JP7243170B2 - 液晶組成物及び液晶表示素子 - Google Patents

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Description

本発明は液晶組成物及びこれを使用した液晶表示素子に関する。
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、家庭用各種電気機器、測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いられている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホスト)型、IPS(インプレーンスイッチング)型、OCB(光学補償複屈折)型、ECB(電圧制御複屈折)型、VA(垂直配向)型、CSH(カラースーパーホメオトロピック)型、あるいはFLC(強誘電性液晶)等を挙げることができる。また駆動方式としてもスタティック駆動、マルチプレックス駆動、単純マトリックス方式、TFT(薄膜トランジスタ)やTFD(薄膜ダイオード)等により駆動されるアクティブマトリックス(AM)方式を挙げることができる。これらの表示方式において、IPS型、ECB型、VA型、あるいはCSH型等は、Δε(誘電率異方性)が負の値を示す液晶組成物を用いることができる。これらの中で特にAM駆動によるVA型表示方式は、高速応答で広視野角の要求される表示素子、例えばテレビあるいはモニター等の用途に使用されている。
Δεが負の液晶組成物として、以下のような2,3-ジフルオロフェニレン骨格を有する液晶化合物(A)から(E)(特許文献1参照)等を用いた液晶組成物が開示されている。
Figure 0007243170000001
しかしながら、いずれの液晶組成物も特に大型の液晶表示素子に求められる応答速度と信頼性を両立することができていなかった。
また、液晶表示素子は、屋外での使用も想定されるため、広い温度範囲で高品位な表示が求められている。このため、低温環境下及び高温環境下で、安定したネマチック相を呈することが液晶組成物には求められている。
以上のことから、液晶テレビ等の高速応答と高信頼性が要求される液晶組成物においては、ネマチック相-等方性液体相転移温度(TNI)及び屈折率異方性(Δn)を適宜調整しながら、回転粘性(γ)が小さく、弾性定数(K33)が大きく、応答速度と関連のあるγ/K33が小さいこと(特許文献2)と、電圧保持率(VHR)が高いことが求められていた。
特開2016-216747 特開2006-301643
本発明が解決しようとする課題は、誘電率異方性(Δε)が負であり、Tni及びΔnを適宜調整しながら、γが小さい液晶組成物を提供することであり、これを用いた、応答速度が速く、高いVHRを有した、表示不良が無いか極めて少なく、併せて低温から高温まで、広い温度範囲で使用可能なVA型又はFFS型またはIPS型液晶表示素子を提供することにある。
本発明者らが鋭意検討した結果、特定の化学構造を有する化合物を含有する液晶組成物により、上記課題を解決できることを見出し、本願発明を完成するに至った。
本発明は、誘電率異方性(Δε)が負であり、広い温度範囲で使用可能であり、Δnが大きく、γが小さい液晶組成物を提供することであり、さらに、これを用いた、応答速度が速く、高いVHRを有した、表示不良が無いか極めて少ないVA型、FFS型又はIPS型液晶表示素子を提供することができる。
本発明の一般式(i)
Figure 0007243170000002
(式中、Xi1及びXi2はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基を表し、
i1及びYi2はそれぞれ独立して、-O-、-CF-、-CO-、-CXi3i4-を表すが、Yi1及びYi2のいずれか一つ以上は-O-を表し、
i3及びXi4はそれぞれ独立して、Xi1と同じ意味を表し、
i1は、炭素原子数2から8のアルコキシ基を表し、
i2は、炭素原子数2から8のアルキル基を表すが、Li1及びLi2に含まれる炭素原子数の合計は、6~9であり、
i3、Li4及びLi5はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子、水酸基、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、
i1は一般式(Wi1-1)、(Wi1-2)又は(Wi1-3)
Figure 0007243170000003
(式中、・はLi2又はYi2への結合点を表し、*はLi5が結合する炭素原子に隣接する炭素原子への結合点を表し、Li6、Li7及びLi8はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子、水酸基、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表す。)で表される基を表し、
i2は単結合又は-CLi9i10
(Li9及びLi10はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子、水酸基、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表す。)
を表し、
i1、Li2、Li3、Li4、Li5、Li6、Li7、Li8、Li9及びLi10中に存在する1個の-CH-又は隣接していない2個以上の-CH-は-C≡C-、-O-、-COO-、-OCO-又は-CO-により置き換えられても良く、また、アルキル基又はアルケニル基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
で表される化合物を1種又は2種以上含有する液晶組成物に関するものであり、これを用いた液晶表示素子である。
なお、本明細書内の%の記載は、特に断りがない限り質量%を表す。
