、互いの通気孔(空気吐出口7、空気流入口11)が対向して配置される。この構成により、冷却ファン6aによって発生する冷却風が円滑に通気孔を通って流れるため、効率良く電池パック4等を冷却することができる。
図4に、4台の充電装置1a,1b,1c,1dを連結して構成される充電システムの等価回路を示す。
4台の充電装置1a,1b,1c,1dを充電装置1aが最下位になるように順次連結すると、各充電装置1の電力入力部14及び電力出力部13は互いに接続されて共通の入力ラインを形成すると共に、各充電装置1の充電端子15は、対応するもの同士が電流中継端子22を介して接続されて共通の出力ラインを形成する。このように、充電装置が接続されると、入力ラインと出力ラインとを含んで充電経路が形成される。
この場合、充電装置1aの接続確認入力端子23aは、上位の充電装置1bの接続確認出力端子17bに接続される。同様にして、充電装置1の接続確認入力端子23は、その上位の充電装置1の連結部21の接続確認出力端子23に電気的に接続される。従って、当該構成により、上位の充電装置1の充電制御部5は、その下位の充電装置1の充電制御部5に信号を出力することができる。一方、下位の充電装置1の充電制御部5は、上位の充電装置1の充電制御部5より信号を受け取ることができる。このように、一の充電制御部5から他の充電装置1の充電制御部5への信号送信によって、他の充電装置1は、一の充電装置1の接続を検知することができる。
さらに、図5に、図3に示す2台の充電装置1a,1bを連結して構成される充電システムと等価であるブロック図を示す。
次に、充電装置1の動作について、図6を参照しながら説明する。
電力入力部14に例えばコード100を接続したり、又は他の充電装置1の電力出力部13が接続されると、充電制御部5に給電が開始され、マイコンが起動する。マイコンは、接続確認端入力端子17からの信号入力があるか否かを監視する(ステップS1)。当該ステップS1は、充電制御手段の信号入力部の一例に相当する。
マイコンは、接続確認入力端子17に信号入力が無ければ(ステップS1:NO)、5Vの電圧を信号値とする信号を、接続確認出力端子23から出力する(ステップS2)。接続確認入力端子17に信号入力が無いことは、当該充電装置1の電池装着部9側に他の充電装置1の連結がないことを示す。従って、充電装置1では、電池装着部9に対する電池パック4の装着が可能であるため、電池パック4の充電を行い得るマスター充電装置として、電池パック4の充電に備え待機し(ステップS3)、ステップS4に進む。
ステップS4にて、電池装着部9に電池パック4の装着が検出されると(ステップS4:YES)、マイコンは電池パック4の充電を開始する(ステップS5)。このとき、冷却ファン6aが駆動される。冷却ファン6aにより空気が流れ、電池パック4内部の電池組及び充電制御部5aが空冷される。
そして、電池パック4の電池電圧が一定電圧以上に達したこと(満充電)を検出すると(ステップS6:YES)、マイコンは電池パックの充電を完了する(ステップS7)。一方、電池装着部9への電池パック4の装着が検出されないと(ステップS4:NO)、ステップS1に戻る。なお、満充電の判別は、周知の技術を用いて行うことができる。例えば、2次電池がリチウム電池からなる場合、定電流制御で充電を開始し、電池電圧が所定値に達したら定電圧制御に切り換えて電池電圧を維持して充電を継続し、さらに、充電電流が満充電閾値より下がった場合に電池パック4の充電を停止することによって行うことができる。
次に、接続確認入力端子17に信号入力がある場合(ステップS1:YES)、接続確認入力端子17を介した信号入力は、充電装置1の電池装着部9側への他の充電装置1の連結部21の連結を示すものであり、ステップS8に進む。この場合、接続確認入力端子17と他の充電装置1の接続確認出力端子23とが接続され、充電装置1の電力出力部13が他の充電装置1の電力入力部14に電気的に接続され、さらに、充電装置1の充電端子15が充電装置1の電流中継端子22に電気的に接続される。これらの接続により、充電装置1の電池装着部9への電池パック4の装着はできなくなるので、充電装置1は、連結された他の充電装置1に向けて充電電流を供給可能なスレーブ充電装置になる。
