JP7243976B2 - 流体過加熱器 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、ケーシングにおけるヒータへの外部配線の接続側となる長手方向端部では、側壁のさらに外側に第2の側壁が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、ケーシングにおける外部配線の接続側と反対の長手方向端部でも、側壁のさらに外側に第2の側壁が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ヒータの外部配線接続部を側壁と第2の側壁との間に収納することができるため、接続部を外部から保護することができる。
請求項3に記載の発明によれば、長手方向両端部に側壁と第2の側壁を設けるため、制作段階においてケーシングの長手方向の向きが限定されなくなり、製作加工が容易となる。
図1,2に示すように、過加熱蒸気を発生させる流体過加熱器1は、外装となる長尺状の外部ケーシング2を有する。この外部ケーシング2は、短手方向両端部が折り曲げられたコ字状の上部外筒3a及び同じくコ字状の下部外筒3bからなる外筒3と、流体過加熱器1の長手方向内側を向いて開口する略箱状に形成された第2の側壁6a,6bとによって構成されている。上部外筒3aの上部両端部寄りには貫通孔12,12が設けられ、配管8の流入部8bと流出部8cとがそれぞれ異なる貫通孔12,12から上方へ突出し、流入部8b及び流出部8cそれぞれの末端には図示しない他の配管と流体過加熱器1とを接続する接続部18,18が設けられている。
外部配線の接続側の第2の側壁6aには、後述するヒータ9、温度センサ10及び温度ヒューズ11の配線を外部ケーシングの外部へ誘導するための誘導孔13が形成されている。また、外筒3の外部配線の接続側の端部付近であって、後述する側壁7と第2の側壁6aの間となる位置には、外筒3の四面全てに排熱のためのスリット17が複数形成されている。さらに、外部配線の接続側の第2の側壁6aには、ヒータ9に配線するための端子台21が備えられている。
上部内筒5aの長手方向両端部寄りには、配管8の流入部8bと流出部8cを内部ケーシング4の外部へ突出させるための第2の貫通孔14,14が設けられている。
なお、ヒータ9及び温度センサ10は、図示しない別体の制御器に接続されることで制御される。本実施形態におけるヒータ9は、石英管内に図示しないカーボン製の発熱体を封入したカーボンヒータである。
この時、配管8は、流入部8b及び流出部8cが、貫通孔12,12及び第2の貫通孔14,14に挿通され、内筒5によって配管8のコイル状部8aが内包支持されている。このように、流体過加熱器1はシンプルな構造となっているため、簡単な分解作業によって配管8やヒータ9の交換ができ、例えば、径の異なる配管と交換することで発生させる過加熱蒸気の流量を容易に調整することができる。
なお、内筒5と外筒3とによって作られる間隙20には、ガラス繊維からなる断熱材(図示せず)が詰め込まれており、外部ケーシング2への伝熱を抑えることができる。
このように構成された流体過加熱器1によれば、流体が通過する配管8をヒータ9の外周を螺旋状に巻回するコイル状とすることにより、ヒータ加熱に必要な距離が縮まり、スペースを小さくすることが可能となる。また、配管8の製作加工がコイル状に巻く加工であるため、加工工数が軽減される。また、飽和蒸気とヒータ9とが直接接しない構造となるため、ヒータ寿命を延ばすことが可能となる。また、配管8とヒータ9を内筒5に収容したことにより剛性が増大し、加熱された流体に起因する配管8の歪みを抑えることができる。
よって、ヒータ9の外部配線接続部を側壁7aと第2の側壁6aとの間に収納することができるため、外部配線接続部を外部から保護することができる。また、端子台21もヒータ9の熱から保護することができる。
よって、長手方向両端部に側壁7a,7bと第2の側壁6a,6bを設けるため、制作段階においてケーシングの長手方向の向きが限定されなくなり、製作加工が容易となる。
よって、内筒5内部の四隅に空間ができるため、内筒5内に配管8の温度を直接計測する温度センサ10等を設置できる。
Claims (3)
- 流体が通過する配管と、
前記配管内の前記流体を加熱するヒータと、
前記配管及び前記ヒータを収容する長尺状のケーシングとを備えた流体過加熱器であって、
前記ヒータは、前記ケーシングの長手方向に沿って延びる直線状であって、
前記配管は、前記ヒータの長手方向から見て円形に、前記ヒータの外周を螺旋状に巻回するコイル状に形成され、
前記ケーシングは、少なくとも前記配管と前記ヒータとを収容する横断面四角形状の内筒と、前記内筒の外側へ非接触状態に配置された外筒とを備え、
前記ケーシングの長手方向両端部には、前記内筒と前記外筒とを連結する側壁が設けられていることを特徴とする流体過加熱器。 - 前記ケーシングにおける前記ヒータへの外部配線の接続側となる長手方向端部では、前記側壁のさらに外側に第2の側壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流体過加熱器。
- 前記ケーシングにおける前記外部配線の接続側と反対の長手方向端部でも、前記側壁のさらに外側に第2の側壁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の流体過加熱器。
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JP2018233689A JP7243976B2 (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | 流体過加熱器 |
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JP2020095880A JP2020095880A (ja) | 2020-06-18 |
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ID=71084124
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Citations (4)
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US20040184794A1 (en) | 2002-12-11 | 2004-09-23 | Thomas Johnson | Method device for heating fluids |
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2018
- 2018-12-13 JP JP2018233689A patent/JP7243976B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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