JP7248015B2 - 二次電池用積層体の製造装置および製造方法 - Google Patents

二次電池用積層体の製造装置および製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池用積層体の製造装置および二次電池用積層体の製造方法に関するものである。
リチウムイオン二次電池などの二次電池は、小型で軽量、且つエネルギー密度が高く、更に繰り返し充放電が可能という特性があり、幅広い用途に使用されている。そして、二次電池は、一般に、正極、負極、および、正極と負極とを隔離して正極と負極との間の短絡を防ぐセパレータなどの電池部材を備えている。
ここで、二次電池の構造としては、正極、セパレータおよび負極を交互に積層してなる積層型、並びに、長尺の正極、セパレータおよび負極を重ねて同心円状に巻いてなる捲回型などが知られている。中でも、近年では、エネルギー密度、安全性、品質および耐久性に優れている観点から、積層型二次電池が注目されている。
そして、積層型二次電池の製造方法としては、例えば、セパレータで包み込まれた第1の電極と、第2の電極とを交互に積層する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1では、第1の帯状電極原反を、短手方向に形成されている複数の山折部を有する帯状セパレータ原反で両面から挟み込んで第一の帯状電極原反と帯状セパレータ原反との接触部を接着した後、山折部の位置で第一の帯状電極原反および帯状セパレータ原反を切断し、更に、第1の帯状電極原反の切断片(第1の電極)をセパレータの山折部を構成していた部分で封止し、得られた第1の電極のセパレータ封止物と第2の電極とを交互に積層することにより、積層型二次電池を製造している。
特開2017-63002号公報
しかし、特許文献1に記載の積層型二次電池の製造方法では、予め準備しておいた、長手方向の長さが略等しい第1の帯状電極原反および山折部を有する帯状セパレータ原反を接着並びに切断して第1の電極とセパレータとの積層体を作製している。そのため、特許文献1に記載の技術では、積層型二次電池を連続的に製造するために多数の積層体が必要な場合には、各部材(原反)の準備と、接着および切断とを交互に繰り返す必要があり、積層型二次電池を連続的かつ効率的に製造することができなかった。
このような問題に対し、ロール状に巻かれた長尺の電極原反と、ロール状に巻かれた長尺のセパレータ原反とを使用し、ロール・トゥ・ロールで電極とセパレータとの積層体を製造することも考えられる。しかし、通常、積層型二次電池においては、短絡防止等の安全性の観点からセパレータのサイズが電極よりも大きい積層体が求められているところ、ロール・トゥ・ロールで積層体を製造する際には、重ね合わせた電極原反とセパレータ原反とを切断することになるため、切断位置間において電極とセパレータとの寸法が同一になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造を可能にする二次電池用積層体の製造装置および製造方法であって、セパレータと電極とを備える二次電池用積層体を効率的に製造するための製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の二次電池用積層体の製造装置は、長尺の電極原反をロール状に巻いてなる電極ロールと、長尺のセパレータ原反をロール状に巻いてなるセパレータロールと、前記セパレータロールから繰り出されるセパレータ原反の主面上および前記電極ロールから繰り出される電極原反の主面上の少なくとも一方に凸部形成部材を配置する凸部形成部材配置機構と、前記セパレータ原反と前記電極原反とを前記凸部形成部材を介在させた状態で接合させ、前記凸部形成部材が配置されている部分で前記セパレータ原反を屈曲または湾曲させてセパレータ原反の全幅に亘って延在する凸部を形成すると共に前記セパレータ原反と前記電極原反とを貼り合わせる貼合機構と、前記セパレータ原反と前記電極原反との貼り合わせ体の少なくとも電極原反部分を、前記凸部が設けられている部分で切断する切断機構とを備えることを特徴とする。このように、貼合機構および切断機構を設け、セパレータロールから繰り出されるセパレータ原反と、電極ロールから繰り出される電極原反とを貼り合わせて切断すれば、二次電池用積層体を連続的に製造することができる。また、貼合機構においてセパレータ原反に凸部(屈曲部または湾曲部)を形成した状態でセパレータ原反と電極原反とを貼り合わせ、凸部が設けられている部分で切断機構が少なくとも電極原反部分を切断すれば、セパレータのサイズが電極よりも大きい二次電池用積層体が得られる。従って、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造を可能にする二次電池用積層体を効率的に製造できる。
ここで、本発明の二次電池用積層体の製造装置は、表面積が異なる複数の前記凸部形成部材を備えると共に、前記凸部形成部材配置機構は、各凸部形成部材の表面積が、前記セパレータ原反および前記電極原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように配置することが好ましい。凸部形成部材をセパレータ原反および電極原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように配置する凸部形成部材配置機構を使用すれば、長尺なセパレータに、複数の電極が貼り合わされ、且つ、電極間の距離が漸増または漸減する積層体が得られる。そして、当該積層体を使用すれば、積層型二次電池を効率的かつ容易に製造することができる。
また、本発明の二次電池用積層体の製造装置は、前記貼合機構と前記切断機構との間に、前記凸部形成部材を除去する除去機構を更に備える、ことが好ましい。凸部形成部材を除去する除去機構を更に備える構成とすれば、凸部形成部材が介在する状態で貼り合わせ体を切断した後に凸部形成部材を除去する場合と比較し、製造時間を短縮化することができる。
そして、本発明の二次電池用積層体の製造装置において、前記除去機構は、前記凸部形成部材を引き抜いて除去する引抜除去部を備えることが好ましい。除去機構において凸部形成部材を引き抜いて除去すれば、製造時間をより短縮化することができると共に、凸部形成部材を再利用することができる。
