JP7259497B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、装置に取り付けられた複数のセンサからのデータに基づいて構築された学習モデルと、装置が動作している際のデータとに基づいて、装置の異常検知が実施されることがある(例えば、特許文献1)。
特開2017-102765号公報
ところで、学習モデルは、一般的に複雑な関数で表される。このため、装置の異常検知がされた際に、例えば学習モデルから、装置の異常に関連するデータを特定することは難しい。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、装置に異常があると判定された場合、装置の異常に関連するデータを特定する技術を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、所定の装置の動作に応じて値が変化する複数のデータを、第1データとして取得する第1取得部と、予め取得された前記複数のデータに基づいて構築された第1学習モデルと、前記第1データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第1判定部と、前記所定の装置に異常があると判定された場合、前記第1データから所定のパターンで第2データを選択して取得する第2取得部と、予め取得された前記複数のデータのうち前記第2データに対応するデータに基づいて構築された第2学習モデルと、前記第2データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第2判定部と、前記第1データのうち前記所定の装置の異常に関連するデータが特定可能となるまで、前記第2取得部と、前記第2判定部とを繰り返し動作させる繰り返し処理部と、前記繰り返し処理部が動作した後の前記第2判定部の判定結果に基づいて、前記第1データのうち前記所定の装置の異常に関連するデータを特定する特定部と、を含む情報処理装置である。
本発明によれば、装置に異常があると判定された場合、装置の異常に関連するデータを特定することができる。
異常診断システム10の構成を示す図である。 モデル構築装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。 記憶装置32に記憶される情報の一例を示す図である。 データセット41の一例を示す図である。 モデル構築装置20に実現される機能ブロックの一例を示す図である。 モデル構築装置20で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 異常診断装置21のハードウェア構成の一例を示す図である。 異常診断装置21に実現される機能ブロックの一例を示す図である。 異常診断装置21で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 データの取得パターンA及び判定結果の一例を示す図である。 データの取得パターンB及び判定結果の一例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
=====本実施形態=====
<<<異常診断システム10の構成>>>
図1は、本発明の一実施形態である異常診断システム10の構成を示す図である。異常診断システム10は、例えば、商業施設に設置されたショーケース300の異常を診断するためのシステムであり、モデル構築装置20、異常診断装置21を含む。
ショーケース300は、例えば、食品等を冷却し、保管するための装置であり、コンプレッサ(不図示)等を含む。ショーケース300には、ショーケース300の状態を観測するセンサ310が、例えばn個取り付けられている。なお、図1では、便宜上、n個のセンサ310は、1つのブロックとして描かれている。
また、詳細は後述するが、異常診断システム10は、n個のセンサの夫々から出力されるデータx1~xnの値と、後述する学習モデルと、に基づいて、ショーケース300の異常を検知するとともに、異常の原因に関連するデータを特定する。
モデル構築装置20は、ショーケース300の異常を検知するためのモデルと、異常の原因を特定するためのモデルと、を構築する。なお、これらのモデルの詳細については後述する。
異常診断装置21(情報処理装置)は、運転中のショーケース300から出力されるデータx1~xnと、モデル構築装置20で構築されたモデルとに基づいて、ショーケース300の異常の有無と、異常の原因に関連するデータを特定する。なお、モデル構築装置20と、異常診断装置21とは、ネットワーク25を介して接続されている。
<<<モデル構築装置20について>>>
==モデル構築装置20の構成==
図2は、モデル構築装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。モデル構築装置20は、CPU(Central Processing Unit)30、メモリ31、記憶装置32、入力装置33、表示装置34、及び通信装置35を含むコンピュータである。
