JP7259972B2 - 電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラム - Google Patents

電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7259972B2
JP7259972B2 JP2021541999A JP2021541999A JP7259972B2 JP 7259972 B2 JP7259972 B2 JP 7259972B2 JP 2021541999 A JP2021541999 A JP 2021541999A JP 2021541999 A JP2021541999 A JP 2021541999A JP 7259972 B2 JP7259972 B2 JP 7259972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
inquiry
department
information
electronic medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021541999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021038968A1 (ja
Inventor
知宏 中矢
大介 能登原
充宏 服部
寛章 本郷
和義 西野
智則 ▲崎▼本
太朗 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2021038968A1 publication Critical patent/JPWO2021038968A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7259972B2 publication Critical patent/JP7259972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/20ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for electronic clinical trials or questionnaires
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/60ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for patient-specific data, e.g. for electronic patient records

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラムに関する。
従来、問診に対する回答に関する入力情報を受け付ける診断支援方法が知られている。このような診断支援方法は、たとえば、特開2019-101491号公報に開示されている。
上記特開2019-101491号公報には、問診に対する回答に関する入力情報をユーザ端末により受け付ける診断支援方法が開示されている。この診断支援方法では、複数の問診項目の表示情報がユーザ端末に表示される。そして、ユーザ端末に対して、問診に対する回答が入力される。その後、ユーザ端末から診療支援装置に、問診に対する回答の情報である回答情報が送信される。そして、診療支援装置において、回答情報がカルテ情報として登録される。また、診療支援装置において、診断テーブルが参照され、回答情報に対応する疑いのある病名と受診すべき診療科とが推定される。そして、ユーザ端末により疑いのある病名の情報と受診すべき診療科の情報とが取得されるとともに、ユーザ端末に、回答情報に対応する疑いのある病名と受診すべき診療科とが、表示情報として出力される。
特開2019-101491号公報
上記特開2019-101491号公報には記載されていないが、複数の診療科が設けられた医療機関において、上記特開2019-101491号公報に記載されているような診断支援方法を用いることが考えられる。すなわち、ユーザ端末により疑いのある病名の情報と受診すべき診療科の情報とが取得されるとともに、ユーザ端末に、回答情報に対応する疑いのある病名と受診すべき診療科とが、表示情報として出力される。そして、基本的な問診内容に対する回答をカルテ情報として自動的に電子カルテに登録させるとともに、患者が受診する診療科を決定する受付員の決定作業(判断する作業)を支援することが考えられる。しかしながら、上記特開2019-101491号公報に記載の診断支援方法を用いた場合でも、複数の診療科が設けられた医療機関においては、受付員により、診療科ごとに設けられた詳細な問診内容が記載された用紙を患者に渡す作業が必要であるとともに、医師により、詳細な問診内容に対する患者の回答結果を、電子カルテに入力する作業が必要である。したがって、上記特開2019-101491号公報に記載されているような診断支援方法(電子カルテ入力方法)を用いた場合でも、複数の診療科を有する医療機関では、受付員および医師の作業負担が軽減されにくいという問題点があると考えられる。なお、本願明細書では、「医師」とは医師および歯科医師などを含む医療従事者を意味する。また、「医療機関」とは、病院、診療所、および、歯科医院などを含む医療を提供する施設を意味する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の診療科を有する医療機関において用いられる場合にも、医療機関の受付員の作業負担および医師の作業負担を軽減することが可能な電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における電子カルテ入力方法は、基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付けるステップと、基本問診に対する回答を、医療機関側端末、医療機関側端末と通信可能に構成された受付入力装置、または、医療機関側端末と通信可能に構成された電子カルテ装置、のいずれかにより取得するステップと、取得した基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を、医療機関側端末により決定するステップと、受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付けるステップと、診療科問診に対する回答を、医療機関側端末により取得するステップと、取得した診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を、医療機関側端末、携帯情報端末、電子カルテ装置、または、携帯情報端末および医療機関側端末とネットワークを介して通信可能に構成された問診サーバ、のいずれかにより生成するステップと、電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバにより記憶するステップと、を備える。
この発明の第2の局面における電子カルテ入力システムは、基本問診に対する回答、および、診療科問診に対する回答を受け付ける携帯情報端末と、携帯情報端末とは別個に設けられ、基本問診に対する回答を取得するとともに取得した基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定する医療機関側端末と、を備え、診療科問診に対する回答が取得され、取得された診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報が生成されるとともに、電子カルテ入力情報が電子カルテサーバに記憶される。
この発明の第3の局面における電子カルテ入力プログラムは、基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付ける制御と、基本問診に対する回答を取得する制御と、取得した基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定する制御と、受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付ける制御と、診療科問診に対する回答を取得する制御と、取得した診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を生成する制御と、電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバに記憶する制御と、をコンピュータに実行させる。
上記第1の局面における電子カルテ入力方法、上記第2の局面における診療電子カルテ入力システム、および、上記第3の局面における電子カルテ入力プログラムでは、基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付けるとともに、受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付ける。これにより、複数の診療科を有する医療機関の受付員が、診療科問診の内容が記載された用紙を患者に渡す作業を行うことなく、携帯情報端末により、基本問診に対する回答および診療科問診に対する回答を受け付けることができる。この結果、複数の診療科を有する医療機関の受付員の作業負担を軽減することができる。そして、本発明では、診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を生成するとともに、電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバに記憶する。これにより、診療科問診に対する回答を電子カルテサーバに入力する医師の作業が不要になる。その結果、複数の診療科を有する医療機関においても、医師の作業負担を軽減することができる。これらの結果、複数の診療科を有する医療機関において電子カルテが用いられる場合にも、受付員の作業負担および医師の作業負担を軽減することができる。
