JP7241168B2 - レーザダイオード装置 - Google Patents

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Description

本開示は、複数のレーザダイオードを用いたレーザダイオード装置に関する。
特許文献1に記載されているように、レーザダイオード装置は、複数のレーザダイオードを一列に配列させた第1及び第2のグループのレーザダイオードを備える。特許文献1におけるレーザダイオードは、シングルエミッタダイオードである。第1及び第2のグループの各レーザダイオードより射出された発散光であるレーザビームはコリメートレンズによってコリメート光に変換され、複数のミラーによって反射されて集束レンズに入射される。集束レンズは、入射されたレーザビームを集束して、光ファイバに入射させる。
特許第6154965号公報
光ファイバにレーザビームを効率よく入射するためには、集束レンズに入射されるレーザビームは完全なコリメート光であることが望ましい。しかしながら、シングルエミッタレーザダイオードより射出されたレーザビームをコリメートする場合であっても、コリメートレンズのコリメート性能には限界がある。また、コリメートレンズの焦点距離は数百μm程度と極めて短いため、レーザビームをコリメート光とするためにはコリメートレンズの非常に精密な位置調整が要求される。これらにより、現実にはわずかではあるが、レーザビームを完全にコリメート光とすることはできず、レーザビームは発散し、レーザビームが進行する距離が長くなるほど、ビームサイズが大きくなる。
また、レーザダイオードの高出力化に伴い、コリメートレンズで発生する熱レンズ効果の影響も無視できなくなっている。コリメートレンズの焦点距離は数百μm程度であり、焦点距離が1μm程度変動しただけでも、コリメートレンズのコリメート性能が劣化し、レーザビームが発散角を持ち、レーザビームが進行する距離が長くなるほど広がる。
第1及び第2のグループのレーザダイオードにおいて、集束レンズまでの距離が長いレーザダイオードから射出されるレーザビームほど集束レンズに入射されるビームが広がる。集束レンズは、入射された各レーザビームを集束して光ファイバに入射させる。集束レンズに入射されるレーザビームが広がるほど、集束レンズの有効径から外れて損失となるいわゆるケラレが発生しやすくなる。また、光ファイバへの入射開口数が増加し、光ファイバの受光開口数より大きくなり、クラッド伝播が発生する。これらにより、集束レンズがレーザビームを集束して光ファイバに入射させる際のカップリングロスが増大し、入射効率が悪化する。
1またはそれ以上の実施形態は、集束レンズがレーザビームを集束して光ファイバに入射させる際のカップリングロスを減少させ、入射効率を向上させることができるレーザダイオード装置を提供することを目的とする。
1またはそれ以上の実施形態の一態様によれば、Mを2以上の整数とし、第1のサブグループに属し、それぞれ発散光のレーザビームを射出する、一列に配列されたM個のレーザダイオードと、前記第1のサブグループに属し、前記M個のレーザダイオードより射出された各レーザビームをコリメート光に変換する第1のコリメートレンズと、前記第1のサブグループに属し、コリメート光の各レーザビームを反射させるM個の第1のミラーと、前記M個の第1のミラーで反射した各レーザビームを反射させる第2のミラーと、Nを2以上の整数とし、第2のサブグループに属し、それぞれ発散光のレーザビームを射出する、一列に配列されたN個のレーザダイオードと、前記第2のサブグループに属し、前記N個のレーザダイオードより射出された各レーザビームをコリメート光に変換する第2のコリメートレンズと、前記第2のサブグループに属し、コリメート光の各レーザビームを反射させるN個の第3のミラーと、前記N個の第3のミラーで反射した各レーザビームを前記第2のミラーで反射した各レーザビームと平行になるように反射させ第4のミラーとを備え、前記第2のミラーで反射した各レーザビームを前記第4のミラーの上方を通過させて、前記第2のミラーで反射した各レーザビームを上方に位置させ、前記第4のミラーで反射した各レーザビームを下方に位置させることにより、前記第1のサブグループと前記第2のサブグループとを含む第1のグループに属する第1の合成レーザビームを生成し、前記第1の合成レーザビームを集束させて、光ファイバのコアに入射させる集束レンズと、前記第1のサブグループに属する前記M個のレーザダイオード、前記第1のコリメートレンズ、前記M個の第1のミラー、前記第2のミラー、前記第2のサブグループに属する前記N個のレーザダイオード、前記第2のコリメートレンズ、前記N個の第3のミラー、前記第4のミラー、及び前記集束レンズを装着する収納部とをさらに備えるレーザダイオード装置が提供される。
上記のように構成されたレーザダイオード装置において、前記収納部の底面における前記第1のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードを配置している部分が、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードを配置する部分から前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードを配置する部分まで階段状に順に高くなっていることにより、前記第1のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、前記集束レンズまでの距離が長いほど低い位置、距離が短いほど高い位置に配置されている。前記底面と、前記M個の第1のミラーのうちの前記集束レンズまでの距離が最も長い第1のミラーを除く少なくとも(M-1)個の第1のミラーの下端面との間には、空間が形成されている。前記M個の第1のミラーは、前記第1のコリメートレンズによってコリメート光に変換された各レーザビームを、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードより射出されたレーザビームから前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードより射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に上側に重なるように反射させる。
