JP7240470B1 - 電子機器及び冷却モジュール - Google Patents

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Abstract

Figure 0007240470000001
【課題】複数本のヒートパイプを並列して用いる場合であっても高い冷却効率を得ることができる冷却モジュールを備えた電子機器及び冷却モジュールを提供する。
【解決手段】電子機器は、筐体と、筐体内に設けられた発熱体と、筐体内に設けられ、発熱体が発生する熱を吸熱する冷却モジュールと、を備える。冷却モジュールは、複数本が並列されると共に、該並列された全体として発熱体よりも幅広に構成され、少なくとも1本が記発熱体と接続されたヒートパイプと、複数本のヒートパイプを包むように、ヒートパイプの長手方向と直交する方向に沿って巻き付けられた熱伝導シートと、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷却モジュールを備えた電子機器及び冷却モジュールに関する。
ノート型PCのような電子機器は、CPUやGPU等の発熱体と、これら発熱体を冷却するための冷却モジュールとを搭載している。冷却モジュールとしては、ヒートパイプを備えた構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。ヒートパイプは、発熱体が発生する熱を効率よく吸熱し、冷却フィン及び送風ファンまで効率よく輸送することを可能とする。
特開2020-088273号公報
上記特許文献1の構成のように、ヒートパイプは、複数本を並列して用いることで、その熱輸送量を高めることができる。ところが、このような構成では、ヒートパイプの幅や並列本数によっては、並列したヒートパイプがCPU等の発熱体よりも幅広となる場合がある。この場合、発熱体から離れた位置にあるヒートパイプは、発熱体に近い位置にあるヒートパイプよりも受熱量が小さくなり、並列したヒートパイプ全体としての熱効率が低下する要因となる。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、複数本のヒートパイプを並列して用いる場合であっても高い冷却効率を得ることができる冷却モジュールを備えた電子機器及び冷却モジュールを提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体内に設けられた発熱体と、前記筐体内に設けられ、前記発熱体が発生する熱を吸熱する冷却モジュールと、を備え、前記冷却モジュールは、複数本が並列されると共に、該並列された全体として前記発熱体よりも幅広に構成され、少なくとも1本が前記発熱体と接続されたヒートパイプと、前記複数本のヒートパイプを包むように、前記ヒートパイプの長手方向と直交する方向に沿って巻き付けられた熱伝導シートと、を有する。
本発明の第2態様に係る冷却モジュールは、複数本が並列されたヒートパイプと、前記複数本のヒートパイプを包むように、前記ヒートパイプの長手方向と直交する方向に沿って巻き付けられた熱伝導シートと、を備える。
本発明の一態様によれば、複数本のヒートパイプを並列して用いる場合であっても高い冷却効率を得ることができる。
図1は、一実施形態に係る電子機器を上から見下ろした模式的な平面図である。 図2は、冷却モジュールを斜め下方から見た斜視図である。 図3は、熱伝導シート及び第1ヒートパイプグループとその周辺部の構成を模式的に示す斜視図である。 図4は、図3に示す熱伝導シート及び第1ヒートパイプグループ等を裏側から見た斜視図である。 図5は、第1ヒートパイプグループ及び熱伝導シートによる熱輸送動作を模式的に示す説明図である。 図6は、ヒートパイプ間を充填材で埋めた構成例での第1ヒートパイプグループ及び熱伝導シートによる熱輸送動作を模式的に示す説明図である。 図7Aは、熱伝導シートによる熱効率の向上効果を測定するための実験装置の模式的な平面図である。 図7Bは、図7Aに示す実験装置の正面図である。
