JP7254444B2 - 金属配線の製造方法及び金属配線製造装置 - Google Patents
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本発明の一態様の金属配線製造装置は、複数の光源と、前記複数の光源から出射された各光線を、金属粒子を含む被処理層に集束するように制御するための前記光源と前記被処理層との間に配設された集束制御部と、集束した前記光線を走査させる光線走査部と、を有し、集束した前記光線を前記被処理層に、折り返し光を照射して、前記金属粒子を焼結することを特徴とする。また、前記光線は、走査線をオーバーラップさせながら照射される、ことが好ましい。
以下、本実施の形態の金属配線の製造方法について説明する。図1は、本実施の形態に係る金属配線の製造方法を説明するための、金属配線製造装置の一部を簡略化して示した模式図である。図2は、本実施の形態に係る金属配線の製造方法及び金属配線製造装置に適用される集束制御部の一例を示す模式図である。
図2Aでは、集束制御部60として、波長選択部材61を用いた。波長選択部材61は、特定波長域の光を反射し、その他の波長域の光を透過する。波長選択部材61により、レーザ光53、54のうち、一方のレーザ光53を透過させ、他方のレーザ光54を反射させ、複数のレーザ光53、54を同一光軸上に重ねることができる。
図2Bでは、集束制御部60として、反射偏光板62を用いた。反射偏光板62は、S偏光及びP偏光のいずれか一方を透過させ、他方を反射する。これにより、異なる偏光のレーザ光53、54を、反射偏光板62の位置で集束させ、同一光軸上に光を集めることができる。反射偏光板62を用いる場合は、複数のレーザ光53、54の波長は、互いに同一であっても、互いに異なっていてもどちらでもよい。このように、反射偏光板62を用いた場合、レーザ光53、54の波長に係らず、複数の光を同一の光軸上に重ねて、被処理層11に集束することができる。このため、図2Bの構成では、ある特定波長の光の出力を効果的に高めることができる。
また、集束制御部60としては、入射面と出射面とが形成され、複数の光線を入射面に入射させ、出射面から出射させて、被処理層11に集束する形態とすることができる。この実施の形態では、複数の光は、集束制御部60の位置で屈折し、ちょうど被処理層11の位置で集束するように制御することができる。係る構成では、入射面側に複数の光源を配置でき、簡易な構成で複数の光線を集束することができる。このため、光源の数を容易に増やすことができ、出力を効果的に上げることができる。
例えば、集束制御部60を用いず、複数のレーザ光源51、52からのレーザ光53、54が、被処理層11の位置で集束するように、レーザ光源51、52の傾きや、レーザ光源51、52と被処理層11との距離を適宜調整する集束方法を用いることができる。この構成では、集束制御60が必要ないため、コストを抑えることができる。ただし、図2に示すような集束制御部60を用いることで、容易に且つ精度よく集束させることが可能であるため、集束制御部60を用いることが好ましい。
本実施の形態では、特に光源を限定するものではないが、光源としては、図1に示すように、レーザ光源51、52を用いることが好ましい。これにより、金属粒子の光吸収波長を考慮して、光線としてのレーザ光の波長を自由に選択できる。本実施の形態では、複数のレーザ光を集束させるために、レーザ光源は、複数用いられる。
レーザ光53、54の発光波長を特に限定するものではないが、本実施の形態の金属配線の製造方法では、355nm以上550nm以下の中心波長の光に好ましく適用できる。この範囲の波長のレーザ光53、54を照射することにより、被処理層11に、例えば、銅、銀、金及びアルミニウムなどの金属粒子が含まれていた場合に、これらの金属粒子の焼結に適した波長のレーザ光53、54を、これらの金属粒子の焼結に適した出力で照射して、金属粒子を効果的に焼結できる。また、レーザ光53、54の発光波長は、中心波長が400nm以上532nm以下であることが好ましい。これにより、例えば、被処理層11が酸化銅インク層であるとき、酸化銅インク層に含まれる銅粒子の焼結に適した波長のレーザ光53、54を、銅粒子の焼結に適した出力で照射して、銅粒子を効果的に焼結できる。また、レーザ光53、54の波長は、被処理層11の支持体56が樹脂の場合、例えば、355nm、405nm、445nm、450nm、532nmが好ましい。このように、本実施の形態では、被処理層11が酸化銅インク層であるとき、酸化銅インク層の銅粒子の焼結に適した中心波長が400nm以上532nm以下のレーザ光53、54を、銅粒子の焼結に適した出力で照射できる。