一実施形態による診療支援システムの構成を示すブロック図である。 一実施形態による診療支援システムとネットワークとの関係を説明するための図である。 一実施形態による電子カルテ装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態による電子カルテ装置の表示部に表示された電子カルテ情報について説明するための図である。 一実施形態による問診端末の構成を示すブロック図である。 一実施形態による基本問診に対する回答を受け付けるための画像を説明するための図(1)である。 一実施形態による基本問診に対する回答を受け付けるための画像を説明するための図(2)である。 一実施形態による基本問診に対する回答を受け付けるための画像を説明するための図(3)である。 一実施形態による診療科問診に対する回答を受け付けるための画像を説明するための図(1)である。 一実施形態による診療科問診に対する回答を受け付けるための画像を説明するための図(3)である。 一実施形態による基本問診回答情報を示す画像を説明するための図である。 一実施形態による診療科問診回答情報を示す画像を説明するための図である。 一実施形態による患者に診療科問診への回答を促す画像を説明するための図である。 一実施形態による病院端末の構成を示すブロック図である。 一実施形態による病院端末の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 一実施形態による問診IDと患者IDとの対応付けを説明するための図である。 一実施形態による受診診療科の推定を説明するための図である。 一実施形態による受診診療科の決定を説明するための図である。 一実施形態による問診IDと受診診療科の情報との対応付けを説明するための図である。 一実施形態による電子カルテ入力情報が記憶される前の電子カルテ情報を説明するための図である。 一実施形態による電子カルテ入力情報が記憶された後の電子カルテ情報を説明するための図である。 一実施形態による受付入力装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態による診療支援システムにおける受診診療科を決定する方法を説明するための図である。 一実施形態による診療支援システムにおける電子カルテ入力情報を電子カルテ情報に入力を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
[電子カルテ入力システムの構成]
図1~図22を参照して、本実施形態による電子カルテ入力システム100について説明する。
(電子カルテ入力システムの全体構成)
図1に示すように、本実施形態における電子カルテ入力システム100は、診療支援システム101の一部を構成する。診療支援システム101は、医療機関(たとえば、病院)における医師および看護師等の医療従事者による診療および作業と、受付員(事務員)の作業とを支援するシステムである。電子カルテ入力システム100は、診療支援システム101に設けられている電子カルテ装置10に対して、電子カルテ入力情報Dkiを入力するシステムである。
電子カルテ入力システム100は、問診端末20と、病院端末30とを備える。診療支援システム101は、電子カルテ入力システム100と、電子カルテ装置10と、受付入力装置40と、問診サーバ50とを備える。電子カルテ装置10および病院端末30は、電子カルテシステムを構成する。電子カルテシステムは、医師等の医療従事者による診療記録R、後述する基本問診回答情報Da1および診療科問診回答情報Da2をデータベースとして一括して電子カルテ情報Dkとして電子的に保存・管理するためのシステムである。すなわち、電子カルテシステムは、医療従事者および医療機関の受付員の事務作業の効率化や、情報管理の一元化を図るためのシステムである。なお、問診端末20は、請求の範囲の「携帯情報端末」の一例である。また、病院端末30は、請求の範囲の「医療機関側端末」の一例である。
図2に示すように、複数の問診端末20と複数の病院端末30と問診サーバ50とは、ネットワークNを介して接続されている。ネットワークNは、たとえば、インターネットである。
(電子カルテ装置の構成)
図3に示すように、電子カルテ装置10は、患者ID(Identification)毎に生成された電子カルテ情報Dkを管理する装置である。患者IDは、医療機関に来院した患者P毎に、電子カルテ装置10または病院端末30により付与された識別情報である。また、電子カルテ装置10は、制御部11と、電子カルテサーバ12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを含む。なお、患者IDは、請求の範囲の「第2識別情報」の一例である。
制御部11は、電子カルテプログラム12a(以下、「プログラム12a」とする)を実行することにより、電子カルテ装置10の動作を制御するように構成されている。たとえば、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理回路およびRAM(Random Access Memory)等の記憶回路を含む。制御部11は、後述する電子カルテ入力情報Dkiが生成された場合、および、診療記録Rが入力された場合に、電子カルテ情報Dkを更新または生成する制御を行うように構成されている。なお、プログラム12aは、請求の範囲の「電子カルテ入力プログラム」の一例である。
電子カルテサーバ12は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶媒体を含む。電子カルテサーバ12は、プログラム12aが記憶されている。そして、電子カルテサーバ12には、複数の患者IDの各々に対応した電子カルテ情報Dkが記憶されている。すなわち、電子カルテサーバ12には、電子カルテデータベースが構築されている。また、電子カルテサーバ12に対して、電子カルテ入力情報Dkiが入力される(記憶される)ことに応じて、電子カルテ情報Dkが更新される。
操作部13は、医療従事者または医療機関の従業員(受付員)の入力操作を受け付けるように構成されている。具体的には、操作部13は、キーボード、マウス、および、タッチパネルの少なくとも一つにより構成されている。たとえば、操作部13は、医師により、診療記録Rを受け付けるように構成されている。
表示部14は、図4に示すように、操作部13に対する入力操作および制御部11による指令に基づいて、電子カルテ情報Dkを表示(出力)するように構成されている。たとえば、表示部14は、液晶ディスプレイを含む。電子カルテ情報Dkは、たとえば、患者ID、患者氏名、既往歴およびアレルギーなどの患者基本情報と、処置歴および処方歴の情報と、基本問診回答情報Da1(基本問診Q1に対する回答)と、診療科問診回答情報Da2(診療科問診Q2に対する回答)と、診療記録Rとを含む。たとえば、制御部11は、患者基本情報を示す画像E1と、処置歴および処方歴の情報を示す画像E2と、基本問診回答情報Da1と診療科問診回答情報Da2と診療記録Rとを示す画像E3と、を表示部14に表示させる制御を行うように構成されている。なお、電子カルテ装置10は、請求の範囲の「電子カルテを表示する表示装置」の一例である。
通信部15は、病院端末30と有線通信または無線通信するように構成されている。たとえば、通信部15は、病院端末30と有線LAN(Local Area Network)または無線LANにより通信可能に構成されている。そして、通信部15は、病院端末30と、電子カルテ入力情報Dkiおよび診療記録Rを送受信するように構成されている。
電子カルテ入力情報Dki(および診療記録R)は、たとえば、文字(テキスト)形式のデータを含む。たとえば、電子カルテ入力情報Dkiおよび診療記録Rは、HL7(Health Level 7)に準拠した形式のデータであり、電子カルテ入力情報Dkiは、電子カルテ情報Dkにおける所定の位置に格納(記憶)される。たとえば、電子カルテ入力情報Dkiは、図4における「問診回答(主訴)」の位置に記憶(入力)される。
(問診端末の構成)
図5に示すように、問診端末20は、電子カルテ装置10とは別個に設けられた携帯情報端末として構成されている。たとえば、問診端末20は、患者Pが所有する携帯情報端末である。具体的には、問診端末20は、スマートフォン(携帯電話装置)、タブレット型情報端末、または、ノートパソコンなどのコンピュータにより構成されている。そして、問診端末20は、制御部21と、タッチパネル22と、通信部23と、記憶部24とを含む。
制御部21は、制御プログラムを実行することにより、問診端末20の動作を制御するように構成されている。たとえば、制御部21は、問診回答用アプリケーションプログラム24a(以下、「プログラム24a」という)を実行するように構成されている。また、制御部21は、CPU等の演算処理回路およびRAM等の記憶回路を含む。なお、プログラム24aは、請求の範囲の「電子カルテ入力プログラム」の一例である。
タッチパネル22は、患者Pによる入力操作を受け付けるとともに、制御部21による指令に応じて画像を表示するように構成されている。タッチパネル22は、受け付けた入力操作の情報を制御部21に伝達するように構成されている。
通信部23は、ネットワークN(図2参照)を介して、無線通信するためのインターフェースとして構成されている。たとえば、通信部23は、Wi-FiまたはBlutooth(登録商標)によりネットワークNまたは医療機関内のローカルエリアネットワーク(LAN)に接続するか、または、無線移動体通信技術(たとえば、IMT-Advanced:4G)によりネットワークNに接続するように構成されている。
記憶部24は、HDDまたはSSD等の不揮発性の記憶媒体を含む。そして、記憶部24は、プログラム24aが記憶されている。
〈問診端末の機能的構成〉
図6~図10に示すように、本実施形態では、問診端末20(タッチパネル22)は、基本問診Q1に対する回答、および、診療科問診Q2に対する回答を受け付けるように構成されている。そして、図11に示すように、問診端末20は、受け付けた基本問診Q1に対する回答に基づいて、基本問診回答情報Da1を生成するように構成されている。また、図12に示すように、問診端末20は、受け付けた診療科問診Q2に対する回答に基づいて、診療科問診回答情報Da2を生成するように構成されている。
図6~図8に示すように、基本問診Q1は、複数の診療科に共通する問診内容により構成されている。すなわち、基本問診Q1は、総合的(基本的)な内容の問診である。また、基本問診Q1は、受診診療科Aを決定するための問診である。たとえば、図6では、基本問診Q1には、症状が現れている部位を問うための問診、図7では、症状の種類を問うための問診、および、図8では、症状が現れた時期を問うための問診を示している。
