JP7240324B2 - 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 Download PDF

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Description

本技術は、固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。詳しくは、ADC(Analog to Digital Converter)が設けられた固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来、撮像装置として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサ等を用いて構成される固体撮像装置が知られている。この固体撮像装置で、高輝度な被写体を撮像した場合、撮像画像に水平方向に帯状のストリーキングが生じる。また、電磁誘導などの要因により電源電圧が変動し、その電源電圧の変動により画像データに縞模様のノイズが発生することがある。このストリーキングや縞模様のノイズを抑制するために、例えば、遮光画素からの補正信号を用いて有効画素の画素信号を補正する固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この固体撮像素子には、有効画素のカラムと、遮光画素のカラムとのそれぞれについてADCが配置される。
特開2008-288816号公報
上述の従来技術において、遮光画素からの補正信号は、電源電圧の変動に起因するノイズ成分を含む。このため、上述の固体撮像素子は、その補正信号をAD(Analog to Digital)変換した値の統計量を画素信号のAD変換値から減算することにより、ノイズ成分を除去してストリーキングや電圧変動によるノイズを抑制することができる。しかしながら、上述の従来技術では、遮光画素および有効画素の両方のカラムについてADCを配置するため、有効画素のカラムのみについてADCを配置する場合と比較してADCの個数が多くなり、実装面積やコストが増大する、という問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、アナログの画素信号をデジタル信号に変換する固体撮像素子において、ADCの個数を削減することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、上記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、上記有効画素信号と上記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、上記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と上記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、上記補正データに基づいて上記有効画素データを補正する信号処理部とを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、有効画素信号と補正信号とが逐次選択されてデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記補正信号生成部は、遮光された遮光画素を含むものであってもよい。これにより、有効画素信号と遮光画素からの遮光画素信号とが逐次選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記補正信号生成部は、上記電源線からの信号のうち所定周波数より高い高周波数成分を通過させて上記補正信号として出力するハイパスフィルタを含むものであってもよい。これにより、電源線からの信号の高周波数成分と有効画素信号とが逐次選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記アナログデジタル変換器は、SARADC(Successive Approximation Register Analog to Digital Converter)であってもよい。これにより、有効画素信号と補正信号とがSARADCによりデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記選択回路の動作タイミングを制御するタイミング制御部をさらに具備し、上記選択回路は、所定個数が配列され、上記タイミング制御部は、上記所定個数の上記選択回路のいずれかに上記補正信号を出力させるとともに残りに上記有効画素信号を出力させてもよい。これにより、逐次選択された選択回路からの補正信号が補正データに変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記タイミング制御部は、上記所定個数の上記選択回路を所定の順序で逐次選択して上記補正信号を出力させてもよい。これにより、所定の順序で選択された選択回路からの補正信号が補正データに変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記タイミング制御部は、上記所定個数の上記選択回路のいずれかを示す乱数を生成して当該乱数の示す上記選択回路を選択して上記補正信号を出力させてもよい。乱数の示す選択回路からの補正信号が補正データに変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定数の上記有効画素が、二次元格子状に画素アレイ部に配列され、上記画素アレイ部は、複数の有効画素エリアに分割され、上記選択回路は、上記複数の有効画素エリアのいずれかからの上記有効画素信号と上記補正信号とを逐次選択してもよい。これにより、複数の有効画素エリアのいずれかからの有効画素信号と補正信号とがデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画素アレイ部において、上記有効画素は、ベイヤー配列により配列されてもよい。これにより、ベイヤー配列の画素アレイ部からの有効画素信号がデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画素アレイ部において隣接する複数の有効画素のそれぞれは、同一の色の光を光電変換して上記有効画素信号を生成してもよい。これにより、隣接する複数の有効画素が同色の画素アレイ部からの有効画素信号がデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画素アレイ部において隣接する一対の上記有効画素は、一対の像の位相差を検出するための画素であってもよい。これにより、位相差から焦点が検出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画素アレイ部には、互いに受光面積の異なる複数の有効画素が配列されてもよい。これにより、互いに受光面積の異なる複数の有効画素が配列された画素アレイ部からの有効画素信号がデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、上記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、上記有効画素信号と上記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、上記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と上記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、上記補正データに基づいて上記有効画素データを補正する信号処理部と、上記補正された有効画素データからなる画像データに対して所定の画像処理を実行する画像処理部とを具備する撮像装置である。
