JP7259443B2 - 熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、熱源機に関するものである。
外装を構成する筐体内に電装ケースを取り付ける構造が、たとえば特開2018-96547号公報(特許文献1)、特許第5582335号公報(特許文献2)などに開示されている。
特許文献1においては、給湯器の外装ケースに中和器が固定されており、この中和器に取付金具が係止されている。電装ケースの上端は、ビスで取付金具に締結されている。電装ケースの下端部にはロッド部が突出している。このロッド部は、外装ケースの底面板に設けられたロッド支持孔に嵌入されている。
特許文献2においては、熱源機のケースの内側側面に固定具が固定されている。電装基板の筐体の上部は、ボルトで固定具に固定されている。また電装基板の下部には脚部が設けられている。この脚部は、ケースの底面に設けられた固定穴に係合されている。
特開2018-96547号公報 特許第5582335号公報
輸送時の振動、施工時の扱いの衝撃などで、特許文献1においてはロッド部がロッド支持孔から外れ、また特許文献2では脚部が固定穴から外れるおそれがある。この場合、熱源機における筐体内の気密性が損なわれるおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外装ケースの良好な気密性を有し、かつ外装ケース内のケースが外装ケースから外れにくい熱源機を提供することである。
本発明の熱源機は、外装ケースと、ケースとを備えている。ケースは、外装ケースの内部に配置され、ケース本体を有している。外装ケースは、内部に向けて突き出した凸部を有している。ケースは、凸部を嵌め込む嵌め込み部を有している。
本発明の熱源機によれば、ケースを外装ケースに取り付けるために外装ケースの凸部がケースの嵌め込み部に嵌め込まれる。このため、ケースを外装ケースに取り付けるための穴が不要となる。よって外装ケースの穴により外装ケース内の気密性が損なわれることはなく、外装ケースの良好な気密性を得ることができる。
また外装ケースの凸部がケースの嵌め込み部に嵌め込まれるため、ケースが外装ケースから外れにくい。
上記熱源機において、嵌め込み部は、凹部および貫通孔のいずれかである。これにより外装ケースの凸部を凹部または貫通孔に嵌め込むことができる。
上記熱源機において、ケースは、ケース本体から突き出した突起部を有している。突起部は、互いに対向する第1端と第2端とを有し、第1端においてケース本体に接続され、第2端に嵌め込み部を有している。これにより嵌め込み部を突起部の第2端から第1端に向けて長く延ばすことが可能となる。よって凸部を嵌め込み部内へ嵌め込む嵌め込み長さを長くできるため、ケースが外装ケースからさらに外れにくくなる。
上記熱源機において、突起部は、第1端から第2端へ向かって下方に延びている。これによりケースの自重により凸部が嵌め込み部に嵌め込まれた状態が維持されるため、ケースが外装ケースからさらに外れにくくなる。
上記熱源機において、嵌め込み部は、第2端から第1端に向かうにしたがって径が小さくなっている。これにより嵌め込み部の第2端における開口が広くなるため、凸部を嵌め込み部に嵌め込む作業が容易となる。またケースを外装ケースから取り外す際に、嵌め込み部の第2端における開口部の欠損が抑制される。また嵌め込み部の第1端側が狭くなっているため、凸部先端と嵌め込み部との間のスペースが小さくなり、外装ケースに対するケースのガタツキが抑制される。
上記熱源機において、凸部は、外装ケースの壁部に取り付けられた第1ねじ部材である。これにより第1ねじ部材を外装ケースの壁部にねじ込むことにより、容易に外装ケースに凸部を設けることができる。
上記熱源機において、壁部は、第1ねじ部材が挿通される孔と、孔の縁に配置されかつ第1ねじ部材の周囲を取り囲む筒部とを有している。これにより第1ねじ部だけでなく筒部も嵌め込み部内に嵌め込むことが可能となる。