以下、本発明に係る電子機器及び冷却モジュールについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器10を上から見下ろした模式的な平面図である。本実施形態に係る電子機器10は、ディスプレイ筐体12と筐体14とをヒンジ16で相対的に回動可能に連結したクラムシェル型のノート型PCである。電子機器は、ノート型PC以外、例えばデスクトップ型PC、タブレット型PC、又はゲーム機等でもよい。
ディスプレイ筐体12は、薄い扁平な箱体である。ディスプレイ筐体12には、ディスプレイ18が搭載されている。ディスプレイ18は、例えば有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)や液晶で構成される。
以下、筐体14及びこれに搭載された各要素について、筐体14の上面に搭載されたキーボード20を使用する姿勢を基準とし、手前側を前、奥側を後、幅方向を左右、高さ方向(筐体14の厚み方向)を上下、と呼んで説明する。これらの各方向は説明の便宜上のものであり、実際の製品の方向は筐体14の使用状態等によって変化することは言うまでもない。
筐体14は、薄い扁平な箱体である。筐体14の上面には、キーボード20及びタッチパッド21が設けられている。筐体14の後端部は、ヒンジ16を用いてディスプレイ筐体12と連結されている。筐体14の内部には、冷却モジュール22と、CPU24及びGPU25を実装したマザーボード26と(図5参照)、バッテリ装置とが搭載されている。筐体14の内部には、さらに各種の電子部品や機械部品が搭載されている。
CPU(Central Processing Unit)24は、電子機器10の主たる制御や処理に関する演算を行う。GPU(Graphics Processing Unit)25は、3Dグラフィックス等の画像描写に必要な演算を行う。図4中の参照符号25aは、GPU(ダイ)25が実装されるパッケージ基板である。
CPU24及びGPU25は、筐体14内に搭載された電子部品中で最大級の発熱量の発熱体である。そこで、冷却モジュール22は、CPU24及びGPU25が発生する熱を吸熱及び拡散し、さらに筐体14外へと排出する。冷却モジュール22は、CPU24等を実装したマザーボード26の下面(CPU24等の実装面の下)に積層される。
図2は、冷却モジュール22を斜め下方から見た斜視図である。
図2に示すように、冷却モジュール22は、3本1組で構成された第1ヒートパイプグループ27と、熱伝導シート28と、2本1組で構成された第2ヒートパイプグループ29とを備える。さらに冷却モジュール22は、左右に並んだベーパーチャンバ30,31と、左右一対の冷却フィン32,33と、左右一対の送風ファン34,35とを備える。
ベーパーチャンバ30,31は、熱拡散用のプレート状部材である。2つのベーパーチャンバ30,31は大きさや形状が異なるが、基本的な構成は共通している。ベーパーチャンバ30,31は、2枚の薄い金属プレート(例えば銅又はアルミニウム)の間に密閉空間を形成し、この密閉空間に作動流体を封入したプレート型の熱輸送デバイスである。作動流体としては、例えば水、代替フロン、アセトン又はブタン等を例示できる。作動流体は、密閉空間内で相変化を生じながら流通する。密閉空間内には、凝縮した作動流体を毛細管現象で送液するウィックが配設される。ベーパーチャンバ30,31は、銅やアルミニウム等のプレートで代用してもよい。
一方のベーパーチャンバ30は、CPU24と上下方向にオーバーラップしている。このベーパーチャンバ30の上面は、銅やアルミニウム等で形成された受熱板又は熱伝導グリース等のサーマルインターフェースマテリアル(TIM)を介してCPU24と接続される。
他方のベーパーチャンバ31は、GPU25の周囲を囲むように配置されている。このベーパーチャンバ31は、GPU25が挿入される矩形状の孔部31aを有する。図2及び図3中の参照符号36は、ベーパーチャンバ31の前縁部に連結され、前方に突出した銅やアルミニウムの金属プレートである。