詳細には、制御部21は、タッチパネル22に、基本問診Q1に対する回答を受け付けるための画像E11を表示する。具体的には、画像E11には、図および文字の少なくとも一方による問診が含まれる。たとえば、図6に示すように、画像E11には、「どの部位に症状がありますか?」という文字の画像と、操作部画像E11aとが含まれる。たとえば、操作部画像E11aは、人体を模した画像、「全身」と回答するための画像および「気分」と回答するための画像である。そして、制御部21は、患者Pのタッチ入力操作に基づいて、タッチパネル22中のタッチ座標を取得するように構成されている。そして、制御部21は、タッチ座標に基づいて、回答結果(上記の例の場合、症状の部位の情報)を取得するように構成されている。
図11に示すように、制御部21は、基本問診Q1に対する回答結果に基づいて、基本問診回答情報Da1を生成するように構成されている。具体的には、制御部21は、基本問診Q1に対する回答結果に対して、問診ID(図11では「10001」)を付与することにより、基本問診Q1に対する回答結果に問診IDが対応付けられた基本問診回答情報Da1を生成する。そして、制御部21は、問診サーバ50に、基本問診回答情報Da1を送信する制御を行う。また、制御部21は、基本問診回答情報Da1を示す画像E12をタッチパネル22に表示する制御を行うように構成されている。たとえば、画像E12には、問診IDを示す画像と基本問診Q1に対する回答結果を示す画像とが表示される。また、基本問診回答情報Da1は、たとえば、問診端末20に対応したデータ形式を用いて構成されている。たとえば、基本問診回答情報Da1には、テキスト形式のデータが含まれている。
図9および図10に示すように、診療科問診Q2は、複数の診療科の各々に対応して設けられた問診である。すなわち、診療科問診Q2は、診療科別の問診であり、基本問診Q1よりも詳細な問診内容を含むものである。たとえば、図9および図10では、診療科問診Q2には、耳鼻科に対応した問診の例を示している。
詳細には、制御部21は、タッチパネル22に、診療科問診Q2に対する回答を受け付けるための画像E21を表示する。具体的には、画像E21には、図および文字の少なくとも一方による問診が含まれる。たとえば、図9に示すように、画像E21には、「耳鳴りはしますか?」いう文字の画像と、「する」と回答するための画像および「しない」と回答するための画像を含む操作部画像E21aとが含まれる。
図12に示すように、制御部21は、診療科問診Q2に対する回答結果に対して、問診IDを付与することにより、診療科問診Q2に対する回答結果に問診IDが対応付けられた診療科問診回答情報Da2を生成する。そして、制御部21は、問診サーバ50に、診療科問診回答情報Da2を送信する制御を行う。また、制御部21は、診療科問診回答情報Da2を示す画像E22をタッチパネル22に表示する制御を行うように構成されている。たとえば、画像E22には、問診IDを示す画像と、受診診療科Aを示す画像と、診療科問診Q2に対する回答結果を示す画像とが表示される。たとえば、診療科問診回答情報Da2には、テキスト形式のデータが含まれている。
また、本実施形態では、問診端末20は、問診端末IDが対応付けられた受診診療科Aの情報を取得するように構成されている。具体的には、問診端末20は、病院端末30により受診診療科Aが決定された後、問診サーバ50からネットワークNを介して受診診療科Aの情報を取得する。
図13に示すように、問診端末20の制御部21は、受診診療科Aの情報を取得したことに応じて、患者Pに診療科問診Q2への回答を促す報知を行うように構成されている。たとえば、問診端末20は、診療科問診Q2への回答を促す報知として、タッチパネル22に「受診診療科のお知らせ」および「診療科問診への回答のお願い」等の文字画像を含む画像E31を表示する。また、タッチパネル22は、診療科問診Q2に対する回答を開始するための入力操作を受け付ける操作部表示E31aを表示する。そして、制御部21は、操作部表示E31aに対する患者Pの入力操作に応じて、図11および図12に示す診療科問診回答情報Da2をタッチパネル22に表示する制御を行う。
(病院端末の構成)
図14に示すように、病院端末30は、問診端末20とは別個に設けられている。病院端末30は、たとえば、医療機関内の総合受付に設けられたコンピュータである。また、病院端末30は、基本問診回答情報Da1に基づいて、複数の診療科のうちから受診診療科Aを推定する受診診療科推定装置として構成されている。また、病院端末30は、制御部31と、表示部32と、操作部33と、記憶部34と、通信部35とを含む。なお、表示部32は、請求の範囲の「医療機関側端末の表示部」の一例である。
制御部31は、制御プログラムを実行することにより、病院端末30の動作を制御するように構成されている。たとえば、制御部31は、病院端末用アプリケーションプログラム34a(以下、「プログラム34a」という)を実行するように構成されている。また、制御部31は、CPU等の演算処理回路およびRAM等の記憶回路を含む。なお、プログラム34aは、請求の範囲の「電子カルテ入力プログラム」の一例である。
図15に示すように、制御部31は、情報取得部31aと、推定部31bと、情報生成部31cとを含む。情報取得部31aは、基本問診回答情報Da1および診療科問診回答情報Da2を、通信部35を介して、問診サーバ50から取得するように構成されている。そして、情報取得部31aは、問診IDと病院識別IDおよび患者IDとを対応付けるように構成されている。なお、情報取得部31aと、推定部31bと、情報生成部31cとは、プログラム34aを制御部31によって実行することによって機能する機能的な構成として示している。また、図15では、情報取得部31aと推定部31bと情報生成部31cとを機能ブロックとして記載しているが、情報取得部31aと推定部31bと情報生成部31cとを一体的なハードウェアとして構成してもよいし、個別の専用のハードウェア(専用CPU)によりそれぞれ構成してもよい。なお、病院識別IDは、請求の範囲の「第2識別情報」の一例である。
情報取得部31aは、図16に示すように、問診端末20により基本問診回答情報Da1に対して付与された問診IDと、電子カルテ情報Dkに登録されている患者IDとを対応付ける(紐づける)ように構成されている。また、情報取得部31aは、問診IDと病院識別IDとを対応づけるように構成されている。たとえば、情報取得部31aは、問診IDと病院識別IDと患者IDとが対応付けられた第1テーブル34bを生成するように構成されている。第1テーブル34bは、記憶部34(図14参照)に記憶される。
また、情報取得部31aは、問診IDに基づいて、基本問診回答情報Da1を取得するように構成されている。具体的には、情報取得部31aは、問診サーバ50に、問診IDを送信する。そして、問診IDを問診サーバ50が受信したことに応じて、問診サーバ50から情報取得部31a(病院端末30)に基本問診回答情報Da1が送信される。
推定部31bは、図17に示すように、基本問診回答情報Da1に基づいて、受診診療科Aを推定するように構成されている。たとえば、推定部31bには、学習済モデルMが設けられている。そして、推定部31bは、基本問診回答情報Da1が入力された場合に、学習済モデルMを用いて推定された受診診療科Aである受診診療科候補Aaを出力するように構成されている。そして、図18に示すように、推定部31bは、表示部32に、受診診療科候補Aaを示す画像E41を表示するように構成されている。また、推定部31bは、表示部32に、受付員による受診診療科Aの決定を受け付ける操作部表示E41aを表示するように構成されている。
学習済モデルMは、図示しない学習モデル生成装置により生成されたものである。学習済モデルMは、基本問診回答情報Da1を入力教師データとするとともに、受診診療科A(受診診療科候補Aa)を出力教師データとするデータセットによって、機械学習を行うことにより生成されたものである。たとえば、学習済モデルMは、ニューラルネットワークである。また、図19に示すように、推定部31bは、受診診療科Aの情報と、問診IDとを対応付けるように構成されている。たとえば、推定部31bは、受診診療科Aの情報と、問診IDとが対応付けられた第2テーブル34cを生成する。なお、第1テーブル34bと第2テーブル34cとは、互いに別個に構成されていてもよいし、一体的な(単一の)テーブルとして構成されていてもよい。
そして、制御部31は、問診IDが対応付けられた受診診療科Aの情報を、問診サーバ50(図2参照)を介して、問診端末20に送信するように構成されている。すなわち、問診サーバ50は、問診IDに基づいて、受診診療科Aの情報を送信すべき問診端末20を特定し、特定した問診端末20に受診診療科Aの情報を送信する。
情報生成部31cは、図20および図21に示すように、情報取得部31aにより取得された基本問診回答情報Da1および診療科問診回答情報Da2に基づいて、電子カルテ情報Dkに対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiを生成するように構成されている。たとえば、情報生成部31cは、基本問診回答情報Da1と診療科問診回答情報Da2とを組み合わせるとともに、問診端末20におけるデータの形式から電子カルテ情報Dkに対応した形式に変換する制御を行う。そして、情報生成部31cは、変換した情報に患者IDを対応付ける(患者IDを含ませる)ことにより、電子カルテ入力情報Dkiを生成する。すなわち、本実施形態では、情報生成部31cは、診療科問診回答情報Da2に基づいて、患者IDに対応する患者Pに関する電子カルテ情報Dkに対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiを生成するように構成されている。
たとえば、情報生成部31cは、電子カルテ入力情報Dkiは、電子カルテ情報Dkにおける所定の位置に格納(記憶)されるために、タグ付けされている。たとえば、情報生成部31cは、患者IDに関するタグ、および、「問診回答(主訴)」の位置に診療科問診回答情報Da2を入力させるためのタグを、電子カルテ入力情報Dkiに付与する。