本発明の液晶組成物中の一般式(i)で表される化合物の含有量は、下限値として、1質量%であることが好ましく、2質量%であることが好ましく、3質量%であることが好ましく、4質量%であることが好ましく、5質量%であることが好ましく、7質量%であることが好ましく、8質量%であることが好ましく、上限値として、25質量%であることがより好ましく、20質量%であることがより好ましく、18質量%であることがより好ましく、16質量%であることがより好ましく、含有量の範囲として、1~25質量%であることが好ましく、1~20質量%であることがより好ましく、3~18質量%であることが好ましく、5~18質量%であることが好ましく、8~16質量%であることが好ましい。本発明の一般式(i)で表される化合物は、液晶組成物とした際に、液晶化合物からの析出が起こりにくく、安定的な液晶組成物を構成する成分となるため、液晶組成物中の含有量を高めに設定することができる。
NIを重視する場合には含有量を少なめにすることが好ましく、γ/K33を改善し、応答速度を重視する場合には含有量を多くすることが好ましい。
一般式(i)において、Xi1及びXi2は少なくとも一方はフッ素原子であることが好ましく、ともにフッ素原子であることが好ましい。
i1及びYi2は、一方が-O-であり、他方が-CH-である化合物及びともに-O-である化合物が好ましく、ともに-O-である化合物が好ましい。
i3及びXi4は、水素原子であることが好ましい。
i1及びLi2に含まれる炭素原子数の合計は、6~8が好ましく、6又は7が好ましい。
i1は、エトキシ基、プロポキシ基又はブトキシ基が好ましく、エトキシ基又はプロポキシ基が好ましい。特に液晶組成物のγ1を改善する場合にはプロポキシ基であることが好ましい。
i2は、エチル基、プロピル基又はブチル基であることが好ましく、プロピル基又はブチル基であることが好ましい。特に液晶組成物のγ1を改善する場合にはブチル基であることが好ましい。
i1は一般式(Wi1-1)又は(Wi1-3)であることが好ましく、一般式(Wi1-1)であることが好ましい。
i2は-O-又は単結合であることが好ましく、単結合であることが好ましい。
i3、Li4及びLi5はそれぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1から5のアルキル基、炭素原子数1から5のアルコキシ基、炭素原子数2から5のアルケニル基、炭素原子数2から5のアルケニルオキシ基を表すことが好ましく、γを低下させる為には、水素原子であることが好ましい。
i6、Li7及びLi8はそれぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1から5のアルキル基、炭素原子数1から5のアルコキシ基、炭素原子数2から5のアルケニル基、炭素原子数2から5のアルケニルオキシ基を表すことが好ましく、γを低下させる為には、水素原子であることが好ましい。
i9及びLi10は、水素原子を表すことが好ましい。
なお、一般式(i)で表される化合物において、ヘテロ原子同士が直接結合する構造となることはない。
一般式(i)で表される化合物のうち、以下の一般式(i-1)~一般式(i-4)で表される各化合物が好ましい。一般式(i-1)及び(i-3)で表される化合物であり、一般式(i-1)で表される化合物である。
Figure 0007243170000004
(式中、Ri1及びRi2は、一般式(i)におけるRi1及びRi2と同じ意味を表す。)
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物に加えて、一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。これら化合物は誘電的に負の異方性を有する化合物に該当する。これらの化合物は、Δεの符号が負で、その絶対値が2より大きい値を示す。なお、化合物のΔεは、25℃において誘電的にほぼ中性の組成物に該化合物を添加した組成物の誘電率異方性の測定値から外挿した値である。
Figure 0007243170000005
式中、R21及びR22は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基、炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立して、-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-又は-OCO-によって置換されていても良く、Zは、それぞれ独立して、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-OCF-、-CFO-、-CH=CH-、-CF=CF-又は-C≡C-を表し、mは、それぞれ独立して、1又は2を表す。
21は、炭素原子数1から8のアルキル基であることが好ましく、炭素原子数1から5のアルキル基がより好ましく、炭素原子数1から4のアルキル基が更に好ましい。但し、Zが単結合以外を表す場合は、R21は、炭素原子数1~3のアルキル基が好ましい。
22は、炭素原子数1~8のアルキル基又は炭素原子数1から8のアルコキシ基であることが好ましく、炭素原子数1~5のアルキル基又は炭素原子数1から4のアルコキシ基がより好ましく、炭素原子数1~4のアルコキシ基が更に好ましい。
21及びR22は、アルケニル基であることもでき、式(R1)から式(R5)のいずれかで表される基(各式中の黒点は環構造中の炭素原子を表す。)から選ばれることが好ましく、式(R1)又は式(R2)が好ましいが、R21及びR22がアルケニル基である化合物の含有量はできる限り少ない方が良く、含有しない方が好ましい場合が多い。
Figure 0007243170000006
は、それぞれ独立して、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-OCF-、-CFO-、-CH=CH-、-CF=CF-又は-C≡C-を表すが、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-が好ましい。mが1のとき、Zは単結合であることが好ましい。
