JP6815480B2 - 時系列内の前兆部分列を発見する方法及びシステム - Google Patents

時系列内の前兆部分列を発見する方法及びシステム Download PDF

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Description

本開示は包括的には、機器故障の検出及び予測に関し、詳細には、機械故障を検出及び/又は予測するための時系列データの使用に関する。
現代のコンピューターシステムは、様々な物理システムから大量の情報を収集する。これらの物理機械は、通常、規則的なデューティーサイクルで構成された繰り返しの負荷を受け、多かれ少なかれ規則的なパターンで損耗する傾向があり、部分的又は完全な破損に起因して故障した状態に次第に達する。そのような機械を良好な正常動作状態に維持することは、それらの機械の動作に関連した重要なタスクであり、保守をいつどのように行うのかは、それらの機械の動作の経済面に非常に大きな影響を有する。1つの保守方策は、機械が故障してから機械を修理することである(事後保守としても知られる)。故障した機械全体の修理は、機械が破損する前に単一の部品を交換するよりコストがかかる場合があり、また、機械故障の結果として、無駄な材料、許容できない製品品質が生じる場合があり、機械を操作する人員を危険にさらすおそれもあるので、この方策は多くの場合に全く最適ではない。事後保守が実行可能又は経済的な選択肢でない状況では、異なる方策が使用され、一定の間隔、例えば、1年ごとに機械が定期的に保守される。そのようなセーフティクリティカルな機械の例がエレベーター及び自動車であり、世界中のほとんどの地域において、年に一度、それらの保守が行われており、それに応じて検査済証が発行される。この方策は、予防保守として一般に知られている。
予防保守は、機械の保守に関連付けられた安全性の問題に対処するが、経済的に最適でない場合が多く存在する。予防保守に関する第1の問題は、保守サイクルの長さが多くの場合に任意であり(例えば、1年又は1カ月)、機械の実際の必要性よりも、検査当局及び検査プロセスのロジスティクス(例えば、自動車の検査ステッカーの発行)の都合とより深く関係しているということである。第2の問題は、機械のうちのいくつかは新しく、あまり頻繁な保守を必要としない場合があるのに対して、それよりも古い機械ははるかに頻繁な保守を必要とする場合があるグループにおいては、単一の保守サイクルが、全ての機械にとって場合によっては最適でない可能性があるということである。
機械解析業界では、機械パラメーターを測定するのに、センサーが通常用いられる。機械動作の計測装置が増加するにつれて、大量のデータが、機械の動作を監視するセンサーから収集されている。いくつかのセンサーからのデータも、比較的高頻度で生成される場合があり、この結果、大量のデータが更にもたらされる。機械に関連付けられたセンサーからのデータストリームを解析して、機械の状態を判断することができる。例えば、いくつかの事例では、機械に関連付けられたセンサーからのデータストリームを解析して、機器故障と呼ばれる、機械が予想どおりに作動していない状態かどうかを判断することができる。センサーからのデータを迅速に処理できない結果として、機械故障を示すか、又は機械故障を予測する場合がある情報が失われる可能性がある。したがって、この技術分野においては、大量のデータから機械の故障を検出及び/又は予測する改良された方法が必要とされている。
本開示のいくつかの実施の形態は、最も一般的には、機械故障の予測を行うことができる現時点の前の任意の時点で観測された情報によって、機械の状態を示すことができるという理解に基づく。これは、任意の時点における、又は現時点の前の、任意の観測される変数の任意のセンサー読み取り値を含み、さらに、任意の順序通りの又は順序不同の、連続的な、又は不連続の、そのような読み取り値の組を含むことができる。例えば、本開示の実施の形態は、機械の故障等の将来事象についての最大予測力を有する、或る時系列内の部分列を見つけることを含む。本発明者らの理解は、事象前の或る時間において、間近に迫った事象への前触れとして時系列の特徴が変化するという少なくとも1つの仮定を含む。その変化は、「予測パターン」として識別される、以前に見られなかった1つ以上の部分列の出現として表すことができる。
機械故障を検出し、予測するというこの問題を解決する際に、いくつかの課題を克服しなければならなかった。例えば、最初に、取り得る状態記述の空間全体を解析するのは計算に関して負荷が高い作業であり、さらに、この空間内の取り得る状態記述子のうちの多くは、将来故障を示す場合がある典型的な早期警告信号に対応する可能性が低いことがわかった。これに基づいて、状態記述子の空間をはるかに小さい部分空間に制限する必要があった。本発明者らは、状態記述子の空間を制限する際に、状態記述子を、一定の窓の長さを有する、1つ以上の観測変数の時間差窓として表すことから開始した。そのような固定長の記述子が採用される場合には、収集された履歴データからトレーニングデータセットを構成することができ、トレーニングセット内の各例は、その時系列内の或る時点から選択された状態記述子に対応する入力ベクトルからなり、スカラー出力変数は、その時点における故障までの時間である。その場合、トレーニング例のこのフォーマットは、機械学習アルゴリズムを使用することによって処理することができる。
しかしながら、固定長記述子を適用するために、直面する第2の課題は、未知である、時間窓の正確なサイズを知る必要があることであった。時間窓の正確なサイズを特定しようとすることは、考えていたより克服するのがはるかに難しい作業であることがわかった。なぜならば、個別の予測モデルを当てはめることによって全ての取り得るサイズを試してみることは計算上、現実的ではなく、さらに、最良のモデルを判断するために、全てのモデルの予測精度をいかに比較すべきであるかは明確ではないためである。
どのパターンが時系列の正常部分において生じないが、故障間際である部分において生じるかを、すなわち、異常時系列であるかを解析した場合に、或る時系列内の或るパターンが将来の故障を予測するのに極めて有用であることが実験を通してわかった。本開示の方法及びシステムは、候補パターンから正常時系列までの観測される最短距離と、候補パターンから異常時系列までの最短距離との間のマージンを最大化する。事後処理ステップによって、正常動作中に自然に発生する場合がある繰返しパターンを排除する。
言い換えると、故障時点から開始して異常領域を反復的に探索できるというに認識に基づいて、各反復が、正常領域/異常領域への特定の分割を規定することができる。例えば、最良の予測パターンが見つけられるまで、反復するたびに、シェープレット発見アルゴリズム(Shapelet discovery algorithm)を適用して予測パターンを探索することができる。シェープレット発見アルゴリズムを使用する少なくとも1つの利点は、異なる長さの予測パターンの効率的な探索を達成することである。内部では、シェープレット発見アルゴリズムは、所定の測定基準に従って予測パターンを最適化しており、例えば、予測パターンは、異常領域内の1つのパターンにできる限り類似しており、正常領域内の全てのパターンとはできる限り異なるべきである。
しかしながら、そのような測定基準に関して、正常領域の正確な長さを探索する手順は、正常領域が小さいほど予測パターンを含む可能性が低い(空の正常領域はパターンを全く含まない)ので、正常領域の長さを常に最小化しようと試みるため、その手順には限界があることがわかった。本発明者らは、正常領域が誤って選択される場合には、その予測パターンは完全に正常な挙動を特徴付ける可能性があることに気がついた。したがって、この別の限界を克服するために、1つの解決策は、予測パターンが異常領域内に一度だけ存在すべきであるという条件を測定基準に加えることであることがわかった。それにより、数ある部分列の中から、故障等の将来事象についての最大予測力を有する、或る時系列内の部分列を見つけることができるようになる。
本開示の一実施の形態によれば、機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定するシステム、を提供する。そのシステムは、機械と通信するセンサーと、出力インターフェースとを備える。コンピューター可読メモリは、機械と通信するセンサーによって生成されるトレーニングデータ例の組を記憶し、提供する。各トレーニングデータ例は、機械の故障で終了する、或る期間にわたる機械の動作を表す。コンピューター可読メモリと通信するプロセッサが、トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を正常状態領域及び異常状態領域に反復的に分割するように構成される。また、プロセッサは、正常状態領域内に不在であり、各異常状態領域に一度だけ存在する予測パターンを特定し、異常状態領域の長さを求める。各反復は、以下を含む。(1)機械が異常動作モードに入ったと推定される時点から開始して、機械の故障時点で終了する、各トレーニングデータ例内の異常状態領域のため現時系列長を選択する。現時系列長が、トレーニングデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、時系列の先頭から開始し、機械故障において終了する現時系列長が、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮される。(2)トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を、正常状態領域と、現時系列長を有する異常状態領域とに分割する。(3)パターンがトレーニングデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の組内のパターンを識別する。(4)そのパターンが見つけられる場合には、そのパターンを予測パターンとして選択する。最後に、予測パターンをプロセッサと通信する出力インターフェースを介して出力するか、又は予測パターンをコンピューター可読メモリに記憶し、予測パターンは、間近に迫った故障の予測推定であり、機械の管理を支援する。
本開示の別の実施の形態によれば、機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定する方法、を提供する。その方法は、機械と通信するセンサーによって生成され、コンピューター可読メモリに記憶されるトレーニングデータ例の組にアクセスすることを含む。各トレーニングデータ例は、機械の故障で終了する、或る期間にわたる機械の動作を表す。コンピューターによって、トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を正常状態領域及び異常状態領域に反復的に分割し、正常状態領域内に不在であり、各異常状態領域内に一度だけ存在する予測パターンを特定し、異常状態領域の長さを求める。各反復は、以下を含む。(1)機械が異常動作モードに入ったと推定される時点から開始して、機械の故障時点で終了する、各トレーニングデータ例内の異常状態領域のため現時系列長を選択する。現時系列長が、トレーニングデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、時系列の先頭から開始し、機械故障において終了する現時系列長が、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮される。(2)トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を、正常状態領域と、現時系列長を有する異常状態領域とに分割する。(3)パターンがトレーニングデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の組内のパターンを識別する。(4)そのパターンが見つけられる場合には、そのパターンを予測パターンとして選択する。最後に、予測パターンをコンピューターと通信するコンピューター可読メモリに記憶するか、又は予測パターンをコンピューターと通信する出力インターフェースを介して出力する。予測パターンは、間近に迫った故障の予測推定であり、機械の管理を支援する。