本技術によれば、アナログの画素信号をデジタル信号に変換する固体撮像素子において、ADCの個数を削減することができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の積層構造の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における画素チップの平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるロジックチップの一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部の平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における遮光画素ブロックおよび有効画素ブロックの平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における有効画素ブロックの回路図の一例である。 本技術の第1の実施の形態におけるAD変換部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるADCの一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるマルチプレクサの回路図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における信号の選択順序の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるランダムに選択した順序の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における信号の選択順序の別の例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるリセットレベルのAD変換動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における信号レベルのAD変換動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の全体図の一例である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態の第1の変形例における画素アレイ部の平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素アレイ部の平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第3の変形例における画素アレイ部の平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第4の変形例における画素チップの平面図の一例である。 本技術の第1の実施の形態の第4の変形例におけるロジックチップの一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態における画素チップの一構成例を示す平面図である。 本技術の第2の実施の形態における電源揺れ検出部の一構成例を示すブロック図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(有効画素信号と補正信号とを逐次選択する例)
2.第2の実施の形態(有効画素信号とハイパスフィルタからの補正信号とを逐次選択する例)
3.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、撮像機能を有する装置であり、撮像レンズ110、固体撮像素子200、画像処理部120、撮像制御部130および記録部140を備える。撮像装置100としては、デジタルカメラやスマートフォン、パーソナルコンピュータなどが想定される。
撮像レンズ110は、被写体からの光を集光して固体撮像素子200に導くものである。
固体撮像素子200は、撮像制御部130からの垂直同期信号VSYNCに同期して、画像データを撮像するものである。ここで、垂直同期信号VSYNCは、撮像のタイミングを示すタイミング信号である。例えば、30ヘルツ(Hz)や60ヘルツ(Hz)の周期信号が垂直同期信号VSYNCとして用いられる。固体撮像素子200は、画像データを画像処理部120に信号線209を介して供給する。
撮像制御部130は、固体撮像素子200を制御するものである。この撮像制御部130は、垂直同期信号VSYNCや、露光時間を制御する信号などを固体撮像素子200に信号線139を介して供給する。また、撮像制御部130は、例えば、撮像を開始させるための操作(シャッターボタンの押下など)が行われたときに、垂直同期信号VSYNCの供給を開始する。
画像処理部120は、画像データに対して、デモザイク処理やホワイトバランス処理などの所定の画像処理を実行するものである。この画像処理部120は、処理後の画像データを記録部140に信号線129を介して供給する。記録部140は、画像データを記録するものである。
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の積層構造の一例を示す図である。この固体撮像素子200は、画素チップ201と、その画素チップ201に積層されたロジックチップ202とを備える。
[画素チップの構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における画素チップ201の平面図の一例である。画素チップ201は、二次元格子状に複数の画素が配列された画素アレイ部210を備える。ここで、画素アレイ部210に配列される画素は、遮光された遮光画素と遮光されていない有効画素とに分類される。これらのうち有効画素は、有効画素エリア340に配置される。また、遮光画素は、有効画素エリア340の周囲に設けられた遮光エリア320および380に配置される。また、遮光エリア320と画素アレイ部210の外周との間に選択部310が配置され、遮光エリア380と画素アレイ部210の外周との間に選択部390が配置される。選択部310および390の構成の詳細については後述する。
例えば、画素アレイ部210には、M×N(MおよびNは整数)個の有効画素エリア340が、M行×N列に配列される。そして、垂直方向に平行な所定方向を上方向として、有効画素エリア340の列のそれぞれについて、その上方に遮光エリア320が配置され、下方に遮光エリア380が配置される。また、遮光エリア320のそれぞれの上方に選択部310が配置され、遮光エリア380のそれぞれの下方に選択部390は配置される。有効画素エリア340がN列であるため、遮光エリア320、遮光エリア380、選択部310および選択部390のそれぞれは、N個ずつ配置される。
[ロジックチップの構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態におけるロジックチップ202の一構成例を示すブロック図である。このロジックチップ202は、走査回路220と、AD変換部230および270と、信号処理部250と、タイミング制御部260とを備える。
タイミング制御部260は、撮像制御部130からの垂直同期信号VSYNCに同期して、ロジックチップ202内の回路のそれぞれの動作タイミングを制御するものである。
走査回路220は、画素チップ201内の画素を所定の順序で駆動するものである。AD変換部230は、画素チップ201内の選択部310からのアナログ信号のそれぞれをデジタル信号に変換して信号処理部250に供給するものである。AD変換部270は、画素チップ201内の選択部390からのアナログ信号のそれぞれをデジタル信号に変換して信号処理部250に供給するものである。
信号処理部250は、AD変換部230および270からのデジタル信号に対して所定の信号処理を実行して画像データを生成するものである。この信号処理部250は、画像データを画像処理部120に供給する。
なお、画素チップ201に画素アレイ部210を配置し、それ以外をロジックチップ202に配置しているが、それぞれのチップへの配置は、この構成に限定されない。例えば、画素内の回路の一部をロジックチップ202に配置することもできる。また、AD変換部230および270の両方を配置しているが、一方のみを配置する構成とすることもできる。
