JP7259460B2 - 画像記録装置および画像記録装置の故障予測システム - Google Patents

画像記録装置および画像記録装置の故障予測システム Download PDF

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Description

本発明は、インクジェットプリンタ等の画像記録装置および当該画像記録装置の故障を予測する故障予測システムに関する。
従来、専門知識を有するサービスマンがユーザの元まで出向き、当該サービスマンの点検によってプリンタの故障検知あるいは故障予測が行われていた。この場合、プリンタの点検のためにサービスマンを派遣して故障個所や故障原因を特定し、その後に修理のために再びサービスマンを派遣する必要があるが、修理完了までの時間が長くなり、プリンタが使用できないダウンタイムが長くなってしまう。そのため、サービスマンによる点検を必要としない故障検知の方法が様々提案されている。
例えば、故障検知のためのセンサをプリンタ内部に設け、当該センサによって駆動状況を検知したり、あるいは印刷枚数や給紙枚数などをカウントして、それらのデータを管理サーバに送信して、当該管理サーバでデータ解析を行って故障を検知する。そうすれば、点検のためにサービスマンを派遣しなくてもよくなるため、修理時間の短縮が可能となる。
また、特許文献1には、プリンタの故障を検知するための他の手法として、音を使った方法が開示されている。詳しくは、プリンタ内部に搭載されたマイクでプリンタ駆動時の音を集音し、その集音結果を管理サーバに送信して解析することで、プリンタの異常を検知している。このような故障の検知方法は、高価なセンサを必要とせず、また各駆動部にセンサを設ける必要がないため、簡易な構成で故障の検知が可能である。
特開2010-054558号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、サービスマンが故障個所や故障原因の解析のためにユーザの元まで出向く必要がないので、修理完了までの時間を短くできるが、プリンタ内部に集音用マイクを搭載するため、プリンタ外部の音まで集音される虞がある。例えばプリンタがオフィス内に設置されるような場合には、機密性の高い会話なども集音されてしまい、その内容が管理サーバに送られるようなケースも起こり得る。つまり、セキュリティの観点から、プリンタ内部に設置されたマイクで自動的に集音される構成は望ましくない。
そこで、本発明は、セキュリティ性を向上することができる画像記録装置および画像記録装置の故障予測システムを提供することを目的とする。
本発明の画像記録装置は、画像記録に寄与する1又は複数の駆動部と、コントローラと、を備えた画像記録装置であって、前記コントローラは、前記駆動部の検査の要否を判断する検査判断部と、前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、外部端末による前記画像記録装置の動作音の集音を促す報知を行う集音報知部と、前記集音報知部による報知の後、前記特定の駆動部を駆動させる処理を含む検査モードを実行する実行部と、を有するものである。
本発明に従えば、検査が必要であると判断された特定の駆動部がある場合に、外部端末により画像記録装置の動作音の集音を行うようユーザに促す報知が集音報知部により行われるため、ユーザはセキュリティ上において安全な環境で集音を行うことができる。これにより、セキュリティ性を向上することができる。
本発明によれば、異常の有無を迅速に判断することができると共に、セキュリティ性を向上することが可能な画像記録装置および画像記録装置の故障予測システムを提供することができる。
本実施形態に係る画像記録装置の故障予測システムの構成を示す図である。 図1の画像記録装置の概略的構成を示す模式図である。 図2の画像記録装置の構成を示すブロック図である。 図3のコントローラの機能的構成を示すブロック図である。 故障予測システムにおけるCPUの動作を示すフローチャートである。 検査の実行有無を決定するための判定ビットを示す説明図である。 (a)は外部端末における同期指示の表示例を示す図であり、(b)は外部端末における検査指示の表示例を示す図である。 外部端末における集音指示の表示例を示す図である。 図5の検査モードの実行処理についてのサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のフローチャートと連続するフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る画像記録装置および画像記録装置の故障予測システムについて図面を参照して説明する。以下に説明する画像記録装置およびその故障予測システムは本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除および変更が可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像記録装置の故障予測システム1は、例えばインクジェットプリンタ等の画像記録装置2と、ユーザが所有するスマートフォン等の外部端末3とを含む。外部端末3は、集音機能が予め備えられているものであり、当該集音機能を用いて集音した集音データを、画像記録装置2と同期させた状態で当該画像記録装置2に送信することが可能な端末である。