本開示の別の実施の形態によれば、方法を実行するコンピューターによって実行可能なプログラムが具現化された非一時的コンピューター可読記憶媒体、を提供する。その方法は、機械と通信するセンサーによって生成され、非一時的コンピューター可読記憶媒体に記憶されるトレーニングデータ例の組にアクセスすることを含む。各トレーニングデータ例は、機械の故障で終了する、或る期間にわたる機械の動作を表す。非一時的コンピューター可読記憶媒体と通信するコンピューターによって、トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を正常状態領域及び異常状態領域に反復して分割し、正常状態領域内に不在であり、各異常状態領域内に一度だけ存在する予測パターンを特定し、異常状態領域の長さを求める。各反復は、以下を含む。(1)機械が異常動作モードに入ったと推定される時点から開始して、機械の故障時点で終了する、各トレーニングデータ例内の異常状態領域のため現時系列長を選択する。現時系列長が、トレーニングデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、時系列の先頭から開始し、機械故障において終了する現時系列長が、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮される。(2)トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を、正常状態領域と、現時系列長を有する異常状態領域とに分割する。(3)パターンがトレーニングデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の組内のパターンを識別する。(4)そのパターンが見つけられる場合には、そのパターンを予測パターンとして選択する。最後に、予測パターンを非一時的コンピューター可読記憶媒体に記憶するか、又は予測パターンをコンピューターと通信する出力インターフェースを介して出力し、予測パターンは、間近に迫った故障の予測推定であり、機械の管理を支援する。
ここに開示されている実施の形態は、添付図面を参照して更に説明される。示されている図面は、必ずしも一律の縮尺というわけではなく、その代わり、一般的に、ここに開示されている実施の形態の原理を示すことに強調が置かれている。
本開示の一実施の形態による、機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定するシステムを示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、図1Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、図1Aの実数値時系列内の予測パターンを示すグラフである。 本開示の一実施の形態による、機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定する、図1Aのシステムステップを示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、部分列の最大マージン(maxbound)を見つけるためにブルートフォース最大マージンアルゴリズムを使用することを示すグラフである。 本開示の実施の形態による、部分列の最小マージン(minbound)を見つけるためのブルートフォース最小マージンアルゴリズムを使用することを示すグラフである。 本開示の実施の形態による、取り得る全ての予測パターンの探索を示すグラフである。 本開示の実施の形態による、MDLを使用する基本概念を示すグラフであり、MDLを用いて、2つの部分列の類似度を比較し、部分列の類似度を評価することを示すグラフである。 本開示の実施の形態による、Tが未知であるときに、MDL概念に基づくアルゴリズムを用いて、適切なTを求めることを示すグラフであり、図6はTが大きすぎるときを示す。 本開示の実施の形態による、正常パターンの取り得る最長期間を見つけることを示すグラフである。 本開示の実施の形態による、Tをリセットすることを示すグラフである。 本開示の一実施の形態による、予測パターンを識別するために第2の機械からのテストデータを組み込み、以前に記憶された予測パターンを用いて、第2の機械の識別された予測パターンと比較し、第2の機械の故障を予測する、別の実施の形態のステップを示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、図9Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、第3の機械から異なるタイプであるセンサーからのテストデータストリームを組み込み、以前に記憶された予測パターンを用いて、第3の機械の識別された2つの予測パターンと比較し、第3の機械の故障を予測する別の実施の形態のステップを示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、図10Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、第4の機械から同じタイプであるセンサーからのテストデータストリームを組み込み、以前に記憶された予測パターンを用いて、所定の閾値を超える第4の機械の識別された予測パターンと比較し、第4の機械の故障を予測する、別の実施の形態のステップを示すブロック図である。 本開示の一実施の形態による、図11Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。 第5の機械から同じタイプであるセンサーからのテストデータストリームを組み込む別の実施の形態のステップを示すブロック図である。 本開示の実施の形態による、代替のコンピューター又はプロセッサを用いて実施することができる、図1Aの方法を示すブロック図である。 本開示の実施の形態による、機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定する別の方法を示すブロック図である。
上記で明らかにされた図面は、ここに開示されている実施の形態を記載しているが、この論述において言及されるように、他の実施の形態も意図されている。この開示は、限定ではなく代表例として例示の実施の形態を提示している。ここに開示されている実施の形態の原理の範囲及び趣旨に含まれる非常に多くの他の変更及び実施の形態を当業者は考案することができる。
以下の説明は、例示的な実施の形態のみを提供し、本開示の範囲も、適用範囲も、構成も限定することを意図していない。そうではなく、例示的な実施の形態の以下の説明は1つ以上の例示的な実施の形態を実施することを可能にする説明を当業者に提供する。添付の特許請求の範囲に明記されているような開示された主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく要素の機能及び配置に行うことができる様々な変更が意図されている。
以下の説明では、実施の形態の十分な理解を提供するために、具体的な詳細が与えられる。しかしながら、当業者は、これらの具体的な詳細がなくても実施の形態を実施することができることを理解することができる。例えば、開示された主題におけるシステム、プロセス、及び他の要素は、実施の形態を不必要な詳細で不明瞭にしないように、ブロック図形式の構成要素として示される場合がある。それ以外の場合において、よく知られたプロセス、構造、及び技法は、実施の形態を不明瞭にしないように不必要な詳細なしで示される場合がある。さらに、様々な図面における同様の参照符号及び名称は、同様の要素を示す。
また、個々の実施の形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、又はブロック図として描かれるプロセスとして説明される場合がある。フローチャートは、動作を逐次的なプロセスとして説明することができるが、これらの動作の多くは、並列又は同時に実行することができる。加えて、これらの動作の順序は、再配列することができる。プロセスは、その動作が完了したときに終了することができるが、論述されない又は図に含まれない追加のステップを有する場合がある。さらに、特に説明される任意のプロセスにおける全ての動作が全ての実施の形態において行われ得るとは限らない。プロセスは、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラム等に対応することができる。プロセスが関数に対応するとき、その関数の終了は、呼び出し側関数又はメイン関数へのその機能の復帰に対応することができる。
さらに、開示された主題の実施の形態は、少なくとも一部は手動又は自動のいずれかで実施することができる。手動実施又は自動実施は、マシン、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実行することもできるし、少なくとも援助することができる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア又はマイクロコードで実施されるとき、必要なタスクを実行するプログラムコード又はプログラムコードセグメントは、マシン可読媒体に記憶することができる。プロセッサ(複数の場合もある)が、それらの必要なタスクを実行することができる。
用語の定義
本開示に関する用語の定義によれば、シェープレットという用語は、時系列が属するクラスを区別するのを助けるこの時系列の特徴的な部分列と定義することができる。
本開示の実施の形態の概説
図1A及び図1Bは、本開示の一実施の形態による、機械、すなわち、発電機102の動作を表す時系列データ内のパターンを特定するシステム100を示すブロック図である。システム100は、機械102と通信するセンサー104を備える。コンピューター可読メモリ112は、機械102と通信するセンサー104によって生成されたトレーニングデータ例の組を記憶し、提供する。各トレーニングデータ例は、機械102の故障で終了する、或る期間にわたる機械102の動作を表す。センサー104は、機械102の運用データを収集し、運用データは、メモリ106に記憶することができるか、又は入力インターフェース/プリプロセッサ108に直接入力され、その後、プロセッサ114に送信することができる。処理されると、データはメモリ112に記憶されるか、又は出力インターフェース116を介して出力される。
本開示の少なくとも1つの実現形態は、故障等の将来事象についての最大予測力を有する時系列内の部分列を見つけることに基づく。少なくとも1つの根底にある仮定は、事象前の或る時間Tにおいて、間近に迫った事象への前触れとして時系列の特徴が変化することである。その変化は、以前に見られなかった1つ以上の部分列の出現として表すことができる。これは、上記で言及されたように、「予測パターン」と定義されるか、又はそのような部分列は「予測パターン」と呼ばれる。
図1A及び図1Bを更に参照すると、Tが既知である場合には、その問題は教師あり学習問題に変換することができ、システム状態は、故障前の時間T内で異常であり、残りの時間にわたって正常であると見なすことができる。その目的は、正常状態と異常状態とを区別する分類器を学習することである。しかしながら、システムの実際の健全度は通常、観測できないので、それはいくつかの検出可能な予測パターンによって明らかにされると仮定する。時系列ごとに1つの予測パターンのみが存在する場合には、何も変更することなく、シェープレット発見アルゴリズムをその問題に適用することができる。しかし、実生活のシステムでは、これが必ずしも当てはまるとは限らない。故障を早期に予測できるように、できる限り多くの予測パターンを検出することが望ましい。さらに、本発明の最終的な目的は、時系列内の障害を分類することではなく、予測パターンが時系列の或る部分と一致するか否かを調べることによって、時系列内の障害の発生を予測することである。シェープレット発見アルゴリズムは、その種の「一致」を必ずしも保証するとは限らない。したがって、本発明者らは、故障前に2つ以上の時系列内に現れる全ての予測パターンを見つけることができる最大マージンアルゴリズムを設計した。本発明者らは、その探索を加速させるために、本発明者らによる実験において60%を超えるデータを取り除くことができる上限を設計した。
しかしながら、大抵の場合に、Tは実際には未知であり、それがその問題を大きく悪化させる。Tの値をあまりにも小さく推定する場合には、予測パターンが棄却される場合がある。Tの推定があまりにも大きい場合には、探索空間は二次的に増大し、擬似正常パターン(spurious normal patterns)を見つける可能性が非常に高くなる。なぜなら、単に、それらのパターンは、推定されるシステム変化点前に現れるだけの十分な時間を有しないためである。例えば、時系列の長さがNであり、TがN/2よりはるかに大きいと仮定すると、時系列の開始直後に部分列が現れない限り、正常状態と異常状態とを完全に区別する、長さN−Tの大量の部分列を見つける場合がある。
