JP7251268B2 - 印刷物、化粧シート、印刷物の製造方法、および化粧シートの製造方法 - Google Patents
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Description
印刷物を印刷する印刷機においては、2以上の異なるインク相互の搬送方向の見当は自動見当制御装置により制御され、
自動見当制御装置は、印刷機における印刷物の搬送距離を検出する搬送距離検出手段と、見当マークを光学的に読み取るマーク読み取り手段と、制御手段と、経路長調整手段を含み、
制御手段は、搬送距離検出手段およびマーク読み取り手段からの信号から搬送方向の見当ずれ量を算出し、見当ずれ量から経路長調整手段の移動量を算出し、移動量に応じた信号を経路長調整手段に出力するものであり、
経路長調整手段は、各見当マークの間隔が所定の間隔となるように搬送経路の長さを変化させることで搬送方向の見当を制御する、印刷物の製造方法である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状、装飾などは理解を容易にするため適宜誇張、単純化などしている。また説明に直接的に関係しない構成などについては適宜省略している。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。
印刷物1は、原反10の一部(通常は大部分)に絵柄2が印刷されたものである。図1(a)は、印刷機における印刷物1の搬送方向が図における上下方向の下から上向き、印刷物1の幅方向が横方向とした場合の部分概念図である。図1(a)における印刷物1は、幅方向において、一例として両端付近を除く大部分に絵柄2か印刷されている。幅方向において該絵柄2が印刷された部分を絵柄部2と呼ぶ。図1(a)に絵柄2の印刷範囲すなわち絵柄部2を示している。図1(a)においては、印刷物1の幅方向について、絵柄2が印刷されていない(絵柄部2ではない)部分を絵柄外部3と呼び、図1(a)においては印刷物1の幅方向の両端付近部分である。絵柄外部3の一部に見当マーク群29が印刷されおり、図1(a)は左端付近に見当マーク群29が印刷された例である。なお、以下の説明は上記の通り、搬送方向が図における上下方向の下から上向きの場合について説明するが、搬送方向が逆であっても問題ない。また後述の通り、透明インクが印刷されるユニット(順序)は、最終ユニット(最後)である必要はなく、いずれのユニット(順序)であっても構わない。
まずグラビア印刷機、および該グラビア印刷機において印刷される印刷物1について説明する。図3は一例として印刷ユニットを4つ有するグラビア印刷機40(いわゆる4色機)の概略を説明するための概略図である。ここでは一例として4色機を説明するが、印刷ユニットを2つ以上有する印刷機(2色機以上)であれば、色間の見当合わせを要し、そのうち1色が透明インクであれば、印刷ユニット数(色数)によらず本発明を適用することができる。また印刷機40のユニット数と印刷色数が一致していることを要さず、印刷機40は印刷色数以上のユニット数を有していれば良い。また図3はあくまで概略図であり、説明に必要のない多くの機構や多くのローラーなどを省略している。
基材の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系熱可塑性エラストマー、アイオノマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体)、スチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂、或いは、ラジカル重合型のアクリレート系やカチオン重合型のエポキシ系等で電離放射線(紫外線、電子線等)で硬化する電離放射線硬化性樹脂等を用いることができる。なお、基材の材料が樹脂の場合、公知の着色剤で着色しても良い。
また、原反10の厚さは、原反10の種類にも依存するが、概ね10μm以上、200μm以下である。10μmを下まわる場合、および200μmを上回る場合はともに、印刷機における精度の良い搬送が困難となるなど、印刷を良好に行うことが困難となり好ましくない。原反10の一例として、厚さ80μmのチタン紙を挙げることができる。