CPU30は、メモリ31や記憶装置32に格納されたプログラムを実行することにより、モデル構築装置20における様々機能を実現する。
メモリ31は、例えばRAM(Random-Aaccess Mmemory)等であり、プログラムやデータ等の一時的な記憶領域として用いられる。
記憶装置32は、CPU30によって実行されるプログラムや、処理される各種データを格納する不揮発性の記憶装置である。
入力装置33は、ユーザによるコマンドやデータの入力を受け付ける装置であり、キーボード、タッチパネルディスプレイ上でのタッチ位置を検出するタッチセンサなどの入力インタフェースを含む。
表示装置34は、例えばディスプレイなどの装置であり、通信装置35は、ネットワーク25を介して、異常診断装置21や他のコンピュータと各種プログラムやデータの受け渡しを行う。
==記憶装置32の情報==
図3は、記憶装置32に記憶される情報の一例を示す図である。記憶装置32は、制御プログラム40、データセット41、学習モデルM0,M1~Mnを含む。
制御プログラム40は、モデル構築装置20が有する各種機能を実現するためのプログラムを総称しており、例えば、OS(Operating System)等を含む。
データセット41は、図4に示すように、例えば、異なる時刻に測定されたデータx1~xnと、測定されたデータx1~xnが正常データであるか異常データであるかを示す“ラベルy”と、を含む。なお、「正常データ」とは、ショーケース300の動作が正常である際のデータであり、これらのデータには、“ラベルy”として“正常”を示す“0”が付される。また、「異常データ」とは、ショーケース300の動作が異常である際のデータであり、これらのデータには、“異常”を示す“ラベルy”として“1”が付される。例えば、時刻t1に測定されたデータx1~xn(サンプル番号1のデータ)は、“ラベルy”が“0”であるため、ショーケース300が正常時のデータである。
ここで、データx1は、例えば、ショーケース300の所定の場所に取り付けられた温度センサからの出力であり、データx2は、コンプレッサの冷媒の流量を計測する流量計からの出力である。また、データxnは、例えば、ショーケース300内のコンプレッサの圧力を計測する圧力センサからの出力である。なお、他のデータについても、x1,x2等と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、データセット41は、予め記憶装置32に格納されていることとする。
学習モデルM0(第1学習モデル)は、ショーケース300に異常が有るか否かを、n個のデータx1~xnから判別するための判別式、あるいは数式(以下、まとめて「関数」と称する。)を含んで構成される。学習モデルM0の学習が行われると、“関数”の係数等が調整され、異常検出の精度が変化する。なお、本実施形態において、学習モデルM0の“関数”は、y=f(x1,x2,~,xn)と表される。
学習モデルM1~Mn(第2学習モデル)は、ショーケース300に異常が有ると判定された場合、異常に関連するデータを特定するために用いられるモデルである。具体的には、学習モデルMi(i=1~n)は、除去されたi番目のデータxiが異常の原因に関連しているか否かを判定するためのモデルである。
例えば、学習モデルM1は、n個のデータから、1番目のデータx1を除去したn-1個のデータx2~xnに基づいて、ショーケース300に異常が有るか否かを判別するための関数を含む。つまり、学習モデルM1の“関数”は、y=f(x2,~,xn)と表される。このような学習モデルM1が用いられ、ショーケース300に異常が有ると判定されると、1番目のデータx1は、異常の原因に関連していないことになる。一方、学習モデルM1が用いられ、ショーケース300に異常が無いと判定されると、除去された1番目のデータx1が、異常の原因に関連していることになる。
学習モデルM2は、n個のデータから、2番目のデータx2を除去したn-1個のデータx1,x3~xnに基づいて、ショーケース300に異常が有るか否かを判別するための関数を含む。つまり、学習モデルM1の“関数”は、y=f(x1,x3,~,xn)と表される。したがって、学習モデルM2は、学習モデルM1と同様に、除去された2番目のデータx2が異常の原因に関連しているか否かを判定するためのモデルである。
学習モデルM3~Mnも、学習モデルM1,M2と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
==機能ブロック==
図5は、モデル構築装置20に実現される機能ブロックの一例を示す図である。モデル構築装置20のCPU30が、制御プログラム40を実行することにより、モデル構築装置20には、取得部50、前処理部51、モデル構築部52及び判定部53が実現される。
取得部50は、記憶装置32に格納されたデータセット41を取得し、前処理部51は、取得されたデータセット41のデータx1~xnに所定の処理を施す。具体的には、前処理部51は、例えば、n個のデータの夫々を標準化する。