mが2のとき、Zは-CHCH-、-CHO-、であることが好ましい。
一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物のフッ素原子は、同じハロゲン族である塩素原子で置換されていても良い。但し、塩素原子で置換された化合物の含有量はできる限り少ない方が良く、含有しない方が好ましい。
一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物の環上に存在する水素原子は、更にフッ素原子又は塩素原子で置換されていても良い。但し、塩素原子で置換された化合物の含有量はできる限り少ない方が良く、含有しない方が好ましい。
一般式(N-01)、(N-02)、(N-03)、(N-04)及び(N-05)で表される化合物は、Δεが負でその絶対値が3よりも大きな化合物であることが好ましい。具体的には、R22は、炭素原子数1から8のアルコキシ基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表すことが好ましい。
一般式(N-01)で表される化合物として、一般式(N-01-1)、一般式(N-01-2)、一般式(N-01-3)及び一般式(N-01-4)
Figure 0007243170000007
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、それぞれ独立して、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物および一般式(N-01-1)および一般式(N-01-4)で表される化合物を含有することが好ましい。
高いVHRを必要とする場合、すなわち、高信頼性を必要とする場合、さらに言い換えると、表示不良がない液晶表示素子を得ることを重視する場合は、一般式(N-01-3)で表される化合物を含まないことが好ましい。
一般式(N-02)で表される化合物として、一般式(N-02-1)、一般式(N-02-2)、及び一般式(N-02-3)
Figure 0007243170000008
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、それぞれ独立して、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物及び一般式(N-02-1)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物及び一般式(N-02-3)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物、一般式(N-01-1)で表される化合物、一般式(N-01-4)で表される化合物及び一般式(N-02-1)で表される化合物を同時に含有することが特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物、一般式(N-01-1)で表される化合物、一般式(N-01-4)で表される化合物及び一般式(N-02-3)で表される化合物を同時に含有することが特に好ましい。
一般式(N-03)で表される化合物として、一般式(N-03-1)
Figure 0007243170000009
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物及び一般式(N-03-1)で表される化合物を組み合わせることが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物、一般式(N-01-1)で表される化合物、一般式(N-01-4)で表される化合物及び一般式(N-03-1)で表される化合物を同時に含有することが特に好ましい。
一般式(N-04)で表される化合物として、一般式(N-04-1)
Figure 0007243170000010
(式中、R21は先述と同じ意味を表し、R23は、炭素原子数1から4のアルコキシ基を表す。)で表される化合物を1種類又は2種類以上含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物、一般式(N-01-1)で表される化合物、一般式(N-01-4)で表される化合物及び一般式(N-04-1)で表される化合物を同時に含有することが特に好ましい。
一般式(N-05)で表される化合物は、式(N-05-1)から式(N-05-3)で表される化合物群から選ばれる化合物であることが好ましい。
Figure 0007243170000011
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-01)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-02)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-03)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、一般式(N-04)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、1%であり、5%であり、10%であり、20%であり、30%であり、40%であり、50%であり、55%であり、60%であり、65%であり、70%であり、75%であり、80%である。好ましい含有量の上限値は、95%であり、85%であり、75%であり、65%であり、55%であり、45%であり、35%であり、25%であり、20%であり、15%であり、10%である。
本発明の液晶組成物の総量に対して、式(N-05)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、2%であり、5%であり、8%であり、10%であり、13%であり、15%であり、17%であり、20%である。好ましい含有量の上限値は、30%であり、28%であり、25%であり、23%であり、20%であり、18%であり、15%であり、13%である。