[画素アレイ部の構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部210の平面図の一例である。選択部310には、4個のマルチプレクサ311が水平方向に配列され、遮光エリア320には、4個の遮光画素ブロック330が水平方向に配列される。有効画素エリア340には、32個の有効画素ブロック350が8行×4列に配列される。また、遮光エリア380の構成は、遮光エリア320と同様である。選択部390にも、選択部310と同様に4個のマルチプレクサ391が水平方向に配置される。
有効画素ブロック350の列ごとに、4本の垂直信号線が垂直方向に沿って配線される。有効画素ブロック350は4列であるため、有効画素エリア340の列ごとに計16本の垂直信号線が配線される。上から1行目および2行目の有効画素ブロック350は、水平方向に平行な所定方向を左方向として、対応する列の左から4番目の垂直信号線に接続される。また、上から3行目および4行目の有効画素ブロック350は、対応する列の左から3番目の垂直信号線に接続される。また、上から5行目および6行目の有効画素ブロック350は、対応する列の左から2番目の垂直信号線に接続され、また、上から7行目および8行目の有効画素ブロック350は、対応する列の左から1番目の垂直信号線に接続される。
また、遮光エリア320内のいずれかの遮光画素ブロック330は、1本の信号線を介してロジックチップ202と接続される。
マルチプレクサ311のそれぞれには、4つの入力端子と2つの出力端子とが設けられる。それらの入力端子には、対応する列の4本の垂直信号線が接続される。また、出力端子は、2本の信号線を介してロジックチップ202と接続される。マルチプレクサ311は、走査回路220の制御に従って4本の垂直信号線のうち2本を選択し、それらからのアナログ信号をロジックチップ202へ出力する。
なお、有効画素エリア340や遮光エリア320における画素ブロックの個数は、32個や4個に限定されない。
[画素ブロックの構成例]
図6は、本技術の第1の実施の形態における遮光画素ブロック330および有効画素ブロック350の平面図の一例である。遮光画素ブロック330には、浮遊拡散層を共有する8個の遮光画素331が4行×2列に配列される。有効画素ブロック350には、浮遊拡散層を共有する8個の有効画素351が4行×2列にベイヤー配列で配列される。ベイヤー配列においては、赤色の光を光電変換するR(Red)の有効画素351と、緑色の光を光電変換するG(Green)の有効画素351と、青色の光を光電変換するB(Blue)の有効画素351とが配列される。これらの有効画素351および遮光画素331の形状は、例えば、正方形であり、全ての画素のサイズは同一である。
また、有効画素エリア340当たりの有効画素ブロック350は、32個であるため、有効画素エリア340ごとに、32×8個の有効画素351が配列される。
有効画素351は、電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成するものである。遮光画素331は、その電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成するものである。なお、遮光画素331は、特許請求の範囲に記載の補正信号生成部の一例である。
図4に例示した走査回路220は、N列の有効画素エリア340のそれぞれにおいて、32×8個のうち16個の有効画素351を同時に選択して駆動する走査を行う。また、同時に走査回路220は、遮光エリア320および遮光エリア380のそれぞれについて1個の遮光画素331を選択して駆動する。この16個を駆動する走査を16回行うことにより、N列の有効画素エリア340のそれぞれにおいて32×8個の有効画素信号が読み出される。この処理をM回行うことにより、全ての有効画素信号が読み出され、1枚の画像データが生成される。
また、走査回路220は、それぞれの走査において駆動した16個のうち8個の有効画素信号を選択部310からロジックチップ202へ出力させ、残りを選択部390からロジックチップ202へ出力させる。遮光エリア320からの補正信号もロジックチップ202に出力されるため、選択部310からは、8個の有効画素信号と1個の補正信号とからなる9個のアナログ信号が出力される。選択部390からも同様に9個のアナログ信号が出力される。
なお、有効画素ブロック350や遮光画素ブロック330内の画素数は、8個に限定されない。
図7は、本技術の第1の実施の形態における有効画素ブロック350の回路図の一例である。この有効画素ブロック350は、選択トランジスタ352、353、356、357、360、361、364および365と、フォトダイオード354、355、358、359、362、363、366および367とを備える。また、有効画素ブロック350は、リセットトランジスタ368、浮遊拡散層369、増幅トランジスタ370および選択トランジスタ371を備える。選択トランジスタ352等のトランジスタとして、例えば、N型のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタが用いられる。なお、遮光画素ブロック330の回路構成は、有効画素ブロック350と同様である。
フォトダイオード354、355、358、359、362、363、366および367のそれぞれは、受光した光を光電変換して電荷を生成するものである。
選択トランジスタ352は、ロジックチップ202内の走査回路220からの転送信号TRG0に従ってフォトダイオード354から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。選択トランジスタ353は、走査回路220からの転送信号TRG1に従ってフォトダイオード355から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。
選択トランジスタ356は、走査回路220からの転送信号TRG2に従ってフォトダイオード358から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。選択トランジスタ357は、走査回路220からの転送信号TRG3に従ってフォトダイオード359から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。
また、選択トランジスタ360は、走査回路220からの転送信号TRG4に従ってフォトダイオード362から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。選択トランジスタ361は、走査回路220からの転送信号TRG5に従ってフォトダイオード363から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。
選択トランジスタ364は、走査回路220からの転送信号TRG6に従ってフォトダイオード366から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。選択トランジスタ365は、走査回路220からの転送信号TRG7に従ってフォトダイオード367から浮遊拡散層369へ電荷を転送するものである。
浮遊拡散層369は、転送された電荷を蓄積して、蓄積した電荷の量に応じた電圧を生成するものである。リセットトランジスタ368は、走査回路220からのリセット信号RSTに従って浮遊拡散層369から電荷を引き抜いて、電荷量を初期化するものである。増幅トランジスタ370は、浮遊拡散層369の電圧を増幅するものである。選択トランジスタ371は、走査回路220からの選択信号SELに従って、増幅された電圧の信号を有効画素信号として垂直信号線を介して選択部310等へ出力するものである。
8個の有効画素351は、1つの浮遊拡散層369を共有しており、このような画素はFD(Floating Diffusion)共有型の画素と呼ばれる。なお、FDを共有する画素数は、8個に限定されない。また、FDを共有しない画素を有効画素351として配置することもできる。
[AD変換部の構成例]