あるいは、本発明の二次電池用積層体の製造装置において、前記凸部形成部材は、溶解、融解または昇華可能な材料から形成されており、前記除去機構は、前記凸部形成部材を溶解、融解または昇華して除去する除去部を備えるものとしてもよい。凸部形成部材を溶解、融解または昇華可能な材料から形成し、除去機構において凸部形成部材を溶解、融解または昇華して除去すれば、貼り合わせ体に機械的な負荷を与えることなく、凸部形成部材を容易に除去することができる。
更に、本発明の二次電池用積層体の製造装置は、前記貼合機構が、セパレータ原反側押え部材と電極原反側押え部材とで前記セパレータ原反と前記電極原反とを挟み込んで貼り合わせる圧着機を備え、前記セパレータ原反側押え部材の弾性率が、前記凸部形成部材の弾性率よりも低く、前記電極原反側押え部材の弾性率が、前記凸部形成部材の弾性率よりも高いことが好ましい。セパレータ原反側押え部材の弾性率が、凸部形成部材の弾性率よりも低く、電極原反側押え部材の弾性率が、凸部形成部材の弾性率よりも高い圧着機を備えることで、セパレータ原反を凸部形成部材の外形に沿って良好に屈曲または湾曲させることができる。
また、本発明の二次電池用積層体の製造装置は、前記セパレータ原反側押え部材および電極原反側押え部材が圧着ローラであることが好ましい。圧着ローラを使用すれば、セパレータ原反と電極原反との連続的な貼り合わせをより効率的に行うことができる。
そして、本発明の二次電池用積層体の製造装置において、前記凸部が、前記セパレータ原反の全幅に亘って延在する第1凸部および第2凸部と、前記第1凸部および前記第2凸部間に位置する谷部とを有することが好ましい。凸部が第1凸部、第2凸部および谷部を有していれば、セパレータ原反と電極原反との貼り合わせ体を谷部において容易に切断することができる。
また、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の二次電池用積層体の製造方法は、長尺のセパレータ原反をロール状に巻いてなるセパレータロールから繰り出されたセパレータ原反の主面上および長尺の電極原反をロール状に巻いてなる電極ロールから繰り出された電極原反の主面上の少なくとも一方に凸部形成部材を配置する工程(A)と、前記セパレータ原反と前記電極原反とを前記凸部形成部材を介在させた状態で接合させ、前記凸部形成部材が配置されている部分で前記セパレータ原反を屈曲または湾曲させてセパレータ原反の全幅に亘って延在する凸部を形成すると共に前記セパレータ原反と前記電極原反とを貼り合わせる工程(B)と、前記工程(B)で得た前記セパレータ原反と前記電極原反との貼り合わせ体の少なくとも電極原反部分を、前記凸部が設けられている部分で切断する工程(C)とを含むことを特徴とする。このように、セパレータロールから繰り出されるセパレータ原反と、電極ロールから繰り出される電極原反とを貼り合わせて切断すれば、二次電池用積層体を連続的に製造することができる。また、工程(B)においてセパレータ原反に凸部(屈曲部または湾曲部)を形成した状態でセパレータ原反と電極原反とを貼り合わせ、工程(C)において凸部が設けられている部分で少なくとも電極原反部分を切断すれば、セパレータのサイズが電極よりも大きい二次電池用積層体が得られる。従って、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造を可能にする二次電池用積層体を効率的に製造できる。
ここで、本発明の二次電池用積層体の製造方法は、前記工程(B)の後かつ前記工程(C)の前に、前記凸部形成部材を除去する工程(D)を更に備えることが好ましい。凸部形成部材を除去する工程(D)を更に備えれば、製造時間を短縮化することができる。
なお、前記工程(D)では、前記凸部形成部材を引き抜いて除去することが好ましい。凸部形成部材を引き抜いて除去すれば、製造時間をより短縮化することができると共に、凸部形成部材を再利用することができる。
また、前記凸部形成部材が、溶解、融解または昇華可能な材料から形成されている場合、前記工程(D)では、前記凸部形成部材を溶解、融解または昇華して除去することが好ましい。
また、本発明の二次電池用積層体の製造方法は、前記工程(B)では、前記凸部形成部材よりも弾性率が高い電極原反側押え部材と、前記凸部形成部材よりも弾性率が低いセパレータ原反側押え部材とで前記セパレータ原反および電極原反を挟み込んで貼り合わせることが好ましい。凸部形成部材よりも弾性率が高い電極原反側押え部材と、かかる凸部形成部材よりも弾性率が低いセパレータ原反側押え部材とでセパレータ原反および電極原反を挟み込んで貼り合わせれば、セパレータ原反を凸部形成部材の外形に沿って良好に屈曲または湾曲させることができる。
更に、本発明の二次電池用積層体の製造方法は、前記セパレータ原反側押え部材および電極原反側押え部材が圧着ローラであることが好ましい。圧着ローラを使用すれば、セパレータ原反と電極原反との連続的な貼り合わせをより効率的に行うことができる。
そして、本発明の二次電池用積層体の製造方法は、前記工程(A)では、表面積の異なる複数の凸部形成部材を各凸部形成部材の表面積が前記セパレータ原反および前記電極原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように配置し、前記工程(B)では、複数の凸部を、各凸部の表面積が前記セパレータ原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように形成することが好ましい。工程(A)において表面積の異なる複数の凸部形成部材を各凸部形成部材の表面積がセパレータ原反および電極原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように配置し、工程(B)において複数の凸部を、各凸部の表面積がセパレータ原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように形成すれば、長尺なセパレータに、複数の電極が貼り合わされ、且つ、電極間の距離が漸増または漸減する積層体が得られる。そして、当該積層体を使用すれば、積層型二次電池を効率的かつ容易に製造することができる。
また、本発明の二次電池用積層体の製造方法は、前記凸部が、前記セパレータ原反の全幅に亘って延在する第1凸部および第2凸部と、前記第1凸部および前記第2凸部間に位置する谷部とを有することが好ましい。凸部が第1凸部、第2凸部および谷部を有していれば、工程(C)においてセパレータ原反と電極原反との貼り合わせ体を谷部において容易に切断することができる。
本発明によれば、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造を可能にする二次電池用積層体の製造装置および製造方法によって、セパレータと電極とを備える二次電池用積層体を効率的に製造できる。
(a)は、セパレータ原反と電極原反との貼り合わせ体の第1の例の長手方向に沿う断面図であり、(b)は、セパレータ原反と電極原反との貼り合わせ体の第2の例の長手方向に沿う断面図であり、(c)は、セパレータ原反と電極原反との貼り合わせ体の第3の例の長手方向に沿う断面図である。 (a)は、二次電池用積層体の第1の例の積層方向に沿う断面図であり、(b)は、二次電池用積層体の第2の例の積層方向に沿う断面図である。 二次電池用積層体の第3の例の長手方向に沿う断面図である。 図2に示す二次電池用積層体を用いて形成した電極構造体の一例の構造を示す説明図である。 図3に示す二次電池用積層体を用いて電極構造体を形成する過程を示す説明図である。 (a)~(c)は、セパレータ原反を屈曲または湾曲させて形成した凸部の変形例の形状を示す、セパレータ原反の長手方向に沿う断面図である。 二次電池用積層体の製造装置の第1の例の概略構成を示す説明図である。 (a)は、凸部形成部材配置機構の第1の例の概略構成を示す説明図であり、(b)は、凸部形成部材配置機構の第2の例の概略構成を示す説明図であり、(c)は、凸部形成部材配置機構の第3の例の概略構成を示す説明図である。 図7に示す圧着ローラの変形例の斜視図である。 二次電池用積層体の製造装置の第2の例の概略構成を示す説明図である。
本発明の二次電池用積層体の製造方法は、例えば本発明の二次電池用積層体の製造装置を使用して、二次電池用積層体を製造する際に用いることができる。そして、製造された二次電池用積層体は、積層型二次電池を製造する際に好適に用いることができる。
ここで、本発明の二次電池用積層体の製造装置および製造方法では、通常、長尺の電極原反をロール状に巻いてなる電極ロールと、長尺のセパレータ原反をロール状に巻いてなるセパレータロールとを使用し、二次電池用積層体を連続的に製造する。具体的には、本発明の製造装置および製造方法では、セパレータロールから繰り出されたセパレータ原反と、電極ロールから繰り出された電極原反とを、例えば貼合機構を使用して、セパレータ原反を屈曲または湾曲させてセパレータ原反の全幅に亘って延在する凸部を形成した状態で、凸部が電極原反側とは反対側に位置するように貼り合わせることにより、セパレータ原反と電極原反との貼り合わせ体を作製する。そして、その後、例えば切断機構を使用して、凸部が設けられている部分で、セパレータ原反および電極原反の双方を、或いは、電極原反のみを切断することにより、二次電池用積層体を製造することができる。
<電極原反>
なお、電極原反としては、特に限定されることなく、例えば長尺の集電体の片面または両面に電極活物質およびバインダーを含む電極合材層を形成してなる電極原反などを用いることができる。そして、集電体および電極合材層の材料としては、既知の材料を用いることができる。
<セパレータ原反>
また、セパレータ原反としては、特に限定されることなく、ポリオレフィン樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等)、芳香族ポリアミド樹脂などの樹脂を含む微多孔膜または不織布などの有機材料からなる長尺の多孔性部材を用いることができる。
なお、セパレータ原反は、セパレータロールから繰り出される方向(搬送方向)の引張弾性率が400MPa以上4500MPa以下であることが好ましい。また、セパレータ原反の厚さは、通常、0.5μm以上、好ましくは1μm以上であり、通常、40μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは20μm以下である。ここで、本発明において、「セパレータ原反の引張弾性率」とは、JIS K7127に準じて測定した、温度23℃における引張弾性率を指す。
<貼り合わせ体>
そして、本発明の製造装置および製造方法において上述した電極原反およびセパレータ原反を用いて形成される貼り合わせ体は、特に限定されることなく、例えば図1(a)~(c)に長手方向に沿う断面を示すような構造を有している。
ここで、図1(a)に示す貼り合わせ体1は、集電体11の両面に電極合材層12を形成してなる電極原反10の一方(図1(a)では上側)の表面に、全幅に亘って延在する断面半円弧状の凸部(湾曲部)21を所定の間隔で複数形成してなるセパレータ原反20が貼り合わされた構造を有している。なお、セパレータ原反20は、凸部21間の部分が電極原反10と接着している。
また、図1(b)に示す貼り合わせ体1Aは、集電体11の両面に電極合材層12を形成してなる電極原反10の両面に、全幅に亘って延在する断面半円弧状の凸部(湾曲部)21を所定の間隔で複数形成してなるセパレータ原反が貼り合わされた構造を有している。なお、貼り合わせ体1Aでは、電極原反10の第1の表面に貼り合わされたセパレータ原反20の凸部21の形成位置と、電極原反10の第2の表面に貼り合わされたセパレータ原反20の凸部21の形成位置とが一致している。即ち、電極原反10の第1の表面に貼り合わされたセパレータ原反20の凸部21と、電極原反10の第2の表面に貼り合わされたセパレータ原反20の凸部21とは、電極原反10を挟んで対向している。また、セパレータ原反20は、凸部21間の部分が電極原反10と接着している。