本発明者らは、有用な予測パターンを見つける機会を最大化し、かつ擬似的な規則を見つけるのを回避するために、最小記述長の概念に基づくアルゴリズムを設計し、適切なTを求めるのを助長した。
図1A及び図1Bを更に参照すると、Tが既知であると仮定する場合には、システム状態は、障害前の時間T内で異常であり、残りの時間にわたって正常であると見なすことができる。その目的は、正常状態と異常状態とを区別するために使用することができる部分列を学習することである。システムの実際の健全度は通常、観測できないので、それはいくつかの検出可能な予測パターンによって明らかにされると仮定する。
これを分類問題として扱う場合、シェープレット発見アルゴリズムが直接適用可能であることがわかる。しかしながら、シェープレット発見アルゴリズム又は他の分類アルゴリズムは、異常領域を正常領域から区別するために部分列の最も小さい組のみを見つけると終了し、一方、実生活のシステムでは、最も小さい組よりはるかに多くの予測パターンが存在する可能性がある。そのため、より早期に、かつ正確に予測を行うことができるように、本発明の問題設定では、全てのこれらのパターンを発見することが望ましい。さらに、分類分割点/境界は分類中心よりはるかに離れている可能性があるので、分類アルゴリズムは必ずしも或る特定のパターンの「出現」を保証できるとは限らない。したがって、分類アルゴリズムは、本明細書における要求に合致しない。
しかしながら、予測パターンを見つけることを論じる前に、最初に、時系列部分列の予測力を測定する方法を正式に規定する必要がある。一般に、予測パターンは:(A)時系列の異常領域内の部分列であり、(B)任意の時系列の正常領域内のいずれの部分列とも大きく異なり、(C)別の時系列の異常領域内の少なくとも1つの部分列に非常に類似していることが望ましい。
条件(A)及び(B)は直観的に理解できる。そのパターンが1つの時系列内にのみ現れる場合には、雑音である可能性が非常に高く、予測規則として一般化できないので、条件(C)も必要である。したがって、データセット内の時系列が増えるほど、良好である。
図1Cは、本開示の一実施の形態による、図1Aの実数値時系列内の予測パターン115を示すグラフである。そのグラフの態様は、予測パターン1−115、「n」−117、正常領域−118、異常領域T−119及び故障時点−121とラベル付けされる。
図1Cは、実数値空間内の問題の一例を示す。図1Cの部分列(すなわち、「予測パターン」とラベル付けされる)115は、3つ全ての条件に適合する唯一の部分列であり、識別することを期待している「予測パターン」である。
したがって、正常状態と異常状態とを区別するために使用することができ、おそらく雑音であるパターンを取得せず、時系列部分列の予測力を測定する、すなわち、トレーニングデータ例の組内の予測パターン(複数の場合もある)を識別する結果で終了する部分列を識別する方法をいかに学習できるか、にある。
本開示のシステムは最初に(すなわち、図1Aのステップ1)、トレーニングデータ例の組にアクセスし、機械が異常動作モードに入ったと推定される時点から開始し、機械の障害時点において終了する各トレーニングデータ例内の異常状態領域のための初期現時系列長を選択することによって始動する。予測パターン候補は種々の長さのものとすることができることに留意されたい。差し当たり、その長さは固定値又は初期現時系列長であると仮定し、n個の時系列のデータセット、例えば、図1Cの「n」117を有すると仮定する。上記で言及されたように、Tは既知であると仮定するので、システム状態は、障害前の時間T内で異常であり、残りの時間にわたって正常であると見なすことができることを思い起こされたい。再度述べるが、その目的は、正常状態と異常状態とを区別するために使用することができる部分列を学習することである。システムの実際の健全度は通常、観測できないが、それはいくつかの検出可能な予測パターンによって明らかにされると仮定する。
図1Aのステップ2は、各トレーニングデータ例を正常状態領域と異常状態領域とに分割することを含む。上記で言及されたように、Tは既知であるので、データセット全体を、全ての時系列の正常領域を有する正常データセットと、全ての時系列の異常領域を有する異常データセットとに分割することができる。
図1Aのステップ3は、トレーニングデータ例の組内のパターンを識別することを含み、そのパターンは、トレーニングデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似している。しかしながら、どの程度異なれば「非常に異なる」であるのか、また、どの程度類似していれば「一致」であるのか。
図1Aのステップ4は、各トレーニングデータ例を反復的に分割することを含み、現時系列長が、トレーニングデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、それは、現時系列長を、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮することを含む。少なくとも1つの態様は、異常領域のみが1つの時間ステップだけ短縮されることを含み、それは、正常領域がそれに応じて1つの時間ステップだけ長くなることを意味する。トレーニング例として使用される時系列の全持続時間は、全ての反復において同じままであり、反復するたびに異なるように分割されるだけである。
図1Aのステップ5は、パターンが見つけられる場合には、そのパターンを予測パターンとして選択することを含む。最後に、図1A及び図1Bは、予測パターンをプロセッサ114と通信する出力インターフェース116を介して出力すること、又は予測パターンをコンピューター可読メモリ112に記憶することを示し、予測パターンは機械102の間近に迫った故障の予測推定であり、機械102の管理を支援する。
図1Cは、本開示による、図1Aの実数値時系列内の予測パターン115を示す。図1Cは、実数値空間内の問題の一例を示し、図1Cの部分列(すなわち、「予測パターン」とラベル付けされる)115は、3つ全ての条件に適合する唯一の部分列であり、識別することを期待している「予測パターン」である。3つの条件が以下を含むことを思い起こされたい。(A)時系列の異常領域内の部分列であり、(B)任意の時系列の正常領域内のいずれの部分列とも大きく異なり、(C)別の時系列の異常領域内の少なくとも1つの部分列に非常に類似している。別の言い方をすると、トレーニングデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターン、すなわち、図1Cの予測パターン115に類似しているパターンを識別する。
本開示の構成要素の態様
図1Bを参照すると、構成要素は、本開示の追加の特徴を提供することができる。例えば、プロセッサ114は、コンピューター110の一部分、すなわち、コンピューター又はプロセッサであってもよく、コンピューター110は、センサー104からトレーニングデータを受信し、及び/又は、場合によっては外部メモリデバイス106からトレーニングデータを受信する入力インターフェース108を備えることができる。外部メモリデバイス106は、機械102の動作からセンサー104によって生成されたトレーニングデータを記憶する。一方、システムの特定のニーズ、システムのユーザーの特定のニーズ、システムの特定の動作構成を必要とすることに応じて、センサー104が、入力インターフェース108、メモリ112又はプロセッサ114のうちの1つと直接通信することができるように、システムはリアルタイムに基づくことが可能である。さらに、センサー104は、各パラメーターが、流体力データ、流体エネルギーデータ、振動データ、温度データ、電圧データ又は電流データのうちの1つ又はそれらの組み合わせを含む機械の動作に関係することができるようなパラメーターを含むデータを生成してもよい。
図1Bを更に参照すると、センサー104は、機械の電気特性を継続的に測定し、センサーデータのストリームを提供することができ、これらのストリームは、オンサイトで記憶及び/又は処理することもできるし、別の位置に中継することもできる。センサー104は、機械の圧力等のパラメーター又は他の測定可能な同様のパラメーターを測定/検知することができる。例えば、センサー104は、或る週の間は1日に1回の間隔で及び別の週の間は異なる間隔で機械102からのパラメーターをサンプリングすることができる。さらに、メモリ112へのトレーニングデータストリームのエントリー時刻、日時を特定するタイミング情報をメモリ112に含めることができる。また、トレーニングデータストリーム内の無効なデータを特定する際に用いられるタイミング情報も、メモリ112に記憶することができる。例えば、無効なデータは、故障したセンサーの結果である場合がある。
図1Bを更に参照すると、個々の機械は、エレベーター、自動車、エアコン、電気モーター、発電機等からなる群からのものとすることができ、さらに、工場全体とすることもできることが意図されている。さらに、時系列データは、データを本開示のシステム100によって取得して処理することができるように、センサー104を介して監視又は記録することができる電気パターンを提供する、人間等の動物の器官から収集されたデータであることが可能である。
図1Bを更に参照すると、入力インターフェース/プリプロセッサ108は、センサーからデータを受信すると、故障したセンサーを検出するように構成することができ、センサーが故障していると判断された場合、特定の期間中に故障したセンサーに関連付けられた任意のデータは削除されてもよい。トレーニングデータストリームとともに与えられる情報、すなわち、タイミング又は他の情報に基づいて、入力インターフェース/プリプロセッサ108は、無効データ(無効データは、例えば、センサーが誤動作している間に生成されたトレーニングデータを指している)を含まない、トレーニングデータストリームの部分からのみ、トレーニングデータ例を抽出することが可能である。また、入力インターフェース/プリプロセッサ108は、センサー104によってトレーニングデータストリームが生成された後の、ユーザーによってあらかじめ指定された長い時間、数日等にわたってメモリ112内に記憶されるトレーニングデータを無効と見なし、そのようなデータを含むトレーニングデータストリームの部分を除外することもできる。インターフェース/プリプロセッサ108は、隣接するトレーニングデータセグメント間の重なりが、隣接するトレーニングデータセグメント間のデータの不要な冗長性を低減するのに十分であるように、トレーニングデータ例の抽出を実行することができる。隣接するトレーニングデータ例の間の重なりは、最大で約10%、30%、40%、50%、60%、70%若しくは80%、又は15%、25%、35%等の10%と80%との間の或る増分に設定又は制限できることに留意されたい。
本開示のステップの実施の形態
図1Dは、本開示の一実施の形態による、機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定する、図1A及び図1Bのシステムステップを示すブロック図である。
図1Dのステップ145及び150を参照すると、ステップ145は、メモリ112にアクセスして、トレーニングデータ例の組を取得することを含む。ステップ150は、トレーニングデータ例の組の各トレーニングデータ例が、故障で終了する、或る期間にわたる機械102の動作を表すことを規定する。
1Dのステップ155は、故障と推定される時点において開始し、故障時に終了する、各トレーニングデータ例内の異常状態領域のための現時系列長を選択することを含む。例えば、時系列の長さがNであり、TがN/2よりはるかに大きいと仮定すると、時系列の開始直後に部分列が現れない限り、正常状態と異常状態とを完全に区別する、長さN−Tの大量の部分列を見つける場合がある。
1Dのステップ160は、各トレーニングデータ例を正常状態領域及び異常状態領域に分割することを含む。トレーニングデータ例の組のための期間は、同じ期間とすることができるか、又はトレーニングデータ例の組内のいくつかのトレーニングデータ例が、トレーニングデータ例の組内の他のトレーニングデータ例期間と異なる期間を有することに留意されたい。さらに、トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例は、トレーニングデータ例の組にわたって、一定のサンプリング速度で、又は近似的に同じ期間においてサンプリングすることができる。