次に、画像記録装置2について説明する。以下では画像記録装置2としてインクジェットプリンタを例に挙げて説明するが、画像記録装置2の形態はこれに限られるものではなく、例えばレーザープリンタやサーマル(感熱式)プリンタ等の他のプリンタであってもよい。
図2に示すように、画像記録装置2は、上部に配置されている読み取り部10と、下部に配置されている印刷機構50と、コントローラ6(図3参照)とを備えている。画像記録装置2においては、読み取り部10による読み取りにより生成された画像データを印刷機構50がシート(被印刷媒体)Kに印刷するように構成されている。
読み取り部10は、スキャナ部11および自動原稿搬送装置(ADF(Auto Document Feeder))12を備えている。スキャナ部11はフラットベッドスキャナである。スキャナ部11は、原稿台13、原稿カバー14および光学式のイメージセンサ16を備えるスキャナ本体15を有している。イメージセンサ16は、原稿台13上の原稿に対して相対的に移動し、当該原稿に形成されている画像を光学的に読み取るものである。また、ADF12は、図2において一点鎖線で示す搬送経路H2に沿って原稿を搬送する1又は複数の搬送ローラ18を含む搬送系駆動部19を備えている。
印刷機構50は、給紙トレイ51、排出トレイ52、プラテン53、吐出ヘッド55を保持しつつ移動可能に構成されたキャリッジ54、および図2において一点鎖線で示す搬送経路H1に沿ってシートKを搬送する搬送系駆動部56を備えている。給紙トレイ51から給紙されたシートKは、搬送経路H1に沿って搬送系駆動部56により搬送されつつ、画像が印刷され、その後シートKは排出トレイ52に搬送されるようになっている。なお、上記の搬送系駆動部56については後述する。
プラテン53は、板状に形成されており、給紙トレイ51の上方に配置されている。キャリッジ54は、ノズルからインクを吐出する吐出ヘッド55を保持した状態でプラテン53の上方に配置されている。また、排出トレイ52はプラテン53の前方に配置されている。搬送経路H1は、給紙トレイ51から排出トレイ52に至るまでの経路となっている。
ここで、シートKを搬送経路H1に沿って搬送する搬送系駆動部56は、給紙ローラ61、レジストローラ62、搬送ローラ63および排紙ローラ64を含む。これらの給紙ローラ61、レジストローラ62、搬送ローラ63および排紙ローラ64は、それぞれ図略のクラッチおよび搬送モータ33(図3)に連結されており、当該モータから駆動力を得て回転するようになっている。なお、搬送系駆動部56は搬送ローラ63のみならず他の1又は複数の搬送ローラを含んでもよい。
給紙ローラ61は、給紙トレイ51の近傍に配置され、当該給紙トレイ51に収容されているシートKをピックアップしてレジストローラ62に送り出す。レジストローラ62は、シートKの搬送方向において吐出ヘッド55の上流側に配置され、シートKをプラテン53へ送り出す。また、搬送ローラ63および排紙ローラ64は、シートKの搬送方向において吐出ヘッド55の下流側に配置され、吐出ヘッド55により画像が印刷されたシートKを排紙トレイ52へ送り出す。
画像記録装置2には、搬送経路H1,H2に沿って配されたジャム検出手段が設けられている。詳しくは、画像記録装置2には、ジャム検出手段として、ADFセンサ17、後端センサ65、レジ前センサ66、レジ後センサ67、および排紙センサ68が設けられている。ADFセンサ17は、読み取り部10に設けられ、原稿の搬送経路H2におけるジャムを検出し、その検出信号をコントローラ6に送信する。また、後端センサ65は、印刷機構50に設けられ、シートKの搬送経路H1における給紙ローラ61近傍のジャムを検出し、その検出信号をコントローラ6に送信する。レジ前センサ66は、印刷機構50に設けられ、搬送経路H1におけるレジストローラ62の上流側のジャムを検出し、その検出信号をコントローラ6に送信する。レジ後センサ67は、印刷機構50に設けられ、搬送経路H1におけるレジストローラ62の下流側のジャムを検出し、その検出信号をコントローラ6に送信する。排紙センサ68は、印刷機構50に設けられ、搬送経路H1における排紙ローラ64近傍のジャムを検出し、その検出信号をコントローラ6に送信する。
次に、画像記録装置2の各機能についてブロック図を参照しつつ説明する。図3に示すように、画像記録装置2は、操作キー4、表示部5およびコントローラ6の他、上記の印刷機構50を構成する要素および上記の読み取り部10を構成する要素を備えている。
詳細には、印刷機構50は、モータドライバIC30,31、ヘッドドライバIC32、搬送モータ33、キャリッジモータ34、および通信部35をさらに有している。また、読み取り部10は、モータドライバIC36および搬送モータ37をさらに有している。
通信部35は、外部端末3と無線通信又は有線通信により通信可能に構成されている。具体的には、通信部35は、例えばNFC(近距離無線通信)規格に準拠した無線通信、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信、又はWi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行うことができる。また、通信部35は、外部端末3と例えばUSBケーブルによる相互接続により有線通信を行うことができる。