冷却フィン32,33は、ヒートパイプグループ27,29が輸送した熱を放熱する部品である。2つの冷却フィン32,33は大きさや形状が異なるが、基本的な構成は共通している。冷却フィン32,33は、複数のプレート状のフィンをプレートの表面で左右方向に等間隔に並べた構造である。各フィンは、上下方向に起立し、前後方向に延在している。隣接するフィンの間には、送風ファン34,35から送られた空気が通過する隙間が形成されている。冷却フィン32,33は、アルミニウムや銅のような高い熱伝導率を有する金属で形成されている。
一方の冷却フィン32は、ベーパーチャンバ30の側部で送風ファン34の後面(排気口34a)に面して配置される。他方の冷却フィン33は、ベーパーチャンバ31の側部で送風ファン35の後面(排気口35a)に面して配置される。
送風ファン34,35は、冷却フィン32,33を送風するためのファンである。2つの送風ファン34,35は大きさや形状が異なるが、基本的な構成は共通している。送風ファン34,35は、ファン筐体の内部に収容されたインペラをモータによって回転させる遠心ファンである。送風ファン34は、冷却フィン32の直前に配置されている。送風ファン35は、冷却フィン33の直前に配置されている。図2中の参照符号34b,35bは、それぞれファン筐体の下面を形成する金属カバーであり、冷却フィン32,33やヒートパイプ27a,29b等の取付台を兼用している。
送風ファン34,35は、それぞれファン筐体の上下面に吸気口が開口している。図2では、ファン筐体の下面(金属カバー34b,35b)に形成された吸気口34c,35cが図示されている。送風ファン34,35は、それぞれ各吸気口34c,35c等から吸い込んだ筐体14内の空気を排気口34a,35aから排出する。排気口34a,35aからの送風は、冷却フィン32,33を通過し、放熱を促進する。
次に、第1ヒートパイプグループ27は、主としてGPU25の熱を冷却フィン33に輸送するためのパイプ型の熱輸送デバイスである。第1ヒートパイプグループ27は、3本のヒートパイプ27a~27cを並列したものである。第1ヒートパイプグループ27を構成するヒートパイプは、2本以上であればよい。
ヒートパイプ27a~27cは、金属パイプを薄く扁平に潰して断面楕円形状に形成したものであり、金属パイプ内に形成された密閉空間に作動流体が封入されている。金属パイプの材質及び作動流体の種類は、上記したベーパーチャンバ30,31のものと同一又は同様でよい。作動流体は、密閉空間内で相変化を生じながら流通する。密閉空間内には、凝縮した作動流体を毛細管現象で送液するウィックが配設される。ウィックは、例えば金属製の細線を綿状に編んだメッシュや微細流路等の多孔質体で形成される。
第1ヒートパイプグループ27は、一部にヒートパイプ27a~27cが並列した並列部27Aを有する。並列部27Aは、少なくともGPU25と上下方向にオーバーラップする位置に設けられる。並列部27Aは、3本のヒートパイプ27a~27cが並列した全体幅がGPU25よりも幅広である。つまり並列部27Aは、平面視でGPU25の外側にはみ出している。
第1ヒートパイプグループ27は、少なくとも1本の第1ヒートパイプ(例えば中央のヒートパイプ27b)がGPU25とオーバーラップしていればよい。例えば図3~図5に示す構成例では、中央にある2本のヒートパイプ27b,27cがGPU25とオーバーラップし、両端のヒートパイプ27a,27dはGPU25とオーバーラップしていない。なお、図3に示す構成例では、各ヒートパイプ27a~27cがGPU25とオーバーラップしている。
ヒートパイプ27a~27cの大部分はベーパーチャンバ31の下面に半田付け等で接合されている。このうち、2本のヒートパイプ27a,27bは、全長に亘って互いに並列し、平面視で略L字状に延在している。残りのヒートパイプ27cは、平面視で略J字状に延在している。
ヒートパイプ27a,27bは、前端部付近が受熱部(蒸発部)27Bとなる。ヒートパイプ27cは、後端部及びその周辺部が受熱部27Bとなる。つまり第1ヒートパイプグループ27は、ヒートパイプ27a~27cが並列した並列部27Aが受熱部27Bとなる。受熱部27B(並列部27A)では、ヒートパイプ27a~27cのうちの少なくとも1本の上面(第1面38a)が受熱板41を介してGPU25と接続される(図5参照)。受熱板41は、銅やアルミニウム等の熱伝導率が高い金属で形成されたプレートである。受熱板41は省略してもよいし、熱伝導グリース等のサーマルインターフェースマテリアルで代用してもよい。受熱部27Bは、熱伝導シート28が巻き付けられ、ベーパーチャンバ31の孔部31a内でGPU25と接続される。熱伝導シート28及びその周辺部の構成は後述する。
