JP7242381B2 - 作業機 - Google Patents
作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7242381B2 JP7242381B2 JP2019066394A JP2019066394A JP7242381B2 JP 7242381 B2 JP7242381 B2 JP 7242381B2 JP 2019066394 A JP2019066394 A JP 2019066394A JP 2019066394 A JP2019066394 A JP 2019066394A JP 7242381 B2 JP7242381 B2 JP 7242381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- attached
- frame
- pedal
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
特許文献1に開示された作業機は、走行装置を油圧によって駆動する油圧駆動装置と、ペダルの踏込み操作によって油圧駆動装置を制御する作動油を作動油タンクに排出して油圧駆動装置に制動力を与えるインチングバルブとを有している。インチングバルブは、ペダルの直下に設けられており、インチングバルブのスプールは、ペダルに連動連結されている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、インチングバルブの搭載位置の自由度を高めることを目的とする。
図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。図2は、作業機1の概略平面図である。本実施形態では、作業機1としてホイールローダが例示されている。
図1、図2に示すように、本実施形態のホイールローダは、アーティキュレート式の作業機1であり、該作業機1の機体2は前部機体2Aと後部機体2Bとから構成されている。前部機体2Aには、左の前輪3L及び右の前輪3Rが設けられている。前輪3Lは、前部機体2Aの左方に設けられ、前輪3Rは、前部機体2Aの右方に設けられている。後部機体2Bには、左の後輪4L及び右の後輪4Rが設けられている。後輪4Lは、後部機体2Bの左方に設けられ、後輪4Rは、後部機体2Bの右方に設けられている。前輪3L,3R及び後輪4L,4Rは、機体2を走行可能に支持する走行装置17の一部を構成する。後部機体2Bには、オペレータ(運転者)が着座する運転席(座席)13が搭載されている。運転席13は、後輪4Lと後輪4Rとの間に配置され、機体2における機体幅方向K2の中央部に設けられている。
また、機体前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向K2(図2参照)として説明する。また、機体2の幅方向の中央部から右方、或いは、左方へ向かう方向を機体外方として説明する。つまり、機体外方とは、機体幅方向K2において機体2の中心から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。つまり、機体内方とは、機体幅方向K2において機体2の中心に近づく方向である。
前記機体連結部材5と前部機体2Aとにわたって油圧シリンダからなるステアリングシリンダ6が設けられている。このステアリングシリンダ6を伸縮させることにより、後部機体2Bに対して前部機体2Aが機体幅方向K2に揺動して作業機1が左及び右に旋回可能とされている。
図1に示すように、後部機体2Bには、原動機352が搭載される。原動機352は、例えば、ディーゼルエンジンである。また、運転席保護装置としては、キャビン14の代わりにキャノピであってもよい。
られている。この作業装置7は、前部機体2A(機体2)に上下揺動可能に支持されたリフトアーム8を有する。リフトアーム8は、機体幅方向K2に間隔をあけて配置された左の第1アーム8L及び右の第2アーム8Rを有する。第1アーム8Lは、基端側(後端側)が前部機体2Aの左側に立設された第1支持フレーム10Lの上部に機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回転自在に支持されている。したがって、第1アーム8Lは上下揺動可能である。第2アーム8Rは、基端側が前部機体2Aの右側に立設された第2支持フレーム10Rの上部に機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回転自在に支持されている。したがって、第2アーム8Rも上下揺動可能である。第1支持フレーム10Lの上部の左側には、作業灯(ライト)33Lが設けられている。第2支持フレーム10Rの上部右側にも、作業灯(ライト)33Rが設けられている。
図1に示すように、第1アーム8Lの長手方向の中途部と第1支持フレーム10Lの上下方向の中途部とにわたってリフトシリンダ11Lが設けられている。第2アーム8Rの長手方向の中途部と第2支持フレーム10Rの上下方向の中途部とにわたってリフトシリンダ11Rが設けられている。リフトシリンダ11L及びリフトシリンダ11Rは、複動型の油圧シリンダによって構成されている。リフトシリンダ11L及びリフトシリンダ11Rを伸縮させることによりリフトアーム8が(第1アーム8L及び第2アーム8Rが同時に)上下に揺動する。
図3に示すように、後部機体2Bは、機体フレーム71を有している。機体フレーム71は、後輪4L及び後輪4Rによって走行可能に支持されている。機体フレーム71の前部に、機体連結部材5が取り付けられている。図1に示すように、機体フレーム71の後部には、原動機352を上方から覆うボンネット301と、ボンネット301の下方に配
置されたウエイト302とが設けられている。図19に示すように、ボンネット301及びウエイト302は、原動機352を収容する原動機室(エンジンルーム)E1を構成している。
第1マウント部材303Aは、キャビン14の左前部の下端に設けられ、第2マウント部材303Bは、キャビン14の右前部の下端に設けられている。第3マウント部材303Cは、キャビン14の左後部の下端に設けられ、第4マウント部材303Dは、キャビン14の右後部の下端に設けられている。キャビン14は、機体フレーム71(機体2)に、マウント部材303を介して搭載されていて、該機体フレーム71に防振支持されている。
図4に示すように、第1前支柱142Lは、キャビン14前部の左側に設けられている。詳しくは、第1前支柱142Lは、運転席13よりも前方且つ左側方(一側方)に配置されている(図5A参照)。第2前支柱142Rは、キャビン14前部の右側に設けられている。詳しくは、第2前支柱142Rは、運転席13よりも前方且つ右側方(他側方)に配置されている(図5A参照)。第1後支柱305Lは、第1前支柱142Lの後方に設けられている。詳しくは、第1後支柱305Lは、キャビン14左側面の機体前後方向K1の中間部に配置されている。第2後支柱305Rは、第2前支柱142Rの後方に設けられている。詳しくは、第2後支柱305Rは、キャビン14右側面の機体前後方向K1の中間部に配置されている。
図5Bに示すように、キャビンフレーム304は、第2前支柱142Rの上端から後方に延びる第2アッパフレーム308Rを有している。第2アッパフレーム308Rは、第2後支柱305Rの上端に連結されていると共に第2後支柱305Rよりも後方に延出している。
形成している。
図5B、図7Bに示すように、運転席13の右側方(他側方)には、操縦台319が設けられている。操縦台319の前部の機体内方側に、操縦レバー16が設けられている。操縦台319には、アームレスト320が設けられている。アームレスト320は、操縦レバー16の後方に配置されている。また、アームレスト320は、運転席13の右側方に配置されている。
におけるアームレスト320の側方及び後方には、各種のスイッチ類が集中配置されている。図4に示すように、操縦台319は、支持ブラケット321を有する。図4、図7Aに示すように、支持ブラケット321は、後述するフロアフレーム72の傾斜壁72aに固定されている。支持ブラケット321は、コンソールボックス319Aの前部の内部に設けられている。支持ブラケット321にコンソールボックス319Aの前部が取り付けられて支持される。
図6に示すように、第2部位329bは、ボルト330を挿通するボルト挿通孔331を有している。ボルト挿通孔331は、機体前後方向K1に長い長穴に形成されている。これにより、遮断部材325の取付けに際して、取付誤差(製作誤差)を吸収することができる。
図4に示すように、作業機1は、機体フレーム71(機体2)に搭載されたフロアフレーム72を有する。フロアフレーム72は、キャビンフレーム304の下部に固定されている。即ち、フロアフレーム72は、キャビン14の下部を構成している。したがって、フロアフレーム72は、マウント部材303を介してキャビン14と共に機体フレーム71に防振支持されている。
図8A、図8Bに示すように、第1部位79は、床部本体77の左部を構成している。第1部位79の後部79aは、前部79bより機体幅方向K2の幅が幅狭に形成されている。詳しくは、後部79aは、第1側壁73Lより機体外方側(左方側)に位置しており、前部79bは、後部79aから前方に延出する部位及び該部位から後部79aよりも機体内方(右方)に延出する部位を有する。
第3部位81は、機体幅方向K2の中央部に位置していると共に、第1部位79の前部79bと第2部位80の前部80bとの間に位置している。第3部位81は、前部79bと前部80bとを連結している。詳しくは、第3部位81は、前部79bと前部80bの後側同士を連結している。第3部位81は、下方に凹む凹部に形成されている。
図5Aに示すように、キャビン室内の前部には、ステアリング15を支持するステアリングコラム87が設けられている。ステアリングコラム87は、キャビン室内の機体幅方向K2の中央部に位置している。
図8Aに示すように、コラムフレーム88は、フロアフレーム72の前部の機体幅方向K2中央部に設けられている。コラムフレーム88は、第3部位81より前方に位置している。コラムフレーム88は、機体幅方向K2で間隔をあけて配置された第1側壁88L及び第2側壁88Rを有する。第1側壁88Lは、コラムフレーム88の左部を構成し、床部75に立設されている。第2側壁88Rは、コラムフレーム88の右部を構成し、床部75に立設されている。
図9A、図9Bに示すように、コラムフレーム88の左方には、ブレーキペダル(第1ブレーキペダルという)111Lが配置されている。コラムフレーム88の右方には、第1ブレーキペダル111Lとは異なる他のブレーキペダル(第2ブレーキペダルという)111Rが配置されている。コラムフレーム88の上部には、機体幅方向K2に延伸する軸心を有するブレーキシャフト112が設けられている。ブレーキシャフト112は、1本の棒材で形成され、第1側壁88Lと第2側壁88Rの上部且つ前部を貫通し且つこれら側壁88L、88Rに軸心回りに回転可能に支持されている。
。ペダルボス114Rは、突出部116aに右方から嵌められてスプライン結合されることで、ブレーキシャフト112と一体回転する。ペダルボス114Rは、軸受筒117に挿入される軸支部132を有する。軸支部132の外周には、軸受筒117の内周側に設けられたブッシュ133が嵌められている。ブレーキシャフト112は、軸支部132及びブッシュ133を介して軸受筒117に支持される。
図13に示すように、インチングバルブ338は、フロアフレーム72の底壁74の前端側で且つ下方に配置されている。インチングバルブ338は、運転席13の下方で、底壁74に取り付けられている。図12は、フロアフレーム72を下方から見た底面図である。図12に示すように、インチングバルブ338は、底壁74の右側に配置されている
。
HST353は、HSTポンプ355の斜板355Aの角度を設定するサーボシリンダ358を有している。サーボシリンダ358は、前進油路360と後進油路361とによって前後進切換弁359に接続されている。前後進切換弁359は、供給油路362を介して油圧ポンプ349の吐出回路351に接続され、タンク油路363を介して作動油タンク344に接続されている。
61にパイロット油が供給された場合は、斜板355Aを後進側に揺動させ、前進油路360及び後進油路361にパイロット油が供給されていない場合は、斜板355Aを中立位置に保持する。
また、機体2の振動は、上下方向の振動(上下振動)が多いが、バルブレバー338Bは、バルブ本体338Aに縦軸回りに回動可能に取り付けられていて縦軸回りに回動することでインチングバルブ338を作動させる構造であるので、機体2の上下振動によって
バルブレバー338Bが動かされることを抑制し、上下振動によってバルブレバー338Bが動かされて走行速度が低下するのを防止することができる。
図15に示すように、フロアフレーム72の後部には、エアコン本体70に内気及び外気を導入する内外気導入部368が設けられている。内外気導入部368は、フロアフレーム72の上部に設けられている。詳しくは、背面下部壁371の上方に設けられている。また、内外気導入部368は、運転席13の後方に配置されている(図19参照)。また、内外気導入部368は、内気導入状態と外気導入状態とに切り換える内外気切換部370と、内外気切換部370で導入した内気或いは外気に含まれる塵埃を捕集するフィルタ372(図18参照)を収容するフィルタ収容部369とを有している。内外気切換部370とフィルタ収容部369とは、機体幅方向K2で隣接して並設されている。詳しくは、内外気切換部370は、機体幅方向K2の略中央部に設けられ、フィルタ収容部369は、内外気切換部370の側方であって前記エアコン本体70に対応する側の側方に設けられている。エアコン本体70に取り込まれる空気の流れをおおまかに説明すると、内気或いは外気は、エアコン本体70内の送風機70Bによって吸引されて内外気切換部370に取り入れられ、該内外気切換部370に取り入れられた空気は、フィルタ収容部369を通って導入口365cから導入ダクト365内に入ってエアコン本体70に取り込まれる。
前壁374は、背面下部壁371の上方に位置し、機体幅方向K2の中央側が接続壁384を介して背面下部壁371の上端に接続されている。後壁375は、前壁374の後方に間隔をあけて配置されている。上壁376は、前壁374上端から後壁375にわたって設けられている。底壁377は、前壁374と後壁375とにわたって形成されている。第1側壁73Lは、内外気導入ボックス373の左側面を構成している。第2側壁73Rは、内外気導入ボックス373の右側面を構成している。内外気導入ボックス373は、機体幅方向K2に関して内部を仕切る部材は設けられていない。つまり、内外気導入ボックス373の内部は、機体幅方向K2において連通している。したがって、内外気切換部370の内部とフィルタ収容部369の内部とは連通している。
図16に示すように、底壁377は、機体幅方向K2で段付き状に形成されている。底壁377は、機体幅方向K2中央部の第1部位377aと、第1部位377aの左方に位置する第2部位377bと、第1部位377aの右方に位置する第3部位377cとを有している。第1部位377aは、第2部位377bより高い位置に形成されている。第3部位377cは、第1部位377aより高い位置に形成されている。第1部位377aは、開口部378の下端縁部から後壁375に向けて後方に延びている。第1部位377aは、内外気切換部370の底部を構成している。第1部位377aには、外気を取り入れる外気導入口387が形成されている。外気導入口387は、機体前後方向K1に長い複数の長孔388を機体幅方向K2に並べて形成することで構成されている。
から後壁375に向けて延びている。第2部位370bは、フィルタ収容部369の底部を構成している。後壁375の左部におけるフィルタ収容部369を構成する部位には、点検用開口部385が形成されている。点検用開口部385は、機体前方から後壁375に取り付けられた閉鎖部材386によって塞がれている。
図19に示すように、フロアフレーム72の後方には、原動機室E1の前面を形成する仕切り部材389が設けられている。仕切り部材389は、複数の板材で形成されている。なお、単一の板材で形成されていてもよい。仕切り部材389とフロアフレーム72との間には、燃料タンク390が配置されている。燃料タンク390は、第1部位377a及び第3部位377cの下方に設けられている。第1部位377a及び第3部位377cは、第2部位377bよりも高い位置に形成されているので、燃料タンク390の高さを高くすることができ、燃料タンク390の容量を大きくすることができる。外気導入口387は、燃料タンク390の上方に設けられている。したがって、外気は、機体フレーム71の内部であって、仕切り部材389の前方の燃料タンク390の収容部分から内外気導入部368(内外気切換部370)に取り入れられる。機体フレーム71の底部71Aには、底部開口71Bが形成されている。また、外気は、底部開口71Bから機体フレーム71の内部に取り入れられる。外気は、機体フレーム71の内部であって、原動機室E1とは隔離した部分から取り入れられる。これにより、原動機352から排出される排気ガスの影響及び原動機352の熱の影響を受けない部分から外気を取り入れることができる。
内外気切換部370は、内外気導入ボックス373、閉鎖板380及び内外気切換機構400を有して構成されている。
K2に延伸する軸心を有すると共に、閉鎖板380の下部に固定されている。レバー基部395aは、支持ボス399に機体幅方向K2の軸心回りに回動可能に支持されている。レバー基部395aに、プレート部材392が固定されている。したがって、切換えダンパ391は、切換レバー395を上下に揺動操作することでレバー基部395aの軸心回りに回動し、外気導入位置P1と内気導入位置P2とに位置変更する。また、切換レバー395は、閉鎖板380より前方(運転席13側)に突出していて、オペレータが運転席13側から操作可能である。
図15に示すように、フィルタブラケット401は、切欠き部379を覆うように、前壁374及び第1側壁73Lにボルト固定されている。
以上のように、本実施形態の作業機1は、機体2と、機体2に搭載された運転席13と、乗降用通路(乗降口309)とは反対側の他側方に設けられて運転席13の前方の床部75上の空間と機体外部とを連通させる開口(開放部)313と、開口313から運転者が乗降するのを遮断する遮断部材325と、を備えている。
また、乗降口309に配置されたドア172と開口313に設けられた扉314とを有するキャビン14を備え、遮断部材325は扉314を介した運転者の乗降を遮断する。
この構成によれば、遮断部材325によって乗降用通路(乗降口309)とは反対側の
扉314からオペレータが乗り降りするのを抑制することができる。
この構成によれば、扉314を開くことにより、乗降口309とは反対側からキャビン室内に物を出し入れしたり、キャビン14の床部75を清掃したりすることができる。
この構成によれば、遮断部材325を運転席13から離して配置することができ、遮断部材325が運転席13に着座したオペレータの邪魔になるのを防止することができる。
この構成によれば、遮断部材325を設けても、該遮断部材325がオペレータの側方視界の邪魔になるのを防止することができる。
この構成によれば、オペレータの乗り降りを防止しつつ、遮断部材325がオペレータの視界性を妨げるのを防止することができる。
また、扉314は、光の透過性を有する。
この構成によれば、オペレータは扉314を通して側方を視認することができ、オペレータの側方視界を向上させることができる。
この構成によれば、運転席13の下方側にスペースを利用してインチングバルブ338
を配置することができる。
また、フロアフレーム72は、点検開口77aを有し、インチングバルブ338は、点検開口77aより下方に配置されていて該点検開口77aを介してアクセス可能である。
また、フロアフレーム72は、設置部(底壁74)の前方の床部75を有し、床部75は、点検開口77aを有する床部本体77と、点検開口77aを塞ぐ開閉カバー78とを有し、インチングバルブ338は、開閉カバー78の下方に配置されている。
また、インチングバルブ338は、ケーブル336に連結されたバルブレバー338Bと、バルブレバー338Bが取り付けられるバルブ本体338Aとを有し、バルブ本体338Aは、ペダル(ブレーキペダル111L,111R)の踏込み操作によってバルブレバー338Bが縦軸回りに回動することで油圧駆動装置に供給する前記作動油の流量を変化させる。
また、作動油を吐出する油圧ポンプ349を備え、作動油タンク344は、インチングバルブ338の側方に配置され、バルブ本体338Aは、油圧ポンプ349の吐出回路351に接続される第1接続部346を背面338aに有し、作動油タンク344に接続される第2接続部347を作動油タンク344側の側面338bに有し、バルブレバー338Bが連結される操作軸345を上面338c側に有する。
また、本実施形態の作業機1は、機体2と、機体2に搭載されたキャビン14と、キャビン14の室内の空調用のエアコン本体70と、エアコン本体70にキャビン14の室内の内気及び室外の外気を導入する内外気導入部368と、を備え、内外気導入部368は、内気を取り入れる内気導入口381と、外気を取り入れる外気導入口387と、外気導入口387から外気を導入する外気導入位置P1と外気導入口387を塞ぐ内気導入位置P2とに位置変更可能な切換えダンパ391とを含む内外気切換部370と、内外気切換部370に隣接して設けられると共に内外気切換部370及びエアコン本体70に連通しており、且つ内外気切換部370からエアコン本体70へ流通する内気及び外気に含まれる塵埃を捕集するフィルタ372を収容するフィルタ収容部369とを有する。
、フィルタ372を共通化できる。また、内気導入口381と、外気導入口387と、切換えダンパ391とを一箇所に設けているので、内外気切換部370をコンパクトに形成できる。
この構成によれば、外気の取り入れが、原動機352から排出される排気ガスの影響を受けるのを小さくすることができる。
また、内外気切換部370の下方に配置された燃料タンク390を備え、底壁377は、内外気切換部370の底部を構成する第1部位377aと、フィルタ収容部369の底部を構成する第2部位377bとを有し、第1部位377aは、第2部位377bよりも高い位置に形成されている。
また、エアコン本体70の上方に配置されていてエアコン本体70に連通する導入ダクト365を備え、内外気切換部370とフィルタ収容部369とは、機体幅方向K2で並設されており、フィルタ372は、フィルタ面372aが前後を向く縦向きに配置され、内外気切換部370は、フィルタ収容部369におけるフィルタ372の背面側に連通し、導入ダクト365は、フィルタ372の前面側且つ下方側でフィルタ収容部369に接続される導入口365cを有している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
17 走行装置
72 フロアフレーム
74 設置部(底壁)
75 床部
77 床部本体
77a 点検開口
78 開閉カバー
88 フレーム部材(コラムフレーム)
111L ペダル(ブレーキペダル)
111R ペダル(ブレーキペダル)
303 マウント部材
336 ケーブル
337 第1ケーブルステー
338 インチングバルブ
338a 背面
338b 側面
338c 上面
338A バルブ本体
338B バルブレバー
339 バルブブラケット
340 取付ブラケット
342 第2ケーブルステー
344 作動油タンク
345 操作軸
346 第1接続部
347 第2接続部
349 油圧ポンプ
351 吐出回路
353 油圧駆動装置
Claims (7)
- 機体と、
前記機体を走行可能に支持する走行装置と、
前記走行装置を油圧によって駆動する油圧駆動装置と、
前記機体にマウント部材を介して支持されたフロアフレームと、
前記走行装置の制動操作を行うためのペダルと、
前記ペダルの操作に応じて前記油圧駆動装置に供給する作動油の流量を変化させるインチングバルブと、
前記ペダルと前記インチングバルブとを連動するケーブルとを備え、
前記フロアフレームは、運転席を支持する設置部を有し、
前記ペダルは、前記フロアフレームに取り付けられており、
前記インチングバルブは、前記運転席の下方で前記設置部に取り付けられている作業機。 - 前記インチングバルブは、前記設置部の前部且つ下方に配置されている請求項1に記載の作業機。
- 前記フロアフレームは、点検開口を有し、
前記インチングバルブは、前記点検開口より下方に配置されていて該点検開口を介してアクセス可能である請求項1または2に記載の作業機。 - 前記フロアフレームは、前記設置部の前方の床部を有し、
前記床部は、前記点検開口を有する床部本体と、前記点検開口を塞ぐ開閉カバーとを有し、
前記インチングバルブは、前記開閉カバーの下方に配置されている請求項3に記載の作業機。 - 機体と、
前記機体を走行可能に支持する走行装置と、
前記走行装置を油圧によって駆動する油圧駆動装置と、
前記機体にマウント部材を介して支持されたフロアフレームと、
前記走行装置の制動操作を行うためのペダルと、
前記ペダルの操作に応じて前記油圧駆動装置に供給する作動油の流量を変化させるインチングバルブと、
前記ペダルと前記インチングバルブとを連動するケーブルとを備え、
前記ペダル及び前記インチングバルブは、前記フロアフレームに取り付けられており、
前記インチングバルブは、前記ケーブルに連結されたバルブレバーと、前記バルブレバーが取り付けられるバルブ本体とを有し、
前記バルブ本体は、前記ペダルの操作によって前記バルブレバーが縦軸回りに回動することで前記油圧駆動装置に供給する作動油の流量を変化させる作業機。 - 前記作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記インチングバルブの側方に配置された作動油タンクと、
を備え、
前記バルブ本体は、前記油圧ポンプの吐出回路に接続される第1接続部を背面に有し、前記作動油タンクに接続される第2接続部を前記作動油タンク側の側面に有し、前記バルブレバーが連結される操作軸を上面側に有する請求項5に記載の作業機。 - 前記フロアフレームの前部に立設され且つ前記ペダルが取り付けられるフレーム部材と、
前記フレーム部材に固定され且つ前記ケーブルの一端側が取り付けられる第1ケーブルステーと、
前記設置部に固定された取付ブラケットと、
前記取付ブラケットに取り付けられ且つ前記インチングバルブが取り付けられるバルブブラケットと、
前記バルブブラケットに取り付けられ且つ前記ケーブルの他端側が取り付けられる第2ケーブルステーとを備えている請求項1~4のいずれか1項に記載の作業機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019066394A JP7242381B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 作業機 |
EP19922987.3A EP3950444B1 (en) | 2019-03-29 | 2019-12-25 | Work machine |
PCT/JP2019/050913 WO2020202677A1 (ja) | 2019-03-29 | 2019-12-25 | 作業機 |
US17/487,768 US20220018089A1 (en) | 2019-03-29 | 2021-09-28 | Working machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019066394A JP7242381B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020164032A JP2020164032A (ja) | 2020-10-08 |
JP7242381B2 true JP7242381B2 (ja) | 2023-03-20 |
Family
