JP7254480B2 - モータ駆動システム、モータ駆動方法、及び車両 - Google Patents
モータ駆動システム、モータ駆動方法、及び車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7254480B2 JP7254480B2 JP2018207756A JP2018207756A JP7254480B2 JP 7254480 B2 JP7254480 B2 JP 7254480B2 JP 2018207756 A JP2018207756 A JP 2018207756A JP 2018207756 A JP2018207756 A JP 2018207756A JP 7254480 B2 JP7254480 B2 JP 7254480B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- switching
- period
- motor
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
並列接続(a):合成インダクタンスは、増加。NT特性は、高速かつ低トルク。
直列接続(b):合成インダクタンスは、低減。NT特性は、低速かつ高トルク。
・図4の時刻t3において、Iuがゼロになり(符号45u)、故に、接点切換制御部6が、U相に対応した接点切換構造5u3に、切換指令を発行する(SuをHレベルに変更する)。
・図4の時刻t4において、Iwがゼロになり(符号45w)、故に、接点切換制御部6が、W相に対応した接点切換構造に、切換指令を発行する(SwをHレベルに変更する)。
・図4の時刻t5において、Ivがゼロになり(符号45v)、故に、接点切換制御部6が、V相に対応した接点切換構造に、切換指令を発行する(SvをHレベルに変更する)。
(a) Q1のみON:Iuは増加。
(b) Q2のみON:Iuは減少。
(c) Q1およびQ2ともにOFF:Iuはゼロ方向に変化し、ゼロを維持。
・180度通電方式と120度通電方式のいずれの方式でインバータ2が駆動されているときに接点切換を行うかが、デッドタイムと、基本波周期の1/6との関係に依存する。具体的には、例えば、各相について、基本波周期の1/6よりもデッドタイムの方が長い場合、180度通電方式でインバータ2が駆動される間に、切換指令が発行される。一方、各相について、デッドタイムよりも基本波周期の1/6の方が短い場合、120度通電方式でインバータ2が駆動される間に、切換指令が発行される。これにより、接点切換タイミングの許容誤差が広がる。
・180度通電方式と120度通電方式のいずれの方式でインバータ2が駆動されているときに接点切換を行うかが、デッドタイムと、接点切換構造が巻線接点切換に要する時間との関係に依存する。具体的には、例えば、各相について、接点切換構造が巻線接点切換に要する時間がデッドタイムよりも短い場合、180度通電方式でインバータ2が駆動される間に、切換指令が発行される。一方、各相について、接点切換構造が巻線接点切換に要する時間はデッドタイム以上の場合、120度通電方式でインバータ2が駆動される間に、切換指令が発行される。これにより、接点切換タイミングの許容誤差が広がる。接点切換構造として、半導体スイッチ素子を含んだ構造と、機械式のスイッチを含んだ構造とが考えられる。前者の構造の場合、180度通電方式でインバータ2が駆動される間に切換指令が発行されることが好ましく、後者の構造の場合、120度通電方式でインバータ2が駆動される間に切換指令が発行されることが好ましい。
・図9の(a)の通り、個々の鉄道車両8内の個々のモータ5。この場合、モータ単位での脈動抑制が行われる。すなわち、個々の鉄道車両8について、接点切換によるモータ5のトルク脈動が同時に発生することを防止することができる。
・図9の(b)の通り、個々の鉄道車両8内の全てのモータ5。この場合、鉄道車両単位での脈動抑制が行われる。すなわち、列車全体について、接点切換によるモータ5のトルク脈動が同時に発生することを防止することができる。
5…モータ
150…制御部
Claims (14)
- 複数の巻線と切換指令に応答して巻線接点切換を行う接点切換構造とを相別に有するモータと、直流電源からの直流電力を交流電力に変換し当該交流電力を前記モータに供給することで前記モータを駆動するインバータと、前記モータの前記接点切換構造に切換指令を発行することを各相について行う制御部とを備えるモータ駆動システムにおいて、
前記インバータは、相別に、二つ以上のスイッチング素子で構成されたレグを有し、
相別に、
前記制御部は、当該相に対応したレグに属する各スイッチング素子について、当該スイッチング素子をON/OFFするタイミングを制御するようになっており、
当該相に対応したレグに属する各スイッチング素子は、当該レグに属する他のスイッチング素子と異なるタイミングで前記制御部によりONにされるようになっており、
当該相に対応したレグに属する全てのスイッチング素子がOFFである場合、前記複数の巻線への電流は所定値方向に変化するようになっており、
前記制御部は、各相について、当該相に対応したレグに属する全てのスイッチング素子がOFFである期間である全OFF期間のうち当該相に対応した前記複数の巻線への電流が前記所定値以下となっている期間である該当期間を特定し、当該特定された該当期間において前記切換指令を発行する、
ことを特徴とするモータ駆動システム。 - 前記制御部は、相別に、当該相に対応した前記複数の巻線への電流が前記所定値になるタイミングに基づいて、当該相に対応したレグにおける少なくとも一つのスイッチング素子をON/OFFするタイミングを調整することで、当該相に対応した前記該当期間を延長する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 前記制御部は、各相について、180度通電方式あるいは120度通電方式で前記インバータが駆動される間に、前記切換指令を発行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 各相について、基本波周期の1/6よりも前記全OFF期間の方が長く、
前記制御部は、各相について、180度通電方式で前記インバータが駆動される間に、前記切換指令を発行する、
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動システム。 - 各相について、前記全OFF期間よりも基本波周期の1/6の方が短く、
前記制御部は、各相について、120度通電方式で前記インバータが駆動される間に、前記切換指令を発行する、
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動システム。 - 各相について、前記接点切換構造が前記巻線接点切換に要する時間は前記全OFF期間よりも短く、
前記制御部は、各相について、180度通電方式で前記インバータが駆動される間に、前記切換指令を発行する、
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動システム。 - 各相について、前記接点切換構造が前記巻線接点切換に要する時間は前記全OFF期間以上であり、
前記制御部は、各相について、120度通電方式で前記インバータが駆動される間に、前記切換指令を発行する、
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動システム。 - 前記制御部は、各相について、
前記巻線接点切換後の前記複数の巻線の誘導起電力を推定し、
前記推定された誘導起電力が前記インバータの受電電圧以下である場合に限り、前記切換指令を発行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 前記制御部は、各相について、前記複数の巻線の接続が直列接続であるか並列接続であるかに応じて、前記インバータの当該相の出力電圧を違える、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 前記制御部は、各相について、前記インバータの当該相の出力電圧と、出力電圧を入力とし推定電流を出力とした情報であり前記モータの特性を表す情報であるモータモデルとを用いて、当該相に対応した前記複数の巻線への電流を推定し、
各相について、前記該当期間は、当該相について前記推定された電流が前記所定値以下となっている期間である、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 前記制御部は、入力されたd軸電流指令が表す電流とq軸電流指令が表す電流を二相三相座標変換することで、三相の各々について電流を推定し、
各相について、前記該当期間は、当該相について前記推定された電流が前記所定値以下となっている期間である、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 複数のモータ群を構成する複数の前記モータがあり、
前記複数のモータ群の各々は、一つ以上のモータであり、
前記制御部は、前記複数のモータの各々についての各相の前記接点切換構造を制御する対象のモータ群を、順次に切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。 - 複数の巻線と切換指令に応答して巻線接点切換を行う接点切換構造とを相別に有し直流電源からの直流電力がインバータにより変換された交流電力を受けることで駆動するモータのモータ駆動方法において、
前記インバータは、相別に、二つ以上のスイッチング素子で構成されたレグを有しており、
相別に、当該相に対応したレグに属する各スイッチング素子について、当該スイッチング素子をON/OFFするタイミングを制御するようになっており、
当該相に対応したレグに属する各スイッチング素子は、当該レグに属する他のスイッチング素子と異なるタイミングでONにされるようになっており、
当該相に対応したレグに属する全てのスイッチング素子がOFFである場合、前記複数の巻線への電流は所定値方向に変化するようになっており、
各相について、
当該相に対応したレグに属する全てのスイッチング素子がOFFである期間である全OFF期間のうち当該相に対応した前記複数の巻線への電流が前記所定値以下となっている期間である該当期間を特定し、
当該特定された該当期間において前記切換指令を発行する、
ことを特徴とするモータ駆動方法。 - 請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載のモータ駆動システムを備えたことを特徴とする車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018207756A JP7254480B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | モータ駆動システム、モータ駆動方法、及び車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018207756A JP7254480B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | モータ駆動システム、モータ駆動方法、及び車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020072632A JP2020072632A (ja) | 2020-05-07 |
JP7254480B2 true JP7254480B2 (ja) | 2023-04-10 |
Family
ID=70548224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018207756A Active JP7254480B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | モータ駆動システム、モータ駆動方法、及び車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7254480B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200439A (ja) | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Panasonic Corp | 洗濯機用モータ駆動装置およびこれを用いた洗濯機 |
WO2018078843A1 (ja) | 2016-10-31 | 2018-05-03 | 三菱電機株式会社 | 電動機駆動装置及び空気調和機 |
WO2018147054A1 (ja) | 2017-02-08 | 2018-08-16 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブラシレスモータ |
-
2018
- 2018-11-02 JP JP2018207756A patent/JP7254480B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200439A (ja) | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Panasonic Corp | 洗濯機用モータ駆動装置およびこれを用いた洗濯機 |
WO2018078843A1 (ja) | 2016-10-31 | 2018-05-03 | 三菱電機株式会社 | 電動機駆動装置及び空気調和機 |
WO2018147054A1 (ja) | 2017-02-08 | 2018-08-16 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブラシレスモータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020072632A (ja) | 2020-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10158317B2 (en) | Control apparatus for AC motor | |
KR101245961B1 (ko) | 전력 변환 장치 | |
JP5569606B1 (ja) | インバータ装置および電動機ドライブシステム | |
JP6673186B2 (ja) | 電力変換器制御装置 | |
KR102066364B1 (ko) | 전력 변환 장치 및 전동 파워 스티어링 장치 | |
JP5733326B2 (ja) | 電流形インバータ装置 | |
CN107112928B (zh) | 具有并联驱动器的输送系统 | |
US10027271B2 (en) | Rotating electrical machine control device | |
JP6046446B2 (ja) | ベクトル制御装置、およびそれを用いたモータ制御装置、空調機 | |
WO2014024460A1 (ja) | モータ制御装置 | |
EP2860861A2 (en) | Current source inverter device | |
WO2017130447A1 (ja) | 電力変換装置及び回転電機駆動装置 | |
JP6742393B2 (ja) | 電力変換装置、発電電動機の制御装置、および、電動パワーステアリング装置 | |
JP6994968B2 (ja) | Srモータ制御システム | |
JP2002300800A (ja) | 電力変換装置 | |
US11677309B2 (en) | Inverter device | |
JP7254480B2 (ja) | モータ駆動システム、モータ駆動方法、及び車両 | |
JP2018148689A (ja) | 電力変換器制御装置 | |
WO2021200389A1 (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法 | |
JP5482041B2 (ja) | 電動機の制御装置 | |
JP2005168140A (ja) | モータ制御装置及びその制御方法 | |
JP7104642B2 (ja) | 回転電機の駆動装置 | |
JP5473071B2 (ja) | 負荷制御装置 | |
JP6681266B2 (ja) | 電動機の制御装置及びそれを備えた電動車両 | |
KR101901544B1 (ko) | 모터 제어 장치와 모터 제어 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7254480 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |