JP2022116684A - 気泡発生装置、シャワーノズルおよび圧力調整器 - Google Patents

気泡発生装置、シャワーノズルおよび圧力調整器 Download PDF

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Abstract

【課題】気泡の発生量の減少を抑制できる気泡発生装置を提供する。【解決手段】気泡発生装置は、液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる気泡発生器10と、液体を気泡発生器10の入口に導く圧力調整器30と、を備え、圧力調整器30は、流入端側に向いた第1開口31a、及び、気泡発生器10の入口に向いた、第1開口31aの開口面積よりも小さい開口面積を有する第2開口31bを含む内側流路31と、内側流路31の周囲に形成され、流入端側に向いた第3開口35a、及び、気泡発生器10側に向いた第4開口35bを含む外側流路35と、を有する。【選択図】図6

Description

本開示は、気泡発生装置、シャワーノズルおよび圧力調整器に関する。
特許文献1には、気泡発生機構が内装されたシャワーノズルが開示されている。この気泡発生機構には、流路の途中位置に絞り部が形成されており、絞り部には衝突部が配置されている。気泡発生機構は、液体の流れを衝突部に衝突させることによって液体に気泡を含有させ、気泡が含有された液体を流出口から流出させる。
国際公開第2013/012069号
特許文献1に開示されたシャワーノズルのように、気泡発生機構を含む構造では、気泡発生機構に流入する液体の圧力が大きいほど、より多くの気泡を液体中に発生させることができる。例えば、水道水を利用する場合、地域などによっては、水圧が小さいことによって、気泡の発生量が減少する虞がある。
本開示の一形態は、気泡の発生量の減少を抑制できる気泡発生装置を提供することを目的とする。
気泡発生装置は、筒状をなし、液体が流入するための流入端と液体が流出するための流出端とを含み、液体が流通する筒体(3)と、筒体(3)内において液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる気泡発生器(10)と、筒体(3)内において、気泡発生器(10)よりも流入端側に配置され、流入端から流入する液体を気泡発生器(10)の入口に導く圧力調整器(30)と、を備え、圧力調整器(30)は、流入端側に向いた第1開口(31a)、及び、気泡発生器(10)の入口に向いた、第1開口(31a)の開口面積よりも小さい開口面積を有する第2開口(31b)を含む内側流路(31)と、内側流路(31)の周囲に形成され、流入端側に向いた第3開口(35a)、及び、気泡発生器(10)側に向いた第4開口(35b)を含む外側流路(35)と、を有する。
上記の気泡発生装置では、筒体(3)の流路(4)を流通する液体が気泡発生器(10)を通過することによって、液体に気泡が含有される。気泡発生器(10)の入口に液体を導く圧力調整器(30)は、内側流路(31)と外側流路(35)とを含む。気泡発生器(10)の入口に向いた内側流路31の第2開口31bは、流入端側の第1開口31aよりも狭くなっているため、内側流路31を通過する液体の圧力を高めることができる。これにより、気泡発生器(10)の入口に流入する液体の圧力の低下を抑制でき、気泡の発生量の減少が抑制される。また、外側流路35が設けられていることにより、流量の減少が抑制される。
一例において、第4開口(35b)の開口面積は、第3開口(35a)の開口面積よりも大きくてよい。また、第2開口(31b)の開口面積と第4開口(35b)の開口面積との和は、第1開口(31a)の開口面積と第3開口(35a)の開口面積との和よりも大きくてよい。このような構成では、圧力調整器(30)を流通する液体の圧力損失を抑制できる。
一例において、第1開口(31a)の開口面積は、第3開口(35a)の開口面積よりも大きくてよい。この構成では、圧力調整器(30)に流入する液体の半分以上を内側流路31側に導くことができる。