そして、情報生成部31cは、生成した電子カルテ入力情報Dkiを、電子カルテ装置10の電子カルテサーバ12に記憶するように構成されている。具体的には、電子カルテ装置10は、電子カルテサーバ12の患者IDに対応する電子カルテ情報Dkに電子カルテ入力情報Dkiを追加する制御を行う。そして、図20に示すように、電子カルテ入力情報Dkiが電子カルテサーバ12に記憶される前の電子カルテ情報Dkの「問診回答(主訴)」の欄は空白である一方、図21に示すように、電子カルテ入力情報Dkiが電子カルテサーバ12に記憶された後の電子カルテ情報Dkの「問診回答(主訴)」の欄には、「耳鳴り:あり」および「耳に痛み:あり」という表示(画像E51)が追加される。すなわち、図9および図10に示す問診端末20のタッチパネル22において表示されていた内容が、図21に示す電子カルテ情報Dkの「問診回答(主訴)」の欄の表示内容に変換される。なお、図21では、診療科問診回答情報Da2が表示される例を示しているが、基本問診回答情報Da1も電子カルテ情報Dkに追加される。
表示部32は、たとえば、液晶ディスプレイとして構成されている。そして、表示部32においても、表示部14と同様に図21に示す電子カルテ情報Dkの画像E51を表示するように構成されている。すなわち、表示部14および32は、電子カルテ情報Dkの画像E51において、診療科問診回答情報Da2が入力されたか否かが視覚的に認識可能に表示される。
操作部33は、医療機関の受付員による入力操作を受け付けるように構成されている。たとえば、操作部33は、キーボード、マウス、および、タッチパネルの少なくとも一つを含む。また、病院端末30は、受付入力装置40から問診IDを取得可能に構成されているとともに、操作部33に対する入力操作によっても問診IDを取得可能に構成されている。たとえば、受付員に対して、患者Pが問診IDを口頭で伝えた場合には、受付員により、操作部33に対して問診IDが入力される。
記憶部34は、HDDまたはSDD等の不揮発性メモリにより構成されている。また、記憶部34には、プログラム34aと第1テーブル34bと第2テーブル34cと学習済モデルMとが記憶されている。
通信部35は、ネットワークNを介して、無線通信するためのインターフェースとして構成されている。たとえば、通信部35は、Wi-FiまたはBlutooth(登録商標)によりネットワークNまたは医療機関内のLANに接続するように構成されている。また、通信部35は、ネットワークNを介して、問診端末20および問診サーバ50と通信するように構成されている。また、通信部35は、有線LANまたは無線LANを介して、電子カルテ装置10および受付入力装置40と通信するように構成されている。
(受付入力装置の構成)
受付入力装置40は、医療機関内に設置され、患者Pが来院した際に、患者Pの来院情報を取得するための装置である。
図22に示すように、受付入力装置40は、制御部41と、操作部42と、通信部43と、読取部44とを含む。制御部41は、制御プログラムを実行することにより、受付入力装置40の動作を制御するように構成されている。また、制御部41は、CPU等の演算処理回路およびRAM等の記憶回路を含む。操作部42は、患者Pによる問診IDを受け付けるように構成されている。そして、通信部43は、病院端末30と通信可能に構成されている。また、読取部44は、患者Pが所持する診察券(または紹介状)から、磁気または光により、診察券(または紹介状)に記憶されている情報を読み取るように構成されている。そして、制御部41は、受け付けた問診ID、および、診察券(または紹介状)に記憶されている情報のうちの少なくとも1つを、通信部43を介して病院端末30に送信するように構成されている。
(問診サーバの構成)
図1に示すように、問診サーバ50は、病院端末30とは別個に構成され、基本問診回答情報Da1および診療科問診回答情報Da2が記憶(格納)されるサーバ(情報格納装置)として構成されている。
問診サーバ50は、クラウド(クラウドコンピューティング)上に構築されている。そして、問診サーバ50は、複数の問診端末20および複数の病院端末30と、ネットワークNを介して通信するように構成されている。また、問診サーバ50は、問診端末20から基本問診回答情報Da1および診療科問診回答情報Da2を取得するとともに、病院端末30から受診診療科Aの情報を取得するように構成されている。そして、問診サーバ50は、問診IDに基づいて、取得した基本問診回答情報Da1および診療科問診回答情報Da2を病院端末30に送信するとともに、問診IDに基づいて、取得した受診診療科Aの情報を問診端末20に送信するように構成されている。
たとえば、問診サーバ50は、病院端末30により問診IDを受信した場合、受診した問診IDに対応する基本問診回答情報Da1を、病院端末30に送信する。この場合、問診IDは、基本問診回答情報Da1を要求するための要求信号(リクエスト信号)として機能する。また、問診サーバ50は、問診端末20により診療科問診回答情報Da2を受信した場合、診療科問診回答情報Da2に対応付けられた病院識別IDに対応する病院端末30に、診療科問診回答情報Da2を送信する。
[電子カルテ入力方法について]
次に、図23および図24を参照して、本実施形態による電子カルテ入力システム100を用いた電子カルテ入力方法について説明する。また、電子カルテ入力システム100を用いた電子カルテ入力方法は、診療支援システム101による診療支援方法の一部を構成する。
(受診診療科を決定する方法)
まず、電子カルテ入力システム100による、受診診療科Aを決定する方法について説明する。ステップ201~205は、問診端末20の制御部21により実行される。また、ステップ211~216は、問診サーバ50の制御部51により実行される。また、ステップ221および222は、受付入力装置40の制御部41により実行される。また、ステップ231~239は、病院端末30の制御部31により実行される。
図23に示すように、問診端末20におけるステップ201において、基本問診Q1に対する回答が受け付けられる。具体的には、問診端末20において、プログラム24aが起動された後、タッチパネル22に基本問診Q1を示す画像E11(図6~図8参照)が表示される。表示された画像E11に含まれる操作部画像E11aに対する入力操作が基本問診Q1に対する回答として、問診端末20により受け付けられる。また、図6~図8のように、タッチパネル22に表示される画像E11は、基本問診Q1の内容ごとに順次切り替えられ、基本問診Q1に対する回答が順次受け付けられる。
ステップ202において、基本問診Q1に対する回答結果に対して、問診IDが付与される。具体的には、問診端末20において、基本問診Q1に対する回答結果に問診IDが対応付けられた基本問診回答情報Da1が生成される。
ステップ203において、基本問診回答情報Da1が、問診端末20から問診サーバ50にネットワークNを介して送信される。
そして、問診サーバ50におけるステップ211において、基本問診回答情報Da1が問診サーバ50により受信される。
ステップ212において、基本問診回答情報Da1が、問診サーバ50により記憶される。
その後、受付入力装置40におけるステップ221において、問診IDが、受付入力装置40により受け付けられる。具体的には、患者Pが医療機関に来院し、患者によって受付入力装置40の操作部42に問診IDが入力される。
ステップ222において、問診IDが、受付入力装置40から病院端末30に送信される。
そして、病院端末30におけるステップ231において、問診IDが病院端末30により受信されるか、または、問診IDが病院端末30の操作部33により受け付けられる。たとえば、上記のステップ222が実行された場合には、問診IDが病院端末30により受信される。
ステップ232において、問診IDに対して、病院端末30により付与される患者IDが対応付けられる。すなわち、本実施形態では、問診IDと、受診診療科Aの決定を行う医療機関により付与された識別情報である患者IDおよび病院識別IDとが、病院端末30により対応付けられる。
ステップ233において、問診IDが、病院端末30から問診サーバ50に送信される。
そして、問診サーバ50におけるステップ213において、問診IDが問診サーバ50により受信される。
ステップ214において、問診IDに対応する基本問診回答情報Da1が、問診サーバ50から病院端末30に送信される。
そして、病院端末30におけるステップ234において、問診IDが付与された基本問診回答情報Da1が、病院端末30により受信される。これにより、基本問診Q1に対する回答が、問診端末20とは別個に設けられた病院端末30により取得される。すなわち、本実施形態では、問診IDに基づいて、基本問診Q1に対する回答が、病院端末30により取得される。
ステップ235において、問診IDが付与された基本問診回答情報Da1に基づいて、病院端末30により、複数の診療科のうちから受診診療科Aが推定される。
ステップ236において、推定された受診診療科Aとしての受診診療科候補Aaが病院端末30の表示部32(図18参照)に表示される。
ステップ237において、病院端末30により受診診療科Aが決定される。具体的には、病院端末30の操作部表示E41aに対する入力操作に応じて、受診診療科候補Aaが受診診療科Aとして決定される。
ステップ238において、決定された受診診療科Aの情報と、問診IDおよび病院識別IDとが、病院端末30により対応付けられる。
ステップ239において、受診診療科Aの情報が、病院端末30から問診サーバ50に送信される。
そして、問診サーバ50におけるステップ215において、問診IDおよび病院識別IDが対応付けられた受診診療科Aの情報が、問診サーバ50により受信される。
ステップ216において、受診診療科Aの情報が、問診IDに基づいて、問診サーバ50から問診端末20に送信される。
そして、問診端末20におけるステップ204において、受診診療科Aの情報が、問診端末20により受信される。
ステップ205において、受診診療科Aの情報を取得したことに基づいて、図13に示すように、患者Pに診療科問診Q2への回答を促す報知が問診端末20により行われる。具体的には、受診診療科Aの情報および診療科問診Q2への回答を促す旨の表示が行われる。そして、受診診療科Aを決定する方法が終了される。
(電子カルテ入力情報を入力する方法)
次に、図24を参照して、電子カルテ入力システム100による、電子カルテ入力情報Dkiを電子カルテ装置10に入力する方法について説明する。なお、電子カルテ入力情報Dkiを電子カルテ装置10に入力する方法は、上記受診診療科Aを決定する方法の後に、実行される。ステップ301~303は、問診端末20の制御部21により実行される。また、ステップ311~313は、問診サーバ50の制御部51により実行される。また、ステップ331~333は、病院端末30の制御部31により実行される。また、ステップ341~345は、電子カルテ装置10の制御部11により実行される。