また、上記のように構成されたレーザダイオード装置において、前記底面における前記第2のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードを配置している部分が、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードを配置する部分から前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードを配置する部分まで階段状に順に低くなっていることにより、前記第2のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、前記集束レンズまでの距離が長いほど高い位置、距離が短いほど低い位置に配置されている。記N個の第3のミラーは、前記第2のコリメートレンズによってコリメート光に変換された各レーザビームを、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードより射出されたレーザビームから前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードより射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に下側に重なるように反射させる
1またはそれ以上の実施形態のレーザダイオード装置によれば、集束レンズがレーザビームを集束して光ファイバに入射させる際のカップリングロスを減少させ、入射効率を向上させることができる。
図1は、1またはそれ以上の実施形態のレーザダイオード装置を示す平面図である。 図2は、図1におけるチップオンサブマウントより射出されるレーザビームの速軸と遅軸とを示す概念的な斜視図である。 図3は、図1における1/2波長板及び偏光ビームスプリッタの作用を説明するための図である。 図4は、第1のグループのレーザビームに基づいて生成された第1の合成レーザビームが集束レンズによって集束され、光ファイバに入射される状態を概念的に示す斜視図である。 図5は、レーザビームが進行する距離の長短によって変化するパワー分布を示す特性図である。 図6は、集束レンズに入射される各レーザビームの広がり及び集束レンズ上でのレーザビームの位置を概念的に示す図である。
以下、1またはそれ以上の実施形態のレーザダイオード装置について、添付図面を参照して説明する。図1において、例えば銅よりなる金属板30上に、例えば銅よりなる収納部40が固定されている。収納部40が固定された金属板30を備えるレーザダイオード装置100は、図示していない水冷の冷却板上に配置される。一例として、レーザダイオード装置100は、ファイバレーザ発振器の励起光源として使用される。
収納部40内には、次のような各種の光学部品が装着されている。図1において、チップオンサブマウント(以下、COS)1La~1Leは、収納部40の第1の角部(図1の左側上方の角部)から一列で配列されている。COS1Lf~1Liは、収納部40の第2の角部(図1の左側下方の角部)から一列で配列されている。COS1Ra~1Reは、収納部40の第3の角部(図1の右側上方の角部)から一列で配列されている。COS1Rf~1Riは、収納部40の第4の角部(図1の右側下方の角部)から一列で配列されている。
図2に示すように、COS1La~1Li及び1Ra~1Riは、サブマウント11上にレーザダイオード12が配置された構造を有する。図2においては、電極及び配線等の図示が省略されている。レーザダイオード12はシングルエミッタダイオードである。レーザダイオード装置100は、各サブマウント11上にシングルエミッタダイオードが配置された複数個のCOSを備える構成が好ましい。COS1La~1Li及び1Ra~1Riは、一点鎖線で示すように、レーザダイオード12の図2における手前側の端面からレーザビームを射出する。
図1において、COS1La~1Liは第1のグループのレーザダイオード12を構成する。COS1La~1Leは第1のグループのうちの第1のサブグループのレーザダイオード12に属し、COS1Lf~1Liは第1のグループのうちの第2のサブグループのレーザダイオード12に属する。COS1Ra~1Riは第2のグループのレーザダイオード12を構成する。COS1Ra~1Reは第2のグループのうちの第3のサブグループのレーザダイオード12に属し、COS1Rf~1Riは第2のグループのうちの第4のサブグループのレーザダイオード12に属する。
収納部40の底面は、COS1Laを配置している部分の底面からCOS1Leを配置している部分の底面まで階段状に順に高くなっている。従って、COS1La~1Leは、COS1Laが最も低い位置、COS1Leが最も高い位置にあり、COS1LaからCOS1Leに向かうに従って順に位置が高くなるように配置されている。即ち、第1のサブグループの5個のレーザダイオード12は、COS1LaからCOS1Leに向かうに従って順に高い位置にある。
また、収納部40の底面は、COS1Lfを配置している部分の底面からCOS1Liを配置している部分の底面まで階段状に順に低くなっている。従って、COS1Lf~1Liは、COS1Lfが最も高い位置、COS1Liが最も低い位置にあり、COS1LfからCOS1Liに向かうに従って順に位置が低くなるように配置されている。即ち、第2のサブグループの4個のレーザダイオード12は、COS1LfからCOS1Liに向かうに従って順に低い位置にある。
同様に、収納部40の底面は、COS1Raを配置している部分の底面からCOS1Reを配置している部分の底面まで階段状に順に高くなっている。従って、COS1Ra~1Reは、COS1Raが最も低い位置、COS1Reが最も高い位置にあり、COS1RaからCOS1Reに向かうに従って順に位置が高くなるように配置されている。即ち、第3のサブグループの5個のレーザダイオード12は、COS1RaからCOS1Reに向かうに従って順に高い位置にある。