次に、被処理層11について説明する。被処理層11は上記したように、金属粒子を含む層である。
本実施の形態の金属配線の製造方法は、一例として、金属粒子に酸化銅粒子を用いた被処理層11に対して照射する光を、図2Cに示すレンズ62で集束させる。このときの光の波長は400-532nmの連続波(CW)であり、2以上のレーザ光源のレーザ光を集束させて、10-20W程度の出力光で、酸化銅粒子を焼結する。
次に、本実施の形態の金属配線製造装置について説明する。本実施の形態における金属配線製造装置は、複数の光源と、複数の光源から出射された各光線を、被処理層に集束するように制御する集束制御部と、を有することを特徴とする。図4は、本実施の形態にかかる金属配線製造装置の全体を示す模式図である。図5は、本実施の形態に係る金属配線及び光線の走査の一例を示す模式図である。なお、場合によっては、図1や図2も参照して説明する。
集束制御部60については、上記の<金属配線の製造方法>欄で説明したので、詳しくは、そちらを参照されたい。なお、集束制御部60は、図2Aで説明した波長選択部材61、図2Bで説明した反射偏光板62、或いは、図2Cで説明したレンズ63であることが好ましい。
図4に示すように、レーザ光源51から出射されたレーザ光53と、レーザ光源52から出射されたレーザ光54は、上記した集束制御部60で集束され、集束されたレーザ光53、54は光線走査部57の一例であるガルバノスキャナーに入射される。光線走査部57は、X軸ガルバノミラー57a、X軸ガルバノモータ57b、Y軸ガルバノミラー57c及びY軸ガルバノモータ57dを具備する。また、図示されないfθレンズやZ軸調整用駆動レンズを具備してもよい。
次に、上記した金属配線の製造方法にて形成された金属配線について説明する。例えば、図3に示す酸化銅インクに、集束させた光を照射する。これにより、酸化銅量子が銅粒子に還元される。このように酸化銅粒子が還元された銅粒子を還元銅という。また、このとき、リン含有有機物は、リン酸化物に変性する。リン酸化物では、上述のエステル塩13bのような有機物は、光線の熱によって分解し、電気絶縁性を示さないようになる。
図6は、本実施の形態に係る金属配線付構造体を示す断面模式図である。図6に示すように、金属配線付構造体20は、支持体(基板)21と、支持体21が構成する面上に、断面視において、酸化銅及びリン含有有機物を含む絶縁領域22と、銅粒子が焼結して形成された金属配線23と、が互いに隣接して配置された単一層24と、を具備する。絶縁領域22は、被処理層11のうち光線が照射されていない領域である。
支持体21は、単一層24を配置するための面を構成するものである。形状は、特に限定されない。
本実施の形態では、単一層24は、絶縁領域22と金属配線23とが混在してなると言える。
絶縁領域22は、酸化銅及びリン含有有機物を含み、電気絶縁性を示す。絶縁領域22は、光照射を受けていない未照射領域と言える。また、絶縁領域22は、光照射によって酸化銅が還元されていない未還元領域とも言える。また、絶縁領域22は、光照射によって焼成されていない未焼成領域とも言える。
金属配線23は、銅を含み、電気導電性を示す。金属配線23は、レーザによる照射を受けた被照射領域と言える。また、金属配線23は、光照射によって酸化銅が還元された還元銅を含む還元領域とも言える。また、金属配線23は、絶縁領域22を光照射によって焼成した焼成体を含む焼成領域とも言える。