上記熱源機において、壁部は外装ケースの外部から内部に向かって窪んだ窪み部を有している。窪み部に、第1ねじ部材の頭部が位置している。これにより第1ねじ部の頭部が外装ケースの壁部に対して外部側へ突き出すことが抑制される。このため突き出した第1ねじ部の頭部が他の部材に干渉することが抑制される。
上記熱源機において、ケースは、外装ケースに固定される固定部を有している。熱源機は、固定部を外装ケースに固定する第2ねじ部材をさらに備えている。これにより外装ケースの凸部にケースの嵌め込み部を嵌め込みつつ、第2ねじ部材でケースを外装ケースに固定することができる。
以上説明したように本発明によれば、外装ケースの良好な気密性を有し、かつケースが外装ケースから外れにくい熱源機を実現することができる。
本発明の一実施の形態における熱源機の構成を示す正面図である。 図1に示す熱源機に搭載されるケースと電気回路基板との構成を示す分解斜視図である。 図2に示す電気回路基板の機能ブロックの一例を示す図である。 図1に示す電装ケースと外装ケースとの嵌め合いの構成を示す断面図である。 比較例における電装ケースと外装ケースとの嵌め合いの構成を示す断面図である。 電装ケースと外装ケースとの嵌め合いの変形例1の構成を示す図である。 電装ケースと外装ケースとの嵌め合いの変形例2の構成を示す図である。 嵌め込み部をなす凹部に、第1ねじ部材に干渉する干渉部を設けた構成を示す断面図である。 嵌め込み部をなす凹部に、第1ねじ部材に干渉する複数の干渉部を設けた構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、明細書および図面において、同一の構成要素または対応する構成要素には、同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。また各実施の形態と各変形例との少なくとも一部は、互いに任意に組み合わされてもよい。
<熱源機の構成>
まず本発明の一実施の形態に係る熱源機の一例として給湯装置の構成について図1を用いて説明する。
ただし熱源機は、給湯装置に限定されず、たとえば温水装置、暖房装置、温水暖房付きふろ給湯装置などであってもよい。また熱源機は、燃料ガスを燃焼させる方式であってもよく、石油を燃焼させる方式であってもよい。また熱源機は、貯湯式であってもよく、また瞬間式であってもよい。
図1に示されるように、給湯装置30は、外装ケース11と、送風機12と、燃焼装置13と、1次熱交換器14と、2次熱交換器15と、排気口16と、電装ケース1(ケース)とを有している。
外装ケース11の内部に、送風機12、燃焼装置13、熱交換器14、15および電装ケース1が配置されている。送風機12の上方に燃焼装置13が配置されている。燃焼装置13の上方に1次熱交換器14が配置されている。1次熱交換器14の上方に2次熱交換器15が配置されている。2次熱交換器15には排気口16が設けられている。
2次熱交換器15は、燃焼装置13にて生じた燃焼ガスの潜熱を回収するための潜熱回収型の熱交換器である。1次熱交換器14は、燃焼装置13にて生じた燃焼ガスの顕熱を回収するための顕熱回収型の熱交換器である。
燃焼装置13は、1次熱交換器14および2次熱交換器15の各々と熱交換する燃焼ガスを生じさせるためのものである。送風機12は、燃焼装置13における燃焼に必要な空気を供するためのものである。
2次熱交換器15の一方端部には給水配管(図示せず)が接続されている。2次熱交換器15の他方端部と1次熱交換器14の一方端部とは互いに接続されている。1次熱交換器14の他方端部には出湯配管(図示せず)が接続されている。給水配管と出湯配管とはバイパス配管(図示せず)により接続されている。
給水配管は、水を供給するための配管である。給水配管から2次熱交換器15に供給された水は、燃焼装置13にて生じた燃焼ガスの潜熱を回収することにより予熱される。