図8は、本技術の第1の実施の形態におけるAD変換部230の一構成例を示すブロック図である。このAD変換部230は、選択部310のそれぞれについて、マルチプレクサ231およびADC240を備える。選択部310の個数がN個であるため、マルチプレクサ231およびADC240は、それぞれN個ずつ配置される。
マルチプレクサ231には、選択部310からの有効画素信号SIG0乃至SIG7と、遮光エリア320からの補正信号DKとからなる9個の信号が入力される。そして、マルチプレクサ231は、タイミング制御部260の制御に従って、それらの9個の信号を逐次選択し、アナログ信号AINとしてADC240に入力する。なお、マルチプレクサ231は、特許請求の範囲に記載の選択回路の一例である。
ADC240は、アナログ信号AINをデジタル信号DOUTに変換し、信号処理部250に出力するものである。
[ADCの構成例]
図9は、本技術の第1の実施の形態におけるADC240の一構成例を示すブロック図である。このADC240は、サンプル・ホールド回路241、DAC(Digital to Analog Converter)242、コンパレータ243、SAR(Successive Approximation Register)ロジック回路244およびレジスタ245を備える。
サンプル・ホールド回路241は、アナログ信号AINをサンプリングして保持するものである。このサンプル・ホールド回路241は、保持した信号の電圧を入力電圧VINとしてコンパレータ243の非反転入力端子(+)に入力する。
DAC242は、レジスタ245からのデジタル信号に対するDA(Digital to Analog)変換により、DAC出力電圧VDACを生成するものである。DAC242は、DAC出力電圧VDACをコンパレータ243の反転入力端子(-)に入力する。
コンパレータ243は、入力電圧VINと、DAC出力電圧VDACとを比較するものである。このコンパレータ243は、比較結果をCOMPとしてSARロジック回路244に供給する。
SARロジック回路244は、逐次比較された比較結果COMPに基づいて、入力電圧VINと、DAC出力電圧VDACとが近似するようにレジスタ245の保持値を更新するものである。レジスタ245は、M(Mは整数)ビットのデータを保持するものである。
初期状態においてレジスタ245は、例えば、中間スケールに設定され、DAC出力電圧VDACは、所定の参照電圧をVREFとして、VREF/2に設定される。そして、コンパレータ243は、最初に入力電圧VINと、VREF/2のDAC出力電圧VDACとを比較する。入力電圧VINがDAC出力電圧VDACより大きい場合、コンパレータ243は、例えば、ハイレベルの比較結果COMPを出力し、SARロジック回路244は、レジスタ245のMSB(most significant bit)を「1」にする。そして、DAC出力電圧VDACは、VREF/4の分、上昇する。
一方、入力電圧VINがDAC出力電圧VDAC以下の場合、コンパレータ243は、ローレベルの比較結果COMPを出力し、SARロジック回路244は、レジスタ245のMSBを「0」にする。そして、DAC出力電圧VDACは、VREF/4の分、降下する。
コンパレータ243は、次の比較を行い、SARロジック回路244は、次の比較結果COMPに基づいてMSBの次の桁を更新する。以下、同様の手順が、LSB(Least Significant Bit/Byte)まで継続される。そして、レジスタ245は、保持したデジタル信号をDOUTとして信号処理部250に出力する。これにより、アナログ信号AIN(有効画素信号または補正信号)が、デジタル信号DOUTにAD変換される。以下、有効画素信号をAD変換したデジタル信号を「有効画素データ」と称し、補正信号をAD変換したデジタル信号を「補正データ」と称する。
このように、MSBから順に比較を行うADC240は、SARADC(Successive Approximation Register Analog to Digital Converter)と呼ばれる。一方、のこぎり状のランプ信号とアナログ信号AINとを比較して比較結果が反転するまでの時間を計時するADCは、傾斜型ADCと呼ばれる。この傾斜型ADCのAD変換速度は、SARADCよりも遅く、固体撮像素子においては、よく用いられる。そして、傾斜型ADCを用いる固体撮像素子では、有効画素信号と補正信号とのそれぞれについて傾斜型ADCが配置され、有効画素信号と補正信号とが並列にAD変換される。
これに対して、固体撮像素子200では、有効画素信号と補正信号とを逐次選択してAD変換するため、並列にAD変換する場合と比較して、単位時間当たりのAD変換回数が多くなる。このため、仮に傾斜型ADCを固体撮像素子200に適用すると、AD変換に要する時間が長くなり、許容時間内に完了しないおそれがある。
そこで、固体撮像素子200では、傾斜型ADCよりも変換速度の速いSARADCを用いて、変換回数の増大の影響を抑制している。なお、固体撮像素子200は、変換速度が高速なADCであれば、SARADC以外のADCを用いることもできる。例えば、デルタシグマ型ADC、サイクリック型ADCや、パイプライン型ADCをSARADCの代わりに用いることもできる。
[マルチプレクサの構成例]
図10は、本技術の第1の実施の形態におけるマルチプレクサ231の回路図の一例である。このマルチプレクサ231は、9個のスイッチ232を備える。これらのうち8個の一端には、有効画素信号SIG0乃至SIG7が入力される。また、残りの1個のスイッチ232の一端には、補正信号DKが入力される。そして、スイッチ232のそれぞれの他端は、マルチプレクサ231の出力端子に共通に接続される。スイッチ232は、タイミング制御部260の制御に従って、対応するアナログ信号をマルチプレクサ231の出力端子に出力する。なお、9入力1出力のマルチプレクサを配置しているが、この構成に限定されず、5入力1出力や11入力1出力などのマルチプレクサを配置することもできる。5入力1出力のマルチプレクサを用いる場合には、例えば、有効画素信号SIG0乃至SIG3と補正信号DKとが入力される。また、11入力1出力のマルチプレクサを用いる場合には、例えば、有効画素信号SIG0乃至SIG9と補正信号DKとが入力される。
[信号処理部の構成例]
図11は、本技術の第1の実施の形態における信号処理部250の一構成例を示すブロック図である。この信号処理部250は、CDS(Correlated Double Sampling)処理部251、補正部252および後段処理部253を備える。
CDS処理部251は、AD変換部230および270のそれぞれからのデジタル信号DOUT(有効画素データまたは補正データ)に対してCDS処理を行うものである。CDS処理部251は、CDS処理後の信号を補正部252に供給する。
補正部252は、補正データに基づいて有効画素データを補正するものである。選択部310および390のそれぞれは、8個の有効画素信号と1個の補正信号を出力する。選択部310および390は、N個ずつ配置されるため、同時に駆動される有効画素信号の総数は16×N個であり、補正信号の総数は2×N個である。これらが順にAD変換され、CDS処理が実行されて16×N個の有効画素データと、2×N個の補正データとが補正部252に入力される。補正部252は、例えば、2×N個の補正データの統計量(平均値や中央値など)を求めて補正値とし、有効画素データのそれぞれから補正値を減算する。これにより、ストリーキングや電圧変動によるノイズを抑制することができる。
前述したように遮光画素331は、垂直方向において有効画素351の上下に配置されているため、特に、垂直方向のストリーキングが抑制される。なお、水平方向において有効画素351の左右に遮光画素331をさらに配置し、補正部252が水平方向においても補正を行ってもよい。これにより、水平方向のストリーキングも抑制することができる。また、遮光画素331を水平方向において有効画素351の左右にのみ配置し、補正部252が水平方向の補正のみを行ってもよい。
後段処理部253は、各種の後段処理を必要に応じて実行するものである。例えば、画像データのコントラストを求め、そのコントラストに基づいて焦点を検出するコントラストAF(Auto Focus)処理が必要に応じて実行される。この後段処理部253は、処理後の有効画素データを画像処理部120に供給する。このようにコントラストから焦点を検出する方式は、コントラストAF方式と呼ばれる。
