JP7243743B2 - スピネル多結晶基板、接合体及び表面弾性波デバイス - Google Patents

スピネル多結晶基板、接合体及び表面弾性波デバイス Download PDF

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Description

本開示は、スピネル多結晶基板、接合体及び表面弾性波デバイスに関する。
携帯電話の内部には、電気信号のノイズをカットし、所望の周波数の電気信号のみを送受信するための、表面弾性波(SAW:Surface Acoustic Wave)デバイスと呼ばれる電子部品が組み込まれている。表面弾性波デバイスには、圧電効果を有する材料からなる圧電体基板を用いる。
圧電体基板の一方の表面には、透過周波数帯の波長に応じたピッチの櫛形電極が形成されている。櫛形電極に入力された電気信号により圧電体基板が応力を受けて変形し、ピッチに応じた弾性波が発生する。又、特定周波数の弾性波を受けて変形した圧電体基板が、櫛形電極に電位を生じさせる。上記の圧電体基板の変形を促進するためには、圧電体基板を薄くすることが効果的である。
SAWフィルタの透過周波数は櫛形電極のピッチで決まる。櫛形電極のピッチは周辺温度の変化による圧電体基板の膨張収縮により変化する。熱膨張による変化を抑制するため、圧電体基板の櫛形電極の形成された表面とは反対側の表面には、高強度かつ低熱膨張である支持基板が貼り付けられている。
特許文献1(特開2006-304206号公報)では、上記の支持基板として、シリコン基板を用いている。シリコンの熱膨張係数は、圧電体基板を形成するタンタル酸リチウム等の材料の熱膨張係数に比べて非常に小さい。従って、圧電体基板が熱により膨張すると、シリコンが割れてしまうおそれがある。
また、上記の支持基板として、サファイヤを用いる技術も提案されている。しかし、サファイヤは単結晶であり、硬度が高いため、小型化のために所望の形状に成形することが困難である。また、シリコンやサファイヤの単結晶基板は一般的に高価であり、より低コストの基板が求められていた。
そこで、特許文献2(特開2011-66818号公報)には、支持基板として、より抵コストで適度な強度を有するスピネルを用いる技術が開示されている。
特開2006-304206号公報 特開2011-66818号公報
本開示のスピネル多結晶基板は、LED光源を用いて撮影された画像を二値化して得られた二値画像において、暗視野の面積比率が0.000001%以上1%以下である、スピネル多結晶基板である。
本開示の接合体は、上記のスピネル多結晶基板からなるスピネル多結晶基板と、
前記スピネル多結晶基板の一方の主面上に接合された圧電体基板とを備える、接合体である。
本開示の表面弾性波デバイスは、上記の接合体と、
前記圧電体基板の前記スピネル多結晶基板の接合された面とは反対側の主面上に設けられた電極とを備える、表面弾性波デバイスである。
図1は、本開示のスピネル多結晶基板の概観図である。 図2は、本開示の接合体の模式的断面図である。 図3は、撮影装置の正面の模式的断面図である。 図4は、図3の撮影装置の上面図である。 図5は、本開示のスピネル多結晶基板を撮影した画像の一例である。 図6は、図5の輝度を0に調整した画像である。 図7は、本開示のスピネル多結晶基板の二値画像の一例である。 図8は、図2の接合体の主面上に電極が形成された接合基板の一例を示す斜視図である。 図9は、図8の接合基板をX-X線で切断した断面図である。 図10は、本開示の表面弾性波デバイスの模式的断面図である。
[本開示が解決しようとする課題]
本発明者らの検討によれば、スピネルからなる支持基板(以下、スピネル多結晶基板とも記す。)において、目視で確認することのできる白点が存在する場合があった。該白点は、スピネル多結晶基板の外観不良の一因であり、スピネル多結晶基板の歩留まり低下につながるため、該白点の発生の抑制されたスピネル多結晶基板が求められていた。
そこで、本目的は、白点の発生の抑制されたスピネル多結晶基板、該スピネル多結晶基板を備える接合体、及び、表面弾性波デバイスを提供することを目的とする。
[本開示の効果]
本開示によれば、白点の発生が抑制されたスピネル多結晶基板を提供することが可能である。
[実施形態の概要]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示のスピネル多結晶基板は、LED光源を用いて撮影された画像を二値化して得られた二値画像において、暗視野の面積比率が0.000001%以上1%以下である、スピネル多結晶基板である。
