JP7243925B2 - 導体接続構造および該導体接続構造を備えるプローブ - Google Patents

導体接続構造および該導体接続構造を備えるプローブ Download PDF

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Description

この発明は、導体接続構造および該導体接続構造を備えるプローブに関する。
例えば、特許文献1は、同軸ケーブルの先端に接続される検査用同軸コネクタを開示する。特許文献1の検査用同軸コネクタでは、同軸ケーブルの中心導体および外部導体が、それぞれ、同軸コネクタ用のソケットに電気的に接続されるとともに、同軸コネクタ用のソケットを介して検査用同軸コネクタに接続されている。
特開2014-123482号公報
特許文献1では、同軸ケーブルが同軸コネクタ用のソケットに電気的に接続されると記載されているものの、電気的接続がどのような構造であるかについて具体的に開示されていない。
ところで、導体を流れる信号が、マイクロ波やミリ波のような高周波の帯域になると、表皮効果により電流密度が導体表面に集中する。導体と、導体に対して隙間を有しながら導体を覆う導電性のカバー部材とを導電性の接続部材で接続する場合、接続部材の位置が適切ではないと、電流経路が戻り経路を有することによって電流経路が複雑になる。電流経路が複雑になると不要な共振が発生することによって、被測定物の電気特性を精度良く測定することが妨げられる。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、被測定物の電気特性を精度良く測定する導体接続構造および該導体接続構造を備えるプローブを提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の導体接続構造が提供される。
すなわち、この発明に係る導体接続構造は、
中心導体、誘電体および外部導体が同軸に配置された同軸ケーブルが接続され、前記同軸ケーブルの前記中心導体に電気的に接続される測定ピンを有する、基端側から先端側に延在するプローブにおける導体接続構造であって、
前記外部導体に対して隙間を有しながら覆う導電性の外部カバー部材と、
前記外部導体を前記外部カバー部材に対して固定し且つ電気的に接続する導電性の外部接続部とを備え、
前記外部接続部における前記プローブの先端側の端である外部接続端は、前記外部導体における前記プローブの先端側の端である外部導体端に対して、面一に位置するか、または、前記プローブの先端側に位置することを特徴とする。
この発明によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物の電気特性を精度良く測定できる。
この発明の第1実施形態に係るプローブの斜視図である。 図1に示したプローブの上面図である。 図2に示したプローブのIII-III線に沿った断面図である。 図1に示したプローブの分解斜視図である。 図3に示したプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第2実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第3実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第4実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第5実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第6実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第7実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第8実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。 この発明の第9実施形態に係るプローブの要部拡大断面図である。
以下、この発明に係る、導体接続構造7,8および該導体接続構造7,8を備えるプローブ1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1~図5を参照しながら、第1実施形態に係るプローブ1を説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係るプローブ1の斜視図である。図2は、図1に示したプローブ1の上面図である。図3は、図2に示したプローブ1のIII-III線に沿った断面図である。図4は、図1に示したプローブ1の分解斜視図である。図5は、図3に示したプローブ1の要部拡大断面図である。
図1~図4に示すように、プローブ1は、バレル10と、測定ピン20と、第1ブッシング30と、第2ブッシング40と、ソケット50と、同軸ケーブル70とを備える。プローブ1は、基端側A(すなわち一端側A)から先端側B(すなわち他端側B)に、プローブ1の延在方向(図2および図3ではX軸方向)に延在する。プローブ1は、例えば、コネクタ(被測定物)2のコネクタ端子(被測定端子)3に対して弾性的に当接することによって、コネクタ(被測定物)2の電気特性を測定する。
