JP7257295B2 - ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム - Google Patents

ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7257295B2
JP7257295B2 JP2019162638A JP2019162638A JP7257295B2 JP 7257295 B2 JP7257295 B2 JP 7257295B2 JP 2019162638 A JP2019162638 A JP 2019162638A JP 2019162638 A JP2019162638 A JP 2019162638A JP 7257295 B2 JP7257295 B2 JP 7257295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber laser
laser oscillator
air
housing
air supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019162638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021044279A (ja
Inventor
哲也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2019162638A priority Critical patent/JP7257295B2/ja
Publication of JP2021044279A publication Critical patent/JP2021044279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7257295B2 publication Critical patent/JP7257295B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Description

本発明は、ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムに関する。
特許文献1に、筐体、並びに、筐体の内部に収容されたファイバレーザモジュール,ディストリビュータ,及びビームスイッチを備えたファイバレーザ発振器が記載されている。
ディストリビュータは、外部から供給された低露点のドライエアをファイバレーザモジュール内に供給する。
ビームスイッチは、ファイバレーザモジュールに繋がれたフィーディングファイバと外部のレーザ加工機に繋がれたプロセスファイバとがコネクタ接続又は融着接続された接続部分を、内部に収容し保持する光接続ボックスである。
特開2013-239696号公報
コネクタ接続においては、光ファイバの端面のコンタミネーションによって光ファイバが局所的に高温になり焼損する可能性がある。また、フィーディングファイバ及びプロセスファイバにおいては、それぞれの光ファイバ自体のコンタミネーションによる局所的な昇温が生じて焼損する、或いは予期せぬ理由によって断線する可能性がある。
このような不具合が生じた場合のメンテナンス作業は、通常、ファイバレーザ発振器が設置されている現場で行われる。具体的には、ファイバレーザ発振器の筐体を開け、光接続ボックスを取り出し、必要な部位のクリーニング或いは部材交換などをして、コネクタの再接続或いは光ファイバの再融着を行う。
一般に、光ファイバに関するメンテナンス作業は、塵埃が少なく融着に適する低湿度の環境下で行うことが望まれる。そのため、従来のファイバレーザ発振器のメンテナンス作業は、その設置場所で行われることから、塵埃の排除が容易ではなく湿度の制御が困難で、質の良い作業を行いにくいのが実情である。
すなわち、ファイバレーザ発振器は、メンテナンス作業を容易かつ良質に行えるような改善が望まれている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、容易かつ良質なメンテナンス作業を行うことができるファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) 筐体と、
前記筐体の一面に着脱可能に取り付けられた蓋と、
前記筐体の内部に収容されたファイバレーザモジュール及び光接続ボックスと、
前記光接続ボックスが載置可能であって、前記蓋が外された前記一面から出入り可能な棚と、
外部から供給されたエアを、前記筐体の内部空間に噴出させる第1のエア供給路及び前記ファイバレーザモジュールに供給する第2のエア供給路と、
を備えたファイバレーザ発振器である。
2) 開閉弁及び先端に取り付けられた継手を有する第3のエア供給路を備えたことを特徴とする1)に記載のファイバレーザ発振器である。
3) 1)に記載のファイバレーザ発振器と、
前記ファイバレーザ発振器に前記エアを供給するエア供給ユニットと、