更に、図1(c)に示す貼り合わせ体1Bは、集電体11の両面に電極合材層12を形成してなる電極原反10の一方(図1(c)では上側)の表面に、全幅に亘って延在する断面半円弧状の凸部(湾曲部)21を所定の間隔で複数形成してなるセパレータ原反20が貼り合わされた構造を有している。そして、貼り合わせ体1Bでは、凸部21の大きさが長手方向の第1の側(図1(c)では左側)から第2の側(図1(c)では右側)に向かって漸増するパターン(例えば、図示例では次第に大きくなる3つの凸部21A,21B,21Cの組み合わせからなるパターン)が繰り返し設けられている。なお、セパレータ原反20は、凸部21A,21B,21C間の部分が電極原反10と接着している。
なお、図1(a)~(c)では、電極原反10が、集電体11の両面に電極合材層12を有している場合について示したが、電極原反は、集電体の一方の表面のみに電極合材層が形成されたものであってもよい。
また、図1(a)~(c)では、凸部21が断面半円弧状である場合について示したが、凸部の形状は、図6(a)~(c)に示すような形状等、任意の形状とすることができる。ここで、図6(a)に示す凸部21Dは、三角形状をしており、図6(b)に示す凸部21Eは、四角形状をしており、図6(c)に示す凸部21Fは、第1凸部21aおよび第2凸部21cと、第1凸部21aおよび第2凸部21cの間に位置する谷部21bとを有する形状をしている。中でも、図6(c)に示すような、互いに隣接する第1凸部21aおよび第2凸部21cと、第1凸部21aおよび第2凸部21cの間に位置する谷部21bとを有する形状とすれば、谷部21bにおいてセパレータ原反20を切断し易くすることができる。
<二次電池用積層体>
そして、本発明の製造装置および製造方法において上述した貼り合わせ体の少なくとも電極原反部分を、凸部が設けられている部分で切断することにより得られる二次電池用積層体は、電極原反の切断片よりなる電極の片面または両面に、セパレータ原反の切断片よりなり寸法が電極よりも大きいセパレータが貼り合わされてなる構造、或いは、セパレータ原反の切断片よりなる長尺のセパレータの一方の表面に、電極原反の切断片よりなる複数の電極が貼り合わされてなる構造を有している。具体的には、二次電池用積層体は、特に限定されることなく、例えば図2(a)、(b)に積層方向に沿う断面を示すような構造、或いは、図3に長手方向に沿う断面を示すような構造を有している。
ここで、図2(a)に示す二次電池用積層体2は、例えば図1(a)に示す貼り合わせ体1の電極原反10およびセパレータ原反20を凸部21の略中央(頂部)位置で切断することにより得られる。そして、二次電池用積層体2は、電極原反10の切断片よりなり、集電体11aの両面に電極合材層12aが設けられている電極10aと、セパレータ原反20の切断片よりなり、電極10aよりも大きな寸法を有して電極10aの一方(図2(a)では上側)の表面に貼り合わされているセパレータ20aとを有している。
なお、図2(a)においてセパレータ20aが電極10aの両端から突出している部分の長さは、それぞれ、貼り合わせ体1において切断された凸部21の長さと、当該凸部21に対向する位置の電極原反10の長さとの差の略1/2である。
また、図2(b)に示す二次電池用積層体2Aは、例えば図1(b)に示す貼り合わせ体1Aの電極原反10およびセパレータ原反20を凸部21の略中央(頂部)位置で切断することにより得られる。そして、二次電池用積層体2Aは、電極原反10の切断片よりなり、集電体11aの両面に電極合材層12aが設けられている電極10aと、セパレータ原反20の切断片よりなり、電極10aよりも大きな寸法を有して電極10aの両面に貼り合わされているセパレータ20aとを有している。
なお、図2(b)においてセパレータ20aが電極10aの両端から突出している部分の長さは、それぞれ、貼り合わせ体1Aにおいて切断された凸部21の長さと、当該凸部21に対向する位置の電極原反10の長さとの差の略1/2である。
そして、上述した二次電池用積層体2および二次電池用積層体2Aを使用すれば、例えば図4に示すように積層して、積層型二次電池に使用し得る電極構造体を作製し得る。
ここで、図4において、符号2’は負極積層体、10a’は負極、11a’は負極集電体、12a’は負極合材層、2”は正極積層体、10a”は正極、11a”は正極集電体、12a”は正極合材層、20aはセパレータを示す。なお、この例では、二次電池の安全性を高める観点から、正極10a”の寸法は、負極10a’の寸法よりも小さくされている。また、11bは、電流取り出し端子付きの正極集電体であり、11cは、電流取り出し端子付きの負極集電体である。
更に、図3に示す二次電池用積層体2Bは、例えば図1(c)に示す貼り合わせ体1Bについて、凸部21Aの略中央(頂部)位置で電極原反10およびセパレータ原反20を切断し、凸部21Bおよび凸部21Cの略中央(頂部)に対向する位置で電極原反10のみを切断することにより得られる。そして、二次電池用積層体2Bは、電極原反10の切断片よりなり、集電体11aの両面に電極合材層12aが設けられている電極10aが、セパレータ原反20の切断片よりなる長尺のセパレータ20aの一方の表面に複数(図示例では下側の表面に3つ)貼り合わされた構造を有している。
なお、図3において電極10a間の距離L1,L2は、それぞれ、貼り合わせ体1Bにおいて切断されなかった凸部21B,21Cの長さに対応する。
そして、上述した二次電池用積層体2Bを使用すれば、例えば図5に示すように積層および巻回して、積層型二次電池に使用し得る電極構造体を作製し得る。この電極構造体は、n個の第一電極(負極または正極;図示例では負極10a’)と、n-1個の第二電極(正極または負極;図示例では正極10a”)とが交互に積層された構造を有しており、長尺のセパレータの一方の表面にn-1個の第一電極が所定の間隔で貼り合わされてなる第一積層体と、長尺のセパレータの一方の表面にn-1個の第二電極が所定の間隔で貼り合わされ、且つ、セパレータの長手方向一端側に位置する第二電極に対向するようにセパレータの他方の表面に第一電極が1つ貼り合わされてなる第二積層体とを、第一積層体のセパレータを介して第一積層体の長手方向一端側に位置する第一電極と、第二積層体の長手方向一端側に位置する第二電極とが対向するように積層し、長手方向他端側に向けて巻回してなる構造を有している。