ステップS8では、マイコンは、接続確認入力端子17に入力された電圧値を、閾値と比較する。これは、比較部の一例に相当する。この閾値は、充電制御部5から充電端子15からの充電電流の供給の有無を設定する基準値である。本実施の形態では、閾値は2.5Vである。図7に示すように、連結された充電装置のマイコンが、電圧5Vの信号を出力する場合、充電装置には、電圧5Vの信号が入力されるため(図7の実線B)、マイコンは、5Vと閾値である2.5Vとを比較する。入力値が閾値以上であれば(ステップS8:YES)、マイコンは、入力値から1Vを引いたレベルの信号、(5−1)V、すなわち電圧4Vの信号(図7の点線C)を接続確認出力端子23を介して外部に出力する(ステップS9)。また、入力値が閾値以上であることは、充電装置は充電制御部5から充電端子に充電電流を供給可能であることを示すので、充電装置は充電に向けて待機し(ステップS10)、ステップS11に進む。
ステップS11にて、マスター充電装置1に電池パック4が装着されると(ステップS11:YES)、マイコンは、充電制御部5より充電電流を充電端子15を介して出力する(ステップS12)。この時、ファン6bは駆動しない。次に、充電される電池パック4の電池電圧が一定電圧以上に達したことを検出すると(ステップS13:YES)、マイコンは、充電電流の供給を完了する(ステップS14)。一方、マスター充電装置への電池パック4の装着が検出されないと(ステップS11:NO)、ステップS1に戻る。
ステップS8にて、信号レベルが閾値未満の場合(ステップS8:NO)、マイコンは、信号を外部に出力せず、ステップS15に進む。ステップS15にて、マスター充電装置に電池パック4が装着されると(ステップS15:YES)、マイコンは、動作を停止する(ステップS16)。一方、マスター充電装置への電池パック4の装着が検出されないと(ステップS15:NO)、ステップS1に戻る。
以上、図6に示すフローチャートにより、充電制御部5に入力される信号の有無、さらに信号値の大小によって、特定の充電装置1に着目した場合、当該充電装置1が、電池パック4を直接充電し得るマスター充電装置となるか、他の充電装置に充電電流を供給するスレーブ充電装置となるか、または何ら動作をしない充電装置となるかを決めることができる。
図4では、4台の充電装置を連結して単一の電池パック4を充電することができる。この場合、充電装置1aに対し、順次充電装置を連結している。従って、充電装置を連結する度に、下位の充電装置に対し、上位の充電装置から信号が入力されるので、充電装置1dが充電装置1cに連結されたときに、充電装置1aには充電装置1bの充電制御部5bから3Vの信号が入力される。図7を参照すると、3Vの信号値は閾値よりも大きいので、充電装置1dに電池パック4が装着された場合に、充電装置1aは充電電流を充電端子15aを介して、充電装置1dに装着された電池パック4に供給することができる。
従って、例えば1台の充電装置が供給する充電電流が1.5Aである場合、4台の充電装置を連結させると、電池パック4には6Aの充電電流を供給して充電を行うことが可能となる。また、図5に示すように2台の充電装置を連結した場合は、電池パック4には、充電装置1a、1bの各々から充電電流が供給され、通常の2倍の電力で充電を行うことができる。
このように、連結された充電装置1の各々から電池パック4に向けて充電電流が供給されるので、単一の充電装置1で一の電池パックを充電する場合に比較して、高速で電池パック4を充電することができる。
また、マイコンが充電制御部5から充電端子15に対する充電電力の供給の有無を決めるための閾値Aを有することで、連結して充電電流を供給可能とする充電装置1の台数を制限できるので、電池パック4への過剰の電流供給を防止することができる。
第1の実施の形態では、閾値を2.5Vとし、マイコンが、接続確認入力端子からの入力に対し(−1)Vの出力を接続確認出力端子から出力していたが、閾値及びマイコンが入力値から減ずる値は、充電装置の用途及び電池パック4の性能により適宜変更可能である。これらの値により、単一の電池パックを充電するために連結可能な充電装置の最大の台数を適宜設定することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図8から図13を参照して以下に説明する。本実施の形態においては、電池パック4は、充電装置31のケース本体の横方向における一側面に装着される。すなわち、第2の実施の形態の充電装置31は、少なくとも2台以上を横方向に連結して単一の電池パック4を充電可能とする構成を有する。従って、電池パック4が充電装置と並置される方向を左右方向とし、この左右方向に略直交する方向を上下方向として規定する。
図8に示す充電装置31は、ケース32と、ケース32の内部に設けられた充電制御部33を持つ。ケース32には、連結構造部35、36が接続部の一例として設けられている。また、ケース32は、電力入力部37と電力出力部38とを有し、内部にはそれぞれ電力入力端子39と電力出力端子40とが設けられている。