1Dのステップ165は、正常状態領域が、機械の故障のいかなる徴候も示さない、機械の正常動作を含むような、正常状態領域に特有のデータを含む。予測パターン候補は種々の長さのものとすることができることに留意されたい。差し当たり、長さは固定値lであると仮定する。n個の時系列のデータセットD={D,D,…,D}を有するものと仮定する。Tが既知であるので、データセット全体を、全ての時系列の正常領域を有する正常データセットDnormal={D1,normal,D2,normal,…,Dn,normal}に分割することができる。上記で言及されたように、プロセッサは、機械が正常に動作していた間に機械のセンサーによって生成されたトレーニングデータ例の部分を識別するデータに基づいて、トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例を正常状態領域に分割し、機械の故障で終了する、機械が正常に動作できなかった間に機械のセンサーによって生成されたトレーニングデータ例の部分を識別するデータに基づいて、トレーニングデータ例の組の各トレーニングデータ例を異常状態領域に分割する。
1Dのステップ170は、異常状態領域が、機械が正常に動作できず、機械の故障で終了するのに対応するような、異常状態領域に特有のデータを含む。さらに、異常状態領域の現時系列長は、トレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例の異常状態領域内の離散時間データの量である。例えば、Tは既知であるので、データセット全体を、全ての時系列の異常領域を有する異常データセットDabnormal={D1,abnormal,D2,abnormal,…,Dn,abnormal}に分割することができる。候補がSi,jであり、その候補は、Di,abnormal、すなわち、第iの時系列の異常領域の部分列であると仮定する。Si,jは、Di,abnormalの第jのデータ点において開始し、長さlのものである。Dnormal内のSi,jの最近隣点が、
Figure 0006815480
の距離にある
Figure 0006815480
であり、
Figure 0006815480
内のSi,jの最近隣点が
Figure 0006815480
の距離にある
Figure 0006815480
であると仮定する。その際、
Figure 0006815480
を最大化し、
Figure 0006815480
を最小化する部分列Si,jを見つけたい。しかしながら、通常、最大化及び最小化の両方を同時に行うことはできない。したがって、これに対する合理的な近似として、長さlの予測パターン候補を、
Figure 0006815480
であるような、Di,abnormalの第jのデータ点において開始する部分列Si,jであると定義する。さらに、2つのパターン間のユークリッド距離があらかじめ指定された閾値を超える場合には、予測パターンは正常領域内のパターンとは異なる。さらに、2つのパターン間のユークリッド距離があらかじめ指定された閾値より短い場合には、予測パターンは、正常領域内のパターンに類似していると見なされる。
1Dのステップ175は、パターンがトレーニングデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の組内のパターンを識別することを含む。例えば、
Figure 0006815480
をSi,jのマージンと定義し、固定値lの予測パターン候補を見つけるアルゴリズムは、最大マージンアルゴリズムと呼ばれる。予測パターンの探索は、高速のシェープレット発見アルゴリズムによって実行できることに留意されたい。
1Dのステップ180及びステップ185を参照すると、ステップ180は、各トレーニングデータ例を反復的に分割することを含み、ステップ185は、現時系列長が、トレーニングデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、現時系列長を、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮することを含む。上記で言及されたように、少なくとも1つの態様は、異常領域のみが1つの時間ステップだけ短縮されることを含み、それは、正常領域がそれに応じて1つの時間ステップだけ長くなることを意味する。トレーニング例として使用される時系列の全持続時間は、全ての反復において同じままであり、反復するたびに異なるように分割されるだけである。
図1Dのステップ190は、パターンが見つけられる場合には、そのパターンを予測パターンとして選択することを含む。特定の上記のステップは、上記で説明されたような順序である必要はない場合があり、適用例によっては、何らかの他の順序にすることが可能である。
最大マージンアルゴリズム
図2は、本開示の実施の形態による、部分列の最大マージン(maxbound)を見つけるためのブルートフォース最大マージンアルゴリズムを使用することを示すグラフである。「R」205は、異常データセット内のランダムに選択された部分列を表し、「S」210は、異常データセット内の候補予測部分列を表し、RNN215は、正常データセット内のRに最も類似の部分列を表し、SNN220は、正常データセット内のSに最も類似の部分列を表す。ここで、類似度は、適切に選択された距離指標、例えば、同じ長さlの2つの部分列間のユークリッド距離
Figure 0006815480
に関して定義される。
ブルートフォース最大マージンアルゴリズムを使用する場合には、Dabnormal内の長さlの全ての部分列を探索する必要があり、部分列Si,jごとに、Dnormal及び
Figure 0006815480
の両方において、その最近隣点を見つける必要がある。データセット内の時系列の数がnであり、各時系列の最大長がmであると仮定すると、アルゴリズムの計算量は、O(ml)である。よりスマートな技巧を用いて、ユークリッド距離の評価を加速させ、計算量をO(l)だけ取り除く場合であっても、依然として、O(m)である。全ての長さの部分列を探索している場合には、計算量はO(m)になり、それは、データセットが大きい場合には、扱うのが難しい。
各部分列の最近隣点探索は、計算量O(mn)を有する。データセット内の部分列の大部分に関して計算量を削減することができる場合には、そのアルゴリズムを大きく加速させることができる。したがって、ブルートフォースアルゴリズムを使用する代わりに、ここで、部分列の最大マージンに関する新規の上限を導入する。その上限が、これまでの最良のマージンを超える場合には、単にその部分列を取り除き、最近隣点の探索を回避することができる。
i,jのマージンは、
Figure 0006815480
であるので、
Figure 0006815480
に関する上限及び
Figure 0006815480
に関する下限を独立して取得することができる。
Figure 0006815480
の上限を表すために、Maxboundを使用し、
Figure 0006815480
の下限を表すために、Minboundを使用する。その際、Si,jのマージンに関する上限は、Maxbound−Minboundである。
現在の候補がS=Si,jであり、Di,abnormal内の部分列であると仮定する。Di,abnormal内にランダムな部分列R≠Sを有する。図2に示されるように、Dnormal内のRの最近隣点はRNNであり、Sの最近隣点はSNNである。その際、dist(S,SNN)≦dist(S,RNN)である。Di,abnormal内に一定の数のそのようなランダムな部分列R,R,…,Rを有する場合には、dist(S,SNN)≦min(dist(S,RNN))である。これは、SのMaxboundを与える。
図3は、本開示の実施の形態による、部分列の最小マージン(minbound)を見つけるためのアルゴリズムを使用することを示すグラフである。「R」305は、異常データセットのランダムに選択された部分列を表し、「S」310は、異常データセット内の候補予測部分列を表し、RNNab315は、異常データセット内のRに最も近い部分列を表し、SNNab320は、異常データセット内のSに最も近い部分列を表す。
ここで、図3に示されるように、
Figure 0006815480
内のRの最近隣点はRNNabであり、Sの最近隣点はSNNabであると仮定する。その際、dist(S,SNNab)≧dist(R,SNNab)−dist(R,S)≧dist(R,RNNab)−dist(R,S)である。Di,abnormal内に一定の数のそのようなランダムな部分列R,R,…,Rを有する場合には、dist(S,SNNab)≧max(dist(R,RNNab)−dist(R,S))である。これは、SのMinboundを与える。ここで、Sのマージンに関する上限を有する、すなわち、dist(S,SNN)−dist(S,SNNab)≦Maxbound−Minboundである。
表1は、上限によって加速するスマート最大マージンアルゴリズムを示す。そのアルゴリズムは、データセットD、一定のT、候補部分列の長さl、及びランダムな部分列の数Rを入力として取り込み、最大マージンを有する予測パターンPPと、異常領域PPnn内のその最近隣点と、最大マージン値MMとを出力する。
Figure 0006815480
ライン1〜5は、Tに従って、データセット全体を正常データセット及び異常データセットに分割する。ライン8〜17は、第iの異常時系列内の長さlのR個の部分列をランダムに選択し、Dnormal及び
Figure 0006815480
の両方において、その最近隣点を見つける。FindNNの最近隣点探索アルゴリズムが記述される。ライン19〜36は、最大マージンを有する第iの異常時系列内の長さlの部分列Sを探索する。ライン22及び23はそれぞれ、SのMaxbound及びMinboundを計算する。Calculate Maxboundが表2に示され、Calculate Minboundが表3に示される。両方のアルゴリズムのライン3内のED関数は、2つの部分列間のユークリッド距離を評価する。
Figure 0006815480
Figure 0006815480
Maxbound及びMinboundによって評価されるマージンの上限は、最大マージンアルゴリズムを大きく加速させる。これまでの実験は、2桁以上の加速化を示す。
全ての長さの最良の予測パターンを選択する
最大マージンアルゴリズムは、固定長lの最良の予測パターンを見つける方法を示す。lは時系列において与えられないので、取り得る全ての長さを探索する必要があり、長さの不変量である最大マージンの指標を定義する必要がある。ここでは、長さ
Figure 0006815480
を有する部分列を単に選択する。
MDLによって取り得る全ての予測パターンを見つける
図4は、本開示の実施の形態による、最小記述長(MDL)を使用することによって取り得る全ての予測パターンを示すグラフである。グラフの態様は、予測パターン1−115、第2の予測パターン−416、「n」−417、正常領域−418、異常領域T−419及び故障時点−421とラベル付けされる。
これまで、動作−故障時系列のデータセット内の最良の予測パターンを見つける方法が説明された。しかしながら、ときには、時系列内に2つ以上の予測パターンが存在する可能性がある。例えば、図4は、いくつかのセクションから構成される機械が故障する時点を示し、最初にセクション1のクラッキングを示す時系列部分列を検出することができ、その後、セクション2のクラッキングを示す別の時系列部分列を検出することができ、それ以外も同様である。
また、最大マージンアルゴリズムは、異常領域内の一対の類似の部分列を選択するだけであるので、それらの部分列は2つの時系列にのみ関連することに留意されたい。3つ以上の時系列が存在する場合には、残りの時系列内の予測パターンの「一致」も見つける必要がある。
図4を更に参照すると、信号内には常に雑音があるので、データセット内で全く同じ2つの部分列を見つけるのは非常に難しい。「一致する」及び「一致しない」を区別する距離閾値を設定することを考えることはできるが、そのような種類の閾値を設定する正式な方法は存在しない。また、多種多様の部分列の長さ、形状等を考えると、数多くのそのような閾値を定義する必要があり、現実的ではない。
図5は、本開示の実施の形態による、MDLを使用する基本概念を示すグラフであり、MDLを用いて、2つの部分列の類似度を比較し、部分列の類似度を評価する。グラフの態様は以下のようにラベル付けされる。「A」529はエントロピー(A)であり、「A」531はエントロピー(A)であり、「H」533は仮説と呼ばれる。さらに、MDLは、MDLを用いて部分列の類似度を評価する基本概念を示すような、この問題に対する解決策である。
