JP7246971B2 - 柱脚金物及び柱脚構造 - Google Patents
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Description
請求項2に係る発明は、前記囲み部は、その水平断面形状が略正方形の角筒形状に形成されると共に、前記内部リブは、その水平断面形状が略十字型に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の柱脚金物である。
請求項3に係る発明は、前記ベースプレートの厚さは、前記突出部の囲み部の外側の部分より前記囲み部の内側の部分の方が薄く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱脚金物である。
請求項4に係る発明は、前記ベースプレートは、前記内部リブによって区分された前記空洞毎に前記ベースプレートを厚さ方向に貫通する空気穴を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の柱脚金物である。
請求項5に係る発明は、前記ベースプレートの下面と前記突出部の外周面の上端部の間との隅部に、前記ベースプレート及び前記突出部を補強するための補強突起が設けられたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の柱脚金物である。
請求項6に係る発明は、前記柱脚金物は、鋳造によりその各部が一体的に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の柱脚金物である。
請求項7に係る発明は、基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚金物を用いた柱脚構造であって、平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、前記空洞は、前記囲み部と前記ベースプレートにより形成されており、前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設されるように構成されるとともに、前記突出部の前記囲み部の内部の前記空洞には、前記空洞を複数に区分する内部リブが、前記ベースプレートの下面から下方に向かって伸びるように設けられ、前記内部リブは、その水平方向のそれぞれの端部が前記囲み部の内側面に到達して連続して前記囲み部と一体的に結合された柱脚金物を用いることを特徴とする柱脚構造である。
請求項8に係る発明は、前記基礎コンクリートの内部には、上端部が前記基礎コンクリートの表面から上方に突出するようにアンカーボルトが埋設され、前記アンカーボルトの上端部は、前記ベースプレートに形成されたボルト挿通孔に下方から挿通させると共に、前記ベースプレートの上面より上方に突出する前記アンカーボルトの上端ネジ部にはナットが締結されることを特徴とする請求項7に記載の柱脚構造である。
本発明による柱脚金物は、上記課題を解決するために、別発明として、以下のものでもよい。
基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚金物であって、
平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、
内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、
前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設されるように構成された
ことを特徴とするものである。
前記突出部の前記囲み部の内部の前記空洞には、前記空洞を複数に区分する内部リブが、前記ベースプレートの下面から下方に向かって伸びるように設けられ、
前記内部リブは、その水平方向のそれぞれの端部が前記囲み部の内側面に到達して連続するよう前記囲み部と一体的に結合された
ことを特徴とするものである。
前記囲み部は、その水平断面形状が略正方形の角筒形状に形成されると共に、
前記内部リブは、その水平断面形状が略十字型に形成された
ことを特徴とするものである。
前記ベースプレートの下面と前記突出部の外周面の上端部の間との隅部に、前記ベースプレート及び前記突出部を補強するための補強突起が設けられた
ことを特徴とするものである。
前記柱脚金物は、鋳造によりその各部が一体的に形成された
ことを特徴とするものである。
基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚金物を用いた柱脚構造であって、
平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、
内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、
前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設される柱脚金物を用いた
ことを特徴とするものである。
前記基礎コンクリートの内部には、上端部が前記基礎コンクリートの表面から上方に突出するようにアンカーボルトが埋設され、
前記アンカーボルトの上端部は、前記ベースプレートに形成されたボルト挿通孔に下方から挿通させると共に、
前記ベースプレートの上面より上方に突出する前記アンカーボルトの上端ネジ部にはナットが締結される
ことを特徴とするものである。
基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚金物であって、
平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、
内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、
前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設されるように構成されたことにより、
柱部材の柱脚部に作用するせん断力を基礎コンクリートに効率よく伝達できるようにすると共に、柱脚金物の大型化やそれに伴う重量の増加を防止し、それに伴うコストの増加を防止することができる。
基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚金物を用いた柱脚構造であって、
平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、
内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、