充電制御部33は、マイコンを有し、さらに、トランス、トランジスタなどの電子部品で構成された充電回路を有する。充電制御部33は、電力入力部37から給電されて、電池パック4の充電制御を行う。
連結構造部35、36は、それぞれレール形状を有している。連結構造部35aは、電池パック4を充電するときに、電池パック4が矢印の方向にスライド方式で装着可能な構造を有する。電力出力部38は、ケース32の底部から上方に突出した構造をとり、内部に電力出力端子40を有する。充電装置31を連結して使用する場合には、連結構造部35に他の充電装置31の連結構造部36がスライドにより取り付けられるので、充電装置31、31は連結される。
このとき、充電装置31の電力出力38に他方の充電装置31の電力入力部37が挿入され、内部の電力出力端子と電力入力端子とが電気的に接続される。充電装置31の電力入力部37には、取り外し可能な電源コード200を接続して、外部電源からの電力を供給することもできる。
図9に連結構造部35の側面図を示す。連結構造部35は、互いに平行な2本のレール34、34によって構成され、電池パック4がレール34に対してスライドされることによって装着されるようになっている。連結構造部35の間には、電池パック4の充電のための対をなす充電端子42、42と、接続確認入力端子47とが端子部の一例として設けられている。また、連結構造部35は、装着された電池パック4の種類を識別するための電池識別端子50(図13参照)と、電池温度検出端子51(図13参照)とを有する。
連結構造部36は、他の充電装置31の連結構造部35のレール34と係合可能な構成を有する。すなわち、電池パック4の電池側装着部と同じ構造を有する。連結構造部36は、他の充電装置31の充電端子42、接続確認入力端子47とそれぞれ電気的に接続される電流中継端子48、48と接続確認出力端子49とを端子部の一例として有している。
なお、充電制御部33は、上記の第1の実施の形態としての充電装置1に設けられた充電制御部5と同じの構成及び機能を有する。
図10(a)に、電力入力部37の構成を、図10(b)に電力出力部38の構成を示す。電力入力端子39は、電力入力部37に設けられた溝部43に設けられる。電力入力端子39は、電力入力部37の開口45より内部に位置してケース32の表面より内方に位置する。このため、電力入力端子39は、ケース32の外に出っ張らない構造になっている。
電力出力端子40は、電力出力部38に設けられた溝部44の内部に設けられている。電力入力端子39の場合と同様に、電力出力端子40は電力出力部38の開口46より内部に位置してケース32の表面より内方に位置する。このため、電力出力端子40は、ケース32の外に出っ張らない構造になっている。
充電制御部33は、電力入力端子39と、充電端子42とに電気的に接続されている。例えば、商用電源などの外部の電源から電力入力部37に電源コード200が接続されることによって、充電制御部33に電力入力端子39を介して電力が供給される。充電制御部33は、連結構造部35に電池パック4が装着されると、電池パック4の充電を開始する。
次に、2台の充電装置31a、31bを連結する場合について図11を参照して説明する。なお、以下の本実施の形態の説明において、同一のアルファベットの添え字が付された構成要素は、当該アルファベットの添え字が付された充電装置に含まれるものであり、同一の数字は、同一の構成要件を示すものとする。
図11を参照すると、充電装置31a、31bを連結するとき、充電装置31bの連結構造部36bは、充電装置31aの連結構造部35aに矢印の方向にスライドして装着される。連結構造部35aと連結構造部36bとのスライドによる連結に伴い、充電装置31aの電力出力部38aが充電装置31bの電力入力部37bに挿入される。このとき、充電装置31aの電力出力部38a内部にある電力出力端子40aと充電装置31bの電力入力部37b内部にある電力入力端子39bとが電気的に接続する。充電装置31aの電力入力端子39aには電源コード200が接続される。そこで、充電装置31bの連結構造部35bに電池パック4が装着されると、充電装置31bの充電制御部33bは、電池パック4の充電を開始する。略同時に、充電装置31aの充電制御部33aは、充電装置31aの充電端子42a及び充電装置31bの電力中継端子48bを介して電池パック4に充電電流を供給する。
連結された状態では、図12に示すように、充電装置31aの電力出力部38aは、充電装置31bの電力入力部37aに差し込まれた状態になる。この場合、充電装置31bの電力入力部37bには、電源コード200を差し込むことはできず、充電装置31bは、充電装置31aからの給電により、充電電流を生成する。