一例において、外側流路(35)は、液体の流通方向に沿って外側流路(35)を仕切る仕切壁(38)を有していてよい。このような構成では、外側流路(35)を流通する液体の流れが制御されやすい。
一例において、内側流路(31)の流路断面積は、流入側から気泡発生器(10)側に向かって、漸次減少していてよい。この構成では、内側流路(31)内における圧力損失を抑制することができる。
一例において、圧力調整器(30)よりも流入端側に配置され、圧力調整器(30)に流入する液体を濾過するストレーナ(40)を備えてもよい。圧力調整器(30)に流入する液体が濾過されることにより、気泡発生器(10)の劣化を抑制できる。
シャワーノズルは、筒状をなし、液体が流入する流入端と液体が流出する流出端とを含み、液体が流通する筒体(3)と、筒体(3)の一端に設けられ、液体の出口となるヘッド(5)と、筒体(3)内において液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる気泡発生器(10)と、筒体(3)内において、気泡発生器(10)よりも流入端側に配置され、流入端から流入する液体を気泡発生器(10)の入口に導く圧力調整器(30)と、を備え、圧力調整器(30)は、流入端側に向いた第1開口(31a)、及び、気泡発生器(10)の入口に向いた、第1開口(31a)よりも狭い第2開口(31b)を含む内側流路(31)と、内側流路(31)の周囲に形成された外側流路(35)と、を有する。
圧力調整器(30)は、軸方向の一方に向いた第1開口(31a)、及び、軸方向の他方側に向いた、第1開口(31a)の開口面積よりも小さい開口面積を有する第2開口(31b)を含む内側流路(31)と、内側流路(31)の周囲に形成され、軸方向の一方に向いた第3開口(35a)、及び、軸方向の他方に向いた第4開口(35b)を含む外側流路(35)と、を備える。
本開示の一形態によれば、気泡の発生量の減少が抑制された気泡発生装置を提供できる。
一例の気泡発生装置を示す分解斜視図である。 一例の気泡発生装置を示す縦断面図である。 気泡発生装置に含まれる圧力調整器を軸方向の一方から見た平面図である。 圧力調整器を軸方向の他方から見た平面図である。 図3のV-V線に沿った断面図である。 図3のVI―VI線に沿った断面図である。 一例のシャワーノズルを示す縦断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、一例の気泡発生装置を示す分解斜視図である。図2は、一例の気泡発生装置を示す縦断面図である。気泡発生装置1は、内側を流通する水(液体)に気泡を発生させることにより、気泡が包含された水を吐出する。以下の説明において、上流及び下流とは、気泡発生装置1における水の流通方向を基準とする。気泡発生装置1は、筒体3と、気泡発生器10と、旋回流発生器20と、圧力調整器30(管部材)と、ストレーナ40と、キャップ50と、を備える。気泡発生器10、旋回流発生器20、圧力調整器30及びストレーナ40は、筒体3とキャップ50とによって形成される空間内に収容される。なお、本開示においては、気泡発生器10と圧力調整器30とによって液体流通構造60が構成されている。
筒体3は、本体部4と、流出端7と、流入端8とを含む。本体部4は、一軸方向に延在する筒形状をなしている。気泡発生装置1における水の流通方向は、本体部4の軸方向と一致している。一例において、本体部4は、内壁面によって円柱形状の空間(以下、円柱状空間5aという場合がある)が画成される円柱状部5と、内壁面によって円錘台形状の空間(以下、円錐台状空間6aという場合がある)が画成される円錐台部6とを含む。円柱状部5は、流通方向に一様な大きさの内径を有する。円錐台部6は、円柱状部5の下流に隣接している。
円錐台部6は、上流側に円錐台状空間6aの下底面を向け、下流側に円錐台状空間6aの上底面を向けている。なお、円錐台状空間6aの下底面は、円錐台状空間6aにおける2つの底面のうち大きい面積を有する面であり、上底面は、円錐台状空間6aにおける2つの底面のうち小さい面積を有する面である。円錐台状空間6aは、上底面と、下底面と、上底面及び下底面を接続する傾斜面6bと、によって構成されている。円錐台状空間6aの下底面の形状(大きさ)は、円柱状空間5aにおける底面の形状(大きさ)よりも小さい。すなわち、円柱状空間5aと円錐台状空間6aとの境界には段部4dが形成されている。なお、図示例における本体部4の外壁面4aは、交互に配置される6つの長辺と6つの短辺によって形成される12角形状の断面を有している。