バレル10は、X軸方向に延びる円筒形状を有するバレル本体12と、バレル本体12の内部に形成される第1収容部14とを有する。バレル本体12の先端側Bは、先端貫通孔15によって開口しており、先端貫通孔15には測定ピン20の測定端部22が挿通される。バレル本体12の基端側は、先端貫通孔15よりも大きく開口した基端開口を有しており、基端開口には同軸ケーブル70が挿通される。バレル10は、導電性材料、例えば金属材料であり、例えばリン青銅である。
バレル10の内部には、第1収容部14が形成される。第1収容部14には、測定ピン20、第1ブッシング30、第2ブッシング40、ソケット50および同軸ケーブル70が収容される。バレル10は、後述する同軸ケーブル70の外部導体76に対して外部隙間16を有しながら外部導体76を覆うので、導電性の外部カバー部材として働く。バレル10には、バレル本体12の厚み方向に延在する外部貫通孔18が形成されている。例えば、2つの外部貫通孔18が、180度の角度で対向配置される。外部貫通孔18の配置や個数は、これに限定されるものではない。外部貫通孔18は、プローブ1の先端側Bにおいて、開口先端部19を有する。
測定ピン20は、バネが内蔵されていて伸縮可能な棒状(針状)の電極であり、コンタクトプローブ、スプリングピンまたはポゴピンとも呼ばれる。測定ピン20は、その先端側Bに測定端部22を有するとともに、その基端側に接続端部24を有する。測定ピン20は、導電性材料、例えば金属材料である。
第1ブッシング30は、バレル10の先端側Bに配設される。第1ブッシング30は、円筒形状を有し、バレル10の先端貫通孔15に係止される。第1ブッシング30は、電気絶縁性材料、例えば樹脂材料である。第1ブッシング30の第1挿入孔には、測定ピン20の測定端部22が挿通される。第1ブッシング30を介することにより、測定ピン20は、電気的に絶縁された状態でバレル10にセットされる。
第2ブッシング40は、バレル10の中央側に配設される。第2ブッシング40は、バレル10の第1収容部14の中央部に形成された段差部によって係止される。第2ブッシング40は、円筒形状を有する。第2ブッシング40は、電気絶縁性材料、例えば樹脂材料である。第2ブッシング40の第2挿入孔の小径孔には、測定ピン20の接続端部24が挿通される。第2ブッシング40の第2挿入孔の大径孔には、ソケット50が挿通される。測定ピン20の接続端部24がソケット50に接触している。測定ピン20は、第2ブッシング40に支持された状態でソケット50に電気的に接続される。
ソケット50は、第2ブッシング40の第2挿入孔の大径孔に配設される。ソケット50は、有底円筒形状を有する。ソケット50は、導電性材料、例えば金属材料であり、例えばリン青銅である。ソケット50は、後述する同軸ケーブル70の中心導体72に対して中心隙間56を有しながら中心導体72を覆うので、導電性の中心カバー部材として働く。ソケット50の内部には、第2収容部54が形成されている。ソケット50は、基端側Aに、ソケット端57を有する。ソケット端57は、中心カバー端として働く。ソケット50には、ソケット50の厚み方向に延在する中心貫通孔58が形成されている。例えば、2つの中心貫通孔58が、180度の角度で対向配置される。中心貫通孔58の配置や個数は、これに限定されるものではない。
同軸ケーブル70は、導電性の中心導体72と、中心導体72を覆う誘電体74と、誘電体74を覆う外部導体76と、外部導体76を覆う電気絶縁性の外皮78とを有する。中心導体72の先端部は、誘電体74から露出している。誘電体74は、プローブ1の先端側Bにおいて、誘電端75を有する。外部導体76は、プローブ1の先端側Bにおいて、外部導体端77を有する。誘電端75を含む誘電体74の先端部は、外部導体端77から先端側Bに突出するとともに外部導体76から露出している。外部導体端77を含む外部導体76の先端部は、外皮78から露出している。外皮78を含む同軸ケーブル70が、バレル10の第1収容部14に挿入されると、誘電体74の誘電端75は、第2ブッシング40の基端部によって係止される。外部導体端77が、中心導体72の先端側Bに対して、基端側Aに離間している。これにより、中心導体72および外部導体76における短絡防止効果を高めることができる。
誘電体74の誘電端75のコーナー部は、第2ブッシング40において基端側Aの端部であってソケット挿入部44を画定するテーパー形状を有する縁部に当接している。これにより、ハンダ61の装填領域とハンダ64の装填領域とを仕切ることができるので、ハンダ61およびハンダ64が接触して短絡することを防止できる。
同軸ケーブル70が、バレル10の第1収容部14に挿入されるとき、外部導体76の導体外周面とバレル本体12のバレル内周面13との間には、外部隙間16が形成される。中心導体72の先端部が、ソケット50の第2収容部54に挿入されて収容される。このとき、中心導体72の中心導体外周面82とソケット50のソケット内周面との間には、中心隙間56が形成される。
図5を参照しながら、第1実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明する。
