JP7258738B2 - 軌条車両構体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、軌条車両構体及びその製造方法に関する。
鉄道車両など軌条車両の構造体である軌条車両構体は、一般に、上面を構成する屋根構体と、側面を構成する側構体と、下面を構成する台枠と、長手方向の端面を構成する妻構体とから成る。近年では、製作性の向上や遮音性の向上を目的として、対向する二枚の面板と該面板同士を接続する複数のリブから成るアルミニウム合金製の中空形材を用いて、屋根構体、側構体、台枠などを構成し、軌条車両構体に組み立てる手法が広まりつつある。
一般に、軌条車両構体は、台枠を構成する床板の長手方向端部寄りの下面に接合される枕梁を介して、走行装置である台車と結合される。当該部の床下においては、上方に床板、下方に台車が存在するため、その両者の間に床下配線を通すための空間を確保することが困難である。このため、一般的には、枕梁内部に台枠の長手方向に延伸する貫通穴を設け、この貫通穴を利用して車両中央部から車両端部に向けて延伸する床下配線を通している。
特許文献1に、従来の台枠構造の一例が示されている。特許文献1の図1には、アルミニウム合金製の中空形材によって床板を構成し、その下面に台枠の幅方向に沿う枕梁を接合した構造が示されている。さらに特許文献1の図5には、床下配線を通すための円状および楕円状の貫通穴を枕梁内部に設けた構造が示されている。
特許第3868203号公報
特許文献1に示されたような構成においては、床板と台車に挟まれる枕梁の上下方向の高さが小さいため、枕梁内部に設ける貫通穴のサイズも小さくなる。このため、床下配線を床下機器に結合するために必要なコネクタを通すことが困難であり、コネクタを外した状態で床下配線を貫通穴に通し、その後で床下配線の端部にコネクタを結合していた。かかる組付工程によれば、組み立てられた軌条車両構体に対して作業者に上向きでの作業を強いるため、作業性が極めて悪く、軌条車両の製造コストと製造リードタイムを増加させる要因となっていた。
本発明は、上記問題に鑑みて、作業性を向上させ、軌条車両の製造コストと製造リードタイムを低減できる軌条車両構体及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、代表的な本発明の軌条車両構体の一つは、上面を構成する屋根構体と、側面を構成する側構体と、下面を構成する台枠と、端面を構成する妻構体とを有し、前記台枠の床板が、上面板と、該上面板に対向する下面板と、該上面板及び該下面板を接続する複数のリブとから成る中空形材で構成された軌条車両構体において、
枕梁が、前記台枠の幅方向に沿って前記床板に取り付けられており、該枕梁の上面が前記床板の上面板と略同一平面上に位置するとともに、該枕梁の下面が前記床板の下面板より下方に位置しており、前記枕梁は、前記台枠の長手方向に延伸する貫通穴を備え、前記床板は前記貫通穴に接続する態様で前記床板の下面板とリブを切り欠くことにより構成された切欠部を有することにより達成される。
本発明によれば、作業性を向上させ、軌条車両の製造コストと製造リードタイムを低減できる軌条車両構体及びその製造方法を提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施形態である鉄道車両構体の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態における図1に示す鉄道車両構体の台枠下面の斜視図である。 図3は、図2に示す鉄道車両構体の台枠下面の領域Aの拡大図である。 図4は、図3に示す鉄道車両構体の台枠下面の領域Aの枕梁後方のB-Bに相当する幅方向の垂直断面図である。 図5は、本発明の他の実施形態における図2に示す鉄道車両構体の台枠下面の領域Aの拡大図である。 図6は、図5に示す鉄道車両構体の台枠下面の領域Aの枕梁後方のC-Cに相当する幅方向の垂直断面図である。 図7は、本発明の一実施形態における鉄道車両構体の製造方法を示すフローチャートである。 図8は、本発明の他の実施形態における鉄道車両構体の製造方法を示すフローチャートである。
軌条車両とは、敷設された軌道に沿って運行される車両の総称であり、鉄道車両、路面電車、新交通システム車両、モノレール車両等を意味する。以下、図面を参照しながら、軌条車両の代表例として、鉄道車両を例示して本発明の実施の形態を説明する。
(軌条車両構体)
図1は、本発明の軌条車両構体の一実施形態である鉄道車両構体の一例を模式的に示す斜視図であり、下側から見た図である。ここで、図1に示すように、鉄道車両構体1の長手方向(レール方向)をx方向とし、それに直交する幅方向(枕木方向)と上下方向(高さ方向)をそれぞれy方向、z方向とする。なお、これらの方向の定義は、他の図でも同様である。