また、収納部40の底面は、COS1Rfを配置している部分の底面からCOS1Riを配置している部分の底面まで階段状に順に低くなっている。従って、COS1Rf~1Riは、COS1Rfが最も高い位置、COS1Riが最も低い位置にあり、COS1RfからCOS1Riに向かうに従って順に位置が低くなるように配置されている。即ち、第4のサブグループの4個のレーザダイオード12は、COS1RfからCOS1Riに向かうに従って順に低い位置にある。
図2に示すように、レーザダイオード12から射出される発散光のレーザビームにおける光の発散角が大きい方向を速軸(ファースト軸)、発散角が小さい方向を遅軸(スロー軸)と称している。図1に示すように、COS1La~1Li及び1Ra~1Riの端面には、それぞれ、速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riが配置されている。速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riの射出面は、レーザビームを速軸方向に平行光化するような曲面を有する。
図1において、速軸コリメートレンズ2La~2Liは速軸第1のグループに属し、速軸コリメートレンズ2Ra~2Riは速軸第2のグループに属する。速軸コリメートレンズ2La~2Leは速軸第1のグループのうちの速軸第1のサブグループに属し、速軸コリメートレンズ2Lf~2Liは速軸第1のグループのうちの速軸第2のサブグループに属する。速軸コリメートレンズ2Ra~2Reは速軸第2のグループのうちの速軸第3のサブグループに属し、速軸コリメートレンズ2Rf~2Riは速軸第2のグループのうちの速軸第4のサブグループに属する。
速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riの射出面は、レーザビームを速軸方向に平行光化するような曲面を有する。よって、速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riより射出されたレーザビームは、速軸方向のみコリメート光とされる。速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riより射出されたレーザビームは、それぞれ、遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riに入射される。
遅軸コリメートレンズ3La~3Liは遅軸第1のグループに属し、遅軸コリメートレンズ3Ra~3Riは遅軸第2のグループに属する。遅軸コリメートレンズ3La~3Leは遅軸第1のグループのうちの遅軸第1のサブグループに属し、遅軸コリメートレンズ3Lf~3Liは遅軸第1のグループのうちの遅軸第2のサブグループに属する。遅軸コリメートレンズ3Ra~3Reは遅軸第2のグループのうちの遅軸第3のサブグループに属し、遅軸コリメートレンズ3Rf~3Riは遅軸第2のグループのうちの遅軸第4のサブグループに属する。
遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riは、速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riより速軸方向のみコリメート光とされたレーザビームが入射可能な高さに配置されている。
遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riの射出面は、レーザビームを遅軸方向に平行光化するような曲面を有する。よって、遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riより射出されたレーザビームは、遅軸方向にコリメート光とされる。
このように、COS1La~1Li及び1Ra~1Riより射出されたレーザビームは、速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riによって速軸方向にコリメート光とされ、遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riによって遅軸方向にコリメート光とされる。よって、遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riより射出されたレーザビームは、速軸方向及び遅軸方向の双方にコリメート光とされる。
但し、速軸コリメートレンズ2La~2Li及び2Ra~2Riより射出されたレーザビームは速軸方向にコリメート光ではあるものの、光の特性上、厳密には速軸方向にわずかに発散し、レーザビームが進行する距離が長くなるほど速軸方向にビームが広がる。同様に、遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Riより射出されたレーザビームは、遅軸方向にコリメート光ではあるものの、光の特性上、厳密には遅軸方向にわずかに発散し、レーザビームが進行する距離が長くなるほど遅軸方向にビームが広がる。速軸方向の発散の程度と遅軸方向の発散の程度は同じとは限らない。
遅軸コリメートレンズ3La~3Leより射出されたレーザビームは、それぞれ、ミラー4La~4Leで反射して進行方向が90度曲げられる。ミラー4La~4Leは、第1のグループのうちの第1のサブグループに属する。ミラー4La~4Leは、互いの相対的な位置関係として、ミラー4Laが第1のサブグループに属するミラーの中で最も低い位置、ミラー4Leが第1のサブグループに属するミラーの中で最も高い位置にある。ミラー4La~4Leは、ミラー4Laからミラー4Leに向かうに従って順に位置が高くなるように配置されている。収納部40の底面と少なくともミラー4Lb~4Leの下端面との間には空間が形成されている。
ミラー4Laで反射したレーザビームは、ミラー4Lb~4Leの下方を通過する。ミラー4Lbで反射したレーザビームは、ミラー4Lc~4Leの下方を通過する。ミラー4Lcで反射したレーザビームは、ミラー4Ld及び4Leの下方を通過する。ミラー4Ldで反射したレーザビームは、ミラー4Leの下方を通過する。ミラー4La~4Leで反射した各レーザビームは、ミラー5Lで反射して進行方向が90度曲げられ、ミラー6Lの上方を通過して進行する。
遅軸コリメートレンズ3Lf~3Liより射出されたレーザビームは、それぞれ、ミラー4Lf~4Liで反射して進行方向が90度曲げられる。ミラー4Lf~4Liは、第1のグループのうちの第2のサブグループに属する。ミラー4Lf~4Liは、互いの相対的な位置関係として、ミラー4Lfが第2のサブグループに属するミラーの中で最も高い位置、ミラー4Liが第2のサブグループに属するミラーの中で最も低い位置にある。ミラー4Lf~4Liは、ミラー4Lfからミラー4Liに向かうに従って順に位置が低くなるように配置されている。
ミラー4Lfで反射したレーザビームは、ミラー4Lg~4Liの上方を通過する。ミラー4Lgで反射したレーザビームは、ミラー4Lh及び4Liの上方を通過する。ミラー4Lhで反射したレーザビームは、ミラー4Liの上方を通過する。ミラー4Lf~4Liで反射した各レーザビームは、ミラー6Lで反射して進行方向が90度曲げられる。ミラー6Lは、ミラー4Lf~4Liで反射した各レーザビームを、ミラー5Lで反射した各レーザビームと平行になるように反射させる。
第2のサブグループにおけるCOS1Lf~1Liのレーザダイオード12から射出され、遅軸コリメートレンズ3Lf~3Liを透過し、ミラー4Lf~4Liで反射されたレーザビームは、第1のサブグループにおけるCOS1La~1Leのレーザダイオード12から射出され、遅軸コリメートレンズ3La~3Leを透過し、ミラー4La~4Leで反射されたレーザビームよりも下方を進行する。
これにより、COS1La~1Leのレーザダイオード12から射出されたレーザビームをミラー5Lによって反射し、COS1Lf~1Liのレーザダイオード12から射出されたレーザビームをミラー6Lによって反射することによって、両者が合成された第1の合成レーザビームが生成される。第1の合成レーザビームにおいて、第1のサブグループのCOS1La~1Leのレーザダイオード12から射出されたレーザビームは上方に位置し、第2のサブグループのCOS1Lf~1Liのレーザダイオード12から射出されたレーザビームは下方に位置する。第1の合成レーザビームは、プリズム81~83が接合された偏光ビームスプリッタ8に入射される。
同様に、遅軸コリメートレンズ3Ra~3Reより射出されたレーザビームは、それぞれ、ミラー4Ra~4Reで反射して進行方向が90度曲げられる。ミラー4Ra~4Reは、第2のグループのうちの第3のサブグループに属する。ミラー4Ra~4Reは、互いの相対的な位置関係として、ミラー4Raが第3のサブグループに属するミラーの中で最も低い位置、ミラー4Reが第3のサブグループに属するミラーの中で最も高い位置にある。ミラー4Ra~4Reは、ミラー4Raからミラー4Reに向かうに従って順に位置が高くなるように配置されている。収納部40の底面と少なくともミラー4Rb~4Reの下端面との間には空間が形成されている。
ミラー4Raで反射したレーザビームは、ミラー4Rb~4Reの下方を通過する。ミラー4Rbで反射したレーザビームは、ミラー4Rc~4Reの下方を通過する。ミラー4Rcで反射したレーザビームは、ミラー4Rd及び4Reの下方を通過する。ミラー4Rdで反射したレーザビームは、ミラー4Reの下方を通過する。ミラー4Ra~4Reで反射した各レーザビームは、ミラー5Rで反射して進行方向が90度曲げられ、ミラー6Rの上方を通過して進行する。
遅軸コリメートレンズ3Rf~3Riより射出されたレーザビームは、それぞれ、ミラー4Rf~4Riで反射して進行方向が90度曲げられる。ミラー4Rf~4Riは、第2のグループのうちの第4のサブグループに属する。ミラー4Rf~4Riは、互いの相対的な位置関係として、ミラー4Rfが第4のサブグループに属するミラーの中で最も高い位置、ミラー4Riが第4のサブグループに属するミラーの中で最も低い位置にある。ミラー4Rf~4Riは、ミラー4Rfからミラー4Riに向かうに従って順に位置が低くなるように配置されている。
ミラー4Rfで反射したレーザビームは、ミラー4Rg~4Riの上方を通過する。ミラー4Rgで反射したレーザビームは、ミラー4Rh及び4Riの上方を通過する。ミラー4Rhで反射したレーザビームは、ミラー4Riの上方を通過する。ミラー4Rf~4Riで反射した各レーザビームは、ミラー6Rで反射して進行方向が90度曲げられる。ミラー6Rは、ミラー4Rf~4Riで反射した各レーザビームを、ミラー5Rで反射した各レーザビームと平行になるように反射させる。
同様に、第4のサブグループにおけるCOS1Rf~1Riのレーザダイオード12から射出され、遅軸コリメートレンズ3Rf~3Riを透過し、ミラー4Rf~4Riで反射されたレーザビームは、第3のサブグループにおけるCOS1Ra~1Reのレーザダイオード12から射出され、遅軸コリメートレンズ3Ra~3Reを透過し、ミラー4Ra~4Reで反射されたレーザビームよりも下方を進行する。
これにより、COS1Ra~1Reのレーザダイオード12から射出されるレーザビームをミラー5Rによって反射し、COS1Rf~1Riのレーザダイオード12から射出されたレーザビームをミラー6Rによって反射することによって、両者が合成された第2の合成レーザビームが生成される。第2の合成レーザビームにおいて、第3のサブグループのCOS1Ra~1Rfのレーザダイオード12から射出されたレーザビームは上方に位置し、第4のサブグループのCOS1Rf~1Riのレーザダイオード12から射出されたレーザビームは下方に位置する。第2の合成レーザビームは、1/2波長板7を介して偏光ビームスプリッタ8に入射される。
図3は、1/2波長板7及び偏光ビームスプリッタ8の拡大図である。図3に示すように、プリズム81とプリズム82との接合面812には、第1または第2の合成レーザビームに含まれるP偏光を透過させ、S偏光を反射させる誘電体多層膜が設けられている。プリズム81に入射した第1の合成レーザビームに含まれるP偏光は接合面812を透過して射出する。なお、プリズム81に入射した第1の合成レーザビームに含まれるS偏光は接合面812で反射するので射出しない。
第2の合成レーザビームに含まれるP偏光は1/2波長板7によってS偏光に変換されてプリズム82に入射する。プリズム82とプリズム83との接合面823には、P偏光を透過させ、S偏光を反射させる誘電体多層膜が設けられている。プリズム82に入射した第2の合成レーザビームのS偏光は接合面823で反射し、さらに、接合面812で反射して射出する。なお、第2の合成レーザビームに含まれるS偏光は1/2波長板7によってP偏光に変換されてプリズム82に入射するが、接合面823を透過して射出する。
従って、偏光ビームスプリッタ8からは、第1の合成レーザビームと第2の合成レーザビームのP偏光成分を合成した第3の合成レーザビームが射出される。
図1に戻り、偏光ビームスプリッタ8は、第3の合成レーザビームを集束レンズ10に供給する。このとき、第3の合成レーザビームはフィルタ9に入射される。フィルタ9により、不要帯域、例えば、ファイバレーザ発振器の発振波長及び誘導ラマン散乱光の波長が除去され、レーザダイオード12の発振波長の第3の合成レーザビームが透過し、集束レンズ10に入射する。具体的には、例えば、フィルタ9は波長890nm~990nmの光を透過し、波長1020nm~1200nmの光を反射する波長特性とするのがよい。
収納部40の側端部には、光ファイバの装着部41が一体的に形成されている。装着部41には、先端部近傍にフェルール21が装着された光ファイバ20(ピッグテールファイバ)が装着されている。収納部40に装着部41が一体的に形成されているため部品点数が削減される。集束レンズ10は、入射した第3の合成レーザビームを集束させて、光ファイバ20のコアに入射させる。光ファイバ20は、入射した第3の合成レーザビームを伝送する。以上のようにして、ファイバカップリング方式のレーザダイオード装置100は、第3の合成レーザビームを生成して光ファイバ20によって伝送する。
図4~図6を用いて、COS1La~1Li及び1Ra~1Ri、遅軸コリメートレンズ3La~3Li及び3Ra~3Ri、ミラー4La~4Li及び4Ra~4Riが上記のように階段状に配置されていることによる作用効果を説明する。
図4は、第1のグループのレーザビームに基づいて生成された第1の合成レーザビームが集束レンズ10によって集束され、光ファイバ20に入射される状態を概念的に示している。図4においては、偏光ビームスプリッタ8及びフィルタ9の図示を省略している。
COS1La~1Liより射出されたレーザビームをそれぞれビームBa~Biと称することとする。COS1La~1Leから集束レンズ10までの各距離を比較すると、COS1Laから集束レンズ10までの距離が最も長く、COS1Leから集束レンズ10までの距離が最も短い。上記のようにビームBa~Beはコリメート光ではあるが厳密にはわずかに発散しているため、進行する距離が短いほど図5に実線で示すようなパワー分布に近付き、進行する距離が長いほど破線で示すようなパワー分布に近付く。即ち、ビームBa~Beは進行する距離が長くなるほど広がる。
よって、集束レンズ10の入射面の位置では、ビームBa~Beは、ビームBeが最もビームサイズが小さく、ビームBaが最もビームサイズが大きく、ビームBeからビームBaの順にビームサイズが大きくなる。
同様に、COS1Lf~1Liから集束レンズ10までの各距離を比較すると、COS1Lfから集束レンズ10までの距離が最も長く、COS1Liから集束レンズ10までの距離が最も短い。よって、集束レンズ10の入射面の位置では、ビームBf~Biは、ビームBiが最もビームサイズが小さく、ビームBfが最もビームサイズが大きく、ビームBiからビームBfの順にビームサイズが大きくなる。
図6は、集束レンズ10の有効光学エリア10aに入射されるビームBa~Biの広がりの程度及び入射される位置を概念的に示している。ビームBa~Beは有効光学エリア10aの上方に入射し、ビームBf~Biは有効光学エリア10aの下方に入射する。
ビームBa~Beは、最もビームサイズが大きいビームBaが有効光学エリア10aの中心側に入射し、最もビームサイズが小さいビームBeが有効光学エリア10aの端部側に入射するため、有効光学エリア10aに対してビームBa~Beの全てが最適に入射する。また、ビームBf~Biは、最もビームサイズが大きいビームBfが有効光学エリア10aの中心側に入射し、最もビームサイズが小さいビームBiが有効光学エリア10aの端部側に入射するため、有効光学エリア10aに対してビームBf~Biの全てが最適に入射する。以上により、ビームBa~Biの全てが最適に有効光学エリア10aに入射する。
第2のグループのCOS1Ra~1Riより射出されたレーザビームもそれぞれビームBa~Biとすると、図6と同様に、ビームBa~Biの全てが最適に有効光学エリア10aに入射する。
以上の構成によって、レーザダイオード装置100によれば、集束レンズ10がレーザビームを集束して光ファイバ20に入射させる際のカップリングロスを減少させ、入射効率を向上させることができる。
従来、第1のグループにおけるCOS1La~1Liを一列に並べて配置したレーザダイオード装置が実用に供されている。このような従来のレーザダイオード装置においては、レーザダイオードから射出されたレーザビームが集束レンズに到達するまでの光路長が極めて長い光路が存在する。よって、一部のレーザビームは大きく広がってしまう。
これに対して、レーザダイオード装置100は、第1のグループにおけるCOS1La~1Li、コリメートレンズ(速軸コリメートレンズ及び遅軸コリメートレンズ)、ミラー4La~4Liを第1のサブグループと第2のサブグループとに分けて配置している。レーザダイオード装置100は、第2のグループにおけるCOS1Ra~1Ri、コリメートレンズ、ミラー4Ra~4Riを第3のサブグループと第4のサブグループとに分けて配置している。この構成によって、レーザダイオード装置100によれば、レーザビームが集束レンズ10に到達するまでの光路長を短くすることができるので、レーザビームの速軸方向及び遅軸方向の双方の広がりを抑えることができる。
図1に示すレーザダイオード装置100は、第1及び第2のグループが各9個のレーザダイオード12を備えながら、ビームBa~Biが入射される光ファイバ20のコア径を直径105μm程度の小径とすることができる。
さらに、図1に示すレーザダイオード装置100は、各サブマウント11上にシングルエミッタダイオードが配置されたCOSを備える構成であるので、半導体レーザアレイを備える構成よりも放熱性に優れる。
本発明は以上説明した1またはそれ以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。1またはそれ以上の実施形態においては、第1及び第3のサブグループは5個のレーザダイオード12、第2及び第4のサブグループは4個のレーザダイオード12を備えるが、個数は限定されない。M、Nを2以上の整数として、第1及び第3のサブグループはM個のレーザダイオード12、第2及び第4のサブグループはN個のレーザダイオード12を備えればよい。MとNは同じ数であってもよいし、異なる数であってもよい。また、偏光ビームスプリッタ8はキューブ型でなくてもよく、プレート型でもよい。
レーザダイオード装置100は、少なくとも次の構成を備えればよい。
第1のサブグループに属するM個のレーザダイオード12は、互いの相対的な位置関係として、集束レンズ10までの距離が長いほど低い位置、距離が短いほど高い位置に配置されている。第1のコリメートレンズ(速軸コリメートレンズ2La~2Le及び遅軸コリメートレンズ3La~3Le)は、M個のレーザダイオード12より射出された各レーザビームをコリメート光に変換する。
第1のサブグループに属するM個の第1のミラー(4La~4Le)は、コリメート光に変換された各レーザビームを、集束レンズ10までの距離が最も長いレーザダイオード12より射出されたレーザビームから距離が最も短いレーザダイオード12より射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に上側に重なるように反射させる。第2のミラー(5L)は、M個の第1のミラーで反射した各レーザビームを反射させる。同じ光路とは平面上で同じ光路であるということである。
第2のサブグループに属するN個のレーザダイオード12は、互いの相対的な位置関係として、集束レンズ10までの距離が長いほど高い位置、距離が短いほど低い位置に配置されている。第2のコリメートレンズ(速軸コリメートレンズ2Lf~2Li及び遅軸コリメートレンズ3Lf~3Li)は、N個のレーザダイオード12より射出された各レーザビームをコリメート光に変換する。
第2のサブグループに属するN個の第3のミラー(4Lf~4Li)は、コリメート光に変換された各レーザビームを、集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオード12より射出されたレーザビームから距離が最も短いレーザダイオード12より射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に下側に重なるように反射させる。第4のミラー(6L)は、第2のミラーによって反射された第1のサブグループに属する各レーザビームを上側に、N個の第3のミラーによって反射された第2のサブグループに属する各レーザビームを下側に配置させて、第1の合成レーザビームを生成する。
集束レンズ10は、第1の合成レーザビームを集束させて、光ファイバ20のコア20cに入射させる。
レーザダイオード装置100は、さらに次の構成を備えることが好ましい。
第3のサブグループに属するM個のレーザダイオード12は、互いの相対的な位置関係として、集束レンズ10までの距離が長いほど低い位置、距離が短いほど高い位置に配置されている。第3のコリメートレンズ(速軸コリメートレンズ2Ra~2Re及び遅軸コリメートレンズ3Ra~3Re)は、M個のレーザダイオード12より射出された各レーザビームをコリメート光に変換する。
第3のサブグループに属するM個の第5のミラー(4Ra~4Re)は、コリメート光に変換された各レーザビームを、集束レンズ10までの距離が最も長いレーザダイオード12より射出されたレーザビームから距離が最も短いレーザダイオード12より射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に上側に重なるように反射させる。第6のミラー(5R)は、M個の第5のミラーで反射した各レーザビームを反射させる。
第4のサブグループに属するN個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、集束レンズ10までの距離が長いほど高い位置、距離が短いほど低い位置に配置されている。第4のコリメートレンズ(速軸コリメートレンズ2Rf~2Ri及び遅軸コリメートレンズ3Rf~3Ri)は、N個のレーザダイオード12より射出された各レーザビームをコリメート光に変換する。
第4のサブグループに属するN個の第7のミラー(4Rf~4Ri)は、コリメート光に変換された各レーザビームを、集束レンズ10までの距離が最も長いレーザダイオード12より射出されたレーザビームから距離が最も短いレーザダイオード12より射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に下側に重なるように反射させる。第8のミラー(6R)は、第6のミラーによって反射された第3のサブグループに属する各レーザビームを上側に、N個の第7のミラーによって反射された第4のサブグループに属する各レーザビームを下側に配置させて、第2の合成レーザビームを生成する。
レーザダイオード装置100は、第1の合成レーザビームに含まれるP偏光を集束レンズ10に供給する偏光ビームスプリッタ8をさらに備えることが好ましい。偏光ビームスプリッタ8は、1/2波長板7によって変換された第2の合成レーザビームのS偏光を集束レンズ10に供給することが好ましい。この場合、集束レンズ10は、第1の合成レーザビームのP偏光を集束させ、第2の合成レーザビームのS偏光を集束させて、光ファイバ20のコア20cに入射させる。
偏光ビームスプリッタ8を備えるレーザダイオード装置100によれば、P偏光よりなる第1のグループの第1の合成レーザビームと、S偏光よりなる第2のグループ第2の合成レーザビームとを合成した第3の合成レーザビームを生成することができる。
本願の開示は、2019年4月4日に出願された特願2019-071704号に記載の主題と関連しており、それらの全ての開示内容は引用によりここに援用される。

Claims (5)

  1. Mを2以上の整数とし、第1のサブグループに属し、それぞれ発散光のレーザビームを射出する、一列に配列されたM個のレーザダイオードと、
    前記第1のサブグループに属し、前記M個のレーザダイオードより射出された各レーザビームをコリメート光に変換する第1のコリメートレンズと、
    前記第1のサブグループに属し、コリメート光の各レーザビームを反射させるM個の第1のミラーと、
    前記M個の第1のミラーで反射した各レーザビームを反射させる第2のミラーと、
    Nを2以上の整数とし、第2のサブグループに属し、それぞれ発散光のレーザビームを射出する、一列に配列されたN個のレーザダイオードと、
    前記第2のサブグループに属し、前記N個のレーザダイオードより射出された各レーザビームをコリメート光に変換する第2のコリメートレンズと、
    前記第2のサブグループに属し、コリメート光の各レーザビームを反射させるN個の第3のミラーと、
    前記N個の第3のミラーで反射した各レーザビームを前記第2のミラーで反射した各レーザビームと平行になるように反射させ第4のミラーと、
    を備え、
    前記第2のミラーで反射した各レーザビームを前記第4のミラーの上方を通過させて、前記第2のミラーで反射した各レーザビームを上方に位置させ、前記第4のミラーで反射した各レーザビームを下方に位置させることにより、前記第1のサブグループと前記第2のサブグループとを含む第1のグループに属する第1の合成レーザビームを生成し、
    前記第1の合成レーザビームを集束させて、光ファイバのコアに入射させる集束レンズと、
    前記第1のサブグループに属する前記M個のレーザダイオード、前記第1のコリメートレンズ、前記M個の第1のミラー、前記第2のミラー、前記第2のサブグループに属する前記N個のレーザダイオード、前記第2のコリメートレンズ、前記N個の第3のミラー、前記第4のミラー、及び前記集束レンズを装着する収納部と、
    さらに備え、
    前記収納部の底面における前記第1のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードを配置している部分が、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードを配置する部分から前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードを配置する部分まで階段状に順に高くなっていることにより、前記第1のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、前記集束レンズまでの距離が長いほど低い位置、距離が短いほど高い位置に配置されており、
    前記底面と、前記M個の第1のミラーのうちの前記集束レンズまでの距離が最も長い第1のミラーを除く少なくとも(M-1)個の第1のミラーの下端面との間には、空間が形成されており、
    前記M個の第1のミラーは、前記第1のコリメートレンズによってコリメート光に変換された各レーザビームを、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードより射出されたレーザビームから前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードより射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に上側に重なるように反射させ、
    前記底面における前記第2のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードを配置している部分が、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードを配置する部分から前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードを配置する部分まで階段状に順に低くなっていることにより、前記第2のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、前記集束レンズまでの距離が長いほど高い位置、距離が短いほど低い位置に配置されており、
    記N個の第3のミラーは、前記第2のコリメートレンズによってコリメート光に変換された各レーザビームを、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードより射出されたレーザビームから前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードより射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に下側に重なるように反射させ
    ーザダイオード装置。
  2. 前記第1のサブグループに属するM個のレーザダイオードはシングルエミッタダイオードであり、M個のサブマウント上にシングルエミッタダイオードが配置された、M個のチップオンサブマウントと、
    前記第2のサブグループに属するN個のレーザダイオードはシングルエミッタダイオードであり、N個のサブマウント上にシングルエミッタダイオードが配置された、N個のチップオンサブマウントと、
    をさらに備える請求項1に記載のレーザダイオード装置。
  3. 前記第1の合成レーザビームに含まれるP偏光とS偏光とのうちの前記P偏光を前記集束レンズに供給する偏光ビームスプリッタをさらに備え、