前記筐体の前記蓋を外した前記一面の側に、前記筐体の内部空間を外部空間と区画するよう取り付け可能なテントユニットと、
を含んで構成されたファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムである。
4) 2)に記載のファイバレーザ発振器と、
前記ファイバレーザ発振器に前記エアとしてドライエアを供給するエア供給ユニットと、
前記筐体の前記蓋を外した前記一面の側に、前記筐体の内部空間を外部空間と区画するよう取り付け可能なテントユニットと、
を含んで構成され、
前記テントユニットは、第1の端部が前記第3のエア供給路の前記継手に接続可能で、前記第1の端部の反対端の第2の端部にエア吹き出しユニットを備えた第4のエア供給路を備えていることを特徴とするファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムである。
5) 前記テントユニットは、外部から内部へ手を挿通可能な挿入口を有し、前記エア吹き出しユニットは、前記挿入口に向け前記エアを吹き出すことを特徴とする4)に記載のファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムである。
6) 前記エアは外気よりも低露点のドライエアであることを特徴とする3)~5)のいずれか1つに記載のファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムである。
本発明によれば、容易かつ良質なメンテナンス作業を行うことができる、という効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係るファイバレーザ発振器の実施例であるファイバレーザ発振器91を備えたレーザ加工装置93の外観斜視図である。 図2は、ファイバレーザ発振器91の図1に示されるS2-S2位置での断面図である。 図3は、ファイバレーザ発振器91にテントユニット81を取り付けたメンテナンス状態を示す断面図である。 図4は、ファイバレーザ発振器91の外観斜視図である。 図5は、ファイバレーザ発振器91の蓋16を取り外した状態を示す外観斜視図である。 図6は、ファイバレーザ発振器91の図5の状態において作業棚18及び載置棚19を引き出した状態を示す外観斜視図である。 図7は、テントユニット81を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係るファイバレーザ発振器を、その実施例であるファイバレーザ発振器91及びファイバレーザ発振器91のメンテナンスシステムSTにより説明する。
本発明の実施の形態に係るファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステムを、それぞれの実施例であるファイバレーザ発振器91及びメンテナンスシステムSTにより説明する。以下、ファイバレーザ発振器91をFL発振器91とも称する。
メンテナンスシステムSTは、図3に示されるように、ファイバレーザ発振器91とテントユニット81とを含んで構成されている。テントユニット81は、ファイバレーザ発振器91に取り付けて使用される、
図1に示されるように、FL発振器91は、レーザ加工装置93に備えられている。
レーザ加工装置93は、加工本体部92と、FL発振器91と、エア供給ユニット20とを備え、ワークWに対しレーザビームLsを照射してレーザ加工を行う装置である。
FL発振器91は、レーザビームを生成してプロセスファイバFB1に出力する。加工本体部92は、ワークWを支持するテーブル92fと、テーブル92fの上方を3次元的に移動する加工ヘッド92hとを有する。
加工ヘッド92hは、コリメータレンズ92aを有するコリメータユニット92b,ベンドミラー92c,集束レンズ92d,及びノズル92eを有する。
コリメータユニット92bには、プロセスファイバFB1が接続され、FL発振器91で生成されたレーザビームLsが供給される。
コリメータユニット92bに供給されたレーザビームLsは、プロセスファイバFB1の出口端面から発散するように射出し、コリメータレンズ92aによって平行光とされる。その後、ベンドミラー92cで反射して集束レンズ92dに入力され、集束レンズ92dにより所定位置で焦点を結ぶ光束に加工されてノズル92eからテーブル92fに向け射出する。
FL発振器91は箱状の筐体1を有する。筐体1の一面には、蓋16が、人手で着脱可能なように取り付けられている。
エア供給ユニット20は、コンプレッサ21から供給された圧縮空気を、気体分離膜モジュールに通して圧縮空気中の水蒸気を分離し、外気よりも低露点のドライエアを生成する。エア供給ユニット20は、生成したドライエアを、出力ポート201及び出力ポート202それぞれに接続されたエア供給路AR1及びエア供給路AR2へ出力する。
エア供給路AR1に出力されたドライエアは、FL発振器91に供給され、FL発振器91内を低湿度に維持する。