図5に示すように、同軸ケーブル70の中心導体72に対して中心導体接続構造(導体接続構造)7が設けられているとともに、外部導体76に対して外部導体接続構造(導体接続構造)8が設けられている。
まず、中心導体接続構造(導体接続構造)7を説明する。中心カバー部材として働くソケット50は、中心導体72の先端部をソケット挿入部44に挿入するために、中心導体72に対して中心隙間56を有しながら中心導体72を覆うように構成されている。ソケット50に対して中心導体72の先端部を固定し且つ電気的に接続するために、ハンダ64が配設されている。これにより、ソケット50に対する中心導体72の先端部の固定および電気的な接続が容易である。ハンダ64は、中心接続部として働くとともに中心接続部材として働く。ハンダ64は、中心貫通孔58から供給されて、中心隙間56を埋める。これにより、中心隙間56へのハンダ64の供給が容易である。したがって、中心貫通孔58は、ハンダ供給部として働く。中心貫通孔58は、Z軸方向から見て、例えば丸い貫通孔である。中心貫通孔58が基端側Aに、すなわち、ソケット端57の側に配設されている。
中心貫通孔58から供給されるハンダ64は、中心隙間56のうち、少なくとも、基端側Aを埋める。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図5に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57に対して面一である。
中心導体72を流れる信号が、マイクロ波やミリ波のような高周波の帯域になると、表皮効果により電流密度が中心導体72の表面に集中する。図5に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65がソケット50のソケット端57に対して面一であるように構成されている。当該中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
次に、外部導体接続構造(導体接続構造)8を説明する。外部カバー部材として働くバレル10は、同軸ケーブル70を第1収容部14に挿入するために、外部導体76に対して外部隙間16を有しながら外部導体76を覆うように構成されている。外部導体76に対してバレル10を固定し且つ電気的に接続するために、ハンダ61が配設されている。これにより、バレル10に対する外部導体76の固定および電気的な接続が容易である。ハンダ61は、外部接続部として働くとともに外部接続部材として働く。ハンダ61は、外部貫通孔18から供給されて、外部隙間16を埋める。これにより、外部隙間16へのハンダ61の供給が容易である。したがって、外部貫通孔18は、ハンダ供給部として働く。外部貫通孔18は、Z軸方向から見て、例えば丸い貫通孔である。外部貫通孔18が、バレル本体12において、先端側Bに配設されている。
外部貫通孔18が、外部導体端77の上に配設されているので、外部貫通孔18から供給されるハンダ61は、外部隙間16のうち、少なくとも、先端側Bを埋める。外部隙間16に配設されるハンダ61は、先端側Bに、外部接続端62を有する。図5に示す外部導体接続構造8では、ハンダ61の外部接続端62は、外部導体76の外部導体端77から先端側Bに位置し、外部導体端77と誘電端75との間に位置する。外部接続端62は、例えば、外部導体端77よりも先端側Bにずれている。外部導体端77が、外部貫通孔18において先端側Bに形成される開口先端部19よりも基端側Aに位置するとともに、外部貫通孔18に対面する位置にある。これにより、外部導体端77がハンダ61で覆われて、外部接続端62が、外部導体端77よりも先端側Bにずれるので、戻り経路の形成を防止できる。
外部導体76を流れる信号が、マイクロ波やミリ波のような高周波の帯域になると、表皮効果により電流密度が外部導体76の表面に集中する。図5に示す外部導体接続構造8では、ハンダ61の外部接続端62が外部導体76の外部導体端77に対して先端側Bに位置するように構成されている。このような外部導体接続構造8によれば、外部導体76からバレル10への電流経路が、外部導体76の外部導体内周面86、ハンダ61の外部接続端62、バレル10のバレル内周面13になる。したがって、上記の外部導体接続構造8では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第2実施形態〕
図6を参照しながら、第2実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図6に示すプローブ1は、第1実施形態と同様の中心導体接続構造7を有するとともに、外部貫通孔18から供給されるハンダ61の外部接続端62が、外部導体76の外部導体端77に対して面一である中心導体接続構造7を有する。
図6に示すように、外部貫通孔18が、先端側Bに配設されている。詳細には、外部貫通孔18は、その先端側Bの開口先端部19が、外部導体76の外部導体端77に対して並ぶように配設されている。