ID=72714671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019066394A Active JP7242381B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7242381B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006105268A (ja) | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 走行式作業機械の変速システム |
JP2008143209A (ja) | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Kubota Corp | キャビン付き走行車両 |
JP2018053811A (ja) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5644575Y2 (ja) * | 1977-03-22 | 1981-10-19 | ||
JP2503709B2 (ja) * | 1990-02-26 | 1996-06-05 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 産業車両におけるインチング制御装置 |
JP3581187B2 (ja) * | 1995-03-16 | 2004-10-27 | ヤンマー農機株式会社 | 油圧走行農作業機の操向制御装置 |
JP3760194B2 (ja) * | 1996-06-13 | 2006-03-29 | ヤンマー建機株式会社 | 走行車輌の操向操作機構 |
-
2019
- 2019-03-29 JP JP2019066394A patent/JP7242381B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006105268A (ja) | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 走行式作業機械の変速システム |
JP2008143209A (ja) | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Kubota Corp | キャビン付き走行車両 |
JP2018053811A (ja) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020164032A (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2007037108A1 (ja) | ホイール式作業機 | |
WO2015147233A1 (ja) | 作業車両 | |
JP7191756B2 (ja) | 作業機 | |
WO2020202677A1 (ja) | 作業機 | |
JP7242381B2 (ja) | 作業機 | |
JP7237693B2 (ja) | 作業機 | |
JP6938442B2 (ja) | 作業機 | |
WO2022163294A1 (ja) | 操縦機構及び作業機 | |
JP3760194B2 (ja) | 走行車輌の操向操作機構 | |
JP7102262B2 (ja) | 作業機 | |
JP4451831B2 (ja) | ホイール式作業機 | |
JP6580524B2 (ja) | 作業機 | |
JP6580525B2 (ja) | 作業機 | |
JP6672087B2 (ja) | 作業機 | |
JP6672088B2 (ja) | 作業機 | |
JP6636398B2 (ja) | 作業機 | |
JP6995707B2 (ja) | 作業機 | |
JP6976909B2 (ja) | 作業機 | |
JP7254679B2 (ja) | シャフトのシール構造及び当該シール構造を備えた作業機 | |
JP7046738B2 (ja) | 作業機 | |
JP6938443B2 (ja) | 作業機 | |
JP6961544B2 (ja) | 作業機 | |
JP2007091042A (ja) | ホイール式作業機 | |
WO2015147231A1 (ja) | 作業車両 | |
WO2020003948A1 (ja) | 作業機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7242381 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |