JP7255069B1 - 運動用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者が健康で活動的な生活を送れるために歩行能力を改善することを目的とした、同側動作の訓練を、大きな設備を用いることなく、高齢者や初心者が、自宅で簡単に楽しく寛ぎながら、安全に実施できる用具を提供する。【解決手段】長棒状のポールの上端に前方向に緩やかに湾曲した形状のグリップ部を設け、かつ、下端に足または靴を挿入するアブミ部を設けており、前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部と前記ポールとの接続部との間に、縫製した布で形成した連結部を設けた構造としている。着地、および、離地の際、ポールが地面に対して斜めになっても、足または靴の被覆部が地面に対して平行な位置を保つことができ、また、足または靴の端部とポールとの距離が保たれるので、着地の際、ポールが足の上からぶつかって怪我をすることがなく、安全に訓練できる。【選択図】図4

Description

本発明は、身体の同側の手と足を連携して動作する運動(以下、「同側動作」と称する)の訓練、および、支援に用いられる用具に関する。
高齢化社会が進む日本において、高齢者が健康で活動的な生活を送るために、歩行能力の改善、生活行動や日常動作を自由に行うことができる動作能力の改善、健康状態の改善、生きがいや楽しさなど精神・心理面での改善などが図られることが望ましい。
非特許文献1には、こうした心身の生活行動の質的向上を図るためのトレーニング方法の一つとして、「QOMトレーニング」が提案されている。ここで、QOMとはQuality of Motionの略で、運動の質という意味である。「QOMトレーニング」は、歩行動作の改善など日常生活活動にかかわるすべての動作がスムーズに遂行できることを目的としており、神経系のトレーニングを主として、全身の運動での身体操作性機能を高めることに特徴がある。この「QOMトレーニング」の中で、「コアストレッチング・ウォーキング」と称される、足を出した側の膝と腰を前方に運ぶ同側動作が提唱されている。
非特許文献1には、この片側の足、膝、腰を同時に前に出す同側動作を用いることで、同側動作の運動神経回路を刺激し、脳の老化を防ぐ効果があることが述べられている。また、この同側動作を訓練することで、大腰筋を鍛えることができるため、高齢化に伴う歩行能力の衰えを防ぐことができることが述べられている。
非特許文献2には、この「コアストレッチング・ウォーキング」を身につけるために、まず、ナンバ歩きを練習することが良いことが記載されている。ナンバ歩きとは、古武道などにおいて広く知られており、右手、右足、右腰を同時に前方に出し、次に左手、左足、左腰を前方に運んで歩く、すなわち、身体の同側の手足を同時に動作させる同側動作である。
同側動作を訓練するために開発された様々なトレーニングマシンが非特許文献1に記載されているが、これらのトレーニングマシンは、高価で、設置するためにある程度の広さの場所を必要とし、手軽に設置できるものではない。また、感染症などが流行して外出ができない場合などはこのような施設で訓練することができなくなる。
一方、ナンバ歩きと同じような同側動作をする用具として、従来から、例えば、竹馬のような遊具が存在している。竹馬は、足を置く台が地上より高い位置にあり、バランスがとりづらく、高齢者や初心者にとって、転倒する危険性がある。
特許文献1に記載されている発明は、歩行杖の先端に足入具を設けることにより、脚力が衰えた人が、腕の力を用いて杖と足を同時に持ち上げ、歩行を補助するものである。
特許文献1に記載されている発明は、同側動作を訓練することに適したものではなく、例えば、腕の力で足を持ち上げると足が杖の真下に位置するので、着地の際に、杖が足入具の上から足にぶつかり怪我をしたりする危険性がある。また、足入具が足にフィットしてない場合に、足が足入具から外れて訓練ができないなどの問題がある。
特許文献2に記載されている発明は、歩行杖の一端をリング状の構成とし、その中に足を挿入して、リング状の端部を足で踏んで抑えて杖が倒れることを防ぎながら、両手を自由に使うことができるようにしたものである。
特許文献2に記載されている発明も、同側動作を訓練することに適したものではなく、リング状の端部は杖を支えるために高い剛性が必要となり、大きさが違う足にはフィットしていないので、足がリング状の端部から外れて訓練ができないなどの問題がある。
特開2001-238711公報 特開平9-323公報
「健康寿命をのばす認知動作型QOMトレーニング」東京大学教授 小林寛道著 出版社:杏林書院、発行日:2013年1月20日 「ランニングパフォーマンスを高めるスポーツ動作の創造」東京大学教授 小林寛道著 出版社:杏林書院、発行日:2001年11月22日
本発明は、高齢者が健康で活動的な生活を送れるために歩行能力を改善することを目的とした同側動作の訓練を、大きな設備を用いることなく、自宅で寛ぎながら、身体に大きな負担を強いることなく、実施できることができる用具を提供するものである。本発明は、同側動作を訓練することができる、壊れにくく安全に使用できる構造の運動用具を提供するものである。
本発明にかかわる運動用具は、長棒状のポールの上端に前方向に緩やかに湾曲した形状のグリップ部を設け、かつ、下端に足または靴を挿入するアブミ部を設けており、前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部とポールとの接続部との間に連結部を設けた構造となっている。
本発明にかかわる運動用具は、前記連結部が縫製された布で形成されている。
本発明にかかわる運動用具は、前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部の端部に面ファスナーを設けた構造となっている。
本発明にかかわる運動用具は、前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部にバックルを設けた構造となっている。より詳細には、前記帯状の被覆部は、バックルを介して接続された2つの被覆ベルトからなることを特徴とする運動用具である。
本発明にかかわる運動用具は、長棒状のポールの上端に前方向に緩やかに湾曲した形状のグリップ部を設け、かつ、下端に足または靴を挿入するアブミ部を設けており、前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部の内側に緩衝部を設けた構造となっている。
本発明にかかわる運動用具は、長棒状のポールの上端に前方向に緩やかに湾曲した形状のグリップ部を設け、かつ、下端に足または靴を挿入するアブミ部を設けており、前記ポールが前記アブミ部に対して回転できるよう、前記アブミ部に形成された貫通孔に嵌合されるジョイントと前記ポールが接続された構造となっている。
本発明の運動用具のアブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部と前記ポールとの接続部との間に連結部を設けた構造であるため、連結部を介して足または靴の被覆部とポールとの接続部がそれぞれ独立して動くことが可能となり、足または靴が着地、および離地する際に、ポールが地面に対して斜めに置かれても、足または靴の被覆部が地面に対して平行な位置を保つことができるので、安定かつ快適に訓練ができる。また、連結部によって、足または靴の端部とポールとの距離が保たれるので、着地の際、ポールが足の上からぶつかって怪我をすることがなく、安全に訓練できる。
本発明の運動用具のアブミ部の連結部が縫製された布で形成されているため、連結部がねじれることで足または靴の被覆部とポールとの接続部がそれぞれ独立して動くことができる。また、連結部の布を重ね合わせて縫製することで適度な強度にすることができるので、激しい運動をしても連結部が折れ曲がったりすることなく、足または靴の端部とポールとの距離を保つことができ、安全に訓練できる。
本発明の運動用具のアブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部の端部に面ファスナーを設けた構造であるため、足または靴の大きさの違いに関わらず、足または靴をアブミに固定できるので、激しい運動をしても、足または靴がアブミから外れることがなく、安全に訓練することができる。
本発明の運動用具のアブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部にバックルを設けた構造であり、当該帯状の被覆部は、バックルを介して接続された2つの被覆ベルトからなることを特徴とし、足または靴を容易にしっかりとアブミに固定できる。
本発明の運動用具のアブミ部の足の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部の内側に緩衝部を設けた構造であるため、足の土踏まずの部分に空隙を作ることなくアブミが足を被覆できるので、使用時に足が被覆部の中で回転したり、ずれたりしたりすることがなく、快適、かつ安全に訓練することができる。
本発明の運動用具のアブミ部のポールとの接続部が、前記アブミ部に形成された貫通孔に嵌合されるジョイントと前記ポールが接続された構造であることにより、ポールがアブミ部に対して左右に回転できるため、足または靴を前後左右に踏み出す際に手首の向きを一定に保ちながら訓練することができる。ポールがアブミ部に対して回転する機構を単純な構造で実現できるため、激しい運動をしても壊れにくく、安全に訓練ができる。
本発明を実施するための形態の第一の例を示す、左右一対の運動用具の全体斜視図である。 本運動用具の使用状態を示す図である。 本運動用具のアブミ部の構造を示す斜視図である。 本運動用具のアブミ部の構造を示す図であり、図3のA-A線における断面図である。 本運動用具のアブミ部の底部を上面からみた平面図である。 本発明を実施するための形態の第二の実施例のアブミ部の構造を示す斜視図である。 本発明を実施するための形態の第二の実施例のアブミ部の構造を示す図であり、図5のB-B線における断面図である。 本発明を実施するための形態の第二の実施例のアブミ部の使用状態を示す図である。
図1は、本発明を実施するための形態の第一の例を示す、左右一対の運動用具の全体斜視図である。ポリ塩化ビニル製の中空パイプポール1の上端部が緩やかに前方に湾曲し、上端部が弾力性を有するウレタン製のグリップカバーで被覆されたグリップ部2が形成されている。ポールの下端には足をまたは靴を挿入するアブミ部3が設けられている。本発明の運動用具の全長は100~140cm程度である。
図2は本発明の運動用具を歩行訓練に用いた場合の使用状態を示す図である。この図を用いて、屋内で素足、あるいは靴下をはいた状態で、本運動用具を使用して行う同側型歩行の訓練方法を以下に説明する。本運動用具を装着する際は、安全のために椅子に腰かけた状態で装着する。本運動用具を、ポール1が足の外側に位置するように置き、左右のアブミ部3に、それぞれ、左右の足を挿入する。アブミ部の被覆ベルト7の端部に設けた面ファスナー10を使って、隙間なく足を被覆する。グリップ部2を左右それぞれの手で握りながら直立する。
この状態から、右足を前に踏み出すと、アブミ部3とグリップ部2がポール1を介して連結されているため、右足とともに強制的に右手も前に出る。次に、左足を前に踏み出すと、同様にして左手も左足と一緒に前に出る。この動作を交互に繰り返すことにより、同側型歩行運動を訓練することができる。これにより、非特許文献1に記載されている同側動作の運動神経回路を形成するための基本動作を訓練することができる。
さらに、本運動用具を用いて右手と右足を前方に大きく踏み出すと、右腰を回転させて前方に押し出す形となる。同様に左足を前方に大きく踏み出すと左腰を回転させて前方に押し出す形となる。このようにして、本運動用具を用いると、非特許文献1に記載されている、同側の足、膝、腰を連動させた同側動作を行うことができ、歩行運動に用いられる大腰筋を維持強化する訓練が可能となる。
本発明の運動用具のポール1は、ポリ塩化ビニル製の外径18mm、内径13mmの中空パイプであり、ポールに前後左右方向から力が加わる時に、ポールがしなるので、転倒などにより足や膝がポールと接触した場合に、足や膝に与える衝撃が緩和される。
また、ポール1の上端部は、前方向に楕円の円弧状に湾曲し、先端部が地面に対して平行な向きに位置する構造となっている。このため、ポールの上端部を手で握ると、親指の根元の向きが腕の向きと同じになり、腕が前に伸びた状態となる。また、ポールの中間部を手で握ると親指の根元が腕と直行した通常の杖を突く状態と同じになる。ポールの先端部が、緩やかに曲率が変化する形状となっているため、自分に合った手首の角度でポールを握ることで、快適に効果的に訓練ができる。
また、前記グリップ部2をウレタン樹脂などの弾性素材で表面を被覆しているため、グリップ部2を握る手の感触が脳に適度の刺激を与え、訓練の効果を高めることができる。
図3は、本運動用具のアブミ部3の斜視図である。
また、図4は、本運動用具のアブミ部3の図3のA-A線における断面図である。
アブミ部3は、足の甲、側面、底部を帯状に覆う被覆ベルト7aと7bで構成される被覆部4と、ポール1と接続するジョイント9を載置する接続部5と、被覆部4と接続部5の間に設けた連結部6とで構成されている。
図5は、本運動用具のアブミ部の底部を上面からみた平面図である。アブミ3の底部は、被覆部4、接続部5、連結部6とも共通で、被覆ベルト7に用いる材料と同じ布を用い、長さ170mm、幅44mm、厚さ1mmの布製の生地を二重に重ねて縫製する。被覆部4、接続部5、連結部6の長さはそれぞれ、110mm、50mm、10mmであり、各部を縫製箇所13のように矩形状に裁縫している。
アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆ベルト7の端部に面ファスナー10が設けられているので、足または靴の大きさの違いに関わらず、被覆ベルト7が足または靴を隙間なく覆うので、激しい運動をしても、足または靴がアブミから外れることがなく、安全に訓練することができる。
足または靴が、着地、および離地する際、連結部6がねじれる状態になるため、ポール1が地面に対して45度程度傾いた場合でも、被覆ベルト7が、足を強度に圧迫することなく、地面に対して平行な位置を保つことができるので、快適、かつ安定に訓練ができる。
連結部6は、布を重ねて縫製しているため十分な強度を持ち、激しい運動をしても折れ曲がることがなく、足または靴の端部とポールとの距離が保たれるので、着地時に足とポール1がほぼ同時に着地し、ポール1が足の上からぶつかって怪我をするようなことがなく、安全に訓練ができる。
連結部6は、縫製した布以外にも、伸縮性が小さく弾力性があるゴムなどの材料を用いても同様な効果がある。また、例えば木製などの剛性の材料を用いる場合でも、被覆部4に対して接続部5が回転できる機構を有すれば同様な効果が得られると考える。
被覆ベルト7の底の部分の厚みが2mm程度と薄いので、本発明の運動用具を素足で使用しても、被覆ベルトと床面との段差は特に気にならず、快適に訓練できる。
被覆ベルト7の内側の足の土踏まずに接触する部分には、布を重ねて縫製して形成した緩衝部11を設けているので、足の土踏まずの部分に空隙を作ることなく被覆ベルト7が足にフィットし、装着感が高まるとともに、使用時に足が被覆ベルト4の中で回転したり、ずれたりすることがないため、快適に安全に訓練することができる。また、緩衝部11を設けたことにより、土踏まずの部分への刺激が脳に伝わり、訓練の効果を高めることができる。
緩衝部11は、縫製した布以外に、例えば、スポンジのような弾力性がある材料を用いる場合でも、同様な効果が得られると考えられる。
アブミ部3のポール1との接続部5に設けたジョイント9は、直径26mm、高さ3mmの円盤の上に、同軸上に直径12.9mm、高さ27mmの円柱を一体として形成した構造である。ジョイント9の上部の円柱部の外径は、ポール1に挿入できるように、ポール1の内径13mmより0.1mm小さい構造としている。ジョイント9はABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンを用いた共重合合成樹脂)樹脂を用い三次元造形法により作成した。
ジョイント9の上部の円柱部のみを貫通させられる直径14mmの貫通孔8を形成した被覆ベルト7でジョイント9を上から覆った後、アブミ3の底部の被覆ベルトとジョイント9を覆う上部の被覆ベルトとを縫製し、被覆ベルト7の内部にジョイント9が嵌合された構造を形成している。ジョイント9は、被覆ベルト7とは接続されていないので、被覆ベルト7の上で自由に回転できる。被覆ベルト7に形成した貫通孔8には、ハトメ12を形成し、被覆ベルト7の貫通孔の近傍の布が切れたりして、ジョイント9が被覆ベルト7から外れ出ることを防いでいる。
ジョイント9は上部の円柱部に接着剤を塗布した後、ポール1に挿入して接着する。このようにして、ジョイント9がポール1と一体となって、アブミ部3に対して左右に回転する機構を実現できる。これにより、アブミ部3に挿入した足を前後方向、横方向、斜め前方向など様々な方向に踏み出しても、手首の向きを一定に保ちながら訓練することが可能となる。また、このような回転機構を、ポール1とアブミ部3の接続部に設けたことにより、本運動用具が単純な構造となり、高い耐久性を有し、また、製造コストを下げることができる。
ジョイント9は、固くて壊れにくく、ポールと接着性の高い材料であれば、ABS以外の、例えば、POM(ポリアセタール・ポリオキシメチレン)やPETG(グリコール変性ポリエチレンテレフタレート)など他の樹脂を用いる場合でも同様な効果が得られる。また、切削法など他の製造方法を用いて製造しても同様な効果が得られる。
図6は、本発明を実施するための形態の歩行訓練器具の第二の実施例のアブミ部を示す図である。また、図7は、図6のB-B線における断面図である。
アブミ部3の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆ベルト7aと7bが、バックル14を介して接続する構造となっている。被覆ベルト7aと、7bがバックルを介して折り返し、被覆ベルト7bは縫合部15で縫合されている。片側の被覆ベルト7aは同じくバックル14を通して折り返し、足や靴をしっかりとアブミに固定できる位置で、面ファスナー10で結合される。それぞれの被覆ベルト7aと7bがバックル14を介して接続されているため、両側の被覆ベルトの向きが自動的に合わさった状態となる。このため、アブミ部3に足、または、靴を固定する際、片手で被覆ベルト7aを引っ張り、面ファスナー10で固定することで、容易にしっかりと足、または靴をアブミ部3に固定することができる。縫合部15と面ファスナー10については、7aあるいは7bのいずれにあっても良く、適宜どちらかに配置することができる。
本運動用具は、歩行運動のみならず、例えば、身体のストレッチ運動や、ジャンプや舞踏などのより動きの激しい運動、ラジオ体操など様々な身体の運動に使用することができる。また、屋内での使用に限らず屋外での利用も可能である。
本運動用具は、高齢者や初心者が、同側運動を、特別な施設を訪れることなく、自宅で簡単に楽しく寛ぎながら、安全に実施できる用具を提供するものである。その結果、高齢者が歩行能力を維持改善し、健康で自立した、生きがいのある生活を営むことができるようになることが期待できる。本運動用具を用いて、同側動作の運動をさらに広く普及させることで、幸福で豊かな高齢化社会を実現することが期待できる。
1 ポール
2 グリップ部
3 アブミ部
4 アブミ部の被覆部
5 アブミ部のポールとの接続部
6 アブミ部の連結部
7 被覆ベルト
7a 足の外側の被覆ベルト
7b 足の内側でポールに近い側の被覆ベルト
8 被覆ベルトの貫通孔
9 ジョイント
10 被覆ベルトの面ファスナー
11 アブミ部の緩衝部
12 ハトメ
13 アブミ底部の主な縫製箇所
14 被覆ベルトのバックル
15 被覆ベルトの縫合部

Claims (5)

  1. 長棒状のポールの上端に前方向に緩やかに湾曲した形状のグリップ部を設け、かつ、下端に足または靴を挿入するアブミ部を設けており、前記ポールが前記アブミ部に対して回転できるよう、前記アブミ部に形成された貫通孔に嵌合されるジョイントと前記ポールが接続された構造であることを特徴とする運動用具。
  2. 請求項1に記載の運動用具において、
    前記アブミ部が縫製された布で形成されていることを特徴とする運動用具。
  3. 請求項1に記載の運動用具において、
    前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部の端部に面ファスナーを設けた構造であることを特徴とする運動用具。
  4. 請求項1に記載の運動用具において、
    前記アブミ部は、バックルを介して接続された2つの被覆ベルトからなることを特徴とする運動用具。
  5. 請求項1に記載の運動用具において
    前記アブミ部の足または靴の甲、側面、底面を覆う帯状の被覆部の内側に緩衝部を設けた構造であることを特徴とする運動用具。
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