コントローラ6は、CPU20、ROM21、RAM22、EEPROM23、HDD24、およびASIC25を有している。CPU20は、ROM21、RAM22、EEPROM23、HDD24、およびASIC25に電気的に接続されていると共に、各ドライバIC30~32,36および表示部5を制御する。また、CPU20は、ROM21に記憶された所定のプログラムを実行することにより種々の機能を実行する。CPU20は、コントローラ6に1つのプロセッサとして実装されていてもよいし、互いに協働する複数のプロセッサとして実装されていてもよい。
ROM21には、CPU20が読み取り部10に原稿の画像の読取処理(スキャン処理)を実行させるための読取制御プログラムと、CPU20が印刷機構50に印刷処理を実行させるための印刷制御プログラムとが格納されている。
RAM22にはCPU20の演算結果が記憶される。EEPROM23には、ユーザが入力した各種の初期設定情報や後述する印刷枚数および読取枚数の各累計値が格納される。HDD24には、特定情報や、搬送経路H1,H2における各ジャムの発生回数、異常判断を行うための正常データ等が記憶される。この特定情報は、外部漏洩が好ましくない機密性の高い情報であり、例えば、ユーザに関する情報、画像記録装置2が外部から受信し且つ送信元を特定するユーザIDを含むジョブデータ、ジョブデータ中のユーザIDを含むユーザ使用履歴情報、パスワードとセキュアジョブに関するデータとを含むセキュアジョブデータ、FAX送信履歴、印刷履歴、FAXデータ、およびクラウド設定データ等が含まれる情報である。
ASIC25には、モータドライバIC30,31,36およびヘッドドライバIC32が接続されている。CPU20は、ユーザから例えば印刷ジョブを受け付けると、印刷制御プログラムに基づいて、印刷指令をASIC25へ出力する。ASIC25は、印刷指令に基づいて各ドライバIC30~32を駆動する。例えばCPU20は、モータドライバIC30により搬送モータ33を駆動させる。それにより、シートKが搬送経路H1に沿って搬送される。また、CPU20は、モータドライバIC31によりキャリッジモータ34を駆動させる。それによりキャリッジ54が移動する。さらに、CPU20は、ヘッドドライバIC32により、キャリッジ54に取り付けられた吐出ヘッド55からインクを吐出させてシートKに画像データを印刷する。これにより印刷処理が行われる。また、CPU20は、ユーザから読取ジョブを受け付けると、読取制御プログラムに基づいて、読取指令をASIC25へ出力する。ASIC25は、読取指令に基づいてモータドライバIC36を駆動する。CPU20はモータドライバIC36により搬送モータ37を駆動させる。それにより原稿が搬送経路H2に沿って搬送される。
続いて、コントローラ6のCPU20の機能的構成について説明する。図4に示すように、CPU20は、機能的構成として、検査判断部70、集音報知部71、検査報知部72、異常判断部73、決定部74、実行部75、特殊検査実行部76、およびデータ受け取り部77を有している。CPU20がROM21に格納されている所定のプログラムを実行することで、検査判断部70、集音報知部71、検査報知部72、異常判断部73、決定部74、実行部75、特殊検査実行部76、およびデータ受け取り部77が機能的に実現される。
検査判断部70は、画像記録装置2における駆動部の検査の要否を判断する。詳しくは、検査判断部70は、ある駆動部につき、所定事象の発生した回数が対応する所定値に達した場合および寿命推定時期に達した場合のうちの少なくとも1つの場合に、その駆動部を特定の駆動部として検査が必要であると判断する。詳細は後述のフローチャートを参照しつつ説明する。
本実施形態において、上記駆動部には、画像記録(画像形成)に寄与する全ての駆動部が含まれる。例えば、駆動部には、上述した搬送系駆動部56、当該搬送系駆動部56の駆動源である搬送モータ33、搬送系駆動部19、当該搬送系駆動部19の駆動源である搬送モータ37、およびイメージセンサ16を移動させる駆動部等が含まれる。以下、搬送系駆動部56および搬送モータ33をメイン搬送駆動部と総称し、搬送系駆動部19および搬送モータ37をADF搬送駆動部と総称し、イメージセンサ16の駆動部をFB駆動部と称する。
本実施形態において、上記の所定事象とは例えばジャムである。この場合、検査判断部70は、特定の駆動部においてジャムの発生した回数が対応する所定値に達した場合に、検査が必要であると判断する。
また、上記の寿命推定時期に達することには、印刷機構50の駆動回数(印刷枚数)が対応する所定値に達すること、ADF12の駆動回数(スキャン回数)が対応する所定値に達すること、スキャナ部11によるフラットベッドスキャン枚数が対応する所定値に達すること、印刷機構50の駆動時間が対応する所定時間に達すること、ADF12の駆動時間が対応する所定時間に達すること、および、スキャナ部11の駆動時間が対応する所定時間に達することが含まれる。
決定部74は、検査判断部70により検査が必要であると判断された特定の駆動部がある場合に、当該特定の駆動部に対応した検査モードを決定する。検査モードとは、検査が必要と判断された特定の駆動部を駆動させる動作モードである。例えば、ADF搬送駆動部の検査が必要な場合、検査モードにおいて搬送モータ37を駆動する。詳細については、フローチャートを用いて後述する。