ヒートパイプ27a,27bは、右端部及びその周辺部が放熱部(凝縮部)27Cとなる。放熱部27Cは、冷却フィン32の下面に半田付け等で接合される。ヒートパイプ27cは、前端部及びその周辺部が放熱部(凝縮部)27Dとなる。放熱部27Dは、金属プレート36の下面に半田付け等で接合される。なお、ヒートパイプ27a,27bの前端部も金属プレート36の下面に半田付け等で接合される。
第2ヒートパイプグループ29は、主としてCPU24の熱を冷却フィン32,33に輸送するためのパイプ型の熱輸送デバイスである。第2ヒートパイプグループ29は、2本のヒートパイプ29a,29bを並列したものである。第2ヒートパイプグループ29を構成するヒートパイプは、1本以上であればよい。
ヒートパイプ29a,29bは、長さや経路が異なる以外、基本的な構成は上記したヒートパイプ27a~27cと同一である。すなわちヒートパイプ29a,29bについても、扁平に潰した金属パイプ内の密閉空間にウィックを配設し、作動流体を封入したものである。
ヒートパイプ29aは、中央部が前側に湾曲しており、全体として左右方向に延在している。ヒートパイプ29bは、略M字状に湾曲している。ヒートパイプ29a,29bは、受熱部となる略中央部が互いに並列し、CPU24とオーバーラップした位置でベーパーチャンバ30の下面に半田付け等で接合される。ヒートパイプ29aは、左端部(放熱部)が冷却フィン32の半下面に田付け等で接合され、右端部(受熱部)が冷却フィン33の下面に田付け等で接合される。ヒートパイプ29bは、左端部(放熱部)が冷却フィン32の下面に田付け等で接合され、前端部(放熱部)がヒートパイプ27aの側方でベーパーチャンバ31及び金属プレート36の下面に半田付け等で接合される。
次に、図3~図5を参照して熱伝導シート28の構成及び熱伝導シート28と第1ヒートパイプグループ27との関係を説明する。
図3は、熱伝導シート28及び第1ヒートパイプグループ27とその周辺部の構成を模式的に示す斜視図である。図4は、図3に示す熱伝導シート28及び第1ヒートパイプグループ27等を裏側から見た斜視図である。図5は、第1ヒートパイプグループ27及び熱伝導シート28による熱輸送動作を模式的に示す説明図である。図3~図5では、第1ヒートパイプグループ27として4本のヒートパイプ27a~27dを並列した構成を例示している。図5中に1点鎖線で示す矢印は、熱の流れを模式的に示したものである。
熱伝導シート28は、熱伝導材料で形成された可撓性を有する薄いシート状部材である。本実施形態の熱伝導シート28は、グラファイトシートである。熱伝導シート28は、銅やアルミニウム等の金属シートでもよい。
図3~図5に示すように、熱伝導シート28は、第1ヒートパイプグループ27の並列部27Aを構成するヒートパイプ27a~27dを包むように或いは束ねるように巻き付けられている。つまり熱伝導シート28は、各ヒートパイプ27a~27dに対し、その長手方向と直交する方向に沿って巻き付けられている。
本実施形態の熱伝導シート28は、図5に示すように、並列部27Aの第1面38a及び第2面38bと、第1側面38c及び第2側面38dとを包むようにロール状に巻き付いている。熱伝導シート28は、例えば粘着剤で各面38a~38dに貼り付けられる。図2に示す構成例の第1ヒートパイプグループ27は3本のヒートパイプ27a~27cで構成されるため、熱伝導シート28はこれら3本のヒートパイプ27a~27cに巻き付けられている。
第1面38aは、第1ヒートパイプグループ27に対するGPU25の接続面である。熱伝導シート28は、第1面38aを覆う部分に切抜き状の孔部28aを有する。孔部28aは、GPU25が挿入される開口である。孔部28aは、GPU25と第1面38aとの間に熱伝導シート28が介在することを防止する(図5参照)。これにより熱伝導シート28は、孔部28aに挿入されたGPU25の周囲を囲んだ状態で第1面38aを覆う。