換言すれば、図5に示す電極構造体では、長尺の第一セパレータの一方の表面に複数の第一電極が第一セパレータの長手方向に互いに離隔させて貼り合わされてなる第一積層体と、長尺の第二セパレータの一方の表面に複数の第二電極が第二セパレータの長手方向に互いに離隔させて貼り合わされ、且つ、第二セパレータの長手方向一端側に位置する第二電極に対向するように第二セパレータの他方の表面に第一電極が1つ貼り合わされてなる第二積層体とを備え、第二積層体の第一電極から積層方向一方に向かって、第二セパレータ、第二電極、第一セパレータおよび第一電極がこの順で積層され、第二積層体の第一電極から積層方向他方に向かって、第二セパレータ、第二電極、第一セパレータおよび第一電極がこの順で積層されている。また、第一セパレータおよび第二セパレータは、第二積層体の第一電極を巻回中心として巻回されている。
なお、電極構造体を形成する際には、巻回時に、セパレータを弛ませたり、セパレータを引っ張って伸ばしたりしてもよいが、隣接する電極間の「所定の間隔」とは、通常、巻回した際に当該電極間に挟まれる全ての電極およびセパレータの合計厚み以上であって第一電極および第二電極が上下に整列し得る長さである。
ここで、図5において、符号2’は負極積層体、10a’は負極、2”は正極積層体、10a”は正極、20aはセパレータを示す。なお、この例において、正極積層体2”の一端側に位置してセパレータ20aを介して正極10a”に対向する負極10a’は、二次電池の製造において用いられる任意の手法を用いてセパレータ20a上に配設することができる。また、各電極(負極10a’、正極10a”)間の距離は、巻回した際に当該電極間に挟まれる負極10a’、正極10a”およびセパレータ20aの合計厚み以上であって負極10a’および正極10a”が上下に整列し得る長さとすることができる。そして、この例においても、二次電池の安全性を高める観点から、正極10a”の寸法は、負極10a’の寸法よりも小さくされている。
<二次電池用積層体の製造装置および製造方法>
そして、上述したような二次電池用積層体は、例えば、図7に示すような製造装置100を用いて製造することができる。
図7に示す製造装置100は、長尺の電極原反10をロール状に巻いてなる電極ロール10’と、長尺のセパレータ原反20をロール状に巻いてなるセパレータロール20’と、電極ロール10’から繰り出される電極原反10の主面上に凸部形成部材35を配置する凸部形成部材配置機構90と、電極原反10およびセパレータ原反20を挟持して圧着する圧着ローラとしての金属ローラ30およびゴムローラ40と、凸部形成部材35を除去する除去機構95と、セパレータ原反20と電極原反10との貼り合わせ体を切断する切断機構50とを備えている。除去機構95は、凸部形成部材35を引き抜く引抜部(図示せず)を備えている。また、製造装置100は、電極原反10およびセパレータ原反20を搬送する搬送ローラ60と、セパレータ原反20の張力を調整する張力ダンパー70と、セパレータ原反20の搬送速度を増加させる増速装置80とを更に備えている。そして、張力ダンパー70、増速装置80、金属ローラ30およびゴムローラ40は、セパレータロール20’から繰り出されるセパレータ原反20と、電極ロール10’から繰り出される電極原反10とを、凸部形成部材35を介在させた状態で接合させ、凸部形成部材35が配置されている部分でセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部21が形成された状態で、凸部21が電極原反10側とは反対側に位置するように貼り合わせる貼合機構として機能する。なお、貼合機構において、金属ローラ30およびゴムローラ40は、金属ローラ30が電極原反10側押え部材であり、ゴムローラ40がセパレータ原反20側押え部材である圧着機として機能する。また、金属ローラ30は凸部形成部材35よりも弾性率が高く、ゴムローラ40は凸部形成部材35よりも弾性率が低い。そして、金属ローラ30およびゴムローラ40よりなる圧着ローラでは、電極原反10、凸部形成部材35およびセパレータ原反20を挟んだ際に、ゴムローラ40が凸部形成部材35の形状に応じた形状に変形する一方で、金属ローラ30が実質的に変形しないことにより、凸部形成部材35が配置されている部分でセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部21を形成することができる。
ここで、凸部形成部材35、凸部形成部材配置機構90および除去機構95について、上記で説明した図および図8を参照して具体的に説明する。
図8(a)~(c)は、凸部形成部材配置機構90の第1~第3の例の概略構成を示す説明図である。
はじめに、図8(a)を参照して説明すると、凸部形成部材配置機構は、電極原反10の主面上に凸部形成部材35を配置する配置部15を備えている。なお、この例では、配置部15は、電極原反10と同速で移動しながら凸部形成部材35を電極原反10の主面上に配置するが、本発明の製造装置では、電極原反10およびセパレータ原反20の搬送を停止した状態で凸部形成部材35を電極原反10の主面上に配置してもよい。
凸部形成部材35は、製造装置100において形成および切断される貼り合わせ体1の凸部21に対応した形状(半円弧状)の凸部を有している。そして、図8(a)に示すように、凸部形成部材35は、電極原反10の全幅に亘って配置されている。なお、凸部形成部材35は、例えばテフロン(登録商標)などの難接着性表面を有する材料、もしくは、表面に難接着性コートが施された材料等により形成されている。
また、除去機構95は、凸部形成部材35を引き抜いて除去する引抜除去部(図示せず)を備えている。引抜除去部が凸部形成部材35を引き抜くことで、セパレータ原反20と電極原反10との間に介在している凸部形成部材35は除去される。なお、除去した凸部形成部材35は、凸部形成部材配置機構90において再利用し得る。また、引抜除去部は、例えば、リニアガイド、ボールねじ、当該ボールねじを回すモーターを有するステージ、および当該ステージを動かすリニアサーボモータを含む構成とすることができる。
そして、製造装置100によれば、例えば図1(a)に示すような貼り合わせ体1を形成して切断機構50で切断し、図2(a)に示すような二次電池用積層体2を得ることができる。