検査報知部72は、通信部35を介した画像記録装置2と外部端末3との通信接続の確立、つまり画像記録装置2と外部端末3との同期を行うようユーザに促す報知を行い、その後ユーザによって同期が行われた際に、決定部74により決定された検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知を行う。この場合、検査報知部72は、例えば、ユーザが所有する外部端末3に予めインストールされているアプリ上に報知を行う。ユーザは、自身の選択に基づき、外部端末3のアプリ上で画像記録装置2に対して検査モードの実行の指示を与え、又は当該検査モードを実行しない旨の指示を与える。
集音報知部71は、外部端末3から検査モードの実行の指示を受けた場合に、外部端末3による画像記録装置2の動作音の集音をユーザが行うように促す報知を行う。この場合、集音報知部71は、表示部5を用いて報知を行ってもよいし、画像記録装置2に設けられた図略のLEDの点灯又は点滅により報知を行ってもよいし、外部端末3に予めインストールされているアプリ上で報知を行ってもよいし、外部端末3に登録されたアドレスに対するメール送信により報知を行ってもよい。つまり、ユーザが報知を認識し得る方法であれば、報知方法は上記方法に限定されるものではない。
実行部75は、集音報知部71による報知の後、特定の駆動部を駆動させる処理を含む検査モードを実行する。なお、ユーザは、検査モードが実行されている期間のうちの少なくとも一部の期間、外部端末3の集音機能を用いて画像記録装置2の動作音の集音を行う。
ユーザは外部端末3で生成された集音データを無線通信又は有線通信により画像記録装置2に送信する。データ受け取り部77は、ユーザの外部端末3から上記の集音データを受け取る。
異常判断部73は、データ受け取り部77により受け取られた集音データから特定の駆動部の異常の有無を判断する。この場合、異常判断部73は、例えば、集音データに基づく音圧レベルやFFT解析を用いた各周波数における強度と、HDD24に記憶されている正常データとを比較することによって、上記特定の駆動部の異常の有無を判別する。
特殊検査実行部76は、外部端末3からの指示に基づき、画像記録装置2が実行可能な処理に関わる所定の複数の駆動部を対象とした特殊検査モードを実行する。この特殊検査モードは、所定の複数の駆動部を順に駆動し、各駆動部の駆動中における集音データから駆動部の異常の有無を判断するといった、通常の検査モードとは異なるユーザ発意の動作モードである。
次いで、本実施形態の故障予測システム1におけるCPU20の動作についてフローチャートを参照しつつ説明する。
図5に示すように、最初に、CPU20は印刷ジョブ又は読取ジョブを受け付ける(ステップS1)。続いて、CPU20は印刷ジョブに基づく印刷処理又は読取ジョブに基づく読取処理を実行する(ステップS2)。
次に、CPU20は印刷処理又は読取処理が完了したか否かを判別する(ステップS3)。印刷処理又は読取処理が完了した場合(ステップS3でYES)、CPU20は累計のカウントアップを行う(ステップS4)。この場合、例えば、CPU20は、メイン搬送駆動部による印刷処理の場合には印刷枚数の累計値のカウントアップを行い、ADF搬送駆動部による読取処理の場合には読取枚数の累計値のカウントアップを行い、FB駆動部による読取処理の場合には読取枚数の累計値のカウントアップを行う。カウントアップされた累計値はEEPROM23に記憶される。一方、印刷処理又は読取処理が完了していない場合(ステップS3でNO)、後述するステップS21の処理(図10参照)に進む。
ステップS4の処理の後、CPU20は累計の判定処理を行う(ステップS5)。この場合、CPU20は、図6に示すような判定ビットを用いて検査が必要な駆動部があるか否かを判別する。判定ビットは、メイン搬送駆動部、ADF搬送駆動部およびFB駆動部のそれぞれにつき用意されている。図6の「BIT1」は寿命判定フラグであって、上述の寿命推定時期に達した時に1となり、寿命推定時期に達した特定の駆動部が例えばサービスマンなどによって交換されると1から0へリセットされる。
また、同図の「BIT0」はユーザ設定期間判定フラグであって、ユーザが設定する時期に達した時に1となる。ユーザ設定期間判定フラグは、一度検査が実行された特定の駆動部に対して再検査が必要であることを判断するためのフラグであり、ユーザが設定可能な各駆動部の駆動回数および駆動時間などを含む。画像記録装置2は、各駆動部に対して、一度検査が実行された後に再度検査を実行する周期をユーザが望む期間に設定可能に構成される。例えば、メイン搬送駆動部に対して500枚印刷する毎に検査したいと考えるユーザは、当該メイン搬送駆動部に対する検査実行の周期として印刷枚数500枚を設定する。この場合、CPU20は、カウントアップした印刷枚数の累計値がユーザの設定した500枚に達したことを条件に、「BIT0」を1とする。なお、ユーザ設定期間判定フラグに対応する設定値は、各駆動部の寿命推定時期に対応した駆動回数、駆動時間よりも小さな値の範囲で設定可能である。
判定ビットにおいては、「BIT1」および「BIT0」が共に0の場合、検査しないと設定されており、「BIT1」が0であり且つ「BIT0」が1の場合、検査しないと設定されており、「BIT1」が1であり且つ「BIT0」が0の場合、検査しないと設定されている。一方、「BIT1」および「BIT0」が共に1の場合、検査すると設定されている。上述したように、ユーザ設定期間判定フラグに対応する設定値は、各駆動部の寿命推定時期に対応した駆動回数、駆動時間よりも小さな値の範囲で設定可能であるので、各駆動部において、初めて検査が必要と判断されるタイミングは、「BIT1」が1となったとき、つまり、各駆動部の駆動回数、駆動時間が寿命推定時期に対応する値に達したときである。