本発明の液晶組成物は、一般式(i)で表される化合物を0.1%から15%含有し、一般式(N-01-1)で表される化合物を1%から20%含有し、一般式(N-01-4)で表される化合物を1%から30%含有し、一般式(N-04-1)で表される化合物を1%から20%含有することが特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、更に、一般式(N-06)で表される化合物を1種又は2種以上含有しても良い。
Figure 0007243170000012
(式中、R21及びR22は先述と同じ意味を表す。)
一般式(N-06)で表される化合物は、種々の物性を調整したい場合に有効であるが、大きな屈折率異方性(Δn)、高いTNI、大きなΔεを得るために使用することができる。
本発明の液晶組成物の総量に対して、式(N-06)で表される化合物の好ましい含有量の下限値は、0%であり、2%であり、5%であり、8%であり、10%であり、13%であり、15%であり、17%であり、20%である。好ましい含有量の上限値は、30%であり、28%であり、25%であり、23%であり、20%であり、18%であり、15%であり、13%であり、10%であり、5%である。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)から一般式(NU-06)
Figure 0007243170000013
(式中、RNU11、RNU12、RNU21、RNU22、RNU31、RNU32、RNU41、RNU42、RNU51、RNU52、RNU61及びRNU62は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立して-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-又は-OCO-によって置換されていても良い。)、で表される化合物群から選ばれる化合物を1種又は2種以上含有する。
更に詳述すると、RNU11、RNU12、RNU21、RNU22、RNU31、RNU32、RNU41、RNU42、RNU51、RNU52、RNU61及びRNU62は、炭素原子数1から5のアルキル基又は炭素原子数1から5のアルコキシ基又は炭素原子数2から3のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1から5のアルキル基又は炭素原子数2から3のアルケニル基が更に好ましい。応答速度を重視する場合には、少なくとも1個のRNU11、RNU21、RNU31、RNU41、RNU51及びRNU61は、炭素原子数2から3のアルケニル基であることが好ましく、このようなアルケニル基を有する化合物は、本発明の液晶組成物の総量に対して、10%以上が好ましく、20%以上が好ましく、25%以上が好ましく、30%以上が好ましく、40%以上が好ましく、45%以上が好ましく、50%以上が好ましい。高いVHRを重視する場合には、アルケニル基を有する化合物は40%以下が好ましく、35%以下が好ましく、30%以下が好ましい。
高速速度と高信頼性を両立するためには、アルケニル基を有する化合物として一般式(NU-01)のみを用いることが好ましく、このとき、RNU11は炭素原子数2から4のアルキル基、RNU12は炭素原子数2から3のアルケニル基であることが特に好ましい。
高速速度と高信頼性を両立するためには、アルケニル基を有する化合物として一般式(NU-01)及び一般式(NU-05)を用いることが好ましく、このとき、RNU11は炭素原子数2から4のアルキル基、RNU12は炭素原子数2から3のアルケニル基であることが特に好ましく、RNU51は炭素原子数2から3のアルケニル基、RNU52は炭素原子数2から3のアルキル基であることが好ましい。
高速速度と高信頼性を両立するためには、アルケニル基を有する化合物として一般式(NU-01)及び一般式(NU-05)及び一般式(NU-04)を用いることが好ましく、このとき、RNU11は炭素原子数2から4のアルキル基、RNU12は炭素原子数2から3のアルケニル基であることが特に好ましく、RNU51及びRNU41は炭素原子数2から3のアルケニル基、RNU52及びRNU42は炭素原子数2から3のアルキル基であることが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)及び一般式(NU-02)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)及び一般式(NU-03)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-04)及び一般式(NU-05)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-05)及び一般式(NU-06)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)及び一般式(NU-05)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)及び一般式(NU-06)で表される化合物を含有することが好ましい。
本発明の液晶組成物は、一般式(NU-01)、一般式(NU-05)及び一般式(NU-06)で表される化合物を含有することが好ましい。