また、紫外線や電子線により硬化する、エネルギー硬化型樹脂であっても良い。エネルギー硬化型樹脂としては、重合性モノマーであるエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAテトラエトキシジアクリレート、ビスフェノールAテトラプロポキシジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート等の二官能(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性トリ(メタ)アクリレート等の三官能以上の(メタ)アクリレートが好ましく挙げられる。中でも、より質感の高い意匠性及びより優れた表面特性を得る観点から、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等のジペンタエリスリトール系重合性モノマーが好ましく、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートがより好ましく、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートとジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートがさらに好ましい。重合性オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカーボネート(メタ)アクリレートオリゴマー、アクリル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカプロラクトンウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカプロラクトンジオールウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
以下、本発明の第2実施形態について、図6を参照して説明する。第2実施形態は第1実施形態に対し、見当マーク下地層20が印刷される位置、およびインクの盛り量の分布が異なっている。すなわち、第1実施形態においては、見当マーク群29において、見当マーク下地層20は、すべての見当マーク(21~24)に対し、少なくともそれぞれの一部と重なるように印刷されていた。それに対し第2実施形態においては、見当マーク群29において、見当マーク下地層20のインクの盛り量は、見当マーク(21~24)が配列される方向(印刷方向)に段階的に増加して所定の盛り量となり、該所定の盛り量から段階的に減少している。なお、ここで所定の盛り量とは、見当マーク(21~24)が配列される方向において、見当マーク下地層20のインクの盛り量が最大となる盛り量である。図6(a)の例においては、透明インク14による透明インク見当マーク24のみに対し、その一部と重なるように見当マーク下地層20の濃度が段階的に増加し、そして段階的に減少するように印刷されている。
以下、第2実施形態の変形例を説明する。変形例1においては、図7(a)、およびそのE-E線の断面図である図7(b)に示すように、第1ユニット見当マーク21の上流部から第1ユニット見当マーク21部分にかけて見当マーク下地層20のインクの盛り量が見当マーク(21~24)が配列される方向(印刷方向)に段階的に増加して所定の盛り量となり、第1ユニット見当マーク21部分から第4ユニット見当マーク24部分までは、所定の盛り量を維持し、第4ユニット見当マーク24部分からその下流部にかけてインクの盛り量が見当マーク(21~24)が配列される方向(印刷方向)に段階的に減少している。
次に変形例2について説明する。変形例2においては、図7(c)、およびそのF-F線の断面図である図7(d)に示すように、第1ユニット見当マーク21付近、および第2ユニット見当マーク22付近には見当マーク下地層20がない。そして第2ユニット見当マーク22部分から第3ユニット見当マーク23部分にかけて見当マーク下地層20のインクの盛り量が見当マーク(21~24)が配列される方向(印刷方向)に段階的に増加して所定の盛り量となり、第3ユニット見当マーク23部分から第4ユニット見当マーク24部分までは、所定の盛り量を維持し、第4ユニット見当マーク24部分からその下流部にかけてインクの盛り量が見当マーク(21~24)が配列される方向(印刷方向)に段階的に減少している。
本発明に係る印刷物1は、例えば化粧シートとして用いられる。すなわち本発明に係る化粧シートは、本発明に係る印刷物1を含む化粧シートである。例えば、耐久性や施工性を高めるために、本発明に係る印刷物1を別の基材と積層するなどして化粧シートとする。あるいは、本発明に係る印刷物1から、絵柄が印刷されていない絵柄外部3をスリットするなどして除去し、絵柄が印刷された絵柄部2のみとして、化粧シートとしても良い。もちろん上記積層と上記スリットとを組み合わせて化粧シートとしても良い。