ここで、「標準化」とは、同じ属性のデータに含まれる最大値(“max”)と、最小値(“min”)とを用いて、同じ属性のデータの値が0~1までの範囲に含まれるよう、データの値を変換することをいう。このため、データx1の“m”番目のデータであるデータx1mは、下記の式(1)で標準化されることになる。
x1m(new)=(x1m-min)/(max-min)・・・(1)
なお、ここで、“x1m(new)”は、“m”番目データx1mが標準化された際のデータである。このような処理がデータx1~xnの夫々に施されることにより、後述する学習モデル(関数)の係数等の調整が容易になる。なお、本実施形態では、前処理部51は、データx1~xnに標準化の処理を施すこととしたが、正規化等、他の処理を施しても良い。
モデル構築部52は、前処理が施されたデータセット41の“0”のラベルが付された正常データと、“1”のラベルが付された異常データと、を教師データとして、学習モデルM0,M1~Mnの学習を行う。
具体的には、モデル構築部52は、データセット41の全ての変数(データx1~xn)の正常データと、異常データとを教師データとして、例えば、サポートベクターマシーン(SVM)等の学習方法を用いて、学習モデルM0を構築する。
また、モデル構築部52は、データセット41から1番目(i=1)の変数であるデータx1を除去した正常データと、異常データとを教師データとして、サポートベクターマシーンの機械学習を行い、学習モデルM1を構築する。
つまり、モデル構築部52は、データセット41からi番目の変数であるデータxiを除去した正常データと、異常データとを教師データとして、サポートベクターマシーンの機械学習を行う、学習モデルMi(i=1~n)を求める。
また、ここでは、サポートベクターマシーンの学習方法を用いて、学習モデルM0~Mnを求めることとしたが、これに限られず、例えば、ニューラルネットワーク等の分類モデルや、他の回帰モデルを用いて学習モデルM0~Mnを構築しても良い。また、判定部53は、n+1個の全ての学習モデルM0~Mnが構築されたか否かを判定する。
<<モデル構築処理S10>>
図6は、モデル構築装置20が実行する処理の一例を示すフローチャートである。まず、取得部50は、記憶装置32に格納されたデータセット41を取得する(S20)。そして、前処理部51は、データセット41に含まれる全サンプルのデータx1~xnに対し、標準化の処理を施す(S21)。
モデル構築部52は、標準化されたデータセット41の全ての変数(データx1~xn)の正常データと、異常データとを教師データとして、サポートベクターマシーンの学習方法を用いて、学習モデルM0を構築する(S22)。
また、モデル構築部52は、データx1~xnのうち、1番目のデータx1を選択して除去すべく、変数iを“1”に設定する(S23)。そして、モデル構築部52は、データx1~xnから、i番目のデータを除去し、残りのデータを選択する(S24)。
さらに、モデル構築部52は、処理S24で選択したデータを教師データとして、学習モデルMiを構築する(S25)。判定部53は、n+1個の全ての学習モデルM0~Mnが構築されたか否かを判定する(S26)。全ての学習モデルが構築されていない場合(S26:No)、モデル構築部52は、変数iを“1”だけインクリメントする(S27)。この結果、変数iがインクリメントされる前に選択されていたデータの次のデータが除去され(S24)、学習モデルが構築される(S25)。このように、処理S24~S27が繰り返されることにより、順次学習モデルM1~Mnが構築される。
一方、全ての学習モデルが構築された場合(S26:Yes)、モデル構築部52は、全ての学習モデルM0~Mnを、記憶装置32に格納する(S28)。
<<<異常診断装置21について>>>
==異常診断装置21の構成==
図7は異常診断装置21のハードウェア構成の一例を示す図である。異常診断装置21は、CPU70、メモリ71、記憶装置72、入力装置73、表示装置74、及び通信装置75を含むコンピュータである。なお、異常診断装置21のハードウェア構成は、モデル構築装置20のハードウェア構成と同じであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
記憶装置72は、学習モデルM0~Mn、診断プログラム80、及び診断データ81を記憶する。学習モデルM0~Mnは、モデル構築装置20で予め構築されたモデルである。
診断プログラム80は、制御プログラム40と同様に、異常診断装置21が有する各種機能を実現するためのプログラムである。
診断データ81は、ショーケース300に異常が有るか否かを診断した診断結果を示すデータである。
==機能ブロック==
図8は、異常診断装置21に実現される機能ブロックの一例を示す図である。CPU70が、診断プログラム80を実行することにより、CPU70には、異常診断装置21には、第1取得部100、前処理部101、第1判定部102、第2取得部103、第2判定部104、繰り返し処理部105、特定部106、及び出力部107が実現される。
第1取得部100は、センサ310から出力されるデータx1~xnを、所定間隔毎(例えば、10分毎)に、「取得データ(第1データ)」として取得する。前処理部101は、第1取得部100が取得した取得データに対し、“標準化”の処理を施す。