ステップ301において、診療科問診Q2に対する回答が、問診端末20により受け付けられる。具体的には、図13に示す「診療科問診の回答を開始」を行うための操作部表示E31aに対する入力操作が行われた後、タッチパネル22に診療科問診Q2を示す画像E21(図9および図10参照)が表示される。表示された画像E21に含まれる操作部画像E21aに対する入力操作が診療科問診Q2に対する回答として、問診端末20により受け付けられる。また、図9および図10のように、タッチパネル22に表示される画像E21は、診療科問診Q2の内容ごとに順次切り替えられ、診療科問診Q2に対する回答が順次受け付けられる。
ステップ302において、診療科問診回答情報Da2が生成される。具体的には、診療科問診Q2に対する回答結果に、問診IDおよび病院識別IDが、問診端末20により対応付けられる。
ステップ303において、診療科問診回答情報Da2が、問診端末20から問診サーバ50に送信される。
そして、問診サーバ50におけるステップ311において、問診IDおよび病院識別IDが対応付けられた診療科問診回答情報Da2が受信される。
ステップ312において、診療科問診回答情報Da2が、問診サーバ50により記憶される。ステップ313において、病院識別IDに基づいて、診療科問診回答情報Da2が、問診サーバ50から病院端末30に送信される。
そして、病院端末30におけるステップ331において、診療科問診回答情報Da2が受信(取得)される。
ステップ332において、診療科問診回答情報Da2に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiが病院端末30により生成される。詳細には、問診IDに基づいて、診療科問診回答情報Da2と患者IDとが、病院端末30により対応付けられる。そして、患者IDが対応付けられた診療科問診回答情報Da2に基づいて、患者IDに対応する患者Pに関する電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiが病院端末30により生成される。すなわち、本実施形態では、診療科問診回答情報Da2のデータ形式が、問診端末20における形式から、電子カルテ情報Dkに対応した形式に変換することにより電子カルテ入力情報Dkiが生成される。
ステップ333において、電子カルテ入力情報Dkiが、病院端末30から電子カルテ装置10に送信される。
そして、電子カルテ装置10におけるステップ341において、電子カルテ入力情報Dkiが受信される。
ステップ342において、電子カルテ情報Dkが更新される。たとえば、電子カルテ入力情報Dkiと更新前の電子カルテ情報Dkとが合成されることにより、電子カルテ情報Dkが更新され、更新された電子カルテ情報Dkが電子カルテ装置10の電子カルテサーバ12に記憶される。
ステップ343において、更新された電子カルテ情報Dk(図21参照)が表示される。すなわち、診療科問診回答情報Da2を示す画像E51が表示部32に表示される。
ステップ344において、診療記録Rが、電子カルテ装置10により受け付けられる。
ステップ345において、診療記録Rが、電子カルテ装置10の電子カルテサーバ12に記憶される。そして、電子カルテ入力情報Dkiを電子カルテ装置10に入力する方法が終了される。
[本実施形態の電子カルテ入力方法の効果]
本実施形態の電子カルテ入力方法では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の電子カルテ入力方法では、上記のように、基本問診Q1に対する回答を、問診端末20(携帯情報端末)により受け付けるとともに、受診診療科Aに対応する問診である診療科問診Q2に対する回答を、問診端末20により受け付ける。これにより、複数の診療科を有する医療機関の受付員が診療科問診Q2の内容が記載された用紙を患者Pに渡す作業を行うことなく、問診端末20により、基本問診Q1に対する回答および診療科問診Q2に対する回答を受け付けることができる。この結果、複数の診療科を有する医療機関の受付員の作業負担を軽減することができる。そして、本実施形態では、診療科問診Q2に対する回答に基づいて、電子カルテ情報Dkに対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiを生成するとともに、電子カルテ入力情報Dkiを、電子カルテサーバ12に記憶する。これにより、診療科問診Q2に対する回答を電子カルテサーバ12に入力する医師の作業が不要になる。その結果、複数の診療科を有する医療機関においても、医師の作業負担を軽減することができる。これらの結果、複数の診療科を有する医療機関において用いる場合にも、受付員の作業負担および医師の作業負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、以下のように構成したことによって、更なる効果が得られる。
すなわち、本実施形態では、上記のように、基本問診Q1に対する回答を受け付けるステップ201の後、基本問診Q1に対する回答を取得するステップ211の前に、基本問診Q1に対する回答に問診ID(第1識別情報)を付与するステップ202と、問診IDと、受診診療科Aの決定を行う医療機関により付与された識別情報である患者IDおよび病院識別ID(第2識別情報)とを対応付けるステップ232とをさらに備える。このように構成すれば、複数の問診端末20(携帯情報端末)から基本問診Q1に対する回答を取得した場合でも、取得した基本問診Q1に対する回答が、複数の問診端末20(複数の患者P)のうちのいずれの問診端末20(患者P)により受け付けられたかを、問診IDによって容易に識別することができる。そして、問診IDと医療機関により付与された患者IDおよび病院識別IDとが対応付けられるので、患者Pにより回答された基本問診Q1に対する回答と、医療機関内において使用される患者IDおよび病院識別IDとを紐づけることができる。この結果、電子カルテ入力情報Dkiを生成する際に、参照すべき基本問診Q1に対する回答および診療科問診Q2に対する回答を、患者IDおよび病院識別IDを用いて容易に識別することができる。
また、本実施形態では、上記のように、基本問診Q1に対する回答を取得するステップ234は、問診端末20(携帯情報端末)とは別個に設けられた病院端末30(医療機関側端末)により、基本問診Q1に対する回答を取得するステップ234である。そして、問診ID(第1識別情報)と患者IDおよび病院識別ID(第2識別情報)とを対応付けるステップ232は、病院端末30により、問診IDと患者IDおよび病院識別IDとを対応付けるステップ232である。このように構成すれば、基本問診Q1に対する回答を取得する端末(病院端末30)と、問診IDと患者IDおよび病院識別IDとを対応付ける端末(病院端末30)とを、共通化することができるので、電子カルテ入力方法を実行するための電子カルテ入力システム100の構成が複雑化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、受診診療科Aを決定するステップ237は、病院端末30(医療機関側端末)により、受診診療科Aを決定するステップ237である。そして、電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332は、病院端末30により、電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332である。このように構成すれば、問診ID(第1識別情報)と患者IDおよび病院識別ID(第2識別情報)とを対応付ける病院端末30によって、受診診療科Aを決定すること、および、電子カルテ入力情報Dkiを生成することができる。この結果、病院端末30とは別個に、受診診療科Aを決定する端末および電子カルテ入力情報Dkiを生成する端末を設けることが不要な分、電子カルテ入力方法を実行するための電子カルテ入力システム100の構成が複雑化するのを、より一層抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、基本問診Q1に対する回答を取得するステップ234は、問診ID(第1識別情報)に基づいて、基本問診Q1に対する回答を病院端末30(医療機関側端末)により取得するステップ234である。このように構成すれば、問診端末20(携帯情報端末)とは異なる病院端末30が基本問診Q1に対する回答を取得する場合であっても、問診端末20により付与された問診ID(第1識別情報)に基づくことにより、問診IDに対応する基本問診Q1に対する回答を適切に識別して取得することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332は、診療科問診Q2に対する回答に基づいて、患者IDおよび病院識別ID(第2識別情報)に対応する患者Pに関する電子カルテ情報Dk(電子カルテ)に対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332である。このように構成すれば、患者IDおよび病院識別IDに対応する患者Pに関する電子カルテ情報Dkに、診療科問診Q2に対する回答の情報(電子カルテ入力情報Dki)を容易に入力する(記憶させる)ことができる。たとえば、患者IDおよび病院識別IDを用いて管理される電子カルテサーバ12に、患者IDおよび病院識別IDに基づいた電子カルテ入力情報Dkiを、自動的に記憶させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、受診診療科Aを決定するステップ237の後、診療科問診Q2に対する回答を受け付けるステップ331の前に、受診診療科Aの情報と問診ID(第1識別情報)とを対応付けるステップ238と、問診IDが対応付けられた受診診療科Aの情報を、問診端末20(携帯情報端末)により取得するステップ204と、をさらに備える。このように構成すれば、受診診療科Aの情報と問診IDとが対応付けられるので、受診診療科Aの情報を取得するべき問診端末20を容易に識別することができる。この結果、問診端末20により、受診診療科Aの情報を適切に取得させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、診療科問診Q2に対する回答を受け付けるステップ301の後、電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332の前に、問診端末20(携帯情報端末)により、診療科問診Q2に対する回答と問診ID(第1識別情報)とを対応付けるステップ302をさらに備える。