2次熱交換器15にて予熱された湯は、1次熱交換器14に供給される。1次熱交換器14に供給された湯は、燃焼装置13にて生じた燃焼ガスの顕熱を回収することにより加熱される。1次熱交換器14にて加熱された湯は、出湯配管を通じて給湯装置30の外部へ供給される。
また給水配管からバイパス配管を通じて水が出湯配管に供給制御される。これにより出湯配管内の湯の温度が調整される。所望の温度に調整された湯が出湯配管から供給される。
<電装ケースと外装ケースとの構成>
次に、本実施の形態における電装ケース1と外装ケース11との構成について図1~図4を用いて説明する。
図1に示されるように、外装ケース11は、天板11Tと、底板11Bと、1対の側板11Sと、後板11Rと、前板(図示せず)とを有している。天板11T、底板11B、1対の側板11S、後板11Rおよび前板の各々は外装ケースの壁部を構成している。
天板11T、底板11Bおよび1対の側板11Sは、枠を構成するように配置されている。後板11Rは、天板11T、底板11Bおよび1対の側板11Sにより構成された枠の一端(後端)を閉じるように、天板11T、底板11Bおよび1対の側板11Sの各々に接続されている。前板は、天板11T、底板11Bおよび1対の側板11Sにより構成された枠の他端(前端)を閉じるように、天板11T、底板11Bおよび1対の側板11Sの各々に接続可能である。
天板11Tと底板11Bとは互いに対向している。1対の側板11S同士は互いに対向している。後板11Rと前板とは互いに対向している。天板11Tと、底板11Bと、1対の側板11Sと、後板11Rと、前板とにより囲まれた空間は、外装ケース11の内部空間を構成している。
本明細書において外装ケース11の内部とは、外装ケース11の上記内部空間のことを意味する。また本明細書において外装ケース11の外部とは、上記内部空間と天板11T、底板11B、1対の側板11S、後板11Rおよび前板の各々を隔てた外装ケース11の外側の空間を意味する。
外装ケース11は凸部11aを有している。凸部11aは、外装ケース11の内部に突き出している。具体的には外装ケース11の底板11Bに凸部11aが設けられている。底板11Bには、複数(たとえば2つ)の凸部11aが設けられている。
電装ケース1は、外装ケース11の内部であって、その内部のたとえば下部に配置されている。電装ケース1は、底板11Bに接している。電装ケース1は嵌め込み部1baを有している。嵌め込み部1baには凸部11aが嵌め込まれている。
図2に示されるように、電装ケース1は、ケース本体1aと、突起部1bと、固定部1cとを有している。ケース本体1a、突起部1bおよび固定部1cは一体化されており、たとえば樹脂よりなっている。
ケース本体1aは、たとえば矩形の容器形状を有している。ケース本体1aのケース内部には空間が設けられている。ケース本体1aの内部は、複数(たとえば3つ)に仕切られていてもよい。
ケース本体1aの矩形の第1辺には、突起部1bが接続されている。ケース本体1aの矩形の第2辺には、固定部1cが接続されている。突起部1bが接続されたケース本体1aの第1辺と固定部1cが接続されたケース本体1aの第2辺とは、ケース本体の短手方向SDに互いに向かい合う対辺を構成している。
突起部1bは、ケース本体1aのたとえば下端から下方に突き出すように設けられている。固定部1cは、ケース本体1aのたとえば上端から上方へ突き出すように設けられている。
固定部1cには貫通孔1caが設けられている。この貫通孔1caは、たとえば長孔形状を有している。貫通孔1caは、上記短手方向SDよりも短手方向SDに直交する長手方向LDに長く延びている。
ケース本体1aの内部には、たとえば電子装置が配置されている。電子装置は、電装基板20、漏電安全装置(図示せず)などを含んでいる。電装基板20は、たとえば電気回路を構成する素子を実装した回路基板である。