図12は、本技術の第1の実施の形態における信号の選択順序の一例を示す図である。固体撮像素子200には、N個のADC240が配置されるが、これらのADC240は、隣接する9個のADC240からなる複数のグループに分割される。総数がN個であるため、グループの個数はN/9個となる。マルチプレクサ231は、ADC240ごとに配置されるため、マルチプレクサ231も同様にN/9個のグループに分割される。
タイミング制御部260は、それぞれのグループ内において、9個のマルチプレクサ231を所定順序で逐次選択して補正信号DKを出力させ、残りに有効画素信号SIGを出力させる。例えば、9k(kは整数)回目のAD変換においてタイミング制御部260は、グループ内の0番目のマルチプレクサ231を選択して0番目のADC240に補正信号DKを出力させる。一方、タイミング制御部260は、他のマルチプレクサ231を制御して、有効画素信号SIG0を対応するADC240を出力させる。
9k+1回目のAD変換においてタイミング制御部260は、グループ内の1番目のADC240へ補正信号DKを出力させ、残りのADC240へ有効画素信号SIG0またはSIG1を出力させる。9k+2回目のAD変換においてタイミング制御部260は、グループ内の2番目のADC240へ補正信号DKを出力させ、残りのADC240へ有効画素信号SIG1またはSIG2を出力させる。
以下、同様に補正信号DKを変換するADC240を1つずつシフトし、9k+8回目においてタイミング制御部260は、グループ内の8番目のADC240へ補正信号DKを出力させ、残りのADC240へ有効画素信号SIG7を出力させる。
このように、補正信号DKの出力先のADC240を1つずつシフトすることにより、信号処理部250は、AD変換のたびに補正データを途切れることなく取得することができる。これにより、補正の精度を向上させることができる。
なお、タイミング制御部260は、補正信号DKを出力するマルチプレクサ231を所定順序で逐次選択しているが、図13に例示するようにランダムに選択することもできる。この場合にタイミング制御部260は、9k回目のAD変換において、9個のマルチプレクサ231のいずれかを示す乱数を生成し、その乱数に係るマルチプレクサ231を選択して補正信号DKを出力させる。9k+1回目のAD変換において、タイミング制御部260は、選択済みのものを除く8個のマルチプレクサ231のいずれかを示す乱数を生成し、その乱数に係るマルチプレクサ231を選択して補正信号DKを出力させる。9k+2回目のAD変換において、タイミング制御部260は、選択済みのものを除く7個のマルチプレクサ231のいずれかを示す乱数を生成し、その乱数に係るマルチプレクサ231を選択して補正信号DKを出力させる。以下同様の手順を繰り返し、9k+8回目において、タイミング制御部260は、9k回目から9k+7回目までに選択しなかったマルチプレクサ231に補正信号DKを出力させる。また、タイミング制御部260は、図14に例示するように、高輝度信号が含まれないタイミングで定期的にさらに補正信号DKを出力させてもよい。この場合には、10k回目においてタイミング制御部260は、全てのマルチプレクサ231に補正信号DKを出力させる。そして、10k+1乃至10k+9回目において、補正信号DKの出力先のADC240を1つずつシフトさせる。10k回目においては、ストリーキング成分が混入することがないので、このタイミングの補正信号DKを用いることによって、純粋のストリーキング量観測をより安定化させることができる。また、10k+1乃至10k+9回目においては、補正信号DKおよび有効画素信号を用いることにより、高輝度信号からの影響を受けて発生するストリーキングの量を観測することができる。
図15は、本技術の第1の実施の形態におけるリセットレベルのAD変換動作の一例を示すタイミングチャートである。走査回路220は、有効画素エリア340ごとに、16個の有効画素351と2個の遮光画素331とにリセット信号RSTを供給する。これらのうち8個の画素からの有効画素信号と1個の補正信号とが上側の選択部310に出力され、残りは下側に出力される。このリセット時の有効画素信号および遮光画素信号のレベルは、「リセットレベル」と呼ばれる。同図において、実線は、DAC出力電圧VDACを示し、粗い点線は、有効画素信号SIG0などの1回目のリセットレベルを示す。一点鎖線は、有効画素信号SIG2などの2回目のリセットレベルを示す。細かい点線は、補正信号DKなどの9回目のリセットレベルを示す。
リセットレベルが静定するまでの一定時間が経過したときのタイミングT1から、その後のタイミングT2までの間において、タイミング制御部260は、上側のAD変換部230を制御して9個のリセットレベルを逐次選択してAD変換させる。それぞれのAD変換に要する時間を例えば、57ナノ秒(ns)とすると、9回分のAD変換が完了するまでに9×57ナノ秒(ns)を要する。一方、下側のAD変換部270も並列に動作してAD変換を9回に亘って行う。
タイミングT1においてDAC出力電圧VDACは、初期値に設定される。タイミングT1からT11までの期間において、ADC240は、DAC出力電圧VDACとリセットレベルとの比較結果に基づいてMSBを更新する。点線のリセットレベルが実線のDAC出力電圧VDACより高いため、DAC出力電圧VDACは、VREF/4の分、上昇する。タイミングT11からT12までの期間において、ADC240は、DAC出力電圧VDACとリセットレベルとの比較結果に基づいてMSBの次の桁を更新する。リセットレベルがDAC出力電圧VDACより高いため、DAC出力電圧VDACは、VREF/8の分、上昇する。以下、同様の手順により、逐次比較が行われる。
図16は、本技術の第1の実施の形態における信号レベルのAD変換動作の一例を示すタイミングチャートである。走査回路220は、リセットの後に、転送信号TRGにより電荷をフォトダイオード354等から転送させる。この転送後の有効画素信号および遮光画素信号のレベルは、「信号レベル」と呼ばれる。
信号レベルが静定するまでの一定時間が経過したときのタイミングT3から、その後のタイミングT4までの間において、タイミング制御部260は、上側のAD変換部230を制御して9個の信号レベルを逐次選択してAD変換させる。信号レベルをAD変換する際のビット深度には、リセットレベルよりも大きな値が設定される。このため、信号レベルの1回のAD変換には、例えば、より長い83ナノ秒(ns)を要し、9回分のAD変換が完了するまでに9×83ナノ秒(ns)を要する。
後段のCDS処理部251は、有効画素信号のリセットレベルと信号レベルとの差分を求め、正味の有効画素データとする。また、CDS処理部251は、補正信号のリセットレベルと信号レベルとの差分を求め、正味の補正データとする。
図17は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の全体図の一例である。有効画素351は、電源線211からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する。また、遮光画素331は、その電源線211に生じるノイズ成分を含む補正信号を生成する。
マルチプレクサ231は、有効画素信号(SIG1など)と補正信号DKとを逐次選択してADC240に出力する。ADC240は、有効画素信号をAD変換して有効画素データとして信号処理部250に出力し、補正信号をAD変換して補正データとして出力する。信号処理部250は、補正データに基づいて有効画素データを補正する。
[固体撮像素子の動作例]
図18は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、画像データを撮像するための所定のアプリケーションが実行されたときに開始される。
固体撮像素子200は、変数mを「0」に初期化し(ステップS901)、mが「8」であるか否かを判断する(ステップS902)。mが「8」でない場合に(ステップS902:No)、固体撮像素子200は、有効画素信号SIGmのリセットレベルをAD変換し(ステップS903)、mをインクリメントする(ステップS904)。ステップS904の後に固体撮像素子200は、ステップS902以降を繰り返す。
mが「8」である場合に(ステップS902:Yes)、固体撮像素子200は、補正信号DKのリセットレベルをAD変換する(ステップS905)。そして、固体撮像素子200は、有効画素信号SIG0乃至SIG7と補正信号DKとのそれぞれの信号レベルを順にAD変換する(ステップS906)。固体撮像素子200は、CDS処理を実行し(ステップS907)、補正データに基づいて有効画素データの補正処理を行う(ステップS908)。ステップS908の後に固体撮像素子200は、有効画素エリア340の一部を読み出すための動作を終了する。ステップS901乃至S908を一定回数繰り返すことにより、1枚の画像データが読み出される。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、AD変換部230が有効画素信号と補正信号とを逐次選択してAD変換するため、有効画素信号と補正信号とを並列にAD変換する場合と比較してADCの個数を削減することができる。
[第1の変形例]
上述の第1の実施の形態では、ベイヤー配列により有効画素を画素アレイ部に210に配列していたが、ベイヤー配列では同色の画素が隣り合っていないため、同色の複数の有効画素データを画素加算する際に画質が低下するおそれがある。この第1の実施の形態の第1の変形例の画素アレイ部210は、同色の複数の有効画素を隣接して配置した点において第1の実施の形態と異なる。
図19は、本技術の第1の実施の形態の第1の変形例における画素アレイ部210の平面図の一例である。同図に例示するように、第1の実施の形態の第1の変形例では、同色の4個の有効画素が隣接して配置される。例えば、Gの有効画素351が有効画素ブロック350の左上に配置され、その右側にGの有効画素372が配置される。また、有効画素351の下方にGの有効画素373が配置され、その右側にGの有効画素374が配置される。有効画素ブロック350において残りには、R画素が4つ配置される。その右側の有効画素ブロック350には、4個のB画素と4個のG画素とが配置される。
信号処理部250は、画素加算モードなどにおいて、隣接する同色の4個の有効画素データを画素加算する。
また、走査回路220は、ダイナミックレンジを拡大するモードにおいて、隣接する同色の4個の画素のうち半分の露光時間を、残りの露光時間と異なる値に設定する。例えば、走査回路220は、有効画素351と、その右下の有効画素374とを露光時間TSに亘って露光させる。次に、走査回路220は、有効画素372と、その左下の有効画素373とを、露光時間TSより長い露光時間TLに亘って露光させる。そして、走査回路220は、露光時間TSで露光した有効画素データと、露光時間TLで露光した有効画素データとをアルファ合成などにより合成する。これにより、ダイナミックレンジを拡大することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態では、同色の複数の有効画素を隣接して配置したため、隣接する画素の色が異なるベイヤー配列の場合と比較して、画素加算した画像データの画質を向上させることができる。
[第2の変形例]
上述の第1の実施の形態では、コントラストAF方式を用いて焦点を検出していたが、コントラストAFは、位相差AF方式と比較して、AF速度が遅くなってしまう。この第1の実施の形態の第2の変形例の固体撮像素子200は、位相差AF方式を用いて焦点を検出する点において第1の実施の形態と異なる。
図20は、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素アレイ部210の平面図の一例である。この第1の実施の形態の第2の変形例の画素アレイ部210には、長方形の有効画素が配列される。遮光エリア320や380においても長方形の遮光画素が配列される。
また、画素アレイ部210においては、同色の一対の有効画素が、水平方向に隣接して配列される。例えば、Gの有効画素351の右側にGの有効画素372が配置される。その有効画素372の右側に一対のB画素が配列される。有効画素351および372の下方には一対のR画素が配置され、それらの右側には2つのG画素が配置される。
そして、隣接する同色の一対の有効画素には、同一のマイクロレンズが設けられる。図19における一点鎖線は、マイクロレンズの位置を表す。これらの一対の有効画素の一方には、瞳分割された2つの像の一方の入射光が入力され、一対の有効画素の他方には、瞳分割された2つの像の他方の入射光が入力される。信号処理部250は、有効画素データから2つの像の位相差を求め、その位相差から焦点を検出する位相差AF処理を実行する。
このように、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例では、位相差AF方式を用いるため、コントラストAF方式を用いる場合と比較して、高速に焦点を検出することができる。
[第3の変形例]
上述の第1の実施の形態では、画素アレイ部210に同じサイズの画素を配列していた。この構成では、全画素の感度が同一となり、ダイナミックレンジを向上させるには、露光時間を変えて複数回に亘って画像データを撮像しなければならなくなる。この第1の実施の形態の第3の変形例の固体撮像素子200は、感度の異なる複数の画素を画素アレイ部210に配置した点において第1の実施の形態と異なる。
図21は、本技術の第1の実施の形態の第3の変形例における画素アレイ部210の平面図の一例である。この第1の実施の形態の第3の変形例の画素アレイ部210には、受光面積の異なる有効画素375と有効画素376とが配列される。有効画素375の形状は、例えば、ひし形であり、有効画素376の形状は、例えば、8角形である。有効画素376を配列すると、ひし形の隙間が生じるため、この隙間に有効画素375が配置される。ひし形の有効画素375のみに注目すると、これらの画素はベイヤー配列で配置される。また、8角形の有効画素376のみを注目すると、これらの画素もベイヤー配列で配置される。遮光エリア320や380においても同様に、ひし形の遮光画素と8角形の遮光画素とが配列される。
受光面積が異なるため、有効画素375と有効画素376とのそれぞれの感度は異なる。このため、走査回路220が同一の露光時間で有効画素375および有効画素376を露光し、信号処理部250が、それらの有効画素データを同色同士で合成することにより、ダイナミックレンジを拡大することができる。これにより、露光時間を変えて複数回に亘って撮像する必要がなくなる。
このように、本技術の第1の実施の形態の第3の変形例によれば、受光面積の異なる有効画素375と有効画素376とを配列したため、それらの有効画素データを合成することによりダイナミックレンジを拡大することができる。
[第4の変形例]
上述の第1の実施の形態では、32×8個の有効画素351を配列した有効画素エリア340の列ごとに、2つのADCを配置していたが、画素数が増大するほど、ADCの個数が増大してしまう。この第1の実施の形態の第4の変形例の固体撮像素子200は、ADCを半分に削減した点において第1の実施の形態と異なる。
図22は、本技術の第1の実施の形態の第4の変形例における画素チップ201の平面図の一例である。この第1の実施の形態の第4の変形例の画素チップ201は、遮光エリア380および選択部390が配置されない点において第1の実施の形態と異なる。
図23は、本技術の第1の実施の形態の第4の変形例におけるロジックチップ202の一構成例を示すブロック図である。この第1の実施の形態の第4の変形例のロジックチップ202は、AD変換部270が配置されない点において第1の実施の形態と異なる。AD変換部270の削減により、ADCの個数が半分になるものの、有効画素エリア340ごとに、走査回路220が同時に読み出すことのできる有効画素信号の個数は、16個から8個に半減する。
このように、本技術の第1の実施の形態の第4の変形例によれば、ADCの個数を半分に削減したため、ロジックチップ202の実装面積を小さくすることができる。