このように構成すれば、診療科問診Q2に対する回答と、基本問診Q1に対する回答に付与された問診IDとが対応付けられるので、基本問診Q1に対する回答と診療科問診Q2に対する回答を含む電子カルテ入力情報Dkiを容易に生成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、受診診療科Aを決定するステップ237の後、診療科問診Q2に対する回答を受け付けるステップ301の前に、問診端末20(携帯情報端末)により患者Pに診療科問診Q2への回答を促す報知を行うステップ205をさらに備える。このように構成すれば、受付員または医師が、患者Pに診療科問診Q2への回答を促す作業が不要になるので、受付員または医師の作業負担を、より一層軽減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、診療科問診Q2に対する回答を受け付けるステップ301の後、問診端末20(携帯情報端末)とは別個に設けられた病院端末30(医療機関側端末)の表示部32、および、電子カルテ情報Dkを表示する表示部52(表示装置)の少なくとも一方により、診療科問診Q2に対する回答を示す表示を行うステップ343をさらに備える。このように構成すれば、病院端末30の表示部32を視認する受付員、および、電子カルテ情報Dkを表示する表示部52を視認する医師のうちの少なくとも一方は、診療科問診Q2に対する回答を視認することができる。この結果、たとえば、受付員および医師の少なくとも一方は、診療科問診Q2に対する回答が完了したか否かを判断することができるので、診療科問診Q2に対する回答が完了していない患者Pに対して診察が開始するのを抑制することができる。これにより、診察時に、診療科問診Q2の回答が得られていない内容について、医師が改めて問診することを減らすことができるので、効率良く診療を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332は、診療科問診Q2に対する回答のデータの形式を、問診端末20(携帯情報端末)における形式から、電子カルテ情報Dkにおける表示に対応した形式に変換することにより電子カルテ入力情報Dkiを生成するステップ332である。このように構成すれば、診療科問診Q2に対する回答のデータの形式が、問診端末20内において用いられる形式と、電子カルテ情報Dkにおいて用いられるデータの形式とで異なる場合でも、電子カルテ入力情報Dkiを適切に生成することができる。
[本実施形態のシステムおよびプログラムの効果]
本実施形態の電子カルテ入力システム100および電子カルテ入力プログラム12a、24aおよび34aでは、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の電子カルテ入力システム100および電子カルテ入力プログラム12a、24aおよび34aでは、上記のように構成することにより、基本問診Q1に対する回答を、問診端末20により受け付けるとともに、受診診療科Aに対応する問診である診療科問診Q2に対する回答を、問診端末20により受け付ける。これにより、複数の診療科を有する医療機関の受付員が診療科問診Q2の内容が記載された用紙を患者Pに渡す作業を行うことなく、問診端末20により、基本問診Q1に対する回答および診療科問診Q2に対する回答を受け付けることができる。この結果、複数の診療科を有する医療機関の受付員の作業負担を軽減することができる。そして、本実施形態では、診療科問診Q2に対する回答に基づいて、電子カルテ情報Dkに対応した形式の電子カルテ入力情報Dkiを生成するとともに、電子カルテ入力情報Dkiを、電子カルテサーバ12に記憶する。これにより、診療科問診Q2に対する回答を電子カルテサーバ12に入力する医師の作業が不要になる。その結果、複数の診療科を有する医療機関においても、医師の作業負担を軽減することができる。これらの結果、複数の診療科を有する医療機関において用いる場合にも、受付員の作業負担および医師の作業負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、問診端末20は、基本問診Q1に対する回答に問診ID(第1識別情報)を付与するように構成されており、病院端末30(医療機関側端末)は、問診IDと、受診診療科Aの決定を行う医療機関により付与された識別情報である患者IDおよび病院識別ID(第2識別情報)とを対応付けるように構成されている。このように構成すれば、複数の問診端末20から基本問診Q1に対する回答を取得した場合でも、取得した基本問診Q1に対する回答が、複数の問診端末20(複数の患者P)のうちのいずれの問診端末20(患者P)により受け付けられたかを、問診IDによって容易に識別することができる。そして、問診IDと医療機関により付与された患者IDおよび病院識別IDとが対応付けられるので、患者Pにより回答された基本問診Q1に対する回答と、医療機関内において使用される患者IDおよび病院識別IDとを紐づけることができる。この結果、電子カルテ入力情報Dkiを生成する際に、参照すべき基本問診Q1に対する回答および診療科問診Q2に対する回答を、患者IDおよび病院識別IDを用いて容易に識別することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、問診端末を、患者が所有する携帯情報端末とする例を説明したが、本発明はこれに限られない。たとえば、問診端末は、患者が所有する携帯情報端末ではなく、医療機関に備えられた(医療機関が所有する)携帯情報端末であってもよい。
また、上記実施形態では、診療支援システムに、問診サーバを設けて、問診端末と病院端末とが問診サーバを介して、基本問診回答情報および診療科問診回答情報を送受信する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、診療支援システムに、問診サーバを設けずに、問診端末から病院端末に、基本問診回答情報および診療科問診回答情報を直接送信してもよい。
また、上記実施形態では、問診IDと患者IDとを対応付ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、問診IDによって患者を特定することが可能なように問診IDが構成されている場合には、問診IDと患者IDとを対応付けなくてもよい。
また、上記実施形態では、問診IDと病院識別IDとを対応付ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、問診IDによって患者が診療を受ける医療機関を特定することが可能なように問診IDが構成されている場合には、問診IDと病院識別IDとを対応付けなくてもよい。
また、上記実施形態では、問診IDと患者IDとを対応付けることと、基本問診情報を取得することとの両方を、病院端末により行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、病院端末とは別個に構成された装置(たとえば、受付入力装置または電子カルテ装置)により、問診IDと患者IDとを対応付けることと、基本問診情報を取得することとのいずれか一方を行ってもよい。
また、上記実施形態では、病院端末の操作部に対する入力操作に基づいて、1つの受診診療科候補から受診診療科を決定する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、病院端末の推定部により推定された複数の受診診療科のうちから受診診療科を決定してもよいし、推定された一の受診診療科を自動的に受診診療科として決定してもよい。
また、上記実施形態では、病院端末により電子カルテ入力情報を生成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、問診端末、問診サーバ、または、電子カルテ装置のいずれかにより、電子カルテ入力情報を生成してもよい。
また、上記実施形態では、電子カルテ入力情報のデータ形式をテキスト形式(HL7に準拠した形式)として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、電子カルテ入力情報のデータ形式を画像形式として構成してもよいし、電子カルテ入力情報をHL7以外の規格に準拠した形式のデータとして構成してもよい。
また、上記実施形態では、受診診療科の情報と問診IDとを対応付ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、受診診療科の情報に、問診IDとは異なる新たなIDを付与してもよい。この場合、たとえば、問診端末から問診サーバに新たなID(リクエスト信号)が送信された場合に、問診サーバから新たなIDに対応する受診診療科の情報が問診端末に送信される。
また、上記実施形態では、問診端末により患者に診療科問診への回答を促す報知の例として画像を表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、問診端末により患者に診療科問診への回答を促す報知として音声を出力させてもよい。
また、上記実施形態では、病院端末の表示部および電子カルテ装置の表示部の両方に診療科問診に対する回答を示す表示を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、病院端末の表示部および電子カルテ装置の表示部のいずれか一方のみに診療科問診に対する回答を示す表示を行ってもよい。
また、上記実施形態では、機械学習によって生成された学習モデルに基づいて、複数の診療科のうちから、受診診療科を推定する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、基本問診回答と受診診療科とが関連付けられたルールベースを予め取得させておくことによって、複数の診療科のうちから、基本問診回答に対応する受診診療科が推定(決定)されてもよい。