図3に示されるように、電装ケース1内に配置される電子装置は、たとえば電源部22と、メインコントローラ21と、漏電安全装置23とを含んでいる。漏電安全装置23は、商用電源などの元電源が供給されるものである。電源部22は、この漏電安全装置23から電力を供給され、主として所定の安定化電圧を生成するなどして、給湯装置30内で必要とする電源を供給するためのものである。
メインコントローラ21は、たとえばマイクロコンピュータなどを主要部として含んでいる。このメインコントローラ21は、電源部22から電力を供給され、給湯装置30内の加熱部、循環ポンプ、電磁弁などの動作をマイクロコンピュータによって制御するためのものである。また、メインコントローラ21には、遠隔コントローラ24が1個もしくは複数個接続されている。遠隔コントローラ24は、メインコントローラ21と双方向通信が可能である。
すなわち電装ケース1内に配置される電子装置は、たとえば給湯装置30の被制御機器を制御するための制御ユニット(メインコントローラ21へ電源を供給する電源部22も含む)のことである。
図1に示されるように、固定部1cは、電装ケース1を外装ケース11に固定するための部分である。固定部1cには、第2ねじ部材18で取付金具17が取り付けられている。固定部1cは、取付金具17などを介在して外装ケース11に固定されている。取付金具17は、たとえば燃焼装置13に固定されており、燃焼装置13が外装ケース11に固定されている。
固定部1cは、外装ケース11に直接的に固定されていてもよい。また取付金具17は、燃焼装置13以外の他の部材を介在して外装ケース11に固定されていてもよい。また取付金具17は、他の部材を介在せずに外装ケース11に直接的に固定されていてもよい。固定部1cは、第2ねじ部材18以外の方法、たとえば接着、圧着、フックなどの引っ掛けなどで取付金具17に取り付けられていてもよい。
突起部1bは、電装ケース1を外装ケース11に取り付けるための部分である。突起部1bは、ケース本体1aから突き出している。電装ケース1は、複数(たとえば2つ)の突起部1bを有していてもよい。複数の突起部1bの各々は、第1端1bbから第2端1bcへ向かって下方に延びている。
複数の突起部1bの各々は、互いに対向する第1端1bbと第2端1bcとを有している。複数の突起部1bの各々は、第1端1bbにおいてケース本体1aに接続されている。複数の突起部1bの各々は、第2端1bcにおいて底板11Bと接している。
複数の突起部1bの各々は、第2端1bcに嵌め込み部1baを有している。嵌め込み部1baは、突起部1bの第2端1bcから第1端1bbに向けて延びる凹部である。嵌め込み部1baは、突起部1bの第2端1bcに開口部を有し、突起部1b内に凹部の底部を有している。このため嵌め込み部1baは、ケース本体1aに達していなし。嵌め込み部1baをなす凹部の底部は、突起部1bの第1端1bbと第2端1bcとの間に位置している。
図4に示されるように、嵌め込み部1baは、第2端1bcから第1端1bb(図1)に向かうにしたがって径Dが小さくなっている。凸部11aは、外装ケース11の底板11Bに取り付けられた第1ねじ部材である。第1ねじ部材11aは、軸部11abと、頭部11aaとを有している。軸部11abには、ねじ溝が設けられている。
軸部11abは、嵌め込み部1baに嵌め込まれている。軸部11abと嵌め込み部1baの壁面との間には隙間があり、軸部11abと嵌め込み部1baの壁面とは互いに係合していない。ただし軸部11abと嵌め込み部1baの壁面とは互いに係合していてもよい。たとえば嵌め込み部1baの壁面に雌ねじ部が形成されており、軸部11abの雄ねじ部と噛み合っていてもよい。
底板11Bは、貫通孔BHを有している。貫通孔BHは、たとえばバーリングにより形成されたバーリング孔である。このため貫通孔BHの縁に筒部CPが配置されており、筒部CPは外装ケース11の内部に延びている。筒部CPは、嵌め込み部1ba内に嵌め込まれている。