流出端7は、筒体3の下流端である。一例において、筒体3の下流端は、軸方向に交差(図示例では直交)する方向に延在する壁部7aと、壁部7aの中央に形成された吐出口7bとを含む。吐出口7bは、軸方向に沿って、壁部7aから突出している。吐出口7bは略円筒状を呈している。吐出口7bの外周面には、ねじ山7cが形成されている。吐出口7bの内径は、円錐台状空間6aの上底面の径と同じであってよい。流入端8は、筒体3の上流端である。一例において、流入端8は、筒体3の上流端の内周面に形成されたねじ溝8cを含む。
気泡発生器10は、筒体3の内側空間(図示例では円柱状空間5a)内において液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる。本実施形態では、気泡発生器10は、旋回流発生器20の内側空間に配置されている。一例の気泡発生器10は、略円筒形状を有しており、内側空間によって構成される流路12を通過する液体に気泡を含有させる。図示例の気泡発生器10は、上流側に開口する流入口と下流側に開口する流出口とをつなぐ流路12を有する。流路12の途中位置には、流入口よりも流路断面積が小さい絞り部12aが形成されており、絞り部12aには流路断面積をさらに減少させる衝突部13が配置されている。
流入口から供給された液体は、衝突部13に衝突することにより、溶解していた気体の一部が気泡となった気泡含有液体となり、流出口から流出する。なお、気泡発生器10は、他の原理に基づいて、流通する液体に気泡を発生させてもよい。一例において、気泡は、気泡径が100μm未満のファインバブルであってもよく、特に、気泡径が1μm以上100μm未満のマイクロバブル、気泡径が1μm未満のウルトラファインバブル等であってもよい。
旋回流発生器20は、有底円筒状を呈しており、軸方向に沿って延在する略円筒状の周壁21と、周壁21の下流側端部に形成さえた略円盤状の底壁23と、を含んでいる。周壁21は、筒体3の円柱状部5の内壁面に沿った外壁面を有している。また、周壁21は、気泡発生器10の外壁面に沿った内壁面を有している。例えば、周壁21の外径は、円柱状部の内径と実質的に同じであってよく、周壁21の内径は、気泡発生器10の外径と実質的に同じであってよい。なお、周壁21の内径は、円錐台状空間6aの下底面の直径よりも小さい。
図2に示すように、旋回流発生器20は、底壁23が下流側を向くように筒体3の本体部4の円柱状空間5a内に配置されている。旋回流発生器20は、段部4dに当接することにより、下流側への移動が規制されている。旋回流発生器20の内側空間に配置された気泡発生器10は、底壁23に当接することによって、下流側に移動することが規制されている。底壁23の中央には円形の開口23aが形成されている。
周壁21には、補助流路25が形成されている。補助流路25は、気泡発生器10と筒体3の内壁面との間において液体を通過させる。一例の補助流路25は、周壁21の上流側端部から下流側端部にかけて形成されている。補助流路25は、液体に旋回流を発生させる複数(図示例では3つ)の同形状の流路によって構成されている。それぞれの補助流路25は、周壁21の周方向に互いに等間隔で配置されている。そのため、旋回流発生器20は、軸芯を回転中心とした回転対称性を有している。補助流路25は、出口25aから吐出される液体の向きを旋回流発生器20の軸線方向に対して傾けることで、液体に旋回流を発生させる。