第1判定部102は、標準化の処理が施された取得データと、全変数(データx1~xn)で構築された学習モデルM0とに基づいて、ショーケース300の異常の有無を判定する。なお、第1判定部102は、ショーケース300に異常がないと判定した場合、判定結果として“0”を出力し、ショーケース300に異常があると判定した場合、判定結果として“1”を出力する。
第2取得部103は、第1判定部102が、ショーケース300に異常が有ると判定した場合、n個の取得データ(データx1~xn)のうち、i番目のデータを除くパターン(以下、パターンAiと称する。)で選択されたn-1個のデータ(第2データ)を取得する。
第2判定部104は、i番目のデータを除いて選択されたデータと、i番目のデータを除いて構築された学習モデルMiと、に基づいて、ショーケース300の異常の有無を判定する。なお、第2判定部104も、第1判定部102と同様に、ショーケース300に異常が無いと判定した場合、判定結果として“0(第1の値)”を出力し、ショーケース300に異常があると判定した場合、判定結果として“1(第2の値)”を出力する。
繰り返し処理部105は、ショーケース300の異常に関連するデータが特定可能となるまで、第2取得部103、第2判定部104の処理を実行させる。具体的には、繰り返し処理部105は、i番目のデータが最後のデータ(ここでは、データxn)となるまで、第2取得部103、第2判定部104の処理を繰り替えし実行させる。
特定部106は、第2判定部104の判定結果に基づいて、ショーケース300の異常に関連するデータを特定する。
出力部107は、異常の有無や、特定部106で特定されたデータに関する情報を、記憶装置72に格納するとともに、表示装置74や管理者の端末(不図示)に出力する。以下、各機能ブロックの詳細を、異常診断装置21で実行される判定処理とともに説明する。
<<異常診断処理S11>>
まず、図9に示すように、第1取得部100は、センサ310からのデータx1~xnを取得する(S50:第1取得処理)。そして、前処理部101は、取得データ(x1,~,xn)に対し、“標準化”の処理を施す(S51)。
標準化処理S51が実行されると、第1判定部102は、標準化がされた取得データと、学習モデルM0とに基づいて、ショーケース300に異常が有るか否かを判定する(S52:第1判定処理)。第1判定部102がショーケース300に異常が無いと判定すると(S53:No)、出力部107は、診断結果等(後述)を、診断データ81として記憶装置72に格納するとともに、表示装置74や管理者の端末(不図示)に出力する(S60)。
一方、第1判定部102がショーケース300に異常が有ること判定すると(S53:Yes)、第2取得部103は、取得データのうち、i番目のデータを除去するための変数iに、“1”に設定する(S54)。
そして、第2取得部103は、取得データからi番目のデータを除いたパターンAi(所定のパターン)で、残りのデータを選択し、取得する(S55:第2取得処理)。図10は、4個のデータx1~x4でのパターン及び判定結果を示す図である。例えば、取得データ(x1~x4)から1番目(i=1)のデータを除いた“パターンA1”の場合、データx1が除かれ、残りのデータx2~x4が選択され、取得される。
第2判定部104は、i番目のデータが除去されて所得されたデータと、i番目のデータを除いて構築された学習モデルMiと、に基づいて、ショーケース300の異常の有無を判定する(S56:第2判定処理)。例えば、図10の“パターンA1”の場合、データx2~x4と、学習モデルM1とに基づいて、異常判定が実行される。なお、図10においては、例えば、“データx2”がショーケース300の異常に関連するデータであり、“パターンA1”には、“データx2”が含まれている。このため、第2判定部104は、“パターンA1”のデータx2~x4と、学習モデルM1を用いて異常判定を実施すると、“異常が有る”ことを示す判定結果“1”を出力する。
そして、繰り返し処理部105は、除去されるi番目のデータが、データx1~xnのうち、n番目のデータ、つまり、最後のデータxnとなったか否かを判定する(S57)。i番目のデータが、最後のデータでない場合(S57:No)、繰り返し処理部105は、変数iを“1”だけインクリメントし(S58)、処理S55を繰り返し実行させる。この結果、i番目のデータが、最後のデータxnとなるまで、処理S55~S58が繰り返される。なお、処理S57及び処理S58は、繰り返し処理に相当する。
処理S55~S58が繰り返されると、例えば図10に示すように、“パターンA1”以外に、データx2が除去された際の“パターンA2”、データx3が除去された際の“パターンA3”、データx4が除去された際の“パターンA4”の夫々の判定結果が得られることになる。なお、上述のように、ここでは、データx2が異常に関連するデータであるため、データx2が除去された“パターンA2”の判定結果のみが正常(“0”)となる。
