JP7246673B2 - 人工歯および人工歯セット並びに有床義歯 - Google Patents

人工歯および人工歯セット並びに有床義歯 Download PDF

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本発明は、損失した歯の代用となる人工歯および人工歯セット並びに有床義歯に関するものである。
歯が損失すると食物が噛み難いため有床義歯が使用されることがある。この有床義歯は人工歯が義歯床に配置される。
人工歯は、前歯用や臼歯用が準備されており、損失した歯の位置に応じて、対応する人工歯が使用される。このような人工歯について、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1には、少なくとも2つの隣り合う人工歯のセットであって、人工歯の隣接面に有する柱状の凸部を有し、もう一方の人工歯の隣接面に有する柱状の凹部を有し、人工歯の凸部が隣接する人工歯の凹部に挿入される人工歯セットが記載されている。
特開2016-112249号公報
この特許文献1に記載の人工歯セットでは、凸部と凹部とが遠心側、近心側とに形成されているため、隣接する人工歯同士を並べ易くすることができ、義歯床を製作するときの蝋堤に配置するときには舌側または口蓋側と、頬側との区別を容易とするものである。
しかし、人工歯は前歯と臼歯の違いは明確であっても、第1大臼歯と第2大臼歯、第1大臼歯と第2小臼歯、左右の大臼歯同士や小臼歯同士、左右の中切歯同士や側切歯同士など、区別が付き難く、色々な組み合わせで勘違いを発生させるおそれがある。そうなると、歯科医師や歯科技工士が誤って人工歯を異なる位置に配置して有床義歯を作製するおそれがある。
そこで本発明は、正確な位置に確実に配置することが可能な人工歯および人工歯セット並びに有床義歯を提供することを目的とする。
本発明の人工歯は、歯列弓における歯の位置を示す識別情報が付与されたことを特徴とする。
歯列弓における歯の位置を示す識別情報が付与されているため、歯科医師や歯科技工士が識別情報を見れば歯列弓における歯の位置を把握することができる。
前記識別情報が、義歯床に埋没する基底面に形成されていれば、有床義歯としたときに識別情報が義歯床に隠れるため、装着者からは識別情報が認識できなくなるので、外観を従来の有床義歯と変わらない自然な状態とすることができる。
前記識別情報が、前記歯列弓における歯の位置を示す歯式番号を含むものであると、歯式番号を通常使用する歯科医師や歯科技工士であれば、識別情報を視認しただけで歯列弓における歯の位置を直ぐに、かつ容易に認識することができる。
前記歯式番号は、前記歯式番号の上側が唇側、口蓋側、舌側、頬側、遠心側または近心側のいずれかを向くように配置されていると、歯列弓における歯の位置だけでなく、人工歯の向きも容易に把握することができる。
前記識別情報が、溝による凹部または出っ張りによる凸部により形成されていれば、義歯床との接触面積が増加するため、接続強度を増強することができる。
前記歯式番号は、FDI方式、ユニバーサル方式、Zsigmondy-Palmer方式またはMICAP方式のいずれかによる表記とすることができる。
前記識別情報に、歯の種類を識別するための文字情報を含ませると、文字情報を見るだけで、容易に人工歯の種類を識別することができる。
前記基底面に、開口部の形状により歯の種類が識別可能な凹部、または天面の形状により人工歯の種類が識別可能な凸部が形成されていると、凹部の開口部または凸部の天面の形状により、容易に人工歯の種類を識別することができる。
本発明の人工歯セットは、本発明の人工歯を複数備えたことを特徴とする。
本発明の人工歯セットによれば、本発明の人工歯が複数あっても、それぞれの歯の位置を正確に把握することができる。
本発明の有床義歯は、本発明の人工歯と、前記人工歯を支持する義歯床とを備えたものとすることができる。
本発明によれば、歯科医師や歯科技工士が識別情報を見れば歯列弓における歯の位置を把握することができるので、本発明の人工歯を正確な位置に確実に配置することが可能である。