本開示のスピネル多結晶基板は、白点の発生が抑制されている。
(2)前記スピネル多結晶基板は、主表面の面積が500mm以上50000mm以下、かつ、厚みが100μm以上2000μm以下であり、
前記暗視野は複数の暗視野領域からなり、
前記二値画像において、3mm以上の円相当径を有する前記暗視野領域は、4個以下であることが好ましい。
これによると、スピネル多結晶基板は、白点の存在に起因する歩留まり低下を抑制することができる。
(3)前記スピネル多結晶基板は複数の結晶粒を含み、
前記結晶粒の平均粒径は、5μm以上30μm以下であることが好ましい。
これによると、スピネル多結晶基板の強度を維持したまま、白点の発生を抑制することができる。
(4)前記スピネル多結晶基板は、組成がMgO・nAl(1.00≦n<1.05)であることが好ましい。
これによると、スピネル多結晶基板の強度を維持したまま、白点の発生を抑制することができる。
(5)本開示の接合体は、上記に記載のスピネル多結晶基板からなるスピネル多結晶基板と、
前記スピネル多結晶基板の一方の主面上に接合された圧電体基板とを備える、接合体である。
本開示の接合体においては、スピネル多結晶基板の白点の発生が抑制されている。よって、接合体の製造における歩留まり低下が抑制されている。
(6)本開示の表面弾性波デバイスは、上記の接合体と、
前記圧電体基板の前記スピネル多結晶基板の接合された面とは反対側の主面上に設けられた電極とを備える、表面弾性波デバイスである。
本開示の表面弾性波デバイスにおいては、スピネル多結晶基板の白点の発生が抑制されている。よって、表面弾性波デバイスの製造における歩留まり低下が抑制されている。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のスピネル多結晶基板、接合体及び表面弾性波デバイスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。本開示の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、必ずしも実際の寸法関係を表すものではない。
本明細書において「A~B」という形式の表記は、範囲の上限下限(すなわちA以上B以下)を意味し、Aにおいて単位の記載がなく、Bにおいてのみ単位が記載されている場合、Aの単位とBの単位とは同じである。
[実施の形態1:スピネル多結晶基板]
<スピネル多結晶基板>
本開示のスピネル体結晶基板について、図1を用いて説明する。図1に示されるスピネル多結晶基板1は、スピネル焼結体からなる基板である。スピネル多結晶基板1は、図2に示されるように、圧電体基板5と接合されて、接合体2を構成する。スピネル多結晶基板1は、接合体2の強度を高めると共に、圧電体基板5の熱膨張を抑制するための支持基材である。
(暗視野の面積比率)
本開示のスピネル多結晶基板は、LED光源を用いて撮影された画像を二値化して得られた二値画像において、暗視野の面積比率が0.000001%以上1%以下である。
本発明者らは、鋭意検討の結果、LED光源を用いて撮影された画像を二値化して得られた二値画像において、暗視野の面積比率が0.000001%以上1%以下であるスピネル多結晶基板は、白点の発生が抑制されていることを新たに見出した。この理由は明らかではないが、下記の通りと推察される。
スピネル多結晶基板において観察される白点は、スピネル多結晶基板の製造工程における焼結時に、スピネル焼結体内に残留する気孔に由来するものと考えられる。該気孔は、スピネル多結晶基板をLED光源を用いて撮影した画像を二値化して得られた二値画像において、暗視野として観察することができる。すなわち、該暗視野の面積比率と、スピネル多結晶基板における白点とは相関関係がある。よって、該暗視野の面積比率を上記の範囲に低減することにより、スピネル多結晶基板における白点の発生を抑制することができる。
なお、暗視野の面積比率が0.000001%未満であると、スピネル焼結体の製造コストが高くなる傾向がある。一方、暗視野の面積比率が1%を超えると、白点が過剰となる傾向がある。暗視野の面積比率は0.00001%以上0.1%以下が好ましく、0.0001%以上0.01%以下がより好ましい。
スピネル多結晶基板における上記の暗視野の面積比率は、下記の手順に従って測定される。具体的な手順は下記(P1)~(P5)の通りである。
(P1)スピネル多結晶基板の準備