この製造装置100によれば、電極ロール10’から繰り出された電極原反10の主面上に凸部形成部材35を配置することができる(工程(A))。また、セパレータ原反20と電極原反10とを、凸部形成部材35を介在させた状態で接合させ、凸部形成部材35が配置されている部分でセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部21を形成した状態で、凸部21が電極原反10とは反対側に位置するように貼り合わせることができる(工程(B))。また、工程(B)で得られたセパレータ原反20と電極原反10との貼り合わせ体を凸部21が設けられている部分で切断することにより、図2(a)に示すような二次電池用積層体2を得ることができる(工程(C))。更に、工程(B)の後かつ工程(C)の前に、凸部形成部材35を除去することができる(工程(D))。従って、セパレータのサイズが電極よりも大きい二次電池用積層体を連続的に製造することができる。そして、その結果、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造が可能になる。
ここで、上述した製造装置100では、図1(a)に示すような貼り合わせ体1を形成して切断機構50で切断し、図2(a)に示すような二次電池用積層体2を製造し得るように、凸部形成部材配置機構90を用いたが、図1(c)に示すような貼り合わせ体1Bを形成して図3に示すような二次電池用積層体2Bを製造する場合には、凸部形成部材配置機構90に替えて、図8(b)に示すような凸部形成部材配置機構を使用すればよい。
次に、図8(b)を参照して説明すると、凸部形成部材配置機構は、複数(図示例では4つ)の凸部形成部材35A,35B,35C,35Dを備えている。電極原反10の主面上に配置される凸部形成部材35A,35B,35C,35Dの表面積は、それぞれ、電極原反10の搬送方向に向かって漸減している。即ち、電極原反10の主面上に配置される凸部形成部材35A,35B,35C,35Dは、表面積の大きさが、次第に大きくなっている。
そして、図8(b)に示す凸部形成部材配置機構を用いて図3に示すような二次電池用積層体2Bを製造する場合には、例えば、図7に示すセパレータ原反20と電極原反10とを、凸部形成部材35A,35B,35C,35Dを介在させた状態で接合させる。即ち、凸部形成部材35A,35B,35C,35Dを例えば電極原反10の主面上に所定の間隔を空けて順次配置し、凸部形成部材35A,35B,35C,35Dが配置されている部分でセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部を形成しつつ貼り合わせる操作を繰り返す。更に、任意に凸部形成部材35A,35B,35C,35Dを除去した後、凸部形成部材35Aで形成した、表面積の大きさが最も小さい凸部が位置する部分において切断機構50が電極原反10およびセパレータ原反20を切断し、凸部形成部材35B,35C,35Dで形成した凸部が位置する部分において切断機構50が電極原反10のみを切断する。このようにすれば、図3に示すような二次電池用積層体2Bを効率的に得て、図5に示すような電極構造体を作製し、積層型二次電池を連続的かつ効率的に製造することができる。
なお、切断機構50による電極原反10の切断は、例えば、電極原反10のセパレータ原反20側とは反対側に切断刃(図示せず)を設け、当該切断刃を電極原反10とセパレータ原反20の凸部との間の位置まで動かすことにより、行うことができる。
また、図6(c)に示すような形状の凸部21Fを有する貼り合わせ体を形成して図2(a)に示すような二次電池用積層体2を製造する場合には、図7に示す凸部形成部材配置機構90に替えて、図8(c)に示すような凸部形成部材配置機構を使用すればよい。
そして、図8(c)を参照して説明すると、凸部形成部材配置機構は、図6(c)に示す第1凸部21aおよび第2凸部21cに対応する形状の第1凸部35aおよび第2凸部35cと、互いに隣接する第1凸部35aおよび第2凸部35cの間に位置して図6(c)に示す谷部21bに対応する形状を有する溝部35bとを有する凸部35Fを備えている。
そして、図8(c)に示す凸部形成部材配置機構を用いて図6(c)に示すような形状の凸部21Fを有する貼り合わせ体を形成し、図2(a)に示すような二次電池用積層体2を製造する場合には、例えば、セパレータ原反20と電極原反10とを凸部形成部材35Fを介在させた状態で接合させ、凸部形成部材35Fが配置されている部分でセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部を形成しつつ貼り合わせると共に、凸部21Fの谷部21bの位置で切断機構が電極原反10およびセパレータ原反20を切断する。このようにすれば、セパレータのサイズが電極よりも大きい二次電池用積層体2を連続的に製造することができる。そして、その結果、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造が可能になる。
なお、上記では、電極原反10の主面上に配置された凸部形成部材35を用いて凸部が形成された二次電池用積層体2を製造する場合について説明したが、例えば、上述した製造装置100において、ゴムローラ40に替えて図9に示すような金属ローラ40Aを使用しても、図1等に示すような二次電池積層体を製造することができる。
ここで、図1、7および9を参照して具体的に説明すると、金属ローラ40Aは、製造装置100において形成および切断される貼り合わせ体1の凸部21に対応した形状(半円弧状)の凹部41を有している。なお、図9に示すように、金属ローラ40Aの凹部41は、金属ローラ40Aの全幅に亘って設けられている。
そして、張力ダンパー70、増速装置80、金属ローラ30および金属ローラ40Aは、セパレータロール20’から繰り出されるセパレータ原反20と、電極ロール10’から繰り出される電極原反10とを、セパレータ20を金属ローラ40Aの凹部41に凸部形成部材35で押し込んで湾曲させることによりセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部21を形成した状態で、凸部21が電極原反10側とは反対側に位置するように貼り合わせる貼合機構として機能する。
このような金属ローラ40Aを備えた製造装置によれば、図7に示すセパレータロール20’から繰り出されたセパレータ原反20と、電極ロール10’から繰り出された電極原反10とを、金属ローラ40Aの凹部41および凸部形成部材35を用いてセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部21を形成した状態で、凸部21が電極原反10側とは反対側に位置するように貼り合わせることができる。また、得られたセパレータ原反20と電極原反10との貼り合わせ体を凸部21が設けられている部分で切断することにより、図2(a)に示すような二次電池用積層体2を得ることができる。従って、セパレータのサイズが電極よりも大きい二次電池用積層体を連続的に製造することができる。そして、その結果、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造が可能になる。
また、上記では、電極原反10の一方の表面にセパレータ原反20が貼り合わされてなる貼り合わせ体を形成して切断機構で切断し、電極の一方の表面にセパレータが貼り合わされてなる二次電池用積層体を製造する場合について説明したが、電極原反10の両面にセパレータ原反20が貼り合わされてなる貼り合わせ体を形成して図2(b)に示すような二次電池用積層体2Aを製造する場合には、例えば図10に示すような製造装置100Aを使用し得る。
ここで、図10において、図7と同様の構成を有する部材には、図7と同じ符号を付し、以下では説明を省略する。
そして、製造装置100Aによれば、電極ロール10’から繰り出された電極原反10の主面両面上に凸部形成部材35を配置することができる(工程(A))。また、セパレータ原反20と電極原反10とを、凸部形成部材35を介在させた状態で2つのゴムローラ40よりなる圧着ローラで接合させ、凸部形成部材35が配置されている部分でセパレータ原反20を湾曲させてセパレータ原反20の全幅に亘って延在する凸部21を形成した状態で、凸部21が電極原反10とは反対側に位置するように貼り合わせることができる(工程(B))。また、工程(B)で得られたセパレータ原反20と電極原反10との貼り合わせ体を凸部21が設けられている部分で切断することにより、図2(b)に示すような二次電池用積層体2を得ることができる(工程(C))。更に、工程(B)の後かつ工程(C)の前に、凸部形成部材35を除去することができる(工程(D))。従って、セパレータのサイズが電極よりも大きい二次電池用積層体を連続的に製造することができる。そして、その結果、積層型二次電池の連続的かつ効率的な製造が可能になる。
なお、製造装置100Aにおいて、両面に凸部21を有する貼り合わせ体の搬送は、特に限定されることなく、例えば、凸部21の形状に対応した形状の凹部を有する搬送ローラや、エアーリフトローラ等のリフトアップ式搬送機構を用いて行うことができる。
以上、本発明の二次電池用積層体の製造装置および製造方法について例を用いて説明したが、本発明の二次電池用積層体の製造装置および製造方法は上述した例に限定されるものではない。
例えば、上述した凸部形成部材は、当該凸部形成部材を溶解、融解または昇華可能な材料から形成するとともに、当該凸部形成部材を除去する任意の除去機構は、当該凸部形成部材を溶解、融解または昇華して除去する除去部を備える構成としてもよい。その際、凸部形成部材を形成する材料としては、例えば、上述したテフロン(登録商標)などの難接着性表面を有する材料や、表面に難接着性コートが施された材料の他、ドライアイス等が挙げられる。また、凸部形成部材を溶解、融解または昇華する方法としては、凸部形成部材を、凸部形成部材を介在させた状態で接合した電極原反およびセパレータ原反と共に浸漬槽に搬入して電解液(エチレンカーボネート)等の溶媒に浸漬する方法や、凸部形成部材を、凸部形成部材を介在させた状態で接合した電極原反およびセパレータ原反と共に加熱炉に搬入して加熱する方法等が挙げられる。これらの方法を採用すれば、凸部形成部材を引き抜く場合と比較し、引き抜き時にセパレータ原反や電極原反に応力や摩擦力等の機械的な負荷を加えることなく、凸部形成部材を除去することができる。
また、貼合機構として使用し得る圧着ローラは、上述したものに限定されるものではなく、電極原反、凸部形成部材およびセパレータ原反を挟んだ際に、セパレータ原反側に位置するローラが凸部形成部材の形状に応じた形状に変形する一方で、電極原反側に位置するローラが実質的に変形しないことにより、凸部形成部材が配置されている部分でセパレータを湾曲させてセパレータ原反の全幅に亘って延在する凸部を形成することができるものであれば、任意のローラを組み合わせて用いることができる。
また、例えば、凸部形成部材を、セパレータ原反の主面に配置される第1の部材と、電極原反の主面に配置される第2の部材とから構成し、セパレータ原反と電極原反とが接合させるときに初めて、第1の部材と第2の部材とが合体し、凸部形成部材を構成するようにしてもよい。
また、例えば、セパレータ原反と電極原反とを挟み込んで貼り合わせる圧着機としては、金型などを用いてもよい。
更に、セパレータ原反の搬送方向の引張弾性率が400MPa以上4500MPa以下である場合、および/または、セパレータ原反の厚さが0.5μm以上40μm以下である場合など、セパレータ原反が柔軟で凸部の形状を維持したまま貼り合わせ体を形成、搬送および切断するのが難しい場合には、セパレータ原反は、凹部内で加熱してクセ付けしてもよい。また、凸部形成部材は、除去することなく、切断機構で電極原反10を切断した際に取り出してもよいし、電極原反およびセパレータ原反20と一緒に切断してもよい。更には、本発明の除去機構を、貼合機構と切断機構との間ではなく、切断機構の下流側に備えてもよい。このようにすれば、切断機構で切断する際には、セパレータ原反と電極原反との間に凸部形成部材が介在することで、セパレータ原反と電極原反との間に中空部分が存在しないため、切断し易くなる。また、凸部形成部材を溶解などにより除去する場合には、上記のような中空部材が存在しないことで切断し易くなることに加えて、切断時の断面の金属バリを防止したり、バリを保護することができる。
本発明の製造装置および製造方法によれば、積層型二次電池を連続的かつ効率的な製造を可能にして、セパレータと電極とを備える二次電池用積層体を効率的に製造できる。