また、上記実施形態では、問診サーバはクラウド(クラウドコンピューティング)上に構築される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、問診サーバが1つのハードウェアに構築されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、耳鼻科に関する診療科問診の例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、耳鼻科以外の診療科(たとえば、内科、外科等)の診療科問診に対しても本発明を適用してもよい。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付けるステップと、
前記基本問診に対する回答を取得するステップと、
取得した前記基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定するステップと、
前記受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、前記携帯情報端末により受け付けるステップと、
前記診療科問診に対する回答を取得するステップと、
取得した前記診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を生成するステップと、
前記電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバに記憶するステップと、を備える、電子カルテ入力方法。
(項目2)
前記基本問診に対する回答を受け付けるステップの後、前記基本問診に対する回答を取得するステップの前に、前記基本問診に対する回答に第1識別情報を付与するステップと、
前記第1識別情報と、前記受診診療科の決定を行う医療機関により付与された識別情報である第2識別情報とを対応付けるステップとをさらに備える、項目1に記載の電子カルテ入力方法。
(項目3)
前記基本問診に対する回答を取得するステップは、前記携帯情報端末とは別個に設けられた医療機関側端末により、前記基本問診に対する回答を取得するステップであり、
前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けるステップは、前記医療機関側端末により、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けるステップである、項目2に記載の電子カルテ入力方法。
(項目4)
前記受診診療科を決定するステップは、前記医療機関側端末により、前記受診診療科を決定するステップであり、
前記電子カルテ入力情報を生成するステップは、前記医療機関側端末により、前記電子カルテ入力情報を生成するステップである、項目3に記載の電子カルテ入力方法。
(項目5)
前記基本問診に対する回答を取得するステップは、前記第1識別情報に基づいて、前記基本問診に対する回答を前記医療機関側端末により取得するステップである、項目3に記載の電子カルテ入力方法。
(項目6)
前記電子カルテ入力情報を生成するステップは、前記診療科問診に対する回答に基づいて、前記第2識別情報に対応する前記患者に関する前記電子カルテに対応した形式の前記電子カルテ入力情報を生成するステップである、項目2に記載の電子カルテ入力方法。
(項目7)
前記受診診療科を決定するステップの後、前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの前に、前記受診診療科の情報と前記第1識別情報とを対応付けるステップと、
前記第1識別情報が対応付けられた前記受診診療科の情報を、前記携帯情報端末により取得するステップと、をさらに備える、項目2に記載の電子カルテ入力方法。
(項目8)
前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの後、前記電子カルテ入力情報を生成するステップの前に、前記携帯情報端末により、前記診療科問診に対する回答と前記第1識別情報とを対応付けるステップをさらに備える、項目2に記載の電子カルテ入力方法。
(項目9)
前記受診診療科を決定するステップの後、前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの前に、前記携帯情報端末により患者に前記診療科問診への回答を促す報知を行うステップをさらに備える、項目1に記載の電子カルテ入力方法。
(項目10)
前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの後、前記携帯情報端末とは別個に設けられた医療機関側端末の表示部、および、前記電子カルテを表示する表示装置の少なくとも一方により、前記診療科問診に対する回答を示す表示を行うステップをさらに備える、項目1に記載の電子カルテ入力方法。
(項目11)
前記電子カルテ入力情報を生成するステップは、前記診療科問診に対する回答のデータの形式を、前記携帯情報端末における形式から、前記電子カルテにおける表示に対応した形式に変換することにより前記電子カルテ入力情報を生成するステップである、項目1に記載の電子カルテ入力方法。
(項目12)
基本問診に対する回答、および、診療科問診に対する回答を受け付ける携帯情報端末と、
前記携帯情報端末とは別個に設けられ、前記基本問診に対する回答を取得するとともに取得した前記基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定する医療機関側端末と、を備え、
前記診療科問診に対する回答が取得され、取得された前記診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報が生成されるとともに、前記電子カルテ入力情報が電子カルテサーバに記憶される、電子カルテ入力システム。
(項目13)
前記携帯情報端末は、前記基本問診に対する回答に第1識別情報を付与するように構成されており、
前記医療機関側端末は、前記第1識別情報と、前記受診診療科の決定を行う医療機関により付与された識別情報である第2識別情報とを対応付けるように構成されている、項目12に記載の電子カルテ入力システム。
(項目14)
基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付ける制御と、
前記基本問診に対する回答を取得する制御と、
取得した前記基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定する制御と、
前記受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、前記携帯情報端末により受け付ける制御と、
前記診療科問診に対する回答を取得する制御と、
取得した前記診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を生成する制御と、
前記電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバに記憶する制御と、をコンピュータに実行させる、電子カルテ入力プログラム。
10 電子カルテ装置(電子カルテを表示する表示装置)
12 電子カルテサーバ
12a 電子カルテプログラム(電子カルテ入力プログラム)
20 問診端末(携帯情報端末)
24a 問診回答用アプリケーションプログラム(電子カルテ入力プログラム)
30 病院端末(医療機関側端末)
32 表示部
34a 病院端末用アプリケーションプログラム(電子カルテ入力プログラム)
100 電子カルテ入力システム

Claims (14)

  1. 基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付けるステップと、
    前記基本問診に対する回答を、医療機関側端末、前記医療機関側端末と通信可能に構成された受付入力装置、または、前記医療機関側端末と通信可能に構成された電子カルテ装置、のいずれかにより取得するステップと、
    取得した前記基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を、前記医療機関側端末により決定するステップと、
    前記受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、前記携帯情報端末により受け付けるステップと、
    前記診療科問診に対する回答を、前記医療機関側端末により取得するステップと、
    取得した前記診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を、前記医療機関側端末、前記携帯情報端末、前記電子カルテ装置、または、前記携帯情報端末および前記医療機関側端末とネットワークを介して通信可能に構成された問診サーバ、のいずれかにより生成するステップと、
    前記電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバにより記憶するステップと、を備える、電子カルテ入力方法。
  2. 前記基本問診に対する回答を受け付けるステップの後、前記基本問診に対する回答を取得するステップの前に、前記基本問診に対する回答に第1識別情報を、前記携帯情報端末により付与するステップと、
    前記第1識別情報と、前記受診診療科の決定を行う医療機関により付与された識別情報である第2識別情報とを、前記医療機関側端末、前記受付入力装置または前記電子カルテ装置、のいずれかにより対応付けるステップとをさらに備える、請求項1に記載の電子カルテ入力方法。
  3. 前記基本問診に対する回答を取得するステップは、前記医療機関側端末により、前記基本問診に対する回答を取得するステップであり、
    前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けるステップは、前記医療機関側端末により、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対応付けるステップである、請求項2に記載の電子カルテ入力方法。
  4. 記電子カルテ入力情報を生成するステップは、前記医療機関側端末により、前記電子カルテ入力情報を生成するステップである、請求項3に記載の電子カルテ入力方法。
  5. 前記基本問診に対する回答を取得するステップは、前記第1識別情報に基づいて、前記基本問診に対する回答を前記医療機関側端末により取得するステップである、請求項3に記載の電子カルテ入力方法。
  6. 前記電子カルテ入力情報を生成するステップは、前記診療科問診に対する回答に基づいて、前記第2識別情報に対応する前記患者に関する前記電子カルテに対応した形式の前記電子カルテ入力情報を生成するステップである、請求項2に記載の電子カルテ入力方法。