次に、本発明の印刷物1の製造方法を説明する。本発明の印刷物1の製造方法は、少なくとも1以上の透明インク14を含む、2以上の異なるインク(11~14)を用いた印刷物1の製造方法である。印刷物1は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部2と、絵柄が印刷されていない絵柄外部3とを含み、絵柄部2には、2以上の異なるインク(11~14)のすべてのインクが用いられた絵柄が印刷されており、絵柄外部3には、2以上の見当マーク(21~24)と、見当マーク下地層20とが印刷されており、2以上の見当マーク(21~24)は、2以上の異なるインク(11~14)のインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、見当マーク下地層20は、2以上の異なるインク(11~14)のうち透明インク14とは異なるインク(11~13)により、透明インク14により印刷された見当マーク24の少なくとも一部と重なるように印刷されている。
なお、自動見当制御装置50の動作の詳細については、上述の印刷物1の説明の中で説明しているためここでは省略する。
次に、本発明に係る化粧シートの製造方法を説明する。本発明に係る化粧シートの製造方法は、上記印刷物の製造方法を含む化粧シートの製造方法である。一例として、本発明に係る化粧シートが、本発明の印刷物1と、基材としての塩化ビニルフィルムを積層したものである場合について説明する。上記印刷物の製造方法にて製造された印刷物1の絵柄が印刷された面とは反対側の面(原反側の面)に対し、接着剤を介し、塩化ビニルフィルムを熱ラミネートすることで、本発明に係る化粧シートを製造することができる。
以下本発明に係る実施例および比較例について説明する。8種類の異なる原反(原反A~原反H)に対し、異なる有色インクを3種類(第1ユニットインク~第3ユニットインク)、および透明インクを1種類用いて、本発明と同様の印刷物を作成した。印刷物を作成するにあたり、見当マーク下地層の印刷に関し、インクを3種類(第1ユニットインク~第3ユニットインク)、およびインクの盛り量について、当該インクで見当マークを印刷する場合の盛り量を100%とした場合において、盛り量を20%、40%、60%と変更し、インク種類とその盛り量の組み合わせの異なる7種類の見当マーク下地層を印刷した。また従来例として、見当マーク下地層を印刷しない印刷物も作成した。
また、第1ユニットインク~第3ユニットインクは、DICグラフィックス株式会社製、オーデPFを使用した。
また、透明インクは、電離放射線硬化性モノマー(東亜化成工業株式会社製、アロニックスM400)60質量部、反応性シリコーン(信越化学株式会社製、X-22-164B)0.6質量部、およびメチルエチルケトン(丸善石油化学株式会社)40質量部を、攪拌機(株式会社エスエムテー製、プロセスホモジナイザーPH91)にて2000rpm、1時間攪拌して得られたものを使用した。
2 絵柄、絵柄部
3 絵柄外部
10 原反
11 第1ユニットインク
12 第2ユニットインク
13 第3ユニットインク
14 第4ユニットインク、透明インク
20 見当マーク下地層
21 第1ユニット見当マーク
22 第2ユニット見当マーク
23 第3ユニット見当マーク
24 第4ユニット見当マーク、透明インク見当マーク
29 見当マーク群
40 印刷機
41 巻出し部
42 巻取り部
43 版胴
431 第1ユニットの版胴
432 第2ユニットの版胴
433 第3ユニットの版胴
434 第4ユニットの版胴
44 圧胴
45 乾燥ユニット
46 経路長調整手段
461 第1-2ユニット間経路長調整手段
462 第2-3ユニット間経路長調整手段
463 第3-4ユニット間経路長調整手段
50 自動見当制御装置
51 自動見当制御装置センサー部
512 自動見当制御装置第2ユニットセンサー部
513 自動見当制御装置第3ユニットセンサー部
514 自動見当制御装置第4ユニットセンサー部
52 受光量信号
521 第1ユニット見当マークにおける受光量信号
522 第2ユニット見当マークにおける受光量信号
523 第3ユニット見当マークにおける受光量信号
524 第4ユニット見当マークにおける受光量信号
SU 上閾値
SL 下閾値
Claims (14)
- 少なくとも1以上の透明インクを含む、2以上の異なるインクを用いた印刷物であって、
前記印刷物は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部と、前記絵柄が印刷されていない絵柄外部とを含み、
前記絵柄部には、前記2以上の異なるインクのすべてのインクが用いられた前記絵柄が印刷されており、
前記絵柄外部には、2以上の見当マークと、見当マーク下地層とが印刷されており、