鉄道車両構体1は、台枠10のy方向の両端部に立設された側構体20(一方のみ図示)と、台枠10のx方向の両端部に立設された妻構体40(一方のみ図示)と、側構体20と妻構体40とのz方向の上端部に載置された屋根構体30から構成される。側構体20には、乗客が乗降するための出入口22や窓21が備えられる。
妻構体40には、乗客が隣接する車両間を移動するための貫通路41が備えられる。台枠10の主構造は、対向する二枚の面板と該面板同士を接続する複数のリブから成るアルミニウム合金製の中空形材で構成した床板11である。台枠10のy方向の両端部にはx方向に延伸する側梁12が備えられ、台枠10のx方向の両端部にはy方向に延伸する端梁13が備えられる。なお、図1では、前方床板切欠部17a、後方床板切欠部17bやその周辺の構成は図示を省略しており、これらの構成については、後述する図2から図4で詳細を説明する。
次に、台枠10のx方向の端部寄りの構成を説明する。鉄道車両構体1を走行装置である台車に空気ばねを介して支持されたり、けん引装置を介して接続されたりするため、床板11の下方(-z方向)に突出する形態で枕梁15が床板11に接合される。枕梁15は、x方向の両端部近傍にそれぞれ設けられる。枕梁15のx方向の前方(鉄道車両構体1のx方向の端部側)およびx方向の後方(鉄道車両構体1のx方向の中央側)には、x方向に延伸する2本の前方中梁14aおよび後方中梁14bが接合される。
前方中梁14aのx方向の一方の端部は枕梁15に接合し、そのx方向の他方の端部は端梁13に接合する。
また、後方中梁14bのx方向の他方の端部は枕梁15に接合し、そのx方向の一方の端部は、床板11の下面(面板)の高さ方向の位置まで徐々に高さが小さくなっている。枕梁15には、x方向に貫通する貫通穴16が設けられる。
図2は図1における台枠10の下面の斜視図を示し、図3は図2における枕梁15近傍の領域Aの拡大図を示し、図4は図3における枕梁15後方のB-Bの垂直断面図を示す。図2,3は、天地を逆にして示している。
枕梁15は、一方の側梁12から他方の側梁12に向けてy方向に沿って一体に構成される。また、枕梁15に交差するとともにx方向に沿って敷設される中梁は、枕梁15のx方向の一方の側に配置される前方中梁14aと、そのx方向の他方の側に配置される後方中梁14bとから構成される。
前方中梁14aと、後方中梁14bおよび枕梁15の上面は、互いに略同一平面上に位置し、且つ床板11の上面と略同一平面上に位置する。前方中梁14a、後方中梁14bおよび枕梁15の下面は、互いに略同一平面上に位置し、且つ床板11の下面より下方に位置する。「略同一平面」とは、平面同士の高低差が±10mm以内、好ましくは±5mm以内であることをいう。
枕梁15のx方向の前方および後方の床板11には、貫通穴16に連続するとともにx方向に沿う態様の前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bが複数設けられる。前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bのy方向の位置は略同一であり、貫通穴16のy方向の位置と略同一である。
前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bは、図4に示すように、床板11を構成する下面板とリブの一部を取り除いた後、上面板と、取り除かれずに残存した残存リブ18により構成される。貫通穴16は、残存リブ18の下面と枕梁15の下面との間に位置する。床下配線50は、後方床板切欠部17b、貫通穴16、前方床板切欠部17aを経由して、床下の車両のx方向中央部から車両のx方向端部に向けて台枠10のx方向に沿って敷設される。
以上の構成によれば、床板11の下面と枕梁15の下面の間に貫通穴16を設ける従来の構造と比較して、床板11の下面板とリブの一部を取り除くことで、貫通穴16の高さを大きく確保でき、このため床下配線とコネクタをアウトワーク等で事前に結合した床下配線50を貫通穴16に通すことができる。すなわち、鉄道車両構体1が完成した状態において、作業者が上向きの姿勢でコネクタを結合する作業が不要となるので、作業者の負担や、鉄道車両の製造コスト及び製造リードタイムを低減できる。
また、前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bには所定の剛性や強度を有する複数の残存リブ18が存在するので、鉄道車両構体1に作用する様々な荷重に対して必要な構造強度特性を確保することができる。
なお、本実施形態では、前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bを、床板11の上面板と残存リブ18で構成することで鉄道車両構体1の構造強度特性を確保したが、これらを削除し或いはこれらに加えて他の強度部材を接合して構成してもよい。