CPU20は、ステップS5の累計の判定処理に基づき、検査が必要な駆動部があるか否かの判別を行う(ステップS6)。例えば、ADF搬送駆動部の検査が必要である場合、すなわちADF搬送駆動部に係る判定ビットにおいて「BIT1」および「BIT0」が共に1の場合(ステップS6でYES)、CPU20は検査モードを決定した後(ステップS7)、例えば図7(a)のような画像記録装置2と外部端末3との同期(通信接続の確立)を行うようユーザに促す報知、および図7(b)のような検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知を行う(ステップS8)。画像記録装置2と外部端末3との同期は、NFCを用いたBluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)によるワンタッチペアリング、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)による直接ペアリング、又はUSBケーブルにより行われる。一方、検査が必要な駆動部がない場合(ステップS6でNO)、ステップS1の処理に戻る。
その後、ユーザがアプリ上で検査の実行を指示した場合(ステップS9でYES)、CPU20は、例えば図8に示すように外部端末3による画像記録装置2の動作音の集音をユーザが行うように促す報知を行う(ステップS10)。一方、ユーザが検査を実行しない旨の指示を行った場合(ステップS9でNO)、CPU20はユーザ設定期間判定フラグである「BIT0」を0にリセットし(ステップS11)、ステップS1の処理に戻る。
そして、ステップS10の処理の後、CPU20は、例えばADF搬送駆動部用の検査モードを実行する(ステップS12)。以下、ADF搬送駆動部の検査モードについて説明する。
図9はADF搬送駆動部の検査モードの実行処理を示すフローチャートである。図9に示すように、CPU20は、用紙送りなしでADF12の搬送モータ37を回転駆動する(ステップS41)。ユーザは、この間、外部端末3の集音機能を用いて画像記録装置2の動作音を集音し、当該外部端末3で生成された集音データを上述のワンタッチペアリングなどを利用して画像記録装置2に送信する。
次いで、CPU20はユーザの外部端末3から集音データを受け取る(ステップS42)。そして、CPU20は、受け取った集音データと正常データとの比較を上述の方法により行う(ステップS43)。そして、CPU20は、集音データと正常データとの比較の結果、異常があると判断した場合には(ステップS44でYES)、故障推定箇所(つまりADF12)をカスタマーセンターに情報送信する(ステップS45)。
これに対して、CPU20は、集音データと正常データとの比較の結果、異常がないと判断した場合には(ステップS44でNO)、用紙送りありでADF12の搬送モータ37を回転駆動する(ステップS46)。詳細には、CPU20は、ADF12に原稿をセットするようユーザに報知を行い、原稿がセットされたことを不図示の光学センサなどによって検知したことを条件とし、搬送モータ37を回転駆動する。ユーザはこの間外部端末3の集音機能を用いて画像記録装置2の動作音を集音し、当該外部端末3で生成された集音データを上述のワンタッチペアリングなどを利用して画像記録装置2に送信する。搬送モータ37は、実際に原稿を搬送するときには、原稿を搬送しないときに比べて大きなトルクで回転駆動される。故障の程度が軽微である場合、原稿を搬送しない低いトルクでの回転駆動では故障の影響が駆動音に現れず、正確に異常を検知できない虞がある。本実施形態では、実際に原稿を搬送する際の搬送モータ37の駆動音をユーザに集音させることで、軽微な故障であっても正確にADF12の異常を検知することが可能となる。
次に、CPU20はユーザの外部端末3から集音データを受け取る(ステップS47)。そして、CPU20は、受け取った集音データと正常データとの比較を行う(ステップS48)。そして、CPU20は、集音データと正常データとの比較の結果、異常があると判断した場合には(ステップS49でYES)、故障推定箇所(つまりADF12)をカスタマーセンターに情報送信し(ステップS45)、ユーザ設定期間判定フラグである「BIT0」を0にリセットする(ステップS50)。一方、CPU20は、集音データと正常データとの比較の結果、異常がないと判断した場合には(ステップS49でNO)、ADF12には異常なしと判断をし、ユーザ設定期間判定フラグである「BIT0」を0にリセットして(ステップS50)、検査モードの実行を終了する。
次いで、図5に戻り、印刷処理又は読取処理が完了していない場合(ステップS3でNO)、以降の処理に示すようにジャム位置の特定を行う。以下、詳しく説明する。
図10に示すように、まずCPU20は現在のジョブがADF12の駆動動作に係るものであるか否かを判別する(ステップS21)。この場合、CPU20は例えばADF12に設けられて原稿の存在を検出するセンサ等からの信号に基づき判別を行う。
現在のジョブがADF12の駆動動作に係るものである場合(ステップS21でYES)、CPU20はADFセンサ17によるジャム検知であるか否かを判別する(ステップS22)。ADFセンサ17によるジャム検知である場合(ステップS22でYES)、CPU20はジャム検知の累積値が所定値未満であるか否かを判別する(ステップS23)。ジャム検知の累積値が所定値未満である場合(ステップS23でYES)、CPU20はADFセンサ17によるジャム検知数の累積値のカウントアップを行う(ステップS24)。その後、図5のステップS1の処理に戻る。