外部貫通孔18から供給されるハンダ61は、外部隙間16のうち、少なくとも、先端側Bを埋める。外部隙間16に配設されるハンダ61は、先端側Bに、外部接続端62を有する。図6に示す外部導体接続構造8では、ハンダ61の外部接続端62は、外部導体76の外部導体端77から先端側Bに位置し、外部導体端77と誘電端75との間に位置する。外部接続端62は、例えば、外部導体端77に対して面一である。
上記の外部導体接続構造8によれば、外部導体76からバレル10への電流経路が、外部導体76の外部導体内周面86、外部導体76の外部導体端77、ハンダ61の外部接続端62、および、バレル10のバレル内周面13になる。したがって、上記の外部導体接続構造8では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第3実施形態〕
図7を参照しながら、第3実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図7に示すプローブ1は、第1実施形態と同様の外部導体接続構造8を有するとともに、中心切り欠き59から供給されるハンダ64の中心接続端65がソケット端57よりも基端側Aにずれている中心導体接続構造7を有する。
図7に示すように、中心切り欠き59がソケット端57と並ぶように配設されている。ソケット50に対して中心導体72の先端部を固定し且つ電気的に接続するために、ハンダ64が配設されている。ハンダ64は、中心接続部として働くとともに中心接続部材として働く。中心切り欠き59は、Z軸方向から見て、例えば半円や楕円などの形状を有し、ソケット50の厚み方向に延在する。中心切り欠き59は、ハンダ供給部として働く。
中心切り欠き59から供給されるハンダ64は、中心隙間56のうち、少なくとも、基端側Aを埋める。これにより、ソケット50に対する中心導体72の先端部の固定および電気的な接続が容易である。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図7に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57よりも基端側Aにずれている。
上記の中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第4実施形態〕
図8を参照しながら、第4実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図8に示すプローブ1は、第2実施形態と同様の外部導体接続構造8を有するとともに、中心切り欠き59から供給されるハンダ64の中心接続端65がソケット端57に対して面一である中心導体接続構造7を有する。
図8に示すように、中心切り欠き59がソケット端57と並ぶように配設されている。中心切り欠き59は、Z軸方向から見て、例えば半円や楕円など形状を有し、ソケット50の厚み方向に延在する。
中心切り欠き59から供給されるハンダ64は、中心隙間56のうち、少なくとも、基端側Aを埋める。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図8に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57に対して面一である。
上記の中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第5実施形態〕
図9を参照しながら、第5実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図9に示すプローブ1は、第1実施形態と同様の外部導体接続構造8を有するとともに、ハンダ64が中心隙間56を埋める中心導体接続構造7を有する。
図9に示すように、ソケット50が中心貫通孔58や中心切り欠き59を有さずに、ハンダ64が中心隙間56を埋めるように配設されている。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図9に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57に対して面一である。なお、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57よりも基端側Aにずれていてもよい。
上記の中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第6実施形態〕
図10を参照しながら、第6実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図10に示すプローブ1は、第2実施形態と同様の外部導体接続構造8を有するとともに、ハンダ64が中心隙間56を埋める中心導体接続構造7を有する。
図10に示すように、ソケット50が中心貫通孔58や中心切り欠き59を有さずに、ハンダ64が中心隙間56を埋めるように配設されている。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図10に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57よりも基端側Aにずれている。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。なお、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57に対して面一であってもよい。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第7実施形態〕