一例の補助流路25は、周壁21に形成されたスリットによって構成される。スリットは、周壁21の内側と外側とを接続する空間である。スリットは、周壁21の上流側端部から下流側端部にかけて形成されている。スリットは、上流端から下流端にかけて周方向の位置が連続的に移動するように、すなわち、軸線を中心として旋回するように形成されている。また、スリットは、上流端から下流端にかけて周方向の幅が漸次減少するように形成されている。すなわち、下流端におけるスリットの幅は、上流端におけるスリットの幅よりも狭い。旋回流発生器20及び気泡発生器10が筒体3の内側空間に収容された状態では、筒体3の内壁面と、スリットと、気泡発生器10の外壁面とによって、補助流路25が形成される。一例において、補助流路25は、周壁21の厚さとスリットの幅とによって規定される流路断面積を有する。補助流路25の出口25aは、筒体3における円錐台状空間6aに臨んでいる。
図3は、圧力調整器30を軸方向の一方から見た平面図である。図4は、圧力調整器30を軸方向の他方から見た平面図である。図5は、図3のV-V線に沿った断面図である。図6は、図3のVI―VI線に沿った断面図である。圧力調整器30は、筒体3の円柱状空間5a内において、気泡発生器10よりも流入端側に配置されている。圧力調整器30は、流入端から流入する液体を気泡発生器10の入口に導く。圧力調整器30は、気泡発生器10の流路12に流入する液体の圧力(水圧)を高める。
一例の圧力調整器30は、互いに共通する中心軸を有する内側流路31と外側流路35とを含む。なお、内側流路31と外側流路35とに共通する中心軸は、気泡発生器10の中心軸と一致していてよい。内側流路31は、第1開口31aと第2開口31bとを有する。第1開口31aは、流入端側に向いている。第2開口31bは、気泡発生器10の入口に向いている。外側流路35は、内側流路31の周囲に形成されている。外側流路35は、第3開口35aと第4開口35bとを含む。第3開口35aは、流入端側に向いている。第4開口35bは、気泡発生器10の入口、及び、旋回流発生器20の補助流路25の入口に向いている。
図示例の圧力調整器30は、内周壁32と、外周壁36と、1以上の仕切壁38(リブ)とを含む。内周壁32は、第1開口31a及び第2開口31bを有しており、円錐台筒形状を呈している。内側流路31は、内周壁32の内周面32aによって画成されている。第1開口31a及び第2開口31bは、いずれも円形状を呈している。内側流路31の流路断面積は、流入側から気泡発生器10側に向かって、漸次減少している。図示例の内周壁32は、断面視において、一定の角度をもって軸線に対して傾斜している。なお、内周壁32は、径方向の内側に向かって凸状となる円弧状を呈していてもよいし、径方向の外側に向かって凸状となる円弧状を呈していてもよい。
外周壁36は、円柱形状の外周面36aと、円錐台形状の内周面36bとを有している。外周壁36の外径の大きさは、筒体3の円柱状部5の内径と実質的に同じであってよい。外側流路35は、内周壁32の外周面32bと外周壁36の内周面36bとによって画成されている。第3開口35a及び第4開口35bは、略円環形状を呈している。外側流路35の流路断面積は、流入側から気泡発生器10側に向かって、漸次拡大している。
図示例において、外周壁36の内周面36bは、断面視において、一定の角度をもって軸線に対して傾斜している。外周壁36の流入端側の端面には、円筒状の突出部39が形成されている。突出部39の内周面39aは、外周壁36の内周面36bに接続されている。なお、外周壁36の内周面36bは、径方向の内側に向かって凸状となる円弧状を呈していてもよいし、径方向の外側に向かって凸状となる円弧状を呈していてもよい。また、内周面36bは、例えば円筒状を呈していてもよい。
仕切壁38は、流路方向に沿って外側流路35を仕切っている。一例の仕切壁38は、内周壁32の外周面32bと外周壁36の内周面36bとを接続する。図示例では、3つの仕切壁38が周方向に等間隔で配置されている。なお、仕切壁38の数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。図3及び図4に示すように、一例の仕切壁38は、流路方向に沿って延在している。また、仕切壁38は、内周壁32(外周壁36)の軸方向から見たときに、軸を中心とする径方向に延在している。図示例では、複数の仕切壁38が形成されていることにより、外側流路35が複数に分割されている。図示例の外側流路35は、3つ流路によって構成されている。
一例の内側流路31において、第2開口31bの開口面積は、第1開口31aの開口面積よりも小さい。すなわち、図6に示すように、第2開口31bの直径L1は、第1開口31aの直径L1よりも小さい。例えば、第2開口31bの開口面積は、気泡発生器10の絞り部12aの流路断面積以下であってもよい。また、第4開口35bの開口面積は、第3開口35aの開口面積よりも大きい。また、第2開口31bの開口面積と第4開口35bの開口面積との和は、第1開口31aの開口面積と第3開口35aの開口面積との和よりも大きい。すなわち、第4開口35bの外周の直径L3は、第3開口35aの外周の直径L4よりも大きい。また、第1開口31aの開口面積は、第3開口35aの開口面積よりも大きい。なお、第3開口35aの開口面積は、仕切壁38によって分割された3つの流路の開口面積の合計であってよい。同様に、第4開口35bの開口面積は、仕切壁38によって分割された3つの流路の開口面積の合計であってよい。
一例において、内側流路31及び外側流路35の軸方向に沿った長さL5は、10~20mm程度であってよい。軸線に対する内周壁32の角度は、3度から10度程度であってよい。軸線に対する内周面36bの角度は、5度から30度程度であってよい。第1開口31aの直径L2に対する第2開口31bの直径L1の比率(L1/L2)は、0.5~0.7程度であってよい。すなわち、第1開口31aの開口面積に対する第2開口31bの開口面積の比率は、0.3~0.5程度であってよい。なお、図示例では、比率(L1/L2)は、0.6程度となっている。第3開口35aの外周の直径L4に対する第4開口35bの外周の直径L3の比率(L3/L4)は、1.4~1.6程度であってよい。なお、図示例では、比率(L3/L4)は、1.5程度となっている。第3開口35aの開口面積に対する第4開口35bの開口面積の比率は、3~4程度であってよい。すなわち、第4開口35bの開口面積は、第3開口35aの開口面積の3~4倍程度であってよい。また、第3開口35aの外周の直径L4に対する第1開口31aの直径L2の比率(L2/L4)は、0.6~0.8程度であってよい。なお、図示例では、比率(L2/L4)は、0.7程度となっている。
再び図2を参照する。ストレーナ40は、例えば金属製のメッシュフィルタであり、球面状をなす中央部41と、中央部41の外側に形成された円形状の保持部42とを含む。ストレーナ40は、圧力調整器30よりも流入端側に配置される。図示例では、圧力調整器30の流入端側に隣接してストレーナ40が配置されている。ストレーナ40の保持部42は、圧力調整器30の突出部39に当接している。ストレーナ40の中央部41は、突出部39の内側に配置されている。ストレーナ40は、圧力調整器30に流入する液体を濾過する。
キャップ50は、筒体3の流入端8に接続される。一例のキャップ50は、略筒状をなしており、液体が流通する流路51を有している。キャップ50は、上流側の外周に形成されたねじ山52と下流側の外周に形成されたねじ山53とを有する。また、上流側のねじ山52と下流側のねじ山53との間には径方向に突出するフランジ55が形成されている。
下流側のねじ山53は、筒体3の上流側の端部に接続されている。図2に示すように、筒体3の上流側端部の内周面には、ねじ山53に対応するねじ溝8cが形成されている。キャップ50が筒体3に接続された状態(すなわち、ねじ山53とねじ溝8cとが螺合した状態)では、キャップ50のフランジ55が筒体3の端縁に当接している。また、一例においては、キャップ50のフランジ55と下流側のねじ山53との間(環状溝55a)に配置されたシール部材45(一例ではOリング)によって、筒体103の上流側端部とキャップ50との接続部分が封止されている。
一例において、気泡発生装置1は、水の流通する管体に接続され得る。例えば、気泡発生装置1は、水道管に接続されて、水道管を流通する水に気泡を発生させてもよい。この場合、キャップ50の上流側のねじ山52、及び、筒体3の吐出口7bのねじ山7cは、いずれも水道管に接続される。また、例えば、気泡発生装置1は、シャワーノズルの基端に接続されてもよい。この場合、上流側のねじ山52は、シャワーホースの先端に設けられた接続部に接続され、筒体3の吐出口7bのねじ山7cは、シャワーノズルの基端に接続される。