基本的に、部分列を表すために必要とされるビット長を表すために記述長(DL)を使用することができる。エントロピーは、DLの良好な指標である。DL(A)=Entropy(A)、DL(H)=Entropy(H)及びA’=A−H、及び(A’)=Entropy(A’)である。Hは仮説と呼ばれる。或る部分列を仮説と見なす場合には、A及びHの対を表すためにDLold=DL(A)+DL(H)ビットを使用する代わりに、DLnew=Entropy(H)+Entropy(A−H)を使用することができる。ここで保存されるビット数は、bittosave=DLnew−DLold=DL(A)−DL(A−H)である。2つの部分列は互いに非常に類似しているので、DL(A’)=Entropy(A’)は、この場合には、非常に小さい。結果として、bittosaveは大きい正の数である。したがって、基本的に、部分列が互いに類似している場合には、大きい正のbittosaveを有するはずである。そうでない場合には、bittosaveは負である。
図5を更に参照すると、MDLに基づいて、時系列内の部分列をクラスターにする方法の詳細な説明である。ここで、動作−故障時系列内の予測パターンクラスターを見つけるために同様の手法を使用するが、以下の観点において異なる。
(1)1つの時系列のみではなく、複数の時系列の異常領域内の予測パターンを見つける。
(2)モチーフ発見アルゴリズムの代わりに、最大マージンアルゴリズムに基づいて、候補予測パターンを見つける。
(3)メインループ内のルーチンが異なる。
(a)異常領域内に未検証の部分列がそれ以上存在しない場合には、終了する。そうでない場合には、最大マージンアルゴリズムによって対又は予測パターンを見つける。
(b)bittosaveを評価することによって対又はパターンが一致するか否かを調べる。bittosave<0である場合には、終了する。そうでない場合には、CreateClusterプロセスを用いて、見つけられた予測パターンのためのクラスターを作成する。
(c)AddToClusterプロセスを反復的に用いて、bittosave≦0まで、部分列を予測パターンクラスターに追加する。追加された全ての部分列を検証済みにする。(a)に戻る。
(4)MergeClusterプロセスは使用されない。
この時点で、Tが既知であるとき、全ての予測パターンを見つけることができる。
Tが未知であるとき
図6は、本開示の実施の形態による、Tが未知であるときに、MDL概念に基づくアルゴリズムを用いて、適切なTを求めることを示すグラフであり、Tが大きすぎるときを示す。グラフの態様は、擬似正常パターン612、異常領域T−619及び故障時点−621とラベル付けされる。
図7は、本開示の実施の形態による、正常パターンの取り得る最長期間を見つけることを示すグラフである。グラフの態様は、擬似正常パターン712、潜在的な予測パターンP−749及び故障時点−721とラベル付けされる。
図8は、本開示の実施の形態による、Tをリセットすることを示すグラフである。グラフの態様は、予測パターン−815、異常領域T−819及び故障時点−821とラベル付けされる。
図6、図7及び図8を参照すると、大部分の実生活の事例において、Tは実際には未知であり、それが問題を大きく悪化させる。Tの値をあまりにも小さく推定する場合には、単に異常領域内で予測パターンを見つけることができないという理由のために、予測パターンを棄却する場合がある。
図6はTが大きすぎるときを示し、例えば、Tの推定があまりにも大きい場合には、探索空間は二次的に増大し、擬似正常パターン612を見つける可能性が非常に高くなる。なぜなら、単に、それらのパターンは、推定されるシステム変化点前に現れるだけの十分な時間を有しないためである。図6のグラフは、Tが未知であるときを示し、MDL概念に基づくアルゴリズムを用いて、適切なTを求める。例えば、時系列の長さがNであり、TがN/2よりはるかに大きいと仮定すると、時系列の開始直後に部分列が現れない限り、正常状態と異常状態とを完全に区別する、長さN−Tの大量の部分列を見つける場合がある。
図7は、本開示の実施の形態による、正常パターンの取り得る最長期間を見つけることを示すグラフである。本発明者らは、例えば、有用な予測パターンを見つける機会を最大化し、かつ擬似的な規則を見つけるのを回避するために、MDL概念に基づくアルゴリズムを設計し、適切なTを求めた。
図8は、本開示の実施の形態による、Tをリセットすることを示すグラフであり、アルゴリズムの基本概念を示す。
図6を参照すると、最初に、Tが大きい数であるように設定されるので、分割点は、時系列内に可能な限り早期に現れる。その場合、正常パターンの大部分が、正常領域内には現れず、異常領域内に現れることになる。異なる長さの予測パターンを見つけようとするとき、最大マージンアルゴリズムによって正常パターン(ボールド/赤色)が選別されることがわかる。その場合、そのパターンが正常であることがどうしてわかるか。
その解決策はMDLである。「MDLによって取り得る全ての予測パターンを見つける」という節において説明されたのと同様のルーチンを用いて、bittosave<0まで、AddToCluster動作によってデータセット内の候補パターンの全ての「一致」を見つけることができる。図7に示されるように、その後、データセット内の候補パターンの取り得る最長周期Pを評価することができる。P≧Tである場合には、分割点が、そのパターンが正常領域内に現れるにはあまりにも早期に配置されるので、そのパターンは実際には正常であり、予測パターンと見なすことができない。その際、図8に示されるように、分割点を、候補パターンが最初に現れた時点以降に動かし、予測パターンを再生成する。
最大マージンアルゴリズムによって見つけられる全ての長さの予測パターンに関して、P<Tであるか、又は予測パターンが或る時系列内に多くても一度しか現れなくなるまで、そのプロセス(すなわち、上記のステップ180)を反復する。その反復が終了した後に、Tは正確に設定される。
Tが正確に設定された後に、取り得る全ての予測パターンを見つけるという節(すなわち、上記のステップ185)におけるアルゴリズムを単に実行することができる。
図9Aは、本開示の一実施の形態による、予測パターンを識別するために第2の機械からのテストデータを組み込み、以前に記憶された予測パターンを用いて、第2の機械の識別された予測パターンと比較し、第2の機械の故障を予測する、別の実施の形態のステップを示すブロック図である。さらに、第2の機械はその機械に類似とすることができ、第2の機械の各センサーは、その機械のセンサーのそれぞれと同じパラメーターを測定する。またさらに、第2の機械のテストデータ例は、その機械のトレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例と同じ期間を有することができるか、又は第2の機械のテストデータ例は、その機械のトレーニングデータ例の組内の各トレーニングデータ例のための一定のサンプリング速度と同じサンプリング速度を有することができる。
図9Bは、本開示の一実施の形態による、図9Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。第2の機械902又は発電機は、メモリ906に任意選択で接続されるか、又はメモリ112に接続される場合があるプリプロセッサ108に直接接続される、センサー904を備えることができる。プリプロセッサは、プロセッサ114に、処理されるべきデータを送信し、処理されたデータは、メモリ112に記憶することができるか、又は出力インターフェース116を介して出力することができる。
図9A及び図9Bを参照すると、ステップ995において、方法900は、プリプロセッサ108によって、第2の機械902のセンサー904からのテストデータストリームを受信することを含む。さらに、コンピューター及びコンピューター可読メモリと通信するユーザーインターフェースが、ユーザーによるユーザーインターフェースの表面からの入力を受信すると、テストデータ例の組を取得し、コンピューター可読メモリに記憶する。
ステップ995は、ステップ945〜990を介してテストデータストリーム又はテストデータ例の組を処理するのに応じて、第2の機械のための予測パターンを特定することと、見つけられた場合には、それを選択することとを含む。
ステップ999は、第2の機械902の特定された予測パターンに基づいて、第2の機械の特定された予測パターンがメモリ112に記憶される予測パターンに対応するか否かを判断し、第2の機械902の故障を予測する。
具体的には、テストデータストリームから抽出された1つ以上のテストデータ例が第2の機械902の故障を予測するか否か。1つ以上のテストデータ例は、テストデータストリームの1つ以上の部分から抽出される。例えば、プロセッサ114が、テストデータストリームから抽出された1つ以上のテストデータ例が機械902の故障を予測するか否かを判断することができる。テストデータストリームの1つ以上の部分内のテストデータは、特定された予測パターン(複数の場合もある)を生成するために使用されるトレーニングデータ例内の記憶されたトレーニングデータと同じサンプリング速度においてサンプリングされた。さらに、方法900は、第2の機械902の故障を予測する1つ以上のテストデータ例のテストデータ例の数と、(ステップ945〜990を介してテストデータ例から)特定された予測パターンに基づいて処理された1つ以上のテストデータ例の全数との比が或る閾値を超える場合に、第2の機械902の故障を予測することを含むことができる。例えば、閾値は、経験的分析に基づいて特定された値とすることができる。
いくつかの例示的な実施の形態において、方法900は、トレーニングデータストリームの1つ以上の部分からトレーニングデータ例を抽出する際に、無効データを含む場合があるトレーニングデータストリームの部分を除外することができる。また、方法900は、2つの連続した/隣接するデータ例が、重なり合うデータ部分と、重なり合わないデータ部分とを有するようにトレーニングデータ例を抽出することも含むことができ、重なり合うデータ部分は、10%、40%又は80%等の、あらかじめ決定することができる、トレーニングデータセグメントの長さの閾値パーセンテージより小さい。
図10Aは、本開示の一実施の形態による、第3の機械から異なるタイプであるセンサーからのテストデータストリームを組み込み、以前に記憶された予測パターンを用いて、第3の機械の識別された2つの予測パターンと比較し、第3の機械の故障を予測する、別の実施の形態のステップを示すブロック図である。
図10Bは、本開示の一実施の形態による、図10Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。第3の機械1002又は発電機は、メモリ1006に任意選択で接続されるか、又はメモリ112に接続される場合があるプリプロセッサ108に直接接続される、センサー1004を備えることができる。プリプロセッサ108は、プロセッサ114に、処理されるべきデータを送信し、処理されたデータは、メモリ112に記憶することができるか、又は出力インターフェース116を介して出力することができる。
図10A及び図10Bを参照すると、図10Aのステップ1005において、方法1000は、プリプロセッサ108によって、第3の機械1002の2つのセンサー1004から2つのテストデータストリームを受信することを含み、センサー1004は異なるタイプものとする。
図10Aのステップ1010は、第3の機械1002の2つのテストデータストリームの各テストデータストリームからテストデータ例の組を抽出することを含む。
ステップ1015は、トレーニングデータ例ごとに正常状態領域及び異常状態領域を含むトレーニングデータ例の記憶された組に基づいて、少なくとも1つの記憶されたトレーニングデータ例の記憶された正常状態領域に、又は少なくとも1つの記憶されたトレーニングデータ例の少なくとも1つの記憶された異常状態領域に対応する、第3の機械のテストデータ例の2組の各テストデータ例を識別し、第3の機械のテストデータストリームごとの予測パターンを識別することを含む。
ステップ1020は、メモリに記憶された予測パターンと比較されるとき、2つのセンサーの2つのテストデータストリームから2つの予測パターンのうちのいずれか一方を取り込むことによって、第3の機械の故障を予測すること含む。
図11A及び図11Bを参照すると、方法1100は、第4の機械の同じタイプの複数のセンサー及びデータから複数のテストデータストリームを取得するステップ1145を含み、各テストデータストリームはテストデータ例の組を含む。次のステップ1150は、第4の機械の複数のセンサーからの複数のテストデータストリームから、テストデータ例の組ごとにテストデータ例を抽出することを含む。