一方、現在のジョブがADF12の駆動動作に係るものでない場合(ステップS21でNO)、およびADFセンサ17によるジャム検知でない場合(ステップS22でNO)、CPU20は後端センサ65によるジャム検知であるか否かを判別する(ステップS25)。
後端センサ65によるジャム検知である場合(ステップS25でYES)、CPU20はジャム検知の累積値が所定値未満であるか否かを判別する(ステップS26)。ジャム検知の累積値が所定値未満である場合(ステップS26でYES)、CPU20は後端センサ65によるジャム検知数の累積値のカウントアップを行う(ステップS24)。その後、ステップS1の処理に戻る。
一方、後端センサ65によるジャム検知でない場合(ステップS25でNO)、CPU20はレジ前センサ66によるジャム検知であるか否かを判別する(ステップS27)。レジ前センサ66によるジャム検知である場合(ステップS27でYES)、CPU20はジャム検知の累積値が所定値未満であるか否かを判別する(ステップS28)。ジャム検知の累積値が所定値未満である場合(ステップS28でYES)、CPU20はレジ前センサ66によるジャム検知数の累積値のカウントアップを行う(ステップS24)。その後、ステップS1の処理に戻る。
他方、レジ前センサ66によるジャム検知でない場合(ステップS27でNO)、CPU20はレジ後センサ67によるジャム検知であるか否かを判別する(ステップS29)。レジ後センサ67によるジャム検知である場合(ステップS29でYES)、CPU20はジャム検知の累積値が所定値未満であるか否かを判別する(ステップS30)。ジャム検知の累積値が所定値未満である場合(ステップS30でYES)、CPU20はレジ後センサ67によるジャム検知数の累積値のカウントアップを行う(ステップS24)。その後、ステップS1の処理に戻る。
一方、レジ後センサ67によるジャム検知でない場合(ステップS29でNO)、CPU20は排紙センサ68によるジャム検知の累積値が所定値未満であるか否かを判別する(ステップS31)。ジャム検知の累積値が所定値未満である場合(ステップS31でYES)、CPU20は排紙センサ68によるジャム検知数の累積値のカウントアップを行う(ステップS24)。その後、ステップS1の処理に戻る。
これに対して、ADFセンサ17によるジャム検知の累積値が所定値以上である場合(ステップS23でNO)、後端センサ65によるジャム検知の累積値が所定値以上である場合(ステップS26でNO)、レジ前センサ66によるジャム検知の累積値が所定値以上である場合(ステップS28でNO)、レジ後センサ67によるジャム検知の累積値が所定値以上である場合(ステップS30でNO)、および、排紙センサ68によるジャム検知の累積値が所定値以上である場合には(ステップS31でNO)、CPU20はジャムの発生位置に対応した駆動部用の検査モードを決定した後に当該検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知を行う(ステップS32)。その後、図5のステップS10,S12の処理に戻る。なお、この場合、ステップS12の処理は、上述したADF搬送駆動部の検査モードに限らず、上記ジャムの発生位置に対応した駆動部用の検査モードが実行される。なお、ジャムの発生位置に対応した駆動部用の検査モードが実行される場合、図9におけるステップS50の代わりに、ジャム検知数が所定値以上であると判断したセンサに対応するジャム検知の累積値を0にリセットする。
以上説明したように、本実施形態の画像記録装置2によれば、検査が必要であると判断された特定の駆動部がある場合に、外部端末3により画像記録装置2の動作音の集音を行うようユーザに促す報知が集音報知部71により行われるため、ユーザはセキュリティ上において安全な環境で集音を行うことができる。これにより、セキュリティ性を向上することができる。
また、本実施形態では、決定部74により決定された検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知が検査報知部72によって行われるので、ユーザは上記検査モードの実行の指示を行うべきタイミングを容易に知ることができる。
また、本実施形態では、集音データを用いて異常判断部73により特定の駆動部の異常の有無が判断されるので、画像記録装置2の異常の有無を迅速に判断することができる。
また、本実施形態では、ある駆動部につき、所定事象の発生した回数が対応する所定値に達した場合および寿命推定時期に達した場合のうちの少なくとも1つの場合に、その駆動部を特定の駆動部として検査が必要であると検査判断部70により判断される。これにより、検査の必要時期が明確に分かる。
また、本実施形態では、ある駆動部が寿命推定時期に達していなくても、ジャムの発生回数が所定値に達した場合には検査モードが実行されるようになっている。これにより、検査モードを実行すべき幅が広がり、故障の検知可能性を高めることができる。
また、本実施形態では、一度検査が実行された特定の駆動部に対しては、ユーザが設定可能な、ユーザ設定期間判定フラグ「BIT0」に対応した駆動時間(第2規定値)、あるいは駆動回数(第3規定値)に基づいて検査が必要であると判断する。そして、これらのユーザ設定期間判定フラグ「BIT0」に対応する設定値は、各駆動部の寿命推定時期に対応した駆動時間、駆動回数よりも小さな値の範囲で設定可能である。これにより、一度故障が発生している駆動部については、次回以降の検査の周期を早めることができる。