<第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、遮光画素を配置して、その遮光画素からの補正データを用いて有効画素データを補正していた。しかし、この構成では、有効画素に加えて、遮光画素も画素チップ201に配置する必要があるため、画素チップ201のサイズを一定とすると、有効画素のみを配置する場合と比較して有効画素を配置面積が狭くなってしまう。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、電源線211からの電源信号の高周波数成分を通過させるハイパスフィルタを遮光画素の代わりに設け、その高周波数成分を用いて有効画素データを補正する点において第1の実施の形態と異なる。
図24は、本技術の第2の実施の形態における画素チップ201の一構成例を示す平面図である。この第2の実施の形態の画素チップ201は、遮光エリア320および380が配置されず、電源揺れ検出部280がさらに配置される点において第1の実施の形態と異なる。電源揺れ検出部280は、電源の揺れとして、電源信号の高周波数成分を検出するものである。
図25は、本技術の第2の実施の形態における電源揺れ検出部280の一構成例を示すブロック図である。この電源揺れ検出部280は、ハイパスフィルタ281およびアンプ282を備える。
ハイパスフィルタ281は、電源線211からの電源信号のうち、所定周波数より高い高周波数成分を通過させるものである。このハイパスフィルタ281は、その高周波数成分を補正信号としてアンプ282に供給する。アンプ282は、補正信号を増幅して、選択部310や390に供給するものである。
このように、本技術の第2の実施の形態では、電源信号の高周波数成分を通過させるハイパスフィルタを遮光画素の代わりに設け、信号処理部250がその高周波数成分を用いて有効画素データを補正するため、遮光画素を設ける必要がなくなる。これにより、遮光画素を削減した分、有効画素の画素数を多くすることができる。あるいは、有効画素の画素サイズを大きくすることができる。
<3.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図26は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図26に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図26の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図27は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図27では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図26には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の撮像装置100を撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、
前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、
前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、
前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、
前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理部と
を具備する固体撮像素子。
(2)前記補正信号生成部は、遮光された遮光画素を含む
前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記補正信号生成部は、前記電源線からの信号のうち所定周波数より高い高周波数成分を通過させて前記補正信号として出力するハイパスフィルタを含む
前記(1)記載の固体撮像素子。
(4)前記アナログデジタル変換器は、SARADC(Successive Approximation Register Analog to Digital Converter)である
前記(1)から(3)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(5)前記選択回路の動作タイミングを制御するタイミング制御部をさらに具備し、
前記選択回路は、所定個数が配列され、
前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路のいずれかに前記補正信号を出力させるとともに残りに前記有効画素信号を出力させる
前記(1)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(6)前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路を所定の順序で逐次選択して前記補正信号を出力させる
前記(5)記載の固体撮像素子。
(7)前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路のいずれかを示す乱数を生成して当該乱数の示す前記選択回路を選択して前記補正信号を出力させる
前記(5)記載の固体撮像素子。
(8)所定数の前記有効画素が、二次元格子状に画素アレイ部に配列され、
前記画素アレイ部は、複数の有効画素エリアに分割され、
前記選択回路は、前記複数の有効画素エリアのいずれかからの前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択する
前記(1)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(9)前記画素アレイ部において、前記有効画素は、ベイヤー配列により配列される
前記(7)記載の固体撮像素子。
(10)前記画素アレイ部において隣接する複数の有効画素のそれぞれは、同一の色の光を光電変換して前記有効画素信号を生成する
前記(7)記載の固体撮像素子。
(11)前記画素アレイ部において隣接する一対の前記有効画素は、一対の像の位相差を検出するための画素である
前記(7)記載の固体撮像素子。
(12)前記画素アレイ部には、互いに受光面積の異なる複数の有効画素が配列される
前記(7)記載の固体撮像素子。
(13)電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、
前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、
前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、
前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、
前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理部と、
前記補正された有効画素データからなる画像データに対して所定の画像処理を実行する画像処理部と
を具備する撮像装置。
(14)電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素信号生成手順と、
前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成手順と、
前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択手順と、
前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換手順と、
前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
110 撮像レンズ
120 画像処理部
130 撮像制御部
140 記録部
200 固体撮像素子
201 画素チップ
202 ロジックチップ
210 画素アレイ部