図11Bは、本開示の一実施の形態による、図11Aのシステムの構成要素を示すブロック図である。第4の機械1102又は発電機は、メモリ1106に任意選択で接続されるか、又はメモリ112に接続される場合があるプリプロセッサ108に直接接続される、センサー1104を備えることができる。プリプロセッサ108は、プロセッサ114に、処理されるべきデータを送信し、処理されたデータは、メモリ112に記憶することができるか、又は出力インターフェース116を介して出力することができる。
図11Aのステップ1155は、故障と推定される時点において開始し、故障時に終了する、複数のテストデータ例の各テストデータ例内の異常状態領域のための現時系列長を選択することを含む。
図11Aのステップ1160は、各テストデータ例を正常状態領域及び異常状態領域に分割することを含む。任意選択で、テストデータ例の組のための期間は、同じ期間とすることができるか、又はテストデータ例の組内のいくつかのテストデータ例が、テストデータ例の組内の他のテストデータ例期間と異なる期間を有する。さらに、任意選択で、テストデータ例の組内の各テストデータ例は、テストデータ例の組にわたって、一定のサンプリング速度で、又は近似的に同じ期間においてサンプリングすることができる。
図11Aのステップ1165は、正常状態領域が、第4の機械の故障のいかなる徴候も示さない、第4の機械の正常動作を含むような、正常状態領域に特有のデータを含む。
図11Aのステップ1170は、異常状態領域が、第4の機械の故障で終了する、正常に動作できない第4の機械に対応するような、異常状態領域に特有のデータを含む。
図11Aのステップ1175は、パターンがテストデータ例の組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、テストデータ例の組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、テストデータ例の組内のパターンを識別することを含む。
ステップ1180は、各トレーニングデータ例を反復的に分割することを含む反復プロセスを含み、ステップ1185は、現時系列長が、トレーニングデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、現時系列長を、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮することを含む。
図11Aのステップ1185は、現時系列長が、テストデータ例内の先行する反復のために選択された異常状態領域のための先行する現時系列長より短いように、現時系列長を、反復するたびに1つの時間ステップ増分だけ短縮することを含む。
図11Aのステップ1190は、パターンが見つけられる場合には、そのパターンを予測パターンとして選択することを含む。具体的には、トレーニングデータ例の組ごとに、パターンが見つけられる場合には、そのパターンを第4の機械の予測パターンとして選択し、メモリに記憶し、メモリは、複数のセンサーからの複数のデータストリームからの各テストデータストリームのテストデータの組ごとに、第4の機械の複数の記憶された予測パターンを含む。
図11Aのステップ1195は、複数のセンサーを最も高い予測精度から最も低い予測精度まで降順にランク付けすることを含み、任意選択で、所定の精度閾値未満であるセンサーからのいくつかのテストデータストリームを破棄することができる。
センサーのランク付けはいくつかの方法による場合があると考えられる。例えば、センサー904の中から故障予測のための最も関連したセンサーを識別するために、個々のセンサー904からの各テストデータストリームのいくつかの特徴に関して、単一のセンサー分類精度値を計算することができる。いくつかの例示的な実施の形態において、計算される特徴は、平均値、欠測データ点、平均勾配、測定値の比、指数関数的減衰とすることができる。平均値は、あらゆる欠測データ点を除外する、各テストデータ値の平均を指している。故障は、特定のパラメーター(例えば、振動、又は何らかの他の測定値)に関する、パラメーター正常値からの減少又は増加と相関する場合があるので、例えば、平均値を1つの特徴として使用することができる。
図11Cは、本開示の一実施の形態による、第5の機械から同じタイプであるセンサーからのテストデータストリームを組み込む別の実施の形態のステップを示すブロック図であり、以前に記憶された予測パターンを用いて、所定の閾値を超える第5の機械の識別された予測パターンと比較し、第5の機械の故障を予測する。
図11Cのステップ1105は、第5の機械からのセンサーからテストデータストリームを受信することを含む。ステップ1110は、第5の機械のテストデータストリームからテストデータ例の組を抽出することを含む。ステップ1115は、トレーニングデータ例ごとの正常状態領域及び異常状態領域を含む、所定の精度閾値を超えるトレーニングデータ例の記憶された組に基づいて、少なくとも1つの記憶されたトレーニングデータ例の記憶された正常状態領域に、又は少なくとも1つの記憶されたトレーニングデータ例の少なくとも1つの記憶された異常状態領域に対応する、第5の機械のテストデータ例の組の各テストデータ例を評価することによって識別し、テストデータストリームごとの予測パターンを識別し、第5の機械の故障を予測することを含む。
図12は、本開示の実施の形態による、代替のコンピューター又はプロセッサを用いて実現することができる図1Aの方法を示すブロック図である。コンピューター1211は、プロセッサ1240と、コンピューター可読メモリ1212と、記憶装置1258と、ディスプレイ1252及びキーボード1251を備えるユーザーインターフェース1249とを備え、それらはバス1256を通して接続される。例えば、プロセッサ1240及びコンピューター可読メモリ1212と通信するユーザーインターフェース1249は、ユーザーによるユーザーインターフェース1249の面、キーボード面1251から入力を受信すると、トレーニングデータ例の組を取得し、コンピューター可読メモリ1212に記憶する。
コンピューター1211は、適用例によって決まる電源1254を備えることができ、電源1254は任意選択でコンピューター1211の外部に位置することができる。バス1256を通して、ディスプレイデバイス1248に接続するように構成されるユーザー入力インターフェース1257をリンクすることができ、ディスプレイデバイス1248は、とりわけ、コンピューターモニター、カメラ、テレビ、プロジェクター又はモバイルデバイスを含むことができる。プリンターインターフェース1259も、バス1256を通して接続することができ、印刷デバイス1232に接続するように構成することができ、印刷デバイス1232は、とりわけ、液体インクジェットプリンター、固体インクプリンター、大規模商用プリンター、熱プリンター、UVプリンター又は昇華型プリンター(dye-sublimation printer)を含むことができる。ネットワークインターフェースコントローラー(NIC)1234は、バス1256を通してネットワーク1236に接続するように構成され、とりわけ、時系列データ又は他のデータを、コンピューター1211の外部にあるサードパーティーディスプレイデバイス、サードパーティーイメージングデバイス、及び/又はサードパーティー印刷デバイス上にレンダリングすることができる。
更に図12を参照すると、とりわけ、時系列データ又は他のデータを、ネットワーク1236の通信チャネルを介して送信することができ、及び/又は、記憶するため及び/又は更に処理するために記憶システム1258内に記憶することができる。さらに、時系列データ又は他のデータは、受信機1246(又は外部受信機1238)からワイヤレスで若しくは有線で受信することができるか、又は送信機1247(又は外部送信機1239)を介してワイヤレス若しくは有線で送信することができ、受信機1246及び送信機1247はいずれもバス1256を通して接続される。コンピューター1211は、入力インターフェース1208を介して、外部検知デバイス1244及び外部入力/出力デバイス1241に接続することができる。例えば、外部検知デバイス1244は、機械の時系列データが収集される前に、その最中に、その後にデータを収集するセンサーを含むことができる。例えば、環境条件、すなわち、機械における、又はその付近における温度、機械の場所の建物内の温度、機械の建物外部の屋外の温度、機械自体の映像、機械に近いエリアの映像、機械に近くないエリアの映像、機械の態様に関連する他のデータが、機械を近似するか、又は機械を近似しない。コンピューター1211は、他の外部コンピューター1242に接続することができる。出力インターフェース1209を用いて、プロセッサ1240から、処理済みのデータを出力することができる。
図13は、本開示の実施の形態による、第6の機械1302の動作を表す時系列データ内のパターンを特定する別の方法1300を示すブロック図である。方法1300は、第6の機械1302と通信するセンサー1304を含む。コンピューター可読メモリ1312は、第6の機械1302と通信するセンサー1304によって生成されたテストデータ例の組を記憶し、提供する。各テストデータ例は、第6の機械1302の故障で終了する、或る期間にわたる第6の機械1302の動作を表す。メモリ1306とともに、入力インターフェース/プリプロセッサ1308が利用される場合がある。格付けされた予測パターン(複数の場合もある)は、メモリ1312に記憶される場合があるか、又は出力インターフェース1316を介して出力される場合がある。
その方法は、各予測パターンの特徴を識別する特徴付けモジュールを含み、コンピューター可読メモリは、トレーニングデータ例の組からのデータに基づいて、各予測パターン及び各予測パターンの識別された特徴を記憶するための記憶された実行可能命令を含む。さらに、その方法は、識別された特徴に基づいて、トレーニングデータ例の組からの、所定の予測パターンに対応する、各予測パターンの妥当性を検証し、予測パターンを格付けするためのフィルターを含む。またさらに、フィルターは、識別された特徴に基づいて、各予測パターンを除外し、予測パターンを格付けし、コンピューター可読メモリは、実現可能性閾値限界外にある格付けされた各予測パターンを記憶する。
図13を更に参照すると、その方法は、第6の機械と通信するセンサーからテストデータ例を受信し、コンピューター可読メモリに記憶することを更に含む。コンピューターによって、コンピューター可読メモリ内に記憶される少なくとも1つの予測パターンに基づいて、テストデータ例から抽出された1つ以上のテストデータセグメントが、コンピューター可読メモリに記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する、第2の機械のパターンを識別するか否かを判断する。そのパターンが見つけられる場合には、そのパターンを第2の予測パターンとして選択する。最後に、第2の予測パターンをコンピューター可読メモリに記憶するか、又は第2の予測パターンをコンピューターと通信する出力インターフェースを介して出力し、第2の予測パターンは、第2の機械の管理を支援する。
特徴付けモジュールは、見つけられた予測パターンごとに異なる特徴を特定することができる。特徴付けモジュールは、予測パターン、及びその関連する特徴を読み出し、パターン及びそのパターンの特徴を計算し、結果をプロセッサに再び書き込む。パターン特徴の一例が対称数である。対称性は、パターンを2等分した2つの部分の類似性の指標である。例えば、ヘッドアンドショルダーパターンの場合、対称数は、ヘッド部分がいかに均衡がとれているか、及び左右のショルダー部分が互いにいかに類似しているかを識別することができる。
パターン及びパターン特徴情報はフィルターに渡すことができ、フィルターは、規定された基準に基づいて、出力を選別する。これらは、メモリ内にあらかじめ記憶されたデータによって供給することができる。フィルターは、渡されたパターンが或る特定の最小閾値を満たすのを確実にするために、システムから渡されたパターンを制限する。例えば、フィルターは、高い対称数のパターンのみが渡されることを指定することができる。
図13を更に参照すると、その方法は、特徴付けモジュールを用いて、各予測パターンの特徴を識別することを更に含み、コンピューター可読メモリは、トレーニングデータ例の組からのデータに基づいて、各予測パターンの識別された特徴を記憶するための記憶された実行可能命令を含む。フィルターを用いて各予測パターンの妥当性を検証し、各予測パターンは、予測パターンの識別された特徴に基づく、トレーニングデータ例の組からの、所定の予測パターンに対応し、そして、予測パターンを格付けする。識別された特徴に基づいて、フィルターを用いて各予測パターンを除外し、予測パターンを格付けし、コンピューター可読メモリは、実現可能性閾値限界外にある格付けされた各予測パターンを記憶する。