図11を参照しながら、第7実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図11に示すプローブ1は、第1実施形態と同様の中心導体接続構造7を有するとともに、同軸ケーブル70の外部導体76が、導電性の嵌め込み部材67によって、バレル10に対して固定され且つ電気的に接続される外部導体接続構造8を有する。
図11に示すように、外部接続部として働くとともに外部接続部材として働く導電性の嵌め込み部材67が、外部隙間16に嵌め込まれている。外部隙間16は、外部導体76の外部導体内周面86とバレル本体12のバレル内周面13との間に形成される。導電性の嵌め込み部材67は、外部導体76の外部導体端77およびバレル10のバレル内周面13にそれぞれ当接するように配設されている。これにより、バレル10に対する外部導体76の固定および電気的な接続が容易である。嵌め込み部材67は、導電性材料、例えば金属材料であり、例えばリン青銅である。
嵌め込み部材67は、例えば、円環形状を有し、当接端面68、当接周面69、嵌め込み内周面87および外部接続端88を有する。当接端面68は基端側Aに形成され、外部接続端88は先端側Bに形成される。嵌め込み部材67は、同軸ケーブル70の外部導体76と第2ブッシング40との間に嵌め込まれて、第1収容部14に圧入される。これにより、当接端面68が外部導体端77に当接するとともに当接周面69がバレル内周面13に当接する。同軸ケーブル70の外部導体76が、導電性の嵌め込み部材67によって、バレル10に対して固定され且つ電気的に接続される。嵌め込み部材67の外部接続端88は、外部導体76の外部導体端77から先端側Bに位置し、外部導体端77と誘電端75との間に位置する。外部接続端88は、例えば、外部導体端77よりも先端側Bにずれている。
上記の外部導体接続構造8によれば、外部導体76からバレル10への電流経路が、外部導体76の外部導体内周面86、嵌め込み部材67の嵌め込み内周面87と外部接続端88、および、バレル10のバレル内周面13になる。したがって、上記の外部導体接続構造8では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
なお、当接端面68が、外部貫通孔18において先端側Bに形成される開口先端部19よりも基端側Aに位置するとともに、外部貫通孔18に対面する位置にある。これにより、外部貫通孔18を通じて、嵌め込み部材67の位置を視認できる。また、外部貫通孔18からハンダ61を供給して、外部導体76および嵌め込み部材67を電気的に接続することができる。これにより、電気的接続を補強できる。また、嵌め込み部材67は、バレル10と一体化された構成にすることもできる。
図11に示すように、中心貫通孔58が基端側Aに配設されている。中心貫通孔58から供給されるハンダ64は、中心隙間56のうち、少なくとも、基端側Aを埋める。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図11に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57に対して面一である。
上記の中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第8実施形態〕
図12を参照しながら、第8実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第7実施形態との相違点を中心に説明する。
図12に示すプローブ1は、第7実施形態と同様の外部導体接続構造8を有するとともに、中心切り欠き59から供給されるハンダ64が中心隙間56の基端側Aを埋める中心導体接続構造7を有する。
図12に示すように、中心切り欠き59がソケット端57と並ぶように配設されている。中心切り欠き59は、Z軸方向から見て、例えば半円や楕円などの形状を有し、ソケット50の厚み方向に延在する。ソケット端57は、誘電端75に当接している。
中心切り欠き59から供給されるハンダ64は、中心隙間56のうち、少なくとも、基端側Aを埋める。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図8に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57に対して面一である。
上記の中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
〔第9実施形態〕
図13を参照しながら、第9実施形態に係るプローブ1の導体接続構造7,8を説明するが、上記第7実施形態との相違点を中心に説明する。
図13に示すプローブ1は、第7実施形態と同様の外部導体接続構造8を有するとともに、ハンダ64が中心隙間56を埋める中心導体接続構造7を有する。図13に示す中心導体接続構造7では、ソケット50が中心貫通孔58や中心切り欠き59を有さずに、ハンダ64が中心隙間56を埋めるように配設されている。
