JP7249819B2 - マイクロバブル発生ノズル - Google Patents
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Description
従来、例えば特許文献1のファインバブル発生装置が知られている。このファインバブル発生装置は、筒体の貫通孔が、筒体の長手方向に進むに従い周方向にねじれて、螺旋状に延びている。
また、本発明の一つの態様は、液体が流通する管に設けられるマイクロバブル発生ノズルであって、中心軸を有し、前記中心軸の軸方向に延びる筒体と、前記筒体の内部に配置される内装体と、前記筒体の内部に形成される流路と、を備え、前記流路は、前記筒体の軸方向一方側の端部に位置する流入側流路部と、前記筒体の軸方向他方側の端部に位置する流出側流路部と、軸方向において前記流入側流路部と前記流出側流路部との間に位置し、前記流入側流路部および前記流出側流路部と連通するマイクロバブル発生流路部と、を有し、前記マイクロバブル発生流路部は、前記筒体の内周面と、前記内装体の外周面とにより形成され、前記マイクロバブル発生流路部は、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径流路部と、前記拡径流路部の軸方向他方側に配置されて前記拡径流路部と連通し、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径流路部と、を有し、前記筒体は、前記筒体の内周面の一部を構成し、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径内周面部と、前記筒体の内周面の一部を構成し、前記拡径内周面部の軸方向他方側に配置され、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径内周面部と、を有し、前記内装体は、前記内装体の外周面の一部を構成し、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径外周面部と、前記内装体の外周面の一部を構成し、前記拡径外周面部の軸方向他方側に配置され、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径外周面部と、を有し、前記拡径流路部は、前記拡径内周面部と、前記拡径外周面部とにより形成され、前記縮径流路部は、前記縮径内周面部と、前記縮径外周面部とにより形成され、前記縮径内周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第1縮径凹凸部を有し、前記縮径外周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第2縮径凹凸部を有する。
上記マイクロバブル発生ノズルにおいて、前記流入側流路部は、前記流入側流路部のうち軸方向他方側の端部に位置して前記マイクロバブル発生流路部と繋がる複数の接続流路部を有し、複数の前記接続流路部は、前記中心軸回りの周方向に等ピッチで配列する。
この場合、流入側流路部の複数の接続流路部からマイクロバブル発生流路部へと、液体が周方向均等に分散されて流入する。したがって、マイクロバブル発生流路部を流れる液体に、マイクロバブルを周方向均等に発生させることができる。
上記マイクロバブル発生ノズルにおいて、前記筒体は、前記筒体の内周面の一部を構成し、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径内周面部と、前記筒体の内周面の一部を構成し、前記拡径内周面部の軸方向他方側に配置され、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径内周面部と、を有し、前記内装体は、前記内装体の外周面の一部を構成し、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径外周面部と、前記内装体の外周面の一部を構成し、前記拡径外周面部の軸方向他方側に配置され、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径外周面部と、を有し、前記拡径流路部は、前記拡径内周面部と、前記拡径外周面部とにより形成され、前記縮径流路部は、前記縮径内周面部と、前記縮径外周面部とにより形成される。
この場合、液体が拡径流路部から縮径流路部へと流れることにより、流路内の液体に圧力の変化や遠心力を安定して作用させることができ、液体中にマイクロバブルがより安定して発生する。
上記マイクロバブル発生ノズルにおいて、前記縮径内周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第1縮径凹凸部を有し、前記縮径外周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第2縮径凹凸部を有する。
この場合、縮径流路部を形成する縮径内周面部と縮径外周面部とが、それぞれ軸方向に凹凸形状が繰り返される部分を有するので、縮径流路部の内部を流れる液体に、圧力の変化や遠心力をより作用させやすくすることができる。また、縮径流路部の断面形状および断面積が、軸方向の各位置で変化する。このため、縮径流路部を流れる液体に、マイクロバブルがより安定して発生しやすい。