前記2以上の見当マークは、前記2以上の異なるインクのインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の異なるインクのうち前記透明インクとは異なるインクにより、前記透明インクにより印刷された前記見当マークの少なくとも一部と重なるように印刷されており、
前記見当マーク下地層のインクの盛り量は、前記見当マーク下地層を印刷したインクにより印刷された前記見当マークのインクの盛り量より少ない、印刷物。 - 少なくとも1以上の透明インクを含む、2以上の異なるインクを用いた印刷物であって、
前記印刷物は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部と、前記絵柄が印刷されていない絵柄外部とを含み、
前記絵柄部には、前記2以上の異なるインクのすべてのインクが用いられた前記絵柄が印刷されており、
前記絵柄外部には、2以上の見当マークと、見当マーク下地層とが印刷されており、
前記2以上の見当マークは、前記2以上の異なるインクのインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の異なるインクのうち前記透明インクとは異なるインクにより、前記透明インクにより印刷された前記見当マークの少なくとも一部と重なるように印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の見当マークのすべてに対し、少なくともそれぞれの一部と重なるように印刷されている、印刷物。 - 少なくとも1以上の透明インクを含む、2以上の異なるインクを用いた印刷物であって、
前記印刷物は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部と、前記絵柄が印刷されていない絵柄外部とを含み、
前記絵柄部には、前記2以上の異なるインクのすべてのインクが用いられた前記絵柄が印刷されており、
前記絵柄外部には、2以上の見当マークと、見当マーク下地層とが印刷されており、
前記2以上の見当マークは、前記2以上の異なるインクのインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の異なるインクのうち前記透明インクとは異なるインクにより、前記透明インクにより印刷された前記見当マークの少なくとも一部と重なるように印刷されており、
前記見当マーク下地層のインクの盛り量は、前記2以上の見当マークが配列される方向に段階的に増加して所定の盛り量となり、前記所定の盛り量から段階的に減少している、印刷物。 - 前記見当マーク下地層は、前記2以上の見当マークのすべてに対し、少なくともそれぞれの一部と重なるように印刷されている請求項1に記載の印刷物。
- 前記見当マーク下地層のインクの盛り量は、前記2以上の見当マークが配列される方向に段階的に増加して所定の盛り量となり、前記所定の盛り量から段階的に減少している請求項1、請求項2、請求項4のいずれか一項に記載の印刷物。
- 前記印刷物はグラビア印刷により印刷されている請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の印刷物。
- 請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の印刷物を含む化粧シート。
- 少なくとも1以上の透明インクを含む、2以上の異なるインクを用いた印刷物の製造方法であって、
前記印刷物は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部と、前記絵柄が印刷されていない絵柄外部とを含み、
前記絵柄部には、前記2以上の異なるインクのすべてのインクが用いられた前記絵柄が印刷されており、
前記絵柄外部には、2以上の見当マークと、見当マーク下地層とが印刷されており、
前記2以上の見当マークは、前記2以上の異なるインクのインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の異なるインクのうち前記透明インクとは異なるインクにより、前記透明インクにより印刷された前記見当マークの少なくとも一部と重なるように印刷されており、
前記印刷物を印刷する印刷機においては、前記2以上の異なるインク相互の搬送方向の見当は自動見当制御装置により制御され、
前記自動見当制御装置は、前記印刷機における前記印刷物の搬送距離を検出する搬送距離検出手段と、前記見当マークを光学的に読み取るマーク読み取り手段と、制御手段と、経路長調整手段を含み、
前記制御手段は、前記搬送距離検出手段および前記マーク読み取り手段からの信号から搬送方向の見当ずれ量を算出し、前記見当ずれ量から前記経路長調整手段の移動量を算出し、前記移動量に応じた信号を前記経路長調整手段に出力するものであり、