図13に、図12に示す2台の充電装置を連結したときのブロック図を示す。電源コード200が充電装置31aの電力入力端子39aに接続される。電力入力端子39aは、充電装置31a内で直接電力出力端子40aに接続されている。次に、充電装置31aの電力出力端子40aは、充電装置31bの電力入力端子39bに接続される。これにより、充電装置31a、31bの電力入力側の電力ライン39a、39bが共通の入力ラインLになって、電池パック4を充電する充電経路を形成するので、電源コード200から供給される電力は、充電装置31aの充電制御部33aと充電装置31bの充電制御部33bとの両方に供給される。従って、充電制御部33a,33bは、それぞれ充電電流を生成可能である。また、充電制御部31aと充電制御部31bとは、連結構造部35a、36bに形成された接続確認入力端子と接続確認出力端子とが接続されることにより、充電制御部31aは、充電制御部31bが出力する信号を受け取ることが可能になる。
充電装置31bの連結構造部35bに電池パック4を装着して電池パック4を充電するときのマイコンの制御については、第1の実施の形態で説明した充電装置のマイコンの動作と同様である。従って、その詳細については説明を省略する。
第2の実施の形態では、2台の充電装置1a、1bを連結して単一の電池パック4を充電する場合を説明したが、第1の実施の形態と同様に、3つ以上の充電装置を連結して単一の電池パック4を充電することも可能である。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図14から図18を参照して以下に説明する。第3の実施の形態は、第2の実施の形態と同様に、少なくとも2台以上の充電装置61を接続部を介して横方向に連結して、単一の電池パック4を充電可能とする構成を有する。従って、充電装置61の連結方向を左右方向とし、その直交方向を上下方向とする。
図14に示すように、充電装置61は、上ケース62と、下ケース63と、充電制御部65と、冷却ファン66とから主に構成されている。上ケース62および下ケース63からなるケースには、冷却ファン66と充電制御部65とが収納され、さらに、電池装着部69と、冷却ファン66と外気とを連通させる空気吐出口67とが設けられている。
充電制御部65は、基板に実装されたマイコン(不図示)を有する充電回路を含み、電池装着部69に設けられた充電端子(不図示)と接続されている。なお、充電端子は端子部の一例である。
充電装置61の電池装着部69に電池パック4が装着されると、電池パック4の充放電端子と電池装着部69の充電端子72とが電気的に接続される。従って、電池パック4に向けて給電する充電経路が形成されるので、充電制御部65は、電池パック4の装着を検出して電池パック4の充電を開始するとともに、冷却ファン66を駆動する。これにより、電池パック4の充電中は、冷却ファン66により空気が流れて、電池パック4内部の電池組4a及び充電制御部65が強制的に冷却される。
また、図15に示すように、4台の充電装置61a、61b、61c、61dを連結して電池パック4の充電を行うことができる。なお、以下の本実施の形態の説明において、同一のアルファベットの添え字が付された構成要素は、当該アルファベットの添え字が付された充電装置に含まれるものであり、同一の数字は、同一の構成要件を示すものとする。
充電装置61a,61bを接続すると、図16に示すように、接続端子部77aと接続端子部78bとが接続される。接続端子部77aは充電装置61aの充電制御部65aに接続されており、接続端子部78bは充電装置61bの充電制御部65bに接続されている。接続端子部77a、78bは、それぞれ交流電力を充電装置同士61a,61bの間で受け渡すための対をなす電力端子(不図示)と、電池パック4を充電する充電電流を、連結された充電装置61a,61b間で受け渡すための充電端子(不図示)と、連結された充電装置61a,61bの充電制御部65a、65bと通信を行うための接続確認端子(不図示)とを端子部として備えている。この構成は、充電装置の接続部の一例である。
また、図17に、3台の充電装置61a、61b、61cを横方向に連結した場合のブロック図を示す。この場合、いずれの充電装置61a、61b、61cの電池装着部69a,69b,69cは、他の充電装置との連結により覆われることがないので、いずれの電池装着部69a,69b,69cも電池パック4の装着及び充電が可能である。