また、本実施形態では、検査報知部72によって、画像記録装置2と外部端末3との同期を行うようユーザに促す報知が行われた後、同期が確立されたときに検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知が行われるようになっている。これにより、ユーザは同期操作を行った後、そのまま検査モードの実行を指示することができるので、ユーザにとって操作の利便性が良い。
さらに、本実施形態では、画像記録装置2と外部端末3との同期はNFCを用いて行われることが好ましい。この場合、外部端末3を画像記録装置2に対して出来る限り近付けた状態で当該外部端末3による画像記録装置2の動作音の集音を行うことができるため、集音の精度を上げることができる。
(変形例)
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば以下の通りである。
上記実施形態では、通信部35を介した画像記録装置2と外部端末3との通信接続の確立(画像記録装置2と外部端末3との同期)を行う態様について説明したが、これに限らず、次のように通信部35を用いずとも、画像記録装置2と外部端末3との同期を行うことができる。例えば、ユーザに対して故障検知の実行を画像記録装置2のディスプレイを用いて促す。その表示を視認したユーザが外部端末3において所定のアプリを立ち上げる。そのアプリが立ち上がると外部端末3に備えられているカメラが起動し、同期待ちの状態になる。一方、画像記録装置2のディスプレイにおいて同期用の画像(例えばQRコード(登録商標))を表示する。ユーザは同期待ち状態の外部端末3を用いて上記同期用の画像をカメラにより読み込む。これにより、外部端末3のマイクが起動して集音を開始する。そして、画像記録装置2は、上記同期用の画像を表示してから所定時間が経過したことを契機にしたり、或いはユーザによる同期完了を示す操作(同期完了用のボタンを例えば画像記録装置2のディスプレイに表示させ、ユーザが当該ボタンを操作)を受け付けたことを契機として検査モードを実行する。このようにすれば、通信部35によらずとも画像記録装置2と外部端末3との同期を行うことができる。
また、上記実施形態では、検査が必要か否かを判別する対象である駆動部として、メイン搬送駆動部、ADF搬送駆動部およびFB駆動部を挙げたが、これに限らず、キャリッジ54の駆動源であるキャリッジモータ34等の他の駆動部も上記対象としてもよい。
本発明において、検査判断部70は、同じ検査モードが過去に実行されている場合には、その検査モードが実行されてから、所定事象の発生した回数が対応する所定値よりも小さい第1規定値に達した場合に、新たに検査が必要であると判断するように構成されてもよい。この場合、一度故障が発生している駆動部については、次回以降の検査の周期を早めることができる。
また、本発明において、検査判断部70は駆動部の駆動を実行する度に当該駆動部の検査の要否を判断するように構成されてもよい。
また、本発明において、コントローラ6は、外部端末3からの指示に基づき、画像記録装置2が実行可能な処理に関わる所定の複数の駆動部を対象とした特殊検査モードを実行する特殊検査実行部をさらに有してもよい。この特殊検査モードは、所定の複数の駆動部を順に駆動し、各駆動部の駆動中における集音データから駆動部の異常の有無を判断する動作モードであり、ユーザが所望のタイミングで検査を実行させることができるユーザ側発動の検査に対応した動作モードである。
また、本発明において、外部端末3が集音した集音データを外部の管理サーバに送信して、管理サーバ側で特定の駆動部の異常の有無を判断するようにしてもよい。この場合、集音データは画像記録装置2が管理サーバに送信してもよいし、外部端末3から直接管理サーバに集音データを送信するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、画像記録装置の故障予測システム1において外部端末3の例としてスマートフォンを挙げたが、外部端末3はこれに限らず、例えばタブレット等の他の機器であってもよい。
1 画像記録装置の故障予測システム
2 画像記録装置
3 外部端末
6 コントローラ
19,56 搬送系駆動部(駆動部、搬送部)
33,37 搬送モータ(駆動部)
35 通信部
70 検査判断部
71 集音報知部
72 検査報知部
73 異常判断部
74 決定部
75 実行部
76 特殊検査実行部
77 データ受け取り部

Claims (9)

  1. 画像記録に寄与する1又は複数の駆動部と、
    コントローラと、を備えた画像記録装置であって、
    前記コントローラは、
    前記駆動部の検査の要否を判断する検査判断部と、
    前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、外部端末による前記画像記録装置の動作音の集音を促す報知を行う集音報知部と、
    前記集音報知部による報知の後、前記特定の駆動部を駆動させる処理を含む検査モードを実行する実行部と、を有し、
    前記検査判断部は、前記特定の駆動部において所定事象の発生した回数と、前記特定の駆動部の駆動時間と、前記特定の駆動部の駆動回数のうちの少なくとも1つがそれぞれに対応する所定値に達した場合に、前記検査が必要であると判断する、画像記録装置。