貫通孔BHは、第1ねじ部材11aが挿通される部分である。筒部CPは、第1ねじ部材の周囲を取り囲んでいる。第1ねじ部材11aはたとえばセルフタッピングねじである。第1ねじ部材11aの雄ねじ部は、貫通孔BHの周囲を取り囲む底板11Bに設けられた雌ねじ部に噛み合っている。第1ねじ部材11aの雄ねじ部に噛み合う雌ねじ部は、筒部CPに形成されていてもよい。
底板11Bは、外装ケース11の外部から内部に向かって窪んだ窪み部REを有している。窪み部REは、側部RESと、底部REBとを有している。底部REBは、窪み部RE以外の底板11Bよりも外装ケース11の内部側に位置している。側部RESは、底部REBの全周を取り囲むように配置されている。側部RESは、底部REBと、窪み部RE以外の底板11Bの部分とを接続している。
この窪み部REに、第1ねじ部材11aの頭部11aaが位置している。頭部11aaの周囲を窪み部の側部RESが取り囲んでいる。また窪み部REの深さDEは、頭部11aaの高さHよりも大きい。これにより第1ねじ部材11aの頭部11aaは、窪み部RE以外の底板11Bの外部に面する面よりも外装ケース11の内部側に位置している。つまり第1ねじ部材11aの頭部11aaは、窪み部RE以外の底板11Bの外部に面する面よりも外装ケース11の外部側に突き出していない。
<変形例>
次に、本実施の形態の変形例について図を用いて説明する。
図6に示されるように、電装ケース1の突起部1bは、電装ケース1のケース本体1aの側方に突き出していてもよい。この構成においては、突起部1bはケース本体1aから側板11Sに向かって延びている。
側板11Sには凸部11aが設けられている。この側板11Sに設けられた凸部11aが突起部1bの嵌め込み部1baに嵌め込まれている。側板11Sに設けられた凸部11aは、たとえば側板11Sにねじ込まれた第1ねじ部材11aである。
図7に示されるように、外装ケース11の凸部11aが電装ケース1の貫通孔1baに挿入されていてもよい。この構成においては、電装ケース1は突起部を有していない。このため電装ケース1のケース本体1aの底部は、外装ケース11の底板11Bに接している。このケース本体1aの底部に嵌め込み部1baとして貫通孔1baが設けられている。貫通孔1baは、ケース本体1aを貫通して、ケース本体1aの内部と外部とを繋いでいる。
外装ケース11の凸部11aは、貫通孔1baを通じてケース本体1aの外部から内部へ延びている。凸部11aは、外装ケース11のたとえば底板11Bに設けられているが、図6に示されるように側板11Sに設けられていてもよく、またそれ以外の天板11T、後板11Rなどに設けられていてもよい。
図8に示されるように、嵌め込み部1baとしての凹部1ba内には、張り出し部IPが設けられている。張り出し部IPは、弾性を有するように構成されている。張り出し部IPは、たとえば樹脂から構成され、かつ薄い厚みを有することにより弾性を有していてもよい。張り出し部IPは、凸部11aに接している。
張り出し部IPが凸部11aに接触することにより、張り出し部IPと凸部11aとの間に接触抵抗が生じ、凸部11aが凹部1baから抜けにくくなる。
図9に示されるように、複数の上記張り出し部IPが、嵌め込み部1baを構成する凹部内に設けられていてもよい。複数の張り出し部IPの各々は、凸部11aに接している。
複数の張り出し部IPが凸部11aに接触することにより、張り出し部IPと凸部11aとの間の接触抵抗が大きくなり、凸部11aが凹部1baからさらに抜けにくくなる。
<効果>
次に、本実施の形態の効果について図5に示す比較例と対比して説明する。
図5に示す比較例においては、電装ケースが脚部101bを有し、脚部101bの下端に突起部PPを有している。一方、外装ケースの底板111Bにはバーリング加工によりバーリング孔BHが形成されている。バーリング孔BHの縁全周には、外装ケース内に延びる筒部CPが設けられている。
この比較例において、電装ケースは、その上端部がねじ部材により外装ケースに固定されるとともに、電装ケースの突起部PPがバーリング孔BH内に挿入されることにより外装ケースに取り付けられている。