一般式(NU-01)で表される化合物の含有量は、5~60質量%であることが好ましく、10~50質量%であることがより好ましく、25~45質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-02)で表される化合物の含有量は、3~30質量%であることが好ましく、5~25質量%であることがより好ましく、5~20質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-03)で表される化合物の含有量は、0~20質量%であることが好ましく、0~15質量%であることがより好ましく、0~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-04)で表される化合物の含有量は、3~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがより好ましく、3~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-05)で表される化合物の含有量は、0~30質量%であることが好ましく、1~20質量%であることがより好ましく、3~20質量%であることが更に好ましい。
一般式(NU-06)で表される化合物の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがより好ましく、3~10質量%であることが更に好ましい。
一般式(i)で表される化合物と一般式(NU-01)で表される化合物の合計の含有量は、10~80質量%であることが好ましく、15~70質量%であることが好ましく、18~60質量%であることが好ましく、20~55質量%であることが好ましい。
一般式(i)で表される化合物と一般式(NU-01)から一般式(NU-06)で表される化合物の合計の含有量は、30~95質量%であることが好ましく、40~90質量%であることが好ましく、50~85質量%であることが好ましい。
一般式(i)で表される化合物と一般式(NU-01)から一般式(NU-06)で表される化合物と一般式(N-01)から一般式(N-04)で表される化合物の合計の含有量は、80~100質量%であることが好ましく、85~100質量%であることが好ましく、90~100質量%であることが好ましく、95~100質量%であることが好ましく、98~100質量%であることが好ましい。
本発明の液晶組成物は、ターフェニル構造又はテトラフェニル構造を有し、誘電率異方性Δεが+2より大きい化合物、すなわち、誘電率異方性が正の化合物を1種類又は2種類以上含有することができる。なお、化合物のΔεは、25℃において誘電的にほぼ中性の組成物に該化合物を添加した組成物の誘電率異方性の測定値から外挿した値である。該化合物は、例えば、低温での溶解性、転移温度、電気的な信頼性、屈折率異方性などの所望の性能に応じて組み合わせて使用するが、特に、重合性化合物を含有された液晶組成物中の重合性化合物の反応性を加速させることができる。
ターフェニル構造又はテトラフェニル構造を有し、誘電率異方性Δεが+2より大きい化合物は、本発明の液晶組成物の総量に対して、好ましい含有量の下限値は、0.1%であり、0.5%であり、1%であり、1.5%であり、2%であり、2.5%であり、3%であり、4%であり、5%であり、10%である。好ましい含有量の上限値は、本発明の液晶組成物の総量に対して、例えば本発明の一つの形態では20%であり、15%であり、10%であり、9%であり、8%であり、7%であり、6%であり、5%であり、4%であり、3%である。
本発明の液晶組成物は、上述の化合物以外に、通常のネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステリック液晶、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤又は赤外線吸収剤等を含有しても良い。
酸化防止剤として、一般式(H-1)から一般式(H-4)で表されるヒンダードフェノールが挙げられる。
Figure 0007243170000014
一般式(H-1)から一般式(H-3)中、RH1は、それぞれ独立して、炭素原子数1から10のアルキル基、炭素原子数1から10のアルコキシ基、炭素原子数2から10のアルケニル基又は炭素原子数2から10のアルケニルオキシ基を表すが、基中に存在する1個の-CH-又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立的に-O-又は-S-に置換されても良く、また、基中に存在する1個又は2個以上の水素原子はそれぞれ独立的にフッ素原子又は塩素原子に置換されても良い。更に具体的には、炭素原子数2から7のアルキル基、炭素原子数2から7のアルコキシ基、炭素原子数2から7のアルケニル基又は炭素原子数2から7のアルケニルオキシ基であることが好ましく、炭素原子数3から7のアルキル基又は炭素原子数2から7のアルケニル基であることが更に好ましい。
一般式(H-4)中、MH4は炭素原子数1から15のアルキレン基(該アルキレン基中の1つ又は2つ以上の-CH-は、酸素原子が直接隣接しないように、-O-、-CO-、-COO-、-OCO-に置換されていても良い。)、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-CFO-、-OCF-、-CFCF-、-CH=CH-COO-、-CH=CH-OCO-、-COO-CH=CH-、-OCO-CH=CH-、-CH=CH-、-C≡C-、単結合、1,4-フェニレン基(1,4-フェニレン基中の任意の水素原子はフッ素原子により置換されていても良い。)又はトランス-1,4-シクロヘキシレン基を表すが、炭素原子数1から14のアルキレン基であることが好ましく、揮発性を考慮すると炭素原子数は大きい数値が好ましいが、粘度を考慮すると炭素原子数は大き過ぎない方が好ましいことから、炭素原子数2から12が更に好ましく、炭素原子数3から10が更に好ましく、炭素原子数4から10が更に好ましく、炭素原子数5から10が更に好ましく、炭素原子数6から10が更に好ましい。
一般式(H-1)から一般式(H-4)中、1,4-フェニレン基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH=は-N=によって置換されていても良い。また、1,4-フェニレン基中の水素原子はそれぞれ独立的に、フッ素原子又は塩素原子で置換されていても良い。