上記マイクロバブル発生ノズルにおいて、前記第1縮径凹凸部の凸部と、前記第2縮径凹凸部の凸部とが、互いに対向して配置され、前記第1縮径凹凸部の凹部と、前記第2縮径凹凸部の凹部とが、互いに対向して配置されることが好ましい。
この場合、縮径流路部の断面形状および断面積が、軸方向の各位置でより大きく変化する。したがって、縮径流路部を流れる液体に、マイクロバブルがより安定して発生させられる。
上記マイクロバブル発生ノズルにおいて、前記マイクロバブル発生流路部は、前記中心軸回りの周方向に延びる環状であることが好ましい。
この場合、マイクロバブル発生流路部の構造をより簡素化でき、マイクロバブル発生ノズルの製造がより容易となる。
本実施形態のマイクロバブル発生ノズル10は、液体が流通する図示しない管(配管)に設けられる。具体的に、マイクロバブル発生ノズル10は、管の下流側の端部や蛇口、管の途中(管の端部以外の部分)等に設けられる。マイクロバブル発生ノズル10は、例えば製缶工場において、用水が流通する管に設けられ、管の一部を構成する。マイクロバブル発生ノズル10は、例えば樹脂製である。
液体は、筒体11の中心軸Oが延びる方向において、筒体11の一方側の端部から他方側の端部へ向けて、流路15の内部を流通する。
中心軸Oに直交する方向を径方向と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Oに接近する方向を径方向内側と呼び、中心軸Oから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。
中心軸O回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。
外筒16は、中心軸Oを中心として軸方向に延びる多段筒状である。外筒16は、小径筒部16aと、大径筒部16bと、環状板部16cと、環状凹部16eと、を有する。
噴出孔19dは、ノズルキャップ19に複数設けられる。複数の噴出孔19dは、中心軸O回りの周方向に等ピッチで配列する。本実施形態では噴出孔19dが、周方向に互いに等間隔をあけて12個配列する。
拡径外周面部24は、内装体12の外周面のうち、軸方向一方側の部分を構成する。すなわち拡径外周面部24は、内装体12の外周面の一部を構成する。拡径外周面部24は、内装体12の外周面のうち軸方向一方側の部分において、周方向の全周にわたって配置される。拡径外周面部24は、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する。拡径外周面部24は、拡径内周面部20と隙間をあけて対向配置される。
第1拡径凹凸部21の凸部21aと、第2拡径凹凸部26の凸部26aとは、互いに対向して配置される。第1拡径凹凸部21の凹部21bと、第2拡径凹凸部26の凹部26bとは、互いに対向して配置される。
第1縮径凹凸部23の凸部23aと、第2縮径凹凸部27の凸部27aとは、互いに対向して配置される。第1縮径凹凸部23の凹部23bと、第2縮径凹凸部27の凹部27bとは、互いに対向して配置される。
流路15は、筒体11の軸方向一方側の端部に位置する流入側流路部30と、筒体11の軸方向他方側の端部に位置する流出側流路部31と、軸方向において流入側流路部30と流出側流路部31との間に位置し、流入側流路部30および流出側流路部31と連通するマイクロバブル発生流路部32と、を有する。
マイクロバブル発生流路部32は、拡径流路部32aと、縮径流路部32bと、を有する。
この場合、マイクロバブル発生流路部32の構造をより簡素化でき、マイクロバブル発生ノズル10の製造がより容易となる。
この場合、液体が拡径流路部32aから縮径流路部32bへと流れることにより、流路15内の液体に圧力の変化や遠心力を安定して作用させることができ、液体中にマイクロバブルがより安定して発生する。
すなわち、拡径流路部32aを形成する拡径内周面部20と拡径外周面部24とが、それぞれ軸方向に凹凸形状が繰り返される部分を有するので、拡径流路部32aの内部を流れる液体に、圧力の変化や遠心力をより作用させやすくすることができる。また、拡径流路部32aの断面形状および断面積が、軸方向の各位置で変化する。このため、拡径流路部32aを流れる液体に、マイクロバブルがより安定して発生しやすい。
この場合、拡径流路部32aの断面形状および断面積が、軸方向の各位置でより大きく変化する。したがって、拡径流路部32aを流れる液体に、マイクロバブルがより安定して発生させられる。
すなわち、縮径流路部32bを形成する縮径内周面部22と縮径外周面部25とが、それぞれ軸方向に凹凸形状が繰り返される部分を有するので、縮径流路部32bの内部を流れる液体に、圧力の変化や遠心力をより作用させやすくすることができる。また、縮径流路部32bの断面形状および断面積が、軸方向の各位置で変化する。このため、縮径流路部32bを流れる液体に、マイクロバブルがより安定して発生しやすい。
この場合、縮径流路部32bの断面形状および断面積が、軸方向の各位置でより大きく変化する。したがって、縮径流路部32bを流れる液体に、マイクロバブルがより安定して発生させられる。
この場合、流入側流路部30の複数の接続流路部30aからマイクロバブル発生流路部32へと、液体が周方向均等に分散されて流入する。したがって、マイクロバブル発生流路部32を流れる液体に、マイクロバブルを周方向均等に発生させることができる。