ソケット端57は、誘電端75に当接している。中心隙間56に配設されるハンダ64は、基端側Aに、中心接続端65を有する。図9に示す中心導体接続構造7では、ハンダ64の中心接続端65は、ソケット50のソケット端57から基端側Aに位置し、ソケット端57と誘電端75との間に位置する。中心接続端65は、例えば、ソケット端57に対して面一である。
上記の中心導体接続構造7によれば、中心導体72からソケット50への電流経路が、中心導体72の中心導体外周面82、ハンダ64の中心接続端65、ソケット50のソケット端57、および、ソケット50のソケット外周面51になる。したがって、上記の中心導体接続構造7では、電流経路が戻り経路を有さないので、不要な共振が抑制されて、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
したがって、上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
上記の実施形態では、プローブ1が、中心導体接続構造7および外部導体接続構造8の両方を備えているが、中心導体接続構造7および外部導体接続構造8の少なくとも一方を備えることができる。
上記実施の形態は例示であり、上記実施の形態における中心導体接続構造7および外部導体接続構造8を適宜に組み合わせることができる。
上述した実施形態では、外部接続部61,67は、外部カバー部材10とは別体の部材である。これにより、外部接続端62,88を高精度に位置決めできる。しかしながら、外部接続部は、外部カバー部材10の一部分とすることができる。外部カバー部材10は、外部接続部として、例えば、外部貫通孔18に対応するところにおいて、外部導体76に向けて突出して外部導体76に圧接する外部突出部を有する。このような外部突出部は、カシメ加工によって形成される。これにより、外部突出部は、外部導体76に対して接合されるとともに、外部導体76に電気的に接続される。外部突出部は、例えば、Z軸方向から見て、円形や矩形形状を有するとともに、断面が矩形形状を有する。外部突出部は、他端側(先端側)Bにおいて、外部接続端を有する。外部突出部の外部接続端は、外部導体端77から他端側(先端側)Bに位置する。外部突出部の外部接続端は、上述した外部接続端62,88と同様に、外部導体端77よりも他端側(先端側)Bにずれているか、または、外部導体端77に対して面一である。
上述した実施形態では、中心接続部64は、中心カバー部材50とは別体の部材である。これにより、中心接続端65を高精度に位置決めできる。しかしながら、中心接続部64は、中心カバー部材50の一部分とすることができる。中心カバー部材50は、例えば、中心貫通孔58または中心切り欠き59に対応するところにおいて、中心導体72に向けて突出して中心導体72に圧接する中心突出部を有する。このような中心突出部は、カシメ加工によって形成される。これにより、中心突出部は、中心導体72に対して接合されるとともに、中心導体72に電気的に接続される。中心突出部は、例えば、Z軸方向から見て、円形や矩形形状を有するとともに、断面が矩形形状を有する。中心突出部は、基端側Aにおいて、中心接続端を有する。中心突出部の中心接続端は、中心カバー端57から前記基端側Aに位置する。中心突出部の中心接続端は、上述した中心接続端65と同様に、中心カバー端57よりも基端側Aにずれているか、または、中心カバー端57に対して面一である。
ハンダ供給部として働く中心貫通孔58、中心切り欠き59および外部貫通孔18の形状は、例示であり、Z軸方向から見て、例えば、正方形、長方形、台形、平行四辺形、長円形、卵形、半長円形、半卵形などの様々な形状を有することができる。
ハンダ64が、中心貫通孔58および中心切り欠き59の中に存在してもよく、ハンダ61が、外部貫通孔18の中に存在してもよい。
上述した実施形態の同軸ケーブル70では、中心導体72の先端部が、誘電体74から突出し、誘電体74の先端部が、外部導体76から突出し、外部導体76の先端部が、外皮78から突出している。これにより、中心導体72および外部導体76における短絡防止効果を高めることができる。しかしながら、誘電体74の先端部および外部導体76の先端部が面一であって、中心導体72の先端部が、誘電体74の先端部および外部導体76の先端部から突出する、同軸ケーブル70の構成にすることもできる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る導体接続構造8は、
中心導体72、誘電体74および外部導体76が同軸に配置された同軸ケーブル70が接続され、前記同軸ケーブル70の前記中心導体72に電気的に接続される測定ピン20を有する、基端側Aから先端側Bに延在するプローブ1における導体接続構造8であって、
前記外部導体76に対して隙間16を有しながら覆う導電性の外部カバー部材10と、
前記外部導体76を前記外部カバー部材10に対して固定し且つ電気的に接続する導電性の外部接続部61,67とを備え、
前記外部接続部61,67における前記プローブ1の先端側Bの端である外部接続端62,88は、前記外部導体76における前記プローブ1の先端側Bの端である外部導体端77に対して、面一に位置するか、または、前記プローブ1の先端側Bに位置することを特徴とする。