以上のように構成された冷却モジュール22では、CPU24が発生した熱は、ベーパーチャンバ30で吸熱及び拡散されると共に、ヒートパイプ29a,29bを介して冷却フィン32,33まで効率よく輸送された後、送風ファン34,35の送風によって筐体14の外部へと排出される。また、ヒートパイプ29bは、その前端部からベーパーチャンバ31や金属プレート36へも放熱する。
一方、GPU25が発生した熱は、受熱板41を介して接続された第1ヒートパイプグループ27に伝達され、熱伝導シート28で各ヒートパイプ27a~27cの並列方向に搬送されつつ、各ヒートパイプ27a~27cで輸送される。その結果、GPU25の熱は、ヒートパイプ27a,27bを介して冷却フィン33まで効率よく輸送された後、送風ファン35の送風によって筐体14の外部へと排出される。また、ヒートパイプ27cに伝達された熱は、ベーパーチャンバ31や金属プレート36へも放熱される。
ここで、第1ヒートパイプグループ27と熱伝導シート28による熱輸送動作についてより具体的に説明する。
図2及び図5に示すように、本実施形態に係る冷却モジュール22は、第1ヒートパイプグループ27が複数本のヒートパイプ27a~27c(27d)で構成されている。第1ヒートパイプグループ27は、全体での熱輸送量を十分に確保すると同時に、冷却フィン33や金属プレート36等の各方面に迅速に熱輸送する必要があるためである。このため、複数本が並列されたヒートパイプ27a~27c(27d)は、平面視でGPU25からはみ出してしまう。このはみ出した部分は、GPU25の熱を直接受けることができず、隣接するヒートパイプとの接触部分のみで熱を受けることとなり、熱効率が低い。
そこで、冷却モジュール22は、ヒートパイプ27a~27c(27d)の並列部27Aに熱伝導シート28を巻き付けている。このため、図5中で1点鎖線で示すように、GPU25からの熱は、先ず受熱板41を介してGPU25と接続された中央のヒートパイプ27b,27cが受ける。これらヒートパイプ27b,27cは、作動流体が相変化し、冷却フィン33等に向けて高効率の熱輸送を行う。同時に、中央のヒートパイプ27b,27cが受けた熱は、熱伝導シート28によって効率よく両端のヒートパイプ27a,27dに伝達される。その結果、GPU25から離れたヒートパイプ27a,27dでも作動流体が相変化し、冷却フィン33等に向けて高効率の熱輸送を行う。
このように、本実施形態の冷却モジュール22は、並列されたヒートパイプ27a~27c(27d)に熱伝導シート28を巻き付けたことで、GPU25からの熱をヒートパイプ27a~27c(27d)のそれぞれに効率よく且つ均等に伝達される。これにより冷却モジュール22は、複数本のヒートパイプ27a~27c(27d)を用いた場合でも、各ヒートパイプ27a~27c(27d)がGPU25からの熱を略均等に受熱できる。その結果、冷却モジュール22は、全体として高い熱輸送量が得られ、高い冷却効率が得られる。
なお、本実施形態の冷却モジュール22は、図5に示すように、隣接するヒートパイプ27a~27d同士(例えばヒートパイプ27a,27b)の接触面間で熱伝達を行うこともできる。図6に示すように、隣接するヒートパイプ同士の接触面間の隙間を充填材40で埋めて接触面間での熱伝達を促進してもよい。充填材40は、ヒートパイプ27a~27dの隣接する側面同士を半田付け等で接合したものである。充填材40は、図6に示すようにヒートパイプ27a~27dの断面が略楕円形状等の場合に特に有効であるが、図5に示すように断面が矩形状のヒートパイプ27a~27dに適用しても勿論よい。
他方、ヒートパイプ27a~27dの当接面間では熱抵抗が大きく、接触面間での熱伝達効率はヒートパイプ27a~27d自身の作動流体の相変化による熱伝導効率よりも劣る。このため、ヒートパイプ27a~27dの接触面間での熱伝達のみでは、GPU25から離間したヒートパイプ27a,27dの熱輸送量は低い。そこで、本実施形態の冷却モジュール22は、ヒートパイプ27a~27dに熱伝導シート28を巻き付けることで、各ヒートパイプ27a~27dへの効率よい熱分配を可能としている。
すなわち、熱伝導シート28は、ヒートパイプ27a~27dの接触面間の熱伝達では足りない分を補い、冷却モジュール22の全体での熱効率を向上させることができる。このため、当該冷却モジュール22は、ヒートパイプ27a~27dの断面形状にかかわらず、充填材40によってヒートパイプ27a~27d同士を接合し、さらに熱伝導シート28を巻き付けることが望ましい。
次に、熱伝導シート28による冷却能力の向上効果について実験結果を示して説明する。図7Aは、熱伝導シート28による熱効率の向上効果を測定するための実験装置の模式的な平面図である。図7Bは、図7Aに示す実験装置の正面図である。表1は、図7A及び図7Bに示す実験装置を用いた実験の条件及び結果を示している。
実験は、図7A及び図7Bに示す実験装置を用い、熱伝導シート28の有無に分けて、図7A中の測定点P1~P10の各温度を測定した。図7A及び図7B中の参照符号42は、発熱体であるCPU24又はGPU25を想定した電気式のヒータであり、ここでは「仮想CPU」と呼ぶ。実験は、5本のヒートパイプ27a~27eを並列し、仮想CPU42を左端のヒートパイプ27aの第1面38aのみに接続して行った。
表1に示されるように、熱伝導シート28を設けた構成「熱伝導シートあり」は、熱伝導シート28を設けない構成「熱伝導シートなし」に比べて、仮想CPU42の温度である「仮想CPU温度(℃)」が6.2(℃)低かった。また、仮想CPU42に最も近い測定点P1と、ヒートパイプ27a~27eの並び方向(図7A中の左右方向)で測定点P1から最も遠い測定点P5との温度差(P1-P5)は、「熱伝導シートあり」では4.1(℃)であったのに対し、「熱伝導シートなし」では5.4(℃)であった。さらに、測定点P1と、この測定点P1から最も遠い斜め方向にある測定点P10との温度差(P1-P10)は、「熱伝導シートあり」では5.6(℃)であったのに対し、「熱伝導シートなし」では6.7(℃)であった。さらに、仮想CPU42の熱抵抗値である「仮想CPU熱抵抗(℃/W)」は、「熱伝導シートあり」では5.308(℃/W)であったのに対し、「熱伝導シートなし」では6.176(℃/W)であった。
以上の実験結果より、熱伝導シート28を用いた構成は、熱伝導シート28を用いない構成に比べて、発熱体(仮想CPU42)からの距離が遠いヒートパイプ27e等にも仮想CPU42の熱が分配され、このヒートパイプ27eでも十分な熱輸送が行われることが分かった。すなわち、熱伝導シート28は、モジュール全体での冷却性能が向上し、仮想CPU42の負荷も低下させることができることが分かった。
なお、図7Bに示すように、熱伝導シート28は、ヒートパイプの外周全面に巻き付けなくてもよい。すなわち、熱伝導シート28は、少なくともヒートパイプ27a~27eの並列方向に沿った面38a,38bに巻き付けられていればよい。側面38c,38dは、ヒートパイプ27a~27eの並列方向への熱分配にほとんど寄与しないためである。図2、図5及び図6に示す構成例においても同様に、熱伝導シート28は少なくとも面38a,38bに巻き付けられていればよい。
Figure 0007240470000002
熱伝導シート28は、CPU24の熱輸送を行う第2ヒートパイプグループ29に適用してもよい。この場合、熱伝導シート28は、ヒートパイプ29a,29bが並列した位置、例えば図2中のCPU24の周辺に巻き付ければよい。
ところで、熱伝導シート28は、必ずしも発熱体であるCPU24やGPU25とオーバーラップする位置に巻き付けなくてもよい。熱伝導シート28による熱分配効果は、複数本のヒートパイプが並列している部分であればいずれの位置でも発揮できるためである。但し、図5等に示すように、熱伝導シート28は、発熱体であるGPU25やCPU24とオーバーラップする位置に巻き付けることが好ましい。そうすると、GPU25等が発生した熱が熱伝導シート28で迅速に各ヒートパイプに分配されるため、GPU25等の吸熱時のタイムラグが少なくなる。その結果、CPU24やGPU25の温度上昇のスピードが抑制され、ターボ運転時間を延長でき、これらのパフォーマンスを最大限に発揮させることが可能となる。