図13を更に参照すると、その方法は、第2の機械と通信するセンサーからテストデータ例を受信し、コンピューター可読メモリに記憶することを更に含む。コンピューターによって、コンピューター可読メモリ内に記憶される少なくとも1つの予測パターンに基づいて、テストデータ例から抽出された1つ以上のテストデータセグメントが、コンピューター可読メモリに記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する、第2の機械のパターンを識別するか否かを判断する。そのパターンが見つけられる場合には、そのパターンを第2の予測パターンとして選択する。最後に、第2の予測パターンをコンピューター可読メモリに記憶するか、又は予測パターンをコンピューターと通信する出力インターフェースを介して出力し、第2の予測パターンは、第2の機械の管理を支援する。
また、本明細書において略述された様々な方法又はプロセスは、様々なオペレーティングシステム又はプラットフォームのうちの任意の1つを用いる1つ以上のプロセッサ上で実行可能なソフトウェアとしてコード化することができる。加えて、そのようなソフトウェアは、複数の適したプログラミング言語及び/又はプログラミングツール若しくはスクリプティングツールのうちの任意のものを用いて記述することができ、実行可能機械語コード、又はフレームワーク若しくは仮想機械上で実行される中間コードとしてコンパイルすることもできる。通常、プログラムモジュールの機能は、様々な実施の形態において所望に応じて組み合わせることもできるし、分散させることもできる。
また、本開示の実施の形態は、方法として具現化することができ、この方法の一例が提供されている。この方法の一部として実行される動作は、任意の適した方法で順序付けることができる。したがって、例示したものと異なる順序で動作が実行される実施の形態を構築することができ、この順序は、いくつかの動作が例示の実施の形態では順次的な動作として示されていても、それらの動作を同時に実行することを含むことができる。さらに、請求項の要素を修飾する、特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の序数の使用は、それ自体で、1つの請求項の要素の別の請求項の要素に対する優先順位も、優位性も、順序も暗示するものでもなければ、方法の動作が実行される時間的な順序も暗示するものでもなく、請求項の要素を区別するために、単に、或る特定の名称を有する1つの請求項の要素を、同じ(序数の用語の使用を除く)名称を有する別の要素と区別するラベルとして用いられているにすぎない。

Claims (20)

  1. 機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定することによって前記機械の間近に迫った故障を管理するシステムであって、
    トレーニング機械と通信するセンサーによって生成されるトレーニングデータ例の組から特定された予測パターンを含んでいる記憶されたデータを含むコンピューター可読メモリであって、各トレーニングデータ例は、前記トレーニング機械の故障で終了する、或る期間にわたる前記トレーニング機械の動作を表し、前記トレーニングデータ例の組は正常状態領域及び異常状態領域が未知である未処理データであって、記憶された前記予測パターンはトレーニングプロセッサにより以前に特定されたものである、コンピューター可読メモリと、
    前記機械と通信するセンサから得られたテストデータ例を含むセンサデータを受信する入力インターフェースと、
    前記コンピューター可読メモリおよび前記入力インターフェースと通信するプロセッサと、
    を備え、
    前記トレーニングプロセッサは、
    時系列におけるすべての可能な分割点を順次考慮することで、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための現時系列に対する期間の長さを順次選択し、
    現時点で選択された分割点に対して、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を、前記正常状態領域と、前記現時系列に対する前記期間の長さを有する前記異常状態領域とに分割し、パターンがトレーニングデータ例の前記組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の前記組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の前記組内の該パターンを識別し、
    前記トレーニング機械の間近に迫った予測推定を示す前記予測パターンとして前記パターンを選択し、前記パターンが見つけられる場合には、前記コンピューター可読メモリに前記予測パターンを記憶し、
    前記機械が異常動作モードに入ったと推定された時刻から開始し、前記機械の故障時点において終了する、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための初期現時系列長を現時系列長として選択し、前記各トレーニングデータ例を反復的に分割する際に、反復するたびに、前記異常動作モードに入ったと推定された時刻を1つの時間ステップだけインクリメントすることで前記異常状態領域を前記1つの時間ステップだけ短縮する繰り返し処理を行い、
    前記プロセッサは、
    前記コンピューター可読メモリに記憶された予測パターンの少なくとも1つに基づいて、前記テストデータ例から抽出された1以上のテストデータ例が、記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する前記機械のパターンと一致しているか否かを判断し、前記パターンが見つかった場合には、前記一致を、前記機械の間近に迫った故障の指標として使用し、
    間近に迫った故障の予測推定に従って、前記機械を管理する、
    システム。
  2. 前記異常状態領域は、前記トレーニング機械の前記故障で終了する、正常に動作できない前記トレーニング機械に対応し、前記異常状態領域の前記現時系列に対する期間の長さは、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例の前記異常状態領域内の離散時間データの量である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記トレーニングデータ例の組から特定された前記予測パターンと正常領域内のパターンとの間のユークリッド距離があらかじめ指定された閾値を超える場合には、該2つのパターンは異なる、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記トレーニングデータ例の組から特定された前記予測パターンと正常領域内のパターンとの間のユークリッド距離があらかじめ指定された閾値より短い場合には、該2つのパターンは類似していると見なされる、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記トレーニングデータ例の組から特定された前記予測パターンを探索することは、高速のシェープレット発見アルゴリズムによって実行される、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記トレーニングプロセッサは、前記トレーニング機械が正常に動作していた間にトレーニング機械の前記センサーによって生成された前記トレーニングデータ例の部分を識別するデータに基づいて、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を前記正常状態領域に分割し、前記トレーニング機械の故障で終了する、前記トレーニング機械が正常に動作できなかった間にトレーニング機械の前記センサーによって生成された前記トレーニングデータ例の部分を識別するデータに基づいて、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を前記異常状態領域に分割する、請求項1に記載のシステム。
  7. トレーニングデータ例の前記組のための前記期間の長さは同じ期間の長さであるか、又はトレーニングデータ例の前記組内のいくつかのトレーニングデータ例が、トレーニングデータ例の前記組内の他のトレーニングデータ例の期間の長さとは異なる期間の長さを有する、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記機械は前記トレーニング機械に類似であり、前記機械の前記センサーは前記トレーニング機械の前記センサーのそれぞれのセンサーと同じパラメーターを測定する、請求項1に記載のシステム。
  9. 各パラメーターは前記トレーニング機械の前記動作に関連し、流体力データ、流体エネルギーデータ、振動データ、温度データ、電圧データ又は電流データのうちの1つ、又は組み合わせを含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定することによって前記機械の間近に迫った故障を管理する方法であって、
    トレーニング機械と通信するセンサーによって生成され、コンピューター可読メモリに記憶されるトレーニングデータ例の組から特定された予測パターンを含んで記憶されたデータにアクセスすることであって、各トレーニングデータ例は、前記トレーニング機械の故障で終了する、或る期間にわたる前記トレーニング機械の動作を表し、前記トレーニングデータ例の組は正常状態領域及び異常状態領域が未知である未処理データであって、記憶された前記予測パターンはトレーニングプロセッサにより以前に特定されたものであり、前記トレーニングプロセッサは、
    時系列におけるすべての可能な分割点を順次考慮することで、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための現時系列に対する期間の長さを順次選択することと、
    現時点で選択された分割点に対して、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を、前記正常状態領域と、前記現時系列に対する前記期間の長さを有する前記異常状態領域とに分割し、パターンがトレーニングデータ例の前記組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の前記組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の前記組内の該パターンを識別することと、
    前記トレーニング機械の間近に迫った予測推定を示す前記予測パターンとして前記パターンを選択し、前記パターンが見つけられる場合には、前記コンピューター可読メモリに前記予測パターンを記憶することと、
    を有する、アクセスすること、
    前記機械が異常動作モードに入ったと推定された時刻から開始し、前記機械の故障時点において終了する、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための初期現時系列長を現時系列長として選択し、前記各トレーニングデータ例を反復的に分割する際に、反復するたびに、前記異常動作モードに入ったと推定された時刻を1つの時間ステップだけインクリメントすることで前記異常状態領域を前記1つの時間ステップだけ短縮する繰り返し処理を行うことと、
    前記機械と通信するセンサーから得られたテストデータ例を入力インターフェースを介して受信することと、
    前記コンピューター可読メモリおよび前記入力インターフェースと通信するコンピューターを用いることと、
    を備え、
    前記コンピューターは、
    前記コンピューター可読メモリに記憶された予測パターンの少なくとも1つに基づいて、前記テストデータ例から抽出された1以上のテストデータ例が、記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する前記機械のパターンと一致しているか否かを判断し、前記パターンが見つかった場合には、前記一致を、前記機械の間近に迫った故障の指標として使用し、
    間近に迫った故障の予測推定に従って、前記機械を管理する、
    方法。
  11. トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例は、トレーニングデータ例の前記組のための、サンプリング速度において、又は近似的に同じ期間の長さにおいてサンプリングされた、請求項10に記載の方法。
  12. 前記コンピューター及び前記コンピューター可読メモリと通信するユーザーインターフェースが、ユーザーによる前記ユーザーインターフェースの表面からの入力を受信すると、トレーニングデータ例の前記組を取得し、前記コンピューター可読メモリに記憶する、請求項10に記載の方法。