以下、本実施の形態に係る金属配線付構造体20の各構成について具体的に説明する。しかし、各構成は、以下に挙げる具体例に限定されるものではない。
支持体の具体例として、例えば、無機材料からなる支持体(以下、「無機支持体」)、または樹脂からなる支持体(以下、「樹脂支持体」という)が挙げられる。
単一層は、酸化銅粒子及びリン含有有機物を含む絶縁領域と、銅を含む金属配線とが混在してなる。
本実施の形態において、酸化銅は、例えば、酸化第一銅及び酸化第二銅を包含する。酸化第一銅は、低温焼結しやすい傾向にあるので特に好ましい。酸化第一銅及び酸化第二銅は、これらを単独で用いてもよいし、これらを混合して用いてもよい。
リン含有有機物は、絶縁領域において電気絶縁性を示す材料である。リン含有有機物は、酸化銅を、支持体に固定できることが好ましい。リン含有有機物は、単一分子であってよいし、複数種類の分子の混合物でもよい。また、リン含有有機物は、酸化銅の微粒子に吸着していてもよい。
(1)ポリオール溶剤中に、水及び銅アセチルアセトナト錯体を加え、一旦有機銅化合物を加熱溶解させ、反応に必要な量の水を更に添加し、有機銅の還元温度に加熱して還元する方法。
(2)有機銅化合物(銅-N-ニトロソフェニルヒドロキシルアミン錯体)を、ヘキサデシルアミン等の保護剤の存在下、不活性雰囲気中で、300℃程度の高温で加熱する方法。
(3)水溶液に溶解した銅塩をヒドラジンで還元する方法。
金属配線における銅は、例えば、銅を含む微粒子同士が互いに融着した構造を示していてもよい。また、微粒子の形状が無く、全てが融着した状態になっていてもよい。さらに、一部分は微粒子の形状であって、大部分は融着した状態であってもよい。
本実施の形態に係る金属配線付構造体の製造方法においては、例えば、まず、酸化銅粒子を含む被処理層を有する支持体を用意する。例えば、まず、支持体(支持体)が構成する面上に、酸化銅粒子及びリン含有有機物を含む被処理層(酸化銅インク層)を配置する。この方法としては、(a)酸化銅粒子及びリン含有有機物を含有する分散体(酸化銅インク)を塗布する方法、(b)酸化銅粒子を散布し、次いでリン含有有機物を塗布する方法、(c)リン含有有機物を塗布し次いで酸化銅粒子を散布する方法等が挙げられる。以下、(a)の方法を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
次に、まず分散体の調製方法について説明する。まず、酸化銅粒子をリン含有有機物と共に分散媒に分散させた酸化銅分散体(酸化銅インク)を調製する。
上述のような支持体の表面に、本実施の形態に係る分散体からなる薄膜(以下、被処理層という)を形成する。より具体的には、例えば、分散体を支持体上に塗布し、必要に応じて乾燥により分散媒を除去し、被処理層を形成する。当該被処理層の形成方法は、特に限定されないが、ダイコート、スピンコート、スリットコート、バーコート、ナイフコート、スプレーコート、ディツプコート等の塗布法を用いることができる。これらの方法を用いて、支持体上に均一な厚みで分散体を塗布することが望ましい。
本実施の形態では、酸化銅粒子を還元し、銅粒子を生成させると共に、生成された銅粒子同士の焼結(融着)による一体化が生じる条件下で加熱処理を施し、金属配線を形成する。この処理を焼成処理と呼ぶ。
<酸化第一銅分散液>
蒸留水(共栄製薬株式会社製)7560g、1,2-プロピレングリコール(関東化学株式会社製)3494gの混合溶媒中に酢酸銅(II)一水和物(関東化学株式会社製)806gを溶かし、外部温調器によって液温を-5℃にした。ヒドラジン一水和物(東京化成工業株式会社製)235gを20分間かけて加え、30分間攪拌した後、外部温調器によって液温を25℃にし、90分間攪拌した。攪拌後、遠心分離で上澄みと沈殿物に分離した。得られた沈殿物390gに、DISPERBYK-145(ビッグケミー製)13.7g(分散剤含有量4g)、サーフロンS611(セイミケミカル製)54.6g、及びエタノール(関東化学株式会社製)907gを加え、ホモジナイザを用いて分散し、酸化第一銅分散液1365gを得た。
標準添加法によりヒドラジンの定量を行った。
酸化銅インクの平均粒子径は大塚電子製FPAR-1000を用いてキュムラント法によって測定した。
得られた分散液を、ポリイミドフィルム(東レ・デュポン社製、カプトン500H、厚み125μm)にスピンコート法によって塗布し、40℃のオーブンで2時間保持して溶媒を揮発させて、試料1の塗布膜を得た。得られた試料1の塗膜厚の厚みは、略1000nmであった。
レーザ光源として、連続波発振(Continuous Wave:CW)、中心波長445nm、出力2.0Wの半導体レーザを2式用意した。集束制御部において、凹レンズを用意した。2式のレーザ光線を1つの凹レンズに入射させ、略1つのレーザ光線に集束するように調整して結合レーザ光線を得た。更に、結合レーザ光線をガルバノスキャナーに入射させ、前述の試料1の塗布膜表面に焦点が合うように調節した。結合レーザ光線の出力を測定した結果、3.6Wであった。
大きさが異なる長方形状の領域(主走査方向、例えばX軸方向)を組み合わせたパターンデータを準備し、金属配線製造装置に入力した。パターンデータは、主走査方向の長さがL1=20mm、L2=10mmで、主走査方向に垂直な方向の長さ(幅とする)はそれぞれ3mmである。走査周期(F)が15Hzになるように下記の通り走査速度(V1、V2)を算出させ、走査速度制御しながら結合レーザ光線を走査した。
走査速度V1 = F × L1 = 300mm/s
走査速度V2 = F × L2 = 150mm/s
また、結合レーザ光線を主走査方向に往復走査させるときに、走査線をオーバーラップ率=96%になるように主走査方向に垂直な方向の移動ピッチを制御した。
得られた導電性パターンを、L1=20mm、幅3mmと、L2=10mm、幅3mmの領域で切断し、4端子測定法で比抵抗値を評価した結果、導電性パターンの長さに依らず略50μΩcmであり、金属配線として使用するのに十分に低抵抗であった。
得られた導電性パターンの表面を光学顕微鏡で観察した。結合レーザ光線の走査線が、13.2μmの間隔で確認できた。また、導電性パターンの走査終端部のオーバーラップしていない部分の軌跡の幅は320μmであった。下記の式によりオーバーラップ率を計算すると、95.9%であった。
(オーバーラップ率)=(320μm-13.2μm)÷320μm
レーザ光源として、連続波発振(Continuous Wave:CW)、中心波長532nm、レーザ光線出力3.0Wのレーザを2式用いて、走査周期(F)が20Hzになるように走査速度(V)を算出させ、走査速度制御しながら結合レーザ光線を走査した。結合レーザ光線の出力を測定した結果、5.3Wであった。
レーザ光源として、連続波発振(Continuous Wave:CW)、中心波長445nm、出力2.0Wの半導体レーザを2式用意した。集束制御部において、反射偏光板としてワイヤグリッド偏光子(旭化成株式会社製)を用意した。図2Bにあるように、ワイヤグリッド偏光子の一方の面からレーザ光線を入射して透過させ、他方の面にもう一方のレーザ光線を入射して反射させた。このとき、それぞれのレーザ光線は互いに偏光が直行するように偏光成分を調整した。また、2本のレーザ光線が略1つのレーザ光線になるように調整して結合レーザ光線を得た。更に、結合レーザ光線をガルバノスキャナーに入射させ、前述の試料1の塗布膜表面に焦点が合うように調節した。結合レーザ光線の出力を測定した結果、3.3Wであった。
レーザ光源として、連続波発振(Continuous Wave:CW)、中心波長445nm、出力2.0Wの半導体レーザ光源を1式と、中心波長532nm、出力2.0Wのレーザ光源を1式、を用意した。集束制御部において、波長選択部材としてダイクロイックミラー(シグマ光機株式会社:SDM515S)を用意した。図2Aにあるように、一方の面から波長532nmのレーザ光線を入射して透過させ、他方の面に波長445nmのレーザ光線を入射して反射させた。このとき、2本のレーザ光線が略1つのレーザ光線になるように調整して結合レーザ光線を得た。更に、結合レーザ光線をガルバノスキャナーに入射させ、前述の試料1の塗布膜表面に焦点が合うように調節した。結合レーザ光線の出力を測定した結果、3.5Wであった。
複数のレーザ光線を集束させずに、中心波長445nm、出力2.0Wの半導体レーザ1式をレーザ光源に用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で、試料1の塗布膜表面にレーザ光線を照射した。酸化第一銅は完全な還元が生じておらず、導電性パターンを得ることができなかった。
11 被処理層
12 酸化銅粒子
13 リン酸エステル塩
20 金属配線付構造体
21、56 支持体
22 絶縁領域
23 金属配線
24 単一層
50 金属配線製造装置
51、52 レーザ光源
53、54 レーザ光
57 光線走査部
60 集束制御部
61 波長選択部材
62 反射偏光板
63 レンズ
Claims (15)
- 複数の光源から出射された各光線を、金属粒子を含む被処理層に集束するように、前記光源と、前記被処理層との間に配設される集束制御部を用いて制御して、
集束した前記光線を、光線走査部により走査して、前記被処理層に、折り返し光を照射して、前記金属粒子を焼結することを特徴とする金属配線の製造方法。 - 前記光線は、走査線をオーバーラップさせながら照射される、請求項1に記載の金属配線の製造方法。
- 前記金属粒子は、銅、銀、金及びアルミニウムからなる群から選択される少なくとも一つを含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金属配線の製造方法。
- 前記金属粒子は、酸化銅粒子であることを特徴とする請求項3に記載の金属配線の製造方法。
- 集束した前記光線は、ガルバノミラーにより走査されながら、前記被処理層に照射され、前記光線の熱によって、前記酸化銅粒子が銅粒子に変化すると共に焼結する、請求項4に記載の金属配線の製造方法。
- 前記被処理層を、前記酸化銅粒子及び分散剤を含む分散体を用いて形成することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の金属配線の製造方法。
- 前記被処理層は、さらにリン含有有機物を含む、請求項1から請求項6のいずれかに記載の金属配線の製造方法。
- 複数の光源と、前記複数の光源から出射された各光線を、金属粒子を含む被処理層に集束するように制御するための前記光源と前記被処理層との間に配設された集束制御部と、集束した前記光線を走査させる光線走査部と、を有し、
集束した前記光線を前記被処理層に、折り返し光を照射して、前記金属粒子を焼結することを特徴とする金属配線製造装置。 - 前記光線は、走査線をオーバーラップさせながら照射される、請求項8に記載の金属配線製造装置。
- 前記集束制御部において、少なくとも一つの前記光線を透過させ、残りの前記光線を反射させて、前記被処理層に集束することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の金属配線の製造方法又は金属配線製造装置。
- 前記集束制御部は、波長選択部材であることを特徴とする請求項10に記載の金属配線の製造方法又は金属配線製造装置。
- 前記集束制御部は、反射偏光板であることを特徴とする請求項10に記載の金属配線の製造方法又は金属配線製造装置。
- 入射面と出射面とを有する前記集束制御部において、複数の前記光線を前記入射面に入射させ、前記出射面から出射させて、前記被処理層に集束することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の金属配線の製造方法又は金属配線製造装置。
- 前記集束制御部は、レンズであることを特徴とする請求項13に記載の金属配線の製造方法又は金属配線製造装置。
- 前記光線は、中心波長が355nmのレーザ光であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の金属配線の製造方法又は金属配線製造装置。
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