一般式(H-2)および一般式(H-4)の中の、1,4-シクロヘキシレン基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-は-O-又は-S-によって置換されていても良い。また、1,4-シクロヘキシレン基中の水素原子はそれぞれ独立的に、フッ素原子又は塩素原子で置換されていても良い。
更に具体的には、例えば、式(H-11)から式(H-15)が挙げられる。
Figure 0007243170000015
本発明の液晶組成物に酸化防止剤が含有する場合、10質量ppm以上が好ましく、20質量ppm以上が好ましく、50質量ppm以上が好ましい。酸化防止剤の含有する場合の上限は10000質量ppmであるが、1000質量ppmが好ましく、500質量ppmが好ましく、100質量ppmが好ましい。
本発明の液晶組成物は、ネマチック相-等方性液体相転移温度(TNI)が60℃から120℃であるが、70℃から100℃がより好ましく、70℃から85℃が特に好ましい。なお、本発明においては、60℃以上をTNIが高いと表現している。
液晶テレビ用途の場合、TNIは70から80℃が好ましく、モバイル用途の場合、TNIは80から90℃が好ましく、PID(Public Information Display)等の屋外表示用途の場合、TNIは90から110℃が好ましい。
本発明の液晶組成物は、20℃における屈折率異方性(Δn)が0.08から0.14であるが、0.09から0.13がより好ましく、0.09から0.12が特に好ましい。更に詳述すると、薄いセルギャップに対応する場合は0.10から0.13であることが好ましく、厚いセルギャップに対応する場合は0.08から0.10であることが好ましい。なお、本発明においては、0.09以上をΔnが大きいと表現している。
本発明の液晶組成物は、20℃における回転粘性(γ)が50から160mPa・sであるが、55から160mPa・sであることが好ましく、60から160mPa・sであることが好ましく、80から150mPa・sであることが好ましく、90から140mPa・sであることが好ましく、90から130mPa・sであることが好ましく、100から130mPa・sであることが好ましい。
本発明の液晶組成物は、20℃における誘電率異方性(Δε)が-2.0から-8.0であるが、-2.0から-6.0が好ましく、-2.0から-5.0がより好ましく、-2.5から-4.0がより好ましく、-2.5から-3.5が特に好ましい。
本発明の液晶組成物は、必須成分である一般式(i)の化合物を含有し、更に一般式(N-01)、一般式(N-02)、一般式(N-03)、一般式(N-04)、一般式(N-05)及び一般式(N-06)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種類又は2種類以上含有し、更に一般式(NU-01)から(NU-06)で表される化合物群から選ばれる化合物を1種又は2種以上含有することが好ましく、これらの含有量の合計の上限値は、100質量%、99質量%、98質量%、97質量%、96質量%、95質量%、94質量%、93質量%、92質量%、91質量%、90質量%、89質量%、88質量%、87質量%、86質量%、85質量%、84質量%であることが好ましく、これらの含有量の合計の下限値が、78質量%、80質量%、81質量%、83質量%、85質量%、86質量%、87質量%、88質量%、89質量%、90質量%、91質量%、92質量%、93質量%、94質量%、95質量%、96質量%、97質量%、98質量%、99質量%であることが好ましい。
本発明の液晶組成物を用いた液晶表示素子は、特に、アクティブマトリックス駆動用液晶表示素子に有用であり、VA、FFS、IPS、PSA、PSVA、PS-IPS又はPS-FFS、NPS、PI-less等の液晶表示素子に適宜用いることができる。
本発明に係る液晶表示素子は、対向に配置された第1の基板および第2の基板と、前記第1の基板または前記第2の基板に設けられる共通電極と、前記第1の基板または前記第2の基板に設けられ、薄膜トランジスタを有する画素電極と、前記第1の基板と第2の基板間に設けられる液晶組成物を含有する液晶層と、を有することが好ましい。必要により前記液晶層と当接するように第1の基板および/または第2の基板の少なくとも一つの基板の対向面側に、液晶分子の配向方向を制御する配向膜を設けてもよい。該配向膜としては、液晶表示素子の駆動モードに併せて、垂直配向膜や水平配向膜など適宜選択することができ、ラビング配向膜(例えば、ポリイミド)または光配向膜(分解型ポリイミドなど)などの公知の配向膜を使用することができる。さらに、カラーフィルターを、第1の基板または第2の基板上に適宜設けてもよく、また前記画素電極や共通電極上にカラーフィルターを設けることができる。
本発明に係る液晶表示素子に使用される液晶セルの2枚の基板はガラス又はプラスチックの如き柔軟性をもつ透明な材料を用いることができ、一方はシリコン等の不透明な材料でも良い。透明電極層を有する透明基板は、例えば、ガラス板等の透明基板上にインジウムスズオキシド(ITO)をスパッタリングすることにより得ることができる。
カラーフィルターは、例えば、顔料分散法、印刷法、電着法又は、染色法等によって作成することができる。顔料分散法によるカラーフィルターの作成方法を一例に説明すると、カラーフィルター用の硬化性着色組成物を、該透明基板上に塗布し、パターニング処理を施し、そして加熱又は光照射により硬化させる。この工程を、赤、緑、青の3色についてそれぞれ行うことで、カラーフィルター用の画素部を作成することができる。その他、該基板上に、TFT、薄膜ダイオード、金属絶縁体金属比抵抗素子等の能動素子を設けた画素電極を設置してもよい。
前記第1の基板および前記第2の基板を、共通電極や画素電極層が内側となるように対向させることが好ましい。