220 走査回路
230、270 AD変換部
231、311、391 マルチプレクサ
232 スイッチ
240 ADC
241 サンプル・ホールド回路
242 DAC
243 コンパレータ
244 SARロジック回路
245 レジスタ
250 信号処理部
251 CDS処理部
252 補正部
253 後段処理部
260 タイミング制御部
280 電源揺れ検出部
281 ハイパスフィルタ
282 アンプ
310、390 選択部
320、380 遮光エリア
330 遮光画素ブロック
331 遮光画素
340 有効画素エリア
350 有効画素ブロック
351、372、373、374、375、376 有効画素
352、353、356、357、360、361、364、365 選択トランジスタ
354、355、358、359、362、363、366、367 フォトダイオード
368 リセットトランジスタ
369 浮遊拡散層
370 増幅トランジスタ
371 選択トランジスタ
12031 撮像部

Claims (14)

  1. 電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、
    前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、
    前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、
    前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、
    前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理部と
    を具備し、
    前記補正信号生成部は、前記電源線からの信号のうち所定周波数より高い高周波数成分を通過させて前記補正信号として出力するハイパスフィルタを含む
    固体撮像素子。
  2. 前記補正信号生成部は、遮光された遮光画素を含む
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記アナログデジタル変換器は、SARADC(Successive Approximation Register Analog to Digital Converter)である
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、
    前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、
    前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、
    前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、
    前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理部と
    を具備し、
    前記選択回路の動作タイミングを制御するタイミング制御部をさらに具備し、
    前記選択回路は、所定個数が配列され、
    前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路のいずれかに前記補正信号を出力させるとともに残りに前記有効画素信号を出力させ
    体撮像素子。
  5. 前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路を所定の順序で逐次選択して前記補正信号を出力させる
    請求項記載の固体撮像素子。
  6. 前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路のいずれかを示す乱数を生成して当該乱数の示す前記選択回路を選択して前記補正信号を出力させる
    請求項記載の固体撮像素子。
  7. 所定数の前記有効画素が、二次元格子状に画素アレイ部に配列され、
    前記画素アレイ部は、複数の有効画素エリアに分割され、
    前記選択回路は、前記複数の有効画素エリアのいずれかからの前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択する
    請求項記載の固体撮像素子。
  8. 前記画素アレイ部において、前記有効画素は、ベイヤー配列により配列される
    請求項7記載の固体撮像素子。
  9. 前記画素アレイ部において隣接する複数の有効画素のそれぞれは、同一の色の光を光電変換して前記有効画素信号を生成する
    請求項7記載の固体撮像素子。
  10. 前記画素アレイ部において隣接する一対の前記有効画素は、一対の像の位相差を検出するための画素である
    請求項7記載の固体撮像素子。
  11. 前記画素アレイ部は、互いに受光面積の異なる複数の有効画素が配列される
    請求項7記載の固体撮像素子。
  12. 電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、
    前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、
    前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、
    前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、
    前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理部と、
    前記補正された有効画素データからなる画像データに対して所定の画像処理を実行する画像処理部と
    を具備し、
    前記補正信号生成部は、前記電源線からの信号のうち所定周波数より高い高周波数成分を通過させて前記補正信号として出力するハイパスフィルタを含む
    撮像装置。
  13. 電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素と、
    前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成部と、
    前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択回路と、
    前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換器と、
    前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理部と、
    前記補正された有効画素データからなる画像データに対して所定の画像処理を実行する画像処理部とを具備し、
    前記選択回路の動作タイミングを制御するタイミング制御部をさらに具備し、
    前記選択回路は、所定個数が配列され、
    前記タイミング制御部は、前記所定個数の前記選択回路のいずれかに前記補正信号を出力させるとともに残りに前記有効画素信号を出力させる
    撮像装置。
  14. 電源線からの電源を用いて受光量に応じたアナログ信号を有効画素信号として生成する有効画素信号生成手順と、
    前記電源線に生じるノイズ成分を含むアナログ信号を補正信号として生成する補正信号生成手順と、
    前記有効画素信号と前記補正信号とを逐次選択して出力する選択手順と、
    前記出力された有効画素信号をデジタル信号に変換して有効画素データとして出力する処理と前記出力された補正信号をデジタル信号に変換して補正データとして出力する処理とを行うアナログデジタル変換手順と、
    前記補正データに基づいて前記有効画素データを補正する信号処理手順と
    を具備し、
    前記補正信号生成手順において、ハイパスフィルタにより、前記電源線からの信号のうち所定周波数より高い高周波数成分を通過させて前記補正信号として出力する手順を含む
    固体撮像素子の制御方法。
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