以上、説明したように、一例の気泡発生装置1は、筒状をなし、液体が流入するための流入端と液体が流出するための流出端とを含み、液体が流通する筒体3と、筒体3内において液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる気泡発生器10と、筒体3内において、気泡発生器10よりも流入端側に配置され、流入端から流入する液体を気泡発生器10の入口に導く圧力調整器30と、を備え、圧力調整器30は、流入端側に向いた第1開口31a、及び、気泡発生器10の入口に向いた、第1開口31aの開口面積よりも小さい開口面積を有する第2開口31bを含む内側流路31と、内側流路31の周囲に形成され、流入端側に向いた第3開口35a、及び、気泡発生器10側に向いた第4開口35bを含む外側流路35と、を有する。
上記の気泡発生装置1では、筒体3内を流通する液体が気泡発生器10を通過することによって、液体に気泡が含有される。例えば、気泡発生装置1が水道管に接続されている場合には、気泡発生装置1を流通する水に気泡が含有される。気泡発生器10の入口に液体を導く圧力調整器30は、内側流路31と外側流路35とを含む。気泡発生器10の入口に向いた内側流路31の第2開口31bは、流入端側の第1開口31aよりも狭くなっているため、内側流路31を通過する液体の圧力を高めることができる。これにより、気泡発生器10の入口に流入する液体の圧力の低下を抑制でき、気泡の発生量の減少が抑制される。また、外側流路35が設けられていることにより、流量の減少が抑制される。
一例において、第4開口35bの開口面積は、第3開口35aの開口面積よりも大きくなっている。また、第2開口31bの開口面積と第4開口35bの開口面積との和は、第1開口31aの開口面積と第3開口35aの開口面積との和よりも大きくなっている。このような構成では、圧力調整器30を流通する液体の圧力損失を抑制できる。
一例において、第1開口31aの開口面積は、第3開口35aの開口面積よりも大きくなっている。この構成では、圧力調整器30に流入する液体の半分以上を内側流路31側に導くことができる。なお、一例では、図6に示すように、内周壁32の上流端において、内周面32aが拡径するように傾斜面32cが形成されており、内側流路31内に液体を取り込みやすくなっている。
一例において、外側流路35は仕切壁38を含んでいる。このような構成では、外側流路35を流通する液体の流れが制御されやすい。一例においては、液体の流通方向に沿って仕切壁38が延在しているため、外側流路35内の乱流の発生が抑制される。
一例において、内側流路31の流路断面積は、流入側から気泡発生器10側に向かって、漸次減少している。この構成では、内側流路31内における圧力損失を抑制することができる。
一例において、気泡発生装置1は、圧力調整器30よりも流入端側に配置され、圧力調整器30に流入する液体を濾過するストレーナ40を備えている。圧力調整器30に流入する液体が濾過されることにより、気泡発生器10の劣化を抑制できる。
以上、本開示の例示的な実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されない。例えば、本開示における液体流通構造60は、シャワーノズルに採用されてもよい。図7は、シャワーノズルを示す縦断面図である。シャワーノズル100は、上述の気泡発生装置1と同様の構成を基端部分に含む。
図7は、一例に係るシャワーノズルを側面から見た図であり、シャワーノズルの一部を断面で示している。図7に示すように、シャワーノズル100は、筒体103と、ヘッド105と、気泡発生器10と、旋回流発生器20と、圧力調整器30と、ストレーナ40と、キャップ50と、を備える。筒体103は、シャワーノズル100の使用者に把持される部分であり、例えば略円柱状の外形を有する。図示例の筒体103は、長手方向の中央において屈曲された略円柱状の外形を有している。筒体103の内側には、長手方向に沿って液体が流通する断面円形の流路104が形成されている。すなわち、筒体103は、略円筒形状を有している。ヘッド105は、筒体103の一端(下流側の端部)に設けられており、筒体103の他端(上流側の端部)側に接続されるシャワーホース111から流入する液体の出口となっている。ヘッド105には、例えば複数の貫通孔が設けられており、筒体103を流通する液体は複数の貫通孔から吐出される。
旋回流発生器20の周壁21は、筒体103の流路104の内周面に沿った外周面を有しており、図7に示すように、底壁23が下流側を向くように筒体103の流路104内に配置されている。一例のシャワーノズル100では、筒体103におけるヘッド105と逆側(すなわち上流側)の端部に旋回流発生器20が配置されている。例えば、筒体103の流路104内には、内径が大きくなるように形成された段部104aが設けられている。旋回流発生器20は、段部104aに当接することによって、下流側への移動が規制されている。流路104において、段部104aよりも上流側は、内径が一様な流路104bとなっている。流路104bによって形成される空間は、上述した気泡発生装置1における筒体3の円柱状部5の円柱状空間5aと同様の構成であってよい。
気泡発生器10は、筒体103の流路104内において液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる。気泡発生装置1の構成と同様に、シャワーノズル100における気泡発生器10は、旋回流発生器20の内側空間に配置されている。旋回流発生器20が段部104aに当接された状態では、旋回流発生器20の補助流路25は、筒体103の流路104に連通している。
圧力調整器30の外周壁36は、筒体103の流路104bの内周面に沿っている。圧力調整器30は、筒体103の内側空間内において、気泡発生器10よりも流入端側に配置されている。
キャップ50は、圧力調整器30の上流に配置されており、筒体103とシャワーホース111とを接続する。すなわち、キャップ50は、筒体103の流入端108に接続されている。流入端108の内周面には、ねじ溝108aが形成されている。ねじ溝108aとキャップ50のねじ山53とが螺合することによって、キャップ50が筒体103に接続される。キャップ50の上流側のねじ山52はシャワーホース111に接続される。ストレーナ40は、キャップ50と圧力調整器30との間に配置されている。また、一例においては、キャップ50のフランジ55と下流側のねじ山53との間に配置されたシール部材45によって、筒体103の上流側端部とキャップ50との接続部分が封止されている。
以上説明した一例のシャワーノズル100は、筒状をなし、液体が流入する流入端と液体が流出する流出端とを含み、液体が流通する筒体103と、筒体103の一端に設けられ、液体の出口となるヘッド105と、筒体103内において液体が通過するように配置され、通過する液体に気泡を含有させる気泡発生器10と、筒体103内において、気泡発生器10よりも流入端側に配置され、流入端から流入する液体を気泡発生器10の入口に導く圧力調整器30と、を備え、圧力調整器30は、流入端側に向いた第1開口31a、及び、気泡発生器10の入口に向いた、第1開口31aよりも狭い第2開口31bを含む内側流路31と、内側流路31の周囲に形成された外側流路35と、を有する。このシャワーノズル100においても、上述の気泡発生装置1と同様の効果が奏せられる。
また、上記の圧力調整器の説明では、内側流路の周囲に形成された外側流路が仕切壁で分割されることにより断面扇型状の複数の流路が形成される例を示したが、例えば、内側流路の外周を囲む複数の円柱状の流路によって外側流路が構成されてもよい。
また、外側流路に形成された仕切壁が流路方向に沿って延在する例を示したが、仕切壁は、例えば、流路方向に対して螺旋状に旋回するように延在してもよい。
1…気泡発生装置、3…筒体、10…気泡発生器、30…圧力調整器、31…内側流路、31a…第1開口、31b…第2開口、35…外側流路、35a…第3開口、35b…第4開口、38…仕切壁、100…シャワーノズル。