スピネル多結晶基板を準備する。測定に用いるスピネル多結晶基板は、主表面の面積500mm以上50000mm以下、及び、厚み100μm以上2000μm以下とする。
(P2)スピネル多結晶基板の撮像
上記で準備されたスピネル多結晶基板をLED光源を用いた撮影装置で撮像する。撮影装置について、図3及び図4を用いて説明する。撮像装置50は、ポリオキシメチレン製(厚み3mm)のレフ板53と、レフ板53に保持具55を介して固定されたカメラ51と、レフ板53に固定された2つの板状のLED光源52と、スピネル多結晶基板1を設置するための保持台54とを備える。レフ板53で囲まれる部分の大きさは、高さ(H)700mm、幅(W)360mm、奥行き(D)300mmとする。保持台54の高さ(h1)は1mm以上100mm以下、LED光源52の設置高さ(h2)は、10mm以上500mm以下、カメラ51の設置高さ(h3)は、50mm以上1000mm以下とする。
保持台54上にスピネル多結晶基板1を設置して、下記の条件で撮像する。
カメラボディ:Nikon D3300
レンズ:AS-F NIKKOR 50mm f/1.8G
F値:F4
シャッタースピード:1/250s
ISO感度:100
フォーカス:マニュアル
記録画素数:2992×2000Pixel
撮影モード:絞り優先オート
絞り:F2.8
カメラ内画像処理:特になし
歪み:最大-0.11%
LED光源:板状のLED光源6Wを2本
本開示のスピネル多結晶基板を撮像した画像の一例を図5に示す。
(P3)撮像された画像の調整
上記(P2)で撮像された画像は、スピネル多結晶基板の外縁部より中心部がやや暗くなる傾向がある。よって、全域で正しく二値化できるように、下記の手順で画像の調整を行う。
上記(P2)で撮像された画像(図5)において、輝度が0になるように調整した画像を準備する(図6)。
上記(P2)で撮像された画像(図5)から、輝度が0になるように調整した画像(図6)の輝度を引いた画像(以下、調整後画像とも記す。)を準備する。
(P4)調整後画像の二値化処理
上記(P3)で得られた調整後画像を、画像処理ソフト(フリーソフト「イメージJ」)を用いて、二値化処理を施し二値画像を得る。二値化閾値は100とする。得られた二値画像を図7に示す。
(P5)二値画像の解析
上記(P4)で得られた二値画像(図7)から、スピネル多結晶基板の主面全体の面積に対する暗視野に由来する画素の面積比率を計算する。
二値画像における暗視野領域は、全てスピネル体結晶基板内の気孔に由来することは、走査型電子顕微鏡により確認することができる。
(3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数)
スピネル多結晶基板は、主表面の面積が500mm以上50000mm以下、かつ、厚みが100μm以上2000μm以下であり、暗視野は複数の暗視野領域からなり、二値画像において、3mm以上の円相当径を有する前記暗視野領域は、4個以下であることが好ましい。これによると、スピネル多結晶基板の歩留まり低下を抑制することができる。3mm以上の円相当径を有する暗視野領域は、3個以下であることがより好ましく、2個以下であることが更に好ましく、1個以下であることが最も好ましい。
上記の3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数は、下記の手順に従って測定される。具体的な手順は下記(P6)の通りである。
(P6)二値画像の解析
上記(P4)で得られた二値画像(図7)において、暗視野領域のそれぞれについて、円相当径を算出する。円相当径が3mm以上の暗視野領域の数を計測する。該暗視野領域の数が、上記(P4)で得られた二値画像における3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数に該当する。
(組成)
スピネル多結晶基板1を構成するスピネルとしては、MgO・nAl(1.00≦n<1.05)を用いることが好ましい。nの値が1未満であると、焼結時の粒界移動度が小さくなるため、焼結体内に気孔が残留しやすく、白点が発生しやすい傾向がある。一方、nの値が1.05を超えると、焼結時に粒成長しやすく、スピネル粒子の粒径が大きくなる傾向がある。
スピネル多結晶基板の組成、及び、組成式MgO・nAlにおけるnの値は、X線回折マトリックスフラッシング法により測定することができる。
(粒径)
スピネル多結晶基板は複数の結晶粒を含み、該結晶粒は、その平均粒径が5μm以上30μm以下であることが好ましい。これによると、スピネル多結晶基板の強度を維持したまま、白点の発生を抑制することができる。
上記結晶粒の平均粒径が5μm未満であると、スピネル多結晶基板の気孔が増加し、白点が発生しやすい傾向がある。一方、上記結晶粒の平均粒径が30μmを超えると、スピネル体結晶基板の強度が低下する傾向がある。スピネル多結晶基板の平均粒径は、10μm以上20μm以下がより好ましい。
上記の結晶粒の平均粒径とは、体積基準の粒度分布(体積分布)におけるメジアン径(d50)を意味し、スピネル多結晶基板に含まれる全ての結晶粒を対象にした平均粒子径であることを意味する。
結晶粒の平均粒径を算出するための各粒子の粒子径は、次の方法によって測定することができる。まず、スピネル多結晶基板の表面を鏡面研磨し、研磨面上に0.17mm×0.13mmの測定視野を決定する。該測定視野におけるスピネル多結晶基板の反射電子像を、電子顕微鏡を用いて5000倍の倍率で観察する。次に、この反射電子像において、スピネル多結晶基板を構成する各結晶粒に外接する円の直径(すなわち外接円相当径)を測定し、該直径を結晶粒の粒径とする。
なお、出願人が測定した限りでは、同一の試料において測定する限りにおいては、スピネル多結晶基板に含まれる結晶粒の平均粒径を測定視野の選択個所を変更して複数回算出しても、算出結果のばらつきはほとんどなく、任意に測定視野を設定しても恣意的にはならないことが確認された。
(形状)
スピネル多結晶基板1の平均厚みは、100μm以上500μm以下が好ましく、150μm以上400μm以下がより好ましく、200μm以上300μm以下が更に好ましい。スピネル多結晶基板1の平均厚みが100μm未満の場合、圧電体基板の熱膨張を十分に抑制することができないおそれがある。スピネル多結晶基板1の平均厚みが500μmを超える場合、バルク波が圧電体基板5とスピネル多結晶基板1との境界で反射を起こしやすくなるおそれや、接合体2が不要に厚くなるおそれがある。
上記のスピネル多結晶基板の厚みは、スピネル多結晶基板の主面の法線方向に平行な断面を光学顕微鏡で観察して測定される値である。測定は一の断面において3箇所で行い、3箇所の平均値をスピネル多結晶基板の平均厚みとする。
スピネル多結晶基板1の主面の形状及び大きさは特に限定されず、表面弾性波デバイスの用途によって適宜調節することができる。スピネル多結晶基板1の主面の形状は、例えば、円形であってもよいし、矩形であってもよい。また、スピネル多結晶基板1の主面は、オリエンテーションフラットが付与されていても良い。スピネル多結晶基板1の主面の形状が円形の場合は、その直径は50mm以上200mm以下とすることができる。スピネル多結晶基板1の主面の形状が矩形の場合は、その一辺の長さは0.1mm以上500mm以下とすることができる。スピネル多結晶基板1の主面の面積は、例えば、500mm以上50000mm以下とすることができる。
(ヤング率)
スピネル多結晶基板1は、電気信号を受けて振動する圧電体基板5を支持する。このためスピネル多結晶基板1には相当の応力が加わる。また圧電体基板5が作動すると圧電体基板5は発熱し、その熱がスピネル多結晶基板1にも伝播する。この際、スピネル多結晶基板1には熱応力が発生する。このためスピネル多結晶基板1は、相応の強度を有することが好ましい。
スピネル多結晶基板1のヤング率の下限は、100GPaが好ましく、150GPaがより好ましく、180GPaが更に好ましい。スピネル多結晶基板1のヤング率が100GPa未満の場合、スピネル多結晶基板1が割れやすくなるおそれがある。一方、スピネル多結晶基板1のヤング率の上限は、400GPaが好ましく、350GPaがより好ましく、300GPaが更に好ましい。スピネル多結晶基板1のヤング率が400GPaを超える場合、スピネル多結晶基板1の硬度が過剰に高くなるため、チッピングを起こす可能性が高くなる。更に、スピネル多結晶基板1の硬度が過剰に高くなるため、加工が困難になるおそれがある。
本明細書において、ヤング率はJIS R 1602に準拠して行われる3点曲げ試験により測定される値である。測定にはミネベア株式会社製「材料試験機AL-50NB」を用いる。
(ヌープ硬度)
スピネル多結晶基板1のヌープ硬度の下限は、1000が好ましく、1200がより好ましい。スピネル多結晶基板1のヌープ硬度が1000未満の場合、スピネル多結晶基板1が割れやすくなるおそれがある。一方、スピネル多結晶基板1のヌープ硬度の上限は、2500が好ましく、1800がより好ましい。スピネル多結晶基板1のヌープ硬度が2500を超える場合、スピネル多結晶基板1の加工が困難になるおそれがある。