前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設される柱脚金物を用いたことにより、
柱部材の柱脚部に作用するせん断力を基礎コンクリートに効率よく伝達できるようにすると共に、柱脚金物の大型化やそれに伴う重量の増加を防止し、それに伴うコストの増加を防止することができる。
3 基礎コンクリート
3a 凹部
4 柱脚金物
4a ボルト挿通孔
5 柱部材
6 モルタル層
6a 部分モルタル
6b 突出部
8 アンカーボルト
9 型枠
10 ナット
12 柱脚構造
14 柱脚金物
16 ベースプレート
16a ボルト挿通孔
18 突出部
22 柱脚構造
24 柱脚金物
26 ベースプレート
26a ボルト挿通孔
26b 空気孔
28 突出部
28a 囲み部
28b 内部リブ
30 辺部補強突起
31 角部補強突起
34 柱脚金物
38 突出部
M 曲げモーメント
T 引張力
C 圧縮力
F せん断力
f 反力
r 支持力
H,I,J,K,O,P,Q,R1,R2 頂点
Claims (8)
- 基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられる柱脚金物であって、
平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、
内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、
前記空洞は、前記囲み部と前記ベースプレートにより形成されており、
前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設されるように構成されるとともに、
前記突出部の前記囲み部の内部の前記空洞には、前記空洞を複数に区分する内部リブが、前記ベースプレートの下面から下方に向かって伸びるように設けられ、
前記内部リブは、その水平方向のそれぞれの端部が前記囲み部の内側面に到達して連続して前記囲み部と一体的に結合された
ことを特徴とする柱脚金物。 - 前記囲み部は、その水平断面形状が略正方形の角筒形状に形成されると共に、
前記内部リブは、その水平断面形状が略十字型に形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の柱脚金物。 - 前記ベースプレートの厚さは、前記突出部の囲み部の外側の部分より前記囲み部の内側の部分の方が薄く形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の柱脚金物。 - 前記ベースプレートは、前記内部リブによって区分された前記空洞毎に前記ベースプレートを厚さ方向に貫通する空気穴を備える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の柱脚金物。 - 前記ベースプレートの下面と前記突出部の外周面の上端部の間との隅部に、前記ベースプレート及び前記突出部を補強するための補強突起が設けられた
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の柱脚金物。 - 前記柱脚金物は、鋳造によりその各部が一体的に形成された
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の柱脚金物。 - 基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚金物を用いた柱脚構造であって、
平面形状が前記柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に前記柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、
内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、前記ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部と、を備え、
前記空洞は、前記囲み部と前記ベースプレートにより形成されており、
前記突出部の下端部が、前記基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、前記基礎コンクリートの内部に前記突出部が埋設されるように構成されるとともに、
前記突出部の前記囲み部の内部の前記空洞には、前記空洞を複数に区分する内部リブが、前記ベースプレートの下面から下方に向かって伸びるように設けられ、
前記内部リブは、その水平方向のそれぞれの端部が前記囲み部の内側面に到達して連続して前記囲み部と一体的に結合された柱脚金物を用いる
ことを特徴とする柱脚構造。 - 前記基礎コンクリートの内部には、上端部が前記基礎コンクリートの表面から上方に突出するようにアンカーボルトが埋設され、
前記アンカーボルトの上端部は、前記ベースプレートに形成されたボルト挿通孔に下方から挿通させると共に、
前記ベースプレートの上面より上方に突出する前記アンカーボルトの上端ネジ部にはナットが締結される
ことを特徴とする請求項7に記載の柱脚構造。
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JP2020143444A JP2020143444A (ja) | 2020-09-10 |
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JP2019038751A Active JP7246971B2 (ja) | 2019-03-04 | 2019-03-04 | 柱脚金物及び柱脚構造 |
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JP2009275390A (ja) | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Okabe Co Ltd | 柱脚用ベースプレート及びこれを用いた柱脚構造 |
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JPH1181461A (ja) * | 1997-07-09 | 1999-03-26 | Kajima Corp | 鉄骨柱脚または鋼管柱脚用の接合金物および鉄骨柱脚または鋼管柱脚の固定方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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