この比較例においては、底板111Bにバーリング孔BHが設けられている。このため電装ケースの突起部PPがバーリング孔BHから外れると、バーリング孔BHを通じて外装ケースの外部と内部とでガスが行き来しやすくなるため、外装ケースの気密性が損なわれる。
突起部PPがバーリング孔BHから外れにくくするためには、突起部PPの長さを長くするか、筒部CPの高さを高くする必要がある。しかし突起部PPを長くすると、外装ケースから突起部PPが長く突き出すことになる。このため、設置工事時に突き出した突起部PPが他の部材などと干渉して不具合が生じる可能性がある。また筒部CPの高さを高くするためには、バーリング孔BHの径を大きくする必要がある。バーリング孔BHの径を大きくすると、外装ケース内に他の部品を配置するスペースが少なくなり、周辺の部品の配置に制限、影響などを及ぼす可能性がある。
これに対して本実施の形態によれば図1に示されるように、外装ケース11の凸部11aが電装ケース1の嵌め込み部1baに嵌め込まれる。このため外装ケース11に、電装ケース1と係合させるための穴が不要となる。よって外装ケース11の穴により外装ケース11内の気密性が損なわれることはなく、外装ケース11の良好な気密性を得ることができる。
また外装ケース11の凸部11aが電装ケース1の嵌め込み部1baに嵌め込まれるため、電装ケース1が外装ケース11から外れにくい。
また本実施の形態によれば、嵌め込み部1baは、図1および図6に示される凹部1baおよび図7に示される貫通孔1baのいずれかである。これにより外装ケース11の凸部11aを凹部1baまたは貫通孔1baに嵌め込むことができる。
また本実施の形態によれば図1に示されるように、突起部1bは、互いに対向する第1端1bbと第2端1bcとを有し、第1端1bbにおいてケース本体1aに接続され、第2端1bcに嵌め込み部1baを有している。これにより嵌め込み部1baを突起部1bの第2端1bcから第1端1bbに向けて長く延ばすことが可能となる。よって凸部11aの嵌め込み部1ba内への嵌め込み長さを長くできるため、電装ケース1が外装ケース11からさらに外れにくくなる。
また本実施の形態によれば図1に示されるように、突起部1bは、第1端1bbから第2端1bcへ向かって下方に延びている。これにより電装ケース1の自重により凸部11aが嵌め込み部1baに嵌め込まれた状態が維持されるため、電装ケース1が外装ケース11からさらに外れにくくなる。
また本実施の形態によれば図4に示されるように、嵌め込み部1baは、第2端1bcから第1端1bbに向かうにしたがって径Dが小さくなっている。これにより嵌め込み部1baの第2端1bcにおける開口が広くなるため、嵌め込み部1baに凸部11aを嵌め込む作業が容易となる。また電装ケース1を外装ケース11から取り外す際に、嵌め込み部1baの第2端1bcにおける開口部の欠損を抑制することができる。また嵌め込み部1baの第1端1bb側の径Dが小さくなっているため、凸部11aの先端(つまり軸部11abの先端)と嵌め込み部1baとの間のスペースが小さくなり、外装ケース11に対する電装ケース1のガタツキが抑制される。
また本実施の形態によれば図4に示されるように、凸部11aは、外装ケース11の壁部(底板11B、側板11S、天板11T、後板11Rおよび前板のいずれか)に取り付けられた第1ねじ部材11aである。これにより第1ねじ部材11aを外装ケース11の壁部にねじ込むことにより、容易に外装ケース11に凸部11aを設けることができる。
また本実施の形態によれば図4に示されるように、壁部(底板11B、側板11S、天板11T、後板11Rおよび前板のいずれか)は、第1ねじ部材11aが挿通される貫通孔BHと、貫通孔BHの縁に配置されかつ第1ねじ部材11aの周囲を取り囲む筒部CPとを有している。これにより第1ねじ部材11aだけでなく筒部CPも嵌め込み部1ba内に嵌め込むことが可能となる。