本明細書において、ヌープ硬度は株式会社ミツトヨ社製「Hardness Testing Machine HM」により測定される値である。
<スピネル多結晶基板の製造方法>
本開示のスピネル多結晶基板の製造方法は、スピネル粉末準備工程と、成形工程と、焼結工程と、加工工程とを含むことができる。
スピネル粉末準備工程では、組成式がMgO・nAl(1.00≦n<1.05)であり、スピネルからなる粉末を準備する。スピネル粉末は、平均粒径が0.1μm以上0.3μm以下であり、純度が99.5%以上であることが好ましい。
上述した組成のスピネル粉末を準備するためには、MgO(酸化マグネシウム)粉末とAl(アルミナ)粉末とを、1.00≦Al/MgO≦1.05の混合比率(質量比)となるように混合することが好ましい。
スピネル粉末の平均粒径を算出するための各粒子の粒子径は、レーザ回折・散乱法による粒子径分布測定方法を用いて測定する。具体的には、粉末粒子に照射したレーザ光の散乱光の散乱強度分布を解析することにより、粉末粒子の直径を測定する方法である。
次に成形工程を実施する。具体的には、プレス成形またはCIP(Cold Isostatic Pressing;冷間等方圧加工法)により成形して成形体を得る。より具体的には、スピネル粉末準備工程で準備したMgO・nAlの粉末を、まずプレス成形により予備成形した後、CIPを行ない、成形体を得ることが好ましい。なお、プレス成形とCIPとのいずれか一方のみを行なってもよいし、例えばプレス成形を行なった後にCIPを行なう等、両方を行なってもよい。
プレス成形においては例えば1MPa以上300MPa以下、特に10MPa以上100MPa以下の圧力を用いることが好ましい。CIPにおいては例えば160MPa以上250MPa以下、特に180MPa以上230MPa以下の圧力を用いることが好ましい。
次に焼結工程を実施する。具体的には、成形体を真空中において1500℃以上1700℃以下の温度条件下で焼結し(第1焼結工程)、その後、HIP(Hot Isostatic Pressing:熱間等方圧加圧法)により1600℃以上1800℃以下の温度条件下で、圧力を多段階に変化させながら焼結する(第2焼結工程)。ここで、第1焼結工程と第2焼結工程とでは、それぞれの工程における圧力及び温度が異なるように設定する。これにより、スピネル焼結体からなるスピネルインゴットを得ることができる。
上記の第2焼結工程は、より具体的には、1600℃以上1800℃以下の温度条件下で、圧力100MPa以上200MPa以下で、1分以上60分以下焼結する第2a焼結工程と、1600℃以上1800℃以下の温度条件下で、圧力150MPa以上300MPa以下で、10分以上300分以下焼結する第2b焼結工程を含むことが好ましい。ここで、第2a焼結工程と第2b焼結工程とでは、それぞれの工程における圧力及び温度が異なるように設定する。
次に加工工程を行なう。具体的には、得られたスピネルインゴットを所望の厚みとなるようにダイヤモンドワイヤーソウにてスライス加工する。これにより、所望の厚みを有するスピネル多結晶基板の下地が完成する。ここで所望の厚みとは、最終的に形成したいスピネル多結晶基板の厚みと、後工程におけるスピネル多結晶基板の主表面の研磨しろ等を考慮した上で決定することが好ましい。
[実施の形態2:接合体]
<接合体>
本開示の接合体について、図2を用いて説明する。図2に示されるように、接合体2は、実施の形態1に記載のスピネル多結晶基板1と、該スピネル多結晶基板1の一方の主面上に接合された圧電体基板5とを備える。
接合体2の主面の形状及び大きさは特に限定されず、表面弾性波デバイスの用途によって適宜調節することができる。接合体2の主面は、例えば、円形であってもよいし、矩形であってもよい。接合体2の主面の形状が円形の場合は、その直径は50mm以上200mm以下とすることができる。接合体2の主面の形状が矩形の場合は、その一辺の長さは0.1mm以上500mm以下とすることができる。
スピネル多結晶基板1は、実施の形態1に記載のスピネル多結晶基板と同様の構成を有するため、その説明は繰り返さない。
圧電体基板5としては、従来公知の圧電体基板を用いることができる。
<接合体中のスピネル多結晶基板における暗視野の面積比率、及び、3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数の測定方法>