Claims (9)

  1. 筒状をなし、液体が流入するための流入端と前記液体が流出するための流出端とを含み、前記液体が流通する筒体(3)と、
    前記筒体(3)内において前記液体が通過するように配置され、通過する前記液体に気泡を含有させる気泡発生器(10)と、
    前記筒体(3)内において、前記気泡発生器(10)よりも前記流入端側に配置され、前記流入端から流入する前記液体を前記気泡発生器(10)の入口に導く圧力調整器(30)と、を備え、
    前記圧力調整器(30)は、
    前記流入端側に向いた第1開口(31a)、及び、前記気泡発生器(10)の入口に向いた、前記第1開口(31a)の開口面積よりも小さい開口面積を有する第2開口(31b)を含む内側流路(31)と、
    前記内側流路(31)の周囲に形成され、前記流入端側に向いた第3開口(35a)、及び、前記気泡発生器(10)側に向いた第4開口(35b)を含む外側流路(35)と、を有する、気泡発生装置。
  2. 前記第4開口(35b)の開口面積は、第3開口(35a)の開口面積よりも大きい、請求項1に記載の気泡発生装置。
  3. 前記第2開口(31b)の開口面積と前記第4開口(35b)の開口面積との和は、前記第1開口(31a)の開口面積と前記第3開口(35a)の開口面積との和よりも大きい、請求項2に記載の気泡発生装置。
  4. 前記第1開口(31a)の開口面積は、前記第3開口(35a)の開口面積よりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載の気泡発生装置。
  5. 前記外側流路(35)は、前記液体の流通方向に沿って前記外側流路(35)を仕切る仕切壁(38)を有している、請求項1~4のいずれか一項に記載の気泡発生装置。
  6. 前記内側流路(31)の流路断面積は、前記流入側から前記気泡発生器(10)側に向かって、漸次減少している、請求項1~5のいずれか一項に記載の気泡発生装置。
  7. 前記圧力調整器(30)よりも前記流入端側に配置され、前記圧力調整器(30)に流入する前記液体を濾過するストレーナ(40)を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の気泡発生装置。
  8. 筒状をなし、液体が流入する流入端と前記液体が流出する流出端とを含み、前記液体が流通する筒体(103)と、
    前記筒体(103)の一端に設けられ、前記液体の出口となるヘッド(105)と、
    前記筒体(103)内において前記液体が通過するように配置され、通過する前記液体に気泡を含有させる気泡発生器(10)と、
    前記筒体(103)内において、前記気泡発生器(10)よりも前記流入端側に配置され、前記流入端から流入する前記液体を前記気泡発生器(10)の入口に導く圧力調整器(30)と、を備え、
    前記圧力調整器(30)は、
    前記流入端側に向いた第1開口(31a)と、前記気泡発生器(10)の入口に向いた、前記第1開口(31a)よりも狭い第2開口(31b)とを含む内側流路(31)と、前記内側流路(31)の周囲に形成された外側流路(35)と、を有する、シャワーノズル。
  9. 軸方向の一方に向いた第1開口(31a)、及び、前記軸方向の他方側に向いた、前記第1開口(31a)の開口面積よりも小さい開口面積を有する第2開口(31b)を含む内側流路(31)と、
    前記内側流路(31)の周囲に形成され、前記軸方向の一方に向いた第3開口(35a)、及び、前記軸方向の他方に向いた第4開口(35b)を含む外側流路(35)と、を備える、圧力調整器。
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WO2023188485A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 リンナイ株式会社 微細気泡発生装置、給湯器、および食器洗浄機

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