本発明の実施の形態1に係る人工歯である中切歯を示す図であり、(A)は口蓋側から見た図、(B)は唇側から見た図である。 図1に示す人工歯の識別情報である歯式番号を説明するための図であり、(A)はFDI方式を説明するための図、(B)はユニバーサル方式を説明するための図、(C)はZsigmondy-Palmer方式を説明するための図、(D)はMICAP方式を説明するための図である。 図1に示す歯式番号が方向を示すことを説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る人工歯である第1大臼歯を示す図であり、(A)は舌側から見た図、(B)は遠心側から見た図である。 図4に示す歯式番号が方向を示すことを説明するための図である。 図1に示す人工歯を用いて有床義歯を製造する工程を説明するための図であり、(A)は模型を示す図、(B)は基礎床に咬合堤が形成された咬合床を示す図、(C)は人工歯が配置された状態の図、(D)は有床義歯を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る人工歯である中切歯を口蓋側から見た図であり、(A)は凹部の開口部を三角形状とした図、(B)は凹部の開口部を四角形状とした図である。 本発明の実施の形態3に係る人工歯である中切歯を口蓋側から見た図であり、歯の種類を示す識別コードが含まれた識別情報を説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係る人工歯である中切歯を示す口蓋側から見た図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1に係る人工歯および人工歯セット並びに有床義歯を図面に基づいて説明する。
(前歯部)
図1に示す人工歯10は、前歯部の一例である上顎の左側の中切歯である。人工歯10における義歯床に埋没する基底面11には、開口部が円形状の凹部12が形成されている。また、基底面11には、歯列弓における歯の位置を示す視認可能な識別情報13が付与されている。本実施の形態では、識別情報13は歯列弓における歯の位置を示す歯式番号N1としている。
歯式番号N1は、溝による凹部または出っ張りによる凸部により形成されている。歯式番号N1を凹部により付与するときには、刻印としたり、レーザー照射による切削としたり、人工歯10を樹脂成形するときの金型の基底面11に対応する面に凸型とした歯式番号を形成することで、基底面11に凹部としたりした歯式番号N1を付与することができる。
また、歯式番号N1を凸部により付与するときには、人工歯10を樹脂成形するときの金型の基底面11に対応する面に凹型とした歯式番号を形成することで、基底面11に凸部とした歯式番号N1を付与することができる。
また、歯式番号N1は、人工歯10を配置するときにだけに使用されるため印刷、転写等としてもよい。
この歯式番号N1は、図2に示すように、FDI方式、Universal方式、Zsigmondy-Palmer方式またはMICAP方式のいずれかによる表記とすることができる。
図1に示す歯式番号N1の例では、FDI方式によるものであり、上顎の左側の中切歯であるため「21」である。
この歯式番号N1は、人工歯10が上顎の左側の中切歯であるため、Universal方式で表記した場合には「9」となり、Zsigmondy-Palmer方式とした場合には「
Figure 0007246673000001
」となる。また、MICAP方式とした場合には、「#I1」となる。
歯式番号は、歯式番号の上側が唇側、口蓋側、舌側、頬側、遠心側または近心側のいずれかを向くように配置されている。
図3に示す例では、歯式番号N1を示す数字「21」の上側(図3での下側)が唇側を向いているため、歯式番号N1の数字「21」の下側は口蓋側となる。従って、図3での右側が遠心側、左側が近心側となる。
(臼歯部)
次に、臼歯部の一例である下顎の左側の第1大臼歯に位置する人工歯を説明する。
図4に示す人工歯20は、図1に示す人工歯10と同様に、義歯床に埋没する基底面21には、開口部が円形状の凹部22が形成されている。また、基底面21には、歯列弓における歯の位置を示す視認可能な識別情報13となる歯式番号N2が付与されている。
歯式番号N2は、図1に示す歯式番号N1と同様の方法にて付与することができる。
歯式番号N2は、FDI方式によるものであり、下顎の左側の第1大臼歯であるため「36」である。
図5に示す例では、歯式番号N2を示す数字「36」の上側(図3での下側)が唇側を向いているため、歯式番号N2の下側は舌側となる。従って、図5での右側が近心側、左側が遠心側となる。
(有床義歯の製造)
図1に示す人工歯10と図4に示す人工歯20とは、これらを用いて通常の方法により有床義歯とすることができる。
例えば、歯科医師および歯科技工士が、上顎の有床義歯を作製するときには、まず、歯科医師が、歯が損失した部分の印象を採得して模型Mを作製する(図6(A)参照)。次に、歯科技工士が、この模型からレジンによる基礎床を成形し、この基礎床31にパラフィンワックスにより形成された咬合堤32を配置して、咬合床30を作製する(図6(B)参照)。
そして、歯科医師が、患者に咬合床30を装着させ、咬合堤32を溶融させながら、患者に噛み合わせをさせて、咬合堤32に、咬合平面や正中、咬合高径、人工歯の配列位置などの咬合状態を記録する。
咬合堤32に咬合状態が記録されると、歯科技工士がこの記録に基づいて、咬合堤32を削り取りながら、または咬合堤32を溶融させ、余分なパラフィンワックスを除去し、歯を象った中切歯用の人工歯10や他の上顎用の人工歯を配列する(図6(C)参照)。
このとき、歯列弓のそれぞれの位置に対応した複数の人工歯が揃えられている人工歯セットの中から、損失した歯に該当する人工歯10や他の人工歯を、図1に示す歯式番号N1を確認しながら取り出し、咬合堤に配置することで、人工歯10を他の位置の人工歯と取り違えることなく配置することができる。
基礎床31に人工歯10を配置すると、人工歯10の基底面11は、咬合堤32に埋没する。
次に、人工歯10が咬合堤に並べられた基礎床を、フラスコ枠内に充填された石膏に埋没させる。石膏が固化すると、この石膏を鋳型として、歯科技工士が咬合堤および基礎床を加熱することでワックスを除去し、代わりにレジンを充填する。レジンが固化して、鋳型を型開きすれば、図6(D)に示す有床義歯40が完成する。
咬合堤および基礎床の代わりのレジンが固化して義歯床41となって、人工歯10の基底面11を埋没し、しっかりと保持した状態で成形される。
以上のように人工歯10,20が構成されているため、歯科医師や歯科技工士が識別情報13(歯式番号N1,N2)である「21」,「36」を見れば、人工歯10,20の排列位置を特定することできる。そのため、人工歯10が上顎の左側の中切歯であり、人工歯20が下顎の左側の第1大臼歯であることが容易に把握できるので、人工歯10,20を正確な位置に確実に配置することが可能である。
なお、図6(A)から同図(D)においては上顎の総義歯を例に説明したが、下顎の有床義歯を製造する場合も人工歯20を用いることで同様に作製することができる。
歯式番号N1,N2が、義歯床に埋没する基底面に形成されているので、有床義歯としたときに歯式番号N1,N2が隠れるため、装着者からは歯式番号N1,N2が認識できなくなる。従って、従来の有床義歯と変わらず、自然な状態の有床義歯とすることができる。
歯式番号N1,N2が、溝による凹部または出っ張りによる凸部により形成されているので、義歯床との接触面積が増加して、機械的嵌合力が向上するため、接続強度を増強させることができる。
また、基底面11,21には、歯式番号N1,N2と共に、凹部12,22が形成されているため、歯式番号N1,N2と同様に機械的嵌合力が向上するため、人工歯10,20を強固に義歯床と接続することができる。
歯式番号N1,N2が、歯列弓における歯の位置を示す歯式番号であり、FDI方式、ユニバーサル方式、Zsigmondy-Palmer方式またはMICAP方式のいずれかによる表記としているため、歯式番号を通常使用する歯科医師や歯科技工士であれば、歯列弓における歯の位置を直ぐに、かつ容易に認識することができる。
歯式番号N1および歯式番号N2の上側が唇側を向いているので、歯列弓における歯の位置だけでなく、唇側の向きの他、口蓋側、舌側、遠心側、近心側まで、容易に向きを把握することができる。
本実施の形態では、図1および図4に示す識別情報13が基底面11,21に形成されていたが、口蓋側または舌側、頬側の側面に形成されていてもよいが、頬側の側面に識別情報を付与した場合、有床義歯を口腔内に装着したときに外部から視認されやすいため、口蓋側または舌側の側面が望ましい。口蓋側または舌側の側面であっても識別情報13が凹部または凸部により形成されていると、歯ざわりが悪くなることや、凹部または凸部に歯垢等が付着しやすくなるため、識別情報13は基底面11,21に付与するのが望ましい。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係る人工歯を図面に基づいて説明する。
なお、図7においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態2に係る人工歯では、歯の種類を、開口部の形状により識別可能な凹部、または天面の形状により識別可能な凸部が、基底面に形成されている。
ここで、歯の種類とは、材質やサイズ、色などが異なる人工歯を指す。
図1(A)に示す人工歯10および図4(A)に示す人工歯20では、凹部12,22は、開口部が円形状に形成されていた。しかし、本実施の形態では、図7(A)に示すように、上顎の左側の中切歯とした人工歯10Aの基底面11に形成された凹部12aの開口部を三角形状としたり、図7(B)に示すように、人工歯10Bおける凹部12bの開口部を四角形状としたりすることができる。更には、凹部の開口部を、五角形以上の多角形状とすることもできる。
例えば、図1(A)に示すような凹部12の開口部が円形状であれば、人工歯10がレジン歯であることを示し、図7(A)に示すような凹部12aの開口部が三角形状であれば、人工歯10Aが硬質レジン歯であることを示し、図7(B)に示すような凹部12bの開口部が四角形状であれば、人工歯10Bが陶歯であることを示すことができる。
このように、開口部の形状により人工歯の材質を識別するようにすることができる。
また、開口部の形状と、人工歯のサイズや色に対応させることで、材質を識別したときと同様に、人工歯のサイズや色を識別することができる。
また、凹部の代わりに凸部とした場合でも、凸部の天面の形状により、材質やサイズ、色などを識別するようにすることができる。
以上のように、本実施の形態2に係る人工歯10A,10Bでは、歯の種類を、開口部の形状により区別可能な凹部12a,12b、または天面の形状により区別可能な凸部が、基底面11に形成されているため、外観から人工歯の種類を容易に把握することができる。
[実施の形態3]
本発明の実施の形態2に係る人工歯を図面に基づいて説明する。
なお、図8においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態3に係る人工歯10Cでは、識別情報13Cに、歯式番号N1だけでなく、歯の種類を識別するための文字情報である識別コードN3が含まれている。
本実施の形態では、識別コードを2桁のアルファベット文字としている。例えば、識別情報13Cが「AX21」であった場合、「21」は、図1に示す人工歯10と同じ、FDI方式で歯列弓における歯の位置を示すものであり、上顎の左側の中切歯であることを示している。そして、「A」は材質を識別するもので、レジン歯であることを示している。また、「X」はサイズを識別するものであり、例えば、サイズの種類であるX,L,M,Sのうち最も大きいサイズであることを示している。
このように識別情報13Cとして、歯式番号N1だけでなく、識別コードN3が含まれることで、外観から人工歯の種類を容易に把握することができる。また、識別コードN3を文字情報としているため、文字を組み合わせることにより多くの種類の人工歯を表現することができる。
更に、人工歯10Cでは、識別コードN3を凹部または凸部により形成するにより、歯式番号N1が形成された人工歯10(図1(A)参照)より文字数が多くなるため、より強固に義歯床と接続させることができる。
[実施の形態4]
本発明の実施の形態4に係る人工歯を図面に基づいて説明する。
なお、図9においては、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図9に示す本実施の形態4に係る人工歯10Dでは、識別情報13(歯式番号N1)が付与されているだけでなく、識別情報が格納され、無線信号に読み取り可能な発信素子Cが埋設され、内蔵されている。
この発信素子Cは、例えば、非接触式のパッシブダグ型のRFIDタグとすることができる。発信素子Cには、歯列弓における歯の位置を示す情報の他、色、形、大きさ(サイズ)等の人工歯の種類に関する情報も格納することができる。
このように発信素子Cが人工歯10Dに埋設されていることで、人工歯10Dに読取装置をかざすだけで、発信素子Cから識別情報と人工歯の種類に関する情報とを、非接触により読み取ることができる。
従って、見た目だけで人工歯の種類を判断するのではなく、確実な情報に基づいて人工歯の種類を確認することができるため、取り違いなどのミスを防止することができる。
なお、実施の形態1~4に係る人工歯10,20,10A,10B,10C,10Dの識別情報13(歯式番号N1,N2),13C(歯式番号N1)を歯式番号としているが、歯列弓における歯の位置が特定できれば、文字の他、記号、平面図形または立体図形、バーコードなどの光学的読取情報などとすることができる。また、基底面11,21のみを着色して、色を識別情報として付与し、色の種類により歯の位置を特定するようにしてもよい。基底面11,21のみが着色されているため、有床義歯40としたときに、義歯床41(図6参照)に隠れるため、外観を従来の有床義歯と変わらない自然な状態とすることができる。
また、実施の形態2に係る人工歯10A,10Bでは、凹部や凸部により歯の種類を特定し、実施の形態3に係る人工歯10Cでは識別コードN3により歯の種類を特定していたが、これらを組み合わせてもよい。
また、人工歯10,20,10A,10B,10C,10Dは永久歯であったが、乳歯であってもよい。この場合、乳歯の位置に対応した識別情報(歯式番号)が付与される。
本発明は、損失した歯の代用となる人工歯および人工歯セット並びにこれらを用いた総義歯や部分床義歯などの有床義歯に好適である。
10,20,10A,10B,10C,10D 人工歯
11,21 基底面
12,22,12a,12b 凹部
13,13C 識別情報
N1,N2 歯式番号
N3 識別コード
M 模型
C 発信素子
30 咬合床
31 基礎床
32 咬合堤
40 有床義歯
41 義歯床

Claims (8)

  1. 歯列弓における歯の位置を示す識別情報が付与され、
    前記識別情報が格納され、無線信号により読み取り可能な発信素子が内蔵された人工歯。
  2. 歯列弓における歯の位置を示す識別情報が付与され、
    前記識別情報は、義歯床に埋没する基底面に形成され、前記歯列弓における歯の位置を示す歯式番号を含み、
    前記歯式番号は、人工歯の向きを把握するために、前記歯式番号の上側が唇側、口蓋側、舌側、頬側、遠心側または近心側のいずれかを向くように配置された人工歯。
  3. 前記歯式番号は、FDI方式、ユニバーサル方式、Zsigmondy-Palmer方式またはMICAP方式のいずれかによる表記である請求項2記載の人工歯。
  4. 前記識別情報は、溝による凹部または出っ張りによる凸部により形成された請求項3記載の人工歯。
  5. 前記識別情報には、歯の種類を識別するための文字情報が含まれる請求項1からのいずれかの項に記載の人工歯。
  6. 前記基底面には、歯の種類を、開口部の形状により識別可能な凹部、または天面の形状により識別可能な凸部が形成された請求項記載の人工歯。
  7. 前記請求項1からのいずれかの項に記載の人工歯を複数備えた人工歯セット。
  8. 前記請求項1からのいずれかの項に記載の人工歯と、前記人工歯を支持する義歯床とを備えた有床義歯。
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