上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。なお、外部接続端62,88は、外部導体端77から他端側(先端側)Bに位置するということは、外部接続端62,88は、外部導体端77よりも他端側(先端側)Bにずれて位置するか、または、外部導体端77に対して面一であることを意味している。
また、一実施形態の導体接続構造8では、
前記外部接続端62,88が、前記誘電体74における前記プローブ1の先端側Bの端である誘電端75と、前記外部導体端77との間に位置する。
上記実施形態によれば、中心導体72および外部導体76における短絡防止効果を高めることができる。
また、一実施形態の導体接続構造8では、
前記外部カバー部材10が、その厚み方向に延在する外部貫通孔18を有し、
前記外部導体端77が、前記外部貫通孔18における前記プローブ1の先端側Bに形成される開口先端部19よりも前記プローブ1の基端側Aに位置するとともに、前記外部貫通孔18に対面する位置にある。
上記実施形態によれば、外部貫通孔18を通じて、外部導体端77の位置確認が可能であり、外部導体76および外部接続部61,67が電気的に接続されているか否かを確認できる。
また、一実施形態の導体接続構造8では、
前記外部接続部が、ハンダ61であり、
前記外部貫通孔18が、前記ハンダ61を供給するハンダ供給部として働く。
上記実施形態によれば、固定および電気的な接続が容易である。
また、一実施形態の導体接続構造8では、
前記外部接続部61が、前記隙間16に嵌め込まれる嵌め込み部材67である。
上記実施形態によれば、固定および電気的な接続が容易である。
また、一実施形態の導体接続構造8では、
前記外部導体端77が、前記中心導体72における前記プローブ1の先端側Bに対して、前記プローブ1の基端側Aに離間している。
上記実施形態によれば、中心導体72および外部導体76における短絡防止効果を高めることができる。
また、一実施形態の導体接続構造8では、
前記プローブ1によって測定される被測定物2が、コネクタ2である。
上記実施形態によれば、コネクタ2の電気特性を精度良く測定できる。
この発明の別の局面に係るプローブ1は、
上述した導体接続構造8を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
この発明の別の局面に係る導体接続構造7は、
中心導体72、誘電体74および外部導体76が同軸に配置された同軸ケーブル70が接続され、前記同軸ケーブル70の前記中心導体72に電気的に接続される測定ピン20を有する、基端側Aから先端側Bに延在するプローブ1における導体接続構造7であって、
前記中心導体72に対して隙間56を有しながら覆う導電性の中心カバー部材50と、
前記中心導体72を前記中心カバー部材50に対して固定し且つ電気的に接続する導電性の中心接続部64とを備え、
前記中心接続部64における前記プローブ1の基端側Aの端である中心接続端65は、前記中心カバー部材50における前記プローブ1の基端側Aの端である中心カバー端57に対して、面一に位置するか、または、前記プローブ1の基端側Aに位置する。
上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。なお、中心接続端65は、中心カバー端57から基端側Aに位置するということは、中心接続端65は、中心カバー端57よりも基端側Aにずれているか、または、中心カバー端57に対して面一であることを意味している。
また、一実施形態の導体接続構造7では、
前記中心接続端65が、前記誘電体74における前記プローブ1の先端側Bの端である誘電端75と、前記中心カバー端57との間に位置する。
上記実施形態によれば、中心導体72および外部導体76における短絡防止効果を高めることができる。
また、一実施形態の導体接続構造7では、
前記中心カバー部材が、前記中心カバー部材50の厚み方向に延在する中心貫通孔58または中心切り欠き59を有し、
前記中心貫通孔58または前記中心切り欠き59を通じて、前記中心接続部64が供給される。
上記実施形態によれば、隙間56への中心接続部64の供給が容易である。
また、一実施形態の導体接続構造7では、
前記中心接続部64が、ハンダ64である。
上記実施形態によれば、固定および電気的な接続が容易である。
また、一実施形態の導体接続構造7では、
前記外部導体76における前記プローブ1の先端側Bの端である外部導体端77が、前記中心導体72における前記プローブ1の先端側Bに対して、前記プローブ1の基端側Aに離間している。
上記実施形態によれば、中心導体72および外部導体76における短絡防止効果を高めることができる。
また、一実施形態の導体接続構造7では、
前記プローブ1によって測定される被測定物2が、コネクタ2である。
上記実施形態によれば、コネクタ2の電気特性を精度良く測定できる。
この発明の別の局面に係るプローブ1は、
上述した導体接続構造7を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、電流経路が戻り経路を有さないことによって、不要な共振が抑制されるので、被測定物2の電気特性を精度良く測定できる。
1:プローブ
2:コネクタ(被測定物)
3:コネクタ端子(被測定端子)
7:中心導体接続構造(導体接続構造)
8:外部導体接続構造(導体接続構造)
10:バレル(外部カバー部材)
12:バレル本体
13:バレル内周面
14:第1収容部
15:先端貫通孔
16:外部隙間(隙間)
18:外部貫通孔(ハンダ供給部)
19:開口先端部
20:測定ピン
22:測定端部
24:接続端部
30:第1ブッシング
40:第2ブッシング
44:ソケット挿入部
50:ソケット(中心カバー部材)
51:ソケット外周面
54:第2収容部
56:中心隙間(隙間)
57:ソケット端(中心カバー端)
58:中心貫通孔(ハンダ供給部)
59:中心切り欠き(ハンダ供給部)
61:ハンダ(外部接続部、外部接続部材)
62:外部接続端
64:ハンダ(中心接続部、中心接続部材)
65:中心接続端
67:嵌め込み部材(外部接続部、外部接続部材)
68:当接端面
69:当接周面
70:同軸ケーブル
72:中心導体
73:中心導体端
74:誘電体
75:誘電端
76:外部導体
77:外部導体端
78:外皮
82:中心導体外周面
86:外部導体内周面
87:嵌め込み内周面
88:外部接続端
A:基端側(一端側)
B:先端側(他端側)

Claims (13)

  1. 中心導体、誘電体および外部導体が同軸に配置された同軸ケーブルが接続され、前記同軸ケーブルの前記中心導体に電気的に接続される測定ピンを有する、基端側から先端側に延在するプローブにおける導体接続構造であって、
    前記外部導体に対して隙間を有しながら覆う導電性の外部カバー部材と、
    前記外部導体を前記外部カバー部材に対して固定し且つ電気的に接続する導電性の外部接続部とを備え、
    前記外部接続部における前記プローブの先端側の端である外部接続端は、前記外部導体における前記プローブの先端側の端である外部導体端に対して、面一に位置するか、または、前記プローブの先端側に位置して、
    前記外部カバー部材が、その厚み方向に延在する外部貫通孔を有し、
    前記外部導体端が、前記外部貫通孔における前記プローブの先端側に形成される開口先端部よりも前記プローブの基端側に位置するとともに、前記外部貫通孔に対面する位置にある、導体接続構造。
  2. 前記外部接続端が、前記誘電体における前記プローブの先端側の端である誘電端と、前記外部導体端との間に位置する、請求項1に記載の導体接続構造。
  3. 前記外部接続部が、ハンダであり、
    前記外部貫通孔が、前記ハンダを供給するハンダ供給部として働く、請求項1または請求項2に記載の導体接続構造。
  4. 前記外部接続部が、前記隙間に嵌め込まれる嵌め込み部材である、請求項1または請求項2に記載の導体接続構造。
  5. 前記外部導体端が、前記中心導体における前記プローブの先端側に対して、前記プローブの基端側に離間している、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の導体接続構造。
  6. 前記プローブによって測定される被測定物が、コネクタである、請求項1から請求項いずれか1項に記載の導体接続構造。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の前記導体接続構造を備える、プローブ。
  8. 中心導体、誘電体および外部導体が同軸に配置された同軸ケーブルが接続され、前記同軸ケーブルの前記中心導体に電気的に接続される測定ピンを有する、基端側から先端側に延在するプローブにおける導体接続構造であって、
    前記中心導体に対して隙間を有しながら覆う導電性の中心カバー部材と、
    前記中心導体を前記中心カバー部材に対して固定し且つ電気的に接続する導電性の中心接続部とを備え、
    前記中心接続部における前記プローブの基端側の端である中心接続端は、前記中心カバー部材における前記プローブの基端側の端である中心カバー端に対して、面一に位置するか、または、前記プローブの基端側に位置して、
    前記中心カバー部材が、その厚み方向に延在する中心貫通孔または中心切り欠きを有し、
    前記中心貫通孔または前記中心切り欠きを通じて、前記中心接続部が供給される、導体接続構造。
  9. 前記中心接続端が、前記誘電体における前記プローブの先端側の端である誘電端と、前記中心カバー端との間に位置する、請求項に記載の導体接続構造。
  10. 前記中心接続部が、ハンダである、請求項または請求項に記載の導体接続構造。
  11. 前記外部導体における前記プローブの先端側の端である外部導体端が、前記中心導体における前記プローブの先端側に対して、前記プローブの基端側に離間している、請求項から請求項10のいずれか1項に記載の導体接続構造。
  12. 前記プローブによって測定される被測定物が、コネクタである、請求項から請求項11のいずれか1項に記載の導体接続構造。
  13. 請求項から請求項12のいずれか1項に記載の前記導体接続構造を備える、プローブ。
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