  2. 前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、前記特定の駆動部に対応した検査モードを決定する決定部と、
    前記決定部により決定された検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知を行う検査報知部と、
    前記外部端末で生成された集音データを受け取るデータ受け取り部と、
    前記データ受け取り部により受け取られた前記集音データから前記特定の駆動部の異常の有無を判断する異常判断部と、をさらに有する、請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記検査判断部は、前記検査に係る前記検査モードが過去に実行されている場合には、その検査モードが実行されてから、前記所定事象の発生した回数が前記所定値よりも小さい第1規定値に達した場合、前記特定の駆動部の駆動時間が前記所定値よりも小さい第2規定値に達した場合、又は前記特定の駆動部の駆動回数が前記所定値よりも小さい第3規定値に達した場合、新たに前記検査が必要であると判断する、請求項に記載の画像記録装置。
  4. 前記駆動部はシートを搬送する搬送部を含み、前記所定事象は前記搬送部におけるジャムであり、
    前記検査判断部は、前記ジャムの発生した回数が前記所定値に達した場合に、前記検査が必要であると判断する、請求項又はに記載の画像記録装置。
  5. 前記検査報知部は、前記画像記録装置と前記外部端末との通信接続の確立を促す報知を行った後、前記通信接続が確立されたときに、前記検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知を行う、請求項に記載の画像記録装置。
  6. 近距離無線通信であるNFCによる通信を用いて前記外部端末との通信接続が可能となっており、
    前記実行部は、前記NFCによって通信接続が確立された前記外部端末から前記検査モードの実行の指示がなされた場合に前記検査モードを実行する、請求項2乃至の何れか1項に記載の画像記録装置。
  7. 画像記録に寄与する1又は複数の駆動部と、
    コントローラと、を備えた画像記録装置であって、
    前記コントローラは、
    前記駆動部の検査の要否を判断する検査判断部と、
    前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、外部端末による前記画像記録装置の動作音の集音を促す報知を行う集音報知部と、
    前記集音報知部による報知の後、前記特定の駆動部を駆動させる処理を含む検査モードを実行する実行部と、を有し、
    前記検査判断部は、前記駆動部の駆動の度に当該駆動部の検査の要否を判断する、画像記録装置。
  8. 画像記録に寄与する1又は複数の駆動部と、
    コントローラと、を備えた画像記録装置であって、
    前記コントローラは、
    前記駆動部の検査の要否を判断する検査判断部と、
    前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、外部端末による前記画像記録装置の動作音の集音を促す報知を行う集音報知部と、
    前記集音報知部による報知の後、前記特定の駆動部を駆動させる処理を含む検査モードを実行する実行部と、
    前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、前記特定の駆動部に対応した検査モードを決定する決定部と、
    前記決定部により決定された検査モードの実行の指示を行うようユーザに促す報知を行う検査報知部と、
    前記外部端末で生成された集音データを受け取るデータ受け取り部と、
    前記データ受け取り部により受け取られた前記集音データから前記特定の駆動部の異常の有無を判断する異常判断部と、
    前記外部端末からの指示に基づき、前記画像記録装置が実行可能な処理に関わる所定の複数の駆動部を対象とした特殊検査モードを実行する特殊検査実行部と、を有し、
    前記特殊検査モードは、前記所定の複数の駆動部を順に駆動し、各前記駆動部の駆動中における前記集音データから前記駆動部の異常の有無を判断する動作モードである、画像記録装置。
  9. 集音機能を有する外部端末と、
    画像記録に寄与する1又は複数の駆動部、前記外部端末と通信可能な通信部およびコントローラを含む画像記録装置と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記駆動部の検査の要否を判断する検査判断部と、
    前記検査判断部により検査が必要であると判断された特定の前記駆動部がある場合に、前記外部端末による前記画像記録装置の動作音の集音をユーザに促す報知を行う集音報知部と、
    前記集音報知部による報知の後、前記特定の駆動部を駆動させる処理を含む検査モードを実行する実行部と、を有し、
    前記検査判断部は、前記特定の駆動部において所定事象の発生した回数と、前記特定の駆動部の駆動時間と、前記特定の駆動部の駆動回数のうちの少なくとも1つがそれぞれに対応する所定値に達した場合に、前記検査が必要であると判断する、画像記録装置の故障予測システム。
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