この場合、マイクロバブル発生流路部32から流出側流路部31の複数の噴出流路部31aへと、液体が周方向均等に分散されて流入する。したがって、マイクロバブルを含む液体を、複数の噴出流路部31aからシャワー状に周方向均等に噴出させることができる。
Claims (7)
- 液体が流通する管に設けられるマイクロバブル発生ノズルであって、
中心軸を有し、前記中心軸の軸方向に延びる筒体と、
前記筒体の内部に配置される内装体と、
前記筒体の内部に形成される流路と、を備え、
前記流路は、
前記筒体の軸方向一方側の端部に位置する流入側流路部と、
前記筒体の軸方向他方側の端部に位置する流出側流路部と、
軸方向において前記流入側流路部と前記流出側流路部との間に位置し、前記流入側流路部および前記流出側流路部と連通するマイクロバブル発生流路部と、を有し、
前記マイクロバブル発生流路部は、前記筒体の内周面と、前記内装体の外周面とにより形成され、
前記マイクロバブル発生流路部は、
軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径流路部と、
前記拡径流路部の軸方向他方側に配置されて前記拡径流路部と連通し、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径流路部と、を有し、
前記流入側流路部は、前記流入側流路部のうち軸方向他方側の端部に位置して前記マイクロバブル発生流路部と繋がる複数の接続流路部を有し、
複数の前記接続流路部は、前記中心軸回りの周方向に等ピッチで配列する、
マイクロバブル発生ノズル。 - 液体が流通する管に設けられるマイクロバブル発生ノズルであって、
中心軸を有し、前記中心軸の軸方向に延びる筒体と、
前記筒体の内部に配置される内装体と、
前記筒体の内部に形成される流路と、を備え、
前記流路は、
前記筒体の軸方向一方側の端部に位置する流入側流路部と、
前記筒体の軸方向他方側の端部に位置する流出側流路部と、
軸方向において前記流入側流路部と前記流出側流路部との間に位置し、前記流入側流路部および前記流出側流路部と連通するマイクロバブル発生流路部と、を有し、
前記マイクロバブル発生流路部は、前記筒体の内周面と、前記内装体の外周面とにより形成され、
前記マイクロバブル発生流路部は、
軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径流路部と、
前記拡径流路部の軸方向他方側に配置されて前記拡径流路部と連通し、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径流路部と、を有し、
前記筒体は、
前記筒体の内周面の一部を構成し、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径内周面部と、
前記筒体の内周面の一部を構成し、前記拡径内周面部の軸方向他方側に配置され、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径内周面部と、を有し、
前記内装体は、
前記内装体の外周面の一部を構成し、軸方向他方側へ向かうに従い拡径する拡径外周面部と、
前記内装体の外周面の一部を構成し、前記拡径外周面部の軸方向他方側に配置され、軸方向他方側へ向かうに従い縮径する縮径外周面部と、を有し、
前記拡径流路部は、前記拡径内周面部と、前記拡径外周面部とにより形成され、
前記縮径流路部は、前記縮径内周面部と、前記縮径外周面部とにより形成され、
前記縮径内周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第1縮径凹凸部を有し、
前記縮径外周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第2縮径凹凸部を有する、
マイクロバブル発生ノズル。 - 前記第1縮径凹凸部の凸部と、前記第2縮径凹凸部の凸部とが、互いに対向して配置され、
前記第1縮径凹凸部の凹部と、前記第2縮径凹凸部の凹部とが、互いに対向して配置される、
請求項2に記載のマイクロバブル発生ノズル。 - 前記拡径内周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第1拡径凹凸部を有し、
前記拡径外周面部は、軸方向に沿って凹凸形状が繰り返される第2拡径凹凸部を有する、
請求項2または3に記載のマイクロバブル発生ノズル。 - 前記第1拡径凹凸部の凸部と、前記第2拡径凹凸部の凸部とが、互いに対向して配置され、
前記第1拡径凹凸部の凹部と、前記第2拡径凹凸部の凹部とが、互いに対向して配置される、
請求項4に記載のマイクロバブル発生ノズル。 - 前記マイクロバブル発生流路部は、前記中心軸回りの周方向に延びる環状である、
請求項1から5のいずれか1項に記載のマイクロバブル発生ノズル。 - 前記流出側流路部は、前記マイクロバブル発生流路部と繋がる複数の噴出流路部を有し、
複数の前記噴出流路部は、前記中心軸回りの周方向に等ピッチで配列する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のマイクロバブル発生ノズル。
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