第1の基板と第2の基板との間隔はスペーサーを介して、調整してもよい。このときは、得られる調光層の厚さが1~100μmとなるように調整するのが好ましい。1.5から10μmが更に好ましく、偏光板を使用する場合は、コントラストが最大になるように液晶の屈折率異方性Δnとセル厚dとの積を調整することが好ましい。又、二枚の偏光板がある場合は、各偏光板の偏光軸を調整して視野角やコントラトが良好になるように調整することもできる。更に、視野角を広げるための位相差フィルムも使用することもできる。スペーサーとしては、例えば、ガラス粒子、プラスチック粒子、アルミナ粒子、フォトレジスト材料等が挙げられる。その後、エポキシ系熱硬化性組成物等のシール剤を、液晶注入口を設けた形で該基板にスクリーン印刷し、該基板同士を貼り合わせ、加熱しシール剤を熱硬化させる。
2枚の基板間に液晶組成物を狭持させる方法は、通常の真空注入法又はODF法などを用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は「質量%」を意味する。実施例において化合物の記載について以下の略号を用いる。
各物性値は、特別の記載がない限り、電子情報技術産業協会規格 JEITA ED-2521B 2009年3月改正 社団法人 電子情報技術産業協会発行 に記載の方法に基き測定した。
(側鎖)
-n -C2n+1 炭素数nの直鎖状のアルキル基
n- C2n+1- 炭素数nの直鎖状のアルキル基
-On -OC2n+1 炭素数nの直鎖状のアルコキシ基
nO- C2n+1O- 炭素数nの直鎖状のアルコキシ基
-V -CH=CH
V- CH=CH-
-V1 -CH=CH-CH
1V- CH-CH=CH-
-F -F
-OCF3 -OCF
(連結基)
-CF2O- -CF-O-
-OCF2- -O-CF
-1O- -CH-O-
-O1- -O-CH
-2- -CH-CH
-COO- -COO-
-OCO- -OCO-
- 単結合
(環構造)
Figure 0007243170000016
実施例中、測定した特性は以下の通りである。
Tni :ネマチック相-等方性液体相転移温度(℃)
Δn :20℃における屈折率異方性
Δε :20℃における誘電率異方性
γ :20℃における回転粘性(mPa・s)
低温保存性:-25℃、10日保管し、析出の有無を目視で確認した。
(液晶組成物の調製と評価結果)
実施例1~9、比較例1及び参考例1の液晶組成物を調製し、その物性値を測定し、併せて低温保存性も確認した。
なお、比較例1の組成物は、一般式(i)で表される化合物を含有しない液晶組成物であり、これを基に同様にΔεが負の値を示す一般式(N-01)及び(N-04)で表される化合物を一般式(i)で表される化合物に置き換えたのが、実施例1~3として記載した液晶組成物である。また、参考例1は一般式(i)で表される化合物においてL12がエトキシ基であり、Li1及びLi2に含まれる炭素原子数の合計が5の化合物(2O-Bd-3)を含有する組成物である。
実施例5~6は、比較例1とTNI、Δn及びΔεが同程度になるよう各化合物の含有量を設計した液晶組成物であり、実施例7~9は、さらに減粘剤の添加量を増加させた液晶組成物である。
これらの液晶組成物の成分比とその物性値は下記の表のとおりであった。
Figure 0007243170000017
Figure 0007243170000018
Figure 0007243170000019
Figure 0007243170000020
Figure 0007243170000021
一般式(i)で表される化合物を含まない液晶組成物である比較例1を基に一般式(i)で表される化合物をその構成成分とした実施例1~3を調製した。実施例1~3は、比較例1と比較するとTni、Δn及びΔεの絶対値が大きくできることが分かった。さらに比較例1のTni、Δn及びΔεの値をほぼ揃うように調製した実施例5~7では、減粘剤を比較例1よりも多量に使用することができるため、γ1を10%程度改善することが出来ることを確認した。このことから、本願発明の液晶組成物は、Tni、Δn及びΔεを維持したままγ1を低減できることが分かった。実施例7~10として、さらに減粘剤の含有量を多くした液晶組成物を調製し、本願の効果を確認した。
また、実施例3の2O-Bd-4を2O-Bd-3に置換した参考例1は、その物性値は実施例3と同程度であるが、低温保存性が低下した。このことから、側鎖の違いで低温保存性が異なり、Li1及びLi2に含まれる炭素原子数の合計は6以上が好ましいことが分かった。
これらの実施例1~10の液晶組成物を用いてVA型及びFFS型の液晶表示素子を作製すると、応答時間が短く、高いVHRを有していることを確認できた。このとき、表示不良が無いことも併せて確認した。これに対し、比較例1の組成物についても同様にVA型及びFFS型の液晶表示素子を作製し応答時間を測定したが、実施例の組成物と比較して応答時間が劣ることが確認できた。
以上のように本願発明の液晶組成物はTniが高く、Δnが大きく、Δεの絶対値が大きく、γ1が小さく、高速応答が可能であることを確認し、本願発明は優れた効果を有することが分かった。

Claims (8)

  1. 一般式(i)
    Figure 0007243170000022
    (式中、
    i1及びXi2はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基を表し、
    i1及びYi2はそれぞれ独立して、-O-、-CF-、-CO-、-CXi3i4-を表すが、Yi1及びYi2のいずれか一つ以上は-O-を表し、
    i3及びXi4はそれぞれ独立して、Xi1と同じ意味を表し、
    i1は、炭素原子数2から8のアルコキシ基を表し、
    i2は、炭素原子数2から8のアルキル基を表すが、
    i1及びLi2に含まれる炭素原子数の合計は、6~9であり、
    i3、Li4及びLi5はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子、水酸基、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、
    i1は一般式(Wi1-1)、(Wi1-2)又は(Wi1-3)
    Figure 0007243170000023
    (式中、