接合体中のスピネル多結晶基板における暗視野の面積比率は、下記の手順に従って測定される。
まず、接合体を準備する。測定に用いる接合体は、主表面の面積500mm以上50000mm以下、かつ、厚みが0.1mm以上20mm以下とする。
準備した接合体について、実施の形態1に記載のスピネル多結晶基板における暗視野の面積比率の測定方法の手順(P2)~(P5)と同様の手順で測定を行う。これにより、接合体中のスピネル多結晶基板における暗視野の面積比率を測定することができる。
更に、上記の接合体について、実施の形態1に記載のスピネル多結晶基板における3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数の測定方法の手順(P6)を行うことにより、接合体中のスピネル多結晶基板における3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数を測定することができる。
[実施の形態3:表面弾性波デバイス]
<表面弾性波デバイスの構成>
本開示の表面弾性波デバイスについて、図8~図10を用いて説明する。図8及び図9に示されるように、本開示の表面弾性波デバイス10は、実施の形態2に記載の接合体2と、圧電体基板5のスピネル多結晶基板1の接合された面(第1の主面5a)とは反対側の主面(第2の主面5b)上に設けられた電極3とを備える。接合体2は、圧電体基板5と、該圧電体基板5の一方の主面(第1の主面5a)上に設けられたスピネル多結晶基板とを備える。
本実施形態に用いられる接合体、圧電体基板、及び、スピネル多結晶基板の構成は、実施の形態1及び実施の形態2に記載されている構成と同様であるため、その説明は繰り返さない。
電極3は第1極3aと第2極3bとを含むことができる。第1極3aと第2極3bとの間に例えば交流電圧を印加する。そして第1極3aと第2極3bとの間に印加した交流電圧による電流に、電気信号を入力する。すると電極3が設けられた圧電体基板5を構成する結晶粒子(原子)同士が応力を受けることにより圧電効果により近づいたり離れたりするため、圧電体基板5の主表面が波打つように振動する。
図8及び図9に示されるように、圧電体基板の第2の主表面5bには、更に電極部材6を設けることができる。なお、図8及び図9に示されるように、圧電体基板5、該圧電体基板の第2の主表面5b上に設けられた電極3、並びに、圧電体基板の第1の主面5aに接合されたスピネル多結晶基板1とは、接合基板4を形成している。接合基板4は、更に、第1の電極部材6を含むことができる。
本明細書において、表面弾性波デバイスとは、接合基板4のみから形成されていてもよいし、接合基板4に加えて、他の構成が含まれていても良い。表面弾性波デバイスが、接合基板4に加えて他の構成を含む一例について、図10を用いて説明する。
図10に示されるように、表面弾性波デバイス410は、接合基板4に加えて、更に、電極3を封止するための封止基板7を含むことができる。封止基板7の主面のうち、接合基板4と対向する主面には、金属薄膜からなる第2の電極部材9が形成され、他方の主面には外部端子11が形成されている。第2の電極部材9と外部端子11とは、封止基板7を貫通するビア配線8を介して電気的に接続されている。
表面弾性波デバイス10において、第1の電極部材6と第2の電極部材9とは接触するように配置されているため、第1の電極部材6及び外部端子11も、第2の電極部材9及びビア配線8を介して電気的に接続されている。
接合基板4と封止基板7とは、接着部材13を介して接合されている。接着部材13は電極3、第1の電極部材6及び第2の電極部材9を囲むように設けられている。したがって、電極3、第1の電極部材及び第2の電極部材は、外部から遮断され、気密封止されている。なお、接合基板4と封止基板7とは、接着部材を用いずに、圧着により直接接合されていてもよい。
[実施例]
本実施の形態を実施例によりさらに具体的に説明する。ただし、これらの実施例により本実施の形態が限定されるものではない。
<スピネル多結晶基板の作製>
組成式がMgO・nAl(n=0.88、0.95、1.03、1.04、1.06、1.1)であるスピネルからなる粉末を準備した。スピネル粉末は、平均粒径が0.3μmであり、純度が99.9%であった。
次に上記のスピネルからなる粉末を10MPaの圧力でプレス成形した後、更に、200MPaの圧力でCIPを行い、成形体を得た。
次に上記の成形体を真空中において1600℃の条件下で焼結し(第1焼結工程)、その後、HIPにより圧力200MPa、温度1800℃の条件下で180分間焼結した(第2焼結工程)。これにより、スピネル焼結体からなるスピネルインゴットを得た。