  7. 前記受診診療科を決定するステップの後、前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの前に、前記受診診療科の情報と前記第1識別情報とを、前記医療機関側端末により対応付けるステップと、
    前記第1識別情報が対応付けられた前記受診診療科の情報を、前記携帯情報端末により取得するステップと、をさらに備える、請求項2に記載の電子カルテ入力方法。
  8. 前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの後、前記電子カルテ入力情報を生成するステップの前に、前記携帯情報端末により、前記診療科問診に対する回答と前記第1識別情報とを対応付けるステップをさらに備える、請求項2に記載の電子カルテ入力方法。
  9. 前記受診診療科を決定するステップの後、前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの前に、前記携帯情報端末により患者に前記診療科問診への回答を促す報知を行うステップをさらに備える、請求項1に記載の電子カルテ入力方法。
  10. 前記診療科問診に対する回答を受け付けるステップの後、前記医療機関側端末の表示部、および、前記電子カルテを表示する表示装置の少なくとも一方により、前記診療科問診に対する回答を示す表示を行うステップをさらに備える、請求項1に記載の電子カルテ入力方法。
  11. 前記電子カルテ入力情報を生成するステップは、前記診療科問診に対する回答のデータの形式を、前記携帯情報端末における形式から、前記電子カルテにおける表示に対応した形式に変換することにより前記電子カルテ入力情報を生成するステップである、請求項1に記載の電子カルテ入力方法。
  12. 基本問診に対する回答、および、診療科問診に対する回答を受け付ける携帯情報端末と、
    前記携帯情報端末とは別個に設けられ、前記基本問診に対する回答を取得するとともに取得した前記基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定する医療機関側端末と、を備え、
    前記診療科問診に対する回答が取得され、取得された前記診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報が生成されるとともに、前記電子カルテ入力情報が電子カルテサーバに記憶される、電子カルテ入力システム。
  13. 前記携帯情報端末は、前記基本問診に対する回答に第1識別情報を付与するように構成されており、
    前記医療機関側端末は、前記第1識別情報と、前記受診診療科の決定を行う医療機関により付与された識別情報である第2識別情報とを対応付けるように構成されている、請求項12に記載の電子カルテ入力システム。
  14. 基本問診に対する回答を、携帯情報端末により受け付ける制御と、
    前記基本問診に対する回答を取得する制御と、
    取得した前記基本問診に対する回答に基づいて、複数の診療科のうちから患者が受診する診療科である受診診療科を決定する制御と、
    前記受診診療科に対応する問診である診療科問診に対する回答を、前記携帯情報端末により受け付ける制御と、
    前記診療科問診に対する回答を取得する制御と、
    取得した前記診療科問診に対する回答に基づいて、電子カルテに対応した形式の電子カルテ入力情報を生成する制御と、
    前記電子カルテ入力情報を、電子カルテサーバに記憶する制御と、をコンピュータに実行させる、電子カルテ入力プログラム。
JP2021541999A 2019-08-27 2020-05-08 電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラム Active JP7259972B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019154367 2019-08-27
JP2019154367 2019-08-27
PCT/JP2020/018670 WO2021038968A1 (ja) 2019-08-27 2020-05-08 電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021038968A1 JPWO2021038968A1 (ja) 2021-03-04
JP7259972B2 true JP7259972B2 (ja) 2023-04-18

Family

ID=74685434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021541999A Active JP7259972B2 (ja) 2019-08-27 2020-05-08 電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7259972B2 (ja)
WO (1) WO2021038968A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024079957A1 (ja) * 2022-10-14 2024-04-18 株式会社島津製作所 診療支援方法、診療支援用プログラム、および診療支援システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128290A (ja) 2005-11-04 2007-05-24 Kuniyasu Kitahara 医療機関における受診方法
JP2017068479A (ja) 2015-09-29 2017-04-06 日本電気株式会社 個人医療情報処理システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128290A (ja) 2005-11-04 2007-05-24 Kuniyasu Kitahara 医療機関における受診方法
JP2017068479A (ja) 2015-09-29 2017-04-06 日本電気株式会社 個人医療情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021038968A1 (ja) 2021-03-04
JPWO2021038968A1 (ja) 2021-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090248445A1 (en) Patient database
JP7479168B2 (ja) 問診装置
JP2004514982A (ja) 疾患管理を医師ワークフローにて統合するためのシステム及び方法
Dolansky et al. Improving heart failure disease management in skilled nursing facilities: lessons learned
Bhatt et al. DocPal: A voice-based EHR assistant for health practitioners
JP7259224B2 (ja) 問診票作成支援装置、方法およびプログラム
JP7259972B2 (ja) 電子カルテ入力方法、電子カルテ入力システム、および、電子カルテ入力プログラム
JP6775203B2 (ja) 診療支援装置、診療支援方法、診療支援プログラムおよび診療支援システム
JP2023080373A (ja) 問診システム
Finch et al. Effects of local institutional review board review on participation in national practice-based research network studies
JP6194393B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US20090248444A1 (en) Patient intake system
Chamberlain et al. Services: service design in chronic health
JP2004252753A (ja) 医療支援システム、医療支援方法、医療支援サーバ、医療支援プログラム
JP7276467B2 (ja) 診療科選択支援用の学習モデルの更新方法、診療科選択支援システム、および、診療科選択支援プログラム
US20200294682A1 (en) Medical interview apparatus
Toscos PhD et al. Tailored, theory-based strategies for engaging low-income populations with a personal health record
JP2017076245A (ja) 診療支援システム
JP7244077B2 (ja) からだポータルサイトシステム
Bove et al. Telehealth technology: A report from the health resources and services administration grant
Butler et al. How can pharmacists better support patients with chronic diseases? The patient perspective
JP6963331B1 (ja) 受付システム、受付方法及び、受付プログラム
Chow et al. Telemonitoring for health education and self-management in South Western Sydney
WO2016204218A1 (ja) 情報処理装置及び方法、並びにプログラム
US20210118558A1 (en) System and method for improving healthcare through community engagement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230320

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7259972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151