    ・はLi2又はYi2への結合点を表し、
    *はLi5が結合する炭素原子に隣接する炭素原子への結合点を表し、
    i6、Li7及びLi8はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子、水酸基、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表す。)
    で表される基を表し、
    i2は単結合又は-CLi9i10-(Li9及びLi10はそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子、水酸基、炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表す。)を表し、
    i1、Li2、Li3、Li4、Li5、Li6、Li7、Li8、Li9及びLi10中に存在する1個の-CH-又は隣接していない2個以上の-CH-は-C≡C-、-O-、-COO-、-OCO-又は-CO-により置き換えられても良く、
    また、アルキル基又はアルケニル基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    で表される化合物を1種又は2種以上含有する誘電率異方性(Δε)が-2.0から-8.0である液晶組成物であって、
    更に、下記一般式(N-01)
    Figure 0007243170000024
    (式中、
    21及びR22は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、
    該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立して-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-又は-OCO-によって置換されていても良く、
    は、-OCH-又は-CHO-を表し、
    mは、それぞれ独立して、1又は2を表す。)
    で表される化合物を1種又は2種以上含有し、
    前記一般式(N-01)で表される化合物の含有量が10質量%以上であり、
    更に、下記一般式(NU-03)
    Figure 0007243170000025
    (式中、
    NU31 、R NU32 は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、
    該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH -はそれぞれ独立して-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-又は-OCO-によって置換されていても良い。)
    で表される化合物を1種又は2種以上含有し、
    前記一般式(NU-03)で表される化合物として、下記式(3-Ph-Ph-1)
    Figure 0007243170000026
    で表される化合物を含有する液晶組成物。
  2. 一般式(N-02)、一般式(N-03)、一般式(N-04)及び一般式(N-05)
    Figure 0007243170000027
    (式中、
    21及びR22は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、
    該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立して-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-又は-OCO-によって置換されていても良く、
    は、それぞれ独立して、単結合、-CHCH-、-OCH-、-CHO-、-COO-、-OCO-、-OCF-、-CFO-、-CH=CH-、-CF=CF-又は-C≡C-を表し、
    mは、それぞれ独立して、1又は2を表す。)
    で表される化合物群から選ばれる化合物を1種又は2種以上含有する請求項1に記載の液晶組成物。
  3. 一般式(NU-01)、(NU-02)、(NU-04)、(NU-05)及び(NU-06)
    Figure 0007243170000028
    (式中、
    NU11、RNU12、RNU21、RNU22、RNU31、RNU32、RNU41、RNU42、RNU51、RNU52、RNU61及びRNU62は、それぞれ独立して、炭素原子数1から8のアルキル基、炭素原子数1から8のアルコキシ基、炭素原子数2から8のアルケニル基又は炭素原子数2から8のアルケニルオキシ基を表し、
    該基中の1個又は非隣接の2個以上の-CH-はそれぞれ独立して-CH=CH-、-C≡C-、-O-、-CO-、-COO-又は-OCO-によって置換されていても良い。)
    で表される化合物群から選ばれる化合物を1種又は2種以上含有する請求項1又は2に記載の液晶組成物。
  4. 一般式(NU-01)で表される化合物がアルケニル基を有し、この含有量の合計が0質量%から50質量%である請求項3に記載の液晶組成物。
  5. 前記一般式(i)で表される化合物の含有量が5質量%以上である、及び/又は、前記液晶組成物のネマチック相-等方性液体相転移温度(TNI)が70℃以上である請求項1~4のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いた液晶表示素子。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いたアクティブマトリックス駆動用液晶表示素子。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いたVA型、IPS型、FFS型、PSA型又はPSVA型の液晶表示素子。
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