エア供給路AR2から出力されたドライエアは、レーザ加工装置93の加工ヘッド92hに供給され、光学部材の塵埃の付着防止或いは除去などに利用される。
次にFL発振器91の構造を図2~図6を参照して詳述する。
図2は、FL発振器91の通常の使用状態における、図1のS2-S2位置での断面図である。図2には、説明の便宜上、上下前後の各方向を矢印で示してある。左方は紙面手前方であり右方は紙面奥方である。図3は、図2と同様の断面図であってFL発振器91のメンテナンス状態を示す図である。図4及び図6は、それぞれ図2及び図3の状態のFL発振器91を、左前斜め上方から見た斜視図である。図5は、図4に対し蓋16を取り外した状態を示す斜視図である。
図2に示されるように、FL発振器91は、前面が解放された直方体状の筐体1と、筐体1の前面に着脱自在に取り付けられた蓋16とを有する。
図2及び図4に示されるように、蓋16は、手で把持する一対のハンドル16aが取り付けられており、右縁部には、蓋16を筐体1に取り付けた状態でプロセスファイバFB1を通すための切り込み部16bを有する。
図2に示されるように、筐体1の内部において、筐体1の底壁11にはファイバレーザモジュール5,電源部6,制御部7,及びディストリビュータ31が置かれている。
筐体1の後壁12には、分岐器32が取り付けられている。
筐体1は、内部に、上下2段の棚として上側の作業棚18と下側の載置棚19を有する。作業棚18及び載置棚19は、図5にも示される筐体1の左側壁13と右側壁14との間に、それぞれローラ18a及びローラ19aによって水平移動可能に支持されている。
作業棚18及び載置棚19は、図2に示された収納位置と、図3に示されるように前方に引き出した引き出し位置との間を、人手によって移動可能とされている。
ディストリビュータ31には、エア供給ユニット20からエアの配管として既述のエア供給路AR1が接続されている。
ディストリビュータ31とFLモジュール5及び分岐器32との間は、エアの配管としてそれぞれエア供給路AR3及びエア供給路AR4が配設されている。
分岐器32からは、エアの2つの配管としてエア供給路AR5及びエア供給路AR6が延設されている。以下、エア供給路AR5を第1のエア供給路、エア供給路AR3を第2のエア供給路、エア供給路AR6を第3のエア供給路とも称する。
エア供給路AR5には開閉弁33が配設され先端にノズル36が取り付けられている。ノズル36の配置位置は、前後左右方向については、筐体1の後壁12に近い左右中央であり、上下方向については、作業棚18から載置棚19までの間に概ね対応した位置とされる。
ノズル36は、開閉弁33が開状態のときに、ディストリビュータ31から送られたドライエアを、上下左右の広範囲に噴出させる。
エア供給路AR6は、開閉弁34が配設されると共に、筐体の天壁15にホルダ35によって支持されて、天壁15に沿って筐体1の前端近傍まで延設されている。
エア供給路AR6の先端には継手37が取り付けられている。図3に示されるように、継手37に着脱可能な継手であるカプラ84aを装着することによってエア供給路の延長が可能である。
開閉弁33,34は、例えば電磁開閉弁が用いられ、不図示の電気配線により制御部7を介して作業者が外部から制御できるようになっている。開閉弁33,34は、手動で開閉する弁であってもよい。
FLモジュール5の内部には、図示しない複数のファイバレーザモジュールユニットと各ファイバレーザモジュールユニットで生成されたレーザビームLsを1つに纏めてフィーディングファイバFB2から出力させるコンバイナが収容されている。
載置棚19は、光接続ボックス4が載置可能な大きさ及び強度を有する。図2に示されるように、載置棚19には光接続ボックス4が置かれている。光接続ボックス4とFLモジュール5との間はフィーディングファイバFB2で接続されている。
光接続ボックス4の内部において、フィーディングファイバFB2とプロセスファイバFB1とが例えばコネクタ接続され、その接続部分が支持されている。
この構成により、FLモジュール5で生成されフィーディングファイバFB2へ出力されたレーザビームLsは、光接続ボックス4においてプロセスファイバFB1に接続されてレーザ加工装置93の加工ヘッド92hに供給される。
また、エア供給ユニット20で生成されたドライエアは、エア供給路AR1を通してディストリビュータ31に供給される。
ディストリビュータ31は、供給されたドライエアをエア供給路AR3及びエア供給路AR4に出力する。
エア供給ユニット20が動作中は、FLモジュール5の内部にはエア供給路AR3からドライエアが供給される。分岐器32にはエア供給路AR4からドライエアが供給される。
分岐器32に供給されたドライエアは、エア供給路AR5及びエア供給路AR6へ分岐して出力される。エア供給路AR5の開閉弁33が開けられると、ドライエアは、図2に矢印DRaで示されるように、ノズル36から筐体1の内部空間V1に噴出する。
FL発振器91の動作時は、通常、開閉弁33を開状態として、筐体1の内部空間V1をドライエアによって正圧で充填しておく。これにより、外部空間Vgから内部空間V1への空気の流入は実質的になくなり、外部からの塵埃の進入が防止できる。
図2及び図4~6に示されるように、筐体1の外面に前縁部には、係止する一対の面ファスナの一方となる面ファスナ17が取り付けられている。
図3に示されるように、エア供給路AR6の先端のコネクタには、FL発振器91のメンテナンス作業時に筐体1に取り付けられるテントユニット81のホース84のカプラ84aが接続可能となっている。
次に、FL発振器91のメンテナンス作業について説明する。
メンテナンス作業では、光接続ボックス4の内部に収容された光ファイバの融着接続部分の再融着、コネクタ接続部分の端面の清掃、などが行われる。
メンテナンス作業は、図3に示されるように、蓋16を取り外した筐体1の前面側に、外部空間Vgに対し筐体1の内部空間V1を簡易的に区画するテントユニット81が取り付けられて行われる。
図7はテントユニット81を示す斜視図である。図7に示される上下左右前後の各方向は、テントユニット81を筐体1に取り付けた状態である図3に示される方向に対応している。
テントユニット81は、枠体82,シート83,ホース84,及びエア吹き出しユニット85を有する。
枠体82は、概ね直方体の各辺に対応するように組まれ、テントユニット81の骨組みとして機能する。
シート83は、枠体82の後面を除く各面に張られた透明で薄い軟質樹脂のシート部材である。シート83において、テントユニット81の前面に張られた部分には、放射状の切込みが形成されて、通常は閉じ必要なときに手及び腕を挿通可能な挿入口83aが左右に離隔して一対設けられている。
ホース84は、第4のエア供給路として機能する。ホース84は、ディストリビュータ31から供給されたドライエアを流すための部材である。ホース84は、枠体82の上部の部位に取り付けられたハンガ84bによって概ね前後方向の延びるように吊り下げられている。
ホース84の第1の端部である後端部には、カプラ84aが取り付けられている。カプラ84aは、筐体1のエア供給路AR6の先端に取り付けられた継手37に対し挿抜可能である。ホース84の後端部の反対端の第2の端部である前端は、エア吹き出しユニット85に接続されている。
エア吹き出しユニット85は、ブラケット85aによって枠体82の前方端の上部に吊り下げられている。エア吹き出しユニット85は、左右方向に延びる姿勢で配置された筒形状の本体部85bと、本体部85bの下側に左右方向に延びる細い幅で開口したスリット状の吹き出し口85cとを有する。
枠体82の後方側の部分は、筐体1の前縁部の外形にほぼ対応して形成され、筐体1の外側に嵌るようになっており、内面には面ファスナ17に係止可能な面ファスナ86が取り付けられている。
これにより、図3に示されるように、蓋16を取り外した筐体1の前面側に、面ファスナ86を面ファスナ17に係止させてテントユニット81を取り付けることができる。
面ファスナ17に面ファスナ86を係止させることで、筐体1の内部空間V1と、テントユニット81の内部空間V81とが簡易的に一体化し、外部空間Vgに対して遮蔽された空間V181が形成される。
この状態で開閉弁33を開け、ノズル36からドライエアを噴出させることで、空間V181は、正圧のドライエアで充填される。
図3に示されるように、ホース84のカプラ84aをエア供給路AR6の継手37に装着して開閉弁34を開けると、エア供給ユニット20から供給されたドライエアが、エア吹き出しユニット85の吹き出し口85cから図3の破線矢印DRbのように気流として噴出する。このエア吹き出しユニット85から噴出した気流は、前後に狭く左右に延びたライン状の範囲で下方に向く気流である。エア吹き出しユニット85は、いわゆるエアカーテンユニットとして機能する。
これにより、挿入口83aから手を出し入れする際などにおける、挿入口83aから内部への塵埃の進入が防止される。
メンテナンス作業に際しては、作業棚18及び載置棚19を引き出し位置に移動させておくとよい。例えば、光接続ボックス4に収められた融着接続した接続部分を再融着する作業をする場合、図3に示されるように、作業者は、光接続ボックス4の蓋を開けた状態とし、作業棚18にファイバスプライサ94を置き、テントユニット81の挿入口83aに対し外から内へ腕を挿通し、空間V181内で再融着作業を行う。
FL発振器91は、作業棚18を備えているので、作業に必要な小物95を置くことができ、作業が容易になる。
既述のように、ノズル36からドライエアが噴出しているので、再融着作業を含むメンテナンス作業は低湿度のドライエア内で行うことができる。また、筐体1及びテントユニット81の内部空間は正圧となるので、外部から塵埃が進入する可能性は低く、塵埃の少ない環境でメンテナンス作業を行うことができる。
また、内部空間V81の内部の前上方に配置したエア吹き出しユニット85から、図3における破線矢印DRbのように下方に向けてドライエアを噴出するので、挿入口83aの隙間からの塵埃の進入が抑制できる。