他方、熱伝導シート28は、発熱体とオーバーラップする位置に巻き付ける場合は、図4~図6に示すように、孔部28aを有することが好ましい。GPU25やCPU24とヒートパイプ27b等との間に熱伝導シート28が挟まれると、これが熱抵抗となるためである。特にグラファイトシートは、シートの平面方向への熱伝導率は極めて高いが、厚み方向への熱伝導率は低い。このため、グラファイトシートで熱伝導シート28を構成する場合、孔部28aは特に有効となる。
第2ヒートパイプグループ29は必須ではない。また、第1ヒートパイプグループ27の熱輸送先は、冷却フィン以外、例えば筐体14内の低温領域としてもよい。つまり冷却フィン32,33、送風ファン34,35、ベーパーチャンバ30,31、及び金属プレート36も、冷却モジュール22や筐体14内の構成等によっては適宜省略される。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
14 筐体
22 冷却モジュール
24 CPU
25 GPU
27 第1ヒートパイプグループ
27a~27e ヒートパイプ
28 熱伝導シート
40 充填材

Claims (7)

  1. 電子機器であって、
    筐体と、
    前記筐体内に設けられた発熱体と、
    前記筐体内に設けられ、前記発熱体が発生する熱を吸熱する冷却モジュールと、
    を備え、
    前記冷却モジュールは、
    複数本が並列されると共に、該並列された全体として前記発熱体よりも幅広に構成され、少なくとも1本が前記発熱体と接続されたヒートパイプと、
    前記複数本のヒートパイプを包むように、前記ヒートパイプの長手方向と直交する方向に沿って巻き付けられた熱伝導シートと、
    を有し、
    各ヒートパイプは、金属パイプ内に形成された密閉空間に作動流体を封入した構成であり、
    前記熱伝導シートは、少なくとも各ヒートパイプの並列方向に沿う第1面と、該第1面とは反対側の第2面とを包むようにロール状に巻き付けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記熱伝導シートは、前記第1面を覆う部分に切抜き状の孔部を有し、
    前記発熱体は、前記孔部を通して前記ヒートパイプと接続されている
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載の電子機器であって、
    前記熱伝導シートは、グラファイトシート又は金属シートである
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記複数本のヒートパイプは、互いの隣接する側面同士が接合された状態で前記熱伝導シートが巻き付けられている
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 冷却モジュールであって、
    複数本が並列されたヒートパイプと、
    前記複数本のヒートパイプを包むように、前記ヒートパイプの長手方向と直交する方向に沿って巻き付けられた熱伝導シートと、
    を備え
    各ヒートパイプは、金属パイプ内に形成された密閉空間に作動流体を封入した構成であり、
    前記熱伝導シートは、少なくとも各ヒートパイプの並列方向に沿う第1面と、該第1面とは反対側の第2面とを包むようにロール状に巻き付けられてい
    ことを特徴とする冷却モジュール。
  6. 請求項5に記載の冷却モジュールであって、
    前記熱伝導シートは、前記ヒートパイプの前記第1面を覆う部分に切抜き状の孔部を有する
    ことを特徴とする冷却モジュール。
  7. 請求項5又は6に記載の冷却モジュールであって、
    前記熱伝導シートは、グラファイトシート又は金属シートである
    ことを特徴とする冷却モジュール。
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