以下、図面を参照して、本発明による軌条車両構体の他の実施形態を説明する。
図5は図2における枕梁15近傍の領域Aの拡大図を示し、図6は図5における枕梁15後方のC-Cの垂直断面図を示す。図5は、天地を逆にして示している。前方中梁14a、後方中梁14b、前方開口部19a、後方開口部19bおよび床下配線50以外の構成は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
先に説明した実施の形態では、枕梁15が中梁をx方向に分割する形態であったが、この実施の形態では、中梁14が、枕梁15をy方向に分割する形態で台枠10を構成する。中梁14は、上記実施形態の前方中梁14aおよび後方中梁14bを一体化したものに相当する。
枕梁15のx方向の前方に位置する中梁14の側面には前方開口部19aが設けられ、そのx方向の後方に位置する中梁14の側面には後方開口部19bが設けられる。前方開口部19aおよび後方開口部19bに隣接する床板11には、前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bが存在する。
床下配線50が、床下の車両中央部から車両端部に向けて台枠10のx方向に延伸する。床下配線50の一部は後方床板切欠部17b、貫通穴16、前方床板切欠部17aを経由して車両端部に抜け、別の一部は後方床板切欠部17b、後方開口部19b、中空である中梁14の内部、前方開口部19a、前方床板切欠部17aを経由して車両端部に抜ける。
以上の構成によれば、床板11の下面と枕梁15の下面の間に貫通穴16を設ける従来の構造と比較して、上述した実施形態と同様に貫通穴16の高さを大きく確保でき、このため床下配線とコネクタをアウトワーク等で事前に結合した床下配線50を貫通穴16に通すことができる。すなわち、鉄道車両構体1が完成した状態において上向きで作業者がコネクタを結合する作業が不要となるので、作業者の負担や、鉄道車両の製造コスト及び製造リードタイムを低減できる。
また、前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bには所定の剛性や強度を有する複数の残存リブ18が存在するので、鉄道車両構体1に作用する様々な荷重に対して必要な構造強度特性を確保することができる。
加えて、貫通穴16に加え中梁14の内部も利用して床下配線50を通すことができるので、貫通穴16の数に対して床下配線50の本数が比較的多い場合にも対応できる。
なお、本実施形態では、前方床板切欠部17aおよび後方床板切欠部17bを床板11の上面板と残存リブ18で構成することで鉄道車両構体1の構造強度特性を確保したが、これらを削除し或いはこれらに加えて他の強度部材を接合して構成してもよい。
(軌条車両構体の製造方法)
以下、図面を参照して、本発明による軌条車両構体の製造方法を、鉄道車両構体を例に取り説明する。
図7は本発明の一実施形態(配線50の本数が閾値より多い場合)における鉄道車両構体の製造方法を示すフローチャートであり、図8は本発明の他の実施形態(配線50の本数が閾値以下の場合)における鉄道車両構体の製造方法を示すフローチャートである。
ステップS10は、床板11の下面板とリブを切り欠くステップと、切り欠かれた下面板とリブに隣接する位置に対応して、枕梁15に貫通穴16を設けるステップとを含む。ステップS20で、側梁12と端梁13とを準備し、ステップS30で切欠部(前方床板切欠部17a、後方床板切欠部17b)を備える床板11を準備する。
ステップS40で、枕梁15に交差する配管や配線50の本数の判断が行われる。ここで配線50の本数が閾値より多いと判断された場合は、ステップS50へ進み、一方、配線50の本数が閾値以下と判断された場合は、別プロセスDへと進む。
ステップS50で、分割されるとともに貫通穴16を形成した枕梁15を準備するとともに、前工程で開口部(前方開口部19a、後方開口部19b)を形成した中梁14を準備する。
ステップS60で、準備した側梁12、端梁13、枕梁15、中梁14より台枠10を組立てる。
ステップS70で、組立てた台枠10、側構体20、妻構体40、屋根構体30より六面体の鉄道車両構体1を組立てる。
ステップS80で、中梁14の開口部19からその内部に、また枕梁15の貫通穴16に、コネクタを備える配線50を通して、ステップS90で作業を終了する。
上述したステップ(特に、ステップS40、S80)を含む鉄道車両構体を製造する方法によって、コネクタを備える配線50を少ない製造リードタイムで鉄道車両構体1に備えることができるので、鉄道車両の製造コストと製造リードタイムを低減できる鉄道車両構体を提供することができる。
これに対し、ステップS40で配線50の本数が閾値以下と判断された結果、別プロセスDへ進んだ場合、図8に示すように、ステップS55で、貫通穴16を形成してなり一方の側梁12から他方の側梁12へ接合する一体の枕梁15と、前方中梁14aと後方中梁14bとを準備する。
ステップS65で、準備した側梁12、端梁13、枕梁15、前方中梁14a、後方中梁14bより台枠10を組立てる。
ステップS75(S70と同じ)で、組立てた台枠10、側構体20、妻構体40、屋根構体30より六面体の鉄道車両構体1を組立てる。
ステップS85で、枕梁15の貫通穴16に、コネクタを備える配線50を通して、S90で作業を終了する。
上述したステップ(特に、ステップS40、S85)を含む鉄道車両構体を製造する方法によって、コネクタを備える配線50を少ない製造リードタイムで鉄道車両構体1に備えることができるので、鉄道車両の製造コストと製造リードタイムを低減できる鉄道車両構体を提供することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、上記以外の様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…鉄道車両構体、 10…台枠、
11…床板、 12…側梁、
13…端梁、 14…中梁、
14a…前方中梁、 14b…後方中梁、
15…枕梁、 16…貫通穴、
17a…前方床板切欠部、 17b…後方床板切欠部、
18…残存リブ、
19a…前方開口部 、 19b…後方開口部、
20…側構体 、 21…窓、
22…出入口 、 30…屋根構体、
40…妻構体 、 41…貫通路、
50…床下配線、 x…長手方向、
y…幅方向、 z…上下方向、
S10…枕梁挿入部床板開口ステップ、
S20…中梁挿入部床板開口ステップ、
S30…枕梁前後床板面板・リブ切欠ステップ、
S40…枕梁内貫通穴設置ステップ、
S50…枕梁前後中梁開口ステップ、
S60…台枠組立ステップ、
S70…枕梁内配線ステップ、
S80…中梁内配線ステップ

Claims (7)

  1. 上面を構成する屋根構体と、側面を構成する側構体と、下面を構成する台枠と、端面を構成する妻構体とを有し、前記台枠の床板が、上面板と、該上面板に対向する下面板と、該上面板及び該下面板を接続する複数のリブとから成る中空形材で構成された軌条車両構体において、
    枕梁が、前記台枠の幅方向に沿って前記床板に取り付けられており、該枕梁の上面が前記床板の上面板と略同一平面上に位置するとともに、該枕梁の下面が前記床板の下面板より下方に位置しており、
    前記枕梁は、前記台枠の長手方向に延伸する貫通穴を備え、
    前記床板は前記貫通穴に連続する態様で前記床板の下面板とリブを切り欠くことにより構成された切欠部を有すること、を特徴とする軌条車両構体。
  2. 請求項1に記載された軌条車両構体において、
    前記台枠の長手方向に沿う中梁が、前記枕梁を分断する態様で延伸し、該中梁の上面が前記枕梁の上面と略同一平面上に位置するとともに、該中梁の下面が前記枕梁の下面と略同一平面上に位置しており、
    前記枕梁の近傍に、前記中梁の側面を切り欠いた開口部を備えること、を特徴とする軌条車両構体。
  3. 請求項2に記載された軌条車両構体において、
    前記台枠の長手方向に延伸する配線が、前記開口部から前記中梁の内部を通過していること、を特徴とする軌条車両構体。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載された軌条車両構体において、
    前記台枠の長手方向に延伸する配線が、前記貫通穴を通過していること、を特徴とする軌条車両構体。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載された軌条車両構体において、
    前記床板の上面板とリブの一部により、前記切欠部が構成されること、を特徴とする軌条車両構体。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の軌条車両構体の製造方法において、
    前記枕梁を取り付ける位置において、前記床板の一方の面板とリブを切り欠くステップと、
    切り欠かれた前記面板と前記リブに対応する位置において、前記枕梁に貫通穴を設けるステップと、
    前記床板と前記枕梁が組み合わされた状態で、前記枕梁の貫通穴を通して配線を行うステップとを有する、ことを特徴とする軌条車両構体の製造方法。
  7. 請求項6に記載の軌条車両構体の製造方法において、
    前記枕梁を分断する中梁に開口部を設けるステップと、
    前記床板と前記枕梁が組み合わされた状態で、前記開口部から前記中梁の内部を通して配線を行うステップとを有すること、を特徴とする軌条車両構体の製造方法。
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