    前記集束レンズは、前記第1の合成レーザビームの前記P偏光を集束させて、光ファイバのコアに入射させる
    請求項1または2に記載のレーザダイオード装置。
  4. Mを2以上の整数とし、第3のサブグループに属し、それぞれ発散光のレーザビームを射出する、一列に配列されたM個のレーザダイオードと、
    前記第3のサブグループに属し、前記第3のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードより射出された各レーザビームをコリメート光に変換する第3のコリメートレンズと、
    前記第3のサブグループに属し、コリメート光の各レーザビームを反射させるM個の第5のミラーと、
    前記M個の第5のミラーで反射した各レーザビームを反射させる第6のミラーと、
    Nを2以上の整数とし、第4のサブグループに属し、それぞれ発散光のレーザビームを射出する、一列に配列されたN個のレーザダイオードと、
    前記第4のサブグループに属し、前記第4のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードより射出された各レーザビームをコリメート光に変換する第4のコリメートレンズと、
    前記第4のサブグループに属し、コリメート光の各レーザビームを反射させるN個の第7のミラーと、
    前記N個の第7のミラーで反射した各レーザビームを前記第6のミラーで反射した各レーザビームと平行になるように反射させ第8のミラーと、
    を備え、
    前記第6のミラーで反射した各レーザビームを前記第8のミラーの上方を通過させて、前記第6のミラーで反射した各レーザビームを上方に位置させ、前記第8のミラーで反射した各レーザビームを下方に位置させることにより、前記第3のサブグループと前記第4のサブグループとを含む第2のグループに属する第2の合成レーザビームを生成し、
    前記第2の合成レーザビームに含まれる前記P偏光を前記S偏光に変換する1/2波長板と、
    をさらに備え、
    前記収納部は、前記第3のサブグループに属する前記M個のレーザダイオード、前記第3のコリメートレンズ、前記M個の第5のミラー、前記第6のミラー、前記第4のサブグループに属する前記N個のレーザダイオード、前記第4のコリメートレンズ、前記N個の第7のミラー、前記第8のミラー、及び前記1/2波長板を装着し、
    前記底面における前記第3のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードを配置している部分が、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードを配置する部分から前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードを配置する部分まで階段状に順に高くなっていることにより、前記第3のサブグループに属する前記M個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、前記集束レンズまでの距離が長いほど低い位置、距離が短いほど高い位置に配置されており、
    前記底面と、前記M個の第5のミラーのうちの前記集束レンズまでの距離が最も長い第5のミラーを除く少なくとも(M-1)個の第5のミラーの下端面との間には、空間が形成されており、
    前記M個の第5のミラーは、前記第3のコリメートレンズによってコリメート光に変換された各レーザビームを、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードより射出されたレーザビームから前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードより射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に上側に重なるように反射させ、
    前記底面における前記第4のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードを配置している部分が、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードを配置する部分から前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードを配置する部分まで階段状に順に低くなっていることにより、前記第4のサブグループに属する前記N個のレーザダイオードは、互いの相対的な位置関係として、前記集束レンズまでの距離が長いほど高い位置、距離が短いほど低い位置に配置されており、
    前記第4のサブグループに属する前記N個の第7のミラーは、前記第4のコリメートレンズによってコリメート光に変換された各レーザビームを、前記集束レンズまでの距離が最も長いレーザダイオードより射出されたレーザビームから前記集束レンズまでの距離が最も短いレーザダイオードより射出されたレーザビームまで同じ光路上で順に下側に重なるように反射させ
    記偏光ビームスプリッタは、前記1/2波長板によって変換された前記第2の合成レーザビームの前記S偏光を前記集束レンズに供給し、
    前記集束レンズは、前記第1の合成レーザビームの前記P偏光と前記第2の合成レーザビームの前記S偏光とを集束させて、光ファイバのコアに入射させる
    請求項3に記載のレーザダイオード装置。
  5. 前記第3のサブグループに属するM個のレーザダイオードはシングルエミッタダイオードであり、M個のサブマウント上にシングルエミッタダイオードが配置された、M個のチップオンサブマウントと、
    前記第4のサブグループに属するN個のレーザダイオードはシングルエミッタダイオードであり、N個のサブマウント上にシングルエミッタダイオードが配置された、N個のチップオンサブマウントと、
    をさらに備える請求項4に記載のレーザダイオード装置。
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