そして、i番目のデータが、最後のデータである場合(S57:Yes)、特定部106は、第2判定部104の判定結果に基づいて、ショーケース300の異常に関連するデータを特定する(S59:特定処理)。図10の例では、データx2が除去された“パターンA2”の判定結果のみが正常(“0”)となり、他のパターンの判定結果は、異常(“1”)となる。このような場合、特定部106は、データx2を、ショーケース300の異常に関連するデータと特定する。
また、出力部107は、診断結果等を、記憶装置72に格納するとともに、表示装置74や管理者の端末(不図示)に出力する(S60)。なお、処理S53で異常がないと判定された場合(S53:No)、出力部107は、ショーケース300に異常がないことを示す診断結果を出力する。一方、処理S59が実行された場合、出力部107は、ショーケース300に異常があること、及び異常に関連するデータを含む情報を出力する。この結果、ショーケース300の利用者や管理者等は、ショーケース300の診断結果を正確に把握できる。
<<他のパターン>>
上述した実施例では、例えば4個のデータx1~x4のうち、i番目のデータが除かれて取得されることとしたが、これに限られない。
例えば、図11に示すように、データx4は除かれず、3個のデータx1~x3のから、2個のデータが順次除かれて取得されることとしても良い。このような場合、例えば、データx1,x2が除去される“パターンB1”と、データx1,x3が除去される“パターンB2”と、データx2,x3が除去される“パターンB3”とが実行されることになる。
そして、パターンB1~B3の夫々に対する学習モデルが予め記憶装置72に格納されている場合、上述した実施例と同様に、データx1~x4のうち、異常に関連するデータを特定できる。
例えば、データx2が異常に関連するデータである場合、図11に示すよう、“パターンB2”の判定結果のみが異常(“1”)を示す結果となる。また、仮に、データx4が異常に関連するデータである場合、パターンB1~B3の全ての判定結果が異常を示す。
したがって、このような場合であっても、ショーケース300に異常がある場合、異常に関連するデータの特定が可能となる。ただし、パターンB1~B3の夫々に対する学習モデルは、(x3,x4),(x2,x4),(x1,x4)を教師データとして予め構築される必要がある。
===まとめ===
以上、本実施形態の異常診断システム10について説明した。異常診断装置21における第2判定部104の判定結果は、取得データに、ショーケース300の異常に関連するデータが含まれているか否かにより変化する。したがって、本実施形態の特定部106は、このような判定結果の変化に基づいて、ショーケース300の異常に関連するデータを特定することができる。したがって、例えば、学習モデルM0が非線形の関数を含む場合であっても、異常に関するデータを特定でき、異常の原因の推定が可能となる。
また、第2判定部104は、例えば、i番目のデータを除いて選択されたデータと、i番目のデータを除いて構築された学習モデルMiと、に基づいて、ショーケース300に異常があるか否かを判定する。そして、繰り返し処理部105は、取得データの最後のデータが除去されるまで、第2判定部104の動作を繰り返し実行させる。このような処理が実行されることにより、取得データに含まれるデータが、装置の異常に関連するか否かを適切に判定できる。
また、例えば、第2判定部104は、ショーケース300の異常の有無を、0~1の間で変化する値、つまり、異常があるか否かを示す指標(例えば、確率)を出力しても良い。ただし、このような場合、異常なしを示す“0”と、異常ありを示す“1”とが出力される場合と比較すると、判定結果から異常に関連するデータを特定する処理が複雑となる。本実施形態の第2判定部104は、“0”または“1”を出力するため、異常に関連するデータを容易に特定できる。
また、学習モデルM0~Mnは、教師データに基づいて構築されたモデルであるため、例えば、教師データを用いずに構築されたモデルと比較すると、精度良くショーケース300の異常を検出できる。
また、出力部107は、異常判定の結果や異常に関するデータを、例えば、表示装置74や管理者の端末等に出力する。このため、ショーケース300の利用者や管理者等は、ショーケース300の異常や診断結果を直ちに把握できる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
例えば、本実施形態の異常診断システム10は、ショーケース300の異常診断を実施したが、他の装置や機器、設備であっても良い。
10 異常診断システム
20 モデル構築装置
21 異常診断装置
25 ネットワーク
30,70 CPU
31,71 メモリ
32,72 記憶装置
33,73 入力装置
34,74 表示装置
35,75 通信装置
40 制御プログラム
41 データセット
M0~Mn 学習モデル
50 取得部
51,101 前処理部
52 モデル構築部
80 診断プログラム
81 診断データ
100 第1取得部
102 第1判定部
103 第2取得部
104 第2判定部