充電制御部65aは、接続された他の充電装置61bの充電制御部65bと通信を行い、充電装置61a,61b同士が接続されたことを検知する。
従って、充電装置61aの電池装着部69aに電池パック4を装着すると、充電制御部65aが電池接続を検出し、電池パック4の充電を開始する。
一方、充電装置61bは、充電装置61aによる電池パック4の充電が開始されると、接続端子部77b、77aの充電端子を介して連結された充電装置61aに充電電流を供給する。このように充電装置61bから供給された充電電流も、充電装置61aからの充電電流に重畳されて電池パック4に供給される。
このようにして、電池パック4は、1台の充電装置で充電を行う場合に比較して、2倍の電力で充電される。従って急速充電が可能となる。
また、電池パック4の充電が開始されると、図16に示すように、ファン66a、66bが駆動され、電池パック4、充電制御部65a、65bを強制的に空冷する。
ファン66の風は、空気流入口10から、複数の素電池12aを経由して、空気吐出口8、ファン66a、空気吐出口67aの順に風路が形成される。
また、ファン66の風は、空気流入口10から、複数の素電池12aを経由して、空気吐出口8、充電制御部65a、空気流入口71a、空気吐出口69b、ファン66b、充電制御部65b、空気吐出口80の順に風路が形成される。複数の充電装置61を連結するときに、空気流入口71と空気吐出口69は対向する位置となることで、風を効率良く流すことができる。
充電制御部65には、マイコンが実装され、例えばトランス、ダイオード、トランジスタ等の発熱部品が搭載されており、充電装置61内部は周囲温度よりも30℃〜40℃程度の高温となる。従って、直接電池パック4を充電せず充電電流の供給のみを行う充電装置61bのファン66bを駆動させることによって、効率良く充電装置の放熱を行うことができる。
なお、ファン66による風の向きは、上記と逆方向としても同様な効果を奏する。
次に、充電装置の動作について、図18を参照しながら説明する。
充電装置に給電が開始されると、充電制御部65に給電が開始され、マイコンが起動する。
マイコンは、接続端子部を介して外部から信号入力があるか否かを監視する(ステップS101)。
マイコンは、接続端子部を介した信号入力が無ければ(ステップS101:NO)、5Vの電圧を信号レベルとして有する信号を出力する(ステップS102)。接続端子部77に信号入力が無いことは、当該充電装置61の接続端子部に他の充電装置の連結がないことを示す。従って、充電装置61は、電池パック4の充電を行い得るマスター充電装置として、電池パック4の充電に備え待機し(ステップS103)、ステップS104に進む。
ステップS104にて、電池装着部69に電池パック4の装着が検出されると(ステップS104:YES)、マイコンは電池パック4の充電を開始する(ステップS105)。また、電池パック4の充電が開始されると、冷却ファン66が駆動される。
そして、電池パック4の電池電圧が一定電圧以上に達したこと(満充電)を検出すると(ステップS106:YES)、マイコンは電池パック4の充電を完了する(ステップS107)。一方、電池装着部69への電池パック4の装着が検出されないと(ステップS104:NO)、ステップS101に戻る。なお、満充電の判別は、周知の技術を用いて行うことができる。例えば、2次電池がリチウム電池からなる場合、定電流制御で充電を開始し、電池電圧が所定値に達したら定電圧制御に切り換えて電池電圧を維持して充電を継続し、さらに、充電電流が満充電閾値より下がった場合に電池パック4の充電を停止することによって行うことができる。
次に、接続端子部77に信号入力がある場合(ステップS101:YES)、当該信号入力は、充電装置1の接続端子部における他の充電装置1の連結を示すものであり、ステップS108に進む。このとき、充電装置の電力端子同士と、充電端子同士とが、それぞれ接続される。
ステップS108では、マイコンは、接続端子部を介して入力された電圧値を閾値と比較する。閾値は、充電制御部から充電端子に対する充電電力の供給の有無を設定する基準値であり、本実施の形態では、閾値は2.5Vである。連結された充電装置のマイコンが、電圧5Vの信号を出力する場合、充電装置には、電圧5Vの信号が入力されるため、マイコンは、5Vと閾値である2.5Vとを比較する。入力値が閾値以上であれば(ステップS108:YES)、マイコンは、入力値から1Vを引いたレベルの信号、(5−1)V、すなわち電圧4Vの信号を接続端子部23を介して外部に出力する(ステップS109)。また、入力値が閾値以上であることは、充電装置は充電制御部5から充電端子に充電電流を供給可能であることを示すので、充電装置は充電に向けて待機し(ステップS110)、ステップS111に進む。
ステップS111にて、他の充電装置に電池パック4が装着されると(ステップS111:YES)、マイコンは、充電制御部65より充電電流を接続端子部の充電端子を介して出力する(ステップS112)。
充電電流の供給中に、自身の充電装置の電池装着部に電池パックが装着された場合(ステップS113:YES)、充電電流の供給を停止し(ステップS114)、装着された電池パック4の充電を開始する(ステップS115)。そして、電池電圧が一定値に達した場合(ステップS116:YES)、充電を完了する(ステップS117)。
一方、充電電流の供給中に、自身の充電装置61の電池装着部69への電池パック4の装着がない場合(ステップS113:NO)、充電電流の供給を継続し、他の充電装置61に装着されて充電されている電池パック4の電池電圧が一定値に達した場合(ステップS118:YES)、充電電流の供給を完了する(ステップS119)。ステップS118で電池パック4の電池電圧が一定値に達しない場合(ステップS118:NO)、ステップS112に戻る。
ステップS108にて、信号レベルが閾値未満の場合(ステップS108:NO)、マイコンは、信号を外部に出力せず、ステップS120に進む。ステップS120にて、自身の充電装置の電池装着部に電池パック4が装着されると(ステップS120:YES)、ステップS115に進み、当該電池パック4の充電を開始する。一方、マスター充電装置への電池パック4の装着が検出されないと(ステップS120:NO)、ステップS101に戻る。
また、ステップS111にてマスター充電装置に対する電池パックの装着が検出されず(ステップS111:NO)、自身の充電装置の電池装着部に電池パックが装着された場合(ステップS121:YES)、装着された電池パック4の充電を開始する(ステップS115)。そして、電池電圧が一定値に達した場合(ステップS116:YES)、充電を完了する(ステップS117)。ステップS121にて電池パック4の装着が検出されない場合、ステップS111に戻る。
以上、図18に示すフローチャートにより、第1の実施の形態と同様に、充電制御部65に入力される信号の有無、さらに信号値の大小によって、特定の充電装置61に着目した場合、当該充電装置61が、電池パック4を直接充電し得るマスター充電装置となるか、他の充電装置に充電電流を供給するスレーブ充電装置となるか、または何ら動作をしない充電装置となるかを決めることができる。
図15に示すように、4台の充電装置61を連結して単一の電池パック4を充電する場合、たとえば、1台の充電装置61が供給する充電電流が1.5Aである場合、電池パック4には6Aの充電電流を供給して充電を行うことが可能となる。
このように、連結された充電装置61の各々から電池パック4に向けて充電電流が供給されるので、単一の充電装置61で一の電池パックを充電する場合に比較して、高速で電池パック4を充電することができる。
また、マイコンが充電制御部65から充電端子72に対する充電電力の供給の有無を決めるためのしきい値を有することで、連結して充電電流を供給可能とする充電装置61の台数を制限できるので、過剰の電流供給を防止することができる。
また、単一の電池パック4を充電しているときに、別の充電装置61の電池装着部69に電池パック4が追加で装着された場合は、当該別の充電装置61からの充電電流の供給を自動で停止して、従来通りに当該電池パック4の充電を行うことができる。
上記したように、充電装置同士を連結して単一の電池パックに充電電流を供給することで、大容量且つ急速充電を可能とする。さらに、充電装置の連結を解除すれば充電装置そのものの携帯性を損なうこともない。
1 充電装置
4 電池パック
5 充電電力出力部としての充電制御部
9 接続部としての電池装着部
13 電力出力部
14 電力入力部
15 充電電力出力部としての充電端子
21 接続部としての連結部
22 電流中継端子

Claims (13)

  1. 2次電池を含む電池パックが装着される電池装着部と、前記電池パックを充電する充電回路と、を有し、商用電源からの電力によって充電電流を生成して前記電池パックを充電する充電装置であって、
    他の充電装置を接続可能な接続部を有し、
    前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記充電回路と前記他の充電装置の充電回路とが並列接続されることを特徴とする充電装置。
  2. 前記接続部に前記他の充電装置が接続され、且つ前記電池装着部に前記電池パックが装着されると、前記電池パックは前記充電装置から出力される充電電流及び前記他の充電装置から出力される充電電流で充電されることを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 前記接続部には、前記他の充電装置と電気的に接続される端子部が設けられ、
    前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記充電電流が流れる充電経路が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の充電装置。
  4. 前記接続部は、前記電池装着部に装着される前記電池パックの電池側装着部と同形状を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の充電装置。
  5. 外枠となるケースと、前記ケース内に収容される冷却ファンと、前記ケースに形成され空気が通る通気孔と、をさらに有し、
    前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記通気孔は、前記他の充電器の通気孔と対向して位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の充電装置。
  6. 前記商用電源からの電力が入力される入力部をさらに有し、
    前記接続部に前記他の充電装置が接続されると、前記入力部と前記他の充電装置の入力部とが共通化されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の充電装置。
  7. 2次電池を含む電池パックが装着される電池装着部と、前記電池パックの充電を制御する充電制御手段と、を有する充電装置であって、
    前記充電制御手段は、電力が入力される電力入力部と、前記電池パックを充電する充電電力が出力される充電電力出力部と、前記電力の少なくとも一部を出力可能な電力出力部と、を有し、
    前記電力出力部は、他の充電装置の電力入力部と電気的に接続可能であり、
    前記電力出力部が前記他の充電装置の電力入力部と電気的に接続されると、前記充電電力出力部は、前記他の充電装置の充電電力出力部と電気的に接続するように構成され、
    前記電池パックは、前記充電電力出力部からの充電電力と前記他の充電装置からの充電電力とにより充電されることを特徴とする充電装置。
  8. 前記電池装着部に前記電池パックが装着されると、前記充電電力出力部から前記電池パックに前記充電電力が供給され、
    前記電力出力部に前記他の充電装置の電力入力部が接続されると共に、前記電池装着部に前記電池パックが装着されていないときは、前記充電電力出力部は、前記他の充電制御手段に前記充電電力を供給可能とすることを特徴とする請求項7記載の充電装置。
  9. 前記充電制御手段は、
    前記電力出力部に前記他の充電装置の電力入力部が接続されると、前記他の充電装置の充電制御手段から出力される信号を受け取るように構成された信号入力部と、
    前記信号入力部で受け取った入力信号の値を閾値と比較する比較部と、
    を有し、
    前記閾値は前記充電電力出力部への前記充電電力の出力に関する値であり、
    前記入力信号が前記閾値以上のときは、前記充電電力出力部に前記充電電力を供給可能とし、
    前記入力信号が前記閾値よりも小さいときは、前記充電電力出力部への前記充電電力の供給は行わないことを特徴とする請求項7又は8記載の充電装置。
  10. 前記充電制御手段は、前記入力信号が前記閾値以上のときは、前記信号よりも所定値だけ小さい信号を出力することを特徴とする請求項9記載の充電装置。
  11. 前記電池装着部と前記電力出力部とは、互いに近接して設けられていることを特徴とする請求項7から10のいずれか一に記載の充電装置。
  12. 前記充電制御手段及び前記電池パックを冷却するように構成された冷却ファンと、
    前記冷却ファンの風路と
    をさらに有し、
    前記電力出力部に前記他の充電装置の電力入力部が接続されると共に、前記電池装着部に前記電池パックが装着されていないとき、前記冷却ファンは回転されて前記他の充電装置に向けて送風することを特徴とする請求項7及び11のいずれか一に記載の充電装置。
  13. 前記電力出力部を前記他の充電装置の電力入力部に接続するとき、前記電力出力部は、外部に露出しないことを特徴とする請求項1から12のいずれか一に記載の充電装置。
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