また本実施の形態によれば図4に示されるように、壁部(底板11B、側板11S、天板11T、後板11Rおよび前板のいずれか)は外装ケース11の外部から内部に向かって窪んだ窪み部REを有している。窪み部REに、第1ねじ部材11aの頭部11aaが位置している。これにより第1ねじ部材11aの頭部11aaが外装ケース11の壁部に対して外部側へ突き出すことが抑制される。このため突き出した第1ねじ部材11aの頭部11aaが他の部材に干渉することが抑制される。
また本実施の形態によれば図1に示されるように、電装ケース1は、外装ケース11に固定される固定部1cを有している。この固定部1cは、第2ねじ部材18により外装ケース11に固定されている。これにより外装ケース11の凸部11aに電装ケース1の嵌め込み部1baを嵌め込みつつ、第2ねじ部材18で電装ケース1を外装ケース11に固定することができる。
なお上記においては外装ケース11の凸部11aとして第1ねじ部材について説明したが、凸部11aは外装ケース11に溶接、接着、ろう付けなどされた棒部材または筒部材であってもよく、また外装ケース11に圧入されたピンなどであってもよい。
また外装ケース11の凸部に嵌め込まれる嵌め込み部を有するケースは電装ケース1に限定されず、機能部品を内部に有するケースであればよい。機能部品とは、上記の電装基板20、漏電安全装置以外に弁、センサーなども含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電装ケース、1a ケース本体、1b,PP 突起部、1ba 嵌め込み部、1ba,BH 貫通孔、1ba 凹部、1bb 第1端、1bc 第2端、1c 固定部、11 外装ケース、11B 底板、11R 後板、11S 側板、11T 天板、11a 凸部(第1ねじ部材)、11aa 頭部、11ab 軸部、12 送風機、13 燃焼装置、14 1次熱交換器、15 2次熱交換器、16 排気口、17 取付金具、18 第2ねじ部材、20 電装基板、21 メインコントローラ、22 電源部、23 漏電安全装置、24 遠隔コントローラ、30 給湯装置、CP 筒部、IP 張り出し部、RE 窪み部、REB 底部、RES側部。

Claims (7)

  1. 外装ケースと、
    前記外装ケースの内部に配置され、ケース本体を有するケースとを備え、
    前記外装ケースは、前記内部に向けて突き出した凸部を有し、
    前記ケースは、前記凸部を嵌め込む嵌め込み部を有し、
    前記ケースは、前記ケース本体から突き出した突起部を有し、
    前記突起部は、互いに対向する第1端と第2端とを有し、前記第1端において前記ケース本体に接続され、前記第2端に前記嵌め込み部を有し、
    前記嵌め込み部は、前記第2端から前記第1端に向かうにしたがって径が小さくなっている、熱源機。
  2. 前記嵌め込み部は、凹部および貫通孔のいずれかである、請求項1に記載の熱源機。
  3. 前記突起部は、前記第1端から前記第2端へ向かって下方に延びている、請求項に記載の熱源機。
  4. 前記凸部は、前記外装ケースの壁部に取り付けられた第1ねじ部材である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の熱源機。
  5. 前記壁部は、前記第1ねじ部材が挿通される孔と、前記孔の縁に配置されかつ前記第1ねじ部材の周囲を取り囲む筒部とを有する、請求項に記載の熱源機。
  6. 前記壁部は前記外装ケースの外部から前記内部に向かって窪んだ窪み部を有し、
    前記窪み部に、前記第1ねじ部材の頭部が位置している、請求項または請求項に記載の熱源機。
  7. 前記ケースは、前記外装ケースに固定される固定部を有し、
    前記固定部を前記外装ケースに固定する第2ねじ部材をさらに備えた、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の熱源機。
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