105 繰り返し処理部
106 特定部
107 出力部

Claims (7)

  1. 所定の装置の動作に応じて値が変化する複数のデータを、第1データとして取得する第1取得部と、
    予め取得された前記複数のデータに基づいて構築された第1学習モデルと、前記第1データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第1判定部と、
    前記所定の装置に異常があると判定された場合、前記第1データから所定のパターンで第2データを選択して取得する第2取得部と、
    予め取得された前記複数のデータのうち前記第2データに対応するデータに基づいて構築された第2学習モデルと、前記第2データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第2判定部と、
    前記第1データのうち前記所定の装置の異常に関連するデータが特定可能となるまで、前記第2取得部と、前記第2判定部とを繰り返し動作させる繰り返し処理部と、
    前記繰り返し処理部が動作した後の前記第2判定部の判定結果に基づいて、前記第1データのうち前記所定の装置の異常に関連するデータを特定する特定部と、
    を含む情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記第2取得部は、
    前記第1データからi番目のデータを除く前記所定のパターンで、前記第2データを選択して取得し、
    前記繰り返し処理部は、
    前記i番目のデータが、前記第1データに含まれる前記複数のデータの最後のデータとなるまで、前記第2取得部と、前記第2判定部とを繰り返し動作させること、
    を特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記第2判定部は、
    前記所定の装置に異常がないと判定した場合、第1の値を出力し、前記所定の装置に異常があると判定した場合、第2の値を出力すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記第1学習モデルは、
    予め取得された前記複数のデータを教師データとして構築されたモデルであり、
    前記第2学習モデルは、
    予め取得された前記複数のデータのうち前記第2データに対応するデータを教師データとして構築されたモデルであること、
    を特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記所定の装置の異常に関連するデータを出力する出力部を含むこと、
    を特徴とする情報処理装置。
  6. コンピュータが、
    所定の装置の動作に応じて値が変化する複数のデータを、第1データとして取得する第1取得処理と、
    予め取得された前記複数のデータに基づいて構築された第1学習モデルと、前記第1データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第1判定処理と、
    前記所定の装置に異常があると判定された場合、前記第1データから所定のパターンで選択された第2データを取得する第2取得処理と、
    予め取得された前記複数のデータのうち前記第2データに対応するデータに基づいて構築された第2学習モデルと、前記第2データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第2判定処理と、
    前記第2取得処理と、前記第2判定処理とを繰り返し実行させる繰り返し処理と、
    前記繰り返し処理が実行された後の前記第2判定処理の判定結果に基づいて、前記第1データのうち前記所定の装置の異常に関連するデータを特定する特定処理と、
    を実行する、情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    所定の装置の動作に応じて値が変化する複数のデータを、第1データとして取得する第1取得処理と、
    予め取得された前記複数のデータに基づいて構築された第1学習モデルと、前記第1データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第1判定処理と、
    前記所定の装置に異常があると判定された場合、前記第1データから所定のパターンで選択された第2データを取得する第2取得処理と、
    予め取得された前記複数のデータのうち前記第2データに対応するデータに基づいて構築された第2学習モデルと、前記第2データと、に基づいて、前記所定の装置の異常の有無を判定する第2判定処理と、
    前記第2取得処理と、前記第2判定処理とを繰り返し実行させる繰り返し処理と、
    前記繰り返し処理が実行された後の前記第2判定処理の判定結果に基づいて、前記第1データのうち前記所定の装置の異常に関連するデータを特定する特定処理と、
    を実行させるプログラム。

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