前記経路長調整手段は、各前記見当マークの間隔が所定の間隔となるように搬送経路の長さを変化させることで搬送方向の見当を制御し、
前記見当マーク下地層のインクの盛り量は、前記見当マーク下地層を印刷したインクにより印刷された前記見当マークのインクの盛り量より少ない印刷物の製造方法。 - 少なくとも1以上の透明インクを含む、2以上の異なるインクを用いた印刷物の製造方法であって、
前記印刷物は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部と、前記絵柄が印刷されていない絵柄外部とを含み、
前記絵柄部には、前記2以上の異なるインクのすべてのインクが用いられた前記絵柄が印刷されており、
前記絵柄外部には、2以上の見当マークと、見当マーク下地層とが印刷されており、
前記2以上の見当マークは、前記2以上の異なるインクのインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の異なるインクのうち前記透明インクとは異なるインクにより、前記透明インクにより印刷された前記見当マークの少なくとも一部と重なるように印刷されており、
前記印刷物を印刷する印刷機においては、前記2以上の異なるインク相互の搬送方向の見当は自動見当制御装置により制御され、
前記自動見当制御装置は、前記印刷機における前記印刷物の搬送距離を検出する搬送距離検出手段と、前記見当マークを光学的に読み取るマーク読み取り手段と、制御手段と、経路長調整手段を含み、
前記制御手段は、前記搬送距離検出手段および前記マーク読み取り手段からの信号から搬送方向の見当ずれ量を算出し、前記見当ずれ量から前記経路長調整手段の移動量を算出し、前記移動量に応じた信号を前記経路長調整手段に出力するものであり、
前記経路長調整手段は、各前記見当マークの間隔が所定の間隔となるように搬送経路の長さを変化させることで搬送方向の見当を制御し、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の見当マークのすべてに対し、少なくともそれぞれの一部と重なるように印刷されている印刷物の製造方法。 - 少なくとも1以上の透明インクを含む、2以上の異なるインクを用いた印刷物の製造方法であって、
前記印刷物は、幅方向において、絵柄が印刷された絵柄部と、前記絵柄が印刷されていない絵柄外部とを含み、
前記絵柄部には、前記2以上の異なるインクのすべてのインクが用いられた前記絵柄が印刷されており、
前記絵柄外部には、2以上の見当マークと、見当マーク下地層とが印刷されており、
前記2以上の見当マークは、前記2以上の異なるインクのインクごとに2以上の異なる位置に印刷されており、
前記見当マーク下地層は、前記2以上の異なるインクのうち前記透明インクとは異なるインクにより、前記透明インクにより印刷された前記見当マークの少なくとも一部と重なるように印刷されており、
前記印刷物を印刷する印刷機においては、前記2以上の異なるインク相互の搬送方向の見当は自動見当制御装置により制御され、
前記自動見当制御装置は、前記印刷機における前記印刷物の搬送距離を検出する搬送距離検出手段と、前記見当マークを光学的に読み取るマーク読み取り手段と、制御手段と、経路長調整手段を含み、
前記制御手段は、前記搬送距離検出手段および前記マーク読み取り手段からの信号から搬送方向の見当ずれ量を算出し、前記見当ずれ量から前記経路長調整手段の移動量を算出し、前記移動量に応じた信号を前記経路長調整手段に出力するものであり、
前記経路長調整手段は、各前記見当マークの間隔が所定の間隔となるように搬送経路の長さを変化させることで搬送方向の見当を制御し、
前記見当マーク下地層のインクの盛り量は、前記2以上の見当マークが配列される方向に段階的に増加して所定の盛り量となり、前記所定の盛り量から段階的に減少している印刷物の製造方法。 - 前記見当マーク下地層は、前記2以上の見当マークのすべてに対し、少なくともそれぞれの一部と重なるように印刷されている請求項8に記載の印刷物の製造方法。
- 前記見当マーク下地層のインクの盛り量は、前記2以上の見当マークが配列される方向に段階的に増加して所定の盛り量となり、前記所定の盛り量から段階的に減少している請求項8、請求項9、請求項11のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法。
- 前記印刷機はグラビア印刷機である請求項8~請求項12のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法。
- 請求項8~請求項13のいずれか一項に記載の印刷物の製造方法を含む化粧シートの製造方法。
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