1,1A,1B 貼り合わせ体
2,2A,2B 二次電池用積層体
2’ 負極積層体
2” 正極積層体
10 電極原反
10a 電極
10a’ 負極
10a” 正極
10’ 電極ロール
11 集電体
11a 集電体
11a’ 負極集電体
11a” 正極集電体
11b 電流取り出し端子付きの正極集電体
11c 電流取り出し端子付きの負極集電体
12 電極合材層
12a 電極合材層
12a’ 負極合材層
12a” 正極合材層
15 配置部
20 セパレータ原反
20a セパレータ
20’ セパレータロール
21 凸部
21A,21B,21C,21D,21E,21F 凸部
21a 第1凸部
21b 谷部
21c 第2凸部
30 金属ローラ
35 凸部形成部材
35a 第1凸部
35b 溝部
35c 第2凸部
40A 金属ローラ
41a 第1凹部
41c 第2凹部
50 切断機構
60 搬送ローラ
70 張力ダンパー
80 増速装置
90 凸部形成部材配置機構
95 除去機構
100,100A 製造装置

Claims (14)

  1. 長尺の電極原反をロール状に巻いてなる電極ロールと、
    長尺のセパレータ原反をロール状に巻いてなるセパレータロールと、
    前記セパレータロールから繰り出されるセパレータ原反の主面上および前記電極ロールから繰り出される電極原反の主面上の少なくとも一方に凸部形成部材を配置する凸部形成部材配置機構と、
    前記セパレータ原反と前記電極原反とを前記凸部形成部材を介在させた状態で接合させ、前記凸部形成部材が配置されている部分で前記セパレータ原反を屈曲または湾曲させてセパレータ原反の全幅に亘って延在する凸部を形成すると共に前記セパレータ原反と前記電極原反とを貼り合わせる貼合機構と、
    前記セパレータ原反と前記電極原反との貼り合わせ体の少なくとも電極原反部分を、前記凸部が設けられている部分で切断する切断機構と、
    を備え
    表面積が異なる複数の前記凸部形成部材を備えると共に、前記凸部形成部材配置機構は、各凸部形成部材の表面積が、前記セパレータ原反および前記電極原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように配置する、二次電池用積層体の製造装置。
  2. 前記貼合機構と前記切断機構との間に、前記凸部形成部材を除去する除去機構を更に備える、請求項に記載の二次電池用積層体の製造装置。
  3. 前記除去機構は、前記凸部形成部材を引き抜いて除去する引抜除去部を備える、請求項に記載の二次電池用積層体の製造装置。
  4. 前記凸部形成部材は、溶解、融解または昇華可能な材料から形成されており、前記除去機構は、前記凸部形成部材を溶解、融解または昇華して除去する除去部を備える、請求項に記載の二次電池用積層体の製造装置。
  5. 前記貼合機構が、セパレータ原反側押え部材と電極原反側押え部材とで前記セパレータ原反と前記電極原反とを挟み込んで貼り合わせる圧着機を備え、前記セパレータ原反側押え部材の弾性率が、前記凸部形成部材の弾性率よりも低く、前記電極原反側押え部材の弾性率が、前記凸部形成部材の弾性率よりも高い、請求項1~の何れかに記載の二次電池用積層体の製造装置。
  6. 前記セパレータ原反側押え部材および電極原反側押え部材が圧着ローラである、請求項に記載の二次電池用積層体の製造装置。
  7. 前記凸部が、前記セパレータ原反の全幅に亘って延在する第1凸部および第2凸部と、前記第1凸部および前記第2凸部間に位置する谷部とを有する、請求項1~の何れかに記載の二次電池用積層体の製造装置。
  8. 長尺のセパレータ原反をロール状に巻いてなるセパレータロールから繰り出されたセパレータ原反の主面上および長尺の電極原反をロール状に巻いてなる電極ロールから繰り出された電極原反の主面上の少なくとも一方に凸部形成部材を配置する工程(A)と、
    前記セパレータ原反と前記電極原反とを前記凸部形成部材を介在させた状態で接合させ、前記凸部形成部材が配置されている部分で前記セパレータ原反を屈曲または湾曲させてセパレータ原反の全幅に亘って延在する凸部を形成すると共に前記セパレータ原反と前記電極原反とを貼り合わせる工程(B)と、
    前記工程(B)で得た前記セパレータ原反と前記電極原反との貼り合わせ体の少なくとも電極原反部分を、前記凸部が設けられている部分で切断する工程(C)と、
    を含み、
    前記工程(B)の後かつ前記工程(C)の前に、前記凸部形成部材を除去する工程(D)を更に備える、二次電池用積層体の製造方法。
  9. 前記工程(D)では、前記凸部形成部材を引き抜いて除去する、請求項に記載の二次電池用積層体の製造方法。
  10. 前記凸部形成部材が、溶解、融解または昇華可能な材料から形成されており、
    前記工程(D)では、前記凸部形成部材を溶解、融解または昇華して除去する、請求項に記載の二次電池用積層体の製造方法。
  11. 前記工程(B)では、前記凸部形成部材よりも弾性率が高い電極原反側押え部材と、前記凸部形成部材よりも弾性率が低いセパレータ原反側押え部材とで前記セパレータ原反および電極原反を挟み込んで貼り合わせる、請求項8~10の何れかに記載の二次電池用積層体の製造方法。
  12. 前記セパレータ原反側押え部材および電極原反側押え部材が圧着ローラである、請求項11に記載の二次電池用積層体の製造方法。
  13. 前記工程(A)では、表面積の異なる複数の凸部形成部材を各凸部形成部材の表面積が前記セパレータ原反および前記電極原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように配置し、前記工程(B)では、複数の凸部を、各凸部の表面積が前記セパレータ原反の搬送方向に向かって漸増または漸減するように形成する、請求項8~12の何れかに記載の二次電池用積層体の製造方法。
  14. 前記凸部が、前記セパレータ原反の全幅に亘って延在する第1凸部および第2凸部と、前記第1凸部および前記第2凸部間に位置する谷部とを有する、請求項8~13の何れかに記載の二次電池用積層体の製造方法。
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