  13. 最大マージンアルゴリズムを用いて予測パターンの各候補の適性を判断する特徴付けモジュールは、前記トレーニングデータ例の組から特定され、前記コンピューター可読メモリは、トレーニングデータ例の前記組からのデータに基づいて、各予測パターン及び各予測パターンの識別された特徴を記憶するための、記憶された実行可能命令を含む、ものと、
    前記識別された特徴に基づいて、トレーニングデータ例の前記組からの、所定の予測パターンに対応する、各予測パターンの妥当性を検証し、前記予測パターンを格付けするフィルターと、
    前記識別された特徴に基づいて、各予測パターンを除外し、前記予測パターンを格付けするフィルターであって、前記コンピューター可読メモリは、実現可能性閾値限界外にある格付けされた各予測パターンを記憶する、ものと、
    を更に含む、請求項10に記載の方法。
  14. 最大マージンアルゴリズムを用いて予測パターンの各候補の適性を判断する特徴付けモジュールは、前記トレーニングデータ例の組から特定され、特徴付けモジュールを用いて、各予測パターンの特徴を識別することであって、前記コンピューター可読メモリは、トレーニングデータ例の前記組からのデータに基づいて、各予測パターンの識別された特徴を記憶するための、記憶された実行可能命令を含む、ことと、
    フィルターを用いて各予測パターンの妥当性を検証することであって、各予測パターンは、前記予測パターンの前記識別された特徴に基づく、トレーニングデータ例の前記組からの、所定の予測パターンに対応する、妥当性を検証し、前記予測パターンを格付けする、ことと、
    前記識別された特徴に基づいて、フィルターを用いて各予測パターンを除外し、前記予測パターンを格付けすることであって、前記コンピューター可読メモリは、実現可能性閾値限界外にある格付けされた各予測パターンを記憶する、ことと、
    を更に含む、請求項10に記載の方法。
  15. 機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定することによって前記機械の間近に迫った故障を管理する方法を実行するコンピューターによって実行可能なプログラムが具現化された非一時的コンピューター可読記憶媒体であって、前記方法は、
    トレーニング機械と通信するセンサーによって生成され、該非一時的コンピューター可読記憶媒体に記憶されるトレーニングデータ例の組から特定された予測パターンを含んで記憶されたデータにアクセスすることであって、各トレーニングデータ例は、前記トレーニング機械の故障で終了する、或る期間にわたる前記トレーニング機械の動作を表し、前記トレーニングデータ例の組は正常状態領域及び異常状態領域が未知である未処理データであって、記憶された前記予測パターンはトレーニングプロセッサにより以前に特定されたものである、ことと、
    を備え、前記トレーニングプロセッサは、
    時系列におけるすべての可能な分割点を順次考慮することで、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための現時系列に対する期間の長さを順次選択し、
    現時点で選択された分割点に対して、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を、前記正常状態領域と、前記現時系列に対する前記期間の長さを有する前記異常状態領域とに分割し、パターンがトレーニングデータ例の前記組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の前記組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の前記組内の該パターンを識別することと、
    前記トレーニング機械の間近に迫った予測推定を示す前記予測パターンとして前記パターンを選択し、前記パターンが見つけられる場合には、前記予測パターンを該非一時的コンピューター可読記憶媒体に記憶することと、
    前記機械が異常動作モードに入ったと推定された時刻から開始し、前記機械の故障時点において終了する、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための初期現時系列長を現時系列長として選択し、前記各トレーニングデータ例を反復的に分割する際に、反復するたびに、前記異常動作モードに入ったと推定された時刻を1つの時間ステップだけインクリメントすることで前記異常状態領域を前記1つの時間ステップだけ短縮する繰り返し処理を行うことと、
    前記機械と通信するセンサーから得られたテストデータ例を入力インターフェースを介して受信することと、
    前記非一時的コンピューター可読記憶媒体および前記入力インターフェースと通信するコンピューターを用いることと、
    を備え、前記コンピューターは、
    前記非一時的コンピューター可読記憶媒体に記憶された予測パターンの少なくとも1つに基づいて、前記テストデータ例から抽出された1以上のテストデータ例が、記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する前記機械のパターンと一致しているか否かを判断し、前記パターンが見つかった場合には、前記一致を、前記機械の間近に迫った故障の指標として使用し、
    間近に迫った故障の予測推定に従って、前記機械を管理する、
    非一時的コンピューター可読記憶媒体。
  16. 機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定することによって前記機械の間近に迫った故障を管理するシステムであって、
    トレーニング機械と通信するセンサーによって生成されるトレーニングデータ例の組から特定された予測パターンを含んでいる記憶されたデータを含むメモリであって、各トレーニングデータ例は、前記トレーニング機械の故障で終了する、或る期間にわたる前記トレーニング機械の動作を表し、前記トレーニングデータ例の組は正常状態領域及び異常状態領域が未知である未処理データであって、記憶された前記予測パターンはトレーニングプロセッサにより以前に特定されたものである、メモリと、
    前記機械と通信するセンサから得られたテストデータ例を含むセンサデータを受信する入力インターフェースと、
    メモリおよび前記入力インターフェースと通信するプロセッサと、
    を備え、
    前記トレーニングプロセッサは、
    時系列におけるすべての可能な分割点を順次考慮することで、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための現時系列に対する期間の長さを順次選択し、
    現時点で選択された分割点に対して、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を、前記正常状態領域と、前記現時系列に対する前記期間の長さを有する前記異常状態領域とに分割し、パターンがトレーニングデータ例の前記組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の前記組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の前記組内の該パターンを識別し、
    前記トレーニング機械の間近に迫った予測推定を示す前記予測パターンとして前記パターンを選択し、前記パターンが見つけられる場合には、前記メモリに前記予測パターンを記憶し、
    前記機械が異常動作モードに入ったと推定された時刻から開始し、前記機械の故障時点において終了する、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための初期現時系列長を現時系列長として選択し、前記各トレーニングデータ例を反復的に分割する際に、反復するたびに、前記異常動作モードに入ったと推定された時刻を1つの時間ステップだけインクリメントすることで前記異常状態領域を前記1つの時間ステップだけ短縮する繰り返し処理を行い、
    前記プロセッサは、
    前記メモリに記憶された予測パターンの少なくとも1つに基づいて、前記テストデータ例から抽出された1以上のテストデータ例が、記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する前記機械のパターンと一致しているか否かを判断し、前記パターンが見つかった場合には、前記一致を、前記機械の間近に迫った故障の指標として使用し、
    間近に迫った故障の予測推定に従って、前記機械を管理する、
    システム。
  17. 機械の動作を表す時系列データ内のパターンを特定することによって前記機械の間近に迫った故障を管理する方法であって、
    トレーニング機械と通信する複数のセンサーによって生成され、トレーニングデータ例の組から特定された予測パターンを含んで記憶されたデータを有するメモリを使用することであって、各トレーニングデータ例は、前記トレーニング機械の故障で終了する、或る期間にわたる前記トレーニング機械の動作を表し、前記トレーニングデータ例の組は正常状態領域及び異常状態領域が未知である未処理データであって、記憶された前記予測パターンはトレーニングプロセッサにより以前に特定されたものであり、前記トレーニングプロセッサは、
    時系列におけるすべての可能な分割点を順次考慮することで、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための現時系列に対する期間の長さを順次選択することと、
    現時点で選択された分割点に対して、トレーニングデータ例の前記組内の各トレーニングデータ例を、前記正常状態領域と、前記現時系列に対する前記期間の長さを有する前記異常状態領域とに分割し、パターンがトレーニングデータ例の前記組の全ての正常状態領域内に存在するいずれの他のパターンとも異なり、トレーニングデータ例の前記組の各異常状態領域内の厳密に1つのパターンに類似しているような、トレーニングデータ例の前記組内の該パターンを識別することと、
    前記トレーニング機械の間近に迫った予測推定を示す前記予測パターンとして前記パターンを選択し、前記パターンが見つけられる場合には、前記メモリに前記予測パターンを記憶することと、
    を有する、アクセスすること、
    前記機械が異常動作モードに入ったと推定された時刻から開始し、前記機械の故障時点において終了する、各トレーニングデータ例内の前記異常状態領域のための初期現時系列長を現時系列長として選択し、前記各トレーニングデータ例を反復的に分割する際に、反復するたびに、前記異常動作モードに入ったと推定された時刻を1つの時間ステップだけインクリメントすることで前記異常状態領域を前記1つの時間ステップだけ短縮する繰り返し処理を行うことと、
    前記機械と通信する前記複数のセンサーで生成されたテストデータ例を入力インターフェースを介して受信することと、
    前記メモリおよび前記入力インターフェースと通信するコンピューターを用いることと、
    を備え、
    前記コンピューターは、
    前記メモリに記憶された予測パターンの少なくとも1つに基づいて、前記テストデータ例から抽出された1以上のテストデータ例が、記憶された少なくとも1つの予測パターンに対応する前記機械のパターンと一致しているか否かを判断し、前記パターンが見つかった場合には、前記一致を、前記機械の間近に迫った故障の指標として使用し、
    間近に迫った故障の予測推定に従って、前記機械を管理する、
    方法。
  18. 前記機械は、記憶された少なくとも1つの予測パターンが1以上のテストデータ例に一致すると、直ちに動作を停止する
    請求項1に記載のシステム。
  19. 前記トレーニングデータ例は、予測パターンの発生時刻と、前記機械の故障時刻との間の、期待される時間間隔を、複数のトレーニング時系列にわたって平均化して推定するために用いられ、前記機械は、予測パターンの発生後、平均化されたこの期待される時間間隔が経過する前に、停止あるいは交換される
    請求項1に記載のシステム。
  20. 前記トレーニングデータ例は、予測パターンの発生時刻と、前記機械の故障時刻との間の最小時間間隔を、複数のトレーニング時系列にわたって推定するために用いられ、前記機械は、予測パターンの発生後、この最小時間間隔が経過する前に、停止あるいは交換される
    請求項1に記載のシステム。
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