次に得られたスピネルインゴットをダイヤモンドワイヤーソウにてスライス加工して、試料1~試料6のスピネル多結晶基板を得た。スピネル多結晶基板の主面の形状は円形であり、その径は100mmであり、平均厚み500μmであり、表面積は7854mmであった。
次に、上記のスピネル多結晶基板の主表面を、研削加工で粗研磨を行った後、CMPにて、算術平均粗さ(Ra)が0.3nm程度になるまで面粗度を低減した。
<測定>
(平均粒径)
得られたスピネル多結晶基板に含まれる結晶粒の平均粒径を測定した。具体的な測定方法は、実施の形態1に記載の方法と同様であるため、その説明は繰り返さない。結果を表1の「平均粒径」の欄に示す。
(スピネル多結晶基板における暗視野の面積比率、3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数)
得られたスピネル多結晶基板における暗視野の面積比率、及び、3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数を測定した。具体的な測定方法は、実施の形態1に記載の方法と同様であるため、その説明は繰り返さない。結果を表1の「暗視野の面積比率」、「3mm以上の円相当径を有する暗視野領域の数」の欄に示す。
Figure 0007243743000001
<評価>
試料3~試料5のスピネル多結晶基板は、暗視野の面積比率が、0.0001%~0.02%であり、実施例に該当する。試料3~試料5のスピネル多結晶基板を目視で確認したところ、白点の発生が抑制されていた。中でも、試料3及び試料4のスピネル多結晶基板は、組成式がMgO・nAl(n=1.03、1.04)であるスピネルからなる粉末から作製され、スピネル多結晶基板の平均粒径が15μm~20μmであるため、優れた強度を有すると考えられる。
試料1及び試料2のスピネル多結晶基板は、暗視野の面積比率が、3%~15%であり、比較例に該当する。試料1及び試料2のスピネル多結晶基板を目視で観察したところ、多数の白点の発生が確認された。
以上のように本開示の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の各実施の形態および実施例の構成を適宜組み合わせたり、様々に変形することも当初から予定している。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態および実施例ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スピネル多結晶基板、2 接合体、3 電極、3a 第1極、3b 第2極、4 接合基板、5 圧電体基板、5a 第1の主面、5b 第2の主面、6 第1の電極部材、7 封止基板、8 ビア配線、9 第2の電極部材、10,410 表面弾性波デバイス、50 撮像装置、51 カメラ、52 LED光源、53 レフ板、54 保持台、55 保持具。

Claims (5)

  1. LED光源を用いて撮影された画像を二値化して得られた二値画像において、暗視野の面積比率が0.000001%以上1%以下である、スピネル多結晶基板であって、
    前記スピネル多結晶基板は複数の結晶粒を含み、
    前記結晶粒の平均粒径は、5μm以上30μm以下である、スピネル多結晶基板。
  2. 前記スピネル多結晶基板は、主表面の面積が500mm以上50000mm以下、かつ、厚みが100μm以上2000μm以下であり、
    前記暗視野は複数の暗視野領域からなり、
    前記二値画像において、3mm以上の円相当径を有する前記暗視野領域は、4個以下である、請求項1に記載のスピネル多結晶基板。
  3. 前記スピネル多結晶基板は、組成がMgO・nAl(1.00≦n<1.05)である、請求項1又は請求項2に記載のスピネル多結晶基板。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスピネル多結晶基板と、
    前記スピネル多結晶基板の一方の主面上に接合された圧電体基板とを備える、接合体。
  5. 請求項4に記載の接合体と、
    前記圧電体基板の前記スピネル多結晶基板の接合された面とは反対側の主面上に設けられた電極とを備える、表面弾性波デバイス。
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