テントユニット81内に充填された高圧力のドライエアは、係止された面ファスナ17及び面ファスナ86との間の隙間、或いはシート83の底部などに排気のために設けた不図示の排気口から排出させる。
以上詳述したように、ファイバレーザ発振器91は、外部から供給されたドライエアを、筐体1の内部に噴出するエア供給路AR5及びノズル36を有している。
また、ファイバレーザ発振器91は、蓋を取り外して前面が解放された筐体1の前面側に取り付けて、外部空間Vgから区分されると共に筐体1の内部空間V1を前方に拡張した空間V181を形成するテントユニット81を取り付け可能となっている。
これにより、ファイバレーザ発振器91は、テントユニット81を取り付けてメンテナンス作業が可能である。作業者は、メンテナンス作業を、外部空間Vgから区画され、かつ塵埃の進入が防止された塵埃が少ない空間V181内で容易に行うことができる。
空間V181は、エア供給ユニット20で生成されたドライエアを正圧で充填できるので、メンテナンス作業において良質の融着を行うことができる。
ファイバレーザ発振器91は、筐体1に対し出入り可能に移動する棚として、作業棚18及び載置棚19を有する。これにより、メンテナンス作業を、テントユニット81の内部空間V81で行うことができ、作業が容易となる。
すなわち、ファイバレーザ発振器91及びファイバレーザ発振器91のメンテナンスシステムSTは、作業者がメンテナンス作業を容易、かつ良質に行うことができる。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
テントユニット81は、筐体1に対し面ファスナで取り付けるものに限らない。例えば、フックで引っ掛ける、マグネットで挟み込む、などの他の方法で取り付けてもよい。
ノズル36からのドライエアの噴出によって内部空間V1が正圧になるので、筐体1とテントユニット81との間は完全に密閉されてなくてよい。
テントユニット81のエア吹き出しユニット85に照明装置を設け、作業の手元を照明できるようにしてもよい。
FL発振器91は、エア供給路AR5及びAR6のうち、少なくともエア供給路AR5を備えていればよい。エア供給路AR5のノズル36から十分な流量のドライエアを空間181に噴出して空間181の正圧が十分確保及び維持できれば外部からの塵埃の進入を防ぐことができる。
エア供給路AR5の先端に取り付けられているノズル36は、なくてもよい。ノズル36がない場合、例えば、エア供給路AR5の先端形状が、ドライエアが筐体1の内部空間V1に拡散して噴出する形状にしてもよい。
エア供給ユニット20から筐体1に供給されるエアは、ドライエアでなくてもよい。筐体1の内部空間V1を外部空間Vgから区画して正圧に維持できれば、外部からの塵埃の進入は防止できる。
テントユニット81のシート83は、軟質の樹脂シートでなくてもよい。透明で薄い硬質の樹脂シートであってもよい。
1 筐体
11 底壁
12 後壁
13 左側壁
14 右側壁
15 天壁
16 蓋
16a ハンドル
16b 切り込み部
17 面ファスナ
18 作業棚
18a ローラ
19 載置棚
19a ローラ
20 エア供給ユニット
201,202 出力ポート
21 コンプレッサ
31 ディストリビュータ
32 分岐器
33,34 開閉弁
35 ホルダ
36 ノズル
37 継手
4 光接続ボックス
5 ファイバレーザモジュール(FLモジュール)
6 電源部
7 制御部
81 テントユニット
82 枠体
83 シート
83a 挿入口
84 ホース
84a カプラ
84b ハンガ
85 エア吹き出しユニット
85a ブラケット
85b 本体部
85c 吹き出し口
86 面ファスナ
91 ファイバレーザ発振器(FL発振器)
92 加工本体部
92a コリメータレンズ
92b コリメータユニット
92c ベンドミラー
92d 集束レンズ
92e ノズル
92f テーブル
92h 加工ヘッド
93 レーザ加工装置
94 ファイバスプライサ
95 小物
AR1,AR2,AR3,AR4,AR5,AR6 エア供給路
FB1 プロセスファイバ
FB2 フィーディングファイバ
Ls レーザビーム
ST メンテナンスシステム
Vg 外部空間
V1,V81 内部空間
V181 空間
W ワーク

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体の一面に着脱可能に取り付けられた蓋と、
    前記筐体の内部に収容されたファイバレーザモジュール及び光接続ボックスと、
    前記光接続ボックスが載置可能であって、前記蓋が外された前記一面から出入り可能な棚と、
    外部から供給されたエアを、前記筐体の内部空間に噴出させる第1のエア供給路及び前記ファイバレーザモジュールに供給する第2のエア供給路と、
    を備えたファイバレーザ発振器。
  2. 開閉弁及び先端に取り付けられた継手を有する第3のエア供給路を備えたことを特徴とする請求項1記載のファイバレーザ発振器。
  3. 請求項1記載のファイバレーザ発振器と、
    前記ファイバレーザ発振器に前記エアを供給するエア供給ユニットと、
    前記筐体の前記蓋を外した前記一面の側に、前記筐体の内部空間を外部空間と区画するよう取り付け可能なテントユニットと、
    を含んで構成されたファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム。
  4. 請求項2記載のファイバレーザ発振器と、
    前記ファイバレーザ発振器に前記エアとしてドライエアを供給するエア供給ユニットと、
    前記筐体の前記蓋を外した前記一面の側に、前記筐体の内部空間を外部空間と区画するよう取り付け可能なテントユニットと、
    を含んで構成され、
    前記テントユニットは、第1の端部が前記第3のエア供給路の前記継手に接続可能で、前記第1の端部の反対端の第2の端部にエア吹き出しユニットを備えた第4のエア供給路を備えていることを特徴とするファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム。
  5. 前記テントユニットは、外部から内部へ手を挿通可能な挿入口を有し、前記エア吹き出しユニットは、前記挿入口に向け前記エアを吹き出すことを特徴とする請求項4記載のファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム。
  6. 前記エアは外気よりも低露点のドライエアであることを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載のファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム。
JP2019162638A 2019-09-06 2019-09-06 ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム Active JP7257295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019162638A JP7257295B2 (ja) 2019-09-06 2019-09-06 ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019162638A JP7257295B2 (ja) 2019-09-06 2019-09-06 ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021044279A JP2021044279A (ja) 2021-03-18
JP7257295B2 true JP7257295B2 (ja) 2023-04-13

Family

ID=74863117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019162638A Active JP7257295B2 (ja) 2019-09-06 2019-09-06 ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7257295B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023019300A (ja) * 2021-07-29 2023-02-09 浜松ホトニクス株式会社 ファイバレーザ装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000246133A (ja) 1999-02-26 2000-09-12 Okamura Corp 消音ボックス装置
JP2010148845A (ja) 2008-11-27 2010-07-08 Osakana Kikaku:Kk クリーンボックス及びクリーンボックスの連結システム
CN103022868A (zh) 2012-12-25 2013-04-03 中国电子科技集团公司第十一研究所 一种脉冲光纤激光器
JP2013239696A (ja) 2012-04-16 2013-11-28 Amada Co Ltd ファイバレーザ発振器,ファイバレーザ加工装置,及びファイバレーザ発振器の除湿方法
JP2016015435A (ja) 2014-07-03 2016-01-28 株式会社アマダホールディングス ファイバレーザ発振器,ファイバレーザ加工装置,及びファイバレーザ発振器の除湿方法
JP2017045753A (ja) 2015-08-24 2017-03-02 ファナック株式会社 保守作業用の温度管理機能を有するレーザ装置
JP2017191907A (ja) 2016-04-15 2017-10-19 ファナック株式会社 ファイバレーザ発振器及びこれに搭載可能なクリーンベンチ
US20180097333A1 (en) 2016-09-30 2018-04-05 Nlight, Inc. Fiber laser fiber packaging and thermal management

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE9103371L (sv) * 1991-11-15 1993-03-15 Ventilatorverken Ab Ventilationsfoerfarande foer taelt eller liknande, t ex mobila sjukvaardsenheter, samt medel haerfoer

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000246133A (ja) 1999-02-26 2000-09-12 Okamura Corp 消音ボックス装置
JP2010148845A (ja) 2008-11-27 2010-07-08 Osakana Kikaku:Kk クリーンボックス及びクリーンボックスの連結システム
JP2013239696A (ja) 2012-04-16 2013-11-28 Amada Co Ltd ファイバレーザ発振器,ファイバレーザ加工装置,及びファイバレーザ発振器の除湿方法
CN103022868A (zh) 2012-12-25 2013-04-03 中国电子科技集团公司第十一研究所 一种脉冲光纤激光器
JP2016015435A (ja) 2014-07-03 2016-01-28 株式会社アマダホールディングス ファイバレーザ発振器,ファイバレーザ加工装置,及びファイバレーザ発振器の除湿方法
JP2017045753A (ja) 2015-08-24 2017-03-02 ファナック株式会社 保守作業用の温度管理機能を有するレーザ装置
JP2017191907A (ja) 2016-04-15 2017-10-19 ファナック株式会社 ファイバレーザ発振器及びこれに搭載可能なクリーンベンチ
US20180097333A1 (en) 2016-09-30 2018-04-05 Nlight, Inc. Fiber laser fiber packaging and thermal management

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021044279A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7257295B2 (ja) ファイバレーザ発振器及びファイバレーザ発振器のメンテナンスシステム
KR101552562B1 (ko) 레이저 가공 시스템용 파티클 석션 장치 및 이를 포함한 레이저 가공 시스템
JP6434443B2 (ja) ファイバレーザ発振器
ITBO20070623A1 (it) Apparecchiatura per il controllo di parti meccaniche con dispositivi ottici, e relativi dispositivo e metodo di protezione
JP6251684B2 (ja) ファイバレーザ加工機、ファイバ接続方法及びファイバレーザ発振器
WO2016088567A1 (ja) ドライ加工装置
JP6069026B2 (ja) 遊技機
JP2015091590A (ja) 熱加工機の集塵装置
JP5170812B2 (ja) 加工機の集塵装置
EP3591459A1 (en) Cache device and liquid crystal screen production line
JP2007106549A (ja) スプライサ装置のクリーナー
JP4185016B2 (ja) レーザ加工副次物の集塵方法及びその装置、レーザ加工装置
JP7221154B2 (ja) 加湿装置
JPH05192783A (ja) レーザ加工装置
JP2000317670A (ja) 集塵装置、集塵方法、レーザ加工装置、およびレーザ加工方法
US20140320634A1 (en) Cleaning system for pinhole camera
JP5986870B2 (ja) 遊技用装置
JP2020001057A (ja) レーザ加工機
JP4478978B2 (ja) 遊技機
JP7164668B1 (ja) 殺菌灯の取付け構造
EP4230339A1 (en) Laser processing device and nozzle inspection method
JP6203917B2 (ja) 遊技用装置
JP7338380B2 (ja) 天吊型空気調和機
JP2005253879A (ja) 遊技機
JP4849575B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7257295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150